JPH11145251A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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Publication number
JPH11145251A
JPH11145251A JP23360198A JP23360198A JPH11145251A JP H11145251 A JPH11145251 A JP H11145251A JP 23360198 A JP23360198 A JP 23360198A JP 23360198 A JP23360198 A JP 23360198A JP H11145251 A JPH11145251 A JP H11145251A
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JP
Japan
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processing
processing unit
substrate
unit
etching
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Application number
JP23360198A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kuriki
康幸 栗木
Hideyuki Takamori
秀之 高森
Kozo Hara
功三 原
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対する真空処理と、その前工程および
/または後工程に対応する処理を基板搬送距離を長くす
ることなく高効率で行うことができる基板処理装置を提
供すること。 【解決手段】 現像後の被処理基板Sに対して洗浄処理
およびその後の加熱乾燥および冷却を行うための複数の
処理ユニット21,22,26,27を搬送路15の両側に配置した
洗浄処理部2と、搬送路15の一端側に設けられ、エッチ
ング処理室53およびアッシング処理室54を有する真空処
理部4と、搬送路15に沿って移動し、各処理ユニットの
間および真空処理部4との間で基板Sの受け渡しを行う
主搬送装置16と、主搬送装置16に対して被処理基板Sを
受け渡しする搬送機構11を有する搬入出部1とを備え、
これら処理部2の各処理ユニットおよび搬送路15が一体
的に設けられ、かつ洗浄処理部2と真空処理部4と搬入出
部1とが一体的に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えばLCD基板
等の基板、半導体ウエハ等の基板に対してエッチング等
の真空処理と、その前工程および/または後工程で行わ
れる洗浄処理等を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)や半導体デバイ
スの製造においては、基板であるLCDガラス基板や半
導体ウエハに、所定の膜を成膜した後、フォトレジスト
液を塗布してレジスト膜を形成し、回路パターンに対応
してレジスト膜を露光し、これを現像処理するという、
いわゆるフォトリソグラフィー技術により回路パターン
を形成し、さらにエッチング処理を施して配線回路等を
形成する。
【0003】従来、このような処理を行うための処理設
備においては、各処理装置毎に集中して配置されるレイ
アウトが採用されており、処理の効率化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各処理を行う処理装置を処理装置毎に集中して設け
ることは一見して効率よく思えるが、一枚の基板の一連
の処理を考慮すると搬送距離が長くならざるを得ない。
特に、成膜処理、エッチングおよびアッシング処理等の
真空処理系と、洗浄やレジスト塗布・現像処理装置等と
は、全く別個に離れた位置に配置されているため、例え
ば現像処理を行い、次いでエッチング処理およびアッシ
ング処理を行い、その後基板を洗浄する場合や、成膜処
理の前後に基板を洗浄する場合には、基板の搬送距離が
極めて長く、実際には非効率な結果となってしまう。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、基板に対する真空処理と、その前工程およ
び/または後工程に対応する処理を基板搬送距離を長く
することなく高効率で行うことができる基板処理装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点によれば、被処理基板に対して
真空処理を施す第1の処理部と、前記第1の処理部によ
る真空処理の前工程および/または後工程に対応する処
理を行う複数の処理ユニットを備えた第2の処理部と、
前記第2の処理部の各処理ユニットの間および第1の処
理部と第2の処理部との間で被処理基板の受け渡しを行
