JPH11154531A - アルカリ二次電池の製造方法 - Google Patents

アルカリ二次電池の製造方法

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JPH11154531A
JPH11154531A JP9318245A JP31824597A JPH11154531A JP H11154531 A JPH11154531 A JP H11154531A JP 9318245 A JP9318245 A JP 9318245A JP 31824597 A JP31824597 A JP 31824597A JP H11154531 A JPH11154531 A JP H11154531A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高容量化に伴って生じる充放電サイクル寿命
の変動及び急速充電等によるガス発生時の安全性のばら
つきが抑制されたアルカリ二次電池の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 正極を重量で2段階以上の群に分けると
共に、負極を重量で2段階以上の群に分け、前記2段階
以上の群から1つの群をそれぞれ選択する際、最小段階
の群に属するもの同士及び最大段階の群に属するもの同
士が組み合わさらないようにし、組み合わせた群の正負
極を用いて電極群を作製することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極群を作製する
工程を改良したアルカリ二次電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水素吸蔵合金は、これを含む負極を形成
し、アルカリ電解液中でニッケル極のような電極を対極
(正極)とすると、充電時に前記負極に水素イオンが吸
蔵され、放電時にこの吸蔵した水素イオンが前記負極か
ら放出され、放出された水素イオンは酸化されて水に戻
る反応が生じる。このため、水素吸蔵合金は二次電池の
負極材料として利用されている。このような二次電池の
一例としてニッケル水素二次電池が知られている。この
ニッケル水素二次電池は、高エネルギー密度を有するた
め、容積効率が高く、しかも安全作動が可能で、かつ高
い信頼性を有する。
【0003】ニッケル水素二次電池に採用されている代
表的な構成の1つとして、電池外装缶(容器)内に正極
及び負極をセパレータを介して捲回した構成の起電要素
(電極群)を密封した構成を有するものが挙げられる。
具体的には、まず、水酸化ニッケル粉末などの活物質が
ニッケル繊維基板などの集電体に担持された構造の正極
と、水素吸蔵合金粉末がニッケル製ネットなどの集電体
に担持された構造の負極とをその間に、親水処理が施さ
れたポリオレフィン繊維製不織布からなるセパレータを
介装させながら捲回することにより起電要素部(電極
群)を作製する。得られた起電要素部を電池外装缶(容
器)内に収納し、アルカリ電解液を注入し、前記起電要
素部と外部端子との接続を行った後、前記外装缶の開口
部を封口することによって前記二次電池が得られる。
【0004】ところで、近年、ニッケル水素二次電池の
高容量化が要望されており、この高容量化に対応して起
電要素部をなす正負極の捲回数や、正負極自体の厚さが
増加している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、起電要
素部の容積を増加させると、必然的にアルカリ電解液量
を減らす必要があるため、正極、負極及びセパレータの
重量の変動が電池特性に影響を及ぼし、性能の安定した
電池を提供することができないという問題点を生じる。
【0006】すなわち、重量の製造公差が最大の正極と
負極とセパレータとを組み合わせて起電要素部を作製す
ると、外装缶内の空間が減少するため、過充電時のガス
発生により漏液を生じる恐れがある。一方、重量の製造
公差が最小の正極と負極とセパレータとを組み合わせて
起電要素部を作製すると、得られた起電要素部の緊縛度
が低下すると共に、正負極間の電解液の液回りが悪くな
るため、電池特性、特にサイクル寿命が低下するという
問題点が生じる。なお、正負極及びセパレータのうち、
セパレータの重量が最もばらつきやすいが、セパレータ
の重量を調節することで電極群の重量ばらつきを抑制す
るのは、製造作業が大変繁雑になる。
【0007】本発明は、正負極の組合せを規制すること
