JPH11144931A - 電磁波シールド用の軟磁性合金粉末およびそれを使用した難燃性材料 - Google Patents

電磁波シールド用の軟磁性合金粉末およびそれを使用した難燃性材料

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JPH11144931A
JPH11144931A JP9312402A JP31240297A JPH11144931A JP H11144931 A JPH11144931 A JP H11144931A JP 9312402 A JP9312402 A JP 9312402A JP 31240297 A JP31240297 A JP 31240297A JP H11144931 A JPH11144931 A JP H11144931A
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soft magnetic
electromagnetic wave
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flame
powder
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Shinichiro Yahagi
慎一郎 矢萩
Akihiko Saito
章彦 齋藤
Michiharu Ogawa
道治 小川
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波シールド用の軟磁性合金の粉末であっ
て、高周波領域まで良好な性能を示すものを提供すると
ともに、この粉末をゴムまたは合成樹脂のマトリクス中
に分散させてなる、シートそのほかの電磁波シールド用
の材料、とくに、難燃性のすぐれたものを提供する。 【解決手段】 重量%で、Cr:5〜14%、Al:
0.5〜20%およびSi:0.01〜0.5%を含有
し、好ましくはさらにREM:0.5%以下を含有し、
ただしCr%+3Al%≧30であって、残部がFeお
よび不可避の不純物からなる合金組成を有する電磁波シ
ールド用の軟磁性合金粉末を、アトライターで箔化して
偏平にしたものを、塩素化ポリエチレンゴムの難燃グレ
ードのものに30重量%以上、なるべく高い配合割合で
添加し、シートまたは成形品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波シールド用
の軟磁性合金の粉末に関する。 本発明はまた、この合
金粉末ををゴムまたは合成樹脂のマトリクス中に分散さ
せてなる電磁波シールド用の材料であって、とくに難燃
性のすぐれたものにも関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器類に関する技術の発達に
伴い、電磁波に基因する問題がクローズアップされた。
すなわち、電子機器の部品から発生する電磁波が他の
機器の誤動作をひきおこしたり、外部からの電磁波によ
り障害が発生するなどの問題がそれである。 このよう
な問題を解消する手段として、種々の電磁波シールド用
材料が開発されつつある。
【0003】発明者らは、ある程度の柔軟性と可撓性と
を有する電磁波シールド用材料として、ゴムまたは合成
樹脂のマトリクス中に軟磁性材料の粉末を分散させたも
のを何種類か提案した(最近の例は、特願平9−250
143号)。 軟磁性材料の粉末は、なるべくアスペク
ト比の大きな、つまり扁平な形状のものを使用し、シー
ルドを必要とする電磁波の進行方向に対して垂直な方向
に粉末の扁平な面が向くようにすると効果的であり、シ
ールド用材料に絶縁性を保たせたままシールド性能を発
揮させることが可能である。
【0004】電磁波シールド用材料は、たとえばパソコ
ンのクロック速度の上昇に代表されるように、きわめて
高い周波数の領域、たとえば1GHz またはそれ以上にお
いてもシールド性能が維持されることを要求される。
そこで、軟磁性材料の合金組成や粉末形状・寸法の選択
が問題となる。
【0005】一方、電磁波シールド用材料は、その使用
する局面に応じて、難燃性を要求されることが多い。
用途が通常の電子機器たとえばパソコン類であれば、U
L規格の難燃性試験でV1基準をみたせばよいが、家電
類となるとV0基準、つまりバーナーによる着火が焔を
遠ざけたとき直ちに消える程度の難燃性をもたなければ
ならない。 従来の電磁波シールド用シートは、マトリ
クス材料として、塩素化ポリエチレンゴムに三酸化アン
チモンのような難燃剤を添加した難燃グレードのものを
使用しても、なおV0を達成することができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、上述した技術の流れの中で、電磁波シールド用の軟
磁性合金粉末であって、1GHz 程度の高周波領域におい
ても特性が低下することなく使用できるものを提供する
ことにある。 本発明の第二の目的は、このような軟磁
性合金の粉末をゴムまたは合成樹脂のマトリクス中にを
分散させて、成形品またはシートとしたものであって、
しかも高度の難燃性を有するものを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した第一の目的を達
成する本発明の電磁波シールド用軟磁性合金粉末の基本
的な態様は、重量%で、Cr:5〜14%、Al:0.