う基板搬送機構とを備え、これら第2の処理部の各処理
ユニットが一体的に設けられ、かつ第1の処理部と第2
の処理部とが一体的に設けられていることを特徴とする
基板処理装置が提供される。
【0007】本発明の第2の観点によれば、被処理基板
に対して真空処理を施す第1の処理部と、搬送路と、搬
送路に沿って設けられ、前記第1の処理部による真空処
理の前工程および/または後工程に対応する処理を行う
複数の処理ユニットとを備えた第2の処理部と、前記搬
送路に沿って移動し、第2の処理部の各処理ユニットの
間および第1の処理部と第2の処理部との間で被処理基
板の受け渡しを行う基板搬送機構とを備え、これら第2
の処理部の各処理ユニットおよび搬送路が一体的に設け
られ、かつ第1の処理部と第2の処理部とが一体的に設
けられていることを特徴とする基板処理装置が提供され
る。
【0008】本発明の第3の観点によれば、被処理基板
に対して真空処理を施す第1の処理部と、搬送路と、搬
送路に沿って設けられ、前記第1の処理部による真空処
理の前工程および/または後工程に対応する処理を行う
複数の処理ユニットとを備えた第2の処理部と、前記搬
送路に沿って移動し、第2の処理部の各処理ユニットの
間および第1の処理部と第2の処理部との間で被処理基
板の受け渡しを行う基板搬送機構と、この基板搬送機構
に対して被処理基板を受け渡しする受け渡し機構を有す
る搬入出部とを備え、これら第2の処理部の各処理ユニ
ットおよび搬送路が一体的に設けられ、かつ第1の処理
部と第2の処理部と搬入出部とが一体的に設けられてい
ることを特徴とする基板処理装置が提供される。
【0009】本発明においては、従来のように、エッチ
ング処理や成膜処理等の真空処理を行う真空処理装置
と、その前工程および/または後工程として行われる洗
浄処理や現像処理等を行う処理装置とを離れた位置に配
置するのではなく、真空処理を施す第1の処理部と、真
空処理の前工程および/または後工程に対応する処理を
行う複数の処理ユニットを備えた第2の処理部とを一体
的設けているので、これらの処理を一つの装置で一括し
て連続に行うことができ、これら一連の処理における基
板の搬送距離を著しく短くすることができる。したがっ
て、極めて高効率な処理が実現される。
【0010】具体的には、上記の第2の観点のように、
第2の処理部を、搬送路に沿って上記各処理ユニットを
一体的に配置した構造とし、かつ第1の処理部と一体的
に配置して、搬送路を移動する搬送機構により第2の処
理部の各処理ユニットの間および第1の処理部と第2の
処理部との間で被処理基板の受け渡しを行うことによ
り、上記効果を有効に発揮することができる。
【0011】そして、第3の観点のように、さらに基板
搬送機構に対して被処理基板を受け渡しする受け渡し機
構を備えた搬入出部を備えることにより、例えば、そこ
に配置された基板収納容器から、受け渡し機構により連
続的に被処理基板を搬送機構へ受け渡すことができ、一
層高効率で一連の処理を行うことができる。
【0012】この場合に、第1の処理部が、少なくとも
1つの真空処理室と、少なくとも1つのロードロック室
とを有する構造であれば、真空処理室に悪影響を与える
ことなく搬送機構による第1の処理部への基板の受け渡
しを行うことができる。
【0013】具体的には、第1の処理部がエッチング処
理ユニットを有し、第2の処理部が洗浄処理ユニットを
有するようにすることができる。また、第1の処理部が
さらにエッチング後のアッシング処理を行うユニットを
有してもよい。さらに、第1の処理部がさらにエッチン
グ後のライトアッシングを行うユニットを有し、第2の
処理部がライトアッシング後のウエット洗浄を行うユニ
ットを有してもよい。さらにまた、第1の処理部がエッ
チング処理ユニットを有し、前記第2の処理部がレジス
ト膜露光後の現像処理を行う現像処理ユニットを有して
もよい。この場合に、第2の処理部は、エッチング処理
ユニットの他にさらに洗浄処理ユニットを有していても
よい。この場合にも、記第1の処理部は、さらにエッチ
ング後のアッシング処理を行うユニットを有してもよい
し、前記第1の処理部がさらにエッチング後のライトア
ッシングを行うユニットを有し、前記第2の処理部がラ
イトアッシング後のウエット洗浄を行うユニットを有し
てもよい。
【0014】また、第1の処理部が成膜処理ユニットを
有し、第2の処理部は洗浄処理ユニットを有するもので
あってもよい。
【0015】さらに、第1処理部による真空処理と、第
2処理部による真空処理の前工程および/または後工程
とは処理のタイミングが異なるため、基板を一時保持す
るためのバッファと、第1の処理部による真空処理と第
2の処理部による真空処理の前工程および/または後工
程との間にタイムラグが生じた際に、基板を前記バッフ
ァに搬送するように前記基板搬送機構を制御する制御手
段とを有することが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。ここでは、エッチング
