JPH11153290A - 真空断熱配管 - Google Patents

真空断熱配管

Info

Publication number
JPH11153290A
JPH11153290A JP9320976A JP32097697A JPH11153290A JP H11153290 A JPH11153290 A JP H11153290A JP 9320976 A JP9320976 A JP 9320976A JP 32097697 A JP32097697 A JP 32097697A JP H11153290 A JPH11153290 A JP H11153290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
vacuum
outer tube
male
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9320976A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Oikawa
一博 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9320976A priority Critical patent/JPH11153290A/ja
Publication of JPH11153290A publication Critical patent/JPH11153290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/06Arrangements using an air layer or vacuum
    • F16L59/065Arrangements using an air layer or vacuum using vacuum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/14Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
    • F16L59/141Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems in which the temperature of the medium is below that of the ambient temperature
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/14Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
    • F16L59/16Arrangements specially adapted to local requirements at flanges, junctions, valves or the like
    • F16L59/18Arrangements specially adapted to local requirements at flanges, junctions, valves or the like adapted for joints

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、部品点数が少なく、軽量な真
空断熱配管を提供することにある。 【解決手段】外管100と内管200の間の空間を真空
に保たつことにより、真空断熱配管10を構成する。外
管100及び内管200を薄肉管により形成され、外管
100のメス部側の端部の外周には、外管と一体形成さ
れた第1の突起部130形成され、外管100のオス部
側の基部には、外管100と一体形成された第2の突起
部140が形成される。第1及び第2の突起部は、2つ
の真空断熱配管を接続する際に、カップリング等により
接続固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空断熱配管に係
り、特に、低温液化ガスの移送に用いるのに好適な真空
断熱配管に関する。
【0002】
【従来の技術】液体窒素,液体ヘリウムや液体水素のよ
うな低温液化ガスは、宇宙技術,超伝導利用機器,半導
体研究機器,物性研究機器や医用機器等の各分野におい
て、使用されている。低温液化ガスは、一般に、液化ガ
ス貯槽に蓄えられており、この液化ガス貯槽から各種機
器まで、配管を用いて移送される。ここで、液化ガスは
高価であるとともに、移送途中において気化して移送量
がロスするという問題がある。このロスは移送距離が長
くなるほど問題化するため、液化ガスの移送用配管とし
ては、一般に、断熱性能に優れた真空断熱配管を用いら
れている。
【0003】従来用いられている真空断熱配管は、外管
と内管からなる2重管構造とし、外管と内管の間の空間
を真空とすることにより、断熱構造としている。配管の
1本の長さは、数m程度であり、この配管を複数本連結
して、液化ガス貯槽から各種機器までの移送ラインを形
成するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来の真空断
熱配管は、部品点数が多く、高価であるという問題があ
った。特に、配管同士を連結する連結部は、配管の端部
にフランジを溶接し、このフランジ同士を固定接続する
構造が一般的である。フランジは切削部品であるため、
外管や内管以外にも、配管の両端部のフランジが必要と
なり、また、オスフランジとメスフランジの間には、接
続用の遊導フランジも必要であるため、部品点数が増加
することになる。また、フランジは、切削部品であるた
