JPH11145791A - バイアス機能付パルス電源装置 - Google Patents

バイアス機能付パルス電源装置

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JPH11145791A
JPH11145791A JP30884397A JP30884397A JPH11145791A JP H11145791 A JPH11145791 A JP H11145791A JP 30884397 A JP30884397 A JP 30884397A JP 30884397 A JP30884397 A JP 30884397A JP H11145791 A JPH11145791 A JP H11145791A
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JP
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voltage
capacitor
power supply
switch
pulse power
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JP30884397A
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Masataka Yabuuchi
正隆 薮内
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流バイアス電圧に重畳されたパルス電圧を
得るためには2つの電源が必要であり、装置の大型化、
高コスト化を招いた。可飽和リアクトルを用いるとパル
ス幅や波形の調節が困難であり、高周波動作に限界があ
った。スイッチを接地できないため高耐圧の絶縁が必要
であり、信頼性の向上が困難であった。 【解決手段】 第1の電圧に充電される第1のコンデン
サ8と、第1の電圧より低い第2の電圧に充電される第
2のコンデンサ17と、負荷装置11への電圧供給を制
御する第1のスイッチ手段14と、を備え、第1の電圧
及び第2の電圧は、第1のスイッチ手段を開閉させるこ
とにより、第1の供給回路(閉ループB)及び第2の供
給回路(閉ループD)をそれぞれ通じて負荷装置へ供給
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば銅蒸気レ
ーザー、エキシマレーザー、YAGレーザー、炭酸ガス
レーザー等のパルスレーザー、イオンビーム装置、集塵
器、ノイズシミュレータ等に用いられる高周波電源の高
周波での繰り返し動作に必要な、バイアス電圧に重畳さ
れた高電圧パルスを発生するバイアス機能付パルス電源
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平4−354549
号公報に示された従来のパルス電源装置である。図6に
おいて、従来のパルス電源装置は、直流電源1、その直
流電源1の出力に接続されたコンデンサ2、スイッチ
3、5、ダイオード4、6、リアクトル7、コンデンサ
8、可飽和リアクトル9、コンデンサ10、負荷11、
リアクトル12および直流電源13を備える。
【0003】コンデンサ2は、スイッチ3、ダイオード
4、リアクトル7を介する経路と、スイッチ5、ダイオ
ード6、リアクトル7を介する経路とでコンデンサ8に
接続されており、それぞれ異なる一方向の電流を流すよ
うにダイオード4、6が並列接続されている。
【0004】また、図6に示すように、コンデンサ8、
可飽和リアクトル9、コンデンサ10および負荷11
は、閉ループを形成するように接続されている。同様
に、負荷11、リアクトル12および直流電源13は、
閉ループを形成するように接続されている。
【0005】次に、図6を用いてこのパルス電源装置の
動作について説明する。まず、コンデンサ2が直流電源
1によって、直流電源1の出力電圧値まで充電される。
スイッチ5をオンすると、コンデンサ2から、スイッチ
5、ダイオード6、リアクトル7を介してコンデンサ8
に電流が流れ、コンデンサ8が充電される。
【0006】コンデンサ8が充電されると、可飽和リア
クトル9には、コンデンサ8の電圧が印加されるが、可
飽和リアクトル9のインピーダンスは高いため、コンデ
ンサ8が放電されることはない。また、スイッチ3をオ
フ状態に保持しておくと、スイッチ3、ダイオード4、
コンデンサ2およびコンデンサ8によって形成される閉
ループが開放されることにより、コンデンサ8からコン
デンサ2へ電流が流れることはないので、コンデンサ8
の電圧は保持される。なお、この時点でスイッチ5をオ
フしておく。
【0007】可飽和リアクトル9に印加される電圧の時
間積が所定の値を超えると、可飽和リアクトル9が飽和
状態に到達することにより、インピーダンスが急激に減
少する。この結果、コンデンサ8の充電電圧は、可飽和
リアクトル9、コンデンサ10を介して負荷11に印加
される。
【0008】こうして、負荷11にはパルス電圧が印加
される。このパルス電圧の立上がりは、コンデンサ8、
10の静電容量と負荷11のインピーダンスによって決
定する。負荷11に静電容量がある場合は、コンデンサ
8、10と負荷11の各静電容量の合成値と、コンデン
