JPH11146022A - マンチェスタ符号誤り検出回路及び受信回路 - Google Patents

マンチェスタ符号誤り検出回路及び受信回路

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JPH11146022A
JPH11146022A JP30732697A JP30732697A JPH11146022A JP H11146022 A JPH11146022 A JP H11146022A JP 30732697 A JP30732697 A JP 30732697A JP 30732697 A JP30732697 A JP 30732697A JP H11146022 A JPH11146022 A JP H11146022A
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JP30732697A
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Hideki Kobayashi
英樹 小林
Katsuhiko Hakomori
克彦 箱守
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号誤り検出回路及び受信回路に関し、伝送
路符号にマンチェスタ符号を適用しているシステムに適
合する、マンチェスタ符号誤り検出回路及び受信回路を
提供する。 【解決手段】 マンチェスタ符号化された受信信号を再
生した信号を3ビットのシフト・レジスタに供給し、該
3ビットのシフト・レジスタを構成する各々のフリップ
・フロップの出力を取り出し、該取り出された出力を出
力反転の論理和回路及び論理積回路に入力し、該出力反
転の論理和回路及び論理積回路の出力の論理和回路によ
って演算することにより、マンチェスタ符号誤り検出回
路を構成する。又、受信信号を再生した信号を上記マン
チェスタ符号誤り検出回路に供給することを特徴とする
受信回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号誤り検出回路
及び受信回路に係り、特に、伝送路符号にマンチェスタ
符号を適用しているシステムに適合する、マンチェスタ
符号誤り検出回路及びマンチェスタ符号誤り検出回路を
適用した受信回路に関する。
【0002】データの“0”と“1”を伝送するデジタ
ル伝送路において、データの“0”と“1”をそのまま
伝送しないで、なんらかの符号変換をしてから伝送する
方式がある。
【0003】そのうち、データの“0”を“01”に変
換し、データの“1”を“10”に変換する伝送路符号
をマンチェスタ符号と呼ぶ。マンチェスタ符号を適用し
て伝送する場合、1ビットのデータを2ビット表現する
ので、伝送レートを上げて伝送することになる。
【0004】ところで、伝送路レートが高い伝送システ
ムではその分だけ帯域が広い受信装置が必要になる。こ
のため、受信装置では帯域が広い分だけ雑音レベルが高
くなる。一方、伝送符号のレベルはそれとは無関係に一
定に設定されるのが通常である。
【0005】このため、受信装置における信号対雑音比
が低下して、符号の識別誤りが増加する、即ち、符号誤
り率が劣化することになる。従って、マンチェスタ符号
を適用した場合、符号誤りを的確に検出できることが重
要になる。
【0006】
【従来の技術】従来、マンチェスタ符号を適用した場合
の符号誤り検出回路は実用化されてはいない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点に鑑み、伝送路符号にマンチェスタ符号を適用してい
るシステムに適合する、マンチェスタ符号誤り検出回路
及びマンチェスタ符号誤り検出回路を適用した受信回路
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、再生した受
信信号を3ビット縦続に接続したフリップ・フロップ、
即ち3ビットのシフト・レジスタに通し、該3ビットの
フリップ・フロップの出力が同一符号になっているか否
かを判定して、該3ビットのフリップ・フロップの出力
が同一符号になっていることを検出することによって、
符号誤りの検出を行なう。
【0009】マンチェスタ符号による符号変換をすれ
ば、データ“0”が「01」に、データ“1”が「1
0」に変換されるので、符号変換後に「1」又は「0」
が連続するのは、データ“01”が符号変換された「0
110」における「11」とデータ“10”が符号変換
された「1001」における「00」しかない。
【0010】即ち、マンチェスタ符号に変換されると同
一符号の連続は2ビット以下に限定される。ここで、例
えば、データ“01”が符号変換された「0110」に
おいて、4ビット目の「0」が「1」に誤って識別され
たり、データ“10”が符号変換された「1001」に
おいて、4ビット目の「1」が「0」に誤って識別され
ると同一符号が3ビット連続することになる。つまり、
同一符号が3ビット以上連続する場合には必ず符号誤り
が生じていることになる。
【0011】従って、再生信号を3ビットのフリップ・
フロップに通して、該3ビットのフリップ・フロップの
出力が同一符号になっているか否かを判定すれば、符号
誤りが生じているか否かを判定することができる。即
ち、符号誤りを検出することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施の形
態で、光伝送システムを例に受信回路を図示している。
【0013】図1において、1は受信信号を再生する受
信部、2は再生信号を通すシフト・レジスタ部、3は該
シフトレジスタ部を構成する各々のフリップ・フロップ
の出力が同一符号であるか否かを判定して符号誤りを検
出する符号誤り検出部である。
【0014】該受信部1は、フォト・ダイオード11、
等化増幅回路(図ではEQLと略記している。)12、
該等化増幅回路の出力を識別して再生する識別再生回路
13(図ではREGと略記している。)及び該等化増幅
回路の出力からタイミング成分を抽出するタイミング抽
出回路14(図ではTIMと略記している。)によって
構成される。
【0015】尚、該受信部1は、従来の光伝送システム
における受信回路そのものである。該シフト・レジスタ
部2は、3ビットのフリップ・フロップ21、フリップ
・フロップ22、フリップ・フロップ23によって構成
される。
【0016】該符号誤り検出部3は、出力反転の論理和
回路31、論理積回路32及び論理和回路33によって
構成される。受信された光信号はフォト・ダイオード1
1によって電気信号に変換されて、受信部1の等化増幅
回路12に入力される。該等化増幅回路12において識
別再生及びタイミング抽出に必要なだけ波形等化がなさ
れ、該等化増幅回路12の出力は該識別再生回路13及
び該タイミング抽出回路14に供給される。
【0017】該タイミング抽出回路14は、該等化増幅
回路12の出力からタイミング成分を抽出して該識別再
生回路13及び該シフト・レジスタ部にクロックとして
供給する。
【0018】該識別再生回路13は、該タイミング抽出
回路14から供給されるクロックを時間基準にして、該
等化増幅回路12の出力を識別再生し、再生信号を出力
する。
【0019】該受信部1の識別再生回路13が出力する
再生信号を受けた該シフト・レジスタ部2は、該受信部
1のタイミング抽出回路14が供給するクロックによっ
て再生信号をフリップ・フロップ21、フリップ・フロ
ップ22及びフリップ・フロップ23に書き込んでい
く。
【0020】該シフト・レジスタ部2を構成する3ビッ
トのフリップ・フロップの出力は該符号誤り検出部3を
構成する該出力反転の論理和回路31及び論理積回路3
2に供給される。
【0021】もし、該3ビットのフリップ・フロップ2
1、22及び23の出力が全て「0」である場合には、
該出力反転の論理和回路31が“1”を出力し、該3ビ
ットのフリップ・フロップ21、22及び23の出力が
全て「1」である場合には、該論理積回路32が“1”
を出力する。
【0022】従って、該3ビットのフリップ・フロップ
21、22及び23の出力が全て同一符号であれば、符
号誤り検出部3は“1”を出力するので、符号誤りを検
出することができる。
【0023】ここで、例えば、データ“01”が符号変
換された「0110」における3ビット目の「1」が
「0」に誤った場合には「0100」なって、次に
「0」がこないと同一符号の3ビット連続とはならな
い。この場合には図1の構成では符号誤りを検出できな
いことになる。しかし、符号誤りは確率事象であり、符
