JPH1115483A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH1115483A
JPH1115483A JP9168644A JP16864497A JPH1115483A JP H1115483 A JPH1115483 A JP H1115483A JP 9168644 A JP9168644 A JP 9168644A JP 16864497 A JP16864497 A JP 16864497A JP H1115483 A JPH1115483 A JP H1115483A
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】CD−ROM4aに記憶されている曲がリクエ
ストされたとき、演奏スタートまでの時間を短くする。 【解決手段】リクエスト頻度の高い曲を記載したベスト
曲リストを配信センタ9からダウンロードし、このベス
ト曲リストに含まれるCD−ROM曲(CD−ROM4
aに記憶されている曲)をハードディスク記憶装置17
に予めキャッシュしておくとともに、キャッシュ曲リス
トに登録しておく。CD−ROM曲のリクエストがあっ
たとき、キャッシュ曲リストを参照し、キャッシュされ
ている曲であれば、ハードディスク記憶装置17からこ
のデータを読み出すとともに、並行してCD−ROMチ
ェンジャ4の背景映像再生準備動作を実行し、カラオケ
演奏スタートまでの時間を短縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−ROMな
どの大容量の記憶媒体でカラオケ曲演奏用の楽曲データ
が供給されるカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置は、カラオケ曲を演奏する
ための楽曲データで音源装置を駆動することによってカ
ラオケ曲の楽音を発生する。カラオケ曲の楽曲データは
新曲は電話回線を介して配信センタから配信される。以
前に発表され定番となっている楽曲データはHDDの容
量を節約するため、CD−ROMで供給され、CD−R
OMチェンジャに収納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CD−ROM
の読み出し速度はHDDに比べて低速である。また、カ
ラオケ曲を演奏しているときに並行して表示される背景
映像(BGV)用の映像データも他のCD−ROM(ビ
デオCD)に記録され、上記と同じCD−ROMチェン
ジャに収納される。したがって、CD−ROMに記録さ
れている楽曲データを演奏する場合には、まず、楽曲デ
ータ用のCD−ROMをセットして楽曲データを読み出
したのち、BGV用のビデオCDにチェンジしてBGV
用の映像データを読み出す必要があり、2枚のディスク
をチェンジして読み出す必要があるためにカラオケスタ
ートまでに時間が掛かってしまうという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、CD−ROMで提供される曲
の演奏スタートまでの時間を短縮することができるカラ
オケ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のカラ
オケ曲の楽曲データおよび映像データを記憶した第1の
記憶手段と、前記第1の記憶手段から楽曲データ,映像
データを順次読み出す第1の読出手段と、演奏頻度の高
いカラオケ曲のリストを記憶する高頻度曲リスト記憶手
段と、複数のカラオケ曲の楽曲データを記憶した第2の
記憶手段と、前記第2の記憶手段から楽曲データを読み
出す第2の読出手段と、前記高頻度曲リストに記憶され
たカラオケ曲の楽曲データを前記第1の記憶手段から第
2の記憶手段に転送記憶する手段と、を備え、前記高頻
度曲リストに記憶されていないカラオケ曲の演奏が要求
