JPH1114897A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH1114897A
JPH1114897A JP9168793A JP16879397A JPH1114897A JP H1114897 A JPH1114897 A JP H1114897A JP 9168793 A JP9168793 A JP 9168793A JP 16879397 A JP16879397 A JP 16879397A JP H1114897 A JPH1114897 A JP H1114897A
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JP9168793A
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Tatsuyuki Tokunaga
辰幸 徳永
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Canon Inc
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視線検出結果の信頼性が低い場合にも、使用
者の意志を反映させたピント調節を可能にする。 【解決手段】 使用者の眼球画像を撮像して使用者の視
線位置を検出する視線検出手段と、複数のフォーカスエ
リアに対してそれぞれピント調節のための情報を形成す
ることのできる情報形成手段と、複数のフォーカスエリ
アの中から、前記視線位置に対応する特定のフォーカス
エリアを選択する選択手段と、前記眼球画像に基づい
て、前記視線位置に対する信頼性を判断する判断手段
と、判断手段の判断結果に基づいて、情報形成手段によ
りピント情報形成動作を行う範囲を決定し、決定した範
囲に含まれる複数のフォーカスエリアにて情報形成動作
を行う動作制御手段と、情報形成動作を行った複数のフ
ォーカスエリアのうち少なくとも1つのフォーカスエリ
アにおけるピント調節のための情報に基づいてレンズを
調節するレンズ調節手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の視線位置
に基づき、ピント調節動作を行う光学機器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影者が観察面上のどの位置
を観察しているかを検出する、いわゆる視線(視軸)を
検出する装置(例えばアイカメラ)が種々提供されてお
り、その視線情報を利用してフォーカスエリアを選択す
るなど制御する視線検出カメラも種種提案されている。
【0003】視線を検出する原理としては、光源からの
平行光束を撮影者の眼球の前眼部へ投射し、角膜からの
反射光による角膜反射像と瞳孔の結像位置を利用して注
視点を求めているものなどがある。これを実現する方法
として、撮影者の眼球像をエリアセンサ等で光電変換し
信号処理することで、角膜反射像(プルキンエ像)や瞳
孔等の特徴点を抽出してその観察面上の座標を算出し、
注視点を求めている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら撮影
者の眼球像の特徴点を抽出するのに、さまざまなノイズ
や瞼で瞳孔の1部が覆われたりすることで、誤差が積み
重なり実際の注視点と算出された注視点にずれが生じる
ことは、めずらしいことではない。ずれが生じると、視
線の結果に基づいて制御したものが、撮影者の意志とは
まったく異なった制御になってしまうので、著しく信頼
性を落とすという欠点があった。
【0005】したがって、視線の結果でフォーカスエリ
アを選択するような例であれば、焦点検出ポイントを画
面内で密に設定することが出来ない。
【0006】また、上下方向の視線検出を行う際には、
瞼の影響で誤差を生じやすいという欠点もある。
【0007】そこで、特開平6-82679号公報では、カメ
ラが縦位置にあって上下方向の視線検出を行わなければ
ならないときは、上下方向に並ぶフォーカスエリアのう
ち、上端及び下端に位置するフォーカスエリアを選択不
能に設定することが開示されている。
【0008】ところがこの場合、選択可能なフォーカス
エリアの数が減ってしまうので、構図に制約を与えてし
まうという課題があった。
【0009】また、特開平6-138378号公報には、視線の
信頼性と焦点検出の信頼性により、フォーカスエリアを
決定する方法が開示されているが、この方法では、選択
されないフォーカスエリアに対しても、常に焦点検出を
必ず行っているので、カメラの動作として複雑な動作を
膨大に行うこととなるため、特にフォーカスエリアが多
くなった場合には、スピードの面や消費電力の面でも良
くないという課題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題に鑑み、本願
の請求項1に記載した発明は、使用者の眼球画像を撮像
して前記使用者の視線位置を検出する視線検出手段と、
複数のフォーカスエリアに対してそれぞれピント調節の
ための情報を形成することのできる情報形成手段と、前
記視線検出手段にて撮像された前記使用者の眼球画像に
基づいて、前記使用者の視線位置に対する信頼性を判断
する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づいて、