号誤りによって同一符号の3ビット連続は或る確率で生
ずるので、実用的には図1の構成によってマンチェスタ
符号の符号誤りを必ず検出することができる。
【0024】そして、上記のような誤りパターンまで検
出しようとしても、元のデータにおする“0”と“1”
の発生に規則性がない限り不可能であるし、元のデータ
に規則性があるにしても、その規則を勘案した符号誤り
検出回路は複雑な構成にならざるをえない。
【0025】従って、図1の構成は、実用的にマンチェ
スタ符号の符号誤りを必ず検出でき、且つ、構成が極め
て簡易であるという意味で有利な構成である。図2は、
本発明の第二の実施の形態で、光伝送システムを例に受
信回路を示している。
【0026】図2において、1は受信信号を再生する受
信部、2は再生信号を通すシフト・レジスタ部、3は該
シフトレジスタ部を構成する各々のフリップ・フロップ
の出力が同一符号であるか否かを判定して符号誤りを検
出する符号誤り検出部、4は該符号誤り検出部3の符号
誤り検出信号を積分して警報を出力する警報出力部であ
る。
【0027】該受信部1は、フォト・ダイオード11、
等化増幅回路(図ではEQLと略記している。)12、
識別再生回路13及び該等化増幅回路の出力からタイミ
ング成分を抽出するタイミング抽出回路14によって構
成される。
【0028】尚、該受信部1は、従来の光伝送システム
における受信回路そのものである。該シフト・レジスタ
部2は、3ビットのフリップ・フロップ21、フリップ
・フロップ22、フリップ・フロップ23によって構成
される。
【0029】該符号誤り検出部3は、出力反転の論理和
回路31、論理積回路32及び論理和回路33によって
構成される。該警報出力部4は、ダイオード41、充電
コンデンサ42、コンパレータ43及び該コンパレータ
43に基準電圧を供給する基準電圧源44によって構成
される。
【0030】受信された光信号はフォト・ダイオード1
1によって電気信号に変換されて、受信部1の等化増幅
回路12に入力される。該等化増幅回路12において識
別再生及びタイミング抽出に必要なだけ波形等化がなさ
れ、該等化増幅回路12の出力は該識別再生回路13及
び該タイミング抽出回路14に供給される。
【0031】該タイミング抽出回路14は、該等化増幅
回路12の出力からタイミング成分を抽出して該識別再
生回路13及び該シフト・レジスタ部にクロックとして
供給する。
【0032】該識別再生回路13は、該タイミング抽出
回路14から供給されるクロックを時間基準にして、該
等化増幅回路12の出力を識別再生し、再生信号を出力
する。
【0033】該受信部1の識別再生回路13が出力する
再生信号を受けた該シフト・レジスタ部2は、該受信部
1のタイミング抽出回路14が供給するクロックによっ
て再生信号をフリップ・フロップ21、フリップ・フロ
ップ22及びフリップ・フロップ23に書き込んでい
く。
【0034】該シフト・レジスタ部2を構成する3ビッ
トのフリップ・フロップの出力は該符号誤り検出部3を
構成する該出力反転の論理和回路31及び論理積回路3
2に供給される。
【0035】もし、該3ビットのフリップ・フロップ2
1、22及び23の出力が全て「0」である場合には、
該出力反転の論理和回路31が“1”を出力し、該3ビ
ットのフリップ・フロップ21、22及び23の出力が
全て「1」である場合には、該論理積回路32が“1”
を出力する。
【0036】従って、該3ビットのフリップ・フロップ
21、22及び23の出力が全て同一符号であれば、符
号誤り検出部3は“1”を出力するので、符号誤りを検
出することができる。
【0037】該符号誤り検出部3の出力である符号誤り
検出信号“1”は、該3ビットのフリップ・フロップ2
1、22及び23の出力が同一符号になったタイミング
にだけ出力され、保持はされない。
【0038】該警報出力部4は、該符号誤り検出部3が
出力する符号誤り検出信号を積分して、積分された電圧
が該基準電圧源の電圧を越えると該コンパレータ43か
ら警報“1”を出力する。
【0039】尚、例えば、データ“01”が符号変換さ
れた「0110」における3ビット目の「1」が「0」
に誤った場合には「0100」なって、次に「0」がこ
ないと同一符号の3ビット連続とはならないので、図1
