JPH11151768A - 積層チューブ - Google Patents

積層チューブ

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JPH11151768A
JPH11151768A JP9336349A JP33634997A JPH11151768A JP H11151768 A JPH11151768 A JP H11151768A JP 9336349 A JP9336349 A JP 9336349A JP 33634997 A JP33634997 A JP 33634997A JP H11151768 A JPH11151768 A JP H11151768A
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laminated tube
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JP9336349A
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English (en)
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Masabumi Oshima
正文 大島
Hifumi Yasumatsu
一二三 安松
Shigeto Oga
繁人 大賀
Tadashi Kasamoto
忠志 笠本
Tsutomu Miyake
努 三宅
Yasuaki Fujiwara
泰明 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical MKV Co
Marugo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
Marugo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体が樹脂材料によって形成された、安
価なフィラーホースを提供する。 【解決手段】 ポリアミド樹脂又はフッ素樹脂を内層及
びJIS K6723に基づき測定した入針10秒後の
硬度が90以下である軟質熱可塑性樹脂を外層とする少
なくとも2層が積層され、積層された各層間を熱融着し
て構成した積層チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層構造を有する
チューブに関し、より詳細には、自動車等の燃料タンク
へのフィラーホースとして好適に使用される積層チュー
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の燃料タンクへのフィラーホー
ス(燃料をタンクへ注ぎ込むためのホース)には、耐燃
料性、耐燃料透過性、耐候性、及び外部からの飛び石等
に対しての耐衝撃性(特に、寒冷条件下で飛び石等によ
る割れが発生しないことが重要である。)等が要求され
る。とりわけ要求される耐燃料透過性が以前に比べ厳し
くなってきており、従来から使用されてきたゴム(例え
ば、NBR/CSM系、NBR/CR系、NBR+PV
C系)によって形成されたフィラーホースでは十分な耐
燃料透過性が得られず、このためフィラーホースの構造
及び材料等に関して種々の提案がなされてきた。
【0003】例えば、ゴムの中では耐燃料透過性に優れ
たフッ素ゴムを内層として設けることによって、十分な
耐燃料透過性を有するフィラーホースとすることができ
るが、フッ素ゴムの使用によって材料コストが大幅に上
昇した。コストを低減するために、フッ素ゴムより耐燃
料透過性に優れるポリアミド等の樹脂によって形成され
たチューブの外側に耐衝撃性等に優れたゴムをプロテク
ターとして組み付けたホースも提案されている(特開平
6−221481号公報)。一方、ゴムで形成されたホ
ースの内周面に耐燃料透過性に優れる樹脂を吹き付け、
熱溶融させてバリアー層を設けたホースも提案されてい
る(特開平6−190974号公報)。なお、ポリアミ
ド等の硬質樹脂は耐燃料透過性に優れるものの硬いこと
から、これらの樹脂のみによって満足できる柔軟性を得
