JPH08263229A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH08263229A
JPH08263229A JP6372595A JP6372595A JPH08263229A JP H08263229 A JPH08263229 A JP H08263229A JP 6372595 A JP6372595 A JP 6372595A JP 6372595 A JP6372595 A JP 6372595A JP H08263229 A JPH08263229 A JP H08263229A
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JP
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flash memory
memory chip
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write
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JP6372595A
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Kazuo Tanaka
和夫 田中
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データバッファを内蔵したフラッシュメモリ
を使用する半導体記憶装置において、書き込み動作の高
速化、制御の簡略化、低価格化を実現する。 【構成】 一括消去型EEPROM内にDRAMやSR
AM等のデータバッファ2を設けたフラッシュメモリチ
ップ1で構築された媒体15と、上位ホストとのデータ
の授受を制御するデータ制御回路14と、電源部10
と、媒体15に選択的にバックアップ電力を供給するバ
ックアップ電源12を設け、データ制御回路14のマイ
クロプロセッサ8はフラッシュメモリチップ1内のデー
タバッファ2への書き込み完了時点で上位ホストに書き
込み完了を報告し、フラッシュメモリチップ1の内部で
データ制御回路14とは独立にデータバッファ2から一
括消去型EEPROMへのデータ書き込みを実行する。
データバッファ2から一括消去型EEPROMへのデー
タ書き込みはバックアップ電源12により停電時も保証
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関
し、特に、不揮発性記憶媒体としてフラッシュメモリ
(一括消去型EEPROM)素子を使用した半導体記憶
装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、一括消去型EEPROMを媒
体として用いることにより、磁気ディスク等の磁気メモ
リに匹敵する低コスト、大容量を不揮発性半導体メモリ
で実現することが期待されているフラッシュメモリが知
られているが、通常の、SRAM,DRAM等の半導体
メモリに比較して、動作速度が大幅に遅いこと、および
記憶領域毎の書換え可能回数に制限がある等の問題があ
る。
【0003】このため、従来のフラッシュメモリを用い
た半導体記憶装置は、たとえば、特開平5−21677
5号公報に記載のように、交替フラッシュメモリを含む
フラッシュメモリ部と、キャッシュメモリ部、データ制
御回路部、および前記3つの部位に給電を行う電源部さ
らに停電時に、前記電源回路に代わり、バッテリ電源に
より給電するバッテリより構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、フ
ラッシュメモリの外部に設けられたキャッシュメモリを
介してフラッシュメモリにデータを書き込むことで高速
化を図っているが、キャッシュ制御を行うため、ヒット
率およびキャッシュの書き込み、読み出しの面管理によ
り、キャッシュメモリ容量が大きくなってしまい半導体
記憶装置が高価となる問題があった。
【0005】また、キャッシュメモリに書き込んだ時点
で上位装置に対し、書き込み終了信号を発生するため、
停電時のデータ保全性のために、キャッシュメモリ部、
フラッシュメモリ部、データ制御回路部のすべての部位
をフラッシュメモリへの書き込み動作終了まで、バッテ
リバックアップを行う必要があった。このため、バッテ
リの容量が大きくなるという問題があった。またキャッ