されたとき、前記第1の記憶手段から前記第1の読出手
段が該カラオケ曲の楽曲データを読み出したのち、該カ
ラオケ曲の映像データを読み出してカラオケ曲の演奏を
実行し、前記高頻度曲リストに記憶されたカラオケ曲の
演奏が要求されたとき、前記第2の記憶手段から前記第
2の読出手段が該カラオケ曲の楽曲データを読み出すと
ともに、前記第1の記憶手段から前記第1の読出手段が
該カラオケ曲の映像データを読み出してカラオケ曲の演
奏を実行することを特徴とする。
【0006】この発明においては、楽曲データと背景映
像データをCD−ROMなどの第1の記憶手段に記憶
し、楽曲の演奏指示(リクエスト)がなされたときに
は、CD−ROMドライブなどの第1の読出手段で、ま
ず楽曲データを読み出し、本体のRAM等に転送したの
ち背景映像データの読み出し準備行い、先に読み出され
た楽曲データの演奏に並行して第1の読出手段で背景映
像データを読み出すことによってカラオケ演奏を実行す
る。
【0007】一方、リクエストの多い曲(ベスト曲)の
リストを記憶した高頻度曲リストに基づき、このベスト
曲の楽曲データについては、ハードディスク記憶装置な
どの第2の記憶手段にキャッシュしておく。そして、ベ
スト曲のリクエストがあったときは磁気ヘッドなどの第
2の読出手段で楽曲データを読み出して本体のRAM等
に転送するため、第1の読出手段は背景映像データを読
み出す準備に専念できる。これにより、頻繁に演奏され
る曲においては、背景映像の読出準備と楽曲データの読
出操作が重ならないため、演奏スタートまでの時間を短
くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるカラオケ装置について説明する。図1は同カラ
オケ装置のブロック図である。図2は同カラオケ装置の
ハードディスク記憶装置17に記憶されたデータの構成
を示す図である。
【0009】このカラオケ装置は、利用者がリクエスト
した曲を演奏するための楽曲データをハードディスク記
憶装置17またはCD−ROM4aから読み出し、この
楽曲データに基づく演奏とともに、映像データを記憶し
たCD−ROM(ビデオCD)4bを再生して背景映像
(BGV)を表示する。これら楽曲データを記憶したC
D−ROM4aおよびビデオCD4bはカートリッジに
収納され、CD−ROMチェンジャ4にセットされる。
【0010】外付け装置であるCD−ROMチェンジャ
4には5枚のCD−ROMを収納することができ、CP
U10からの指示に応じてそのうちの1枚をターンテー
ブルにセットして内容を読み出す。5枚のCD−ROM
のうち2枚がBGVデータを記録したビデオCD4bで
あり、あとの3枚が定番となったカラオケ曲の楽曲デー
タを記憶したCD−ROM4aである。CD−ROM4
aに記憶されている楽曲データ(CD−ROM曲)を演
奏する場合、CD−ROMチェンジャ4は、まず楽曲デ
ータが記憶されているCD−ROM4aをターンテーブ
ルにセットして楽曲データをハードディスク記憶装置1
7およびRAM12に読み出し、こののち、BGV用の
ビデオCD4bをターンテーブルにセットしてBGVデ
ータを読み出しながら、楽曲データに基づくカラオケ曲
の演奏を実行する。一方、ハードディスク記憶装置17
に記憶されている楽曲データ(HDD曲)を演奏する場
合には、この楽曲データをRAM12に読み出す処理
と、ビデオCD4bをセットする処理を並行して行う。
【0011】このように、ハードディスク記憶装置17
に記憶されている楽曲データを演奏する場合には、CD
−ROMチェンジャ4をBGVの再生専用に用いること
ができるため、カラオケ演奏スタートまでの準備時間を
短縮することができる。そこで、CD−ROM曲であっ
ても頻繁に演奏される曲は、予めハードディスク記憶装
置17に読み出し(キャッシュ)しておき、リクエスト
があったときこのデータをRAM12に読み出してカラ
