JPH11146135A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11146135A
JPH11146135A JP9306939A JP30693997A JPH11146135A JP H11146135 A JPH11146135 A JP H11146135A JP 9306939 A JP9306939 A JP 9306939A JP 30693997 A JP30693997 A JP 30693997A JP H11146135 A JPH11146135 A JP H11146135A
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JP
Japan
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image reading
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film
roller
reading apparatus
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JP9306939A
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English (en)
Inventor
Kenji Oishi
兼司 大石
Keita Kimura
啓太 木村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、フィルム状の原稿を読み取る画像
読取装置において、付着する塵埃の影響による、画像の
品質低下を抑制することを主な目的とする。 【解決手段】 移動する原稿の通路を挟む形で、互いに
対向配置された2つのローラ部材21,22を設け、前
記2つのローラ部材の間隙を、原稿の厚みよりも小さく
定め、前記2つのローラ部材の少なくとも表面の近傍
を、弾性部材で構成し、前記2つのローラ部材を原稿の
クリーニング手段として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールフィルムな
どの原稿から画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラで撮影され現像されたフィルムか
ら画像を読み取る、画像読取装置が市販されている。こ
の種の画像読取装置においては、一般に、ロール状に巻
回され、カートリッジ内に保持されたフィルムを原稿と
する。
【0003】フィルムは、一端から引き出して、所定の
画像読取部に配置される。フィルムの位置決めのため、
並びにフィルム上の各フレームの画像読取のために、フ
ィルムは所定の経路に沿って搬送される。画像読取が完
了すると、フィルムは、再びカートリッジ内に戻され、
ロール状に巻回される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の画像読取装置
においては、同一のフィルムが、読取の度に何回も、カ
ートリッジから引き出される。カートリッジから引き出
されたフィルムの表面には、搬送経路の周囲に存在する
塵埃が付着する。読取の操作を繰り返すと、フィルムに
付着する塵埃の量が、しだいに増加する。フィルムに付
着した塵埃の影響で、読み取られた画像の品質も、しだ
いに低下する。
【0005】フィルムが画像読取装置に装填されている
状態では、フィルムの周囲に空間が少ないので、フィル
ムに付着した塵埃を手作業で取り去ることができない。
また、フィルムを画像読取装置から取り外すと、フィル
ムが巻き取られてカートリッジ内に隠れる。従って、こ
の場合にも、フィルムに付着した塵埃を手作業で取り去
ることができない。
【0006】本発明は、フィルム状の原稿を読み取る画
像読取装置において、付着する塵埃の影響による、画像
の品質低下を抑制することを主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像読取装置
は、移動する原稿の通路を挟む形で、互いに対向配置さ
れた2つのローラ部材を設け、前記2つのローラ部材の
間隙を、前記原稿の厚みよりも小さく定め、前記2つの
ローラ部材の少なくとも表面の近傍を、弾性部材で構成
し、前記2つのローラ部材を原稿のクリーニング手段と
して利用することを特徴とする。
