JPH11146981A - 揺動装置 - Google Patents

揺動装置

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JPH11146981A
JPH11146981A JP31732997A JP31732997A JPH11146981A JP H11146981 A JPH11146981 A JP H11146981A JP 31732997 A JP31732997 A JP 31732997A JP 31732997 A JP31732997 A JP 31732997A JP H11146981 A JPH11146981 A JP H11146981A
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JP
Japan
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arm
oscillating
user
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motor
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JP31732997A
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English (en)
Inventor
Seijiro Tomita
誠次郎 富田
Ichiro Katagiri
一郎 片桐
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で複雑な動作をさせることができ
る揺動装置を提供すること。 【解決手段】 被揺動体1420を揺動させる2組の駆
動手段1430を備え、前記各駆動手段が、モータ14
32と、このモータの回転により一端を軸として回転す
るアーム1431とをそれぞれ備え、前記被揺動体が縦
揺れ及び横揺れ可能なように、前記被揺動体の前部中央
部が軸支持され、前記アームがその他端を軸として回転
可能なように、前記被揺動体の後部両側部が前記アーム
の他端に軸支持され、前記各駆動手段をそれぞれ駆動制
御することにより、前記被揺動体を縦揺れ及び横揺れさ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被揺動体を揺動さ
せる揺動装置に関し、例えば体感シミュレーション装置
に搭載される揺動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体感シミュレーション装置は、その使用
者が実際の状況を疑似体験することができる装置であ
り、例えば飛行機や自動車の操縦を疑似体験することが
できる装置がある。このような体感シミュレーション装
置には、一般に視覚装置、音響装置、動作装置等が備え
られている。
【0003】このような体感シミュレーション装置に用
いられる動作装置としては、例えば飛行機や自動車の座
席やその座席を含むボディを揺動、即ち縦揺れ(ピッチ
ング)や横揺れ(ローリング)させて3次元的に動作さ
せる揺動装置がある。従来の揺動装置は、上記ピッチン
グやローリングを実現するために、例えば6軸の駆動手
段が備えられており、これらの駆動手段をそれぞれ制御
することにより、使用者は疑似体験することができるよ
うに構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の揺動装
置では、6軸という多数の駆動手段を備えてそれぞれ制
御しなければならないので、その構成や制御プログラム
等が複雑となり、コストや手間が増大するという欠点が
あった。
【0005】そこで本発明は上記課題を解消し、簡易な
構成で複雑な動作をさせることができる揺動装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、被揺動体を揺動させる揺動装置であって、2組
の駆動手段を備え、前記各駆動手段をそれぞれ駆動制御
することにより、前記被揺動体を縦揺れ及び横揺れさせ
ることにより達成される。さらに、上記目的は、本発明
にあっては、被揺動体を揺動させる2組の駆動手段を備
えた揺動装置であって、前記各駆動手段が、モータと、
このモータの回転により一端を軸として回転するアーム
とをそれぞれ備え、前記被揺動体が縦揺れ及び横揺れ可
能なように、前記被揺動体の前部中央部が軸支持され、
前記アームがその他端を軸として回転可能なように、前
記被揺動体の後部両側部が前記アームの他端に軸支持さ
れ、前記各駆動手段をそれぞれ駆動制御することによ
り、前記被揺動体を縦揺れ及び横揺れさせることにより
達成される。
【0007】上記構成によれば、2組の駆動手段のみの
