JPH11147786A - 結晶欠陥の少ないシリコン単結晶ウエーハ及びその製造方法 - Google Patents
結晶欠陥の少ないシリコン単結晶ウエーハ及びその製造方法Info
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- JPH11147786A JPH11147786A JP9325428A JP32542897A JPH11147786A JP H11147786 A JPH11147786 A JP H11147786A JP 9325428 A JP9325428 A JP 9325428A JP 32542897 A JP32542897 A JP 32542897A JP H11147786 A JPH11147786 A JP H11147786A
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Abstract
成長条件下で製造した、熱酸化処理時に OSFリグは発生
するが、該リング内外のN領域を最大限拡大した低欠陥
密度であるシリコン単結晶ウエーハ並びに OSF核は存在
するが、熱酸化処理時に該リングは発生せず、かつ、ウ
エーハ全面の酸素濃度が24ppma以下で、 FPD及びL/D が
ウエーハ全面内に存在しない、結晶全面が利用可能な極
低欠陥密度であるシリコン単結晶ウエーハを提供する。 【解決手段】 CZ法において引上速度をF[mm/min]と
し、シリコンの融点から1400℃間の引上軸方向の結晶内
温度勾配平均値をG[℃/mm]で表した時、F/Gの値を
結晶中心で0.112 〜0.142mm2/℃・minとする製法、並び
に前記F/G 値範囲に制御しかつ結晶中酸素濃度を24ppma
以下に抑えて引上げるかまたは結晶中の1050〜 850℃の
温度域通過時間を 140分以下に制御する。
Description
シリコン単結晶ウエーハ及びその製造方法に関するもの
である。
子の微細化に伴い、その基板となるチョクラルスキー法
(以下、CZ法と略記する)で作製されたシリコン単結
晶に対する品質要求が高まってきている。特に、FP
D、LSTD、COP等のグローンイン(Grown−
in)欠陥と呼ばれる酸化膜耐圧特性やデバイスの特性
を悪化させる、単結晶成長起因の欠陥が存在しその密度
とサイズの低減が重要視されている。
ず、シリコン単結晶に取り込まれるベイカンシイ(Va
cancy、以下Vと略記することがある)と呼ばれる
空孔型の点欠陥と、インタースティシアル−シリコン
(Interstitial−Si、以下Iと略記する
ことがある)と呼ばれる格子間型シリコン点欠陥のそれ
ぞれの取り込まれる濃度を決定する因子について、一般
的に知られていることを説明する。
acancy、つまりシリコン原子の不足から発生する
凹部、穴のようなものが多い領域であり、I領域とは、
シリコン原子が余分に存在することにより発生する転位
や余分なシリコン原子の塊が多い領域のことであり、そ
してV領域とI領域の間には、原子の不足や余分が無い
(少ない)ニュートラル(Neutral、以下Nと略
記することがある)領域が存在していることになる。そ
して、前記グローンイン欠陥(FPD、LSTD、CO
P等)というのは、あくまでもVやIが過飽和な状態の
時に発生するものであり、多少の原子の偏りがあって
も、飽和以下であれば、欠陥としては存在しないことが
判ってきた。
晶の引上げ速度(成長速度)と結晶中の固液界面近傍の
温度勾配Gとの関係から決まり、V領域とI領域との境
界近辺にはOSF(酸化誘起積層欠陥、Oxidati
on Indused Stacking Faul
t)と呼ばれるリング状の欠陥の存在が確認されてい
る。
成長速度が0.6mm/min前後以上と比較的高速の
場合には、空孔タイプの点欠陥が集合したボイド起因と
されているFPD、LSTD、COP等のグローンイン
欠陥が結晶径方向全域に高密度に存在し、これら欠陥が
存在する領域はV−リッチ領域と呼ばれている(図4
(a)参照)。 また、成長速度が0.6mm/min