の構成では符号誤りを検出できないが、実用的には図1
の構成によってマンチェスタ符号の符号誤りを必ず検出
することができる。
【0040】その符号誤り検出信号“1”を警報出力部
4のダイオード41と充電コンデンサ42で積分するの
で、該充電コンデンサ42の端子電圧は上昇してゆき、
該基準電圧源44の電圧より高くなる。その時に該コン
パレータ43は“1”を警報として出力する。
【0041】従って、図2の構成は、実用的にマンチェ
スタ符号の符号誤りを必ず検出でき、符号誤りの頻度を
積分して警報を出力することができ、且つ、構成が極め
て簡易であるという意味で有利な構成であるといえる。
【0042】尚、図2の構成では警報出力部をアナログ
的に積分してコンパレータで積分値と基準電圧を比較す
る構成で示しているが、カウンタを適用して所定のカウ
ント値になったら警報を出力させることも可能である。
【0043】図3は、本発明の第三の実施の形態で、光
伝送システムを例に受信回路を示している。図3におい
て、1は受信信号を再生する受信部、2は再生信号を通
すシフト・レジスタ部、3aは該シフトレジスタ部を構
成する各々のフリップ・フロップの出力が同一符号であ
るか否かを判定して符号誤りを検出する符号誤り検出部
である。
【0044】該受信部1は、フォト・ダイオード11、
等化増幅回路(図ではEQLと略記している。)12、
識別再生回路13及び該等化増幅回路の出力からタイミ
ング成分を抽出するタイミング抽出回路14によって構
成される。
【0045】尚、該受信部1は、従来の光伝送システム
における受信回路そのものである。該シフト・レジスタ
部2は、3ビットのフリップ・フロップ21、フリップ
・フロップ22、フリップ・フロップ23によって構成
される。
【0046】該符号誤り検出部3aは、論理和回路3
3、抵抗34−1乃至34−5、演算増幅器35、コン
パレータ36−1及び36−2、基準電圧源37−及び
37−2によって構成される。
【0047】受信された光信号はフォト・ダイオード1
1によって電気信号に変換されて、受信部1の等化増幅
回路12に入力される。該等化増幅回路12において識
別再生及びタイミング抽出に必要なだけ波形等化がなさ
れ、該等化増幅回路12の出力は該識別再生回路13及
び該タイミング抽出回路14に供給される。
【0048】該タイミング抽出回路14は、該等化増幅
回路12の出力からタイミング成分を抽出して該識別再
生回路13及び該シフト・レジスタ部にクロックとして
供給する。
【0049】該識別再生回路13は、該タイミング抽出
回路14から供給されるクロックを時間基準にして、該
等化増幅回路12の出力を識別再生し、再生信号を出力
する。
【0050】該受信部1の識別再生回路13が出力する
再生信号を受けた該シフト・レジスタ部2は、該受信部
1のタイミング抽出回路14が供給するクロックによっ
て再生信号をフリップ・フロップ21、フリップ・フロ
ップ22及びフリップ・フロップ23に書き込んでい
く。
【0051】該シフト・レジスタ部2を構成する3ビッ
トのフリップ・フロップの出力は該符号誤り検出部3a
に供給される。該符号誤り検出部3aにおいて、抵抗3
4−1乃至34−5と演算増幅器35は加算増幅器を構
成する。該加算増幅器の出力は、該3ビットのフリップ
・フロップの出力が“1”で同一符号の時に最高にな
り、該3ビットのフリップ・フロップの出力が“0”で
同一符号の時に最低になり、“1”を出力するフリップ
・フロップの数が多いほど高い。
【0052】従って、該基準電圧源37−1の電圧を、
該3ビットのフリップ・フロップの出力が全て“1”の
時の該加算増幅器の出力電圧と該3ビットのフリップ・
フロップのうち2ビットの出力が“1”の時の該加算増
幅器の出力電圧との中間の電圧に設定しておけば、該3
ビットのフリップ・フロップの出力が全て“1”になっ
たこと、即ち、符号誤りが生じていることを検出でき
る。
【0053】同様に、該基準電圧源37−2の電圧を、
該3ビットのフリップ・フロップの出力が全て“0”の
時の該加算増幅器の出力電圧と該3ビットのフリップ・
フロップのうち2ビットの出力が“0”の時の該加算増
幅器の出力電圧との中間の電圧に設定しておけば、該3
ビットのフリップ・フロップの出力が全て“0”になっ
たこと、即ち、符号誤りが生じていることを検出でき
