JPH113066A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH113066A
JPH113066A JP15522297A JP15522297A JPH113066A JP H113066 A JPH113066 A JP H113066A JP 15522297 A JP15522297 A JP 15522297A JP 15522297 A JP15522297 A JP 15522297A JP H113066 A JPH113066 A JP H113066A
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signal
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sub
synchronization
output
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JP15522297A
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Masashi Igawa
雅視 井川
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、縦横比が9:16のような
横長の液晶パネルに2画面表示させるために、ソースド
ライバーにRGB入力を2系統備えた液晶表示装置を提
供することである。 【解決手段】 ソースドライバー4(1)は、サブスタ
ート信号によってスタート制御されているときには、入
力されるメインRGB信号を内部にラッチして、サブス
タート信号をソースドライバー4(2)に対して出力す
る。このとき、ソースドライバー4(3)には、4
(1)に入力されると同時にサブスタート信号が入力さ
れており、サブRGB信号入力端子RGBsに入力され
るサブRGB信号を内部にラッチして、サブスタート信
号をソースドライバー4(4)に対して出力する。4
(2)、及び、4(4)内部にメインRGB信号、また
は、サブRGB信号がラッチされると、所定のタイミン
グで前記ラッチした1走査線分のメインRGB信号、及
び、サブRGB信号を液晶パネル2の信号線Ymに印加
するとともに、次のサブスタート信号を受けて同様の動
作を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、詳細には、縦横比が9:16のような横長の液晶パ
ネルに2画面表示させるために、ソースドライバーにR
GB入力を2系統備えた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の小型、軽量、高性能化
に伴って、CRT(Cathode Ray Tube)を使用したディ
スプレイと比較して薄型でスペースをとらないという特
長を生かして、液晶表示装置がノート型パソコン、電子
手帳、ワープロ、ディジタルカメラ、カーナビゲーショ
ンシステム等の様々な小型電子機器の表示部として採用
されている。特に、液晶パネルの各画素毎に能動素子を
付加したアクティブマトリクスディスプレイは、CRT
に優るとも劣らない表示品位を達成し、次世代のディス
プレイの中核をなす可能性をますます強めてきている。
【0003】従来、この種のアクティブマトリクス型液
晶ディスプレイは、一般に大型化が容易でないと考えら
れてきた。しかし、このところこの問題が大幅に改善さ
れ、大型化が急速に進んでおり、縦横比が9:16のよ
うないわゆるワイド仕様の40型級大型壁掛けテレビも
実現している。このような、ワイド仕様のディスプレイ
においては、その横長の画面を有効に利用して左右に2
画面を並べて表示し、2種類の情報を提供できるという
特長がある。
【0004】このような2画面表示の技術はワイド仕様
のテレビの他、カーナビゲーションシステム等の小型機
器においても採用されており、例えば、左右2画面の内
一方の画面に道路地図を表示し、他方の画面には近隣の
観光スポット情報を表示する等の利用方法がある。
【0005】従来の液晶表示装置における2画面表示の
方法としては、2つのVideo信号による2画面分の
映像データをメモリ上で1画面分のデータとして合成し
て、RGB信号を液晶パネルに送出し、2画面分の画像
を表示するという方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなメモリ上で2画面分の映像データを合成する方
法は、メモリ容量の点からメモリ増設の必要がある、画
像合成のために高性能なプロセッサを必要とする、等の
条件からコストを上昇させるという問題があった。この
ような、メモリ容量やプロセッサの性能に頼らずに2画
面表示を実現するためには、2つのVideo信号をそ
れぞれ別々に1画面表示時と同様な処理によってRGB
信号に変換して、ソースドライバーに入力する回路構成
とし、その制御を工夫することが有効である。
【0007】そこで本発明の課題は、縦横比が9:16
のような横長の液晶パネルに2画面表示させるために、
ソースドライバーにRGB入力を2系統備えた液晶表示
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の信号線と複数の走査線をマトリクス状に配設し、
これらの信号線と走査線の各交差部に表示素子を有する
液晶パネルと、基本クロック信号に基づいて映像信号を
サンプリングするタイミングを設定するサンプリング信
号を生成するタイミング設定手段と、映像信号に応じた
走査タイミングで前記複数の走査線を順次走査する走査
手段と、前記タイミング設定手段により生成されるサン
プリング信号に基づいて映像信号をサンプリングして、
前記複数の信号線を駆動する信号線駆動信号を生成して
前記各表示素子を駆動する信号駆動手段と、を備えた液
晶表示装置において、前記複数の信号線を所定数毎に分
割して駆動するように前記信号駆動手段を複数並列に配
置し、この各信号駆動手段には、少なくとも2系統の映
像信号入力部と、該映像信号入力部から入力される第
1、第2の映像信号を択一的に選択する映像選択手段
と、を備え、前記タイミング設定手段は、前記基本クロ
ック信号に基づいて第1、第2の映像信号を夫々サンプ
リングするタイミングを設定する第1、第2のサンプリ
ング信号を生成し、前記各信号駆動手段は、前記タイミ
ング設定手段により生成される第1、第2のサンプリン
グ信号に基づいて、前記映像選択手段により択一的に選
択される第1、第2の映像信号を夫々サンプリングし
て、前記複数の信号線を駆動する第1、第2の信号線駆
動信号を生成して前記各表示素子を駆動して、前記液晶
パネルに該第1の映像と第2の映像を分割表示させるこ
とを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、複数の信号線と複数の走査線をマトリクス状に配設
し、これらの信号線と走査線の各交差部に表示素子を有
する液晶パネルと、基本クロック信号に基づいて映像信
号をサンプリングするタイミングを設定するサンプリン
グ信号を生成するタイミング設定手段と、映像信号に応
じた走査タイミングで前記複数の走査線を順次走査する
走査手段と、前記タイミング設定手段により生成される
サンプリング信号に基づいて映像信号をサンプリングし
て、前記複数の信号線を駆動する信号線駆動信号を生成
して前記各表示素子を駆動する信号駆動手段と、を備え
た液晶表示装置において、前記複数の信号線を所定数毎
に分割して駆動するように前記信号駆動手段を複数並列
に配置し、この各信号駆動手段には、少なくとも2系統
の映像信号入力部と、該映像信号入力部から入力される
第1、第2の映像信号を択一的に選択する映像選択手段
と、を備え、前記タイミング設定手段は、前記基本クロ
ック信号に基づいて第1、第2の映像信号を夫々サンプ
リングするタイミングを設定する第1、第2のサンプリ
ング信号を生成し、前記各信号駆動手段は、前記タイミ
ング設定手段により生成される第1、第2のサンプリン
グ信号に基づいて、前記映像選択手段により択一的に選
択される第1、第2の映像信号を夫々サンプリングし
て、前記複数の信号線を駆動する第1、第2の信号線駆
動信号を生成して前記各表示素子を駆動して、前記液晶
パネルに該第1の映像と第2の映像を分割表示させる。
【0010】したがって、第1、第2の映像信号を合成
するためのメモリ、プロセッサ等を必要とせずに、該第
1、第2の映像信号を前記各信号駆動手段の映像選択手
段によって1画面表示、2画面表示ともに可能とするこ
とができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示装置において、前記複数の信号駆動手段は、前記
第1、第2の映像信号の各サンプリング開始タイミング
を設定する第1、第2のスタート信号を入力する2系統
のスタート信号入力部と、この各スタート信号入力部を
択一的に選択する入力部選択手段を更に備え、この各信
号駆動手段は、この入力部選択手段により選択されるス
タート信号入力部から入力されるスタート信号に基づい
て、前記映像選択手段により択一的に選択される前記第
1、第2の映像信号の各サンプリング開始タイミングを
任意に設定して、前記複数の信号線を駆動する第1、第
2の信号線駆動信号を生成するタイミングを任意に変更
可能として、該第1の映像と第2の映像の分割表示位置
を任意に変更可能としたことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項1記載の液晶表示装置において、前記複数の
信号駆動手段は、前記第1、第2の映像信号の各サンプ
リング開始タイミングを設定する第1、第2のスタート
信号を入力する2系統のスタート信号入力部と、この各
スタート信号入力部を択一的に選択する入力部選択手段
を更に備え、この各信号駆動手段は、この入力部選択手
段により選択されるスタート信号入力部から入力される
スタート信号に基づいて、前記映像選択手段により択一
的に選択される前記第1、第2の映像信号の各サンプリ
ング開始タイミングを任意に設定して、前記複数の信号
線を駆動する第1、第2の信号線駆動信号を生成するタ
イミングを任意に変更可能として、該第1の映像と第2
の映像の分割表示位置を任意に変更可能とする。
【0013】したがって、請求項1記載の発明の液晶表
示装置の効果に加えて、第1の映像と第2の映像の分割
表示位置を任意に変更可能とすることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1あるいは
2記載の液晶表示装置において、前記複数の信号駆動手
段は、前記第1、第2の映像の前記液晶パネルにおける
表示形態を設定する表示モード信号を入力するモード信
号入力部と、このモード信号入力部から入力される表示
モード信号により前記映像選択手段による第1、第2の
映像信号の選択状態を制御する制御手段を更に備え、こ
の各信号駆動手段は、表示モード信号により前記映像選
択手段の第1、第2の映像信号の選択状態が制御される
ことにより、前記液晶パネルに該第1の映像あるいは第
2の映像のみを表示し、あるいは該第1、第2の映像を
分割表示することを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項1あるいは2記載の液晶表示装置において、
前記複数の信号駆動手段は、前記第1、第2の映像の前
記液晶パネルにおける表示形態を設定する表示モード信
号を入力するモード信号入力部と、このモード信号入力
部から入力される表示モード信号により前記映像選択手
段による第1、第2の映像信号の選択状態を制御する制
御手段を更に備え、この各信号駆動手段は、表示モード
信号により前記映像選択手段の第1、第2の映像信号の
選択状態が制御されることにより、前記液晶パネルに該
第1の映像あるいは第2の映像のみを表示し、あるいは
該第1、第2の映像を分割表示する。
【0016】したがって、請求項1あるいは2記載の発
明の液晶表示装置の効果に加えて、液晶パネルに第1の
映像あるいは第2の映像のみを表示し、あるいは第1、
第2の映像を分割表示する表示モードを任意に変更する
ことができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の液晶表示装置において、前記タイミング
設定手段は、前記第2の映像信号を一時的に格納する記
憶手段を更に備え、このタイミング設定手段は、前記第
1のサンプリング信号に基づいて前記第2の映像信号を
前記記憶手段に書き込みまた読み出すタイミングを制御
して、第2のサンプリング信号を前記第1のサンプリン
グ信号に基づいて生成することを特徴としている。
【0018】請求項4記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置にお
いて、前記タイミング設定手段は、前記第2の映像信号
を一時的に格納する記憶手段を更に備え、このタイミン
グ設定手段は、前記第1のサンプリング信号に基づいて
前記第2の映像信号を前記記憶手段に書き込みまた読み
出すタイミングを制御して、第2のサンプリング信号を
前記第1のサンプリング信号に基づいて生成する。
【0019】したがって、請求項1〜3のいずれかに記
載の発明の液晶表示装置の効果に加えて、第1、第2の
映像信号を第1のサンプリング信号のタイミングのみに
よってサンプリングすることが可能となり、同一のタイ
ミングで第1、第2の映像信号の2画面表示を行うこと
ができる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4記載の液
晶表示装置において、前記タイミング設定手段は、前記
第1の映像信号に基づいて第3のサンプリング信号を生
成し、該第3のサンプリング信号を前記第1の映像信号
とは独立して内部で生成し維持する内部信号生成手段
と、前記第1、第3のサンプリング信号を比較してタイ
ミングのずれを検出する比較手段と、前記第2、第3の
サンプリング信号を択一的に選択する信号選択手段と、
を更に備え、このタイミング設定手段は、前記第1の映
像信号のタイミングが変化して前記比較手段により前記
第1、第3のサンプリング信号のタイミングのずれが検
出されたときは、前記内部信号生成手段によって新たに
第3のサンプリング信号を生成し直し、前記信号選択手
段により適宜前記第2、第3のサンプリング信号を択一
的に選択し、該選択された第2または第3のサンプリン
グ信号に基づいて前記第2の映像信号を前記記憶手段に
書き込みまた読み出すタイミングを制御して、第2のサ
ンプリング信号を生成することを特徴としている。
【0021】請求項5記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項4記載の液晶表示装置において、前記タイミ
ング設定手段は、前記第1の映像信号に基づいて第3の
サンプリング信号を生成し、該第3のサンプリング信号
を前記第1の映像信号とは独立して内部で生成し維持す
る内部信号生成手段と、前記第1、第3のサンプリング
信号を比較してタイミングのずれを検出する比較手段
と、前記第2、第3のサンプリング信号を択一的に選択
する信号選択手段と、を更に備え、このタイミング設定
手段は、前記第1の映像信号のタイミングが変化して前
記比較手段により前記第1、第3のサンプリング信号の
タイミングのずれが検出されたときは、前記内部信号生
成手段によって新たに第3のサンプリング信号を生成し
直し、前記信号選択手段により適宜前記第2、第3のサ
ンプリング信号を択一的に選択し、該選択された第2ま
たは第3のサンプリング信号に基づいて前記第2の映像
信号を前記記憶手段に書き込みまた読み出すタイミング
を制御して、第2のサンプリング信号を生成する。
【0022】したがって、請求項4記載の発明の液晶表
示装置の効果に加えて、第1の映像信号のタイミングが
変化した場合にも、信号選択手段によって選択される第
2あるいは第3のサンプリング信号によって、第1、第
2の映像信号のサンプリングのタイミングを一時的に安
定に維持することが可能となり、更に、前記第1の映像
信号のタイミングの変化に対応して内部信号生成手段に
よって第3のサンプリング信号を新たに生成し直し、更
にこの第3のサンプリング信号に基づいて第2のサンプ
リング信号を生成可能となるので、第1の映像信号のタ
イミングのずれによる第2の映像の乱れを防ぎ安定した
画像を表示することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図17を参照して本
発明に係る液晶表示装置の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0024】(第1の実施の形態)図1〜図10を参照
して、本実施の形態の液晶表示装置1を詳細に説明す
る。まず構成を説明する。
【0025】図1は、液晶表示装置1の概略構成図であ
り、液晶パネル2に2画面表示をした様子を表してい
る。図1において、液晶表示装置1は、液晶パネル2、
ゲートドライバー3、ソースドライバー4(1)〜
(4)、及び、図示しない(図2参照)クロマインター
フェース5A、クロマインターフェース5B、LCDコ
ントローラ6、メモリコントローラ7、画像メモリ8、
D/Aコンバータ9等から構成されている。
【0026】図1において、液晶パネル2は、アクティ
ブマトリックス型が採用されており、図示はしないが、
基板上に複数の走査線(ゲートライン)Xnと信号線
(ソースライン)Ymがマトリックス状に配置されてい
るとともに、これらの走査線Xnと信号線Ymの各交点
にはnチャンネルMOS型のTFT(Thin Film Transi
stor)素子等からなるスイッチング素子(以下、TFT
素子という)と、そのTFT素子の信号線側に画素電極
が接続されて液晶容量を構成することにより、多数の画
素を形成している。
【0027】各TFT素子(図示せず)は、そのゲート
電極がそれぞれ対応する走査線(ゲートライン)Xnに
接続されており、そのソース電極がそれぞれ対応する信
号線(ソースライン)Ymに接続されている。また、各
TFT素子は、そのドレイン電極に液晶容量がそれぞれ
接続されており、液晶容量を構成する他方の電極には、
共通電圧(コモン電圧)の供給されるコモンライン(図
示せず)が接続されている。
【0028】そして、液晶パネル2では、ゲートドライ
バー3及びソースドライバー4(1)〜(4)によって
順次選択された各TFT素子に形成された各画素毎の液
晶容量にVideo信号に対応するドレイン電圧(信号
駆動電圧)が印加されて、その電荷が保持されることに
より、映像が表示される。
【0029】ゲートドライバー3は、図示しないシフト
レジスタ及びゲート回路等から構成されており、LCD
コントローラ6(図2参照)から入力される垂直駆動制
御信号に基づいて、ゲート電圧(走査駆動電圧)を生成
し、液晶パネル2内の所定の走査線Xnに印加して選択
駆動する。
【0030】ソースドライバー4(1)は、メインスタ
ート信号入力端子SRTmに入力されるメインスタート
信号によってスタート制御されているときには、該メイ
ンスタート信号のタイミングに合わせて、メインRGB
信号入力端子RGBmに入力されるメインRGB信号を
内部にラッチして、カスケード出力端子Cからメインス
タート信号をソースドライバー4(2)のメインスター
ト信号入力端子SRTmに対して出力する。以後同様に
メインスタート信号が後段のソースドライバーに伝達さ
れ、ソースドライバー4(4)内部にメインRGB信号
がラッチされると、所定のタイミングで前記ラッチした
1走査線分のメインRGB信号を液晶パネル2の信号線
Ymに印加するとともに、次のメインスタート信号を受
けて同様の動作を繰り返す。
【0031】また、ソースドライバー4(1)は、サブ
スタート信号入力端子SRTsに入力されるサブスター
ト信号によってスタート制御されているときには、該メ
インスタート信号のタイミングに合わせて、サブRGB
信号入力端子RGBsに入力されるメインRGB信号を
内部にラッチして、カスケード出力端子Cからサブスタ
ート信号をソースドライバー4(2)のサブスタート信
号入力端子SRTsに対して出力する。このとき、ソー
スドライバー4(3)には、ソースドライバー4(1)
に入力されると同時にサブスタート信号入力端子SRT
sにサブスタート信号が入力されており、該サブスター
ト信号のタイミングに合わせて、サブRGB信号入力端
子RGBsに入力されるサブRGB信号を内部にラッチ
して、カスケード出力端子Cからサブスタート信号をソ
ースドライバー4(4)のサブスタート信号入力端子S
RTsに対して出力する。ソースドライバー4(2)、
及び、ソースドライバー4(4)内部にメインRGB信
号、または、サブRGB信号がラッチされると、所定の
タイミングで前記ラッチした1走査線分のメインRGB
信号、及び、サブRGB信号を液晶パネル2の信号線Y
mに印加するとともに、次のサブスタート信号を受けて
同様の動作を繰り返す。
【0032】以上が、本実施の形態の液晶表示装置1に
ついての図1を参照した概略説明である。次に、このソ
ースドライバー4(1)の構成について図3を参照して
詳細に説明する。図3はソースドライバー4(1)の内
部構成を示す図であり、図3において、ソースドライバ
ー4(1)は、遅延回路ブロック41、スイッチ42、
43、及び、1セル回路44(1)〜(n)から構成さ
れており、外部端子として、メインスタート信号入力端
子SRTm、サブスタート信号入力端子SRTs、2画
面モード信号入力端子M、メインRGB信号入力端子R
GBm、サブRGB信号入力端子RGBs、カスケード
出力端子C、及び、ドライバー出力端子OUT(1)〜
(n)を有している。
【0033】図3において、スイッチ42は、2画面モ
ード信号入力端子Mから入力される2画面モード信号に
よって切り替え制御され、2画面モード信号がLow信
号のとき(1画面表示時)は遅延回路ブロック41とメ
インスタート信号入力端子SRTmを接続し、2画面モ
ード信号がHigh信号のとき(2画面表示時)は遅延
回路ブロック41とサブスタート信号入力端子SRTs
を接続する。
【0034】スイッチ43は2画面モード信号入力端子
Mから入力される2画面モード信号によって切り替え制
御され、2画面モード信号がLow信号のときは1セル
回路44(1)〜(n)のそれぞれとメインRGB信号
入力端子RGBmを接続し、2画面モード信号がHig
h信号のときは1セル回路44(1)〜(n)のそれぞ
れとサブRGB信号入力端子RGBsを接続する。ま
た、スイッチ43は、R、G、Bそれぞれの信号を伝達
するための3つのスイッチを有しており、例えば図3で
は、B信号を入力とするスイッチが1セル回路44
(1)と接続され、G信号を入力とするスイッチが1セ
ル回路44(2)と接続され、R信号を入力とするスイ