るまで薄肉化すると、飛び石等に対する耐衝撃性が満足
されないので、両要求を満足させる場合には樹脂材料と
ゴムとを複合して用いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら提案されたいず
れのものも樹脂とゴムという異なる部分を別々に形成す
る必要があるために工程が複雑になって製造コストを増
加させ、製品自体のコスト低減率を悪くさせた。また、
特開平6−221481号公報に記載されたチューブに
おいては、外チューブ部と内チューブ部とが完全に分離
した構造をとっているため、チューブ内部に負圧が生じ
た場合、内チューブ部がつぶれやすく、外チューブ部と
内チューブ部との間に内チューブ部を透過してきた燃料
が溜まる危険性が懸念される。さらに内チューブ部は単
層によって形成されているので薄肉化に限界があり十分
な柔軟性を得ることができないという問題があった。一
方、特開平6−190974号公報に記載された複層ホ
ースにおいては、樹脂粉末を被覆しその後被覆された樹
脂粉末を融解することによって内層を形成するため、樹
脂粉末の被覆及び融解の不均一化によって、形成される
内層にピンホールやクラックが発生する可能性が懸念さ
れる。
【0005】以上のように、外層に要求される性質を十
分満たす樹脂材料がなくゴムを用いた場合、上記のよう
な種々の問題が生じていた。そこで本発明では、外層を
形成する材料に要求される性質を十分満足する樹脂材料
を見出し、該樹脂材料によって外層を形成することで、
外層と内層との両方が樹脂材料によって形成された、こ
れらの問題を有さない安価なフィラーホースを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の積層チューブは、積層チューブ内層が耐燃
料透過性を有するポリアミド樹脂又はフッ素樹脂によっ
て形成され、積層チューブ外層を形成する層が柔軟性、
難燃性、耐寒性、耐油性及び耐候性を有する樹脂材料に
よって形成され、そして積層チューブを形成する各層が
互いに熱融着される。このように構成することで、耐燃
料透過性、柔軟性、難燃性、耐衝撃性、及び耐応力緩和
性に優れた多層構造ホースとすることができる。即ち、
本発明は、ポリアミド樹脂又はフッ素樹脂を内層及びJ
IS K6723に基づき測定した入針10秒後の硬度
が90以下である軟質熱可塑性樹脂を外層とする少なく
とも2層が積層され、積層された各層間を熱融着して構
成した積層チューブである。
【0007】本発明の積層チューブは、複数の層が積層
されて形成されている。積層チューブを構成する複数の
層(以下、「複数層」という。)は、積層チューブの内
層から外層の間に積み重なっており、例えば、積層チュ
ーブが円筒形の外形を有するものであれば、該円筒の中
心軸からそれぞれ異なった半径を有する複数層が積層さ
れ、積層チューブの長手方向に対して垂直な面によって
積層チューブを切断した切断面には、同心円状に積層し
た複数層が観察される。複数層は、互いに熱融着されて
いることが必要である。熱融着によって複数層が固定さ
れることによって、確実かつ強固に複数層を固定するこ
とができると共に、複数層を接着する場合に使用する接
着剤を要さず、さらに複数層を固定するための工数を削
減することもできる。なお、本発明にいう「熱融着」と
は、温度を上昇させた状態で複数層を密接させることを
いい、密接後に複数層間に化学結合が生じるか否かを問
わないものとする。複数層が熱融着された積層チューブ
はいかなる方法によって成形されてもよく、例えば、押
出成形、射出成形、及びブロー成形等が挙げられるが、
とりわけ中空状チューブを成形するのに適したブロー成
形によることが好ましい。複数層の各層をそれぞれこれ
らの成形法によって成形した後、各層を熱融着してもよ
いが、工数及び設備削減等からは成形時に熱融着させる
ようにすることが好ましい。即ち、複数層を同時に成形
しつつそれぞれを熱融着させるようにすることが好まし
く、例えば、多層ブロー成形法によって複数層を形成す
れば1工程において成形と熱融着とを完了させることが
できる。
【0008】本発明の積層チューブの内層は、耐燃料透
