JPH1115296A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1115296A
JPH1115296A JP9172038A JP17203897A JPH1115296A JP H1115296 A JPH1115296 A JP H1115296A JP 9172038 A JP9172038 A JP 9172038A JP 17203897 A JP17203897 A JP 17203897A JP H1115296 A JPH1115296 A JP H1115296A
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JP
Japan
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image
transfer
forming apparatus
image forming
pattern
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JP9172038A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Danzuka
俊光 弾塚
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH1115296A publication Critical patent/JPH1115296A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の画像を転写手段により転写する転
写部位に記録媒体を搬送する際、文字画像やハーフトー
ン画像等の種々の画像パターンにより記録媒体と像担持
体の距離を適切にすることにより、画像不良を防止する
こと。 【解決手段】 画像が形成される像担持体1と、像担持
体上の画像を記録媒体に転写する転写手段4と、転写手
段による転写部位に記録媒体Pをガイドする転写ガイド
手段100を有する画像形成装置において、前記転写ガ
イド手段を軸100aを支軸として位置を可変可能と
し、前記像担持体上に形成された画像のパターンに応じ
て、前記転写ガイド手段の位置を可変制御する可変制御
手段15を備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像形成装置に係り、詳しくは
像担持体上に形成された画像を記録媒体上に転写させる
際に、転写ガイド部材の位置を画像パターンに応じて異
ならせるようにした画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置には、例えば図5に
示すようなものがある。すなわち、従来の画像形成装置
は、図示矢印R1方向に回転する像担持体としてのドラ
ム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1
の周囲に、その回転方向に沿って帯電器としての帯電ロ
ーラ2、一様帯電された感光ドラム1にレーザビームス
キャナ(不図示)によって画像露光光Lを照射して静電
潜像を形成する露光器(不図示)、感光ドラム1上に形
成された静電潜像を現像剤により顕画像化させる現像器
3、感光ドラム1に押圧配置され、記録媒体としての転
写材Pにトナー画像を転写させる転写ローラ4、感光ド
ラム1上の転写残トナーを除去するクリーナ6及び、次
の画像形成プロセスに備えて感光ドラム1の表面を除電
する前露光器7を順に備え、かつ感光ドラム1に形成さ
れたトナー画像が転写部位に到達する時期にタイミング
を合わせて転写材Pを転写ガイド10を経て転写部位に
搬送するレジストローラ対9を転写材Pの搬送方向の転
写ガイド10より上流側に備え、トナー画像が転写され
た転写材Pを感光ドラムから分離させるための除電針8
及び転写材P上に転写されたトナー画像を定着する定着
器5を転写材Pの搬送方向の転写部位より下流側に備え
たものである。
【0003】上記感光ドラム1は金属製基層の上にOP
C感光体が塗工されており、金属製基層は接地されてい
る。
【0004】また、帯電ローラ2は感光ドラム1の回転
によって従動回転し、その芯金2aには負の電圧が印加
され、帯電ローラ2の作用によって感光ドラム1の表面
は負極性に一様に帯電される。
【0005】現像器3は内部に収容された現像剤である
トナーを負に帯電させ、現像スリーブ3aに印加される
現像バイアスの作用によって画像露光光Lが照射された
部分にトナーを付着させる、いわゆる反転現象を行って
静電潜像を顕画像化させるものである。
【0006】転写ローラ4は帯電ローラ2と同様に感光
ドラム1の回転によって従動回転するもので、正の電圧
を芯金4aに印加して、転写材Pの裏面を正に帯電し、
その作用によって感光ドラム1上のトナーを転写材P上
に静電転写させる。
【0007】除電針8は負の電圧が印加されており、こ
