JPH11143788A - 不揮発性メモリを使用した外部記憶装置 - Google Patents

不揮発性メモリを使用した外部記憶装置

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JPH11143788A
JPH11143788A JP30303697A JP30303697A JPH11143788A JP H11143788 A JPH11143788 A JP H11143788A JP 30303697 A JP30303697 A JP 30303697A JP 30303697 A JP30303697 A JP 30303697A JP H11143788 A JPH11143788 A JP H11143788A
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JP30303697A
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Yuji Sugaya
祐二 菅谷
Noriko Kubushiro
紀子 久布白
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フラッシュメモリを使用した外部記憶装置への
停電時のセクタ単位の書込みを可能にし、書込まれたデ
ータとしての有効性の確保とECCエラーの発生を防止
することが可能な不揮発性メモリを使用した外部記憶装
置を実現する。 【解決手段】制御回路4は電源モニタ400から停電検
出信号10が出力されるとホストコンピュータ200か
ら書込みを行うセクタのアドレスと書込みデータとを受
け取り強誘電体メモリ3のデータのアドレスを指定して
セクタアドレスと書込みデータとを強誘電体メモリ3に
書込む。VMEバス等では停電検出信号10が出力され
てからDC電圧の降下によるシステムリセットまで2m
sを保証するので、強誘電体メモリ3のセクタサイズの
データ書込みに要する時間は約120μsであり、停電
検出からDC電圧が規定値よりも小となるまでにホスト
コンピュータ200からのセクタサイズのデータの書込
みを終了できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータにお
ける、不揮発性メモリを用いた外部記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記憶装置としては、
例えば磁気ディスクドライブ(ハードディスクドライ
ブ、以下H/Dと記す)がある。H/Dは記憶容量は大
容量であるが、機械部品を使用しているため、衝撃や振
動に弱い欠点がある。この欠点を解消するためにフラッ
シュメモリに代表される不揮発性低速ブロック書込み大
容量メモリ(以下フラッシュメモリと記す)を記憶媒体
に使用した外部記憶装置が開発された。
【0003】この外部記憶装置は、セクタ単位で読み出
しや書込みのアクセスを行う。セクタのサイズとしては
512バイトがよく使用されている。外部記憶装置では
データの信頼性確保のためセクタ毎に、ECC(Error
Checking and Correcting feature)に代表される誤り
訂正可能な冗長化機構(以下ECCと記す)のチェック
ビットを用いている。
【0004】外部記憶装置にはDC電源により、電力が
供給される。DC電源はAC(交流)入力からDC(直
流)を生成する。停電などのDC電源の供給の異常は、
ACの入力電圧を監視する電源モニタにより検出され
る。AC入力電圧が規定値よりも小さくなり、電源モニ
タにより停電が検出されてから、一定期間は、DC電源
内のコンデンサに貯えられた電荷により、規定のDC電
圧が供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フラッシュ
メモリはその素子の構造から、書込みを行う前に消去を
行う必要がある。また、読み出しアクセス時間は速い
が、消去時間と書込み時間が大きい。
【0006】このため、停電時にフラッシュメモリを使
用した外部記憶装置に書込みを行うと、規定のDC電圧
が供給されている間にセクタサイズの書込みが終了せ
ず、停電中の書込みデータがデータとして有効でなくな
るとともに、復電後に停電中の書込みを行っていたセク
タを読み出すとセクタに格納されたデータとECCのチ
ェックビットの対応がとれていないため、ECCのエラ
ーが発生するという問題点がある。
【0007】最近、フラッシュメモリよりも書込み時間
