JPH11148466A - 流体機械 - Google Patents

流体機械

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Publication number
JPH11148466A
JPH11148466A JP31070097A JP31070097A JPH11148466A JP H11148466 A JPH11148466 A JP H11148466A JP 31070097 A JP31070097 A JP 31070097A JP 31070097 A JP31070097 A JP 31070097A JP H11148466 A JPH11148466 A JP H11148466A
Authority
JP
Japan
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fluid machine
suction passage
suction
machine according
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP31070097A
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English (en)
Inventor
Makoto Hayano
誠 早野
Kanji Sakata
寛二 坂田
Akira Morishima
明 森嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31070097A priority Critical patent/JPH11148466A/ja
Publication of JPH11148466A publication Critical patent/JPH11148466A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/10Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C18/107Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth equivalents, e.g. rollers, than the inner member with helical teeth

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉ケース内を低圧の雰囲気とする一方、液
圧縮をなくす。 【解決手段】 密閉ケース1内を、冷媒が送り込まれる
低圧の雰囲気とする一方、密閉ケース1内に、シリンダ
21,ローラ23,ブレード37から成る圧縮機構部7
を下方に、圧縮機構部7を駆動する電動機構部5を上方
にそれぞれ配置し、前記シリンダ21へ冷媒を送り込む
吸込通路43の吸込口45を、電動機構部5と圧縮機構
部7との間に設け、液冷媒の侵入を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、圧縮
機、膨張機、ポンプ等に好適なヘリカルブレード式の流
体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−58086号等に示さ
れるように、圧縮機として使用するヘリカルブレード式
の流体機械にあっては、シリンダ内に、ローラピストン
を偏心させて配置し、このローラピストンの外周面に形
成した螺旋状溝にブレードを巻装してシリンダ内に圧縮
室を形成している。圧縮室は、シリンダとローラピスト
ンとの相対運動によってシリンダの吸込端から吐出端側
へ順次容積の減少を伴なうことで圧縮していき、一旦、
密閉ケース内を圧縮ガスで満たした後に、外部へ吐出す
る構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヘリカルブレード式の
流体機械は、密閉ケース内を吐出した圧縮ガスで満した
後に、外部へ吐出されるため、密閉ケース内は高圧の雰
囲気となる。このために、高圧の雰囲気となる密閉ケー
ス内の潤滑油には冷媒が多く溶け込み、油温が高くなる
ので、粘性が低下し易く、特に、軸受けの距離が長くな
るヘリカルブレード式の流体機械にあっては、圧縮機構
部の軸受けにおいて、潤滑不良が生じ易くなる。
【0004】また、冷媒にHFC系の高圧冷媒、例え
ば、R410Aを使用すると、従来のR22に比べて飽
