JPH11152466A - 蓄熱材マイクロカプセル - Google Patents

蓄熱材マイクロカプセル

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JPH11152466A
JPH11152466A JP9304395A JP30439597A JPH11152466A JP H11152466 A JPH11152466 A JP H11152466A JP 9304395 A JP9304395 A JP 9304395A JP 30439597 A JP30439597 A JP 30439597A JP H11152466 A JPH11152466 A JP H11152466A
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JP
Japan
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heat storage
storage material
heat
microcapsules
microcapsule
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JP9304395A
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English (en)
Inventor
Mamoru Ishiguro
守 石黒
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 融点が40〜95℃の蓄熱材マイクロカプセ
ルを長期の流動、熱履歴、ポンプ内の専断に長時間曝し
ても破壊することのない安定な暖房用蓄熱材マイクロカ
プセル分散液を提供する。 【解決手段】 蓄熱材マイクロカプセルの平均粒子径を
0.1〜5μm、マイクロカプセル固形中に占める蓄熱
材の比率を60〜75%の範囲に設定する。蓄熱材とし
て脂肪族炭化水素、エステル、アルコール類化合物が好
ましく、マイクロカプセルの壁材皮膜としてはメラミン
ホルマリン樹脂が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄熱材を内包したマ
イクロカプセルに関するものであり、具体的には、ビ
ル、家屋等の暖房用に用いられる蓄熱材又は熱搬送用媒
体に用いられる。具体的には本発明による蓄熱材マイク
ロカプセル分散液を蓄熱槽に貯え、安価な深夜電力を利
用して多量の温熱を貯えて日中暖房の熱源として利用で
きる。また、本発明の蓄熱材マイクロカプセルを蓄熱槽
と熱交換機間を循環する空調用回路内に満たすことによ
り熱搬送用媒体(ブラインとも称される。)としても用
いられる。また、樹脂製の袋や容器に充填することによ
り携帯用熱具としての利用も可能である。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機の熱媒体として、
水、エチレングリコール、無機塩水溶液が用いられ、こ
れらの熱媒を空調用閉回路内を循環させて冷暖房がなさ
れる。これらの方法は熱媒の顕熱のみを利用して熱交換
するものであるため、温度差を1℃とすると熱搬送能力
は熱媒kg当たり約1kcalが限界であった。
【0003】そこで、相変化を伴う蓄熱材自体を直接熱
媒として搬送管中を流すことができれば、その顕熱に加
え潜熱(融解又は凝固熱)も熱搬送できるため、一定熱
量を送るのに搬送管径が縮小でき、搬送動力の軽減も可
能となる。この試みに対し各種蓄熱材を金属や樹脂製容
器に充填したものを搬送管中を流すという提案が為され
ている。(特公昭60−23279号公報、同59−4
5915号公報)
【0004】しかしながら、この方法では蓄熱材充填物
自体の大きさが数mm〜数cmのオーダーと極めて大きかっ
たり、比重が水又はブラインより大きく容易に沈降した
り、また蓄熱材の種類によっては浮遊してしまう結果、
均一な流動性が得られなかったり、管路を閉塞してしま
う等、多くの問題を有するものである。
【0005】上記、各種蓄熱材の充填物を水又はブライ
ン中に分散させて潜熱を搬送する手段の解決策として、
特開平5−117642号公報、同5−163486号
公報、同5−215369号公報、同5−237368
号公報に蓄熱材を内包するマイクロカプセル及びそれら
を用いた熱搬送法が記載されている。これらの手法は、
蓄熱材を内包したマイクロカプセル(以降蓄熱材マイク
ロカプセルともいう。)を水又はブライン中に分散しこ
れを熱媒として使用することにより熱搬送能力を高め、
熱交換効率の良い冷却又は加熱方法を目的とするもので
ある。蓄熱材マイクロカプセル分散液は、蓄熱材の融解
−凝固に関わらず良好な流動性を有する液体として取り
扱えることが最も大きな特徴であり潜熱の搬送法として
