JPH11153155A - 電磁クラッチ - Google Patents
電磁クラッチInfo
- Publication number
- JPH11153155A JPH11153155A JP9366447A JP36644797A JPH11153155A JP H11153155 A JPH11153155 A JP H11153155A JP 9366447 A JP9366447 A JP 9366447A JP 36644797 A JP36644797 A JP 36644797A JP H11153155 A JPH11153155 A JP H11153155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- electromagnetic clutch
- elastic body
- armature plate
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きなダンピング効果が得られ、しかも騒音
の小さい電磁クラッチを提供する。 【解決手段】 ダンパーゴム50を備えている電磁クラ
ッチ1において、通電停止時にアーマチュアプレート3
0を元の位置に復帰させるダンパーゴム50の一部分を
半径方向の外側から支持する環状の外側カバー41を、
アーマチュアプレート30に固定し、ダンパーゴム50
の残り部分を半径方向の内側から支持する環状の内側カ
バー42を、ハブプレート11に固定し、ダンパーゴム
50を両カバー41,42とハブプレート11との間で
圧縮する。
の小さい電磁クラッチを提供する。 【解決手段】 ダンパーゴム50を備えている電磁クラ
ッチ1において、通電停止時にアーマチュアプレート3
0を元の位置に復帰させるダンパーゴム50の一部分を
半径方向の外側から支持する環状の外側カバー41を、
アーマチュアプレート30に固定し、ダンパーゴム50
の残り部分を半径方向の内側から支持する環状の内側カ
バー42を、ハブプレート11に固定し、ダンパーゴム
50を両カバー41,42とハブプレート11との間で
圧縮する。
Description
【0001】この発明は電磁クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁クラッチとして、回転軸に固
定されるハブプレートと、回転軸の軸周りに回転駆動さ
れるロータと、通電時に前記ロータに吸着されるアーマ
チュアプレートと、通電停止時に前記アーマチュアプレ
ートを元の位置に復帰させるとともに、アーマチュアプ
レートとハブプレートとの間に介在するダンパーゴムと
を備えるものがある(特開平7−27146号公報)。
定されるハブプレートと、回転軸の軸周りに回転駆動さ
れるロータと、通電時に前記ロータに吸着されるアーマ
チュアプレートと、通電停止時に前記アーマチュアプレ
ートを元の位置に復帰させるとともに、アーマチュアプ
レートとハブプレートとの間に介在するダンパーゴムと
を備えるものがある(特開平7−27146号公報)。
【0003】ダンパーゴムはプロジェクション溶接等で
ハブプレートに固着された別体の容器内に収容され、ダ
ンパーゴムを貫通してアーマチュアプレート側に突出す
るリベットによってアーマチュアプレートに固定されて
いる。
ハブプレートに固着された別体の容器内に収容され、ダ
ンパーゴムを貫通してアーマチュアプレート側に突出す
るリベットによってアーマチュアプレートに固定されて
いる。
【0004】通電停止時、ダンパーゴムの作用によって
アーマチュアプレートがロータから離れた位置に保持さ
れているので、ベルトからロータに伝達される回転動力
はアーマチュアプレート及びハブプレートには伝達され
ず、ロータだけが空転する。
アーマチュアプレートがロータから離れた位置に保持さ
れているので、ベルトからロータに伝達される回転動力
はアーマチュアプレート及びハブプレートには伝達され
ず、ロータだけが空転する。
【0005】通電時、アーマチュアプレートをロータへ
吸引する力が発生すると、リベットの頭部がアーマチュ
アプレートに加わった吸引力によって、ダンパーゴムを
軸方向に圧縮する。
吸引する力が発生すると、リベットの頭部がアーマチュ
アプレートに加わった吸引力によって、ダンパーゴムを
軸方向に圧縮する。
【0006】アーマチュアプレートがロータに吸着する
と、ロータの回転トルクがアーマチュアプレート、リベ
ット、ダンパーゴム、ハブプレートを介して圧縮機の回
転軸に伝達され、圧縮機が駆動される。
と、ロータの回転トルクがアーマチュアプレート、リベ
ット、ダンパーゴム、ハブプレートを介して圧縮機の回
転軸に伝達され、圧縮機が駆動される。
【0007】このとき、ダンパーゴムはリベットによっ
て容器に押し付けられて弾性変形し、ロータとアーマチ
ュアプレートとが吸着したときの急激な回転トルクの伝
達による衝撃が緩和される。
て容器に押し付けられて弾性変形し、ロータとアーマチ
ュアプレートとが吸着したときの急激な回転トルクの伝
達による衝撃が緩和される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の電磁ク
ラッチでは、リベットとダンパーゴムとの接着強度を保
持したり、リベットをアーマチュアプレートにカシメて
いる部分に強度を持たせたりするためには、リベットの
径を大きくしなければならない。その結果、容器内に収
容されるダンパーゴムの体積は小さくなり、ダンピング
効果が小さくなってしまうという問題がある。
ラッチでは、リベットとダンパーゴムとの接着強度を保
持したり、リベットをアーマチュアプレートにカシメて
いる部分に強度を持たせたりするためには、リベットの
径を大きくしなければならない。その結果、容器内に収
容されるダンパーゴムの体積は小さくなり、ダンピング
効果が小さくなってしまうという問題がある。
【0009】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は大きなダンピング効果が得られる
