JPH1114U - 下扱式脱穀機における扱室受網の構造 - Google Patents

下扱式脱穀機における扱室受網の構造

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JPH1114U
JPH1114U JP005140U JP514098U JPH1114U JP H1114 U JPH1114 U JP H1114U JP 005140 U JP005140 U JP 005140U JP 514098 U JP514098 U JP 514098U JP H1114 U JPH1114 U JP H1114U
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JP005140U
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田 康 文 上
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セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [課題] 扱胴に平行する処理胴を備えた下扱式脱穀機
において、扱室及び処理室における処理作用を良好に行
わせるとともに、扱室の受網や、扱室と処理室を連通す
る送塵口部などの清掃を容易に行えるようにする。 [解決手段] 扱室の後壁に開設した送塵口によって扱
室に連通される処理室を扱室の後側に設けて同室内に扱
胴と平行状に処理胴を収蔵し、扱室と処理室の下方に形
成する選別室に揺動選別盤を装架した下扱式脱穀機にお
いて、扱室の上方を被蓋する扱胴カバ−を上方に開放自
在にすると共に、扱室の下周り側に張設される受網を、
扱室内を横送される穀稈の稈元側通過部分の網目を密
に、穂先側通過部分の網目を粗にして設け、この受網
を、扱胴カバ−を上方に開放させた状態で処理室側から
上方に抜き出せるように構成している。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は、扱胴を軸架する扱室の後壁部に開設した送塵口によって扱室に連通 される処理室を前記扱室の後側に設けてその室内に前記扱胴と平行状に処理胴を 収蔵し、これらの扱室と処理室の下方に形成する選別室に揺動選別盤を装架して 構成される下扱式脱穀機に係り、より具体的には、前記扱室の下周り側に張設さ れる受網の改良構造に関する。 【0002】 【従来の技術】 扱胴を軸架する扱室の後壁部に開設した送塵口によって扱室に連通される処理 室を前記扱室の後側に設けてその室内に前記扱胴と平行状に処理胴を収蔵し、こ れらの扱室と処理室の下方に形成する選別室に揺動選別盤を装架して構成される 下扱式脱穀機が知られている(例えば、特開昭61−202625号公報参照) 。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 ところが、従来のものにおいては、扱室の下周り側に張設される受網が、扱室 内を横送される穀稈の稈元側が通過する部分から穂先側が通過する部分にわたっ て全体一様の網目に形成されていたから、穂先側通過部分では稈切れや枝梗付き 粒による目詰りが生じやすくて扱室内の滞留回流物が増大し扱室内における脱穀 処理が良好に行われないばかりか、送塵口から処理室への送込物も増大して処理 胴による再処理作用が効率的に行われにくく、また、稈元側通過部分においては 穀粒や細塵以外のものの漏下が多くなって選別室内における選別性能も低下され るといった問題があり、更には、目詰りを起した受網や送塵口部の清掃にも苦慮 するという問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 そこで、本考案では、扱胴を軸架する扱室の後壁部に開設した送塵口によって 扱室に連通される処理室を扱室の後側に設けてその室内に前記扱胴と平行状に処 理胴を収蔵し、これらの扱室と処理室の下方に形成する選別室に揺動選別盤を装 架して構成される下扱式脱穀機において、前記扱室の上方を被蓋する扱胴カバ− を上方に開放自在に装設すると共に、扱室の下周り側に張設される受網を、扱室 の前側に設置する穀稈挟持横送装置に挟持されて横送される穀稈の稈元側通過部 分の網目を密にし、処理室がわの穂先側通過部分の網目を粗にして設けて、稈元 側通過部分の網目が密で穂先側通過部分の網目が粗になった受網を、前記扱胴カ バ−を上方に開放させた状態で処理室側から上方に抜き外せるように構成するこ とにより、受網からの漏下及び処理室への送り込みが適正に行われ、しかも、受 網や送塵口部の清掃や受網の交換等も容易に行うことができるようにしている。 【0005】 【考案の実施の形態】 以下本考案を施した脱穀機について実施例図を参照して具体的に説明する。 (3)は扱胴(1)を(イ)方向に回動可能に収蔵軸架する扱室で、その下側周りに は扱歯(5)の回動軌跡にそって弧状に形成した受網(2)が張設され、扱室(3)の 前側にはこれに沿って穀稈供給側から排稈側にフィ−ドチェン(6)と挟扼レ−ル (7)を上下に対設して成る穀稈挟持横送装置(4)が設けられて下扱式に構成され ている。 【0006】 (8)は扱室(3)の後側に並設された処理室で、(ロ)方向に回動する処理胴(9) を収蔵し、その下側周りは弧状の受網(10)で形成され、排稈側を送塵口(11) により前記扱室(3)と連通させている。