サ8、可飽和リアクトル9、コンデンサ10、負荷11
の閉ループのインダクタンス値に基づく共振周波数によ
って、パルス幅が決定する。
【0009】負荷11の静電容量が充電されると、可飽
和リアクトル9には、上述の動作時とは逆方向の電圧が
印加される。この逆方向電圧は、可飽和リアクトル9が
電圧の時間積に達する時点で飽和するものであり、その
間は負荷11の静電容量の充電電圧が保持される。可飽
和リアクトル9の逆方向電圧が飽和すると、負荷11、
コンデンサ10および可飽和リアクトル9を通る経路で
コンデンサ8が再び充電される。
【0010】コンデンサ8が充電された後、スイッチ3
をオンすると、コンデンサ8からリアクトル7、ダイオ
ード4、スイッチ3を通り、コンデンサ2に電流が流
れ、再びコンデンサ2は直流電源1の出力電圧値に充電
される。以上のような動作が繰り返し行われる。
【0011】一方、負荷11には、これらの動作とは無
関係に上述したパルス電圧と同一極性で、直流電源13
からリアクトル12を介して直流電圧が印加されてい
る。直流電源13による電圧と、上述した回路動作との
干渉を防ぐため、コンデンサ10によって直流成分の分
離が行われ、また、リアクトル12によって高周波成分
の分離が行われる。従って、負荷11には、正電圧の直
流電圧が常時加えられるとともに、同一極性のパルス状
電圧波形が繰り返し重畳される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パルス電源装置において直流バイアス電圧にパルス電圧
を重畳した電圧を負荷に供給するためには、1つの電源
からパルス電圧と直流電圧とを供給することができない
ため、これら2種類の電圧をそれぞれ供給するために2
つの直流電源が必要であった。また、パルス電圧のパル
ス幅は可飽和リアクトルの電圧の時間積で決定するた
め、パルス幅を長くするためには、可飽和リアクトルの
磁性体を大量に用いる必要があった。これらの理由か
ら、従来のパルス電源装置においては、装置の大型化お
よび高コスト化は避けられないという構造面における課
題があった。
【0013】また、上述のような構造面での課題のみな
らず、以下に示すような性能面における課題もあった。
例えば、負荷に供給するパルス電圧を高周波にするため
には、可飽和リアクトルの電圧の時間積による制限が生
じるため、パルスの周波数に限界があった。また、回路
の構造的にスイッチを接地することができないため、ス
イッチ駆動回路、駆動用電源に高耐圧の絶縁処理を施す
ことが必要であり、バイアス機能付パルス電源装置とし
て高い信頼性を得るのが困難となっていた。
【0014】さらに、パルス電圧の波形の立ち上がり時
および立ち下がり時における所要時間は可飽和リアクト
ルの電圧の時間積によって決定するため、波形の調整を
行うことが困難であった。そしてこれらの結果、パルス
電圧のピーク電圧値を出力できる直流電源が必要である
ため、経済性に欠けていた。
【0015】この発明は、上述のような様々な課題を解
消するためになされたものであり、その目的は、出力電
圧の低い直流電源を1つのみ用いる構成において、スイ
ッチを接地することができる回路構成とし、小型かつ低
コストで、信頼性の高いパルス電源装置を得ることによ
り、パルス幅の制御および繰り返し動作の制御を自在に
行うことができるとともに、電圧の極性の組み合わせに
対応することのできるパルス電源装置を提供することで
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明のバイアス機能
付パルス電源装置は、第1の充電経路を通じて直流電源
に接続された第1のコンデンサと、第1のコンデンサの
第1の電圧を負荷装置に供給するための第1の供給回路
に配設された第1の整流手段と、第1の供給回路に配設
され、負荷装置への電圧供給を制御する第1のスイッチ
手段と、第1のコンデンサの第1の電圧が負荷装置に供
給されているときに、第1のコンデンサによって第2の
充電経路を通じて第1の電圧とは異なる第2の電圧に充
電される第2のコンデンサと、負荷装置への第1の電圧
の非供給時に負荷装置に第2の電圧を供給するための第
2の供給回路に配設された第2の整流手段と、を備えて
なり、第1のスイッチ手段が閉成されると、第1の電圧
が負荷装置に供給されると共に第2のコンデンサは第2
の電圧に充電されるが、第1のスイッチ手段が開放され
ると、第1のコンデンサが第1の電圧に充電されると共
に、第2の電圧が負荷装置に供給されることを特徴とす
る。
【0017】また、上記第1の充電経路に電圧誘導手
段、第3の整流手段および第4の整流手段をさらに備
え、第1のスイッチ手段の閉成時には第3の整流手段お
よび第4の整流手段が第1のコンデンサに充填された電
荷の第1の充電経路への逆流を阻止するが、第1のスイ
ッチ手段が開放されて第1の充電経路の順方向に流れる
電流が遮断されると電圧誘導手段に誘導電圧が発生して
誘導電圧が第1のコンデンサに印加されることにより、
第1のコンデンサは、直流電源の出力電圧から第1の電
圧にまで充電されることを特徴とする。
【0018】また、上記第1のスイッチ手段、上記負荷
装置、上記直流電源、上記第2の整流手段および上記第
4の整流手段の各一端は、共通電位とされていることを
特徴とする。