め、配管全体に占めるフランジの重量が大きくなり、配
管自体の重量が重くなっていた。一例を上げると、従来
の4mの長さの真空断熱配管の重量は、約14kgであ
り、この内、フランジの重量は2kgとなっていた。さ
らに、フランジは、2重管を形成する外管と内管のそれ
ぞれの端部に溶接する必要があるため、溶接箇所が多
く、しかも、真空封止できる緻密な溶接が必要であるた
め、高価なものとなっている。
【0005】本発明の目的は、部品点数が少なく、軽量
な真空断熱配管を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、外管と、この外管の内部に挿入さ
れた内管とから構成され、上記外管と内管の間に形成さ
れた空間を真空に保たれるとともに、一端にオス部を有
し、他端にメス部を有する真空断熱配管において、上記
外管及び上記内管を薄肉管により形成するとともに、上
記外管の上記メス部側の端部であって上記外管の外周
に、上記外管と一体形成された第1の突起部と、上記外
管の上記オス部側の基部であって上記外管の外周に、上
記外管と一体形成された第1の突起部とを備えるように
したものである。かかる構成により、薄肉管を用いるこ
とにより、第1及び第2の突起部を一体形成することが
できるため、従来のような切削加工を不要として、部品
点数を少なくし、軽量化し得るものとなる。
【0007】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記内管は、その一部に、上記内管と一体形成されたベ
ロー部を備えるようにしたものである。かかる構成によ
り、従来は別体加工されていたベロー部を一体形成し
て、溶接作業やリークテスト等の作業工程を不要とし得
るものとなる。
【0008】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記外管は、上記オス部側であって上記外管の外周に、
上記外管と一体形成された凹部を備えるようにしたもの
である。かかる構成により、oリングを収納するための
凹部も一体成形し得るものとなる。
【0009】(4)上記(3)において、好ましくは、
上記凹部は、上記外管の上記オス部側の外周に、少なく
とも、2箇所形成するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、本発
明の一実施形態による真空断熱配管について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による真空断熱配管
の模式的な断面構造について説明する。
【0011】本実施形態による真空断熱配管10は、パ
イプ状の外管100と、パイプ状の内管200とから構
成されている。内管200は、外管100の内部に挿入
され、それぞれの端部A,Bは、アルゴン溶接されてい
る。外管100と内管200の間の空間Cは、真空に保
たれている。空間Cの真空度は、例えば、1×10-6
orrである。内管200の内部の空間Dは、液化ガス
を移送するための空間である。従って、空間Dは、真空
に保たれた空間Cによって、外界から断熱されており、
真空断熱配管の構造となっている。
【0012】なお、外管100は、外管本体パイプ11
0の端部に、外管本体パイプ110よりも外径の小さな
バイオネット断熱オスパイプ120がアルゴン溶接され
ている。
【0013】外管100は、第1の突起部130,第2
の突起部140及び2つの凹部150,155を備えて
いる。第1の突起部130及び第2の突起部140は、
パイプ状の外管100の外周に沿って、鍔状に形成され
ている。また、凹部150、155は、それぞれ、パイ
プ状の外管100の外周に沿って、円周方向の連続した
溝として形成されている。
【0014】外管100の材料としては、SUS304
を用いており、厚さtが0.4mmの薄肉管を用いてい
る。突起部130,140は、液圧成型により形成され
ている。また、凹部150,155はロール成型により
形成されている。第1の突起部130,第2の突起部1
40及び凹部150,155の形成方法については、図
2を用いて、後述する。
【0015】また、内管200は、大口径のバイオネッ
トメス部210と、メス部210より口径の小さいオス
部220と、オス部220の一部に形成されたベロー部
230とから構成されている。内管200の材料として
は、SUS304を用いており、厚さtが0.4mmの
薄肉管を用いている。オス部220及びベロー部230
は液圧成型により形成されている。ベロー部230は、
空間Dを流れる液化ガスによって内管200が収縮膨張
する際の熱収縮を吸収するために設けられている。
【0016】本実施形態においては、外管本体パイプ1
10の外径R1は、φ45mmとしている。また、オス
パイプ120の外径R2,即ち、本実施形態による真空
断熱配管10のオス部Eの外径R2は、φ29mmとし
ている。さらに、内管200のバイオネットメス部21
0の内径R3,即ち、本実施形態による真空断熱配管1
0のメス部Fの内径R3は、φ31mmとしている。本
実施形態による真空断熱配管の全長L1は、種々のもの
があり、例えば、1m,2m,3m,4mものがある。
オスパイプ120の全長L2は、例えば、150mmで
ある。
【0017】複数の配管を相互に接続する際には、第1
の配管の内管200のバイオネットメス部210に対し
て、第2の配管の外管のバイオネット断熱オスパイプ1
20の部分が挿入される。そして、第1の配管の第1の
突起部130と、第2の配管の第2の突起部140が近
接し、この第1及び第2の突起部130,140が、従
来のフランジの代わりとして、カップリングにより締結
固定され、2つの配管の相互接続が行われる。
【0018】次に、図2を用いて、本実施形態による真