前記情報形成手段によりピント情報形成動作を行う範囲
を決定し、決定した範囲に含まれる複数のフォーカスエ
リアにて前記情報形成動作を行う動作制御手段と、前記
情報形成動作を行った複数のフォーカスエリアのうち少
なくとも1つのフォーカスエリアを選択する選択手段
と、前記選択手段にて選択した特定のフォーカスエリア
でのピント調節のための情報に基づいてレンズを調節す
るレンズ調節手段とを有することで、上記の課題を解決
し、視線検出結果の信頼性が低い場合にも、使用者の意
志を反映させたピント調節が可能になる。
【0011】また、本願の請求項5に記載した発明は、
使用者の視線位置を検出する視線検出手段と、複数のフ
ォーカスエリアに対してそれぞれピント調節のための情
報を形成することのできる情報形成手段と、前記使用者
の眼球に対する機器の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記情報形成
手段によりピント情報形成動作を行う範囲を決定し、決
定した範囲に含まれる複数のフォーカスエリアにて前記
情報形成動作を行う動作制御手段と、前記情報形成動作
を行った複数のフォーカスエリアのうち少なくとも1つ
のフォーカスエリアを選択する選択手段と、前記選択手
段にて選択した特定のフォーカスエリアでのピント調節
のための情報に基づいてレンズを調節するレンズ調節手
段とを有することで、上記の課題を解決し、機器の姿勢
に応じて適切な範囲にてピント調節のための情報を形成
することのでき、使用者の意志を反映させたピント調節
が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は本発明の視線検出カメラを一
眼レフレックスカメラに適用したときの断面図である。
【0013】1は撮影レンズであり、便宜上2枚のレン
ズ1a、1bで示したが、実際は多数のレンズから構成
されている。2は主ミラーで、観察状態と撮影状態に応
じて撮影光路へ斜設されあるいは退去される。3はサブ
ミラーで、主ミラー2を透過した光束をカメラボディの
下方へ向けて反射する。4はシャッター、5は感光部材
で、銀塩フィルムあるいはCCDやMOS型等の固体撮
像素子あるいはビディコン等の撮像管より成っている。
【0014】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a,反射ミラー6b及び6
c,2次結像レンズ6d,絞り6e,複数のCCDから
なる2対のエリアセンサセンサー6f等から構成されて
いる周知の位相差方式を採用している。同図の焦点検出
装置6は、図3(a)に示すように撮影画面内213の
複数の領域(15箇所のフォーカスエリアマーク20
0)を焦点検出可能なように構成されている。
【0015】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダー光路変更用のペンタプリ
ズム、9、10は観察画面内の被写体輝度を測定する為
の結像レンズと測光センサーで、結像レンズ9はペンタ
ダハプリズム8内の反射光路を介してピント板7と測光
センサー10を共役に関係付けている。
【0016】次にペンタダハプリズム8の射出面後方に
は光分割器11aを備えた接眼レンズ11が配され、撮
影者の眼15によるピント板7の観察に使用される。光
分割器11aは、例えば可視光を透過し赤外光を反射す
るダイクロイックミラーより成っている。12は受光レ
ンズ、14は光電変換素子列を2次元的に配したエリア
センサーで受光レンズ12に関して所定の位置にある撮
影者の眼15の虹彩近傍と共役になるように配置されて
いる。
【0017】13a〜13fは各々撮影者の目15の照
明光源であるところの赤外発光ダイオード(IREDと
称する)である。
【0018】21はピント板7とペンタダハプリズム8
の間に配置された透過型液晶表示器である。撮影者は接
眼レンズ11、ペンタダハプリズム8を通して、撮影画
面上の焦点検出領域に対応する位置にスーパーインポー
ズで表示されたものを観察することが出来る。
【0019】図3(a)に観察者がファインダーを覗い
たときに見ることのできるファインダー視野図を示す。
各々のフォーカスエリアマーク200は液晶表示器21
により表示されるもので、a〜hの15箇所ありそれぞ
れピント調節のための情報を形成することのできるフォ
ーカスエリアと対応している。
【0020】201は、この15箇所のフォーカスエリ
アに対応した視線(注視点)の範囲を示した視線検出エ
リアである。後述する視線検出演算の結果、使用者の視
線位置が各視線検出エリア201のどれかに入れば、そ
の対応するフォーカスエリアにて焦点検出動作を行うこ
となる。
【0021】この部分の詳細は後述する。
【0022】図1および図3に共通の23は、ファイン
ダー視野領域を形成する視野マスク、24はファインダ
ー視野外に撮影情報を表示するためのファインダー内L
CDで、図1の照明用LED(F−LED)25によっ
て照明されている。ファインダー内LCD24を透過し
た光は3角プリズム6によってファインダー内に導か
れ、図3のファインダー視野外207に表示され、撮影
者は該撮影情報を観察している。
【0023】31は撮影レンズ1内に設けた絞り、32
は絞り駆動回路114を含む絞り駆動装置、33はレン
ズ駆動用モーター、34は駆動ギヤ等からなるレンズ駆
動部材、35はフォトカプラーでレンズ駆動部材34に