過性を有するポリアミド樹脂又はフッ素樹脂によって形
成される。即ち、積層チューブの内層は直接燃料に接す
る。このため内層は耐燃料透過性を有する樹脂材料によ
って形成されることが望ましい。内層を形成する樹脂材
料の耐燃料透過性によって、内層の所定の耐燃料透過を
達成するために必要な内層の厚みが変化する。即ち、耐
燃料透過性が低い場合には厚みを大きくする必要がある
が、耐燃料透過性が高い場合には厚みを小さくしても十
分な耐燃料透過を得ることができる。一方、内層の厚み
を増加させると、積層チューブが硬くなり柔軟性が失わ
れるので好ましくない。従って、内層は、耐燃料透過性
が高い樹脂材料によって形成され、可能な限り小さな厚
みで形成されることが好ましい。以上を考慮すると内層
を形成する樹脂材料としては、ポリアミド樹脂又はフッ
素樹脂を使用することが好ましい。ポリアミド樹脂は、
アミノカルボン酸の縮合、2塩基酸とジアミンとの縮
合、又はラクタムの開環反応等によって製造され、本発
明の内層を形成するには、例えば、ポリアミド66、ポ
リアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、及びポ
リアミド610等が使用される。耐燃料透過性の高さ等
を考慮すると、とりわけポリアミド11及びポリアミド
12を使用することが好ましい。フッ素樹脂は、チュー
ブ等を形成するのに通常用いられているものを特に制限
なく使用することができ、例えば、テトラフロロエチレ
ンとヘキサフロロプロピレンとビニリデンフロライドと
の共重合体、テトラフロロエチレンとエチレンとの共重
合体、ポリテトラフロロエチレン等を好適に使用するこ
とができる。
【0009】本発明の積層チューブの外層は、柔軟性、
難燃性、耐寒性、耐油性及び耐候性を有する樹脂材料に
よって形成される。即ち、積層チューブの外層は、積層
チューブが配置される周囲の環境に直接暴露される。こ
のため外層は、飛び石等による衝突を受けても破壊され
ないように柔軟性が、周囲がある程度の火事になっても
燃焼しないように難燃性が、冬季の厳寒期においても破
損しないように耐寒性が、油が付着しても変質しないよ
うに耐油性が、そして周囲の環境によって劣化されない
ように耐候性が要求される。このうち柔軟性について
は、JIS K6723による入針10秒後の硬度が9
0以下である軟質熱可塑性樹脂材料によって外層が形成
されることが好ましく、さらに好ましくは該硬度が80
以下である軟質熱可塑性樹脂材料によって外層が形成さ
れる。外層を形成する樹脂材料の種類は特に限定されな
いが、難燃性、耐寒性、耐油性及び耐候性等を考慮すれ
ば、塩素化ポリエチレン又は塩化ビニル系樹脂あるいは
これらの樹脂の混合物を使用することが好ましい。
【0010】外層を形成する塩化ビニル系樹脂は、塩化
ビニル、又は塩化ビニルとこれに共重合可能なコモノマ
ーとの混合物とのいずれかを懸濁重合、塊状重合、微細
懸濁重合、又は乳化重合等の既存の重合方法によって重
合することによって製造されることができる。用いられ
るコモノマーとしては例えば、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル類、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート等のアクリル酸エステル類、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル
類、ジブチルマレエート、ジエチルマレエート等のマレ
イン酸エステル類、ジブチルフマレート、ジエチルフマ
レート等のフマール酸エステル類、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルオクチルエーテル等のビニルエーテル類、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニ
ル類、エチレン、プロピレン、スチレン等のαオレフィ
ン類、塩化ビニリデン、臭化ビニル等の塩化ビニル以外
のハロゲン化ビニリデン、ハロゲン化ビニル類、ジアリ
ルフタレート、エチレングリコールジメタクリレート等