電磁クラッチを提供することである。
たもので、その課題は大きなダンピング効果が得られる
電磁クラッチを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明の電磁クラッチは、回転軸に固定さ
れるハブプレートと、前記回転軸の軸周りに回転駆動さ
れるロータと、通電時に前記ロータに吸着されるアーマ
チュアプレートと、通電停止時に前記アーマチュアプレ
ートを元の位置に復帰させるとともに、前記アーマチュ
アプレートと前記ハブプレートとの間に介在する弾性体
とを備えている電磁クラッチにおいて、前記アーマチュ
アプレートに固定され、前記弾性体の一部分を支持する
環状の外側カバーと、前記ハブプレートに固定され、前
記弾性体の残り部分を支持する環状の内側カバーとを備
え、前記弾性体が前記両カバーと前記ハブプレートとの
間で変形されることを特徴とする。
請求項1記載の発明の電磁クラッチは、回転軸に固定さ
れるハブプレートと、前記回転軸の軸周りに回転駆動さ
れるロータと、通電時に前記ロータに吸着されるアーマ
チュアプレートと、通電停止時に前記アーマチュアプレ
ートを元の位置に復帰させるとともに、前記アーマチュ
アプレートと前記ハブプレートとの間に介在する弾性体
とを備えている電磁クラッチにおいて、前記アーマチュ
アプレートに固定され、前記弾性体の一部分を支持する
環状の外側カバーと、前記ハブプレートに固定され、前
記弾性体の残り部分を支持する環状の内側カバーとを備
え、前記弾性体が前記両カバーと前記ハブプレートとの
間で変形されることを特徴とする。
【0011】弾性体がリベットを用いることなく支持さ
れるので、リベットを用いない分だけダンパーゴムの体
積を大きくでき、またリベットがハブ等と接触すること
もない。
れるので、リベットを用いない分だけダンパーゴムの体
積を大きくでき、またリベットがハブ等と接触すること
もない。
【0012】請求項2の発明の電磁クラッチは、請求項
1に記載の電磁クラッチにおいて、前記アーマチュアプ
レートは、環状の外側プレートと、この外側プレートの
内側に間隔をおいて配置された環状の内側プレートとか
らなり、前記外側プレートと前記内側プレートとが前記
外側カバーを介して連結されていることを特徴とする。
1に記載の電磁クラッチにおいて、前記アーマチュアプ
レートは、環状の外側プレートと、この外側プレートの
内側に間隔をおいて配置された環状の内側プレートとか
らなり、前記外側プレートと前記内側プレートとが前記
外側カバーを介して連結されていることを特徴とする。
【0013】外側プレートと内側プレートとが間隔をお
いて配置されているので、外側プレートと内側プレート
との間は磁気的に遮断される。
いて配置されているので、外側プレートと内側プレート
との間は磁気的に遮断される。
【0014】請求項3の発明の電磁クラッチは、請求項
2に記載の電磁クラッチにおいて、前記外側カバーが非
磁性体であることを特徴とする。
2に記載の電磁クラッチにおいて、前記外側カバーが非
磁性体であることを特徴とする。
【0015】外側カバーを非磁性体としたので、外側カ
バーからの磁気洩れがなくなる。
バーからの磁気洩れがなくなる。
【0016】請求項4の発明の電磁クラッチは、請求項
1に記載の電磁クラッチにおいて、前記弾性体の中心部
に、前記弾性体より剛性の高い材料で形成された芯部が
設けられていることを特徴とする。
1に記載の電磁クラッチにおいて、前記弾性体の中心部
に、前記弾性体より剛性の高い材料で形成された芯部が
設けられていることを特徴とする。
【0017】弾性体の中心に、弾性体より剛性の高い材
料から構成される芯部が設けられたので、通電時、弾性
体が芯部によって軸方向へ変形する。
料から構成される芯部が設けられたので、通電時、弾性
体が芯部によって軸方向へ変形する。
【0018】請求項5の発明の電磁クラッチは、請求項
1に記載の電磁クラッチにおいて、前記弾性体に前記外
側カバー及び前記内側カバーからの離脱を阻止するため
の係合部が形成されていることを特徴とする。
1に記載の電磁クラッチにおいて、前記弾性体に前記外
側カバー及び前記内側カバーからの離脱を阻止するため
の係合部が形成されていることを特徴とする。
【0019】弾性体に外側カバー及び内側カバーからの
離脱を阻止するための係合部が形成されているので、係
合部と外側カバー及び内側カバーとが確実に係合し、係
合部が外側カバー及び内側カバーから離脱せず、ロータ
は回転軸に大きな回転トルクを伝達することができる。
離脱を阻止するための係合部が形成されているので、係
合部と外側カバー及び内側カバーとが確実に係合し、係
合部が外側カバー及び内側カバーから離脱せず、ロータ
は回転軸に大きな回転トルクを伝達することができる。
【0020】請求項6の発明の電磁クラッチは、回転軸
に固定されるハブプレートと、前記回転軸の軸周りに回
転駆動されるロータと、通電時に前記ロータに吸着され
るアーマチュアプレートと、通電停止時に前記アーマチ
ュアプレートを元の位置に復帰させるとともに、前記ア
ーマチュアプレートと前記ハブプレートとの間に介在す
る弾性体とを備えている電磁クラッチにおいて、前記弾
性体の中央に回転軸と平行に延びる孔を形成し、前記ア
ーマチュアプレートに固定され、前記弾性体の外周部を
支持する三角形状のカバーと、前記ハブプレートに設け
られ、前記孔と嵌合して前記弾性体の内周部を支持する
突起とを備え、前記弾性体が前記カバーと前記ハブプレ
ートとの間で圧縮されていることを特徴とする。
に固定されるハブプレートと、前記回転軸の軸周りに回
転駆動されるロータと、通電時に前記ロータに吸着され
るアーマチュアプレートと、通電停止時に前記アーマチ
ュアプレートを元の位置に復帰させるとともに、前記ア
ーマチュアプレートと前記ハブプレートとの間に介在す
る弾性体とを備えている電磁クラッチにおいて、前記弾
性体の中央に回転軸と平行に延びる孔を形成し、前記ア
ーマチュアプレートに固定され、前記弾性体の外周部を
支持する三角形状のカバーと、前記ハブプレートに設け