連動するパルス板36の回転を検知してレンズ焦点調節
回路114に伝えている。レンズ焦点調節回路114
は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動量の情報に基
づいてレンズ駆動用モーターを所定量駆動させ、撮影レ
ンズ1の合焦レンズ1aを合焦位置に移動させている。
37は公知のカメラとレンズとのインターフェイスとな
るマウント接点である。
【0024】図2は本発明のカメラ本体に内蔵された電
気回路の要部ブロック図である。同図において、図1と
同1のものは同1の符号を付け、説明を省略する。
【0025】カメラ本体に内蔵されたカメラ制御手段で
あるところのマイクロコンピュータの中央処理装置(以
下MPUと称す)100は、発振器101で作られるク
ロックをもとに内部の動作が行われる。100aはクロ
ック制御回路で、発振器101で作られた原発振周波数
をMPU100内の信号により、分周しない、1/2に
分周する、1/16に分周するなどしてMPU100の
動作周波数を決める。
【0026】EEPROM100bは、フィルムカウン
タその他の撮影情報を記憶可能である。A/D変換器1
00cは、後述するように視線検出回路104、焦点検
出回路105、多分割測光センサ106からのアナログ
信号をA/D変換する。
【0027】MPU100には、LCD駆動回路10
2、IRED駆動回路103、視線検出回路104、焦
点検出回路105、測光回路106、シャッター制御回
路107、モーター制御回路108、フィルム走行検知
回路109、スイッチセンス回路110、姿勢検知回路
111、LED駆動回路115が接続されている。ま
た、撮影レンズ内に配置されたレンズ制御回路112と
は図1で示したマウント接点37を介して信号の伝達が
なされる。
【0028】液晶表示回路102はファインダー内LC
D24(LCD1)、ファインダー内LCD27(LC
D2)、ファインダー透過LCD21、不図示のモニタ
ー用LCD42、の表示をMPU100からの信号に従
って制御している。
【0029】ファインダー内LCD24(LCD1)
は、図3に示すように撮影者がファインダーを覗いたと
き、画面の下部に観察することが出来、シャッタースピ
ードや絞り値などの撮影データを確認することが出来
る。
【0030】ファインダー内LCD27(LCD2)
は、図5(b)に示しているが、撮影者がカメラを縦位
置に構えてファインダーを覗いたときに、画面の下部に
観察することが出来る表示器である。
【0031】ファインダー透過LCD21は、図1で説
明したように撮影画面内のフォーカスエリア情報を表示
する表示器である。
【0032】モニター用LCD42は、カメラの右肩上
部等に配置され、撮影者がファインダーを覗かずに、撮
影データ等を確認する表示器である。
【0033】LED駆動回路103はMPU100から
の信号に従って、IRED13を点灯させている。
【0034】視線検出回路104は、エリアセンサー1
4の蓄積動作と読み出し動作をMPU100からの信号
に従って行い、各画素の画素出力アナログ信号をMPU
100に対して送る。MPU100はこのアナログ信号
をA/D変換器100cによりA/D変換し、このそれ
ぞれの画素情報により、後述するように視線検出に必要
な眼球像の各特徴点を所定のアルゴリズムに従って抽出
し、さらに各特徴点の位置から撮影者の眼球の回転角を
算出する。これにより撮影者のファインダー上の視線
(注視点)を演算抽出し、その結果と後述する姿勢検知
回路111の結果からどのフォーカスエリアで焦点検出
を行うかを決定し、自動焦点検出を行っている。
【0035】焦点検出回路105はMPU100の信号
に従い、CCD等公知のエリアセンサ6fを駆動し、蓄
積制御と読み出し制御を行って、ぞれぞれの画素情報を
MPU100に出力する。MPU100はこの情報をA
/D変換し撮影画面上の各フォーカスエリアについて、
周知の位相差検出法による焦点検出を行うことが出来
る。
【0036】測光回路106は画面内の各エリアの輝度
信号として、測光センサー10からの出力をMPU10
0に出力する。MPU100は輝度信号A/D変換し、
撮影の露出の調節を行う。
【0037】シャッター制御回路107は、MPU10
0からの信号に従って、シャッター先幕(MG−1)、
シャッター後幕(MG−2)を走行させ、露出動作を担
っている。
【0038】モータ制御回路108は、MPU100か
らの信号に従ってモータを制御することにより、主ミラ
ー2のアップダウン、及びシャッターのチャージ、そし
てフィルムの給送を行っている。
【0039】フィルム走行検知回路109は、フィルム
給送時にフィルムが1駒分巻き上げられたかを検知し、
MPU100に信号を送る。
【0040】スイッチセンス回路110は、SW1、S
W2、その他のスイッチの状態を判別し、MPU100
に送っている。
【0041】SW1は不図示のレリーズ釦の第1ストロ
ークでONし、測光、AF、視線検出動作を開始するス
イッチとなる。
【0042】SW2はレリーズ釦の第2ストロークでO
Nし、露光動作を開始するスイッチとなる。
【0043】姿勢検知回路111は、撮影者がカメラを
構えたときに縦位置であるか横位置であるかを検出する
回路であり、閉じた空間の中でボールが重力により移動
するのをフォトインタラプタで検知するものや、水銀ス