和圧力が約1.5倍と高くなるので、密閉ケース内の耐
圧を十分確保する必要がある。そのため、密閉ケースの
肉厚をアップしなくてはならず、重量増につながる問題
があった。
【0005】また、吸込ガスを直接圧縮室内に導いてい
るため、吸込管からの液冷媒が吸込ポートを介してシリ
ンダ内へ流れ込み易くなる問題があった。
【0006】そこで、この発明は、密閉ケース内を低圧
の雰囲気にすると共に、液冷媒がシリンダ内へ直接流れ
込むのを抑制するようにした流体機械を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、冷媒が送り込まれると共に低圧雰囲気
とした密閉ケース内に、シリンダ,ローラ,ブレードか
ら成る圧縮機構部を下方に、圧縮機構部を駆動する電動
機構部を上方にそれぞれ配置し、前記シリンダへ冷媒を
送り込む吸込通路の吸込口を、電動機構部と圧縮機構部
との間に具備する。
【0008】そして、好ましい実施形態として、圧縮機
構部の冷媒の作動方向を、電動機構部側となる上方から
下方へ向かう流れとする。
【0009】これにより、密閉ケース内に送り込まれた
冷媒は、吸込口から吸込通路を介してシリンダ内へ供給
される。この時の作動方向は、上方から下方へ向けて流
れるようになる。この作動時において、吸込口は、電動
機構部と圧縮機構部との間に臨むため、液冷媒及び潤滑
油の吸込みは起きない。
【0010】一方、冷媒の供給を確実なものとするため
に、吸込口と連通し合う吸込ポートを設ける場所として
は、ローラの内側に形成されシャフトのバランサが回転
するバランサ室の周壁がある。
【0011】なお、バランサ室は、一方が吸込通路と、
他方が吸込ポートを介して圧縮機構部の作動室と連通し
合う形状とすることが望ましい。
【0012】あるいは、吸込通路の位置及び形状を、圧
縮機構部のローラを貫通したシャフトを回転自在に軸支
する上下の軸受部材の内、上位側の軸受部材に設け、電
動機構部側に延長されたパイプによって形成する。
【0013】あるいは、上位側の軸受部材の軸受部に、
シャフトに沿ってほぼ平行に設ける。
【0014】また、この発明にあっては、液冷媒の確実
な吸込みをなくすために、吸込通路の吸込口を、圧縮機
構部のローラを貫通したシャフトを回転自在に軸支する
上下の軸受部材の内、上位側の軸受部材側に設けられ、
電動機構部側へ延長された案内筒により取囲むようにす
る。
【0015】また、この発明にあっては、吸込み抵抗、
吸込み脈動を抑え効率のよい吸込みを確保するために、
吸込通路を、圧縮機構部のローラを貫通したシャフトを
回転自在に軸支する上下の軸受部材の内、上位側の軸受
部材側に設けられ、圧縮機構部の作動室と直接連通させ
る。
【0016】この時の吸込通路としては、電動機構部側
に延長されたパイプによって形成する。
【0017】あるいは、上位側の軸受部材に電動機構部
側へ向かって張り出した肉厚領域部の貫通孔によって形
成する。
【0018】また、作動室を構成するシリンダ又はロー
ラの少なくともいずれか一方に、吸込通路から連続する
ガス誘導テーパ面を設け、冷媒の円滑な流れを確保す
る。
【0019】あるいは、吸込通路を、シリンダとローラ
によって形成される断面円弧状の作動室と対応する円弧
状とする。
【0020】あるいは、吸込通路を、作動室を構成する
シリンダに設けられた吸込ポートを連通させる。連通手
段としては、パイプがある。
【0021】また、この発明にあっては、冷媒の作動方
向を下方から電動機構部側となる上方へ向かう流れとす
る。
【0022】この実施形態の場合には、吸込通路を、別
部材となるパイプで形成したり、あるいは、シリンダの
肉厚領域部に直接設ける手段がある。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3の図面を参照
しながらこの発明の第1の実施の形態を具体的に説明す
る。
【0024】図1において、1は圧縮機として使用され
るヘリカルブレード式の流体機械3の密閉ケースを示し
ている。密閉ケース1の外周面には、冷凍サイクルの吸
込管5が設けられると共に、内部には、駆動手段として
の電動機構部7と、圧縮手段としての圧縮機構部9がそ
れぞれ配置され、圧縮機構部9は密閉ケース1の下部
に、電動機構部7は密閉ケース1の上部にそれぞれ配置
された構造となっている。
【0025】電動機構部7は、密閉ケース1の内壁面に
固定されたステータ11とシャフト13に装着されたロ
