JPH11146241A - 取付け体の取付け機構及びその支持機構 - Google Patents

取付け体の取付け機構及びその支持機構

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JPH11146241A
JPH11146241A JP9308929A JP30892997A JPH11146241A JP H11146241 A JPH11146241 A JP H11146241A JP 9308929 A JP9308929 A JP 9308929A JP 30892997 A JP30892997 A JP 30892997A JP H11146241 A JPH11146241 A JP H11146241A
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JP9308929A
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Naoki Sano
直樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体に対し着脱可能な取付け体の着脱操
作を容易に行うことのできる取付け体の取付け機構及び
その支持機構を提供する。 【解決手段】 カメラ本体2に対し着脱されるアダプタ
3に設けられる被係合部69に係合されアダプタをカメ
ラ本体2に取り付ける係合部33を有する第1の方向に
移動可能な取付け部材31と、第1の方向と直交する第
2の方向に移動することにより取付け部材31を第1の
方向に移動操作する制御部材32と、取付け部材31を
第2の方向に移動操作するカメラ本体2の側面部に臨ま
される操作部材47とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体に対し着
脱可能な取付け体の取付け機構及びその支持機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、業務用の携帯型ビデオカメラ
装置の中には、カメラ本体と、このカメラ本体に着脱可
能なアダプタとを備えたものがある。このアダプタとし
ては、カメラアダプタ、バッテリパック、ビデオテープ
レコーダ等の周辺機器がある。このようなビデオカメラ
装置は、カメラ本体に取り付けるアダプタを、使用目的
に応じて取り換えることにより、利便性の向上が図られ
ている。
【0003】例えばこの種のビデオカメラ装置には、特
開平8−279945号公報に記載されたものがある。
このビデオカメラ装置は、カメラ本体と、このカメラ本
体に対し着脱可能な周辺機器とを備える。そして、この
ようなビデオカメラ装置には、カメラ本体と周辺機器と
の着脱を行うための着脱装置が設けられる。この着脱装
置は、周辺機器に設けられた被ロック部に係合されるロ
ック部が設けられたカメラ本体側のロックシューと、こ
のロックシューをカメラ本体の上下方向に位置を調節す
るカメラ本体の底面部に配設されるロックネジとを有す
る。
【0004】このような着脱装置は、カメラ本体に周辺
機器を取り付ける場合、先ず、周辺機器をカメラ本体に
近接させ、ロック部と被ロック部を係合させる。そし
て、ロックネジをカメラ部本体にねじ込む方向に回転さ
せ、ロック部材をカメラ本体の下方側に引き寄せること
で、ロック部と被ロック部の係合状態を確実なものとす
る。これにより、周辺機器は、カメラ本体に確実に取り
付けられる。また、着脱装置は、カメラ本体より周辺機
器を取り外す場合、ロックネジをロックネジのつまみが
カメラ本体より下方に突出するまで緩め、この状態で、
ロックネジをカメラ本体の内方側に向かって押圧するこ
とにより、ロック部と被ロック部との係合状態を解除さ
せる。これにより、周辺機器は、カメラ本体より取り外
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このビデオ
カメラ装置は、その使用態様の1つとして、三脚を用い
る場合がある。三脚は、ビデオカメラ装置の底面部に三
脚アダプタを介して取り付けられる。したがって、ビデ
オカメラ装置に三脚が取り付けられた状態でカメラ本体