以下の場合は、成長速度の低下に伴い、上記したOSF
リングが結晶の周辺から発生し、このリングの外側に転
位ループ起因と考えられているL/D(Large D
islocation:格子間転位ループの略号、LS
EPD、LFPD等)の欠陥が低密度に存在し、これら
欠陥が存在する領域はI−リッチ領域と呼ばれている
(図4(b)参照)。さらに、成長速度を0.4mm/
min前後と低速にすると、OSFリングがウエーハの
中心に凝集して消滅し、全面がI−リッチ領域となる
(図4(c))。
域の中間でOSFリングの外側に、N領域と呼ばれる、
空孔起因のFPD、LSTD、COPも、転位ループ起
因のLSEPD、LFPDも存在しない領域の存在が発
見されている(特開平8−330316号参照)。この
領域はOSFリングの外側にあり、そして、酸素析出熱
処理を施し、X−ray観察等で析出のコントラストを
確認した場合に、酸素析出がほとんどなく、かつ、LS
EPD、LFPDが形成されるほどリッチではないI−
リッチ領域側であると報告している(図3(a)参
照)。そして、従来のCZ引上げ機ではウエーハの極一
部にしか存在しないN領域を、引上げ機の炉内温度分布
を改良し、引上げ速度を調節して、F/G値(単結晶引
上げ速度をF[mm/min]とし、シリコンの融点か
ら1300℃の間の引上げ軸方向の結晶内温度勾配の平
均値をG[℃/mm]とするとき、F/Gで表わされる
比)を0.20〜0.22mm2 /℃・minとしてウ
エーハ全面及び結晶全長に対して制御すれば、N領域を
ウエーハ全面に広げることが可能であると提案している
(図3(b)参照)。
うな極低欠陥領域を結晶全体に広げて製造しようとする
と、この領域がI−リッチ領域側のN領域のみに限定さ
れるため、製造条件の上で制御範囲が極めて狭く、実験
機ならともかく生産機では精密制御が難しく、生産性に
難点があって実用的でない。さらに、この発明に開示さ
れていた欠陥分布図は、本発明者らが実験・調査して求
めたデータや、データを基にした作成した欠陥分布図
(図1参照)とは大幅に異なることが判明した。
たもので、制御幅が広く、制御し易い製造条件の下で、
V−リッチ領域およびI−リッチ領域のいずれも存在し
ない、結晶全面に亙って極低欠陥密度であるCZ法によ
るシリコン単結晶ウエーハを、高生産性を維持しながら
得ることを目的とする。
成するために為されたもので、本発明の請求項1に記載
した発明は、CZ法により育成されたシリコン単結晶ウ
エーハにおいて、熱酸化処理をした際にリング状に発生
するOSFリングあるいはOSFリングの核が存在し、
かつ、FPD及びL/Dがウエーハ全面内に存在しない
ことを特徴とするシリコン単結晶ウエーハである。
ハの製造方法としては、本発明の請求項3に記載したよ
うに、チョクラルスキー法によってシリコン単結晶を育
成する際に、引上げ速度をF[mm/min]とし、シ
リコンの融点から1400℃の間の引上げ軸方向の結晶
内温度勾配の平均値をG[℃/mm]で表した時、結晶
中心から結晶周辺までの距離D[mm]を横軸とし、F
/G[mm2 /℃・min]の値を縦軸として欠陥分布
を示した欠陥分布図において、V−リッチ領域とN−領
域の境界線ならびにN−領域とI−リッチ領域の境界線
で囲繞された領域内で結晶を引上げることを特徴とす
る、シリコン単結晶ウエーハの製造方法である。
求めた図1の欠陥分布図を基に、V−リッチ領域とN−
領域の境界線ならびにN−領域とI−リッチ領域の境界
線で囲繞された領域内に収まるように、結晶の引上げ速
度Fとシリコンの融点から1400℃の間の引上げ軸方
向の結晶内温度勾配の平均値Gを制御して結晶を引上げ
れば、前記請求項1に記載した、熱酸化処理をした際に
リング状に発生するOSFリングあるいはOSFリング
の核が存在し、かつ、FPD及びL/Dがウエーハ全面
内に存在しないシリコン単結晶ウエーハを作製すること
ができる。
結晶中心で、0.112〜0.142mm2 /℃・mi
nとして結晶を引上げることとした(請求項4)。
0.112〜0.142mm2 /℃・minに制御する