の除電針8の作用によってトナー画像の転写された転写
材Pの裏面の電荷を除電する。
【0008】このような構成の画像形成装置は、以下の
ようにして画像形成を行う。すなわち、感光ドラム1を
帯電ローラ2を用いて一様に帯電させた後、画像露光を
行って静電潜像を形成し、この静電潜像を現像器3を用
いて顕画像化してトナー画像を形成し、このトナー画像
を感光ドラム1に押圧配設された転写ローラ4を用いて
転写材P上に転写した後、定着器5によって定着を行っ
て画像として出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置において、特に前記帯電器2によって帯電
される感光ドラム1の帯電極性とトナーの帯電極性とが
同極性のいわゆる反転現像方式を採用した画像形成装置
においては、転写ガイド10の位置が画像パターンによ
って適正でないと、以下に述べるような不具合が生じる
場合があることが本発明者らの実験によって明らかにな
った。
【0010】図5に示したような画像形成装置におい
て、転写ガイド10の位置が、転写部位、上下流におけ
る転写材Pの断面が、ほぼ一直線になるような位置(図
6に示したような位置)であると、転写部位より転写材
の搬送方向上流側において、感光ドラム1と転写材Pと
が、かなりの間隔をおいて離れているため、いわゆる
“プリ転写”現象が起って、文字等の細かい画像を形成
しているトナーが四方八方に飛び散る「文字飛び散り」
と称される画像不具合が発生することがある。
【0011】このような不具合に対しては、転写ガイド
10の位置を図5に示したような位置にして、転写部位
上流側における感光ドラム1と転写材Pとの間隔をせま
くすれば防止することができる。
【0012】しかしながら、転写ガイド10の位置を図
5に示したような位置にして感光ドラム1と転写材Pと
の間隔をせまくしていくと転写材Pは屈曲した搬送パス
を通過しなければならないため、転写材Pの搬送負荷が
増大し、特に、反転現像方式、かつ、従動回転する転写
ローラ方式を採用した画像形成装置において、転写材P
が吸湿している場合に、ハーフトーン画像上に、斑点状
の転写不良である、「ボソ抜け」と称される画像不具合
が発生することがある。
【0013】この「ボソ抜け」の発生原因は、転写ロー
ラ4と感光ドラム1とによって形成される転写部位(転
写ニップ)の下流側で発生する再転写(転写材P上のト
ナーの感光ドラム1への再転写)であると推定され、本
発明者らの実験によると、故意に転写材Pの転写ニップ
通過速度を微妙に変動させると、その部分で「ボソ抜
け」が発生することが確認されている。その推定原因
は、転写材Pの転写ニップ通過速度が微妙に変動する
と、下流側の転写ニップの形状が微妙に変化し、そのた
め、再転写の程度が悪くなる部分が生じてしまうことに
よるものであると考えられる。
【0014】このことが、転写材Pの搬送負荷が増大す
ると「ボソ抜け」が発生してしまう原因であると考えら
れる。すなわち、転写ガイド10の位置を画像パターン
に応じて異ならせないと、文字画像を形成した際に、
「文字飛び散り」が発生したり、あるいは吸湿した転写
材にハーフトーン画像を出力させようとした場合に「ボ
ソ抜け」が生じてしまったりするという問題点が存在し
ていた。
【0015】本発明は、上記のような問題を解決し、転
写ガイド手段により画像パターンに対応した記録媒体の
ガイドを行い、画像の劣化を防止した画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願に係る第1の発明は、画像が形成される像担
持体と、像担持体上の画像を記録媒体に転写する転写手
段と、転写手段による転写部位に記録媒体をガイドする
転写ガイド手段を有する画像形成装置において、前記転
写ガイド手段の位置を可変可能とし、前記像担持体上に
形成された画像のパターンに応じて、前記転写ガイド手
段の位置を可変制御する可変制御手段を備えたことを特
徴とする。
【0017】本出願に係る第2の発明は、第1の発明に
おいて、前記像担持体上に形成される画像のパターンを
選択する画像パターン選択手段を有し、該画像パターン
選択手段によって選択した前記画像のパターンに応じ
て、前記可変制御手段は、前記転写ガイド手段の位置を
可変制御することを特徴とする。
【0018】本出願に係る第3の発明は、前記画像のパ
ターン選択手段は、画像のパターンに応じて選択される
モードキーであることを特徴とする。
【0019】本出願に係る第4の発明は、第1の発明に
おいて、前記像担持体上に形成される画像のパターンを
検出する画像パターン検出手段を有し、該画像パターン
検出手段によって検出した前記画像のパターンに応じ
て、前記可変制御手段は、前記転写ガイド手段の位置を
可変制御することを特徴とする。
【0020】本出願に係る第5の発明は、前記画像パタ
ーン検出手段は、前記記録媒体の搬送方向に対応する方