に取り付けられた周辺機器を交換する場合には、ロック
ネジがカメラ本体の底面部に配設されていることから、
一度、ビデオカメラ装置を横にして三脚及び三脚アダプ
タを取り外してから周辺機器の交換作業を行わなければ
ならない。そのため、三脚がビデオカメラ装置に取り付
けられた場合の周辺機器の交換作業は、多くの時間がか
かり、また、その作業が繁雑なものとなり、さらには、
交換作業中にビデオカメラ装置を落として故障の原因と
なる場合もあった。
【0006】そこで、本発明は、装置本体に対し着脱可
能な取付け体の着脱操作を容易に行うことのできる取付
け体の取付け機構及びその支持機構を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る取付け体の
取付け機構は、上述のような課題を解決すべく、装置本
体に対し着脱される取付け体に設けられる被係合部に係
合され取付け体を装置本体に取り付ける係合部を有する
第1の方向に移動可能な取付け部材と、第1の方向と直
交する第2の方向に移動することにより取付け部材を第
1の方向に移動操作する制御部材と、取付け部材を第2
の方向に移動操作する装置本体の側面部に臨まされる操
作部材とを備える。
【0008】また、本発明に係る取付け体の支持機構
は、上述のような課題を解決すべく、装置本体に対し着
脱可能な取付け体を装置本体に支持する第1の方向に移
動可能な支持部材と、第1の方向と直交する第2の方向
に移動することにより支持部材を第1の方向に移動操作
する制御部材と、支持部材を第2の方向に移動操作する
装置本体の側面部に臨まされる操作部材とを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたビデオ
カメラ装置について、図面を参照して説明する。このビ
デオカメラ装置1は、業務用の携帯型ビデオカメラ装置
であり、図1に示すように、被写体を撮像するカメラ本
体2と、このカメラ本体2に対し着脱可能なアダプタ3
とを備える。このアダプタ3は、カメラ本体2の機能的
補助を行うカメラアダプタ、カメラ本体2により撮像さ
れた映像信号を記録する記録アダプタ、ビデオカメラ装
置1の電源となるバッテリアダプタ、カメラ本体2で撮
像された映像信号を編集する編集装置へ接続するための
インターフェースとなる中継用アダプタ等からなる。こ
のようなビデオカメラ装置1は、装置の使用目的に応じ
てアダプタ3を交換することにより利便性の向上が図ら
れている。
【0010】カメラ本体2は、図1に示すように、その
前面部に配設される光学レンズ部11と、ビデオカメラ
装置1の持ち運びを容易にするための把持部12と、ビ
デオカメラ装置1を肩に担いで持ち運ぶためのショルダ
ーパット13とを有する。光学レンズ部11は、着脱可
能とされ、撮影環境等に応じて光学レンズの交換可能が
可能となるように構成される。把持部12は、本体の上
部側に設けられ、ビデオカメラ装置1の持ち運びが容易
となるようにされている。ショルダーパッド13は、ビ
デオカメラ装置1の下方側に向かって開放された凹字状
に形成され、利用者が肩に担ぎやすくされている。ま
た、このショルダーパッド13は、カメラ本体2の底面
部において、光学レンズ部11が配設される前面側と対
向するアダプタ3との取付け面2a側に突出して設けら
れ、その上面がカメラ本体2にアダプタ3が取り付けら
れた際のアダプタ3の支持部として機能する。なお、こ
のショルダーパッド13は、詳細は後述するがビデオカ
メラ装置1を三脚に支持させる際に用いられる三脚アダ
プタを取り付けることも可能である。さらには、カメラ
本体2には、これらの他にマイクロホン、ビューファイ
ンダー等を取り付けることも可能である。
【0011】また、カメラ本体2の側面部2bには、複
数の押圧操作型の押しボタンスイッチからなる複数の操
作部14が設けられる。具体的に、この操作部14は、
録画開始ボタン、録画停止ボタン等からなる。そして、
このビデオカメラ装置1では、操作部14の多くがビデ
オカメラ装置1を肩に担いで使用した際、利用者の頭部
側にある側面2bに設けられる。すなわち、側面2bに
対向するビデオカメラ装置1を肩に担いで使用した際に
