JPH11148261A - キーレスエントリーシステム - Google Patents

キーレスエントリーシステム

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JPH11148261A
JPH11148261A JP31551097A JP31551097A JPH11148261A JP H11148261 A JPH11148261 A JP H11148261A JP 31551097 A JP31551097 A JP 31551097A JP 31551097 A JP31551097 A JP 31551097A JP H11148261 A JPH11148261 A JP H11148261A
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JP
Japan
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horn
vehicle
volume
signal
entry system
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Application number
JP31551097A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Amano
展宏 天野
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 状況に応じて適切な音出力を得ることができ
るキーレスエントリーシステムを提供する。 【解決手段】 車両のドアの施錠あるいは解錠を車両か
ら離れて指令することができる送信機10と、送信機1
0により施錠あるいは解錠が行われた際に音を出力する
ホーン30と、使用者が車両を探していることを検出す
る制御部23とを備え、制御部23により使用者が車両
を探していることを検出した場合にはホーン30の音量
を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアの施錠
あるいは解錠を車両から離れて指令することができるキ
ーレスエントリーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】リモートコントローラを操作することに
より車両のドアの施錠や解錠を指令することができるキ
ーレスエントリーシステムが知られている。このような
キーレスエントリーシステムにおいて、リモートコント
ローラを用いてドアを施錠または解錠した場合に車両の
ホーンやブザー等を鳴らすことにより施錠または解錠を
確認できるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドアの施錠を確認する
ために鳴らされるホーン等の音は、例えば広い駐車場等
において車両を探す場合にも利用することができる。し
かし、音量を小さく設定しておくと施解錠の確認には都
合がよいが、車両を探す目的では効果的でない。また、
音量を大きく設定したとすれば車両を探す場合には都合
がよいが、施解錠の確認の度に大きな音を発することと
なり騒がしい。
【0004】本発明の目的は、状況に応じて適切な音に
よる出力を得ることができるキーレスエントリーシステ
ムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】実施の形態を示す図1〜
図9に対応づけて説明すると、請求項1に記載の発明
は、車両のドアの施錠あるいは解錠を車両から離れて指
令することができる遠隔指令手段10と、遠隔指令手段
10による指令に基づき施錠あるいは解錠が行われた際
に音を出力する音出力手段30とを備えるキーレスエン
トリーシステムに適用される。そして、使用者が車両を
探していることを検出する第1の検出手段23と、第1
の検出手段23により使用者が車両を探していることを
検出した場合には音出力手段30の音量を大きくする音
量制御手段23とを備えることにより上述の目的が達成
される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキ
ーレスエントリーシステムにおいて、第1の検出手段2
3は遠隔指令手段10の操作回数に基づいて使用者が車
両を探していることを検出するものである。請求項3に
記載の発明は、請求項1に記載のキーレスエントリーシ
ステムにおいて、第1の検出手段23Aは遠隔指令手段
10Aでの継続的な操作時間に基づいて使用者が車両を
探していることを検出するものである。請求項4に記載
の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のキーレ
