JPH11147137A - パンチプレスに於ける爪形成用金型装置 - Google Patents

パンチプレスに於ける爪形成用金型装置

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JPH11147137A
JPH11147137A JP10260424A JP26042498A JPH11147137A JP H11147137 A JPH11147137 A JP H11147137A JP 10260424 A JP10260424 A JP 10260424A JP 26042498 A JP26042498 A JP 26042498A JP H11147137 A JPH11147137 A JP H11147137A
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die
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材の裏面に凹部等を形成することなく、板
材の表面に係合爪を形成することのできる爪形成用金型
装置を提供する。 【解決手段】 爪形成パンチ17とダイ19とを備えて
なるパンチプレスに於ける爪形成用金型装置において、
前記爪形成パンチ17は、前記ダイ19上の板材Wの上
面を押え付けるように当接するガイド筒25と、上記板
材Wの上面に係合爪55を形成するための刃部43を備
えかつ前記ガイド筒25の下端部に軸支された爪形成用
座ぐり刃41と、前記爪形成用座ぐり刃41を下方向へ
押すための突起部36を備えかつ前記ガイド筒25内に
摺動自在に嵌合したパンチボデー30と、パンチプレス
の衝撃子14によって衝打されたときに前記パンチボデ
ー30を下降するパンチヘッド27と、上記パンチヘッ
ド27を上方向へ付勢する復帰バネ33と、を備えた構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパンチプレスに於け
る爪形成用金型装置に関し、特にタレットパンチプレ
ス、セットプレス等のパンチプレスに装着して利用され
るパンチプレスに於ける爪形成用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスの金型装置(例えば
タレットパンチプレス)としては、図13で示すような
一例がある。すなわち、70は抜きカス孔71を縦方向
に有する回転可能な下部装着板で、この下部装着板70
の上部には前記抜きカス孔71と連通する大径の嵌合孔
72が形成されている。そして、この嵌合孔72には、
例えば凹所73を有するダイ74が多少突出するように
嵌着している。
【0003】一方、75は前記ダイ74に対して垂直線
上に対向可能な突起形成パンチ76を備える回転可能な
上部装着板である。しかして、前記突起形成パンチ76
は、上部装着板75の貫通孔内に固定的に嵌着するガイ
ド筒77と、このガイド筒77に下端部78側が摺動自
在に案内されると共に、上部装着板75の上面から突出
する上端部側のパンチヘッド78が復帰バネ79のバネ
力に抗して衝撃子80に衝打されるパンチボデイー83
とから構成されている。
【0004】しかして、上記構成のタレットパンチプレ
スの金型装置に於いては、仮想線で示すように上部装着
板75が下降し、次いで図示しない衝撃装置が作動し、
その衝撃子80がダイ74上の位置決めされた板材W1
を衝打すると、板材W1の下面に位置決め用突起82が
出来上がる反面、位置決め用突起82の反対側である板
材W1の上面には凹所83が生じる。
【0005】ところで、一側面に位置決め用突起82を
形成した板材W1と貫通小孔84を有する被板材W2と
を互いに接合する場合は、まず図14で示すように貫通
小孔84に位置決め用突起82を嵌め込み、次いで図1
5で示すように板材W1と被板材W2の適当な箇所に、
いわゆるスポット溶接をする。
【0006】しかしながら、上記構成の爪形成用金型装
置を用いたまま両板材W1、W2を接合すると、一体的
に接合された両板材W1、W2の一方のW1の外面(下
面)には、相変わらず痕跡状態の凹所83が残っている
ので、この凹所83を後で溶接作業で適宜に埋め、か
つ、平らに研磨する必要がある、と言う問題点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、第1の目的は、電子機器などのフレ
ームを形成する際に、位置決め用の係合爪を有する板材
と、前記係合爪が係合する貫通小孔を有する被板材とを
接合しても、後で前記係合爪を形成した部位の表面側を
美的処理するために、溶接並びに研磨作業が不要である
板材を形成することができるパンチプレスに於ける爪形
成用金型装置を得ることである。そして、第2の目的