の多官能性単量体が挙げられるが、用いられるコモノマ
ーは上記のものに限定されない。使用するコモノマー
は、塩化ビニル樹脂中の構成成分として30%以下とす
ることが好ましく、さらに好ましくは20%以下とす
る。外層を形成する樹脂材料中の塩化ビニル樹脂の重合
度は特に限定されないが、加工性、成形性等からはJI
S K6721に基づいた平均重合度が400〜800
0の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは50
0〜4500の範囲であり、最も好ましくは650〜3
500の範囲であることが好ましい。外層を形成するも
う1つの材料である塩素化ポリエチレンは、如何なるも
のでも使用することができるが、外層の強度等の物性を
考慮すると、塩素化前のポリエチレンの重量平均分子量
が10000以上のものを用いるのが好ましい。また、
ポリエチレンの塩素化度も、特に限定されるものではな
い。
【0011】外層を形成する樹脂材料に可塑剤を添加す
ることが外層へ柔軟性を付与する、すなわち硬度を90
以下にするためには好ましく、その添加量は例えば塩化
ビニル樹脂100重量部に対しては40重量部以上であ
ることが好ましく、さらに好ましくは60〜150重量
部の範囲であり、また塩素化ポリエチレン100重量部
に対して5〜150重量部、さらに好ましくは10〜1
20重量部の範囲である。添加量が、それぞれの上限を
超えれば、可塑剤のブリードの問題が発生し、下限未満
では硬度を90以下にすることができず、柔軟性に劣る
からである。なお、その可塑剤の種類は、一般に塩化ビ
ニル樹脂用として使用されるものであればいかなるもの
であってもよく、例えば、ジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジイソノニル
フタレート、ジイソデシルフタレート、または炭素数1
1から13程度の高級アルコールのフタル酸エステル等
のフタル酸エステル系可塑剤、ジオクチルアジペート、
ジデシルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジオク
チルアゼレート、ジブチルセバケート、ジオクチルセバ
ケート等の脂肪族二塩基酸エステル系可塑剤、トリオク
チルトリメリテート、トリデシルトリメリテート、トリ
イソデシルトリメリテート等のトリメリット酸エステル
系可塑剤、2、3、3’、4−ビフェニルテトラカルボ
ン酸テトラアルキルエステル等のビフェニルテトラカル
ボン酸系可塑剤、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族二
塩基酸、フタル酸等の芳香族二塩基酸と、1、2プロパ
ンジオール、1、2ブタンジオール、1、3ブタンジオ
ール、1、4ブタンジオール、2、2−ジメチル−1、
3プロパンジオール、1、6ヘキサンジオール等の脂肪
族系グリコールをエステル化して得られるポリエステル
系可塑剤、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、液
状エポキシ樹脂等のエポキシ系可塑剤、塩素化パラフィ
ン、五塩化ステアリン酸アルキルエステル等の塩素化脂
肪酸エステル等を挙げることができる。これらの可塑剤
は単独で使用することもできるが、2種類以上のものを
混合して使用してもよい。また特性として耐油性、耐ガ
ソリン性等を要求される用途には分子量800以上のポ
リエステル系の可塑剤を使用することが好ましく、さら
に好ましくは分子量1000以上のものを使用すること
が好ましい。そのポリエステル可塑剤は、外層を形成す
る材料中の全可塑剤中の30%以上使用されることが好
ましく、さらに好ましくは50%以上使用される。その
ポリエステル可塑剤の、全可塑剤中に占める割合が低く
なると耐油性や耐ガソリン性が低下する。
【0012】外層を形成する材料に難燃剤を添加するこ
とが外層へ難燃性を付与するためには好ましい。使用す
る難燃剤は、通常樹脂に使用するものを広く使用するこ
とができ、金属水酸化物、リン酸化合物、ハロゲン化合
物、アンチモン化合物等が例示的に挙げられる。例え