スエントリーシステムにおいて、使用者が車両の近くに
いることを検出する第2の検出手段23を備え、第2の
検出手段23により使用者が車両の近くにいることを検
出すると音量制御手段23は音出力手段30の音量を小
さくするものである。請求項5に記載の発明は、請求項
4に記載のキーレスエントリーシステムにおいて、第2
の検出手段23は遠隔指令手段10によるドアの解錠指
令を検知することにより使用者が車両の近くにいること
を検出するものである。
【0006】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、第1の
検出手段により使用者が車両を探していることを検出し
た場合には音出力手段の音量を大きくするので、状況に
応じて適切な音出力を得ることができる。請求項2に記
載の発明によれば、遠隔指令手段での操作回数に基づい
て使用者が車両を探していることを検出するので、使用
者の意思を効率的に検知することができる。請求項3に
記載の発明によれば、遠隔指令手段での継続的な操作時
間に基づいて使用者が車両を探していることを検出する
ので、使用者の意思を効率的に検知することができる。
請求項4に記載の発明によれば、使用者が車両の近くに
いることを検出した場合には音出力手段の音量を小さく
するので、状況に応じて適切な音出力を得ることができ
る。請求項5に記載の発明によれば、遠隔指令手段によ
るドアの解錠指令を検知することにより使用者が車両の
近くにいることを検出するので、使用者の意思を効率的
に検知することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】−第1の実施の形態− 以下、図1〜図4を用いて本発明によるキーレスエント
リーシステムの第1の実施の形態について説明する。
【0008】図1において、10は車両の外部から遠隔
操作によりドアの施錠および解錠を行うための送信機で
ある。送信機10は施錠ボタン11および解錠ボタン1
2を備え、施錠ボタン11を押すことによりドアの施錠
を指令する変調信号(ロック信号)が、解錠ボタン12
を押すことによりドアの解錠を指令する変調信号(アン
ロック信号)が、それぞれ送信される。ロック信号は送
信機10の施錠ボタン11を断続的に押し込むことによ
り任意の回数で送信される。20は送信機10から送信
された信号を受信して車両のロック機構を駆動する受信
機、30は受信機20に接続され、ドアの施錠後に鳴ら
されるホーンである。図1に示すように、受信機20お
よびホーン30は車載バッテリ40を電源として動作す
る。
【0009】図1に示すように、受信機20は送信機1
0から送出された電波を受信するアンテナ21と、アン
テナ21から送られた信号を受け、必要な信号を抽出、
増幅する受信回路22と、受信回路22の出力に基づき
所定の演算や制御を行う制御部23と、制御部23から
の信号に基づきドア(不図示)の施錠および解錠のため
の駆動信号を出力するドアロック回路24と、制御部2
3からの信号に基づきホーン30に向けて駆動信号を出
力するホーン出力回路25とを備える。
【0010】上述の制御部23は受信回路22の出力に
基づき、受信回路22で受信されたロック信号の回数を
カウントするロック回数演算部23aと、ロック回数演
算部23aの演算結果を受けてホーンに向けて出力する
信号のデューティー比を算出するとともに、算出された
デューティー比の信号をホーン出力回路25に向けて出
力する出力時間制御部23bとを備える。
【0011】ホーン出力回路25は出力時間制御部23
bから送出された所定のデューティー比の信号を受ける
と、そのデューティー比に対応する電圧の直流信号を出
力するように構成されている。したがって、ホーン出力
回路25から出力される信号のデューティー比に応じて
ホーン30に印加される駆動電圧が変化し、この電圧変
化に従ってホーン30の音量が変化する。このように、
出力時間制御部23bから出力される信号のデューティ
ー比を変化させることにより、ホーン30の音量を任意
に変えることができる。
【0012】次に、第1の実施の形態のキーレスエント
リーシステムの動作について説明する。図2は制御部2
3のシーケンス動作を示すフローチャートである。図2
のステップS1ではロック(施錠)回数nの値を「1」
に設定し、ステップS2へ進む。ステップS2では受信
回路22においてロック信号が受信されたか否か判断
し、ロック信号が受信されたと判定されればステップS
4へ進み、ロック信号が受信されていないと判定されれ
ばステップS3へ進む。ステップS3では受信回路22
においてアンロック信号が受信されたか否か判断し、ア
ンロック信号が受信されたと判定されればステップS8
へ進み、アンロック信号が受信されていないと判定され