・アッシング処理と洗浄処理とを一括して行うことがで
きる基板処理システムを示す。図1はこのようなLCD
基板の処理システムを示す平面図である。
【0017】この処理システム100は、複数のLCD
基板Sを収容するカセットCを載置し、搬入出部を構成
するカセットステーション1と、基板Sに対して洗浄処
理およびその後の乾燥処理等を行うための複数の処理ユ
ニットを備えた洗浄処理部2と、カセットステーション
1上のカセットCと処理部2との間で基板Sの搬送を行
うための搬送部3と、洗浄処理部2のカセットステーシ
ョン1とは反対側の端部に設けられ、エッチング・アッ
シング処理を行う真空処理部4とを備えている。そし
て、カセットステーション1においてカセットCの搬入
出が行われる。また、搬送部3はカセットの配列方向に
沿って設けられた搬送路12上を移動可能な搬送機構1
1を備え、この搬送機構11によりカセットCと洗浄処
理部2との間で基板Sの受け渡しが行われる。
【0018】洗浄処理部2は、中央に搬送路15を有し
ており、これら通路の両側に各処理ユニットが配設され
ている。すなわち、搬送路15の一方の側には2つのス
クラバ洗浄ユニット(SCR)21,22が設けられ、
他方側には、複数の加熱処理ユニット(HP)26およ
び冷却ユニット(COL)27が配置されている。搬送
路15には主搬送装置16が移動可能に設けられてお
り、後述するようにこの主搬送装置16により、基板S
の受け渡しが行われる。
【0019】スクラバ洗浄処理ユニット(SCR)2
1,22は、水により基板Sをブラシ洗浄する。また、
加熱処理ユニット(HP)26は、2段積層されてなる
組が搬送路15に沿って2つ並んでおり、冷却ユニット
(COL)27はカセットステーション側に2段積層し
て設けられている。加熱処理ユニット(HP)26は、
洗浄後の乾燥を行うものであり、加熱処理ユニット(H
P)26での処理が終了した後は、基板Sの温度を常温
に低下させるために冷却ユニット(COL)27で冷却
される。
【0020】上記主搬送装置16は、図2に示すよう
に、搬送路15に沿って移動可能な本体41と、装置本
体41に対して上下動および旋回動が可能なベース部材
42と、ベース部材42上を水平方向に沿ってそれぞれ
独立して移動可能な上下2枚の基板支持部材43a,4
3bとを有している。そして、ベース部材42の中央部
と装置本体41とが連結部44により連結されている。
本体41に内蔵された図示しないモーターにより連結部
44を上下動または回転させることにより、ベース部材
42が上下動または旋回動される。このようなベース部
材42の上下動および旋回動、ならびに基板支持部材4
3a,43bの水平移動により基板Sの搬送が行われ
る。参照符号45a,45bは、それぞれ基板支持部材
43a,43bをガイドするガイドレールである。
【0021】主搬送装置16は、搬送部3の搬送機構1
1との間で基板Sの受け渡しを行うとともに、洗浄処理
部2の各処理ユニットに対する基板Sの搬入・搬出、さ
らには真空処理部4との間で基板Sの受け渡しを行う機
能を有している。
【0022】次に、真空処理部4について説明する。図
3は、真空処理部4を示す水平断面図である。この真空
処理部4は、真空状態で基板Sに対してエッチング処理
およびアッシング処理が可能に構成されている。真空処
理部4は、搬送路15側に設けられた第1ロードロック
室51と、その奥に設けられた第2ロードロック室52
と、第2ロードロック室52の一方の側面に設けられた
エッチング処理室53と、第2ロードロック室52の他
の側面に設けられたアッシング処理室54とを有してい
る。そして、第1ロードロック室51と第2ロードロッ
ク室52との間、第2ロードロック室52と各処理室と
の間には、これらの間を気密にシールし、かつ開閉可能
に構成されたゲートバルブGが介装されている。また、
第1ロードロック室51と外側の大気雰囲気とを連通す
る開口部にもゲートバルブGが設けられている。
【0023】エッチング処理室53およびアッシング処
理室54は、いずれもその中に基板Sを載置するための
ステージ60が設けられており、その内部を真空排気可
能に構成されている。そして、エッチング処理室53に
は、所定のエッチングガスが導入され、また高周波電界
を印加することが可能になっており、これらによりプラ
ズマを形成し、そのプラズマにより基板Sの所定の膜を
その現像パターンに対応してエッチングする。一方、ア
ッシング処理室54は、アッシングガス例えばオゾンが
導入可能となっており、アッシングガスによりエッチン
グ処理後のレジストを除去する。
【0024】第2ロードロック室52も真空排気可能に
構成され、その中に基板搬送部材70が設けられてい
る。基板搬送部材70は、多関節アームタイプであり、
ベース71と、中間アーム72と、先端に設けられた基
板支持アーム73とを有しており、これらの接続部分は
旋回可能となっている。この基板搬送部材70は、第1