【0008】請求項2の画像読取装置は、フィルム状の
原稿を、所定の搬送経路に沿って移動し位置決めする位
置決め手段と、前記搬送経路上の所定位置に対向して配
置される画像読取手段と、前記原稿の搬送方向に関して
前記画像読取手段よりも上流に配置され、前記搬送経路
上を通る前記原稿の面と接触する状態で、回動自在に支
持されるローラ形状のクリーニング手段を設け、前記ク
リーニング手段の少なくとも表面部分に、粘着性材料を
配置したことを特徴とする。
【0009】請求項3は、請求項2記載の画像読取装置
において、前記クリーニング手段を、それを支持する支
持部材に対して、脱着自在に構成したことを特徴とす
る。請求項4は、請求項2記載の画像読取装置におい
て、前記クリーニング手段の少なくとも表面部分を、粘
着性を有し、吸水によって一時的に粘着力が低下し、乾
燥すると粘着力が回復する、粘着性材料で構成したこと
を特徴とする。
【0010】請求項5は、請求項2記載の画像読取装置
において、前記クリーニング手段を2つ設け、一方のク
リーニング手段を前記原稿の表の面と接触する位置に配
置し、他方のクリーニング手段を前記原稿の裏の面と接
触する位置に配置したことを特徴とする。
【0011】請求項6は、請求項5記載の画像読取装置
において、前記2つのクリーニング手段を、前記原稿を
間に挟んで互いに対向する位置に配置したことを特徴と
する。
【0012】(作用) (請求項1)2つのローラ部材は、移動する原稿の通路
を挟む形で、互いに対向して配置される。また、前記2
つのローラ部材の間隙は、前記原稿の厚みよりも小さ
い。更に、前記2つのローラ部材の少なくとも表面の近
傍が、弾性部材で構成される。
【0013】従って、前記2つのローラ部材は、原稿の
表及び裏の両面に密着するように配置される。前記2つ
のローラ部材の間を通過するように、原稿を移動する
と、原稿の表面に付着した塵埃が、前記2つのローラ部
材によって除去される。つまり、前記2つのローラ部材
が原稿のクリーニング手段として利用される。 (請求項2)位置決め手段は、フィルム状の原稿を、所
定の搬送経路に沿って移動し位置決めする。画像読取手
段は、前記搬送経路上の所定位置に対向して配置され
る。
【0014】ローラ形状のクリーニング手段は、前記原
稿の搬送方向に関して前記画像読取手段よりも上流に配
置される。また、前記クリーニング手段は、前記搬送経
路上を通る前記原稿の面と接触する状態で、回動自在に
支持される。更に、前記クリーニング手段の少なくとも
表面部分には、粘着性材料が備わっている。
【0015】従って、フィルム状の原稿がローラ形状の
クリーニング手段を通過する際に、原稿の表面に付着し
た塵埃は、前記クリーニング手段の粘着性材料に吸着さ
れ、原稿の表面から確実に除去される。
【0016】(請求項3)前記クリーニング手段の表面
には、塵埃が吸着するので、クリーニング手段の機能は
徐々に低下する。しかし、前記クリーニング手段は、画
像読取装置に対して脱着自在であるため、交換や再生に
よって、クリーニング手段の機能を回復することができ
る。
【0017】(請求項4)前記クリーニング手段の粘着
性材料に吸着した塵埃は、水洗によって取り除くことが
できる。従って、単一のクリーニング手段を、繰り返し
再使用できる。(請求項5)2つのクリーニング手段に
より、原稿の表と裏の両面に付着した塵埃を、同時に除
去できる。
【0018】(請求項6)2つのクリーニング手段によ
って原稿を挟み、支持できるので、安定に原稿を搬送で
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一形式の実施の形態を、
図1〜図7に示す。この形態は、全ての請求項に対応す
る。
【0020】図1は、フィルムスキャナの構成の概略を
示すブロック図である。図2は、図1のフィルムスキャ
ナの一部分を示す正面図である。図3は、図1のフィル
ムスキャナのクリーニング機構20を示す斜視図であ
る。図4は、図3のクリーニング機構20を示す正面図
である。図5は、図3のクリーニング機構20を示す正
面図である。図6は、図4のVI-VI線断面図である。図
7は、ローラユニット21を分解して示す右側面図であ
る。
【0021】この形態においては、請求項1の原稿及び
ローラ部材は、それぞれ、フィルム10及びクリーニン
グ機構20として具体化されている。また、請求項2の
原稿,位置決め手段,画像読取手段,クリーニング手段
