JPH11152863A - 屋 根 - Google Patents

屋 根

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JPH11152863A
JPH11152863A JP33815897A JP33815897A JPH11152863A JP H11152863 A JPH11152863 A JP H11152863A JP 33815897 A JP33815897 A JP 33815897A JP 33815897 A JP33815897 A JP 33815897A JP H11152863 A JPH11152863 A JP H11152863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、寒冷地における建物
において、屋根上の雨水や融雪水を軒先に滴下させずに
安定して集水し、軒先における氷柱の発生を防止した屋
根を提供する。 【解決手段】 隣接する傾斜面11の間に稜線12を
有し、複数の屋根板を連結配置した屋根10において、
屋根板は、屋根10の棟2から軒先3に至る傾斜面上に
立設させた立ち上がり部14を有し、この立ち上がり部
14は傾斜方向に所定間隔で形成されるとともに、立ち
上がり部14の端部14aが稜線12と一定の距離をも
って位置するように配設され、稜線12の下端部側には
竪樋17が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建造物の屋根に関
し、特に寒冷地において屋根に降った雨水を安定して樋
へと導いて軒先における氷柱の発生を防止し、さらに屋
根に堆積した雪の急速な滑落を防止する屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、寒冷地において、住宅等の勾配
屋根を有する建物には、軒先に軒樋が設置されていない
ことが多い。これは冬期において、軒先に発生する積雪
の巻き垂れや、融雪水が結氷することにより軒樋周縁に
氷柱が大きく生成するため、容易に軒樋が損壊する雪氷
障害を避けられないからである。このため、図8の従来
例に示すように、軒樋102に樋覆板103を設けて、
屋根雪が滑落しても、軒樋102内に落ち込まないよう
にする方法や、図9に示すように、軒樋102の底部に
発熱線104を延設して外気温度が0℃以下になるよう
な場合に通電し、軒樋102を加熱し、さらに長さ方向
に所定の間隙を有する樋覆板103を設けて放熱を防止
することにより低温時の氷結を防止する方法等が提案さ
れている。
【0003】しかし上記図8に示す従来技術を用いて
も、厳寒地域においては、屋根面からの融雪水は最も冷
える樋覆板103や軒樋102部分で凍結し、軒樋10
2周縁に発生する氷柱の発生を防止することができなか
った。
【0004】また、図9に示す従来技術においても、風
雪が激しく低温の気象条件の下では、樋覆板103が冷
却されるため樋覆板103上に積雪してしまい、この積
もった雪に屋根面からの融雪水が含浸して凍結し、融雪
水が軒樋102内に滴下不能となるとともに、軒樋10
2周縁に回り込んで氷柱を生成し軒樋102を損壊して
しまうという問題があった。
【0005】このように、降雪により屋根に積もった雪
は通常その下層から溶け出し、その融雪水は軒先端縁か
ら地上へ流下または滴下する。そして、気候条件によっ
ては、軒先端縁から落下する融雪水がここで再び氷結
し、軒先に氷柱が成長する。この氷柱は除雪の邪魔にな
るのみならず、場合によっては危険が生じることがある
ので、その成長を防止することのできる屋根が望まれて
いる。
【0006】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、その目的は、寒冷地における建物におい
て、屋根上の雨水や融雪水を軒先に滴下させずに安定し
て集水し、軒先における氷柱の発生を防止した屋根を提
供することにある。
【0007】また本発明のさらに他の目的は、屋根に降