制御によりピッチングやローリングをさせることができ
るので、その構成や制御プログラム等が簡易となり、コ
ストや手間を低減させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0009】図1は、本発明の揺動装置の実施形態が搭
載された体感シミュレーション装置の外形例を示す概略
斜視図であり、図2は、その概略システムを示す構成図
である。この体感シミュレーション装置1000は、ボ
ディ1200、揺動装置1400、視覚装置1600、
制御装置1800等で構成されており、制御装置180
0が視覚装置1600に立体映像を映し出させると同時
に、揺動装置1400を立体映像の動きに応じて動作さ
せてボディ1200を揺動させることにより、ボディ1
200に搭乗している使用者に、立体映像の動きに応じ
た3次元的な動作のシミュレーションを体感させるよう
に構成されている。
【0010】ボディ1200は、繊維強化プラスチック
材料あるいは金属材料等によりフロントボディ1210
とリアボディ1220が一体成形された構成となってお
り、フロントボディ1210とリアボディ1220の間
には、使用者の乗降に使用される空間部1201及び床
面1202が形成されている。フロントボディ1210
は、前方にせりだしたドーム状に形成されており、上部
及び下部にはクッション部材1211、1212が取り
付けられている。そして、上部のクッション部材121
1の下方両側には、2台のファン1230、1230が
リアボディ1220に向かって取り付けられている。
【0011】リアボディ1220には、それぞれ2台の
座席1240、1240、ロックアーム1260、12
60、ヘッドレスト1280、1280等が備えられて
いる。座席1240、1240は、横並びに2台備えら
れており、使用者が比較的リラックスした状態で座るこ
とができるように構成されている。そして、少なくとも
一方の座席1240の背もたれ部1241の略中央に設
けられているくり抜き部1241a内には、補助シート
1242が収納されている。この補助シート1242
は、背もたれ部1242aと腰掛け部1242bが略L
字状となるように形成されており、背もたれ部1242
aと腰掛け部1242bのつなぎ目1242cが、くり
抜き部1241aの下端にて90°回転可能に軸支持さ
れている。
【0012】これにより、使用者の背が高い場合は、補
助シート1242の腰掛け部1242bをくり抜き部1
241a内に収納し、補助シート1242の背もたれ部
1242aを座席1240の背もたれ部1241の後方
のリアボディ1220内に収納した状態にし、使用者の
背が低い場合は、補助シート1242の腰掛け部124
2bをくり抜き部1241aから引出し、補助シート1
242の背もたれ部1242aをくり抜き部1241a
内に収納した状態にすることにより、使用者の背丈にか
かわらず容易に対応することができる。
【0013】ロックアーム1260、1260は、各座
席1240、1240に備えられており、座席124
0、1240や補助シート1242に座った状態の使用
者を押さえ付けて固定する手段である。ロックアーム1
260、1260は、図3及び図4に示すように、表面
がクッション材で覆われた金属製の棒材で、水平方向か
ら見て略L字状であって、鉛直方向から見て略U字状に
形成されており、ロックアーム1260、1260の両
開放端(連結端)1261、1261は、座席124
0、1240の背もたれ部1241、1241の上部に
沿ってリアボディ1220に懸けわたされている連結棒
1203に図示矢印a方向に回転可能に連結されてい
る。
【0014】このような構成において、ロックアーム1
260、1260が上方に撥ね上げられた状態で使用者
が座席1240、1240や補助シート1242に座
り、ロックアーム1260、1260の操作端126
2、1262を例えば使用者が片手又は両手で持って引
き下ろすことにより、ロックアーム1260、1260
の操作端1262、1262のU字内に使用者の頭部が
挿入されると共に、ロックアーム1260、1260の
操作端1262、1262のL字及びU字部分で使用者
の胴部(肩から腹にわたる部位)が押さえ込まれるの
で、使用者を座席1240、1240や補助シート12
42に座った状態で固定することができる。尚、ロック
アーム1260、1260は、管理者が手動あるいは自
動で上下させるように構成することも可能である。
【0015】ヘッドレスト1280、1280は、使用
者が座席1240、1240や補助シート1242に座
ってロックアーム1260、1260で固定されたとき
に、使用者の頭部を支持することができるように構成さ
れている。ヘッドレスト1280、1280は、座席1
240、1240の背もたれ部1241、1241の上