ッチが1セル回路44(3)と接続されというように、
1セル回路44(n)まで順次接続されている。
【0035】遅延回路ブロック41は、スイッチ42を
介して伝達されるスタート信号(以下、単にスタート信
号といえば、メインスタート信号入力端子SRTmに入
力されるメインスタート信号、あるいは、サブスタート
信号入力端子SRTsに入力されるサブスタート信号の
何れかを指す。)を入力として、スタート信号ノイズを
回避するために所定の時間分該スタート信号を遅延させ
1セル回路44(1)に対して出力する。
【0036】1セル回路44(1)〜(n)は、それぞ
れの内部のレジスタ部がn個直列に接続されることによ
りnシフトレジスタを構成し、該nシフトレジスタ部に
おいてスタート信号を順次後段に伝達し、また、それぞ
れの内部のラッチ部において該スタート信号のタイミン
グに合わせて、入力されたRGB信号(以下、単にRG
B信号といえば、メインRGB信号入力端子RGBmに
入力されたメインRGB信号、あるいは、サブRGB信
号入力端子RGBsに入力されたサブRGB信号の何れ
かを指す。)をラッチし、それぞれの内部のアンプによ
って該RGB信号を所定の電圧レベルに増幅した後、そ
れぞれのドライバー出力端子OUT(1)〜(n)から
出力する。また、1セル回路44(n)は、前段から入
力されたスタート信号をカスケード出力端子Cから後段
のソースドライバー4(2)に対して出力する。
【0037】なお、図3においてRGB信号は、B信号
が1セル回路44(1)に入力され、G信号が1セル回
路44(2)に入力され、R信号がソースドライバー4
(3)に入力されるというように、前段のソースドライ
バー44から順にB、G、Rの信号が繰り返し入力され
るように回路が構成されているが、RGB信号の入力順
序はこの図3の順序に限定されるものではなく、液晶パ
ネル2に正しく映像が表示されるのであれば任意に変更
可能である。
【0038】以上が、ソースドライバー4(1)の内部
回路構成についての説明であり、ソースドライバー4
(2)〜(4)についても同様である。更に、このソー
スドライバー4(1)内の前記1セル回路44(1)の
内部回路構成例を、図4に示す。
【0039】図4において、1セル回路44(1)は、
3ステート反転ゲート101、104、反転ゲート10
2、103、107、NORゲート105、106、ス
イッチ108、109、110、111、115、11
6、コンデンサ112、113、及び、アンプ114に
よって構成されており、外部端子として、シフトレジス
タ入力端子IN、シフトレジスタ出力端子OUT、クロ
ック入力端子CK、反転クロック入力端子CKB、ラッ
チ部制御端子L、D側ラッチ部制御端子DON、U側ラ
ッチ部制御端子UON、RGB信号入力端子RGBIN、
RGB信号出力端子RGBOUT 、アウトプット・イネー
ブル端子OE、及び、クリア端子CLRを有している。
これらの外部端子の入出力信号は以下の通りである。
【0040】シフトレジスタ入力端子INには、遅延回
路ブロック41を介してタイミング制御されたスタート
信号が入力され、内部の回路を経て、シフトレジスタ出
力端子OUTからは該スタート信号が後段の1セル回路
44(2)に対して出力される。クロック入力端子CK
には、1セル回路44(1)の動作タイミングを制御す
るマスタークロックMCLKが、反転クロック入力端子
CKBには、前記マスタークロックMCLKを反転した
信号がそれぞれ入力される。ラッチ部制御端子Lには、
1セル回路44(1)内のラッチ部121を制御するた
めに走査線カウント信号HCNTが入力される。この走
査線カウント信号HCNTは、1H(水平走査の1周
期)毎に反転される信号であり、該信号の反転によって
ラッチ部121はU側ラッチ部121UとD側ラッチ部
121Dとを切り替えるよう制御される。
【0041】U側ラッチ部制御端子UONには、ラッチ
部制御端子Lに入力される信号と同一の走査線カウント
信号HCNTが入力され、D側ラッチ部制御端子DON
には、該走査線カウント信号HCNTの反転信号(図4
中では、反転信号であることを、信号を表すHCNTに
バーを付けることによって表している。)が入力され
て、これら互いに逆位相の2つの信号により、前記ラッ
チ部制御端子Lに入力される走査線カウント信号HCN
Tによるラッチ部121の制御と合わせて、ラッチ部1
21がラッチ機能を有するようU側ラッチ部121U、
及び、D側ラッチ部121Dを制御する。
【0042】RGB信号入力端子RGBINには、RGB
信号(ここでは、図3においてメインRGB信号入力端
子RGBmに入力されたメインRGB信号、あるいは、
サブRGB信号入力端子RGBsに入力されたサブRG
B信号のいずれかのB信号)が入力され、前記ラッチ部
121によってラッチされた後、走査線カウント信号H
CNTによる制御によって走査信号の水平同期に合わせ
た所定のタイミングで、内部回路を経てRGB信号出力
端子RGBOUT から出力される。該出力されたRGB信
号は、図3におけるソースドライバー4(1)のドライ
バー出力端子OUT(1)から液晶パネル2を構成する
各液晶素子に対して出力される。
【0043】アウトプット・イネーブル端子OEには、
1セル回路44(1)のRGB信号出力端子RGBOUT
からの出力を可能にするOE(Output Enable )信号が
入力される。クリア端子CLRには、1セル回路44
(1)のRGB信号出力端子RGBOUT からの出力を消
去するクリア信号が入力される。
【0044】次いで、この1セル回路44(1)の内部
回路構成を詳細に説明する。
【0045】3ステート反転ゲート101は、図3に示
した遅延回路ブロック41から出力されシフトレジスタ
入力端子INに入力されるスタート信号(Lowのパル
ス信号)を反転してHighのパルス信号として、反転
ゲート102及び反転ゲート103に対して出力する。
ただし、3ステート反転ゲート101は、クロック入力
端子CKに入力されるマスタークロックMCLKによっ
て出力動作が制御され、マスタークロックMCLKがH
ighのときは入力信号を反転して出力し、マスターク
ロックMCLKがLowのときは出力をハイインピーダ
ンスとして入力と出力を遮断する。
【0046】反転ゲート102は、3ステート反転ゲー
ト101によって反転されてHighのパルス信号とな
って出力されるスタート信号を反転して、Lowのパル
ス信号としてNORゲート105の一方の入力端子、及
び、NORゲート106の一方の入力端子に対して出力
する。反転ゲート103は、3ステート反転ゲート10
1によって反転されてHighのパルス信号となって出
力されるスタート信号を反転して、Lowのパルス信号
として3ステート反転ゲート104、及び、シフトレジ
スタ出力端子OUTから後段の1セル回路44(2)の
シフトレジスタ入力端子INに対して出力する。
【0047】3ステート反転ゲート104は、反転ゲー
ト103から出力される、シフトレジスタ出力端子OU
Tから後段の1セル回路44(2)のシフトレジスタ入
力端子INに対して出力する信号と同じLowのパルス
信号を反転して、反転ゲート103の入力にフィードバ
ックする。ただし、3ステート反転ゲート104は、反
転クロック入力端子CKBに入力されるマスタークロッ
クMCLKの反転信号(図4中では、反転信号であるこ
とを、信号を表すMCLKにバーを付けることによって
表している。)によって出力動作が制御され、マスター
クロックMCLKの反転信号がHighのときは入力信
号を反転して出力し、マスタークロックMCLKの反転
信号がLowのときは出力をハイインピーダンスとして
入力と出力を遮断する。この3ステート反転ゲート10
4による信号のフィードバックによって、反転ゲート1
03及び3ステート反転ゲート104で構成される回路
がラッチ機能を有し、3ステート反転ゲート101、反
転ゲート102、反転ゲート103、及び、3ステート
反転ゲート104によってレジスタ部120を構成す
る。
【0048】NORゲート105は、反転ゲート102
から出力される前記Lowパルス信号を一方の入力と
し、また、ラッチ部制御端子Lに入力される走査線カウ
ント信号HCNTを他方の入力とし、これら2つの信号
を入力とするNOR演算を行いスイッチ108を制御す
る信号を出力する。NORゲート106は、反転ゲート
102から出力される前記Lowパルス信号を一方の入
力とし、また、ラッチ部制御端子Lに入力される走査線
カウント信号HCNTを反転ゲート107によって反転
された走査線カウント信号HCNTの反転信号を他方の
入力とし、これら2つの信号を入力とするNOR演算を
行いスイッチ109を制御する信号を出力する。反転ゲ
ート107は、ラッチ部制御端子Lに入力される走査線
カウント信号HCNTを反転してNORゲート106の
一方の入力端子に対して出力する。
【0049】スイッチ108は、前記NORゲート10
5から出力される信号がHighのときはONに、該信
号がLowのときはOFFに制御され、ONのときには
RGB信号入力端子RGBINに入力されるRGB信号
(ここでは、図3に示すようにB信号。前述したとおり
順序は任意であるので一般的には、R信号、G信号、B
信号のいずれかを指す。)をコンデンサ112に対して
出力する。コンデンサ112は、一方の端子は接地さ
れ、他方の端子はスイッチ108及びスイッチ110と
接続されており、スイッチ108を介して入力されたR
GB信号を充電することにより、スイッチ110がON
になるまでの間該信号をラッチし、スイッチ110がO
Nになると充電されていた該信号をスイッチ110に対
して出力する。このコンデンサ112がラッチ機能を果
たすために、スイッチ108及びスイッチ110の内い
ずれか一方は必ずOFFであるように、前記NORゲー
ト105から出力される信号、及び、U側ラッチ部制御
端子UONに入力される走査線カウント信号HCNTに
よってスイッチ108、及び、スイッチ110が制御さ
れている。すなわち、スイッチ110は、U側ラッチ部
制御端子UONに入力される走査線カウント信号HCN
TがHighのときはONに、該信号がLowのときは
OFFに制御され、ONのときには前記コンデンサ11
2に充電されていたRGB信号をアンプ114に対して
出力する。この、スイッチ108、スイッチ110、及
び、コンデンサ112による回路は、U側ラッチ部12
1Uを構成している。
【0050】スイッチ109は、前記NORゲート10
6から出力される信号がHighのときはONに、該信
号がLowのときはOFFに制御され、ONのときには
RGB信号入力端子RGBINに入力されるRGB信号を
コンデンサ113に対して出力する。コンデンサ113
は、一方の端子は接地され、他方の端子はスイッチ10
9及びスイッチ111と接続されており、スイッチ10
9を介して入力されたRGB信号を充電することによ
り、スイッチ111がONになるまでの間該信号をラッ
チし、スイッチ111がONになると充電されていた該
信号をスイッチ111に対して出力する。このコンデン
サ113がラッチ機能を果たすために、スイッチ109
及びスイッチ111の内いずれか一方は必ずOFFであ
るように、前記NORゲート106から出力される信
号、及び、D側ラッチ部制御端子DONに入力される走
査線カウント信号HCNTの反転信号によってスイッチ
109、及び、スイッチ111が制御されている。すな
わち、スイッチ111は、D側ラッチ部制御端子DON
に入力される走査線カウント信号HCNTの反転信号が
HighのときはONに、該信号がLowのときはOF
Fに制御され、ONのときには前記コンデンサ113に
充電されていたRGB信号をアンプ114に対して出力
する。この、スイッチ109、スイッチ111、及び、
コンデンサ113による回路は、D側ラッチ部121D
を構成している。更に、このD側ラッチ部121Dと前
記U側ラッチ部121Uによってラッチ部121を構成
している。
【0051】アンプ114は、入力側がスイッチ110
及びスイッチ111と接続され、コンデンサ112によ
ってラッチされたRGB信号がスイッチ110を介し
て、あるいは、コンデンサ113によってラッチされた
RGB信号がスイッチ111を介して入力され、該入力
されたRGB信号を所定の電圧レベルに増幅してスイッ
チ115に対して出力する。スイッチ115は、アウト
プット・イネーブル端子OEに入力されるOE信号がH
ighのときはONに、LowのときはOFFになるよ
う制御され、ONのときにはアンプ114から出力され
たRGB信号をRGB信号出力端子RGBOUT に対して
出力し、OFFのときには出力信号を遮断する。スイッ
チ116は、クリア端子CLRに入力されるクリア信号
がHighのときはOFFに、該クリア信号がLowの
ときはONに制御され、ONのときには電源からの所定
の信号をRGB信号出力端子RGBOUT から出力するこ
とにより液晶パネル2に表示される画像を消去する。
【0052】以上が、1セル回路44(1)の内部回路
構成の説明であり、1セル回路44(2)〜(n)につ
いても同様である。次に、図2を参照して、ドライバ駆
動制御のための図1には図示しないクロマ周辺回路につ
いて説明する。
【0053】図2は、クロマ周辺回路の概略回路構成を
示したブロック図である。図2において、クロマ周辺回
路は、クロマインターフェース5A、5B、LCDコン
トローラ6、メモリコントローラ7、画像メモリ8、及
び、D/Aコンバータ9によって構成されている。
【0054】クロマインターフェース5Aは、アナログ
複合映像信号であるVideo信号1を入力とし、該信
号をR、G、Bの各映像信号に分離し、内部の反転回路
でR、G、Bの映像信号の極性を反転させてソースドラ
イバー4(1)〜(4)に対して出力すると同時に、入
力されたVideo信号1から複合同期信号CSYNC
1を分離してLCDコントローラ6に対して出力する。
【0055】LCDコントローラ6は、後述する同期制
御(図5参照)を行う同期分離回路60、同期分離回路
61、同期検出回路62、同期比較回路63、メモリ用
垂直同期選択回路64等によって構成されており、クロ
マインターフェース5Aから出力される複合同期信号C
SYNC1、及び、クロマインターフェース5Bから出
力される複合同期信号CSYNC2を入力として、ドラ
イバ制御信号を出力してゲートドライバー3とソースド
ライバー4(1)〜(4)の制御を行い、更に、Vid
eo信号2の同期制御を行うための同期切換信号、及
び、メモリ用同期信号をメモリコントローラ7に対して
出力する。
【0056】メモリコントローラ7は、LCDコントロ
ーラ6から出力される同期切換信号、及び、メモリ用同
期信号を入力として、垂直同期変化による誤動作が生じ
ないように画像メモリ8の書き込みタイミング等を制御
する。画像メモリ8は、入力されたディジタル複合映像
信号であるVideo信号2を蓄積し、メモリコントロ
ーラ7から出力される制御信号により制御されるタイミ
ングで、該入力されたVideo信号2をD/Aコンバ
ータ9に対して出力する。D/Aコンバータ9は、画像
メモリ8から出力されたVideo信号を入力とし、該
信号をディジタル信号からアナログ信号に変換してクロ
マインターフェース5Bに対して出力する。
【0057】クロマインターフェース5Bは、D/Aコ
ンバータ9から出力されるVideo信号2を入力と
し、該信号をR、G、Bの各映像信号に分離し、内部の
反転回路でR、G、Bの映像信号の極性を反転させてソ
ースドライバー4(1)〜(4)に対して出力すると同
時に、入力されたVideo信号2から複合同期信号C
SYNC2を分離してLCDコントローラ6に対して出
力する。
【0058】以上が、ドライバ駆動制御のためのクロマ
周辺回路についての説明である。次いで、前記LCDコ
ントローラ6の内部の同期制御回路について図5〜図9
を参照して詳細に説明する。
【0059】図5は、LCDコントローラ6内部の同期
制御回路の概略構成を示すブロック図である。図5にお
いて、同期分離回路60は、後に例示的に説明する図6
に示すような構成の回路であり、クロマインターフェー
ス5Aから出力される複合同期信号CSYNC1を入力
とし、該信号から同期信号と映像信号との振幅の差を利
用して外部垂直同期信号VDOを取り出し、同期比較回
路63に対して該外部垂直同期信号VDOを出力する。
同期分離回路61も同様に、後に詳細に説明する図6に
示す構成の回路であり、クロマインターフェース5Bか
ら出力される複合同期信号CSYNC2を入力とし、該
信号から同期信号と映像信号との振幅の差を利用して内
部垂直同期信号VD2を取り出し、メモリ用垂直同期選
択回路64に対して該内部垂直同期信号VD2を出力す
る。
【0060】同期検出回路62は、後に例示的に説明す
る図7に示すような構成の回路であり、同期比較回路6
3から出力される同期一致・不一致信号、及び、クロマ
インターフェース5Aから出力される複合同期信号CS
YNC1を入力とし、同期比較回路63から同期一致・
不一致信号として同期不一致を示すHigh信号が入力
されると、複合同期信号CSYNC1から同期信号と映
像信号との振幅の差を利用して外部垂直同期信号を取り
出し、この外部垂直同期信号を基に内部同期信号源によ
り内部垂直同期信号VD1を生成し、該内部垂直同期信
号VD1を同期比較回路63及びメモリ用垂直同期選択
回路64に対して出力する。
【0061】同期比較回路63は、後に例示的に説明す
る図7に示すような構成の回路であり、同期分離回路6
0から出力される外部垂直同期信号VDOと、同期検出
回路62から出力される内部垂直同期信号VD1を入力
とし、該2つの信号を比較して、該2つの信号の同期が
不一致となった場合には、同期一致・不一致信号として
同期不一致を示すHigh信号を同期検出回路62、及
び、メモリ用垂直同期選択回路64に対して出力する。
【0062】メモリ用垂直同期選択回路64は、後に例
示的に説明する図8に示すような構成の回路であり、同
期分離回路61から出力される内部垂直同期信号VD
2、同期検出回路62から出力される内部垂直同期信号
VD1、及び、同期比較回路63から出力される同期一
致・不一致信号を入力とし、同期切換信号、及びメモリ
用同期信号をメモリコントローラ7に対して出力する。
詳細には、同期不一致を示すHigh信号が入力されて
いるとき、すなわち同期分離回路60から出力される外
部垂直同期信号VDOと同期検出回路62から出力され
る内部垂直同期信号VD1の同期が不一致であると同期
比較回路63によって判断されたときには、メモリ画面
が乱れないようにするために、同期不一致を示すHig
h信号が入力されて直ちには同期切換を行わず、メモリ
用同期信号をに同期分離回路61から出力される内部垂
直同期信号VD2としてメモリコントローラ7に対して
出力する。そして、同期一致・不一致信号が入力された
同期検出回路62によって改めて内部垂直同期信号VD
1が生成されて、同期分離回路60から出力される外部
垂直同期信号VDOと同期検出回路62から出力される
内部垂直同期信号VD1の同期が一致していると同期比
較回路63によって判断され、メモリ用垂直同期選択回
路64に同期一致信号を示すLow信号が入力されたと
きには、メモリ用同期信号を内部垂直同期信号VD2か
ら内部垂直同期信号VD1に切り替えると同時に同期切
換信号としてHigh信号をメモリコントローラ7に対
して出力して、メモリコントローラ7に同期が変化する
ことを知らせる。更に、内部垂直同期信号VD2の同期
が新たに生成された内部垂直同期信号VD1の同期と一
致したときには、再びメモリ用同期信号を内部垂直同期
信号VD2に切り替えてメモリコントローラ7に対して
出力する。
【0063】以下、図6〜図8を参照して、前記同期分
離回路60、61、同期検出回路62、同期比較回路6
3、及び、メモリ用垂直同期選択回路64の内部回路構
成例を説明する。なお、図6〜図8における複合同期信
号CSYNC1、基本クロックCK、クロックCKH
1、CKH3、及び、CKH4は、図9のタイミングチ
ャートに示すような信号であり、基本クロックCKは、
図示しない発振回路で作られたDuty=50%のクロ
ック、CKH1、CKH3、CKH4は、複合同期信号
CSYNC1中の水平同期信号に同期し、水平同期信号
を元に図示しない水平デコーダでデコードして作られる
信号である。また、図9に示すクロックCKH1、CK
H3、及び、CKH4の複数のパターンのクロックを使
い分けている理由は、各信号がクリティカルにならない
ようにするためで、クリティカルにならないようにでき
るクロック信号であれば図9に示すパターン以外の信号
であってもよい。
【0064】図6を参照して、前記同期分離回路60、
61の内部回路構成例を説明する。図6において、同期
分離回路60、61は、フリップフロップ601、アッ
プダウンカウンタ602、垂直同期検出デコーダ60
3、JKフリップフロップ604、及び、その他の論理
演算素子から構成されており、複合同期信号CSYNC
(同期分離回路60に入力される複合同期信号CSYN
C1、あるいは、同期分離回路61に入力される複合同
期信号CSYNC2)、及び基本クロックCKを入力と
し、垂直同期信号VS(同期分離回路60から出力され
る外部垂直同期信号VDO、あるいは、同期分離回路6
1から出力される内部垂直同期信号VD2)を出力す
る。
【0065】フリップフロップ601は、複合同期信号
CSYNCを入力として内部にラッチし、基本クロック
CKの立ち下がりエッジで出力する。アップダウンカウ
ンタ602は、制御端子Cに入力されるアップ・ダウン
識別信号によってカウントアップ動作、または、カウン
トダウン動作をするように制御され、クロック端子CK
に論理演算素子を介して入力される基本クロックCKに
よってカウント動作をし、垂直同期検出デコーダ603
と接続された8bitのカウント出力端子にカウント値
を出力する。
【0066】垂直同期検出デコーダ603は、アップダ
ウンカウンタ602からデータ入力端子A0〜A7、A
0B〜A7Bに入力されるカウント値が1フィールド
(1画面分のデータ)を表す所定の値になったときはセ
ット端子SETからHigh信号パルスをJKフリップ
フロップ604の端子Jに対して出力し、続いてカウン
ト値をリセットするとともに、リセット端子RESET
からHigh信号パルスをJKフリップフロップ604
の端子Kに対して出力すると同時にカウントを開始す
る。
【0067】JKフリップフロップ604は、クロック
入力端子CKに入力される基本クロックCKのタイミン
グで動作し、垂直同期検出デコーダ603のセット端子
SETから端子Jに入力されるHigh信号パルス(こ
のとき端子KはLow)によって垂直同期信号VSとし
てHigh信号を出力し、更に直後に続くリセット端子
RESETから端子KへのHigh信号パルス(このと
き端子JはLow)によって垂直同期信号VSをLow