は、上部金型に相当する爪形成パンチ及び下部金型に相
当するダイをシンプルな構成にすることができると共
に、位置決め用の板材の表面に簡単かつ確実に係合爪を
形成することができることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、爪形成パンチとダイとを備えてなるパンチプレ
スに於ける爪形成用金型装置において、前記爪形成パン
チは、前記ダイ上の板材の上面を押え付けるように当接
するガイド筒と、上記板材の上面に係合爪を形成するた
めの刃部を備えかつ前記ガイド筒の下端部に軸支された
爪形成用座ぐり刃と、前記爪形成用座ぐり刃を下方向へ
押すための突起部を備えかつ前記ガイド筒内に摺動自在
に嵌合したパンチボデーと、パンチプレスの衝撃子によ
って衝打されたときに前記パンチボデーを下降するパン
チヘッドと、上記パンチヘッドを上方向へ付勢する復帰
バネと、を備えた構成である。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、ガイド筒の下端部の内壁に、板材の上面
を押え付けるように当接する押え部材を設け、この押え
部材に、爪形成用座ぐり刃の刃部と相俟って板材の表面
に位置決め用係合爪を形成する下部テーパー面が形成さ
れているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施の
形態を、NC制御命令信号により、爪形成用金型装置、
板材位置決め装置、打撃装置等が制御されるタレットパ
ンチプレスに使用した場合で説明する。なお、本発明の
使用は、タレットパンチプレスの使用に限定するもので
はなく、例えばセットプレスにも装着可能である。
【0011】まず図1乃至図3に基づき本発明の全体的
な使用状態の一例について説明する。1はタレットパン
チプレスである。このタレットパンチプレス1のフレー
ムは、基本的には下部フレーム2と、この下部フレーム
2に一体的に設けられた上部フレーム3とから成る。そ
して、下部フレーム2と上部フレーム3の間には、空間
部4が形成されている。
【0012】次に5は板材Wの位置決めを行う位置決め
装置で、この板材位置決め装置5は、下部フレーム2上
面の一端部側(図では右側)に配設されている。しかし
て、板材位置決め装置5は、下部フレーム2上面に設け
られたレール6を介して左右方向(例えばX軸)に移動
自在に設けられた移動テーブル7と、この移動テーブル
7の上にレールを介して前後方向(例えばY軸)に移動
自在に設けられたキャリッジ8と、このキャリッジ8に
設けられかつ前記板材Wを水平状態に挟持するクランプ
9とから構成されている。
【0013】次に11は上部フレーム3の適宜位置に設
けられた打撃装置で、この打撃装置11は本実施例では
複数個設けられている。打撃装置11は、上部フレーム
11に内臓されかつ油圧、駆動モータ等の駆動源により
駆動する駆動手段12と、この駆動手段12により上下
動するように上部フレーム11に設けられたラム13
と、このラム13に設けられかつ次に説明する本発明の
爪形成用金型装置16の爪形成パンチ17を打撃する衝
撃子14とから成る。
【0014】しかして、本発明の爪形成用金型装置16
は、例えばタレットパンチプレス1の空間部4に配設さ
れている。この爪形成用金型装置16の構成を便宜上2
つに区分すると、上部金型(位置決め用)としての爪形
成パンチ17を備えた回転可能な上部装着板18と、こ
の上部装着板18に対向しかつ下部金型としてのダイ1
9を備えた回転可能な下部装着板20とから成る。
【0015】そして、上部装着板18は円盤状に形成さ
れ、図示しない駆動源により回転する上部回転軸21を
介して水平状態で回動する。一方、下部装着板20も図
示しない駆動源により回転する下部駆動軸22を介して
水平状態で回動する。これらの上部回転軸21と下部駆
動軸22は別体であるが、同期して同方向に回転するよ
うに構成されている。
【0016】そこで、まず本発明の主要部である上部金
型(位置決め用)としての爪形成パンチ17について説
明する。この爪形成パンチ17は、図2で示す第1実施
例に於いては、上部装着板18に設けられている。
【0017】しかして、25は上部装着板18の貫通孔
内に縦方向に嵌着するガイド筒である。このガイド筒2
5は上部装着板18に固定的に設けられている。ガイド
筒25の上端部には上部装着板18の上面18aから突
出するストッパー用フランジ部25aが形成されている
が、その下端部にはフランジ部等が形成されておらず、
上部装着板18の下面18bと略面一に成っている。
【0018】次に26はガイド筒25のフランジ部25
aの上面に固定的に設けられたリテーナーカラーであ
る。一方、27はリテーナーカラー26に対向して上方