部であってロックアーム1260、1260の連結端1
261、1261間に、ロックアーム1260、126
0の回転に伴って回転可能となるように一体的に連結さ
れている。そして、ヘッドレスト1280、1280の
両側には、使用者の両耳に対応してそれぞれ音像、即ち
空間内で方位と距離を持って認識される音声を出すこと
ができる一対のスピーカ1231、1231がそれぞれ
取り付けられている。
【0016】揺動装置1400は、2組の駆動手段を備
えており、各駆動手段に備えられているモータ143
2、1432を制御するのみで、ボディ1200を揺
動、即ち縦揺れ(ピッチング)や横揺れ(ローリング)
させて3次元的に動作させる機構部分である。視覚装置
1600は、内部で立体映像を映し出すゴーグル型に構
成されており、ロックアーム1260の操作端126
2、1262の途中に取り付けられている略U字状の取
付アーム1270に移動可能に取り付けられている。即
ち、視覚装置1600は、使用者が座席1240、12
40や補助シート1242に座ってロックアーム126
0で固定されたときに、覗き込んで内部で映し出される
立体映像を見ることができるように配設されている。
【0017】制御装置1800は、制御装置1800を
起動・停止させるスタート/ストップスイッチ181
0、CPU1820、ハードディスク(HD)やデジタ
ルバーサタイスディスク(DVD)等のメモリー部18
30、2台のモータ1432、1432をそれぞれ制御
する安全制御回路1841を備えたモータ制御回路18
40等で構成されている。メモリー部1830には、視
覚装置1600に立体的な映像を映し出させるための映
像ファイル1831、スピーカ1231、1231から
音像を流させるための音声ファイル1832及び揺動装
置1400を3次元的に揺動させると共に、ファン12
30、1230から自然な空気流を吹き出させるための
モーションファイル1833が記憶されている。
【0018】即ち、映像ファイル1831は、人の両眼
の間隔より多少狭い間隔(例えば65mm)に並列配置
された2台の撮影装置を1/60秒(1フィールド分)
毎に交互に切り替えて撮影した実写のデータで構成され
ている。音声ファイル1832は、2つのマイクロホン
により採取された音声信号に、モーションファイル18
33のデータを基にして時間差を付加すると共に、強弱
のレベル差を付加した音像のデータで構成されている。
モーションファイル1833は、直交3軸方向と各軸周
りの方向の計6軸方向の動きを例えばジャイロセンサで
測定したデータを2台のモータ1432、1432の回
転方向、回転量、回転速度等に変換したデータ及びファ
ン1230、1230の回転量、回転速度等に変換した
データで構成されている。
【0019】そして、映像・音声ファイル1831、1
832は、例えばMPEG2(Motion Pict
ure Experts Group2)圧縮されて記
憶され、モーションファイル1833は、例えばMID
I(Musical Instrument Digi
tal Interface) FORMATで記憶さ
れている。
【0020】次に、本発明の実施形態の揺動装置140
0について、さらに詳細に説明する。図5及び図6は、
体感シミュレーション装置1000における揺動装置1
400の構成を示す側面図及び正面図、図7及び図8
は、揺動装置1400の全体構成を斜めから見た斜視図
及び背面から見た斜視図、図9〜図11は、揺動装置1
400の全体構成を示す側面図、正面図及び平面図であ
る。この揺動装置1400は、ベース(シャーシ)14
10、モーションテーブル(被揺動体)1420、2組
の駆動手段1430、1430等で構成されている。
【0021】ベース1410は、長方形状又は正方形状
の枠体であり、べース1410上の一方の側の中心線C
L上には、動作連結部1450が配設されており、べー
ス1410上の略中央の中心線CLを挟んで対称位置に
は、2組の駆動手段1430、1430が配設されてい
る。即ち、動作連結部1450と2組の駆動手段143
0、1430は、二等辺三角形状に配置されている。
【0022】モーションテーブル1420は、ベース1
410と同様の長方形状又は正方形状の枠体であり、モ
ーションテーブル1420下部の一方の側の中心部は、
動作連結部1450に回転可能に連結されていると共
に、モーションテーブル1420下部の他方の側の両端
部は、2組の駆動手段1430、1430に備えられて
いるアーム1431、1431に回転可能に連結されて
いる。即ち、モーションテーブル1420下部の一方の
側の中心部は、動作連結部1450に中心線CLと平行
な第1ピン1451及びこの第1ピン1451に直交す
る第2ピン1452を介して連結されており、モーショ
ンテーブル1420は、第1ピン1451を中心にR1