により、高容量化に伴って生じる充放電サイクル寿命の
変動及び急速充電等によるガス発生時の安全性のばらつ
きが抑制されたアルカリ二次電池の製造方法を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルカリ二
次電池の製造方法は、正極を重量で2段階以上の群に分
けると共に、負極を重量で2段階以上の群に分け、前記
2段階以上の群から1つの群をそれぞれ選択する際、最
小段階の群に属するもの同士及び最大段階の群に属する
もの同士が組み合わさらないようにし、組み合わせた群
の正負極を用いて電極群を作製することを特徴とするも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法で製造される
アルカリ二次電池の一例を図1を参照して説明する。有
底円筒状の容器1内には、正極2と負極4とをその間に
セパレータ3を介在させながら捲回することにより作製
された電極群5が収納されている。前記負極4は、前記
電極群5の最外周に配置されて前記容器1と電気的に接
触している。アルカリ電解液は、前記容器1内に収容さ
れている。中央に孔6を有する円形の第1の封口板7
は、前記容器1の上部開口部に配置されている。リング
状の絶縁性ガスケット8は、前記封口板7の周縁と前記
容器1の上部開口部内面の間に配置され、前記上部開口
部を内側に縮径するカシメ加工により前記容器1に前記
封口板7を前記ガスケット8を介して気密に固定してい
る。正極リード9は、一端が前記正極2に接続、他端が
前記封口板7の下面に接続されている。帽子形状をなす
正極端子10は、前記封口板7上に前記孔6を覆うよう
に取り付けられている。ゴム製の安全弁11は、前記封
口板7と前記正極端子10で囲まれた空間内に前記孔6
を塞ぐように配置されている。中央に穴を有する絶縁材
料からなる円形の押え板12は、前記正極端子10上に
前記正極端子10の突起部がその押え板12の前記穴か
ら突出されるように配置されている。外装チューブ13
は、前記押え板12の周縁、前記容器1の側面及び前記
容器1の底部周縁を被覆している。
【0010】前記二次電池は、例えば、以下に説明する
方法によって製造することができる。 (第1工程)以下に説明するような構成を有し、かつ製
造公差の範囲内の重量の正極、負極、セパレータ及びア
ルカリ電解液を用意する。
【0011】1)正極2 この正極2は、金属酸化物を含む合剤が集電体に担持さ
れた構造を有する。前記正極は、例えば、金属酸化物粉
末、導電剤及び結着剤を水の存在下で混練してペースト
を調製し、前記ペーストを集電体に充填した後、乾燥
し、圧延成形を施すことにより製造される。
【0012】前記金属酸化物としては、例えば、水酸化
ニッケルを挙げることができる。前記導電剤としては、
例えば、水酸化コバルト、一酸化コバルト、三酸化二コ
バルト、金属コバルトのようなコバルト化合物を挙げる
ことができる。
【0013】前記結着剤としては、例えばフッ素樹脂
(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、ポリアクリル酸
塩(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム)、ヒドロキシ
メチルセルロース、ポリビニルアルコール等を挙げるこ
とができる。
【0014】前記集電体としては、ニッケル、ステンレ
ス鋼、ニッケルメッキが施された樹脂などの耐アルカリ
性材料からなる網状、スポンジ状、繊維状、フェルト状
の導電性基板を挙げることができる。
【0015】2)負極4 この負極4は、負極活物質、導電材、結着剤および水と
共に混練してペーストを調製し、前記ペーストを導電性
基板に充填し、乾燥した後、成形することにより製造さ
れる。
【0016】前記負極活物質としては、例えば金属カド
ミウム、水酸化カドミウムなどのカドミウム化合物、水
素等を挙げることができる。水素のホスト・マトリック
スとしては、例えば、水素吸蔵合金を挙げることができ
る。
【0017】中でも、前記水素吸蔵合金は、前記カドミ
ウム化合物を用いた場合よりも蓄電池の容量を向上でき
るため、好ましい。前記水素吸蔵合金は、格別制限され
るものではなく、電解液中で電気化学的に発生させた水
素を吸蔵でき、かつ放電時にその吸蔵水素を容易に放出
できるものであればよい。例えば、LaNi5 、MmN
5 (Mmはミッシュメタル)、LmNi5 (LmはL
aを含む希土類元素から選ばれる少なくとも一種)、こ
れら合金のNiの一部をAl、Mn、Co、Ti、C