ロードロック室51、エッチング処理室53、アッシン
グ処理室54との間で基板Sの受け渡しを行う。基板搬
送部材70のベース71の中間アーム72と反対側には
基板Sを保持可能に構成されたバッファ枠体75が設け
られており、これにより基板Sを一時的に保持すること
により、スループットの向上を図っている。
【0025】第1ロードロック室51も真空排気可能に
構成され、その中に基板Sを載置するラック80および
基板Sのアライメントを行うポジショナー81が設けら
れている。ポジショナー91は、矢印A方向に沿って移
動することにより、基板Sの相対向する2つの角部をそ
れぞれ2つのローラ82で押しつけて、ラック80上で
基板Sのアライメントがなされる。アライメントの終了
を確認するために、図示しない光学的センサーが用いら
れる。このロードロック室51は、基板搬送機構16と
の間で基板Sの受け渡しする場合には、その中を大気雰
囲気とし、基板Sを処理室53または54に搬送する場
合には、その中を真空雰囲気とする。
【0026】このような処理システムにおいては、洗浄
処理とエッチング処理ユニット4における処理とは、そ
れぞれのレシピに従って行われているため、処理時間に
タイムラグが生じる。したがって、このままでは主搬送
装置16の待機時間が多くなってしまいスループットが
低下する。そこで、処理時間のタイムラグにより例えば
主搬送装置16がエッチング処理ユニット4に基板Sを
搬送することを許容されない場合に、基板Sをバッファ
に一時保持させるように主搬送装置6をコントロールす
る。具体的には、図4に示すように、メインコントロー
ラ30、主搬送装置16のコントローラ31およびエッ
チング処理ユニット4のコントローラ32を用い、コン
トローラ31およびコントローラ32の情報に基づき、
基板Sを待機する必要がある場合に、メインコントロー
ラ30からコントローラ31に基板Sをバッファに搬送
させる指令が出される。この場合のバッファとしては、
カセットステーション1のカセットCを用いることがで
きる。
【0027】また、基板Sを一時保持するバッファとし
て、図5の(a)に示すようにエッチング処理ユニット
4のロードロック室51の上にバッファカセット33を
設けてもよいし、図5の(b)に示すようにロードロッ
ク室51の下にバッファカセット34を設けてもよい。
【0028】次に、このように構成される処理システム
100における基板Sの処理動作について説明する。カ
セットC内には現像処理終了後の基板Sが収容されてお
り、このカセットC内の基板Sが洗浄処理部2に搬送さ
れる。この際に、搬送部3の搬送機構11のアームがカ
セットCから一枚のLCD基板Sを取り出し、主搬送装
置16の基板支持部材43aまたは43b上に載せるこ
とにより、基板Sが洗浄処理部2へ搬入される。
【0029】そして、基板Sは、主搬送装置16により
所定の処理ユニットへ搬送され、所定の処理が施され
る。具体的には、エッチング前に洗浄が必要な場合に
は、スクラバ洗浄処理ユニット(SCR)21または2
2で前洗浄が施される。このような前洗浄が施された場
合には、基板2は加熱処理ユニット(HP)26で乾燥
された後、冷却ユニット(COL)27で常温まで冷却
される。
【0030】その後、基板Sは主搬送装置16により真
空処理部4の第1ロードロック室51に搬入される。こ
のとき、ロードロック室51は大気圧に設定され、第2
ロードロック室52との間のゲートバルブGは閉じられ
ている。この第1ロードロック室51において、ラック
90上の基板Sがポジショナー91によりアライメント
される。その後、第1ロードロック室51の両側のゲー
トバルブGを閉じた状態でロードロック室51内を真空
排気し、所定の圧力に到達した時点で第2ロードロック
室52側のゲートバルブGを開ける。このとき、第2ロ
ードロック室52、エッチング処理室53およびアッシ
ング処理室54は、予め所定の真空度まで真空排気され
ている。
【0031】続いて、第2ロードロック室52の基板搬
送部材70により、ロードロック室51のラック90上
の基板Sを受け取り、搬送室52とエッチング処理室5
3との間のゲートバルブGを開けてエッチング処理室5
3に基板Sを搬入する。そして、そのゲートバルブGを
閉じ、エッチング処理室53にて基板Sに対してエッチ
ング処理を施す。
【0032】エッチング処理終了後、ゲートバルブGを
開けて、基板Sを基板搬送部材70によりエッチング処
理室53から搬出し、搬送室52とアッシング処理室5
4との間のゲートバルブGを開けてアッシング処理室5
4に基板Sを搬入する。そして、そのゲートバルブGを
閉じ、アッシング処理室54にて基板Sに対してアッシ
ング処理を施す。
【0033】なお、シーケンスによっては、エッチング
処理ユニット30に搬入された基板Sを一旦バッファ枠
体75に保持させておき、バッファ枠体75から基板S
を取り出すようにしてもよい。
【0034】このようにアッシング処理が終了した基板