オケ演奏を行い、演奏スタートまでの時間を短縮できる
ようにしている。
【0012】図1において、このカラオケ装置は、カラ
オケ装置本体1,コントロールアンプ2,音声信号処理
装置3,CD−ROMチェンジャ4,スピーカ5,モニ
タ6,マイク7および赤外線のリモコン装置8で構成さ
れている。カラオケ装置本体1はこのカラオケ装置全体
の動作を制御する。該カラオケ装置本体1の制御装置で
あるCPU10には、内部バスを介してROM11,R
AM12,ハードディスク記憶装置17,通信制御部1
6,リモコン受信部13,表示パネル14,パネルスイ
ッチ15,音源装置18,音声データ処理部19,文字
表示部20,表示制御部21が接続されるとともに、上
記外部装置であるコントロールアンプ2,音声信号処理
装置3およびCD−ROMチェンジャ4がインタフェー
スを介して接続されている。
【0013】ROM11にはこの装置を起動するために
必要な起動プログラムなどが記憶されている。装置の動
作を制御するシステムプログラム,カラオケ演奏実行プ
ログラムなどはハードディスク記憶装置17に記憶され
ている。カラオケ装置の電源がオンされると上記起動プ
ログラムによってシステムプログラムやカラオケ演奏プ
ログラムがRAM12に読み込まれる。RAM12に
は、ハードディスク記憶装置17からプログラムを読み
込むエリア、選曲されたカラオケ曲の楽曲データを読み
込むエリアなどが設定されている。
【0014】ハードディスク記憶装置17には、図2
(A)に示すように、上記プログラムを記憶するプログ
ラム記憶エリア、数千曲分の楽曲データを記憶できる楽
曲データ記憶エリア17a、および、各種のリスト記憶
エリア17bが設定されている。楽曲データ記憶エリア
は、配信センタ9からダウンロードされる新たな楽曲デ
ータを記憶する新曲データ記憶エリア7cおよびCD−
ROM4aからキャッシュされるキャッシュ曲記憶エリ
ア7dからなっている。新曲データ記憶エリア7cは、
2週間〜1か月毎に配信センタ9から配信される新曲デ
ータを蓄積記憶するため、徐々に大きくなってゆき、そ
れに応じてキャッシュ曲記憶エリア7dは小さくなって
ゆく。
【0015】前記各種リスト記憶エリア7bには、同図
(B)に示すように、全曲リスト17e,HDD曲リス
ト17f,CD−ROM曲リスト17g,キャッシュ曲
リスト17iおよびベスト曲リスト17hが設定されて
いる。全曲リスト17eは、配信センタ9からダウンロ
ードされた新曲(HDD曲)およびCD−ROM4aに
記憶されている定番曲(以前に発表され今でも頻繁にま
たは時々歌われる曲:CD−ROM曲)の全てについて
曲番号,曲名およびこの曲がハードディスク記憶装置1
7またはCD−ROM4aのうちどちらに記憶されてい
るかを記憶している。HDD曲リスト17fは、配信セ
ンタ9からダウンロードされた各楽曲データについて、
曲番号,曲名,ファイルのディレクトリおよびデータサ
イズを記憶している。CD−ROM曲リスト17gは、
CD−ROM4aに記憶されている各楽曲データについ
て、曲番号,曲名,楽曲データファイルが記憶されてい
るディスクナンバ,ディレクトリおよびデータサイズを
記憶している。ベスト曲リスト17hは、配信センタ9
からダウンロードされてくるリストであり、現在リクエ
ストの多い100位までの曲について、順位,曲番号,
曲名が書き込まれているものである。キャッシュ曲リス
ト17iは、CD−ROM曲のうちハードディスク記憶
装置17のキャッシュ曲記憶エリア17dにキャッシュ
されている曲について、その曲の曲番号,曲名,ファイ
ルディレクトリ,ベスト曲リストにおける順位,および
データサイズを記憶している。
【0016】通信制御部16はISDN回線を介して配
信センタ9と接続される。配信センタ9からは、楽曲デ
ータや前記ベスト曲リストなどがダウンロードされる。
ダウンロードされたデータはハードディスク記憶装置1