及び粘着性材料は、それぞれ、フィルム10,1次元イ
メージセンサ43,クリーニング機構20及びゴムロー
ラ21bとして具体化されている。
【0022】図1に示すフィルムスキャナにおいては、
原稿として、カメラで撮影され現像されたフィルム10
を用いる。使用しないときには、フィルム10は、ロー
ル状に巻回された状態で、カートリッジ11の内部に収
納されている。このフィルムスキャナにカートリッジ1
1を装填すると、フィルム10の一端が、カートリッジ
11の出入口11aから図示しないシャッターを介して
引き出される。そして、フィルム10は矢印X方向に送
られる。
【0023】フィルム10の搬送経路の周囲には、ロー
ラユニット21,22,原稿位置検出器31,光学情報
検出器32,磁気ヘッド33,照明ユニット41,レン
ズ42及び1次元イメージセンサ43が設置されてい
る。カートリッジ11の軸11bには、フィルム10を
繰り出すために、電気モータ50の駆動軸が連結されて
いる。また、後述するように、電気モータ50は、ロー
ラユニット21及び22にも連結されている。
【0024】ローラユニット21及び22は、図2に示
すように、フィルム10の表面に付着した塵埃5を除去
するために設けてある。また、ローラユニット21及び
22は、フィルム10を所定の搬送経路に沿って案内す
る機能も有する。原稿位置検出器31は、フィルム10
の位置を検出する。光学情報検出器32は、フィルム1
0上の画像形成領域を外れた位置に、濃度変化として記
録された、バーコードなどの光学情報を読み取る。磁気
ヘッド33は、フィルム10上の磁気記録領域につい
て、記録された磁気情報を読み取る。磁気ヘッド33
は、磁気情報をフィルム10上に書き込む機能も有す
る。
【0025】照明ユニット41は、光源として発光ダイ
オードを内蔵している。照明ユニット41の発光ダイオ
ードを点灯すると、フィルム10の表面が、上方からの
照明光によって、全幅(Y方向の一端から他端までの全
体)にわたり照明される。この例では、カラー画像の読
取を可能にするために、照明ユニット41が、R(赤
色),G(緑色)及びB(青色)の波長の光をそれぞれ
発光する、3種類の発光ダイオードを内蔵している。
【0026】フィルム10を透過した光は、レンズ42
によって1次元イメージセンサ43の受光面に結像され
る。結像される光の強度は、フィルム10の透過率、即
ちフィルム10上の画像に応じて変化する。従って、フ
ィルム10上の画像を構成するY軸方向の1ラインのデ
ータを、1次元イメージセンサ43で読み取ることがで
きる。フィルム10をX軸方向に移動しながら、1次元
イメージセンサ43で1ラインのデータ読取を繰り返す
と、フィルム10上の2次元画像を、順次に読み取るこ
とができる。
【0027】図1に示すフィルムスキャナの電装部に
は、互いにバス105を介して接続された、主制御ユニ
ット100,メモリユニット110,モータドライバ1
20,信号処理ユニット130,タイミング制御ユニッ
ト140,信号処理ユニット150,A/D変換器16
0,LEDドライバ170及びインタフェースユニット
180が備わっている。
【0028】主制御ユニット100は、制御用のマイク
ロコンピュータを内蔵している。主制御ユニット100
は、内部メモリに保持されたプログラムに従って、図1
に示すフィルムスキャナの全体の動作を制御する。メモ
リユニット110は、主として、フィルム10から読み
取った2次元画像のディジタルデータを一時的に保持す
るために利用される。メモリユニット110は、2次元
画像の1フレーム以上を記憶できるメモリ容量を備えて
いる。
【0029】モータドライバ120は、主制御ユニット
100からの制御信号に従って、電気モータ50に印加
する電力及び電気モータ50の回転方向を制御する。信
号処理ユニット130は、磁気ヘッド33が出力するア
ナログ信号を、整形して、ディジタル信号に変換する。
また、磁気情報書き込みの際には、主制御ユニット10
0から入力されるディジタル信号に従って、磁気ヘッド
33に印加する信号を生成する。
【0030】タイミング制御ユニット140は、主制御
ユニット100から与えられる制御信号に従って、画像
読取に必要な各種タイミング信号を生成する。これらの
タイミング信号は、1次元イメージセンサ43,信号処
理ユニット150及びA/D変換器160に印加され
る。信号処理ユニット150は、主制御ユニット100
からの制御信号及びタイミング制御ユニット140から
