JPH1115454A - 画像表示装置及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

画像表示装置及びそれを用いた電子機器

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JPH1115454A
JPH1115454A JP9211438A JP21143897A JPH1115454A JP H1115454 A JPH1115454 A JP H1115454A JP 9211438 A JP9211438 A JP 9211438A JP 21143897 A JP21143897 A JP 21143897A JP H1115454 A JPH1115454 A JP H1115454A
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Mamoru Kobayashi
守 小林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メモリ容量を拡大せず、回路全体の集積度を
高め、複数の画像を一つの表示部上に表示する場合で
も、画像処理の高速化が図れる画像表示装置。 【解決手段】 複数の各画像供給部1・・Nから供給さ
れる各画像データが、その同期信号に起因する各リード
信号LCL、FRCL・サンプリング信号ADCLに基
づいてリード・ライトされる複数の各メモリ90・10
2を有し、リードライトを制御する画像制御手段100
は、画像データのサンプリング信号の周期を変更するサ
ンプリング信号周期変更手段202と、リード信号の周
期を変更するリード信号周期変更手段172と、各画像
データに対応する各リード信号のリード開始時期を制御
し、一又は複数の表示領域を有する画像データの表示部
300への出力開始時期を設定する表示開始時期制御手
段174からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置及び
それを用いた電子機器に関する。
【0002】
【関連技術及び発明が解決しようとする課題】画像表示
システムの一形態として、PC、EWS、TV、ビデオ
等の画像供給装置より映像信号を供給し、ディスプレ
イ、液晶パネル等の表示部に出力するシステムが知られ
ている。
【0003】この種のシステムにおいて、表示部上に複
数の画像供給装置からの表示画像を表示する事が望まれ
ている。これを実現するために、本発明者等は、例えば
2画面分割表示において一方の画面にTV等からの映像
信号を表示する場合、TV等の映像信号に含まれる同期
信号を基準として、双方の表示画像の表示タイミング
(各水平同期信号の出力)を併せることを試みた。しか
し、TVからの映像信号は通常アンテナを介して空中を
伝播するため、同期信号を含む映像信号にノイズ等が混
入して安定せず、この同期信号をもとに各表示画像の表
示合わせを行うと、各表示画像がぶれて良好に表示でき
ないという問題点がある。
【0004】また、上記システムでは、画像供給装置か
ら供給されるアナログ信号を、表示部の各画素毎にサン
プリングするデジタル化処理が行われ、この際、水平走
査でのサンプリングクロックの周波数、位相等が設定さ
れる。ここで、サンプリングクロックは、一水平走査期
間がm個の画素分の出力周期に対応する場合、一水平走
査期間にm個のパルスが出力するよう周波数が設定され
る。この周波数が異なると、表示の最適サンプリングタ
イミングと実際のサンプリングタイミングとの間にズレ
が発生し、画像の表示位置が正規の位置から右又は左へ
シフトしたり、画像にぼけが発生し、画像の品質が低下
する。
【0005】このため、分割画面表示において、各表示
画像を良好に表示するには、各々についてサンプリング
クロック等を予め設定する必要があった。さらに、ワイ
ド画面の機能を備えた装置でのワイドモード⇔標準モー
ドの切換も、通常予め設定された各サンプリングクロッ
クの切換により行われる。このように、従来システムで
は、各モードの表示画像に応じて予めサンプリングクロ
ックが設定される。
【0006】しかし、このような手法では、設定された
サンプリングクロックにより表示部上の表示領域、或い
は分割表示領域が規定されてしまい、表示対象の表示サ
イズを容易に変更できないという問題点がある。
【0007】特に、分割画面表示を比較的小型の電子機
器にて実施する場合、各表示領域が小さく表示されるた
め、1画面表示に比して画像が見づらくなることを否め
ない。このため、各表示領域の表示対象を、標準モード
にて表示される表示対象とほぼ同サイズで表示するよう
なニーズが高まっている。
【0008】しかし、上記手法にて、表示対象の拡大を
図ろうとすると、表示対象が画面分割時の分割境界領域
に干渉して表示対象が良好に表示されず、ユーザにかか
る負担が大きい。仮に表示対象を表示しようとすると、
表示部自体を拡大しなければならず、小型の電子機器に
は適用しずらい。
【0009】加えて、各種モードに応じてメモリに記憶
されるサンプリングデータ数が相違するため、例えばワ
イド画面の機能を備えた装置で分割画面を実施しようと
すると、分割数分のメモリが必要となるためメモリ容量
が不足し、分割表示の機能を備えた装置でワイド画面を
実施しようとすると、メモリ容量が不足する事態が発生
し、メモリの利用効率が悪いという問題点があった。
【0010】しかも、複数画面を表示する場合にあって
は、表示すべき情報量がさらに増加するため、メモリに
書き込まれる情報量が増加し、大容量のメモリが必要と
なる。加えて、画像処理速度をスピーディーに行えな
い。
【0011】本発明は、上記した課題を解決するために
なされたものであって、その目的とするところは、表示
部に複数の各画像供給部からの画像データに基づく各表
示画像を表示する場合にも、各表示画像がぶれずに良好
に表示することのできる画像表示装置及びそれを用いた
電子機器を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、ワイドモード
を表示する機能を備えた装置であっても、分割画面表示
を行うことのでき、サンプリングクロックをリアルタイ
ムに変更して各表示モードの切換に柔軟に対応でき、し
かも良好な画像表示を行うことができる画像表示装置及
びそれを用いた電子機器を提供することにある。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、複数の異な
る種類の画像供給装置から複数の画像を一つの表示部上
に表示する場合であっても、分割領域の表示画像をサン
プリングクッロクにより規定されるサイズと無関係に表
示し、分割境界領域をも良好に表示可能とし、メモリの
容量を拡大することなく、回路全体の集積度を高め、画
像処理速度の高速化を図ることのできる画像表示装置及
びそれを用いた電子機器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る画像表示装置は、複数の画像供給部と、各々の前記
画像供給部から供給される各画像データのうちいずれか
一又は複数を選択する第1の選択信号に基づいて選択す
ると共に、選択された前記画像データをサンプリングす
るサンプリング信号に基づいて、前記画像データをサン
プリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手
段にてサンプリングされた前記画像データがライトさ
れ、かつ、ライトされた前記画像データをリードするリ
ード信号に基づいて、前記画像データがリードされるメ
モリと、前記メモリよりリードされた前記画像データが
複数の場合に、各画像データの出力順序を選択する第2
の選択信号に基づいて選択し、前記各画像データを順番
に出力する出力順序選択手段と、n×m個のマトリック
ス状の表示要素にて形成され、前記表示要素上に設定さ
れる一又は複数の有効表示領域に、出力された前記画像
データに基づく表示画像が表示される一つの表示部と、
前記表示部に、n×m1(m1<m)の一つの有効表示領
域に、前記各画像データのいずれか一つに基づいて画像
を表示する第1のモードと、n×m2(m1<m2 ≦m)
の一つの有効表示領域に、前記各画像データのいずれか
一つに基づいて画像を表示する第2のモードと、n×m
の最大有効表示領域の内を分割した複数の有効表示領域
に、前記各画像データに基づいてそれぞれ画像を表示す
る第3のモードと、のいずれかの表示モードを設定する
モード設定手段と、前記第1の選択信号、前記サンプリ
ング信号、前記リード信号、及び前記第2の選択信号を
生成出力して、前記第1〜第3のモードに基づく前記有
効表示領域の前記表示画像を制御する画像制御手段と、
を有し、前記画像制御手段は、設定された第1〜第3の
モードのいずれかに適合する有効表示領域の大きさに対
応させて、前記第1の選択信号に基づいて選択された前
記画像データのサンプリング信号の周期を変更するサン
プリング信号周期変更手段と、前記サンプリング信号の
周期にあわせて前記リード信号の周期を変更するリード
信号周期変更手段と、前記第3のモードが設定された際
に、前記各画像データに対応する各リード信号のリード
開始時期を制御し、前記各画像データの前記表示部への
出力開始時期を設定して、前記表示部に対する前記各有
効表示領域の各表示画像の表示位置を制御し、画像合成
を行う表示開始時期制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0015】請求項1に記載の発明によれば、表示部に
第1、第2、第3のモードを選択的に表示できる。すな
わち、第1のモードを表示する場合は、表示部上に各画
像データの1つを表示すればよいので、表示開始時期制
御手段によりその1つのリード信号のみの読み出しを行
えばよい。
【0016】第2のモードを表示するには、サンプリン
グ周期変更手段により画像データのサンプリング周期を
変えて、サンプリング期間を引き延ばし、サンプリング
ドット数を第1のモードの場合に比して増やしてやれば
よい。これにより、画像データを、所望のサイズで表示
部上に表示することができる。このように、第2のモー
ドでは、表示が拡大してより見やすい画面となる。
【0017】第3のモードを表示するには、サンプリン
グ周期変更手段により各画像データの各サンプリング信
号の周期を変えると共に、各リード信号のリード開始時
期を制御して、各有効表示領域に対する表示画像の表示
開始位置の指定を行えば良い。すなわち、各メモリに記
憶された各画像データをリードする際、各リード信号を
出力するタイミングをリード開始時期制御手段により制
御することで、一走査期間内に一つの表示部上に、異な
るタイミングで複数種の画像データが表示される。これ
により、一つの表示部内に複数の各画像制御部からの各
画像データの分割画面表示が可能となる。ここで、サン
プリング信号及びリード信号の周期を変更するのみで、
各有効表示領域の大きさを任意に変更できる。そして、
リードタイミングを変更するのみで、例えば左右2つの
有効表示領域の場合、有効表示領域の左に一方の画像デ
ータ右に他方の画像データを表示するか、左に他方の画
像データ右に一方の画像データを表示するかの、有効表
示領域に表示される画像の配置を選択できる。
【0018】請求項2に記載の発明に係る画像表示装置
は、複数の画像供給部と、各々の前記画像供給部から供
給される各画像データのうちいずれか一又は複数を選択
する第1の選択信号に基づいて選択すると共に、選択さ