【0019】また、上記第1のスイッチ手段の閉成時に
第2のコンデンサに充電される第2の電圧を、第1のコ
ンデンサに充電された第1の電圧を変換することにより
供給する電圧変換手段を第2の充電経路に備える。
【0020】また、上記電圧変換手段に直列接続された
第2のスイッチ手段を第1の充電経路に備え、第1のス
イッチ手段の閉成時に第2のスイッチ手段の開閉制御を
行うことにより、第2のコンデンサを第2の電圧に充電
することを特徴とする。
【0021】また、上記第1のスイッチ手段は、直列接
続された第3のスイッチ手段および第4のスイッチ手段
とから構成されると共に、第3のスイッチ手段および第
4のスイッチ手段の接続点と第2のコンデンサとの間の
第2の充電経路に第5の整流手段を備え、第3のスイッ
チ手段が閉成されると共に第4のスイッチ手段が開放さ
れると、電圧誘導手段に電流が流れることにより発生す
る誘導電圧と直流電源の充電電圧とを加算した第2の電
圧に第2のコンデンサを充電し、第3のスイッチ手段お
よび第4のスイッチ手段を同時に開閉することにより、
負荷装置に第1の電圧または第2の電圧を供給すること
を特徴とする。
【0022】また、上記第4のスイッチ手段、上記負荷
装置、上記直流電源、上記第4の整流手段および上記第
2のコンデンサの各一端は、共通電位とされていること
を特徴とする。
【0023】また、上記第1ないし第4の整流手段およ
び直流電源は、第1のコンデンサおよび第2のコンデン
サから負荷装置に供給される第1の電圧および第2の電
圧が共に負電圧となるような極性で配設されていること
を特徴とする。
【0024】また、上記第1ないし第4の整流手段およ
び直流電源は、第1のコンデンサおよび第2のコンデン
サから負荷装置に供給される第1の電圧および第2の電
圧が共に正電圧となるような極性で配設されていること
を特徴とする。
【0025】また、上記第1ないし第5の整流手段およ
び直流電源は、第1のコンデンサから負荷装置に供給さ
れる第1の電圧が負電圧となると共に、第2のコンデン
サから負荷装置に供給される第2の電圧が正電圧となる
ような極性で配設されていることを特徴とする。
【0026】さらに、上記第1ないし第5の整流手段お
よび直流電源は、第1のコンデンサから負荷装置に供給
される第1の電圧が正電圧となると共に、第2のコンデ
ンサから負荷装置に供給される第2の電圧が負電圧とな
るような極性で配設されていることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1は、この発明のバイアス機能付パル
ス電源装置の回路構成を概略的に示す図である。図1に
おいて、従来の技術と同一の部分あるいは相当する部分
には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0028】この発明のバイアス機能付パルス電源装置
は、従来と同様の直流電源1、コンデンサ2、コンデン
サ5、ダイオード6、リアクトル7、コンデンサ8、負
荷11を備える。ただし、詳細については後述するが接
続方法は異なる。また、この発明のバイアス機能付パル
ス電源装置は、スイッチ14、ダイオード15、ダイオ
ード16、コンデンサ17、ダイオード18、抵抗器1
9を備える。
【0029】図1において、直流電源1およびコンデン
サ2の並列接続体、リアクトル7、ダイオード6、コン
デンサ8、ダイオード15はこの順に接続されて第1の
充電経路としての閉ループAを形成し、第3の整流手段
としてのダイオード6及び第4の整流手段としてのダイ
オード15はこの方向が順方向となるように接続されて
いる。
【0030】また、第1のコンデンサとしてのコンデン
サ8、第1のスイッチ手段としてのスイッチ14、負荷
装置としての負荷11、第1の整流手段としてのダイオ
ード16は、この順で接続されて第1の供給回路として
の閉ループBを形成し、ダイオード16はこの方向が順
方向となるように接続されている。さらに、コンデンサ
8、スイッチ14、電圧変換手段としての抵抗器19、
第2のコンデンサとしてのコンデンサ17、ダイオード
16は、この順で接続されて第2の充電経路としての閉
ループCを形成し、ダイオード16はこの方向が順方向
になるように接続されている。
【0031】また、コンデンサ17、第2の整流手段と
してのダイオード18、負荷11はこの順に接続されて
第2の供給回路としての閉ループDを形成し、第2の整
流手段としてのダイオード18はこの方向が順方向とな
るように接続されている。なお、上述した回路では、直
流電源1、コンデンサ2、スイッチ14、ダイオード1
5のカソード端子、抵抗器19、ダイオード18のカソ
ード端子、負荷11は共通電位としてのアース電位に接
続されている。
【0032】次に、動作について説明する。図1におい
て、コンデンサ2は直流電源1と並列接続されているた
め、常に直流電源1の出力電圧に充電される。スイッチ
14がオフされているときに、コンデンサ8は閉ループ
Aによりコンデンサ2を電圧源として充電される。スイ
ッチ14がオンされると、リアクトル7には単調増加す
る電流が流れることによって電磁エネルギーが蓄積され
る。そして、再びスイッチ14がオフされると、リアク
トル7に発生する誘導電圧の極性は反転する(図中右側
が高電位となる)ため、コンデンサ8の電圧はコンデン