空断熱配管に用いる外管100の構成について説明す
る。
【0019】外管100は、外管本体パイプ110の端
部に、外管本体パイプ110よりも外径の小さなバイオ
ネット断熱オスパイプ120がアルゴン溶接されて形成
されている。外管100は、第1の突起部130,第2
の突起部140及び凹部150,155を備えている。
第1の突起部130及び第2の突起部140は、パイプ
状の外管100の外周に沿って、鍔状に形成されてい
る。外管100の材料としては、SUS304を用いて
おり、厚さtが0.4mmの薄肉管を用いている。突起
部130,140は、型の中に外管本体パイプ110を
セットし、外管本体パイプ110の内部に水圧をかける
ことにより、外管本体パイプ110を型にそって膨張さ
せることにより、液圧成型によって形成されている。
【0020】さらに、外管本体パイプ110の一部に
は、真空封じ切りバルブ弁座160が形成されている。
真空封じ切りバルブ弁座160の台座の部分は、外管本
体パイプ110をバルジ加工することにより形成され、
この台座の上に、真空封じ切りバルブ弁座160が固定
されている。
【0021】また、バイオネット断熱オスパイプ120
の突起部140は、型の中にバイオネット断熱オスパイ
プ120をセットし、バイオネット断熱オスパイプ12
0の内部に水圧をかけることにより、バイオネット断熱
オスパイプ120を型にそって膨張させることにより、
液圧成型によって形成されている。バイオネット断熱オ
スパイプ120の凹部150,155は、バイオネット
断熱オスパイプ120の内部に型をセットし、バイオネ
ット断熱オスパイプ120の外部から水圧を掛けること
により、バイオネット断熱オスパイプ120を収縮し
て、液圧成型により、パイプ状の外管100の外周に沿
って、円周方向の連続した溝として形成されている。
【0022】本実施形態においては、外管100の材料
として、薄肉管(例えば、肉厚tが0.4mm)のもの
を用いているため、液圧成型やバルジ加工により、容易
に種々の形状に加工することができる。そして、液圧成
型により、第1及び第2の突起部130,140を形成
し、ロール成型によって凹部150,155を形成する
ことができるため、従来のフランジ等のような切削加工
を不要にできる。従って、重量を軽くできるとともに、
加工コストも低減できるため、外管100を安価に形成
することができる。
【0023】次に、図3を用いて、本実施形態による真
空断熱配管に用いる内管200の構成について説明す
る。
【0024】内管200は、大口径のバイオネットメス
部210と、メス部210より口径の小さいオス部22
0と、オス部220の一部に形成されたベロー部230
とから形成されている。内管200の材料としては、S
US304を用いており、厚さtが0.4mmの薄肉管
を用いている。オス部220及びベロー部230は、型
の中に内管200をセットし、内管200の内部に水圧
をかけることにより、内管200を型にそって膨張させ
ることにより、液圧成型によって形成されている。
【0025】また、内管200のバイオネットメス部2
10側の端部には、ヘラ絞りのメス端部240が形成さ
れている。さらに、内管200のオス部220側の端部
には、へら絞りのオス端部250が形成されている。
【0026】本実施形態においては、内管200の材料
として、薄肉管(例えば、肉厚tが0.4mm)のもの
を用いているため、液圧成型により、容易に種々の形状
に加工することができる。そして、液圧成型により、ベ
ロー部230を形成することができる。従来もベローは
形成されているが、内管とは別体にベローだけ形成した
後、そのベローの両端に内管のパイプを溶接する工程が
必要であったが、本実施形態では、ベローの別体加工
や、溶接作業を不要にできる。従って、重量を軽くでき
るとともに、加工コストも低減できるため、内管200
を安価に形成することができる。溶接部は、酸化等の材
質変化が発生するため、ピンホールやひび割れ等のリー
クの原因となり易いものである。特に、極低温となる溶
接部は高難度溶接技術及び低温リークテスト等の特殊な
作業工程が必要となるが、本実施形態においては、これ
らの特殊技術や作業工程が不要となるため、容易に製造
することができる。
【0027】次に、図4を用いて、本実施形態による真
空断熱配管の全体構成について説明する。なお、図1〜
図3と同一符号は、同一部分を示している。
【0028】本実施形態による真空断熱配管10は、図
2に示した外管100の中に、図3に内管200を挿入
し、その両端部をアルゴン溶接して固定している。そし
て、真空引き口165から外管100と内管200の間
の空間を真空引きして、真空断熱配管10が形成され
る。
【0029】なお、外管100と内管200の間には、
テフロンやグラスファイバーによって形成されたスペー
サ170を配置している。
【0030】次に、図5を用いて、本実施形態による真
空断熱配管を2本接続する場合について説明する。な
お、図1〜図3と同一符号は、同一部分を示している。
【0031】図5に示すように、第1の配管10Aと、
第2の配管10Bを相互に接続する際には、第1の配管
10Aの内管200Aのバイオネットメス部210Aに
対して、第2の配管10Bの外管のバイオネット断熱オ
スパイプ120Bの部分が挿入される。第2の配管10
Bのバイオネット断熱オスパイプ120Bに形成された
凹部150B,155Bには、oリング20,25が係
止され、内部を移送される液化ガスをシールしている。
【0032】さらに、本実施形態においては、第1の配
管10Aの第1の突起部130Aと、第2の配管の第2
の突起部140Bが近接し、この第1及び第2の突起部
130A,140Bが、従来のフランジの代わりとして