信号にし、セット端子SET、及び、リセット端子RE
SETからHigh信号の出力がない期間は、垂直同期
信号VSとして該Low信号を保持する。このことによ
り、垂直同期信号としてHighパルス信号が生成され
る。
【0068】図7を参照して、同期検出回路62、同期
比較回路63の内部回路構成例を説明する。図7におい
て、同期検出回路62、同期比較回路63は、回路構成
素子を共有して、垂直デコーダ621、10bitバイ
ナリカウンタ622、同期一致カウント部623、5b
itバイナリカウンタ631、同期比較用ANDゲート
632、同期検出部633、及び、その他の論理演算子
から構成されており、同図に示す回路構成によって同期
検出、同期比較の両方の機能を有している。すなわち、
複合同期信号CSYNC1(ただし、図7では複合同期
信号CSYNC1を基に生成されるCKH1を入力とし
て示している。)、及び、外部垂直同期信号VDOを入
力とし、内部垂直同期信号VD1、及び、同期一致・不
一致信号を出力する。
【0069】10bitバイナリカウンタ622は、ク
ロック入力端子CKに入力されるCKH1によってカウ
ント動作をして、複合同期信号CSYNC1の水平同期
信号数をカウントし、該カウント値を垂直デコーダ62
1に対して出力する。また、リセット端子RESETに
入力される、同期検出部633から出力される外部垂直
同期信号VDO、あるいは、内部垂直同期信号VD1の
垂直同期信号パルスによって前記カウント値をリセット
する。
【0070】垂直デコーダ621は、10bitバイナ
リカウンタ622から入力される水平同期信号のカウン
ト値が480(有効走査線数:映像が見えている部分の
走査線数)になると端子Q2からHigh信号パルスを
出力し、該カウント値が524(見えない部分を含む1
フィールド当たりの走査線数)になると端子Q1からH
igh信号パルスを出力する。
【0071】同期検出部633は、外部垂直同期信号V
DOを入力として、クロックCKH1、及び、CKH3
のタイミングで動作し、外部から取り込んだ外部垂直同
期信号VDOの垂直同期信号パルスを検出する。
【0072】同期比較用ANDゲート632は、同期検
出部633で生成された外部垂直同期信号パルス、及
び、垂直デコーダ621で生成された内部垂直同期信号
VD1を入力としてAND演算を行い、5bitバイナ
リカウンタ631のリセット端子R、及び、同期一致カ
ウント部623のクロック端子CKに対して出力する。
すなわち、外部垂直同期信号VDOと内部垂直同期信号
VD1の同期が一致していれば5bitバイナリカウン
タ631をリセットすると同時に同期一致カウント部6
23をカウントアップする。
【0073】5bitバイナリカウンタ631は、5つ
のカウンタを直列した5bitバイナリカウンタであ
り、最後段のカウンタの端子Xの出力はカウント値が
「2の(5−1)乗」すなわち「16」となったときに
Highとなる。この5bitバイナリカウンタ631
は、同期比較用ANDゲート632により外部垂直同期
信号VDOと内部垂直同期信号VD1の同期が一致して
いると判断されたときには、リセットがかかっている状
態になるのでカウント動作を行わず、外部垂直同期信号
VDOと内部垂直同期信号VD1の同期が一致せずに同
期比較用ANDゲート632によるリセットが解除され
ているときには、その間の内部垂直同期信号VD1の周
期数をカウントする。すなわち、同期ずれの数を16同
期までカウントし、同期ずれが16同期に達したときに
は、最後段のカウンタの端子Xから同期一致・不一致信
号として同期不一致を示すHigh信号を同期一致カウ
ント部623のリセット端子R、及び、外部の図5に示
す同期検出回路62、及び、メモリ用垂直同期選択回路
64に対して出力する。
【0074】同期一致カウント部623は、3つのカウ
ンタを直列した3bitバイナリカウンタ、及び、該3
bitバイナリカウンタ最後段の更に後段に接続された
NORラッチからなり、該3bitバイナリカウンタ最
後段のカウンタの端子Xの出力はカウント値が「2の
(3−1)乗」すなわち「4」となったときにHigh
となり、このHigh信号を反転したLow信号が反転
端子XBからNORラッチの反転リセット端子RBに入
力されることにより、NORラッチのX端子からはLo
w信号が出力される。この同期一致カウント部623
は、5bitバイナリカウンタ631から入力される同
期不一致を示すHigh信号によってリセットされると
同時に、内部のNORラッチがセットされ、該NORラ
ッチからHigh信号を同期検出部633に対して出力
し、垂直デコーダ621のリセット端子RESETに入
力する垂直同期信号として外部垂直同期信号VDOをも
採用するよう同期検出部633を制御する。また、前記
リセット後、同期比較用ANDゲート632から外部垂
直同期信号VDOと内部垂直同期信号VD1の同期が一
致していることを示すHigh信号パルスが入力される
と該パルス数をカウントし、該カウント値が4に達する
と前記内部のNORラッチをリセットして、同期検出部
633に対してLow信号を出力することによって同期
検出部633から外部垂直同期信号VDOが出力されな
いよう同期検出部633を制御する。
【0075】図8を参照して、メモリ用垂直同期選択回
路64の内部回路構成例を説明する。図8において、メ
モリ用垂直同期選択回路64は、安定化検出部641、
NORラッチ642、同期信号選択部643、同期比較
部644、及び、同期一致カウント部645から構成さ
れており、同期一致・不一致信号、内部垂直同期信号V
D1、及び、内部垂直同期信号VD2(図8中では、複
合同期信号CSYNC2を同期分離回路61に入力する
段から示している。)を入力とし、同期切換信号、及
び、メモリ用同期信号をメモリコントローラ7に対して
出力する。
【0076】安定化検出部641は、入力される同期一
致・不一致信号がHigh信号(同期不一致を示す)か
らLow信号(同期一致を示す)に変化すると、この変
化を検出して同期安定化パルス(High信号パルス)
をNORラッチ642のセット端子S、及び、同期一致
カウント部645のリセット端子Rに対して出力する。
【0077】NORラッチ642は、安定化検出部64
1からセット端子Sに入力される同期安定化パルスによ
りセットされて、端子Xから同期切換信号としてHig
h信号を同期信号選択部643、及び、外部のメモリコ
ントローラ7に対して出力し、同期一致カウント部64
5からリセット端子RにHigh信号が入力されるとリ
セットされて、端子Xから同期切換信号としてLow信
号を同期信号選択部643、及び、外部のメモリコント
ローラ7に対して出力する。
【0078】同期信号選択部643は、NORラッチ6
42から入力される同期切換信号がHighのときは、
メモリ用同期信号として同期比較部644から入力され
る内部垂直同期信号VD1を選択してメモリコントロー
ラ7に対して出力し、NORラッチ642から入力され
る同期切換信号がLowのときは、メモリ用同期信号と
して同期比較部644から入力される内部垂直同期信号
VD2を選択してメモリコントローラ7に対して出力す
る。
【0079】同期比較部644は、内部垂直同期信号V
D1、及び、内部垂直同期信号VD2(図8では、複合
同期信号CSYNC2が同期分離回路61によって垂直
同期分離される段から表している。)を入力として、ク
ロックCKH1、及び、CKH3のタイミングで動作
し、内部垂直同期信号VD1と内部垂直同期信号VD2
の垂直同期パルスを比較して、同期が一致する場合は同
期一致カウント部645に対してHigh信号パルスを
出力する。
【0080】同期一致カウント部645は、3つのカウ
ンタを直列した3bitバイナリカウンタであり、最後
段のカウンタの端子Xの出力はカウント値が「2の(3
−1)乗」すなわち「4」となったときにHighとな
る。この同期一致カウント部645は、同期比較部64
4によって内部垂直同期信号VD1と内部垂直同期信号
VD2の同期が一致していると判断されてHigh信号
パルスが入力されると、該パルスをカウントすることに
よって垂直同期が一致した周期数をカウントし、該カウ
ント値が4になると内部垂直同期信号VD1と内部垂直
同期信号VD2の同期が安定的に一致したとして、再後
段のカウンタの端子XからNORラッチ642のリセッ
ト端子Rに対してHigh信号を出力する。
【0081】以上が、前記LCDコントローラ6の内部
の同期制御回路についての詳細な説明である。次に本実
施の形態の液晶表示装置1の動作を説明する。まず、図
1を参照して本実施の形態の液晶表示装置1の動作の概
略を説明する。
【0082】図1中のスタート信号、及び、RGB信号
を示す信号の内、実線によって表されている信号がフル
画面(1画面)表示用、及び、2画面表示時の右側の画
面表示用の信号であり、点線によって表されている信号
が2画面表示時の左側の画面表示用の信号である。
【0083】フル画面表示時には、ソースドライバー4
(1)〜(4)はいずれも1画面を表示するためのソー
スドライバーとして機能し、図1に示すように、実線で
示すメインスタート信号は、図示しない(図2参照)L
CDコントローラ6からソースドライバー4(1)のメ
インスタート信号入力端子SRTmに入力され、ソース
ドライバー4(1)内部で後に詳述する所定の処理がな
された後、カスケード出力端子Cからソースドライバー
4(2)のメインスタート信号入力端子SRTmに対し
て出力される。ソースドライバー4(2)のメインスタ
ート信号入力端子SRTmに入力された該メインスター
ト信号は、更にソースドライバー4(3)、ソースドラ
イバー4(4)に対して同様に順次入力される。
【0084】この、順次ソースドライバー4(1)〜
(4)に対して入力されるメインスタート信号のタイミ
ングに合わせて、前記LCDコントローラ6からメイン
RGB信号入力端子に入力されるメインRGB信号が順
次ソースドライバー4(1)〜(4)に対して入力さ
れ、該メインRGB信号はソースドライバー4(1)〜
(4)内部のラッチ部にラッチされ、ラッチした1走査
線分のメインRGB信号を所定のタイミングで液晶パネ
ル2の信号線Ymに印加することにより、液晶パネル2
の画面全体にメインRGB信号入力端子RGBmに入力
された1画面分の映像が表示されるとともに、次のメイ
ンスタート信号を受けて同様の動作を繰り返す。
【0085】2画面表示時には、ソースドライバー4
(1)及び(2)は右画面表示用のソースドライバーと
して機能し、ソースドライバー4(3)及び(4)は左
画面表示用のソースドライバーとして機能する。したが
って、図1に示すように、点線で示すサブスタート信号
は、前記LCDコントローラ6からソースドライバー4
(1)のサブスタート信号入力端子SRTsに入力され
ると同時に、ソースドライバー4(3)のサブスタート
信号入力端子SRTsに対しても入力され、これら2系
統のサブスタート信号のタイミングに合わせて、ソース
ドライバー4(1)には、サブRGB信号入力端子RG
Bsに対してメインRGB信号が右画面用として入力さ
れ、ソースドライバー4(3)には、サブRGB信号入
力端子RGBsに対してサブRGB信号が左画面用とし
て入力される。
【0086】ソースドライバー4(1)に入力されたサ
ブスタート信号は、ソースドライバー4(1)内部で後
に詳述する所定の処理がなされた後、カスケード出力端
子Cからソースドライバー4(2)のサブスタート信号
入力端子SRTsに対して出力される。同様に、ソース
ドライバー4(3)に入力されたサブスタート信号は、
ソースドライバー4(3)内部で後に詳述する所定の処
理がなされた後、カスケード出力端子Cからソースドラ
イバー4(4)のサブスタート信号入力端子SRTsに
対して出力され、以上の過程によってソースドライバー
4(1)及び(2)には、右画面表示用のメインRGB
信号がラッチされ、ソースドライバー4(3)及び
(4)には、左画面表示用のサブRGB信号がラッチさ
れ、該ラッチした1走査線分のメインRGB信号、及
び、サブRGB信号を所定のタイミングで液晶パネル2
の信号線Ymに印加することにより、液晶パネル2の右
画面にメインRGB信号入力端子RGBmに入力された
右画面用の映像が表示され、液晶パネル2の左画面にサ
ブRGB信号入力端子RGBsに入力された左画面用の
映像が表示されるとともに、次のサブスタート信号を受
けて同様の動作を繰り返す。
【0087】なお、図1において、2画面表示時におい
ては、同期信号は左右どちらかの同期信号に合わせる必
要があるため片方の画面(図では、Video信号2に
よる右画面)は同期がフリーなNAVI画面(カーナビ
ゲーション等)とした。
【0088】以上が、図1を参照した本実施の形態の動
作の概略説明である。次に、図1〜9を参照して本実施
の形態の液晶表示装置1の動作を詳細に説明する。ま
ず、2系統のRGB信号の同期処理動作を含むドライバ
制御について、図2を参照して説明する。
【0089】図2において、2画面用の映像信号とし
て、観光案内の動画等のアナログ複合映像信号であるV
ideo信号1がクロマインターフェース5Aに入力さ
れ、NAVI画面等のディジタル映像信号であるVid
eo信号2が画像メモリ8に入力される。
【0090】Video信号1がクロマインターフェー
ス5Aに入力されると、クロマインターフェース5Aに
よって該Video信号1は、液晶パネル2の左画面表
示用のサブRGB信号、及び、LCDコントローラ6に
よる同期制御のための複合同期信号CSYNC1に分離
され、サブRGB信号は、図2には図示しないソースド
ライバー4(3)、及び、(4)のサブRGB信号入力
端子RGBsに対して出力され、複合同期信号CSYN
C1は、LCDコントローラ6に対して出力される。2
系統のRGB信号の同期処理は、ドライバ制御のための
クロマ周辺回路の内、主にこのLCDコントローラ6内
部で行われる(後に詳述)。
【0091】LCDコントローラ6に入力された複合同
期信号CSYNC1は、図5に示すLCDコントローラ
6内部の同期制御回路によって外部垂直同期信号VD
O、内部垂直同期信号VD1等の生成のための信号とさ
れる。更にLCDコントローラ6は、この生成された外
部垂直同期信号VDOと内部垂直同期信号VD1の垂直
同期のずれを検出することにより、同期切換信号、及
び、メモリ用同期信号を生成してメモリコントローラ7
に対して出力する。
【0092】メモリコントローラ7に入力された同期切
換信号、及び、メモリ用同期信号は、メモリコントロー
ラ7によって画像メモリ8を制御するための信号に変換
され、画像メモリ8の書き込み、読み出しのタイミング
等をVideo信号1の垂直同期に合わせるように制御
するために、画像メモリ8に対して出力される。
【0093】画像メモリ8に書き込まれて蓄積されたV
ideo信号2は、内部垂直同期信号VD1のタイミン
グで画像メモリ8からD/Aコンバータ9に対して出力
され、D/Aコンバータ9でディジタル信号からアナロ
グ信号に変換された後、クロマインターフェース5Bに
入力される。
【0094】アナログ信号となったVideo信号2が
クロマインターフェース5Bに入力されると、クロマイ
ンターフェース5Bによって該Video信号2は、液
晶パネル2の右画面表示用のメインRGB信号、及び、
LCDコントローラ6による同期制御のための複合同期
信号CSYNC2に分離され、メインRGB信号は、図
2には図示しないソースドライバー4(1)〜(4)の
メインRGB信号入力端子RGBm、及び、ソースドラ
イバー4(1)、(2)のサブRGB信号入力端子RG
Bsに対して出力され、複合同期信号CSYNC2は、
LCDコントローラ6に対して出力される。
【0095】LCDコントローラ6に入力された複合同
期信号CSYNC2は、図5に示すLCDコントローラ
6内部の同期制御回路によって内部垂直同期信号VD2
の生成のための信号とされる。更にLCDコントローラ
6は、複合同期信号CSYNC1から生成された内部垂
直同期信号VD1と複合同期信号CSYNC2から生成
された内部垂直同期信号VD2の2つの信号から適宜一
方の内部垂直同期信号を選択してメモリ用同期信号とし
てメモリコントローラ7に対して出力する。
【0096】このメモリコントローラ7に対して出力さ
れるメモリ用同期信号が適切な信号でないと、左右2画
面の同期がずれてしまい液晶パネル2に正確に映像が表
示されなくなってしまう。そこで、LCDコントローラ
6内部の同期制御回路によって常に安定した2画面表示
ができるよう同期制御がなされている。以下に、LCD
コントローラ6による2系統のRGB信号の同期処理動
作の詳細について、図5〜9を参照して説明する。
【0097】前記クロマインターフェース5Aによって
分離された複合同期信号CSYNC1は、LCDコント
ローラ6内の図5に示す同期分離回路60に入力され、
図6に示す回路によって外部垂直同期信号VDOを分離
される。すなわち、図6に示す同期分離回路60による
外部垂直同期信号VDOの分離動作は以下の通りであ
る。
【0098】複合同期信号CSYNC1は、フリップフ
ロップ601によって内部にラッチされ、基本クロック
CKの立ち下がりエッジで論理演算回路を介してアップ
ダウンカウンタ602のクロック端子CKに対して出力
される。更に、複合同期信号CSYNC1は、アップダ
ウンカウンタ602によって複合同期信号CSYNC1
中の水平同期信号のパルス数をカウントされ、該カウン
ト値は、アップダウンカウンタ602の8bitのカウ
ント出力端子から垂直同期検出デコーダ603に対して
出力される。
【0099】アップダウンカウンタ602から垂直同期
検出デコーダ603のデータ入力端子A0〜A7、A0
B〜A7Bに入力される該カウント値が、1フィールド
(1画面分のデータ)を表す所定の値になったときは、
セット端子SETからHigh信号パルスがJKフリッ
プフロップ604の端子Jに対して出力され、JKフリ
ップフロップ604は、この垂直同期検出デコーダ60
3のセット端子SETから端子Jに入力されるHigh
信号パルス(このとき端子KはLow)によって外部垂
直同期信号VDOとしてHigh信号を出力する。続い
て垂直同期検出デコーダ603のリセット端子RESE
TからHigh信号パルスがJKフリップフロップ60
4の端子Kに対して出力されると、JKフリップフロッ
プ604は、この垂直同期検出デコーダ603のリセッ
ト端子RESETから端子Kに入力されるHigh信号
パルス(このとき端子JはLow)によって外部垂直同
期信号VDOとしてLow信号を出力するとともに、前
記アップダウンカウンタ602のカウント値はリセット
され、以後同様の動作を繰り返す。
【0100】以上、図6に示す回路によるこの一連の動
作により、JKフリップフロップ604の端子Xから出
力される外部垂直同期信号VDOとして1フィールド毎
にHigh信号パルスを発する垂直同期信号が分離され
る。該分離された外部垂直同期信号VDOは、同期比較
回路63に対して出力される。
【0101】複合同期信号CSYNC1は、前記同期分
離回路60に入力されると同時に、図5に示す同期検出
回路62に入力されており、図7に示す回路によって垂
直同期の検出がされ、該検出された垂直同期信号を基に
内部垂直同期信号VD1を生成される。すなわち、図7
に示す同期分離回路62による同期検出、内部垂直同期
信号VD1生成動作は以下の通りである。
【0102】複合同期信号CSYNC1は、同期検出回
路62に入力されると複合同期信号CSYNC1中の水
平同期信号を基にクロックCKH1(図9参照)が生成
され、該CKH1は、10bitバイナリカウンタ62
2のクロック入力端子CKに入力され、10bitバイ
ナリカウンタ622のカウント動作によって、複合同期
信号CSYNC1の水平同期信号数が間接的にカウント
され、該カウント値が垂直デコーダ621に対して出力
される。
【0103】該10bitバイナリカウンタ622から
垂直デコーダ621に入力される水平同期信号のカウン
ト値が、480(有効走査線数:映像が見えている部分
の走査線数)になると端子Q2からHigh信号パルス
が出力され、該カウント値が524(見えない部分を含
む1フィールド当たりの走査線数)になると端子Q1か
らHigh信号パルスが出力される。この1フィールド
毎のHigh信号パルスは、同期比較回路63を構成す
る同期比較用ANDゲート632等に対して出力される
とともに、メモリ用垂直同期選択回路64に対して出力
される。
【0104】以上、図7に示す回路によるこの一連の動
作により、複合同期信号CSYNC1を基に生成された
内部垂直同期信号VD1は、以後同じ周期の信号として
複合同期信号CSYNC1とは別に独立して内部で生成
され、同期比較回路63を構成する同期比較用ANDゲ
ート632等に対して出力されるとともに、メモリ用垂
直同期選択回路64に対して出力される。
【0105】この同期検出回路62で生成された内部垂
直同期信号VD1と前記同期分離回路60で分離された
外部垂直同期信号VDOは、同期比較回路63に入力さ
れて図7に示す回路によって該2つの信号の同期が一致
しているか否か比較され、比較の結果によって同期一致
・不一致信号として同期一致信号(Low信号)、ある
いは、同期不一致信号(High信号)が発生される。
既述の動作によって同期検出回路62によって内部垂直
同期信号VD1が生成された直後においては、内部垂直
同期信号VD1、及び、外部垂直同期信号VDOはとも
に複合同期信号CSYNC1を基に生成されているの
で、該2つの信号の同期は当然一致し、同期一致・不一
致信号として同期一致信号(Low信号)が発生され
る。すなわち、図7に示す同期比較回路63による同期
比較動作は以下の通りである。
【0106】同期比較回路63に入力された外部垂直同
期信号VDOは、同期検出部633によって垂直同期信
号パルスを検出され、この検出された外部垂直同期信号
パルスは同期比較用ANDゲート632の一方の入力
端子に入力される(図7中で示す信号)。同時に同期
比較用ANDゲート632に対しては、垂直デコーダ6
21の端子Q1から内部垂直同期信号VD1が入力され
ており、同期比較用ANDゲート632に入力された内
部垂直同期信号VD1、及び、外部垂直同期信号パルス
は、それぞれの信号の垂直同期パルスが一致している
か否か比較される。このとき、既述の動作によって同期
検出回路62によって内部垂直同期信号VD1が生成さ
れた直後であり、内部垂直同期信号VD1、及び、外部
垂直同期信号VDOはともに複合同期信号CSYNC1
を基に生成されているので、該2つの信号の同期は当然
一致し、同期比較用ANDゲート632からは、該2つ
の信号の垂直同期パルスのタイミングでHigh信号パ
ルスが発生される。このHigh信号パルスが5bit
バイナリカウンタ631のリセット端子に入力されると
5bitバイナリカウンタ631はリセットされて、そ