Sは、搬送部材70によりアッシング処理室54から第
2ロードロック室52を経て第1ロードロック室51に
戻され、第1ロードロック室51を大気圧に戻した後、
主搬送装置16により取り出される。そして、基板Sは
スクラバ洗浄ユニット(SCR)21または22に搬入
され、アッシング後の洗浄処理が行われる。洗浄処理
後、基板Sは、加熱処理ユニット(HP)26により加
熱されて乾燥され、次いで冷却ユニット(COL)27
により常温まで冷却される。
【0035】このようにして一連の処理が終了した基板
Sは、主搬送装置16により搬送部3へ搬送され、搬送
部3の搬送機構11のアームに受け渡され、処理済基板
用のカセットCに搬入される。以上のような処理を、1
つのカセットCの基板Sの数だけ繰り返して、1つのカ
セットの基板の処理を終了する。
【0036】このように、本実施の形態では、従来のよ
うに、エッチング処理およびアッシング処理の真空処理
を行う真空処理装置と、その前工程および/または後工
程としての洗浄処理を行う処理装置とを離れた位置に配
置するのではなく、真空処理を施す真空処理部4と、洗
浄処理およびそれに付随する熱処理を行う複数のユニッ
トを備えた洗浄処理部とを一体的設けているので、これ
らの処理を一つの装置で一括して連続に行うことがで
き、これら一連の処理における基板の搬送距離を著しく
短くすることができる。したがって、極めて高効率な処
理が実現される。また、搬送路の両側に各処理ユニット
を配置するようにしたので、搬送効率が良好である。さ
らに、洗浄処理部2に連続して搬入出部であるカセット
ステーション1を設けたので、基板Sを連続的に洗浄処
理部2に搬送することができ極めて高効率である。
【0037】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、アッシング室5
4においてライトアッシングを行う場合には、図6に示
すように、スクラバ洗浄ユニットの一方をウエット洗浄
ユニット(WET)23に変え、ウエット洗浄ユニット
(WET)23により残存するレジストを完全に除去す
るようにすることもできる。
【0038】また、図7に示すように、一方のスクラバ
洗浄ユニット(SCR)22を現像処理ユニット(DE
V)24に置換して、現像・洗浄処理部2’を構成して
もよい。この場合には、カセットCにはレジスト塗布お
よび露光後の基板Sを収容させておき、まず必要に応じ
て洗浄処理ユニット21で洗浄処理を行い、加熱処理ユ
ニット26および冷却ユニット27で加熱乾燥および冷
却を行った後、現像処理ユニット23にて現像処理を行
い、加熱処理ユニット26および冷却ユニット27でポ
ストベークおよび冷却を行う。その後、真空処理部4に
おいて、上記実施の形態と同様にエッチング処理および
アッシング処理を行い、その後同様に洗浄を行う。
【0039】この図7に示すシステムを、図8に示すレ
ジスト塗布および露光等の一連の処理を行うシステムと
連続的に配置することにより、レジスト塗布からエッチ
ングまで一括して行うことができる。
【0040】図8のシステムは、カセットステーション
101と、レジスト塗布処理等を行う処理部102と、
搬送路112上を移動可能でかつカセットCと洗浄処理
部102との間で基板Sを搬送する搬送機構111を有
する搬送部103と、処理部102と露光装置(EX
P)130との間の基板の受け渡しを行うインターフェ
イス部126とを備えている。処理部102は、中央に
搬送路115を有しており、その片側にスクラバ洗浄ユ
ニット(SCR)121と、レジスト塗布処理ユニット
(CT)122が設けられ、他方側には加熱処理ユニッ
ト(HP)が2段積層されたユニット123、加熱処理
ユニットと冷却処理ユニットが上下に積層されてなる加
熱処理・冷却ユニット(HP/COL)124、および
アドヒージョン処理ユニットと冷却ユニットとが上下に
積層されてなるアドヒージョン処理・冷却ユニット(A
D/COL)125が配置されている。搬送路115に
は主搬送装置16と同様に構成された主搬送装置116
が移動可能に設けられており、この主搬送装置116に
より、基板Sの受け渡しが行われる。
【0041】この図8のシステムでは、カセットC内の
基板Sが搬送機構111により処理部102に搬入さ
れ、まず洗浄ユニット(SCR)121でスクラバー洗
浄が施され、いずれかの加熱処理ユニット(HP)で加
熱乾燥された後、冷却ユニット(COL)で冷却され
る。その後、基板Sは、レジストの定着性を高めるため
に、ユニット125の上段のアドヒージョン処理ユニッ
ト(AD)にて疎水化処理(HMDS処理)され、冷却
ユニット(COL)で冷却後、レジスト塗布ユニット
(CT)122でレジストが塗布される。その後、基板
Sは、いずれかの加熱処理ユニット(HP)でプリベー
ク処理され、冷却ユニット(COL)で冷却された後、
インターフェース126を介して露光装置(EXP)1
30で露光処理される。再びインターフェース126を