る。
【0054】そして、上記いずれの場合にも該論理和回
路33は“1”を出力する。尚、例えば、データ“0
1”が符号変換された「0110」における3ビット目
の「1」が「0」に誤った場合には「0100」なっ
て、次に「0」がこないと同一符号の3ビット連続とは
ならないので、図1の構成では符号誤りを検出できない
が、実用的には図1の構成によってマンチェスタ符号の
符号誤りを必ず検出することができる。
【0055】従って、図3の構成は、実用的にマンチェ
スタ符号の符号誤りを必ず検出でき、且つ、構成が極め
て簡易であるという意味で有利な構成であるといえる。
尚、上記では符号誤り検出信号は“1”が高い電圧レベ
ルで、“0”が低い電圧レベルであることを想定して説
明しているが、電圧レベルが逆転している場合にはコン
パレータ36−1とコンパレータ36−2の入力端子を
逆転させれば全く同じ動作をさせることができる。
【0056】即ち、該加算増幅器の出力を、該3ビット
のシフト・レジスタの出力が全て“1”の時の該加算増
幅器の出力と該3ビットのシフト・レジスタの出力のう
ち2ビットが“1”の場合の中間の電圧に設定した基準
電圧源を有する第一のコンパレータと、該3ビットのシ
フト・レジスタの出力が全て“0”の時の該加算増幅器
の出力と該3ビットのシフト・レジスタの出力のうち2
ビットが“0”の場合の中間の電圧に設定した基準電圧
源を有する第二のコンパレータに供給し、該第一及び第
二のコンパレータの出力の論理和回路によって演算すれ
ばよい。
【0057】又、図3の構成では、3ビットのフリップ
・フロップの出力をアナログ的に加算して、該加算値が
所定の値以上又は別の所定の値以下であることを判定す
る構成を示しているが、3ビットのフリップ・フロップ
の出力をデジタル的に加算し、該加算値が所定の値以上
又は別の所定の値以下であることを判定する構成によっ
ても、全く同じ動作を実現することができる。
【0058】図4は、本発明の第四の実施の形態で、光
伝送システムを例に受信回路を示している。図4におい
て、1は受信信号を再生する受信部、2は再生信号を通
すシフト・レジスタ部、3aは該シフトレジスタ部を構
成する各々のフリップ・フロップの出力が同一符号であ
るか否かを判定して符号誤りを検出する符号誤り検出
部、4は該符号誤り検出部3の符号誤り検出信号を積分
して警報を出力する警報出力部である。
【0059】該受信部1は、フォト・ダイオード11、
等化増幅回路(図ではEQLと略記している。)12、
識別再生回路13及び該等化増幅回路の出力からタイミ
ング成分を抽出するタイミング抽出回路14によって構
成される。
【0060】尚、該受信部1は、従来の光伝送システム
における受信回路そのものである。該シフト・レジスタ
部2は、3ビットのフリップ・フロップ21、フリップ
・フロップ22、フリップ・フロップ23によって構成
される。
【0061】該符号誤り検出部3aは、論理和回路3
3、抵抗34−1乃至34−5、演算増幅器35、コン
パレータ36−1及び36−2、基準電圧源37−及び
37−2によって構成される。
【0062】該警報出力部4は、ダイオード41、充電
コンデンサ42、コンパレータ43及び該コンパレータ
43に基準電圧を供給する基準電圧源44によって構成
される。
【0063】受信された光信号はフォト・ダイオード1
1によって電気信号に変換されて、受信部1の等化増幅
回路12に入力される。該等化増幅回路12において識
別再生及びタイミング抽出に必要なだけ波形等化がなさ
れ、該等化増幅回路12の出力は該識別再生回路13及
び該タイミング抽出回路14に供給される。
【0064】該タイミング抽出回路14は、該等化増幅
回路12の出力からタイミング成分を抽出して該識別再
生回路13及び該シフト・レジスタ部にクロックとして
供給する。
【0065】該識別再生回路13は、該タイミング抽出
回路14から供給されるクロックを時間基準にして、該
等化増幅回路12の出力を識別再生し、再生信号を出力
する。
【0066】該受信部1の識別再生回路13が出力する
再生信号を受けた該シフト・レジスタ部2は、該受信部
1のタイミング抽出回路14が供給するクロックによっ
て再生信号をフリップ・フロップ21、フリップ・フロ
ップ22及びフリップ・フロップ23に書き込んでい
く。