れまでの同期ずれの周期数をカウントした値を0に戻
し、5bitバイナリカウンタ631の再後段のカウン
タの端子Xからは、同期一致を示すLow信号が同期検
出部633、及び、メモリ用垂直同期選択回路64に対
して出力される。
【0107】以上、図7に示す回路によるこの一連の動
作により、常に複合同期信号CSYNC1から生成され
る外部垂直同期信号VDOと、複合同期信号CSYNC
1とは別に独立して内部で生成された内部垂直同期信号
VD1は、垂直同期が一致しているか否か比較され、一
致している間は同期一致・不一致信号として同期一致信
号(Low信号)が同期一致カウント部623、及び、
メモリ用垂直同期選択回路64に対して出力される。
【0108】前記同期分離回路60に対してクロマイン
ターフェース5Aから複合同期信号CSYNC1が入力
されると同時に、同期分離回路61に対してはクロマイ
ンターフェース5Bから複合同期信号CSYNC2が入
力されており、クロマインターフェース5Bによって分
離された複合同期信号CSYNC2は、LCDコントロ
ーラ6内の図5に示す同期分離回路61に入力され、図
6に示す回路によって内部垂直同期信号VD2を分離さ
れる。すなわち、図6に示す同期分離回路61による内
部垂直同期信号VD2の分離動作は以下の通りである。
【0109】複合同期信号CSYNC2は、フリップフ
ロップ601によって内部にラッチされ、基本クロック
CKの立ち下がりエッジで論理演算回路を介してアップ
ダウンカウンタ602のクロック端子CKに対して出力
される。更に、複合同期信号CSYNC2は、アップダ
ウンカウンタ602によって複合同期信号CSYNC2
中の水平同期信号のパルス数をカウントされ、該カウン
ト値は、アップダウンカウンタ602の8bitのカウ
ント出力端子から垂直同期検出デコーダ603に対して
出力される。
【0110】アップダウンカウンタ602から垂直同期
検出デコーダ603のデータ入力端子A0〜A7、A0
B〜A7Bに入力される該カウント値が、1フィールド
(1画面分のデータ)を表す所定の値になったときは、
セット端子SETからHigh信号パルスがJKフリッ
プフロップ604の端子Jに対して出力され、JKフリ
ップフロップ604は、この垂直同期検出デコーダ60
3のセット端子SETから端子Jに入力されるHigh
信号パルス(このとき端子KはLow)によって内部垂
直同期信号VD2としてHigh信号を出力する。続い
て垂直同期検出デコーダ603のリセット端子RESE
TからHigh信号パルスがJKフリップフロップ60
4の端子Kに対して出力されると、JKフリップフロッ
プ604は、この垂直同期検出デコーダ603のリセッ
ト端子RESETから端子Kに入力されるHigh信号
パルス(このとき端子JはLow)によって内部垂直同
期信号VD2としてLow信号を出力するとともに、前
記アップダウンカウンタ602のカウント値はリセット
され、同様の動作を繰り返す。
【0111】以上、図6に示す回路によるこの一連の動
作により、JKフリップフロップ604の端子Xから出
力される内部垂直同期信号VD2として1フィールド毎
にHigh信号パルスを発する垂直同期信号が分離され
る。該分離された内部垂直同期信号VD2は、メモリ用
垂直同期選択回路64に対して出力される。
【0112】この内部垂直同期信号VD2と同時に、前
記同期比較回路63から出力された同期一致信号(Lo
w信号)、及び、前記同期検出回路62から出力された
内部垂直同期信号VD1がメモリ用垂直同期選択回路6
4に対して入力され、図8に示す回路によって、同期切
換信号としてHigh信号がメモリコントローラ7に対
して出力されるとともに、メモリコントローラ7に対し
て出力されるメモリ用同期信号は内部垂直同期信号VD
1に切り替えられる。そして、このメモリコントローラ
7に入力された内部垂直同期信号VD1によって、画像
メモリ8の書き込み、読み込みのタイミングが制御さ
れ、この画像メモリ8のタイミングによって生成された
複合同期信号CSYNC2から同期分離回路61によっ
て分離された内部垂直同期信号VD2が、メモリ用垂直
同期選択回路64にフィードバックされる。更に、この
フィードバックされた内部垂直同期信号VD2と内部垂
直同期信号VD1の同期が安定的に一致すると、メモリ
用垂直同期選択回路64からは、同期切換信号としてL
ow信号がメモリコントローラ7に対して出力されると
ともに、メモリコントローラ7に対して出力されるメモ
リ用同期信号は内部垂直同期信号VD2に切り替えられ
る。すなわち、図8に示すメモリ用垂直同期選択回路6
4によるメモリ用垂直同期信号切換動作は以下の通りで
ある。
【0113】安定化検出部641に入力される同期一致
・不一致信号が同期不一致を示すHigh信号から同期
一致を示すLow信号に変わると、安定化検出部641
によって、同期一致を表すHigh信号パルスがNOR
ラッチ642のセット端子Sに対して出力され、このH
igh信号の入力をうけてセットされたNORラッチ6
42の端子Xからは同期切換信号として同期信号選択部
643、及び、メモリコントローラ7に対してHigh
信号が出力される。更に、このHigh信号による同期
切換指示を受けた同期信号選択部643によって、メモ
リ用同期信号として内部垂直同期信号VD1が選択され
てメモリコントローラ7に対して出力される。
【0114】そして、この内部垂直同期信号VD1が入
力されたメモリコントローラ7によって、内部垂直同期
信号VD1と同期が一致するようタイミング制御された
画像メモリ8から出力されるVideo信号2から複合
同期信号CSYNC2が分離され、更に、この複合同期
信号CSYNC2から同期分離回路61によって内部垂
直同期信号VD2が分離されメモリ用垂直同期選択回路
64にフィードバックされる。このフィードバックされ
た内部垂直同期信号VD2は、同期比較部644で内部
垂直同期信号VD1と同期が一致しているか否か比較さ
れ、これら2つの信号の同期が一致している場合には該
2つの信号の垂直同期パルスに合わせて、同期比較部6
44からHigh信号パルスが同期一致カウント部64
5に対して出力される。該High信号パルスは、3つ
のカウンタを直列した3bitバイナリカウンタである
同期一致カウント部645によってカウントされ、該カ
ウント値が「2の(3−1)乗」すなわち「4」となっ
たときに内部垂直同期信号VD1と内部垂直同期信号V
D2の同期が安定的に一致したとして、最後段のカウン
タの出力としてHigh信号がNORラッチ642のリ
セット端子Rに対して出力される。
【0115】この、同期一致カウント部645から出力
されるHigh信号によって、NORラッチ642はリ
セットされ、端子Xから同期切換信号としてLow信号
が同期信号選択部643、及び、メモリコントローラ7
に対して出力される。更に、このLow信号による同期
切換指示を受けた同期信号選択部643によって、メモ
リ用同期信号として内部垂直同期信号VD2が選択され
てメモリコントローラ7に対して出力される。
【0116】以上、図8に示す回路によるこの一連の動
作により、外部垂直同期信号VDOと内部垂直同期信号
VD1の同期が一致しており、同期が安定しているとき
においては、メモリコントローラ7によって制御される
画像メモリ8は、内部垂直同期信号VD2によって制御
されることとなり、Video2信号側の映像が同期に
急激な変化により乱れることなく表示される。
【0117】ところで、前記同期比較回路63内部の図
7に示す同期比較用ANDゲート632では、内部垂直
同期信号VD1と外部垂直同期信号パルスの同期が一
致しているか否かの比較を行い、一致している場合には
5bitバイナリカウンタ631をリセット状態に保っ
ていた。しかし、何らかの原因によりVideo信号1
の垂直同期がずれ、同期比較用ANDゲート632に入
力される内部垂直同期信号VD1と外部垂直同期信号パ
ルスの同期が一致しないと、5bitバイナリカウン
タ631のリセットが解除されると同時に5bitバイ
ナリカウンタ631は、リセットされている間の内部垂
直同期信号VD1の垂直同期の数をカウントする。内部
垂直同期信号VD1と外部垂直同期信号パルスの同期
のずれを、5つのカウンタを直列した5bitバイナリ
カウンタである5bitバイナリカウンタ631によっ
て、カウント値が「2の(5−1)乗」すなわち「1
6」となるまでカウントする。この「16」という値
は、該2つの信号の同期が不一致となったと判断するま
での同期ずれの周期数であり、図7に示す回路では、5
bitバイナリカウンタ631により16垂直同期と設
定したが、他の構成の回路により別の値に設定すること
もできる。(一般的には、1、2垂直同期程度では、液
晶表示装置1に加わるわずかな振動や信号ノイズなどに
よる映像信号の乱れ等に過敏に反応し、同期の取り直し
が頻繁に起こってしまいロックできずにループ状態にな
りかねず、また、十数垂直同期以上になると同期のずれ
や画面の乱れが目に付くようになるとの理由により、数
垂直同期〜十数垂直同期の値に設定する。)
【0118】5bitバイナリカウンタ631のカウン
ト値が16になり16垂直同期のずれにより2つの信号
の同期が不一致となったと判断されると、5bitバイ
ナリカウンタ631の再後段のカウンタの端子Xから同
期一致・不一致信号として同期不一致を表すHigh信
号が同期一致カウント部623のリセット端子、及び、
メモリ用垂直同期選択回路64に対して出力される。
【0119】このとき、この同期不一致信号(High
信号)がメモリ用垂直同期選択回路64に対して入力さ
れても、図8に示す安定化検出部641からはLow信
号がNORラッチ642に対して出力され続けるので、
メモリ用垂直同期選択回路64による同期切換は行われ
ずメモリ用垂直同期選択回路64からメモリコントロー
ラ7に対して出力されるメモリ用同期信号は、内部垂直
同期信号VD2のままとなる。これは、Video信号
1の垂直同期変化に対して迅速にVideo信号2側の
同期を合わせようとすると、Video信号2側の映像
が乱れるため、Video信号1の同期の変化が落ちつ
き、安定した新しい内部垂直同期信号VD1を生成でき
るまで内部垂直同期信号VD2に制御を預けようという
ものである。
【0120】一方、図7に示す前記5bitバイナリカ
ウンタ631から出力される同期不一致を表すHigh
信号によりリセットされた同期一致カウント部623か
らは、リセットと同時に内部のNORラッチの端子Xか
らHigh信号が同期検出部633に対して出力され、
同期一致カウント部623から該High信号を入力さ
れた同期検出部633によって、外部垂直同期信号VD
Oから検出された垂直同期パルスが10bitバイナリ
カウンタ622のリセット端子RESETに対して出力
される。この、10bitバイナリカウンタ622のリ
セットにより、垂直デコーダ621によって新たに複合
同期信号CSYNC1を基に内部垂直同期信号VD1が
生成し直される。
【0121】この生成し直された内部垂直同期信号VD
1と外部垂直同期信号パルスとの同期が一致している
か否かは、既述の動作と同様同期比較用ANDゲート6
32によって比較され、該2つの信号の垂直同期パルス
が一致していれば既述の通り5bitバイナリカウンタ
631がリセットされて、5bitバイナリカウンタ6
31からは、同期一致・不一致信号として、同期一致を
表すLow信号が出力される。
【0122】また、同時に内部垂直同期信号VD1と外
部垂直同期信号パルスとの同期が一致していることを
示す同期比較用ANDゲート632から出力されるHi
gh信号パルスは、同期一致カウント部623によって
「4」までカウントされ、カウント値が「4」となった
とき、すなわち、内部垂直同期信号VD1と外部垂直同
期信号パルスの同期が4周期一致したとき、内部垂直
同期信号VD1が安定したとして同期一致カウント部6
23内部のNORラッチはリセットされ、Low信号が
同期検出部633に対して出力される。このLow信号
によって同期検出部633からは外部垂直同期信号VD
Oが出力されなくなり、外部垂直同期信号VDOによる
10bitバイナリカウンタ622のリセットもされな
くなり、以後、内部垂直同期信号VD1は複合同期信号
CSYNC1とは別に独立して内部で生成されるように
なり、既述の動作が繰り返される。
【0123】以上が、2系統のRGB信号の同期処理動
作の詳細についての説明である。次に、上記動作により
同期処理がなされた2系統のRGB信号を入力とする本
実施の形態の液晶表示装置1による2画面表示の切換動
作について図1、図3、及び、図4を参照して詳細に説
明する。
【0124】フル画面表示時には、図3に示すソースド
ライバー4(1)の2画面モード信号入力端子Mに、フ
ル画面モードを示す信号としてLow信号が入力されて
おり、スイッチ42は遅延回路ブロック41とメインス
タート信号入力端子SRTmを接続し、スイッチ43は
1セル回路44(1)〜(n)とメインRGB信号入力
端子RGBmを接続する。ソースドライバー4(2)〜
(4)も同様な状態に制御されることにより、図1に示
すようにソースドライバー4(1)〜(4)までがカス
ケード接続され、また、液晶パネル2に映像を表示する
ためのRGB信号としては、ソースドライバー4(1)
〜(4)の全てにメインRGB信号が採用されている状
態である。この状態における1画面の映像表示動作につ
いては、従来の液晶表示装置での表示に採用されている
通常の方法であるので詳細な説明を省略する。
【0125】2画面表示時には、図3に示すソースドラ
イバー4(1)の2画面モード信号入力端子Mに、2画
面モードを示す信号としてHigh信号が入力されてお
り、スイッチ42は遅延回路ブロック41とサブスター
ト信号入力端子SRTsを接続し、スイッチ43は1セ
ル回路44(1)〜(n)とサブRGB信号入力端子R
GBsを接続する。ソースドライバー4(2)〜(4)
も同様な状態に制御されることにより、図1に示すよう
にソースドライバー4(1)と(2)、及び、ソースド
ライバー4(3)と(4)がそれぞれカスケード接続さ
れ、右画面表示用のソースドライバー4(1)、及び、
(2)には液晶パネル2に映像を表示するためのRGB
信号としてメインRGB信号が採用され、左画面表示用
のソースドライバー4(3)、及び、(4)には液晶パ
ネル2に映像を表示するためのRGB信号としてサブR
GB信号が採用されている状態である。
【0126】この2画面表示時においては、サブスター
ト信号はソースドライバー4(1)のサブスタート信号
入力端子SRTs、及び、ソースドライバー4(3)の
サブスタート信号入力端子SRTsに同時に入力され、
それぞれの内部の遅延回路ブロック41によってタイミ
ングを遅延された後、それぞれの1セル回路44(1)
に入力される。
【0127】ソースドライバー4(1)内部の図4に示
す1セル回路44(1)のシフトレジスタ入力端子IN
にサブスタート信号であるLowパルス信号が入力され
ると、該Lowパルス信号は、クロック入力端子CKに
入力されるマスタークロックMCLKのタイミングに従
って、レジスタ部120の反転ゲート103、及び、3
ステート反転ゲート104によって構成される回路にラ
ッチされるとともに、ラッチ部121に対して出力され
る。
【0128】このとき、ラッチ部制御端子Lに入力され
る走査線カウント信号HCNTがLow信号であるとす
ると、NORゲート105により、スイッチ108がO
Nに制御され(このとき、スイッチ109:OFF、ス
イッチ110:OFF、スイッチ111:ON)、マス
タークロックMCLKのタイミングに合わせてRGB信
号入力端子RGBINに入力されるメインRGB信号は、
スイッチ108を介してコンデンサ112に充電される
ことによりU側ラッチ部121Uにラッチされる。同時
に、ソースドライバー4(3)内部の1セル回路44
(1)のU側ラッチ部121Uには、同じタイミングの
マスタークロックMCLK時のサブRGB信号がラッチ
されている。
【0129】次のマスタークロックMCLKのパルスに
よって、ソースドライバー4(1)内部の1セル回路4
4(1)のレジスタ部120から1セル回路44(2)
のシフトレジスタ入力端子INを介してサブスタート信
号が1セル回路44(2)内部のレジスタ部120に入
力され、上記の動作と同様に、このマスタークロックM
CLKのタイミングのメインRGB信号が1セル回路4
4(2)内部のU側ラッチ部121Uにラッチされる。
同時に、ソースドライバー4(3)内部の1セル回路4
4(2)のU側ラッチ部121Uには、同じタイミング
のマスタークロックMCLK時のサブRGB信号がラッ
チされている。
【0130】以後、ソースドライバー4(1)内部の1
セル回路44(n)までメインRGB信号のラッチが終
了すると、1セル回路44(n)のシフトレジスタ出力
端子OUTから出力されたサブスタート信号は、カスケ
ード出力端子Cを介して、ソースドライバー4(2)の
サブスタート信号入力端子SRTsに対して出力され、
ソースドライバー4(2)内部でもソースドライバー4
(1)と同様に該サブスタート信号は1セル回路44
(n)まで順次伝達され、同時に、メインRGB信号が
順次ラッチされる。ソースドライバー4(3)、及び、
(4)のカスケード接続による回路についても同様であ
る。
【0131】こうして、ソースドライバー4(1)と
(2)のカスケード接続に右画面用のメインRGB信号
がラッチされ、ソースドライバー4(3)と(4)のカ
スケード接続に左画面用のサブRGB信号がラッチされ
ると、ソースドライバー4(1)〜(4)内部の1セル
回路44(1)〜(n)のそれぞれにパラレルに入力さ
れている走査線カウント信号HCNTによる水平同期の
タイミングによって、1セル回路44(1)〜(n)の
ラッチ部121が、スイッチ110がON(このとき、
スイッチ108:OFF、スイッチ109:ON、スイ
ッチ111:OFF)になることによって、前記ラッチ
していたRGB信号は1走査線分同時にアンプ114に
対して出力され、アンプ114によって所定の電圧レベ
ルに増幅された後、RGB信号出力端子RGBOUT から
ソースドライバー4(1)〜(4)のドライバー出力端
子OUT(1)〜(n)を介して液晶パネル2の所定の
信号線(ソースライン)Ymに出力される。
【0132】以後、次のサブスタート信号のタイミング
に合わせて同様の動作を繰り返すことにより、順次液晶
パネル2の所定の信号線(ソースライン)YmにRGB
信号が出力され、液晶パネル2には、2画面の映像が同
期を合わせた安定した映像として表示される。
【0133】このとき、右画面表示用のソースドライバ
ー4(1)、及び、(2)と左画面表示用のソースドラ
イバー4(3)、及び、(4)が同時に動作するので、
映像表示のためのサンプリング周波数は、1画面表示時
の1/2の周波数でよい。
【0134】なお、本第1の実施の形態の液晶表示装置
1では、ソースドライバー4の数を(1)〜(4)の4
つとしたが、本実施の形態においては、ソースドライバ
ー4の数は偶数であればいくつであっても構成可能であ
り、また、液晶パネル2による左右2画面分割を左右均
等とする必要もなく、右寄り、あるいは、左寄りの左右
不均等の分割としてもよい。この場合例えば、図1にお
いてソースドライバー4(3)にメインスタート信号と
は別の独立した配線によって入力されているサブスター
ト信号をソースドライバー4(4)の入力とし、ソース
ドライバー4(1)〜(3)を2画面表示時にカスケー
ド接続となるような構成とすれば、左画面の面積を小さ
く、右画面の面積を大きくとることができる。
【0135】また、本第1の実施の形態の液晶表示装置
1では、ソースドライバー4(1)〜(4)内の1セル
回路44(1)〜(n)の直列接続によるnシフトレジ
スタを片方向としたが、双方向としてもよく、更には、
スタティックシフトレジスタであるかダイナミックシフ
トレジスタであるかについても問わない。
【0136】更に、本第1の実施の形態の液晶表示装置
1では、垂直同期制御をLCDコントローラ6で行った
が、このLCDコントローラ6内部の各回路を示した図
6〜図8はその一例であり、同じ動作をする回路であれ
ば別の構成の回路であってもよく、また、図10に示す
ような回路構成により垂直同期制御をメモリコントロー
ラ7内部で行ってもよい。
【0137】以上説明したように、本実施の形態の液晶
表示装置1では、LCDコントローラ6は、同期制御を
行う同期分離回路60、同期分離回路61、同期検出回
路62、同期比較回路63、メモリ用垂直同期選択回路
64等によって構成されており、クロマインターフェー
ス5Aから出力される複合同期信号CSYNC1、及
び、クロマインターフェース5Bから出力される複合同
期信号CSYNC2を入力として、ドライバ制御信号を
出力してゲートドライバー3とソースドライバー4
(1)〜(4)の制御を行い、更に、同期制御を行うた
めの同期切換信号、及び、メモリ用同期信号をメモリコ
ントローラ7に対して出力するようにした。
【0138】そして、メモリ用垂直同期選択回路64
は、同期分離回路61から出力される内部垂直同期信号
VD2、同期検出回路62から出力される内部垂直同期
信号VD1、及び、同期比較回路63から出力される同
期一致・不一致信号を入力とし、同期切換信号、及びメ
モリ用同期信号をメモリコントローラ7に対して出力す
る。詳細には、同期不一致を示すHigh信号が入力さ
れているとき、すなわち同期分離回路60から出力され
る外部垂直同期信号VDOと同期検出回路62から出力
される内部垂直同期信号VD1の同期が不一致であると
同期比較回路63によって判断されたときには、メモリ
画面が乱れないようにするために、同期不一致を示すH
igh信号が入力されて直ちには同期切換を行わず、メ
モリ用同期信号をに同期分離回路61から出力される内
部垂直同期信号VD2としてメモリコントローラ7に対
して出力する。そして、同期一致・不一致信号が入力さ
れた同期検出回路62によって改めて内部垂直同期信号
VD1が生成されて、同期分離回路60から出力される
外部垂直同期信号VDOと同期検出回路62から出力さ
れる内部垂直同期信号VD1の同期が一致していると同
期比較回路63によって判断され、メモリ用垂直同期選
択回路64に同期一致を示すLow信号が入力されたと
きには、メモリ用同期信号を内部垂直同期信号VD2か
ら内部垂直同期信号VD1に切り替えると同時に同期切
換信号としてHigh信号をメモリコントローラ7に対
して出力して、メモリコントローラ7に同期が変化する
ことを知らせる。更に、内部垂直同期信号VD2の同期
が新たに生成された内部垂直同期信号VD1の同期と一
致したときには、再びメモリ用同期信号を内部垂直同期
信号VD2に切り替えてメモリコントローラ7に対して
出力するようにした。
【0139】したがって、本実施の形態の液晶表示装置