介して処理部102に戻された基板Sに、必要に応じて
加熱処理ユニット(HP)でポストエクスポージャーベ
ーク処理が施され、冷却された後、基板Sは搬送部10
3を介してカセットステーション101のカセットCに
戻される。そして、このような処理が施された基板Sを
収容したカセットCが図7の装置のカセットステーショ
ン1に載置され、上述のような現像処理およびエッチン
グ処理が行われる。
【0042】さらに、図9に示すように、上記実施の形
態における真空処理部4のエッチング処理室53および
アッシング処理室54を成膜室55および56に置換し
て真空処理部4’を構成し、基板Sに所定の薄膜をCV
DまたはPVDにより成膜する成膜処理と洗浄処理とを
一括して行えるようにしてもよい。
【0043】この図9のシステム、図8のシステム、図
7のシステムを連続して配置することにより、成膜処
理、レジスト塗布処理、露光処理、現像処理、エッチン
グ処理を一括して行うことができる。
【0044】さらにまた、各処理ユニットの配置は上記
実施の形態の配置に限らず、種々の配置を採用すること
が可能である。また、搬入出部の形態も上記例に限るも
のではない。上記実施形態においては、基板としてLC
D基板を用いた場合について示したが、これに限らず半
導体ウエハ等他の基板の処理の場合にも適用可能である
ことはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のように、エッチング処理や成膜処理等の真空処理
を行う真空処理装置と、その前工程および/または後工
程として行われる洗浄処理や現像処理等を行う処理装置
とを離れた位置に配置するのではなく、真空処理を施す
第1の処理部と、真空処理の前工程および/または後工
程に対応する処理を行う複数の処理ユニットを備えた第
2の処理部とを一体的設けているので、これらの処理を
一つの装置で一括して連続に行うことができ、これら一
連の処理における基板の搬送距離を著しく短くすること
ができる。したがって、極めて高効率な処理が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るLCD基板の処理シ
ステムを示す平面図。
【図2】本発明の一実施形態に係るLCD基板の処理シ
ステムにおける処理部に用いられる搬送機構を示す斜視
図。
【図3】本発明の一実施形態に係るLCD基板の処理シ
ステムにおけるエッチング処理ユニットを示す水平断面
図。
【図4】図1の処理システムにおける主搬送装置および
エッチングユニットの制御系を示す図。
【図5】バッファカセットの配置例を示す正面図。
【図6】本発明の他の実施形態に係るLCD基板の処理
システムを示す平面図。
【図7】本発明のさらに他の実施形態に係るLCD基板
の処理システムを示す平面図。
【図8】図5の処理システムに連続的に配置するのに適
したレジスト塗布および露光等の一連の処理を行うシス
テムを示す平面図。
【図9】本発明のさらに他の実施形態に係るLCD基板
の処理システムを示す平面図。
【符号の説明】
1……カセットステーション 2……洗浄処理部 2’……現像・洗浄処理部 3……搬送部 4,4’……真空処理部 11……搬送機構 15……搬送路 16……主搬送装置 21,22……スクラバ洗浄ユニット 23……ウエット洗浄ユニット(レジスト除去) 24……現像処理ユニット 26……加熱処理ユニット 27……冷却ユニット 53……エッチング処理室 54……アッシング処理室 55,56……成膜処理室 S……基板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板に対して真空処理を施す第1
    の処理部と、 前記第1の処理部による真空処理の前工程および/また
    は後工程に対応する処理を行う複数の処理ユニットを備
    えた第2の処理部と、 前記第2の処理部の各処理ユニットの間および第1の処
    理部と第2の処理部との間で被処理基板の受け渡しを行
    う基板搬送機構とを備え、これら第2の処理部の各処理
    ユニットが一体的に設けられ、かつ第1の処理部と第2
    の処理部とが一体的に設けられていることを特徴とする
    基板処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理基板に対して真空処理を施す第1
    の処理部と、 搬送路と、搬送路に沿って設けられ、前記第1の処理部
    による真空処理の前工程および/または後工程に対応す
    る処理を行う複数の処理ユニットとを備えた第2の処理
    部と、 前記搬送路に沿って移動し、第2の処理部の各処理ユニ
    ットの間および第1の処理部と第2の処理部との間で被
    処理基板の受け渡しを行う基板搬送機構とを備え、これ
    ら第2の処理部の各処理ユニットおよび搬送路が一体的
    に設けられ、かつ第1の処理部と第2の処理部とが一体