ればステップS2へ戻る。
【0013】一方、ステップS4では制御部23からド
アロック出力回路24に向けてドアロックの指令を送出
して、ドアロック出力回路24からドアロック信号を出
力する。これにより、車両のドアが施錠される。次に、
ステップS5ではロック回数nの値を読み込むととも
に、ロック回数nの値に対応する所定のデューティー比
の信号を出力時間制御部23bからホーン出力回路25
に向けて出力する。図3はホーン30の音量とロック回
数nの値との関係を示しており、ロック回数nの値の増
加にともなってホーン30の音量が大きな値に設定され
る。このように、ステップS5ではその時点でのロック
回数nの値に応じて図3に示す音量でホーン30が鳴ら
される。
【0014】次いで、ステップS6では受信回路22に
おいてアンロック信号が受信されたか否か判断し、アン
ロック信号が受信されたと判定されればステップS8へ
進み、アンロック信号が受信されていないと判定されれ
ばステップS7へ進む。ステップS7ではロック回数n
に「1」を加算して、ステップS2へ進む。一方、ステ
ップS8ではドアを解錠してシーケンスを終了する。な
お、ステップS3またはステップS6においてアンロッ
ク信号を受信し、シーケンスが終了すると、再度のシー
ケンス動作によりステップS1においてロック回数nの
値が「1」に初期化される。図3には7回目のロック信
号の後、アンロック信号が受信された場合の例を示して
おり、ホーン30の音量設定は再度ロック回数nの値が
「1」のときの音量に戻される。
【0015】このように、ロック回数nの増加にともな
いホーン30の音量を大きくするのは、例えば収容台数
の大きな駐車場等で車両を探す場合に、送信機10から
繰返しロック信号を送信することによりホーン30の音
量を増加させ、車両を容易に発見できるようにするため
である。すなわち、降車直後に遠隔操作によってドアの
施錠を行う場合には、運転者は車両の近くにいるため施
錠の確認を知らせるホーン30の音量は小さくてよい。
この場合、ロック回数nの値は「1」であるから、図3
に示すようにホーン30の音量は小さなものとなる。一
方、車両を探す場合には運転者が車両から離れた位置に
いる可能性があるため、ある程度ホーン30の音量が大
きくなければならない。この場合には、必要に応じてロ
ック信号を繰返し送信することにより、ロック回数nの
値が増大しホーン30の音量が徐々に大きくなるため、
車両を発見することができる。
【0016】<変形例>第1の実施の形態では、図3に
示すようにロック回数nの増加に従って、ホーン30の
音量が徐々に増大するように設定されているが、図4に
示すように、ロック回数nが一定値以下の間は音量を増
大させず、その値を越えたときに一気に音量を増加させ
るようにしてもよい。図4ではロック回数nが5以下の
場合にはホーン30の音量を一定値に維持し、ロック回
数nが6以上の場合にはホーン30の音量を大きくして
いる。また、図4では7回目のロック信号受信の後にア
ンロック信号を受信した場合を示しており、アンロック
信号の受信によってホーン30の音量を初期値に戻して
いる。
【0017】第1の実施の形態では、ホーン30の音量
の大きさを制御するようにしているが、音量の異なる2
種類以上のホーンやブザー等の音響発生装置を設け、ロ
ック回数nに応じてこれらの複数の装置を使い分けるよ
うにしてもよい。例えば、ロック回数nの増加にともな
って音量の大きな装置に段階的に切換えてもよいし、一
定のロック回数nに到達した時点で音量の大きな装置に
切換えてもよい。あるいは、ロック回数nの増加にとも
なって使用する装置の数を増やすことにより、音量を増
大させるようにしてもよい。
【0018】第1の実施の形態では、アンロック信号を
受信したときにホーン30の音量設定を初期値に戻して
いるが、初期値に戻すタイミングは実施の形態に限定さ
れない。例えば、ロック信号を受信したときの時刻を計
測する手段を設け、前回のロック信号を受信した時刻
と、今回のロック信号を受信した時刻との間隔が所定時
間以上があれば、ロック回数を初期化し、音量を戻すよ
うにしてもよい。
【0019】−第2の実施の形態− 以下、図5を用いて本発明によるキーレスエントリーシ
ステムの第2の実施の形態について説明する。第1の実
施の形態では、アンロック信号を受信したときにホーン
30の音量を初期値に戻しているが、第2の実施の形態
ではホーンの音量を初期値に戻すためのスイッチを設け
るようにしている。なお、第1の実施の形態と同一構成
要素については同一符号を用い、その説明を省略する。
【0020】図5において、50はホーン30の音量を
初期値に戻すためのトリガー信号を発生させるトリガー
スイッチであり、制御部23のロック回数演算部23a
とグランドとの間に接続される。例えば、ドアの開閉と
