JPH11154573A - 接続装置 - Google Patents

接続装置

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JPH11154573A
JPH11154573A JP22325098A JP22325098A JPH11154573A JP H11154573 A JPH11154573 A JP H11154573A JP 22325098 A JP22325098 A JP 22325098A JP 22325098 A JP22325098 A JP 22325098A JP H11154573 A JPH11154573 A JP H11154573A
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JP
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connector
connection
component
signal
connection terminal
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JP22325098A
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Inventor
Kozo Kawakita
貢造 川北
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコンポーネントを限られたスペースで
信号接続しかつ機械的に容易に接続することができる接
続装置を提供すること。 【解決手段】 複数のコンポーネントを信号接続しかつ
機械的に相互接続するための接続装置100であり、信
号接続端子を有し第1コンポーネントC1に設定される
第1接続子110と、信号接続端子を有し第2コンポー
ネントC2に設定される第2接続子120と、第1接続
子110の信号接続端子あるいは第2接続子120の信
号接続端子を接続する信号接続端子を有して、第3コン
ポーネントC3に設定される第3接続子130であり、
この第3接続子130は、第1接続子110を第3接続
子130の接続面にほぼ沿った第1方向Hに沿って移動
することで接続して固定し、第2接続子120を第3接
続子130の第1方向と交差する第2方向Vに沿って移
動することで接続して固定するための接続固定部20
0,210を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンポーネ
ントを信号接続しかつ機械的に相互接続するための接続
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のコンポーネント同志、またはコン
ポーネントと電気配線ケーブルの接続方法には大きく分
けて2種類ある。図8に示す従来の接続装置では、雌型
接続子1000に対して、雄型接続子1001を、雌型
接続子1000の接続面1002に対して垂直方向V1
からはめ込んで接続するようになっており、この種のも
のとしては、BNC(bayonet lock ty
pe N Connector)コネクタや、IC(集
積回路)ソケット、コードレス電話の充電台等に用いら
れている。
【0003】図9と図10は、別の従来の接続装置の例
を示しており、雌型接続子1005に対して雄型接続子
1006は、水平方向H1方向に接続するようになって
おり、例えばカメラのストロボや2次電池の充電器等が
この適用例である。
【0004】ところが、図8及び図9の従来の接続装置
では次のような問題がある。雄型接続子と雌型接続子の
接続の方向が、図8では垂直方向V1のみに限られてお
り、図9では水平方向H1のみに限られているために、
接続しようとする方向に障害物があると、雄型接続子と
雌型接続子は電気的に接続することができなくなってし
まう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば図11は、図9
及び図10の従来の接続装置が実際に適用されている例
を示しており、雌型接続子1005はコンポーネント1
007に固定されている。この雌型接続子1005に対
して雄型接続子1006を水平方向H1に移動して接続
しようとすると、水平方向H1に別のコンポーネント1
008が存在するために、雄型接続子1006は、雌型
接続子1005に対して接続することができない。
【0006】またコンポーネントの形状によってはやは
り雄型接続子と雌型接続子が接続できない場合がある。
図12はその例を示しており、雌型接続子1005がコ
ンポーネント1010に固定されており、雄型接続子1
011が別のコンポーネント1012に固定されてい
る。ただしこのコンポーネント1012は、突起部10