1によれば、Video信号2側の同期をVideo信
号1側の同期信号に合わせることによって、1つのパネ
ルに同じタイミングのドライバ制御信号で2つの画面表
示が可能となる。
【0140】また、外部垂直同期信号VDOと内部垂直
同期信号VD1の同期が不一致であると判断されたとき
には、直ちには同期切換を行わずメモリ用同期信号とし
て内部垂直同期信号VD2を採用することにより、メモ
リを介するVideo信号2側の画面が乱れないように
することができる。
【0141】更に、同期ずれを起こしたVideo信号
1側の内部垂直同期信号VD1が新たに生成されて安定
したときには、メモリ用同期信号として採用していた内
部垂直同期信号VD2から内部垂直同期信号VD1に切
り替えることにより、2画面の同期が一致して安定した
画面表示をすることができる。
【0142】また、以上説明したように、本実施の形態
の液晶表示装置1では、ソースドライバー4(1)は、
サブスタート信号入力端子SRTsに入力されるサブス
タート信号によってスタート制御されているときには、
該メインスタート信号のタイミングに合わせて、サブR
GB信号入力端子RGBsに入力されるメインRGB信
号を内部にラッチして、カスケード出力端子Cからサブ
スタート信号をソースドライバー4(2)のサブスター
ト信号入力端子SRTsに対して出力し、このとき、ソ
ースドライバー4(3)には、ソースドライバー4
(1)に入力されると同時にサブスタート信号入力端子
SRTsにサブスタート信号が入力されており、該サブ
スタート信号のタイミングに合わせて、サブRGB信号
入力端子RGBsに入力されるサブRGB信号を内部に
ラッチして、カスケード出力端子Cからサブスタート信
号をソースドライバー4(4)のサブスタート信号入力
端子SRTsに対して出力し、ソースドライバー4
(2)、及び、ソースドライバー4(4)内部にメイン
RGB信号、または、サブRGB信号がラッチされる
と、所定のタイミングで前記ラッチした1走査線分のメ
インRGB信号、及び、サブRGB信号を液晶パネル2
の信号線Ymに印加するとともに、次のサブスタート信
号を受けて同様の動作を繰り返すようにした。
【0143】したがって、スタート信号、及び、RGB
信号をそれぞれ2系統ずつ持つことで、1つのパネル内
で2つの映像をサンプリングして出力することが可能で
ある。
【0144】また、従来のメモリ上で2画面を合成する
表示方法と比べて、映像のサンプリング周波数が1/2
の周波数で動作することが可能である。
【0145】ところで、本第1の実施の形態の液晶表示
装置1の適用は、2画面を中央で分割するためにはソー
スドライバーの数が偶数の場合に限られるが、ソースド
ライバーが奇数となる場合も当然あり得る。そこで、ソ
ースドライバーの数が偶数であるか奇数であるかによら
ずに2画面表示を行い、左右2画面を中央で分割するこ
とも可能にするためには、以下に示す第2の実施の形態
の液晶表示装置11を適用する。
【0146】(第2の実施の形態)図11〜図13を参
照して、本実施の形態の液晶表示装置11を詳細に説明
する。
【0147】本実施の形態では、上述した第1の実施の
形態の液晶表示装置1との相違点についてのみ詳細に説
明することとし、共通点については必要に応じて簡単に
説明し、または省略する。まず構成を説明する。図11
は、液晶表示装置11の概略構成図であり、液晶パネル
2に2画面表示をした様子を表している。
【0148】図11において、液晶表示装置11は、液
晶パネル2、ゲートドライバー3、ソースドライバー1
4(1)〜(3)、及び、図示しない(図2参照)クロ
マインターフェース5A、クロマインターフェース5
B、LCDコントローラ6、メモリコントローラ7、画
像メモリ8、D/Aコンバータ9等から構成されている
が、図11における液晶表示装置11と図1における液
晶表示装置1との相違点は、ソースドライバー4(1)
〜(4)がソースドライバー14(1)〜(3)と置き
換えられたことのみであるので、ここではソースドライ
バー14(1)〜(3)について詳細に説明し、その他
の構成部材については第1の実施の形態において説明し
た内容であるので省略する。
【0149】図11において、ソースドライバー14
(1)は、メインスタート信号入力端子SRTmに入力
されるメインスタート信号によってスタート制御されて
いるときには、該メインスタート信号のタイミングに合
わせて、メインRGB信号入力端子RGBmに入力され
るメインRGB信号を内部にラッチして、カスケード出
力端子Cからメインスタート信号をソースドライバー1
4(2)のメインスタート信号入力端子SRTmに対し
て出力する。以後同様にメインスタート信号が後段のソ
ースドライバーに伝達され、ソースドライバー14
(3)内部にメインRGB信号がラッチされると、所定
のタイミングで前記ラッチした1走査線分のメインRG
B信号を液晶パネル2の信号線Ymに印加するととも
に、次のメインスタート信号を受けて同様の動作を繰り
返す。
【0150】また、ソースドライバー14(1)は、サ
ブスタート信号入力端子SRTs1に入力されるサブス
タート信号によってスタート制御されているときには、
該サブスタート信号のタイミングに合わせて、サブRG
B信号入力端子RGBsに入力されるメインRGB信号
を内部にラッチして、カスケード出力端子Cからサブス
タート信号をソースドライバー14(2)のサブスター
ト信号入力端子SRTs1に対して出力する。このと
き、ソースドライバー14(2)には、ソースドライバ
ー14(1)に入力されると同時にサブスタート信号入
力端子SRTs2にサブスタート信号が入力されてお
り、該サブスタート信号のタイミングに合わせて、ソー
スドライバー14(2)内部のシフトレジスタの中間の
レジスタからサブRGB信号入力端子RGBsに入力さ
れるサブRGB信号のラッチを開始して、カスケード出
力端子Cからサブスタート信号をソースドライバー14
(3)のサブスタート信号入力端子SRTs1に対して
出力する。
【0151】ソースドライバー14(1)からサブスタ
ート信号入力端子SRTs1に入力されたサブスタート
信号をうけたソースドライバー14(2)内部の中間ま
でのシフトレジスタは、該サブスタート信号のタイミン
グに合わせて、サブRGB信号入力端子RGBsに入力
されるメインRGB信号を内部にラッチし、ソースドラ
イバー14(2)からサブスタート信号入力端子SRT
s1に入力されたサブスタート信号をうけたソースドラ
イバー14(3)内部のシフトレジスタは、該サブスタ
ート信号のタイミングに合わせてサブRGB信号入力端
子RGBsに入力されるサブRGB信号を内部にラッチ
する。そして、ソースドライバー14(1)〜(3)内
部にメインRGB信号、または、サブRGB信号がラッ
チされると、所定のタイミングで前記ラッチした1走査
線分のメインRGB信号、及び、サブRGB信号を液晶
パネル2の信号線Ymに印加するとともに、次のサブス
タート信号を受けて同様の動作を繰り返す。
【0152】次に、このソースドライバー14(1)の
構成について図12を参照して詳細に説明する。図12
はソースドライバー14(1)の内部構成を示す図であ
り、図12において、ソースドライバー14(1)は、
遅延回路ブロック141、142、スイッチ143、1
44、146、147、149、スイッチコントローラ
145、及び、1セル回路148(1)〜(n)から構
成されており、外部端子として、メインスタート信号入
力端子SRTm、サブスタート信号入力端子SRTs
1、SRTs2、2画面モード信号入力端子M、センタ
ーモード端子Mc、メインRGB信号入力端子RGB
m、サブRGB信号入力端子RGBs、カスケード出力
端子C、及び、ドライバー出力端子OUT(1)〜
(n)を有している。
【0153】図12において、スイッチ143は、2画
面モード信号入力端子Mから入力される2画面モード信
号によって切り替え制御され、2画面モード信号がLo
w信号のとき(1画面表示時)は遅延回路ブロック14
1とメインスタート信号入力端子SRTmを接続し、2
画面モード信号がHigh信号のとき(2画面表示時)
は遅延回路ブロック141とサブスタート信号入力端子
SRTs1を接続する。
【0154】スイッチ144は、センターモード端子M
cから入力されるセンターモード信号によってON/O
FF制御され、センターモード信号がLow信号のとき
(センターモードでないとき)はOFFとなり、センタ
ーモード信号がHigh信号のとき(センターモードの
時)はONとなって遅延回路ブロック142とサブスタ
ート信号入力端子SRTs2を接続する。
【0155】遅延回路ブロック141は、スイッチ14
3を介して伝達されるスタート信号(以下、単にスター
ト信号といえば、メインスタート信号入力端子SRTm
に入力されるメインスタート信号、あるいは、サブスタ
ート信号入力端子SRTs1に入力されるサブスタート
信号の何れかを指す。)を入力として、スタート信号ノ
イズを回避するために所定の時間分該スタート信号を遅
延させ1セル回路148(1)に対して出力する。
【0156】遅延回路ブロック142は、スイッチ14
4を介して伝達されるサブスタート信号を入力として、
スタート信号ノイズを回避するために所定の時間分該サ
ブスタート信号を遅延させスイッチ149を介して1セ
ル回路148(n/2)に対して出力する。
【0157】スイッチコントローラ145は、後に詳細
に説明する図13に示す構成の回路で、2画面モード信
号入力端子Mに入力される2画面モード信号、及び、セ
ンターモード端子Mcに入力されるセンターモード信号
を入力とし、スイッチ146、及び、スイッチ147を
切り替え制御する信号を出力する。
【0158】スイッチ146は2画面モード信号入力端
子Mから入力される2画面モード信号、及び、センター
モード端子Mcに入力されるセンターモード信号によっ
て制御されるスイッチコントローラ145から出力され
る制御信号によって切り替え制御され、制御信号がHi
gh信号のときはコモン端子cと端子aを接続すること
によりメインRGB信号入力端子RGBmを接続し、2
画面モード信号がLow信号のときはコモン端子cと端
子bを接続することによりサブRGB信号入力端子RG
Bsを接続する。
【0159】スイッチ147は2画面モード信号入力端
子Mから入力される2画面モード信号、及び、センター
モード端子Mcに入力されるセンターモード信号によっ
て制御されるスイッチコントローラ145から出力され
る制御信号によって切り替え制御され、制御信号がHi
gh信号のときはコモン端子cと端子aを接続すること
によりスイッチ146のコモン端子を接続し、2画面モ
ード信号がLow信号のときはコモン端子cと端子bを
接続することによりサブRGB信号入力端子RGBsを
接続する。
【0160】なお、スイッチ146は、R、G、Bそれ
ぞれの信号を伝達するための3つのスイッチを有してお
り、例えば、B信号を入力とするスイッチが1セル回路
148(1)と接続され、G信号を入力とするスイッチ
が1セル回路148(2)と接続され、R信号を入力と
するスイッチが1セル回路148(3)と接続されとい
うように、1セル回路44(n)まで順次接続されてい
るが、図12ではこれを概念的に1つのスイッチ回路に
よって表現している。スイッチ147についても同様で
ある。
【0161】1セル回路148(1)〜(n)は、それ
ぞれの内部のレジスタ部がn個直列に接続されることに
よりnシフトレジスタを構成し、該nシフトレジスタ部
においてスタート信号を順次後段に伝達し、また、それ
ぞれの内部のラッチ部において該スタート信号にタイミ
ングを合わせて入力されたRGB信号(以下、単にRG
B信号といえば、メインRGB信号入力端子RGBmに
入力されたメインRGB信号、あるいは、サブRGB信
号入力端子RGBsに入力されたサブRGB信号の何れ
かを指す。)をラッチし、それぞれの内部のアンプによ
って該RGB信号を所定の電圧レベルに増幅した後、そ
れぞれのドライバー出力端子OUT(1)〜(n)から
出力する。また、1セル回路148(n)は、前段から
入力されたスタート信号をカスケード出力端子Cから後
段のソースドライバー4(2)に対して出力する。
【0162】スイッチ149はセンターモード端子Mc
から入力されるセンターモード信号によって切り替え制
御され、センターモード信号がLow信号のとき(セン
ターモードでないとき)はコモン端子cと端子aを接続
することにより1セル回路148(n/2−1)と1セ
ル回路148(n/2)を接続し、センターモード信号
がHigh信号のとき(センターモードのとき)はコモ
ン端子cと端子bを接続することによりコモン端子cと
遅延回路ブロック142を接続して1セル回路148
(n/2)にスタート信号を入力する。
【0163】以上が、ソースドライバー14(1)の内
部回路構成についての説明であり、ソースドライバー1
4(2)、(3)についても同様である。更に、このソ
ースドライバー14(1)内の前記スイッチコントロー
ラ145の内部回路構成について、スイッチコントロー
ラ145とスイッチ146、及び、スイッチ147の接
続状態を含めて図13を参照して詳細に説明する。
【0164】図13において、スイッチコントローラ1
45は、反転ゲート145a、ANDゲート145b、
及び、ORゲート145cによって構成され、外部端子
として、モード信号入力端子MODE1、MODE2、
制御信号出力端子CN1、及び、CN2を有している。
【0165】反転ゲート145aは、モード信号入力端
子MODE1に入力される2画面モード信号を反転して
ORゲートの一方の入力端子、及び、制御信号出力端子
CN2に対して出力して、スイッチ147の切換制御を
行う。ANDゲート145bは、モード信号入力端子M
ODE1に入力される2画面モード信号、及び、モード
信号入力端子MODE2に入力されるセンターモード信
号を入力とするAND演算を行い、ORゲート145c
の一方の入力端子に対して出力する。ORゲート145
cは、反転ゲート145aから出力される反転された2
画面モード信号、及び、ANDゲートから出力される信
号を入力とするOR演算を行い、制御信号出力端子CN
1に対して出力して、スイッチ146の切換制御を行
う。
【0166】また、ソースドライバー14(1)内の前
記1セル回路148(1)の内部回路構成は、図4に示
したソースドライバー4(1)内の1セル回路44
(1)と同じ構成で実現可能であり、また、所定の機能
を実現できる回路構成であれば他の回路構成であっても
よい。
【0167】以上が、本第2の実施の形態の液晶表示装
置11の構成の説明である。次に、本第2の実施の形態
の液晶表示装置11の動作について詳細に説明する。2
系統のRGB信号の同期処理動作の詳細については、第
1の実施の形態の説明の中で述べたので、ここでは、同
期処理がなされた2系統のRGB信号を入力とする本実
施の形態の液晶表示装置11による2画面表示の切換動
作について図12、及び、図13を参照して詳細に説明
する。
【0168】まず、ソースドライバー14(1)〜
(3)内部のRGB信号の入力の切換を制御するスイッ
チコントローラ145の動作について図13を参照して
説明する。
【0169】下記の表1は、スイッチコントローラ14
5のモード信号入力端子MODE1、及び、MODE2
への入力に対する制御信号出力端子CN1、及び、CN
2の出力を示す真理値表である。
【0170】
【表1】
【0171】モード入力端子MODE1には、図12に
示すソースドライバー14(1)〜(3)の2画面モー
ド信号入力端子Mに入力された2画面モード信号が、モ
ード入力端子MODE2には、図12に示すソースドラ
イバー14(1)〜(3)のセンターモード端子Mcに
入力されたセンターモード信号がそれぞれ入力されてい
る。
【0172】モード入力端子MODE1に入力される2
画面モード信号が、通常モード(フル画面表示、あるい
は、右画面表示)を示すLow信号であるときには、該
Low信号は、反転ゲート145aによって反転されて
High信号としてORゲート145c、及び、制御信
号出力端子CN2に対して出力されるため、制御端子C
N1、CN2の出力はともにHigh信号となり、モー
ド入力端子MODE2に入力されるセンターモード信号
の値には影響を受けない。(表1中の第1行、及び、第
2行)
【0173】このとき、制御端子CN1、及び、CN2
から出力されるHigh信号によって、スイッチ14
6、及び、スイッチ147は、ともに端子aが接続さ
れ、1セル回路148(1)〜(n)の全てに対して図
12に示すメインRGB信号入力端子RGBmに入力さ
れるメインRGB信号が出力されることになる。すなわ
ち、2画面モード信号入力端子Mに入力される2画面モ
ード信号が通常モードを示すLow信号であるソースド
ライバーは、メインRGB信号入力端子RGBmに入力
されるメインRGB信号を液晶パネル2に対して出力す
ることになる。
【0174】モード入力端子MODE1に入力される2
画面モード信号が、2画面モード(左画面表示、あるい
は、左右両画面表示)を示すHigh信号であるときに
は、該High信号は、反転ゲート145aによって反
転されてLow信号としてORゲート145c、及び、
制御信号出力端子CN2に対して出力されるため、制御
信号出力端子CN2の出力はLow信号となり、制御信
号出力端子CN1の出力はORゲート145cに入力さ
れるANDゲート145bからの出力信号と同一の信号
となる。
【0175】この場合において、モード入力端子MOD
E2に入力されるセンターモード信号が、センターモー
ドを指定しないことを示すLow信号であるときには、
該Low信号の入力によりANDゲート145bの出力
はLow信号となり、このANDゲート145bから出
力されるLow信号が制御信号出力端子CN1の出力信
号となる。(表1中の第3行) このとき、制御端子CN1、及び、CN2から出力され
るLow信号によって、スイッチ146、及び、スイッ
チ147は、ともに端子bが接続され、1セル回路14
8(1)〜(n)の全てに対して図12に示すサブRG
B信号入力端子RGBsに入力されるサブRGB信号が
出力されることになる。すなわち、2画面モード信号入
力端子Mに入力される2画面モード信号が2画面モード
を示すHigh信号であり、センターモード端子Mcに
入力されるセンターモード信号がセンターモードを指定
しないことを示すLow信号であるソースドライバー
は、サブRGB信号入力端子RGBsに入力されるサブ
RGB信号を液晶パネル2に対して出力することにな
る。
【0176】前記、モード入力端子MODE1に入力さ
れる2画面モード信号が、2画面モード(左画面表示、
あるいは、左右両画面表示)を示すHigh信号である
ときにおいて、モード入力端子MODE2に入力される
センターモード信号が、センターモードを指定すること
を示すHigh信号であるときには、該High信号の
入力によりANDゲート145bの出力はHigh信号
となり、このANDゲート145bから出力されるHi
gh信号が制御信号出力端子CN1の出力信号となる。
(表1中の第4行) このとき、制御端子CN1から出力されるHigh信
号、及び、CN2から出力されるLow信号によって、
スイッチ146は端子aが接続され、スイッチ147は
端子bが接続され、1セル回路148(1)〜(n/2
−1)の全てに対して図12に示すメインRGB信号入
力端子RGBmに入力されるメインRGB信号が出力さ
れ、1セル回路148(n/2)〜(n)の全てに対し
て図12に示すサブRGB信号入力端子RGBsに入力
されるサブRGB信号が出力されることになる。すなわ
ち、2画面モード信号入力端子Mに入力される2画面モ
ード信号が2画面モードを示すHigh信号であり、セ
ンターモード端子Mcに入力されるセンターモード信号
がセンターモードを指定することを示すHigh信号で
あるソースドライバーは、1セル回路148(1)〜
(n/2−1)からメインRGB信号を、1セル回路1
48(n/2)〜(n)からサブRGB信号を液晶パネ
ル2に対して出力することになり、2画面両方の表示に
関与するソースドライバーとなる。
【0177】以上がソースドライバー14(1)〜
(3)内部のRGB信号の入力の切換を制御するスイッ
チコントローラ145の動作についての説明である。次
に、映像表示時のソースドライバー14(1)〜(3)
の動作について図12を参照して詳細に説明する。
【0178】フル画面表示時には、図12に示すソース
ドライバー14(1)の2画面モード信号入力端子M
に、通常モードを示す信号としてLow信号が入力され
ており、スイッチ143は遅延回路ブロック141とメ
インスタート信号入力端子SRTmを接続し、スイッチ
146、及び、スイッチ147はともに端子aを接続し
て1セル回路148(1)〜(n)とメインRGB信号
入力端子RGBmを接続し、スイッチ149は端子aを
接続して1セル回路148(n/2−1)と1セル回路
148(n/2)を接続する。ソースドライバー14
(2)〜(3)も同様な状態に制御されることにより、
図11に示すようにソースドライバー14(1)〜
(3)までがカスケード接続され、また、液晶パネル2
に映像を表示するためのRGB信号としては、ソースド
ライバー14(1)〜(3)の全てにメインRGB信号
が採用されている状態である。この状態における1画面
の映像表示動作については、従来の液晶表示装置での表
示に採用されている通常の方法であるので詳細な説明を
省略する。
【0179】2画面表示時には、図11に示すソースド
ライバー14(1)〜(3)のそれぞれの2画面モード
信号入力端子Mに入力される2画面モード信号、及び、
センターモード端子Mcに入力されるセンターモード信
号の組み合わせは、下記の表2の通りである。
【0180】
【表2】
【0181】ソースドライバー14(1)は2画面モー
ド信号入力端子Mに通常モードを示す信号としてLow
信号が入力され、センターモード端子Mcにセンターモ
ードを指定しないことを示すLow信号が入力されてお
り、スイッチ143は遅延回路ブロック141とメイン
スタート信号入力端子SRTmを接続し、スイッチ14
6、及び、スイッチ147はともに端子aを接続して、
1セル回路148(1)〜(n)とメインRGB信号入
力端子RGBmを接続し、スイッチ149は端子aを接
続して1セル回路148(n/2−1)と1セル回路1
48(n/2)を接続し、液晶パネル2に映像を表示す
るためのRGB信号としてはメインRGB信号が採用さ
れている右画面表示用の状態である。
【0182】ソースドライバー14(2)は2画面モー
ド信号入力端子Mに2画面モードを示す信号としてHi
gh信号が入力され、センターモード端子Mcにセンタ
ーモードを指定することを示すHigh信号が入力され
ており、スイッチ143は遅延回路ブロック141とサ