5〜20%およびSi:0.01〜0.5%を含有し、
ただしCr%+3Al%≧30であって、残部がFeお
よび不可避の不純物からなる合金組成を有する軟磁性合
金粉末である。
【0008】本発明の電磁波シールド用軟磁性合金粉末
の変更態様であって、好ましい態様は、重量%で、C
r:5〜14%、Al:0.5〜20%、Si:0.0
1〜0.5%およびREM:0.5%以下を含有し、た
だしCr%+3Al%≧30であって、残部がFeおよ
び不可避の不純物からなる合金組成を有する電磁波シー
ルド用の軟磁性合金粉末である。
【0009】上記した第二の目的を達成する本発明の電
磁波シールド用軟磁性合金粉末の基本的な態様は、重量
%で、Cr:5〜14%、Al:0.5〜20%および
Si:0.01〜0.5%を含有し、ただしCr%+3
Al%≧30であって、残部がFeおよび不可避の不純
物からなる合金組成を有する軟磁性合金粉末を、塩素を
含有するゴムまたは合成樹脂のマトリクス中に混練して
なる電磁波シールド用の難燃性材料である。
【0010】本発明の電磁波シールド用軟磁性合金粉末
の変更態様であって、好ましい態様は、重量%で、C
r:5〜14%、Al:0.5〜20%、Si:0.0
1〜0.5%およびREM:0.5%以下を含有し、た
だしCr%+3Al%≧30であって、残部がFeおよ
び不可避の不純物からなる合金組成を有する軟磁性合金
粉末を、塩素を含有するゴムまたは合成樹脂のマトリク
ス中に混練してなる電磁波シールド用の難燃性材料であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で使用する軟磁性合金の粉
末は、上記の範囲内でとくに、Cr:6〜8%、Al:
6〜16%、Si:0.01〜0.2%、残部Feから
なる合金組成を有することが好ましい。
【0012】上記のFe−Cr−Al−Si系合金は、
さらに、REM0.05%以下を含有することができ
る。 ここで「REM」とは、YおよびLa系希土類元
素を意味し、通常用いられているものがそうであるよう
に、2種以上の元素の混合物であってもよい。
【0013】本発明において、軟磁性合金の粉末として
は、その形状が偏平であるものを用いることが好まし
い。 電磁波シールド用の難燃性材料は、この軟磁性合
金の粉末とくに扁平な粉末を、塩素を含有するゴムまた
は合成樹脂のマトリクス中に、重量で30%以上混練す
ることが好ましい。
【0014】マトリクス材料としては、難燃性のゴムま
たは合成樹脂を使用する。 前記した、塩素化ポリエチ
レンゴムに三酸化アンチモンのような難燃化剤を加えて
なる難燃グレードの使用が好ましい。
【0015】電磁波シールド用材料は、射出成形により
任意の形状を与えた成形品であってもよいし、押出成形
により板、棒、円筒、そのほか異形断面をもつ製品にし
たものであってもよい。 しかし、最も多くの用途に柔
軟に使用されるものは、シート状の製品であろう。 シ
ートは、ゴムのシートの製造に通常行なわれているカレ
ンダリングにより製造できる。 よく知られているよう
に、カレンダリングはゴムに多量の粉末を充填すること
ができ、できるだけ多量の軟磁性材料粉末を分散させる
べき本発明の電磁波シールド用材料にとって、有用な加
工法である。
【0016】本発明で使用する軟磁性合金の化学組成を
前記のように限定した理由は、つぎのとおりである。
【0017】Cr:5〜14%、好ましくは6〜8% Crは、所望の磁気特性を得るとともに、扁平粉末への
加工性を好適にするために、上記の範囲内で添加する。
ここで、「扁平粉末への加工性」の語は、扁平の度合
が高い粉末が容易に得られるか否かの程度を意味する。
【0018】Al:0.5〜20%、好ましくは6〜1
6% AlもCrとともに所望の磁気特性および粉末への加工
性を得るために、上記の範囲内で添加する。
【0019】Cr%+3Al%≧30 CrもAlも酸素と強く結合するから、Fe−Cr−A
l合金の表面は酸化物被膜で覆われている。 発明者ら
の理解するところでは、難燃性にとっては、この被膜に
おける酸化物の形態、つまり酸素と金属との結合のあり
方が、従来漠然と影響が大きいと考えられていた酸素の
量よりも、むしろ重大な影響を与えるようである。 C
r%+3Al%の値が30以上である磁性合金の粉末を
使用すると、その表面はち密な酸化物が形成され、それ
が難燃性を高くする上で有効と考えられる。 この値が
低く、30に満たない磁性合金の粉末を使用したので
は、後記する例にみるとおり、高度の難燃性は得られな
い。
【0020】Si:0.01〜0.5%未満、好ましく
は0.01〜0.2% Siは合金の電気抵抗を高め、シールド用材料の磁気特
性を良好にする。 多量に加えると扁平粉末への加工性
に関して不利であるから、上記の範囲内の添加量をえら
ぶ。
【0021】本発明で使用する軟磁性合金にとって、不
純物として入ってくることが通常避けられないものは、
C,Mn,PおよびSである。 CおよびMnは多量に
なると飽和磁束密度の低下を招くので、それぞれ許容限
度を0.30%とし、これを超えないことが好ましい。
PおよびSは粉末への加工性と耐食性を低くするの
で、どちらも0.03%以下の含有に止めることが望ま
しい。このほか、主として使用原料から混入する可能性
が高く、従って問題になることのある不純物は、Cu,
NiおよびMoである。 いずれも飽和磁束密度を低く
する成分であって、その含有量は0.10%以下に抑え
るべきである。
【0022】任意の合金成分であるREMは、前記のよ
うに、添加する場合は0.5%以下の量を選択する。
REMは、難燃性の観点からは好ましい存在であるが、
多量になると扁平粉末への加工性を低くする。
【0023】軟磁性合金の粉末は、偏平にすることで、
電磁波シールド特性が向上する。扁平な合金粉末は、合
金溶湯を常用の水噴霧法などの方法により得た粉末を、
さらにアトライター(ボールミル)に入れて潰し、扁平
化することによって製造する。 この扁平化はしばしば
長時間を要する作業なので、短時間で扁平な粉末が得ら
れることが好ましい。
【0024】電磁波シールド用の材料には、できるだけ
多量の軟磁性合金の粉末を添加すべきことはいうまでも
ない。 少量では、シールド性能が不足するからであ
る。通常必要なシールド性能を得るためには、前記のよ
うに、重量で30%以上の添加を必要とする。 添加可
能な限度は、軟磁性合金の粉末の形状、粒子サイズ、マ
トリクスとして使用するゴムまたは合成樹脂材料の物
性、難燃化剤を添加する場合はその種類および添加量、
さらには成形手段など、多くの因子に左右されるが、多
くの場合、重量で90%程度まで、致命的な困難を経験
するとなく添加できるであろう。
【0025】
【実施例】〔実施例および比較例〕下記4種の合金組成
をもつ軟磁性合金(重量%、残部Fe)を溶製し、水噴
霧法により粉末化した。
【0026】 No. Si Cr Al REM 備 考 1 0.1 7.2 9.6 − 2 0.1 7.2 9.6 0.05 3 0.1 13.0 3.0 − 4 9.6 − 5.4 − センダスト 145メッシュ通過粉末を集めた。 これらの粉末のD
50は、10〜22μmである。
【0027】各粉末をボールミル型のアトライター(2
50rpm)に入れ、媒体としてナフテノールを使用し、湿
式で扁平箔化を行なった。 時間の経過とともにサンプ
ルをとり出し、80℃で5時間乾燥して、平均粒径を測
定した。 その結果を図1にそれぞれ示す。 図1で
は、扁平化を「箔化」と記した。
【0028】図1において、2種のFe−Cr−Al系
磁性合金は、箔化の進行に伴って速やかに平均粒径が大
きくなり、ついで小さくなる。 はじめに見られる平均
粒径の増大は、球形に近い粉末が扁平化ないし箔化され
る結果であり、続く平均粒径の減少は、いったん箔状に
なった粒子が切断されて小さい粒子となるためと考えら
れる。 これに対し、電磁波シールド用軟磁性合金とし
て一般に使用されているFe−Si−Al系(センダス
ト)は、硬い材料として知られているだけあって、粒径
にほとんど変化がみられない。 これらの結果から、扁
平な粉末を得る上では、Fe−Cr−Al系軟磁性合金
が有利であることがわかる。
【0029】難燃化剤を重量で、7.5%,9%,11
%または12.5%添加した塩素化ポリエチレンゴムに
対し、上記4種の軟磁性合金粉末(箔化時間はFe−C
r−Al系の2種が6時間、Fe−Si−Al系が20
時間)を、組成物中の含有量が90重量%となるように
配合し、加圧ニーダーに入れて混練したのち、ミキシン
グロールによる圧延およびカレンダロールによる精密圧
延をへて、厚さ0.5mmのシートに成形した。
【0030】次に、このようにして得たシールド用シー
トのうち、Fe−7Cr−9Al系の軟磁性合金の粉末
を含有するものについて、透磁率の周波数特性を測定し
て、図2の結果を得た。 箔化時間は6時間であり、水
素雰囲気下700℃×1時間の熱処理をへている。
【0031】図2は、この電磁波シールド用シートが、
高い周波数領域まで高い透磁率を保つことを示してい
る。
【0032】各シートの難燃性を、UL94規格に定め
る方法に従って測定した。 評価の結果を、軟磁性合金
の組成にもとづくA=Cr%+3Al%の値とともに、
図3に示す。 図3の結果から、A値が高い方が、より
高度の難燃性を実施することが容易であるといえる。
換言すれば、より少ない難燃剤の添加で、所望の難燃性
を得ることができる。 三酸化アンチモンのような難燃
剤は無機物質の粉末であって、その添加量を高めれば、
それに伴って、マトリクスであるゴム系または合成樹脂
中に軟磁性合金粉末の充填可能な限度が低下する。 い
うまでもなく、薄いシートであっても高い電磁波シール
ド性能を実現しようとすれば、軟磁性合金粉末の配合量
を高くしなければならない。 また、多量の難燃剤の添
加は組成物の加工性を低くし、シールド用材料としての
成形品の形状・寸法に関する設計の自由度を損なう。
【0033】
【発明の効果】本発明により、Fe−Cr−Al系軟磁
性合金の粉末であって、高い周波数領域まで電磁波シー
ルド性能を確保したものが提供される。 それととも
に、本発明により、この軟磁性合金の粉末をゴムまたは
合成樹脂のマトリクス中に分散させた組成物を材料とす
る電磁波シールド用材料が提供された。
【0034】本発明の特別な意義は、これまで困難と考
えられていたような、高い難燃性をもった電磁波シール
ド用材料を提供したことである。 マトリクスへの難燃
剤の添加量を極端に高めなくても、従って組成物の加工
性をあまり低下させることなく、UL94−V1は容易
に達成できる。 十分な量の難燃剤を使用すれば、V0
を実現することもできる。 従って本発明の電磁波シー
ルド用材料は、種々のOA機器、家電製品などの電磁波
シールドを必要とする部分に使用するシールド用部品と
して、高度の難燃性の要求をみたすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 種々の軟磁性合金粉末を扁平にする箔化処理
に関し、時間の経過に伴う平均粒径の変化をあらわした
グラフ。
【図2】 本発明の電磁波シールド用シートの透磁率の
周波数特性を示したグラフ。
【図3】 本発明の電磁波シールド用シートのUL規格
にもとづく試験により定めた難燃性のレベルを、マトリ
クスとした塩素化ポリエチレンゴムに添加した難燃剤の
量との関係において、比較例とともに示したグラフ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、Cr:5〜14%、Al:
    0.5〜20%およびSi:0.01〜0.5%を含有
    し、ただしCr%+3Al%≧30であって、残部がF
    eおよび不可避の不純物からなる合金組成を有する電磁
    波シールド用の軟磁性合金粉末。
  2. 【請求項2】 重量%で、Cr:5〜14%、Al:
    0.5〜20%、Si:0.01〜0.5%およびRE
    M:0.5%以下を含有し、ただしCr%+3Al%≧
    30であって、残部がFeおよび不可避の不純物からな
    る合金組成を有する電磁波シールド用の軟磁性合金粉
    末。
  3. 【請求項3】 重量%で、Cr:5〜14%、Al:
    0.5〜20%およびSi:0.01〜0.5%を含有
    し、ただしCr%+3Al%≧30であって、残部がF
    eおよび不可避の不純物からなる合金組成を有する軟磁
    性合金粉末を、塩素を含有するゴムまたは合成樹脂のマ
    トリクス中に混練してなる電磁波シールド用の難燃性材
    料。
  4. 【請求項4】 重量%で、Cr:5〜14%、Al:
    0.5〜20%、Si:0.01〜0.5%およびRE
    M:0.5%以下を含有し、ただしCr%+3Al%≧
    30であって、残部がFeおよび不可避の不純物からな
    る合金組成を有する軟磁性合金粉末を、塩素を含有する
    ゴムまたは合成樹脂のマトリクス中に混練してなる電磁
    波シールド用の難燃性材料。
  5. 【請求項5】 軟磁性合金粉末の形状が偏平であり、軟
    磁性合金粉末の含有量が重量で30%以上である請求項
    3または4に記載の電磁波シールド用の難燃性材料。
  6. 【請求項6】 マトリクスとして難燃グレードの塩素化
    ポリエチレンを使用した請求項3ないし5のいずれかに
    記載の電磁波シールド用の難燃性材料。
  7. 【請求項7】 射出成形により製造した成形品、または
    カレンダリングにより製造したシートの形である請求項
    3ないし6のいずれかに記載の電磁波シールド用の難燃
    性材料。
JP9312402A 1997-01-20 1997-11-13 電磁波シールド用の軟磁性合金粉末およびそれを使用した難燃性材料 Pending JPH11144931A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001189585A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Daido Steel Co Ltd 高次吸収ピークを利用した電磁波吸収体
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