13を有しているので、次のような問題が生じる。コン
ポーネント1012の雄型接続子1011を水平方向H
1に移動して、コンポーネント1010の雌型接続子1
005に電気的に接続しようとすると、突起部1013
がコンポーネント1010の側面に干渉してしまい、雄
型接続子1011は雌型接続子1005に電気的に接続
することができない。
【0007】接続の方向と接続装置に加わる力の方向が
一致してしまうと、機械的な接続強度が保ちにくいこと
がある。図8に示す雌型接続子1000の接続面100
2に対して垂直方向V1に沿って雄型接続子1001を
電気的に接続する場合に、引っ掛け爪等を用いて単純に
抜け止めをすることが多いが、接続装置に働く重力等の
外力の方向がこの垂直方向V1と一致すると、その爪に
だけ力が集中してしまい、その爪が破損してしまう可能
性もある。そこで本発明は上記課題を解消し、複数のコ
ンポーネントを限られたスペースで電気接続しかつ、機
械的に容易に接続することができる接続装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、複数のコンポーネントを信号接続しかつ機械的
に相互接続するための接続装置において、信号接続端子
を有し、第1コンポーネントに設定される第1接続子
と、信号接続端子を有し、第2コンポーネントに設定さ
れる第2接続子と、第1接続子の信号接続端子あるいは
第2接続子の信号接続端子を接続する信号接続端子を有
して、第3コンポーネントに設定される第3接続子とを
有し、この第3接続子は、第1接続子を第3接続子の接
続面にほぼ沿った第1方向に沿って移動することで接続
して固定し、あるいは、第2接続子を第3接続子の第1
方向と交差する第2方向に沿って移動することで接続し
て固定するための接続固定部を有することを特徴とする
接続装置により、達成される。
【0009】本発明では、第1接続子は第1コンポーネ
ントに設定され、第2接続子は第2コンポーネントに設
定される。第3接続子は第3コンポーネントに設定され
るのであるが、第3接続子の接続端子は、第1接続子の
信号接続端子あるいは第2接続子の信号接続端子の一方
を接続するようになっている。この場合に、第1接続固
定部は、第1接続子を第3接続子の接続面にほぼ沿った
第1方向に沿って移動することで接続固定部を用いて接
続して固定することができる。あるいは第2接続固1部
は、第2接続子を第3接続子の第1方向と交差する第2
方向に沿って移動することで接続固定部を用いて接続し
て固定することができる。これにより、第3接続子に対
して第1接続子あるいは第2接続子の何れかを選択し
て、信号接続しかつ機械的に接続でき、第1コンポーネ
ントと第3コンポーネントあるいは第2コンポーネント
と第3コンポーネントを信号的に、機械的に容易に接続
することができる。
【0010】上記目的は、本発明にあっては、複数のコ
ンポーネントを信号接続しかつ機械的に相互接続するた
めの接続装置において、信号接続端子を有し第1コンポ
ーネントに設定される第1接続子及び信号接続端子を有
し第2コンポーネントに設定される第2接続子の内の一
方を接続するための第3接続子を有し、この第3接続子
は、第1接続子を第3接続子の接続面にほぼ沿った第1
方向に沿って移動することで接続して固定するための第
1接続固定部と、第2接続子を第3接続子の第1方向と
交差する第2方向に沿って移動することで接続して固定
するための第2接続固定部と、を有することを特徴とす
る接続装置により、達成される。
【0011】本発明では、第3接続子は、第1コンポー
ネントに設定される第1接続子及び第2コンポーネント
に設定される第2接続子の内の一方を接続するものであ
る。この第3接続子は、第1接続固定部と第2接続固定
部を有しており、第1接続固定部は、第1接続子を第3
接続子の接続面にほぼ沿った第1方向に沿って移動する
ことで第1接続固定部を用いて接続して固定できる。同
様にして第2接続固定部は、第2接続子を第3接続子の
第1方向と交差する第2方向に沿って移動することで第
2接続固定部を用いて接続して固定することができる。
このようにすることで、第3接続子に対して第1接続子
あるいは第2接続子の何れかを選択して、信号接続しか
つ機械的に接続でき、第1コンポーネントと第3コンポ
ーネントあるいは第2コンポーネントと第3コンポーネ
ントを信号的に、機械的に容易に接続することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0013】図1は、本発明の接続装置の好ましい実施
の形態を概念図で示している。図1において、この接続
装置100は、少なくとも第3接続子130を備えてお
り、この第3接続子130に対して第1接続子110あ
るいは第2接続子120を選択的に電気的かつ機械的に