イッチ等が知られている。検知された信号は、MPU1
00に送られる。
【0044】LED駆動回路115は、ファインダー内
LCD24(LCD1)、ファインダー内LCD27
(LCD2)をそれぞれ後方から照明して、撮影者がそ
れぞれの表示器を観察できるようにするLED25、2
8を駆動する回路である。MPU100からの制御でL
EDは点灯することが出来る。
【0045】レンズ制御回路112は、レンズマウント
接点37を介してMPU100と通信し、レンズ焦点検
出回路113及び絞り制御回路114を動作させ、レン
ズの焦点調節と絞りを制御している。
【0046】MPU100は前述の焦点検出情報によ
り、レンズ制御回路112と信号のやりとり行うことに
よりレンズの焦点調節を行う。
【0047】図3〜図5は、本発明を実施した一眼レフ
カメラの各実施形態を説明したファインダー図であり、
図6〜図10のフローを説明する中で用いることとす
る。
【0048】図6においてカメラの動作が開始すると、
MPU100はまずレリーズ釦の第1ストロークでON
するSW1を検出する。(#101)
【0049】SW1がONであればステップ#102に
進み、SW1がOFFであればステップ#101を繰り
返す。
【0050】SW1がONとなると、MPU100は姿
勢検知回路111により、カメラが縦位置に構えられて
いるか、横位置に構えられているかを判断する。この情
報は後で使用するので、MPU100内のRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)に格納しておく。(#102)
【0051】次に視線検出のサブルーチンをコールす
る。(#103)
【0052】図7において視線検出のサブルーチンを説
明する。
【0053】視線検出動作を開始すると、ステップ#2
00を経て、ステップ#201でデータの初期化を実行
する。
【0054】次に撮影者の眼を照明する赤外発光ダイオ
ード13を点灯させ、エリアセンサの蓄積動作を行う。
(#202)
【0055】ステップ#203ではループ変数Jを0か
ら99までカウントアップしながら、枠内の処理を実行
する、いわゆる「ループ処理」を表している。
【0056】ステップ#204では、y座標が0から9
9までにないときはステップ#203のループ処理が終
わったことを示し、ステップ#209に進む。
【0057】y座標が0から99までにあるときはステ
ップ#205に進み、MPU100は視線検出回路10
4からエリアセンサ14の横方向(X軸)の1ラインの
光電変換信号の読み込みを行う。各画素の光電変換出力
はA/D変換器100cによってデジタルデータに変換
されRAMに格納される。
【0058】y座標が0から4までにあるときは、まだ
P像の検出や瞳孔エッジの検出を行わないためステップ
#204からステップ#205の動作を繰り返す。(#
206)
【0059】y座標が5以上になれば、ステップ#20
7でP像の検出、ステップ#208で瞳孔エッジの検出
を行う。
【0060】P像はプルキンエ像であり、IREDの角
膜反射像のことである。P像の条件は、所定レベル以上
の出力があり、隣接画素との出力差が所定以上あること
などであり、RAMに格納された複数ラインの画素情報
をもとにMPU100はP像の座標を求めRAMに格納
する。(#207)
【0061】瞳孔エッジの条件は、所定レベル以下の出
力であり、隣接画素との出力差が所定以上あることなど
で、やはりRAMに格納された複数ラインの画素情報を
もとにMPU100は瞳孔エッジの座標を求めRAMに
格納する。(#208)
【0062】瞳孔エッジの検出(#208)が終了する
と、再びステップ204に戻り次のラインの処理を行
い、y座標99のラインの処理が終わるまで、画素デー
タを読み込みながらの検出動作を行う逐次処理が行われ
る。
【0063】全画素の読み込み逐次処理が終了すると、
ステップ#204からステップ#209に進む。
【0064】瞳孔エッジの検出(#208)によって検
出された複数の瞳孔エッジ点には、実際に瞳孔円(虹彩
と瞳孔の境界が形成する円)を表しているエッジ点以外
にも、種種のノイズによって発生した偽のエッジ点も含
まれている。ステップ#209の瞳孔推定範囲の設定で
は、上記偽のエッジ点を排除するために、P像位置情報
に基づいて、確からしいエッジ点の座標範囲を限定する
ための演算を行っている。
【0065】ステップ#210では、確からしい瞳孔エ
ッジの座標から、最小2乗法により瞳孔円を推定し、瞳
孔中心を検出する。
【0066】図11は瞳孔エッジから瞳孔円を推定する
部分を模式的に表している。
【0067】図11(a)は、エリアセンサ14上に結
ばれた画像であり、50は瞳孔であり黒い円となってい
る。51は虹彩で瞳孔50より明るく、その境界である
瞳孔エッジが画素出力で判別できる。52は画素出力に
よりMPU100が検出した瞳孔の確からしいエッジ点
となる。
【0068】図11(b)で、53は複数の確からしい
エッジ点52の座標から、最小2乗法により演算し推定
された瞳孔円である。
【0069】図11(a)の56は、IREDの角膜反
射像である2つのプルキンエ像である。
【0070】図7にもどりステップ#211で、視線検
出信頼性の算出を行う。
【0071】この信頼性は、瞳孔エッジ点の数、最小2
乗法演算時の推定された円と実際のエッジ点との誤差の