7に書き込まれる。この書込動作はDMA回路を用いて
ハードディスク記憶装置17に直接行われる。
【0017】リモコン装置8は、テンキーなどのキース
イッチを備えており、利用者がこれらのスイッチを操作
するとその操作に応じたコード信号が赤外線で出力され
る。リモコン受信部13はリモコン装置8から送られて
くる赤外線信号を受信して、そのコード信号を復元しC
PU10に入力する。カラオケ装置本体1は、リモコン
装置8から曲番号が入力されると、これをリクエストで
あると判断し、この曲番号をRAM12に設定されてい
る予約リストに登録する。CPU10は予約リストに曲
番号が登録されているとき、先頭から順にこの曲番号で
指定されるカラオケ曲を演奏する。
【0018】表示パネル14はこのカラオケ装置本体1
の前面に設けられており、現在演奏中の曲番号や予約曲
数を表示するマトリクス表示器や、現在設定されている
キーやテンポを表示するLED群などを含んでいる。パ
ネルスイッチ15は、前記リモコン装置8と同様の曲番
号入力用のテンキーやキーチェンジスイッチ、テンポチ
ェンジスイッチを備えている。
【0019】音源装置18は、楽曲データの楽音トラッ
クのデータに基づいて楽音信号を形成する。楽音トラッ
クは、複数のトラックを有しており、音源装置18はこ
のデータに基づいて複数パートの楽音信号を同時に形成
する。音声データ処理部19は、楽曲データに含まれる
音声データに基づき、指定された長さ、指定された音高
の音声信号を形成する。音声データは、バックコーラス
などの人声など電子的に形成しにくい信号波形をそのま
まPCM信号として記憶したものである。前記音源装置
18が形成した楽音信号および音声データ処理部19が
再生した音声信号は、コントロールアンプ2に入力され
る。コントロールアンプ2には、2本のマイク7a,7
bが接続されており、カラオケ歌唱者の歌唱音声信号が
入力される。コントロールアンプ2はこれらのオーディ
オ信号に、それぞれエコーなど所定の効果を付与したの
ち増幅してスピーカ5に出力する。音声信号処理装置3
は、コントロールアンプ2から入力された歌唱音声信号
をディジタル処理することにより、音程のずれを修正し
たり、他のパートのハーモニー歌唱を作成したりする。
修正された歌唱音声信号および作成された他のパートの
ハーモニー歌唱信号は再度コントロールアンプ2に入力
される。
【0020】文字表示部20は入力される文字データに
基づいて歌詞などの文字パターンを生成する。生成され
た文字パターンデータは表示制御部21に入力される。
ビデオCD4bから読み出されMPEG圧縮を伸長され
たBGV映像データも表示制御部21に入力される。表
示制御部21は、前記文字表示部20から入力される歌
詞などの文字パターンを上記BGV映像に合成してモニ
タ6に表示する。
【0021】以上の構成のカラオケ装置において、カラ
オケ曲のリクエストがあると、このリクエスト曲の楽曲
データがハードディスク記憶装置17またはCD−RO
M4aのどちらに記憶されているかを検索し、該当の記
憶媒体からこの楽曲データを読み出す。そして、この曲
に対応してどのBGVを再生するかを決定し、そのBG
Vデータが記憶されているビデオCD4bをCD−RO
Mチェンジャ4によって読み出しながらカラオケ曲の演
奏を実行する。この場合において、CD−ROM4aに
記憶されている楽曲データを演奏する場合には、楽曲デ
ータの読み出しなどの演奏準備と背景映像の再生準備
(ビデオCDのセット)は順次処理となり、ハードディ
スク記憶装置17に記憶されている楽曲データを演奏す
る場合には、演奏準備と再生準備は並行処理となる。
【0022】図3は同カラオケ装置が店舗などに設置さ
れたときのセットアップ動作を示している。カラオケ装
置が所定の場所に設置され、電源や電話などの線が接続
されてセットアップ動作が開始されると、まず、定番曲