は最も実用性の高い手法といえる。
【0006】しかしながら、蓄熱材マイクロカプセルの
分散液を熱媒として用いる際の問題点として、長期に亘
る熱履歴、及び配管、動力ポンプ内を通過する際に、次
第にマイクロカプセル皮膜の劣化と破壊が生じ、ひいて
は蓄熱材が分散液中に分離することもある。特に、暖房
用に用いられる蓄熱材マイクロカプセルは常に高温域に
曝されるために劣化速度が早く、経時的にマイクロカプ
セルの破壊、ひいては蓄熱材の分離が生じ配管の汚染や
熱搬送能力の著しい低下をもたらす。よって、蓄熱材を
内包するマイクロカプセル分散液を高温域の熱媒として
長期に安定に使用するためにはマイクロカプセルの機械
的安定性を充分高いものにする必要があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、融点
が40〜95℃の蓄熱材を内包するマイクロカプセルの
耐久性を高めることを課題としており、具体的には長期
の流動、熱履歴、ポンプ内のせん断を長時間施しても破
壊が極めて少なく耐久性に優れ、かつ多量の熱を搬送し
得る暖房用蓄熱材マイクロカプセルを得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は暖房用熱搬送用
マイクロカプセルの破壊防止策に関するものであり、そ
の解決策として、蓄熱材マイクロカプセルの粒子径とマ
イクロカプセル構成物固形重量部中に占める蓄熱材重量
の比率(以降蓄熱材比率と称し、値が小さいほど皮膜部
分の割合が多いことを意味する。)を特定の範囲に設定
することにより達成される。即ち、融点が40〜95℃
以上の蓄熱材を内包するマイクロカプセルであって、粒
子径を0.1〜5μm、且つ蓄熱材比率を60〜75重
量%に設定することにより、破壊が極めて少なく耐久性
に優れ、しかも多量の熱量を搬送し得る蓄熱材マイクロ
カプセルが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の蓄熱材マイクロ
カプセルについて詳細に説明する。マイクロカプセルの
粒子径は例えば次の様な条件を調節、変更することによ
り種々の値に設定することができる。1.乳化剤の種類
(アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等、ア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のモノマータイ
プの界面活性剤、ポリアクリル酸ナトリウム等のポリマ
ータイプの界面活性剤。)2.界面活性剤の濃度。3.乳化
時の乳化液の温度。4.乳化比(水相と油相の体積比
率)。5.乳化機、分散機等と称される微粒化装置の運転
条件(撹拌回転数、時間等)。
【0010】本発明で述べる平均粒子径は完成したマイ
クロカプセルの体積平均粒子径を意味し、具体的には米
国コールター社製コールターマルチサイザーを用いて測
定された体積平均粒子径を表す。上記範囲より大きい粒
子径では機械的専断力に極めて弱くなり、上記範囲より
小さくすれば破壊は抑えられるもののマイクロカプセル
分散液の粘度が上昇するため好ましくない。即ち、本蓄
熱材マイクロカプセルを熱搬送体として用いた場合に、
粘度が高いと搬送されるマイクロカプセル分散液が乱流
状態になりにくくなり、熱交換性能が著しく低下してし
まうため好ましくない。
【0011】蓄熱材マイクロカプセルの物理的せん断力
に対する耐久強度の調節は蓄熱材比率を本発明の範囲に
設定することにより可能となった。本発明で述べる蓄熱
材比率とは下記の算式〔数1〕により導かれる。
【0012】
【数1】a=(b/b+c+d)×100 a:蓄熱材比率 b:蓄熱材の固形重量 c:皮膜形成材料の固形総重量 d:乳化剤の固形重量
【0013】上記算式における皮膜形成材料とは、実質
的にマイクロカプセルの皮膜になりうるものとして添加
された樹脂類、樹脂形成モノマー等を意味する。蓄熱材
比率はマイクロカプセルの物理的強度比較の指標となる
数値であり、値が小さいほど蓄熱材マイクロカプセルの
強度は高くなるが、その一方で蓄熱できる容量は小さい
値となる。逆に蓄熱材比率の値が大きいほど蓄熱可能な
熱容量は増すものの皮膜の厚みが薄くなるため、容易に
破壊しやすくなる。本発明においては、両者を満足する
最適範囲が60〜75%であることが判明した。
【0014】一般に蓄熱材をマイクロカプセル化する方
法としては、複合エマルジョン法によるカプセル化法
(特開昭62−1452号公報)、蓄熱材粒子の表面に
熱可塑性樹脂を噴霧する方法(同62−45680号公
報)、蓄熱材粒子の表面に液中で熱可塑性樹脂を形成す
る方法(同62−149334号公報)、蓄熱材粒子の
表面でモノマーを重合させ被覆する方法(同62−22
5241号公報)、界面重縮合反応によるポリアミド皮