外方に向かう側面2cには、操作部14を少なくするこ
とで、ビデオカメラ装置1を肩に担いで使用する使用状
態における見栄えを良くしている。
【0012】このようなカメラ本体2に着脱されるアダ
プタ3は、図1に示すように、その底面部側にショルダ
ーパット13が嵌合される嵌合凹部15が設けられる。
嵌合凹部15は、アダプタ3の下方側とカメラ本体2と
の取付け面3a側とが開放して形成される。ショルダー
パット13は、アダプタ3が嵌合凹部15に嵌合するよ
うに取り付けられることで、アダプタ3を支持する。ま
た、アダプタ3には、その上部側に、照明、マイクロホ
ン等の周辺機器を取り付けるための取付け部16が設け
られる。さらに、アダプタ3には、カメラ本体2と同様
に、編集ボタン等からなる操作部17が設けられ、この
操作部17の多くがビデオカメラ装置1を肩に担いで使
用した際利用者の頭部側にある側面3bに設けられる。
すなわち、ビデオカメラ装置1を肩に担いで使用した際
に外方に向かう側面3cには、操作部17を少なくする
ことで、ビデオカメラ装置1を肩に担いで使用する使用
状態における見栄えを良くしている。
【0013】ところで、このようなビデオカメラ装置1
には、取付け面2a,3a側にカメラ本体2に対しアダ
プタ3が着脱可能となるようにアダプタ3の着脱機構2
0が設けられる。ここで、先ず、カメラ本体2側につい
て、図1乃至図3を用いて説明する。
【0014】カメラ本体2の取付け面2aには、図1及
び図2に示すように、その上部側に、第1の被係合部材
21がネジ等により固定して取り付けられる。この第1
の被係合部材21は、取付け面2aからアダプタ3側に
向かって上側に傾斜した第1の被係合部22が設けられ
る。この第1の被係合部22には、アダプタ3側に対応
して取り付けられた後述する第1の係合部62が係合さ
れる。また、第1の被係合部材21には、その中央に凹
部23が設けられ、取付け面2aに植立された位置決め
突起24が臨まされる。この位置決め突起24は、アダ
プタ3がカメラ本体2に取り付けられた際、アダプタ3
の取付け面3aに取り付けられた後述する第1の係合部
材61に設けられた係合凹部63に係合される。
【0015】また、取付け面2aには、アダプタ3と電
気的な接続を図るための第1及び第2のコネクタ部2
5,26が設けられる。第1のコネクタ部25と第2の
コネクタ部26とは、上下2段に設けられる。そして、
第1のコネクタ部25の両側には、アダプタ3側の第1
のコネクタ部25に対応して設けられる第3のコネクタ
部との位置決めを図るための第1の位置決めピン27
a,27bが植立され、第2のコネクタ部26の両側に
は、アダプタ3側の第2のコネクタ部26に対応して設
けられる第4のコネクタ部との位置決めを図るための第
2の位置決めピン28a,28bが植立される。
【0016】さらに、取付け面2aのカメラ本体2の底
面側コーナ部には、切欠き凹部29が設けられ、アダプ
タ3をカメラ本体2に取付け支持する取付け部材31
と、この取付け部材31の動作を制御する制御部材32
等が組み込まれる。
【0017】取付け部材31は、図2及び図3に示すよ
うに、アダプタ3の取付け面3a側に向かって爪状の第
2の係合部33が設けられる。第2の係合部33は、カ
メラ本体2の底面部側に向かって開放した凹部により構
成され、底面部側よりアダプタ3に設けられた第2の被
係合部が進入するように形成される。この第2の係合部
33には、アダプタ3の取付け面3a側に、アダプタ3
側の後述する第2の被係合部69に押圧される被押圧部
34が設けられる。この被押圧部34は、第2の係合部
33の先端部から基端部に向かって傾斜して形成され、
アダプタ3側の第2の被係合部に押圧されることによ
り、取付け部材31を第1の方向である図2中矢印A1
方向に移動させる。
【0018】また、取付け部材31には、第2の係合部
33の両側に、取付け部材31の第1の方向である図2
中矢印A1及びA2方向への移動をガイドするガイド穴3
5a,35bが設けられる。ガイド穴35a,35bに
は、切欠き凹部29の底面部に設けられたガイド突起4
0a,40bが係合される。これにより取付け部材31
は、第1の方向である図2中矢印A1及びA2方向に移動
