JPH11145216A - ウェハバーンイン装置、検査用基板及びポゴピン - Google Patents

ウェハバーンイン装置、検査用基板及びポゴピン

Info

Publication number
JPH11145216A
JPH11145216A JP31046197A JP31046197A JPH11145216A JP H11145216 A JPH11145216 A JP H11145216A JP 31046197 A JP31046197 A JP 31046197A JP 31046197 A JP31046197 A JP 31046197A JP H11145216 A JPH11145216 A JP H11145216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe card
wiring board
wafer
external electrode
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31046197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Nakada
義朗 中田
Tomoyuki Nakayama
知之 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31046197A priority Critical patent/JPH11145216A/ja
Publication of JPH11145216A publication Critical patent/JPH11145216A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハバーンインにおいて、プローブカード
を保持した配線基板が熱膨張しても、配線基板の外部電
極がパフォーマンスボード等の引き出し基板に設けられ
ているポゴピンの先端部によって損傷しないようにす
る。 【解決手段】 半導体ウェハ11を保持するウェハトレ
イ11と対向するようにプローブカード12が設けられ
ており、該プローブカード12は配線基板13に保持さ
れている。配線基板13には、パフォーマンスボード2
1のポゴピン23を介して検査用電圧が供給される外部
電極27と、該外部電極27とプローブカード12のバ
ンプ16とを接続する銅等よりなる多層配線25とが設
けられている。外部電極27の少なくとも表面部は、タ
ングステン等のように金属配線25を構成する金属より
も硬い金属により形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハ上に
形成された複数の半導体集積回路素子に対して一括して
バーンインを行なうウェハバーンイン装置、該ウェハバ
ーンイン装置に組み込まれる検査用基板、及び該検査用
基板に検査用電圧を印加するためのポゴピンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路装置は、半導体集
積回路素子とリードフレームとがボンディングワイヤに
よって電気的に接続された後、半導体集積回路素子とリ
ードフレームのリードとが樹脂又はセラミックスにより
封止された状態で供給されて、プリント基板に実装され
る。
【0003】ところが、電子機器の小型化及び低価格化
の要求から、半導体集積回路装置を半導体ウェハから切
り出したままのベアチップ状態で回路基板に実装する方
法が開発されており、品質が保証されたベアチップを低
価格で供給することが望まれている。
【0004】ベアチップに対して品質保証を行なうため
には、半導体集積回路素子の電気的特性をウェハ状態で
一括してバーンインを行なう必要がある。
【0005】そこで、例えば、NIKKEI MICRODEVICES 19
97年 7月号に記載されているように、半導体集積回路素
子が形成された半導体ウェハを保持するウェハトレイ
と、該ウェハトレイに保持された半導体ウェハと対向す
るように設けられ、該半導体ウェハの半導体集積回路素
子の検査用端子と接続されるバンプを有するプローブカ
ードと、ウェハトレイとプローブカードとの間に設けら
れ、ウェハトレイ及びプローブカードと共に密封空間を
形成する環状のシール材とを備えたウェハバーンイン装
置が提案されている。
【0006】以下、前記のウェハバーンイン装置につい
て、図3及び図4を参照しながら説明する。図3はウェ
ハバーンイン装置の断面構造を示しており、図4は図3
の部分拡大断面構造を示している。
【0007】図3に示すように、半導体ウェハ10を保
持したウェハトレイ11と、プローブカード12を保持
した配線基板13とが対向するように設けられていると
共に、ウェハトレイ11の周縁部に環状のシール材14
が設けられており、ウェハトレイ11とプローブカード
12とを接近させると、ウェハトレイ11、プローブカ
ード12及びシール部材14によって密封空間15が形
成される。
【0008】図4に示すように、半導体ウェハ10上に