の楽曲データが記録されているCD−ROM4aがセッ
トされる(s1)。そしてこのCD−ROM4aのイン
デックスファイルであるCD−ROM曲リスト(図2
(B)参照)を作成する(s2)。こののち、配信セン
タ9に対して電話回線を接続し(s3)、上記CD−R
OM4aの制作日以後発表された新曲をダウンロードし
てハードディスク記憶装置17の楽曲データ記憶エリア
内に設定されている新曲データ記憶エリアに記憶し(s
4)、該エリアに記憶されている楽曲データのインデッ
クスであるHDD曲リストを作成する(s5)。そして
CD−ROM曲リストおよびHDD曲リストに基づいて
全曲リストを作成する(s6)。こののち、配信センタ
9からベスト曲リスト(リクエスト数が100位までの
曲のリスト)をダウンロードする(s7)。そして、以
下のキャッシュ動作(s8〜s17)を実行する。
【0023】まず、順位ポインタiに1をセットする
(s8)。この順位iの曲を前記ベスト曲リストから読
み出し(s9)、この曲がCD−ROM曲であるかHD
D曲であるかを前記全曲リストを参照して判断する(s
10)。HDD曲であれば改めてハードディスク記憶装
置17にキャッシュする必要がないため、iに1を加算
して(s14)、s9に戻る。
【0024】順位iの曲がCD−ROM曲の場合にはこ
の曲番号をキャッシュ実行リストに登録するとともに
(s11)、この楽曲データのサイズをキャッシュ曲記
憶エリア17dとして割り当てられているエリアのメモ
リ容量から減算する。そしてこのキャッシュ曲記憶エリ
アに残りがあるかを判断する(s12)。残りエリアが
ある場合にはiに1を加算して(s14)、次の曲に進
む(s9)。
【0025】キャッシュ曲記憶エリアの残り容量が無く
なったとき(s12)、または、最終順位(100位)
までのベスト曲を処理したとき(s13)、動作はs1
5に進む。s15ではキャッシュ実行リストに登録され
た曲をディスク順・セクタ順に並べ替える(s15)。
このようにすることによって、ディスクの交換やヘッド
の移動を最小限にして最大効率で楽曲データを読み出す
ことができる。CD−ROMチェンジ4は、この並べ替
えられた順序でCD−ROM4aをセットし、先頭に近
いセクタから順番にハードディスク記憶装置17のキャ
ッシュ曲記憶エリア17dにコピーする(s16)。コ
ピーした曲の曲番号,サイズ,順位などをキャッシュ曲
リスト17iに登録して(s17)動作を終了する。
【0026】この動作はカラオケ装置の設置時の動作で
あるが、楽曲データ用のCD−ROM4aが差し替えら
れた場合もほぼ同様の動作を行って、キャッシュ曲の設
定を行う。
【0027】図4は同カラオケ装置の設置後、新たにリ
リースされた新曲の楽曲データをダウンロードするとき
の動作を示すフローチャートである。まず、配信センタ
9に電話回線を接続する(s20)。そして今回リリー
スされた新曲のリストをダウンロードする。この新曲の
リストに基づきハードディスク記憶装置17の楽曲デー
タ記憶エリアに今回の新曲を全てダウンロードするだけ
の容量があるか否かを判断する(s22)。そしてこの
容量がある場合には、配信センタ9から新曲をダウンロ
ードし(s23)、HDD曲リストおよび全曲リストを
更新して(s24,s25)、動作を終了する。
【0028】一方、全新曲をダウンロードするための容
量がハードディスク記憶装置17(楽曲データ記憶エリ
ア)にない場合には、s22からs26に進む。s26
ではキャッシュ曲記憶エリアに記憶されているキャッシ
ュ曲の楽曲データのうち優先ベスト曲の順位の低いもの
から順に、前記新曲をダウンロードするために足りない
メモリサイズ分だけ抽出し(s26)、この抽出された
楽曲データをハードディスク記憶装置17から消去する
(s27)、そしてこの消去した曲についてキャッシュ
曲リストから削除したのち(s28)、s23に進んで
新曲をダウンロードする。