サ2の充電電圧にリアクトルの誘導電圧を加算した第1
の電圧となる。
【0033】ここで、スイッチのオン時間をTON、オ
フ時間をTOFF、コンデンサ2の電圧をV2、コンデ
ンサ8の電圧をV8とすると、 V8/V2=(TON+TOFF)/TOFF と表され、TONの値が大きいほど(即ちオン時間が長
いほど)昇圧率が大きくなる昇圧チョッパ回路動作とな
る。このような動作により、コンデンサ8の充電電圧
は、コンデンサ2の充電電圧よりも高く設定できる。
【0034】また、スイッチ14のオン時には、ダイオ
ード15及びダイオード18は、逆バイアスが印加され
ることによってオフされるが、ダイオード16は順バイ
アスが印加されることによってオンされるので、閉ルー
プBにより負荷11の両端には、コンデンサ8の充電電
圧(第1の電圧)が印加される。さらに、このとき閉ル
ープCにより、ダイオード16が順方向となる極性でコ
ンデンサ17が充電される。すなわち、コンデンサ17
の図中の下側の端子(接地されている端子)の電位が、
上側の端子(ダイオード16に接続されている端子)の
電位よりも高くなる。
【0035】ここで、負荷11が抵抗器である場合にそ
の抵抗値をRL、抵抗器19の抵抗値をRBとすると、
第2の電圧としてのコンデンサ17の電圧VBは、コン
デンサ17の電荷量の入出量が等しく、定常状態である
ときの関係式を用いると、(V8−VB)/RB×TO
N=VB/RL×TOFFと表され、ここから、 VB=V8/{(TOFF/TON)×(RB/RL)
+1} と表される。この式から分かるように、コンデンサ17
の電圧VBは、(TOFF/TON)項および(RB/
RL)項の値に反比例する。
【0036】従って、コンデンサ8は、スイッチ14が
オンされている間は、負荷11にコンデンサ8の充電電
圧を印加すると共に、コンデンサ17の充電を行う。一
方、スイッチ14がオフされると、コンデンサ8が閉ル
ープAにより充電されると共に、ダイオード16は逆バ
イアスが印加されることによりオフされ、ダイオード1
8が閉ループDにより順バイアスとなってオンされるの
で、負荷11の両端にはコンデンサ17の充電電圧VB
(第2の電圧)が印加される。
【0037】前述したように、スイッチ14のオン時に
負荷11に印加されるコンデンサ8の充電電圧である第
1の電圧は、スイッチ14のオフ時に負荷11に供給さ
れるコンデンサ17の充電電圧である第2の電圧より高
くなる。従って、スイッチ14のオン、オフを繰り返し
行うことにより、この動作に同期して、スイッチ14の
オン時に上述した第1の電圧をピーク電圧とするパルス
電圧が負荷11に供給され、スイッチのオフ時に第2の
電圧を直流バイアスとする電圧が負荷11に印加され
る、負電圧バイアス付負電圧パルス電源装置としてのバ
イアス機能付パルス電源装置を提供することができる。
【0038】この発明の実施の形態1に係るバイアス機
能付パルス電源装置によれば、パルスの周波数や幅、さ
らには、パルス発生のタイミングなどをスイッチのオ
ン、オフによって自在に制御することができる。また、
スイッチ手段に電流遮断機能のある半導体デバイスを用
いれば、寿命が半永久的となり交換が不要であり、簡略
な構成で、信頼性が高く、低コストなバイアス付のパル
ス電源装置を得ることができる。
【0039】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2に係るバイアス機能付パルス電源装置の回路構成
を概略的に示す図である。図2において、バイアス機能
付パルス電源装置は、実施の形態1と同様に、直流電源
1、ダイオード6、15、16、18を備えるが、実施
の形態1の場合とは全て逆極性で接続されている。直流
電源1は負電圧供給源として用いられている。
【0040】上述のような接続方法により、電圧および
電流の極性が実施の形態1の場合とすべて逆となるが、
動作原理に変わりはないので、スイッチ14のオン期間
中には第1の電圧として正極性のパルス電圧が負荷11
に印加され、スイッチ14のオフ期間中において負荷1
1に第2の電圧として正極性のバイアス電圧を印加する
ことができる。従って、図2に示すように、実施の形態
1の場合と直流電源1およびダイオード6、15、1
6、18を逆極性で接続することによって、正電圧バイ
アス付正電圧パルス電源としてのバイアス付パルス電源
装置を提供することができる。
【0041】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3に係るバイアス機能付パルス電源装置の構成を概
略的に示す図である。図3において、閉ループCのスイ
ッチ14と抵抗器19の間には、スイッチ20が配設さ
れている。
【0042】図3において、スイッチ14のオン期間中
に第1の電圧としてのコンデンサ8の充電電圧が負荷1
1に印加され、スイッチ14のオフ期間中にコンデンサ
17の充電電圧VBが直流バイアスとして負荷11に印
加されるのは実施の形態1と同様である。しかし、この
ような構成では、スイッチ14のオン時におけるスイッ
チ20のオン、オフ制御によって、第2の電圧としての
コンデンサ17の充電電圧を制御することができる。
【0043】例えば、スイッチ14のオン時において、
スイッチ20がオンされた時にのみ、閉ループCにダイ