ことによって、図1に見られるように、熱酸化処理時に
OSFリングを発生し得る領域を含んだままではある
が、OSFリング内外のN領域を最大限拡大するように
して引上げるので、引上げ速度と結晶内温度勾配との制
御範囲が広くなり生産機においても製造条件設定が容易
になり、N領域の多いウエーハを簡単に作製することが
できる。
項4に記載の製造方法によって得られたシリコン単結晶
ウエーハは、該ウエーハを熱酸化処理をした際に、リン
グ状にOSFリングは発生し、あるいはOSFリングの
核は潜在しているが、FPD及びL/D(LSEPD、
LFPD)は、ウエーハ全面内に存在しないというウエ
ーハで、図2(b)に示したように、いわゆるウエーハ
全面にV−リッチ領域とI−リッチ領域は存在せず、中
性なN領域の面積が非常に大きなものである。このよう
なN領域の大きい本発明のシリコンウエーハには、OS
Fリングの核は潜在しており、該ウエーハを熱酸化処理
した際にはリング状にOSFが発生し得るOSFリング
の内側にもN領域が存在することを利用して、前記OS
Fリング外側のN領域とOSFリング内側のN領域を最
大限に拡大した新規な欠陥構造を持ったウエーハであ
る。
は、CZ法により育成されたシリコン単結晶ウエーハに
おいて、ウエーハ全面の酸素濃度が24ppma(AS
TM’79値)未満であり、酸素析出熱処理によりOS
Fリングの潜在核は存在するが、OSF熱酸化処理をし
た際にはOSFリングは発生せず、かつ、FPD及びL
/Dがウエーハ全面内に存在しないことを特徴とするシ
リコン単結晶ウエーハである。そして、このようなシリ
コン単結晶ウエーハの製造方法としては、本発明の請求
項5に記載したように、請求項3または請求項4に記載
した製造方法に加えて、前記結晶中の1050℃から8
50℃までの温度域を通過する時間が140分以下とな
るように制御するようにした。
ppma未満に抑え、あるいは成長結晶中の1050℃
から850℃までの温度域を通過する時間を140分以
下となるように熱履歴を制御すれば、OSF核の成長を
阻害することができ、実質上、OSFリングあるいはO
SFリングの潜在核がウエーハ内に存在してもデバイス
に影響を与えることはないので、結局該ウエーハをOS
F熱酸化処理をした際に、OSFリングの核は潜在して
いるが、OSFリングを発生することはなく、FPD及
びL/D(LSEPD、LFPD)もウエーハ全面内に
存在しないという、いわゆるウエーハ全面がV−リッチ
領域、I−リッチ領域も、害を及ぼすようなOSFリン
グも存在しない全面使用可能な結晶全面に亙って極低欠
陥密度なウエーハを得ることができる。しかもこの場
合、F/Gの制御も広い制御範囲とすることが可能であ
り、ウエーハを実用上容易に作製することができる。
発明はこれらに限定されるものではない。説明に先立ち
各用語につき予め解説しておく。 1)FPD(Flow Pattern Defec
t)とは、成長後のシリコン単結晶棒からウェーハを切
り出し、表面の歪み層を弗酸と硝酸の混合液でエッチン
グして取り除いた後、K2 Cr2 O7 と弗酸と水の混合
液で表面をエッチング(Seccoエッチング)するこ
とによりピットおよびさざ波模様が生じる。このさざ波
模様をFPDと称し、ウェーハ面内のFPD密度が高い
ほど酸化膜耐圧の不良が増える(特開平4−19234
5号公報参照)。
it Defect)とは、FPDと同一のSecco
エッチングを施した時に、流れ模様(flow pat
tern)を伴うものをFPDと呼び、流れ模様を伴わ
ないものをSEPDと呼ぶ。この中で10μm以上の大
きいSEPD(LSEPD)は転位クラスターに起因す
ると考えられ、デバイスに転位クラスターが存在する場
合、この転位を通じて電流がリークし、P−Nジャンク
ションとしての機能を果たさなくなる。
ring Tomography Defect)と
は、成長後のシリコン単結晶棒からウエーハを切り出
し、表面の歪み層を弗酸と硝酸の混合液でエッチングし
て取り除いた後、ウエーハを劈開する。この劈開面より
赤外光を入射し、ウエーハ表面から出た光を検出するこ