り積もった雪の軒先側への急な滑落を防いだ屋根構造を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
屋根は、隣接する傾斜面の間に稜線を有し、複数の屋根
板を連結配置した屋根において、前記屋根板は、屋根の
棟から軒先に至る傾斜面上に立設させた立ち上がり部を
有し、該立ち上がり部は傾斜方向に所定間隔で形成され
るとともに、立ち上がり部の端部が前記稜線と一定の距
離をもって位置するように配設され、前記稜線の下端部
側には竪樋が配設されたことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る屋根は、隣接する
傾斜面の間に稜線を有する屋根において、前記屋根には
前記稜線を除いて複数の凸条部が配設されており、該凸
条部は、屋根の棟から軒先に至る傾斜面上に立設するよ
うに、且つ傾斜方向に所定間隔で配設されるとともに、
凸条部の端部が前記稜線と一定の距離をもって位置する
ように配設され、前記稜線の下端部側には竪樋が配設さ
れたことを特徴とする。また上記凸条部は断面矩形の角
柱状の長尺部材或いは断面L字状の長尺部材から形成さ
れていると好適である。
【0010】このように本発明の屋根は、屋根板に立ち
上がり部が形成されて、傾斜方向に所定間隔で配設さ
れ、さらに立ち上がり部の端部が屋根の稜線と一定の距
離をもって位置するように配設されており、屋根上に降
水があったり或いは屋根上の雪が溶けて融雪水となった
ときに、雨水や融雪水が屋根の傾斜に沿って流れ、立ち
上がり部に突き当たるように構成されている。そして雨
水や融雪水は立ち上がり部に沿って流れ、この立ち上が
り部上に雨水が溜まってくると、より下方に位置する立
ち上がり部に突き当たる。或いは立ち上がり部と屋根の
稜線との間を流下する。このようにして、最終的に雨水
や融雪水は稜線下端部において竪樋へ集水されるように
構成されている。
【0012】以上のように本発明の屋根によれば、建物
に竪樋のみを設けた構成で屋根上の雨水や融雪水を確実
に集水することができる。また、雨水や融雪水が軒先か
ら滴下しないので、軒先で融雪水が再氷結することによ
り生成される氷柱の発生を防止することができる。
【0013】さらに、屋根上に形成された立ち上がり部
は雪止めとして、屋根の上に積もった雪を保持すること
ができるので、軒先からの雪の急な滑落を防止すること
が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、隣接する傾斜面11の
間に稜線12を有し、複数の屋根板13を連結配置した
屋根10に関するものである。屋根板13には、棟2か
ら軒先3に至る屋根10の傾斜面11上に立設させた立
ち上がり部14が形成されている。立ち上がり部14は
傾斜方向に所定間隔で形成されるとともに、立ち上がり
部14の端部14aが稜線12と一定の距離をもって位
置するように配設されている。そして稜線12の下端部
側には、竪樋17が配設されている。
【0015】或いは屋根10上に稜線12を除いて複数
の凸条部16を配設する構成としても良い。凸条部16
は、屋根10の棟2から軒先3に至る傾斜面11上に立
設するように、且つ傾斜方向11に所定間隔で配設され
ている。さらに凸条部16の端部16aは稜線12と一
定の距離をもって位置している。なお、凸条部16は、
角柱状の長尺部材、或いは断面L字状の長尺部材から形
成されていると好適である。
【0016】以上のように構成されているので、屋根上
に降水があったり或いは屋根上の雪が溶けて融雪水とな
ったときに、雨水や融雪水が屋根の傾斜に沿って流れ、
屋根10上に形成された立ち上がり部14に突き当た
る。雨水や融雪水は、立ち上がり部14上に一度溜まっ
た後に、立ち上がり部14の端部14a及び長辺部14
bから流出して、さらに下方の立ち上がり部14へ流出
する。また立ち上がり部14の端部14aと屋根の稜線
12との間を流通路15として、この流通路15を降下
する。
【0017】なお、立ち上がり部14の端部14aは、
屋根10の稜線12と一定の距離をもって配設されてい
る。そして屋根10は、屋根面が台形或いは三角形の形
状に形成されている。従って屋根面上において、棟2側
よりも軒先3側に設けられている立ち上がり部14の長
さの方がより長くなるように構成される。
【0018】よって、屋根10上の雨水や融雪水は、先
ず棟2側に位置する立ち上がり部14に突き当り、この
立ち上がり部14上に水が溜まってくると、立ち上がり
部14の端部14a及び長辺部14bから流出して、さ
らに下方の立ち上がり部14或いは流通路15へ流出す
る。下方へ流れるに従って、立ち上がり部14の長さが
長くなるので、立ち上がり部14上の水の量は次第に減
少して行く。こうして雨水や融雪水は、複数の立ち上が
り部14及び流通路15を経由し、最終的に軒先3から
滴下せずに屋根10の稜線12下端部において竪樋17
へ集水される。
【0019】このように本発明の屋根10によれば、特
に寒冷地において積雪等により損壊の発生しやすかった
軒樋を用いることなく、竪樋17のみを用いて確実に集
水することが可能となる。また、雨水が軒先から滴下す
ることがなく、軒先において融雪水が再氷結することに
より生成される氷柱の発生を防止することができる。さ
らに立ち上がり部14は雪止めとして、屋根の上に積も
った雪の急な滑落を防止することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0021】図1乃至図5は本発明に係る実施例を示す
ものであり、図1は本発明の屋根を有する建物の斜視
図、図2は本発明の屋根の平面図、図3は本発明の屋根
の断面図、図4は図3の要部断面図、図5は竪樋の説明
図である。
【0022】本発明の屋根10は隣接する傾斜面の間に
稜線を有し、複数の屋根板13を連結配置した屋根であ
る。図1においては、寄棟構造の建物における屋根10
が示されている。屋根10の傾斜面11は、図1に示す
ように、各一対の建物長辺側の屋根面11aと建物短辺
側の屋根面11bとから構成されている。そして屋根面
11aと屋根面11bとの間には稜線12、いわゆる隅
くだり棟が位置している。なお、本実施例の屋根10に
おいては、屋根面11aは台形に、屋根面11bは三角
形に形成されている。
【0023】屋根10は図3に示すように、屋根下地4
上に防風防湿シート5を配設しルーフィングを行い、屋
根板13で覆われて構成されている。屋根板13は、例
えば屋根カラー鉄板からなり、端部に巻回した係合部1
3aを有し、隣接する屋根板13はこの係合部13aに
より連接されている。屋根板13は屋根10へ、図4で
示すように釘6により釘打ちを行うことにより固定され
ている。
【0024】そして屋根10屋根面11a及び屋根面1
1b上においては、屋根の傾斜方向、即ち雨水が流れる
方向と直交するように、立ち上がり部14が形成されて
いる。この立ち上がり部14は図2に示すように、屋根
板13において形成されるものであり、屋根板13に、
屋根10から立ち上がるような折り曲げを設けることに
より形成される。なお折り曲げは、間に空隙ができない
ように形成する。
【0025】上記立ち上がり部14は、図2に示すよう
に、屋根10上に長尺状に配設される。このため、立ち
上がり部14の形成された屋根板13を左右に連接させ
て、立ち上がり部14が連なるように屋根上に配設す
る。或いは予め長尺に形成されたパネル状の屋根板13
を使用して、この屋根板13に立ち上がり部14を形成
する。
【0026】さらに立ち上がり部14は、図3に示すよ
うに、屋根板13において、屋根の傾斜方向に1つおき
に形成されている。このように屋根10の大きさに応じ
て立ち上がり部14を適切な間隔で形成する。また立ち
上がり部14の端部14aは、稜線12と一定の距離を
もって配設される。
【0027】立ち上がり部14は所定間隔で複数形成さ
れ、また立ち上がり部14の端部14aは、稜線12と
一定の距離をもって配設されるので、立ち上がり部14
の端部14aと稜線12との間に図2に示すように流通
路15が形成される。この流通路を、屋根10上の雨水