又はR2の方向に回転可能に支持されていると共に第2
ピン1452を中心にP1又はP2の方向に回転可能に
支持されている。
【0023】さらに、モーションテーブル1420下部
の他方の側の両端部は、2組の駆動手段1430、14
30に備えられているアーム1431、1431の一端
にピン1431a、1431aを介してそれぞれ連結さ
れており、モーションテーブル1420は、ピン143
1a、1431aを中心にP3又はP4の方向に回転可
能に支持されている。そして、モーションテーブル14
20上には、ボディ1200がフロントボディ1210
側が動作連結部1450側を向き、リアボディ1220
側が2組の駆動手段1430、1430側を向くように
して着脱可能に固定されている。
【0024】駆動手段1430、1430は、図12及
び図13に詳細に示すように、それぞれアーム143
1、1431、モータ(ACモータ)1432、143
2、送りネジ1433、1433、2本のガイドバー1
434、1434及びスライダ1435、1435等で
構成されている。モータ1432、1432の軸には送
りネジ1433、1433が回転可能に取り付けられ、
送りネジ1433、1433及び送りネジ1433、1
433と平行に配置されたガイドバー1434、143
4にはスライダ1435、1435が直線移動可能に取
り付けられ、スライダ1435、1435にはアーム1
431、1431の他端がスライダ1435、1435
の直線移動と同期回転可能に取り付けられている。
【0025】即ち、モータ1432、1432を駆動さ
せて送りネジ1433、1433を回転させることによ
り、スライダ1435、1435を2本のガイドバー1
434、1434に沿って図示矢印D1又はD2の方向
に直線移動させると同時に、アーム1431、1431
を図示矢印P5又はP6の方向に回転させることができ
るように構成されている。
【0026】以上の構成の揺動装置1400によれば、
2本のアーム1431、1431を同一方向に回転させ
ることにより、モーションテーブル1420をベース1
410に対して図示矢印P方向にピッチングさせること
ができ、2本のアーム1431、1431をそれぞれ逆
方向に回転させることにより、モーションテーブル14
20をベース1410に対して図示矢印R方向にローリ
ングさせることができるので、2本のアーム1431、
1431を適宜に動作させることによりモーションテー
ブル1420上に固定されているボディ1200を3次
元的に自由に動作させることができる。
【0027】次に、上述した体感シミュレーション装置
1000の使用例及び動作例について説明する。体感シ
ミュレーション装置1000が停止しているときは、揺
動装置1400のモーションテーブル1420は略水平
に保持された状態になっていると共に、ロックアーム1
260、1260は上方に撥ね上げられた状態になって
いる。この状態で使用者は、ボディ1200の床面12
02に足を掛けて空間部1201に入り込み、座席12
40、1240に着席する。
【0028】ここで、体感シミュレーション装置100
0が載置されている床からボディ1200の床面120
2までの高さは、揺動装置1400の高さと床面120
2の高さの和のみであり、比較的低いので、使用者は容
易に体感シミュレーション装置1000に乗り込むこと
ができる。また、座席1240、1240は2つあるの
で、1人又は2人の使用者が体感シミュレーション10
00に乗り込むことができる。そのとき使用者の背が低
い場合は、補助シート1242を引出すことにより、即
座に対応することができる。
【0029】使用者は、座席1240、1240や補助
シート1242に着席したら、ロックアーム1260、
1260の操作端1262、1262を例えば片手又は
両手で持って引き下ろし、ロックアーム1260、12
60の操作端1262、1262のU字内に頭部を挿入
すると共に、ロックアーム1260、1260の操作端
1262、1262のL字及びU字部分で肩から腹にわ
たる部位を押さえ込む。そして、使用者は、視覚装置1
600の内部で映し出される映像をベストポジションで
覗き込むことができるようにするために、視覚装置16
00を垂直軸の方向に移動させて両眼の高さ位置に調整
し、水平軸周りの方向に揺動させて覗き込み易い角度に
調整し、水平軸の方向に移動させて額と略接触する位置
に調整する。
【0030】次に、管理者あるいは使用者が、制御装置
1800に備えられているスタート/ストップスイッチ
1810を押して制御装置1800のCPU1820を
起動する。すると、CPU1820は、メモリー部18
30に記憶されている映像・音声ファイル1831、1
832の内容に基づいて、視覚装置1600に立体的な
映像を映し出させると共に、スピーカ1231、123