u、Zn、Zr、Cr、Bのような元素で置換した多元
素系のもの、またはTiNi系、TiFe系のものを挙
げることができる。特に、一般式LmNiw Cox Mn
y Alz (原子比w,x,y,zの合計値は5.00≦
w+x+y+z≦5.50である)で表される組成の水
素吸蔵合金は充放電サイクルの進行に伴う微粉化を抑制
して充放電サイクル寿命を向上できるための好適であ
る。
【0018】前記導電材としては、例えばカーボンブラ
ック、黒鉛等を挙げることができる。前記結着剤として
は、例えばポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸カリ
ウムなどのポリアクリル酸塩、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)などのフッ素系樹脂、またはカルボキ
シメチルセルロース(CMC)等を挙げることができ
る。
【0019】前記導電性基板としては、例えばパンチド
メタル、エキスパンデッドメタル、穿孔剛板、ニッケル
ネットなどの二次元基板や、フェルト状金属多孔体や、
スポンジ状金属多孔体などの三次元基板を挙げることが
できる。
【0020】3)セパレータ このセパレータは、例えば、ポリオレフィン繊維やナイ
ロン繊維からなる不織布、同繊維からなる織布、もしく
はこれら不織布及び織布で複合化された複合シートから
形成することができる。前記セパレータをポリオレフィ
ン繊維から構成する場合、親水化処理を施すことが好ま
しい。この親水化処理としては、例えば、界面活性剤の
塗布、親水基を有するビニルモノマーのグラフト共重合
等を採用することができる。特に、前記セパレータはポ
リオレフィン系合成樹脂繊維を含むシート状物にカルボ
キシル基を有するビニルモノマーがグラフト共重合され
たものから形成されることが望ましい。
【0021】前記ポリオレフィン系合成樹脂繊維として
は、1種類のポリオレフィンからなる繊維、ポリオレフ
ィン繊維からなる芯材表面に前記ポリオレフィン繊維と
は異なるポリオレフィン繊維が被覆された芯鞘構造の複
合繊維、互いに異なるポリオレフィン繊維同士が円形に
接合された分割構造の複合繊維等を挙げることができ
る。前記ポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどを挙げることができる。
【0022】前記ポリオレフィン系合成樹脂繊維を含む
シート状物としては、例えば、前述したポリオレフィン
系合成樹脂繊維からなる不織布、同繊維からなる織布も
しくはこれら不織布及び織布で複合化された複合シート
を挙げることができる。前記不織布は、例えば、乾式
法、湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法等によっ
て作製される。
【0023】前記ポリオレフィン系合成樹脂繊維の平均
繊維径は、機械的強度、正極と負極の間のショート防止
の観点から、1〜20μmの範囲にすることが好まし
い。前記平均繊維径のより好ましい範囲は、3〜15μ
mである。
【0024】前記カルボキシル基を有するビニルモノマ
ーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、前記
アクリル酸や前記メタクリル酸のエステル類等を挙げる
ことができる。前記ビニルモノマーの中でも、アクリル
酸が好適である。
【0025】4)アルカリ電解液 前記アルカリ電解液としては、例えば、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム及び水酸化リチウムの混合液、水
酸化カリウム及び水酸化リチウムの混合液、水酸化ナト
リウムと水酸化リチウムの混合液等を挙げることができ
る。これらの電解液において、水酸化カリウムの濃度は
2.0〜6.0Nの範囲にすることが好ましく、水酸化
ナトリウムの濃度は1.0〜6.0N(より好ましくは
2.0〜5.0N)の範囲にすることが好ましく、水酸
化リチウムの濃度は0.3〜2.0N(より好ましくは
0.5〜1.5N)の範囲にすることが好ましい。 (第2工程)前記正極を重量で2段階以上の群に分ける
と共に、前記負極を重量で2段階以上の群に分ける。得
られた2つ以上の群から1つの群をそれぞれ選択し、選
択した群同士を組み合わせる。この組合せが最小段階の
群同士及び最大段階の群同士の組み合わせとならないよ
うにする。
【0026】この正負極の重量選別の一例を図2〜4を