膜マイクロカプセルの製法(特開平2−258052号
公報)等の方法を用いることができる。
【0015】マイクロカプセルの皮膜膜形成材として
は、界面重合法、インサイチュー法等の手法で得られ
る、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド、ポリアクリルアミド、エチルセルロース、ポリウレ
タン、アミノプラスト樹脂、またゼラチンとカルボキシ
メチルセルロース若しくはアラビアゴムとのコアセルベ
ーション法を利用した合成あるいは天然の樹脂が用いら
れるが、本発明の如き比較的高融点の蓄熱材を内包する
マイクロカプセルの場合にはインサイチュー法によるメ
ラミンホルマリン樹脂が特に好ましい。
【0016】本発明で用いられる蓄熱材としては、炭素
数20以上の脂肪族炭化水素化合物(パラフィン類化合
物)や、ラウリン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸類、
ラウリルアルコール、ステアリルアルコール等の高級ア
ルコール類、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸メチ
ル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸ステアリル、フ
タル酸ジステアリル等のエステル化合物、及び無機塩類
などが使用可能である。とりわけ蓄熱材としてパラフィ
ン類化合物、高級アルコール類、エステル化合物はそれ
自体化学的、物理的に安定な化合物であり、且つ高い蓄
熱容量を有すること、更に本発明において好ましいマイ
クロカプセル化法であるインサイチュー法と組み合わせ
ることにより緻密性の高い高強度のマイクロカプセルが
得られるため好ましい蓄熱材として挙げられる。これら
の蓄熱材中には必要に応じ過冷却防止材、比重調節材、
劣化防止剤等を添加することができる。
【0017】かくして得られた本発明の蓄熱材マイクロ
カプセルを含む分散液はそのままでも熱媒として本発明
の目的を達し得るものであるが、必要に応じエチレング
リコール、プロピレングリコール、各種無機塩類、金属
粉、着色剤、比重調節材、分散助剤、接着剤、湿潤剤等
を添加することができる。これらの添加剤は蓄熱材比率
の算出には含まれない。
【0018】本発明の蓄熱材マイクロカプセルの分散液
中の濃度は高いほど単位重量当たりの蓄熱量が高まるた
め好ましいが、粘度の上昇を伴い流動性に乏しくなるた
め好ましくない。そのため分散液中のマイクロカプセル
の濃度は、通常10〜60(wt/wt)%の範囲に設定する
のが好ましい。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。実施例中の部
数は固形重量部を表す。また、融点及び融解熱は示差熱
熱量計(米国パーキンエルマー社製、DSC−7型)を
用いて測定した。
【0020】実施例1 メラミン粉末16部に37%ホルムアルデヒド水溶液2
0.6部と水40部を加え、pHを8に調整した後、約
70℃まで加熱してメラミンホルムアルデヒド初期縮合
物水溶液を得た。pHを4.5に調整した10%スチレ
ン無水マレイン酸共重合体のナトリウム塩水溶液100
部中に、蓄熱材としてn-パラフィンワックス(日本精蝋
(株)製パラフィンワックス140、融点61℃ )8
0部を激しく攪拌しながら添加し平均粒子径が1.8μ
mになるまで乳化を行なった。この乳化液に上記メラミ
ン−ホルムアルデヒド初期縮合物水溶液全量を添加し7
0℃で2時間攪拌を施した後、pHを9に調製して平均
粒子径2.0μm、蓄熱材比率70.4%の蓄熱材マイ
クロカプセル分散液を得た。
【0021】実施例2 メラミン粉末22部に37%ホルムアルデヒド水溶液4
2.5部と水60部を加え、pHを8に調整した後、約
70℃まで加熱してメラミンホルムアルデヒド初期縮合
物水溶液を得た。pHを4.5に調整した10%スチレ
ン無水マレイン酸共重合体のナトリウム塩水溶液100
部中に、蓄熱材としてステアリルアルコール(融点59
℃ )80部を激しく攪拌しながら添加し平均粒子径が
3.3μmになるまで乳化を行なった。この乳化液に上
記メラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物水溶液全量を
添加し70℃で2時間攪拌を施した後、pHを9に調製
して平均粒子径3.5μm、蓄熱材比率62.6%の蓄
熱材マイクロカプセル分散液を得た。
【0022】実施例3 メラミン粉末12部に37%ホルムアルデヒド水溶液1
5.4部と水40部を加え、pHを8に調整した後、約
70℃まで加熱してメラミンホルムアルデヒド初期縮合
物水溶液を得た。pHを4.5に調整した10%スチレ
ン無水マレイン酸共重合体のナトリウム塩水溶液100
部中に、蓄熱材として、ミリスチン酸ミリスチル(融点