用いられ、カップリング30により締結固定され、2つ
の配管10A,10Bの相互接続が行われる。
【0033】図5に示した2つの配管10A,10Bの
接続状態において、外管100A,100Bと、内管2
00A,200Bの間の空間Cは、真空(例えば、1×
10-6Torr)に保たれ、内管200A,200Bの
内部の空間Dを移送される液化ガスを、外管100A,
100Bの外部に対して、真空断熱することができる。
【0034】なお、oリング20と、oリング25の間
の空間は、空気が満たされており、真空断熱の効果は得
られないが、真空断熱配管10A,10Bの外部の大気
からの熱は、第1の配管10Aと第2の配管10Bとの
接続部Gから、oリング20とoリング25の間の空間
を経て、oリング20の位置Hにおいて液化ガスに伝わ
ることになるため、G−H間の距離を長くすることによ
り、伝熱の影響を低減している。ちなみに、G−H間の
距離は、約150mmとしている。
【0035】本実施形態によれば、薄肉管により外管と
内管を形成、フランジに相当する第1と第2の突起部を
液圧成型により形成するため、真空断熱配管の全体の重
量を従来よりも軽量化することができる。例えば、単一
の配管の全長が4mのものにおいて、従来は、約14k
gの重量があったのに対して、本実施形態においては、
同一長さで2.4kgまで軽量化できた。
【0036】また、内管200を薄肉管により形成して
いるため、互いに接続された真空断熱配管内に初めて液
化ガスを導入する初期冷却時にも、内管200の熱容量
が小さいため、初期冷却が容易となり、液化ガス貯槽か
ら真空断熱配管によって接続された各種研究機器までの
配管システムの立ち上げ時間を短縮することができる。
ちなみに、従来の真空断熱配管においては、例えば、厚
さ1.65mmの厚肉管が使用されている。
【0037】以上説明したように、図1〜図5に示した
本実施形態による真空断熱配管10によれば、外管10
0の材料として、薄肉管を用い、液圧成型により各種部
品を一体的に形成するようにしているため、従来のよう
な切削加工を不要にでき、、重量を軽くできるととも
に、安価に形成することができる。また、内管200も
同様にして、重量を軽くできるとともに、安価に形成す
ることができる。従って、真空断熱配管10自体の重量
を軽くできるとともに、安価に形成することができる。
【0038】また、内管200を薄肉管により形成して
いるため、初期冷却が容易となり、立ち上げ時間を短縮
することができる。
【0039】次に、図6及び図7を用いて、本実施形態
による真空断熱配管の他の形状への適用例について説明
する。なお、図1〜図5と同一符号は、同一部分を示し
ている。
【0040】図6は、本実施形態による真空断熱配管
を、90度エルボー型真空断熱配管10Cに適用したも
のである。真空断熱配管10Cは、外管100Cと、内
管200Cによって、構成される。内管200Cは、所
定の形状に液圧成型された後、90度曲げ加工される。
外管100Cは、少なくとも、3つの部材から構成さ
れ、内管200Cを順次挿入した後、互いに溶接して、
外管100Cとする。外管100Cと、内管200Cの
両端部をアルゴン溶接して固定している。そして、真空
引き口160から外管100Cと内管200Cの間の空
間を真空引きして、真空断熱配管10Cが形成される。
【0041】外管100Cには、第1及び第2の突起部
130,140が形成されている。オス部Eは、他の真
空断熱配管のメス部に挿入され、また、メス部Fには、
他の真空断熱配管のオス部が挿入され、互いに、接続さ
れる。
【0042】図7は、本実施形態による真空断熱配管
を、T字型真空断熱配管10Dに適用したものである。
真空断熱配管10Dは、外管100Dと、内管200D
により構成される。外管100D及び内管200Dとも
に、2部材から構成され、直管形の外管部材に直管形の
内管部材を挿入した後、分岐管部分の内管部材及び外管
部材を溶接する。さらに、外管と内管の端部をアルゴン
溶接して固定している。そして、真空引き口160から
外管100Dと内管200Dの間の空間を真空引きし
て、真空断熱配管10Dが形成される。
【0043】外管100Dには、第1及び第2の突起部
130,140A,140Bが形成されている。オス部
Eは、他の真空断熱配管のメス部に挿入され、また、メ
ス部Fには、他の真空断熱配管のオス部が挿入され、互
いに、接続される。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、真空断熱配管の部品点
数を少なくし、そして、軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による真空断熱配管の模式
的な構造を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態による真空断熱配管に用い
る外管の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態による真空断熱配管に用い
る内管の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態による真空断熱配管の全体
構成を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態による真空断熱配管の接続
構造を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施形態による真空断熱配管のエル
ボー型への適用例を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施形態による真空断熱配管のT字