可能に取り付けられる。なお、取付け部材31は、切欠
き凹部29の底面部との間に、滑りを良くするための潤
滑シート30a,30bを介在させて取り付けられる。
【0019】また、取付け部材31の切欠き凹部29の
底面部側には、図3に示すように、取付け部材31をカ
メラ本体2の底面部側である図2中矢印A2方向に押圧
する例えばコイルバネよりなる弾性体36a,36bが
収納される凹状の弾性体収納部37a,37bが設けら
れる。さらに、弾性体収納部37a,37bの下側に
は、取付け部材31が制御部材32により制御されるよ
うに制御部材32と接続を図るための2つの制御突起3
8,39が設けられる。
【0020】制御部材32は、図2に示すように、矩形
状に形成され、取付け部材31と切欠き凹部29の底面
部との間に、第2の方向である図2中矢印B1及びB2
向に移動可能に取り付けられる。この制御部材32は、
取付け部材31と対向する側の面に、制御突起38,3
9が係合される制御部41が構成される。この制御部4
1は、図2中矢印B2方向に向かって上側に傾斜する2
つの溝部よりなり、溝部を構成する下側の傾斜面が取付
け部材31を上側に押圧するカム部42,43とされ、
溝部を構成する上側の傾斜面が取付け部材31が上側に
移動することを阻止するロック部44,45とされる。
さらに、制御部材32には、カメラ本体2の側面2c側
に、ネジ状の操作部材47のネジ部48が螺合されるネ
ジ穴46が設けられる。
【0021】操作部材47は、図2に示すように、シャ
フトの一方の先端部にネジ穴46に螺合されるネジ部4
8が設けられ、他方の端部に、操作部49が設けられ
る。また、ネジ部48の終端には、フランジ部51が設
けられる。このような操作部材47は、フランジ部51
と操作部49の中間部分が切欠き凹部29の一方の側面
からカメラ本体2の側面2cに亘って設けられた凹状溝
52内に配設され、ネジ部48が切欠き凹部29内に臨
み、操作部49が側面2cより外方に臨むように配設さ
れる。
【0022】そして、ネジ部48は、操作部材47が締
め付け方向に回転操作されると、制御部材32を操作部
材47の回転軸の軸線方向である図2中矢印B2方向に
移動させ、また、緩んだ状態では、操作部材47が回転
軸の軸線方向に押圧操作されることにより、制御部材3
2を同方向、すなわち図2中矢印B1又はB2方向に移動
させる。また、フランジ部51は、制御部材32を図2
中矢印B2方向に移動させる場合、制御部材32の側面
部が突き当たるまで回転操作可能とし、ネジ部48が緩
んだ状態では、切欠き凹部29の側面に突き当てられ、
操作部材47の移動領域を規制する規制部として機能す
ると共に操作部材47がカメラ本体2より抜け落ちるこ
とを防止する。さらに、操作部49は、カメラ本体2の
側面2cと同一面を構成する面に、十字状の操作溝50
が形成される。この操作溝50は、操作部材47を回転
操作する際、プラス型ドライバとマイナス型ドライバの
両方を用いることを可能とさせると共に硬貨等によって
も回転操作可能とさせている。
【0023】そして、取付け部材31、制御部材32、
弾性体36a,36b、操作部材47等が組み付けられ
た後、切欠き凹部29のカメラ本体2の底面部側に制御
部材32の図2中矢印B1及びB2方向の移動をガイドす
るガイド板53を配設し、切欠き凹部29に対応して設
けられた略L字状の覆い板54が取り付けられる。この
覆い板54の取付け面2aと同一面を構成する一方の主
面には、取付け部材31の第2の係合部33を外方に臨
ませる開口部55が設けられると共に、カメラ本体2に
覆い板54を取り付けるためのネジ穴56が設けられ
る。また、覆い板54のカメラ本体2の底面部と同一面
を構成する他方の側面には、カメラ本体2に覆い板54
を取り付けるためのネジ穴57が設けられる。このよう
な覆い板54は、止めネジ58をネジ穴56より挿入
し、取付け部材31のガイド穴35a,35bを挿通
し、ガイド突起40a,40bに設けられたネジ穴59
a,59bに螺合させることにより取り付けられる。ま
た、覆い板54の他方の側面の、図示しない止めネジに
よりネジ穴57を介してカメラ本体2の底面部に取り付
けられる。