ば、金属水酸化物としては水酸化アルミニウム、ホウ酸
亜鉛等が例示でき、リン酸化合物としては、トリクレジ
ルフォスフェート、クレジルフェニルフォスフェート、
トリフェニルフォスフェート、トリブチルフォスフェー
ト、ジフェニルオクチルフォスフェート等のリン酸エス
テル類が例示でき、ハロゲン化合物としては臭素化ポリ
フェニル、テトラブロモエタン、テトラブロモベンゼ
ン、塩素化ポリフェニル等が例示でき、そしてアンチモ
ン化合物としては三酸化アンチモンが例示できる。これ
ら難燃剤は単独で用いられても、又は2種類以上混合し
て用いられてもよい。また上記のリン酸エステル類は可
塑剤としての効果もあり、可塑剤としての使用も可能で
ある。難燃剤の添加量は特に制限されないが、通常、外
層樹脂材料100重量部に対して0.5重量部乃至50
重量部の範囲である。ただし、リン酸系難燃剤を使用す
るときはこの限りではない。
【0013】本発明の積層チューブは、その外層がゴム
弾性を保有していることが好ましく、そのために外層中
にNBRを添加することが望ましく、さらにこのNBR
はゴム弾性を付与するためにテトラヒドロフラン(以
下、「THF」という。)不溶解架橋成分を含んでいる
ことが好ましい。THF不溶解架橋成分は30%以上含
まれていることが好ましく、さらに好ましくは50%以
上である。THF不溶解架橋成分の測定は、0.2gの
NBRを20mlのTHFに常温で溶かし、撹拌する。
その後24時間放置したあとで上澄みを捨て、新しいT
HFをいれ撹拌し上澄みを捨てる。この操作を2回繰り
返し、その後残渣を乾燥し、不溶解分を計算することに
よって行われる。このNBRは、アクリロニトリルを2
0乃至45%含有しているものを使用するのが好まし
い。アクリロニトリルをあまり多く含むと外層の柔軟性
が劣り、例えば、あまり少ないと塩素化ポリエチレン又
は塩化ビニル樹脂等との相溶性が劣るので好ましくな
い。また、このNBRの添加量は、外層樹脂材料100
重量部にたいして15〜300重量部の範囲であること
が好ましい。15重量部より少ないとゴム弾性向上が少
なく、300重量部より多いと加工性が悪くなる。
【0014】また、外層を形成する材料には、NBRの
分散性をよくするために充填剤を添加することが好まし
く、従来から充填剤として使用されているものを自由に
添加することができる。使用する充填剤の種類は限定さ
れないが、例えば、炭酸カルシウム、クレイ、タルク、
シリカ等を例示することができる。
【0015】さらに、外層のゴム弾性を向上させるた
め、外層を形成する材料の配合中に架橋剤を添加して混
練加工中に架橋反応を行うことにより、NBRのゴム弾
性を向上させることができる。使用する架橋剤としては
クメンヒドロペルオキシド、2、5−ジメチル−2、5
−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン等の有機過酸化
物、p−キノンジオキシム、p,p’−ジベンゾイルキ
ノンジオキシム等のキノン誘導体、ブロモメチルアルキ
ル化フェノール樹脂等のフェノール樹脂、1、6−ヘキ
サメチレンジアミン等のアミン化合物、硫黄、含硫黄化
合物等が使用され、通常の加硫促進剤等を併用すること
もできる。使用する加硫促進剤としてはアルデヒドアミ
ン系、チウラム系、グアニジン系、チアゾール系、スル
フェンアミド系等の通常ゴムの加硫に使用されるものを
用いることができる。外層を形成する材料には、上述の
添加物以外に必要に応じて通常塩素化ポリエチレン及び
/又は塩化ビニル系樹脂に添加することの出来る添加
剤、例えば、安定剤、紫外線吸収剤、アクリル系樹脂等
の成形加工改良剤、滑剤、酸化防止剤、着色剤、NBR
以外のゴム成分等を添加することが出来る。
【0016】本発明の積層チューブの最も簡単なものは
内層と外層との2層のみからなるものであり、これは積
層チューブの製造材料の種類を減少させ、製造コストを
低く抑え、そして製造装置を簡単なものにすることがで
きることから好ましい。一方、積層チューブに要求され
る性質によっては、内層と外層との間に他の層(以下、
「中間層」という。)を存在させてもよく、さらに中間