型への適用例を示す断面図である。
【符号の説明】
10…真空断熱配管 100…外管 110…外管本体パイプ 120…バイオネット断熱オスパイプ 130,140…突起部 150…凹部 200…内管 210…バイオネットメス部 220…オス部 230…ベロー部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管と、この外管の内部に挿入された内管
    とから構成され、上記外管と内管の間に形成された空間
    を真空に保たれるとともに、一端にオス部を有し、他端
    にメス部を有する真空断熱配管において、 上記外管及び上記内管を薄肉管により形成するととも
    に、 上記外管の上記メス部側の端部であって上記外管の外周
    に、上記外管と一体形成された第1の突起部と上記外管
    の上記オス部側の基部であって上記外管の外周に、上記
    外管と一体形成された第2の突起部とを備えたことを特
    徴とする真空断熱配管。
  2. 【請求項2】請求項1記載の真空断熱配管において、 上記内管は、その一部に、上記内管と一体形成されたベ
    ロー部を備えたことを特徴とする真空断熱配管。
  3. 【請求項3】請求項1記載の真空断熱配管において、 上記外管は、上記オス部側であって上記外管の外周に、
    上記外管と一体形成された凹部を備えたことを特徴とす
    る真空断熱配管。
  4. 【請求項4】請求項3記載の真空断熱配管において、 上記凹部は、上記外管の上記オス部側の外周に、少なく
    とも、2箇所形成されたことを特徴とする真空断熱配
    管。
JP9320976A 1997-11-21 1997-11-21 真空断熱配管 Pending JPH11153290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9320976A JPH11153290A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 真空断熱配管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9320976A JPH11153290A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 真空断熱配管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11153290A true JPH11153290A (ja) 1999-06-08

Family

ID=18127409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9320976A Pending JPH11153290A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 真空断熱配管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11153290A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208665A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Ckd Corp 真空二重配管、及びその接続構造
CN102748561A (zh) * 2012-07-11 2012-10-24 青岛绿科汽车燃气开发有限公司 一种管路保温装置
CN104406011A (zh) * 2014-10-27 2015-03-11 宁夏天纵泓光余热发电技术有限公司 矿热炉烟气真空保温管
WO2016059755A1 (ja) * 2014-10-16 2016-04-21 川崎重工業株式会社 低温流体用真空断熱二重管の継手構造
JP2016526647A (ja) * 2013-07-15 2016-09-05 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 加圧流体を輸送するための配管接続部
JP2020502461A (ja) * 2016-11-15 2020-01-23 エイチ. リード、アールネ 微小孔構造の絶縁体によって強化された真空絶縁物品
US11320086B2 (en) 2017-08-25 2022-05-03 Concept Group Llc Multiple geometry and multiple material insulated components
WO2022124377A1 (ja) * 2020-12-09 2022-06-16 京セラ株式会社 気泡率センサ、これを用いた流量計および極低温液体移送管
US11548717B2 (en) 2016-11-15 2023-01-10 Concept Group Llc Multiply-insulated assemblies
EP4174357A1 (fr) * 2021-10-28 2023-05-03 Airbus SAS Ensemble de connexion optimise entre deux portions d'une canalisation pour le transport d'un fluide cryogenique, comprenant une chambre d'isolation thermique additionnelle et une chambre d'expansion de fluide