シュメモリ部のみのバッテリバックアップを行うとして
も、バックアップ時間との関係より、バッテリの容量が
大きくなるという問題がある。
【0006】さらに、キャッシュ管理に伴うマイクロプ
ログラムのオーバヘッド増大により、アクセス時間が遅
くなってしまう問題があった。
【0007】本発明の目的は、一括消去型EEPROM
素子内部に、一括消去型EEPROMよりも高速なアク
セスが可能なデータバッファを内蔵したフラッシュメモ
リチップを複数個使用する半導体記憶装置において、書
き込み動作の高速化、制御の簡略化、低価格化を実現す
ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、一括消去型EEPR
OM素子内部に、一括消去型EEPROMよりも高速な
アクセスが可能なデータバッファを内蔵したフラッシュ
メモリチップを複数個使用する半導体記憶装置におい
て、バックアップ電源の容量の低減および小型化を実現
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一括消去型E
EPROM素子内部に、一括消去型EEPROMよりも
高速なアクセスが可能なデータバッファを内蔵したフラ
ッシュメモリチップを用いて半導体記憶装置を構築する
とともに、フラッシュメモリチップ部分に選択的に給電
するバックアップ電源を設けたものである。
【0010】また、前記データ制御回路には、上位ホス
トからの書き込みデータを一時保持する揮発性のライト
バッファを有し、さらに、前記データ制御回路はホスト
からの書き込み命令に対して、書き込みデータを前記フ
ラッシュメモリチップ内のデータバッファに書き終えた
時点でホストに対し書き込み終了信号を報告すると共
に、前記データバッファからフラッシュメモリチップに
書き込みが終了する前に停電が発生した場合は前記デー
タバッファからフラッシュメモリチップへデータを完全
に書き終えるまで前記バックアップ電源により、フラッ
シュメモリチップへ給電を行い、書き込み処理を終了さ
せる動作を行う。
【0011】また、フラッシュメモリチップへの書き込
みの高速化を図るため、前記ライトバッファからフラッ
シュメモリチップへのデータ書き込み時、フラッシュメ
モリチップ内に位置するデータバッファとライトバッフ
ァの間で、高速データ転送を行い、転送終了後はフラッ
シュメモリチップ内のデータバッファから、フラッシュ
メモリチップへ自動的に書き込みを行わせると共に、ラ
イトバッファを解放し、ホストからの次の書き込みデー
タを格納する。
【0012】また、フラッシュメモリチップへの書き込
みが終了するまでに、停電が発生した場合は、前記バッ
クアップ電源により給電を行い、書き込み処理を続行す
ると共に、フラッシュメモリチップへの書き込みが不要
な非書き込みのフラッシュメモリチップに対しては、ス
リープモードを設定する。
【0013】
【作用】上位ホストから半導体記憶装置へのデータの書
き込みは、前記フラッシュメモリチップ書き込みの前に
RAM等にて構成されるライトバッファへ先に書き込ま
れる。この理由はホストと、フラッシュメモリチップ内
蔵のデータバッファとの速度同期化のためである。ある
フラッシュメモリチップの例によれば、フラッシュメモ
リチップ内蔵のデータバッファへの書き込み速度は数1
0MB/sと高速である。これに対し、上位ホストは種
々のモデルにより種々の書き込み速度があり、速度同期
が必要となる。
【0014】また、別のもう一つの理由は、ユーザデー
タのほかに、フラッシュメモリチップに書き込む、セク
タ管理情報等の付加情報を追加することにある。この付
加情報の生成はマイクロプロセッサにより行うが生成
後、ユーザデータに連続してデータバッファへの書き込
み処理を行うため、マイクロプロセッサからユーザデー
タの後尾に付加するためのライトバッファが必要とな
る。
【0015】ここで、フラッシュメモリチップへの書き
込みは、通常は、書き込みブロックの消去および、書き
込み、または、書き込み前に事前に消去(バックグラウ
ンド消去)されている書き込みブロックに対して行われ
るため、書き込み終了信号は、フラッシュメモリチップ
への書き込み後となってしまう。通常、フラッシュメモ
リチップへの書き込みは数msかかるため、その後ホス
トへ書き込み終了を報告すると、ホストの占有時間が長
くなってしまうが、本発明では、フラッシュメモリチッ
プ内蔵のデータバッファへの書き込み終了時点で書き込