とでウエーハ内に存在する欠陥による散乱光を検出する
ことができる。ここで観察される散乱体については学会
等ですでに報告があり、酸素析出物とみなされている
(J.J.A.P. Vol.32,P3679,19
93参照)。また、最近の研究では、八面体のボイド
(穴)であるという結果も報告されている。
nated Particle)とは、ウエーハの中心
部の酸化膜耐圧を劣化させる原因となる欠陥で、Sec
coエッチではFPDになる欠陥が、SC−1洗浄(N
H4 OH:H2 O2 :H2 O=1:1:10の混合液に
よる洗浄)では選択エッチング液として働き、COPに
なる。このピットの直径は1μm以下で光散乱法で調べ
る。
tion:格子間転位ループの略号)には、LSEP
D、LFPD等があり、転位ループ起因と考えられてい
る欠陥である。LSEPDは、上記したようにSEPD
の中でも10μm以上の大きいものをいう。また、LF
PDは、上記したFPDの中でも先端ピットの大きさが
10μm以上の大きいものをいい、こちらも転位ループ
起因と考えられている。
5号で提案したように、CZ法によるシリコン単結晶成
長に関し、V領域とI領域の境界近辺について、詳細に
調査したところ、この境界近辺の極く狭い領域にFP
D、LSTD、COPの数が著しく少なく、LSEPD
も存在しないニュートラルな領域があることを発見し
た。
ハ全面に広げることができれば、点欠陥を大幅に減らせ
ると発想し、成長(引上げ)速度と温度勾配の関係の中
で、結晶のウエーハ面内では、引上げ速度はほぼ一定で
あるから、面内の点欠陥の濃度分布を決定する主な因子
は温度勾配である。つまり、ウエーハ面内で、軸方向の
温度勾配に差があることが問題で、この差を減らすこと
が出来れば、ウエーハ面内の点欠陥の濃度差も減らせる
ことを見出し、結晶中心部の温度勾配Gcと結晶周辺部
分の温度勾配Geとの差を△G=(Ge−Gc)≦5℃
/cmとなるように炉内温度を制御して引上げ速度を調
節すれば、ウエーハ全面がN領域からなる欠陥のないウ
エーハが得られるようになった。
Gが小さいCZ法による結晶引上げ装置を使用し、引上
げ速度を変えて結晶面内を調査した結果、新たに次のよ
うな知見を得た。V−リッチ領域とI−リッチ領域の間
に存在するN領域は、従来はOSFリング(核)の外側
のみと考えられていたが、OSFリングの内側にも、N
領域が存在することを確認した(図2(a)参照)。す
なわち、上記特願平9−199415号の場合、OSF
リングは、V−リッチ領域とN領域の境界領域となって
いた(図3(a)参照)が、この二つは必ずしも一致し
ないことがわかった。このことは従来の△Gの大きい結
晶引上げ装置で実験した場合には発見されず、今回上記
の△Gの小さい結晶引上げ装置を使用した結晶を調査し
た結果、発見したものである。
を、総合伝熱解析ソフトFEMAG(F.Dupre
t,P.Nicodeme,Y.Ryckmans,
P.Wouters,and M.J.Croche
t,Int.J.Heat MassTransfe
r,33,1849(1990))を使用して鋭意解析
を行った。その結果、引上げ速度をF[mm/min]
とし、シリコンの融点から1400℃の間の引上げ軸方
向の結晶内温度勾配の平均値をG[℃/mm]で表した
時、F/Gの値を結晶中心で、0.112〜0.142
mm2 /℃・minの範囲内となるように引上げ速度F
と温度勾配平均値Gとを制御すれば、OSF熱酸化処理
をした際にリング状に発生するOSFリングあるいはO
SFリングの核が存在するものの、FPD及びL/Dが
ウエーハ全面内に存在しないシリコン単結晶ウエーハが
得られることが判った。
例とした場合であるが、結晶の径方向位置を横軸とし、
F/G値を縦軸とした場合の諸欠陥分布を表している。
図1から明らかなように、V−リッチ領域/N領域の境
界は、結晶中心位置と中心から約50mmまでの位置と
の間では0.142mm2 /℃・minから緩やかに上
昇し、この位置から外周にかけては急激にF/G値を増
大した線上にある。OSFリング領域の中心は、約0.