や融雪水が通過して、稜線12下端部へ流下するように
構成されている。
【0028】また立ち上がり部14は図2に示すよう
に、屋根面11a及び屋根面11b上で、棟2側よりも
軒先3側に配設されている立ち上がり部14の方がより
長くなるように構成される。
【0029】さらに本発明の屋根10の稜線12の下端
部側には、竪樋17が設けられている。竪樋17は図5
で示すように上部に集水部17aを有している。雨水や
融雪水は流通路15に導かれて、先ず集水部17aに流
れ込み、最終的に地上或いは下水へ排水されるように構
成されている。
【0030】次に本発明の屋根における雨水及び融雪水
の流れについて説明する。屋根に降雨或いは降雪がある
と、雨水や融雪水は、屋根の傾斜に沿って流れようと
し、雨水や融雪水は屋根面11a,11b上を流れなが
ら立ち上がり部14に突き当たる。そして雨水や融雪水
は次第に立ち上がり部14上に溜まり、その後、立ち上
がり部14の端部14aから流れ出すとともに、立ち上
がり部14を乗り越えて立ち上がり部14の長辺部14
bから流れ出す。
【0031】上記立ち上がり部14から流出した雨水や
融雪水は、下方の屋根面上へ流れ、さらに下方に位置す
る立ち上がり部14或いは流通路15へと流れる。この
ようにして、雨水やは融雪水は屋根面上を流下してい
く。
【0032】そして、屋根面11a,11b上の立ち上
がり部14は、棟2側に位置する立ち上がり部14より
も、軒先3側に位置している立ち上がり部14の方がよ
り長く構成されている。よって、屋根上に降った雨水が
下方へ流れるに従って、より長い立ち上がり部14に突
き当たるため、立ち上がり部14の長辺部14bから流
出しにくくなる。そして雨水や融雪水は軒先側へ流下し
ながら、最終的に流通路15を通って、稜線12の下端
部側において竪樋17へと流れ込んで集水される。
【0033】以上のように本発明の屋根によれば、竪樋
のみを設けた構成で、屋根上の雨水や融雪水を集水する
ことができる。よって従来のように、軒樋が積雪や氷柱
により損壊したり、融雪水の氷結により軒樋が塞がれた
りすることなく、雨水や融雪水を確実に樋へと導くこと
ができる。また、雨水や融雪水が軒先から滴下すること
がないので、融雪水が軒先端縁で再氷結することにより
生成される氷柱の発生を防ぐことができる。さらに立ち
上がり部は雪止めとして、屋根の上に積もった雪を保持
し、軒先からの急な滑落を防止することができる。
【0034】このように本発明の屋根は寒冷地の建物に
おいて好適に使用されるものであるが、夏期において
も、屋根上の雨水を軒先から滴下させることなく集水す
ることができるので、軒下にいる人や置物に雨水がかか
るのを防いだり、軒下の地面の雨水によるぬかりを防止
することができる。さらに雨水は複数の立ち上がり部を
徐々に流下しながら流通路へと導かれて竪樋に集水され
るので、雨水が一度に竪樋へ流れ込むことがなく、安定
して集水できるので、竪樋の損壊や雨水の跳ね返りによ
る建物の腐朽及び汚れを防止することができる。
【0035】なお、本実施例においては、建物長辺側の
屋根面と建物短辺側の屋根面において、それぞれ立ち上
がり部を4条ずつ形成した例を示したが、これに限らず
建物や屋根の大きさに従って、立ち上がり部の本数を調
整するものとする。
【0036】また、上記実施例では寄棟構造の建物にお
ける例を示したが、これに限らず、隣接する傾斜面の間
に稜線を有する屋根をもつ建物であれば良く、例えば方
形構造の建物等に本発明の屋根を用いることができるの
は勿論である。
【0037】図6及び図7は本発明の他の実施例を示す
説明図である。本例において上記実施例と同様部材には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】図6は凸条部を示す説明図である。本実施
例では、屋根10上に複数の凸条部16が配設されてい
る。凸条部16は、図で示すように、断面矩形の角柱状
の長尺部材から形成されており、屋根面11a及び屋根
面11b上において、屋根の傾斜方向、即ち雨水が流れ