1から音像を流させる。そして、これらと同期したモー
ションファイル1833の内容に基づいて、モータ制御
回路1840を制御して揺動装置1400を3次元的に
動作させると共に、ファン1230、1230を駆動さ
せる。
【0031】即ち、映像ファイル1831のデータは、
視覚装置1600において2台の撮影装置で撮影された
1/60秒(1フィールド分)毎の各データに分割され
る。そして、各データに対応した拡大された2つの虚像
とされて使用者の両眼の各網膜にそれぞれ投影される。
従って、使用者は、実際には視差を有する異なる2つの
拡大された虚像を左右の眼でそれぞれ見ることになる
が、使用者の認識としては立体映像となっている。これ
により、使用者は、拡大された迫力のある鮮明な立体映
像を見ることができる。
【0032】また、音声ファイル1832のデータは、
スピーカ1231、1231から音像として流される。
これにより、使用者は、音声を空間内で方位と距離を持
って認識することになるので、臨場感あふれる音声を聞
くことができる。一方、モーションファイル1833の
データは、2台のモータ1432、1432の回転方
向、回転量、回転速度等のデータ及びファン1230、
1230の回転量、回転速度等のデータに変換されてい
るので、各データに基づいて揺動装置1400の駆動手
段1430、1430及びファン1230、1230が
適宜制御される。
【0033】例えば図5に示すように、駆動手段143
0、1430の2台のモータ1432、1432が同期
して相互に同一方向に回転すると、2つの送りネジ14
33、1433は相互に同一方向に回転する。これによ
り、例えば2つのスライダ1435、1435は同期し
て相互にD1方向に移動するので、2本のアーム143
1、1431は相互にP6方向に回転し、モーションテ
ーブル1420の後端部は第1ピン1451を中心とし
て水平線からマイナスθ2の角度、例えば6°程度下降
することになる。
【0034】逆に、2つのスライダ1435、1435
が同期して相互にD2方向に移動すると、2本のアーム
1431、1431は相互にP5方向に回転し、モーシ
ョンテーブル1420の後端部は第1ピン1451を中
心として水平線からプラスθ1の角度、例えば9°程度
上昇することになる。以上の制御により、ボディ120
0はP方向に揺動(ピッチング)することになる。
【0035】また、例えば図6に示すように、駆動手段
1430、1430の2台のモータ1432、1432
が同期して相互に逆方向に回転すると、2つの送りネジ
1433、1433は相互に逆方向に回転する。これに
より、例えば2つのスライダ1435、1435は同期
してそれぞれD1方向とD2方向に移動するので、2本
のアーム1431、1431はそれぞれ6方向とP5方
向に回転し、モーションテーブル1420の後端部は第
2ピン1452を中心として水平線からマイナスθの角
度、例えば12°程度下降することになる。
【0036】逆に、2つのスライダ1435、1435
が同期してそれぞれD2方向とD1方向に移動すると、
2本のアーム1431、1431はそれぞれP5方向と
P6方向に回転し、モーションテーブル1420の後端
部は第2ピン1452を中心として水平線からプラスθ
の角度、例えば12°程度上昇することになる。以上の
制御により、ボディ1200はR方向に揺動(ローリン
グ)することになる。
【0037】このように、2台のモータ1432、14
32の回転方向、回転量、回転速度等をモーションファ
イル1833のデータに基づいて適宜に変化させて2種
類の揺動動作を組み合わせることにより、ボディ120
0を複雑な3次元動作させることができる。以上の制御
により、体感シミュレーション装置1000に搭乗して
いる使用者は、視覚装置1600で写し出される立体映
像に同時に対応した音像をスピーカ1231、1231
を介して聞くことができると共に、立体映像に同時に対
応した3次元動作を揺動装置1400を介してボディ1
200上で味わうことができ、さらに立体映像に同時に
対応した風をファン1230、1230を介して受ける
ことができ、実際の状況に即した疑似体験を迫力満点に
味わうことができることになる。
【0038】このように、本実施形態の揺動装置140
0は、2組の駆動手段1430、1430のみにより、
ボディ1200を揺動、即ち縦揺れ(ピッチング)や横
揺れ(ローリング)させて複雑な3次元動作させること
ができるので、揺動装置1400の構成をコンパクトに
することができると共に、揺動装置1400の制御プロ
グラム等を簡易なものとすることができる。従って、従
来の揺動装置のように広い設置スペースや大掛かりな設
備が不要となり、また、設置場所の移動も迅速かつ容易
に行うことが可能となり、さらに、種々のコストを大幅
に低減させることが可能となる。尚、上述した実施形態