のタイミング信号に従って、1次元イメージセンサ43
が出力する信号に対して信号処理を実施する。
【0031】信号処理ユニット150が実施する信号処
理には、サンプリング処理(CDS:Correlated Doubl
e Sampling),シェーディング補正,暗電流補正,及び
偶数奇数補正が含まれている。A/D変換器160は、
主制御ユニット100からの制御信号及びタイミング制
御ユニット140からのタイミング信号に従って、信号
処理ユニット150が出力する信号をディジタル信号に
変換する。即ち、画像を構成する画素毎に、各画素の明
るさを示す数値を、画像データとして出力する。
【0032】LEDドライバ170は、主制御ユニット
100からの制御信号に従って、照明ユニット41を制
御する。即ち、照明ユニット41の照明の点灯/消灯の
切替と、発光色(R,G,B)の切替を実施する。イン
タフェースユニット180は、標準的な規格に従ったシ
リアルインタフェース(SCSI)である。図1のフィ
ルムスキャナには、インタフェースユニット180を介
して、ホストコンピュータ200が接続される。
【0033】図1に示すフィルムスキャナの動作につい
て、概略を次に説明する。画像読取に先立ち、読み取り
対象のフィルム10を内蔵するカートリッジ11が、所
定位置に装填される。ホストコンピュータ200が、所
定の動作開始コマンドをフィルムスキャナのインタフェ
ースユニット180に送ると、主制御ユニット100の
制御により、次に示す動作が開始される。
【0034】まず、電気モータ50の駆動によって、カ
ートリッジ11内のフィルム10が繰り出される。同時
に、ローラユニット21及び22が駆動される。カート
リッジ11から繰り出されたフィルム10は、ローラユ
ニット21,22の間を通って、矢印X方向に搬送さ
れ、所定の読取開始位置に送られる。読取開始位置に到
達した後も、フィルム10は一定の速度でX方向に搬送
される。フィルム10が読取開始位置に到達すると、照
明ユニット41の照明が点灯する。また、1次元イメー
ジセンサ43の1ライン画像読取が開始される。
【0035】1次元イメージセンサ43が1ラインの画
像を読み取る度に、照明ユニット41の発光色は、R,
G,B,R,G,・・・と順次に切り替わる。従って、
画像の各々のラインについて、R色,G色及びB色の各
色成分の画像データが得られる。フィルム10が、一定
の速度でX方向に移動するので、1次元イメージセンサ
43で読み取られる画像の位置は、X方向に少しずつ移
動する。1次元イメージセンサ43による1ライン画像
の読取が、一定の周期で繰り返し実行されるので、2次
元画像を構成する多数のラインのデータが、1次元イメ
ージセンサ43の出力に順次に現れる。
【0036】1次元イメージセンサ43によって読み取
られた2次元画像データは、メモリユニット110に記
憶される。ホストコンピュータ200が、所定の転送コ
マンドをインタフェースユニット180に送信すると、
主制御ユニット100の制御により、メモリユニット1
10に記憶された画像データが、インタフェースユニッ
ト180を介して、ホストコンピュータ200に送出さ
れる。
【0037】ところで、図2に示すように、カートリッ
ジ11から引き出されたフィルム10の表面には、その
周囲に存在する塵埃5が付着する。しかし、フィルム1
0がローラユニット21,22の間を通過するときに、
フィルム10に付着した塵埃5は、ローラユニット2
1,22によって除去される。後述するように、ローラ
ユニット21,22は、弾性部材を用いて構成してあ
る。また、ローラユニット21,22の間隙の大きさ
は、フィルム10の厚みよりも少し小さくなっている。
【0038】従って、フィルム10がローラユニット2
1,22を通過する際に、フィルム10の表の面10a
及び裏の面10bは、それぞれ、ローラユニット21及
び22に加圧される。更に、塵埃5を吸着するように、
ローラユニット21,22の表面は粘着性を有してい
る。このため、フィルム10に付着した塵埃5は、フィ
ルム10がローラユニット21,22を通過する際に、
確実に除去される。
【0039】ローラユニット21,22は、フィルム1
0の搬送方向Xに対して、1次元イメージセンサ43よ
りも上流側に設置されている。従って、フィルム10に
付着した塵埃5がローラユニット21,22で除去され
た後で、フィルム10上の画像は、1次元イメージセン