合算により算出される。
【0072】瞳孔エッジ点は、多いほど信頼性は高く、
最小2乗法の誤差は少ないほど信頼性は高い。
【0073】図12は、信頼性の低くなる場合の例を模
式的に表したもので、図11と同じようにエリアセンサ
14上に結ばれた画像を示している。
【0074】54はファインダーを覗く撮影者の瞼の像
であり、瞳孔50の1部を覆っている。よって、瞳孔の
画面上で上部のエッジ点は検出不能になっているかまた
は瞼53のために本来の瞳孔エッジからずれた部分に瞳
孔エッジがあると検出されている。したがって図12
(b)で瞳孔円を推定すると、本来の瞳孔円55と推定
された瞳孔円53は微妙にずれてくる。
【0075】図12の場合、図11に比べて瞳孔エッジ
の数は少なくなっているし、最小2乗法での誤差も多く
なるので信頼性は、低く算出される。算出された信頼性
データはRAMに格納され後で利用される。
【0076】再び図7にもどりステップ#212で視線
の注視点算出を行う。ステップ#207で算出されたP
像と、ステップ#208で検出し、ステップ#209で
確からしいものだけを抽出して、ステップ#210で中
心を算出された瞳孔円との相対的な位置関係から観察者
の注視点(視線)を算出する。
【0077】注視点を算出したところで、サブルーチン
視線検出から戻る。(#213)
【0078】図6に戻りステップ#104のフォーカス
エリア選択のサブルーチンをコールする。
【0079】図8にフォーカスエリア選択のサブルーチ
ンのフローを示している。
【0080】フォーカスエリア選択のサブルーチンがコ
ールされると、ステップ#300を経て#301で、カ
メラが縦位置に構えられているか横位置であるかで条件
分岐を行う。(#301)
【0081】これは図6のステップ#102で検出され
た結果RAMに格納されたデータによって行われる。横
位置の場合はステップ#302へ、縦位置の場合はステ
ップ#303へ進み、それぞれフォーカスエリアを選択
したあとこのサブルーチンから戻る。(#304)
【0082】図3の(b)でステップ#302の横位置
の場合のフォーカスエリアの選択の様子を模式的に表し
ている。すなわち、ステップ#103の視線検出によっ
てa〜oの15個のフォーカスエリアの内フォーカスエ
リアi(202)が選ばれたとすると、焦点検出を行う
点としてはd,i,nの3点(203)が選ばれてい
る。
【0083】図3の(c)では、ステップ#303の縦
位置の場合のフォーカスエリアの選択の様子を模式的に
表している。ステップ#302と同じくフォーカスエリ
アi(202)が選ばれた場合であるが、焦点検出を行
う点としてはj,i,hの3点(203)が選ばれてい
る。
【0084】このように視線を検出した点より画面上縦
方向に広く焦点検出を行う点を選択しているのは、前述
の図12のケースのように、観察者の瞼等の影響によっ
て縦方向に視線検出の信頼性が乏しいためであり、撮影
者が注視していないところに合焦させるなどの誤動作を
防ぎ、焦点検出動作の信頼性を高めるためである。
【0085】焦点検出を行う点が決定したところで、図
6にもどり焦点検出動作を行う。(#105)これは前
述したように焦点検出回路105による周知の位相差検
出法によるものである。
【0086】MPU100は複数のフォーカスエリアの
うち、ステップ#104で決定されたフォーカスエリア
について焦点状態の検出を行い、レンズ制御回路を制御
することによって、レンズを駆動し焦点調節を行う。
(#106)
【0087】焦点検出を行う点が1点の時は、その点が
合焦となるようにレンズ駆動を行えばよいが、決定され
たフォーカスエリアが複数の場合は、公知の近点優先等
の自動選択アルゴリズムなどで、決定されたフォーカス
エリアのうちの1点を焦点情報から選択しその点が合焦
となるように、または、決定されたフォーカスエリアが
被写界深度に入るようにレンズを駆動したりする。
【0088】次にカメラの露光値を決めるための測光動
作を行う。(#107)
【0089】MPU100は、測光回路106から測光
出力をA/D変換して被写体の輝度情報を求め露出量を
決定する。
【0090】決定された露出値によるシャッタースピー
ド、絞り値等の表示や合焦させたフォーカスエリアの表
示を行う。(#108)
【0091】MPU100は、液晶表示回路102を駆
動することで、ファインダー内LCD24、ファインダ
ー透過LCD21等にそれらの表示を行い撮影者は、フ
ァインダー内で確認することが出来る。
【0092】ステップ#109では、レリーズ釦の第2
ストロークでONするSW2がONであるかどうかを判
別する。OFFであれば、ステップ#101〜ステップ
#109までの動作を繰り返す。
【0093】SW2がONであれば、ステップ#110
〜ステップ#113の1連の「露光動作」を行う。
【0094】ステップ#110では露光動作に先立って
主ミラー2をアップさせ撮影光路より退去させる。
【0095】ステップ#111では、決められた露光量
に基づく絞り量に、レンズ制御回路112を介してレン
ズ内の絞り31を駆動する。
【0096】ステップ#112では、決められた露光量
に基づくシャーター開放時間(シャッタースピード)に
なるようシャッター制御回路107によりシャッターを
制御する。
【0097】ステップ#113では、撮影光路より退去
された主ミラー2をダウンさせ、再び撮影光路へ斜設さ