では、揺動装置1400を体感シミュレーション装置1
000に搭載した場合を説明したが、これに限定される
ものではなく、例えば遊戯場等に設置されている遊戯施
設に適用することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な構成で複雑な動作をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揺動装置の実施形態が搭載された体感
シミュレーション装置の外形例を示す概略斜視図。
【図2】図1の体感シミュレーション装置の概略システ
ムを示す構成図。
【図3】図1の体感シミュレーション装置のロックアー
ムの詳細を示す一部断面側面図。
【図4】図1の体感シミュレーション装置のロックアー
ムの詳細を示す一部断面平面図。
【図5】図1の体感シミュレーション装置の揺動装置の
詳細を示す側面図。
【図6】図1の体感シミュレーション装置の揺動装置の
詳細を示す正面図。
【図7】図1の体感シミュレーション装置の揺動装置の
全体構成を斜めから見た斜視図。
【図8】図7の揺動装置の全体構成を背面から見た斜視
図。
【図9】図7の揺動装置の全体構成を示す側面図。
【図10】図7の揺動装置の全体構成を示す正面図。
【図11】図7の揺動装置の全体構成を示す平面図。
【図12】図7の揺動装置の駆動手段を示す斜視図。
【図13】図7の揺動装置の駆動手段を示す側面図。
【符号の説明】
1000・・・体感シミュレーション装置、1200・
・・ボディ、1260・・・ロックアーム、1261・
・・連結端、1262・・・操作端、1270・・・取
付アーム、1400・・・揺動装置、1410・・・ベ
ース(シャーシ)、1420・・・モーションテーブ
ル、1430・・・駆動手段、1431a・・・ピン、
1431・・・アーム、1432・・・モータ、143
3・・・送りネジ、1434・・・ガイドバー、143
5・・・スライダ、1450・・・動作連結部、145
1・・・第1ピン、1452・・・第2ピン、1600
・・・視覚装置、1800・・・制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被揺動体を揺動させる揺動装置であっ
    て、 2組の駆動手段を備え、前記各駆動手段をそれぞれ駆動
    制御することにより、前記被揺動体を縦揺れ及び横揺れ
    させることを特徴とする揺動装置。
  2. 【請求項2】 前記各駆動手段が、一端を軸として回転
    するアームをそれぞれ備え、前記アームの他端が前記被
    揺動体に回転可能なようにそれぞれ取り付けられている
    請求項1に記載の揺動装置。
  3. 【請求項3】 前記各駆動手段が、モータをそれぞれ備
    え、前記各アームが前記各モータの回転によりそれぞれ
    回転する請求項2に記載の揺動装置。
  4. 【請求項4】 前記被揺動体が、縦揺れ及び横揺れ可能
    なように軸支持されている請求項1に記載の揺動装置。
  5. 【請求項5】 前記各駆動手段が、一端を軸として回転
    するアームをそれぞれ備え、前記被揺動体が縦揺れ及び
    横揺れ可能なように、前記被揺動体の前部中央部が軸支
    持され、前記アームがその他端を軸として回転可能なよ
    うに、前記被揺動体の後部両側部が前記アームの他端に
    軸支持されている請求項1に記載の揺動装置。
  6. 【請求項6】 前記各駆動手段が、モータをそれぞれ備
    え、前記各アームが前記各モータの回転によりそれぞれ
    回転する請求項5に記載の揺動装置。
  7. 【請求項7】 被揺動体を揺動させる2組の駆動手段を
    備えた揺動装置であって、 前記各駆動手段が、モータと、このモータの回転により
    一端を軸として回転するアームとをそれぞれ備え、 前記被揺動体が縦揺れ及び横揺れ可能なように、前記被
    揺動体の前部中央部が軸支持され、前記アームがその他
    端を軸として回転可能なように、前記被揺動体の後部両
    側部が前記アームの他端に軸支持され、 前記各駆動手段をそれぞれ駆動制御することにより、前
    記被揺動体を縦揺れ及び横揺れさせることを特徴とする
    揺動装置。
JP31732997A 1997-11-18 1997-11-18 揺動装置 Pending JPH11146981A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036099A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Sega Corp 揺動装置及び揺動装置の制御方法

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