サ43によって読み取られる。このため、塵埃5が付着
したフィルム10から画像を読み取る場合であっても、
読取った画像には、塵埃5の影響はほとんど生じない。
【0040】実際には、図1に示すローラユニット21
及び22は、図3,図4,図5及び図6に示すクリーニ
ング機構20に組み込まれている。図5に示すように、
クリーニング機構20のフレーム23は、第1部材24
と第2部材25を組み合わせて構成してある。第2部材
25は、Y方向の両端の下方に設けられた連結部26及
び27が、第1部材24上に、各々軸61で支持されて
いる。
【0041】第2部材25の上方に設けられた突出部2
8は、止めねじ29により、第1部材24に固定され
る。通常は、止めねじ29によって、第1部材24と第
2部材25が、一体に固定される。止めねじ29を外す
と、図5に示すように、軸61を中心として第2部材2
5を回転し、第2部材25を傾けることができる。図5
に示すように、第1部材24上には、第2部材25と対
向する位置に、2組の軸受部24a,24bが形成して
ある。ローラユニット21のシャフト21aは、上側の
軸受部24aで回動自在に支持される。ローラユニット
22のシャフト22aは、下側の軸受部24bで回動自
在に支持される。
【0042】図4に示すように、止めねじ29で第1部
材24と第2部材25を固定した場合には、ローラユニ
ット21,22が脱落する虞はない。止めねじ29を外
して、図5のように第2部材25を傾けると、軸受部2
4a,24bが開放される。従って、ローラユニット2
1,22を軸受部24a,24bから取り出せば、ロー
ラユニット21,22をクリーニング機構20から取り
外すことができる。
【0043】シャフト21a及び22aの一端には、そ
れぞれ、歯車52及び53が取り付けてある。軸受部2
4a,24bにローラユニット21,22を装着した状
態では、図3及び図4に示すように、歯車52と歯車5
3は互いに噛み合う。また、回動自在に設置された歯車
51が、歯車53と噛み合う。更に、歯車51は、電気
モータ50の駆動軸と連結されている。従って、電気モ
ータ50を駆動すると、歯車51を介して、歯車52及
び53が回動する。
【0044】即ち、歯車52に連結されたローラユニッ
ト21と、歯車53に連結されたローラユニット22
が、電気モータ50によって駆動される。ローラユニッ
ト21は、図7に示すように、シャフト21aとゴムロ
ーラ21bで構成される。ゴムローラ21bは、円筒形
状に形成してある。ゴムローラ21bの中心を貫通する
ように、シャフト21aが配置される。
【0045】シャフト21aの外径とゴムローラ21b
の貫通孔21gの径は同等である。シャフト21aとゴ
ムローラ21bとが円周方向に滑らないように、シャフ
ト21aの周面と貫通孔21gの内壁には、Y軸方向に
延びる凹凸が、セレーション21fとして形成してあ
る。シャフト21aは、ゴムローラ21bの一端21h
がシャフト21a上のストッパ21eに当接する位置ま
で、貫通孔21gに挿入される。ゴムローラ21bの他
端21iは、止め具21cによって固定される。止め具
21cは、シャフト21aに形成した溝21dに係合す
る。
【0046】止め具21cを外すことにより、図7に示
すように、ローラユニット21を分解することができ
る。ゴムローラ21bの材質は、ウレタン系の粘着ゴム
である。このゴムローラ21bは、吸水によって粘着力
が低下する。従って、水洗により、容易にゴムローラ2
1bの外周面に付着した塵埃5を除去することができ
る。
【0047】また、乾燥すると、ゴムローラ21bの粘
着力は元の状態に回復する。従って、水洗後、乾燥した
ゴムローラ21bを、ローラユニット21に装着して、
再使用できる。分解によって、ゴムローラ21bだけを
取り出すことができるので、ゴムローラ21bの洗浄は
極めて容易である。ローラユニット22の構成は、ロー
ラユニット21と同一である。
【0048】
【発明の効果】(請求項1)原稿に付着した塵埃を、2
つのローラ部材によって除去することができる。 (請求項2)フィルム状の原稿に付着した塵埃を、ロー
ラ形状のクリーニング手段で吸着して除去することがで
きる。
【0049】(請求項3)前記クリーニング手段が、画
像読取装置に対して脱着自在であるため、交換や再生に
よって、クリーニング手段の機能を回復することができ
る。 (請求項4)前記クリーニング手段の粘着性材料に吸着
した塵埃は、水洗によって取り除くことができる。従っ