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208665A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Ckd Corp 真空二重配管、及びその接続構造
CN102748561A (zh) * 2012-07-11 2012-10-24 青岛绿科汽车燃气开发有限公司 一种管路保温装置
JP2016526647A (ja) * 2013-07-15 2016-09-05 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 加圧流体を輸送するための配管接続部
US9903514B2 (en) 2013-07-15 2018-02-27 Siemens Aktiengesellschaft Pipe connection for conducting a pressurized fluid
WO2016059755A1 (ja) * 2014-10-16 2016-04-21 川崎重工業株式会社 低温流体用真空断熱二重管の継手構造
CN104406011A (zh) * 2014-10-27 2015-03-11 宁夏天纵泓光余热发电技术有限公司 矿热炉烟气真空保温管
JP2020502461A (ja) * 2016-11-15 2020-01-23 エイチ. リード、アールネ 微小孔構造の絶縁体によって強化された真空絶縁物品
US11548717B2 (en) 2016-11-15 2023-01-10 Concept Group Llc Multiply-insulated assemblies
US11320086B2 (en) 2017-08-25 2022-05-03 Concept Group Llc Multiple geometry and multiple material insulated components
WO2022124377A1 (ja) * 2020-12-09 2022-06-16 京セラ株式会社 気泡率センサ、これを用いた流量計および極低温液体移送管
EP4174357A1 (fr) * 2021-10-28 2023-05-03 Airbus SAS Ensemble de connexion optimise entre deux portions d'une canalisation pour le transport d'un fluide cryogenique, comprenant une chambre d'isolation thermique additionnelle et une chambre d'expansion de fluide
FR3128760A1 (fr) * 2021-10-28 2023-05-05 Airbus Ensemble de connexion optimise entre deux portions d’une canalisation pour le transport d’un fluide cryogenique, comprenant une chambre d’isolation thermique additionnelle et une chambre d’expansion de fluide.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080169037A1 (en) Cryogenic bayonet connection
JP5795406B2 (ja) 液化天然ガス輸送用パイプ
US3369826A (en) Cryogenic fluid transfer conduit
US3068026A (en) Cryogenic fluid transfer line coupling
US3275345A (en) Conduit system and coupling means therefor, for conveying cryogenic fluids
EP1125078B1 (en) Vacuum insulated pipe
JPH11153290A (ja) 真空断熱配管
NL192129C (nl) Door vacuum geisoleerde pijpleidingsectie voor een transportleiding voor fluida.
US3765705A (en) Vacuum-insulated pipeline
BRPI0708415A2 (pt) método para estabelecer um sistema de isolamento criogênico
EP1812742A2 (en) Cryogenic piping system
JP3694405B2 (ja) 流体輸送配管用断熱管
US3280849A (en) Heat insulated fluid container
JP2016070374A (ja) 低温流体用真空断熱二重管の高断熱継手構造
JPH1194188A (ja) 真空断熱体、真空断熱管及び真空断熱熱輸送配管
US3351224A (en) Vacuum jacket construction
JP2000028080A (ja) 流体保温輸送管
GB1567373A (en) Vacuum-insulated conduit joints
CN210950390U (zh) 一种耐高温非金属补偿器
KR102443559B1 (ko) 액화수소 이송용 진공단열배관의 신축조인트
JPH0389099A (ja) 低温液化ガス移送管構造及びその継手構造
JPH071593Y2 (ja) 極低温流体移送用配管の継手構造
JPS634876Y2 (ja)
CN220566850U (zh) 密封结构及真空管系统
JPH0532717Y2 (ja)