せ、フィルム1駒巻上げのために、モータ制御回路10
8により、フィルム給送を行う。給送が終了するとステ
ップ#101に戻り最初からの動作を繰り返すことにな
る。
【0098】このように第1の実施形態では、カメラが
縦位置に構えられているか、横位置に構えられているか
で、視線検出で選択されたフォーカスエリアから焦点検
出を行うフォーカスエリアの選択の仕方を変えることに
よって、視線検出の信頼性を補い最終的な焦点検出の信
頼性を増すことが出来た。
【0099】(第2の実施形態)図3の代わりに図4を
用いて、本発明の第2の実施形態を説明する。
【0100】第1の実施形態とまず異なるのは、フォー
カスエリアが横方向に5点から7点に増えたところであ
る。
【0101】第1の実施形態と同じ図8のステップ#3
02では横位置時のフォーカスエリア選択を行うが、図
4(b)のように視線検出によってa〜uの21個のフ
ォーカスエリアの内フォーカスエリアl(202)が選
ばれたとすると、焦点検出動作も同じくl1点(20
3)にて行われる。
【0102】また図8のステップ#303では縦位置時
のフォーカスエリア選択であり、図4(c)のように視
線検出によってフォーカスエリアl(202)が選ばれ
たとすると、焦点検出動作はm,l,kの3点にて行わ
れる。
【0103】この実施形態では、カメラを横位置に構え
たとき横方向のフォーカスエリア分布が縦方向のフォー
カスエリア分布より狭い。カメラが横位置のときは、視
線の信頼性が横方向に比べ縦方向が乏しいというものと
合致して、視線で選択した1点をそのまま焦点検出を行
う点にすることができる。カメラが縦位置の時は、逆に
信頼性の乏しい縦方向がフォーカスエリア分布の狭い方
向となるので、撮影者が注視していないところに合焦さ
せるなどの誤動作を防ぐために焦点検出する点を縦方向
に増やしている。
【0104】このように第2の実施形態では、カメラが
縦位置に構えられているか、横位置に構えられているか
で、視線検出で選択されたフォーカスエリアから焦点検
出を行うフォーカスエリアの数を変えることによって、
視線検出の信頼性を補い最終的な焦点検出の信頼性を増
すことが出来た。
【0105】(第3の実施形態)図8の代わりに図9の
フォーカスエリア選択のフローを用いて、本発明の第3
の実施形態を説明する。
【0106】フォーカスエリア選択のサブルーチンがコ
ールされると、ステップ#400を経て#401で、視
線検出の信頼性が高いかどうかで条件分岐を行う。(#
401)
【0107】視線検出の信頼性は図7のステップ#21
1で求められたものである。
【0108】ここで信頼性が高い場合はステップ#場合
は402へ、信頼性が低い場合はステップ#403へ進
み、それぞれフォーカスエリアを選択したあとこのサブ
ルーチンから戻る。(#404)
【0109】それぞれのフォーカスエリアの選択の様子
を図4を利用して説明する。
【0110】ステップ#402では、視線検出によって
フォーカスエリアl(202)が選ばれたときは図4の
(b)のように焦点検出を行う点も同じくl1点(20
3)が選ばれる。しかしステップ#403では、図4
(c)のように視線検出によってフォーカスエリアl
(202)が選ばれたとすると、焦点検出を行う点は
m,l,kの3点が選ばれている。
【0111】このように視線の信頼性の高いときは焦点
検出を行う点を視線で検出した点1点にして、信頼性の
低いときは、焦点検出を行う点を視線で検出した点のま
わりに広げている。
【0112】このように第3の実施形態では、視線検出
の信頼性のデータに応じて、視線検出で選択されたフォ
ーカスエリアから焦点検出を行うフォーカスエリアの数
を変えることによって、視線検出の信頼性を補い最終的
な焦点検出の信頼性を増すことが出来た。
【0113】尚、図4の説明に於いて視線の信頼性が低
いときは、カメラの縦位置状態で説明しているが、第3
の実施形態はこれに限るものではなく、横位置の状態で
も信頼性が低いときは同様な処理を行うことが出来るこ
とは言うまでもない。
【0114】(第4の実施形態)図10に図6のステッ
プ#108の表示処理のサブルーチンを示し、第4の実
施形態の説明を行う。
【0115】表示のサブルーチンでは、ステップ#50
0を経て、カメラが縦位置に構えられているか横位置で
あるかで条件分岐を行う。(#501)
【0116】これは図6のステップ#102で検出され
た結果RAMに格納されたデータによって行われる。縦
位置の場合はステップ#502へ進み、所定のエリアを
撮影者が注視しているかどうかの条件分岐を行う。
【0117】図5にファインダー視野図を示している
が、204の領域を所定のエリアとしている。姿勢が横
位置であるか、または縦位置であっても所定のエリア2
04を注視していないときは、ステップ#503に進
み、図5(b)に示したような、縦位置用ファインダー
内表示27の表示は行わない。姿勢が縦位置でありかつ
所定のエリア204を注視しているときは、ステップ#
504に進み、図5(b)に示したような、縦位置用フ
ァインダー内表示27の表示を行う。ステップ#503
またはステップ#504を終えると表示のサブルーチン
を終える。(#505)
【0118】撮影者がカメラを縦位置に構えた場合、通
常はファインダー内のLCDが横位置用に構成されてい
るため、シャッタースピード絞り値等の表示された文字
が総て横向きになってしまう。第4の実施形態は、その