接続することができるものである。第1接続子110
は、第1雄型接続子あるいはプラグとも呼ばれ、この第
1接続子110は第1コンポーネントC1に対して固定
されるものである。第2接続子120は、第2雄型接続
子あるいはプラグとも呼ばれ、第2接続子120は第2
コンポーネントC2に対して固定されるものである。第
3接続子130は、雌型接続子あるいはレセプタクルと
も呼ばれ、第3コンポーネントC3に対して接続される
ものである。
【0014】第1コンポーネントC1、第2コンポーネ
ントC2及び第3コンポーネントC3は、通常の機械的
器具の構成要素あるいは電気的器具や電子的機器の構成
要素、あるいは単なる電気的なケーブル等を含むもので
ある。例えば第1コンポーネントC1は、ロボットを構
成する足の一つとすると、その第1コンポーネントC1
は電気モータのようなアクチュエータ140を備えてい
る。同様にして第2コンポーネントC2も例えばロボッ
トの足である場合には、この第2コンポーネントC2は
電気モータのようなアクチュエータ150を備えてい
る。第3コンポーネントC3は、例えばロボットの本体
である場合には、第3コンポーネントC3は例えば電源
供給部160を備えている。第1コンポーネントC1の
第1接続子110は、第1方向Hに沿って、第3コンポ
ーネントC3の第3接続子130に対して電気的にかつ
機械的に接続することができる。
【0015】同様にして、第2コンポーネントC2の第
2接続子120は第2方向Vに沿って、第3コンポーネ
ントC3の第3接続子130に対して電気的にかつ機械
的に接続することができる。第3接続子130は、第1
接続子110と第2接続子120の何れか一方を電気的
かつ機械的に選択的に接続することで、第1コンポーネ
ントC1のアクチュエータ140と第3コンポーネント
C3の電源供給部160を電気的に相互接続するか、第
2コンポーネントC2のアクチュエータ150と第3コ
ンポーネントC3の電源供給部160を電気的に接続す
ることができる。
【0016】次に、図2を参照して第3コンポーネント
C3の第3接続子130についてその構造を説明する。
第3接続子130は、上述したように雌型接続子あるい
はレセプタクルとも呼ばれており、第3コンポーネント
C3に対して例えばネジ131により固定されている。
第3接続子130は、本体9、複数の電気的接点10a
〜10j及び絶縁体11等を有している。
【0017】本体9は、例えば金属あるいはプラスチッ
クにより作られており、第1接続固定部200と、第2
接続固定部210を有している。第1接続固定部200
は、図1及び図2に示すように、第1接続子110を第
3接続子130に対して機械的に電気的に確実に固定す
るための部分である。第2接続固定部210は、図1及
び図2に示すように第2接続子120を第3接続子13
0に対して機械的に電気的に確実に固定する部分であ
る。
【0018】これら第1接続固定部200と第2接続固
定部210は、本体9の円柱部分9a,9bを備えてい
る。第1接続固定部200は、第1方向Hから第1接続
子110を第3接続子130に対して電気的にかつ機械
的に接続するために、円柱部分9a,9bにおいて溝9
c、切り欠き9d、切り欠き9eを備えている。同様に
して、第2接続固定部210は、円柱部分9a,9bに
おいて切り欠き9e、溝9cを備えている。このように
第1接続固定部200と第2接続固定部210は、溝や
切り欠きを共用した構造である。
【0019】次に、本体9の中央部であって、円筒部分
9a,9bの内部には、接続面130Aが設けられてい
る。この接続面130Aは、絶縁体11の表面側であ
り、この絶縁体11には、上述した電気接点10a〜1
0jが配置されている。この電気接点10a〜10jの
内の3つの電気接点10d,10e,10fは、円形状
であり、これらの3つの電気接点10d,10e,10
fは電気線用の接点である。それ以外の電気接点10
a,10b,10c,10g,10h,10i,10j
は、電源用の接点である。なお、電流容量を確保するた
めに、電気接点10a,10hと、10b,10iと、
10c,10jは、共通線となっており、電気接点10
fは単独接続の接点である。
【0020】第1方向Hから第1接続子110を第3接
続子130に電気的にかつ機械的に接続する際に、第1
接続子110の接点が、対応する第3接続子130の各
電気接点10a〜10j以外のところに接触しないよう
に、各電気接点の位置をずらして、さらに共通線の3組
の電気接点10a,10hと、10b,10iと、10
c,10jは第1方向Hと平行にかつ一直線上に配列さ
れている。また電気線用の電気接点10d,10e,1
0fと、電源線用の電気接点10a,10b,10c,
10g,10h,10i,10jの端子長さを変えてあ