層は1層に限られず複数の層を有するものであってもか
まわない。中間層は、柔軟性があり且つ相隣り合う層が
融着する樹脂材料なら如何なるものでも良いが、耐燃料
透過性の点から内層を形成するポリアミド樹脂又はフッ
素樹脂及び外層を形成する硬度が90以下の軟質熱可塑
性樹脂を交互に積層するのが好ましい。
【0017】また、内層と外層とを又は中間層を含めて
直接熱融着した場合、各層の間に十分な融着力が得られ
ないときは、各層のいずれにも相溶性が高い熱可塑性樹
脂材料によって形成された中間層(以下、「接着中間
層」という。)を形成することが好ましく、接着中間層
は各層の間を接着する役割を果たす。即ち、内層と外層
とを又は中間層を直接熱融着しても十分な融着力が得ら
れない場合であっても、相隣り合う層とのいずれにも強
固に熱融着する接着中間層を、各層の間にはさみ込むこ
とによって、各層の間を十分強固に熱融着させることが
できる。
【0018】接着中間層を形成する材料は、上述した塩
素化ポリエチレンを主樹脂成分とする外層を形成する材
料をそのまま、又は、接着中間層を形成する材料の可塑
剤等の各種添加剤の添加量を加減し、更には他の添加剤
を添加して用いることが出来る。しかし、内層、外層又
は中間層の接着性向上のために、接着中間層を形成する
材料には塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン、変性ポリ
オレフィン、NBR等を添加しても良く、その添加量
は、相隣り合う樹脂層の種類、所望とする接着強度によ
り、任意に定めることが出来る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0020】(材料接着試験)本発明の積層チューブを
形成するための各層を配合割合を表1に示す。表1にお
いて、A成分はポリアミド(ポリアミド11)成分を、
B成分は塩化ビニル樹脂(以下、「PVC」という。)
成分を、そしてC成分は塩素化ポリエチレン成分を示し
ている。A成分は1種類のみであり、B成分はB−1、
B−2及びB−3の3種類があり、そしてC成分はC−
1及びC−2の2種類がある。まず、各成分の硬度測
定、及び各層を積層した際の各層の接着性と触感とを評
価する。ポリアミド樹脂のA成分は、樹脂ペレットをそ
のまま圧縮成形することで厚さ約2mmのシートを得
た。B−1とB−2成分は、表1に示すようなビーカー
配合にてロール表面温度160°Cのミルロール上で5
分間混練を行い、厚さ約1mmのシートを得た。B−3
成分は、ジャケット温度130°Cのバンバリーミキサ
ーにて樹脂温度190°Cまで混練を行い、その後ロー
ル温度160°Cのミルロール上で厚さ約1mmのシー
トを得た。これらのシートを用いて圧縮成形にて2mm
シートを作製した。C−1とC−2成分は、表1に示す
ようなビーカー配合にてロール表面温度140°Cのミ
ルロール上で5分間混練を行い、厚さ約1mmのシート
を得た。これらのシートを用いて圧縮成形にて2mmシ
ートを作製した。
【0021】
【表1】 表1 各成分の配合割合 A成分 ポリアミド11 B成分 B−1 PVC 100重量部 重合度1100 可塑剤 35重量部 ジイソノニルフタレート Ba−Zn系 複合安定剤 3重量部 炭酸カルシウム 20重量部 難燃剤 2重量部 B−2 PVC 100重量部 重合度2400 可塑剤 75重量部 ジイソノニルフタレー ト Ba−Zn系 複合安定剤 3重量部 炭酸カルシウム 20重量部 難燃剤 2重量部 B−3 PVC 100重量部 重合度2400 可塑剤 85重量部 ポリエステル可塑剤 (分子量1800) 可塑剤 40重量部 C10フタレート Ba−Zn系 複合安定剤 3重量部 炭酸カルシウム 80重量部 部分架橋NBR 190重量部 THF不溶解架橋成分 85%,AN比33% 有機過酸化物 0.3重量部 2、5−ジメチル2、5 −ジ(t−ブチルペルオ キシ)ヘキサン 難燃剤 10重量部 三酸化アンチモン C成分 C−1 塩素化ポリエチレン 100重量部 塩素化前ポリエチレン分子量 20万、塩素化度35% 可塑剤 20重量部 ジイソノニルフタレート Ba−Zn系複合安定剤 3重量部 炭酸カルシウム 20重量部 C−2 塩素化ポリエチレン 70重量部 塩素化前ポリエチレン分子量 30万、塩素化度30% 塩化ビニル樹脂 30重量部 重合度800 可塑剤 33重量部 ジイソノニルフタレート Ba−Zn系複合安定剤 3重量部 炭酸カルシウム 20重量部