欠点を補うための実施形態であり、カメラが縦位置のと
きに、縦位置用のファインダー内表示を必要な時だけ表
示して、横位置のときや、縦位置でも撮影者が、ファイ
ンダーの別の部分を観察していて必要ないときは表示を
行わない。これにより煩わしくなく、省エネにも考慮さ
れた表示部材を構成出来た。
【0119】また、第4の実施形では撮影者が所定のエ
リアを注視していないとすぐに、表示がOFFされるよ
うな構成でフローを説明したが、所定エリアの注視して
いるかどうかの判別にタイマー等をもたせ、注視しなく
なってしばらくしたら表示をOFFしたり、注視しない
と判別されたのが所定の回数連続したら表示をOFFし
たり、反対にタイマー等でONさせるということでも、
もちろんよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
記載した発明は、使用者の眼球画像を撮像して前記使用
者の視線位置を検出する視線検出手段と、複数のフォー
カスエリアに対してそれぞれピント調節のための情報を
形成することのできる情報形成手段と、前記視線検出手
段にて撮像された前記使用者の眼球画像に基づいて、前
記使用者の視線位置に対する信頼性を判断する判断手段
と、前記判断手段の判断結果に基づいて、前記情報形成
手段によりピント情報形成動作を行う範囲を決定し、決
定した範囲に含まれる複数のフォーカスエリアにて前記
情報形成動作を行う動作制御手段と、前記情報形成動作
を行った複数のフォーカスエリアのうち少なくとも1つ
のフォーカスエリアを選択する選択手段と、前記選択手
段にて選択した特定のフォーカスエリアでのピント調節
のための情報に基づいてレンズを調節するレンズ調節手
段とを有することで、視線検出結果の信頼性が低い場合
にも、使用者の意志を反映させたピント調節が可能にな
る。また、フォーカスエリアの総数が増えたとしても、
すべてのフォーカスエリアにて情報形成動作を行うわけ
ではないので、処理速度、消費電力の点でも有利であ
る。
【0121】本願の請求項5に記載した発明は、使用者
の視線位置を検出する視線検出手段と、複数のフォーカ
スエリアに対してそれぞれピント調節のための情報を形
成することのできる情報形成手段と、前記使用者の眼球
に対する機器の姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記姿
勢検出手段の検出結果に基づいて、前記情報形成手段に
よりピント情報形成動作を行う範囲を決定し、決定した
範囲に含まれる複数のフォーカスエリアにて前記情報形
成動作を行う動作制御手段と、前記情報形成動作を行っ
た複数のフォーカスエリアのうち少なくとも1つのフォ
ーカスエリアを選択する選択手段と、前記選択手段にて
選択した特定のフォーカスエリアでのピント調節のため
の情報に基づいてレンズを調節するレンズ調節手段とを
有することで、上記の課題を解決し、機器の姿勢に応じ
て適切な範囲にてピント調節のための情報を形成するこ
とのでき、使用者の意志を反映させたピント調節が可能
になる。したがって、機器の姿勢が原因となる誤検出を
低減させることが可能となり、姿勢によって選択可能な
フォーカスエリアの数が減ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した断
面図。
【図2】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した電
気回路ブロック図。
【図3】本発明を一眼レフレックスカメラに適用したフ
ァインダー視野図。
【図4】本発明を一眼レフレックスカメラに適用したフ
ァインダー視野図。
【図5】本発明を一眼レフレックスカメラに適用したフ
ァインダー視野図。
【図6】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した場
合のフローチャート。
【図7】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した場
合のフローチャート。
【図8】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した場
合のフローチャート。
【図9】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した場
合のフローチャート。
【図10】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した
場合のフローチャート。
【図11】眼球像の模式図。
【図12】眼球像の模式図。
【符号の説明】
13 赤外発光ダイオード(iRED) 14 エリアセンサ 15 使用者の眼球 21 ファインダー透過LCD 24 ファインダー内LCD1 27 ファインダー内LCD2 50 眼球の瞳孔 51 眼球の虹彩と白目 52 瞳孔エッジ 56 P像 100 MPU 100a クロック制御回路 102 液晶表示回路 103 IRED駆動回路 104 視線検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の眼球画像を撮像して前記使用者
    の視線位置を検出する視線検出手段と、 複数のフォーカスエリアに対してそれぞれピント調節の
    ための情報を形成することのできる情報形成手段と、 前記視線検出手段にて撮像された前記使用者の眼球画像