【0067】該シフト・レジスタ部2を構成する3ビッ
トのフリップ・フロップの出力は該符号誤り検出部3a
に供給される。該符号誤り検出部3aにおいて、抵抗3
4−1乃至34−5と演算増幅器35は加算増幅器を構
成する。該加算増幅器の出力は、該3ビットのフリップ
・フロップの出力が“1”で同一符号の時に最高にな
り、該3ビットのフリップ・フロップの出力が“0”で
同一符号の時に最低になり、“1”を出力するフリップ
・フロップの数が多いほど高い。
【0068】従って、該基準電圧源37−1の電圧を、
該3ビットのフリップ・フロップの出力が全て“1”の
時の該加算増幅器の出力電圧と該3ビットのフリップ・
フロップのうち2ビットの出力が“1”の時の該加算増
幅器の出力電圧との中間の電圧に設定しておけば、該3
ビットのフリップ・フロップの出力が全て“1”になっ
たこと、即ち、符号誤りが生じていることを検出でき
る。
【0069】同様に、該基準電圧源37−2の電圧を、
該3ビットのフリップ・フロップの出力が全て“9”の
時の該加算増幅器の出力電圧と該3ビットのフリップ・
フロップのうち2ビットの出力が“0”の時の該加算増
幅器の出力電圧との中間の電圧に設定しておけば、該3
ビットのフリップ・フロップの出力が全て“0”になっ
たこと、即ち、符号誤りが生じていることを検出でき
る。
【0070】そして、上記いずれの場合にも該論理和回
路33は“1”を出力する。尚、例えば、データ“0
1”が符号変換された「0110」における3ビット目
の「1」が「0」に誤った場合には「0100」なっ
て、次に「0」がこないと同一符号の3ビット連続とは
ならないので、図1の構成では符号誤りを検出できない
が、実用的には図1の構成によってマンチェスタ符号の
符号誤りを必ず検出することができる。
【0071】その符号誤り検出信号“1”を警報出力部
4のダイオード41と充電コンデンサ42で積分するの
で、該充電コンデンサ42の端子電圧は上昇してゆき、
該基準電圧源44の電圧より高くなる。その時に該コン
パレータ43は“1”を警報として出力する。
【0072】従って、図4の構成は、実用的にマンチェ
スタ符号の符号誤りを必ず検出でき、符号誤りの頻度を
積分して警報を出力することができ、且つ、構成が極め
て簡易であるという意味で有利な構成であるといえる。
【0073】尚、上記では符号誤り検出信号は“1”が
高い電圧レベルで、“0”が低い電圧レベルであること
を想定して説明しているが、電圧レベルが逆転している
場合にはコンパレータ36−1とコンパレータ36−2
の入力端子を逆転させれば全く同じ動作をさせることが
できる。
【0074】即ち、該加算増幅器の出力を、該3ビット
のシフト・レジスタの出力が全て“1”の時の該加算増
幅器の出力と該3ビットのシフト・レジスタの出力のう
ち2ビットが“1”の場合の中間の電圧に設定した基準
電圧源を有する第一のコンパレータと、該3ビットのシ
フト・レジスタの出力が全て“0”の時の該加算増幅器
の出力と該3ビットのシフト・レジスタの出力のうち2
ビットが“0”の場合の中間の電圧に設定した基準電圧
源を有する第二のコンパレータに供給し、該第一及び第
二のコンパレータの出力の論理和回路によって演算すれ
ばよい。
【0075】又、図4の構成では誤り数の連続の判定に
アナログ回路を適用しており、警報出力の判定にもアナ
ログ的な技術を適用しているが、図2及び図3の説明に
おいて付記したように、デジタル的な技術によっても全
く同じ動作をさせることができることはいうまでもな
い。
【0076】従って、上記マンチェスタ符号検出回路を
受信回路に付加することによって、マンチェスタ符号の
誤りを検出することができる。従って、マンチェスタ符
号を適用した通信システムの信頼性を高めることが可能
になる。
【0077】尚、上記の説明では光伝送システムを例に
しているが、本発明が適用できる伝送システムはこれに
限定されることはない。
【0078】
【発明の効果】本発明により、簡易な構成で確実にマン
チェスタ符号の符号誤りを検出することができる符号誤
り回路を実現することができる。
【0079】又、符号誤り回路が出力する符号誤り検出
信号を積分することによって、符号誤りの程度を判定し
て警報を出力する機能も付加することができる。これら
により、マンチェスタ符号を適用した通信システムにお