れた前記画像データをサンプリングするサンプリング信
号に基づいて、前記画像データをサンプリングするサン
プリング手段と、前記サンプリング手段にてサンプリン
グされた前記画像データがライトされ、かつ、ライトさ
れた前記画像データをリードするリード信号に基づい
て、前記画像データがリードされるメモリと、前記メモ
リよりリードされた前記画像データが複数の場合に、各
画像データの出力順序を選択する第2の選択信号に基づ
いて選択し、前記各画像データを順番に出力する出力順
序選択手段と、n×m個のマトリックス状の表示要素に
て形成され、前記表示要素上に設定される一又は複数の
有効表示領域に、出力された前記画像データに基づく表
示画像が表示される一つの表示部と、前記表示部に、n
×m1(m1<m)の一つの有効表示領域に、前記各画像
データのいずれか一つに基づいて画像を表示する第1の
モードと、n×m2(m1<m2≦m)の一つの有効表示
領域に、前記各画像データのいずれか一つに基づいて画
像を表示する第2のモードと、n×mの最大有効表示領
域の内を分割した複数の有効表示領域に、前記各画像デ
ータに基づいてそれぞれ画像を均等分割表示する第3の
モードと、n×mの最大有効表示領域の内を分割した複
数の有効表示領域に、前記各画像データに基づいてそれ
ぞれ画像を不均等分割表示する第4のモードと、のいず
れかの表示モードを設定するモード設定手段と、前記第
1の選択信号、前記サンプリング信号、前記リード信
号、及び前記第2の選択信号を生成出力して、前記第1
〜第4のモードに基づく前記有効表示領域の前記表示画
像を制御する画像制御手段と、を有し、前記画像制御手
段は、前記第1及び第2のモードが設定された際に、前
記サンプリング信号を第1のサンプリング周期に設定
し、前記第3及び前記第4のモードが設定された際に、
前記サンプリング信号の周期を、前記第1のサンプリン
グ周期より短く変更するサンプリング信号周期変更手段
と、前記第1及び第3のモードが設定された際に、前記
リード信号を第1のリード周期に設定し、前記第2及び
第4のモードが設定された際に、前記リード信号の周期
を前記第1のリード周期より長く変更するリード信号周
期変更手段と、前記第3及び第4のモードが設定された
際に、前記各画像データに対応する各リード信号のリー
ド開始時期を制御し、各々の画像データの前記表示部へ
の出力開始時期を設定して、前記表示部に対する前記各
有効表示領域の各表示画像の表示位置を制御し、画像合
成を行う表示開始時期制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、第1、第
2、第3、第4のモードを選択的に表示できる。すなわ
ち、第1のモードを表示する場合は、表示部上に各画像
データの1つを表示すればよいので、表示開始時期制御
手段によりその1つのリード信号のみの読み出しを行え
ばよい。
【0020】第2のモードでは、第1のモードと同じサ
ンプリング周期でサンプリングし、第1のモードよりリ
ード信号の周期を大きくする。これにより、第1のモー
ドに比して大きいサイズの画面を表示領域上に表示する
ことができる。
【0021】第3のモードでは、第1及び第2のモード
に比してサンプリング信号の周期を短くして、一走査期
間に少ない画像データを採集し、この少量の画像データ
をメモリにライトすれば、表示部に複数の有効表示領域
を確保できる。そして、リード信号の周期もサンプリン
グ信号に併せて短くすれば、均等分割表示ができる。
【0022】第4のモードは、例えば分割された有効表
示領域の一つの有効表示領域を他の有効表示領域よりも
大きくする不均等分割表示の場合である。この場合、サ
ンプリング信号の周期を第3のモードと同じままにして
おき、リード信号周期変更手段により一つのリード信号
の周期を、他のリード信号の周期に比して大きくすれば
良い。これにより、一つリード信号により読み出される
一つの画像データの読み出しデータのデータ長が長くな
るため、画像が広がることになる。逆に、一つの有効表
示領域を他の有効表示領域よりも小さくする場合には、
一つのリード信号の周期を他のリード信号の周期に比し
て小さくすれば良い。このようにすることで、各有効表
示領域の拡大縮小が容易になされる。
【0023】また、第1のモードから第2のモードへ、
或いは第3のモードから第4のモードへモード変換を行
う際には、サンプリング信号の周期は一定にし、リード
信号の周期のみを変更して、サンプリングデータ数を極
力少なくすることで、メモリ容量を大幅に削減すること
ができ、画像処理速度もスピーディーに行うことができ
る。
【0024】請求項3に記載の発明に係る画像表示装置
は、請求項2において、少なくとも1つの前記画像供給
部からの画像データ記憶するメモリは、少なくともm個
の前記表示要素のうち、m/t個の記憶エリアを有する
ラインメモリをt本有し、前記サンプリング周期変更手
段は、前記第3及び第4のモードの際に、各々m/t個
以下のサンプリングドット数にてサンプリングするよう
に、前記各サンプリング信号の周期を各々変更し、前記
リード信号周期変更手段は、m/t個以下でサンプリン
グされた前記各画像データの少なくとも一つを、m/t
≦k≦mとなるk個の表示要素に表示画像を表示するよ
うに、前記各リード信号の周期を各々変更することを特
徴とする。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、m個の表
示要素に対応したサンプリングドット数でなくても、リ
ード信号の周期を変更することで、サンプリングドット
数より多い表示要素のドット数を用いた表示画像の表示
が可能となる。このため、サンプリングドット数を低減
でき、ラインメモリの容量が少なくても、比較的広い有
効表示領域の画像表示を行うことができ、メモリ容量の
低減が図れる。
【0026】請求項4に記載の発明に係る画像表示装置
は、請求項2又は3において、前記サンプリング手段
は、t本の前記ラインメモリの前段側に配置されるt個
のA/D変換部を有し、前記画像制御手段は、t個の前
記A/D変換部の各サンプリング信号の位相を互いに異
なるように制御するサンプリング信号位相制御手段を有
し、位相差を有する各前記サンプリング信号に基づい
て、いずれか一つの前記画像データをt本の前記ライン
メモリに選択的にライトすることを特徴とする。
【0027】請求項4に記載の発明によれば、ラインメ
モリの容量が少なくても、画像データの画像表示を行う
ことができ、メモリ容量の低減が図れる。また、位相差
サンプリングを行うので、メモリへの書き込み時の高速
化が図れる。尚、例えばラインメモリを、画像制御手段
内に設ければ、回路規模を縮小して、例えば小型用電子
機器に適用が可能となる。
【0028】請求項5に記載の発明に係る画像表示装置
は、請求項2〜4のいずれかにおいて、前記表示開始時
期制御手段は、前記表示モードが前記第4のモードに設
定され、かつ、前記各画像データのうち最初にリードさ
れる画像データが表示される前記有効表示領域が他の前
記有効表示領域より小さい場合、前記最初にリードされ
る画像データのリード途中から、前記他の表示領域に表
示される画像データのリードを開始することを特徴とす
る。
【0029】請求項5に記載の発明によれば、第4のモ
ード、すなわち、例えば2分割画面表示で一方の広い表
示領域が右側の場合は、左側の狭い表示領域の画像は、
ほぼ中心が表示され、狭い表示領域においても中央領域
の表示が可能となる。また、例えば2分割画面表示で一
方の広い表示領域が左側の場合は、右側の狭い表示領域
の画像は、ほぼ中心が表示され、狭い表示領域において
も中央領域の表示が可能となる。
【0030】請求項6に記載の発明に係る画像表示装置
は、複数の各画像供給部から供給される各画像データを
各々サンプリングして複数の各メモリにライトし、該ラ
イトされた各画像データを前記各メモリよりリードする
各リード信号に基づいてリードし、このリードされた前
記各画像データに基づく表示画像を一つの表示部上に表
示する画像表示装置であって、複数の画像供給部の一つ
が、前記画像データとその同期信号を記憶した情報記憶
媒体であり、前記情報記憶媒体以外の他の前記画像供給
部の同期信号に基づいて生成される前記リード信号は、
前記情報記憶媒体の情報を出力する同期信号に基づいて
出力されることを特徴とする。
【0031】請求項6に記載の発明によれば、以下の作
用効果を有する。すなわち、分割画面表示では、各リー
ド信号のうち、少なくとも1つのリード信号に基づい
て、表示動作が行われる。このため、このリード信号の
基礎となる画像供給部の同期信号のみを安定した信号と
すれば、表示部上の画像が良好に表示される。
【0032】従って、基準となる同期信号の出力源を情
報記憶媒体から出力される同期信号とすることで、同期
信号は安定し、これに基づく各種リード信号、サンプリ
ング信号等が安定する。これにより、表示画面も安定し
て良好に表示される。
【0033】請求項7に記載の発明に係る電子機器は、
上記のような画像表示装置を用いている。これにより、
電子機器に適用すれば、小型大型等を問わず、メモリ容
量も少なくなることから、低消費電力でしかも安価な分
割画面の表示装置が実現可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について図面を参照して具体的に説明する。
【0035】[実施の形態1]本例の画像表示装置は、
図1に示すように、複数の各画像供給部1、2、・・
N、サンプリング手段110、メモリ90(90−1〜
90−(N−1))及びメモリ102、出力順序選択手
段134を含むデータ処理手段130、表示部300、
画像制御手段100、モード設定手段310より構成さ
れる。
【0036】サンプリング手段110は、各画像供給部
1・・Nから供給される各画像データを、各サンプリン
グ信号ADCL0、1・・ADCLN−1に基づいて各
々サンプリングするものである。このサンプリング手段
110には、第1の選択信号SELに基づいて各画像デ
ータのうちいずれかを選択する選択手段113と、これ
ら各画像データのアナログ信号をデジタル化処理する複
数のA/D変換部120、112−1、・・・、112
−(N−1)を有する。
【0037】メモリ90・102は、サンプリング手段
110にて各々サンプリングされた各画像データが各々
ライトされ、かつ、各リード信号LCL、FRCL0、
・・・、FRCLN−2に基づいて、各画像データが各
々リードされるもので、複数例えばN個形成される。
【0038】出力順序選択手段134は、各メモリ90
・102よりリードされた各画像データのうちいずれか
を選択出力する機能を有する。
【0039】表示部300は、複数のデータ信号線と複
数の走査線との各々の交差部に対応して配置されたn×
m個の表示要素にて形成され、サンプリング手段110
でのサンプリングドット数に基づいて指定された一水平
走査期間における一又は複数の有効表示領域に、選択さ
れた各画像データに基づいて表示画像が表示されるもの
である。
【0040】モード設定手段としての操作部310は、
CPU30へ各種信号を出力して以下の第1〜第3のモ
ードの各表示モードに表示部を設定する。第1のモード
としての標準モードでは、n×m1(m1<m)の一つの
有効表示領域に、各画像データのいずれか一つに基づい
て画像が表示される。第2のモードでは、n×m2(m1
<m2≦m)の一つの有効表示領域に、各画像データの
いずれか一つに基づいて画像が表示される。第3のモー
ドでは、n×mの最大有効表示領域の内を分割した複数