形成されている各半導体集積回路素子は検査用電極16
を有している。
【0009】図3及び図4に示すように、プローブカー
ド12における、半導体ウェハ10上の半導体集積回路
素子の検査用電極16と対応する部位にはバンプ17が
設けられていると共に、プローブカード12の周縁部は
剛性のリング18により保持されている。
【0010】図4に示すように、配線基板13には、一
端部が電源電圧、接地電圧又は信号電圧等の検査用電圧
を供給する図示しない検査装置に接続される多層配線2
5と、該多層配線25の他端側とプローブカード12の
バンプ17とを電気的に接続する異方導電性ゴム26と
が設けられている。
【0011】図3に示す状態で、ウェハトレイ11、プ
ローブカード12及びシール部材14によって形成され
ている密封空間15を図示しない減圧手段により減圧す
ると、ウェハトレイ11とプローブカード12とが一層
接近して、図4に示すように、半導体ウェハ10上の半
導体集積回路素子の検査用電極16とプローブカード1
2のバンプ17とが電気的に接続する。その後、検査装
置から検査用電圧を半導体ウェハ10上の各半導体集積
回路素子に印加したり、各半導体集積回路素子からの出
力信号を検査装置に入力したりして、検査装置は各半導
体集積回路素子の電気特性を評価する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、検査装置か
ら検査用電圧を半導体ウェハ10上の各半導体集積回路
素子に印加したり、各半導体集積回路素子からの出力信
号を検査装置に入力したりするために、図5及び図6に
示すようなウェハバーンイン装置を考慮した。図5はウ
ェハバーンイン装置の全体構成を示す断面図であり、図
6の左側部分は図5におけるA部の拡大断面図であり、
図6の右側部分は図5におけるB部の拡大断面図であ
る。
【0013】図5に示すように、ウェハトレイ11に保
持された半導体ウェハ10と、配線基板13に保持され
たプローブカード12とが対向しており、ウェハトレイ
11、プローブカード12及び環状のシール部材14に
よって密封空間15が形成される。
【0014】図5において、20は半導体ウェハ10上
の各半導体集積回路素子の電気特性を評価する検査装置
であって、該検査装置20はパフォーマンスボード21
を介して配線基板13に接続される。
【0015】パフォーマンスボード21の側部には、検
査装置20と接続するためのコネクタ22が設けられて
いると共に、パフォーマンスボード21の周縁部には多
数のポゴピン23が設けられており、検査装置20から
供給される検査用電圧は、コネクタ22及びパフォーマ
ンスボード21の内部に形成された配線を介してポゴピ
ン23に印加される。
【0016】図6に示すように、配線基板13は、ポゴ
ピン23の先端部と電気的に接続される外部電極24、
一端側が外部電極24と接続されている多層配線25、
及び多層配線25の他端側とプローブカード12のバン
プ17とを電気的に接続する異方導電性ゴム26を有し
ている。
【0017】図5に示すウェハバーンイン装置におい
て、検査装置20から、パフォーマンスボード21、ポ
ゴピン23、外部電極24、多層配線25及び異方導電
性ゴム26を介してプローブシート12のバンプ17に
検査用電圧を供給すると、供給された検査用電圧はバン
プ17から半導体ウェハ10の各半導体集積回路素子の
検査用電極16に印加され、これによって、半導体ウェ
ハ10上の各半導体集積回路素子に対してウェハバーン
インを行なうことができる。
【0018】ところが、前記のウェハバーンイン装置に
おいては、以下に説明するような問題が発生する。
【0019】すなわち、ウェハバーンインにおいては、
温度加速を行なうべく半導体ウェハ10を例えば125
℃に昇温する必要がある。このため、ウェハトレイ11
に内蔵されたヒーターによって半導体ウェハ10を昇温
させたり、又は半導体ウェハ10上の各半導体集積回路
素子の動作に伴う熱によって半導体ウェハ10自体を昇
温させたりする。昇温した半導体ウェハ10の熱はプロ
ーブカード12を介して配線基板13に伝えられるの
で、配線基板13は熱膨張する。従って、配線基板13
の外部電極24がパフォーマンスボード21のポゴピン
23に対して配線基板13の面内方向に相対移動するの
で、ポゴピン23の先端部によって配線基板13の外部
電極24が損傷するという問題が発生する。また、熱膨
張した配線基板13が室温に戻る際にも同様の問題が発
生する。
【0020】前記に鑑み、本発明は、ウェハバーンイン
装置において、プローブカードを保持した配線基板が熱
膨張しても、配線基板の外部電極がパフォーマンスボー
ド等の引き出し基板に設けられているポゴピンの先端部
によって損傷しないようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るウェハバーンイン装置は、半導体ウェ
ハ上に形成された複数の半導体集積回路素子の各検査用
電極と接続されるプローブ端子を有するプローブカード