【0024】次に、図1及び図4を用いて、アダプタ3
側について説明する。アダプタ3の取付け面3aには、
その上部側に、上記第1の被係合部材21に係合される
第1の係合部材61がネジ等により固定して取り付けら
れる。この第1の係合部材61は、取付け面3aからカ
メラ本体2側に向かって下側に傾斜した第1の係合部6
2が設けられる。この第1の係合部62には、カメラ本
体2の取付け面2aに対応して取り付けられた第1の被
係合部22が係合される。また、第1の係合部62に
は、その中央に、上記位置決め突起24が係合される係
合凹部63が設けられる。
【0025】また、取付け面3aには、カメラ本体2と
電気的な接続を図るための第3及び第4のコネクタ部6
5,66が設けられる。第3のコネクタ部65は、カメ
ラ本体2側の第1のコネクタ部25に対応して設けら
れ、第4のコネクタ部66は、カメラ本体2側の第2の
コネクタ部26に対応して設けられる。そして、第3の
コネクタ部65の両側には、カメラ本体2側の第1の位
置決めピン27a,27bが嵌合される第1の位置決め
穴67a,67bが設けられ、第4のコネクタ部66の
両側には、カメラ本体2側の第2の位置決めピン28
a,28bが嵌合される第2の位置決め穴68a,68
bが設けられる。
【0026】さらに、取付け面3aのアダプタ3の底面
部側には、上記取付け部材31の第2の係合部33に係
合されるシャフトよりなる第2の被係合部69が設けら
れる。具体的には、第2の被係合部69は、取付け面3
aに立設された支持部71a,71bに支持される。
【0027】このようなビデオカメラ装置1では、カメ
ラ本体2に対しアダプタ3の着脱が次のように行われ
る。先ず、カメラ本体2よりアダプタ3が取り外された
状態では、図5に示すように、操作部材47のネジ部4
8が緩められ制御部材32のネジ穴46に螺合されてい
ない状態にある。この状態では、取付け部材31の制御
突起38,39と制御部材32の制御部41との位置関
係は、図5に示すように、取付け部材31が弾性体36
a,36bにより図5中矢印A2方向に押圧された状態
にある。そのため、制御突起38,39は、カム部4
2,43を押圧した状態にある。この状態おいて、制御
突起38,39の移動範囲、すなわち図5中矢印A1
びA2方向の移動範囲には、ロック部44,45が設け
られておらず、第2の係合部33の被押圧部34が第2
の被係合部69に押圧された場合でも、取付け部材31
が図5中矢印A1方向に移動可能とされている。すなわ
ち、この状態がアダプタ3の取付け可能状態となる。
【0028】そして、この状態で、先ず、図6に示すよ
うに、アダプタ3は、その上部をカメラ本体2の上部に
近接させ、カメラ本体2側の位置決め突起24をアダプ
タ3側の係合凹部63に係合させると共にアダプタ3側
の第1の係合部62がカメラ本体2側の第1の被係合部
22に係合させる。これにより、アダプタ3は、カメラ
本体2に取り付ける際の中心の位置決めが図られる。
【0029】次に、第1の被係合部22と第1の係合部
62との係合した部分を回動支点として、アダプタ3の
底面部側をカメラ本体2の底面部側に近接させる。する
と、図7中点線で示すように、アダプタ3の第2の被係
合部69は、第1の被係合部33の被押圧部34に当接
される。すると、第2の被係合部69が被押圧部34を
押圧し、取付け部材31を弾性体36a,36bに抗し
て図7中A1方向に上昇させる。そして、第2の被係合
部69が第2の係合部33内に入ると、取付け部材31
は、弾性体36a,36bの弾性力により図7中矢印A
2方向に降下し、図7中実線で示すように、第2の被係
合部69が第2の係合部33に係合した状態にさせる。
これにより、アダプタ3は、カメラ本体2に仮止めされ
る。
【0030】このとき、図8に示すように、アダプタ3
側の第3のコネクタ部65は、カメラ本体2側の第1の
コネクタ部25に嵌合して電気的に接続され、アダプタ
3側の第4のコネクタ部66は、カメラ本体2側の第2
のコネクタ部26に嵌合して電気的に接続される。これ
と共に、カメラ本体2側の第1の位置決めピン27a,
27bは、第1の位置決め穴67a,67bに嵌合さ
れ、カメラ本体2側の第2の位置決めピン28a,28