が速い強誘電体メモリに代表される不揮発性高速ランダ
ム読み書き可能小容量メモリ(以下強誘電体メモリと記
す)が開発されている。
【0008】しかしながら、強誘電体メモリを、外部記
憶装置の記憶媒体として使用した場合、フラッシュメモ
リよりも容量が小さいため、ビット単価が高くなると共
に、強誘電体メモリの素子の構造から、読み出しと書込
みのアクセス回数に制限があるため、外部記憶装置の寿
命が短くなるという問題点がある。
【0009】そこで、外部記憶装置として、フラッシュ
メモリと強誘電気体メモリとの2つのメモリを用いるこ
とが考えられるが、この例としては、特開平7−281
842号公報に記載された「半導体記憶装置」がある。
この例は、フラッシュメモリの寿命が短くなることを防
止するものである。
【0010】つまり、この公報記載の「半導体記憶装
置」においては、主格納メモリとしてのフラッシュメモ
リと、主格納メモリの代替えメモリとしての強誘電気体
メモリと、書き換え頻度管理手段と、外部データの入出
力手段とを備える。 そして、主格納メモリ(フラッシ
ュメモリ)に格納されたファイルデータの書き換え頻度
を書き換え頻度管理手段が調べ、書き換え頻度が著しく
高く、フラッシュメモリの寿命を縮めると判断されるフ
ァイルの格納場所を強誘電体メモリに遷移させる。
【0011】しかしながら、上述したように、強誘電体
メモリの素子の構造から、読み出しと書込みのアクセス
回数に制限があるため、書き換え頻度が著しく高いデー
タファイルの格納場所をフラッシュメモリから強誘電体
メモリに遷移させると、フラッシュメモリの寿命が短く
なることを防止できるものの、強誘電体メモリの寿命を
縮めてしまうという問題がある。
【0012】また、上記特開平7−281842号公報
の「半導体記憶装置」においても、停電時にフラッシュ
メモリに書込みを行うと、規定のDC電圧が供給されて
いる間にセクタサイズの書込みが終了せず、停電中の書
込みデータがデータとして有効でなくなるとともに、復
電後に停電中の書込みを行っていたセクタを読み出すと
セクタに格納されたデータとECCのチェックビットの
対応がとれず、ECCのエラーが発生するという問題点
がある。したがって、停電時には、外部記憶装置にデー
タの書き込みを行うことはできなかった。
【0013】本発明の目的は、フラッシュメモリを使用
した外部記憶装置への停電時のセクタ単位の書込みを可
能にし、停電時に書込まれたセクタのデータとしての有
効性の確保とECCエラーの発生を防止することが可能
な、不揮発性メモリを使用した外部記憶装置を実現する
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るため、本発明は、次のように構成される。すなわち、
不揮発性メモリを使用した外部記憶装置において、不揮
発性低速ブロック書込み大容量メモリである第1の記憶
媒体と、不揮発性高速ランダム読み書き可能小容量メモ
リである第2の記憶媒体と、電源の停電を検出し、電源
の停電時には、停電検出信号を出力する電源モニタと、
上記電源モニタから停電検出信号が出力されない場合
は、ホストコンピュータからの書込みデータを第1の記
憶媒体に格納し、電源モニタから停電検出信号が出力さ
れた場合は、ホストコンピュータからの書込みデータの
格納先を上記第1の記憶媒体から第2の記憶媒体に切り
替え、停電終了後はホストコンピュータからの読み出し
アクセスの対象となるデータが第2の記憶媒体に格納さ
れている場合は、第2の記憶媒体からデータを読み出し
てホストコンピュータに送り、その他のホストコンピュ
ータからのアクセスは第1の記憶媒体に対して行う動作
制御手段と、を備える。
【0015】VMEバス等では停電検出信号が出力され
てからDC電圧の降下によるシステムリセットまで2m
sを保証するので、強誘電体メモリに代表される不揮発
性高速ランダム読み書き可能小容量メモリである第2の
記憶媒体のセクタサイズのデータ書込みに要する時間は
約120μsであり、停電検出から電源電圧が規定値よ
りも小となるまでにホストコンピュータからのセクタサ
イズのデータの書込みを終了することができる。
【0016】(2)好ましくは、上記(1)において、
上記動作制御手段は、上記第2の記憶媒体に記憶されて
いるデータに対応する、上記第1の記憶媒体内のデータ
を、上記第2の記憶媒体に記憶されているデータに更新
し、更新後は、ホストコンピュータからのアクセスは第
1の記憶媒体に対して行う。
【0017】第1の記憶媒体のデータを、第2の記憶媒
体に記憶されているデータに更新し、更新後は、ホスト