と、プローブカードを保持しておりプローブカードのプ
ローブ端子と電気的に接続された外部電極を有する配線
基板と、ポゴピンを有しており入出力端子に供給された
検査用電圧をポゴピンを介して配線基板の外部電極に供
給する引き出し基板とを備えたウェハバーンイン装置を
前提とし、ポゴピンは、筒状体と、筒状体の先端部に保
持されたボールと、筒状体内に収納されボールを先端部
側に付勢しているスプリングとを有している。
【0022】本発明のウェハバーンイン装置によると、
ポゴピンの先端部に、スプリングにより付勢されたボー
ルが設けられているため、昇温した半導体ウェハの熱が
プローブカードを介して配線基板に伝わって配線基板が
熱膨張したり、熱膨張した配線基板が室温に戻ったりす
る際に、配線基板の外部電極が面内方向に相対移動する
と、ポゴピンの先端部のボールは回転しながら外部電極
と摺接する。
【0023】本発明に係る検査用基板は、半導体ウェハ
上に形成された複数の半導体集積回路素子の各検査用電
極と接続されるプローブ端子を有するプローブカード
と、該プローブカードを保持すると共に、引き出し基板
のポゴピンを介して検査用電圧が供給される外部電極及
び該外部電極とプローブカードのプローブ端子とを接続
する金属配線を有する配線基板とを備えた検査用基板を
前提とし、外部電極の少なくとも表面部は、金属配線を
構成する金属よりも硬い金属により形成されている。
【0024】本発明の検査用基板によると、配線基板の
外部電極の少なくとも表面部は金属配線を構成する金属
よりも硬い金属により形成されているため、昇温した半
導体ウェハの熱がプローブカードを介して配線基板に伝
わって配線基板が熱膨張したり、熱膨張した配線基板が
室温に戻ったりする際に、配線基板の外部電極が面内方
向に相対移動して、配線基板の外部電極と引き出し電極
のポゴピンの先端部とが摺接しても、外部電極は損傷し
難い。
【0025】本発明に係るポゴピンは、筒状体と、該筒
状体の内部に収納されたスプリングと、筒状体の内部に
おけるスプリングよりも先端側に軸方向へ移動自在に保
持されたプランジャと、筒状体の先端部にプランジャと
接するように保持されたボールとを備え、ボールはスプ
リングによりプランジャを介して先端側に付勢されてい
る。
【0026】本発明のポゴピンによると、筒状体の先端
部にスプリングにより先端側に付勢されたボールを備え
ているため、該ポゴピンはボールを介して基板の電極と
接触することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係るウェハバーンイン装置につい
て、図1及び図3を参照しながら説明する。
【0028】図1は第1の実施形態に係るウェハバーン
イン装置の断面構造を示しており、図1における左側部
分は図3におけるA部の拡大断面構造を示し、図1にお
ける右側部分は図3におけるB部の拡大断面構造を示し
ている。
【0029】第1の実施形態に係るウェハバーンイン装
置は、従来のウェハバーンイン装置と同様、半導体ウェ
ハ10を保持したウェハトレイ11と、プローブカード
12を保持した配線基板13とが対向するように設けら
れていると共に、ウェハトレイ11の周縁部に環状のシ
ール材14が設けられており、ウェハトレイ11、配線
基板13及びシール部材14によって形成される密封空
間15を減圧すると、図1に示すように、半導体ウェハ
10上の半導体集積回路素子の検査用電極16とプロー
ブカード12のバンプ17とが電気的に接続する。
【0030】また、パフォーマンスボード21には、検
査装置20と接続されて入出力端子となるコネクタ22
及び多数のポゴピン23が設けられており、検査装置2
0から供給される検査用電圧は、コネクタ22及びパフ
ォーマンスボード21の内部に形成された配線を介して
ポゴピン23に印加される。
【0031】また、図1に示すように、配線基板13に
は、ポゴピン23の先端部と電気的に接続される外部電
極27、一端側が外部電極27と接続されている多層配
線25、及び多層配線25の他端側とプローブカード1
2のバンプ17とを電気的に接続する異方導電性ゴム2
6が設けられており、検査装置20から、パフォーマン
スボード21、ポゴピン23、外部電極27、多層配線
25及び異方導電性ゴム26を介してプローブシート1
2のバンプ17に検査用電圧を供給すると、検査用電圧
は半導体ウェハ10の各半導体集積回路素子の検査用電
極16に印加されるので、各半導体集積回路素子に対し
てウェハバーンインを行なうことができる。
【0032】第1の実施形態の特徴として、配線基板1
3の多層配線25は銅又はアルミニウムにより形成さ
れ、配線基板13の外部電極27は、多層配線25と同
一工程により形成された銅又はアルミニウムよりなる下
地層と、該下地層の上にメッキにより形成されたタング
ステン、ロジウム、ベリリウム又はニッケル等よりなる
被覆層とから構成されている。すなわち、多層配線25
は柔らかいが抵抗値の低い金属により形成され、外部電
極27は抵抗値は若干高いが多層配線25を構成する金
属よりも硬い金属によって形成されている。
【0033】従って、第1の実施形態によると、昇温し
た半導体ウェハ10の熱がプローブカード12を介して
配線基板13に伝わって配線基板13は熱膨張したり、
熱膨張した配線基板13が室温に戻ったりする際に、配
線基板13の外部電極27が面内方向に相対移動してポ
ゴピン23の先端部と摺接しても、外部電極27がポゴ
ピン23の先端部によって損傷する事態を防止できる。
【0034】尚、第1の実施形態においては、外部電極
27は、多層配線25と同一工程により形成された銅又
はアルミニウムよりなる下地層の上に、多層配線25を
構成する金属よりも硬い金属よりなる被覆層を形成した
が、これに代えて、多層配線25を構成する金属よりも
硬い金属のみによって形成してもよい。
【0035】また、外部電極27の少なくとも表面部
は、抵抗値は若干高いが多層配線25を構成する金属よ
りも硬い金属により形成されていると説明したが、外部
電極27を構成する金属の抵抗値は低い方が好ましいの
は当然である。
【0036】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係るウェハバーンイン装置について説明する
が、第2の実施形態においては、第1の実施形態におけ
るポゴピンを除いては、第1の実施形態と同様の構造を
有しているので、ポゴピンの構造についてのみ説明す
る。
【0037】図2に示すように、ポゴピン30は、金属
よりなる断面円形状の筒状体31を有しており、該筒状
体31の内部における基端側(下側)にはコイルスプリ
ング32が収納されている。また、筒状体31の内部に
おけるコイルスプリング32の先端側(上側)には、筒
状体31の軸方向に対して垂直な下端面33aと筒状体
31の軸方向に対して傾斜する上端面33bとを有する
プランジャ33が収納されており、該プランジャ33の
下端面33aはコイルスプリング32の上端部と接して
いる。
【0038】筒状体31の上部には、金属よりなるボー
ル34が回転自在に保持されており、該ボール34はプ
ランジャ33の上端面33bと接している。従って、ボ
ール34は、コイルスプリング32によりプランジャ3
3を介して上側に付勢されている。ボール34を構成す
る材料は、導電性を有しておれば特に問わないが、低い
抵抗値と耐磨耗性を有していることが好ましい。従っ
て、耐磨耗性を有する硬い金属材料の表面に金メッキ等
を施すことが好ましい。
【0039】第2の実施形態に係るウェハバーンイン装
置においては、ポゴピン30のボール34が図1に示し
た配線基板13の外部電極27と接触するように設けら
れている。従って、第1の実施形態と同様、検査装置2
0からパフォーマンスボード21に検査用電圧を供給す
ると、供給された検査用電圧は、ポゴピン30の筒状体
31からコイルスプリング32及びプランジャ33を介
してボール34に供給された後、該ボール34から配線
基板13の外部電極27、多層配線25、異方導電性ゴ
ム26及びプローブシート12のバンプ17を介して半
導体ウェハ10の各半導体集積回路素子の検査用電極1
6に印加されるので、各半導体集積回路素子に対してウ
ェハバーンインを行なうことができる。
【0040】第2の実施形態においては、ポゴピン30
の先端部にボール34が回転自在に保持されているた
め、第1の実施形態において説明したように、昇温した
半導体ウェハ10の熱がプローブカード12を介して配
線基板13に伝わって配線基板13が熱膨張したり、熱
膨張した配線基板13が室温に戻ったりする際に、配線
基板13の外部電極27が面内方向に相対移動すると、
ポゴピン30の先端部のボール34は回転しながら外部
電極27と摺接する。このため、外部電極27がポゴピ
ン30の先端部によって損傷する事態を防止できる。
【0041】尚、第2の実施形態においては、配線基板
13には、第1の実施形態と同様の構造を有する外部電
極27が設けられているので、外部電極27がポゴピン
30の先端部によって損傷する事態をより一層防止する
ことができるが、第2の実施形態においては、第1の実
施形態の外部電極27に代えて、図4に示した従来と同
様の外部電極24を形成してもよい。
【0042】また、第2の実施形態においては、プラン
ジャ33の下端面33aはコイルスプリング32の上端
部と直接に接しているが、これに代えて、プランジャ3
3とコイルスプリング32との間にボールを介在させて
もよい。このようにすると、ボール34が筒状体31に
対してより一層回転自在になるので、外部電極27がポ
ゴピン30の先端部によって損傷する事態をより一層防
止することができる。
【0043】尚、第1の実施形態及び第2の実施形態に
おいては、ポゴピン23、30はパフォーマンスボード
21に設けられていたが、これに代えて、フロッグリン
グ、テストボード、マザーボード等のように、入出力端
子に供給された検査用電圧をポゴピンを介して配線基板
の外部電極に供給するための引き出し基板に設けられて
いてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明のウェハバーンイン装置による
と、昇温した半導体ウェハの熱がプローブカードを介し
て配線基板に伝わって配線基板が熱膨張したり、熱膨張
した配線基板が室温に戻ったりする際に、配線基板の外
部電極が面内方向に移動すると、ポゴピンの先端部のボ
ールは回転しながら外部電極と摺接するため、外部電極
がポゴピンの先端部によって損傷する事態を防止できる
ので、配線基板ひいてはウェハバーンイン装置の耐久性
が向上する。
【0045】本発明の検査用基板によると、昇温した半
導体ウェハの熱がプローブカードを介して配線基板に伝
わって配線基板が熱膨張したり、熱膨張した配線基板が
室温に戻ったりする際に、配線基板の外部電極が面内方
向に移動して、配線基板の外部電極と引き出し電極のポ
ゴピンの先端部とが摺接しても、外部電極が損傷し難い
ので、検査用電極の耐久性が向上する。また、配線基板
の金属配線は、抵抗値の低い銅やアルミニウム等により
形成できるので、プローブカードのバンプに供給される
検査用電圧の電圧低下を最小限に抑制することができ
る。
【0046】本発明のポゴピンによると、筒状体の先端
部にスプリングにより先端側に付勢されたボールを備え
ているため、該ポゴピンは先端部のボールを介して基板
の電極と接触するので、ポゴピンと基板の電極とが相対
移動しても、基板の電極が損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るウェハバーンイ
ン装置の部分拡大断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るウェハバーンイ
ン装置におけるポゴピンの断面図である。
【図3】従来のウェハバーンイン装置の全体構成を示す
断面図である。
【図4】従来のウェハバーンイン装置の部分拡大断面図
である。
【図5】本発明の前提となるウェハバーンイン装置の全
体構成を示す断面図である。
【図6】本発明の前提となるウェハバーンイン装置の部
分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 半導体ウェハ 11 ウェハトレイ 12 プローブカード 13 配線基板 14 シール部材 15 密封空間 16 検査用電極 17 バンプ 18 剛性のリング 20 検査装置 21 パフォーマンスボード 22 コネクタ 23 ポゴピン 24 外部電極 25 多層配線 26 異方導電性ゴム 27 外部電極 30 ポゴピン 31 筒状体 32 コイルスプリング 33 プランジャ 33a 下端面 33b 上端面 34 ボール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ上に形成された複数の半導
    体集積回路素子の各検査用電極と接続されるプローブ端
    子を有するプローブカードと、 前記プローブカードを保持しており、前記プローブカー
    ドのプローブ端子と電気的に接続された外部電極を有す
    る配線基板と、 ポゴピンを有しており、入出力端子に供給された検査用
    電圧を前記ポゴピンを介して前記配線基板の外部電極に
    供給する引き出し基板とを備えたウェハバーンイン装置
    であって、 前記ポゴピンは、筒状体と、該筒状体の先端部に保持さ
    れたボールと、前記筒状体内に収納され前記ボールを先
    端部側に付勢しているスプリングとを有していることを
    特徴とするウェハバーンイン装置。
  2. 【請求項2】 半導体ウェハ上に形成された複数の半導
    体集積回路素子の各検査用電極と接続されるプローブ端
    子を有するプローブカードと、該プローブカードを保持
    すると共に、引き出し基板のポゴピンを介して検査用電
    圧が供給される外部電極及び該外部電極と前記プローブ
    カードのプローブ端子とを接続する金属配線を有する配
    線基板とを備えた検査用基板であって、 前記外部電極の少なくとも表面部は、前記金属配線を構
    成する金属よりも硬い金属により形成されていることを
    特徴とする検査用基板。
  3. 【請求項3】 筒状体と、該筒状体の内部に収納された
    スプリングと、前記筒状体の内部における前記スプリン
    グよりも先端側に軸方向へ移動自在に保持されたプラン
    ジャと、前記筒状体の先端部に前記プランジャと接する
    ように保持されたボールとを備え、前記ボールは前記ス
    プリングにより前記プランジャを介して先端側に付勢さ
    れていることを特徴とするポゴピン。
JP31046197A 1997-11-12 1997-11-12 ウェハバーンイン装置、検査用基板及びポゴピン Pending JPH11145216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31046197A JPH11145216A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 ウェハバーンイン装置、検査用基板及びポゴピン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31046197A JPH11145216A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 ウェハバーンイン装置、検査用基板及びポゴピン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11145216A true JPH11145216A (ja) 1999-05-28

Family

ID=18005538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31046197A Pending JPH11145216A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 ウェハバーンイン装置、検査用基板及びポゴピン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11145216A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002009169A1 (fr) * 2000-07-25 2002-01-31 Ibiden Co., Ltd. Dispositif d'inspection et carte sonde
KR20020088265A (ko) * 2001-05-21 2002-11-27 삼성전자 주식회사 리프트 핀 및 이를 사용하는 기판 스테이지
KR100853402B1 (ko) 2006-12-27 2008-08-21 주식회사 아이티엔티 반도체디바이스 테스트시스템의 커넥팅 장치
JP2014057084A (ja) * 2007-04-05 2014-03-27 Aehr Test Systems 熱膨張係数の異なる信号分配ボード及びウェハチャックをもつエレクトロニックテスター
US11448695B2 (en) 2007-12-19 2022-09-20 Aehr Test Systems System for testing an integrated circuit of a device and its method of use
US11592465B2 (en) 2009-03-25 2023-02-28 Aehr Test Systems Pressure relief valve
US11635459B2 (en) 2017-03-03 2023-04-25 Aehr Test Systems Electronics tester
US11835575B2 (en) 2020-10-07 2023-12-05 Aehr Test Systems Electronics tester
US11860221B2 (en) 2005-04-27 2024-01-02 Aehr Test Systems Apparatus for testing electronic devices
US12007451B2 (en) 2016-01-08 2024-06-11 Aehr Test Systems Method and system for thermal control of devices in an electronics tester

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002009169A1 (fr) * 2000-07-25 2002-01-31 Ibiden Co., Ltd. Dispositif d'inspection et carte sonde
EP1248292A1 (en) * 2000-07-25 2002-10-09 Ibiden Co., Ltd. Inspection apparatus and probe card
US6765400B2 (en) 2000-07-25 2004-07-20 Ibiden Co., Ltd. Inspection apparatus and probe card
EP1248292A4 (en) * 2000-07-25 2007-08-15 Ibiden Co Ltd INSPECTION DEVICE AND PROBE CARD
KR20020088265A (ko) * 2001-05-21 2002-11-27 삼성전자 주식회사 리프트 핀 및 이를 사용하는 기판 스테이지
US11860221B2 (en) 2005-04-27 2024-01-02 Aehr Test Systems Apparatus for testing electronic devices
KR100853402B1 (ko) 2006-12-27 2008-08-21 주식회사 아이티엔티 반도체디바이스 테스트시스템의 커넥팅 장치