オード16の順方向の電流が流れるので、スイッチ20
のオン期間をスイッチ14のオン期間に対して短くすれ
ば、第2の電圧としてのコンデンサ17の充電電圧値を
小さく設定することができる。従って、例えば、スイッ
チ14のオン、オフ動作の繰り返し周波数に対して、ス
イッチ20のオン、オフ動作の繰り返し周波数を1桁以
上大きくしておけば、スイッチ20のオン、オフ期間の
割合を変えることによってもコンデンサ17の充電電圧
を制御することができる。
【0044】以上のように、閉ループCに配設されたス
イッチ20をオン、オフさせることにより、負荷11に
バイアス電圧として印加されるコンデンサ17の充電電
圧値を制御することができる。このようにして、バイア
ス電圧値を任意に変えることのできる負電圧バイアス付
負電圧パルス電源としてのバイアス機能付パルス電源装
置を提供することができる。
【0045】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4に係るバイアス機能付パルス電源装置の構成を概
略的に示す図である。図4において、実施の形態1の構
成と同一の部分あるいは相当する部分には同一符号を付
してその説明を省略する。
【0046】実施の形態4においては、スイッチ手段
は、第3のスイッチ手段としてのスイッチ14aと第4
のスイッチ手段としてのスイッチ14bから構成されて
いる。スイッチ14aおよびスイッチ14bの中間点
と、第2のコンデンサとしてのコンデンサ23およびダ
イオード18の中間点との間には、第5の整流手段とし
てのダイオード21が図示する極性で配設されている。
また、ダイオード16および負荷11の中間点と、ダイ
オード18との間には、リアクトル22が配設されてい
る。
【0047】このような構成のバイアス機能付パルス電
源装置において、コンデンサ2、リアクトル7、ダイオ
ード6、スイッチ14aおよびスイッチ14bは、閉ル
ープEを構成している。また、スイッチ14b、ダイオ
ード21、コンデンサ23の順に閉ループFを形成して
いる。なお、前述したように、ダイオード21は、この
方向が順方向となるように接続されている。
【0048】さらに、コンデンサ23、ダイオード1
8、リアクトル22、負荷11で第2の供給回路として
の閉ループGを構成している。なお、図示するように、
ダイオード18は、この方向が順方向となるように接続
されている。また、コンデンサ2、リアクトル7、ダイ
オード6、スイッチ14a、ダイオード21、コンデン
サ23は、第2の充電経路としての閉ループHを形成し
ている。
【0049】また、コンデンサ2、リアクトル7、ダイ
オード6、コンデンサ8およびダイオード15は、実施
の形態1と同様に第1の充電経路としての閉ループAを
構成している。なお、実施の形態1と同様に、コンデン
サ8、スイッチ14a、スイッチ14b、負荷11およ
びダイオード16は、第1の供給回路としての閉ループ
Bを構成している。
【0050】次に動作について説明する。図4におい
て、スイッチ14a及びスイッチ14bがともにオンし
ている場合は、閉ループEにダイオード6の順方向の電
流が流れることにより、リアクトル7に電磁エネルギー
が蓄積される。
【0051】次にスイッチ14aのオン状態を保持しな
がらスイッチ14bをオフすると、電流経路が閉ループ
Hに切り替わるので、コンデンサ2の電圧と、リアクト
ル7に発生する誘導電圧とを加算した第2の電圧がコン
デンサ23に充電される。なお、このとき、リアクトル
7に発生する電圧の極性は、電流が単調増加しているこ
とから、図中左側の端子がプラスで、図中右側の端子が
マイナスとなるため、コンデンサ23に充電される電圧
(第2の電圧)は、実質的には、コンデンサ2の電圧か
らリアクトル7に生じる誘導電圧の絶対値を減算した値
となる。
【0052】その後、スイッチ14aをオフすることに
より、スイッチ14aおよびスイッチ14bがともにオ
フ状態になると、前述した極性とは逆極性のリアクトル
7の誘導電圧がコンデンサ8に印加されることにより、
コンデンサ8の充電電圧はコンデンサ2の電圧にリアク
トル7の誘導電圧を加算した第1の電圧となる。また、
このようにスイッチ14aおよび14bが共にオフされ
ている間は、コンデンサ23に充電された電圧によっ
て、閉ループGにダイオード18の順方向に電流が流
れ、負荷11にはコンデンサ23の充電電圧値である第
2の電圧が正電圧バイアスとして印加される。そして、
スイッチ14a、スイッチ14bを共にオンすると、コ
ンデンサ8の電圧が負荷8に負電圧パルスとして印加さ
れる。
【0053】以上の動作を繰り返し行うことにより、ス
イッチ14a及びスイッチ14bがともにオンしている
期間中は、負荷11に負極性の第1の電圧をピーク値と
するパルス電圧が印加され、スイッチ14a及びスイッ
チ14bが共にオフされた場合には、コンデンサ23に
蓄えられた第2の電圧としての正極性のバイアス電圧が
負荷11に直流バイアスとして印加されることにより、
正電圧バイアス付負電圧パルス電源としてのバイアス機
能付パルス電源装置を提供することができる。
【0054】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5に係るバイアス機能付パルス電源装置の構成を概