ータ15とから成り、ステータ11が通電されることで
ロータ15を介してシャフト13に回転動力が与えられ
るようになっている。
【0026】シャフト13は、圧縮機構部9のシャフト
を兼ねた上下に長い形状となっていて、密閉ケース1の
内壁面に固定され、シャフト13の略中間部を軸受部1
7aによって回転自在に支持する第1の軸受部材17
と、シャフト13の下端部を軸受部19aによって回転
自在に支持する第2の軸受部材19とで支持された構造
となっている。
【0027】圧縮機構部9は、前記第1の軸受部材17
及び第2の軸受部材19とにより上下両端が固定支持さ
れたシリンダ21の内部に、円筒状のローラ23がシリ
ンダ21の軸方向に沿って偏心して配置されている。ロ
ーラ23の軸受部25は、シャフト13の偏心軸部27
に嵌挿し、ローラ23は偏心軸部27の回転により一部
分がシリンダ21の内周面と線接触しながら旋回運動が
与えられる。
【0028】ローラ23の内側には、シャフト13の偏
心軸部27に作用する遠心力の釣り合いを取るために、
偏心軸部27と180度向きが反対方向に突出するバラ
ンサ33が配置されている。このバランサ33は、ロー
ラ23の内側に形成されたバランサ室31内に配置され
ることで、風損が小さく抑えられる構造となっている。
ローラ23の外周面には、螺旋状の溝35が設けられて
おり、この螺旋状の溝35は、吸込端側(図面上側)の
ピッチが一番大きく、以下、吐出端側(図面下側)へ向
けてピッチが順次小さくなるよう設定されている。
【0029】螺旋状の溝35には、螺旋状のブレード3
7が弾性力とガス圧を利用して出没自在に嵌め込まれて
いる。これにより、各作動室39が形成されると共に、
吸込端側の作動室39の容積が一番大きくなっている。
以下、吐出端側となる下方へ向けて各作動室39の容積
が順次小さくなるよう設定され、上方から下方へ向けて
吸込ガスを圧縮していくようになっている。
【0030】下方となる最終の作動室39は、密閉ケー
ス1の外へ延長された吐出管41と接続連通している。
【0031】バランサ室31は、一方が、第1の軸受部
材17に貫通して設けられた吸込通路43を介して密閉
ケース1内と連通し、他方が、ローラ23の周壁面に設
けられた吸込ポート41を介して作動室39と連通して
いる。
【0032】吸込通路43はパイプで形成され、上方の
吸込口45は電動機構部7を構成するステータ11の内
側でロータ15の下部に位置し、ステータ11によって
取囲まれた構造となっている。
【0033】なお、この吸込通路43は、パイプに特定
されない。例えば、図2に示す如く、ステータ11の内
側で、ロータ15の下部近くまで延長された第1の軸受
部材17の軸受部17aの一部分を軸方向に沿って肉厚
を大きくして、その肉厚領域部に吸込通路43を設ける
ようにしてもよい。
【0034】また、図3に示す如く、吸込通路43は、
第1の軸受部材17に貫通孔として設け、第1の軸受部
材17に、ステータ11の内側で、かつロータ15側へ
向かって延長された案内筒47を設けることで、吸込ガ
スの通路を形成するようにしてもよい。
【0035】潤滑通路49は、シャフト13の下部に設
けられたオイルポンプ51と連通し、オイルポンプ51
によって油汲上げパイプ53から汲上げられた潤滑油
は、潤滑通路49を介して軸受等の各摺動部へ給油され
るようになっている。
【0036】オルダムリング29は、全体がリング状に
形成され、一方はローラ23の下端縁に形成された係合
凹部23aと、他方は第2の軸受部材19の係合凹部1
9bとそれぞれ係合し、ローラ23の自転を防止する機
能を有している。
【0037】このように構成された流体機械3によれ
ば、吸込管5から密閉ケース1内に送り込まれた吸込ガ
スは、吸込通路43、バランサ室31、吸込ポート41
を介して作動室39に導かれ、上方から下方へ向かって
圧縮される。
【0038】この場合、吸込通路43の吸込口45は、
電動機構部7と圧縮機構部9の間に位置するため、吸込
管5から液冷媒が侵入した場合でも、ロータ15の遠心
力、及び、電動機構部7の熱により液が蒸発すること
で、作動室39には、直接、液冷媒が侵入することが無
くなり、ガス化された冷媒の吸込みが可能となり効率の
よい圧縮状態が得られる。
【0039】一方、オイルポンプ51によって吸上げら
れた潤滑油は、第1の軸受部材17、偏心軸部27を潤
滑した後、密閉ケース1の底部へ戻るサイクルを繰返す
ようになる。
【0040】図4は、バランサ室31を通さずに、直接
作動室39へ冷媒を送り込む第2の実施形態を示したも
のである。
【0041】この第2の実施形態にあっては、第1の軸
受部材17に、作動室39と直接連通し合う吸込通路5
5を設けるものである。
【0042】吸込通路55は、貫通孔タイプとなってい
て上方の開放口が吸込口55aとなっている。
【0043】なお、他の構成要素は、図1と同一のため
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0044】したがって、かかる実施形態によれば、吸
込管5から液冷媒が侵入した場合でも、ロータ15の遠
心力、及び、電動機構部7の熱により液が蒸発すること
で、作動室39への侵入が阻止される。又、冷媒は直接
作動室39へ導かれるため、吸込抵抗が少なくなると共
に、吸込脈動を小さく抑えることができる。
【0045】なお、図5に示す如く、吸込通路55と連
通し合う作動室39側のシリンダ21及びローラ23側
に、ガスを誘導するテーパ面57を設けるようしてもよ
い。これにより、吸込抵抗を減らし円滑な冷媒の吸込み
を可能とする。
【0046】また、図6,図7に示す如く吸込通路55
の断面形状は、シリンダ21とローラ23によって形成
される断面円弧状の作動室39と対応する円弧状とする
ことで、吸込抵抗を減らし効率のよい吸込みが可能とな
る。
【0047】図8と図9は、図4の吸込通路55の別の
実施形態を示したもので、図8は吸込口55aをローラ
15側へ延長したパイプによって吸込通路55を構成し
たものである。
【0048】図9は、第1の軸受部材17をロータ15
側へ突出する肉厚として、その肉厚領域部59に吸込通
路55を設ける構成としたものである。なお、他の構成
要素は図1と同一のため同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0049】したがって、かかる実施形態によれば、図
4の作用、効果に加えて、吸込口55aがロータ15側
に近づくため、ロータ15の遠心力の効果及び電動機構
部7の熱の効果の働きを大きくすることができ、液圧縮
を確実に防ぐ。
【0050】図10は、この発明の第3の実施形態を示
したもので、第1の軸受部材17に設けられた連絡通路
61と連通し合う吸込通路63を直接、シリンダ21に
設ける構成とするものである。
【0051】なお、他の構成要素は、図1と同一のため
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0052】したがって、かかる実施形態によれば、液
バック時に、液は第1の軸受部材17による熱で蒸発す
るため、連絡通路61には冷媒ガスが通過し、ガス化し
た冷媒を作動室39へ確実に送り込むことができる。ま
た、第1の軸受部材17の軸受17aを潤滑した油と、
吸込通路63の分離が可能となるため、潤滑油による冷
媒ガスの加熱を防止できる。なお、図11に示す如く、
パイプ形状の吸込通路63を、シリンダ21から延長し
て、第1の軸受部材17を貫通し、ステータ11側に臨
むようにしてもよい。こうすることで、同様の作用,効
果が期待できる。
【0053】図12は、圧縮機構部9の第4の実施形態
を示したものである。
【0054】圧縮機構部9は、第1の軸受部材65と第
2の軸受部材67とにより上下両端が固定支持されたシ
リンダ69の内部に、円筒状のローラ71がシリンダ6
9の軸方向に沿って偏心して配置されている。ローラ7
1の軸受部72は、シャフト13の偏心軸部73に嵌挿
し、偏心軸部73の回転により、ローラ71の外周は、
一部分がシリンダ71の内周面と線接触しながら自旋回
運動が与えられる。またオルダムリング75により、ロ
ーラ71の自転が防止される。ローラ71の外周面に
は、螺旋状の溝77が設けられており、この螺旋状の溝
77は、吸込端側(図面下側)のピッチが一番大きく、
以下、吐出端側(図面上側)へ向けてピッチが順次小さ
くなるよう設定されている。
【0055】螺旋状の溝77には、螺旋状のブレード7
9が弾性力とガス圧を利用して出没自在に嵌め込まれて
いる。これにより、各作動室81が形成されると共に、
吸込端側の作動室81の容積が一番大きくなっている。
以下、吐出端側となる上方へ向けて各作動室81の容積
が順次小さくなるよう設定され、作動室81の圧縮方向
を、シリンダ69の周壁面に設けられた吸込ポート83
から吸込ガスを導き、下方から上方へ向けて圧縮してい
くようになっていて、上方となる最終の作動室81は、