向または前記像担持体の長手方向に対応する方向のいず
れか一方又はその両方において、所定間隔毎の画素の濃
度レベルが所定範囲となる場合に、該濃度レベルが所定
数連続した場合に、ハーフトーン部分であると判定する
判定手段を有し、該判定手段が判定したハーフトーン部
分の割合に基づいて、前記転写ガイド手段の位置を可変
制御することを特徴とする。
【0021】本出願に係る第6の発明は、第1の発明に
おいて、前記像担持体上に形成された画像のパターン中
の各画素の濃度レベルが所定範囲内であるハーフトーン
部分となる場合の画素数をカウントするカウンタを有
し、該カウンタがカウントした画素数に基づいて、前記
可変制御手段は、前記転写ガイド手段の位置を可変制御
することを特徴とする。
【0022】本出願に係る第7の発明は、第1の発明に
おいて、画像形成時に原稿読取り部によって読み取った
画像パターン中の各画素の濃度レベルが所定範囲内であ
るハーフトーン部分となる場合の画素数をカウントする
カウンタを有し、該カウンタがカウントした画素数に基
づいて、前記可変制御手段は、前記転写ガイド手段の位
置を可変制御することを特徴とする。
【0023】本出願に係る第8の発明は、前記転写ガイ
ド手段は、転写手段による転写部位とレジストローラ対
の間に設けられた揺動自在のガイド部材と、該ガイド部
材を作動するカム部材を有し、該ガイド部材は、転写部
位とレジストローラ対の間で記録媒体を直線状に保持す
る位置と、この位置から揺動上昇して、記録媒体を像担
持体に近接せしめる位置とを取るようにしたことを特徴
とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0025】[実施形態1]図1、図2は本発明の実施
形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図であり(た
だし、画像読取り部は省略する)、図1において図5と
同一構成要素には同一符号を付して重複説明を省略す
る。
【0026】図1、図2において、転写ガイド100は
その長手方向(画像形成装置のスラスト方向)即ち、転
写材搬送方向に対し直交方向両端部において、100a
部を中心に揺動可能であるように、軸支されており、1
00b部にはバネ101がとりつけられている。バネ1
01の他端は、支持板102にとりつけられており、図
中の矢印T方向に、転写ガイド100をひっぱってい
る。
【0027】この張力に抗するように転写ガイド100
の下面にはカム103の大径側カム面103aか小径側
カム面103bのいずれかが、常時接触し、カム103
の回転によって、転写ガイド100の先端部100cの
位置が、変更可能であるように、構成されている。
【0028】なお、バネ101、支持板102、カム1
03は、転写ガイド100の長手方向両端部にそれぞれ
設けられている。
【0029】本実施形態のデジタル複写機には、ユーザ
がキー操作を行う操作部14内に、画像パターン選択手
段としての文字画像用の文字モードキー14aと、写真
画像用の写真モードキー14bとが設けられており、出
力したい画像パターンに応じてユーザがいずれかのモー
ドキーを選択できるように構成されているので、簡単な
構成で、かつ容易に転写ガイド100の位置を後述のよ
うに切り換えることができる。
【0030】また、文字モードキー14aまたは写真モ
ードキー14bのいずれかを選択することによって、周
知の半回転クラッチ、ソレノイドなどの位相制御機構1
5が作動する。そして、この位相制御機構15は、カム
103を180°回転させて小径側カム面103bを転
写ガイド100の下面に接触させるか、大径側カム面1
03aを転写ガイド100の下面に接触させるかする。
【0031】すなわち、文字モードキー14aを選択し
た場合には、図1中に示すように小径側カム面103b
が転写ガイド100の下面に接触することになる。
【0032】この場合の転写ガイド100の先端部10
0cの位置は、図1に示したような装置の断面図におい
て感光ドラム1の中心を基準(原点)として、図1中の
y方向の座標が12mm、感光ドラム表面との距離が、
2mmである。なお、感光ドラム1の直径は30mmで
ある。
【0033】このような位置にすることによって文字等
の細かいトナー画像も飛び散ることはなく「文字飛び散
り」は防止することができた。
【0034】また、文字等の細かい画像に対しては、吸
湿した転写材を用いた場合であっても、「ボソ抜け」
は、ほとんど目立たず、実用上問題のないものであっ
た。
【0035】一方、写真モードキー14bを選択した場
合には、図2中に示したように、大径側カム面103a
が転写ガイド100の下面に接触する。
【0036】この場合の転写ガイド100の先端部10
0cの位置は、図2に示したような装置の断面図におい
て感光ドラム1の中心を基準(原点)として、図2中の
y方向の座標が15mm、感光ドラム表面との距離が3
mmである。