に設けられかつ前述した衝撃装置11の衝撃子14によ
って衝打される筒状のパンチヘッドである。このパンチ
ヘッド27は軸芯方向にメネジ部28を有する。
【0019】次に30は下端部31側がガイド筒25内
に摺動自在に嵌合すると共に、上端部側がオネジ部32
を介して前記パンチヘッド27のメネジ部28に螺合す
るパンチボデーである。したがって、パンチボデー30
とパンチヘッド27は一体である。このパンチボデー3
0は、パンチヘッド27とリテーナーカラー26との間
に巻装された復帰バネ33により、上方方向へ付勢され
る。
【0020】しかして、パンチボデー30の下端部31
について説明すると、下端部31は水平状態の下端面3
4と、この下端面34から下方方向斜めに突出すテーパ
ー面35とを有する。すなわち、下端部31には下端面
34に対して突出し、かつ、下端面34と連設するテー
パー面35が形成された突起部36が設けられている。
【0021】次に40はガイド筒25の下端部25bの
内壁に固定的に設けられた押え部材である。この押え部
材40は、図5を基準にすると、上面40a及び下面4
0bはそれぞれフラットの状態であり、上面40aは下
降してきたパンチボデー30の下端面34と当接可能で
あり、一方、下面40bは位置決めされた板材Wの上面
と当接可能である。また右側の外周面40cはガイド筒
25の内壁に沿うような曲率で適宜弧状に形成されてい
るが、左側の側面(以下、「内面」と言う。)40d
は、本実施例では垂直状態に形成され、この内面40d
は爪形成用座ぐり刃41の垂直面41aと当接可能であ
る。さらに、押え部材40の内面40dの上部には内面
40dと上面40aとを結ぶやや長い上部テーパー面4
0eが形成され、一方、その内面40dの下部には内面
40dと下面40bを結ぶ非常に短い爪形成用テーパ面
40fが形成されている。
【0022】次に41はガイド筒25の下端部25bに
前記押え部材40の内面40dと対向するように横軸4
2を介して軸支された爪形成用座ぐり刃41である。横
軸42はガイド筒25に固定的に軸架されている。爪形
成用座ぐり刃41は、前述したように押え部材40の内
面40dと対向する垂直面41aを有するが、さらに上
部側にパンチボデー30の下端部31のテーパー面35
と摺接する斜め方向のスライド面41bが形成されてい
る。そして、前記垂直面41aとスライド面41bを結
ぶ下部側の外周面41cは弧状に形成されている。な
お、爪形成用座ぐり刃41の刃部43は、爪形成時、図
7で示すように押え部材40の下面40bよりも多少突
出している。
【0023】ところで、爪形成用座ぐり刃41は、適当
な箇所に設けられたバネ部材50により、その垂直面4
1aが押え部材40の内面40dから離れる方向(図5
では時計方向)に付勢されている。しかして、バネ部材
50は横軸42に適宜に設けても良いが、本実施例では
押え部材40のバネ収納部51に横方向に内装され、し
かも、バネ部材50と爪形成用座ぐり刃41の垂直面4
1aとの間には、バネ収納部51のガイド溝52を介し
て進退動する摺動子53が介在している。なお、前記摺
動子53はバネ収納部51から外れない構成になってい
る。
【0024】以上が位置決め用上部金型としての爪形成
パンチ17の説明である。次に本発明のもう1つの主要
部である下部装着板20に設けられた下部金型としての
ダイ19について説明する。このダイ19には凹所や貫
通孔が形成されていない。この点凹所や貫通状態が形成
された従来の一般的なダイとは相違する。ダイ19は図
2で示すように下部装着板20の上部に形成された凹所
23内に嵌着し、その上面19aは下部装着板20の上
面20aから多少突出している。
【0025】上記構成に於いて、まず図1で示すように
板材位置決め装置5により板材Wの位置決めが成され、
また爪形成用金型装置16の上部及び下部装着板18、
20は上部及び下部回動軸21、22を介して同期的に
回転する。
【0026】次に図2で示すように上部装着板18側の
爪形成パンチ17と下部装着板20側のダイ19とが垂
直線上に一致すると、上部装着板18が図3で示すよう
に下降する。次いで打撃装置11の駆動手段12が駆動
し、ラム13が所定の位置まで下降する。そうすると、
爪形成パンチ17のガイド筒25の下端面及び押え部材
40の下面40bが板材Wの上面を押さえ付けるように
当接する。この時爪形成用座ぐり刃41は、バネ部材5
0並びに摺動子53により押され、その垂直面41aが
傾倒状態にある。
【0027】そこで、図4で示すように打撃装置11の
衝撃子14が爪形成パンチ17のパンチヘッド27を衝
打すると、パンチボデー30は、復帰バネ33のバネ力
に抗して瞬時に下降する。そうすると、爪形成用座ぐり
刃41はパンチボデー30の下端部31の突起部36に