JP2019153813A (ja) * 2007-04-05 2019-09-12 エイアー テスト システムズ 熱チャック内の二重螺旋熱制御通路を有するエレクトロニックテスター
JP2015073119A (ja) * 2007-04-05 2015-04-16 エイアー テスト システムズ 熱膨張係数の異なる信号分配ボード及びウェハチャックをもつエレクトロニックテスター
US10976362B2 (en) 2007-04-05 2021-04-13 Aehr Test Systems Electronics tester with power saving state
JP2014057084A (ja) * 2007-04-05 2014-03-27 Aehr Test Systems 熱膨張係数の異なる信号分配ボード及びウェハチャックをもつエレクトロニックテスター
US11448695B2 (en) 2007-12-19 2022-09-20 Aehr Test Systems System for testing an integrated circuit of a device and its method of use
US11592465B2 (en) 2009-03-25 2023-02-28 Aehr Test Systems Pressure relief valve
US11977098B2 (en) 2009-03-25 2024-05-07 Aehr Test Systems System for testing an integrated circuit of a device and its method of use
US12007451B2 (en) 2016-01-08 2024-06-11 Aehr Test Systems Method and system for thermal control of devices in an electronics tester
US11635459B2 (en) 2017-03-03 2023-04-25 Aehr Test Systems Electronics tester
US11821940B2 (en) 2017-03-03 2023-11-21 Aehr Test Systems Electronics tester
US11835575B2 (en) 2020-10-07 2023-12-05 Aehr Test Systems Electronics tester

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3343549B2 (ja) シリコン・フィンガ・コンタクタを有するコンタクトストラクチャおよびそれを用いた総合組立構造
US7423439B2 (en) Probe sheet adhesion holder, probe card, semiconductor test device, and manufacturing method of semiconductor device
JPH06151532A (ja) プローブ装置
US20080106292A1 (en) Probe card having cantilever probes
WO2005069019A1 (ja) プローブカード
JPH10111315A (ja) プローブカードおよびこれを用いた試験装置
JPH11145216A (ja) ウェハバーンイン装置、検査用基板及びポゴピン
JP4286182B2 (ja) 電気的接続方法
US20090058447A1 (en) Fault analyzer
US6130546A (en) Area array (flip chip) probe card
JPH09229963A (ja) 電子部品検査用接触体とその製造方法およびそれを用いた検査方法
JP3535728B2 (ja) 半導体集積回路の検査装置
JPH1010191A (ja) コネクタおよびそれを用いる半導体検査方法ならびに装置
KR100356823B1 (ko) 프로브 카드
JP4124775B2 (ja) 半導体集積回路の検査装置及びその検査方法
JPH0541417A (ja) プローブカード
JP2001013166A (ja) 半導体装置評価用プローブ構造体及びその製造方法
JP3076245B2 (ja) 検査ピンおよび検査装置
JP2002156387A (ja) 半導体測定装置のコンタクトピン
JP2000074991A (ja) 半導体チップ用パッケージの良否検査方法及びその装置とこれに用いるプローブピン構造
JP4192156B2 (ja) 半導体装置の検査方法
JP2976322B2 (ja) プローブ装置
KR200328984Y1 (ko) 고주파수용 테스트소켓
JP2005241426A (ja) 電子部品検査装置
JP3978142B2 (ja) 検査用基板

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040511