参照して説明する。 (第1の選別方法)規格重量をW1 とした際に、重量が
製造公差の範囲内(W1 ±a%)にある正極を多数用意
し、重量範囲を二等分し、重量範囲が小さい方を第1群
とし、大きい方を第2群とする。一方、規格重量をW2
とした際に、重量が製造公差の範囲内(W2 ±b%)に
ある負極を多数用意し、重量範囲を二等分し、重量範囲
が小さい方を第a群とし、大きい方を第b群とする。図
2に示すように、第1群に属する正極と第b群に属する
負極とを組み合わせ、かつ第2群に属する正極と第a群
に属する負極とを組み合わせる。
【0027】(第2の選別方法)図3に示すように、規
格重量をW1 とした際に、重量が製造公差の範囲内(W
1 ±a%)にある正極を多数用意し、重量範囲を均等に
3つにわけ、重量領域を小さい方から順に第I群、第II
群、第III 群とする。一方、規格重量をW2 とした際
に、重量が製造公差の範囲内(W2 ±b%)にある負極
を多数用意し、重量範囲を均等に3つにわけ、重量領域
を小さい方から順に第r群、第s群、第t群とする。図
4に示すように、第I群に属する正極と第t群に属する
負極とを組み合わせ、第II群に属する正極と第s群に属
する負極とを組み合わせ、かつ第III群に属する正極と
第r群に属する負極とを組み合わせる。
【0028】(第3の選別方法)図5に示すように、規
格重量をW1 とした際に、重量が製造公差の範囲内(W
1 ±a%)にある正極を多数用意し、重量範囲を1:
2:1の3つにわけ(小さな重量の範囲及び大きな重量
の範囲をそれぞれ1とする)、小さな方から順に第i
群、第ii群、第iii 群とする。一方、規格重量をW2
した際に、重量が製造公差の範囲内(W2 ±b%)にあ
る負極を多数用意し、重量範囲を1:2:1の3つにわ
け(小さな重量の範囲及び大きな重量の範囲をそれぞれ
1とする)、小さな方から順に第x群、第y群、第z群
とする。図6に示すように、第i群に属する正極と第z
群に属する負極とを組み合わせ、第ii群に属する正極と
第y群に属する負極とを組み合わせ、かつ第iii 群に属
する正極と第x群に属する負極とを組み合わせる。
【0029】(第3工程)選択された群に属する正極と
負極の間にセパレータを介在して電極群を作製する。
【0030】(第4工程)前記電極群及びアルカリ電解
液を容器内に収納し、前記電極群と外部端子との接続を
行った後、封口してアルカリ二次電池を組み立てる。
【0031】前記アルカリ電解液の量C(cc)は、下
記(1)式で求められる電極群中の空隙体積V(cc)
の72〜80%に相当することが好ましい。 V(cc)={V1−(V2+V3+V4)} (1) 但し、V1は電極群を容器内に収納した状態での前記容
器内底面から前記電極群の上端までの容積(cc)、V
2は前記正極の実体積(ポロシティを除く体積,c
c)、V3は前記負極の実体積(ポロシティを除く体
積,cc)、V4は前記セパレータの実体積(ポロシテ
ィを除く体積,cc)を示す。
【0032】前記電解液量を前記範囲に規定するのは次
のような理由によるものである。前記電解液量C(c
c)を前記電極群中の空隙体積V(cc)の72%未満
にすると、電池内の電解液量(特に正負極間の電解液保
持量)が低下して充放電サイクル寿命が低下する恐れが
ある。一方、前記電解液量C(cc)が前記電極群中の
空隙体積V(cc)の80%を越えると、容器内の空隙
体積が不足して急速充電等によりガスが発生した際に漏
液を生じる恐れがある。
【0033】なお、前述した図1においては、正極と負
極とをその間にセパレータを介在させながら渦巻き状に
捲回して電極群を作製し、前記電極群を有底円筒形容器
内に収納したが、正極と負極とをその間にセパレータを
介在させながら交互に積層して電極群を作製し、前記電
極群を有底矩形筒状容器内に収納しても良い。
【0034】以上詳述したように本発明に係るアルカリ
二次電池の製造方法によれば、正極を重量で2段階以上
の群に分けると共に、負極を重量で2段階以上の群に分
け、前記2段階以上の群から1つの群をそれぞれ選択す
る際、最小段階の群に属するもの同士及び最大段階の群
に属するもの同士が組み合わさらないようにし、組み合
わせた群の正負極を用いて電極群を作製する。その結
果、セパレータの重量がばらついた場合にも、前記電極
群の重量が極端に大きくなったり、小さくなったりする
のを回避することができる。このため、高容量化のため
に電解液量を少なくせざるおえない際にも、優れた充放
電サイクル寿命を維持することができ、かつ急速充電等