密閉ケース1の外へ延長された吐出管85と接続連通し
ている。
【0056】吸込ポート83はパイプで形成された吸込
通路87と連通し、吸込通路87の吸込口87aは、第
1の軸受部材65を貫通し、電動機構部7を構成するス
テータ11の下部に位置する構造となっている。
【0057】この場合、吸込通路87は、パイプに特定
されず、図13に示す如くシリンダ69を肉厚形状と
し、その肉厚形状部89に直接設ける構造としてもよ
い。なお、この実施形態の場合には、第1の軸受部材6
5に設けられた第2の吸込通路91と連通し合う構成と
する。一方、吸込ポート83と連通し合う吸込通路87
の水平部87aをドリルで外から穿設する際に、その開
口部を、水平部87aの加工完了後、密閉部材93で埋
めることで、垂直部87bと水平部87aとからなる吸
込通路87の加工が支障なく行なえるようになる。
【0058】なお、他の構成要素は図1と同一のため同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0059】かかる実施形態によれば、吸込管5から液
冷媒が侵入した場合でも、ロータ15の遠心力、あるい
は、電動機構部7の熱により液が蒸発することで、ガス
化された冷媒の吸込みが可能となり、効率の良い圧縮状
態が得られる。
【0060】なお、この実施形態では、圧縮機について
説明したが、膨張機、ポンプ等に実施することも可能で
ある。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の流体
機械によれば、密閉ケース内に戻りの液冷媒があって
も、リンダ内への液の吸込みを確実に阻止することがで
きるため、液圧縮等をなくし、効率よい作動状態が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる第1の実施形態を示した流体
機械の概要断面図。
【図2】吸込通路を第1の軸受部材の軸受部に設けた図
1と同様の概要断面図。
【図3】第1の軸受部材に設けた吸込通路を、案内筒で
取囲んだ図1と同様の概要断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示した流体機械の
図1と同様の概要断面図。
【図5】吸込通路と直接連通し合う作動室側のシリンダ
及びローラ側にガス誘導テーパ面を設けた図4と同様の
概要断面図。
【図6】吸込通路を円弧状の作動室と対応する形状とし
た図4と同様の概要断面図。
【図7】図6の吸込通路を示した概要平面図。
【図8】第1の軸受部材に設けた吸込通路をパイプで形
成した図4と同様の概要断面図。
【図9】吸込通路を第1の軸受部材の肉厚領域部に設け
た図4と同様の概要断面図。
【図10】このはつめいの第3の実施形態を示した流体
機械の図4と同様の概要断面図。
【図11】図10の吸込通路を、パイプで形成した図4
と同様の概要断面図。
【図12】この発明の第4の実施形態を示した図1と同
様の概要断面図。
【図13】図12の吸込通路の変形例を示した断面図。
【符号の説明】
1 密閉ケース 5 電動機構部 7 圧縮機構部 21 シリンダ 23 ローラ 37 ブレード 43 吸込通路 45 吸込口

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒が送り込まれると共に低圧雰囲気と
    した密閉ケース内に、シリンダ,ローラ,ブレードから
    成る圧縮機構部を下方に、圧縮機構部を駆動する電動機
    構部を上方にそれぞれ配置し、前記シリンダへ冷媒を送
    り込む吸込通路の吸込口を、電動機構部と圧縮機構部と
    の間に具備していることを特徴とする流体機械。
  2. 【請求項2】 圧縮機構部の冷媒の作動方向を、電動機
    構部側となる上方から下方へ向かう流れとすることを特
    徴とする請求項1記載の流体機械。
  3. 【請求項3】 吸込口と連通し合う吸込ポートを、ロー
    ラの内側に形成されシャフトのバランサが回転するバラ
    ンサ室の周壁に設けることを特徴とする請求項1記載の
    流体機械。
  4. 【請求項4】 バランサ室は、一方が吸込通路と、他方
    が吸込ポートを介して圧縮機構部の作動室と連通してい
    ることを特徴とする請求項3記載の流体機械。
  5. 【請求項5】 吸込通路は、圧縮機構部のローラを貫通
    したシャフトを、回転自在に軸支する上下の軸受部材の
    内、上位側の軸受部材に設けられ、電動機構部側に延長