略的に示す構成図である。図5において、実施の形態4
における直流電源1、ダイオード6、15、16、1
8、21は、全て逆極性で接続されている。
【0055】従って、電圧および電流の極性がすべて逆
となるが、同様の動作を行なうものであるから、スイッ
チ14のオン時に第1の電圧としての正電圧をピークと
するパルス電圧を負荷11に供給すると共に、スイッチ
14のオフ時に第2の電圧としての負電圧を直流バイア
スとして負荷11に提供する負電圧バイアス付正電圧パ
ルス電源としてのバイアス機能付パルス電源装置を提供
することができる。
【0056】
【発明の効果】この発明のバイアス機能付パルス電源装
置は、第1の充電経路を通じて直流電源に接続された第
1のコンデンサと、第1のコンデンサの第1の電圧を負
荷装置に供給するための第1の供給回路に配設された第
1の整流手段と、第1の供給回路に配設され、負荷装置
への電圧供給を制御する第1のスイッチ手段と、第1の
コンデンサの第1の電圧が負荷装置に供給されていると
きに、第1のコンデンサによって第2の充電経路を通じ
て第1の電圧とは異なる第2の電圧に充電される第2の
コンデンサと、負荷装置への第1の電圧の非供給時に負
荷装置に第2の電圧を供給するための第2の供給回路に
配設された第2の整流手段と、を備えてなり、第1のス
イッチ手段が閉成されると、第1の電圧が負荷装置に供
給されると共に第2のコンデンサは第2の電圧に充電さ
れるが、第1のスイッチ手段が開放されると、第1のコ
ンデンサが第1の電圧に充電されると共に、第2の電圧
が負荷装置に供給されることを特徴とするので、1つの
直流電源で、実質的に直流バイアス電圧にパルス電圧を
重畳させた電圧を負荷装置に供給することができると共
に、装置全体の小型化および低コスト化を図ることがで
き、さらに、スイッチ手段をオン、オフさせることによ
り、パルス幅を任意に設定できると共に高周波のパルス
電圧を供給することができる。
【0057】また、上記第1の充電経路に電圧誘導手
段、第3の整流手段および第4の整流手段をさらに備
え、第1のスイッチ手段の閉成時には、第3の整流手段
および第4の整流手段が第1のコンデンサに充填された
電荷の第1の充電経路への逆流を阻止するが、第1のス
イッチ手段が開放されて第1の充電経路の順方向に流れ
る電流が遮断されると、電圧誘導手段に誘導電圧が発生
して誘導電圧が第1のコンデンサに印加されることによ
り、第1のコンデンサは、直流電源の出力電圧から第1
の電圧にまで充電されることを特徴とするので、直流電
源の出力電圧よりも大きい電圧をパルス電圧として負荷
装置に印加でき、高価な高電圧直流電源を用いる必要が
なく、また、可飽和リアクトルを用いない構成であるた
め、リセット回路等の付属回路が不要である。
【0058】また、上記第1のスイッチ手段、上記負荷
装置、上記直流電源、上記第2の整流手段および上記第
4の整流手段の各一端は、共通電位とされていることを
特徴とするので、スイッチ手段を接地することができ、
駆動回路系、電源系の絶縁や実装がし易く、高い信頼性
を得ることができる。
【0059】また、上記第1のスイッチ手段の閉成時に
第2のコンデンサに充電される第2の電圧を、第1のコ
ンデンサに充電された第1の電圧を変換することにより
供給する電圧変換手段を第2の充電経路に備えるので、
簡単な構成により、1つの直流電源から第1の電圧とは
電圧値の異なる直流バイアス用の第2の電圧を得ること
ができる。
【0060】また、上記電圧変換手段に直列接続された
第2のスイッチ手段を第1の充電経路に備え、第1のス
イッチ手段の閉成時に第2のスイッチ手段の開閉制御を
行うことにより、第2のコンデンサを第2の電圧に充電
することを特徴とするので、簡単な構成により、1つの
直流電源から第1の電圧とは電圧値の異なる直流バイア
ス用の第2の電圧を得ることができる。
【0061】また、上記第1のスイッチ手段は、直列接
続された第3のスイッチ手段および第4のスイッチ手段
とから構成されると共に、第3のスイッチ手段および第
4のスイッチ手段の接続点と第2のコンデンサとの間の
第2の充電経路に第5の整流手段を備え、第3のスイッ
チ手段が閉成されると共に第4のスイッチ手段が開放さ
れると、電圧誘導手段に電流が流れることにより発生す
る誘導電圧と直流電源の充電電圧とを加算した第2の電
圧に第2のコンデンサを充電し、第3のスイッチ手段お
よび第4のスイッチ手段を同時に開閉することにより、
負荷装置に第1の電圧または第2の電圧を供給すること
を特徴とするので、簡単な構成のスイッチ手段により、
1つの直流電源から第1の電圧とは電圧値および極性の
異なる直流バイアス用の第2の電圧を得ることができ
る。
【0062】また、上記第4のスイッチ手段、上記負荷
装置、上記直流電源、上記第4の整流手段および上記第
2のコンデンサの各一端は、共通電位とされていること
を特徴とするので、スイッチ手段を接地することがで
き、駆動回路系、電源系の絶縁や実装がし易く、高い信
頼性を得ることができる。
【0063】また、上記第1ないし第4の整流手段およ
び直流電源は、第1のコンデンサおよび第2のコンデン
サから負荷装置に供給される第1の電圧および第2の電
圧が共に負電圧となるような極性で配設されていること
を特徴とするので、負電圧バイアス付負電圧パルス電源