(12)はこれら扱室(3)と処理室(8)の 下方に設けられた選別室で、前側の圧風ファン(13)と処理室(8)の後側におけ る排稈側に装着した吸引ファン(14)との共働によって選別風路(15)が形成さ れ、その選別風路(15)と前記扱室(3)と処理室(8)との間に揺動選別盤(16) が装架されている。そして、揺動選別盤(16)は、その終端近くが山形(17)に 形成され、終端部は網体(18)の張設によって構成されて扱室(3)および処理室 (8)からの漏下物を受けるように配設されている。 【0007】 なお、(19)と(20)は1番物樋と2番物樋であって、2番物樋(20)内のも のは扱室(3)に還元される構成になっている。また、(21)は扱胴カバ−で処理 室(8)側の後端部を機体に螺着して上方に開放自在にしてある。 【0008】 次に、前記扱室(3)の下側周りを形成する受網(2)について詳述する。この受 網(2)は、穀稈供給側から排稈側にわたって穀稈挟持横送装置(4)側の稈元側が 横送する稈元側通過部分(a)をクリンプ網(22)にし、穀稈挟持横送装置(4)と 反対側の穂先側が横送する穂先側通過部分(b)は横桟(23)を等間隔に掛渡して 構成してあって、クリンプ網(22)の網間隔(m)を小に、横桟(23)の間隔(M) を大にして、受網(2)の目を稈元側通過部分(a)を密に、穂先側通過部分(b)を 粗にして構成してある。 【0009】 そして、上記のように構成した受網(2)は、その穀稈供給側と排稈側を両側の 機壁に弧状の支持金(24)(25)にのせるとともに前端部を押え金(26)に差し 込み後端部を数個のビス(27)によって固定している。 【0010】 したがって、穀稈挟持横送装置(4)により挟持されて扱室(3)内を横送される 穀稈は扱胴(1)の回転により脱穀処理されて、脱穀済みの藁稈は排稈側から機外 に排出され、受網(2)を漏下したものは、選別室(12)に装架された揺動選別盤 (16)上に落下し漏下しない穂切れや枝梗付き粒などの未処理物は送塵口(11) から処理室(8)に送り込まれて処理胴(9)の回転により再処理されて受網(10) を漏下し主として揺胴選別盤(16)の網体(18)上に落下するようになる。 【0011】 そして、この処理室(8)および前記の扱室(3)から漏下したものは揺動選別盤 (16)の揺動作用と選別風路(15)を吹流する選別風とによって選別され、1番 物は1番物樋(19)に落入して取出され、2番物は2番物樋(20)から扱室(3) に還元されるとともに、稈切れのような塵埃は吸引ファン(14)に吸引されて機 外に排出されるのである。 【0012】 この場合、扱室(3)の下側周りを形成する受網(2)は、稈元側通過部分(a)が クリンプ網(22)で構成されて目が密になっていて扱室(3)内の脱穀処理作用は 充分になされながら単粒となった穀粒と細塵のみを漏下させ、目詰まり現象が解 消されにくい穂先側通過部分(b)は横桟(23)を掛渡して構成されて目が粗に構 成されていて横送による摺擦作用の弱い穂先側でも目詰まりが起こりにくくなっ て漏下がよくなり、扱室(3)内で稈切れなどが塊状になって滞留し回流すること がなく、また、受網(2)の穂先側通過部分(b)の目にささる稈切れや枝梗付き粒 は扱室(3)内にも返されて枝梗の処理が行われ円滑な脱穀作業が続行できるよう になる。 【0013】 しかして、受網(2)や送塵口(11)部の清掃、受網(2)の交換等が必要な際に は、扱胴カバ−(21)を仮想線の示すように開放し、数個のビス(27)を外して 支持金(24)(25)にそわせて矢印(ハ)のように処理室(8)から上方に引上げる ことによって受網(2)を簡単に取り出せるのである。なお、受網(2)は、クリン プ網(22)で構成する稈元側通過部分(a)と横桟(23)で構成する穂先側通過部 分(b)を分割して構成してもよい。 【0014】 【考案の効果】 本考案は、以上説明したように、扱胴を軸架する扱室の後壁部に開設した送塵 口によって扱室に連通される処理室を扱室の後側に設けてその室内に前記扱胴と 平行状に処理胴を収蔵し、これらの扱室と処理室の下方に形成する選別室に揺動 選別盤を装架して構成される下扱式脱穀機において、前記扱室の上方を被蓋する 扱胴カバ−を上方に開放自在に装設すると共に、扱室の下周り側に張設される受 網を、扱室の前側に設置する穀稈挟持横送装置に挟持されて横送される穀稈の稈 元側通過部分の網目を密にし、処理室がわの穂先側通過部分の網目を粗にして設 け、稈元側通過部分の網目が密で穂先側通過部分の網目が粗になった受網を、前 記扱胴カバ−を上方に開放させた状態で処理室側から上方に抜き外せるように構 成したから、扱室内を横送する穀稈の稈元側が通過する網目の密な部分では単粒 となった穀粒と細塵のみを漏下させ、処理室がわの網目が粗な穂先側通過部分に おいては同部に目詰りを起こすことが少なくなって良好な漏下がなされ、扱室内 の滞留回流物が減ぜられると共に、処理室内への未処理物の送り込み量も減ぜら れて処理胴による再処理作用も効率的に行われることとなり、全体として円滑効 率的な脱穀作業が行われる。 しかして、受網や送塵口部などの清掃が必要となる事態が生じても、その際に は、扱室の上方を被蓋する扱胴カバ−を上方に開放動させて、稈元側通過部分の 網目が密で穂先側通過部分の網目が粗になった受網を処理室側から上方に抜き上 げて受網及び送塵口部などを容易に清掃することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案を施した脱穀機の縦断側面図である。 【図2】要部を展開して示した平面図である。 【符号の説明】 1 扱胴 2 受網 3 扱室 4 穀稈挟持横送装置 8 処理室 9 処理胴 11 送塵口 12 選別室 16 揺動選別盤 21 扱胴カバ−