【0022】表1の配合によって形成されたそれぞれの
成分の硬度をJIS K6723による入針10秒後の
硬度によって測定した。結果を表2に示す。
【0023】
【表2】 表2 各成分の硬度 成分 A B−1 B−2 B−3 C−1 C−2 硬度 98 96 70 60 67 68
【0024】このように作製した厚さ2mmのシートを
5cm×10cmの大きさの長方形に切り取り、それぞ
れを表3のような組み合わせによって2枚又は3枚重ね
合わせ、シートの半分は接着しないようにPETフィル
ムを挟み、半分は直接張り合わせた。それを190°C
の温度でプレス圧力180kg/mm2にて5分間圧縮
成形により厚さ3mmのシートを作製し、樹脂同士を接
着した。このようにして作成された積層物の接着性と触
感を評価した。接着性の評価は、接着した樹脂を50m
m巾に切断し、剥離強度をオートグラフにて180°剥
離にて評価した。剥離強度が10kg以上の場合には◎
とし、5kg以上で10kg未満の場合には○とした。
これらの◎と○の場合は接着しているものと考えられ
る。一方、触感は、接着した樹脂をポリアミド単体と比
較した感触によって評価した。柔軟性が有る場合は○と
し、ポリアミド11よりは柔軟性が有るものの柔軟性が
低い場合は△とし、そして柔軟性がない場合は×とし
た。評価結果を表3に示す。なお、表3の比較例2、実
施例1、そして実施例2は2層から構成されており、実
施例3は3層から構成されている。また、表3に示され
る結果のうち、比較例2の接着性試験では、試験片をオ
ートグラフに装着するとき2層が剥離して測定できなか
った。
【0025】
【表3】 表3 接着性及び触感の評価結果 接着性 触 感 比較例1 A − × 比較例2 A×B−1 − △ 実施例1 A×B−2 ○ ○ 実施例2 A×B−3 ◎ ○ 実施例3 A×C−1×B−3 ◎ ○
【0026】(積層チューブ作成例)表4に示す構造の
積層チューブをブロー成形法によって作成し、その性能
を評価した。なお、実施例4乃至6のいずれも外層、内
層、及び接着中間層の3層から構成されており、表4に
は内層と接着中間層と外層とを形成している成分名を内
層/接着中間層/外層のように示している。また、それ
ぞれの( )内の数字は、それぞれの層の厚さを単位
mmによって示している。表4中の「ストレート単層」
とはチューブ表面が蛇腹状になっておらず平滑なものを
示している。実施例6で使用したフッ素樹脂は、テトラ
フロロエチレンとヘキサフロロプロピレンとビニリデン
フロライドとの共重合体を使用した。
【0027】
【表4】 表4 作成チューブの構造 実施例4 A(0.3)/C−1(0.01)/B−3(2.1) 実施例5 A(0.3)/C−2(0.01)/B−3(2.1) 実施例6 フッ素樹脂(0.3)/A(0.01)/B−3(2.1) 比較例3 A成分ストレート単層(1.1) 比較例4 A成分蛇腹単層(1.2) 比較例5 A成分蛇腹単層(0.6)
【0028】表4に示された実施例4乃至6及び比較例
3乃至5のそれぞれのチューブを、接着性、負圧性、シ
ール性、耐燃料透過性、柔軟性、及び難燃性の6項目に
ついて◎、○、△、及び×の4段階によって評価した。
接着性は50mm/分の180度剥離によって評価し、
負圧性は6.66kpa×30秒によるチューブのへた
りによって評価し、シール性は49kpa×5分による
漏れによって評価し、耐燃料透過性はSHED測定によ
って評価し、柔軟性は曲げ試験によって評価し、そして
難燃性は着火時間及び自己消火時間によって評価した。
評価結果を表5に示す。
【0029】