ブスタート信号入力端子SRTsを接続し、スイッチ1
46は端子aを接続して、1セル回路148(1)〜
(n/2−1)とメインRGB信号入力端子RGBmを
接続し、スイッチ147は端子bを接続して、1セル回
路148(n/2)〜(n)とサブRGB信号入力端子
RGBsを接続し、スイッチ149は端子bを接続して
1セル回路148(n/2−1)と遅延回路ブロック1
42を接続し、液晶パネル2に映像を表示するためのR
GB信号としては、右画面表示用のメインRGB信号、
及び、左画面用のサブRGB信号の両方が採用されてい
る両画面共用の状態である。
【0183】ソースドライバー14(3)は2画面モー
ド信号入力端子Mに2画面モードを示す信号としてHi
gh信号が入力され、センターモード端子Mcにセンタ
ーモードを指定しないことを示すLow信号が入力され
ており、スイッチ143は遅延回路ブロック141とサ
ブスタート信号入力端子SRTsを接続し、スイッチ1
46、及び、スイッチ147はともに端子bを接続し
て、1セル回路148(1)〜(n)とサブRGB信号
入力端子RGBsを接続し、スイッチ149は端子aを
接続して1セル回路148(n/2−1)と1セル回路
148(n/2)を接続し、液晶パネル2に映像を表示
するためのRGB信号としてはサブRGB信号が採用さ
れている左画面表示用の状態である。
【0184】この2画面表示時においては、サブスター
ト信号はソースドライバー14(1)のメインスタート
信号入力端子SRTm、及び、ソースドライバー14
(2)のサブスタート信号入力端子SRTs2に同時に
入力され、ソースドライバー14(1)のメインスター
ト信号入力端子SRTmに入力されたスタート信号は、
内部の遅延回路ブロック141によってタイミングを遅
延された後、内部の1セル回路148(1)に入力さ
れ、または、ソースドライバー14(2)のサブスター
ト信号入力端子SRTs2に入力されたスタート信号
は、内部の遅延回路ブロック142によってタイミング
を遅延された後、スイッチ149を介して内部の1セル
回路148(n/2)に入力される。
【0185】ソースドライバー14(1)内部の1セル
回路148(1)のシフトレジスタ入力端子INにスタ
ート信号であるLowパルス信号が入力されると、該L
owパルス信号は、図4に示す1セル回路内部のクロッ
ク入力端子CKに入力されるマスタークロックMCLK
のタイミングに従って、レジスタ部120の反転ゲート
103、及び、3ステート反転ゲート104によって構
成される回路にラッチされるとともに、ラッチ部121
に対して出力される。
【0186】このとき、ラッチ部制御端子Lに入力され
る走査線カウント信号HCNTがLow信号であるとす
ると、NORゲート105により、スイッチ108がO
Nに制御され(このとき、スイッチ109:OFF、ス
イッチ110:OFF、スイッチ111:ON)、マス
タークロックMCLKのタイミングに合わせてRGB信
号入力端子RGBINに入力されるメインRGB信号は、
スイッチ108を介してコンデンサ112に充電される
ことによりU側ラッチ部121Uにラッチされる。同時
に、ソースドライバー14(2)内部の1セル回路14
8(n/2)のU側ラッチ部121Uには、同じタイミ
ングのマスタークロックMCLK時のサブRGB信号が
ラッチされている。
【0187】次のマスタークロックMCLKのパルスに
よって、ソースドライバー14(1)内部の1セル回路
148(1)のレジスタ部120から1セル回路148
(2)のシフトレジスタ入力端子INを介してサブスタ
ート信号が1セル回路148(2)内部のレジスタ部1
20に入力され、上記の動作と同様に、このマスターク
ロックMCLKのタイミングのメインRGB信号が1セ
ル回路148(2)内部のU側ラッチ部121Uにラッ
チされる。同時に、ソースドライバー14(2)内部の
1セル回路148(n/2+1)のU側ラッチ部121
Uには、同じタイミングのマスタークロックMCLK時
のサブRGB信号がラッチされている。
【0188】以後、ソースドライバー14(2)内部の
1セル回路148(n)までサブRGB信号のラッチが
終了すると、1セル回路148(n)のシフトレジスタ
出力端子OUTから出力されたサブスタート信号は、カ
スケード出力端子Cを介して、ソースドライバー14
(3)のサブスタート信号入力端子SRTs1に対して
出力され、ソースドライバー14(3)内部でもソース
ドライバー14(2)と同様に該サブスタート信号は1
セル回路148(n)まで順次伝達され、同時に、サブ
RGB信号が順次ラッチされる。
【0189】同様に、ソースドライバー14(1)内部
の1セル回路148(n)までメインRGB信号のラッ
チが終了すると、1セル回路148(n)のシフトレジ
スタ出力端子OUTから出力されたサブスタート信号
は、カスケード出力端子Cを介して、ソースドライバー
14(2)のサブスタート信号入力端子SRTs1に対
して出力され、ソースドライバー14(2)内部でもソ
ースドライバー14(1)と同様に該サブスタート信号
は1セル回路148(n)まで順次伝達され、同時に、
メインRGB信号が順次ラッチされる。
【0190】こうして、ソースドライバー14(1)と
ソースドライバー14(2)内部の1セル回路148
(1)〜(n/2−1)のカスケード接続に右画面用の
メインRGB信号がラッチされ、ソースドライバー14
(2)内部の1セル回路148(n/2)〜(n)とソ
ースドライバー14(4)のカスケード接続に左画面用
のサブRGB信号がラッチされると、ソースドライバー
14(1)〜(3)内部の1セル回路148(1)〜
(n)のそれぞれにパラレルに入力されている走査線カ
ウント信号HCNTによる水平同期のタイミングによっ
て、1セル回路148(1)〜(n)のラッチ部121
が、スイッチ110がON(このとき、スイッチ10
8:OFF、スイッチ109:ON、スイッチ111:
OFF)になることによって、前記ラッチしていたRG
B信号は1走査線分同時にアンプ114に対して出力さ
れ、アンプ114によって所定の電圧レベルに増幅され
た後、RGB信号出力端子RGBOUT からソースドライ
バー14(1)〜(3)のドライバー出力端子OUT
(1)〜(n)を介して液晶パネル2の所定の信号線
(ソースライン)Ymに出力される。
【0191】以後、次のスタート信号のタイミングに合
わせて同様の動作を繰り返すことにより、順次液晶パネ
ル2の所定の信号線(ソースライン)YmにRGB信号
が出力され、液晶パネル2には、2画面の映像が同期を
合わせた安定した映像として表示される。
【0192】このとき、右画面表示用のソースドライバ
ー14(1)、及び、(2)と左画面表示用のソースド
ライバー14(2)、及び、(3)が同時に動作するの
で、第1の実施の形態の液晶表示装置1と同様に映像表
示のためのサンプリング周波数は、1画面表示時の1/
2の周波数でよい。
【0193】なお、本第2の実施の形態の液晶表示装置
11では、ソースドライバー14の数を(1)〜(3)
の3つとしたが、本実施の形態においては、ソースドラ
イバー14の数はいくつであっても構成可能であり、ま
た、液晶パネル2による左右2画面分割を左右均等とす
る必要もなく、右寄り、あるいは、左寄りの左右不均等
の分割としてもよい。この場合例えば、図11において
全てのソースドライバー14に対してサブスタート信号
入力端子SRTs2にサブスタート信号を入力し、セン
ターモード端子Mcにセンターモード信号を入力する構
成にし、2画面モード信号、及び、センターモード信号
を適宜制御すれば画面を分割する位置を自由に選択でき
る。
【0194】また、本第2の実施の形態の液晶表示装置
11では、ソースドライバー14(1)〜(3)内の1
セル回路148(1)〜(n)の直列接続によるnシフ
トレジスタを片方向としたが、第1の実施の形態の液晶
表示装置1と同様に、双方向としてもよく、更には、ス
タティックシフトレジスタであるかダイナミックシフト
レジスタであるかについても問わない。
【0195】以上説明したように、本実施の形態の液晶
表示装置11では、ソースドライバー14(1)は、サ
ブスタート信号入力端子SRTs1に入力されるサブス
タート信号によってスタート制御されているときには、
サブRGB信号入力端子RGBsに入力されるメインR
GB信号を内部にラッチして、カスケード出力端子Cか
らサブスタート信号をソースドライバー14(2)のサ
ブスタート信号入力端子SRTs1に対して出力し、こ
のとき、ソースドライバー14(2)には、ソースドラ
イバー14(1)に入力されると同時にサブスタート信
号入力端子SRTs2にサブスタート信号が入力されて
おり、ソースドライバー14(2)内部のシフトレジス
タの中間のレジスタからサブRGB信号入力端子RGB
sに入力されるサブRGB信号のラッチを開始して、カ
スケード出力端子Cからサブスタート信号をソースドラ
イバー14(3)のサブスタート信号入力端子SRTs
1に対して出力するようにした。
【0196】また、ソースドライバー14(1)からサ
ブスタート信号入力端子SRTs1に入力されたサブス
タート信号をうけたソースドライバー14(2)内部の
中間までのシフトレジスタは、該サブスタート信号のタ
イミングに合わせてメインRGB信号入力端子RGBm
に入力されるメインRGB信号を内部にラッチし、ソー
スドライバー14(2)からサブスタート信号入力端子
SRTs1に入力されたサブスタート信号をうけたソー
スドライバー14(3)内部のシフトレジスタは、該サ
ブスタート信号のタイミングに合わせてサブRGB信号
入力端子RGBsに入力されるサブRGB信号を内部に
ラッチし、そして、ソースドライバー14(1)〜
(3)内部にメインRGB信号、または、サブRGB信
号がラッチされると、所定のタイミングで前記ラッチし
た1走査線分のメインRGB信号、及び、サブRGB信
号を液晶パネル2の信号線Ymに印加するとともに、次
のサブスタート信号を受けて同様の動作を繰り返すよう
にした。
【0197】したがって、前記第1の実施の形態の効果
を有することは勿論のこと、更に、ソースドライバー内
部の中央の1セル回路からシフトレジスタがスタートで
きる構成としたことにより、ソースドライバーの数が偶
数であるか奇数であるかを問わず、いくつのソースドラ
イバーによる構成であっても2画面表示が可能となる。
【0198】ところで、本第2の実施の形態の液晶表示
装置11では、フル画面表示可能であるのはメインRG
B信号による映像のみであり、また、2画面表示時にお
いて、左右の映像の入れ替えを行うことができる構成に
はなっていないが、以下に示す第3の実施の形態の液晶
表示装置21を適用すれば可能となる。
【0199】(第3の実施の形態)図14〜図15を参
照して、本実施の形態の液晶表示装置21を詳細に説明
する。
【0200】本実施の形態では、上述した第1の実施の
形態の液晶表示装置1との相違点についてのみ詳細に説
明することとし、共通点については必要に応じて簡単に
説明し、または省略する。まず構成を説明する。図14
は、液晶表示装置21の概略構成図であり、液晶パネル
2に2画面表示をした様子を表している。
【0201】図14において、液晶表示装置21は、液
晶パネル2、ゲートドライバー3、ソースドライバー2
4(1)〜(4)、及び、図示しない(図2参照)クロ
マインターフェース5A、クロマインターフェース5
B、LCDコントローラ6、メモリコントローラ7、画
像メモリ8、D/Aコンバータ9等から構成されてい
る。
【0202】図14における液晶表示装置21と図1に
おける液晶表示装置1との相違点は、液晶表示装置1で
は、ソースドライバー4(1)、及び、(2)に対して
は、メインRGB信号入力端子RGBm、及び、サブR
GB信号入力端子RGBsの両方の端子にメインRGB
信号を入力し、また、2画面モード信号を左画面表示用
のスタートソースドライバーであるソースドライバー4
(3)にのみ入力して、ソースドライバー4(1)〜
(4)を制御していたが、液晶表示装置21において
は、ソースドライバー24(1)〜(4)全てに対して
メインRGB信号入力端子RGBmにはメインRGB信
号を、サブRGB信号入力端子RGBsにはサブRGB
信号を入力するようにし、また、ソースドライバー24
(1)〜(3)に対して右側2画面モード信号を、ソー
スドライバー24(3)、及び、(4)に対して左側2
画面モード信号を入力するようにして、それぞれのソー
スドライバーの表示画面を制御できるようにしたという
点のみである。したがって、この相違点について詳細に
説明し、その他の構成部材については第1の実施の形態
において説明した内容であるので省略する。
【0203】図14において、ソースドライバー24
(1)、(2)、及び、(4)は、図3に示す第1の実
施の形態におけるソースドライバー4(1)と同じ回路
構成となっており、左画面表示用のスタートソースドラ
イバーであるソースドライバー24(3)のみがソース
ドライバー4(1)とは異なる回路構成となっている。
図15を参照して、このソースドライバー24(3)の
回路構成を図3に示すソースドライバー4(1)との相
違点についてのみ説明する。
【0204】ソースドライバー24(3)は、ソースド
ライバー4(1)の回路構成に対してExORゲート2
41が追加配置され、また、ソースドライバー4(1)
の2画面モード信号入力端子Mを左側2画面モード信号
入力端子ML とし、更に、右側2画面モード信号入力端
子MR を追加的に設けていることのみがソースドライバ
ー4(1)との相違点であり、その他の回路に関しては
図3のソースドライバー4(1)と同符号を付して説明
を省略することとする。
【0205】ソースドライバー4(1)に対するこの変
更に従って、ExORゲート241は、左2画面モード
信号入力端子ML に入力される左2画面モード信号、及
び、右2画面モード信号入力端子MR に入力される右2
画面モード信号を入力とし、該2つの信号のExOR演
算を行いスイッチ42を制御するための信号を出力す
る。すなわち、右2画面モード信号、及び、左2画面モ
ード信号がともにHigh信号、または、ともにLow
信号であり、サブRGB信号による画面、または、メイ
ンRGB信号による画面のフル画面表示を指示されてい
るときには、ExORゲート241は、Low信号を出
力して遅延回路ブロック41とメインスタート信号入力
端子SRTmを接続し、右2画面モード信号、または、
左2画面モード信号のいずれか一方の信号がHigh信
号であり、メインRGB信号、及び、サブRGB信号に
よる2画面表示を指示されているときには、ExORゲ
ート241は、High信号を出力して遅延回路ブロッ
ク41とサブスタート信号入力端子SRTsを接続す
る。
【0206】以上が、本第3の実施の形態の液晶表示装
置21の構成の説明である。次に、本第3の実施の形態
の液晶表示装置21の動作について詳細に説明する。2
系統のRGB信号の同期処理動作の詳細については、第
1の実施の形態の説明の中で述べたので、ここでは、同
期処理がなされた2系統のRGB信号を入力とする本実
施の形態の液晶表示装置21による2画面表示の切換動
作について図14、及び、図15を参照して詳細に説明
する。
【0207】まず、第1の表示状態としてメインRGB
信号による映像を左右の画面に表示する、メイン映像フ
ル画面表示時について説明する。
【0208】メイン映像フル画面表示時には、図14に
示すソースドライバー24(1)の2画面モード信号入
力端子Mに入力される右2画面モード信号は、メインR
GB信号による映像を表示することを示すLow信号で
あり、スイッチ42は遅延回路ブロック41とメインス
タート信号入力端子SRTmを接続し、スイッチ43は
1セル回路44(1)〜(n)とメインRGB信号入力
端子RGBmを接続する。ソースドライバー24(2)
も右2画面モード信号によって同様な状態に制御され
る。
【0209】ソースドライバー24(3)の右2画面モ
ード信号入力端子MR に入力される右2画面モード信
号、及び、左2画面モード信号入力端子ML に入力され
る左2画面モード信号はともに、メインRGB信号によ
る映像を表示することを示すLow信号であり、該2つ
の信号の入力によってExORゲート241の出力がL
ow信号となることによってスイッチ42は遅延回路ブ
ロック41とメインスタート信号入力端子SRTmを接
続し、スイッチ43は1セル回路44(1)〜(n)と
メインRGB信号入力端子RGBmを接続する。
【0210】ソースドライバー24(4)の2画面モー
ド信号入力端子Mに入力される左2画面モード信号は、
メインRGB信号による映像を表示することを示すLo
w信号であり、スイッチ42は遅延回路ブロック41と
メインスタート信号入力端子SRTmを接続し、スイッ
チ43は1セル回路44(1)〜(n)とメインRGB
信号入力端子RGBmを接続する。
【0211】以上のような、ソースドライバー24
(1)〜(4)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー24(1)〜(4)までがカスケード接続され、ま
た、液晶パネル2に映像を表示するためのRGB信号と
しては、ソースドライバー24(1)〜(4)の全てに
メインRGB信号が採用されている状態である。この状
態における1画面の映像表示動作については、従来の液
晶表示装置での表示に採用されている通常の方法である
ので詳細な説明を省略する。
【0212】次に、第2の表示状態としてサブRGB信
号による映像を左右の画面に表示する、サブ映像フル画
面表示時について説明する。
【0213】サブ映像フル画面表示時には、ソースドラ
イバー24(1)の2画面モード信号入力端子Mに入力
される右2画面モード信号は、サブRGB信号による映
像を表示することを示すHigh信号であり、スイッチ
42は遅延回路ブロック41とサブスタート信号入力端
子SRTsを接続し、スイッチ43は1セル回路44
(1)〜(n)とサブRGB信号入力端子RGBsを接
続する。ソースドライバー24(2)も右2画面モード
信号によって同様な状態に制御される。
【0214】ソースドライバー24(3)の右2画面モ
ード信号入力端子MR に入力される右2画面モード信
号、及び、左2画面モード信号入力端子ML に入力され
る左2画面モード信号はともに、サブRGB信号による
映像を表示することを示すHigh信号であり、該2つ
の信号の入力によってExORゲート241の出力がL
ow信号となることによってスイッチ42は遅延回路ブ
ロック41とメインスタート信号入力端子SRTmを接
続し、スイッチ43は1セル回路44(1)〜(n)と
サブRGB信号入力端子RGBsを接続する。
【0215】ソースドライバー24(4)の2画面モー
ド信号入力端子Mに入力される左2画面モード信号は、
サブRGB信号による映像を表示することを示すHig
h信号であり、スイッチ42は遅延回路ブロック41と
サブスタート信号入力端子SRTsを接続し、スイッチ
43は1セル回路44(1)〜(n)とサブRGB信号
入力端子RGBsを接続する。
【0216】以上のような、ソースドライバー24
(1)〜(4)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー24(1)〜(4)までがカスケード接続され、ま
た、液晶パネル2に映像を表示するためのRGB信号と
しては、ソースドライバー24(1)〜(4)の全てに
サブRGB信号が採用されている状態である。この状態
における1画面の映像表示動作については、従来の液晶
表示装置での表示に採用されている通常の方法であるの
で詳細な説明を省略する。
【0217】次に、第3の表示状態としてメインRGB
信号による映像を右画面に表示し、サブRGB信号によ
る映像を左画面に表示する、メイン右サブ左の2画面表
示時について説明する。
【0218】メイン右サブ左の2画面表示時には、ソー
スドライバー24(1)の2画面モード信号入力端子M
に入力される右2画面モード信号は、メインRGB信号
による映像を表示することを示すLow信号であり、ス
イッチ42は遅延回路ブロック41とメインスタート信
号入力端子SRTmを接続し、スイッチ43は1セル回
路44(1)〜(n)とメインRGB信号入力端子RG
Bmを接続する。ソースドライバー24(2)も右2画
面モード信号によって同様な状態に制御される。
【0219】ソースドライバー24(3)の右2画面モ
ード信号入力端子MR に入力される右2画面モード信号
は、右画面にメインRGB信号による映像を表示するこ
とを示すLow信号であり、左2画面モード信号入力端
子ML に入力される左2画面モード信号は、左画面にサ
ブRGB信号による映像を表示することを示すHigh
信号であり、該2つの信号の入力によってExORゲー
ト241の出力がHigh信号となることによってスイ
ッチ42は遅延回路ブロック41とサブスタート信号入
力端子SRTsを接続し、スイッチ43は1セル回路4
4(1)〜(n)とサブRGB信号入力端子RGBsを
接続する。
【0220】ソースドライバー24(4)の2画面モー
ド信号入力端子Mに入力される左2画面モード信号は、
サブRGB信号による映像を表示することを示すHig
h信号であり、スイッチ42は遅延回路ブロック41と
サブスタート信号入力端子SRTsを接続し、スイッチ
43は1セル回路44(1)〜(n)とサブRGB信号
入力端子RGBsを接続する。
【0221】以上のような、ソースドライバー24
(1)〜(4)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー24(1)、及び、(2)がカスケード接続され
て、液晶パネル2に映像を表示する右画面表示用として
メインRGB信号が採用され、ソースドライバー24
(3)、及び、(4)がカスケード接続されて、液晶パ
ネル2に映像を表示する左画面表示用としてサブRGB
信号が採用されている状態である。この状態における2
画面の映像表示動作については、第1の実施の形態の液
晶表示装置1での表示方法と同様であるので詳細な説明
を省略する。
【0222】最後に、第4の表示状態としてサブRGB
信号による映像を右画面に表示し、メインRGB信号に
よる映像を左画面に表示する、サブ右メイン左の2画面
表示時について説明する。
【0223】サブ右メイン左の2画面表示時には、ソー
スドライバー24(1)の2画面モード信号入力端子M
に入力される右2画面モード信号は、サブRGB信号に
よる映像を表示することを示すHigh信号であり、ス
イッチ42は遅延回路ブロック41とサブスタート信号
入力端子SRTsを接続し、スイッチ43は1セル回路
44(1)〜(n)とサブRGB信号入力端子RGBs
を接続する。ソースドライバー24(2)も右2画面モ
ード信号によって同様な状態に制御される。
【0224】ソースドライバー24(3)の右2画面モ