の有効表示領域に、各画像データに基づいて各々画像が
表示される。
【0041】画像制御手段100は、サンプリング信号
ADCL、リード信号LCL、FRCL、第1の選択信
号SEL、第2の選択信号LXF、LXR等を生成出力
制御して、第1〜第3のモードに基づく有効表示領域の
表示画像を制御するものであり、第1の制御手段200
と、画像合成制御手段170と、CPU30を有する。
【0042】第1の制御手段200は、CPU30に基
づいて主として各メモリ90・102への書き込みを制
御するライト制御手段として機能し、サンプリング信号
周期変更手段202、第1の選択信号SELを生成する
シリアル信号生成手段204と、第1の選択信号SEL
を制御すると共に、各サンプリング信号ADCLが互い
に異なる位相で出力するように制御するサンプリング信
号位相制御手段206と、を有する。
【0043】サンプリング信号周期変更手段200は、
設定された第1〜第3のモードのいずれかに適合する有
効表示領域の大きさに対応させて、第1の選択信号SE
Lに基づいて選択された画像データの各サンプリング信
号ADCLの周期を各々変更して各画像データの各サン
プリングドット数を変更し、表示部300に対する有効
表示領域の指定範囲を制御する機能を有する。
【0044】画像合成制御手段170は、CPU30に
基づいて主として各メモリ90・120からの読み出し
を制御するリード制御手段として機能し、リード信号周
期変更手段172と、表示開始時期制御手段174とを
有する。尚、この他、1画面、複数画面を選択する第1
の選択信号SELに応じて、メモリ90・102からの
画像データを選択する選択信号としてのDOUBLE信
号を生成出力する生成手段176、メモリよりリードさ
れた画像データが複数の場合に出力順序を選択する第2
の選択信号LXR、LXFを生成出力する第2の選択信
号生成手段178、データ処理手段130の中に含まれ
る帰線期間調整手段138へ帰線期間を調整するBLA
NK信号を生成出力するBLANK信号生成手段18
0、等を有しているが、これら詳細については、後述の
実施の形態2で詳述する。
【0045】リード信号周期変更手段172は、サンプ
リング信号ADCLの周期にあわせてリード信号LC
L、FRCLの周期を変更するものである。
【0046】表示開始時期制御手段174は、第3のモ
ードが設定された際に、各画像データに対応する各リー
ド信号LCL、FRCLのリード開始時期を制御し、各
画像データの表示部300への出力開始時期を設定し
て、表示部300に対する各有効表示領域の各表示画像
の表示位置を制御し、画像合成を行うものである。
【0047】上記のような構成の動作の概略について説
明する。
【0048】操作部310により第1〜第3の各種モー
ドの変換が行われ、表示部300に各モードに応じた表
示画像が表示される。すなわち、第1のモードを表示す
る場合は、表示部300上に各画像データの1つを表示
すればよいので、リード開始時期制御手段174により
その1つのリード信号LCLのみの読み出しを行えばよ
い。第2のモードを表示するには、サンプリング周期変
更手段202により画像データのサンプリング周期を変
えて、サンプリングドット数を第1のモードの場合に比
して増やしてやればよい。これにより、画像データを、
所望のサイズで表示部上に表示することができる。この
ように、第2のモードでは、表示領域が拡大してより見
やすい画面となる。
【0049】第3のモードを表示するには、サンプリン
グ周期変更手段202により各画像データの各サンプリ
ング信号ADCLの周期を変えると共に、各リード信号
LCL、FRCLのリード開始時期を制御して、表示部
300に対する各有効表示領域の指定及び各有効表示領
域に対する表示画像の位置の指定を行えば良い。すなわ
ち、各メモリ90・102に記憶された各画像データを
リードする際、各リード信号LCL、FRCLを出力す
るタイミングを表示開始時期制御手段174により制御
することで、一走査期間内に一つの表示部300上に、
異なるタイミングで複数種の画像データが表示される。
これにより、一つの表示部300内に複数の各画像制御
部1・・からの各画像データの分割画面表示が可能とな
る。そして、リードタイミングを変更するのみで、例え
ば左右2つの表示領域の場合、表示領域の左に一方の画
像データ右に他方の画像データを表示するか、左に他方
の画像データ右に一方の画像データを表示するかの、表
示領域に表示される画像の配置を選択できる。このよう
にして、モード設定手段により表示部300に第1、第
2、第3のモードを選択的に表示できる。
【0050】[実施の形態2]次に上述の実施の形態1
の画像表示装置をマイクロコンピュータに適用した一実
施例について説明する。尚、同一の構成要素には同一の
符号を符している。
【0051】(全体構成)先ず、画像表示装置の全体構
成について図3を用いて説明する。本例の画像表示装置
は、図3に示すように、複数例えば3個の画像供給部1
・2・3からの各画像データのうちいずれか2つの第
1、第2の画像データ(入力1・入力2)をチューナー
装置10を介して選択し、モニター装置40の表示パネ
ル200上に2分割表示を行い、各分割領域を必要に応
じて変更する装置である。尚、モニター装置40内に
は、受光部42が配設され、操作部310(詳細は図1
6)の操作に基づく各種操作信号を受信し、チューナー
装置10及びモニター装置40内の各部が動作するよう
構成される。
【0052】チューナー装置10は、第1〜第3の入力
部11・12・13、出力部14及びACC15の各端
子を有する。ここで、第1の入力部11として、例えば
TV等の各種チャンネルが入力可能なアンテナ等が挙げ
られる。また、第2の入力部12は、例えばナビゲーシ
ョン等の入力として機能し、さらに第3の入力部13
は、ビデオ入力等の入力として機能する。これら各入力
部11・12・14に対する出力は、出力部14の端子
にて賄われている。そして、これら各端子に画像供給部
2、3等が接続されている。本例では、画像供給部1を
TV、画像供給部2をナビゲーション、画像供給部3を
ビデオとする。尚、チューナー装置10の内部には、A
CC15に接続された内部の各種装置を駆動させるため
の電源23が配設されている。
【0053】第1の入力部11には、チューナー20
(フロントエンド回路)が接続され、入力された周波数
を中間周波数に設定し、さらにチューナー20の後段に
配設されたIF(中間周波数)増幅部21にて増幅され
る。
【0054】そして、この増幅された第1の入力部11
からの信号は、第2の入力部12、第3の入力部13と
共に、選択部22に供給される。この選択部22で、3
入力のうちのいずれか2つを選択する。この選択は、C
PU30に基づいて制御される。尚、CPU30は、チ
ューナー20での中間周波数、選択部22でのAV選
択、FM送信部24での周波数制御、画面の明るさの調
整制御、表示パネル300(1画面・2画面・左右優先
等)各種モードの制御等の各機能を有している。受光部
42からの信号は、CPU30内に入力されて、各種の
制御を行う。
【0055】モニター装置40内においては、選択部2
2にて選択された各メディアからの音声を出力制御する
音声出力制御部44及び音声出力部46が配設されてい
る。
【0056】一方、画像データは、選択部22にて3入
力のいずれか2つが選択され、これら第1、第2の画像
データは、それぞれ第1、第2のクロマ回路50、52
を介して画像制御手段100へ入力1、入力2として入
力される。例えばTV映像の場合は、第1、第2のクロ
マ回路50、52では、NTSC、PAL/SECAM
等の各種方式で第1の入力部11であるアンテナを介し
て送られてくるTV映像信号(NTSCコンポジット信
号)を、RGB信号に変換する。
【0057】この画像制御手段100は、表示パネル3
00の表示画像を制御するものであり、2画面表示用コ
ントローラIC等にて形成される。尚、画像制御手段1
00には、第1、第2のPLL回路60、62が接続さ
れて、画像データ例えば映像信号から基準となるクロッ
クを抽出し、IC内の各種クロック等の生成に寄与して
いる。この基準クロックは、液晶表示等のためのドット
クロックにもなる。
【0058】この画像制御手段100には、第2のメモ
リとしてのフィールドメモリ90、表示装置70等が接
続されている。
【0059】フィールドメモリ90は、入力2からの第
2の画像データを記憶するもので、表示パネル300の
m×nの画素数に対応したメモリエリアを有する構成と
するのが好ましい。また、メモリ容量の観点からm×n
より少ないメモリエリアにて形成するとさらに好まし
い。
【0060】表示装置70は、画像制御手段100に接
続されたデータ処理ブロック80と、表示部としての表
示パネル300に接続されて表示を制御するパネル駆動
手段82と、データ処理ブロック80及びパネル駆動手
段82に接続された表示パネル300と、これらに接続
されたパネル用電源76、光学機器例えばBL(バック
ライト)74、BL駆動手段71、ディマー制御部72
を含み構成される。
【0061】データ処理ブロック80では、画像制御手
段100からの画像データを表示パネル300に供給し
ている。尚、パネル駆動手段82及び表示パネル300
には、パネル用電源76が電源23とは別個に配設さ
れ、電力補強を行っている。
【0062】また、パネル用電源76には、表示パネル
300を照明するBL(バックライト)74を駆動する
BL駆動手段71が接続され、このBL駆動手段71を
ディマー制御部72により制御している。ここでディマ
ー制御部72にて行われるディマー制御とは、以下の表
1に示すルールに基づく制御をいう。
【0063】
【表1】 データ処理ブロック80内には、図示しない、RGB画
像データをn相展開する相展開手段、表示パネル300
の駆動の必要に応じて極性反転する極性反転部、クラン
プ、ガンマ補正手段、表示パネル300の駆動に必要な
電圧に増幅する増幅手段としてのアンプ等を有してい
る。パネル駆動手段82は、図示しないデータ側駆動回
路、スイッチング素子を順次選択する走査信号を走査信
号線に供給する走査側駆動回路等を有する。
【0064】表示パネル300は、画像データを表示す
るものであり、例えば液晶パネル等にて形成され、図示
しない複数の走査信号線と、複数のデータ信号線と、各
線の交差部に配設される表示要素例えばスイッチング素
子と液晶層とが直列に電気的に接続された画素を有す
る。画素は、縦n×横m個のマトリクス状に配列して構
成される。スイッチング素子は、例えば3端子スイッチ
ング素子TFTにて構成しても、2端子スイッチング素
子例えばMIM素子、MIS素子等で形成しても良い。
また、2端子型又は3端子型のスイッチングを用いてア
クティブマトリックス型の液晶表示パネルに限らず、単
純マトリックス型等、その他様々な液晶パネルでも良
い。また、本例では表示パネル300上の水平走査1本
当たり、ブランキングを含めて1824画素、ブランキ
ングを除くと1440画素が含まれる。
【0065】尚、モード設定手段としての操作部310
は、図16に示す電源の入出力を行うPOWER31
2、テレビ/ナビ切換キー314、ナビゲーションの自
動操作を行うAUTO316、マニュアルで行うMAN
UAL318、ノーマルモードからズーム、ワイド画面
に切り換えるノーマル/ズーム切換キー320、1画面
/2画面切換キー322、右優先/左優先を行うLメイ
ン/Rメイン切換キー324、2画面表示を行う場合の