に起因してガスが発生した際の漏液を防止することがで
きる。
【0035】さらに、アルカリ電解液の量を電極群中の
空隙体積の72%〜80%に相当する量にすることによ
って、充放電サイクル寿命及び急速充電特性をより一層
向上することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を詳細に説明
する。 実施例1 <正極の作製>水酸化ニッケル粒子90重量部及び一酸
化コバルト粒子10重量部からなる混合物に、結着剤と
してカルボキシルメチルセルロース0.3重量部及びポ
リテトラフルオロエチレンのディスパージョン(比重
1.5,固形分60wt%)を固形分換算で0.5重量
部を添加し、さらに水45重量部を添加して混練するこ
とによりペーストを調製した。このペーストをニッケル
メッキ繊維基板内に充填し、さらにその両面に前記ペー
ストを塗布し、乾燥し、ローラプレスすることによりペ
ースト式ニッケル正極を作製した。 <正極の群分け>得られた正極から重量が製造公差の範
囲内(規格値をW1 とした際、重量がW1 ±2.4%の
範囲内である)のものを選別した。重量が前記範囲内に
属する正極は全部で100個あった。この重量範囲をW
1 ―2.4%〜W1 の範囲(第1群の正極)と、W1
越え、かつW1 +2.4%までの範囲(第2群の正極)
とに二分割した。第1群の正極は50個あり、第2群の
正極は50個あった。 <負極の作製>LmNi4.0 Co0.4 Mn0.3 Al
0.3 (ただし、LmはLa富化ミッシュメタルである)
の組成からなる水素吸蔵合金粉末100重量部に、ポリ
アクリル酸ナトリウム0.5重量部、カルボキシメチル
セルロース0.125重量部、ポリテトラフルオロエチ
レンのディスパージョン(比重1.5,固形分60wt
%)を固形分換算で2.5重量部、カーボン粉末1.0
重量部及び水50重量部を加えてペーストを調製した。
その後、前記ペーストをパンチドメタルに塗布し、乾燥
し、成形することによりペースト式水素吸蔵合金負極を
作製した。 <負極の群分け>得られた負極から重量が製造公差の範
囲内(規格値をW2 とした際、重量がW2 ±2.7%の
範囲内である)のものを選別した。重量が前記範囲内に
属する負極は全部で100個あった。この重量範囲をW
2 ―2.7%〜W2 の範囲(第a群の負極)と、W2
越え、かつW2 +2.7%までの範囲(第b群の負極)
とに二分割した。第a群の負極は50個あり、第b群の
負極は50個あった。 <セパレータの作製>ポリプロピレン樹脂からスパンボ
ンド法を用いて、繊維径が10μmの長繊維からなり、
目付量が50g/m2 で、厚さが0.20mmの不織布
を作製した。つづいて、表面が平滑な第1ロールと、表
面に複数のピンポイント状の凹凸が形成された第2ロー
ルとを互いに対向して配置し、これらのロールを互いに
反対に回転させると共に130℃に加熱した後、これら
のロール間に前記不織布を通過させて前記第1ロールと
前記第2ロールの凸部とで加圧すると共に熱融着させて
エンボス加工を施した。ひきつづき、前記不織布に紫外
線を照射した後、アクリル酸水溶液に浸漬し、アクリル
酸モノマーをグラフト共重合させた。この不織布を洗浄
して未反応のアクリル酸を除去した後、乾燥し、裁断す
ることによりセパレータを多数作製した。得られたセパ
レータの実体積は、最小のものが0.9ccで、最大の
ものが1.2ccであった。 <正負極の選別及び電極群の作製>前記第1群の正極の
うちの最大重量の正極と、前記第b群の負極のうちの最
大重量の負極とを組み合わせた(図2のMax−1)。
この正負極の間に最大実体積(1.2cc)のセパレー
タを介在させ、渦巻き状に捲回することにより電極群を
作製した。また、前記第1群の正極のうちの最小重量の
正極と、前記第b群の負極のうちの最小重量の負極とを
組み合わせ(図2のMin−1)、この正負極の間に最
小実体積(0.9cc)のセパレータを介在させ、渦巻
き状に捲回することにより電極群を作製した。一方、前
記第2群の正極のうちの最大重量の正極と、前記第a群
の負極のうちの最大重量の負極とを組み合わせ(図2の
Max−2)、この正負極の間に最大実体積(1.2c
c)のセパレータを介在させ、渦巻き状に捲回すること
により電極群を作製した。また、前記第2群の正極のう
ちの最小重量の正極と、前記第a群の負極のうちの最小
重量の負極とを組み合わせ(図2のMin−2)、この
正負極の間に最小実体積(0.9cc)のセパレータを
介在させ、渦巻き状に捲回することにより電極群を作製