ード信号入力端子MR に入力される右2画面モード信号
は、右画面にサブRGB信号による映像を表示すること
を示すHigh信号であり、左2画面モード信号入力端
子ML に入力される左2画面モード信号は、左画面にメ
インRGB信号による映像を表示することを示すLow
信号であり、該2つの信号の入力によってExORゲー
ト241の出力がHigh信号となることによってスイ
ッチ42は遅延回路ブロック41とサブスタート信号入
力端子SRTsを接続し、スイッチ43は1セル回路4
4(1)〜(n)とサブRGB信号入力端子RGBsを
接続する。
【0225】ソースドライバー24(4)の2画面モー
ド信号入力端子Mに入力される左2画面モード信号は、
メインRGB信号による映像を表示することを示すLo
w信号であり、スイッチ42は遅延回路ブロック41と
メインスタート信号入力端子SRTmを接続し、スイッ
チ43は1セル回路44(1)〜(n)とメインRGB
信号入力端子RGBmを接続する。
【0226】以上のような、ソースドライバー24
(1)〜(4)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー24(1)、及び、(2)がカスケード接続され
て、液晶パネル2に映像を表示する右画面表示用として
サブRGB信号が採用され、ソースドライバー24
(3)、及び、(4)がカスケード接続されて、液晶パ
ネル2に映像を表示する左画面表示用としてメインRG
B信号が採用されている状態である。
【0227】このサブ右メイン左の2画面表示時におい
ては、サブスタート信号はソースドライバー24(1)
のサブスタート信号入力端子SRTs、及び、ソースド
ライバー24(3)のサブスタート信号入力端子SRT
sに同時に入力され、それぞれの内部の遅延回路ブロッ
ク41によってタイミングを遅延された後、それぞれの
1セル回路44(1)に入力される。
【0228】ソースドライバー24(1)内部の1セル
回路44(1)にサブスタート信号であるLowパルス
信号が入力されると、該Lowパルス信号は、クロック
入力端子CKに入力されるマスタークロックMCLKの
タイミングに従って、レジスタ部120の反転ゲート1
03、及び、3ステート反転ゲート104によって構成
される回路にラッチされるとともに、ラッチ部121に
対して出力される。
【0229】このとき、ラッチ部制御端子Lに入力され
る走査線カウント信号HCNTがLow信号であるとす
ると、NORゲート105により、スイッチ108がO
Nに制御され(このとき、スイッチ109:OFF、ス
イッチ110:OFF、スイッチ111:ON)、マス
タークロックMCLKのタイミングに合わせてRGB信
号入力端子RGBINに入力されるサブRGB信号は、ス
イッチ108を介してコンデンサ112に充電されるこ
とによりU側ラッチ部121Uにラッチされる。同時
に、ソースドライバー24(3)内部の1セル回路44
(1)のU側ラッチ部121Uには、同じタイミングの
マスタークロックMCLK時のメインRGB信号がラッ
チされている。
【0230】次のマスタークロックMCLKのパルスに
よって、ソースドライバー24(1)内部の1セル回路
44(1)のレジスタ部120から1セル回路44
(2)のシフトレジスタ入力端子INを介して1セル回
路44(2)内部のレジスタ部120に入力され、上記
の動作と同様に、このマスタークロックMCLKのタイ
ミングのサブRGB信号が1セル回路44(2)内部の
U側ラッチ部121Uにラッチされる。同時に、ソース
ドライバー24(3)内部の1セル回路44(2)のU
側ラッチ部121Uには、同じタイミングのマスターク
ロックMCLK時のメインRGB信号がラッチされてい
る。
【0231】以後、ソースドライバー24(1)内部の
1セル回路44(n)までサブRGB信号のラッチが終
了すると、1セル回路44(n)のシフトレジスタ出力
端子OUTから出力されたサブスタート信号は、カスケ
ード出力端子Cを介して、ソースドライバー24(2)
のサブスタート信号入力端子SRTsに対して出力さ
れ、ソースドライバー24(2)内部でもソースドライ
バー24(1)と同様に該サブスタート信号は1セル回
路44(n)まで順次伝達され、同時に、サブRGB信
号が順次ラッチされる。ソースドライバー24(3)、
及び、(4)のカスケード接続による回路についても同
様である。
【0232】こうして、ソースドライバー24(1)と
(2)のカスケード接続に右画面用のサブRGB信号が
ラッチされ、ソースドライバー24(3)と(4)のカ
スケード接続に左画面用のメインRGB信号がラッチさ
れると、ソースドライバー24(1)〜(4)内部の1
セル回路44(1)〜(n)のそれぞれにパラレルに入
力されている走査線カウント信号HCNTによる水平同
期のタイミングによって、1セル回路44(1)〜
(n)のラッチ部121が、スイッチ110がON(こ
のとき、スイッチ108:OFF、スイッチ109:O
N、スイッチ111:OFF)になることによって、前
記ラッチしていたRGB信号は1走査線分同時にアンプ
114に対して出力され、アンプ114によって所定の
電圧レベルに増幅された後、RGB信号出力端子RGB
OUT からソースドライバー24(1)〜(4)のドライ
バー出力端子OUT(1)〜(n)を介して液晶パネル
2の所定の信号線(ソースライン)Ymに出力される。
【0233】以後、次のサブスタート信号のタイミング
に合わせて同様の動作を繰り返すことにより、順次液晶
パネル2の所定の信号線(ソースライン)YmにRGB
信号が出力され、液晶パネル2には、2画面の映像が同
期を合わせた安定した映像として表示される。
【0234】以上の4つの表示状態の内、第3、及び、
第4の2画面表示時においては、右(または左)画面表
示用のソースドライバー24(1)、及び、(2)と左
(または右)画面表示用のソースドライバー24
(3)、及び、(4)が同時に動作するので、第1の実
施の形態の場合と同様に、映像表示のためのサンプリン
グ周波数は、1画面表示時の1/2の周波数でよい。
【0235】なお、本第3の実施の形態の液晶表示装置
21では、ソースドライバー24の数を(1)〜(4)
の4つとしたが、第1の実施の形態の場合と同様に、本
実施の形態においても、ソースドライバー24の数は偶
数であればいくつであっても構成可能であり、また、液
晶パネル2による左右2画面分割を左右均等とする必要
もなく、右寄り、あるいは、左寄りの左右不均等の分割
としてもよい。
【0236】また、本第3の実施の形態の液晶表示装置
21では、ソースドライバー24(1)〜(4)内の1
セル回路44(1)〜(n)の直列接続によるnシフト
レジスタを片方向としたが、第1の実施の形態の場合と
同様に、双方向としてもよく、更には、スタティックシ
フトレジスタであるかダイナミックシフトレジスタであ
るかについても問わない。
【0237】以上説明したように、図1における液晶表
示装置1では、ソースドライバー4(1)、及び、
(2)に対しては、メインRGB信号入力端子RGB
m、及び、サブRGB信号入力端子RGBsの両方の端
子にメインRGB信号を入力し、また、2画面モード信
号を左画面表示用のスタートソースドライバーであるソ
ースドライバー4(3)にのみ入力して、ソースドライ
バー4(1)〜(4)を制御していたが、本実施の形態
の液晶表示装置21では、ソースドライバー24(1)
〜(4)全てに対してメインRGB信号入力端子RGB
mにはメインRGB信号を、サブRGB信号入力端子R
GBsにはサブRGB信号を入力するようにし、また、
ソースドライバー24(1)〜(3)に対して右側2画
面モード信号を、ソースドライバー24(3)、及び、
(4)に対して左側2画面モード信号を入力するように
して、それぞれのソースドライバーの表示画面を制御で
きるようにした。
【0238】したがって、前記第1の実施の形態の効果
を有することは勿論のこと、更に、メインRGB信号に
よる映像とサブRGB信号による映像を、それぞれ独立
させてフル画面表示することが可能となり、また、メイ
ンRGB信号による映像を右画面に表示しサブRGB信
号による映像を左画面に表示することも、その左右の画
面の映像を入れ換えることも可能となる。
【0239】ところで、本実施の形態の液晶表示装置2
1による2画面それぞれのフル画面表示、左右2画面の
入れ替えのような動作を、更に、前記第2の実施の形態
のソースドライバーの数が偶数であるか奇数であるかに
よらずに2画面表示を行うことが可能な液晶表示装置1
1においても実行可能とした第4の実施の形態の液晶表
示装置31を以下に示す。
【0240】(第4の実施の形態)図16〜図17を参
照して、本実施の形態の液晶表示装置31を詳細に説明
する。
【0241】本実施の形態では、上述した第1の実施の
形態の液晶表示装置1、及び、第2の実施の形態の液晶
表示装置11との相違点についてのみ詳細に説明するこ
ととし、共通点については必要に応じて簡単に説明し、
または省略する。まず構成を説明する。図16は、液晶
表示装置31の概略構成図であり、液晶パネル2に2画
面表示をした様子を表している。
【0242】図16において、液晶表示装置31は、液
晶パネル2、ゲートドライバー3、ソースドライバー3
4(1)〜(3)、及び、図示しない(図2参照)クロ
マインターフェース5A、クロマインターフェース5
B、LCDコントローラ6、メモリコントローラ7、画
像メモリ8、D/Aコンバータ9等から構成されてい
る。
【0243】図16における液晶表示装置31と図11
における液晶表示装置11との相違点は、液晶表示装置
11では、ソースドライバー14(1)に対しては、メ
インRGB信号入力端子RGBm、及び、サブRGB信
号入力端子RGBsの両方の端子にメインRGB信号を
入力し、フル画面表示が可能な映像はメインRGB信号
による映像のみに限り、また、サブスタート信号入力端
子SRTs2に対するサブスタート信号の入力を、左画
面表示用のスタートソースドライバーであるソースドラ
イバー14(2)にのみ行い、ソースドライバー14
(1)〜(3)を制御していたが、液晶表示装置31に
おいては、ソースドライバー34(1)〜(3)全てに
対してメインRGB信号入力端子RGBmにはメインR
GB信号を、サブRGB信号入力端子RGBsにはサブ
RGB信号を入力するようにし、また、ソースドライバ
ー34(1)〜(3)の全てのサブスタート信号入力端
子SRTs2に対してサブスタート信号を入力するよう
にし、更に、ソースドライバー14(1)の2画面モー
ド信号入力端子M、及び、センターモード端子Mcに代
わる外部端子として、ソースドライバー34(1)にス
イッチモード信号入力端子SWM1、及び、SWM2を
設けて、それぞれのソースドライバーの表示画面を制御
できるようにしたという点のみである。したがって、こ
の相違点について詳細に説明し、その他の構成部材につ
いては第1、及び、第2の実施の形態において説明した
内容であるので省略する。
【0244】図16において、ソースドライバー34
(1)〜(3)は、図11に示す第2の実施の形態にお
けるソースドライバー14(1)とは異なる回路構成と
なっている。図17を参照して、このソースドライバー
34(1)の回路構成を図11に示すソースドライバー
14(1)との相違点についてのみ説明する。
【0245】ソースドライバー34(1)は、ソースド
ライバー14(1)の回路構成に対して、 スイッチ144、及び、スイッチコントローラ145
が除去された。 ExNORゲート341が追加配置された。 メインRGB信号がスイッチ146、及び、スイッチ
147のそれぞれの端子aに入力されるように接続が変
更された。 ソースドライバー14(1)の2画面モード信号入力
端子M、及び、センターモード端子Mcに代えてスイッ
チモード信号入力端子SWM1、及び、SWM2を設け
た。 ことの4点のみがソースドライバー14(1)との構成
上の相違点であり、その他の回路に関しては図11のソ
ースドライバー14(1)と同符号を付して説明を省略
することとする。
【0246】遅延回路ブロック142は、サブスタート
信号入力端子SRTs2に入力されるサブスタート信号
を入力として、スタート信号ノイズを回避するために所
定の時間分該スタート信号を遅延させスイッチ149を
介して1セル回路148(n/2)に対して出力する。
【0247】スイッチ143は、スイッチモード信号入
力端子SWM1から入力されるスイッチモード信号S1
によって切り替え制御され、スイッチモード信号S1が
High信号のとき(右画面にメインRGB信号による
映像を表示時)は遅延回路ブロック141とメインスタ
ート信号入力端子SRTmを接続し、スイッチモード信
号S1がLow信号のとき(右画面にサブRGB信号に
よる映像を表示時)は遅延回路ブロック141とサブス
タート信号入力端子SRTs1を接続する。
【0248】スイッチ146はスイッチモード信号入力
端子SWM1に入力されるスイッチモード信号S1によ
って切り替え制御され、スイッチモード信号S1がHi
gh信号のときはコモン端子cと端子aを接続すること
によりメインRGB信号入力端子RGBmを接続し、ス
イッチモード信号S1がLow信号のときはコモン端子
cと端子bを接続することによりサブRGB信号入力端
子RGBsを接続する。スイッチ147も同様である。
【0249】なお、スイッチ146は、R、G、Bそれ
ぞれの信号を伝達するための3つのスイッチを有してお
り、例えば、B信号を入力とするスイッチが1セル回路
148(1)と接続され、G信号を入力とするスイッチ
が1セル回路148(2)と接続され、R信号を入力と
するスイッチが1セル回路148(3)と接続されとい
うように、1セル回路148(n)まで順次接続されて
いるが、図17ではこれを概念的に1つのスイッチ回路
によって表現している。スイッチ147についても同様
である。
【0250】スイッチ149はスイッチモード信号S
1、及び、スイッチモード信号S2を入力とするExN
OR341の出力信号によって切り替え制御され、スイ
ッチモード信号S1、及び、スイッチモード信号S2が
ともにHigh信号、またはともにLow信号であると
き(センターモードでないとき)はコモン端子cと端子
aを接続することにより1セル回路148(n/2−
1)と1セル回路148(n/2)を接続し、スイッチ
モード信号S1、または、スイッチモード信号S2のい
ずれか一方の信号がHigh信号であるとき(センター
モードの時)はコモン端子cと端子bを接続することに
よりコモン端子cと遅延回路ブロック142を接続して
1セル回路148(n/2)にスタート信号を入力す
る。
【0251】ExNORゲート341は、スイッチモー
ド信号入力端子SWM1に入力されるスイッチモード信
号S1、及び、スイッチモード信号入力端子SWM2に
入力されるスイッチモード信号S2を入力とし、該2つ
の信号のExNOR演算を行いスイッチ149を制御す
るための信号を出力する。すなわち、スイッチモード信
号S1、及び、スイッチモード信号S2がともにHig
h信号、または、ともにLow信号であるとき(センタ
ーモードでないとき)は、ExNORゲート341は、
High信号をスイッチ149に対して出力して1セル
回路148(n/2−1)と1セル回路148(n/
2)を接続し、スイッチモード信号S1、または、スイ
ッチモード信号S2のいずれか一方の信号がHigh信
号であるとき(センターモードの時)は、ExNORゲ
ート341は、Low信号をスイッチ149に対して出
力し遅延回路ブロック142と1セル回路148(n/
2)を接続する。
【0252】以上が、ソースドライバー34(1)の内
部回路構成についての説明であり、ソースドライバー3
4(2)、(3)についても同様である。次に、本第4
の実施の形態の液晶表示装置31の動作について詳細に
説明する。2系統のRGB信号の同期処理動作の詳細に
ついては、第1の実施の形態の説明の中で述べたので、
ここでは、同期処理がなされた2系統のRGB信号を入
力とする本実施の形態の液晶表示装置31による2画面
表示の切換動作について図16、及び、図17を参照し
て詳細に説明する。
【0253】まず、スイッチモード信号S1、及び、ス
イッチモード信号S2の入力によりソースドライバー3
4(1)〜(3)内部のRGB信号、及び、スタート信
号の入力の切換を制御する動作について図17を参照し
て説明する。
【0254】下記の表3は、スイッチモード信号入力端
子SWM1へのスイッチモード信号S1の入力、及び、
スイッチモード信号入力端子SWM2へのスイッチモー
ド信号S2の入力に対して1セル回路148(1)〜
(n/2−1)、及び、1セル回路148(n/2)〜
(n)に入力されるRGB信号を示す表であり、表4
は、スイッチモード信号入力端子SWM1へのスイッチ
モード信号S1の入力、及び、スイッチモード信号入力
端子SWM2へのスイッチモード信号S2の入力に対し
て1セル回路148(1)〜(n/2−1)、及び、1
セル回路148(n/2)〜(n)に入力されるスター
ト信号の入力端子を示す表である。(表中の”0”は、
Low信号を表し、”1”は、High信号を表す。)
【0255】
【表3】
【0256】
【表4】
【0257】スイッチモード信号S1=0、スイッチモ
ード信号S2=0のときには、(表3、及び、表4の1
行目)スイッチモード信号S1信号がLow信号である
ことにより、スイッチ143はサブスタート信号入力端
子SRTs1を接続し、スイッチ146は、コモン端子
cと端子bを接続してサブRGB信号入力端子RGBs
に入力されるサブRGB信号を1セル回路148(1)
〜(n/2−1)に対して出力し、また、スイッチモー
ド信号S2がLow信号であることにより、スイッチ1
47は、コモン端子cと端子bを接続してサブRGB信
号入力端子RGBsに入力されるサブRGB信号を1セ
ル回路148(n/2)〜(n)に対して出力し、更
に、スイッチモード信号S1、及び、スイッチモード信
号S2がともにLow信号であることにより、ExNO
Rゲート341は、High信号を出力して、スイッチ
149はコモン端子cと端子aを接続して1セル回路1
48(n/2−1)と1セル回路148(n/2)を接
続する。
【0258】したがって、この状態のソースドライバー
34は、サブスタート信号入力端子SRTs1に入力さ
れるスタート信号によって、1セル回路148(1)〜
(n)の全てからサブRGB信号を出力する。
【0259】スイッチモード信号S1=0、スイッチモ
ード信号S2=1のときには、(表3、及び、表4の2
行目)スイッチモード信号S1信号がLow信号である
ことにより、スイッチ143はサブスタート信号入力端
子SRTs1を接続し、スイッチ146は、コモン端子
cと端子bを接続してサブRGB信号入力端子RGBs
に入力されるサブRGB信号を1セル回路148(1)
〜(n/2−1)に対して出力し、また、スイッチモー
ド信号S2がHigh信号であることにより、スイッチ
147は、コモン端子cと端子aを接続してメインRG
B信号入力端子RGBmに入力されるメインRGB信号
を1セル回路148(n/2)〜(n)に対して出力
し、更に、スイッチモード信号S1がLow信号、スイ
ッチモード信号S2がHigh信号であることにより、
ExNORゲート341は、Low信号を出力して、ス
イッチ149はコモン端子cと端子bを接続して遅延回
路ブロック142と1セル回路148(n/2)を接続
する。
【0260】したがって、この状態のソースドライバー
34は、サブスタート信号入力端子SRTs1に入力さ
れるスタート信号によって、1セル回路148(1)〜
(n/2−1)からサブRGB信号を出力し、サブスタ
ート信号入力端子SRTs2に入力されるスタート信号
によって、1セル回路148(n/2)〜(n)からメ
インRGB信号を出力する。
【0261】スイッチモード信号S1=1、スイッチモ
ード信号S2=0のときには、(表3、及び、表4の3
行目)スイッチモード信号S1信号がHigh信号であ
ることにより、スイッチ143はメインスタート信号入
力端子SRTmを接続し、スイッチ146は、コモン端
子cと端子aを接続してメインRGB信号入力端子RG
Bmに入力されるメインRGB信号を1セル回路148
(1)〜(n/2−1)に対して出力し、また、スイッ
チモード信号S2がLow信号であることにより、スイ
ッチ147は、コモン端子cと端子bを接続してサブR
GB信号入力端子RGBsに入力されるサブRGB信号
を1セル回路148(n/2)〜(n)に対して出力
し、更に、スイッチモード信号S1がHigh信号、ス
イッチモード信号S2がLow信号であることにより、
ExNORゲート341は、Low信号を出力して、ス
イッチ149はコモン端子cと端子bを接続して遅延回
路ブロック142と1セル回路148(n/2)を接続
する。
【0262】したがって、この状態のソースドライバー
34は、メインスタート信号入力端子SRTmに入力さ
れるスタート信号によって、1セル回路148(1)〜
(n/2−1)からメインRGB信号を出力し、サブス
タート信号入力端子SRTs2に入力されるスタート信
号によって、1セル回路148(n/2)〜(n)から
サブRGB信号を出力する。
【0263】スイッチモード信号S1=1、スイッチモ
ード信号S2=1のときには、(表3、及び、表4の4
行目)スイッチモード信号S1信号がHigh信号であ
ることにより、スイッチ143はメインスタート信号入
力端子SRTmを接続し、スイッチ146は、コモン端
子cと端子aを接続してメインRGB信号入力端子RG
Bmに入力されるメインRGB信号を1セル回路148
(1)〜(n/2−1)に対して出力し、また、スイッ
チモード信号S2がHigh信号であることにより、ス
イッチ147は、コモン端子cと端子aを接続してメイ
ンRGB信号入力端子RGBmに入力されるメインRG
B信号を1セル回路148(n/2)〜(n)に対して
出力し、更に、スイッチモード信号S1がHigh信
号、スイッチモード信号S2がHigh信号であること
により、ExNORゲート341は、High信号を出
力して、スイッチ149はコモン端子cと端子aを接続
して1セル回路148(n/2−1)と1セル回路14
8(n/2)を接続する。
【0264】したがって、この状態のソースドライバー
34は、メインスタート信号入力端子SRTmに入力さ
れるスタート信号によって、1セル回路148(1)〜
(n/2−1)1セル回路148(1)〜(n)の全て
からメインRGB信号を出力する。
【0265】以上が、スイッチモード信号S1、及び、
スイッチモード信号S2の入力によりソースドライバー
34(1)〜(3)内部のRGB信号、及び、スタート
信号の入力の切換を制御する動作についての説明であ
る。次に、映像表示時のソースドライバー34(1)〜
(3)の動作について図16を参照して詳細に説明す
る。