【0029】これにより、キャッシュ曲が既にハードデ
ィスク記憶装置17上に存在していても新曲のダウンロ
ードが優先して行われ、キャッシュ曲のメモリ占有によ
って新曲がダウンロードできなくなることを防止してい
る。
【0030】図5は配信センタ9から新たなベスト曲リ
ストをダウンロードしたときの動作を示すフローチャー
トである。通常ベスト曲リストは新曲の楽曲データをダ
ウンロードしたとき、同時にダウンロードされる。した
がって、上記図4の動作ののちこの動作が実行されるこ
とが多い。
【0031】配信センタ9からベスト曲リストがダウン
ロードされる(s30)と、現在きキャッシュ曲リスト
を検索し今回のベスト曲リストからもれた曲を抽出し
(s31)、このベストもれ曲の楽曲データをキャッシ
ュ曲記憶エリアから消去する(s32)。そして消去し
た曲のデータを削除してキャッシュ曲リストを更新する
(s33)。こののち、キャッシュ曲の更新動作(s3
4〜s47)を実行する。
【0032】まず、順位ポインタiに1をセットする
(s34)。この順位iの曲を前記ベスト曲リストから
読み出し(s35)、この曲がCD−ROM曲であるか
HDD曲であるかを前記全曲リストを参照して判断する
とともに(s36)、CD−ROM曲の場合には既にハ
ードディスク記憶装置17のキャッシュ曲記憶エリアに
キャッシュされている曲かをキャッシュ曲リストを参照
して判断する(s37)。HDD曲またはキャッシュ曲
であれば改めてハードディスク記憶装置17にキャッシ
ュする必要がないため、iに1を加算して(s44)、
s34に戻る。
【0033】順位iの曲がまだキャッシュされていない
CD−ROM曲の場合にはこの曲をキャッシュするため
のエリアがハードディスク記憶装置17のキャッシュ曲
記憶エリアにあるかを判断する(s38)。残エリアが
ある場合にはこの曲番号をキャッシュ実行リストに登録
する(s43)。同時にこの楽曲データのサイズをキャ
ッシュ曲記憶エリアのメモリ容量から減算する。そして
iに1を加算して(s43)、次の曲に進む(s9)。
キャッシュ曲記憶エリアに残エリアがない場合には現在
キャッシュしようとしている曲(今回の順位i)よりも
低順位の曲がキャッシュされていないかを判断し(s3
9)、低順位の曲がキャッシュされている場合にはこの
曲をキャッシュ曲記憶エリアから消去し(s40)、キ
ャッシュ曲リストを更新したのち(s41)、現在処理
している順位iのカラオケ曲の曲番号をキャッシュ実行
リストに登録する(s42)。
【0034】キャッシュ曲記憶エリアの残り容量が無く
なり(s38)且つ現在処理中の曲よりも低順位の曲が
キャッシュされていないとき(s39)、または、最終
順位までのベスト曲を処理したとき(s43)、動作は
s45に進む。s45ではキャッシュ実行リストに登録
された曲をディスク順・セクタ順に並べ替える(s4
5)。このようにすることによって、ディスクの交換や
ヘッドの移動を最小限にして最大効率で楽曲データを読
み出すことができる。この並べ替えられた順序でCD−
ROMをセットし、先頭に近いセクタから順番にハード
ディスク記憶装置17のキャッシュ曲記憶エリア17d
にコピーする(s46)。コピーした曲の曲番号,サイ
ズ,順位などをキャッシュ曲リストに登録して(s4
7)動作を終了する。
【0035】図6は利用者のリクエストに応じたカラオ
ケ曲演奏動作を示すフローチャートである。利用者が入
力した曲番号を読み出し(s50)、この曲がHDD曲
であるかCD−ROM曲であるかを全曲リストから検索
する(s51)。HDD曲またはCD−ROM曲であっ
てもハードディスク記憶装置17にキャッシュされてい
るキャッシュ曲の場合には(s52,s53)、ハード
ディスク記憶装置17の該当ディレクトリからRAM1
2のワークエリアに読み出す(s54)。この読み出し
動作と並行して背景映像を表示するBGVディスクを選