連動するドアスイッチ、ドアの施錠あるいは解錠の状態
と連動するドアロック状態スイッチ、キーをキーシリン
ダに差込むとオンするキースイッチ、キーをイグニッシ
ョンオン位置まで操作するとオンするIGNスイッチ、
キーをアクセサリーオン位置まで操作するとオンするA
CCスイッチ、一定の車速に到達するとオンする車速入
力スイッチ、パーキングブレーキの操作と連動するパー
キングブレーキスイッチ、照明のオン/オフ操作と連動
するライトスイッチ等、運転者が車両内、あるいは車両
近傍にいる場合の操作に基づいてオンするスイッチをト
リガースイッチ50として用いることができる。
【0021】トリガースイッチ50がオンされると、ロ
ック回数演算部23aのカウント数、すなわちロック回
数nが「1」に設定されるため、第1の実施の形態にお
いてアンロック信号が受信された場合と同様、ホーン3
0の音量が初期値に戻されることとなる。
【0022】ロック回数nとホーン30の音量との関係
は第1の実施の形態で開示された例と同様とすることが
できる。また、第1の実施の形態で示した変形例は第2
の実施の形態についても同様に適用することができる。
【0023】第2の実施の形態では、送信機10にドア
の解錠を指示する際に操作するための解錠ボタン12を
配しているが、送信機10に解錠ボタン12が設けられ
ていない場合についても同様に適用できる。
【0024】−第3の実施の形態− 以下、図6および図7を用いて本発明によるキーレスエ
ントリーシステムの第3の実施の形態について説明す
る。第1および第2の実施の形態では、ロック信号の受
信回数に応じてホーン30の音量を変化させるようにし
ているが、第3の実施の形態ではロック信号が継続的に
受信されている時間長に応じてホーン30の音量を制御
するようにしている。なお、第1の実施の形態と同一構
成要素については同一符号を用い、その説明を省略す
る。
【0025】図6に示すように、第3の実施の形態の受
信機20Aは、送信信号時間演算部23cと、出力時間
制御部23dとからなる制御部23Aを備える。送信信
号時間演算部23cは受信回路22により受信されるロ
ック信号の継続時間を演算するものであり、出力時間制
御部23dは送信信号時間演算部23cで演算された送
信継続時間に応じて所定のデューティー比の信号をホー
ン出力回路25に向けて出力する。このような構成を採
ることにより、ロック信号を継続的に送信する時間長に
応じてホーン30の音量を可変することができる。ロッ
ク信号は送信機10Aの施錠ボタン11を押し続けるこ
とにより継続的に送信される。
【0026】図7はホーン30の音量と、ロック信号を
継続的に送信する時間長との関係を示している。図7に
示すように、ロック信号の送信を介してから一定時間T
の間はホーン30の音量を比較的小さな値とする。ロッ
ク信号の送信が継続されて送信時間がTを越えると、ホ
ーン30の音量が大きな値に切換えられる。このため、
降車後に遠隔操作によって短時間ロック信号を送信して
ドアの施錠を行う場合にはドアの施錠を確認するための
ホーン30の音量は小さなものとなる。これに対して、
車両を探す場合には、運転者は長時間施錠ボタン11を
押し続けることにより、一定時間Tの後にホーン30の
音量が大きくなるので、車両を発見することができる。
なお、アンロック信号を受信したときに、ホーン30の
音量が初期値に設定される構成は第1の実施の形態と同
様である。
【0027】図7に示すようにホーン30の音量を一度
に大きくすることなく、第1の実施の形態における図3
に示す例のように、ホーン30の音量を段階的に大きく
するようにしてもよい。
【0028】第3の実施の形態に対して第1の実施の形
態で開示した変形例を適用することもできる。また、第
2の実施の形態に示したトリガースイッチ50に対応す
るスイッチを設けて、このスイッチがオンしたときにホ
ーン30の音量を初期値に設定するようにしてもよい。
【0029】−第4の実施の形態− 以下、図8を用いて本発明によるキーレスエントリーシ
ステムの第4の実施の形態について説明する。第1〜第
3の実施の形態では、ホーン30の音量自体を変化させ
るようにしているが、第4の実施の形態では比較的大音
量のホーンと、比較的小音量のブザーとを切換えて使用
することにより、音量を変化させるようにしている。な
お、第1の実施の形態と同一構成要素については同一符
号を用い、その説明を省略する。
【0030】第4の実施の形態では、比較的大音量のホ
ーン30Aと、比較的小音量のブザー30Bとを備え
る。受信機20Bは、ロック回数演算部23aを有する
制御部23Bと、制御部23Bの出力信号を受けるホー
ン出力回路25Aと、同じく制御部23Bの出力信号を
受けるブザー出力回路25Bとを備える。ホーン30A