み終了信号を発生させ、ホストへの書き込み終了の応答
を早める。
【0016】また、前記データバッファに書き込み済み
のデータの保全を図るため、停電時には、フラッシュメ
モリチップのみの電源を選択的にバックアップする。バ
ックアップ電源の容量は、前記データバッファから、フ
ラッシュメモリチップへの書き込みを終了させるのに必
要な時間を賄う程度でよい。
【0017】これにより、半導体記憶装置内のフラッシ
ュメモリチップのデータは電源切断後もフラッシュメモ
リチップ内に記憶されており、ホストは次の電源投入時
に、データ制御回路を経由して、フラッシュメモリチッ
プからの読み出しを行う事が可能となる。また、データ
に付加された後述するECCにより、フラッシュメモリ
チップから読み出したデータに誤りがあった場合でも、
エラーの自動訂正を行い、誤りのないデータの読み出し
が可能である。
【0018】また、電源断時や、停電時にフラッシュメ
モリチップに電源を供給するバックアップ電源を具備し
ているので、フラッシュメモリチップのデータバッファ
への書き込み完了時点でホストに終了報告を行ったデー
タは、フラッシュメモリチップ内において、データバッ
ファから不揮発性の一括消去型EEPROMに確実に書
き込むことが可能となり、データ消失となることはな
い。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例である半導体記憶
装置の構成の一例を示すブロック図であり、図2および
図3は、その作用の一例を示す概念図、図4は、その作
用の一例を示すフローチャートである。
【0021】本実施例の半導体記憶装置は、媒体15
と、この媒体15と上位ホストとの間におけるデータの
授受を制御するデータ制御回路14で構成されており、
これらは、共通の電源部10から動作電力の供給を受け
ている。
【0022】媒体15は、各々が一括消去型EEPRO
Mからなる複数のフラッシュメモリチップ1(#0〜#
n)で構成され、個々のフラッシュメモリチップ1の内
部には、一括消去型EEPROMよりもはるかに高速な
アクセスが可能な、たとえばSRAMやDRAM等から
なるデータバッファ2が設けられている。一括消去型E
EPROMとSRAMやDRAM等からなるデータバッ
ファ2は、フラッシュメモリチップ1を構成する単一の
半導体チップ内に一体に形成されている。データ制御回
路14を経由して上位ホストから到来する書き込みデー
タは、一旦、このデータバッファ2に書き込まれた後、
フラッシュメモリチップ1を構成する一括消去型EEP
ROMに書き込まれる。また、フラッシュメモリチップ
1の一括消去型EEPROMから読み出される読み出し
データは、データバッファ2を経由してデータ制御回路
14の側に送出される。
【0023】一方、データ制御回路14は、上位ホスト
とのインタフェースを制御するインタフェース制御回路
5、上位ホストから到来する書き込みデータに対するE
CC等の情報を付加するECC付加回路4、書き込みデ
ータを一旦保持し、このECC付加回路4のワークメモ
リとして使用されるライトバッファ3、フラッシュメモ
リチップ1から読み出されたデータからシンドロームを
生成するシンドローム生成回路7、シンドロームに基づ
いて、フラッシュメモリチップ1から読み出されたデー
タのエラー訂正を実行するデータ訂正回路6等を備えて
いる。
【0024】また、上述の各部は、マイクロプロセッサ
8によって制御されている。マイクロプロセッサ8に
は、セクタ管理テーブル9が接続されており、フラッシ
ュメモリチップ1の記憶領域を、たとえばセクタ等の論
理的な単位で管理する場合の管理情報が格納されてい
る。
【0025】マイクロプロセッサ8は、チップイネーブ
ル信号16によって、媒体15の内部の任意のフラッシ
ュメモリチップ1を選択して、データの書き込みや読み
出しを行う。また、個々のフラッシュメモリチップ1の
側からマイクロプロセッサ8には、フラッシュメモリチ
ップ1の内部において、DRAMやSRAM等のデータ
バッファ2から、一括消去型EEPROMに対するデー
タの書き込みが完了した時点で終了割込信号13が送出
される。
【0026】この場合、媒体15には、当該媒体15を
構成する複数のフラッシュメモリチップ1に対して、電
源部10の停電時等に、選択的に電力を供給するバック
アップ電源12が接続されている。また、電源部10お
よびバックアップ電源12の媒体15に対する接続経路