【表5】 表5 チューブ性能の評価結果 接着性 負圧性 シール性 耐燃料透過性 柔軟性 難燃性 実施例4 ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ 実施例5 ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ◎ 実施例6 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 比較例3 − ◎ × ○ × × 比較例4 − ◎ × ○ △ × 比較例5 − △ △ ○ △ ×
【0030】以上より、ポリアミド単層ではシール性及
び難燃性に問題があるが、ポリアミドに軟質樹脂を被覆
することで十分な実用性能を有する燃料系チューブを作
成することができる。また、単層では厚さ0.6mm程
度が限界の最小成形可能厚さであるが、軟質樹脂を被覆
して全肉厚を増加することによって、最内層を0.3m
m程度の薄肉とし、シール性、相手パイプへの装着性、
そして柔軟性を改善すると共に、使用する材料のうち最
も高価な、最内層を形成する材料の使用量を削減するこ
とができるので製造コスト低減をも可能にする。
【0031】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものでないことは言うまでもなく、さらに、特許請求
の範囲と実質的に均等の範囲のものまで含む。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。即ち、積
層チューブの内層が、耐燃料透過性を有するポリアミド
樹脂又はフッ素樹脂によって形成され、積層チューブの
外壁が、柔軟性、難燃性、耐寒性、耐油性及び耐候性を
有する樹脂材料によって形成され、そして積層チューブ
を構成する複数層の間が熱融着されることにより、積層
チューブ全体を樹脂材料によって形成することができ、
積層チューブの構造及び製造工程を簡単にし製造コスト
を低減させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 11/04 F16L 11/04 // B29L 9:00 23:00 (72)発明者 安松 一二三 岡山県倉敷市上富井58番地 丸五ゴム工業 株式会社内 (72)発明者 大賀 繁人 岡山県倉敷市上富井58番地 丸五ゴム工業 株式会社内 (72)発明者 笠本 忠志 岡山県倉敷市上富井58番地 丸五ゴム工業 株式会社内 (72)発明者 三宅 努 岡山県倉敷市上富井58番地 丸五ゴム工業 株式会社内 (72)発明者 藤原 泰明 岡山県倉敷市上富井58番地 丸五ゴム工業 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミド樹脂又はフッ素樹脂を内層及び
    JIS K6723に基づき測定した入針10秒後の硬
    度が90以下である軟質熱可塑性樹脂を外層とする少な
    くとも2層が積層され、積層された各層間を熱融着して
    構成した積層チューブ。
  2. 【請求項2】内層及び外層と相溶性のある熱可塑性樹脂
    中間層を介在させる請求項1記載の積層チューブ。
  3. 【請求項3】外層を構成する熱可塑性樹脂が塩素化ポリ
    エチレン又は塩化ビニル系樹脂である請求項1又は請求
    項2記載の積層チューブ。
  4. 【請求項4】外層を構成する熱可塑性樹脂に、テトラヒ
    ドロフラン不溶解架橋成分を30重量%以上含有しかつ
    アクリロニトリルを20〜45重量%含有するNBRが
    配合されてなる請求項1乃至請求項3何れかの項に記載
    の積層チューブ。
  5. 【請求項5】中間層が塩素化ポリエチレンを主成分と
    し、外層が塩化ビニル系樹脂を主成分とする、それぞれ
    の樹脂層からなる請求項1乃至請求項4何れかの項に記
    載の積層チューブ。
  6. 【請求項6】塩素化ポリエチレンは、塩素化前の重量平
    均分子量が10000以上のポリエチレンを、塩素化し
    たものである請求項3乃至請求項5何れかの項に記載の
    積層チューブ。
  7. 【請求項7】多層ブロー成形法によって形成された請求
    項1乃至請求項6何れかの項に記載の積層チューブ。
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