て、単一のクリーニング手段を、繰り返し再使用でき
る。
【0050】(請求項5)2つのクリーニング手段によ
り、原稿の表と裏の両面に付着した塵埃を、同時に除去
できる。 (請求項6)2つのクリーニング手段によって原稿を挟
み、支持できるので、安定に原稿を搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムスキャナの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のフィルムスキャナの一部分を示す正面図
である。
【図3】図1のフィルムスキャナのクリーニング機構2
0を示す斜視図である。
【図4】図3のクリーニング機構20を示す正面図であ
る。
【図5】図3のクリーニング機構20を示す正面図であ
る。
【図6】図4のVI-VI線断面図である。
【図7】ローラユニット21を分解して示す右側面図で
ある。
【符号の説明】
5 塵埃 10 フィルム 10a 表の面 10b 裏の面 11 カートリッジ 11a 出入口 20 クリーニング機構 21,22 ローラユニット 21a,22a シャフト 21b ゴムローラ 21c 止め具 21d 溝 21e ストッパ 21f セレーション 21g 貫通孔 23 フレーム 24 第1部材 24a,24b 25 第2部材 26,27 連結部 28 突出部 29 止めねじ 31 原稿位置検出器 32 光学情報検出器 33 磁気ヘッド 41 照明ユニット 42 レンズ 43 1次元イメージセンサ 50 電気モータ 51,52,53 歯車 100 主制御ユニット 105 バス 110 メモリユニット 120 モータドライバ 130 信号処理ユニット 140 タイミング制御ユニット 150 信号処理ユニット 160 A/D変換器 170 LEDドライバ 180 インタフェースユニット 200 ホストコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する原稿の通路を挟む形で、互いに
    対向配置された2つのローラ部材を設け、 前記2つのローラ部材の間隙を、前記原稿の厚みよりも
    小さく定め、 前記2つのローラ部材の少なくとも表面の近傍を、弾性
    部材で構成し、 前記2つのローラ部材を原稿のクリーニング手段として
    利用することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 フィルム状の原稿を、所定の搬送経路に
    沿って移動し位置決めする位置決め手段と、 前記搬送経路上の所定位置に対向して配置される画像読
    取手段と、 前記原稿の搬送方向に関して前記画像読取手段よりも上
    流に配置され、前記搬送経路上を通る前記原稿の面と接
    触する状態で、回動自在に支持されるローラ形状のクリ
    ーニング手段を設け、前記クリーニング手段の少なくと
    も表面部分に、粘着性材料を配置したことを特徴とする
    画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像読取装置において、
    前記クリーニング手段を、それを支持する支持部材に対
    して、脱着自在に構成したことを特徴とする画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像読取装置において、
    前記クリーニング手段の少なくとも表面部分を、粘着性
    を有し、吸水によって一時的に粘着力が低下し、乾燥す
    ると粘着力が回復する、粘着性材料で構成したことを特
    徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の画像読取装置において、
    前記クリーニング手段を2つ設け、一方のクリーニング
    手段を前記原稿の表の面と接触する位置に配置し、他方
    のクリーニング手段を前記原稿の裏の面と接触する位置
    に配置したことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像読取装置において、
    前記2つのクリーニング手段を、前記原稿を間に挟んで
    互いに対向する位置に配置したことを特徴とする画像読
    取装置。
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