よって下方向に押され、横軸42を支点にバネ部材50
のバネ力に抗して回転する。そこで、この様に爪形成用
座ぐり刃41が反時計方向にその垂直面41aが押え部
材40の内面40dに当接するまで回転すると、形成用
座ぐり刃41の刃部43が板材Wの表面を座ぐり、その
結果、爪形成用座ぐり刃41の刃部43と押え部材40
の下部テーパー面40fとが相俟って、板材Wの表面に
位置決め用係合爪55が形成される。この係合爪55
は、図8で示すように山形状であり、爪形成用座ぐり刃
41の刃部43(垂直面41a)に対応する垂直係止面
55aを有する。なお、係合爪55を形成した時には、
パンチボデー30の突起部36のテーパー面35は爪形
成用座ぐり刃41のスライド面41bに、またパンチボ
デー30の下端部31の下端面34は押え部材40の上
面40aにそれぞれ押さえ付けるように当接する。
【0028】この様にして係合爪55を形成するや否や
爪形成パンチ17のパンチボデー30は、復帰バネ33
にバネ力により上方に復帰し、その後上部装着板18が
所定の位置まで上昇する。
【0029】
【実施例】以下、板材Wに位置決め用係合爪55を形成
することができる本発明の実施例を列挙する。なお、実
施例の説明に於いては、図面に発明の実施の形態で説明
した符号をそのまま付し、あるいは同様の符号を付し、
重複する説明を省略する。
【0030】ここでは図2ないし図10に基づき、本発
明の実施の形態で説明した第1実施例を説明する。
【0031】この第1実施例のパンチプレスに於ける爪
形成用金型装置は、凹所23にダイ19を備える下部装
着板20と、一方、前記ダイ19に対して垂直線上に対
向可能な爪形成パンチ17を備える上部装着板18とか
ら成る。前記下部装着板20及び上部装着板18は、パ
ンチプレスの種類に対応し、回転式の場合(例えばタレ
ットパンチプレス)もあり、一方、固定式の場合(例え
ばセットプレス)もある。したがって、本発明の上部及
び下部金型が装着される装着板あるいは取付板は、回転
板又は固定板のいずれでも良い。
【0032】しかして、前記爪形成パンチ17は、上部
装着板18の貫通孔内に固定的に嵌着するガイド筒25
と、このガイド筒25に下端部31側が摺動自在に案内
されると共に、上部装着板18の上面18aから突出す
る上端部側のパンチヘッド27が復帰バネ33のバネ力
に抗して衝撃子14に衝打されるパンチボデイー30
と、この衝打されたパンチボデイー30の下端部31の
下端面34と当接するように前記ガイド筒25の下端部
内壁面に固定された押え部材40と、この押え部材40
の内面40dと対向するようにガイド筒25に軸支さ
れ、かつ、前記衝打されたパンチボデイー30の下端部
31に突設された突起部36のテーパー面35と摺接す
るスライド面41bを有すると共に、前記押え部材40
の下端部と相俟って下部装着板20上に水平状態に支持
された板材Wの表面に位置決め用の係合爪55を形成す
る爪形成用座ぐり刃41と、前記押え部材40に設けら
れ、かつ、パンチボデイー30が復帰バネ33のバネ力
により上昇すると、爪形成用座ぐり刃41を押え部材4
0の内面40dから離れる方向へ付勢するバネ部材50
とから成る。
【0033】次に図11及び図12は、本発明の第2実
施例である。この第2実施例は、爪形成用座ぐり刃41
Aを押え部材40Aの内部30dから離れる方向へ付勢
するバネ部材50Aの取付け位置が相違する。すなわ
ち、バネ部材50Aは爪形成用座ぐり刃41Aを軸支す
る横軸42Aに巻装され、その一端部56は押さえ部材
40Aの内面40d圧接し、一方、その他端部57は爪
形成用座ぐり刃41Aの切欠部58を形成することによ
って生じた内壁面59に圧接している。このように構成
しても、第1実施例と同様な作用、効果がある。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。
【0035】(1)板材の表面を処理するための溶接並
びに研磨作業が不要である位置決め用板材を得ることが
できる。すなわち、2枚の板材を接合しながら各種の電
子機器用フレーム等を形成する場合に於いて、本発明に
係る金型装置で形成された位置決め用係合爪を有する板
材と、前記係合爪が係合する貫通小孔を有する被板材と
を接合しても、板材の係合爪が形成された部位の表側に
は、従来のように凹所が形成されていないので、板材の
表面の凹所を美的処理するための溶接並びに研磨作業が
不要である。
【0036】(2)上部金型に相当する爪形成パンチ及
び下部金型に相当するダイをシンプルな構成にすること
ができる。したがって、組み立てが容易であり、また構
成する部品点数が少ないので、安価に製作することがで
きる。
【0037】(3)さらに、位置決め用の板材の表面に