左右画面の入換を行う左右入換キー326、明るさの調
整を行うBRIGHT328、TVチャンネルの選択を
行うCHANNEL329を含み構成される。
【0066】これら各キーを用い、表示パネル300
に、以下の標準モード、ワイドモード、均等分割モー
ド、不均等分割モードのいずれかを設定する。標準モー
ドは、図15(a)(i)(j)のような状態であり、
n×m1(m1<m)の一つの有効表示領域に、各画像デ
ータのいずれか一つに基づいて画像が表示される。ワイ
ドモードは、図15(b)のような状態であり、n×m
2(m1<m2≦m)の一つの有効表示領域に、各画像デ
ータのいずれか一つに基づいて画像が表示される。均等
分割モードは、図15(d)(e)のような状態であ
り、n×mの最大有効表示領域の内を分割した複数の有
効表示領域に、各画像データに基づいてそれぞれ画像を
均等分割表示する。不均等分割モードは、図15(f)
〜(h)のような状態であり、n×mの最大有効表示領
域の内を分割した複数の有効表示領域に、各画像データ
に基づいてそれぞれ画像を不均等分割表示する。
【0067】(画像制御手段の詳細について)ここで、
上記のような画像表示装置の画像制御手段100の詳細
について、図2を用いて説明する。図2は、本例の画像
表示装置の特に画像制御手段100を機能的に示した機
能ブロック図の概略を示す。
【0068】同図において、画像制御手段100は、例
えば1H=1824クロック(28.7MHz)で動作
するもので、入力1の第1の画像データが記憶される第
1のメモリとしてのラインメモリ102と、入力1・2
のアナログ画像データをサンプリングしてデジタル化す
るサンプリング手段としてのA/D変換手段110と、
デジタル画像データ(第1、第2の画像データを含む)
にオンスクリーンデータ(OSD)等を加えると共にラ
インメモリ102及びフィールドメモリ90のリード等
を処理するデータ処理手段130と、処理されたデジタ
ル画像データをアナログ化するD/A変換手段160
と、ラインメモリ102及びフィールドメモリ90のリ
ード制御により画像合成を行う画像合成制御手段170
と、入力1からの第1の画像データのA/D変換による
(位相差)サンプリング制御及びラインメモリ102へ
のライトを行う制御手段としての第1の制御手段200
と、入力2からの第2の画像データのA/D変換による
サンプリング制御及びフィールドメモリ90へのライト
を行う制御手段としての第2の制御手段230を含み構
成される。
【0069】本例では、表示パネル300上に表示され
る一画面分の画像データをデータ処理する毎に、第1の
表示領域(例えば図15(h)の302)の情報をフィ
ールドメモリ90に、第2の表示領域(同304)の情
報をラインメモリ102に書き込むように形成されてい
る。
【0070】ラインメモリ(LM)102は、一水平走
査分の画素数より少ない記憶エリアを有する。本例で
は、表示パネル300の水平方向の画素数m=1440
ドットに対し、m>iとなる例えば0〜767の計76
8のデータ分の記憶エリアを有し、768w(ワード)
×8b(ビット)×4本で構成される。これらを2組
(LM1とLM2、LM3とLM4)に分け、1H毎に
読み出し書き込みを入れ換えている。従って、必要とす
るメモリの容量を大幅に削減でき、ラインメモリに接続
する回路とのライン数を減少させ、回路全体の集積化が
可能となる。また、記憶エリアを制限し、メモリ容量を
フレキシブルに設定可能に形成して、メモリの利用効率
が向上する。
【0071】A/D変換手段110は、入力1・2のア
ナログ画像信号をサンプリングしてデジタル信号に変換
するものであり、得られたデジタル信号をデータ処理手
段130に出力する。データ処理手段130は、このデ
ジタル信号に対して、CPU30から入力された信号に
基づいて、オンスクリーン表示(画面上に所望の文字を
映し出す)等のための各種のデジタル信号処理を施す。
D/A変換手段160は、信号処理が施されたデジタル
信号をアナログ信号に変換し、表示パネル300に入力
する。尚、表示装置がデジタルインターフェース仕様の
場合には、デジタル信号を処理するデータ処理手段13
0の出力を直接に表示パネル300に入力しても良い。
【0072】画像合成制御手段170は、標準及びワイ
ドモードが設定された際に、サンプリング信号ADCL
を第1のサンプリング周期に設定し、均等及び不均等分
割モードが設定された際に、サンプリング信号ADCL
の周期を、第1のサンプリング周期より短く変更するよ
うに、ラインメモリ102からの読み出し用クロックL
CLの周期を変更する第1のリード信号周期変更手段及
びFM90の読み出し用クロックFRCLの周期を変更
する第2のリード信号周期変更手段よりなるリード信号
周期変更手段172と、均等及び不均等分割のモードが
設定された際に、各画像データに対応する各リード信号
LCL、FRCLのリード開始時期を制御し、各々の画
像データの表示パネル300への出力開始時期を設定し
て、表示パネル300に対する各有効表示領域の各表示
画像の表示位置を制御し、画像合成を行う表示開始時期
制御手段174等を含み構成される。尚、これ以外にも
後述する各種手段が含まれている。
【0073】第1、第2の制御手段200、230は、
入力1、2の各画像データをサンプリングする際に、必
要とされるサンプリングクロックADCLをA/D変換
手段110に対して供給するものである。この第1、第
2の制御手段200・230により、ラインメモリ10
2及びフィールドメモリ90のライト、その他の全体的
な制御を行うため、第1、第2のPLL回路60・62
で抽出された同期信号に基づいて、各種信号を出力して
いる。
【0074】次に、画像制御手段100のさらに詳細な
図を図4に示す。尚、図4における各種略文字の意味
は、以下の表2及び表3に示す通りである。
【0075】
【表2】
【表3】 同図のように、画像制御手段100の内部には、さら
に、マイコンI/F260、D/A変換手段262、I
OTST268等を有する。さらに、フィールドメモリ
90、制御部98が外部接続されている。マイコンI/
F260は、画面表示モード、OSDの色指定、ディマ
ー制御、画面調整電位等を、シリアルデータにて各部例
えばデータ処理手段130、画面合成制御手段170、
第1の制御手段200、第2の制御手段230等へ転送
するものである。CPU30からのデータは、SEN、
SCL、SDTの3本からなる。このタイミングチャー
トを図17に示す。また、レジスタの内容は以下の表4
の通りである。
【0076】
【表4】 CPU30は、レジスタのデータに基づき制御信号を出
力する。この時の、データには、サンプリングクロック
数、バックポーチ、位相、コントラスト、ブライトネス
等、音量調整項目や、表示に使用する言語、ブランク時
における表示画面の色、シリアル端子に接続される装置
の種別等の付随的なデータが含まれる。
【0077】制御部98は、標準モード(1画面ノーマ
ル)時に、画面の左右端を黒(サイドブラック)にする
ためのタイミング信号BLK等を出力するものであり、
この信号BLKは、データ処理手段130に入力され
る。この制御部98には、上記黒色表示にする手段が含
まれている。尚、制御部98を画像制御手段100に含
ませる構成としても良い。
【0078】(A/D変換手段について)ここで、A/
D変換手段110の詳細について、図5を用いて説明す
る。図5は、図4のA/D変換手段110の詳細を示す
ブロック図である。
【0079】A/D変換手段110は、例えば周波数1
5MHzで動作し、入力1、入力2のRGB信号(画像
データ)が各々入力されるクランプ111、112と、
画像合成制御手段170からの信号SEL[1R1、1
G1、1B1]に基づいて、RGBの各信号からいずれ
か一つを選択する第1の選択部113と、信号SEL
[1R1、1G1、1B1]とは異なる位相の信号SE
L[2R2、G2、2B2]に基づいて、入力1からの
分岐RGB信号と入力2のRGB信号のいずれかを選択
する第2の選択部114と、選択手段としての第1、2
の選択部113・122に各々接続されて、RGBマト
リックス可能な複数のサンプリング手段例えば第1、第
2のA/D変換部120・122と、を含み構成され
る。また、第1、第2のA/D変換部120、122に
は、データ処理手段130に含まれ、画面の各表示形態
(1画面・2画面等)に応じて、ラインメモリ102の
書き込みの使用形態を切り換える切換手段124が接続
されている。さらに、第1のA/D変換部120にはラ
インメモリLM1(102−1)、切換手段124には
ラインメモリLM2(102−2)、第2のA/D変換
部122にはフィールドメモリFM90が各々接続され
ている。
【0080】1画面表示時は、入力1のRGB信号(R
I1・GI1・BI1)を第1、第2のA/D変換部1
20、122に入力し、位相差サンプリングしてスピー
ドを確保している。そして、第1のA/D変換部120
の出力をLM1(120−1)に、第2のA/D変換部
122の出力をLM2(120−2)に書き込む。この
時、1Hは、例えばm=1536データとする。
【0081】2画面表示時(右左優先を含む)は、入力
1、2を各々第1、第2のA/D変換部120、122
でサンプリングする。そして、第1のA/D変換部12
0の出力DIOをLM1、LM2の両方に同じデータを
書き込む。この時1Hは、例えばm>iとなるi=76
8データとする。フィールドメモリ90へは、表示モー
ド(1画面・2画面・右左優先)に関係なく第2のA/
D変換部122の出力FDOをデータとして送るが、イ
ネーブル信号FRENの制御により2画面表示時のみ書
込動作を行う。
【0082】第1、第2のA/D変換部120・122
のサンプリングは、第1の制御手段200が、サンプリ
ングクロックADCL0、ADCL1による指示を与え
ることで行われる。この場合、第1の制御手段200の
上記指示は、マイコンI/F260から出力される命令
SCUTAに基づいて行われる。
【0083】(データ処理手段について)次に、データ
処理手段130の詳細について、図6を用いて説明す
る。図6は、図4のデータ処理手段130の詳細を示す
ブロック図である。
【0084】データ処理手段130は、フィールドメモ
リ90及びラインメモリ102からの読出、画面合成、
ブルーバック処理、OSD等を行うものであり、ライン
メモリLM1(102−1)とLM2(102−2)の
うち、いずれかを出力する第1の選択手段132と、ラ
インメモリ102からのデータLD、フィールドメモリ
90からのデータFDのいずれか出力する出力順序選択
手段としての第2の選択手段134と、出力データD1
にOSDを加算するOSD加算手段136と、帰線期間
(BLANK)を調整する帰線期間調整手段138と、
各種ブロックからの出力信号のタイミングを調整するク
ロック調整手段140を含み構成される。
【0085】第1の選択手段132では、信号LCLに
基づいて、LM2を選択する場合は、LM1側を“0”
LM2側を“1”に設定する。逆の場合は、LM1側を
“1”LM2側を“0”に設定する。
【0086】第2の選択手段134の前段では、ライン
メモリ102のデータの内容を表示パネル300の左側
に表示する場合は、信号LXFに基づいて、ラインメモ
リ102側を“1”、フィールドメモリ側を“0”にす
る。
【0087】逆に、ラインメモリ102側のデータの内
容を右に表示する場合は、信号LXRに基づいて、ライ
ンメモリ側を“0”、フィールドメモリ側を“1”と