125mm2 /℃・minで、結晶外周にかけてはV−
リッチ領域/N領域の境界線とほぼ平行して急激にF/
G値を増大した線上にある。さらにN領域/I−リッチ
領域との境界は、結晶中心位置と中心から約70mmま
での位置との間で0.112mm2 /℃・minとな
り、その後、結晶外周に向って急激に落ち込んでいる。
従って、OSFリングを含むそのウエーハ内のN領域を
最大限に利用するには、結晶中心位置で0.112〜
0.142mm2 /℃・minとなるようにすればよ
い。
は、図3(a)に示したように、通常の引上げ速度と結
晶引上げ装置におけるOSFリングの外側に存在するN
領域を結晶全面に拡大すべく(図3(b)参照)、特別
な結晶引上げ装置を用いて引上げ速度と△Gを制御し、
無欠陥結晶を製造しようとしていたが、引上げ速度、温
度勾配等製造条件の制御幅が極めて狭く、制御が困難で
生産性に難点があり、実用的でなかった。
だけに限定せず、今回発見したOSFリングの内側にも
存在するN領域(図2(a)参照)をも使用してN領域
を最大限拡大することにした。すなわち、図2(b)に
示したようにOSFリングを含んだままN領域を最大限
ウエーハ全面に拡大することができる引上げ速度と△G
及び結晶引上げ装置を選択して引上げた。その結果、上
記したようなF/G値の範囲内に収まるように引上げ速
度と結晶内温度勾配を調整して引上げれば、従来よりも
拡大された制御幅をもつ製造条件下で容易に低欠陥のウ
エーハを製造することができる。
究からウエーハ全面内で低酸素濃度の場合には、OSF
リングの核が存在しても熱酸化処理によりOSFリング
を発生することはなく、デバイスに影響を与えないとい
うことが判ってきている。この酸素濃度の限界値は、同
一の結晶引上げ装置を使用して、数種類の酸素濃度レベ
ルの結晶を引上げた結果、ウエーハ全面内の酸素濃度が
24ppma未満であれば、ウエーハの熱酸化処理を行
った時にOSFリングが発生しないことが確認されてい
る。
に徐々に酸素濃度を下げていった時に、結晶全長にわた
ってOSFとなる核は存在するが、ウエーハの熱酸化処
理を行った時にOSFリングが観察されるのは24pp
maまでで、24ppma未満ではOSFリング核は存
在するが、熱酸化処理によるOSFリングは発生してい
ないことを表している。
pma未満にするには、従来から一般に用いられている
方法で行えばよく、例えば、ルツボの回転数あるいは融
液内温度分布等を調整して融液の対流を制御する等の手
段により簡単に行うことができる。
の核の存在するところでは酸素析出が少なくなるという
傾向があるが、デバイスの低温下プロセスにおいては、
強いゲッタリングも要求されないので、OSF領域での
酸素析出の少なさは問題にならない。
件を検討した。炉内温度分布の異なる結晶引上げ装置
(炉内構成を変更したもの)を数種類使用して、OSF
熱酸化処理時にOSFリングが発生するように、引上げ
速度を制御して結晶を引上げた結果、1050〜850
℃の温度帯域を140分以下で通過する熱履歴を与えた
結晶には、その後OSFリング発生の有無を確認するO
SF熱酸化処理を施してもOSFリングは確認されなか
った(I.Yamashita and Y.Shim
anuki:The Electrochemical
SocietyExtended Abstrac
t,Los Angels,Carifornia,M
ay7−12,1989,P.346参照)。
素濃度を24ppma未満に抑え、あるいは、成長結晶
の1050℃から850℃までの温度域を通過する熱履
歴を140分以下となるように制御してOSFリング核
の成長を阻害すれば、OSF熱酸化処理をした際にはO
SFリングの発生はなく、かつ、FPD及びL/Dが存
在せず、結晶全面が使用可能な領域で占められ、無欠陥