【0037】このような位置にすることによって、吸湿
した転写材にハーフトーン画像を転写した場合において
も、「ボソ抜け」は発生することがなかった。
【0038】また、写真等のハーフトーン部分の多い画
像に対していわゆる“プリ転写”による飛び散りが発生
しても、ほとんど目立たず、実用上問題のないものであ
った。
【0039】以上のように構成したことによって、「文
字飛び散り」及び「ボソ抜け」という画像不具合の発生
を防止することができた。
【0040】本実施形態の他の応用例として、文字モー
ドと写真モードとでガンマ特性(原稿の画像濃度と出力
される画像濃度との関係)を変化させる構成のデジタル
複写機との組合せにすれば、本実施形態の効果はより大
きなものになる。この種のデジタル複写機では、文字モ
ードを選択した場合にはガンマ特性がハイガンマなタイ
プ(うす文字の再現に適したS字型の立ったガンマ)と
なるようにガンマ変換装置(不図示)が働き、写真モー
ドを選択した場合にはガンマ特性がローガンマなタイプ
(階調表現力の豊かな線型のねたガンマ)となるように
ガンマ変換装置が働く。
【0041】本構成では、文字モードを選択した場合の
出力画像に占めるハーフトーン画像部の面積は非常に小
さくなり転写ガイド100の位置を図1に示したような
位置にしても「ボソ抜け」はさらに発生しづらくなる。
また、一方写真モードを選択した場合の出力画像には
「文字飛び散り」が発生するようなトナーののり量の多
い文字部がほとんどなくなるため、転写ガイド100の
位置が図2に示したような位置において仮に画像内に文
字が存在したとしてもその文字で「文字飛び散り」はほ
とんど発生しない。
【0042】[実施形態2]実施形態1においては、ユ
ーザーがキーを押すことによって転写ガイドの位置を切
り換える例について説明したが、本実施形態では画像読
取部を用いて、自動的に転写ガイドの位置を切り換える
ようにした例について図3を参照しながら説明する。
【0043】本実施形態も本発明をデジタル複写機に適
用した場合の例であって、概略構成は実施形態1と同様
であるので説明を省略する。
【0044】本実施形態のデジタル複写機は、帯電−露
光−現像−転写などの画像形成プロセスに先立って、原
稿読取部16において、あらかじめ原稿を読み取るいわ
ゆるプレスキャンを行う。このプレスキャンの際に、画
像濃度が所定の範囲内にあるハーフトーン部の画像比率
を読み取って、画像パターン選択手段によって位相制御
機構15を動作し転写ガイド100の位置を切り換える
ように構成したものである。
【0045】具体例としては、画像パターン選択手段は
カウンタ17と制御手段18とを備え、画像読取部16
に設けられたCCDからの信号を周知のA/D変換器を
用いて、白色板を255、暗黒部を0とする8bitの
デジタル信号(0〜255)に変換し、輝度レベルが2
5〜100の値を示したハーフトーン部の画素数をカウ
ンタ17によってカウントする。そして、このカウンタ
17がカウントした画素数が全画素数に対して30%以
上に達した場合には、ハーフトーン部が多いと制御手段
18の判断部(具体例では制御手段であるマイコンのC
PU)が判断し、位相制御機構15を動作させてカム1
03を回転させる。ハーフトーン部が多い場合は、転写
ガイド100の下面に図2に示すように大径側カム面1
03aが接触するようにカム103を回転させる。ま
た、その他の場合には、転写ガイド100の下面に小径
側カム面103bが接触するようにカム103を回転さ
せる。
【0046】このように構成することによって、ユーザ
が文字モードキーや写真モードキーを選択することなし
に、自動的にハーフトーン部で「ボソ抜け」がなく、文
字に「文字飛び散り」のない良好な画像を得ることがで
きるようになった。
【0047】[実施形態3]次に、図4に基づいて実施
形態3について説明する。
【0048】図4は実施形態3に係る画像形成装置を示
す概略構成図であり、同図において、図3と同一構成要
素には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0049】実施形態2においては、画像がハーフトー
ンであると、読み取った画素(具体的には、8bitで
A/D変換した後の値が25〜100の画素)を単純に
カウンタによって加算して、その加算結果の全画素数に
対する比率に応じて、ハーフトーン部の有無、あるいは
ハーフトーン部の多さを制御手段18によって判定して
いる。このため、1画素内で、白と黒とがほぼ均等に分
布している、例えば文字のエッジ部などもハーフトーン
であると判定してしまうので、例えば非常に細かい文字
がびっしりとつまった原稿である場合には、制御手段1
8がハーフトーンの多い原稿であると、誤判定してしま
うおそれが考えられる。本実施形態は、上述のような誤
判定をなくすようにした例である。
【0050】本実施形態のデジタル複写機の画像読取部
16の解像度は、転写材搬送方向に対応する方向(以下