る。電気的な接続をする際に、電気接点が接触する順番
を電源線用の接点10a,10b,10c,10g,1
0h,10i,10jが先になり、電気線用の電気接点
10d,10e,10fの電気的接続が後になるように
している。
【0021】絶縁体11には、テーパ部11aが形成さ
れている。第1接続子110の電気接点が第1方向Hに
移動して第3接続子130の電気接点10a〜10jに
対してそれぞれ確実に拾って電気的に接続を行うことが
できるようにするために、テーパ部11aが設けられて
いる。
【0022】次に、図3と図4を参照して、第1接続子
110の構造と、第1接続子110と第3接続子130
の接続の仕方について説明する。図3と図4に示すよう
に第1接続子110は、プラスチックまたは金属により
作られており、下側には突起部12a,12bを有して
いる。この突起部12a,12bは、本体12の下側に
対面するようにして突出して形成されている。これらの
突起部12a,12bは、第3接続子130の溝9cに
合わせて第1方向Hに沿って移動することで、第3接続
子130に対して第1接続子110を機械的に接続する
ことができる。
【0023】本体12は絶縁体14を有しており、この
絶縁体14には、スプリングピン13a〜13jが突出
して平行に並べて配列されている。これらのスプリング
ピン13a〜13jの長手方向は、第1方向Hとは垂直
になっている。これらのスプリングピン13a〜13j
は、図2に示す第3接続子130の電気接点10a〜1
0jに対応した位置に設定されている。爪15bは、本
体12の上側に位置されており、この爪15bは軸16
を中心としてE方向に回転するようになっている。本体
12の上部には、ばね17が設けられている。このばね
17は、爪15bをE方向と反対方向に押し付ける。
【0024】次に、図3及び図4を参照して、第1接続
子110を第3接続子130に対して電気的にかつ機械
的に接続する方法について説明する。図3に示すよう
に、第1接続子110は、第1方向Hに沿って第3接続
子130の第1接続固定部200側のテーパ部11aを
目標にして移動する。これにより、第1接続子110の
突起部12a,12bが第3接続子130の溝9cには
まりしかもガイドされて、接続される。この時に、第1
接続子110の絶縁体14のスプリングピン13a〜1
3jが、第3接続子130のテーパ部11aに沿って進
入して、しかも爪15bが、軸16を中心軸としてE方
向に回転する。この爪15b,15bはばね17により
第3接続子130の切り欠き9e,9eにはまり込み、
第3接続子130に対して第1接続子110を機械的に
ロックすることができる。この状態では、第1接続子1
10のスプリングピン(電気接続端子)13a〜13j
が、第3接続子130の電気接点(電気接続端子)10
a〜10jにそれぞれ対応して電気的に接続される。こ
のようにして第3接続子130と第1接続子110は、
電気的にかつ機械的にしっかりと接続することができ
る。
【0025】なお接続をより強化するために、第1接続
子110のネジ穴12cに対してネジ12fを用いて締
結すれば、第1接続子110と第3接続子130の接続
をより強化することができる。第1接続子110と第3
接続子130の接続を解放する際には、使用者が爪15
b,15bをE方向に持ち上げて、爪15aを切り欠き
9eから外す。そして第1接続子110を第1方向Hと
は逆方向に引くことで、突起部12a,12bが、溝9
cから外れる。
【0026】次に、図5と図6を参照して第2接続子1
20の構造を説明する。第2接続子120は、第2方向
V(垂直方向)に沿って移動することで、第3接続子1
30に対して電気的にかつ機械的に接続することができ
る。この第2方向Vは第1方向(水平方向)Hと垂直で
あり、第2方向Vは第3接続面130に対して垂直であ
る。第2接続子120の本体18には、突起18aが設
けられている。この突起18aは、第3接続子130の
切り欠き9dと嵌合するものである。本体18はロック
体20を備えている。このロック体20は、本体18に
対して所定の角度だけ自由に動くことができるものであ
る。本体18は絶縁体21を有しており、この円形状の
絶縁体21は、スプリングピン(電気接続端子)19a
〜19jを並べて平行に保持している。絶縁体21とス
プリングピン19a〜19jは、円筒状のロック体20
の内部に位置している。ロック体20は、突起部20a
をその内側に備えている。
【0027】次に、第2接続子120を第3接続子13
0に対して第2方向Vに沿って移動することで、第2接
続子120を第3接続子130に対して電気的かつ機械
的にしっかりと固定する方法を説明する。第2接続子1
20が第1方向Vに沿って第3接続子130に近づく
と、図6の第2接続子120の突起18aが図5の第3