られ、前記孔と嵌合して前記弾性体の内周部を支持する
突起とを備え、前記弾性体が前記カバーと前記ハブプレ
ートとの間で圧縮されていることを特徴とする。
【0021】弾性体の孔とハブプレートの突起とが嵌合
しているので、通電時、弾性体とハブプレートとが一体
となって回転する。このとき、弾性体が回転方向へ圧縮
されるので、弾性体によってアーマチュアプレートに伝
達される回転トルクが緩和される。
しているので、通電時、弾性体とハブプレートとが一体
となって回転する。このとき、弾性体が回転方向へ圧縮
されるので、弾性体によってアーマチュアプレートに伝
達される回転トルクが緩和される。
【0022】請求項7の発明の電磁クラッチは、請求項
7に記載の電磁クラッチにおいて、前記突起の断面が楕
円形であり、その長軸が前記回転軸のラジアル方向と一
致していることを特徴とする。
7に記載の電磁クラッチにおいて、前記突起の断面が楕
円形であり、その長軸が前記回転軸のラジアル方向と一
致していることを特徴とする。
【0023】突起の断面が楕円形であり、その長軸が回
転軸のラジアル方向と一致しているので、回転方向の弾
性体の体積を大きくでき、弾性体のダンピング効果を有
効に利用できる。
転軸のラジアル方向と一致しているので、回転方向の弾
性体の体積を大きくでき、弾性体のダンピング効果を有
効に利用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0025】図1はこの発明の第1実施形態に係る電磁
クラッチの断面図である。
クラッチの断面図である。
【0026】電磁クラッチ1は、冷媒圧縮機の回転軸に
装着されたハブ10と、ラジアル軸受3を介して回転可
能に支持され、冷媒圧縮機の回転軸2を回転中心として
エンジン(図示せず)からの回転力によって回転するロ
ータ20と、電磁コイル21の通電時、ロータ20に吸
着されるアーマチュアプレート30と、アーマチュアプ
レート30に周方向に沿って設けられ、電磁コイル21
の非通電時、アーマチュアプレート30を原点位置に復
帰させる3つのダンパーゴム(弾性体)50とを備えて
いる。
装着されたハブ10と、ラジアル軸受3を介して回転可
能に支持され、冷媒圧縮機の回転軸2を回転中心として
エンジン(図示せず)からの回転力によって回転するロ
ータ20と、電磁コイル21の通電時、ロータ20に吸
着されるアーマチュアプレート30と、アーマチュアプ
レート30に周方向に沿って設けられ、電磁コイル21
の非通電時、アーマチュアプレート30を原点位置に復
帰させる3つのダンパーゴム(弾性体)50とを備えて
いる。
【0027】ハブ10は、冷媒圧縮機の回転軸2にボル
ト5によって装着される円筒部12と、この円筒部12
の一端に一体に設けられるハブプレート11とで構成さ
れている。
ト5によって装着される円筒部12と、この円筒部12
の一端に一体に設けられるハブプレート11とで構成さ
れている。
【0028】ロータ20の外周面にはプーリ60が一体
に設けられ、プーリ60にはベルト(図示せず)が巻き
掛けられ、ロータ20はベルトを介してエンジンのクラ
ンクシャフトに連結されている。
に設けられ、プーリ60にはベルト(図示せず)が巻き
掛けられ、ロータ20はベルトを介してエンジンのクラ
ンクシャフトに連結されている。
【0029】ダンパーゴム50は外側カバー41と内側
カバー42とハブプレート11とによって軸方向に圧縮
され、プリセットがかけられている。
カバー42とハブプレート11とによって軸方向に圧縮
され、プリセットがかけられている。
【0030】外側カバー41はアーマチュアプレート3
0に固定され、内側カバー42はハブプレート11に固
定されている。
0に固定され、内側カバー42はハブプレート11に固
定されている。
【0031】図2はアーマチュアプレートの平面図、図
3はアーマチュアプレートの斜視図である。ただし、図
3ではボルトは図示されていない。
3はアーマチュアプレートの斜視図である。ただし、図
3ではボルトは図示されていない。
【0032】アーマチュアプレート30は、例えば低炭
素鋼からなり、外側環状部(外側プレート)31とこの
外側環状部31の内側に磁気遮断部(銅や樹脂等の非磁
性体で形成されている)32を介して結合された内側環
状部(内側プレート)33とで構成されている(図1参
照)。
素鋼からなり、外側環状部(外側プレート)31とこの
外側環状部31の内側に磁気遮断部(銅や樹脂等の非磁
性体で形成されている)32を介して結合された内側環
状部(内側プレート)33とで構成されている(図1参
照)。
【0033】外側環状部31には外側カバー41が12
0゜の間隔で設けた3つのリベット43によって固着さ
れている。
0゜の間隔で設けた3つのリベット43によって固着さ
れている。
【0034】外側カバー41は環状であり、外側カバー
41には回転軸2(ボルト5)を中心とする同一円周上
に3つの半円筒部41A〜41Cが120゜の間隔で形
成されている。これらの半円筒部41A〜41Cが円板
状のダンパーゴム50の外周面の一部を半径方向の外側
から支持する。
41には回転軸2(ボルト5)を中心とする同一円周上
に3つの半円筒部41A〜41Cが120゜の間隔で形
成されている。これらの半円筒部41A〜41Cが円板
状のダンパーゴム50の外周面の一部を半径方向の外側
から支持する。
【0035】ハブプレート11はほぼ三角形状をなし、
このハブプレート11には環状の内側カバー42が回転
軸2を中心とする同一円周上に、120゜の間隔で配置
されたリベット44によって固着されている。
このハブプレート11には環状の内側カバー42が回転
軸2を中心とする同一円周上に、120゜の間隔で配置
されたリベット44によって固着されている。
【0036】内側カバー42には回転軸2(ボルト5)
を中心とする同一円周上に3つの半円筒部42A〜42
Cが120゜の間隔で3つ形成されている。これらの半
円筒部42A〜42Cが円板状のダンパーゴム50の外
周面の一部を半径方向の内側から支持する。
を中心とする同一円周上に3つの半円筒部42A〜42
Cが120゜の間隔で3つ形成されている。これらの半
円筒部42A〜42Cが円板状のダンパーゴム50の外
周面の一部を半径方向の内側から支持する。
【0037】電磁コイル21に通電していないときに
は、3つのダンパーゴム50の軸方向の弾性力によって
アーマチュアプレート30がロータ20から所定の間隔
を隔てた位置に保持される。
は、3つのダンパーゴム50の軸方向の弾性力によって
アーマチュアプレート30がロータ20から所定の間隔
を隔てた位置に保持される。
【0038】このため、エンジンからベルト、プーリ6
0を介してロータ20に伝達される回転動力は、アーマ
チュアプレート30、ダンパーゴム50、ハブプレート
11等へ伝達されず、ロータ20だけがラジアル軸受3
の外周側で空転する。
0を介してロータ20に伝達される回転動力は、アーマ
チュアプレート30、ダンパーゴム50、ハブプレート
11等へ伝達されず、ロータ20だけがラジアル軸受3
の外周側で空転する。
【0039】電磁コイル21に通電されると、起磁力が
発生して、ロータ20及びアーマチュアプレート30に
磁束が発生し、アーマチュアプレート30がロータ20
側に吸引される。
発生して、ロータ20及びアーマチュアプレート30に
磁束が発生し、アーマチュアプレート30がロータ20
側に吸引される。
【0040】これにより、外側カバー41と内側カバー
42とによって3つのダンパーゴム50が軸方向に変形
してアーマチュアプレート30がロータ20に吸着され
る。
42とによって3つのダンパーゴム50が軸方向に変形
してアーマチュアプレート30がロータ20に吸着され
る。
【0041】このため、エンジンからベルト、プーリ6
0を介してロータ20に伝達されていた回転動力が、ア
ーマチュアプレート30へ伝達され、アーマチュアプレ
ート30が回転する。
0を介してロータ20に伝達されていた回転動力が、ア
ーマチュアプレート30へ伝達され、アーマチュアプレ
ート30が回転する。
【0042】アーマチュアプレート30の回転に伴っ
て、アーマチュアプレート30に固着された外側カバー
41も回転するため、半円筒部41Aの内周面がダンパ
ーゴム50を回転方向に圧縮し、内側カバー42の内周
面を回転方向に押す。
て、アーマチュアプレート30に固着された外側カバー
41も回転するため、半円筒部41Aの内周面がダンパ
ーゴム50を回転方向に圧縮し、内側カバー42の内周
面を回転方向に押す。
【0043】その結果、内側カバー42が固着されたハ
ブプレート11もアーマチュアプレート30と同一方向
に回転し、その回転が冷媒圧縮機の回転軸2に伝達さ
れ、冷媒圧縮機が駆動される。
ブプレート11もアーマチュアプレート30と同一方向
に回転し、その回転が冷媒圧縮機の回転軸2に伝達さ
れ、冷媒圧縮機が駆動される。
【0044】この第1実施形態によれば、リベットを用
いていないので、ダンパーゴム50の体積全体をダンパ
ーとして使用でき、大きなダンピング効果が得られると
ともに、リベットに大きなトルクが加わったときでもリ
ベット44と容器やハブ10との接触による騒音の発生
が防止される。
いていないので、ダンパーゴム50の体積全体をダンパ
ーとして使用でき、大きなダンピング効果が得られると
ともに、リベットに大きなトルクが加わったときでもリ
ベット44と容器やハブ10との接触による騒音の発生
が防止される。
【0045】また、従来のようにダンパーゴム50を収
容する別体の容器がハブプレート11からはがれるおそ
れがないので、クラッチとしての機能が損なわれず、電
磁クラッチの信頼性が向上する。
容する別体の容器がハブプレート11からはがれるおそ
れがないので、クラッチとしての機能が損なわれず、電
磁クラッチの信頼性が向上する。
【0046】更に、ダンパーゴム50は接着されていな
いので、はがれるおそれがないとともに、接着するため
のコストが不要となる。
いので、はがれるおそれがないとともに、接着するため
のコストが不要となる。
【0047】図4はこの発明の第2実施形態に係る電磁
クラッチの断面図であり、第1実施形態と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
クラッチの断面図であり、第1実施形態と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】第1実施形態では外側環状部31と内側環
状部33とを磁気遮断部32を介して結合したのに対
し、この第2実施形態では外側環状部31と内側環状部
33とを2〜3mm程度の間隔32Aをおいて配置し
た。
状部33とを磁気遮断部32を介して結合したのに対
し、この第2実施形態では外側環状部31と内側環状部
33とを2〜3mm程度の間隔32Aをおいて配置し
た。
【0049】図5はアーマチュアプレートの平面図、図
6はアーマチュアプレートの斜視図である。
6はアーマチュアプレートの斜視図である。
【0050】外側環状部31には外側カバー41が12
0゜の間隔で配置した3つのリベット43によって固着
されている。
0゜の間隔で配置した3つのリベット43によって固着
されている。
【0051】また、内側環状部33には外側カバー41
が120゜の間隔で配置した3つのリベット45によっ
て固着されている。
が120゜の間隔で配置した3つのリベット45によっ
て固着されている。
【0052】リベット43とリベット45とは60゜の
間隔で配置されている。
間隔で配置されている。
【0053】すなわち、外側環状部31と内側環状部3
3とは外側カバー41を介して連結されている。
3とは外側カバー41を介して連結されている。
【0054】この電磁クラッチ101の動作は第1実施
形態と同様であるので、その説明を省略する。
形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0055】この第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を発揮することができるとともに、第1実