はホーン出力回路25Aにより、ブザー30Bはブザー
出力回路25Bによりそれぞれ駆動される。
【0031】ロック回数演算部23aは受信回路22に
より受信されるロック信号の回数を演算するものであ
り、制御部23Bはロック回数演算部23aで演算され
た送信回数に応じて出力信号の出力先をホーン出力回路
25aおよびブザー出力回路25Bとの間で択一的に切
換える。すなわち、ロック回数が所定値(例えば5回)
以下の場合には、制御部23Bからブザー出力回路25
Bに向けて信号を出力し、ブザー出力回路25Bによっ
てブザー30Bが駆動される。また、ロック回数が上述
の所定値を越えた場合には、制御部23Bからホーン出
力回路25Aに向けて信号を出力し、ホーン出力回路2
5Aによってホーン30Aが駆動される。このような構
成を採ることにより、ロック回数に応じて音響出力を可
変することができる。
【0032】第4の実施の形態では、降車後に遠隔操作
によって1回ロック信号を送信してドアの施錠を行う場
合には、ドアの施錠を確認するためにブザー30Bが鳴
るので、音量は小さなものとなる。これに対して、車両
を探す場合には、運転者は多数回施錠ボタン11を断続
的に押し続けることにより、所定回数後にホーン30A
に切換えられるので、音量が大きくなり、車両を発見す
ることができる。第4の実施の形態では、解錠ボタン1
2の操作によるアンロック信号を受信したときに、ホー
ン30Aからブザー30Bの音響出力に切換えられる。
【0033】第4の実施の形態に対して第1の実施の形
態で開示した変形例を適用することもできる。また、第
2の実施の形態に示したトリガースイッチ50に対応す
るスイッチを設けて、このスイッチがオンしたときにホ
ーン30Aからブザー30Bの音響出力に切換わるよう
にしてもよい。
【0034】−第5の実施の形態− 以下、図9を用いて本発明によるキーレスエントリーシ
ステムの第5の実施の形態について説明する。第1の実
施の形態では、ホーン出力回路から出力される電圧を可
変とすることによりホーン30の音量を変化させるよう
にしているが、第5の実施の形態では駆動されるホーン
30に直列に挿入される抵抗の値を変化させることによ
り、ホーン30の音量を可変としたものである。なお、
第1の実施の形態と同一構成要素については同一符号を
用い、その説明を省略する。
【0035】第5の実施の形態の受信機20Cは、ロッ
ク回数演算部23aを有する制御部23Cと、制御部2
3Cの出力信号を受けるホーン出力回路26とを備え
る。ホーン出力回路26は互いに抵抗値の異なる抵抗R
1、抵抗R2および抵抗R3と、それぞれの抵抗R1〜
R3に接続されたバッファーBF1、バッファーBF2
およびバッファーBF3とからなる。抵抗R1〜R3の
抵抗値は抵抗R1<抵抗R2<抵抗R3の順で大きな値
とされている。
【0036】ロック回数演算部23aは受信回路22に
より受信されるロック信号の回数を演算するものであ
り、制御部23Cはロック回数演算部23aで演算され
た送信回数に応じて、出力信号の出力先をホーン出力回
路26のバッファーBF1、バッファーBF2およびバ
ッファーBF3のいずれかの間で択一的に切換える。す
なわち、ロック回数が小さい場合にはバッファーBF3
に向けて、ロック回数が中位の場合にはバッファーBF
2に向けて、ロック回数が大きい場合にはバッファーB
F1に向けて、それぞれ制御部23Cから信号が出力さ
れる。このため、ロック回数が小さい場合には抵抗R3
を介して、ロック回数が中位の場合には抵抗R2を介し
て、ロック回数が大きい場合には抵抗R1を介して、そ
れぞれホーン30が駆動される。
【0037】このような構成を採ることにより、ロック
回数の増加に応じてホーン30の音量が段階的(3段
階)に大きくなる。したがって、第1の実施の形態と同
様、遠隔操作によってドアの施錠を行う場合には小さな
音量で、車両を探す場合には必要に応じて大きな音量
で、それぞれホーン30を鳴らすことができる。なお、
アンロック信号の受信によってホーン30の音量を初期
値に、すなわち抵抗R3を介して駆動するように設定さ
れる。
【0038】第5の実施の形態に対して第1の実施の形
態で開示した変形例を適用することもできる。また、第
2の実施の形態に示したトリガースイッチ50に対応す
るスイッチを設けて、このスイッチがオンしたときにホ
ーン30の音量を初期値に設定するようにしてもよい。
ホーン30の音量の切換段数を2段階としてもよいし、
あるいは4段階以上としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムを示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムの動作を示すフローチャート。