接続子130の切り欠き9dにはまり込み、図6の第2
接続子120のロック体20の突起部20aが図5の第
3接続子130の切り欠き9e,9eに合わせてはまり
込む。そして、ロック体20を回すと、突起部20a,
20aが溝9c,9cにそれぞれかかることにより、第
2接続子120のロック体20が第3接続子130の第
2接続固定部210に対して固定することができる。
【0028】この時に、スプリングピン19a〜19j
の内のスプリングピン19d,19e,19fは、他の
スプリングピン19a,19b,19c,19g,19
h,19i,19jよりも少し突出量が少なくなってお
り、この7本のスプリングピン19a,19b,19
c,19g,19h,19i,19jが、対応する第3
接続子130の図2に示す電気接点10a,10b,1
0c,10g,10h,10i,10jに電気的に接触
した後に、残りの3本のスプリングピン19d,19
e,19fが図2に示す第3接続子130の電気接点1
0d,10e,10fに電気的に接触するようになって
いる。
【0029】第2接続子120を第3接続子130に対
してロックした後に、このロックが外れないようにする
ためには、ロック体20を回した時に、そのある場所で
例えば図示しない爪等が突出して外れないようにするこ
とができる。以上のようにして、図1に示す第3接続子
130に対して第1接続子110あるいは第2接続子1
20を選択的に電気的にかつ機械的にしっかりと接続す
ることができる。
【0030】図7は、図1の第1接続子110を第3接
続子130に対して電気的にかつ機械的に接続する応用
例を示している。図7に示す応用例は、多足歩行ロボッ
トの一例を示しており、特に4足歩行ロボットである。
このロボット本体22は、4つの足25,26,27,
28を電気的かつ機械的に接続するために、4つの第3
接続子(雌型接続子)130を備えている。各足25,
26,27,28には、足を動作するためのアクチュエ
ータとしてのモータがそれぞれ内蔵されている。各足2
5,26,27,28には、第1接続子110を備えて
いる。従って足25,26,27,28の各第1接続子
110は、ロボット本体22側の対応する第3接続子1
30に対して、ロボット本体22の下面に沿って第1方
向H(水平方向)に移動することで、第1接続子110
は対応する第3接続子130に対して電気的にかつ機械
的に接続することができる。
【0031】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で
いろいろと変形が考えられる。上述した実施の形態はロ
ボット本体に対して複数本の足を電気的かつ機械的に接
続する例を示しているが、これ以外に、ロボット本体に
対して車輪やクローラあるいは腕等様々な形状のコンポ
ーネントを電気的かつ機械的に接続する場合に、本発明
は適用することができる。ロボットに限らず他の種類の
あるいは領域における複数のコンポーネントの電気的か
つ機械的な接続を達成するためにも本発明の接続装置が
適用できる。
【0032】本発明の実施の形態では、ロボット本体に
対してコンポーネントを電気的かつ機械的に接続する場
合以外に、信号接続しかつ機械的に接続することができ
る。すなわち、ロボット本体と各コンポーネントは、電
気接続端子による電気的接続だけではなく、信号接続端
子により光等による信号接続を用いてもよい。また、第
2方向は第1方向と交差する複数方向の1つであっても
よい。
【0033】本発明の図示の実施の形態では、第1方向
Hが第3接続子130の接続面130Aに対して水平方
向又はほぼ水平方向であり、第2方向Vが接続面130
Aに対して垂直方向にあるいはほぼ垂直方向に向いてい
る。第1方向Hは第2方向Vに対して垂直に限らず第1
方向と第2方向は90度以外の角度にも勿論設定するこ
とができる。
【0034】何れにしても、多数のコンポーネントが複
雑に電気的かつ機械的に接続される場合に、ある第3接
続子に対して第1接続子あるいは第2接続子を用いて接
続しようとする方向を選択することができるので、フレ
キシブリティの高い例えばロボット装置のような複数の
コンポーネント構造の構築が、限られたスペースの範囲
内で多種多様に選択することができる。またこのような
接続装置において、加わる外力の方向と接続しようとす
る方向、例えば第1方向Hと第2方向Vが一致しないよ
うにすれば、接続の強度を容易に高めることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のコンポーネントを限られたスペースで信号接続し
かつ機械的に容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続装置の好ましい実施の形態を概念
的に示す斜視図。
【図2】図1の接続装置の第3接続子の構造の一例を示