る方向と直交するように配設される。凸条部16は所定
間隔で配設されるとともに、凸条部16の端部は稜線1
2と一定の距離をおいて配設されるものとする。また凸
条部16は、屋根面11a及び屋根面11b上で、棟2
側よりも軒先3側に配設されている凸条部16の方がよ
り長くなるように構成される。
【0039】そして屋根10上に降水があったり或いは
屋根上の雪が溶けて融雪水となったときに、雨水や融雪
水が屋根の傾斜に沿って流れ、凸条部16に突き当たる
ように構成されている。そして雨水や融雪水は凸条部1
6に沿って流れ、凸条部16上に雨水が溜まってくる
と、より下方に位置する凸条部16に突き当たる。或い
は凸条部16と屋根の稜線12との間に形成された流通
路15を流下する。このようにして、最終的に雨水や融
雪水は稜線12の下端部において集水される。
【0040】なお、凸条部16は上記角柱状の長尺部材
に限らず、例えば、図7に示すように断面L字状の長尺
部材から形成し、この部材の一方の辺を屋根面上に固定
する構成としても良い。
【0041】上記のように凸条部16を使用することに
より、屋根板13が折り曲げ不可能な部材で構成されて
いるときにおいても、凸条部16を屋根上に配設するだ
けで、屋根上の雨水等を稜線下端部で集水して、軒先か
らの水の滴下を防ぐとともに、雪の滑落を防止すること
ができる。
【0042】
【発明の効果】 以上のように本発明の屋根は、竪樋
のみを設けた構成で、確実に雨水や融雪水の集水を行う
ことができるため、軒先における軒樋を不要化すること
が可能となる。また軒先に融雪水を滴下させない構成で
あるため、軒先における氷柱の発生を防止することが可
能となる。また立ち上がり部が雪止めとして、屋根に降
り積もった雪の滑落を防ぐので、特に寒冷地において好
適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根を有する建物の斜視図である。
【図2】本発明の屋根の平面図である。
【図3】本発明の屋根の断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】本発明の竪樋を示す説明図である。
【図6】凸条部を示す説明図である。
【図7】凸条部の他の例を示す説明図である。
【図8】従来例を示す説明図である。
【図9】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 棟 3 軒先 10 屋根 11 傾斜面 11a 屋根面 11b 屋根面 12 稜線 13 屋根板 14 立ち上がり部 15 流通路 16 凸条部 17 竪樋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する傾斜面の間に稜線を有し、複数
    の屋根板を連結配置した屋根において、 前記屋根板は、屋根の棟から軒先に至る傾斜面上に立設
    させた立ち上がり部を有し、該立ち上がり部は傾斜方向
    に所定間隔で形成されるとともに、立ち上がり部の端部
    が前記稜線と一定の距離をもって位置するように配設さ
    れ、 前記稜線の下端部側には竪樋が配設されたことを特徴と
    する屋根。
  2. 【請求項2】 隣接する傾斜面の間に稜線を有する屋根
    において、 前記屋根には前記稜線を除いて複数の凸条部が配設され
    ており、 該凸条部は、屋根の棟から軒先に至る傾斜面上に立設す
    るように、且つ傾斜方向に所定間隔で配設されるととも
    に、凸条部の端部が前記稜線と一定の距離をもって位置
    するように配設され、 前記稜線の下端部側には竪樋が配設されたことを特徴と
    する屋根。
  3. 【請求項3】 前記凸条部は断面矩形の角柱状の長尺部
    材から形成されたことを特徴とする請求項2記載の屋
    根。
  4. 【請求項4】 前記凸条部は断面L字状の長尺部材から
    形成されたことを特徴とする請求項2記載の屋根。
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