施形態で用いた磁気遮断部32を形成する部材を使用し
ないので、その分だけ部品点数を削減できる。
と同様の効果を発揮することができるとともに、第1実
施形態で用いた磁気遮断部32を形成する部材を使用し
ないので、その分だけ部品点数を削減できる。
【0056】また、外側カバー41は磁性体で形成して
も構造上磁気抵抗が大きいので磁気漏れを非常に小さく
できる。したがって、外側カバー41は鉄等の安価で加
工が容易な磁性材料を使用できるので、安価に製造でき
る。
も構造上磁気抵抗が大きいので磁気漏れを非常に小さく
できる。したがって、外側カバー41は鉄等の安価で加
工が容易な磁性材料を使用できるので、安価に製造でき
る。
【0057】なお、外側カバー41を樹脂、アルミニウ
ム、銅等の非磁性材料を用いて形成すれば、磁気漏れを
確実に防止できる。
ム、銅等の非磁性材料を用いて形成すれば、磁気漏れを
確実に防止できる。
【0058】図7はこの発明の第3実施形態に係る電磁
クラッチの断面図であり、第1実施形態と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
クラッチの断面図であり、第1実施形態と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0059】この第3実施形態ではダンパーゴム250
の中心には、断面I形状の芯部251が配置され、その
鍔部252がダンパーゴム250に接着剤で接着されて
いる。芯部251の材料としてはゴムより剛性の高い、
例えば鉄等が用いられる。
の中心には、断面I形状の芯部251が配置され、その
鍔部252がダンパーゴム250に接着剤で接着されて
いる。芯部251の材料としてはゴムより剛性の高い、
例えば鉄等が用いられる。
【0060】図8はアーマチュアプレートの平面図、図
9はアーマチュアプレートの斜視図である。ただし、図
8及び図9ではボルトは図示されていない。
9はアーマチュアプレートの斜視図である。ただし、図
8及び図9ではボルトは図示されていない。
【0061】ダンパーゴム250は環状に形成され、そ
の中空部253に円板状の芯部251が装着されてい
る。
の中空部253に円板状の芯部251が装着されてい
る。
【0062】この電磁クラッチ201の動作は第1実施
形態と同様であるので、その説明を省略する。
形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0063】この第3実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を発揮することができる。
と同様の効果を発揮することができる。
【0064】また、通電時、アーマチュアプレート30
がロータ20に吸引されて外側カバー41と内側カバー
42とによってダンパーゴム250が軸方向に圧縮され
たとき、ダンパーゴム250の中心に剛性の高い芯部2
51が装着されているので、大きな回転トルクを伝達す
ることができる。
がロータ20に吸引されて外側カバー41と内側カバー
42とによってダンパーゴム250が軸方向に圧縮され
たとき、ダンパーゴム250の中心に剛性の高い芯部2
51が装着されているので、大きな回転トルクを伝達す
ることができる。
【0065】なお、芯部251の外周面を波形にすれ
ば、鍔部252とダンパーゴム250との接触面が大き
なり、より大きな回転トルクの伝達が可能になる。
ば、鍔部252とダンパーゴム250との接触面が大き
なり、より大きな回転トルクの伝達が可能になる。
【0066】また、鍔部252とダンパーゴム50とは
必ずしも接着する必要はない。
必ずしも接着する必要はない。
【0067】図10はこの発明の第4実施形態に係る電
磁クラッチの断面図、図11はアーマチュアプレートの
平面図、図12はアーマチュアプレートの斜視図であ
り、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略する。ただし、図11及び図12ではボルト
は図示されていない。
磁クラッチの断面図、図11はアーマチュアプレートの
平面図、図12はアーマチュアプレートの斜視図であ
り、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略する。ただし、図11及び図12ではボルト
は図示されていない。
【0068】この第4実施形態ではダンパーゴム350
をほぼ矩形とし、外側カバー341の筒部341A〜3
41Fと外側環状部31との間、内側カバー342の筒
部342A〜342Fと円板状のハブプレート311
(内側環状部33)との間でそれぞれ圧縮されている。
をほぼ矩形とし、外側カバー341の筒部341A〜3
41Fと外側環状部31との間、内側カバー342の筒
部342A〜342Fと円板状のハブプレート311
(内側環状部33)との間でそれぞれ圧縮されている。
【0069】6つのダンパーゴム350は回転軸2を中
心とする同一円周上に配置され、筒部341A〜341
F及び筒部342A〜342Fにそれぞれ係合してい
る。
心とする同一円周上に配置され、筒部341A〜341
F及び筒部342A〜342Fにそれぞれ係合してい
る。
【0070】各ダンパーゴム350の4つの角部には、
それぞれ凸部351〜354(係合部)が形成されてい
る。
それぞれ凸部351〜354(係合部)が形成されてい
る。
【0071】また、外側カバー341及び内側カバー3
42には回転軸2を中心とする同一円周上にそれぞれ2
つの凹部341a,341b,342a,342bが形
成されている。
42には回転軸2を中心とする同一円周上にそれぞれ2
つの凹部341a,341b,342a,342bが形
成されている。
【0072】凸部351〜354は凹部341a,34
1b,342a,342bから離脱しないように強固に
係合している。
1b,342a,342bから離脱しないように強固に
係合している。