    的に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 被処理基板に対して真空処理を施す第1
    の処理部と、 搬送路と、搬送路に沿って設けられ、前記第1の処理部
    による真空処理の前工程および/または後工程に対応す
    る処理を行う複数の処理ユニットとを備えた第2の処理
    部と、 前記搬送路に沿って移動し、第2の処理部の各処理ユニ
    ットの間および第1の処理部と第2の処理部との間で被
    処理基板の受け渡しを行う基板搬送機構と、 この基板搬送機構に対して被処理基板を受け渡しする受
    け渡し機構を有する搬入出部とを備え、これら第2の処
    理部の各処理ユニットおよび搬送路が一体的に設けら
    れ、かつ第1の処理部と第2の処理部と搬入出部とが一
    体的に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の処理部は、真空処理を行う少
    なくとも1つの真空処理室と、前記搬送機構と真空処理
    室との間に設けられた少なくとも1つのロードロック室
    とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いずれか1項に記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の処理部は、エッチング処理ユ
    ニットを有し、前記第2の処理部は、洗浄処理ユニット
    を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の処理部は、さらにエッチング
    後のアッシング処理を行うユニットを有することを特徴
    とする請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の処理部は、さらにエッチング
    後のライトアッシングを行うユニットを有し、前記第2
    の処理部はライトアッシング後のウエット洗浄を行うユ
    ニットを有することを特徴とする請求項5に記載の基板
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の処理部は、エッチング処理ユ
    ニットを有し、前記第2の処理部は、レジスト膜露光後
    の現像処理を行う現像処理ユニットを有することを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の
    基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の処理部は、さらに洗浄処理ユ
    ニットを有することを特徴とする請求項8に記載の基板
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の処理部は、さらにエッチン
    グ後のアッシング処理を行うユニットを有することを特
    徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の処理部は、さらにエッチン
    グ後のライトアッシングを行うユニットを有し、前記第
    2の処理部はライトアッシング後のウエット洗浄を行う
    ユニットを有することを特徴とする請求項9に記載の基
    板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の処理部は、成膜処理ユニッ
    トを有し、前記第2の処理部は洗浄処理ユニットを有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 さらに、基板を一時保持するためのバ
    ッファと、第1の処理部による真空処理と第2の処理部
    による真空処理の前工程および/または後工程との間に
    タイムラグが生じた際に、基板を前記バッファに搬送す
    るように前記基板搬送機構を制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれ
    か1項に記載の基板処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001135698A (ja) * 1999-06-03 2001-05-18 Applied Materials Inc 外部のステージング領域を有するロードロック
JP2008506145A (ja) * 2004-07-05 2008-02-28 エコール ノルマル スプリュール ドゥ リヨン 表面微細構造化装置
KR100978887B1 (ko) 2007-12-27 2010-08-31 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 진공처리장치

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