    されたパイプによって形成することを特徴とする請求項
    1記載の流体機械。
  6. 【請求項6】 吸込通路は、圧縮機構部のローラを貫通
    したシャフトを、回転自在に軸支すると共に電動機構部
    側に延長された軸受部を有する上下の軸受部材の内、上
    位側の軸受部材の軸受部に、前記シャフトに沿ってほぼ
    平行に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    流体機械。
  7. 【請求項7】 吸込通路の吸込口は、圧縮機構部のロー
    ラを貫通したシャフトを回転自在に軸支する上下の軸受
    部材の内、上位側の軸受部材に設けられ、電動機構部側
    へ延長された案内筒により取囲まれていることを特徴と
    する請求項1記載の流体機械。
  8. 【請求項8】 吸込通路は、圧縮機構部のローラを貫通
    したシャフトを回転自在に軸支する上下の軸受部材の
    内、上位側の軸受部材に設けられ、圧縮機構部の作動室
    と直接連通していることを特徴とする請求項1記載の流
    体機械。
  9. 【請求項9】 吸込通路は、電動機構部側に延長された
    パイプによって形成されていることを特徴とする請求項
    8記載の流体機械。
  10. 【請求項10】 吸込通路は、上位側の軸受部材に電動
    機構部側へ向かって張り出した肉厚領域部に設けられて
    いることを特徴とする請求項8記載の流体機械。
  11. 【請求項11】 吸込通路と直接連通し合うと共に、作
    動室を構成するシリンダ又はローラの少なくともいずれ
    か一方に、ガス誘導テーパ面を設けることを特徴とする
    請求項8,9,10記載の流体機械。
  12. 【請求項12】 吸込通路は、シリンダとローラによっ
    て形成される断面円弧状の作動室と対応する円弧状であ
    ることを特徴とする請求項8,9,10記載の流体機
    械。
  13. 【請求項13】 吸込通路は、作動室を構成するシリン
    ダに設けられた吸込ポートと連通していることを特徴と
    する請求項8記載の流体機械。
  14. 【請求項14】 吸込通路と吸込ポートはパイプで連通
    されていることを特徴とする請求項13記載の流体機
    械。
  15. 【請求項15】 吸込ガスが導かれると共に低圧雰囲気
    とした密閉ケース内に、シリンダ,ローラ,ブレードか
    ら成る圧縮機構部を下方に、圧縮機構部を駆動する電動
    機構部を上方にそれぞれ配置し、前記圧縮機構部の冷媒
    の作動方向を、下方から電動機構部側となる上方へ向か
    う流れとする一方、前記シリンダへ冷媒を送り込む吸込
    通路の吸込口を、電動機構部と圧縮機構部との間に具備
    していることを特徴とする流体機械。
  16. 【請求項16】 吸込通路は、作動室を構成するシリン
    ダに設けられた吸込ポートと連通していることを特徴と
    する請求項15記載の流体機械。
  17. 【請求項17】 吸込通路は、パイプで形成されている
    ことを特徴とする請求項16記載の流体機械。
  18. 【請求項18】 吸込通路は、シリンダの肉厚領域部に
    直接設けられていることを特徴とする請求項16記載の
    流体機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6162035A (en) * 1997-10-03 2000-12-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Helical-blade fluid machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6162035A (en) * 1997-10-03 2000-12-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Helical-blade fluid machine
US6338617B1 (en) 1997-10-03 2002-01-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Helical-blade fluid machine

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