の結晶を広い条件範囲で作製することができる。
を育成する際に、引上げ速度をF[mm/min]と
し、シリコンの融点から1400℃の間の引上げ軸方向
の結晶内温度勾配の平均値をG[℃/mm]で表した
時、F/Gの値を結晶中心で、0.112〜0.142
mm2 /℃・minに制御し、結晶中酸素濃度を24p
pma未満に抑え、あるいは、前記結晶中の1050℃
から850℃までの温度域を通過する時間が140分以
下となるように制御することによって、広いN領域を持
つと共に熱酸化処理をしてもOSFリングが発生しな
い、全面使用可能な無欠陥ウエーハを制御幅の広い条件
下で容易に製造することができる。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、本発明
で使用するCZ法による単結晶引上げ装置の構成例を図
6により説明する。図6に示すように、この単結晶引上
げ装置30は、引上げ室31と、引上げ室31中に設け
られたルツボ32と、ルツボ32の周囲に配置されたヒ
ータ34と、ルツボ32を回転させるルツボ保持軸33
及びその回転機構(図示せず)と、シリコンの種子結晶
5を保持するシードチャック6と、シードチャック6を
引上げるケーブル7と、ケーブル7を回転又は巻き取る
巻取機構(図示せず)を備えて構成されている。ルツボ
32は、その内側のシリコン融液(湯)2を収容する側
には石英ルツボが設けられ、その外側には黒鉛ルツボが
設けられている。また、ヒータ34の外側周囲には断熱
材35が配置されている。
を設定するために、結晶の固液界面の外周に環状の固液
界面断熱材8を設け、その上に上部囲繞断熱材9が配置
されている。この固液界面断熱材8は、その下端とシリ
コン融液2の湯面との間に3〜5cmの隙間10を設け
て設置されている。上部囲繞断熱材9は条件によっては
使用しないこともある。さらに、冷却ガスを吹き付けた
り、輻射熱を遮って単結晶を冷却する筒状の冷却装置3
6を設けている。別に、最近では引上げ室31の水平方
向の外側に、図示しない磁石を設置し、シリコン融液2
に水平方向あるいは垂直方向等の磁場を印加することに
よって、融液の対流を抑制し、単結晶の安定成長をはか
る、いわゆるMCZ法が用いられることも多い。
単結晶育成方法について説明する。まず、ルツボ32内
でシリコンの高純度多結晶原料を融点(約1420°
C)以上に加熱して融解する。次に、ケーブル7を巻き
出すことにより融液2の表面略中心部に種子結晶5の先
端を接触又は浸漬させる。その後、ルツボ保持軸33を
適宜の方向に回転させるとともに、ケーブル7を回転さ
せながら巻き取り種子結晶5を引上げることにより、単
結晶育成が開始される。以後、引上げ速度と温度を適切
に調節することにより略円柱形状の単結晶棒1を得るこ
とができる。
成するために特に重要であるのは、図6に示したよう
に、引上げ室31の湯面上の単結晶棒1中の液状部分の
外周空間において、湯面近傍の結晶の温度が1420℃
から1400℃までの温度域に環状の固液界面断熱材8
を設けたことと、その上に上部囲繞断熱材9を配置した
ことである。さらに、必要に応じてこの断熱材の上部に
結晶を冷却する装置、例えば冷却装置36を設けて、こ
れに上部より冷却ガスを吹きつけて結晶を冷却できるも
のとし、筒下部に輻射熱反射板を取り付けた構造として
もよい。
を設けて断熱材を配置し、さらにこの断熱材の上部に結
晶を冷却する装置を設けた構造とすることによって、結
晶成長界面近傍では輻射熱により保温効果が得られ、結
晶の上部ではヒータ等からの輻射熱をカットできるの
で、本発明の製造条件を満足させることができる。この
結晶の冷却装置としては、前記筒状の冷却装置36とは
別に、結晶の周囲を囲繞する空冷ダクトや水冷蛇管等を