には、バックアップ電源12から電源部10への逆流防
止のためのダイオード11が介設されている。
【0027】上述のような構成の本実施例の半導体記憶
装置の作用の一例を説明する。
【0028】上位ホストからの書き込みデータはデータ
制御回路14内のインタフェース制御回路5を通し、ラ
イトバッファ3に一時的にストアされる。この時の上位
ホストよりのコマンド状態列は一例として図2に示す通
りである。SSと呼ばれるセレクションフェーズにより
上位ホストより選択された該半導体記憶装置は、半導体
記憶装置の現在の状態をMOと呼ばれるメッセージアウ
トフェーズにより、送出する。このとき、エラー等の発
生がなく書き込み可能な状態であれば、上位ホストはC
Oと呼ばれるコマンドアウトフェーズにより、書き込み
アドレス、転送バイト数の情報を載せた書き込み命令を
発行し、その後書き込みデータをDOと呼ばれるデータ
アウトフェーズにより送出する。半導体記憶装置はこの
データの書き込みを行った後、STと呼ばれるステータ
スフェーズ及びMIと呼ばれるメッセージインフェーズ
により、一連の書き込み命令に対する終了状態を送出
し、書き込み動作を終える。
【0029】本実施例の場合、上位ホストから媒体15
に対するデータ書き込み動作においては、ライトバッフ
ァ3からフラッシュメモリチップ1内のデータバッファ
2に対する書き込みが完了した時点で、マイクロプロセ
ッサ8は、上位ホストに対して書き込み完了報告を行
い、フラッシュメモリチップ1の内部において、揮発性
のDRAMやSRAM等のデータバッファ2から、不揮
発性の一括消去型EEPROMへのデータの書き込み動
作をデータ制御回路14とは独立に実行する。この様子
を図4のフローチャートに示す。
【0030】すなわち、本実施例の場合、書き込み動作
にmsのオーダの時間を必要とする一括消去型EEPR
OMへの書き込み完了を待つことなく、μsのオーダの
時間で書き込み動作が可能なDRAMやSRAM等のデ
ータバッファ2への書き込みが完了した時点が、フラッ
シュメモリチップ1への書き込み完了となる。
【0031】半導体記憶装置からの読み出しも上位ホス
トよりのコマンド状態列の一例は図2に示すように書き
込みの時の手順と同様であるが、DOのフェーズに変わ
りDIと呼ばれるデータインフェーズが発生し、読み出
しデータを上位ホストに送出する点が異なる。
【0032】このデータアウト及び、データインフェー
ズにより転送されるデータの転送バイト数は、一律では
ないが、概ね4〜10kバイトである場合が多い。本実
施例では、データアウトフェーズの10kバイトの場合
で以下説明する。
【0033】10kバイトのデータ列はさらに小数のブ
ロックと呼ばれる単位に分割される。このブロック内の
データ数も最近では、512バイトである場合が多い。
この場合、10kバイトのデータ中には20ケのブロッ
クが存在することとなる。
【0034】半導体記憶装置はその中に使用するフラッ
シュメモリチップ1内のデータバッファ2の容量によ
り、前記20ケのデータブロックの書き込み先のフラッ
シュメモリチップ1の割当てを決める。例えば、データ
バッファ2が2kバイトのフラッシュメモリチップ1で
あれば、1ケのフラッシュメモリチップ1に1回に書き
込めるのは2kバイトとなる。従って、10kバイト分
のデータでは、5ケ分のフラッシュメモリチップ1が必
要となる。
【0035】今、図2に示すように、512バイト/セ
クタでこの10kバイトのデータ列が区切れるなら、フ
ラッシュメモリチップ1は1ケあたり、2kバイトのデ
ータバッファ2の容量を有しているので、4ブロック分
のデータの書き込みが可能である。
【0036】ここで、上位ホストからのデータを一時的
に蓄えるライトバッファ3の容量は、本来であれば、1
0kバイト分必要となるが、ライトバッファ3から、フ
ラッシュメモリチップ1内のデータバッファ2に送出可
能なデータ転送速度が高速であるため、図2に示すよう
に、上位ホストからの最初の2kバイト分、ブロック番
号0−3のデータの書き込みをライトバッファ3の最初
の2kバイト分の容量に書き込んだ後、ライトバッファ
3はフラッシュメモリチップ1(#0)に書き込む。こ
の時、ライトバッファ3は次の2kバイト分の容量に、
ブロック番号4−7のデータを受信し、格納する。
【0037】ブロック番号4−7のデータがライトバッ
ファ3に格納されている間に、ブロック番号0−3のデ
ータはフラッシュメモリチップ1内のデータバッファ2