ける再生信号の誤りを検出できるようになるので、マン
チェスタ符号を適用した通信システムの信頼度を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態。
【図2】 本発明の第二の実施の形態。
【図3】 本発明の第三の実施の形態。
【図4】 本発明の第四の実施の形態。
【符号の説明】
1 受信部 2 シフト・レジスタ部 3 符号誤り検出部 4 警報出力部 11 フォト・ダイオード 12 等化増幅回路 13 識別再生回路 14 タイミング抽出回路 21 フリップ・フロップ 22 フリップ・フロップ 23 フリップ・フロップ 31 出力反転の論理和回路 32 論理積回路 33 論理和回路 34─1 抵抗 34─2 抵抗 34─3 抵抗 34─4 抵抗 34─5 抵抗 35 演算増幅器 36−1 コンパレータ 36−2 コンパレータ 37−1 基準電圧源 37−2 基準電圧源 41 ダイオード 42 充電コンデンサ 43 コンパレータ 44 基準電圧源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンチェスタ符号化された受信信号を3
    ビットのシフト・レジスタに供給し、該3ビットのシフ
    ト・レジスタを構成する各々のフリップ・フロップの出
    力を取り出し、該取り出された出力を出力反転の論理和
    回路及び論理積回路に入力し、該出力反転の論理和回路
    及び論理積回路の出力の論理和回路によって演算するこ
    とを特徴とするマンチェスタ符号誤り検出回路。
  2. 【請求項2】 マンチェスタ符号化された受信信号を3
    ビットのシフト・レジスタに供給し、該3ビットのシフ
    ト・レジスタを構成する各々のフリップ・フロップの出
    力を取り出し、該取り出された出力を加算増幅器によっ
    て加算し、該加算増幅器の出力を、該3ビットのシフト
    ・レジスタの出力が全て“1”の時の該加算増幅器の出
    力と該3ビットのシフト・レジスタの出力のうち2ビッ
    トが“1”の場合の該加算増幅器の出力の中間の電圧に
    設定した基準電圧源を有する第一のコンパレータと、該
    3ビットのシフト・レジスタの出力が全て“0”の時の
    該加算増幅器の出力と該3ビットのシフト・レジスタの
    出力のうち2ビットが“0”の場合の該加算増幅器の出
    力の中間の電圧に設定した基準電圧源を有する第二のコ
    ンパレータに供給し、該第一及び第二のコンパレータの
    出力の論理和回路によって演算することを特徴とするマ
    ンチェスタ符号誤り検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のマンチェス
    タ符号誤り検出回路において、前記論理和回路の出力を
    積分する警報出力部を付加することを特徴とするマンチ
    ェスタ符号誤り検出回路。
  4. 【請求項4】 マンチェスタ符号を適用したデジタル信
    号の受信回路において、 受信信号を請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のマ
    ンチェスタ符号誤り検出回路に供給することを特徴とす
    る受信回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221655A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Oki Electric Ind Co Ltd 無線装置およびその電力制御方法
JP2009135581A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Toshiba Tec Corp 無線タグ読取装置
US8411808B2 (en) 2010-05-31 2013-04-02 Sony Corporation Information processing device, receiving method, and wireless communication system

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