としてのバイアス機能付パルス電源装置を提供すること
ができる。
【0064】また、上記第1ないし第4の整流手段およ
び直流電源は、第1のコンデンサおよび第2のコンデン
サから負荷装置に供給される第1の電圧および第2の電
圧が共に正電圧となるような極性で配設されていること
を特徴とするので、正電圧バイアス付正電圧パルス電源
としてのバイアス機能付パルス電源装置を提供すること
ができる。
【0065】また、上記第1ないし第5の整流手段およ
び直流電源は、第1のコンデンサから負荷装置に供給さ
れる第1の電圧が負電圧となると共に、第2のコンデン
サから負荷装置に供給される第2の電圧が正電圧となる
ような極性で配設されていることを特徴とするので、正
電圧バイアス付負電圧パルス電源としてのバイアス機能
付パルス電源装置を提供することができる。
【0066】さらに、上記第1ないし第5の整流手段お
よび直流電源は、第1のコンデンサから負荷装置に供給
される第1の電圧が正電圧となると共に、第2のコンデ
ンサから負荷装置に供給される第2の電圧が負電圧とな
るような極性で配設されていることを特徴とするので、
負電圧バイアス付正電圧パルス電源としてのバイアス機
能付パルス電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るバイアス機能
付パルス電源装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係るバイアス機能
付パルス電源装置の構成を概略的に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係るバイアス機能
付パルス電源装置の構成を概略的に示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係るバイアス機能
付パルス電源装置の構成を概略的に示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係るバイアス機能
付パルス電源装置の構成を概略的に示す図である。
【図6】 従来のバイアス機能付パルス電源装置の構成
を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 直流電源、6 ダイオード(第3の整流手段)、7
リアクトル(電圧誘導手段)、8 コンデンサ(第1
のコンデンサ)、11 負荷(負荷装置)、14、14
a、14b スイッチ(第1のスイッチ手段)、15
ダイオード(第5の整流手段)、16 ダイオード(第
1の整流手段)、17 コンデンサ(第2のコンデン
サ)、18 ダイオード(第2の整流手段)、19 抵
抗器(電圧変換手段)、20 スイッチ(第2のスイッ
チ手段)、21 ダイオード(第5の整流手段)、23
コンデンサ(第2のコンデンサ)、閉ループA(第1
の充電経路)、閉ループB(第1の供給回路)、閉ルー
プC、閉ループH(第2の充電経路)、閉ループD、閉
ループG(第2の供給回路)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の充電経路を通じて直流電源に接続
    された第1のコンデンサと、 上記第1のコンデンサの第1の電圧を上記負荷装置に供
    給するための第1の供給回路に配設された第1の整流手
    段と、 上記第1の供給回路に配設され、上記負荷装置への電圧
    供給を制御する第1のスイッチ手段と、 上記第1のコンデンサの上記第1の電圧が上記負荷装置
    に供給されているときに、上記第1のコンデンサによっ
    て第2の充電経路を通じて上記第1の電圧とは異なる第
    2の電圧に充電される第2のコンデンサと、 上記負荷装置への上記第1の電圧の非供給時に上記負荷
    装置に上記第2の電圧を供給するための第2の供給回路
    に配設された第2の整流手段と、 を備えてなり、 上記第1のスイッチ手段が閉成されると、上記第1の電
    圧が上記負荷装置に供給されると共に上記第2のコンデ
    ンサは上記第2の電圧に充電されるが、上記第1のスイ
    ッチ手段が開放されると、上記第1のコンデンサが上記
    第1の電圧に充電されると共に、上記第2の電圧が上記
    負荷装置に供給されることを特徴とするバイアス機能付
    パルス電源装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の充電経路に電圧誘導手段、第
    3の整流手段および第4の整流手段をさらに備え、上記
    第1のスイッチ手段の閉成時には上記第3の整流手段お
    よび第4の整流手段が上記第1のコンデンサに充填され
    た電荷の上記第1の充電経路への逆流を阻止するが、上
    記第1のスイッチ手段が開放されて上記第1の充電経路
    の順方向に流れる電流が遮断されると上記電圧誘導手段
    に誘導電圧が発生して当該誘導電圧が上記第1のコンデ
    ンサに印加されることにより、上記第1のコンデンサ
    は、上記直流電源の出力電圧から上記第1の電圧にまで
    充電されることを特徴とする請求項1に記載のバイアス
    機能付パルス電源装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のスイッチ手段、上記負荷装
