JPH11144424A - ディスクカートリッジおよび保護ケース - Google Patents

ディスクカートリッジおよび保護ケース

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JPH11144424A
JPH11144424A JP31187897A JP31187897A JPH11144424A JP H11144424 A JPH11144424 A JP H11144424A JP 31187897 A JP31187897 A JP 31187897A JP 31187897 A JP31187897 A JP 31187897A JP H11144424 A JPH11144424 A JP H11144424A
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JP
Japan
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case
shutter
guide
pair
window
Prior art date
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Application number
JP31187897A
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English (en)
Inventor
Takashi Koshiyouji
隆 小正路
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で自動組立が可能であるとともに、
シャッタを閉塞位置に確実に保持することが可能なディ
スクカートリッジを提供することにある。 【解決手段】窓部の両側に位置した各ばね収容部には、
シャッタ22を閉塞位置に付勢したシャッタばねが設け
られている。シャッタは、シャッタの移動をガイドする
2対のガイド突起52a、52bを有し、各対のガイド
突起の内、シャッタばねの回動端部側に位置したガイド
突起52bは、シャッタ移動方向に沿った幅が他方のガ
イド突起52aの幅よりも短く形成されている。各ガイ
ド突起の延出端には、相反する方向に突出した第1およ
び第2の突部56a、56b設けられている。これらの
突部は、シャッタの連結板22b側に傾斜して形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体として
の光ディスクを収納したディスクカートリッジに関し、
特に、ライトプロテクト部材を備えたディスクカートリ
ッジ、およびその保護ケースに関する。
【0002】
【従来技術】近年、フロッピーディスクに変わる大容量
の記録媒体として、光磁気記録式や相変化型の光ディス
クが普及しつつある。この種の光ディスクは、通常、ケ
ースに収納されディスクカートリッジとして使用されて
いる。
【0003】ディスクカートリッジのケースは偏平な矩
形状に形成され、その両面には、光ディスクの一部およ
びハブを露出するための窓部が形成されている。そし
て、ケースには、窓部を開閉するための摺動自在なシャ
ッタが設けられている。また、ディスクカートリッジに
は、光ディスクの記録面に対する情報の書き込みを規制
するライトプロテクト部材が設けられている。
【0004】両面に情報記録面を有する光ディスクを収
納したディスクカートリッジにおいては、光ディスクの
表面および裏面(A面およびB面)に対する情報の書き
込みをそれぞれ規制する一対のライトプロテクト部材が
設けられている。そして、これらのライトプロテクト部
材は、ケースの表面および裏面側からそれぞれ操作可能
に形成されている。
【0005】通常、ケースは一対のハーフケースを有
し、これらのハーフケースを内面同志が向かい合った状
態で接合することにより構成されている。そして、各ハ
ーフケースは合成樹脂等を用いて型成形されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たディスクカートリッジにおいて、製造コストの低減を
図るためには、可能な限り部品点数が少ないことが望ま
しく、例えば、一対のハーフケース、一対のライトプロ
テクト部材等は、それぞれ共通の構造および形状を有
し、同一部品として構成されていることが望ましい。
【0007】しかしながら、一対のライトプロテクト部
材を、それぞれケースのA面側およびB面側から別々に
操作可能とする場合には、ハーフケースの共通化および
ライトプロテクト部材の共通化が困難となる。その結
果、部品点数が増加し、製造コストの上昇を招く。
【0008】一方、例えば、ディスクカートリッジの携
帯時等には、落下、外部衝撃に対してディスクカートリ
ッジを保護する必要があるとともに、不使用時には、デ
ィスクカートリッジ内へのゴミ等の侵入を防止する必要
がある。特に、可動部品としてのシャッタはケース本体
に比較して機械的強度が低く、また、シャッタの開放に
より、窓部を通してケース内にゴミが侵入する恐れもあ
る。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、構成部品の共通化を図り製造コストの
低減が可能なディスクカートリッジを提供することにあ
る。また、この発明の他の目的は、携帯時および不使用
時等においてディスクカートリッジを保護するための保
護ケースを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るディスクカートリッジは、それぞれ
窓部を有する同一形状の一対のハーフケースを内面同志
が向かい合った状態で接合することにより構成されたほ
ぼ矩形状のケースと、両面に情報記録面を有し、上記ケ
ース内に収容されたディスク状の記録媒体と、上記窓部
を閉塞する閉塞位置と、上記窓部の両側に位置しそれぞ
れ上記窓部を開放する2つの開放位置と、へ移動自在に
上記ケースに取り付けられたシャッタと、上記記録媒体
の各面に対応して上記ケースに設けられているとともに
同一形状を有し、それぞれ書き込み禁止位置と書き込み
許容位置とへ切換え可能な一対のライトプロテクト部材
と、を備えている。
【0011】上記各ハーフケースは、その内面にそれぞ
れ形成され上記ライトプロテクト部材をガイドおよび位
置決めする第1および第2ガイド部を有し、上記第1お
よび第2ガイド部は、上記ハーフケースの中心軸線に対
して対象な位置に設けられ、一方のハーフケースの第1
ガイド部は、他方のハーフケースの第2ガイド部と対向
して位置し、上記各ライトプロテクト部材は、上記第1
ガイド部と係合した一対の側面を有する本体と、上記本
体の両側面から延出しているとともに上記第2ガイド部
と係合しライトプロテクト部材を上記書き込み禁止位置
および書き込み許容位置へ選択的に保持する弾性変形可
能な一対の係合爪と、を有していることを特徴としてい
る。
【0012】また、この発明に係るディスクカートリッ
ジによれば、上記第1ガイド部は、上記ライトプロテク
ト部材の本体の幅とほぼ等しい間隔をおいて平行に対向
し上記本体の移動をガイドする一対の第1ガイド壁を備
え、上記第2ガイド部は、上記第1ガイド壁間の間隔よ
りも大きな間隔をおいて平行に対向し上記係合爪に接触
した一対の第2ガイド壁を備え、上記各ライトプロテク
ト部材の本体は、両側面が上記第1ガイド壁に対向した
状態で上記第1ガイド壁間に位置し、上記一対の係合爪
は、上記第2ガイド壁間に位置していることを特徴とし
ている。
【0013】上記第1ガイド壁および第2ガイド壁は、
上記ハーフケースの内面に立設され、第1ガイド壁の高
さは第2ガイド壁のよりも高く形成されている。
【0014】また、この発明に係るディスクカートリッ
ジは、それぞれ窓部を有する同一形状の一対のハーフケ
ースを内面同志が向かい合った状態で接合することによ
り構成されたほぼ矩形状のケースと、両面に情報記録面
を有し、上記ケース内に収容されたディスク状の記録媒
体と、上記窓部を閉塞する閉塞位置と、上記窓部の両側
に位置しそれぞれ上記窓部を開放する2つの開放位置
と、へ移動自在に上記ケースに取り付けられたシャッタ
と、上記記録媒体の各面に対応して上記ケースに設けら
れているとともに同一形状を有し、それぞれ書き込み禁
止位置と書き込み許容位置とへ切換え可能な一対のライ
トプロテクト部材と、を備えている。
【0015】そして、上記ケースは、互いに対向した一
対の側壁と、上記側壁の前端部にそれぞれ形成されケー
スの装着方向に沿って延びているとともに、上記ケース
の中心軸線に対して対象な位置に設けられた一対のガイ
ドスロットと、を備え、上記各ハーフケースは、上記記
録媒体の情報記録面に対向したほぼ矩形状の主面と、上
記主面の周縁に沿って立設され上記ケースの側壁を構成
したリブと、上記主面に上記リブよりも高く立設され一
方のガイドスロットの底壁を構成した底壁形成部と、を
有し、上記リブの内、他方のガイドスロットと対応する
部分は除去されていることを特徴としている。
【0016】この発明に係る他のディスクカートリッジ
は、それぞれ窓部を有する同一形状の一対のハーフケー
スを内面同志が向かい合った状態で接合することにより
構成されたほぼ矩形状のケースと、両面に情報記録面を
有し、上記ケース内に収容されたディスク状の記録媒体
と、上記窓部を閉塞する閉塞位置と、上記窓部の両側に
位置しそれぞれ上記窓部を開放する2つの開放位置と、
へ移動自在に上記ケースに取り付けられたシャッタと、
上記ケース内で上記シャッタの両側に配設され、それぞ
れ上記シャッタを上記閉塞位置に向けて付勢し上記閉塞
位置に保持した一対のシャッタばねと、上記記録媒体の
各面に対応して上記ケースに設けられているとともに同
一形状を有し、それぞれ書き込み禁止位置と書き込み許
容位置とへ切換え可能な一対のライトプロテクト部材
と、を備えている。
【0017】上記ケースは、上記窓部の両側に形成され
それぞれ上記シャッタばねを収容しているているととも
にケースの前端面に開口した一対のばね収容部を備え、
上記各ハーフケースは、ハーフケース内面に突設され一
方のばね収容部内に位置しているとともに上記開口側が
低くなるように傾斜して設けられ、上記シャッタばねの
アームと対向してシャッタばねの抜けを防止する抜け止
め突起を有していることを特徴としている。
【0018】また、この発明に係るディスクカートリッ
ジの保護ケースは、それぞれ窓部が形成された2つの平
行な主面と、前端面と、互いに平行な2つの側壁とを有
する偏平なほぼ矩形状のケースと、上記ケース内に収容
されたディスク状の記録媒体と、上記2つの主面上をそ
れぞれ摺動可能な一対の遮蔽板と、上記遮蔽板を互いに
連結し上記ケースの前端面に対向しているとともに上記
前端面から突出した突出部を有する連結板と、を備え、
上記遮蔽板により上記窓部を閉塞する閉塞位置と、上記
窓部の両側に位置しそれぞれ上記窓部を開放する2つの
開放位置と、へ移動自在に設けられたシャッタと、上記
ケース内で上記シャッタの両側に配設され、それぞれ上
記シャッタを上記閉塞位置に向けて付勢し上記閉塞位置
に保持した一対のシャッタばねと、を備えたディスクカ
ートリッジを収容可能な保護ケースにおいて、上記ディ
スクカートリッジとほぼ等しい大きさに形成され上記デ
ィスクカートリッジほぼ全体を収容する収容部と、上記
収容部に収容された上記ケースの前端面と対向する底壁
と、上記底壁に設けられ上記収容部内に突出した凸部
と、を備え、上記凸部は、上記シャッタの突出部の突出
高さよりも高く形成され、上記ケースの前端面に当接し
て上記シャッタの突出部と上記底壁との当接を規制する
ことを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態に係るディスクカートリッジについて詳
細に説明する。
【0020】まず、全体の構成について概略的に説明す
ると、図1ないし図3に示すように、本実施の形態に係
るディスクカートリッジ10は、情報記録媒体として、
両面に情報記録面を有する光ディスク14を収納した偏
平な矩形状のケース12を備えている。このケース12
は、一対のハーフケース13a、13bを接合すること
により形成されている。後述するように、一対のハーフ
ケース13a、13bは、同一の構成および寸法を有
し、共通のものが使用されている。
【0021】ケース12の上面および下面、つまり、2
つの主面には、光ディスク14へアクセスするための窓
部16がそれぞれ形成されて互いに対向している。各窓
部16は、それぞれケース12のほぼ中央から、ディス
クカートリッジ10の挿入方向Aに向かって、ケース1
2の前端面12a近傍まで延びている。
【0022】ケース12内に収納された光ディスク14
の中心部には、中心孔19の形成されたハブ18が取り
付けられている。そして、ハブ18および光ディスク1
4の両面の一部は、窓部16を通して露出している。
【0023】なお、各窓部16は、光ディスク14のハ
ブ18と対向するほぼ半円形状の中心部16aと、この
中心部から延出しているとともに光ディスクの記録再生
面と対向した矩形状の延出部16bと、を有している。
中心部16aは、ハブ18よりも僅かに大きな直径に形
成されている。また、延出部16bの幅は、中心部16
aの直径よりも僅かに大きく形成されている。そして、
中心部16aと延出部16bとの境界の段差部分16c
は、光ディスク14への損傷を防止するため斜めに切除
されている。
【0024】ケース12には、窓部16を開閉する両面
一体型のシャッタ22が摺動自在に取り付けられてい
る。シャッタ22は、断面U字形状に形成され、ケース
12の前端面12a側からケース12の両面側を挟むよ
うにして取り付けられている。そして、シャッタ22
は、図1に示すように、窓部16を閉塞する閉塞位置
と、図3に実線および2点鎖線でそれぞれ示すように、
閉塞位置の両側に位置しそれぞれ窓部16を開放する2
つの開放位置と、の間をケース12の前端面12aと平
行な方向Gに沿って摺動可能となっている。そして、後
述するように、シャッタ22は、ケース12内で窓部1
6の両側に配設された2つのシャッタばね8により常時
閉塞位置に向かって付勢されている。
【0025】ケース12の両側壁12b、12cの前半
部にはガイドスロット7が形成され、それぞれカートリ
ッジの挿入方向Aに沿ってケース前端面12aまで伸び
ている。図示しない光ディスクドライブへのディスクカ
ートリッジを装填する際、ガイドスロット7が光ディス
クドライブ側に設けられたガイドピンと係合し、光ディ
スクカートリッジの装填をガイドする。
【0026】図1ないし図4に示すように、各ハーフケ
ース13a、13bの主面後端部中央および後端面12
e中央部には、ラベル貼付部6が連続して形成されてい
る。また、各ハーフケース主面の後端部において、ラベ
ル貼付部6の両側には、長孔状のアライメントホール5
aおよび円形のロケーションホール5bがそれぞれ形成
されているとともに、それぞれ挿入方向Aに沿って延び
た長孔からなる一対の操作孔4a、4bが形成されてい
る。
【0027】図示しない光ディスクドライブへディスク
カートリッジ10を装填した際、光ディスクドライブ側
に設けられた凸部がアライメントホール5aおよびロケ
ーションホール5bに挿通され、光ディスクカートリッ
ジが光ディスクドライブに対して位置決めされる。
【0028】ケース12の後端部両角部内には、ライト
プロテクト部材としての操作駒20がそれぞれ収容さ
れ、操作孔4a、4bと対向して位置している。そし
て、後述するように、各操作駒20は、ケース各表面の
操作孔4aを通して切換え操作可能となっている。
【0029】ケース12の後端面12eにおいて、ラベ
ル貼付部6の両側には、一対の矩形状の凹所24が形成
されている。これらの凹所24は、ディスクカートリッ
ジ10を垂直に立てて使用する際、光ディスクドライブ
側の突起とそれぞれ係合する。更に、ケース12の両側
面12b、12cの後端部には、光ディスクドライブ側
のローディング機構を引っ掛けるための把持スロット2
6がそれぞれ形成されている。
【0030】各ハーフケース13a、13bにおけるア
ライメントホール5aおよびロケーションホール5b、
一対の操作孔4a、4b、一対の凹所24、一対の把持
スロット26、一対のガイドスロット7は、ケース12
の中心軸線Cに対して、それぞれ対象な位置に設けられ
ている。
【0031】次に、ディスクカートリッジ10の各部の
構成について詳細に説明する。図1および図2に示すよ
うに、ケース12を構成する一対のハーフケース13
a、13bは等しい形状、構造、および寸法を有し、同
一の金型を用いて合成樹脂により形成されている。そし
て、ハーフケース13a、13bは、表裏を逆にした状
態で内面を向い合わせて接合されている。
【0032】各ハーフケース13a、13bは、アクセ
ス用の窓部16を有している。ハーフケース13a、1
3bの表面の内、シャッタ22が摺動する領域は、浅い
矩形状の凹所15として形成され、窓部16もこの凹所
内に形成されている。また、ハーフケース13a、13
bは、凹所15の後端中央部から窓部16の近傍まで突
出した抜け止め用の突部17を有し、この突部17は、
後述するように、シャッタ22の自由端部と係合してシ
ャッタを凹所15内に保持する。
【0033】各ハーフケース13a、13bの前端中央
部には、窓部16を横切って延びるブリッジ部21が形
成され、窓部の前端と対向している。ブリッジ部21の
内面には嵌合孔23および突起25が中心軸線Cに対し
て対象な位置に設けられている。
【0034】図1、図2、および図5からよく分かるよ
うに、各ハーフケース13a、13bの内面には、ハー
フケースの外縁の内、前端部を除くほぼ全周に亘って所
定高さのリブ27aが形成され、ケース12の両側壁お
よび後壁を構成している。また、各ハーフケース13
a、13bの内面には、光ディスク14収納用の空間部
を構成するための円環状のリブ27bがー体に形成され
ている。ブリッジ部21の開口16側の端縁は、リブ2
7bに連続した円弧状に形成されている。
【0035】図2、および図5ないし図6に示すよう
に、リブ27aの内、一方のガイドスロット7の底壁を
形成する底壁形成部27cは、リブの他の部分よりも高
く形成され、その高さはガイドスロットの幅とほぼ一致
している。逆に、リブ27aの内、他方のガイドスロッ
ト7に対応する部分は除去されている。
【0036】そのため、一対のハーフケース13a、1
3bを接合した際、各ガイドスロット7の底壁は、一方
のハーフケースの底壁形成部27cのみによって構成さ
れる。従って、ガイドスロット7の底壁に一対のハーフ
ケース間の境界線、つまり、合わせ目が存在することが
なく、円滑な底壁を得ることができる。その結果、ケー
ス12の美観向上が図れるとともに、ガイドスロット7
内におけるガイドピンの円滑な移動が可能となる。
【0037】図2、図8、および図9に示すように、各
ハーフケース13a、13bの後壁の内、一対の凹所2
4と対応する位置には、それぞれ凹所の一部を構成する
矩形状の切欠29aが形成されているとともに、一方の
切欠29aと対向して、凹所24の底壁を形成する底壁
形成突起29bが一体的に形成されている。底壁形成突
起29bは、ハーフケースのリブ27aよりも十分に高
く形成され、他方のハーフケース側へ突出している。
【0038】一対のハーフケース13a、13bを接合
した際、各凹所24の底壁は、一方のハーフケースの底
壁形成突起29bのみによって構成される。そのため、
凹所24の底壁に一対のハーフケース間の境界線、つま
り、合わせ目が存在することがなく、円滑な底壁を得る
ことができる。従って、ケース12の美観向上が図れる
とともに、凹所24と光ディスクドライブ側とを安定し
て係合させることができる。
【0039】図2、図10、および図11に示すよう
に、ライトプロテクト部材として機能する操作駒20
は、所定の幅Wおよび高さHを有する直方体形状の駒本
体70と、駒本体の幅方向両側に設けられた一対の弾性
アーム72と、を有し、合成樹脂により一体成形されて
いる。駒本体70の幅Wは、ハーフケースの操作孔4
a、4bの径よりも僅かに大きく設定され、高さHは、
一対のハーフケース13a、13bの内面間の間隔とほ
ぼ同一に設定されている。また、駒本体70の前端面
は、ほぼ半円形の凹曲面70aに形成されている。
【0040】また、駒本体70の上面には円柱形状の操
作突起74が形成され、また、下面には、同じく円柱形
状のガイド突起75が操作突起と同軸的に形成されてい
る。これらの操作突起74およびガイド突起75は、操
作孔4a、4bの径とほぼ同一の径を有し、それぞれ操
作孔4a、4b内に摺動自在に係合可能となっている。
更に、操作突起74の中心には、ペン先等を挿入可能な
挿入孔76が形成されている。
【0041】各弾性アーム72は、駒本体70の一端側
から他端側まで駒本体の側面と平行に延び、その延出端
部は、駒本体に対して接離する方向へ弾性変形可能とな
っている。また、各弾性アーム72の延出端には、駒本
体から離間する方向へ突出した係合爪77が形成されて
いる。各係合爪77は、弾性アーム72の先端から基端
側に向かって、かつ、駒本体70から離間する方向に向
かって傾斜した傾斜面78を有している。そして、各弾
性アーム72は、駒本体70の高さ方向下端側に設けら
れ、その厚さhは、ハーフケースのリブ72aの高さよ
りも小さく形成されている。
【0042】図2、図5、および図8に示すように、各
ハーフケース13a、13bの内面後部において、操作
孔4aの周囲には、操作駒20を位置決めするとともに
操作駒の切換え動作をガイドする矩形枠状の第1ガイド
リブ80が操作孔4aを囲むように立設され、また、操
作孔4bの周囲には、操作駒20を位置決めするととも
に操作駒の切換え動作をガイドする矩形枠状の第2ガイ
ドリブ82が操作孔4bを囲むように立設されている。
【0043】第1ガイドリブ80は、操作孔4aの長手
方向と平行に延びる一対の第1ガイド側壁84を有して
いる。これら第1ガイド側壁84間の間隔は、操作駒2
0の駒本体70の幅Wとほぼ等しく設定されているとと
もに、各ガイド側壁は、ハーフケースのリブ27aより
も高く形成されている。
【0044】第2ガイドリブ82は、操作孔4bの長手
方向と平行に延びる一対の第2ガイド側壁86を有して
いる。これら第2ガイド側壁86間の間隔は、操作駒2
0の駒本体70の幅Wよりも広く、一対の係合爪77間
の幅とほぼ等しく設定されている。また、第2ガイドリ
ブ82は、ハーフケースのリブ27aと同一の高さに形
成されている。第2ガイド側壁86は、内側、つまり、
操作孔4b側に突出した位置決め凸部87をそれぞれ有
している。これらの位置決め凸部87は互いに対向して
位置しているとともに、それぞれ操作駒70の係合爪7
7と係合可能に形成されている。
【0045】図12に示すように、カートリッジ10を
組み立てる際、一対の操作駒70は一方のハーフケー
ス、例えば、ハーフケース13bの第1および第2ガイ
ドリブ80、82内に装着された状態に保持され、その
上から、他方のハーフケース13aが被せられる。
【0046】詳細には、第1ガイドリブ80に装着され
る操作駒20は、弾性アーム72側を上に向けた状態
で、駒本体70が一対の第1ガイド側壁84間に嵌合さ
れ、かつ、操作突起74が操作孔4a内に挿通される。
ここで、一対の第1ガイド側壁84間の間隔は駒本体7
0の幅Wとほぼ等しく設定されているとともに、各ガイ
ド側壁はリブ27aよりも高く形成されている。そのた
め、操作駒20は、第1ガイドリブ80内から外れるこ
となく、所定位置に安定して保持される。
【0047】また、第2ガイドリブ82側に装着される
操作駒20は、弾性アーム72側を下に向けた状態で、
これら一対の弾性アームが一対の第2ガイド側壁86間
に嵌合され、かつ、ガイド突起74が操作孔4b内に挿
通される。この状態において、操作駒20の弾性アーム
72側は十分に幅広く形成されているとともに、係合爪
77が第2ガイド側壁86内面に接触している。そのた
め、操作駒20は、第2ガイドリブ80内から外れるこ
となく、所定位置に安定して保持される。
【0048】続いて、図12(b)、12(c)に示す
ように、一対の操作駒20が装着されたハーフケース1
3bに他方のハーフケース13aが上方から被され接合
されると、ハーフケース13aの第1および第2ガイド
リブ80、82は、一対の操作駒20に対して、ハーフ
ケース13b側と同一の状態で係合する。
【0049】すなわち、ハーフケース13aを被せた場
合、ハーフケース13a側の第1ガイドリブ80は、ハ
ーフケース13b側の第2ガイドリブ82と対向して位
置し、ハーフケース13a側の第2ガイドリブ82は、
ハーフケース13b側の第1ガイドリブ82と対向して
位置する。同様に、ハーフケース13aの操作孔4a、
4bは、ハーフケース13bの操作孔4b、4aと対向
して位置する。そして、ハーフケース13a側に設けら
れた第1ガイドリブ80の第1ガイド側壁84は、一方
の操作駒20の駒本体70と係合し、第2ガイドリブ8
2の第2ガイド側壁86は、他方の操作駒20の係合爪
77と係合する。
【0050】従って、各操作駒20は、第1および第2
ガイドリブ80、82の両方と係合した状態でケース1
3内に組込まれる。また、操作駒20の各弾性アーム7
2は、リブ27aの高さよりも十分に薄く形成されてい
ることから、係合爪77は第1ガイドリブ80と係合す
ることなく第2ガイドリブ82の第2ガイド側壁86の
みと係合している。
【0051】上記のようにしてケース13内に配設され
た各操作駒20は、図12(a)に示すライトプロテク
ト位置、つまり、書き込み禁止位置と、図13に示す書
き込み許容位置との間を切換え可能となっている。切り
換える場合には、ハーフケースの操作孔4a内に係合し
ている操作突起74の挿入孔76に、例えばペン先を挿
入し、ペンによって操作駒20を書き込み禁止位置から
書き込み許容位置へ、あるいは、その逆に移動させる。
【0052】操作駒20が移動する際、係合爪77が第
2ガイドリブ82の位置決め凸部87によって押圧され
ることにより、各弾性アーム72は駒本体20側へ弾性
変形する。それにより、位置決め突起78の一端側に係
合していた各係合爪77は、この位置決め突起を乗り越
え、位置決め突起の他端側と係合する。従って、操作駒
20は書き込み位置あるいは書き込み禁止位置に切り換
えられ、係合爪77によって切換え位置に保持される。
なお、各操作駒20の係合爪77は、第2ガイドリブ8
2の第2ガイド側壁86のみと係合し、他方のハーフケ
ースの第1ガイドリブ80と係合しないため、一対のハ
ーフケース間のバラツキ等に影響されることなく、安定
して動作することができる。
【0053】また、操作駒20が移動する際、駒本体7
0が第1ガイドリブ80の一対の第1ガイド側壁84に
よってガイドされることから、操作駒20をがた付くこ
となく安定して切換え操作することができる。なお、図
12(b)、12(c)からよく分かるように、操作突
起74が挿通された操作孔4aは、ハーフケースの表面
側が幅広となるようにテーパ状に形成されている。その
ため、ペン等がない場合でも、例えば爪によって操作突
起74を引っ掛け、操作駒20の切換え操作を行うこと
ができるようになっている。
【0054】そして、上記構成の第1および第2ガイド
リブ80、82をそれぞれ備えたハーフケース13a、
13b、および操作駒20を用いることにより、一対の
ハーフケースを同一構造および同一寸法を有する共通部
品とすることができ、かつ、一対の操作駒も同一部品を
用いることができる。
【0055】一方、図1、図2、図5、および図14に
示すように、窓部16の前端部の両側には、リブ27
a、27bおよびブリッジ部21により、それぞれシャ
ッタばね8を収容するための一対のばね収容部30が形
成されている。各ばね収容部30は、ケース12の前端
面12aに開口した開口部32を有し、これらの開口部
32はブリッジ部21の両側に位置している。
【0056】各ハーフケース13a、13bの底壁形成
部27cの内面には固定ばね受け34が突設され、開口
部32の近傍でばね収容部30内に位置している。固定
ばね受け34は、フック状に形成されているとともに、
ハーフケースの底壁形成部27c内面側からばね収容部
30側かつ後方に向かって傾斜した傾斜面34aを有し
ている。
【0057】また、他方のばね収容部30内においてブ
リッジ部21の近傍には、突部36が設けられ、この突
部の上面、つまり、一対のハーフケース13a、13b
を接合した際に互いに対向する側の面には、開口部32
側かつハーフケースの内面側に向かって傾斜したガイド
面36aが形成されている。ガイド面36aは、後述す
るように、シャッタばね8が変形位置から初期位置、つ
まり、シャッタ22が閉塞位置にある時の位置、へ戻る
際に、シャッタばねのアームを所定の位置にガイドす
る。
【0058】更に、他方のばね収容部30内において、
突部36の側方には、シャッタばね8の抜けを防止する
抜け止め突起37が形成されている。この抜け止め突起
37は、開口部32側から内方に向かって徐々に高さが
高くなるように傾斜して形成されている。
【0059】図2、図14および図15に示すように、
ブリッジ部21の長手方向両端部には、左右一対の係止
ばね受け38がそれぞれ形成されている。各係止ばね受
け38は、それぞれ対向するばね収容部30に向けて開
口した凹所により形成されているとともに、ばね収容部
30側かつハーフケース13a、13bの後方に向かっ
て傾斜した傾斜面38aを有している。また、係止ばね
受け38は、後述するように、シャッタ22を開放位置
に移動させた際にシャッタばねの固定端と可動端との干
渉を防止するため、対応する固定ばね受け34に対し
て、ハーフケース13の前後方向、つまり、挿入方向A
に僅かにずれて形成されている。
【0060】また、各ハーフケース13a、13bに
は、その前端面12aに沿って延びるガイド溝40が形
成され、この前端面の近傍に位置している。このガイド
溝40は、シャッタ22の摺動をガイドするために設け
られたもので、ブリッジ部21の外面に形成された第1
部分40aと、ハーフケースの内面に形成されそれぞれ
ばね収容部30内に位置した一対の第2部分40bと、
で構成されている。
【0061】第1部分40aは、ブリッジ部21の長手
方向全長に亘って伸び、その両端は、それぞれ対応する
ばね収容部30に連通している。また、各第2部分40
bは、第1部分40aと直線状に整列して形成されてい
るとともに、ハーフケース13の側壁からブリッジ部2
1まで伸び、第1部分40aの端部に連通している。な
お、ブリッジ部21は、ケース16の厚さよりも薄い厚
さに形成され、その外面がハーフケース12の他の部分
の外面よりも低いレベルに位置している。そして、ブリ
ッジ部21の先端部両端とばね収容部30との境界部分
には、ガイド溝40まで延びるスリット42が形成され
ている。そして、ガイド溝40の第1および第2部分4
0a、40bの端部は、このスリット42を介して上下
逆向きに対向している。
【0062】ブリッジ部21の先端部内面には、ハーフ
ケース13a、13bの前端面12aに沿って延びてい
るとともに前端面に開口した移動溝44が形成されてい
る。また、ブリッジ部21の外面には、その前端からガ
イド溝40の第1の部分40a近傍まで延びる一対の装
着ガイド溝46が形成されている。各装着ガイド溝46
は、ガイド溝40a側からブリッジ部21の先端側に向
かって傾斜して形成されている。
【0063】上記のように構成された一対のハーフケー
ス13a、13bは、互いに内面を向い合わせた状態で
突き合わされて互いに接合される。同時、一方のブリッ
ジ部21に形成された嵌合孔23に他方のブリッジ部に
形成された突起25が弾性的に嵌合され、ハーフケース
13a、13b同志の接合状態が維持される。
【0064】ハーフケース13a、13b同志が接合さ
れた状態において、図16および図17に示すように、
ブリッジ部21を挟んでその両側には、ばね収容部30
が形成されている。ケース12の左右両側壁内面には固
定ばね受け34が設けられ、それぞれ対応するばね収容
部30内に突出している。また、各ばね収容部30内に
おいて、ブリッジ部21の近傍には、シャッタばねのア
ームをガイドする傾斜したガイド面36aが設けられ、
更に、ガイド面と固定ばね受け34との間には抜け止め
突起37が設けられている。
【0065】2つのブリッジ部21にそれぞれ形成され
た係止ばね受け38は、ブリッジ部の各端部において互
いに整列して位置し、対応するばね収容部30に対向し
ている。また、ブリッジ部21に形成された移動溝44
の各端部は、互いに対向した2つの係止ばね受け38間
を通って延び、ばね収容部30に連通している。更に、
ブリッジ部21に形成された装着ガイド溝46は、他方
のブリッジ部に形成された装着ガイド溝46とそれぞれ
対向して配置されている。
【0066】図2および図18に示すように、シャッタ
22は、それぞれケース12の窓部16を閉塞可能な大
きさを有する細長い矩形状に形成された一対の遮蔽板2
2aと、これらの遮蔽板を連結した連結板22bと、を
有している。遮蔽板22aは所定の間隔を置いて互いに
平行に対向しているとともに、連結板22bは遮蔽板と
直交して延び遮蔽板の一端同志を連結している。
【0067】図2、図18および図19に示すように、
シャッタ22の連結板22bは、その幅方向中央部分に
外方へ突出した突出部50を有し、この突出部により一
対の段部51が形成されている。これらの段部51に
は、シャッタ22をスライドさせ図示しない光ディスク
ドライブ側のシャッタ開閉機構の開閉ピン70(図31
参照)が係合する。
【0068】また、シャッタ22は、左右一対づつ設け
られたガイド突起52a、52bと、一対の可動ばね受
け54と、を備えている。すなわち、連結板22bの幅
方向一端部の内面に一対のガイド突起52a、52b、
および一方の可動ばね受け54が設けられ、連結板22
bの幅方向他端部の内面に他の一対のガイド突起52
a、52b、および他方の可動ばね受け54が設けられ
ている。
【0069】ガイド突起52a、52bは板状に形成さ
れ、連結板22bの内面から遮蔽板22aと平行に突出
しているとともに、ケース12のブリッジ部21の厚さ
とほぼ等しい距離だけ離間して互いに対向している。ガ
イド突起52aは、その延出端からガイド突起52b側
へ突出した突部56a(第1の突部)と、延出端から遮
蔽板22b側へ突出した突部56b(第2の突部)と、
有し、これらの突部は、連結板22bと平行な方向、つ
まり、シャッタ22の摺動方向Gに延びている。また、
各突部56a、56bは、ガイド突起52aの先端から
連結板22b側およびケース12の開口部32側に向か
って僅かに、例えば、0.1〜0.2mm程度、傾斜し
て形成されている。それにより、ガイド突起52aの先
端部は、全体としてほぼ錨の断面形状に形成されてい
る。
【0070】同様に、ガイド突起52bは、その延出端
からガイド突起52a側へ突出した突部56a(第1の
突部)と、延出端から遮蔽板22b側へ突出した突部5
6b(第2の突部)と、有し、これらの突部は、連結板
22bと平行な方向、つまり、シャッタ22の摺動方向
Gに延びている。また、各突部56a、56bは、ガイ
ド突起52bの先端から連結板22b側に僅かに傾斜し
て形成されている。それにより、ガイド突起52bの先
端部は、全体としてほぼ錨の断面形状に形成されてい
る。
【0071】ガイド突起52aは、連結板22bの幅方
向端縁から連結板の中央に向かって延びている。また、
ガイド突起52bは、連結板22bの幅方向端縁から僅
かに離間した位置から連結板の中央に向かって延びてい
る。すなわち、ガイド突起52bは、シャッタ22の摺
動方向Gに沿った幅がガイド突起52aの幅よりも短く
形成され、後述するように、シャッタ22を開放位置に
移動させた際、シャッタばねと干渉しないように構成さ
れている。また、ガイド突起52bの第1および第2の
突部56a、56bの内、連結板22bの端縁側の端5
6cは、シャッタ22を開放位置に移動させた際におけ
るシャッタばねとの干渉を一層確実に防止するため、そ
の外側の角が切除され斜めあるいは円弧状に形成されて
いる。
【0072】ガイド突起52aは、シャッタ22の摺動
方向Gに沿った幅がガイド突起52bの幅よりも長く形
成され、後述するように、シャッタの閉塞位置および開
放位置のいずれにおいてもガイド溝40の第1および第
2の部分と係合状態を維持する。また、ガイド突起52
aにおいて、第1の突部56aは第2の突部56bより
も幅方向の長さが短く形成され、連結板22bの端縁側
の端部が省略され、この端縁から離間している。これ
は、シャッタ22を開放位置に移動させた際におけるガ
イド突起52aとシャッタばねとの干渉を防止するため
である。
【0073】なお、他方の組のガイド突起52a、52
bは、上述した一方の組のガイド突起と対称に形成さ
れ、上下逆に配置されている。
【0074】また、各可動ばね受け54も板状に形成さ
れ、連結板22bの内面から遮蔽板22aと平行に突出
しているとともに、ガイド突起52a、52b間に位置
している。各可動ばね受け54は、連結板22bの幅方
向端縁から連結板の中央に向かって延出し、その端縁に
は凹所54aが形成されている。この凹所54aは、前
述したケース12の係止ばね受け38とほぼ同一の寸法
および形状に形成されている。
【0075】上記構成のシャッタ22は、樹脂により一
体成形されている。連結板22bの厚さd1は、各遮蔽
板22aの厚さd2の約2倍に設定されている。また、
連結板22bの強度を向上させるため、突出部50の内
側には、連結板22bの長手方向に延びる2本のリブ5
8が一体に形成され突出部50を補強している。また、
ガイド突起52a、52b、および可動ばね受け54の
強度および位置精度を向上させるため、これらの基端部
には肉盛り59がされている。
【0076】更に、連結板22bの突出部50の内面に
は、凹所60が形成されている。この凹所60は、シャ
ッタ22を射出成形する際のゲート位置Kと対向してお
り、射出成形時の樹脂の流れを均一化するように作用す
る。
【0077】上記のように構成されたシャッタ22は、
図2に示すように、遮蔽板22aの自由端をケース12
の前端面12a側から矢印E方向に押し込むことにより
ケース12に装着される。この際、シャッタ22のガイ
ド突起52a、52bをブリッジ部21に形成された装
着ガイド溝46に位置合わせした状態で押し込む。それ
により、各対のガイド突起52a、52bは、ブリッジ
部21を上下から挟んだ状態で装着ガイド溝46に沿っ
て移動する。
【0078】シャッタ22を更に矢印E方向へ押し込む
ことにより、ガイド突起52a、52bは、その内側の
突部56aがブリッジ部21に形成されたガイド溝40
の第1の部分40aに係合し、連結板22bはケース1
2の前端面12aと隣接対向する。連結板22bの内面
から突出した一対の可動ばね受け54は、ブリッジ部2
1の先端面に形成された移動溝44内に摺動自在に挿入
される。
【0079】また、遮蔽板22aはケース12の各上面
上を移動し、その自由端は、ケース12の各表面に形成
された凹所15の底面と、抜け止め用の突部17との間
に挿入され保持される。以上の動作により、シャッタ2
2がケース12に取り付けられる。
【0080】図20に示すように、シャッタ22が閉塞
位置にある状態において、ケース12の2つの窓部16
は、シャッタの遮蔽板22aによってそれぞれ閉塞され
る。各遮蔽板22aの幅は、窓部16の幅よりも僅かに
大きく形成され、遮蔽板の両側縁部は、ケース12の上
面壁とオーバーラップしている。
【0081】また、図20および図21に示すように、
シャッタ22の閉塞位置において、一対の可動ばね受け
54の凹所54aは、ケース12のブリッジ部21の両
端部に設けられた係止ばね受け38とそれぞれ整列して
位置する。更に、互いに整列したこれらの可動ばね受け
54、および係止ばね受け38は、シャッタ22とケー
ス12上面壁とのオーバラップ領域60内に位置するよ
うに設けられている。図20および図22に示すよう
に、シャッタ22の閉塞位置において、シャッタのガイ
ド突起52a、52bは、ケース12のブリッジ部21
を両側から挟持している。また、ガイド突起52a、5
2bの内側の突部56aがそれぞれガイド溝40の第1
部分40aに摺動自在に係合している。すなわち、ガイ
ド突起52a、52bは、ブリッジ部21上を移動する
間、その内側の突部56aが第1部分40a内を摺動す
ることにより、シャッタ22の移動をガイドする。
【0082】一方、図23に示すように、シャッタ22
が閉塞位置から一方の開放位置へ移動されると、シャッ
タの両遮蔽板22aはそれぞれ窓部16から外れて窓部
を開放する。この際、シャッタ22の可動ばね受け54
は、ブリッジ部21の移動溝44から外れて開放側のば
ね収容部30内に移動する。
【0083】また、シャッタ22のガイド突起52a、
52bは、図24および図25に示すように、突部56
aがガイド溝40の第1部分40a内を摺動した後、そ
れぞれスリット42を通って開放側のばね収容部30内
へ移動する。その際、開放側のガイド突起52a、52
bの第1の突部56aは第1部分40aから外れ、代わ
って外側の第2の突部56bがガイド溝40の第2部分
40bに係合する。ここで、各ガイド突起52aはガイ
ド突起52bよりも幅方向長さが長く形成されているこ
とから、ガイド突起52aの第2の突部56bは、シャ
ッタ22の閉塞位置においても、その端部がガイド溝4
0の第2部分40bに摺動自在に係合している。従っ
て、シャッタ22を閉塞位置から開放位置へ摺動させる
際、開放側のガイド突起56aの第2の突部56bはガ
イド溝40の第2部分40bへ円滑に侵入することはで
きる。
【0084】以後、シャッタ22が開放位置に到達する
まで、ガイド突起52a、52bの突部56bは第2部
分40b内を移動する。すなわち、ガイド突起52a、
52bは、ばね収容部30内を移動する間、その外側の
突部56bがばね収納部に設けられた第1部分40b内
を摺動することにより、シャッタ22の移動をガイドす
る。
【0085】なお、ケース12に形成されている各ガイ
ド溝40の第1および第2部分40a、40bは、図2
2および図25からよく分かるように、錨状を有する第
1および第2の突部56a、56bに対応してシャッタ
22の連結板22b側に僅かに傾斜した形状に形成され
ている。そのため、シャッタ22が後述するシャッタば
ねによってケース12から抜ける方向の付勢力を受けた
場合でも、第1および第2の突部56a、56bはそれ
ぞれガイド溝40の第1および第2部分40a、40b
との係合状態を確実に維持する。従って、シャッタ20
がケース12から不用意に脱落するこが防止される。
【0086】図2、図26ないし図28に示すように、
ケース12の窓部16の両側に形成されたばね収容部3
0内に収納される一対のシャッタばね8は、同一の構造
を有するものを点対称に配置して用いている。すなわ
ち、各シャッタばね8は、コイル部8aと、コイル部の
両端からほぼ相反する方向に延出した2つのアーム9
a、9bと、を有している。一方のアーム9aの先端部
はコイル部8a側に直角に折曲げられて固定端11aを
形成している。また、他方のアーム9bの先端部は、コ
イル部8a側に直角に折曲げられて可動端11bを形成
している。
【0087】上記構成のシャッタばね8は、シャッタ2
2を閉塞位置に保持した状態で、ケース12の前端面1
2aに開口した開口部32からばね収容部30内にそれ
ぞれ装着される。すなわち、まず、シャッタ22を閉塞
位置に移動させ、シャッタ22の可動ばね受け54とブ
リッジ部21に形成された係止ばね受け38とを互いに
整列させる。この状態で、各シャッタばね8の一対のア
ーム9a、9bを互いに接近する方向に多少弾性変形さ
せた後、コイル部8側から開口部32を通してばね収容
部30内に挿入する。その際、各シャッタばね8のアー
ム9aは、抜け止め突起37に沿って一旦弾性変形した
後、この抜け止め突起を乗り越えてばね収容部30内に
挿入される。
【0088】続いて、シャッタばねの固定端11aをケ
ース12に形成された固定ばね受け34のガイド面34
aに当接させ、可動端11bを互いに整列した可動ばね
受け54および係止ばね受け38のガイド面38aに当
接させる。この状態で、アーム9a、9bに加えていた
押圧力を解除すると、アーム9a、9bは自身の弾性に
より互いに離間する方向に移動する。その際、シャッタ
ばね8の固定端11aおよび可動端11bは、それぞれ
ガイド面34a、38aに沿って移動し、固定端11a
は固定ばね受け34に係合し、可動端11bはブリッジ
部21の係止ばね受け38およびシャッタ22の可動ば
ね受け54に係合する。また、各シャッタばね8のアー
ム9aは、抜け止め突起37に対向して位置する。
【0089】以上の操作により、一対のシャッタばね8
の装着が終了する。図26ないし図28に示すように、
シャッタ22が閉塞位置にある状態において、シャッタ
の各可動ばね受け54はケース12の対応する係止ばね
受け38と整列した状態にあり、各シャッタばね8の可
動端11bも可動ばね受け54および係止ばね受け38
に係合している。これにより、シャッタ22は、2つの
シャッタばね8によって両側から付勢され閉塞位置に保
持される。
【0090】この場合、各シャッタばね8の可動端11
bは、可動ばね受け54に加えてケース12の係止ばね
受け38にも係合していることから、シャッタばね8か
らシャッタ22に過度の付勢力が作用することが防止さ
れ、シャッタ22は、シャッタばね8の予圧力によって
閉塞位置に保持される。従って、製造のばらつき等によ
って2つのシャッタばね8の付勢力にばらつきがある場
合でも、これらシャッタばね8によってシャッタ22を
閉塞位置に正確に保持することができる。
【0091】一方、図29ないし図31に示すように、
例えば、図示しない光ディスクドライブ側のシャッタ開
閉機構の開閉ピン70がケース12の前端面に沿って移
動しシャッタ22の段部51に係合することにより、シ
ャッタ22が閉塞位置からいずれかの開放位置に移動さ
れると、シャッタ22の可動ばね受け54の内、シャッ
タ開放側に位置した可動ばね受け54は、ケース12の
係止ばね受け38と整列した位置からシャッタ開放側の
ばね収容部30内に移動する。その際、この可動ばね受
け54は、シャッタ開放側に位置したシャッタばね8の
可動端11bとの係合状態を維持したまま、可動端11
bをばね収容部30側に押圧し係止ばね受け38から離
間させる。そして、可動ばね受け54は、シャッタ22
が開放位置に到達するまでの間、シャッタばね8の可動
端11bを固定端11aの近傍まで押圧して移動させ
る。
【0092】なお、可動ばね受け54と固定ばね受け3
4とはカートリッジ10の挿入方向に沿って互いにずれ
て位置しているとともに、各シャッタばね8の固定側の
アーム9aは可動側のアーム9bよりも短く形成されて
いる。そのため、シャッタ22を開放位置まで移動させ
た場合でも、可動ばね受け54と固定ばね受け34とが
互いに干渉することがなく、かつ、シャッタばね8の固
定端11aと可動端11bとが互いに干渉することもな
い。従って、シャッタ22を確実にかつ円滑に開放する
ことができる。
【0093】更に、シャッタ22のガイド突起の内、シ
ャッタばね8の可動側アーム9bに隣接したガイド突起
52bは他方のガイド突起52aよりも短く形成されて
いるとともに、その端部56cは切除され斜めあるいは
円弧状に形成されている。また、長い方のガイド突起5
2aは、シャッタばね8の可動側アーム9bに対向する
第1の突部56aの端部が省略して形成されている。従
って、シャッタ22を開放位置まで移動させた場合で
も、これらガイド突起52a、52bとシャッタばね8
の可動側アーム9bとが互いに干渉することがなく、シ
ャッタ22を一層確実にかつ円滑に開放することができ
る。
【0094】一方、シャッタ22の可動ばね受け54の
内、シャッタ開放側と反対側に位置した可動ばね受け5
4は、シャッタ22の移動に伴い、ケース12の係止ば
ね受け38から離間し、ブリッジ部21の移動溝44内
をシャッタ開放側のばね収容部30に向かって移動す
る。
【0095】また、この可動ばね受け54は、係止ばね
受け38から離間することにより、反対側のシャッタば
ね8の可動端11bからも離間する。そのため、反対側
のシャッタばね8の可動端11bは、ケース12の係止
ばね受け38と係合した状態に維持され、シャッタ開放
側と反対側に位置したシャッタばね8は、初期状態に保
持される。
【0096】従って、シャッタ22は、開放方向と反対
側に位置したシャッタばね8の影響を何等受けることな
く、シャッタ開放側のシャッタばねのみの付勢力を受け
ながら開閉ピン70により開放位置へ移動される。
【0097】ここで、図31に示すように、シャッタ2
2の遮蔽部22aの幅、および窓部16の中心部16a
の直径は、シャッタ22がいずれの開放位置に移動した
場合でも、中心部16aが完全に開放するように設定さ
れている。また、シャッタ22の遮蔽部22aの幅、お
よび窓部16の延出部16bの幅は、シャッタ22が各
開放位置に移動した際、窓部16の中心線Cと延出部1
6bのシャッタ22と反対側の端縁との距離d1が、中
心軸線Cとシャッタ遮蔽部22aの窓部側の端縁との距
離d2よりも大きくなるように設定されている。
【0098】これにより、カートリッジを図示しない光
ディスクドライブに装填し、シャッタ22が開放した状
態で光学ヘッド70により光ディスク14に対して情報
処理を行う際、光学ヘッド70とシャッタ22との干渉
を防止し、円滑な情報処理が可能となる。また、ケース
12のブリッジ部21は、ケースの厚さよりも薄い厚さ
に形成されていることから、光学ヘッド70が移動する
際、光学ヘッドとブリッジ部との干渉が防止される。
【0099】シャッタ閉塞時、シャッタ22に印加され
ていた開閉ピン70による押圧力が除去されると、シャ
ッタ22は、これと係合している開放側のシャッタばね
8により閉塞位置に向かって押圧され閉塞位置に移動さ
れる。シャッタ22が閉塞位置まで移動すると、シャッ
タの可動ばね受け54はケース12の係止ばね受け38
と整列して位置する。そして、シャッタ22を押圧して
いたシャッタばね8の可動端11bもケース12の係止
ばね受け38に係合し、以後、シャッタ22に作用する
過度の付勢が規制される。これにより、シャッタ22は
閉塞位置に保持される。
【0100】また、シャッタばね8が、図31に示す収
縮状態から図27に示す初期状態に復帰する際、つま
り、シャッタ22が開放位置から閉塞位置に復帰する
際、シャッタばねのアーム9bは、初期状態に復帰する
直前で、ケース12の内面側に設けられたガイド面36
aによって所定位置にガイドされる。そのため、アーム
9bの可動端11bは、ケース12の係止ばね受け38
と常に定位置で正確に係合することができる。
【0101】従って、シャッタ22の開閉動作に伴いシ
ャッタばね22が多少位置ずれした場合でも、シャッタ
が開放位置から閉塞位置へ復帰する毎に、シャッタばね
を所定の初期状態に確実に復帰させることができ、シャ
ッタばねの抜けや引っ掛かりを防止して信頼性の向上を
図ることができる。また、各シャッタばね8のアーム9
aは、ハーフケース内面に形成された抜け止め突起37
と対向し、開口部32方向への移動が規制されている。
そのため、ケース12に衝撃等が作用した場合でも、開
口部32方向へのアーム9aの位置ずれを防止し、シャ
ッタばね8の抜けを確実に防止することができる。
【0102】なお、シャッタ22が他方の開放位置へ移
動する場合、動作方向が上記説明と逆向きになるだけ
で、各部の動作は同一である。
【0103】以上のように構成されたディスクカートリ
ッジ10によれば、光ディスクのA面およびB面に対応
した一対のライトプロテクト部材、つまり、操作駒20
を備えているにも関わらず、一対のハーフケース13
a、13bを共通構造とすることができ、同時に、操作
駒20も同一構造のものを使用することができる。従っ
て、ディスクカートリッジ10の部品点数を低減し、製
造コストの低減を図ることができる。
【0104】また、ディスクカートリッジの組立時、一
対の操作駒20を一方のハーフケースに設けたれたガイ
ドリブに装着および保持することができ、組立性の向上
を図ることが可能となる。更に、シャッタ22はケース
12に前端側から差し込むだけでケースに装着でき、同
様に、一対のシャッタばねもケースの開口部32から差
し込むだけでケースに装着することができる。従って、
組立が容易であり、ディスクカートリッジの自動組立が
可能となる。
【0105】ばね収容部30内に設けられた各シャッタ
ばね8のアーム9aは、ハーフケース内面に形成された
抜け止め突起37と対向し、開口部32方向への移動が
規制されている。そのため、ケース12に衝撃等が作用
した場合でも、開口部32方向へのアーム9aの位置ず
れを防止し、シャッタばね8の抜けを確実に防止するこ
とができる。そして、この抜け止め突起37は、開口部
32側が低くなるように傾斜して形成されていることか
ら、ディスクカートリッジの組立時にシャッタばね8を
装着する際、このシャッタばねが抜け止め突起37に引
っ掛かることなく容易に装着することができる。
【0106】上記構成のディスクカートリッジ10によ
れば、左右一対のシャッタばね8が設けられているにも
拘らず、シャッタ22の開閉動作は、開放方向に応じた
一方のシャッタばねのみによって行われる。すなわち、
シャッタ22が一方の開放位置に移動する際、シャッタ
開放側に設けられたシャッタばね8の可動端11bは、
ケース12の係止ばね受け38からシャッタ22の可動
ばね受け54に受け渡されるとともに、他方のシャッタ
ばね8の可動端11bは、シャッタ22の可動ばね受け
54から離間しケース12の係止ばね受け38と係合し
た状態に保持される。
【0107】従って、シャッタ22は、他方のシャッタ
ばね8の影響を受けることなく、開放側のシャッタばね
8のみと係合した状態で開閉される。その結果、シャッ
タ22の開閉ストロークを充分に大きく取ることがで
き、例えば、直径120mm程度の大径の光ディスクを
収納したディスクカートリッジにも対応することが可能
となる。
【0108】更に、上記構成のディスクカートリッジ1
0によれば、ケース10の前端部において、シャッタば
ね8を挿入するめの開口部32がブリッジ部21の両側
に形成されているにも拘らず、シャッタ22の移動を確
実にガイドすることができる。
【0109】すなわち、シャッタ22に設けられたガイ
ド突起52a、52bは、ブリッジ部21上を移動する
際、内側の突部56aをガイド溝40の第1部分40a
に係合させることによりシャッタ22の移動をガイド
し、各開口部32内を移動する際、外側の突部56bを
ケース12内面に形成されたガイド溝40の第2部分4
0bに係合させることによりシャッタ22の移動をガイ
ドする。従って、いずれの移動位置においても、ガイド
突起52a、52bによってシャッタ22の移動を確実
にガイドすることが可能となる。
【0110】また、各組のガイド突起の内、シャッタば
ね8の可動側アーム9bに隣接したガイド突起56bは
他方のガイド突起56aよりも幅が狭く形成され、更
に、シャッタばね側の角部56cは斜めあるいは円弧状
に切除されている。また、長い方のガイド突起52a
は、シャッタばね8の可動側アーム9bに対向する第1
の突部56aの端部が省略して形成されている。従っ
て、シャッタ22を開放位置まで移動させた場合でも、
これらガイド突起52a、52bとシャッタばね8の可
動側アーム9bとが互いに干渉することがなく、シャッ
タ22を一層確実にかつ円滑に開放することができる。
【0111】各組のガイド突起52aは、ガイド突起5
2bよりも幅が広く形成され、シャッタ22の閉塞位
置、および開放位置において、ガイド溝40の第1およ
び第2部分40a、40bとの両方に係合した状態とな
る。そのため、シャッタ22を開閉する際、ガイド溝4
0の第1部分40aと第2部分40bとの間でガイド突
起の受渡しを円滑に行うことができる。
【0112】更に、各ガイド突起に形成された第1およ
び第2の突部56a、56bは、シャッタ22の連結部
22b側に傾斜して突出し、ガイド突起先端部はほぼ錨
状に形成され、ガイド溝40も対応した形状に形成され
ている。従って、シャッタ22がシャッタばね8により
抜け方向の付勢力を受けた場合でも、第1および第2の
突部56a、56bがガイド溝40から外れるがなく、
ケース12に対するシャッタ22の不用意な離脱を防止
することができる。
【0113】次に、上記のように構成されたディスクカ
ートリッジ10の保護ケースについて説明する。図32
および図33に示すように、保護ケース90は、ディス
クカートリッジ10よりも僅かに大きな寸法を有する偏
平な矩形箱状に形成され、ディスクカートリッジ全体を
収容可能な収容部90aを形成している。保護ケース9
0の一側面は開口し、収容部90aに連通した挿入口9
1を形成している。また、挿入口91と対向した底壁9
2の両端部には、収容部90a内へ突出したストッパ凸
部94がそれぞれ形成されている。
【0114】各ストッパ凸部94の突出高さは、ディス
クカートリッジ10側のシャッタ22の連結板22bに
設けられた突出部50の突出高さよりも高く形成されて
いる。また、保護ケース90は、樹脂あるいは紙等によ
って形成されている。
【0115】上記のような保護ケース90は、ディスク
カートリッジ10の不使用時、あるいは、ディスクカー
トリッジの携帯時、ディスクカートリッジを収容して使
用する。この場合、図32に示すように、ディスクカー
トリッジ10をその前端面12a側から保護ケース90
の挿入口91に挿入し、底壁92に向かって押込む。そ
して、ケース前端面12aの両端部がストッパ凸部94
に当接するまでディスクカートリッジ10を押込むこと
により、ディスクカートリッジ全体が保護ケースの収容
部90a内に収納される。
【0116】ここで、ストッパ凸部94はシャッタ22
の突出部50よりも高く形成されていることから、ディ
スクカートリッジ10を保護ケース90内に収容する
際、シャッタ22の突出部50が保護ケース底壁92に
当接する前に、必ずストッパ凸部95がケース前端面1
2aに当接する。そして、収納状態において、シャッタ
22の突出部50は、保護ケース90の底壁92に接触
することなく、底壁から僅かに離間した位置に保持され
ている。
【0117】このような構成の保護ケース90によれ
ば、ディスクカートリッジ10の外面全体を覆うことに
より、外部衝撃に対してディスクカートリッジを保護す
ることができるとともに、ディスクカートリッジ内への
ゴミの侵入を防止することができる。また、保護ケース
90の底壁92にストッパ凸部94を設けることによ
り、シャッタ22の突出部50を底壁から離間した状態
に保持することができ、その結果、保護ケースに外部衝
撃が作用した場合でも、その衝撃が突出部50を介して
シャッタ22に作用することがなく、シャッタを確実に
保護することができる。更に、シャッタ22の突出部5
0と保護ケース底壁92との接触による不用意なシャッ
タの開放を防止し、ゴミの侵入を確実に防止することが
できる。
【0118】なお、本発明は上述した実施例に限られる
ものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、保護ケース90は、図34に示すように、
開閉自在な蓋付のケースとして形成されていてもよい。
【0119】すなわち、ディスクカートリッジ10全体
を収容可能な偏平な矩形状の収容部90aを規定する保
護ケース90は、ケース本体96とケース本体に回動自
在に取り付けられた蓋97とを備えている。ケース本体
96は、ディスクカートリッジ10とほぼ同一の平面寸
法を有する矩形状の主壁96a、主壁の一側縁に立設さ
れた底壁92、底壁と直交する一対の側壁98を有して
いる。そして、底壁92の内面両端部には、ストッパ凸
部94がそれぞれ突設されている。
【0120】また、蓋97は、閉塞状態においてケース
本体96側の主壁96aと対向する矩形状の主壁97a
と、主壁の周縁に沿って立設された側壁97bと、を有
している。そして、ケース前端面12aがストッパ凸部
94に当接した状態に、ディスクカートリッジ10をケ
ース本体96に装着した後、蓋97を閉じることによ
り、ディスクカートリッジ全面が保護ケース90によっ
て覆われる。
【0121】このように構成された保護ケース90にお
いても、ディスクカートリッジ10のケース前端面12
aと対向する底壁92にストッパ凸部94を設けること
により、シャッタ22を確実に保護することができると
ともに、シャッタ22の不用意なシャッタの開放を防止
し、ゴミの侵入を確実に防止することができる。
【0122】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、一対のケースハーフを共通部品で構成できるととも
に一対のライトプロテクト部品を共通化することがで
き、部品点数を減らし製造コストの低減が可能なディス
クカートリッジを提供することができる。
【0123】また、この発明によれば、携帯時および不
使用時等において、シャッタを含むディスクカートリッ
ジ全体を外部衝撃に対して確実に保護できるとともに、
ゴミ等の侵入を確実に防止可能な保護ケースを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタが閉じた状態における、この発明の実
施の形態に係るディスクカートリッジの斜視図。
【図2】上記ディスクカートリッジの分解斜視図。
【図3】シャッタが開いた状態における上記ディスクカ
ートリッジの斜視図。
【図4】上記ディスクカートリッジを後端部側から見た
斜視図。
【図5】上記ディスクカートリッジを構成するハーフケ
ース内面を示す平面図。
【図6】上記ディスクカートリッジのガイドスロット部
分を示す分解斜視図。
【図7】上記ディスクカートリッジのガイドスロット部
分を示す側面図。
【図8】上記ディスクカートリッジのケース後端部を示
す分解斜視図。
【図9】上記ディスクカートリッジのケース後端部の凹
所部分を示す斜視図。
【図10】上記ディスクカートリッジの操作駒を示す斜
視図。
【図11】上記操作駒を示す図。
【図12】上記ハーフケースに対する操作駒の装着状態
を示す平面図および断面図。
【図13】上記操作駒を書き込み許容位置に切り換えた
状態を示す平面図。
【図14】上記ディスクカートリッジのハーフケースの
前端部を拡大して示す平面図および固定ばね受けの拡大
図。
【図15】上記ディスクカートリッジのケースのブリッ
ジ部を示す分解斜視図。
【図16】上記ケースの正面図。
【図17】上記ケースのブリッジ部を示す斜視図。
【図18】上記ディスクカートリッジのシャッタの内面
側を示す斜視図。
【図19】図18の線B−Bに沿った断面図。
【図20】上記シャッタが閉じた状態における上記ディ
スクカートリッジの前端部分を示す平面図。
【図21】上記シャッタが閉塞位置に移動した状態にお
ける、上記ケースの係止ばね受けと上記シャッタの可動
ばね受けとの位置関係を示す斜視図。
【図22】図20の線F−Fに沿った断面図。
【図23】上記シャッタが開放位置に移動した状態にお
ける上記ディスクカートリッジの前端部分を示す平面
図。
【図24】上記シャッタが閉塞位置から開放位置に移動
する際の、上記シャッタのガイド突起とケースのガイド
溝との係合状態を示す斜視図。
【図25】図23の線H−Hに沿った断面図。
【図26】上記シャッタが閉塞位置にある上記ディスク
カートリッジの正面図。
【図27】上記シャッタが閉塞位置にある状態におけ
る、上記ハーフケース前端部および一対のシャッタばね
を示す平面図。
【図28】上記シャッタが閉塞位置に移動した状態にお
ける、上記ケースの係止ばね受けと上記シャッタの可動
ばね受けとの位置関係、およびこれらばね受けとシャッ
タばねとの係合関係を示す斜視図。
【図29】上記シャッタが閉塞位置から開放位置に移動
する際の、上記ケースの係止ばね受けと上記シャッタの
可動ばね受けとの位置関係、およびこれらばね受けとシ
ャッタばねとの係合関係を示す斜視図。
【図30】上記シャッタが開放位置にある上記ディスク
カートリッジの正面図。
【図31】上記シャッタが開放位置に移動した状態にお
ける、上記ハーフケース前端部および一対のシャッタば
ねを示す平面図。
【図32】上記ディスクカートリッジおよび保護ケース
を示す斜視図。
【図33】上記ディスクカートリッジを収納した状態に
おける保護ケースの一部を示す断面図。
【図34】この発明の他の実施の形態に係る保護ケース
を、上記ディスクカートリッジと共に示す斜視図。
【符号の説明】
4a、4b…操作孔 6…ラベル貼付部 7…ガイドスロット 8…シャッタばね 8a…コイル部 9a、9b…アーム 10…ディスクカートリッジ 12…ケース 12a…前端面 13a、13b…ハーフケース 14…光ディスク 16…窓部 20…操作駒 21…ブリッジ部 22…シャッタ 24…凹所 27a、27b…リブ 27c…底壁形成部 29b…底壁形成突起 30…ばね収容部 32…開口部 34…固定ばね受け 37…抜け止め突起 38…係止ばね受け 70…駒本体 72…弾性アーム 74…操作突起 75…ガイド突起 76…挿入孔 77…係合爪 78…傾斜面 80…第1ガイドリブ 82…第2ガイドリブ 84…第1ガイド側壁 86…第2ガイド側壁 87…位置決め凸部 90…保護ケース 90a…収容部 92…底壁 94…ストッパ凸部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ窓部を有する同一形状の一対のハ
    ーフケースを内面同志が向かい合った状態で接合するこ
    とにより構成されたほぼ矩形状のケースと、 両面に情報記録面を有し、上記ケース内に収容されたデ
    ィスク状の記録媒体と、 上記窓部を閉塞する閉塞位置と、上記窓部の両側に位置
    しそれぞれ上記窓部を開放する2つの開放位置と、へ移
    動自在に上記ケースに取り付けられたシャッタと、 上記記録媒体の各面に対応して上記ケースに設けられて
    いるとともに同一形状を有し、それぞれ書き込み禁止位
    置と書き込み許容位置とへ切換え可能な一対のライトプ
    ロテクト部材と、を備え、 上記各ハーフケースは、その内面にそれぞれ形成され上
    記ライトプロテクト部材をガイドおよび位置決めする第
    1および第2ガイド部を有し、上記第1および第2ガイ
    ド部は、上記ハーフケースの中心軸線に対して対象な位
    置に設けられ、 一方のハーフケースの第1ガイド部は、他方のハーフケ
    ースの第2ガイド部と対向して位置し、 上記各ライトプロテクト部材は、上記第1ガイド部と係
    合した一対の側面を有する本体と、上記本体の両側面か
    ら延出しているとともに上記第2ガイド部と係合しライ
    トプロテクト部材を上記書き込み禁止位置および書き込
    み許容位置へ選択的に保持する弾性変形可能な一対の係
    合爪と、を有していることを特徴とするディスクカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】上記第1ガイド部は、上記ライトプロテク
    ト部材の本体の幅とほぼ等しい間隔をおいて平行に対向
    し上記本体の移動をガイドする一対の第1ガイド壁を備
    え、 上記第2ガイド部は、上記第1ガイド壁間の間隔よりも
    大きな間隔をおいて平行に対向し上記係合爪に接触した
    一対の第2ガイド壁を備え、 上記各ライトプロテクト部材の本体は、両側面が上記第
    1ガイド壁に対向した状態で上記第1ガイド壁間に位置
    し、上記一対の係合爪は、上記第2ガイド壁間に位置し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のディスクカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】上記第1ガイド壁および第2ガイド壁は、
    上記ハーフケースの内面に立設され、第1ガイド壁の高
    さは第2ガイド壁のよりも高く形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】上記各ハーフケースは、上記記録媒体の情
    報記録面に対向したほぼ矩形状の主面と、上記主面の周
    縁に沿って立設され上記ケースの側壁を構成するリブ
    と、を有し、上記第1ガイド壁は上記リブよりも高く形
    成され、上記第2ガイド壁間に延出していることを特徴
    とする請求項3に記載のディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】上記第2ガイド壁は、上記リブとほぼ同一
    の高さに形成され、 上記各ライトプロテクト部材の係合爪は、上記本体の側
    面一端から延出しているとともに、上記第2ガイド壁の
    高さよりも薄く形成されていることを特徴とする請求項
    4に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】上記第2ガイド壁は、上記係合爪と係合し
    上記ライトプロテクト部材を上記書き込み位置および書
    き込み許容位置に位置決めする位置決め突起を有してい
    ることを特徴とする請求項5に記載のディスクカートリ
    ッジ。
  7. 【請求項7】上記各ハーフケースは、上記第1ガイド壁
    間に開口した長孔状の第1操作孔と、上記第2ガイド壁
    間に開口した長孔状の第2操作孔と、を有し、上記第1
    操作孔は、上記ケースの中心軸線に対して上記第2操作
    孔と対象な位置に設けられ、 上記各ライトプロテクト部材は、上記本体から突出し上
    記第1操作孔に摺動自在に係合し上記ケース外方から操
    作可能な操作突起と、上記本体から突出し上記第2操作
    に摺動自在に係合したガイド突起と、を備えていること
    を特徴とする請求項5に記載のディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】上記ケースは、互いに対向した一対の側壁
    と、上記側壁の前端部にそれぞれ形成されケースの装着
    方向に沿って延びているとともに、上記ケースの中心軸
    線に対して対象な位置に設けられた一対のガイドスロッ
    トと、を備え、 上記各ハーフケースは、上記記録媒体の情報記録面に対
    向したほぼ矩形状の主面と、上記主面の周縁に沿って立
    設され上記ケースの側壁を構成したリブと、上記主面に
    上記リブよりも高く立設され一方のガイドスロットの底
    壁を構成した底壁形成部と、を有し、上記リブの内、他
    方のガイドスロットと対応する部分は除去されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のディスクカートリッジ。
  9. 【請求項9】上記ケースは、互いに対向した一対の側壁
    と、上記側壁間を延びる後壁と、上記後壁にそれぞれ形
    成され、上記ケースの中心軸線に対して対象な位置に設
    けられた一対の有底の凹所と、を備え、 上記各ハーフケースは、上記記録媒体の情報記録面に対
    向したほぼ矩形状の主面と、上記主面の周縁に沿って立
    設され上記ケースの側壁および後壁を構成したリブと、
    上記リブに形成されそれぞれ上記凹所の一部を構成した
    一対の切欠と、一方の切欠に隣接して上記リブに設けら
    れ上記凹所の底壁を形成した底壁形成突起と、を備えて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載のディスクカートリッジ。
  10. 【請求項10】上記ケースは、上記窓部の両側にそれぞ
    れ形成されているとともにケースの前端面に開口した一
    対のばね収容部を備え、 上記ばね収容部内には、それぞれ上記シャッタを上記閉
    塞位置に向けて付勢し上記閉塞位置に保持した一対のシ
    ャッタばねが設けられ、 上記各ハーフケースは、ハーフケース内面に突設され一
    方のばね収容部内に位置しているとともに上記開口側が
    低くなるように傾斜して設けられ、上記シャッタばねの
    アームと対向してシャッタばねの抜けを防止する抜け止
    め突起を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    ディスクカートリッジ。
  11. 【請求項11】それぞれ窓部を有する同一形状の一対の
    ハーフケースを内面同志が向かい合った状態で接合する
    ことにより構成されたほぼ矩形状のケースと、 両面に情報記録面を有し、上記ケース内に収容されたデ
    ィスク状の記録媒体と、 上記窓部を閉塞する閉塞位置と、上記窓部の両側に位置
    しそれぞれ上記窓部を開放する2つの開放位置と、へ移
    動自在に上記ケースに取り付けられたシャッタと、 上記記録媒体の各面に対応して上記ケースに設けられて
    いるとともに同一形状を有し、それぞれ書き込み禁止位
    置と書き込み許容位置とへ切換え可能な一対のライトプ
    ロテクト部材と、を備え、 上記ケースは、互いに対向した一対の側壁と、上記側壁
    の前端部にそれぞれ形成されケースの装着方向に沿って
    延びているとともに、上記ケースの中心軸線に対して対
    象な位置に設けられた一対のガイドスロットと、を備
    え、 上記各ハーフケースは、上記記録媒体の情報記録面に対
    向したほぼ矩形状の主面と、上記主面の周縁に沿って立
    設され上記ケースの側壁を構成したリブと、上記主面に
    上記リブよりも高く立設され一方のガイドスロットの底
    壁を構成した底壁形成部と、を有し、上記リブの内、他
    方のガイドスロットと対応する部分は除去されているこ
    とを特徴とするディスクカートリッジ。
  12. 【請求項12】それぞれ窓部を有する同一形状の一対の
    ハーフケースを内面同志が向かい合った状態で接合する
    ことにより構成されたほぼ矩形状のケースと、 両面に情報記録面を有し、上記ケース内に収容されたデ
    ィスク状の記録媒体と、 上記窓部を閉塞する閉塞位置と、上記窓部の両側に位置
    しそれぞれ上記窓部を開放する2つの開放位置と、へ移
    動自在に上記ケースに取り付けられたシャッタと、 上記ケース内で上記シャッタの両側に配設され、それぞ
    れ上記シャッタを上記閉塞位置に向けて付勢し上記閉塞
    位置に保持した一対のシャッタばねと、 上記記録媒体の各面に対応して上記ケースに設けられて
    いるとともに同一形状を有し、それぞれ書き込み禁止位
    置と書き込み許容位置とへ切換え可能な一対のライトプ
    ロテクト部材と、を備え、 上記ケースは、上記窓部の両側に形成されそれぞれ上記
    シャッタばねを収容しているているとともにケースの前
    端面に開口した一対のばね収容部を備え、 上記各ハーフケースは、ハーフケース内面に突設され一
    方のばね収容部内に位置しているとともに上記開口側が
    低くなるように傾斜して設けられ、上記シャッタばねの
    アームと対向してシャッタばねの抜けを防止する抜け止
    め突起を有していることを特徴とするディスクカートリ
    ッジ。
  13. 【請求項13】それぞれ窓部が形成された2つの平行な
    主面と、前端面と、互いに平行な2つの側壁とを有する
    偏平なほぼ矩形状のケースと、 上記ケース内に収容されたディスク状の記録媒体と、 上記2つの主面上をそれぞれ摺動可能な一対の遮蔽板
    と、上記遮蔽板を互いに連結し上記ケースの前端面に対
    向しているとともに上記前端面から突出した突出部を有
    する連結板と、を備え、上記遮蔽板により上記窓部を閉
    塞する閉塞位置と、上記窓部の両側に位置しそれぞれ上
    記窓部を開放する2つの開放位置と、へ移動自在に設け
    られたシャッタと、 上記ケース内で上記シャッタの両側に配設され、それぞ
    れ上記シャッタを上記閉塞位置に向けて付勢し上記閉塞
    位置に保持した一対のシャッタばねと、 を備えたディスクカートリッジを収容可能な保護ケース
    において、 上記ディスクカートリッジとほぼ等しい大きさに形成さ
    れ上記ディスクカートリッジほぼ全体を収容する収容部
    と、 上記収容部に収容された上記ケースの前端面と対向する
    底壁と、 上記底壁に設けられ上記収容部内に突出した凸部と、を
    備え、 上記凸部は、上記シャッタの突出部の突出高さよりも高
    く形成され、上記ケースの前端面に当接して上記シャッ
    タの突出部と上記底壁との当接を規制することを特徴と
    する保護ケース。
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