【0073】凹部341a,341b,342a,34
2bと凸部351〜354とは接着剤によって接着され
ている。
2bと凸部351〜354とは接着剤によって接着され
ている。
【0074】この電磁クラッチ201の動作は第1実施
形態と同様であるので、その説明を省略する。
形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0075】この第4実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を発揮することができる。
と同様の効果を発揮することができる。
【0076】また、凹部341a,341b,342
a,342bに凸部351〜354が強固に係合し、
凸部351〜354が凹部341a,341b,342
a,342bから離脱しないので、大きな回転トルクを
ロータ20から回転軸へ伝達することができる。
a,342bに凸部351〜354が強固に係合し、
凸部351〜354が凹部341a,341b,342
a,342bから離脱しないので、大きな回転トルクを
ロータ20から回転軸へ伝達することができる。
【0077】なお、凹部341a,341b,342
a,342bと凸部351〜354とは必ずしも接着す
る必要はない。
a,342bと凸部351〜354とは必ずしも接着す
る必要はない。
【0078】また、この実施形態では係合部としてダン
パーゴム350に凸部351〜354を形成し、凹部3
41a,341b,342a,342bと係合させるよ
うにしたが、係合部としてダンパーゴム350に凹部を
形成し、外側カバー341及び内側カバー342の少な
くとも一方に凸部を形成するようにしてもよい。
パーゴム350に凸部351〜354を形成し、凹部3
41a,341b,342a,342bと係合させるよ
うにしたが、係合部としてダンパーゴム350に凹部を
形成し、外側カバー341及び内側カバー342の少な
くとも一方に凸部を形成するようにしてもよい。
【0079】図13はこの発明の第5実施形態に係る電
磁クラッチの断面図であり、第1実施形態と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
磁クラッチの断面図であり、第1実施形態と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0080】上記各実施形態では外側カバーと内側カバ
ーとが分離していたが、この第5実施形態では外側カバ
ーと内側カバーとを一体にしたカバー440を用いるよ
うにした。
ーとが分離していたが、この第5実施形態では外側カバ
ーと内側カバーとを一体にしたカバー440を用いるよ
うにした。
【0081】ダンパーゴム450はカバー440の円筒
部440Aによって外側から支持されている。また、ダ
ンパーゴム450はカバー440(円筒部440A)と
ハブプレート411とによって軸方向へ圧縮され、プリ
セットがかけられている。
部440Aによって外側から支持されている。また、ダ
ンパーゴム450はカバー440(円筒部440A)と
ハブプレート411とによって軸方向へ圧縮され、プリ
セットがかけられている。
【0082】ダンパーゴム450の中央には回転軸と平
行に延びる孔451が形成されている。
行に延びる孔451が形成されている。
【0083】ハブプレート411には孔451と嵌合す
る突起411Aが一体に形成され、突起411Aによっ
てダンパーゴム450を孔451の内側から支持されて
いる。
る突起411Aが一体に形成され、突起411Aによっ
てダンパーゴム450を孔451の内側から支持されて
いる。
【0084】図14はアーマチュアプレートの平面図、
図15はアーマチュアプレートの斜視図である。ただ
し、図14及び図15ではボルトは図示されていない。
図15はアーマチュアプレートの斜視図である。ただ
し、図14及び図15ではボルトは図示されていない。
【0085】カバー440はほぼ正三角形をしており、
その頂角部分にそれぞれ円筒部440A〜440Cが設
けられている。
その頂角部分にそれぞれ円筒部440A〜440Cが設
けられている。
【0086】また、カバー440の頂角部分は3つのリ
ベット43で外側環状部31にそれぞれ固着され、各辺
の中間部は3つのリベット44で内側環状部33にそれ
ぞれ固着されている。
ベット43で外側環状部31にそれぞれ固着され、各辺
の中間部は3つのリベット44で内側環状部33にそれ
ぞれ固着されている。
【0087】リベット43とリベット44とは互いに6
0゜の間隔で配置されている。
0゜の間隔で配置されている。
【0088】突起411A〜411Aの断面形状はほぼ
楕円形であり、この楕円形の長軸を回転軸2のラジアル
方向に一致させている。
楕円形であり、この楕円形の長軸を回転軸2のラジアル
方向に一致させている。
【0089】この電磁クラッチ201の動作は第1実施
形態と同様であるので、その説明を省略する。
形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0090】この第5実施形態によれば、第1実施形態
と同様の効果を発揮することができる。
と同様の効果を発揮することができる。
【0091】また、ダンパーゴム450の孔451とハ
ブプレート411の突起411A〜411Cとが嵌合し
ているので、通電時、ダンパーゴム450とハブプレー
ト411とが一体となって回転し、ロータ20は回転軸
2に大きな回転トルクを伝達することができる。
ブプレート411の突起411A〜411Cとが嵌合し
ているので、通電時、ダンパーゴム450とハブプレー
ト411とが一体となって回転し、ロータ20は回転軸
2に大きな回転トルクを伝達することができる。
【0092】更に、突起411Aの断面形状を楕円形と
し、この楕円形の長軸を回転軸2のラジアル方向に一致
させているので、回転方向で突起411A〜411Cと
円筒部440A〜440Cを断面形状が円形の場合より
広くでき、弾性体のダンパー効果を有効に利用できる。