に書き込みを終了する。このため、次のブロック番号8
−11はライトバッファ3の最初の2kバイト分の容量
に再び、格納可能である。このようにして、順次交互に
ライトバッファ3の空きを次のデータ受信に使用するこ
とにより、ライトバッファ3の容量を低減することが可
能となる。本実施例では、4kバイト分の容量があれば
良いことになる。実際には、使用するフラッシュメモリ
チップ1の個数、データバッファ2のデータ転送速度、
上位ホストからの受信ブロックサイズにより、ライトバ
ッファ3の容量は変化する。
【0038】フラッシュメモリチップ1に論理的に設け
られた複数のセクタ21の各々に書き込まれるデータに
は、ユーザデータの他、図3のデータフォーマット22
に示すように、チェックコード、セクタ管理情報が一緒
に書き込まれる。チェックコードは図1に示す、ECC
付加回路4により生成され、読み出し時のエラー訂正に
使用される。
【0039】セクタ管理情報23は、図3に示すよう
に、個々のセクタ21に用いられるブロック(記憶領
域)の消去回数、論理ブロック番号、論理ブロック書き
込み回数などを記録した情報であり、消去/書き込み時
のセクタ管理のためにマイクロプロセッサ8により使用
される。
【0040】図1のマイクロプロセッサ8は、半導体記
憶装置への最初の電源投入時に、各フラッシュメモリチ
ップ1内のセクタ管理情報を読み出し、これを、揮発性
のRAMにより構成される高速のセクタ管理テーブル9
に格納する。以降、通電中は、このセクタ管理テーブル
9を基にフラッシュメモリチップ1のセクタ管理を高速
で行う。
【0041】読み出し時は、上位ホストより与えられ
た、論理ブロック番号を基に、マイクロプロセッサ8
が、フラッシュメモリチップ1に読み出し指令を与え、
同様に、データ訂正回路6を通し、インタフェース制御
回路5により、上位ホストへ送信する。
【0042】この時、フラッシュメモリチップ1の読み
出しデータに誤りがあれば、シンドローム生成回路7お
よび、データ訂正回路6の作用により、データの誤り訂
正が行われる。
【0043】以上の構成で半導体記憶装置が構成されて
いた場合に、通常の電源は、電源部10により給電され
ているため半導体記憶装置として、動作可能である。こ
こで、停電時の場合には、読み出しは、フラッシュメモ
リチップ1からの直接の読み出しであるため、読み出し
が中断されても、電源復旧時に再読み出しを行えば、不
揮発性のフラッシュメモリチップ1に格納されているデ
ータの読み出しは可能である。
【0044】しかし、書き込み時には、フラッシュメモ
リチップ1内のDRAMやSRAM等の揮発性のデータ
バッファ2にユーザデータを書き込んだ時点で、マイク
ロプロセッサ8は上位ホストに対し、書き込み終了信号
を報告するため、停電時には、この終了信号を報告した
データの書き込みを、停電処理の中で、終了させる必要
がある。このため、本実施例では、バッテリ等で構成さ
れるバックアップ電源12によって、フラッシュメモリ
チップ1内のデータバッファ2がフラッシュメモリチッ
プ1に書き込まれるまでの時間を保証する。
【0045】フラッシュメモリチップ1のチップイネー
ブル信号16はマイクロプロセッサ8により制御され、
書き込みが必要なフラッシュメモリチップ1に対しての
み、オンされる。オフされているフラッシュメモリチッ
プ1はほとんど電力を消費しないスリープモードにな
る。
【0046】このため、書き込み時に停電が発生した場
合には、書き込みの要求があり、フラッシュメモリチッ
プ1内のデータバッファ2にユーザデータが書き込まれ
ているフラッシュメモリチップ1、換言すれば、チップ
イネーブル信号16がオンされているフラッシュメモリ
チップ1がバックアップ電源12によりバックアップさ
れ、書き込み動作を継続すると共に、チップイネーブル
信号16がオフされているフラッシュメモリチップ1は
スリープモードとなり、バックアップ電源12の消耗を
防止する。また、本実施例ではフラッシュメモリチップ
1のみを選択的にバックアップするだけでよく、データ
制御回路14のバックアップは行う必要がない。このた
め、バックアップ電源12の容量を低減することが可能
となる。
【0047】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、媒体15(フラッシュメモリチップ)の外部にキャ
ッシュメモリを配置する従来技術において、ヒット率向