し、FDを先に出力し、LDをFDが出力した後にタイ
ミングを変えて出力する。
【0088】第2の選択手段134の後段では、信号D
OUBLEに基づいて、“0”の場合は1画面表示、
“1”の場合は2画面表示とする。第2の選択手段13
4は、これら前段と後段の論理の組み合わせにより制御
されたデータD1を出力する。
【0089】OSD加算手段136は、このデータD1
と、CPU96から送られる例えば2ビットのOSD情
報とが、予めマイコンI/F260のレジスタにセット
されている情報に基づいて、重畳されることで色付けさ
れる。このように、画像データD1への重畳はRGB毎
にD/A変換部160直前のDO(R・G・B)を作る
際に行う。尚、OSDの優先順位は高い方から、OSD
表示、制御部98からのBLK、BLUEBACKとな
る。
【0090】クロック調整手段140は、例えば第1の
選択手段132の後段のFF(遅延回路)142、フィ
ールドメモリ90の後段のFF144、第2の選択手段
134の後段のFF146、OSD加算手段136(R
GB)のFF148(RGB)等、各ブロックの後段に
配設される。尚、これらタイミングの調整を後でまとめ
て行う構成であっても良い。
【0091】尚、画像制御手段100の後段に接続され
た増幅手段例えばRGBアンプ94でのクランプ用にC
LAMP3を出力し、帰線期間に当たる部分(BLAN
K期間)は出力を0(黒)にする。
【0092】ここで、各種表示モード(1画面:標準モ
ード、2画面:均等分割モード、片側優先:優先分割モ
ード)の変更は、第2の選択手段134により、ライン
メモリ102及びフィールドメモリ90からの読み出し
のタイミングを変えて出力する。これを概念的に示した
のが図7である。
【0093】すなわち、1画面表示時の標準モードにお
いては、ラインメモリ102から1H=1536データ
を例えば1536クロックで読み出し、表示パネル30
0に出力する。2画面2等分時は、ラインメモリ102
及びフィールドメモリ90から各々タイミングを変えて
1H=768データを例えば768クロックで読み出
し、操作部310の指定に従い左右を選択して出力す
る。2画面右優先又は2画面左優先時は、ラインメモリ
102及びフィールドメモリから各々タイミングを変え
て1H=768データを例えば1152クロックで読み
出し、操作部310の左右を選択して出力する。
【0094】本例では、図8(C)に示す2画面表示の
場合は、図8(E)に示すように、入力1(第1の画像
データ)、入力2(第2の画像データ)を各々768ド
ットでサンプリングし、図8(D)に示すように、各メ
モリから読み出す時に、拡大したい方の画面例えば入力
2の方を1152ドットにし、入力1の読み出しは、7
68ドットで読み出すようにして、一方を引き延ばして
いる。尚、表示パネル300は、1536ドットの表示
が可能となっているので、この引き延ばしを1152ド
ット以上にすることもできる。
【0095】尚、片側優先時には、図7に示すように、
右優先の場合は左側の読み出し開始時期を表示パネル3
00の例えば20ドット目、左優先の場合は右側の読み
出し終了時期を表示パネル300の1814ドット目
と、左右端側に近い位置としている。このため、狭い方
の画面の中央部分の表示が可能となり、特にナビゲーシ
ョンの場合は、広い方の画面でも、狭い方の画面でも、
センター部が映り有利となる。
【0096】さらに、1画面時の標準モードにおいて
は、表示領域を1152ドットとして両端を図8(A)
のように黒色表示を行い、ワイド時に図8(B)に示す
ように、1536ドットに引き延ばして表示するように
しても良い。また、通常の1画面表示においても、表示
パネル300の1440ドットに対し、画像データを、
若干多く送っているため、製造に起因した表示パネルと
実際の画像データとの間に誤差が生じても、表示画面の
枠内で画像データが抜けるのを防止している。
【0097】また、一般に、表示パネル300上の画面
を横方向にs:tに分割する場合では、i=768の場
合読み出すスピードを768ドット/(sH/(s+
t))において、s=3、t=2とするのが好ましい。
さらに、s=4、t=3とするのが好ましい。さらに、
k分割表示の場合は、表示パネル300の一方向がmド
ットであれば、m/kドット程度でサンプリングするの
が好ましい。この場合、(m/k)<s<mの範囲で表
示領域の拡大縮小が可能となる。
【0098】(画像合成制御手段、第1、第2の制御手
段について)画像合成制御手段170では、主としてラ
インメモリ102及びフィールドメモリ90からのデー
タの読み出し制御を行う。本例では、1画面表示では、
ラインメモリ102を使用し、入力1のRGB信号を1
H遅らせて出力する。2画面表示では、ラインメモリ1
02とフィールドメモリ90とを使用し、入力1につい
ては、1画面表示時と同様に1H遅らせて出力し、入力
2については、入力1の同期信号にあわせて読み出す。
この時、ラインメモリ102(画面1)の読み出しタイ
ミングを変えることにより右優先、左優先、1:1の各
種表示及び左右入れ替えの動作を行う。
【0099】画像合成制御手段170には、図示しない
クロックLWCLを変更し第1のリード信号としてのク
ロックLCLを発生させる手段、ラインメモリの読出用
アドレス空間LRAD1〜4を指定する手段、アドレス
空間LRAD1〜4のエリア領域を変更する手段、第2
のリード信号としてのクロックFRCLを生成する手
段、FM90の読出用リセット信号FRSTを発生する
手段、FM90の読出用イネーブル信号FRENの周期
を変更する手段、信号FRENを生成する手段、D/A
変換手段160を駆動するクロックDACLを発生する
手段、1画面、2画面の切換を行うDOUBLE信号を
生成する手段、増幅手段94用のクランプを駆動させる
パルスCLAMP3を生成する手段、ラインメモリ10
2のLM1〜4を選択する信号L1X2を制御する手
段、ラインメモリ102からの第1の画像データの右左
の表示を選択する信号LXF、LXRを制御し、いずれ
かの読み出しのタイミングを変更自在に制御する手段、
オンスクリーンデータONR・ONG・ONBを制御す
る手段、帰線期間を指定する信号BLANKを生成する
手段(黒色表示にする手段)、信号BLUEBACKを
出力して青色表示に設定する設定手段等の各種制御信号
に基づいて各種制御を行う手段を有している。尚、クロ
ックLWCS、LWCL、LWADはスルーする。
【0100】第1、第2の制御手段200・230で
は、主としてラインメモリ102及びフィールドメモリ
90への書き込み制御を行う。本例では、例えば図14
(d)の第1の表示領域(302)としての画面1に表
示される画像データを入力する入力1、第2の表示領域
(304)としての画面2に表示される画像データを入
力する入力2、の各々の同期に合わせて、ラインメモリ
102及びフィールドメモリ90への書き込みを行う。
【0101】第1の制御手段200は、図示しないライ
ンメモリ102の書き込み用クロックLWCL、リセッ
ト信号LWCSを各々生成する発生手段、アドレス空間
LWADを指定する指定手段、ADCLBに基づいてA
/D変換手段110を駆動する第1、第2のサンプリン
グ信号としてのクロックADCL0、ADCL1を発生
する発生手段、標準及びワイドモードが設定された際
に、サンプリング信号ADCLを第1のサンプリング周
期に設定し、均等及び不均等分割モードが設定された際
に、サンプリング信号ADCLの周期を、第1のサンプ
リング周期より短くなるように、サンプリングクロック
ADCL0、ADCL1の周期を各々変更する第1、第
2のサンプリング信号変更手段を含むサンプリング信号
周期変更手段、各サンプリングクロックADCL0、A
DCL1の位相が1画面時には互いに異なるように制御
するサンプリング信号位相制御手段、クランプパルスC
LAMPAを生成する発生手段、SELBに基づいて、
RGBの色指定信号SEL[1R1・1B1・1G1、
1R2・1B2・1G2、2R2・2B2・2G2]を
生成する発生手段、制御部98用同期信号HSYNC・
VSYNCを制御するHSYNC制御手段214、VS
YNC制御手段、オンスクリーンデータ用の同期信号H
D、VDを生成する制御手段、画面1垂直同期信号LV
SAを生成する発生手段、画面1をHLOCKする指定
手段等を含み構成される。尚、いずれのクロックも同期
信号ICSAに基づいて生成される。
【0102】また、第1の制御手段200からは、同期
信号MHSYNC、MVSYNCを制御部98に与え、
この制御部98の制御をも行っている。この出力は、図
18に示すタイミングチャートの通りである。さらに、
OSD用の同期信号VD、HD等も出力している。この
出力は、図19に示す通りである。
【0103】第2の制御手段230は、図示しないフィ
ールドメモリ90の書き込み用クロックFWCL、リセ
ット信号FWST、イネーブル信号FWENを各々生成
する発生手段、クランプパルスCLAMPBを生成する
発生手段、画面2垂直同期信号LVSBを生成する発生
手段、画面2をHLOCKする指定手段等を含み構成さ
れる。尚、いずれも同期信号ICSBに基づいて生成さ
れる。
【0104】(動作について)次に、上述した構成の画
像表示装置の動作について図2〜14を用いて説明す
る。各図には、画像供給部例えばTV、ナビゲーショ
ン、ビデオ等からの入力に基づき、ライン及びフィール
ドメモリでのリード/ライトの一例が示される。
【0105】先ず、フィールドメモリ90及びライン
メモリ102に画像データを書き込む場合を説明する。
【0106】図3に示す画像供給部1例えばTVの画像
データが第1の入力部11からアンテナ受信等にて入力
され、画像供給部2例えばナビゲーションの画像データ
が第2の入力部12に入力され、画像供給部3例えばビ
デオの画像データが第3の入力部13から入力される。
この3つの入力は、選択部22にていずれか2つが選択
される。この指定は、操作部310で操作される。例え
ば本例では、入力1をナビゲーション、入力2をTVと
すると、第1のクロマ回路50には、第2の入力部12
からのナビゲーションの第1の画像データのアナログ信
号が、第2のクロマ回路52には、第1の入力部11か
らのアンテナ受信された第2の画像データのアナログ信
号が入力される。ここで、第1、第2のクロマ回路52
において、第1、第2の画像データのNTSCコンポジ
ット信号はRGBの信号に変換され、各入力1、入力2
の信号は画像制御手段100に入力される。
【0107】そして、図3のA/D変換手段110に、
入力1からの信号RI1・GI1・BI1、入力2から
の信号RI2・GI2・BI2が入力される。
【0108】(i)標準モードである1画面表示時は、
図5に示すように、入力1(ナビ)の信号RI1・GI
1・BI1のデータを2経路に分岐し、図9に示すサン
プリングクロックADCL0とADCL1とで位相を相
違させて、第1、第2のA/D変換部120・122で
サンプリングを行い、LM1(102−1)、LM2
(102−2)に各々書き込む。ここで、図9に示すよ
うに、SEL1の信号は、R1B1G1の順位で第1の
選択部に113に供給され、SEL2の信号は、G2R
2B2の順位で、第2の選択部114に供給され、か
つ、SEL1とSEL2とは1クロック位相が相違す
る。
【0109】具体的には、SEL信号に基づいて第1の
選択部113でRI1(SEL1R1)が選択され、サ
ンプリングクロックADCL0に基づいて第1のA/D