択し(s57)、このディスクをCD−ROMチェンジ
ャ4にセットするように指示し(s58)、楽曲データ
の演奏とBGVの再生によるカラオケ曲の演奏をスター
トする(s59)。このようにハードディスク記憶装置
に記憶されている楽曲データを演奏する場合は、楽曲デ
ータの演奏準備とBGVの再生準備を並行して実行する
ことができ、短時間で演奏をスタートすることができ
る。
【0036】一方、キャッシュされていないCD−RO
M曲の場合には、CD−ROMチェンジャ4に対してそ
の曲が記憶されているCD−ROMをセットするように
指示し、その曲の楽曲データをハードディスク記憶装置
17に一旦読み出す(s55)。そしてこの楽曲データ
をRAM12のワークエリアに読み出す(s56)。こ
ののち、背景映像を表示するBGVディスクを選択し
(s57)、このディスクをCD−ROMチェンジャ4
にセットするように指示し(s58)、楽曲データの演
奏とBGVの再生によるカラオケ曲の演奏をスタートす
る(s59)。このように、CD−ROMに記憶されて
いる曲を演奏する場合には、楽曲データの読み出しとB
GVの読み出しが順次処理となる。
【0037】上記実施形態では、新曲がダウンロードさ
れたとき、ベスト曲リストがダウンロードされたとき、
または、新たなCD−ROMがセットされたときにキャ
ッシュ曲の更新を行うようにしているが、通常のカラオ
ケ演奏において、CD−ROM曲が読み出されたとき、
その曲がベスト曲の場合にハードディスク記憶装置17
にキャッシュしておくという動作で効率的にCD−RO
M曲をキャッシュすることもできる。
【0038】この動作を図7に示す。利用者が入力した
曲番号を読み出し(s70)、この曲がHDD曲である
かCD−ROM曲であるかを全曲リストから検索する
(s71)。HDD曲の場合(s72)、または、CD
−ROM曲であってもハードディスク記憶装置17にキ
ャッシュされているキャッシュ曲の場合には(s7
3)、ハードディスク記憶装置17の該当ディレクトリ
からRAM12のワークエリアに読み出す(s74)。
この読み出し動作と並行して背景映像を表示するBGV
ディスクを選択し(s78)、このディスクをCD−R
OMチェンジャ4にセットするように指示し(s7
9)、楽曲データの演奏とBGVの再生によるカラオケ
曲の演奏を実行する(s80)。
【0039】一方、キャッシュされていないCD−RO
M曲の場合には、CD−ROMチェンジャ4に対してそ
の曲が記憶されているCD−ROMaをセットするよう
に指示し、その曲の楽曲データをハードディスク記憶装
置17に一旦読み出す(s76)。そして、この曲がハ
ードディスク記憶装置17にキャッシュされていないこ
とを示す未キャッシュフラグをセットし(s76)、こ
の楽曲データをRAM12のワークエリアに読み出す
(s77)。こののち、背景映像を表示するBGVディ
スクを選択し(s78)、このディスクをCD−ROM
チェンジャ4にセットするように指示し(s79)、楽
曲データの演奏とBGVの再生によるカラオケ曲の演奏
を実行する(s80)。
【0040】カラオケ曲の演奏が終了すると(s8
1)、この曲が未キャッシュ曲であるかを未キャッシュ
フラグに基づいて判断する(s82)。未キャッシュ曲
の場合にはこの曲がベスト曲であるかをベスト曲リスト
に基づいて判断する(s83)。未キャッシュ曲でない
場合、ベスト曲でない場合にはそのまま動作を終了す
る。ベスト曲の未キャッシュ曲の場合には、この曲をハ
ードディスク記憶装置17にキャッシュするため以下の
動作を実行する。まず、キャッシュ曲記憶エリア17d
にこの曲をキャッシュするための空きエリアがあるかを
判断する(s84)。空きエリアがある場合にはこのバ
ッファされている楽曲データを楽曲データ記憶エリアの
キャッシュ曲記憶エリアに転記する(s87)。実際に
は、楽曲データファイルのディレクトリをキャッシュ曲