設けて所望の温度勾配を確保するようにしても良い。
のために従来の装置を図7に示した。 基本的な構造に
ついては、本発明で使用した引上げ装置と同じである
が、固液界面断熱材8、上部囲繞断熱材9や冷却装置3
6は装備していない。
を挙げて説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 (実施例1)図6に示した引上げ装置30で、20イン
チ石英ルツボに原料多結晶シリコンを60Kgチャージ
し、直径6インチ、方位<100>のシリコン単結晶棒
を平均引上げ速度を0.88〜0.50mm/minに
下げながら引上げを行った(単結晶棒の直胴長さ約85
cm)。シリコン融液の湯温は約1420℃、湯面から
環状の固液界面断熱材の下端までは、4cmの空間と
し、その上に10cm高さの環状固液界面断熱材を配置
し、湯面から引上げ室天井までの高さをルツボ保持軸を
調整して30cmに設定し、上部囲繞断熱材を配備し
た。そして、結晶中心部でのF/G値を0.22〜0.
10mm2 ・℃/minに変化させて引上げた。
切り出し、鏡面加工を施してシリコン単結晶の鏡面ウエ
ーハを作製し、グローンイン欠陥の測定を行った。ま
た、熱酸化処理を施してOSFリング発生の有無を確認
した。その結果、F/G値が0.112〜0.142m
m2 /℃・minの範囲内において、ウエーハ外周部よ
り約15mm位置に熱酸化処理時に発生するOSFリン
グ領域は存在するが、該リング内外のグローンイン欠陥
の存在しないN領域を最大限拡大した極低欠陥ウエーハ
を得た。なお、このウエーハの酸化膜耐圧特性は、C−
モード良品率100%となった。なお、C−モード測定
条件は、次の通りである。 1)酸化膜厚:25nm、 2)測定電極:リンドープ・ポリシリコン、 3)電極面積:8mm2 、 4)判定電流:1mA/cm2 、 5)良品判定:絶縁破壊電界が8MV/cm以上のものを良品と判定した。
濃度を下げて行った以外は実施例1と同一条件で引上
げ、得られた単結晶棒から、ウエーハを切り出し、鏡面
加工を施してシリコン単結晶の鏡面ウエーハを作製し、
グローンイン欠陥の測定を行った。また、熱酸化処理を
施してOSFリング発生の有無を確認した。
42mm2 /℃・minの範囲内において、ウエーハ面
内酸素濃度が24ppma以上のウエーハは全面グロー
ンイン欠陥の存在しないN領域でウエーハ中心から約1
5mm位置にOSFリングを有する極低欠陥ウエーハで
あった。これに対してウエーハ面内酸素濃度が24pp
ma未満のウエーハは全面グローンイン欠陥の存在しな
いN領域で、OSF核は存在するが熱酸化処理によって
OSFリングを発生しない無欠陥ウエーハであった。な
お、このウエーハの酸化膜耐圧特性は、C−モード良品
率100%となった。
1050〜850℃までの温度域を通過する時間を14
0分以下とした熱履歴を与えた以外は実施例1と同一条
件で引上げ、得られた単結晶棒から、ウエーハを切り出
し、鏡面加工を施してシリコン単結晶の鏡面ウエーハを
作製し、グローンイン欠陥の測定を行った。また、熱酸
化処理を施してOSFリング発生の有無を確認した。
であっても、F/G値が0.112〜0.142mm2
/℃・minの範囲内において、全面グローンイン欠陥
の存在しないN領域で、OSF核は存在するが熱酸化処
理によってOSFリングを発生しない無欠陥ウエーハで
あった。なお、このウエーハの酸化膜耐圧特性は、C−
モード良品率100%となった。
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
インチのシリコン単結晶を育成する場合につき例を挙げ
て説明したが、本発明はこれには限定されず、引上げ速
度をF[mm/min]とし、シリコンの融点から14