し、この楕円形の長軸を回転軸2のラジアル方向に一致
させているので、回転方向で突起411A〜411Cと
円筒部440A〜440Cを断面形状が円形の場合より
広くでき、弾性体のダンパー効果を有効に利用できる。
【0093】なお、上記実施形態では弾性体としてゴム
を用いたが、ダンピング効果が得られる材料であればゴ
ムに限るものではない。
を用いたが、ダンピング効果が得られる材料であればゴ
ムに限るものではない。
【0094】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1に記載の
発明の電磁クラッチによれば、リベットを用いない分だ
け弾性体の体積を大きくできるので、弾性体の体積を有
効に利用することができ、大きなダンピング効果を発揮
することができるとともに、リベットがハブ等と接触す
ることもないので、リベットとハブ等との接触による騒
音の発生を防止できる。
発明の電磁クラッチによれば、リベットを用いない分だ
け弾性体の体積を大きくできるので、弾性体の体積を有
効に利用することができ、大きなダンピング効果を発揮
することができるとともに、リベットがハブ等と接触す
ることもないので、リベットとハブ等との接触による騒
音の発生を防止できる。
【0095】請求項2に記載の発明の電磁クラッチによ
れば、外側プレートと内側プレートとの間には部材は何
等配置されないので、その分だけ部品点数を削減でき、
電磁クラッチをより安価に製造することができる。
れば、外側プレートと内側プレートとの間には部材は何
等配置されないので、その分だけ部品点数を削減でき、
電磁クラッチをより安価に製造することができる。
【0096】請求項3に記載の発明の電磁クラッチによ
れば、外側カバーからの磁気洩れを確実に防止できる。
れば、外側カバーからの磁気洩れを確実に防止できる。
【0097】請求項4に記載の発明の電磁クラッチによ
れば、通電時、弾性体が剛性の高い芯部によって軸方向
へ変形し、大きな回転トルクを伝達することができる。
れば、通電時、弾性体が剛性の高い芯部によって軸方向
へ変形し、大きな回転トルクを伝達することができる。
【0098】請求項5に記載の発明の電磁クラッチによ
れば、係合部と外側カバー及び内側カバーとが確実に係
合し、係合部が外側カバー及び内側カバーから離脱せ
ず、ロータは回転軸に大きな回転トルクを伝達すること
ができる。
れば、係合部と外側カバー及び内側カバーとが確実に係
合し、係合部が外側カバー及び内側カバーから離脱せ
ず、ロータは回転軸に大きな回転トルクを伝達すること
ができる。
【0099】請求項6に記載の発明の電磁クラッチによ
れば、通電時、弾性体とハブプレートとが一体となって
回転し、ロータは回転軸に大きな回転トルクを伝達する
ことができる。また、突起の断面を変化させることによ
って弾性体に所定のダンピング効果を持たせた上で大き
な回転トルクの伝達もできる。しかも、リベットを用い
ないので、部品点数の削減を図ることもできる。
れば、通電時、弾性体とハブプレートとが一体となって
回転し、ロータは回転軸に大きな回転トルクを伝達する
ことができる。また、突起の断面を変化させることによ
って弾性体に所定のダンピング効果を持たせた上で大き
な回転トルクの伝達もできる。しかも、リベットを用い
ないので、部品点数の削減を図ることもできる。
【0100】請求項7に記載の発明の電磁クラッチによ
れば、回転方向の弾性体の体積を大きくでき、弾性体の
体積を有効に利用することができ、大きなダンピング効
果を発揮することができるとともに、リベットがハブ等
と接触することもないので、リベットとハブ等との接触
による騒音の発生を防止できる。
れば、回転方向の弾性体の体積を大きくでき、弾性体の
体積を有効に利用することができ、大きなダンピング効
果を発揮することができるとともに、リベットがハブ等
と接触することもないので、リベットとハブ等との接触
による騒音の発生を防止できる。
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る電磁クラ
ッチの断面図である。
ッチの断面図である。
【図2】図2はアーマチュアプレートの平面図である。
【図3】図2はアーマチュアプレートの斜視図である。
【図4】図4はこの発明の第2実施形態に係る電磁クラ
ッチの断面図である。
ッチの断面図である。
【図5】図5はアーマチュアプレートの平面図である。
【図6】図6はアーマチュアプレートの斜視図である。
【図7】図7はこの発明の第3実施形態に係る電磁クラ
ッチの断面図である。
ッチの断面図である。
【図8】図8はアーマチュアプレートの平面図である。
【図9】図9はアーマチュアプレートの斜視図である。
【図10】図10はこの発明の第4実施形態に係る電磁
クラッチの断面図である。
クラッチの断面図である。
【図11】図11はアーマチュアプレートの平面図であ
る。
る。
【図12】図12はアーマチュアプレートの斜視図であ
る。
る。
【図13】図13はこの発明の第5実施形態に係る電磁
クラッチの断面図である。
クラッチの断面図である。
【図14】図14はアーマチュアプレートの平面図であ
る。
る。
【図15】図15はアーマチュアプレートの斜視図であ
る。
る。
1 電磁クラッチ 2 回転軸 10 ハブ 11 ハブプレート 20 ロータ 30 アーマチュアプレート 31 外側環状部(外側プレート) 32A 間隔 33 内側環状部(内側プレート) 41 外側カバー 42 内側カバー 50,250,350 ダンパーゴム(弾性体) 251 芯部 351,352,353,354 凸部(係合部) 440 カバー 411A〜411A 突起 451 孔
Claims (7)
- 【請求項1】 回転軸に固定されるハブプレートと、前
記回転軸の軸周りに回転駆動されるロータと、通電時に
前記ロータに吸着されるアーマチュアプレートと、通電
停止時に前記アーマチュアプレートを元の位置に復帰さ
せるとともに、前記アーマチュアプレートと前記ハブプ
レートとの間に介在する弾性体とを備えている電磁クラ