記憶エリアに書き換えることでこれを行う。キャッシュ
曲記憶エリアに空きエリアがない場合にはこの曲よりも
低順位の曲がキャッシュ曲記憶エリアにキャッシュされ
てるかを判断し(s85)、低順位の曲がキャッシュさ
れている場合にはこの曲をキャッシュ曲記憶エリアから
消去したのち(s86)、バッファされている楽曲デー
タをキャッシュ曲記憶エリアに転記する(s87)。こ
ののち、この処理お応じてキャッシュ曲リストを更新し
て(s88)、動作を終了する。
【0041】以上の動作により、CD−ROM4aに記
憶されている楽曲データのうち、ベスト曲リストに記載
されている100位までの曲はハードディスク記憶装置
17の容量が許す限りキャッシュされるため、CD−R
OM曲がリクエストされた場合でも演奏開始までに要す
る時間を短縮することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、高頻度
で演奏されるカラオケ曲の楽曲データをCD−ROMな
どの大容量記憶装置からハードディスク記憶装置などの
高速の記憶装置に予めキャッシュしておくようにしたこ
とにより、リクエストから演奏スタートまでの時間を短
くすることができ、顧客サービスの向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置のハードディスク記憶装置の記
憶内容を示す図
【図3】同カラオケ装置のカラオケ実行動作を示すフロ
ーチャート
【図4】同カラオケ装置のカラオケ実行動作を示すフロ
ーチャート
【図5】同カラオケ装置のカラオケ実行動作を示すフロ
ーチャート
【図6】同カラオケ装置のカラオケ実行動作を示すフロ
ーチャート
【図7】同カラオケ装置のカラオケ実行動作を示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
4…CD−ROMチェンジャ、4a…楽曲データ用CD
−ROM 12…RAM 17…ハードディスク記憶装置 17a…楽曲データ記憶エリア 17c…新曲データ記憶エリア 17d…キャッシュ曲記憶エリア 17b…各種リスト記憶エリア 17e…全曲リスト 17f…HDD曲リスト 17g…CD−ROM曲リスト 17h…ベスト曲リスト 17i…キャッシュ曲リスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカラオケ曲の楽曲データおよび映
    像データを記憶した第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段から、楽曲データ、映像データを順
    次読み出す第1の読出手段と、 演奏頻度の高いカラオケ曲のリストを記憶する高頻度曲
    リスト記憶手段と、 複数のカラオケ曲の楽曲データを記憶した第2の記憶手
    段と、 前記第2の記憶手段から楽曲データを読み出す第2の読
    出手段と、 前記高頻度曲リストに記憶されたカラオケ曲の楽曲デー
    タを前記第1の記憶手段から第2の記憶手段に転送記憶
    する手段と、 を備え、 前記高頻度曲リストに記憶されていないカラオケ曲の演
    奏が要求されたとき、前記第1の記憶手段から前記第1
    の読出手段が該カラオケ曲の楽曲データを読み出したの
    ち、該カラオケ曲の映像データを読み出してカラオケ曲
    の演奏を実行し、 前記高頻度曲リストに記憶されたカラオケ曲の演奏が要
    求されたとき、前記第2の記憶手段から前記第2の読出
    手段が該カラオケ曲の楽曲データを読み出すとともに、
    前記第1の記憶手段から前記第1の読出手段が該カラオ
    ケ曲の映像データを読み出してカラオケ曲の演奏を実行
    することを特徴とするカラオケ装置。
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