【図3】第1の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムにおけるホーンの音量と施錠の操作回数との関係を示
す図。
【図4】変形例におけるホーンの音量と施錠の操作回数
との関係を示す図。
【図5】第2の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムを示すブロック図。
【図6】第3の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムを示すブロック図。
【図7】第3の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムにおけるホーンの音量とロック信号の送信時間との関
係を示す図。
【図8】第4の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムを示すブロック図。
【図9】第5の実施の形態のキーレスエントリーシステ
ムを示すブロック図。
【符号の説明】
10 送信機 10A 送信機 23 制御部 23A 制御部 30 ホーン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアの施錠あるいは解錠を車両か
    ら離れて指令することができる遠隔指令手段と、 前記遠隔指令手段による指令に基づき施錠あるいは解錠
    が行われた際に音を出力する音出力手段とを備えるキー
    レスエントリーシステムにおいて、 使用者が前記車両を探していることを検出する第1の検
    出手段と、 前記第1の検出手段により使用者が前記車両を探してい
    ることを検出した場合には前記音出力手段の音量を大き
    くする音量制御手段とを備えることを特徴とするキーレ
    スエントリーシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出手段は前記遠隔指令手段
    の操作回数に基づいて使用者が前記車両を探しているこ
    とを検出するものであることを特徴とする請求項1に記
    載のキーレスエントリーシステム。
  3. 【請求項3】 前記第1の検出手段は前記遠隔指令手段
    での継続的な操作時間に基づいて使用者が前記車両を探
    していることを検出するものであることを特徴とする請
    求項1に記載のキーレスエントリーシステム。
  4. 【請求項4】 使用者が前記車両の近くにいることを検
    出する第2の検出手段を備え、前記第2の検出手段によ
    り使用者が前記車両の近くにいることを検出すると前記
    音量制御手段は前記音出力手段の音量を小さくすること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のキー
    レスエントリーシステム。
  5. 【請求項5】 前記第2の検出手段は前記遠隔指令手段
    による前記ドアの解錠指令を検知することにより使用者
    が前記車両の近くにいることを検出するものであること
    を特徴とする請求項4に記載のキーレスエントリーシス
    テム。
JP31551097A 1997-11-17 1997-11-17 キーレスエントリーシステム Pending JPH11148261A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31551097A JPH11148261A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 キーレスエントリーシステム

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JP31551097A JPH11148261A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 キーレスエントリーシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11148261A true JPH11148261A (ja) 1999-06-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068347A (ja) * 2010-09-27 2011-04-07 Toyota Motor Corp 注意喚起装置、注意喚起方法、遠隔操作システム
CN109131213A (zh) * 2018-07-19 2019-01-04 奇瑞新能源汽车技术有限公司 一种汽车报警警示方法

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