変換部120で信号RI1(SEL1R1のR0)をサ
ンプリングし、LM1(102−1)に書き込む。次
は、SEL信号に基づいて第2の選択部114でGI1
(SEL1G2)が選択され、G0が第2のA/D変換
部122でサンプリングされ、LM2(102−2)に
書き込む。その次は、SEL1B1のB0が第1のA/
D変換部120でサンプリングされ、LM1(102−
1)に書き込む。このように、LM1(102−1)と
LM2(102−2)とで交互に画像データを書き込
み、LM1に768データ、LM2に768データの計
1536データを書き込むことができる。。尚、第2の
選択部144では、入力1の信号RI1・GI1・BI
1のデータ、入力2の信号RI2・GI2・BI2のデ
ータの2入力が入力されるが、画像合成制御手段170
からの信号SEL[1R2・1G2・1B2]により、
入力1のデータのみが出力される。また、1画面時で
は、切換手段124においては、第2のA/D変換部1
22からの出力(入力1の信号RI1・GI1・BI1
のサンプリングデータ)のみがLD02として出力され
る。
【0110】このため、図9に示すタイミングチャート
では、ラインメモリに書き込まれるデータLDO1、L
D02は、各々R0B0G1・・、G0R1B1・・、
と書き込まれていく。
【0111】尚、サンプリングクロックADCL0・1
を174〜1709とすると、実際に書き込まれるタイ
ミングはDIO・DI1の182〜1720となる。こ
の時、書き込みアドレスLWADに0〜767の768
のデータが書き込まれる。このように、2つのA/D変
換部120・122により位相差サンプリングを行い、
LM1・2に各々書き込むことで処理速度を高めてい
る。
【0112】また、1画面表示で、ワイド画面(ワイド
モード)とする場合も上記同様の手法を行うが、ワイド
モードの横幅が標準モードの横幅に対してX倍、例えば
3/2倍のスケールであれば、クロックADCLの周期
を3/2倍としてデータの書き込みを行う手法を用いて
も良い。この場合、画像が良くなるので好ましい。尚、
書き込みを標準モード同様の周期とし、後述する読み出
しの周期を大きくして、データ処理ブロック80での表
示パネル300のサンプリングを例えばRについて複数
重複させる手法を用いてもよい。この場合、ラインメモ
リの記憶容量を少なくして処理速度が向上するので好ま
しい。
【0113】(ii)2画面表示時(片側優先を含む)
は、図5に示すように、第2の選択部114は、信号S
EL[2R2・2G2・2B2]に基づいて、入力2か
らのRI2・GI2・BI2を選択する。切換手段12
4では、信号DOUBLEにより、第1のA/D変換部
120からのデータDI0のみを通過させる。第2のA
/D変換部122からの出力は、FM90へFD0とし
て書き込まれる。この信号DOUBLEは、操作部31
0のキー操作に基づいて、CPU30を介してデータ処
理手段130内に入力されるものである。
【0114】従って、第1の画像データRI1・GI1
・BI1としての入力1からの信号は、LM1、LM2
へ、第2の画像データRI2・GI2・BI2としての
入力2からの信号は、フィールドメモリFM90へ書き
込まれる。尚、図10に示すように、SEL1とSEL
2とで位相差がないので、LM2には、LM1と同様の
データが書き込まれる。また、入力2の第2の画像デー
タRI2・GI2・BI2は、FM90へデータFD0
として送るが、イネーブルFWENを制御することで、
2画面表示時のみの書き込みを行う。
【0115】このため、図10に示すタイミングチャー
トでは、データFD0がイネーブルFWENのタイミン
グで書き込まれていく。そして、データアドレスFWA
Dは、0〜767(768)データずつ書き込まれてい
く。尚、この場合も、1画面表示時同様、サンプリング
クロックADCL0・1のスタート図9の174に対
し、実際の書き込み開始時期を、DIOで例えば10ク
ロック、FD0で例えば10クロックずらしている。
【0116】次に、フィールドメモリ90及びライン
メモリ102から画像データを読み出す場合について説
明する。
【0117】(i)標準モードである1画面表示時は、
ラインメモリ102から1H=1536(LM1の76
8・LM2の768)データを1536クロック期間で
読み出す。乃ち、図6及び図11に示すように、読み出
しクロックLCLに基づいて、LM1に格納されたデー
タLDI1のR0、B0、・・、の768データ、LM
2に格納されたデータLDI2のG0、R1、・・、の
768データを各々取り出す。この取り出しは、LM1
とLM2とで交互に取り出される。乃ち、図5におい
て、第1の選択手段132により信号L1X2は(1、
0)(0、1)(1、0)と交互に入れ換えることで、
LM1の選択、次にLM2と、各レジスタ毎に交互に読
み出され、出力データLDは、R0G0B0R1G1B
1・となる。
【0118】加えて、データを出力するのに第1の選択
手段132の切換タイミングの時間による誤差を少なく
するため、図6のブロック図のFF(遅延回路)142
でタイミングの調整を図っている。このFF142を含
むクロック調整手段140により、クロックのずれを少
なくして、良好にデータ処理を行うことができる。
【0119】このため、図11のタイミングチャートで
は、読み出しクロックLCLに基づいて、先ずラインメ
モリLM1からR0、次にラインメモリLM2からG
0、次にラインメモリLM1からB0、ラインメモリL
M2からR1、・という具合にデータが読み出され、デ
ータLDは、R0G0B0R1G1B1・と出力され
る。尚、図6において、LD、D1間では、1画面時
は、第2の選択手段134では、LDがそのまま選択さ
れ、出力データD1=LDとなる。
【0120】次に、CPU30からのOSD(OSR、
OSG、OSB)が、OSD加算手段136にてD1に
2クロック分加算される。CPU30からのOSDは2
ビットで送られ、予めレジスタにセットされる情報に従
い色付けされて重畳される。
【0121】ここで、画像合成制御手段170からの各
々ONR、ONG、ONBに基づいて、加算及びクロッ
クの調整が行われるが、このクロックを調整すること
で、DORのデータ長を変えることができる。このよう
にして、図4に示すように、データ処理手段130にて
読み出されたデータDOR、DOG、DOBは、さらに
3chのD/A変換手段160にて各々アナログ信号に
変換されると共に、図示しないクロック調整手段にて1
クロック分調整されROUT、GOUT、BOUTが出
力する。ここで、出力は、図11に示すように、ROU
T:R0R1・・、GOUT:G0G1・、BOUT:
B0B1・・となる。尚、読み出し開始時は、ROUT
の出力開始を182ドット目とするために、その数ドッ
ト前からLCLにより開始する。
【0122】このような工程を繰り返して、図7に示す
ように、表示パネル1440ドットに対して多めの例え
ば182ドット〜1702ドットまでの1536ドット
の読み出しを行う。ここで、読み出し時に、表示パネル
上の輪郭と、画像とがずれる(バックポーチ)可能性が
あるが、若干画像データの表示を多めに表示させること
で、端部での表示も良好に映り、映らない部分がなくな
ることになる。このようにして、複数ラインの走査が行
われる。
【0123】ここで、画像データは、図3に示すデータ
処理ブロック80で処理され、表示パネル300に表示
され、図15(i)のように映る。尚、標準モード時
は、画像合成制御手段170からの信号BLANKを、
図6に示す、帰線期間調整手段138に入力し、帰線期
間に当たる部分(図7のBLANK期間)では、増幅手
段94でのクランプ用にCLAMP3を出力すること
で、出力を0(黒)とし、図15(a)(i)(j)の
ように、画像データが表示されない、表示パネル上の輪
郭と画像と間の領域を左右両端を黒色表示にしている。
【0124】(ii)均等分割モードである2画面2等
分時は、ラインメモリ102の読出タイミングと、フィ
ールドメモリ90からの読出タイミングとを変えて、ラ
インメモリ102(LM1のみ)から768データを7
68クロック期間で、フィールドメモリ90から768
データを768クロック期間で、各々出力する。尚、左
右の選択は、操作部310の指定に従う。
【0125】具体的には、図12に示すように、クロッ
クLCLのタイミングに基づいて、ラインメモリ102
からの読み出しが行われ、クロックFRCLに基づい
て、フィールドメモリ90からの読み出しが行われる。
【0126】ここで、クロックLCL・FRCLは、大
本の基準クロックCLKAをラインメモリ側に併せてい
る。本例では、この大本の基準クロックを発振源を情報
記憶媒体例えばナビゲーション側に基づいたものとする
ことで、各同期信号を安定した信号とすることが可能と
なる。尚、ラインメモリ102からの出力LDとフィー
ルドメモリ90からの出力FDとを同じデータ長にする
ように、クロックの周期をLCLとFRCLとで異なる
ように形成してもよい。
【0127】表示パネル300の右側に図6におけるL
D(ラインメモリ側の画像データ;本例ではナビ)を、
左側にFD(フィールドメモリ側の画像データ;本例で
はTV)を表示する場合は、図6に示すように、例えば
信号LXR、DOUBLEに基づいて、D1には、先に
FDが出力し、LDが後から出力される。すなわち、先
にFDが表示パネル300上の例えば図12に示す20
0ドット目付近から読み出され、後にLDが例えば表示
パネル300上の例えば920ドット目付近から出力さ
れ、図15(d)又は(e)のようになる。
【0128】逆に、表示パネル300の左側にLD、右
側にFDを出力しようと、モード選択手段である操作部
14のTV/ナビ切換キー314を押すと、画面が図1
5(d)又は(e)とは逆になる。この場合、信号LX
Fにより、先にLD・後にFDが出力され、図12の2
00ドット目付近からLDが、941ドット目付近から
FDが読み出される。
【0129】(iii)不均等分割モードである2画面右
優先又は左優先時は、ラインメモリ102及びフィール
ドメモリ90からそれぞれタイミングを変えて1H=7
68データを1152クロック期間で読み出し、操作部
310の指定に従い、左右を選択して出力する。
【0130】図13に示すように、クロックLCLは、
上記(ii)の場合とは周期の異なるクロックを用いて
いる。これにより、LD出力の各データ長R0G0B0
・・のうちいずれかのデータ長を引き延ばしている。ま
た、フィールドメモリ90からの読み出しイネーブル信
号FRENも、上記(ii)の場合とは周期の異なるク
ロックを用いている。ここで、FRENはL(ロウ)ア
クティブなので、クロックFRCLとの組み合わせによ
り、FRENが「H」の期間では、クロックFRCLに
関係なく、メモリからの読み出しが行われないので、こ
の分データを引き延ばすことができる。これにより、F
D出力の各データ長R0G0B0・・のうちいずれかの
データ長を引き延ばしている。
【0131】そして、例えばLDのデータ長の伸長方法
をR0・G0・B0・R1・・のうちG0とR1とを伸
長するという具合にデータ1個おきに伸長し、かつ、伸
長する比率もG0をR0のほぼ2倍の比率に設定した場
合、FDのデータ長も同様に引き延ばし、ONR・ON
G・ONBでのクロックも同様に伸長する必要がある。
そして、LDとFDの双方のうち選択されたデータLD
を、信号ON[R・G・B]に基づいて、引き延ばして
出力することで、図15(f)〜(h)に示すように横