「副走査方向」という)と、感光ドラム1などの長手方
向に対応する方向(以下「主走査方向」という)とがと
もに600dpiであり、画像パターン検知には、主走
査方向、副走査方向ともに、10画素おき(約0.4m
mピッチ)の画素(以下「検知画素」という)の信号値
を用いる。
【0051】本実施形態のハーフトーン部の検知方法は
所定間隔毎の画素の輝度レベルが所定範囲内となる場合
に、この輝度レベルが所定数連続した場合に、ハーフト
ーン部分であると判定して検知するようにしたものであ
る。
【0052】具体的には、CCDからの読取り値が25
〜100の値を示した画素が主走査方向、副走査方向と
もに6画素以上連続した場合に、当該部分をハーフトー
ン部であるとみなす判定手段19を設ける。そして、上
記方法でハーフトーン部であると検知された輝度レベル
の画素部分が画像全体に対して30%以上ある場合に、
制御手段18によってハーフトーン部の多い画像である
と判断し、位相制御機構15を動作させてカム103を
回転させる。これにより、大径側カム面103aが転写
ガイド100の下面に接触するようにして、転写ガイド
100の先端部100cの位置を図2に示したような位
置にする。
【0053】また、ハーフトーン部と検知された輝度レ
ベルの画素部分が30%に満たない場合には、カム面の
位置を180°ずらして小径側カム面103bが転写ガ
イド100の下面に接触するようにして、転写ガイド1
00の先端部100cの位置を図1に示したような位置
にする。
【0054】このように構成することによって、誤判定
を生じさせることなく、自動的にハーフトーン部で「ボ
ソ抜け」がなく、文字に「文字飛び散り」のない良好な
画像を得ることができるようになった。
【0055】なお、実施形態1ないし実施形態3におい
ては、感光ドラム1の帯電性とトナーの帯電極性とが両
方とも負である反転現像方式を採用した例について説明
したが、感光ドラム1の帯電極性とトナーの帯電極性と
が異なる正規現像方式を採用した画像形成装置に適用し
ても本発明は有効である。
【0056】また、実施形態1ないし実施形態3におい
ては、カム103の位相を180°ずつ回転させたため
に、転写ガイド100の位置は2つであったが、画像パ
ターンに応じて、例えばハーフトーン部の面積の比率の
大きさに応じてカム103の位相を制御し、転写ガイド
100の位置に3つ以上の設定値を設けてもよい。な
お、転写ガイド100の先端部100cの位置は必ずし
も[実施形態1]の項に記載した位置である必要がない
のは明らかである。
【0057】さらに、転写ガイド100の位置を可変制
御する手段については実施形態1ないし実施形態3に示
されるような構成に限定されるものではなく、転写ガイ
ド100の先端部100cの位置を切り換えることがで
きるような構成であれば、いずれの構成であってもよ
い。
【0058】さらに、1枚の転写材中で転写ガイド10
0の位置を変えることも可能である。ただし、転写ガイ
ド100の位置が変更される瞬間に相当する部分に画像
を形成することは望ましくない。
【0059】また、実施形態2、実施形態3における画
像パターン検知方法は、ハーフトーン部を検知するもの
であったが、この方法に限られるものではなく、周知の
エッジ検知などによる文字画像を検知する方法のものな
どでもよい。
【0060】さらに、実施形態1ないし実施形態3で
は、画像読取部を有する複写機に本発明を適用した場合
の例について説明したが、本発明はプリンタ等にも有効
である。この際はコンピュータからの指示に応じて転写
ガイド100の位置を変えても良いし、コンピュータと
プリンタの間に画像パターン読取装置を設けてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像パターンに応じて、例えば文字画像の時には転写ガ
イドの位置を、転写部位上流側における感光ドラムと転
写材との間隔がせまくなるような位置に、また、ハーフ
トーン画像の時には、転写ガイドの位置を上記間隔が広
くなるような位置に設定すべく、転写ガイドの位置を変
えることができるようにしたので、文字画像等における
「文字飛び散り」及びハーフトーン画像等における「ボ
ソ抜け」という画像不具合の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る画像形成装置の転写
ガイド上昇位置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る画像形成装置の転写
ガイド下降位置を示す概略構成図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図4】本発明の実施形態3に係る画像形成装置を示す
概略構成図である。