上、キャッシュ管理のため、ある程度必要とされてい
た、キャッシュメモリ容量(ライトバッファ3)を数k
バイト以下に改善できる。
【0048】また、上位ホストに対して、フラッシュメ
モリチップ1への書き込み終了(終了割込信号13の検
出)を待たずに、データバッファ2に対する書き込み終
了時点で書き込み完了を報告できるため、数msかかっ
ていたフラッシュメモリチップ1(一括消去型EEPR
OM)への書き込み時間が、上位ホストから見て、μs
のオーダに大幅に短縮されることとなり、書き込み処理
を高速化可能な半導体記憶装置を提供することが可能で
ある。
【0049】また、書き込みデータもバックアップ電源
12により、DRAMやSRAM等の揮発性のデータバ
ッファ2から不揮発性のフラッシュメモリチップ1(一
括消去型EEPROM)に確実に書き込むことが可能で
あるため、停電時でもフラッシュメモリチップ1に対す
る書き込みデータの保全を確実に行うことが可能であ
る。また、データは可動部分のないフラッシュメモリチ
ップ1内に書き込まれているので、装置自体の持ち運び
等による振動、衝撃にも強い半導体記憶装置を提供する
ことが可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明の半導体記憶装置によれば、一括
消去型EEPROM素子内部に、一括消去型EEPRO
Mよりも高速なアクセスが可能なデータバッファを内蔵
したフラッシュメモリチップを複数個使用する半導体記
憶装置において、書き込み動作の高速化、制御の簡略
化、低価格化を実現することができる、という効果が得
られる。
【0051】また、本発明の半導体記憶装置によれば、
一括消去型EEPROM素子内部に、一括消去型EEP
ROMよりも高速なアクセスが可能なデータバッファを
内蔵したフラッシュメモリチップを複数個使用する半導
体記憶装置において、バックアップ電源の容量の低減お
よび小型化を実現することができる、という効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体記憶装置の構成
の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である半導体記憶装置の作用
の一例を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施例である半導体記憶装置の作用
の一例を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施例である半導体記憶装置の作用
の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…フラッシュメモリチップ、2…データバッファ、3
…ライトバッファ、4…ECC付加回路、5…インタフ
ェース制御回路、6…データ訂正回路、7…シンドロー
ム生成回路、8…マイクロプロセッサ、9…セクタ管理
テーブル、10…電源部、11…ダイオード、12…バ
ックアップ電源、13…終了割込信号、14…データ制
御回路、15…媒体、16…チップイネーブル信号、2
1…セクタ、22…データフォーマット、23…セクタ
管理情報。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一括消去型EEPROM素子内部に、一
    括消去型EEPROMよりも高速なアクセスが可能なデ
    ータバッファを内蔵したフラッシュメモリチップを複数
    個使用する半導体記憶装置であって、上位ホストからの
    アクセス命令に応答して前記データバッファを介して前
    記フラッシュメモリチップに対するデータの読み書きを
    制御するデータ制御回路と、前記フラッシュメモリチッ
    プおよび前記データ制御回路に電源を給電する電源部
    と、停電時に前記電源部に代わって、前記フラッシュメ
    モリチップに選択的に電源を給電するバックアップ電源
    とを備え、前記データ制御回路は、前記フラッシュメモ
    リチップに対するデータの書き込みに際して、前記デー
    タバッファに対する前記データの書き込み終了時点で、
    前記上位ホストに対するデータ書き込み完了報告を送出
    する制御論理を備えたことを特徴とする半導体記憶装
    置。
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