した。正負極及びセパレータの実体積を下記表1にそれ
ぞれ示す。 <電池の組立>各電極群を有底円筒状金属製容器内に収
納した後、7Nの水酸化カリウムおよび1Nの水酸化リ
チウムからなるアルカリ電解液3.9ccを前記容器内
に収容し、金属蓋体等の各部材を用い、4/3Aサイズ
で、理論容量が3500mAhの円筒形ニッケル水素二
次電池を組み立てた。
【0037】各二次電池について、容器の内容積(容器
内の底面から電極群の上端(セパレータの上端)に相当
する高さ)V1と、正極、負極及びセパレータの実体積
(V2〜V4)の合計を求め、前述した(1)式より電
極群の空隙Vを算出した。この空隙Vに対する電解液注
入量の比率を求め、その結果を下記表1に併記する。
【0038】実施例2 <正極の群分け>実施例1と同様にして得られた正極か
ら重量が製造公差の範囲内(規格値をW1 とした際、重
量がW1 ±2.4%の範囲内である)のものを選別し
た。重量が前記範囲内に属する正極は全部で100個あ
った。この重量範囲をW1 ―2.4%〜W1 ―0.8%
の範囲(第I群の正極)と、W1 ―0.8%を越え、か
つW1 +0.8%までの範囲(第II群の正極)と、W1
+0.8%を越え、かつW1+2.4%までの範囲(第I
II 群の正極)とに三分割した。第I群の正極は20個
あり、第II群の正極は60個あり、第III 群の正極は2
0個あった。 <負極の群分け>実施例1と同様にして得られた負極か
ら重量が製造公差の範囲内(規格値をW2 とした際、重
量がW2 ±2.7%の範囲内である)のものを選別し
た。重量が前記範囲内に属する負極は全部で100個あ
った。この重量範囲をW2 ―2.7%〜W2 ―0.9%
の範囲(第r群の負極)と、W2 ―0.9%を越え、か
つW2 +0.9%までの範囲(第s群の負極)と、W2
+0.9%を越え、かつW2+2.7%までの範囲(第
t群の負極)とに三分割した。第r群の負極は20個あ
り、第s群の負極は60個あり、第t群の負極は20個
あった。 <セパレータの作製>実施例1と同様にして実体積が
0.9cc〜1.2ccの範囲内にあるセパレータを多
数作製した。 <正負極の選別及び電極群の作製>前記第I群の正極の
うちの最大重量の正極と、前記第t群の負極のうちの最
大重量の負極とを組み合わせた(図4のMax−3)。
この正負極の間に最大実体積(1.2cc)のセパレー
タを介在させ、渦巻き状に捲回することにより電極群を
作製した。また、前記第I 群の正極のうちの最小重量の
正極と、前記第t群の負極のうちの最小重量の負極とを
組み合わせ(図4のMin−3)、この正負極の間に最
小実体積(0.9cc)のセパレータを介在させ、渦巻
き状に捲回することにより電極群を作製した。
【0039】前記第II群の正極のうちの最大重量の正極
と、前記第s群の負極のうちの最大重量の負極とを組み
合わせ(図4のMax−4)、この正負極の間に最大実
体積(1.2cc)のセパレータを介在させ、渦巻き状
に捲回することにより電極群を作製した。また、前記第
II群の正極のうちの最小重量の正極と、前記第s群の負
極のうちの最小重量の負極とを組み合わせ(図4のMi
n−4)、この正負極の間に最小実体積(0.9cc)
のセパレータを介在させ、渦巻き状に捲回することによ
り電極群を作製した。
【0040】さらに、前記第III 群の正極のうちの最大
重量の正極と、前記第r群の負極のうちの最大重量の負
極とを組み合わせ(図4のMax−5)、この正負極の
間に最大実体積(1.2cc)のセパレータを介在さ
せ、渦巻き状に捲回することにより電極群を作製した。
また、前記第III 群の正極のうちの最小重量の正極と、
前記第r群の負極のうちの最小重量の負極とを組み合わ
せ(図4のMin−5)、この正負極の間に最小実体積
(0.9cc)のセパレータを介在させ、渦巻き状に捲
回することにより電極群を作製した。正負極及びセパレ
ータの実体積を下記表2にそれぞれ示す。 <電池の組立>各電極群を有底円筒状金属製容器内に収
納した後、実施例1と同様なアルカリ電解液を前記容器
内に収容し、金属蓋体等の各部材を用い、4/3Aサイ
ズで、理論容量が3500mAhの円筒形ニッケル水素
二次電池を組み立てた。
【0041】各二次電池について、容器の内容積V1
と、正極、負極及びセパレータの実体積(V2〜V4)
の合計を求め、前述した(1)式より電極群の空隙Vを
算出した。この空隙Vに対する電解液注入量の比率を求
め、その結果を下記表2に併記する。