00℃の間の引上げ軸方向の結晶内温度勾配の平均値を
G[℃/mm]で表した時、F/Gの値を結晶中心で、
0.112〜0.142mm2 /℃・minとなるよう
に制御すれば、直径8〜16インチあるいはそれ以上の
シリコン単結晶にも適用できる。また、本発明は、シリ
コン融液に水平磁場、縦磁場、カスプ磁場等を印加する
いわゆるMCZ法にも適用できることは言うまでもな
い。
化と熱履歴制御を別々に説明したが、両者を共に実施し
てもよく、より確実にOSFリングを無害化することが
できる。
単結晶育成条件の制御幅が広くなり、OSFリング外側
のN領域、OSFリング、あるいはOSF核及びその内
側のN領域も使用することにより最大限N領域を拡大し
たウエーハを容易に作製することができる。そして、低
酸素化あるいは低温域の熱履歴の制御を併用すればOS
Fリングも発生せず、グローイン欠陥も極低レベルのウ
エーハ全面が無欠陥のシリコン単結晶ウエーハを製造す
ることができる。
径方向位置を横軸とし、F/G値を縦軸とした場合の諸
欠陥分布図である。
説明図である。 (a)通常の引上げ条件で引上げた場合、(b)本発明
の引上げ条件で引上げた場合。
を表した説明図である。 (a)通常の引上げ条件で引上げた場合、(b)引上げ
速度と結晶内温度勾配を精密制御して引上げた場合。
内欠陥分布との関係を表した説明図である。 (a)高速引上げの場合、(b)中速引上げの場合、
(c)低速引上げの場合。
た際のOSFリングの発生領域とOSF核の存在領域と
の境界位置が結晶中酸素濃度に影響されていることを表
した説明図である。 (a)結晶棒の長さ方向位置と酸素濃度の関係を表した
グラフ、(b)結晶縦断面において、OSFリングの発
生領域とOSF核の存在領域との境界位置を示す説明図
である。
装置の概略説明図である。
明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 チョクラルスキー法により育成されたシ
リコン単結晶ウエーハにおいて、熱酸化処理をした際に
リング状に発生するOSFリングあるいはOSFリング
の核が存在し、かつ、FPD及びL/Dがウエーハ全面
内に存在しないことを特徴とするシリコン単結晶ウエー
ハ。 - 【請求項2】 チョクラルスキー法により育成されたシ
リコン単結晶ウエーハにおいて、ウエーハ全面の酸素濃
度が24ppma未満であり、酸素析出熱処理によりO
SFリングの潜在核は存在するが、OSF熱酸化処理を
した際にはOSFリングは発生せず、かつ、FPD及び
L/Dがウエーハ全面内に存在しないことを特徴とする
シリコン単結晶ウエーハ。 - 【請求項3】 チョクラルスキー法によってシリコン単
結晶を育成する際に、引上げ速度をF[mm/min]
とし、シリコンの融点から1400℃の間の引上げ軸方
向の結晶内温度勾配の平均値をG[℃/mm]で表した
時、結晶中心から結晶周辺までの距離D[mm]を横軸
とし、F/G[mm2 /℃・min]の値を縦軸として
欠陥分布を示した欠陥分布図において、V−リッチ領域
とN−領域の境界線ならびにN−領域とI−リッチ領域
の境界線で囲繞された領域内で結晶を引上げることを特
徴とする、シリコン単結晶ウエーハの製造方法。 - 【請求項4】 前記F/Gの値を結晶中心で、0.11
2〜0.142mm2/℃・minとして結晶を引上げ
ることを特徴とする、請求項3に記載したシリコン単結
晶ウエーハの製造方法。 - 【請求項5】 前記結晶中の1050℃から850℃ま
での温度域を通過する時間が140分以下となるように
制御することを特徴とする、請求項3または請求項4に
記載したシリコン単結晶ウエーハの製造方法。
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