【図5】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図6】本発明が解決しようとしている課題を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…感光ドラム 2…帯電ローラ 3…現像器 4…転写ローラ 5…定着器 6…クリーナー 7…前露光器 8…除電針 9…レジストローラ 10…転写ガイド 14…操作部 15…位相制御機構 16…原稿読取部 17…カウンタ 18…制御手段 19…判定手段 100…転写ガイド 101…バネ 102…支持板 103…カム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成される像担持体と、像担持体
    上の画像を記録媒体に転写する転写手段と、転写手段に
    よる転写部位に記録媒体をガイドする転写ガイド手段を
    有する画像形成装置において、 前記転写ガイド手段の位置を可変可能とし、前記像担持
    体上に形成された画像のパターンに応じて、前記転写ガ
    イド手段の位置を可変制御する可変制御手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記像担持体上に形成される画像のパターンを選択する
    画像パターン選択手段を有し、該画像パターン選択手段
    によって選択した前記画像のパターンに応じて、前記可
    変制御手段は、前記転写ガイド手段の位置を可変制御す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像のパターン選択手段は、画像の
    パターンに応じて選択されるモードキーであることを特
    徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記像担持体上に形成される画像のパターンを検出する
    画像パターン検出手段を有し、該画像パターン検出手段
    によって検出した前記画像のパターンに応じて、前記可
    変制御手段は、前記転写ガイド手段の位置を可変制御す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像パターン検出手段は、前記記録
    媒体の搬送方向に対応する方向または前記像担持体の長
    手方向に対応する方向のいずれか一方又はその両方にお
    いて、所定間隔毎の画素の濃度レベルが所定範囲となる
    場合に、該濃度レベルが所定数連続した場合に、ハーフ
    トーン部分であると判定する判定手段を有し、該判定手
    段が判定したハーフトーン部分の割合に基づいて、前記
    転写ガイド手段の位置を可変制御することを特徴とする
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記像担持体上に形成された画像のパターン中の各画素
    の濃度レベルが所定範囲内であるハーフトーン部分とな
    る場合の画素数をカウントするカウンタを有し、該カウ
    ンタがカウントした画素数に基づいて、前記可変制御手
    段は、前記転写ガイド手段の位置を可変制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像形成装置において、
    画像形成時に原稿読取り部によって読み取った画像パタ
    ーン中の各画素の濃度レベルが所定範囲内であるハーフ
    トーン部分となる場合の画素数をカウントするカウンタ
    を有し、該カウンタがカウントした画素数に基づいて、
    前記可変制御手段は、前記転写ガイド手段の位置を可変
    制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写ガイド手段は、転写手段による
    転写部位とレジストローラ対の間に設けられた揺動自在
    のガイド部材と、該ガイド部材を作動するカム部材を有
    し、該ガイド部材は、転写部位とレジストローラ対の間
    で記録媒体を直線状に保持する位置と、この位置から揺
    動上昇して、記録媒体を像担持体に近接せしめる位置と
    を取るようにしたことを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100437378C (zh) * 2004-05-18 2008-11-26 京瓷美达株式会社 图像形成装置
JP2013010607A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Kyocera Document Solutions Inc シート搬送機構及びそれを備えた画像形成装置、並びにそれに用いるラベルシート
JP2013182139A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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