【0266】まず、第1の表示状態としてメインRGB
信号による映像を左右の画面に表示する、メイン映像フ
ル画面表示時について説明する。
【0267】メイン映像フル画面表示時には、図16に
示すソースドライバー34(1)〜(3)全てのスイッ
チモード信号入力端子SWM1に入力されるスイッチモ
ード信号S1、及び、スイッチモード信号入力端子SW
M2に入力されるスイッチモード信号S2をHigh信
号にする。このとき、表3、及び、表4に示したよう
に、ソースドライバー34(1)〜(3)の全てがメイ
ンスタート信号入力端子SRTmに入力されるスタート
信号によって、1セル回路148(1)〜(n/2−
1)1セル回路148(1)〜(n)の全てからメイン
RGB信号を出力する。
【0268】以上のような、ソースドライバー34
(1)〜(3)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー34(1)〜(3)までがカスケード接続され、ま
た、液晶パネル2に映像を表示するためのRGB信号と
しては、ソースドライバー34(1)〜(3)の全てに
メインRGB信号が採用されている状態である。この状
態における1画面の映像表示動作については、従来の液
晶表示装置での表示に採用されている通常の方法である
ので詳細な説明を省略する。
【0269】次に、第2の表示状態としてサブRGB信
号による映像を左右の画面に表示する、サブ映像フル画
面表示時について説明する。
【0270】サブ映像フル画面表示時には、ソースドラ
イバー34(1)〜(3)全てのスイッチモード信号入
力端子SWM1に入力されるスイッチモード信号S1、
及び、スイッチモード信号入力端子SWM2に入力され
るスイッチモード信号S2をLow信号にする。このと
き、表3、及び、表4に示したように、ソースドライバ
ー34(1)〜(3)の全てがサブスタート信号入力端
子SRTs1に入力されるスタート信号によって、1セ
ル回路148(1)〜(n/2−1)1セル回路148
(1)〜(n)の全てからサブRGB信号を出力する。
【0271】以上のような、ソースドライバー34
(1)〜(3)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー34(1)〜(3)までがカスケード接続され、ま
た、液晶パネル2に映像を表示するためのRGB信号と
しては、ソースドライバー34(1)〜(3)の全てに
サブRGB信号が採用されている状態である。この状態
における1画面の映像表示動作については、従来の液晶
表示装置での表示に採用されている通常の方法であるの
で詳細な説明を省略する。
【0272】次に、第3の表示状態としてメインRGB
信号による映像を右画面に表示し、サブRGB信号によ
る映像を左画面に表示する、メイン右サブ左の2画面表
示時について説明する。
【0273】メイン右サブ左の2画面表示時には、ソー
スドライバー34(1)のスイッチモード信号入力端子
SWM1に入力されるスイッチモード信号S1、及び、
スイッチモード信号入力端子SWM2に入力されるスイ
ッチモード信号S2をHigh信号にする。このとき、
表3、及び、表4に示したように、ソースドライバー3
4(1)は、メインスタート信号入力端子SRTmに入
力されるスタート信号によって、1セル回路148
(1)〜(n/2−1)1セル回路148(1)〜
(n)の全てからメインRGB信号を出力する。
【0274】ソースドライバー34(2)のスイッチモ
ード信号入力端子SWM1に入力されるスイッチモード
信号S1をHigh信号に、また、スイッチモード信号
入力端子SWM2に入力されるスイッチモード信号S2
をLow信号にする。このとき、表3、及び、表4に示
したように、ソースドライバー34(2)は、メインス
タート信号入力端子SRTmに入力されるスタート信号
によって、1セル回路148(1)〜(n/2−1)か
らメインRGB信号を出力し、サブスタート信号入力端
子SRTs2に入力されるスタート信号によって、1セ
ル回路148(n/2)〜(n)からサブRGB信号を
出力する。
【0275】ソースドライバー34(3)のスイッチモ
ード信号入力端子SWM1に入力されるスイッチモード
信号S1、及び、スイッチモード信号入力端子SWM2
に入力されるスイッチモード信号S2をLow信号にす
る。このとき、表3、及び、表4に示したように、ソー
スドライバー34(3)は、サブスタート信号入力端子
SRTs1に入力されるスタート信号によって、1セル
回路148(1)〜(n/2−1)1セル回路148
(1)〜(n)の全てからサブRGB信号を出力する。
【0276】以上のような、ソースドライバー34
(1)〜(3)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー34(1)、及び、ソースドライバー34(2)内
部の1セル回路148(1)〜(n/2−1)がカスケ
ード接続されて、液晶パネル2に映像を表示する右画面
表示用としてメインRGB信号が採用され、ソースドラ
イバー34(2)内部の1セル回路148(n/2)〜
(n)、及び、ソースドライバー34(3)がカスケー
ド接続されて、液晶パネル2に映像を表示する左画面表
示用としてサブRGB信号が採用されている状態であ
る。この状態における2画面の映像表示動作について
は、第1の実施の形態の液晶表示装置1での表示方法と
同様であるので詳細な説明を省略する。
【0277】最後に、第4の表示状態としてサブRGB
信号による映像を右画面に表示し、メインRGB信号に
よる映像を左画面に表示する、サブ右メイン左の2画面
表示時について説明する。
【0278】サブ右メイン左の2画面表示時には、ソー
スドライバー34(1)のスイッチモード信号入力端子
SWM1に入力されるスイッチモード信号S1、及び、
スイッチモード信号入力端子SWM2に入力されるスイ
ッチモード信号S2をLow信号にする。このとき、表
3、及び、表4に示したように、ソースドライバー34
(3)は、サブスタート信号入力端子SRTs1に入力
されるスタート信号によって、1セル回路148(1)
〜(n/2−1)1セル回路148(1)〜(n)の全
てからサブRGB信号を出力する。
【0279】ソースドライバー34(2)のスイッチモ
ード信号入力端子SWM1に入力されるスイッチモード
信号S1をLow信号に、また、スイッチモード信号入
力端子SWM2に入力されるスイッチモード信号S2を
High信号にする。このとき、表3、及び、表4に示
したように、ソースドライバー34(2)は、サブスタ
ート信号入力端子SRTs1に入力されるスタート信号
によって、1セル回路148(1)〜(n/2−1)か
らサブRGB信号を出力し、サブスタート信号入力端子
SRTs2に入力されるスタート信号によって、1セル
回路148(n/2)〜(n)からメインRGB信号を
出力する。
【0280】ソースドライバー34(3)のスイッチモ
ード信号入力端子SWM1に入力されるスイッチモード
信号S1、及び、スイッチモード信号入力端子SWM2
に入力されるスイッチモード信号S2をHigh信号に
する。このとき、表3、及び、表4に示したように、ソ
ースドライバー34(1)は、メインスタート信号入力
端子SRTmに入力されるスタート信号によって、1セ
ル回路148(1)〜(n/2−1)1セル回路148
(1)〜(n)の全てからメインRGB信号を出力す
る。
【0281】以上のような、ソースドライバー34
(1)〜(3)のそれぞれの状態により、ソースドライ
バー34(1)、及び、ソースドライバー34(2)内
部の1セル回路148(1)〜(n/2−1)がカスケ
ード接続されて、液晶パネル2に映像を表示する右画面
表示用としてサブRGB信号が採用され、ソースドライ
バー34(2)内部の1セル回路148(n/2)〜
(n)、及び、ソースドライバー34(3)がカスケー
ド接続されて、液晶パネル2に映像を表示する左画面表
示用としてメインRGB信号が採用されている状態であ
る。この状態における2画面の映像表示動作について
は、第1の実施の形態の液晶表示装置1での表示方法と
比較して、右画面表示用のメインRGB信号と左画面表
示用のサブRGB信号を入れ換えたのみで、その他の動
作は同様であるので詳細な説明を省略する。
【0282】以上の4つの表示状態の内、第3、及び、
第4の2画面表示時においては、右(または左)画面表
示用のソースドライバー34(1)、及び、(2)と左
(または右)画面表示用のソースドライバー34
(2)、及び、(3)が同時に動作するので、第1の実
施の形態の場合と同様に、映像表示のためのサンプリン
グ周波数は、1画面表示時の1/2の周波数でよい。
【0283】なお、本第4の実施の形態の液晶表示装置
31では、ソースドライバー34の数を(1)〜(3)
の3つとしたが、本実施の形態においては、前記第2の
実施の形態の場合と同様に、ソースドライバー34の数
はいくつであっても構成可能であり、また、液晶パネル
2による左右2画面分割を左右均等とする必要もなく、
右寄り、あるいは、左寄りの左右不均等の分割としても
よい。
【0284】また、本第4の実施の形態の液晶表示装置
31では、ソースドライバー34(1)〜(3)内の1
セル回路148(1)〜(n)の直列接続によるnシフ
トレジスタを片方向としたが、第1の実施の形態の液晶
表示装置1の場合と同様に、双方向としてもよく、更に
は、スタティックシフトレジスタであるかダイナミック
シフトレジスタであるかについても問わない。
【0285】以上説明したように、図11における液晶
表示装置11では、ソースドライバー14(1)に対し
ては、メインRGB信号入力端子RGBm、及び、サブ
RGB信号入力端子RGBsの両方の端子にメインRG
B信号を入力し、フル画面表示が可能な映像はメインR
GB信号による映像のみに限り、また、サブスタート信
号入力端子SRTs2に対するサブスタート信号の入力
を、左画面表示用のスタートソースドライバーであるソ
ースドライバー14(2)にのみ行い、ソースドライバ
ー14(1)〜(3)を制御していたが、本実施の形態
の液晶表示装置31では、ソースドライバー34(1)
〜(3)全てに対してメインRGB信号入力端子RGB
mにはメインRGB信号を、サブRGB信号入力端子R
GBsにはサブRGB信号を入力するようにし、また、
ソースドライバー34(1)〜(3)の全てのサブスタ
ート信号入力端子SRTs2に対してサブスタート信号
を入力するようにし、更に、ソースドライバー14
(1)の2画面モード信号入力端子M、及び、センター
モード端子Mcに代わる外部端子として、ソースドライ
バー34(1)にスイッチモード信号入力端子SWM
1、及び、SWM2を設けて、それぞれのソースドライ
バーの表示画面を制御できるようにした。
【0286】したがって、前記第1、第2の実施の形態
の効果を有することは勿論のこと、更に、ソースドライ
バーの数が偶数であるか奇数であるかによらずに2画面
表示を行うことが可能な液晶表示装置において、メイン
RGB信号による映像とサブRGB信号による映像を、
それぞれ独立させてフル画面表示することが可能とな
り、また、メインRGB信号による映像を右画面に表示
しサブRGB信号による映像を左画面に表示すること
も、その左右の画面の映像を入れ換えることも可能とな
る。
【0287】
【発明の効果】請求項1記載の発明の液晶表示装置によ
れば、第1、第2の映像信号を合成するためのメモリ、
プロセッサ等を必要とせずに、該第1、第2の映像信号
を各信号駆動手段の映像選択手段によって1画面表示、
2画面表示ともに可能とすることができる。
【0288】請求項2記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項1記載の発明の液晶表示装置の効果に加え
て、第1の映像と第2の映像の分割表示位置を任意に変
更可能とすることができる。
【0289】請求項3記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項1あるいは2記載の発明の液晶表示装置の効
果に加えて、液晶パネルに第1の映像あるいは第2の映
像のみを表示し、あるいは第1、第2の映像を分割表示
する表示モードを任意に変更することができる。
【0290】請求項4記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項1あるいは2記載の発明の液晶表示装置の効
果に加えて、液晶パネルに第1の映像あるいは第2の映
像のみを表示し、あるいは第1、第2の映像を分割表示
する表示モードを任意に変更することができる。
【0291】請求項5記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、請求項4記載の発明の液晶表示装置の効果に加え
て、第1の映像信号のタイミングが変化した場合にも、
信号選択手段によって選択される第2あるいは第3のサ
ンプリング信号によって、第1、第2の映像信号のサン
プリングのタイミングを一時的に安定に維持することが
可能となり、更に、前記第1の映像信号のタイミングの
変化に対応して内部信号生成手段によって第3のサンプ
リング信号を新たに生成し直し、更にこの第3のサンプ
リング信号に基づいて第2のサンプリング信号を生成可
能となるので、第1の映像信号のタイミングのずれによ
る第2の映像の乱れを防ぎ安定した画像を表示すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の液晶表示装置1の
概略構成図。
【図2】ドライバ駆動制御のためのクロマ周辺回路の概
略回路構成を示したブロック図。
【図3】図1におけるソースドライバー4(1)の内部
回路構成を示す図。
【図4】ソースドライバー4(1)内の1セル回路44
(1)の内部回路構成例を示す図。
【図5】LCDコントローラ6内部の同期制御回路の概
略構成を示すブロック図。
【図6】LCDコントローラ6内部の同期分離回路6
0、61の内部回路構成例を示す図。
【図7】LCDコントローラ6内部の同期検出回路6
2、同期比較回路63の内部回路構成例を示す図。
【図8】LCDコントローラ6内部のメモリ用垂直同期
選択回路64の内部回路構成例を示す図。
【図9】複合同期信号CSYNC1、基本クロックC
K、クロックCKH1、CKH3、及び、CKH4のタ
イミングを示すタイミングチャート。
【図10】ドライバ駆動制御のためのクロマ周辺回路の
図2とは別の概略回路構成例を示したブロック図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置1
1の概略構成図。
【図12】図11におけるソースドライバー14(1)
の内部回路構成を示す図。
【図13】ソースドライバー14(1)内部のスイッチ
コントローラ145の動作について説明するための図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の液晶表示装置2
1の概略構成図。
【図15】図14におけるソースドライバー24(1)
の内部回路構成を示す図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の液晶表示装置3
1の概略構成図。
【図17】図16におけるソースドライバー34(1)
の内部回路構成を示す図。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 液晶パネル 3 ゲートドライバー 4(1)〜4(4) ソースドライバー 5A、5B クロマインターフェース 6 LCDコントローラ 7 メモリコントローラ 8 画像メモリ 9 D/Aコンバータ 41 遅延回路ブロック 42 スイッチ 43 スイッチ 44(1)〜44(n) 1セル回路 101 3ステート反転ゲート 102 反転ゲート 103 反転ゲート 104 3ステート反転ゲート 105 NORゲート 106 NORゲート 107 反転ゲート 108 スイッチ 109 スイッチ 110 スイッチ 111 スイッチ 112 コンデンサ 113 コンデンサ 114 アンプ 115 スイッチ 116 スイッチ 120 レジスタ部 121 ラッチ部 121D D側ラッチ部 121U U側ラッチ部 60 同期分離回路 61 同期分離回路 62 同期検出回路 63 同期比較回路 64 メモリ用垂直同期選択回路 11 液晶表示装置 14(1)〜14(3) ソースドライバー 141 遅延回路ブロック 142 遅延回路ブロック 143 スイッチ 144 スイッチ 145 スイッチコントローラ 146 スイッチ 147 スイッチ 148(1)〜148(n) 1セル回路 149 スイッチ 21 液晶表示装置 24(1)〜24(3) ソースドライバー 241 ExORゲート 31 液晶表示装置 34(1)〜34(3) ソースドライバー 341 ExNORゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の信号線と複数の走査線をマトリクス
    状に配設し、これらの信号線と走査線の各交差部に表示
    素子を有する液晶パネルと、 基本クロック信号に基づいて映像信号をサンプリングす
    るタイミングを設定するサンプリング信号を生成するタ
    イミング設定手段と、 映像信号に応じた走査タイミングで前記複数の走査線を
    順次走査する走査手段と、 前記タイミング設定手段により生成されるサンプリング
    信号に基づいて映像信号をサンプリングして、前記複数
    の信号線を駆動する信号線駆動信号を生成して前記各表
    示素子を駆動する信号駆動手段と、 を備えた液晶表示装置において、 前記複数の信号線を所定数毎に分割して駆動するように
    前記信号駆動手段を複数並列に配置し、 この各信号駆動手段には、少なくとも2系統の映像信号
    入力部と、該映像信号入力部から入力される第1、第2
    の映像信号を択一的に選択する映像選択手段と、を備
    え、 前記タイミング設定手段は、前記基本クロック信号に基
    づいて第1、第2の映像信号を夫々サンプリングするタ
    イミングを設定する第1、第2のサンプリング信号を生
    成し、 前記各信号駆動手段は、前記タイミング設定手段により
    生成される第1、第2のサンプリング信号に基づいて、
    前記映像選択手段により択一的に選択される第1、第2
    の映像信号を夫々サンプリングして、前記複数の信号線
    を駆動する第1、第2の信号線駆動信号を生成して前記
    各表示素子を駆動して、前記液晶パネルに該第1の映像
    と第2の映像を分割表示させることを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】前記複数の信号駆動手段は、前記第1、第
    2の映像信号の各サンプリング開始タイミングを設定す
    る第1、第2のスタート信号を入力する2系統のスター
    ト信号入力部と、この各スタート信号入力部を択一的に
    選択する入力部選択手段を更に備え、 この各信号駆動手段は、この入力部選択手段により選択
    されるスタート信号入力部から入力されるスタート信号
    に基づいて、前記映像選択手段により択一的に選択され
    る前記第1、第2の映像信号の各サンプリング開始タイ
    ミングを任意に設定して、前記複数の信号線を駆動する
    第1、第2の信号線駆動信号を生成するタイミングを任
    意に変更可能として、該第1の映像と第2の映像の分割
    表示位置を任意に変更可能としたことを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記複数の信号駆動手段は、前記第1、第
    2の映像の前記液晶パネルにおける表示形態を設定する
    表示モード信号を入力するモード信号入力部と、このモ
    ード信号入力部から入力される表示モード信号により前
    記映像選択手段による第1、第2の映像信号の選択状態
    を制御する制御手段を更に備え、 この各信号駆動手段は、表示モード信号により前記映像
    選択手段の第1、第2の映像信号の選択状態が制御され
    ることにより、前記液晶パネルに該第1の映像あるいは
    第2の映像のみを表示し、あるいは該第1、第2の映像
    を分割表示することを特徴とする請求項1あるいは2記
    載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記タイミング設定手段は、前記第2の映
    像信号を一時的に格納する記憶手段を更に備え、 このタイミング設定手段は、前記第1のサンプリング信
    号に基づいて前記第2の映像信号を前記記憶手段に書き
    込みまた読み出すタイミングを制御して、第2のサンプ
    リング信号を前記第1のサンプリング信号に基づいて生
    成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記タイミング設定手段は、前記第1の映
    像信号に基づいて第3のサンプリング信号を生成し、該
    第3のサンプリング信号を前記第1の映像信号とは独立
    して内部で生成し維持する内部信号生成手段と、前記第
    1、第3のサンプリング信号を比較してタイミングのず
    れを検出する比較手段と、前記第2、第3のサンプリン
    グ信号を択一的に選択する信号選択手段と、を更に備
    え、 このタイミング設定手段は、前記第1の映像信号のタイ
    ミングが変化して前記比較手段により前記第1、第3の
    サンプリング信号のタイミングのずれが検出されたとき
    は、前記内部信号生成手段によって新たに第3のサンプ
    リング信号を生成し直し、前記信号選択手段により適宜
    前記第2、第3のサンプリング信号を択一的に選択し、
    該選択された第2または第3のサンプリング信号に基づ
    いて前記第2の映像信号を前記記憶手段に書き込みまた
    読み出すタイミングを制御して、第2のサンプリング信
    号を生成することを特徴とする請求項4記載の液晶表示
    装置。
JP15522297A 1997-06-12 1997-06-12 液晶表示装置 Pending JPH113066A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006235151A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd 表示パネルの表示制御装置及びそれを有する表示装置
KR100709717B1 (ko) * 2001-03-07 2007-04-19 삼성전자주식회사 다중 화면을 갖는 액정 표시 장치

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