    置、上記直流電源、上記第2の整流手段および上記第4
    の整流手段の各一端は、共通電位とされていることを特
    徴とする請求項2に記載のバイアス機能付パルス電源装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1のスイッチ手段の閉成時に上記
    第2のコンデンサに充電される第2の電圧を、上記第1
    のコンデンサに充電された第1の電圧を変換することに
    より供給する電圧変換手段を上記第2の充電経路に備え
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のバイアス
    機能付パルス電源装置。
  5. 【請求項5】 上記電圧変換手段に直列接続された第2
    のスイッチ手段を上記第2の充電経路に備え、上記第1
    のスイッチ手段の閉成時に上記第2のスイッチ手段の開
    閉制御を行うことにより、上記第2のコンデンサを第2
    の電圧に充電することを特徴とする請求項4に記載のバ
    イアス機能付パルス電源装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のスイッチ手段は、直列接続さ
    れた第3のスイッチ手段および第4のスイッチ手段とか
    ら構成されると共に、上記第3のスイッチ手段および上
    記第4のスイッチ手段の接続点と上記第2のコンデンサ
    との間の上記第2の充電経路に第5の整流手段を備え、
    上記第3のスイッチ手段が閉成されると共に上記第4の
    スイッチ手段が開放されると、上記電圧誘導手段に電流
    が流れることにより発生する誘導電圧と上記直流電源の
    充電電圧とを加算した第2の電圧に上記第2のコンデン
    サを充電し、上記第3のスイッチ手段および上記第4の
    スイッチ手段を同時に開閉することにより、上記負荷装
    置に上記第1の電圧または上記第2の電圧を供給するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のバイアス機能付パルス
    電源装置。
  7. 【請求項7】 上記第4のスイッチ手段、上記負荷装
    置、上記直流電源、上記第4の整流手段および上記第2
    のコンデンサの各一端は、共通電位とされていることを
    特徴とする請求項6に記載のバイアス機能付パルス電源
    装置。
  8. 【請求項8】 上記第1ないし第4の整流手段および上
    記直流電源は、上記第1のコンデンサおよび第2のコン
    デンサから上記負荷装置に供給される上記第1の電圧お
    よび第2の電圧が共に負電圧となるような極性で配設さ
    れていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のい
    ずれかに記載のバイアス機能付パルス電源装置。
  9. 【請求項9】 上記第1ないし第4の整流手段および上
    記直流電源は、上記第1のコンデンサおよび第2のコン
    デンサから上記負荷装置に供給される上記第1の電圧お
    よび第2の電圧が共に正電圧となるような極性で配設さ
    れていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のい
    ずれかに記載のバイアス機能付パルス電源装置。
  10. 【請求項10】 上記第1ないし第5の整流手段および
    上記直流電源は、上記第1のコンデンサから上記負荷装
    置に供給される上記第1の電圧が負電圧となると共に、
    上記第2のコンデンサから上記負荷装置に供給される上
    記第2の電圧が正電圧となるような極性で配設されてい
    ることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のバ
    イアス機能付パルス電源装置。
  11. 【請求項11】 上記第1ないし第5の整流手段および
    上記直流電源は、上記第1のコンデンサから上記負荷装
    置に供給される上記第1の電圧が正電圧となると共に、
    上記第2のコンデンサから上記負荷装置に供給される上
    記第2の電圧が負電圧となるような極性で配設されてい
    ることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のバ
    イアス機能付パルス電源装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6686912B1 (en) 1999-06-30 2004-02-03 Fujitsu Limited Driving apparatus and method, plasma display apparatus, and power supply circuit for plasma display panel
KR20160149341A (ko) * 2015-06-17 2016-12-28 주식회사 동아하이텍 양 방향 펄스전원장치

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