ッチにおいて、 前記アーマチュアプレートに固定され、前記弾性体の一
部分を支持する環状の外側カバーと、 前記ハブプレートに固定され、前記弾性体の残り部分を
支持する環状の内側カバーとを備え、 前記弾性体が前記両カバーと前記ハブプレートとの間で
変形されることを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項2】 前記アーマチュアプレートは、環状の外
側プレートと、この外側プレートの内側に間隔をおいて
配置された環状の内側プレートとからなり、 前記外側プレートと前記内側プレートとが前記外側カバ
ーを介して連結されていることを特徴とする請求項1に
記載の電磁クラッチ。 - 【請求項3】 前記外側カバーが非磁性体であることを
特徴とする請求項2に記載の電磁クラッチ。 - 【請求項4】 前記弾性体の中心部に、前記弾性体より
剛性の高い材料で形成された芯部が設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。 - 【請求項5】 前記弾性体に前記外側カバー及び前記内
側カバーからの離脱を阻止するための係合部が形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッ
チ。 - 【請求項6】 回転軸に固定されるハブプレートと、前
記回転軸の軸周りに回転駆動されるロータと、通電時に
前記ロータに吸着されるアーマチュアプレートと、通電
停止時に前記アーマチュアプレートを元の位置に復帰さ
せるとともに、前記アーマチュアプレートと前記ハブプ
レートとの間に介在する弾性体とを備えている電磁クラ
ッチにおいて、 前記弾性体の中央に回転軸と平行に延びる孔を形成し、 前記アーマチュアプレートに固定され、前記弾性体の外
周部を支持する三角形状のカバーと、 前記ハブプレートに設けられ、前記孔と嵌合して前記弾
性体の内周部を支持する突起とを備え、 前記弾性体が前記カバーと前記ハブプレートとの間で圧
縮されていることを特徴とする電磁クラッチ。 - 【請求項7】 前記突起の断面が楕円形であり、その長
軸が前記回転軸のラジアル方向と一致していることを特
徴とする請求項7に記載の電磁クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9366447A JPH11153155A (ja) | 1997-09-18 | 1997-12-24 | 電磁クラッチ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27209197 | 1997-09-18 | ||
JP9-272091 | 1997-09-18 | ||
JP9366447A JPH11153155A (ja) | 1997-09-18 | 1997-12-24 | 電磁クラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11153155A true JPH11153155A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=26550024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9366447A Withdrawn JPH11153155A (ja) | 1997-09-18 | 1997-12-24 | 電磁クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11153155A (ja) |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP9366447A patent/JPH11153155A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6045935U (ja) | 電磁スプリングクラッチ | |
JP2009121676A (ja) | 動力伝達装置 | |
JPS62158226U (ja) | ||
US20120111690A1 (en) | Electromagnetic clutch | |
JPH10115333A (ja) | 電磁クラッチ | |
US7311188B2 (en) | Electromagnetic clutch | |
JP2004007905A (ja) | スピンドルモータ | |
US20040016617A1 (en) | Electromagnetic clutch | |
JPH10115332A (ja) | 電磁クラッチ | |
JP2009184656A (ja) | インホイールモータ | |
JPH1182552A (ja) | 電磁クラッチ | |
JPH11153155A (ja) | 電磁クラッチ | |
JPS635617B2 (ja) | ||
JP4004846B2 (ja) | モータ | |
JP2006292121A (ja) | 電磁クラッチの固定構造 | |
US6144124A (en) | Thin DC brushless motor having an air gap formed therein | |
US6693733B2 (en) | Polygonal mirror fixing device | |
JP4888801B2 (ja) | 電磁クラッチ | |
JPH06159394A (ja) | 電磁クラッチ | |
JP2002227880A (ja) | 動力伝達装置 | |
JPH1193981A (ja) | 電磁クラッチ | |
JPH0519671U (ja) | マグネツトクラツチ | |
JPH10339336A (ja) | 電磁クラッチ | |
JPH0642556A (ja) | 電磁クラッチ | |
JPS6238022Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |