JPH11144747A - 燃料電池用基体材 - Google Patents

燃料電池用基体材

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JPH11144747A
JPH11144747A JP9305954A JP30595497A JPH11144747A JP H11144747 A JPH11144747 A JP H11144747A JP 9305954 A JP9305954 A JP 9305954A JP 30595497 A JP30595497 A JP 30595497A JP H11144747 A JPH11144747 A JP H11144747A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 健全な燃料電池を提供でき、急速昇降温後の
リーク率の増加を抑制できる燃料電池の基体材を提供す
る。 【解決手段】 燃料電池の基体管1の材料であって、C
aO≦26.1重量%,ZrO2 ≦60.9重量%,13.0重量%
≦NiOの三成分系組成からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池の基体材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていた技術の一例を図1に
示す。従来技術の基体管(基材部)1は30.0wt%
のCaOと70.0wt%のZrO2 とで構成される多
孔質管からなる。この基体管(基材部)1の表面に10
0μmのNi−ジルコニアサーメットからなる燃料極側
電極2、100μmのYSZからなる電解質3、100
μmのSrを0.1ドープしたLaMnO3 からなる空
気側電極4を積層し、さらに燃料極側電極2と空気側電
極4を接続するためのLaCrO3 からなる導電性接続
材5を積層しSOFC(Solid Oxide Fuel Cells; 固体
電解質型燃料電池、以下「燃料電池」という。) を形成
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の基体管においては、以下のような課題がある。熱サ
イクル時の速い昇降温速度で著しく劣化する、という問
題点がある。すなわち、50℃/時以下の昇降温速度の
場合には熱サイクル前後で性能変化が認められないが、
50℃/時を超える昇降温速度ではヒートサイクル1回
当たり10%程度の出力低下が発生する場合がある。こ
れは、燃料電池を集合させて用いる場合に、昇降温速度
を極めて緩やかにしなければ、燃料電池集合体の一部で
50℃/時を超える昇降温速度になる部分が発生しセル
を損傷する。したがって、200℃/時程度の速い昇降
温速度でも損傷しないセルが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者等は、前記課題を
解決するため、基体管の材質を変更することで速い昇降
温速度でも損傷しないセルを作成する際に重要であるこ
とを知見した。かかる知見に基づく[請求項1]の発明
は、燃料電池の基体管の材料であって、CaO≦26.1重
量%,ZrO2 ≦60.9重量%,13.0重量%≦NiOの三
成分系組成からなることを特徴とする。
【0005】[請求項2]の発明は、請求項1におい
て、NiOの径が5μm以下であることを特徴とする。
【0006】[請求項3]の発明は、燃料電池の基体管
の材料であって、CaO≦27.2重量%,ZrO2 ≦63.6
重量%,9.2 重量%≦MgOの三成分系組成からなるこ
とを特徴とする。
【0007】[請求項4]の発明は、燃料電池の基体管
の材料であって、CaO≦27.4重量%,ZrO2 ≦63.9
重量%,8.7 重量%≦SrOの三成分系組成からなるこ
とを特徴とする。
【0008】[請求項5]の発明は、燃料電池の基体管
の材料であって、47.9重量%≦MgO,Al2 3 ≦5
2.1重量%の二成分系組成からなることを特徴とする。
【0009】[請求項6]の発明は、燃料電池の基体管
の材料であって、CaO≦22.8重量%,MgO≦21.9重
量%,Al2 3 ≦55.3重量%の三成分系組成からなる
ことを特徴とする。
【0010】[請求項7]の発明は、燃料電池の基体管
の材料であって、MgO≦20.9重量%,26.3重量%≦S
rO,Al2 3 ≦52.8重量%の三成分系組成からなる
ことを特徴とする。
【0011】[請求項8]の発明は、燃料電池の基体管
の材料であって、17.7重量%≦CaO,MgO≦16.2重
量%,Al2 3 ≦40.9重量%,25.2重量%≦TiO2
の四成分系組成からなることを特徴とする。
【0012】[請求項9]の発明は、燃料電池の基体管
の材料であって、MgO≦13.3重量%,30.1重量%≦S
rO,Al2 3 ≦33.4重量%,23.2重量%≦TiO2
の四成分系組成からなることを特徴とする。
【0013】[請求項10]の発明は、燃料電池の基体
管の材料であって、MgO≦14.2重量%,Al2 3
36.2重量%,17.0重量%≦TiO2 ,32.6≦BaOの四
成分系組成からなることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明する。
【0015】(1) [請求項1]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、CaO≦26.1重量%,ZrO2
60.9重量%,13.0重量%≦NiOの三成分系組成からな
るものである。好ましくは、後述する実施例に示すよう
に、26.1重量%≧CaO≧9.1 重量%,60.9重量%≧Z
rO2 ≧20.9重量%,13.0重量%≦NiO≦70.0重量%
の範囲、より好ましくは21.0重量%≧CaO≧9.1 重量
%,49.0重量%≧ZrO2 ≧20.9重量%,30.0重量%≦
NiO≦70.0重量%の範囲、更に好ましくは14.9重量%
≧CaO≧9.1 重量%,34.8重量%≧ZrO2 ≧20.9重
量%,50.3重量%≦NiO≦70.0重量%の範囲で三成分
系組成を適宜選択するようにすればよい。これは、上記
範囲を超えると昇降温速度を急速に変化させることがで
きなくなり好ましくないからである。また、Ni成分が
多くなると導電性が発生し、燃料電池としての性能が発
揮されず好ましくないからである。ここで、本発明で昇
降温速度を急速に変化させるとは、50℃/時を超える
昇降温速度のことをいう(以下、同様)。
【0016】(2) [請求項2]の発明は、請求項1の構
成において、NiOの径が5μm以下とするものであ
る。これは、NiOの径が5μmを超えると、天然ガス
を燃料とする場合の水蒸気添加量が少なくできず、効率
向上に好ましくないからである。
【0017】(3) [請求項3]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、CaO≦27.2重量%,ZrO2
63.6重量%,9.2 重量%≦MgOの三成分系組成からな
るものである。好ましくは、後述する実施例に示すよう
に、27.2重量%≧CaO≧0.5 重量%,63.6重量%≧Z
rO2 ≧0.5 重量%,9.2 重量%≦MgO≦99重量%の
範囲、より好ましくは22.9重量%≧CaO≧0.5 重量
%,53.5重量%≧ZrO2 ≧0.5重量%,23.6重量%≦
MgO≦99重量%の範囲、更に好ましくは16.2重量%≧
CaO≧0.5 重量%,37.9重量%≧ZrO2 ≧0.5 重量
%,43.9重量%≦MgO≦99重量%の範囲で三成分系組
成を適宜選択するようにすればよい。これは、上記範囲
を超えると昇降温速度を急速にすることができないから
である。
【0018】(4) [請求項4]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、CaO≦27.4重量%,ZrO2
63.9重量%,8.7 重量%≦SrOの三成分系組成からな
るものである。好ましくは、後述する実施例に示すよう
に、27.4重量%≧CaO≧0.5 重量%,63.9重量%≧Z
rO2 ≧0.5 重量%,8.7 重量%≦SrO≦99重量%の
範囲、より好ましくは23.6重量%≧CaO≧0.5 重量
%,55.1重量%≧ZrO2 ≧0.5重量%,21.3重量%≦
SrO≦99重量%の範囲、18.6重量%≧CaO≧0.5 重
量%,43.4重量%≧ZrO2 ≧0.5 重量%,38.0重量%
≦SrO≦99重量%の範囲で三成分系組成を適宜選択す
るようにすればよい。これは、上記範囲を超えると昇降
温速度を急速にすることができないからである。また、
純度を上げると高価となり燃料電池を廉価に製造できな
いからである。
【0019】(5) [請求項5]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、47.9重量%≦MgO,Al2 3
≦52.1重量%の二成分系組成からなるものである。好ま
しくは、後述する実施例に示すように、47.9重量%≦M
gO≦99.5重量%,52.1重量%≧Al2 3 ≧ 0.5重量
%の範囲、より好ましくは59.3重量%≦MgO≦99.5重
量%,40.7重量%≧Al2 3 ≧ 0.5重量%の範囲、更
に好ましくは73.9重量%≦MgO≦99.5重量%,26.1重
量%≧Al2 3 ≧ 0.5重量%の範囲で二成分系組成を
適宜選択するようにすればよい。これは、上記範囲を超
えると昇降温速度を急速にすることができないからであ
る。また、純度を上げると高価となり燃料電池を廉価に
製造できないからである。
【0020】(6) [請求項6]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、CaO≦22.8重量%,MgO≦2
1.9重量%,Al2 3 ≦55.3重量%の三成分系組成か
らなるものである。好ましくは、22.8重量%≦CaO≦
99.0重量%,21.9重量%≧MgO≧0.5 重量%,55.3重
量%≧Al2 3 ≧0.5 重量%の範囲、より好ましく
は、36.5重量%≦CaO≦99.0重量%,18.0重量%≧M
gO≧0.5 重量%,45.5重量%≧Al 2 3 ≧0.5 重量
%の範囲、更に好ましくは、54.4重量%≦CaO≦99.0
重量%,12.9重量%≧MgO≧0.5 重量%,32.7重量%
≧Al2 3 ≧0.5 重量%の範囲で三成分系組成を適宜
選択するようにすればよい。これは、上記範囲を超える
と昇降温速度を急速にすることができないからである。
また、純度を上げると高価となり燃料電池を廉価に製造
できないからである。
【0021】(7) [請求項7]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、MgO≦20.9重量%,26.3重量%
≦SrO,Al2 3 ≦52.8重量%の三成分系組成から
なるものである。好ましくは、20.9重量%≧MgO≧0.
5 重量%,26.3重量%≦SrO≦99.0重量%,52.8重量
%≧Al2 3 ≧0.5 重量%の範囲、より好ましくは、
17.0重量%≧MgO≧0.5 重量%,39.9重量%≦SrO
≦99.0重量%,43.1重量%≧Al 2 3 ≧0.5 重量%の
範囲、更に好ましくは、12.5重量%≧MgO≧0.5 重量
%,55.8重量%≦SrO≦99.0重量%,31.7重量%≧A
2 3 ≧0.5 重量%の範囲で三成分系組成を適宜選択
するようにすればよい。これは、上記範囲を超えると昇
降温速度を急速にすることができないからである。ま
た、純度を上げると高価となり燃料電池を廉価に製造で
きないからである。
【0022】(8) [請求項8]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、17.7重量%≦CaO,MgO≦1
6.2重量%,Al2 3 ≦40.9重量%,25.2重量%≦T
iO2 の四成分系組成からなるものである。好ましく
は、17.7重量%≦CaO≦40.8重量%,16.2重量%≧M
gO≧0.5 重量%,40.9重量%≧Al2 3 ≧0.5 重量
%,25.2重量%≦TiO2 ≦58.2重量%の範囲、より好
ましくは、27.3重量%≦CaO≦40.8重量%,9.6 重量
%≧MgO≧0.5 重量%,24.3重量%≧Al2 3 ≧0.
5 重量%,38.8重量%≦TiO 2 ≦58.2重量%の範囲、
更に好ましくは、38.8重量%≦CaO≦40.8重量%,1.
6 重量%≧MgO≧0.5 重量%, 4.3重量%≧Al2
3 ≧0.5 重量%,55.3重量%≦TiO2 ≦58.2重量%の
範囲で四成分系組成を適宜選択するようにすればよい。
これは、上記範囲を超えると昇降温速度を急速にするこ
とができないからである。また、純度を上げると高価と
なり燃料電池を廉価に製造できないからである。
【0023】(9) [請求項9]の発明は、燃料電池の基
体管の材料であって、MgO≦13.3重量%,30.1重量%
≦SrO,Al2 3 ≦33.4重量%,23.2重量%≦Ti
2 の四成分系組成からなるものである。好ましくは、
13.3重量%≧MgO≧0.5 重量%,30.1重量%≦SrO
≦55.9重量%,33.4重量%≧Al2 3 ≧0.5 重量%,
23.2重量%≦TiO2 ≦43.1重量%の範囲、更に好まし
くは、 6.5重量%≧MgO≧0.5 重量%,43.6重量%≦
SrO≦55.9重量%,16.3重量%≧Al2 3 ≧0.5 重
量%,33.6重量%≦TiO 2 ≦43.1重量%の範囲で四成
分系組成を適宜選択するようにすればよい。これは、上
記範囲を超えると昇降温速度を急速にすることができな
いからである。また、純度を上げると高価となり燃料電
池を廉価に製造できないからである。
【0024】(10)[請求項10]の発明は、燃料電池の
基体管の材料であって、MgO≦14.2重量%,Al2
3 ≦36.2重量%,17.0重量%≦TiO2 ,32.6≦BaO
の四成分系組成からなるものである。好ましくは、14.2
重量%≧MgO≧0.5 重量%,36.2重量%≧Al2 3
≧0.5 重量%,17.0重量%≦TiO2 ≦65.8重量%,3
2.6重量%≦BaO≦33.2重量%の範囲、より好ましく
は、 8.3重量%≧MgO≧0.5 重量%,21.1重量%≧A
2 3 ≧0.5 重量%,24.2重量%≦TiO2 ≦65.8重
量%,46.4重量%≧BaO≧33.2の範囲、更に好ましく
は、 2.2重量%≧MgO≧0.5 重量%, 5.8重量%≧A
2 3 ≧0.5 重量%,31.5重量%≦TiO2 ≦65.8重
量%,60.5重量%≧BaO≧33.2重量%の範囲で四成分
系組成を適宜選択するようにすればよい。これは、上記
範囲を超えると昇降温速度を急速にすることができない
からである。また、純度を上げると高価となり燃料電池
を廉価に製造できないからである。
【0025】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0026】[実施例1]CaO,ZrO2 ,NiO三
成分系の組成の複合材からなる基体管
【0027】実施例1−1 図1はその一例で、下記「表1」に示す(1) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に100μmのNi−ジルコニ
アサーメットからなる燃料極側電極2、100μmのY
SZからなる電解質3、100μmのSrを0.1ドー
プしたLaMnO3 からなる空気側電極4を積層し、さ
らに燃料極側電極2と空気側電極4を接続するためのL
aCrO3 からなる導電性接続材5を積層し燃料電池と
した。
【0028】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表1」に示
す。なお、比較例として従来技術の組成CaO:30重量
%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。ここ
で、本実施例において、急速昇降温を繰り返したとは、
具体的には、200℃/時の昇降温速度で室温から10
00℃までの昇降温を行うことをいう(以下、「実施
例」の欄において同じ。) 「表1」の結果より、組成(1) によれば、リークの増加
率を抑制できた。
【0029】
【表1】
【0030】実施例1−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。この結果、本組成により、急速昇降
温後のリーク率の増加を抑制できる。
【0031】実施例1−2 図1はその一例で、下記「表1」に示す(2) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様の
組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電極
4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とした。
【0032】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表2」に示す。なお、上記(1) の組成のものを参
照例とした。「表2」の結果より、組成(1) の特徴に加
え、空気極材料の選定の幅が広がり作動電位を向上でき
た。
【0033】
【表2】
【0034】実施例1−2の作用・効果 組成(1) に加え、さらに、空気極材料の選定の幅が広が
り、作動電位を高くでき低コスト化に貢献できる。組成
(1) の効果に加え、さらに、空気極材料の選択幅が広が
り、空気極側の抵抗を低減できることから、平均作動電
位を0.05V高めることができる。
【0035】実施例1−3 図1はその一例で、下記「表3」に示す(3) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様の
組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電極
4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とした。
【0036】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表3」に示す。なお、上記(2) の組成のものを基
体管コストの相対値の参照例とした。「表3」の結果よ
り、組成(2) の特徴に加え、基体管コストを低下でき
る。
【0037】
【表3】
【0038】実施例1−3の作用・効果 組成(2) の作用に加えさらに、安価な成分が多くなるた
め基体管 材料のコストを低下でき、その結果低コスト
化に貢献できる。組成(2) の効果に加え、さらに、安価
な成分が多くなることから基体管の材料費が低減でき
る。
【0039】[実施例2]CaO,ZrO2 ,NiOの
三成分系(NiOの径5μm以下)の組成の複合材から
なる基体管
【0040】実施例2−1 図1はその一例で、下記「表4」に示す(4) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様の
組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電極
4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とした。
【0041】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。また、燃料として天然ガ
スでの発電可能燃料組成を比較した。その結果を「表
4」に示す。なお、比較例として、上記(1) の組成(粒
径:10μm)及び従来技術の組成CaO:30重量%/
ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。「表4」
の結果より、組成(4) は急速昇降温でのリーク率変化は
認められず、さらに天然ガスを使用した際の水蒸気添加
量すなわち(S/C=水蒸気/炭素)を少なくできる。
【0042】
【表4】
【0043】実施例2−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。かつ、天然ガスを燃料に使用した際
の水蒸気添加量を少なくできる。(4) の組成により、急
速昇降温後のリーク率の増加を抑制できる。かつ、天然
ガスを燃料に使用した際の水蒸気添加量を少なくでき
る。
【0044】実施例2−2 図1はその一例で、下記「表5」に示す(5) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に100μmのNi−ジルコニ
アサーメットからなる燃料極側電極2、100μmのY
SZからなる電解質3、100μmのSrを0.4ドー
プしたLaMnO3 からなる空気側電極4を積層し、さ
らに燃料極側電極2と空気側電極4を接続するためのL
aCrO3 からなる導電性接続材5を積層し燃料電池と
した。
【0045】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。また、
燃料として天然ガスでの発電可能燃料組成を比較した。
その結果を「表5」に示す。なお、上記(4) の組成のも
のを参照例とした。「表5」の結果より、組成(4) の特
徴に加え、さらに空気極材料の選定の幅が広がり、平均
の作動電位を向上できる。
【0046】
【表5】
【0047】実施例2−2の作用・効果 組成(4) の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(4) の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を高めることができる。
【0048】実施例2−3 図1はその一例で、下記「表6」に示す(6) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様の
組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電極
4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とした。
【0049】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表6」に示す。なお、上記(5) の組成のものを基
体管コストの相対値の参照例とした。「表6」の結果よ
り、組成(6) は組成(5) の特徴に加え、基体管コストを
安くできる。
【0050】
【表6】
【0051】実施例2−3の作用・効果 組成(5) の作用に加えさらに、安価な成分が多くなるた
め基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト化
に貢献できる。組成(5) の効果に加え、さらに、安価な
成分が多くなることから基体管の材料費が低減できる。
【0052】[実施例3]CaO,ZrO2 ,MgO三
成分系の組成の複合材からなる基体管
【0053】実施例3−1 図1はその一例で、下記「表7」に示す(7) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様の
組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電極
4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とした。
【0054】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表7」に示
す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30重
量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表7」の結果より、組成(7) によりリークの増加率を
抑制できた。
【0055】
【表7】
【0056】実施例3−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。本発明の組成により、急速昇降温後
のリーク率の増加を抑制できる。
【0057】実施例3−2 図1はその一例で、下記「表8」に示す(8) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様の
組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電極
4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とした。
【0058】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表8」に示す。なお、上記(7) の組成のものを参
照例とした。「表8」の結果より、組成(7) の特徴に加
え、空気極材料の選定の幅が広がり作動電位を向上でき
た。
【0059】
【表8】
【0060】実施例3−2の作用・効果 組成(7) の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(7) の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を0.04V高めることができる。
【0061】実施例3−3 図1はその一例で、下記「表9」に示す(9) の組成の複
合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成し
た。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様の
組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電極
4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とした。
【0062】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表9」に示す。なお、上記(8) の組成のものを基
体管コストの相対値の参照例とした。「表9」の結果よ
り、その結果組成(8) の特徴に加え、基体管コストを低
下できる。
【0063】
【表9】
【0064】実施例3−3の作用・効果 組成(8) の作用に加え、さらに、安価な成分が多くなる
ため基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト
化に貢献できる。組成(8) の効果に加え、さらに、安価
な成分が多くなることから基体管の材料費が低減でき
る。
【0065】[実施例4]CaO,ZrO2 ,SrO三
成分系の組成の複合材からなる基体管
【0066】実施例4−1 図1はその一例で、下記「表10」に示す(10)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0067】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表10」に
示す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30
重量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表10」の結果より、組成(10)によりリークの増加率
を抑制できた。
【0068】
【表10】
【0069】実施例4−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後の本組成により、急速昇降温後のリ
ーク率の増加を抑制できる。
【0070】実施例4−2 図1はその一例で、下記「表11」に示す(11)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0071】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表11」に示す。なお、上記(10)の組成のものを
参照例とした。「表11」の結果より、組成(10)の特徴
に加え、空気極材料の選定の幅が広がり作動電位を向上
できた。
【0072】
【表11】
【0073】実施例4−2の作用・効果 組成(10)の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(10)の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を0.04V高めることができる。
【0074】実施例4−3 図1はその一例で、下記「表12」に示す(12)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0075】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表12」に示す。なお、上記(11)の組成のものを
基体管コストの相対値の参照例とした。「表12」の結
果より、組成(11)の特徴に加え、基体管コストを低下で
きる。
【0076】
【表12】
【0077】実施例4−3の作用・効果 組成(11)の作用に加え、さらに、安価な成分が多くなる
ため基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト
化に貢献できる。組成(11)の特徴に加え、さらに、安価
な成分が多くなることから基体管の材料費が低減でき
る。
【0078】[実施例5]Al2 3 ,MgO二成分系
の組成の複合材からなる基体管
【0079】実施例5−1 図1はその一例で、下記「表13」に示す(13)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0080】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表13」に
示す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30
重量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表13」の結果より、組成(13)によりリークの増加率
を抑制できた。
【0081】
【表13】
【0082】実施例5−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。本組成により、急速昇降温後のリー
ク率の増加を抑制できる。
【0083】実施例5−2 図1はその一例で、下記「表14」に示す(14)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0084】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表14」に示す。なお、上記(13)の組成のものを
参照例とした。「表14」の結果より、組成(13)の特徴
に加え、空気極材料の選定の幅が広がり作動電位を向上
できた。
【0085】
【表14】
【0086】実施例5−2の作用・効果 組成(13)の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(13)の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を0.05V高めることができる。
【0087】実施例5−3 図1はその一例で、下記「表15」に示す(15)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0088】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表15」に示す。なお、上記(14)の組成のものを
基体管コストの相対値の参照例とした。「表15」の結
果より、組成(14)の特徴に加え、基体管コストを低下で
きる。
【0089】
【表15】
【0090】実施例5−3の作用・効果 組成(14)の作用に加え、さらに、安価な成分が多くなる
ため基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト
化に貢献できる。組成(14)の特徴に加え、さらに、安価
な成分が多くなることから基体管の材料費が低減でき
る。
【0091】[実施例6]Al2 3 ,MgO,CaO
三成分系の組成の複合材からなる基体管
【0092】実施例6−1 図1はその一例で、下記「表16」に示す(16)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0093】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表16」に
示す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30
重量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表16」の結果より、組成(16)によりリークの増加率
を抑制できた。
【0094】
【表16】
【0095】実施例6−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。本組成により、急速昇降後のリーク
率の増加を抑制できる。
【0096】実施例6−2 図1はその一例で、下記「表17」に示す(17)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0097】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表17」に示す。なお、上記(16)の組成のものを
参照例とした。「表17」の結果より、組成(16)の特徴
に加え、空気極材料の選定の幅が広がり作動電位を向上
できた。
【0098】
【表17】
【0099】実施例6−2の作用・効果 組成(16)の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(16)の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を0.03V高めることができる。
【0100】実施例6−3 図1はその一例で、下記「表18」に示す(18)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0101】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表18」に示す。なお、上記(17)の組成のものを
基体管コストの相対値の参照例とした。「表18」の結
果より、組成(17)の特徴に加え、基体管コストを低下で
きる。
【0102】
【表18】
【0103】実施例6−3の作用・効果 組成(17)の作用に加え、さらに、安価な成分が多くなる
ため基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト
化に貢献できる。組成(17)の効果に加え、さらに、安価
な成分が多くなることから基体管の材料費が低減でき
る。
【0104】[実施例7]Al2 3 ,MgO,SrO
三成分系の組成の複合材からなる基体管
【0105】実施例7−1 図1はその一例で、下記「表19」に示す(19)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0106】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表19」に
示す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30
重量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表19」の結果より、組成(19)によりリークの増加率
を抑制できた。
【0107】
【表19】
【0108】実施例7−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。本組成により、急速昇降後のリーク
率の増加を抑制できる。
【0109】実施例7−2 図1はその一例で、下記「表20」に示す(20)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0110】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表20」に示す。なお、上記(19)の組成のものを
参照例とした。「表20」の結果より、組成(19)の特徴
に加え、空気極材料の選定の幅が広がり作動電位を向上
できた。
【0111】
【表20】
【0112】実施例7−2の作用・効果 組成(19)の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(19)の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を0.06V高めることができる。
【0113】実施例7−3 図1はその一例で、下記「表21」に示す(21)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0114】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表21」に示す。なお、上記(20)の組成のものを
基体管コストの相対値の参照例とした。「表21」の結
果より、組成(20)の特徴に加え、基体管コストを低下で
きる。
【0115】
【表21】
【0116】実施例7−3の作用・効果 組成(20)の作用に加えさらに、安価な成分が多くなるた
め基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト化
に貢献できる。組成(20)の効果に加え、さらに、安価な
成分が多くなることから基体管 の材料費が低減でき
る。
【0117】[実施例8]MgO,Al2 3 ,Ca
O,TiO2 四成分系の組成の複合材からなる基体管
【0118】実施例8−1 図1はその一例で、下記「表22」に示す(22)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0119】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表22」に
示す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30
重量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表22」の結果より、その結果、組成(22)によりリー
クの増加率を抑制できた。
【0120】
【表22】
【0121】実施例8−1の作用・効果 本発明の組成により、急速昇降後のリーク率の増加を抑
制できる。本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解
質の割れを抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、
健全な燃料電池を提供できる。
【0122】実施例8−2 図1はその1例で、下記「表23」に示す(23)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0123】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表23」に示す。なお、上記(22)の組成のものを
参照例とした。「表23」の結果より、組成(22)の特徴
に加え、空気極材料の選定の幅が広がり作動電位を向上
できた。
【0124】
【表23】
【0125】実施例8−2の作用・効果 組成(22)の作用に加えさらに、空気極材料の選定の幅が
広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献できる。
組成(22)の効果に加え、さらに、空気極材料の選択幅が
広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平均作
動電位を0.05V高めることができる。
【0126】実施例8−3 図1はその一例で、下記「表24」に示す(24)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0127】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表24」に示す。なお、上記(23)の組成のものを
基体管コストの相対値の参照例とした。「表24」の結
果より、組成(23)の特徴に加え、基体管コストを低下で
きる。
【0128】
【表24】
【0129】実施例8−3の作用・効果 組成(23)の作用に加え、さらに、安価な成分が多くなる
ため基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト
化に貢献できる。組成(23)の効果に加え、さらに、安価
な成分が多くなることから基体管の材料費が低減でき
る。
【0130】[実施例9]MgO,Al2 3 ,Sr
O,TiO2 四成分系の組成の複合材からなる基体管
【0131】実施例9−1 図1はその一例で、下記「表25」に示す(25)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0132】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表25」に
示す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30
重量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表25」の結果より、その結果、組成(25)によりリー
クの増加率を抑制できた。
【0133】
【表25】
【0134】実施例9−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。本組成により、急速昇降温後のリー
ク率の増加を抑制できる。
【0135】実施例9−2 図1はその一例で、下記「表25」に示す(25)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0136】この電池を200mA/cm2 の条件で発
電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結果
を「表26」に示す。なお、上記(25)の組成のものを参
照例とした。「表26」の結果より、組成(25)の特徴に
加え、空気極材料の選定の幅が広が
【0137】
【表26】
【0138】実施例9−2の作用・効果 組成(25)の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(25)の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を0.04V高めることができる。
【0139】[実施例10]MgO,Al2 3 ,Ba
O,TiO2 四成分系の組成の複合材からなる基体管
【0140】実施例10−1 図1はその一例で、下記「表27」に示す(27)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0141】この電池を急速昇降温を繰り返した後、そ
のリーク率の変化を比較した。その結果を「表27」に
示す。なお、比較例として、従来技術の組成CaO:30
重量%/ZrO2 :70重量%のものを比較例とした。
「表27」の結果より、その結果、組成(27)によりリー
クの増加率を抑制できた。
【0142】
【表27】
【0143】実施例10−1の作用・効果 本組成により、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを
抑制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料
電池を提供できる。本組成により、急速昇降温後のリー
ク率の増加を抑制できる。
【0144】実施例10−2 図1はその一例で、下記「表28」に示す(28)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0145】この電池を、200mA/cm2 の条件で
発電試験を行い、その際の作動電位を比較した。その結
果を「表28」に示す。なお、上記(27)の組成のものを
参照例とした。「表28」の結果より、組成(27)の特徴
に加え、空気極材料の選定の幅が広が作動電位を向上で
きた。
【0146】
【表28】
【0147】実施例10−2の作用・効果 組成(27)の作用に加え、さらに、空気極材料の選定の幅
が広がり、作動電位を高くでき低コスト化に貢献でき
る。組成(27)の効果に加え、さらに、空気極材料の選択
幅が広がり、空気極側の抵抗を低減できることから、平
均作動電位を0.04V高めることができる。
【0148】実施例10−3 図1はその一例で、下記「表29」に示す(29)の組成の
複合材よりなる多孔質管から基体管(基材部)1を形成
した。この基体管1の表面に、「実施例1−1」と同様
の組成において、燃料極側電極2,電解質3,空気側電
極4を積層し、導電性接続材5を積層し燃料電池とし
た。
【0149】この際の基体管コストを比較した。その結
果を「表29」に示す。なお、上記(28)の組成のものを
参照例とした。「表29」の結果より、組成(28)の特徴
に加え、基体管コストを低下できる。
【0150】
【表29】
【0151】実施例10−3の作用・効果 組成(28)の作用に加え、さらに、安価な成分が多くなる
ため基体管材料のコストを低下でき、その結果低コスト
化に貢献できる。組成(28)の効果に加え、さらに、安価
な成分が多くなることから基体管の材料費が低減でき
る。
【0152】
【発明の効果】以上説明したように、[請求項1]の発
明によれば、燃料電池の基体管の材料であって、CaO
≦26.1重量%,ZrO2 ≦60.9重量%,13.0重量%≦N
iOの三成分系組成からなるので、燃料電池急速昇降温
時の電解質の割れを抑制でき、昇降温後のリーク率を低
減でき、健全な燃料電池を提供でき、この結果、急速昇
降温後のリーク率の増加を抑制できる。
【0153】[請求項2]の発明によれば、請求項1に
おいて、NiOの径が5μm以下であるので、燃料電池
急速昇降温時の電解質の割れを抑制でき、昇降温後のリ
ーク率を低減でき、健全な燃料電池を提供でき、この結
果、急速昇降温後のリーク率の増加を抑制でき、しかも
天然ガスを燃料に使用した際の水蒸気添加量を少なくで
きる。
【0154】[請求項3]の発明によれば、燃料電池の
基体管の材料であって、CaO≦27.2重量%,ZrO2
≦63.6重量%,9.2 重量%≦MgOの三成分系組成から
なるので、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを抑制
でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料電池
を提供でき、この結果、急速昇降温後のリーク率の増加
を抑制できる。
【0155】[請求項4]の発明によれば、燃料電池の
基体管の材料であって、CaO≦27.4重量%,ZrO2
≦63.9重量%,8.7 重量%≦SrOの三成分系組成から
なるので、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを抑制
でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料電池
を提供でき、この結果、急速昇降温後のリーク率の増加
を抑制できる。
【0156】[請求項5]の発明によれば、燃料電池の
基体管の材料であって、47.9重量%≦MgO,Al2
3 ≦52.1重量%の二成分系組成からなるなるので、燃料
電池急速昇降温時の電解質の割れを抑制でき、昇降温後
のリーク率を低減でき、健全な燃料電池を提供でき、こ
の結果、急速昇降温後のリーク率の増加を抑制できる。
【0157】[請求項6]の発明によれば、燃料電池の
基体管の材料であって、CaO≦22.8重量%,MgO≦
21.9重量%,Al2 3 ≦55.3重量%の三成分系組成か
らなるので、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを抑
制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料電
池を提供でき、この結果、急速昇降温後のリーク率の増
加を抑制できる。
【0158】[請求項7]の発明によれば、燃料電池の
基体管の材料であって、MgO≦20.9重量%,26.3重量
%≦SrO,Al2 3 ≦52.8重量%の三成分系組成か
らなるので、燃料電池急速昇降温時の電解質の割れを抑
制でき、昇降温後のリーク率を低減でき、健全な燃料電
池を提供でき、この結果、急速昇降温後のリーク率の増
加を抑制できる。
【0159】[請求項8]の発明によれば、燃料電池の
基体管の材料であって、17.7重量%≦CaO,MgO≦
16.2重量%,Al2 3 ≦40.9重量%,25.2重量%≦T
iO 2 の四成分系組成からなるので、燃料電池急速昇降
温時の電解質の割れを抑制でき、昇降温後のリーク率を
低減でき、健全な燃料電池を提供でき、この結果、急速
昇降温後のリーク率の増加を抑制できる。
【0160】[請求項9]の発明によれば、燃料電池の
基体管の材料であって、MgO≦13.3重量%,30.1重量
%≦SrO,Al2 3 ≦33.4重量%,23.2重量%≦T
iO 2 の四成分系組成からなるので、燃料電池急速昇降
温時の電解質の割れを抑制でき、昇降温後のリーク率を
低減でき、健全な燃料電池を提供でき、この結果、急速
昇降温後のリーク率の増加を抑制できる。
【0161】[請求項10]の発明によれば、燃料電池
の基体管の材料であって、MgO≦14.2重量%,Al2
3 ≦36.2重量%,17.0重量%≦TiO2 ,32.6≦Ba
Oの四成分系組成からなるので、燃料電池急速昇降温時
の電解質の割れを抑制でき、昇降温後のリーク率を低減
でき、健全な燃料電池を提供でき、この結果、急速昇降
温後のリーク率の増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体電解質燃料電池の基体管の断面図
である。
【符号の説明】
1 基体管(基材部) 2 燃料極側電極 3 電解質 4 空気側電極 5 導電性接続材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北條 透 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1 長菱 エンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池の基体管の材料であって、Ca
    O≦26.1重量%,ZrO2 ≦60.9重量%,13.0重量%≦
    NiOの三成分系組成からなることを特徴とする燃料電
    池用基体材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、NiOの径が5μm
    以下であることを特徴とする燃料電池用基体材。
  3. 【請求項3】 燃料電池の基体管の材料であって、Ca
    O≦27.2重量%,ZrO2 ≦63.6重量%,9.2 重量%≦
    MgOの三成分系組成からなることを特徴とする燃料電
    池用基体材。
  4. 【請求項4】 燃料電池の基体管の材料であって、Ca
    O≦27.4重量%,ZrO2 ≦63.9重量%,8.7 重量%≦
    SrOの三成分系組成からなることを特徴とする燃料電
    池用基体材。
  5. 【請求項5】 燃料電池の基体管の材料であって、47.9
    重量%≦MgO,Al2 3 ≦52.1重量%の二成分系組
    成からなることを特徴とする燃料電池用基体材。
  6. 【請求項6】 燃料電池の基体管の材料であって、Ca
    O≦22.8重量%,MgO≦21.9重量%,Al2 3 ≦5
    5.3重量%の三成分系組成からなることを特徴とする燃
    料電池用基体材。
  7. 【請求項7】 燃料電池の基体管の材料であって、Mg
    O≦20.9重量%,26.3重量%≦SrO,Al2 3 ≦5
    2.8重量%の三成分系組成からなることを特徴とする燃
    料電池用基体材。
  8. 【請求項8】 燃料電池の基体管の材料であって、17.7
    重量%≦CaO,MgO≦16.2重量%,Al2 3 ≦4
    0.9重量%,25.2重量%≦TiO2 の四成分系組成から
    なることを特徴とする燃料電池用基体材。
  9. 【請求項9】 燃料電池の基体管の材料であって、Mg
    O≦13.3重量%,30.1重量%≦SrO,Al2 3 ≦3
    3.4重量%,23.2重量%≦TiO2 の四成分系組成から
    なることを特徴とする燃料電池用基体材。
  10. 【請求項10】 燃料電池の基体管の材料であって、M
    gO≦14.2重量%,Al2 3 ≦36.2重量%,17.0重量
    %≦TiO2 ,32.6≦BaOの四成分系組成からなるこ
    とを特徴とする燃料電池用基体材。
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