bは、第2の位置決め穴68a,68bに嵌合される。
このように第1乃至第4のコネクタ部25,26,6
5,66の周囲は、第1の位置決めピン27a,27b
及び第2の位置決めピン28a,28bが第1の位置決
め穴67a,67b及び第2の位置決め穴68a,68
bが嵌合されコネクタ部の確実な位置決めが図られてい
ることから、アダプタ3のがたつき等があった場合にも
端子の保護が図られる。
【0031】この後、操作部材47が締め付け方向に回
転操作されると、図9に示すように、制御部材32は、
ネジ部48が制御部材32のネジ穴46に螺合すること
により、図8中矢印B1方向に移動操作される。そし
て、制御部材32は、操作部材47のフランジ部51が
制御部材32のネジ穴46が設けられた側面に突き当て
られるまで移動操作される。すると、制御突起38,3
9は、ロック部44,45に当接され、取付け部材31
が図9中矢印A1方向に移動することを阻止する。これ
により第2の被係合部69と第2の係合部33とが係合
した状態が確実に維持される。
【0032】次に、アダプタ3をカメラ本体2より取り
外す場合について説明する。アダプタ3をカメラ本体2
より取り外す場合には、図5に示すように、ネジ部48
が制御部材32のネジ穴46に螺合した状態を解除する
ためネジを緩める方向に回転操作される。そして、ネジ
部46がネジ穴46に螺合した状態が解除されると、制
御突起38,39と制御部41との位置関係は、上記図
5に示すように、取付け部材31が弾性体36a,36
bにより図5中矢印A2方向に押圧され、制御突起3
8,39がカム部42,43を押圧したアダプタ3の取
付け可能状態に戻る。この状態で、操作部材47を回転
軸の軸線方向、すなわち図10中矢印B1方向に押圧操
作すると、ネジ部48の先端部が制御部材32を押圧
し、操作部材47と同方向に移動操作される。すると、
取付け部材31は、制御突起38,39が弾性体36
a,36bの弾性力に抗して制御部材32のカム部4
2,43に押圧され、図9中矢印A1方向に移動され
る。これにより、第2の被係合部69と第2の係合部3
3とが係合した状態が解除される。すなわち、上記図7
中点線で示すように、取付け部材31が図7中矢印A1
方向に上昇され、第2の被係合部69と第2の係合部3
3とが係合した状態が解除される。そして、アダプタ3
の底面部側をカメラ本体2より離間する方向に操作し、
この後、アダプタ3の上部側の第1の係合部62とカメ
ラ本体2の上部側の第1の被係合部22との係合状態を
解除することで、アダプタ3は、カメラ本体2より取り
外される。
【0033】なお、以上制御部材32の制御部41の溝
部の傾斜の方向については、これに限定されるものでは
なく、これとは逆の傾斜にしても良い。この場合、操作
部材47は、カメラ本体2の側面2b側に取り付けられ
る。
【0034】以上のようなビデオカメラ装置1は、図1
0に示すように、三脚アダプタ81を介して三脚82を
取り付けることができる。この三脚アダプタ81は、図
11及び図12に示すように、上記ビデオカメラ装置1
のショルダーパッド13が取り付けられる取付け面側に
前後方向に設けられる凹状のガイド部83を有する。こ
のガイド部83の側壁は、内方に向かって上側に傾斜す
る傾斜部83a,83bが設けられる。また、このガイ
ド部83の中途部には、ガイド部83の開口幅より広く
開口されたショルダーパッド13の前方部13aの挿脱
用の切欠部80が設けられる。
【0035】また、この三脚アダプタ81の一方の側面
83b側の後方部には、図12に示すように、ガイド部
83と同一の傾斜を有するロック部材84が三脚アダプ
タ81の幅方向に移動可能に取り付けられる。このロッ
ク部材84は、圧縮コイルバネ85により上記一方の側
面83b側に付勢される。また、このロック部材84に
は、一方の側面部の外方に三脚アダプタ81の着脱操作
を行うための着脱操作部材86が取り付けられる。この
着脱操作部材86は、ロック部材84を圧縮コイルバネ
85が付勢する方向とは反対方向に押圧する締め付けネ
ジ87と、この締め付けネジ87を回転操作する操作つ
まみ88とを有する。さらには、三脚アダプタ81の後