簡単かつ確実に係合爪を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図3は本発明の実施の形態を説明するための各
説明図、特に図2ないし図7は本発明の第1実施例を示
す各説明図。また図11及び図12は本発明の第2実施
例を示す説明図。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略説明図。
【図2】本発明の実施の形態に於ける上部装着板が下降
する前の概略説明図。
【図3】本発明の実施の形態に於ける上部装着板が下降
した概略説明図。
【図4】図3において、係合爪を形成する状態を示す概
略説明図。
【図5】本発明の概略断面説明図(係合爪を形成する前
の状態)。
【図6】図5に於いて、爪形成パンチのパンチボデーが
下降し、係合爪を形成した状態を示す概略断面説明図。
【図7】図6に於ける要部の拡大説明図。
【図8】本発明で得られた位置決め用係合爪を有する板
材と貫通孔を有する被板材との接合関係を示す斜視図。
【図9】図8に於いて、板材と被板材と接合した場合の
説明図。
【図10】図9の10−10線概略断面説明図。
【図11】本発明の第2実施例を示す図5と同様の概略
断面説明図。
【図12】本発明の第2実施例を示す図6と同様の概略
断面説明図。
【図13】従来のパンチプレスの金型装置の一例を示す
概略説明図。
【図14】従来のパンチプレスの金型装置で得られた位
置決め用突起を有する板材と貫通孔を有する被板材との
接合関係を示す斜視図。
【図15】図14に於いて、板材と被板材と接合した場
合の説明図。
【符号の説明】
2…下部フレーム、3…上部フレーム、4…空間部、5
…板材位置決め装置、W…板材、11…打撃装置、14
…衝撃子、15…内部フレーム、16…爪形成用金型装
置、17、17A…爪形成パンチ、18、18A…上部
装着板、19、19A…ダイ、20、20A…下部装着
板、23、23A…凹所、25、25A…ガイド筒、2
7、27A…パンチヘッド30、30A…パンチボデ
ー、31、31A…下端部、33…復帰バネ、34…下
端面、35…テーパー面、36…突起部、40、40A
…押え部材、40a…上面、40b…下面、40d…内
面、40e…上部テーパー面、40f…下部テーパー
面、42、42A…横軸、43…刃部、50、50A…
バネ部材、51…バネ収容部、53…摺動子、55、5
5A…係合爪、56…バネ部材の一端部、57…バネ部
材の他端部、59…内壁面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爪形成パンチ(17)とダイ(19)と
    を備えてなるパンチプレスに於ける爪形成用金型装置に
    おいて、前記爪形成パンチ(17)は、前記ダイ(1
    9)上の板材(W)の上面を押え付けるように当接する
    ガイド筒(25)と、上記板材(W)の上面に係合爪
    (55)を形成するための刃部(43)を備えかつ前記
    ガイド筒(25)の下端部に軸支された爪形成用座ぐり
    刃(41)と、前記爪形成用座ぐり刃(41)を下方向
    へ押すための突起部(36)を備えかつ前記ガイド筒
    (25)内に摺動自在に嵌合したパンチボデー(30)
    と、パンチプレスの衝撃子(14)によって衝打された
    ときに前記パンチボデー(30)を下降するパンチヘッ
    ド(27)と、上記パンチヘッド(27)を上方向へ付
    勢する復帰バネ(33)と、を備えた構成であることを
    特徴とするパンチプレスに於ける爪形成用金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、ガイド
    筒(25)の下端部の内壁に、板材(W)の上面を押え
    付けるように当接する押え部材(40)を設け、この押
    え部材(40)に、爪形成用座ぐり刃(41)の刃部
    (43)と相俟って板材(W)の表面に位置決め用係合
    爪(55)を形成する下部テーパー面(40f)が形成
    されていることを特徴とするパンチプレスに於ける爪形
    成用金型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102294536A (zh) * 2011-08-03 2011-12-28 浙江劳武工具有限公司 一种自动合金圆锯片电阻焊接机
CN105215120A (zh) * 2015-10-08 2016-01-06 姜超 一种工件冲压装置
CN111844840A (zh) * 2020-07-17 2020-10-30 胡佩珍 一种底座具有缓冲支撑机构的液压冲压成型机

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