す斜視図。
【図3】第1接続子及び第3接続子の構造を示す斜視
図。
【図4】第1接続子と第3接続子の構造を示す底面側か
ら見た斜視図。
【図5】第3接続子と第2接続子の構造を示す斜視図。
【図6】第3接続子と第2接続子を別の方向から見た斜
視図。
【図7】本発明の接続装置の好ましい実施の形態を適用
したロボットの一例を示す下から見た斜視図。
【図8】従来の接続装置を示す図。
【図9】従来の別の接続装置の例を示す図。
【図10】図9の接続装置を示す図。
【図11】従来の接続装置の使用例を示す図。
【図12】従来の接続装置の使用例を示す図。
【符号の説明】
100・・・接続装置、110・・・第1接続子(第1
雄型接続子、プラグ)、120・・・第2接続子(第2
雄型接続子、プラグ)、130・・・第3接続子(雌型
接続子、レセプタクル)、200・・・第1接続固定部
(接続固定部)、210・・・第2接続固定部(接続固
定部)、C1・・・第1コンポーネント、C2・・・第
2コンポーネント、C3・・・第3コンポーネント

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンポーネントを信号接続しかつ
    機械的に相互接続するための接続装置において、 信号接続端子を有し、第1コンポーネントに設定される
    第1接続子と、 信号接続端子を有し、第2コンポーネントに設定される
    第2接続子と、 第1接続子の信号接続端子あるいは第2接続子の信号接
    続端子を接続する信号接続端子を有して、第3コンポー
    ネントに設定される第3接続子とを有し、 この第3接続子は、第1接続子を第3接続子の接続面に
    ほぼ沿った第1方向に沿って移動することで接続して固
    定し、あるいは、第2接続子を第3接続子の第1方向と
    交差する第2方向に沿って移動することで接続して固定
    するための接続固定部を有することを特徴とする接続装
    置。
  2. 【請求項2】 第2方向は、第1方向と交差する複数の
    方向の1つである請求項1に記載の接続装置。
  3. 【請求項3】 第2方向は、第3接続子の接続面に対し
    てほぼ垂直方向である請求項1に記載の接続装置。
  4. 【請求項4】 第3接続子の信号接続端子は、第1接続
    子の信号接続端子あるいは第2接続子の信号接続端子に
    信号を接触する平坦な接点である請求項1に記載の接続
    装置。
  5. 【請求項5】 第1接続子は、第3接続子の接続面に沿
    って第1方向にスライドすることで第3接続子に機械的
    に接続される請求項1に記載の接続装置。
  6. 【請求項6】 第2接続子は、第3接続子に対して回転
    することでロックするためのロック部または爪などでロ
    ックするためのロック部を備える請求項1に記載の接続
    装置。
  7. 【請求項7】 複数のコンポーネントを信号接続しかつ
    機械的に相互接続するための接続装置において、 信号接続端子を有し第1コンポーネントに設定される第
    1接続子及び信号接続端子を有し第2コンポーネントに
    設定される第2接続子の内の一方を接続するための第3
    接続子を有し、この第3接続子は、 第1接続子を第3接続子の接続面にほぼ沿った第1方向
    に沿って移動することで接続して固定するための第1接
    続固定部と、 第2接続子を第3接続子の第1方向と交差する第2方向
    に沿って移動することで接続して固定するための第2接
    続固定部と、を有することを特徴とする接続装置。
  8. 【請求項8】 第2方向は、第1方向と交差する複数の
    方向の1つである請求項7に記載の接続装置。
  9. 【請求項9】 第2方向は、第3接続子の接続面に対し
    てほぼ垂直方向である請求項7に記載の接続装置。
  10. 【請求項10】 第3接続子の信号接続端子は、第1接
    続子の信号接続端子あるいは第2接続子の信号接続端子
    に信号を接触する平坦な接点である請求項7に記載の接
    続装置。
JP22325098A 1997-08-20 1998-08-06 接続装置 Pending JPH11154573A (ja)

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JP22325098A JPH11154573A (ja) 1997-08-20 1998-08-06 接続装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22358797 1997-08-20
JP9-223587 1997-08-20
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