方部には、図11に示すように、ビデオカメラ装置1を
取り付けるための係合部89a,89bが設けられる。
【0036】一方、ショルダーパッド13の三脚アダプ
タ81側の取付け面には、ガイド部83に嵌合される嵌
合部91が設けられる。この嵌合部91は、その両側面
が上記ガイド部83の傾斜部に対応した傾斜部91a,
91bが形成される。また、ショルダーパッド13に
は、この嵌合部91を介して対向して、嵌合部91の傾
斜部91a,91bを保護するためのガード92a,9
2bが設けられる。さらには、ショルダーパッド13に
は、その後方部に上記係合部89a,89bに係合され
るフック93a,93bが設けられる。
【0037】このようなショルダーパッド13に三脚ア
ダプタ81を取り付ける場合には、図11に示すよう
に、ショルダーパッド13の前方部13aを切欠部80
に挿入し、ショルダーパッド13全体をフック93a,
93bが係合部89a,89b係合するまで図11中矢
印C方向にスライドさせる。次に、操作つまみ88を締
め付けネジ87の締め付け方向に回転操作し、圧縮コイ
ルバネ85の弾性力に抗してロック部材84をガイド部
83の内方に移動操作し、嵌合部91に押圧させる。こ
れにより、ショルダーパッド13は、確実に三脚アダプ
タ81に固定される。この後、三脚82が三脚アダプタ
81に取り付けられる。
【0038】また、ビデオカメラ装置1を三脚アダプタ
81より取り外す場合には、先ず、操作つまみ88を締
め付けネジ87が緩む方向に回転操作し、圧縮コイルバ
ネ85の弾性力の弾性力によりロック部材84を嵌合部
91より離間する方向に移動させる。そして、ビデオカ
メラ装置を図11中矢印C方向と反対の方向にスライド
させ、フック93a,93bと係合部89a,89bと
が係合した状態を解除させ、ショルダーパッド13の前
方部13aを切欠部80とり取り出すことにより行われ
る。
【0039】ビデオカメラ装置1は、上述したように操
作部材47がカメラ本体2の側面2c側に臨まされるよ
うに設けられることから、三脚アダプタ81をビデオカ
メラ装置1に取り付けた状態においても、操作部材47
を回転操作することができ、上述したようなアダプタ3
の着脱操作を行うことができる。また、ビデオカメラ装
置1は、ビデオカメラ装置1を肩に担いで使用した際に
外方に向かう側面2cに操作部材47の操作部49が臨
むだけであることから、ビデオカメラ装置1を肩に担い
で使用した際、人目に付く側面2c側の外観を害するこ
とを防止することができる。さらに、ビデオカメラ装置
1は、操作部材47の回転操作と、アダプタ3の着脱操
作のみで、アダプタ3の着脱を行うことができることか
ら、アダプタ3の着脱操作時における操作性の向上を図
ることができる。
【0040】以上、本発明が適用されたビデオカメラ装
置1について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えば記録及び/又は再生装置における装
置本体と取付け体であるスピーカ装置の着脱機構等に適
用することも可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る取付け体の取付け機構及び
その支持機構によれば、操作部材が装置本体の側面より
臨まされるように配設され、制御部材を介して取付け部
材又は支持部材を操作し、取付け体の着脱操作を行うこ
とができることから、着脱操作を容易に行うことができ
る。すなわち、装置本体の底面部側が床等の設置面に接
地され、また、装置本体の底面部にアダプタ等が取り付
けられ底面部を用いることができない場合であっても、
操作部材が側面部に臨まされていることから、そのまま
の状態で取付け体の着脱操作を行うことができ、操作性
の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオカメラ装置のアダプタがカメラ本体から
取り外された状態を示す外観斜視図である。
【図2】カメラ本体のアダプタの取付け面に設けられた
アダプタの着脱機構の要部分解斜視図である。
【図3】上記着脱機構を構成する取付け部材の斜視図で
ある。
【図4】アダプタのカメラ本体の取付け面の要部斜視図
である。