【0042】実施例3 <正極の群分け>実施例1と同様にして得られた正極か
ら重量が製造公差の範囲内(規格値をW1 とした際、重
量がW1 ±2.4%の範囲内である)のものを選別し
た。重量が前記範囲内に属する正極は全部で100個あ
った。この重量範囲をW1 ―2.4%〜W1 ―1.2%
の範囲(第i の正極)と、W1 ―1.2%を越え、かつ
1+1.2%までの範囲(第ii群の正極)と、W1
1.2%を越え、かつW1 +2.4%までの範囲(第ii
i 群の正極)とに三分割した。第i 群の正極は10個あ
り、第ii群の正極は80個あり、第iii 群の正極は10
個あった。 <負極の群分け>実施例1と同様にして得られた負極か
ら重量が製造公差の範囲内(規格値をW2 とした際、重
量がW2 ±2.7%の範囲内である)のものを選別し
た。重量が前記範囲内に属する負極は全部で100個あ
った。この重量範囲をW2 ―2.7%〜W2 ―1.35
%の範囲(第x群の負極)と、W2 ―1.35%を越
え、かつW2 +1.35%までの範囲(第y群の負極)
と、W2 +1.35%を越え、かつW2 +1.35%ま
での範囲(第z群の負極)とに三分割した。第x群の負
極は10個あり、第y群の負極は80個あり、第z群の
負極は10個あった。 <セパレータの作製>実施例1と同様にして実体積が
0.9cc〜1.2ccの範囲内にあるセパレータを多
数作製した。 <正負極の選別及び電極群の作製>前記第ii群の正極の
うちの最大重量の正極と、前記第y群の負極のうちの最
大重量の負極とを組み合わせた(図6のMax−6)。
この正負極の間に最大実体積(1.2cc)のセパレー
タを介在させ、渦巻き状に捲回することにより電極群を
作製した。また、前記第ii群の正極のうちの最小重量の
正極と、前記第y群の負極のうちの最小重量の負極とを
組み合わせ(図6のMin−6)、この正負極の間に最
小実体積(0.9cc)のセパレータを介在させ、渦巻
き状に捲回することにより電極群を作製した。正負極及
びセパレータの実体積を下記表3にそれぞれ示す。 <電池の組立>各電極群を有底円筒状金属製容器内に収
納した後、実施例1と同様なアルカリ電解液を前記容器
内に収容し、金属蓋体等の各部材を用い、4/3Aサイ
ズで、理論容量が3500mAhの円筒形ニッケル水素
二次電池を組み立てた。
【0043】各二次電池について、容器の内容積V1
と、正極、負極及びセパレータの実体積(V2〜V4)
の合計を求め、前述した(1)式より電極群の空隙Vを
算出した。この空隙Vに対する電解液注入量の比率を求
め、その結果を下記表3に併記する。
【0044】比較例 <正負極の組み合わせ>実施例1と同様にして得られた
正極から重量が製造公差の範囲内(規格値をW1 とした
際、重量がW1 ±2.4%の範囲内である)のものを選
別した。重量が前記範囲内に属する正極は全部で100
個あった。また、実施例1と同様にして得られた負極か
ら重量が製造公差の範囲内(規格値をW2 とした際、W
2 ±2.7%の範囲内である)のものを選別した。重量
が前記範囲内に属する負極は全部で100個あった。一
方、実施例1と同様にして実体積が0.9cc〜1.2
ccの範囲内にあるセパレータを多数作製した。これら
正負極及びセパレータを任意に組み合わせ、電極群の作
製を行った。
【0045】ここでは、前記正極のうちの最大重量の正
極と、前記負極のうちの最大重量の負極とを組み合わせ
(図7のMax−7)、この正負極の間に最大実体積
(1.2cc)のセパレータを介在させ、渦巻き状に捲
回することにより電極群を作製した。また、前記正極の
うちの最小重量の正極と、前記負極のうちの最小重量の
負極とを組み合わせ(図7のMin−7)、この正負極
の間に最小実体積(0.9cc)のセパレータを介在さ
せ、渦巻き状に捲回することにより電極群を作製した。
正負極及びセパレータの実体積を下記表4にそれぞれ示
す。 <電池の組立>各電極群を有底円筒状金属製容器内に収
納した後、実施例1と同様なアルカリ電解液を前記容器
内に収容し、金属蓋体等の各部材を用い、4/3Aサイ
ズで、理論容量が3500mAhの円筒形ニッケル水素
二次電池を組み立てた。
【0046】各二次電池について、容器の内容積V1
と、正極、負極及びセパレータの実体積(V2〜V4)
の合計を求め、前述した(1)式より電極群の空隙Vを
算出した。この空隙Vに対する電解液注入量の比率を求
め、その結果を下記表4に併記する。
【0047】得られたMax−1〜7及びMin−1〜
7の二次電池について、45℃の恒温槽中で24時間エ