    に基づいて、前記使用者の視線位置に対する信頼性を判
    断する判断手段と、 前記判断手段の判断結果に基づいて、前記情報形成手段
    によりピント情報形成動作を行う範囲を決定し、決定し
    た範囲に含まれる複数のフォーカスエリアにて前記情報
    形成動作を行う動作制御手段と、 前記情報形成動作を行った複数のフォーカスエリアのう
    ち少なくとも1つのフォーカスエリアを選択する選択手
    段と、 前記選択手段にて選択した特定のフォーカスエリアでの
    ピント調節のための情報に基づいてレンズを調節するレ
    ンズ調節手段とを有することを特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学機器において、前
    記判断手段は、前記使用者の眼球画像から検出される瞳
    孔エッジの数に基づいて、前記使用者の視線位置に対す
    る信頼性を判断することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光学機器において、前
    記判断手段は、前記瞳孔エッジを最小2乗法により演算
    して誤差量を求め、前記誤差量に基づいて、前記使用者
    の視線位置に対する信頼性を判断することを特徴とす
    る。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の光学機器
    において、前記判断手段により信頼性が高いと判断され
    る場合、前記動作制御手段は、前記特定のフォーカスエ
    リアだけに対して前記情報形成動作を行うことを特徴と
    する。
  5. 【請求項5】 使用者の視線位置を検出する視線検出手
    段と、 複数のフォーカスエリアに対してそれぞれピント調節の
    ための情報を形成することのできる情報形成手段と、 前記使用者の眼球に対する機器の姿勢を検出する姿勢検
    出手段と、 前記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記情報形成
    手段によりピント情報形成動作を行う範囲を決定し、決
    定した範囲に含まれる複数のフォーカスエリアにて前記
    情報形成動作を行う動作制御手段と、 前記情報形成動作を行った複数のフォーカスエリアのう
    ち少なくとも1つのフォーカスエリアを選択する選択手
    段と、 前記選択手段にて選択した特定のフォーカスエリアでの
    ピント調節のための情報に基づいてレンズを調節するレ
    ンズ調節手段とを有することを特徴とする光学機器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光学機器において、情
    報を表示する表示装置を有し、前記表示装置は前記姿勢
    検出手段の検出結果に基づいて、表示部を切換えること
    を特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の光学機器にお
    いて、前記姿勢検出手段は、機器に重力が作用する方向
    を検出することで前記使用者の眼球に対する機器の姿勢
    を検出することを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7に記載の光学機器
    において、前記姿勢検出手段により 前記使用者が見る
    画面の長手方向が水平となる姿勢が検出される場合、前
    記動作制御手段は、前記特定のフォーカスエリアだけに
    対して前記情報形成動作を行うことを特徴とする。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8の何れかに記載の光学
    機器において、前記動作制御手段は、前記使用者から見
    て、前記特定のフォーカスエリアの上下に隣接するフォ
    ーカスエリアを含む範囲を前記ピント情報形成動作を行
    う範囲に決定することを特徴とする。
JP9168793A 1997-06-25 1997-06-25 光学機器 Withdrawn JPH1114897A (ja)

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JP9168793A JPH1114897A (ja) 1997-06-25 1997-06-25 光学機器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185611A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Nikon Corp 撮像装置
JP2016157326A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 株式会社Jvcケンウッド 視線検出装置および視線検出方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185611A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Nikon Corp 撮像装置
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