【図5】上記着脱機構のアダプタ取付け可能状態を示す
図である。
【図6】アダプタをカメラ本体に取り付ける状態を示す
要部断面図である。
【図7】第2の係合部と第2の被係合部との位置関係を
説明するための図である。
【図8】アダプタをカメラ本体に取り付けた状態を示す
要部断面図である。
【図9】上記着脱機構のアダプタをカメラ本体に取り付
けた状態を示す図である。
【図10】上記着脱機構の第2の係合部と第2の被係合
部との係合状態が解除された状態を示す図である。
【図11】上記ビデオカメラ装置が三脚に取り付けられ
た状態を示す要部外観斜視図である。
【図12】上記三脚アダプタの要部断面図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ装置、2 カメラ本体、2a 取付け
面、2b,2c 側面、11 光学レンズ部、13 シ
ョルダーパッド、20 着脱機構、22 第1の被係合
部、24 位置決め突起、25,26 コネクタ、2
7,28 位置決めピン、31 取付け部材、32 制
御部材、33 第2の係合部、36 弾性体、38,3
9 制御突起、42,43 カム部、44,45 ロッ
ク部、46ネジ穴、47 操作部材、48 ネジ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対し着脱される取付け体に設
    けられる被係合部に係合され取付け体を上記装置本体に
    取り付ける係合部を有する第1の方向に移動可能な取付
    け部材と、 上記第1の方向と直交する第2の方向に移動することに
    より上記取付け部材を上記第1の方向に移動操作する制
    御部材と、 上記取付け部材を上記第2の方向に移動操作する上記装
    置本体の側面部に臨まされる操作部材とを備える取付け
    体の取付け機構。
  2. 【請求項2】 上記取付け部材は、上記制御部材側に係
    合突起を有し、上記制御部材は、上記係合突起を押圧し
    上記取付け部材を上記係合部と被係合部との係合状態を
    解除する方向に移動操作するカム部と上記係合突起を押
    圧し上記取付け部材を上記係合部と上記被係合部との係
    合状態を維持するロック部とを備えることを特徴とする
    請求項1記載の取付け体の取付け機構。
  3. 【請求項3】 上記取付け部材は、付勢手段により上記
    係合部が被係合部に係合する方向に押圧されることを特
    徴とする請求項1記載の取付け体の取付け機構。
  4. 【請求項4】 装置本体に対し着脱可能な取付け体を装
    置本体に支持する第1の方向に移動可能な支持部材と、 上記第1の方向と直交する第2の方向に移動することに
    より上記支持部材を上記第1の方向に移動操作する制御
    部材と、 上記支持部材を上記第2の方向に移動操作する上記装置
    本体の側面部に臨まされる操作部材とを備える取付け体
    の支持機構。
  5. 【請求項5】 上記支持部材は、付勢手段により上記係
    合部が被係合部に係合する方向に押圧されることを特徴
    とする請求項5記載の取付け体の支持機構。
JP9308929A 1997-11-11 1997-11-11 取付け体の取付け機構及びその支持機構 Withdrawn JPH11146241A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006128749A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Ikegami Tsushinki Co Ltd ビデオカメラ装置
JP2008124874A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Sony Corp 撮像装置
JP2009094932A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Hitachi Kokusai Electric Inc ビデオカメラの放熱構造

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