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1) 扱胴(1)を軸架する扱室(3)の後壁部に
    開設した送塵口(11)によって扱室(3)に連通される処
    理室(8)を扱室(3)の後側に設けてその室内に前記扱胴
    (1)と平行状に処理胴(9)を収蔵し、これらの扱室(3)
    と処理室(8)の下方に形成する選別室(12)に揺動選別
    盤(16)を装架して構成される下扱式脱穀機において、
    前記扱室(3)の上方を被蓋する扱胴カバ−(21)を上方
    に開放自在に装設すると共に、扱室(3)の下周り側に張
    設される受網(2)を、扱室(3)の前側に設置する穀稈挟
    持横送装置(4)に挟持されて横送される穀稈の稈元側通
    過部分(a)の網目を密にし、処理室(8)がわの穂先側通
    過部分(b)の網目を粗にして設け、稈元側通過部分(a)
    の網目が密で穂先側通過部分(b)の網目が粗になった受
    網(2)を、前記扱胴カバ−(21)を上方に開放させた状
    態で処理室(8)側から上方に抜き外せるように構成して
    あることを特徴とする下扱式脱穀機における扱室受網の
    構造。
JP005140U 1998-06-26 1998-06-26 下扱式脱穀機における扱室受網の構造 Pending JPH1114U (ja)

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JPH1114U true JPH1114U (ja) 1999-02-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5191516U (ja) * 1975-01-17 1976-07-22

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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