ージングを行い、活性化初充電を施した。この後、2A
で−ΔV制御により充電した後、30分間休止し、2A
で電池電圧が1.0Vに達するまで放電する充放電を5
00回繰り返した。500回目の充放電における電解液
の漏液の有無、初期容量に対する500回目の放電容量
の比を100分率で求め、その結果を下記表5に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】表1〜5から明らかなように、実施例1〜
3の二次電池は、最大重量のセパレータと郡における最
大重量の正負極(Max−1〜6)とを用いて電極群を
作製したり、あるいは最小重量のセパレータと郡におけ
る最小重量の正負極(Min−1〜6)とを用いて電極
群を作製した際に、充放電による漏液を防止することが
でき、かつ容量維持率(サイクル寿命)を向上できるこ
とがわかる。これに対し、比較例の二次電池において
は、最大重量のセパレータと最大重量の正負極(Max
−7)が組み合わさると漏液を生じ、最小重量のセパレ
ータと最小重量の正負極(Min−7)が組み合わさる
と容量維持率が著しく低くなることがわかる。また、実
施例1〜3の残りの正負極からニッケル水素二次電池を
製造したところ、電極群の空隙体積Vに占めるアルカリ
電解液の量は、実施例1が72〜80%、実施例2が7
3〜79%、実施例3が72〜80%の範囲内になり、
いずれの二次電池も500サイクル時の容量維持率が8
0%以上で、かつこのサイクル後に漏液を生じないこと
を確認した。
【0054】なお、前述した実施例1〜3においては、
重量分布の正規分布が1であったため、重量範囲の分配
比と電極個数の分配比とが一致したが、重量範囲の分配
比と電極個数の分配比とを一致させる必要はない。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るアルカ
リ二次電池の製造方法によれば、適切な充放電サイクル
寿命を維持し、かつ急速な充電等によるガス発生時の漏
液を防止しつつ、高容量化を図ることができる等の顕著
な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法で製造されるアルカリ二次電
池の一例を示す部分切欠斜視図。
【図2】本発明に係る方法における正負極の組合せの一
例を示す模式図。
【図3】本発明に係る方法における正極の群分けの一例
を示す模式図。
【図4】本発明に係る方法における正負極の組合せの別
の例を示す模式図。
【図5】本発明に係る方法における正極の群分けの別の
例を示す模式図。
【図6】本発明に係る方法における正負極の組合せのさ
らに別の例を示す模式図。
【図7】比較例における正負極の組合せを示す模式図。
【符号の説明】
1…容器、 2…正極、 3…セパレータ、 4…負極、 5…電極群、 7…封口板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極を重量で2段階以上の群に分けると
    共に、負極を重量で2段階以上の群に分け、前記2段階
    以上の群から1つの群をそれぞれ選択する際、最小段階
    の群に属するもの同士及び最大段階の群に属するもの同
    士が組み合わさらないようにし、組み合わせた群の正負
    極を用いて電極群を作製することを特徴とするアルカリ
    二次電池の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記正極及び前記負極の重量は、製造公
    差の範囲内であることを特徴とする請求項1記載のアル
    カリ二次電池の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記電極群及び前記電極群中の空隙体積
    の72〜80%に相当する量のアルカリ電解液を容器内
    に収納することを特徴とする請求項1記載のアルカリ二
    次電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001078181A1 (fr) * 2000-04-05 2001-10-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Accumulateur nickel-hydrogene et assemblage correspondant
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