コンピュータからのアクセスは第1の記憶媒体に対して
行うことにより、第2の記憶媒体へのアクセス回数を減
少し、第2の記憶媒体の寿命を長期化することができ
る。
【0018】(3)また、好ましくは、上記(1)にお
いて、上記第2の記憶媒体のデータ格納位置をローテー
ションすることにより、上記第2の記憶媒体の特定位置
への読み出し、書込みアクセスの集中を回避する。
【0019】第2の記憶媒体の特定位置への読み出し、
書込みアクセスの集中を回避することにより、第2の記
憶媒体の寿命を長期化することができる。
【0020】(4)また、好ましくは、上記(1)又は
(3)において、上記第1の記憶媒体のデータ格納位置
をローテーションすることにより、上記第1の記憶媒体
の特定位置への書込みアクセスの集中を回避する。
【0021】第1の記憶媒体の特定位置への書込みアク
セスの集中を回避することにより、第1の記憶媒体の寿
命を長期化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態であ
る不揮発性メモリを使用した外部記憶装置の概略構成を
示す図である。図1において、100は本発明である不
揮発性メモリを使用した外部記憶装置であり、ホストコ
ンピュータ200と接続される。1はホストインタフェ
ースである。2は記憶媒体として使われるフラッシュメ
モリ(不揮発性低速ブロック書込み大容量メモリである
第1の記憶媒体)、3は同じく記憶媒体として使われる
強誘電体メモリ(不揮発性高速ランダム読み書き可能小
容量メモリである第2の記憶媒体)である。4は制御回
路であり、ホストインタフェース1、フラッシュメモリ
2、強誘電体メモリ3の動作を制御する。
【0023】制御回路4はホストインタフェースバス5
及びホストインタフェース制御線6を介してホストイン
タフェース1の動作を制御する。フラッシュメモリ2、
強誘電体メモリ3の制御はメモリアドレスバス7、メモ
リデータバス8、メモリ制御線9を介して制御回路4に
より制御される。
【0024】300はDC電源であり、AC入力500
からDC電力600を生成し、不揮発性メモリを使用し
た外部記憶装置100に供給する。400は電源モニタ
であり、DC電源300へのAC入力500の電圧を監
視し、この入力500の電圧値が規定値よりも小さくな
ったら停電検出信号10を制御回路4に出力する。
【0025】図2から図4に、停電が検出されていない
場合における、ホストコンピュータ200の不揮発性メ
モリ2を使用した外部記憶装置100への書込みアクセ
ス時と読み出しアクセス時との動作を示す。停電が検出
されていない場合は、DC電源300へのAC入力50
0の電圧は規定値以上なので、停電検出信号10は電源
モニタ400から出力されない。
【0026】図2は、ホストコンピュータ200の不揮
発性メモリ2を使用した外部記憶装置100への書込み
アクセス時の動作を示す。ホストコンピュータ200は
書込みを行うセクタのアドレスと書込みデータとをホス
トインタフェース1に送る。制御回路4は、ホストイン
タフェースバス5を介して、ホストインターフェース1
から書込みを行うセクタのアドレスと書込みデータとを
受け取り、メモリアドレスバス7にてフラッシュメモリ
2の書込みが行われるセクタのデータを記憶するアドレ
スを指定する。そして、制御回路4は、書込みデータを
メモリデータバス8に乗せ、フラッシュメモリ2に書込
む。
【0027】この際、フラッシュメモリ2は、その素子
の構造から書込みを行う前に消去を行う必要があるた
め、フラッシュメモリ2の書込みを行うアドレスのセル
の消去が行われていない場合は、データの書込み前に消
去を行う。現在の技術では、フラッシュメモリの消去時
間は100msで、セクタのサイズを512バイトとす
ると、フラッシュメモリへのセクタサイズのデータの書
込みは5msである。
【0028】図3、図4はホストコンピュータ200の
不揮発性メモリを使用した外部記憶装置100への読み
出しアクセス時の動作を示す。図3において、ホストコ
ンピュータ200は読み出しをおこなうセクタのアドレ
スをホストインタフェース1に送る。制御回路4はホス
トインタフェースバス5を介して、ホストインターフェ
ース1から読み出しを行うセクタのアドレスを受け取
る。
【0029】その後、図4において、制御回路4はメモ
リアドレスバス7にてフラッシュメモリ2の読み出しが
行われるセクタのデータを記憶するアドレスを指定し
て、メモリデータバス8を介してフラッシュメモリ2か
らデータを読み出し、ホストインタフェースバス5を介
して、読み出しデータをホストインタフェース1に送
る。そして、制御回路4は、ホストインタフェース1か
らホストコンピュータ200に読み出しデータを送る。
【0030】DC電源300は、通常、電源モニタ40
0によりAC入力500の電圧が規定値より小さくなっ
たことが検出され、停電検出信号10が出力された後
も、一定期間、規定のDC電圧を外部記憶装置100に
供給し続ける。例えば、産業用コンピュータのシステム
バスのVMEバス等では、停電検出信号10が出力され
てからDC電圧の降下によるシステムリセットの駆動ま
で2msを保証することが規定されている。
【0031】上述したように、フラッシュメモリ2のセ
クタサイズのデータの書込みには5msが必要であるた
め、停電検出後にフラッシュメモリ2に書込みを行った
場合、セクタサイズのデータを書き終える前にDCの電
圧が規定値よりも小さくなり、書込みを行えなくなって
しまう。
【0032】この場合、停電中の書込みデータがデータ
として有効でなくなるとともに、データの信頼性確保の
ためセクタ毎にECCのチェックビットを用いている場
合、復電後に停電中の書込みを行っていたセクタを読み
出すとセクタに格納されたデータとECCのチェックビ
ットの対応がとれていないため、ECCのエラーが発生
する。
【0033】最近、不揮発性の半導体メモリとしてフラ
ッシュメモリよりも書込み時間が速い強誘電体メモリが
開発されている。しかし、現状では強誘電体メモリの容
量は256kビットであり、フラッシュメモリの容量の
16Mビットに比べて小さく、外部記憶装置の記憶媒体
として使用した場合、フラッシュメモリを記憶媒体とし
て使用した場合よりもビット単価が高くなる。また、強
誘電体メモリは読み出しと書込みを合わせたアクセスの
回数に、現状1012回という制限があるため、強誘電体
を外部記憶装置として使用した場合には、その外部記憶
装置の寿命が短くなってしまう。
【0034】図5に停電検出により停電検出信号10が
出力された場合の、ホストコンピュータ200の不揮発
性メモリを使用した外部記憶装置100の書込み動作を
示す。ホストコンピュータ200は書込みを行うセクタ
のアドレスと書込みデータをホストインタフェース1に
送る。
【0035】制御回路4は、電源モニタ400から停電
検出信号10が出力されると、ホストインタフェースバ
ス5を介して、ホストインタフェース1から、書込みを
行うセクタのアドレスと書込みデータとを受け取り、メ
モリアドレスバス7にて強誘電体メモリ3のデータを記
憶するアドレスを指定して、セクタアドレスと書込みデ
ータとをメモリデータバス8に乗せ、強誘電体メモリ3
に書込む。
【0036】上述したように、VMEバス等では、停電
検出信号10が出力されてからDC電圧の降下によるシ
ステムリセットの駆動まで2msを保証することが規定
されている。したがって、現状の強誘電体メモリのセク
タサイズのデータ書込みに要する時間は約120μsで
あるので、停電検出からDC電圧が規定値よりも小さく
なるまでの間にホストコンピュータ200からのセクタ
サイズのデータの書込みを終了させることができる。
【0037】図6に、停電検出時に強誘電体メモリ3に
書込まれるデータを示す。強誘電体メモリ3に書込まれ
るデータは、ホストコンピュータ200から送られた、
書込みを行うセクタのアドレスと書込みデータとに分か
れる。書込みデータに関してはデータの信頼性確保のた
め、ECCのチェックビットを付ける場合もある。強誘
電体メモリ3のセクタアドレスを格納する領域の初期値
は、実際には存在しないようなセクタアドレスを格納し
ておく。本実施形態では、強誘電体メモリ3のセクタア
ドレスを格納する領域の初期値は、全ビットを1とす
る。
【0038】復電時は、制御回路4は強誘電体メモリ3
のセクタアドレスを格納する領域にアクセスし、初期値
以外の値が格納されている場合は、強誘電体メモリ3に
格納されているデータのセクタアドレスとして登録して
おく。
【0039】復電後のホストコンピュータ200の外部
記憶装置100への読み出しアクセス時は、制御回路4
によりホストコンピュータ200からの読み出しアクセ
スを行うセクタアドレスと登録されている強誘電体メモ
リ3に格納されているデータのセクタアドレスとの比較
を行い、一致した場合は、強誘電体メモリ3から読み出
しを行う。
【0040】その他の、ホストコンピュータ200の外
部記憶装置100へのアクセス時は、フラッシュメモリ
2に対してアクセスを行う。
【0041】図3、図7に、復電後のホストコンピュー
タ200の読み出しアクセスを行うセクタのデータが強
誘電体メモリ3に格納されている場合の動作を示す。図
3において、ホストコンピュータ200は読み出しをお
こなうセクタのアドレスをホストインタフェース1に送
る。制御回路4はホストインタフェースバス5を介して
ホストインタフェース1から、読み出しを行うセクタの
アドレスを受け取る。
【0042】その後、図7において、制御回路4はメモ
リアドレスバス7にて強誘電体メモリ3の読み出しが行
われるセクタのデータを記憶するアドレスを指定して、
メモリデータバス8を介して強誘電体メモリ3からデー
タを読み出し、ホストインタフェースバス5を介して、
読み出しデータをホストインタフェース1に送り、更に
ホストインタフェース1からホストコンピュータ200
に読み出しデータを送る。
【0043】図8及び図9において、復電後、強誘電体
メモリ3にホストコンピュータ200の書込みデータが
格納されている場合、ホストコンピュータ200から外
部記憶装置100へのアクセスの合間を縫って、強誘電
体メモリ3に格納されているセクタのデータにより、フ
ラッシュメモリ3の当該セクタのデータを記憶する領域
のデータを更新する。
【0044】図8は強誘電体メモリ3に格納されている
セクタのデータの読み出し時の動作を示し、図9は強誘
電体メモリ3から読み出したセクタのデータの、フラッ
シュメモリ3の当該セクタのデータを格納する領域への
書込み時の動作を示す。その後、強誘電体メモリ3のセ
クタアドレスを格納する領域の値は初期値に戻し、制御
回路4により登録されている強誘電体メモリ3に格納さ
れているデータのセクタアドレスを無効にし、強誘電体
メモリ3内にはデータが格納されていないものとする。
【0045】上記操作を行うことにより、外部記憶装置
100のデータは全てフラッシュメモリ3に格納され、
その後のホストコンピュータ200からの外部記憶装置
100へのアクセスは、全てフラッシュメモリ2に対し
て行われ、強誘電体メモリ3にするアクセスは停電検出
時以外は行われなくなる。
【0046】この結果、強誘電体メモリ3へのアクセス
は、停電検出時以外は、電源のON/OFF時のみに限
られ、アクセス回数を減少することができ、強誘電体メ
モリ3の寿命を延ばし、不揮発性メモリを用いた外部記
憶装置100の寿命を延ばすことができる。
【0047】また、停電検出時の強誘電体メモリ3の書
込みを行う先頭アドレスをフラッシュメモリ2内に格納
しておき、制御回路4はその値を参照してから強誘電体
メモリ3に書込みアクセスをするようにする。そして、
強誘電体メモリ3の書込みを行う先頭アドレスを変更す
ることにより、強誘電体メモリ3の書込みを行う位置を
ローテーションさせる。
【0048】その結果、強誘電体メモリ3内の一定個所
へのアクセスの集中を避けることができ、アクセス回数
に制限がある強誘電体メモリの寿命を更に延ばし、不揮
発性メモリを用いた外部記憶装置100の寿命を延ばす
ことができる。
【0049】同様に、フラッシュメモリは現状では書込
み回数に105回という制限があるため、フラッシュメ
モリ2のデータの書込み位置をローテーションさせる。
その結果、フラッシュメモリ2内の一定個所への書込み
の集中を避けることができ、フラッシュメモリ2の寿命
を延ばし、不揮発性メモリを用いた外部記憶装置100
の寿命を延ばすことができる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次のような効果がある。停電検出信号が出
力された場合は、ホストコンピュータからの書込みデー
タの格納先をフラッシュメモリ等の第1の記憶媒体から
強誘電体メモリ等の第2の記憶媒体に切り替えるように
構成したので、フラッシュメモリ等の不揮発性低速ブロ
ック書込み大容量メモリを使用した外部記憶装置への停
電時のセクタ単位の書込みを可能にし、停電時に書込ま
れたセクタのデータとしての有効性の確保とECCエラ
ーの発生を防止することが可能な、不揮発性メモリを使
用した外部記憶装置を実現することができる。
【0051】また、上記外部記憶装置において、第1の
記憶媒体のデータを、第2の記憶媒体に記憶されている
データに更新し、更新後は、ホストコンピュータからの
アクセスは第1の記憶媒体に対して行うことにより、第
2の記憶媒体へのアクセス回数を減少し、第2の記憶媒
体の寿命を長期化することができる。
【0052】また、上記外部記憶装置において、第1又
は第2の記憶媒体のデータ格納位置をローテーションす
ることにより、第1又は第2の記憶媒体の特定位置への
読み出し、書込みアクセスの集中を回避することによ
り、第1又は第2の記憶媒体の寿命を長期化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】停電が検出されない場合のホストコンピュータ
の外部記憶装置への書込みアクセス時の動作を示す図で
ある。
【図3】ホストコンピュータの外部記憶装置への読み出
しアクセス時のセクタアドレス送信を示す図である。
【図4】停電が検出されない場合のホストコンピュータ
の外部記憶装置への読み出しアクセス時のデータ読み出
しを示す図である。
【図5】停電が検出された場合のホストコンピュータの
外部記憶装置への書込みアクセス時の動作を示す図であ
る。
【図6】停電が検出された場合に強誘電体メモリに書込
まれるデータを示す図である。
【図7】復電後のホストコンピュータからの読み出しア
クセス時の強誘電体メモリからのデータの読み出しを示
す図である。
【図8】復電後にホストコンピュータからのアクセスが
ない場合の外部記憶装置の強誘電体メモリからデータを
読み出す動作を示す図である。
【図9】強誘電体メモリから読み出したデータを、フラ
ッシュメモリのデータ格納領域に書込む動作を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ホストインタフェース 2 フラッシュメモリ 3 強誘電体メモリ 4 制御回路 5 ホストインタフェースバス 6 ホストインタフェース制御線 7 メモリアドレスバス 8 メモリデータバス 9 メモリ制御線 10 停電検出信号 100 不揮発性メモリを使用した外部記憶装
置 200 ホストコンピュータ 300 DC電源 400 電源モニタ 500 AC入力 600 DC電力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不揮発性メモリを使用した外部記憶装置に
    おいて、 不揮発性低速ブロック書込み大容量メモリである第1の
    記憶媒体と、 不揮発性高速ランダム読み書き可能小容量メモリである
    第2の記憶媒体と、 電源の停電を検出し、電源の停電時には、停電検出信号
    を出力する電源モニタと、 上記電源モニタから停電検出信号が出力されない場合
    は、ホストコンピュータからの書込みデータを第1の記
    憶媒体に格納し、電源モニタから停電検出信号が出力さ
    れた場合は、ホストコンピュータからの書込みデータの
    格納先を上記第1の記憶媒体から第2の記憶媒体に切り
    替え、停電終了後はホストコンピュータからの読み出し
    アクセスの対象となるデータが第2の記憶媒体に格納さ
    れている場合は、第2の記憶媒体からデータを読み出し
    てホストコンピュータに送り、その他のホストコンピュ
    ータからのアクセスは第1の記憶媒体に対して行う動作
    制御手段と、を備えることを特徴とする不揮発性メモリ
    を使用した外部記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の不揮発性メモリを使用した
    外部記憶装置において、上記動作制御手段は、上記第2
    の記憶媒体に記憶されているデータに対応する、上記第
    1の記憶媒体内のデータを、上記第2の記憶媒体に記憶
    されているデータに更新し、更新後は、ホストコンピュ
    ータからのアクセスは第1の記憶媒体に対して行うこと
    を特徴とする不揮発性メモリを使用した外部記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の不揮発性メモリを使用した
    外部記憶装置において、上記第2の記憶媒体のデータ格
    納位置をローテーションすることにより、上記第2の記
    憶媒体の特定位置への読み出し、書込みアクセスの集中
    を回避することを特徴とする不揮発性メモリを使用した
    外部記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は3記載の不揮発性メモリを使
    用した外部記憶装置において、上記第1の記憶媒体のデ
    ータ格納位置をローテーションすることにより、上記第
    1の記憶媒体の特定位置への書込みアクセスの集中を回
    避することを特徴とする不揮発性メモリを使用した外部
    記憶装置。
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