方向に表示パネル300上の画像が引き延ばされるもの
である。すなわち、図8(C)に示すように、2画面時
では、768ドットでサンプリングしたものを、同図
(D)に示すような1152に引き延ばして、標準モー
ドの大きさに映すことが可能となる。
【0132】ここで、右優先でナビを右に表示する場合
は、図6において、例えば信号LXR、DOUBLEに
基づいて、D1には、先にFDが出力し、LDが後から
出力される。すなわち、図14に示すように、先にFD
が表示パネル300上の例えば20ドット目付近から読
み出され、後にLDが例えば表示パネル300上の例え
ば555ドット目付近から出力され、図15(h)のよ
うになる。
【0133】逆に、左優先でナビを左に表示する場合
は、図6において、信号LXFにより、先にLD後にF
Dが出力され、図13の200ドット目付近からLD
が、1315ドット目付近からFDが読み出される。
【0134】このように読み出しタイミングを変更する
ことにより、上記例以外にも、例えば図15(f)に示
すように、左優先で右側にナビを表示することもでき
る。
【0135】また、操作部310の操作で、図15
(b)のように1画面表示であってワイド画面にする場
合は、上記同様の手法により、読み出し開始位置を、通
常の1画面時の標準モードに比して、少ないドット数位
置、例えば10〜28の間からのいずれかの範囲に応じ
て設定してやれば良い。
【0136】このように、ラインメモリ102及びフィ
ールドメモリ90は、画像信号の合成をラインメモリ側
(ナビゲーション)の同期信号に基づいてリードされる
ため、表示パネル300上には、画像が良好に表示され
る。
【0137】図15には、上記のような構成の画像表示
装置により表示パネル300に表示される画像の表示形
態の一例が示されている。同図において、(a)は1画
面のノーマル状態であって、第1の入力部からのTV画
面が表示された状態を示している。この時は、図11に
示すようなタイミングチャートとなる。尚、同図(i)
は同じ状態でナビゲーションが表示された状態、同図
(j)は同じ状態でビデオが表示された状態を示す。こ
れらの切換は、図16に示す操作部310のテレビ/ナ
ビ切換キー314により操作し、図3に示す選択部22
の切換で行われる。
【0138】図15(c)に示すのは、ワイド画面とな
った場合を示している。これを操作部310の画面モー
ドキー324により操作すると、例えば1152ドット
であったものが1536ドットの表示領域に拡大され
る。このように、各モードの切換選択を可能とすること
で、ユーザーの負担を低減できる。図15(b)に示す
のは、ズーム画面となった場合を示している。これを操
作部310の画面モードキー324により操作すると、
ワイド画面同様水平方向に拡大すると共に、垂直方向に
も拡大する。
【0139】以上のように本実施の形態によれば、以下
の効果を有する。
【0140】(1)フィールド及びラインメモリのリー
ド時に、各リード信号の出力タイミングを画像合成制御
手段により制御することで、一走査期間内に一つの表示
パネル上に、異なるタイミングで2種の画像データが表
示される。また、リードタイミングを変更するのみで、
表示領域を容易に変更できる。
【0141】(2)分割画面を拡大するには、拡大する
方の画像データが記憶されたメモリを読み出すリード信
号の周期を拡大させれば、画像データのデータ長が長く
なり、RGBいずれかの表示要素使用数(液晶のサンプ
リング)が複数となり画像が広がる。また、リード信号
周期変更手段による周期変更を、パルス幅及びデューテ
ィー比の変更と共に行えば、クロックの周波数の変更が
不要となり、同期回路の設計が不要となる。
【0142】(3)メモリに画像データを書き込む場
合、サンプリング周期変更手段によりサンプリング信号
の周期を変更し、サンプリングドット数を調整でき、所
望のサイズの画面を表示領域上に表示できる。また、分
割領域を拡大する際に、サンプリング信号の周期を大き
くし、サンプリングドットを少なくした状態で少量の画
像データをラインメモリにライトし、このライトされた
画像データをリードする際に、リード信号周期変更手段
によりリード信号の周期を大きくし、画像データのデー
タ長を引き延ばす手法を用いれば、ラインメモリの容量
が少なくても、1ライン分の記憶ができる。このため、
メモリ容量を大幅に削減でき、画像処理速度もスピーデ
ィーにできる。
【0143】(4)ラインメモリは一対に形成され、1
画面表示時でも、2つのサンプリングクロックADCL
0、1を用い、位相差サンプリングを行いデータを書き
込むので、一走査期間内のデータ量が多い場合でも記憶
でき、かつ処理速度も向上できる。また、ラインメモリ
を画像制御手段内に設け、回路規模を縮小して、例えば
小型用電子機器に適用が可能となる。さらに、容量低減
により低消費電力でしかも安価な分割画面の表示装置が
実現可能となる。
【0144】(5)リード時には、ラインメモリを駆動
する同期信号(ナビゲーションの同期信号)に基づい
て、分割画面表示の動作が行われる。この基準となる同
期信号の出力源を情報記憶媒体例えばナビゲーションか
ら出力される同期信号とすることで、同期信号は安定
し、表示画面も安定して良好に表示される。
【0145】(6)走行中に2画面のうちのTVorビ
デオ側の表示を青色表示することにより、例えば、表示
パネルの一方にナビゲーション、他方にTVを表示させ
る場合には、TV側を青色表示にすることで、走行中で
の運転車の危険性を防止できる。
【0146】(7)選択手段により複数の各画像データ
を表示部に表示する場合と、1つの画像データを表示部
に表示する場合の2通りのみの切換で済み、サンプリン
グクロックの切換数を減らして容易とすることで、バッ
クポーチ等のサンプリングクロックの誤差を低減でき
る。
【0147】尚、本発明に係る実施の形態は上記例に限
定されず種々の変形が可能である。例えば、上述した実
施の形態においては、画像供給部を3入力としたが、複
数4、5と形成しておいても良い。また、入力1、2に
よる2画面分割表示について説明したが、要は複数入力
による複数画面分割で、いずれかの画面を優先状態とす
るものでも良い。さらに、データの伸長は不均等に引き
延ばしても良い。
【0148】また、第1のメモリとして画像制御手段の
IC内に内蔵されたラインメモリ、第2のメモリとして
外付のフィールドメモリを採用したが、これに限定され
ず、第1、第2のメモリの双方を外付け、或いは、双方
を内蔵のメモリを採用しても良い。また、メモリ空間部
として、1個のメモリを用い内部アドレス空間を分割し
て用いるもの、複数のメモリチップを用いたものでも良
い。
【0149】さらに、図20(A)(B)に示すよう
に、2画面表示時においても、ラインメモリLM1・L
M2に同じデータを書き込まずに、1画面表示時にて用
いた図8に示すサンプリング手法で交互にデータを書き
込み、LM1・LM2から交互にデータを読み出す構成
であっても良い。この場合、サンプリング手段としての
A/D変換手段は、例えば図21のようなものが挙げら
れる。同図のように、ラインメモリの入力直前に選択手
段を設ければ、2画面時においてもLM1とLM2に交
互に位相差により画像データをライトできる。また、フ
ィールドメモリも1画面時のラインメモリと同様の手法
でライトする構成であっても良い。
【0150】また、ラインメモリを2本交互にライトし
て利用する手法を説明したが、複数例えば3本利用する
ものであっても良い。この場合、図9に示すSEL1の
画像データをRGBの各々について3つに分岐し、3つ
のA/D変換部を用意し、3つのサンプリングクロック
ADCL0・1・2に基づいて、位相差サンプリングを
行う。これによりさらに処理速度が向上する。
【0151】さらに、各分割領域をワイド・ズーム画面
にする構成、垂直方向分割、他の一方向での分割、任意
に分割するもの、垂直方向で分割し該分割領域を水平又
は垂直方向に拡大したりワイド・ズームにする構成、等
のであってもよい。また、優先分割モードを、さらに第
1〜第nの各段階に分け、第4−1〜第4−nモードと
し、分割比率を自動調整する手段を設け、自動調整する
構成であっても良い。
【0152】さらにまた、上述の各種の液晶パネルの駆
動に適用されるものに限らず、エレクトロルミネッセン
ス、CRT等を用いた画像表示装置にも適用可能であ
る。また、相展開数、相展開信号のデータ長及びそれに
対するサンプリング期間の長さ等は、上記実施例以外の
各種の変形が可能である。
【0153】しかも本発明の画像表示装置は、画像表示
装置を備えた各種の電子機器、液晶プロジェクタ、マル
チメディアシステム等の種々の情報処理システム例えば
パーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング
・ワークステーション(EWS)、ビューファインダ
型、モニタ直視型のビデオテープレコーダに適用でき
る。
【0154】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像表示装置の実施の形態の一例
を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る画像表示装置の実施の形態の一例
を示すブロック図である(概略説明図)。
【図3】図2の画像表示装置を備えた電子機器を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明に係る画像表示装置の実施の形態の一例
を示すブロック図である(詳細説明図)。
【図5】図4のA/D変換手段の詳細を示すブロック図
である。
【図6】図4のデータ処理手段の詳細を示すブロック図
である。
【図7】図2の画像表示装置の1期間における各種状態
での読み出された出力データの状態を示す説明図であ
る。
【図8】同図(A)〜(D)は、図1の画像表示装置の
表示部の画像状態を示す説明図であり、同図(E)は、
1走査期間内でのドット数を説明するためのブロック図
である。
【図9】図2の画像表示装置の1画面時におけるライン
メモリに書き込むタイミングを示すタイミングチャート
である。
【図10】図2の画像表示装置の2画面時におけるライ
ンメモリ及びフィールドメモリに書き込むタイミングを
示すタイミングチャートである。
【図11】図2の画像表示装置の1画面時におけるライ
ンメモリから読み出すタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図12】図2の画像表示装置の2画面2等分時におけ
るラインメモリ及びフィールドメモリから読み出すタイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図13】図2の画像表示装置の2画面片側優先時にお
けるラインメモリ及びフィールドメモリから読み出すタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図14】図2の画像表示装置の2画面片側優先時にお
けるラインメモリ及びフィールドメモリから読み出すタ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図15】図2の画像表示装置の表示部の各種画像表示
例(a)〜(j)を示す図である。
【図16】図2の画像表示装置の操作部の詳細を示すブ
ロック図である。
【図17】図2の画像表示装置のマイコンI/Fの動作
を示すタイミングチャートである。
【図18】図2の画像表示装置の制御部の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図19】図2の画像表示装置の画像合成制御手段の動
作を示すタイミングチャートである。
【図20】画像表示装置の2画面時におけるラインメモ
リから読み出すタイミングを示すタイミングチャートで
あり、(A)は2画面時、(B)は2画面片側優先時を
示す。
【図21】2画面時に、一組のラインメモリに交互に画
像データを書き込むための一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1、2 画像供給部 90 フィールドメモリ 100 画像制御手段 102 ラインメモリ 110 サンプリング手段 134 出力順序選択手段 172 リード信号周期変更手段 174 表示開始時期制御手段 202 サンプリング信号周期変更手段 300 表示部 302、304 表示領域 310 モード設定手段(操作部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/66 H04N 5/66 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像供給部と、 各々の前記画像供給部から供給される各画像データのう
    ちいずれか一又は複数を選択する第1の選択信号に基づ
    いて選択すると共に、選択された前記画像データをサン
    プリングするサンプリング信号に基づいて、前記画像デ
    ータをサンプリングするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段にてサンプリングされた前記画像
    データがライトされ、かつ、ライトされた前記画像デー
    タをリードするリード信号に基づいて、前記画像データ
    がリードされるメモリと、 前記メモリよりリードされた前記画像データが複数の場
    合に、各画像データの出力順序を選択する第2の選択信
    号に基づいて選択し、前記各画像データを順番に出力す
    る出力順序選択手段と、 n×m個のマトリックス状の表示要素にて形成され、前
    記表示要素上に設定される一又は複数の有効表示領域
    に、出力された前記画像データに基づく表示画像が表示
    される一つの表示部と、 前記表示部に、n×m1(m1<m)の一つの有効表示領
    域に、前記各画像データのいずれか一つに基づいて画像
    を表示する第1のモードと、n×m2(m1<m2≦m)
    の一つの有効表示領域に、前記各画像データのいずれか
    一つに基づいて画像を表示する第2のモードと、n×m
    の最大有効表示領域の内を分割した複数の有効表示領域
    に、前記各画像データに基づいてそれぞれ画像を表示す
    る第3のモードと、のいずれかの表示モードを設定する
    モード設定手段と、 前記第1の選択信号、前記サンプリング信号、前記リー
    ド信号、及び前記第2の選択信号を生成出力して、前記
    第1〜第3のモードに基づく前記有効表示領域の前記表
    示画像を制御する画像制御手段と、 を有し、 前記画像制御手段は、 設定された第1〜第3のモードのいずれかに適合する有
    効表示領域の大きさに対応させて、前記第1の選択信号
    に基づいて選択された前記画像データのサンプリング信
    号の周期を変更するサンプリング信号周期変更手段と、 前記サンプリング信号の周期にあわせて前記リード信号
    の周期を変更するリード信号周期変更手段と、 前記第3のモードが設定された際に、前記各画像データ
    に対応する各リード信号のリード開始時期を制御し、前
    記各画像データの前記表示部への出力開始時期を設定し
    て、前記表示部に対する前記各有効表示領域の各表示画
    像の表示位置を制御し、画像合成を行う表示開始時期制
    御手段と、 を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の画像供給部と、各々の前記画像供
    給部から供給される各画像データのうちいずれか一又は
    複数を選択する第1の選択信号に基づいて選択すると共
    に、選択された前記画像データをサンプリングするサン
    プリング信号に基づいて、前記画像データをサンプリン
    グするサンプリング手段と、 前記サンプリング手段にてサンプリングされた前記画像
    データがライトされ、かつ、ライトされた前記画像デー
    タをリードするリード信号に基づいて、前記画像データ
    がリードされるメモリと、 前記メモリよりリードされた前記画像データが複数の場
    合に、各画像データの出力順序を選択する第2の選択信
    号に基づいて選択し、前記各画像データを順番に出力す
    る出力順序選択手段と、 n×m個のマトリックス状の表示要素にて形成され、前
    記表示要素上に設定される一又は複数の有効表示領域
    に、出力された前記画像データに基づく表示画像が表示
    される一つの表示部と、 前記表示部に、n×m1(m1<m)の一つの有効表示領
    域に、前記各画像データのいずれか一つに基づいて画像
    を表示する第1のモードと、n×m2(m1<m2≦m)
    の一つの有効表示領域に、前記各画像データのいずれか
    一つに基づいて画像を表示する第2のモードと、n×m
    の最大有効表示領域の内を分割した複数の有効表示領域
    に、前記各画像データに基づいてそれぞれ画像を均等分
    割表示する第3のモードと、n×mの最大有効表示領域
    の内を分割した複数の有効表示領域に、前記各画像デー
    タに基づいてそれぞれ画像を不均等分割表示する第4の
    モードと、のいずれかの表示モードを設定するモード設
    定手段と、 前記第1の選択信号、前記サンプリング信号、前記リー
    ド信号、及び前記第2の選択信号を生成出力して、前記
    第1〜第4のモードに基づく前記有効表示領域の前記表
    示画像を制御する画像制御手段と、 を有し、 前記画像制御手段は、 前記第1及び第2のモードが設定された際に、前記サン
    プリング信号を第1のサンプリング周期に設定し、前記
    第3及び前記第4のモードが設定された際に、前記サン
    プリング信号の周期を、前記第1のサンプリング周期よ
    り短く変更するサンプリング信号周期変更手段と、 前記第1及び第3のモードが設定された際に、前記リー
    ド信号を第1のリード周期に設定し、前記第2及び第4
    のモードが設定された際に、前記リード信号の周期を前
    記第1のリード周期より長く変更するリード信号周期変
    更手段と、 前記第3及び第4のモードが設定された際に、前記各画
    像データに対応する各リード信号のリード開始時期を制
    御し、各々の画像データの前記表示部への出力開始時期
    を設定して、前記表示部に対する前記各有効表示領域の
    各表示画像の表示位置を制御し、画像合成を行う表示開
    始時期制御手段と、 を有することを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 少なくとも1つの前記画像供給部からの画像データ記憶
    するメモリは、少なくともm個の前記表示要素のうち、
    m/t個の記憶エリアを有するラインメモリをt本有
    し、 前記サンプリング周期変更手段は、前記第3及び第4の
    モードの際に、各々m/t個以下のサンプリングドット
    数にてサンプリングするように、前記各サンプリング信
    号の周期を各々変更し、 前記リード信号周期変更手段は、m/t個以下でサンプ
    リングされた前記各画像データの少なくとも一つを、m
    /t≦k≦mとなるk個の表示要素に表示画像を表示す
    るように、前記各リード信号の周期を各々変更すること
    を特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、 前記サンプリング手段は、t本の前記ラインメモリの前
    段側に配置されるt個のA/D変換部を有し、 前記画像制御手段は、t個の前記A/D変換部の各サン
    プリング信号の位相を互いに異なるように制御するサン
    プリング信号位相制御手段を有し、 位相差を有する各前記サンプリング信号に基づいて、い
    ずれか一つの前記画像データをt本の前記ラインメモリ
    に選択的にライトすることを特徴とする画像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記表示開始時期制御手段は、前記表示モードが前記第
    4のモードに設定され、かつ、前記各画像データのうち
    最初にリードされる画像データが表示される前記有効表
    示領域が他の前記有効表示領域より小さい場合、前記最
    初にリードされる画像データのリード途中から、前記他
    の表示領域に表示される画像データのリードを開始する
    ことを特徴とする画像表示装置。
  6. 【請求項6】 複数の各画像供給部から供給される各画
    像データを各々サンプリングして複数の各メモリにライ
    トし、該ライトされた各画像データを前記各メモリより
    リードする各リード信号に基づいてリードし、このリー
    ドされた前記各画像データに基づく表示画像を一つの表
    示部上に表示する画像表示装置であって、 複数の画像供給部の一つが、前記画像データとその同期
    信号を記憶した情報記憶媒体であり、 前記情報記憶媒体以外の他の前記画像供給部の同期信号
    に基づいて生成される前記リード信号は、前記情報記憶
    媒体の情報を出力する同期信号に基づいて出力されるこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    画像表示装置を用いた電子機器。
JP9211438A 1997-06-26 1997-06-26 画像表示装置及びそれを用いた電子機器 Pending JPH1115454A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008013046A1 (fr) * 2006-07-25 2008-01-31 Sharp Kabushiki Kaisha Dispositif d'affichage d'image, procédé d'affichage d'image, programme d'affichage d'image et support d'enregistrement
JP2008033918A (ja) * 2007-06-28 2008-02-14 Sharp Corp 映像表示装置、映像表示方法、映像表示プログラム、および記録媒体

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WO2008013046A1 (fr) * 2006-07-25 2008-01-31 Sharp Kabushiki Kaisha Dispositif d'affichage d'image, procédé d'affichage d'image, programme d'affichage d'image et support d'enregistrement
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