42℃ )80部を激しく攪拌しながら添加し平均粒子
径が0.8μmになるまで乳化を行なった。この乳化液
に上記メラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物水溶液全
量を添加し70℃で2時間攪拌を施した後、pHを9に
調製して平均粒子径0.8μm、蓄熱材比率74.3%
の蓄熱材マイクロカプセル分散液を得た。
【0023】比較例1 メラミン粉末30部に37%ホルムアルデヒド水溶液5
7.9部と水60部を加え、pHを8に調整した後、約
70℃まで加熱してメラミンホルムアルデヒド初期縮合
物水溶液を得た。pHを4.5に調整した5%スチレン
無水マレイン酸共重合体のナトリウム塩水溶液100g
中に、蓄熱材として実施例1と同様のn-パラフィンワッ
クス80部を激しく攪拌しながら添加し平均粒子径が
1.8μmになるまで乳化を行なった。この乳化液に上
記メラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物水溶液全量を
添加し70℃で2時間攪拌を施した後、pHを9に調製
して平均粒子径2.0μm、蓄熱材比率56.6%の蓄
熱材マイクロカプセル分散液を得た。
【0024】比較例2 実施例1においてマイクロカプセルの平均粒子径を7.
0μmとした以外は実施例1と同様にして蓄熱材比率7
0.4%のマイクロカプセル分散液を得た。
【0025】比較例3 メラミン粉末7.5部に37%ホルムアルデヒド水溶液
14.4部と水30部を加え、pHを8に調整した後、
約70℃まで加熱してメラミンホルムアルデヒド初期縮
合物水溶液を得た。pHを4.5に調整した5%スチレ
ン無水マレイン酸共重合体のナトリウム塩水溶液100
g中に、蓄熱材として実施例1と同様のn-パラフィンワ
ックス80部を激しく攪拌しながら添加し平均粒子径が
1.8μmになるまで乳化を行なった。この乳化液に上
記メラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物水溶液全量を
添加し70℃で2時間攪拌を施した後、pHを9に調製
して平均粒子径2.0μm、蓄熱材比率81.8%の蓄
熱材マイクロカプセル分散液を得た。
【0026】上記実施例及び比較例で得られた蓄熱材マ
イクロカプセル分散液の機械的安定性を下記手法で評価
を行った。1.実施例及び比較例に示した蓄熱材マイクロ
カプセル分散液10kgを吐出量毎分20リットルの能
力のロータリー式マグネットポンプを用い室温で連続循
環させた。この処理を168時間(ポンプ内平均パス回
数約20000回)施した後、試料として100cc採取
した。
【0027】2.この試料とヘキサン50ccをよく混合し
マイクロカプセルが破壊することにより流出した蓄熱材
重量をガスクロマトグラフィーで定量して破壊率を算出
した。破壊率は蓄熱材マイクロカプセル固形重量に対す
る破壊により流出した蓄熱材重量比率で示し、値が0で
あることが破壊を生じていないことを示し、0に近いほ
ど破壊率が少ないことを示す。その評価結果を表1に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】実施例からも明らかなように、高融点の
蓄熱材を内包するマイクロカプセルの粒子径と蓄熱材比
率を特定の範囲に設定することによりマイクロカプセル
の耐久性は飛躍的に向上することが分かった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が40〜95℃の蓄熱材を内包する
    マイクロカプセルであって、平均粒子径が0.1〜5μ
    m、且つマイクロカプセル中に占める蓄熱材重量の比率
    が60〜75%である蓄熱材マイクロカプセル。
  2. 【請求項2】 蓄熱材が脂肪族炭化水素、エステル、ア
    ルコールから選ばれる化合物である請求項1記載の蓄熱
    材マイクロカプセル。
  3. 【請求項3】 マイクロカプセルを形成する皮膜がメラ
    ミンホルマリン樹脂である請求項1記載の蓄熱材マイク
    ロカプセル。
JP9304395A 1997-09-17 1997-11-06 蓄熱材マイクロカプセル Pending JPH11152466A (ja)

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JP9304395A JPH11152466A (ja) 1997-09-17 1997-11-06 蓄熱材マイクロカプセル

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JP25120997 1997-09-17
JP9-251209 1997-09-17
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