JPH11145003A - 電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents
電解コンデンサおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH11145003A JPH11145003A JP31011397A JP31011397A JPH11145003A JP H11145003 A JPH11145003 A JP H11145003A JP 31011397 A JP31011397 A JP 31011397A JP 31011397 A JP31011397 A JP 31011397A JP H11145003 A JPH11145003 A JP H11145003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- foil
- paper
- capacitor element
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 title claims abstract description 100
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 21
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims abstract description 66
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 54
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims abstract description 19
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 7
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 claims description 23
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 abstract description 8
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 49
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 13
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
- CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N Acetone Chemical compound CC(C)=O CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- WNLRTRBMVRJNCN-UHFFFAOYSA-N adipic acid Chemical compound OC(=O)CCCCC(O)=O WNLRTRBMVRJNCN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 2
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 description 2
- BDJRBEYXGGNYIS-UHFFFAOYSA-N nonanedioic acid Chemical compound OC(=O)CCCCCCCC(O)=O BDJRBEYXGGNYIS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 2
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- GEWWCWZGHNIUBW-UHFFFAOYSA-N 1-(4-nitrophenyl)propan-2-one Chemical compound CC(=O)CC1=CC=C([N+]([O-])=O)C=C1 GEWWCWZGHNIUBW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 235000012766 Cannabis sativa ssp. sativa var. sativa Nutrition 0.000 description 1
- 235000012765 Cannabis sativa ssp. sativa var. spontanea Nutrition 0.000 description 1
- 239000001361 adipic acid Substances 0.000 description 1
- 235000011037 adipic acid Nutrition 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 150000003863 ammonium salts Chemical class 0.000 description 1
- KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N boric acid Chemical compound OB(O)O KGBXLFKZBHKPEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004327 boric acid Substances 0.000 description 1
- 235000009120 camo Nutrition 0.000 description 1
- 235000005607 chanvre indien Nutrition 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 239000011487 hemp Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000011244 liquid electrolyte Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G4/00—Fixed capacitors; Processes of their manufacture
- H01G4/32—Wound capacitors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
ンデンサ素子に対する電解液の含浸性の向上と共に、静
電容量やtanδ等の電気的特性に優れ、しかも低コス
トに製造することができる電解コンデンサおよびその製
造方法を提供する。 【解決手段】 陽極箔20および陰極箔22しての電極
箔に、それぞれタブ端子28a、28bまたはリード端
子を取付けた後、適宜セパレータ24を介して重ね合せ
巻回することによりコンデンサ素子26を形成し、さら
に電解液を含浸させて構成してなる電解コンデンサにお
いて、抄紙繊維配列方向を長手方向に設定した電解紙な
いし化学繊維紙等からなるセパレータ24に対し、抄紙
繊維配列方向をコンデンサ素子26の軸方向に設定した
電解紙ないし化学繊維紙等からなる低密度のセパレータ
30を、部分的に挿入配置してこれらを前記電極箔と共
に巻回してコンデンサ素子26を構成する。
Description
コンデンサ素子の製造に係り、特に陽極箔および陰極箔
と共に重ね合せて巻回されるセパレータの構造を改善す
ることにより、電解液の含浸性を向上すると共に電解コ
ンデンサの電気的特性を安定化させることができる電解
コンデンサおよびその製造方法に関するものである。
コンデンサは、図4に示すように、陽極箔10と陰極箔
12との間に、セパレータ14として電解紙を介在させ
て巻回形成してコンデンサ素子16を作成し、このコン
デンサ素子を液状の電解液中に浸漬して電解質を含浸さ
せ、これを所要のケースに収納すると共に封口部材によ
り封止した構成からなる。
(EG)、ジメチルホルムアルデヒド(DMF)または
γ−ブチロラクトン(GBL)等を溶媒とし、これらの
溶媒に硼酸やアジピン酸、アゼライン酸またはこれらの
アンモニウム塩を溶解したものを使用し、この電解液を
コンデンサ素子16の巻回された電極箔の幅方向の両端
から電解液を浸透させて作成している。
陽極箔と陰極箔との間にセパレータとして電解紙を介在
させて巻回してコンデンサ素子を形成した後に、電解液
を含浸させているため、コンデンサ素子に対する電解液
の浸透が不十分であると、コンデンサとしてのインピー
ダンス特性、特に等価直列抵抗(ESR)が高くなり易
く、また使用中において経時変化する難点がある。
いては、例えば(1)真空含浸や高加圧含浸のような高
価な含浸手段を使用したり、(2)吸水(吸電解液)性
の良好な高価な電解紙を使用する、すなわち電解紙の原
材料を通常の木材クラフトパルプから、麻・エスパルト
パルプに変更する手段、あるいは乾燥電解紙に印刻二次
加工を施す手段を使用することにより、十分な含浸性を
確保するような努力がなされてきた。
記の手段(1)によれば、製造装置等の設備費が嵩む難
点があり、また前記の手段(2)によれば、コンデンサ
素子におけるショート不良率が増大する等の2次的問題
をさらに生じる難点がある。
造方向に繊維が配列することが一般的に知られている。
この場合の配列は、抄造機の条件、すなわち(a)スラ
リの流動方向、(b)スラリの流れと金網の速度差、
(c)乾燥時の条件(拘束の方法、張力、温度等)によ
る幅方向の収縮、(d)構成繊維形状等、により変化す
るが、多くの場合繊維の配向は概ね抄紙方向と同一とな
り、電解紙は長手方向にロール状に巻き取られる。
よって製造されたロール状の電解紙を、長手方向に巻き
戻して使用するため、巻回方向と抄紙繊維配列方向は同
一となる。
響する。すなわち、コンデンサ素子は、電極箔とセパレ
ータとを巻回して形成されているため、電解液の浸透は
前記コンデンサ素子の幅方向両端から浸透し、巻回方向
とは90°向きが異なった軸方向に進むからである。
は、抄紙繊維配列方向を長手方向とし、それと直角方向
を幅方向とした時の長手/幅方向の吸水性は、約2:1
であり、電解紙の長手、幅をコンデンサ素子に当て嵌め
ると、巻回方向と抄紙繊維配列方向は同一であるから、
コンデンサ素子は電解紙の幅方向すなわち吸水性の劣る
方向より含浸していることになる。従って、例えばコン
デンサ素子が軸方向に長く長円柱形の場合、電解液の含
浸不足となって、静電容量やtanδ(誘電損失)等の
電気的特性に悪影響を及ぼすという問題点を有してい
る。
デンサの製造に際し、コンデンサ素子に対する電解液の
含浸性の向上とtanδ特性の優れた電解コンデンサを
得ることを目的として、図5に示すように、アルミ箔か
らなる陽極箔10および陰極箔12と、これら陽極箔と
陰極箔との間に介在させたスペーサ14とを巻回してコ
ンデンサ素子16とした電解コンデンサにおいて、前記
スペーサ14にはその片面に幅方向の溝13を設け、こ
の溝13を設けた片面を陽極箔10に接するように配置
することにより、電解液を含浸させる際に、前記スペー
サに設けた溝によって生じる毛管現象によって容易に含
浸できると共に保持されることにより、陽極箔に形成さ
れたエッチングビットヘの浸透も容易となり、tanδ
特性を改善することができるようにした電解コンデンサ
が提案されている(実公平2−15315号公報)。
いて、前記スペーサ14の片面に設ける溝15を、図6
に示すように、互いに交差するように形成することによ
り、前記と同様に電解液の含浸性を向上させてtanδ
特性を改善することができると共に、特に含浸時間の短
縮を図ることができるようにした電解コンデンサも提案
されている(実公平2−17473号公報)。
来技術における電解コンデンサの製造においては、スペ
ーサとして、例えば幅7〜14mm×厚さ50μmのマ
ニラ紙やクラフト紙を使用し、これに深さ25μm×幅
30μmの溝を0.33mmの間隔で成形するものであ
り、溝の成形技術が極めて細密となると共に、成形装置
も高精度のものが必要となり、スペーサの製造のために
多大な設備費を要するばかりでなく、コンデンサ素子と
しての製造コストも増大する難点がある。
結果、コンデンサ素子の軸方向、すなわち電解液の浸透
方向と、同一方向に毛管現象が機能するように、抄紙繊
維配列方向を設定した電解紙ないし化学繊維紙等からな
る低密度のセパレータを、従来の陽極箔と陰極箔との間
に介挿する抄紙繊維配列方向を長手方向とした電解紙な
いし化学繊維紙等からなるセパレータに対し、部分的に
挿入配置して、これらを巻回してコンデンサ素子を構成
することにより、前記低密度のセパレータに形成される
空隙によって生じる毛管現象により、電解液の含浸性を
著しく向上させることができると共に、静電容量やta
nδ等の電気的特性に優れた電解コンデンサを容易かつ
低コストに製造することができることを突き止めた。
する電解紙ないし化学繊維紙等からなるセパレータに対
し、前記低密度のセパレータを部分的に挿入配置する手
段としては、抄紙繊維配列方向を長手方向とした電解紙
等からなるセパレータの抄造に際して、この抄造時に発
生する繊維間結合、例えば繊維間水素結合、ファンデル
ワールズ結合等を利用して、コンデンサ素子の軸方向に
抄紙繊維配列方向を設定した電解紙等からなる低密度の
セパレータを、適当間隔離間させて部分的にかつ容易に
形成することができることが確認された。
造を改善することにより、コンデンサ素子に対する電解
液の含浸性の向上と共に、静電容量やtanδ等の電気
的特性に優れ、しかも低コストに製造することができる
電解コンデンサおよびその製造方法を提供することにあ
る。
に、本発明に係る電解コンデンサは、陽極箔および陰極
箔としての電極箔に、それぞれタブ端子またはリード端
子を取付けた後、適宜セパレータを介して重ね合せ巻回
することによりコンデンサ素子を形成し、さらに電解液
を含浸させて構成してなる電解コンデンサにおいて、抄
紙繊維配列方向を長手方向に設定した電解紙ないし化学
繊維紙等からなるセパレータに対し、抄紙繊維配列方向
をコンデンサ素子の軸方向に設定した電解紙ないし化学
繊維紙等からなる低密度のセパレータを、部分的に挿入
配置してこれらを前記電極箔と共に巻回してコンデンサ
素子を構成することを特徴とする。
方法は、陽極箔および陰極箔としての電極箔に、それぞ
れタブ端子またはリード端子を取付けた後、適宜セパレ
ータを介して重ね合せ巻回することによりコンデンサ素
子を形成した後、前記コンデンサ素子に電解液を含浸さ
せてなる電解コンデンサの製造方法において、抄紙繊維
配列方向を長手方向に設定した電解紙ないし化学繊維紙
等からなるセパレータの抄造に際して、この抄造時に発
生する繊維間結合を利用してコンデンサ素子の軸方向に
抄紙繊維配列方向を設定した電解紙等からなる低密度の
セパレータを、適当間隔離間させて部分的に形成するこ
とを特徴とする。
の製造方法の実施例につき、添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
デンサおよびその製造方法の実施例を示すものであっ
て、図1は電解コンデンサのコンデンサ素子を形成する
ための電極箔とセパレータとの構成を示す斜視図であ
り、図2は図1に示す電解コンデンサのコンデンサ素子
を形成する電極箔とセパレータとの構成配置例を示す概
略平面図であり、図3は図2に示す電解コンデンサのコ
ンデンサ素子における電解液の浸透ないし拡散状態を示
す説明図である。
2は陰極箔、24は電解紙ないし化学繊維紙等からなる
セパレータを示し、前記陽極箔20と陰極箔22との間
にセパレータ24を介在させて巻回してコンデンサ素子
26を形成したものである。なお、参照符号28a、2
8bは前記陽極箔20と陰極箔22とにそれぞれ予め接
続されたタブ端子を示す(図2参照)。
ンサ素子26を形成する際、前記電解紙ないし化学繊維
紙等からなるセパレータ24の表面に、電解紙ないし化
学繊維紙等からなる低密度のセパレータ30を、適当間
隔離間させて部分的に挿入配置したことを特徴とするも
のである。
密度のセパレータ30の挿入配置に際しては、図2に示
すように、抄紙繊維配列方向を長手方向に設定した電解
紙ないし化学繊維紙等からなるセパレータ24に対し、
抄紙繊維配列方向をコンデンサ素子26の軸方向に設定
した電解紙ないし化学繊維紙等からなる低密度のセパレ
ータ30を、部分的に挿入配置して、これらを前記陽極
箔20および陰極箔22とからなる電極箔と共に巻回し
てコンデンサ素子を構成することができる。
設定した電解紙ないし化学繊維紙等からなるセパレータ
24の抄造に際して、この抄造時に発生する繊維間結
合、例えば繊維間水素結合、ファンデルワールズ結合等
を利用して、コンデンサ素子26の軸方向に抄紙繊維配
列方向を設定した電解紙等からなる低密度のセパレータ
30を、適当間隔離間させて部分的に形成することがで
きる。
30を設けたセパレータ24は、陽極箔20と陰極箔2
2との間に介在させて巻回し、コンデンサ素子26を形
成する(図1参照)。そして、このように形成されたコ
ンデンサ素子26に対し、電解液を含浸するに際して
は、図3に示すように、前記コンデンサ素子26の軸方
向と同一方向に抄紙繊維配列方向を設定した電解紙等か
らなる低密度のセパレータ30において、前記繊維配列
方向に毛管現象を生じて(矢印A参照)、コンデンサ素
子26内部への電解液の含浸性を著しく向上することが
できると共に、抄紙繊維配列方向を長手方向に設定した
電解紙等からなるセパレータ24に対しても、電解液の
浸透拡散(矢印B参照)を迅速に達成することが可能と
なる。
ンサは、電解液として高粘性のものも利用することがで
きるばかりでなく、製造時間の短縮と共に製造コストを
低減することができ、静電容量やtanδ等の電気的特
性を安定化することができる等の多くの優れた利点が得
られる。
ぞれ説明したが、本発明は前記実施例に限定されること
なく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多く
の設計変更をすることができる。
コンデンサによれば、陽極箔および陰極箔としての電極
箔に、それぞれタブ端子またはリード端子を取付けた
後、適宜セパレータを介して重ね合せ巻回することによ
りコンデンサ素子を形成し、さらに電解液を含浸させて
構成してなる電解コンデンサにおいて、抄紙繊維配列方
向を長手方向に設定した電解紙ないし化学繊維紙等から
なるセパレータに対し、抄紙繊維配列方向をコンデンサ
素子の軸方向に設定した電解紙ないし化学繊維紙等から
なる低密度のセパレータを、部分的に挿入配置してこれ
らを前記電極箔と共に巻回してコンデンサ素子を構成す
ることにより、電解液の含浸性を向上すると共に電解コ
ンデンサの電気的特性を安定化させることができる電解
コンデンサを容易に得ることができる。
製造するに際しては、陽極箔および陰極箔としての電極
箔に、それぞれタブ端子またはリード端子を取付けた
後、適宜セパレータを介して重ね合せ巻回することによ
りコンデンサ素子を形成した後、前記コンデンサ素子に
電解液を含浸させてなる電解コンデンサの製造方法にお
いて、抄紙繊維配列方向を長手方向に設定した電解紙な
いし化学繊維紙等からなるセパレータの抄造に際して、
この抄造時に発生する繊維間結合を利用してコンデンサ
素子の軸方向に抄紙繊維配列方向を設定した電解紙等か
らなる低密度のセパレータを、適当間隔離間させて部分
的に形成することにより、電解液の含浸性を向上させ
て、電解コンデンサの電気的特性を安定化させることが
できる電解コンデンサを、簡便にかつ低コストに製造す
ることができる。
するコンデンサ素子の電極箔とセパレータとの構成を示
す概略斜視図である。
形成する電極箔とセパレータとの構成配置例を示す概略
平面図である。
おける電解液の浸透ないし拡散状態を示す説明図であ
る。
の電極箔とセパレータとの構成例を示す概略斜視図であ
る。
ータとの構成の改良案を示す概略斜視図である。
ータとの構成の別の改良案を示す概略斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 陽極箔および陰極箔としての電極箔に、
それぞれタブ端子またはリード端子を取付けた後、適宜
セパレータを介して重ね合せ巻回することによりコンデ
ンサ素子を形成し、さらに電解液を含浸させて構成して
なる電解コンデンサにおいて、 抄紙繊維配列方向を長手方向に設定した電解紙ないし化
学繊維紙等からなるセパレータに対し、抄紙繊維配列方
向をコンデンサ素子の軸方向に設定した電解紙ないし化
学繊維紙等からなる低密度のセパレータを、部分的に挿
入配置してこれらを前記電極箔と共に巻回してコンデン
サ素子を構成することを特徴とする電解コンデンサ。 - 【請求項2】 陽極箔および陰極箔としての電極箔に、
それぞれタブ端子またはリード端子を取付けた後、適宜
セパレータを介して重ね合せ巻回することによりコンデ
ンサ素子を形成した後、前記コンデンサ素子に電解液を
含浸させてなる電解コンデンサの製造方法において、 抄紙繊維配列方向を長手方向に設定した電解紙ないし化
学繊維紙等からなるセパレータの抄造に際して、この抄
造時に発生する繊維間結合を利用してコンデンサ素子の
軸方向に抄紙繊維配列方向を設定した電解紙等からなる
低密度のセパレータを、適当間隔離間させて部分的に形
成することを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31011397A JP4041926B2 (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31011397A JP4041926B2 (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11145003A true JPH11145003A (ja) | 1999-05-28 |
JP4041926B2 JP4041926B2 (ja) | 2008-02-06 |
Family
ID=18001343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31011397A Expired - Fee Related JP4041926B2 (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 電解コンデンサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4041926B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013175645A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 油入変圧器 |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP31011397A patent/JP4041926B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013175645A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 油入変圧器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4041926B2 (ja) | 2008-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5004232B2 (ja) | 固体電解コンデンサ、固体電解コンデンサ素子およびその製造方法 | |
JPH06168848A (ja) | 電解コンデンサ | |
JP2004303940A (ja) | 電解コンデンサ | |
CN109659139B (zh) | 一种固态电解电容器及其制备方法 | |
JP2009266926A (ja) | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JP3878421B2 (ja) | 固体電解コンデンサ用セパレータ及び固体電解コンデンサ | |
JP5293743B2 (ja) | コンデンサ用電極箔とそれを用いた電解コンデンサ | |
CN111627708A (zh) | 一种导电高分子聚合物电解电容器及其制备方法 | |
JP3965871B2 (ja) | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JP4704366B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP4654637B2 (ja) | アルミ電解コンデンサの製造方法 | |
JPH11145003A (ja) | 電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JPWO2019156120A1 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP2012019006A (ja) | セパレータおよびこのセパレータを用いたキャパシタ | |
JP4507500B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JP4798478B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP2001189242A (ja) | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JP2950575B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP2010074089A (ja) | 電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JPS5932121A (ja) | 電解コンデンサ | |
JP3033971B2 (ja) | 電解コンデンサ | |
KR100775023B1 (ko) | 적층형 고분자 콘덴서의 제조 방법 | |
KR100821166B1 (ko) | 적층형 고분자 콘덴서의 제조 방법 | |
CN115298778A (zh) | 电化学元件用分隔件及电化学元件 | |
JPH01278713A (ja) | 電解コンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070302 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070501 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |