JPH11143783A - コンピュータシステムの二重化メモリ診断方法 - Google Patents

コンピュータシステムの二重化メモリ診断方法

Info

Publication number
JPH11143783A
JPH11143783A JP9305253A JP30525397A JPH11143783A JP H11143783 A JPH11143783 A JP H11143783A JP 9305253 A JP9305253 A JP 9305253A JP 30525397 A JP30525397 A JP 30525397A JP H11143783 A JPH11143783 A JP H11143783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
cpu
data
address
standby
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9305253A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Ishikura
秀司 石倉
Takahiro Saruta
隆弘 猿田
Koji Masui
晃二 桝井
Ryuichi Watabe
隆一 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Process Computer Engineering Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9305253A priority Critical patent/JPH11143783A/ja
Publication of JPH11143783A publication Critical patent/JPH11143783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】実行系と待機系が切り替わったときにおいて
も、メモリ転写の動作保証を可能とし、障害発生時に障
害発生系を明確にする二重化メモリ診断方法を提供す
る。 【解決手段】CPU内のメモリにテストエリアを設け、
実行系CPUにおいてメモリのテストエリアにデータを
書き込んだ場合は、実行系CPUから待機系CPUにデ
ータを転送した後、再度待機系CPUから実行系CPU
にデータを転送し、8バイトずらしたアドレスでメモリ
に書き込み、最初に書いたデータとコンペアチェックを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高信頼化コンピュー
タシステムに関し、特に、二重化メモリ診断方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の高信頼化コンピュータシステム
は、例えば、特開平8−255115 号公報に記載のように、
二重化CPU専用共通メモリを設け、一方のCPUから
他方のCPUのメモリへ高速にメモリ転写を実現してい
るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のマニュアルの構
成では、待機系CPUから実行系CPUのメモリへのメ
モリ転写のパスは通常動作していないため、実行系と待
機系が切り替わったときに動作の保証ができないという
問題点がある。又、データ転送パスに異常が発生して
も、データの送信側(実行系)で異常が発生したのか,
データ受信側(待機系)で異常が発生したのか,障害系
が切り分けられないという問題点がある。
【0004】本発明の目的は、高信頼化コンピュータシ
ステムにおいて、実行系と待機系が切り替わったときに
おいてもメモリ転写の動作保証を可能とするための二重
化メモリ診断方法を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、二重化メモリで障害
が発生した時に、どちらの系で障害発生したのか切り分
け、以降の運転をどちらの系で行えばよいのか明確にす
るための二重化メモリ診断方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、A系とB系からなるプロセッサ装置(以
下、CPU)を備え、通常運転している系を実行系,他
方を待機系とし、CPU内にはメモリを内蔵し、実行系
CPUからメモリに書き込まれたデータを転送して、待
機系CPUの前記メモリに書き込んでメモリの一致化を
図り、実行系CPUがダウンした時には一致化したメモ
リで待機系が運転を続行する。二重系運転を行うコンピ
ュータシステムにおいて、メモリ転写の診断を行う場合
は、実行系CPUから待機系CPUにデータを転送した
後、再度待機系CPUから実行系CPUにデータを転送
できるように構成したことを特徴とする。
【0007】再度待機系CPUから実行系CPUにデー
タを転送したときに、8バイトずらしたアドレスでメモ
リに書き込み、最初に書いたデータとコンペアチェック
を行うためのアドレス変換手段を設けていることを特徴
とする。
【0008】前記メモリにテストエリアを設け、実行系
CPUにおいてメモリのテストエリアにデータを書き込
んだ場合は、メモリ転写の診断と判断し、実行系CPU
から待機系CPUにデータを転送した後、再度待機系C
PUから実行系CPUにデータを転送するためのテスト
エリアアドレス判定手段を設けていることを特徴とす
る。
【0009】本構成によれば、待機系CPUから実行系
CPUのメモリにデータを書き込む動作における、待機
系のメモリ読み出しから実行系のメモリ書き込みまでの
パスの保証、及びデータの保証に加えアドレスについて
も保証することができる。
【0010】上記他の目的を達成するために、二重化メ
モリに異常を検出した系は、両系間のメモリデータ転送
パスを切り離して前記メモリ診断の起動を行い、切り離
された状態で前記メモリ診断を実行した時には、相手系
のメモリに書き込むべきデータを前記転送パスで折り返
し実行することにより、自系のパスの診断を行い障害系
の切り分けを行う構成にしたことを特徴とする。
【0011】又、データ転送パスの切り離しを検出する
ことにより、相手系のCPUにおいても前記メモリ診断
の起動を行い、自系のパスの診断を行い障害系の切り分
けを行う構成にしたことを特徴とする。
【0012】前記診断結果を相手系に連絡することによ
り、両系の診断結果により障害系の切り分けを行う構成
にしたことを特徴とする。
【0013】本構成によれば、二重化メモリで障害が発
生した時には、障害検出系と他の系の両系で自己診断を
行って障害系の切り分けを行うことにより、健全で運転
を続行して良い系を保証することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によ
るコンピュータシステムの構成図である。本例のコンピ
ュータシステムで、プロセッサ装置(以下、CPU)1
はシステムバス2により、拡張プロセッサ装置(以下、
XPUと称する)3と入出力装置(以下、I/Oと称す
る)4に接続されている。また、二重化構成では二重化
共有メモリ(以下、DCMと称する)バス5により他系
CPU1と接続されている。
【0015】図2は、二重化したCPU1の構成図であ
る。CPU1はプロセッサ(以下、MPUと称する)1
1,メモリインタフェース(以下、MEMIFと称す
る)12,メモリ13,システムコントロールユニット
(以下、SCUと称する)14により構成されている。
MPU11とMEMIF12 はプロセッサバス15により接続
され、MEMIF12 とメモリ13とSCU14はメモリバス
17により接続され、さらに、MEMIF12 とSCU14は
ローカルバス16により接続されている。
【0016】また、二重化した場合、SCUA14−1とSCUB
14−2はDCMバス5により接続され、途中にはバスの
接続,切り離しを行うMOS−SW25が設けてある。
【0017】MOS−SW25のオン/オフ制御はバス
接続状態19により行われ、本状態がわかるようにSCUA
14−1とSCUB14−2にも接続されており、又、バス接続
状態19はANDゲート26より出力され、ANDゲー
ト26の入力にはSCUA14−1とSCUB14−2から各々バス
接続要求A18−1と接続要求B18−2で接続されて
いるので、バス接続状態19はバス接続要求A18−1
と接続要求B18−2の両信号がオンした時だけオンす
る。さらにSCUA14−1とSCUB14−2はループバックステ
ータス20により接続され、本信号により二重化メモリ
自己診断結果を相手系に伝える。
【0018】図3にメモリ13の割り付けを示す。メモ
リのエリア内にはDCMエリアとテストエリアを設け、
DCMエリアに書き込まれた場合には、待機系にデータ
を転送し、待機系のメモリにも同じデータを書き込み一
致化を行う。テストエリアは前半8バイトのテストエリ
ア1と後半8バイトのテストエリア2の計16バイト設
け、メモリ診断の時にテストエリア1は最初に書き込ま
れるエリアとし、テストエリア2は戻ってきたデータを
書き込むエリアとする。MPU11は両エリアのデータ
をコンペアチェックすることにより診断を行う。
【0019】図4に、SCU14の構成を示す。SCU
14はREG21,アドレスエリア判定回路22,バッ
ファ(以下、BUF)23,アドレス変換回路24によ
り構成されている。又、SCU14に接続されるメモリ
バス17はメモリアドレス171とメモリデータ17
2、DCMバス5はDCMアドレス51とDCMデータ
52、ローカルバス16はローカルアドレス161,ロ
ーカルデータ162からなり、各々アドレス情報とデー
タ情報が転送される。
【0020】さらにローカルバス16にはマスタ16
3,バス接続要求164,バス接続状態165,ループ
バックステータス166からなり、マスタ163以外は
それぞれBUF23−3経由でバス接続要求18,バス
接続状態19,ループバックステータス20となってM
OS−SW25及び他系SCU14と接続される。マス
タ163はMPU11により実行系ではオン、待機系で
はオフするように設定し、バス接続要求164はMPU
11よりDCMバス5が相手系と接続要求時にオンに設
定し、バス接続状態165はDCMバス5が相手系と接
続されている時にオンとなってMPU11に報告し、ル
ープバックステータス166はMPU11から自系の診
断結果を他系へ連絡し、他系の診断結果をMPU11に
報告する。図5にアドレスエリア判定回路22及びアド
レス変換回路24の真理値表を示す。アドレスエリア判
定回路22−1ではバス接続状態=1かつマスタ=1で
メモリアドレス171がDCMエリア又はテストエリア
1の場合と、バス接続状態=1かつマスタ=0又はバス
接続状態=0でメモリアドレス171がテストエリア1
の場合に出力が1となる。アドレスエリア判定回路22
−2ではバス接続状態=1かつマスタ=1又はバス接続
状態=0でDCMアドレス51がテストエリアの場合
と、バス接続状態=1かつマスタ=0でDCMアドレス
51がDCMエリア又はテストエリアの場合に出力が1
となる。アドレス変換回路24ではバス接続状態=1か
つマスタ=1又はバス接続状態=0でREG21−2に
取り込まれたDCMアドレスがテストエリア1の時にテ
ストエリア2に変換してローカルバス16に転送され
る。
【0021】バス接続状態19がオンでDCMバスが接
続されている時、実行系SCU14ではMEMIF12 からメ
モリ13に書き込むメモリアドレス171をアドレスエ
リア判定回路22−1に入力し、DCMエリア又はテス
トエリア1アドレスと判定した場合はREG21−1の
イネーブル(以下、EN)をオンし、メモリアドレス1
71及びメモリデータ172を取り込む。さらに、BU
F23−1を経由し、DCMアドレス51及びDCMデ
ータ52として他系の待機系SCU14へ転送する。他
系の待機系SCU14ではDCMアドレス51及びDC
Mデータ52をBUF23−2を介して取り込む。
【0022】アドレスエリア判定回路22−2にDCM
アドレス51を入力し、DCMエリア又はテストエリア
1アドレスと判定した場合はREG21−2のENをオ
ンし、DCMアドレス51及びDCMデータ52を取り
込む。REG21−2からデータはローカルデータ16
2とし、アドレスはアドレス変換回路に入力する。待機
系ではマスタ163はオフしているので、アドレスは変
換せずにそのままローカルアドレス161として出力す
る。
【0023】ローカルアドレス161及びローカルデー
タ162はMEMIF12 によってメモリアドレス171及び
メモリデータ172としてメモリに書き込まれる。待機
系SCU14では実行系SCU14と同様にメモリアド
レス171をアドレスエリア判定回路22−1に入力
し、テストエリア1アドレスと判定した場合はREG21−
1のENをオンし、メモリアドレス171及びメモリデ
ータ172を取り込み、BUF23−1を経由し、DC
Mアドレス51及びDCMデータ52として実行系SC
U14へ転送する。
【0024】転送された実行系SCU14ではDCMア
ドレス51及びDCMデータ52をBUF23−2を介
して取り込む。アドレスエリア判定回路22−2にDC
Mアドレス51を入力し、テストエリア1アドレスと判
定した場合はREG21−2のENをオンし、DCMア
ドレス51及びDCMデータ52を取り込む。REG21−
2からはデータはローカルデータ162とし、アドレス
はアドレス変換回路に入力する。実行系ではマスタ16
3はオンしているので、アドレスがテストエリア1なら
テストエリア2アドレスに変換してローカルアドレス1
61として出力する。ローカルアドレス161及びロー
カルデータ162はMEMIF12 によってメモリアドレス1
71及びメモリデータ172としてメモリ13のテスト
エリア2に書き込まれる。
【0025】バス接続状態19がオフでDCMバスが切
れている時、両系ともSCU14ではMEMIF12 からメモ
リ13に書き込むメモリアドレス171をアドレスエリ
ア判定回路22−1に入力し、テストエリア1アドレス
と判定した場合はREG21−1のイネーブル(以下、
EN)をオンし、メモリアドレス171及びメモリデー
タ172を取り込む。さらに、BUF23−1を経由
し、DCMアドレス51及びDCMデータ52に出力
し、その情報をBUF23−2を介して取り込む。アド
レスエリア判定回路22−2にDCMアドレス51を入
力し、テストエリア1アドレスと判定した場合はREG
21−2のENをオンし、DCMアドレス51及びDC
Mデータ52を取り込む。REG21−2からデータは
ローカルデータ162とし、アドレスはアドレス変換回
路に入力する。アドレスがテストエリア1ならテストエ
リア2アドレスに変換してローカルアドレス161とし
て出力する。ローカルアドレス161及びローカルデー
タ162はMEMIF12 によってメモリアドレス171及び
メモリデータ172としてメモリ13のテストエリア2
に書き込まれる。
【0026】図6及び図7は図2の構成図において、D
CMバス5が接続状態でCPUA1−1が実行系CP
U、CPUB1−2が待機系CPUとしたときの本発明
の動作を示すフローチャートである。まず、MPUA11−1
からメモリA13−1のテストエリア1にデータを書き
込む(st1)。
【0027】SCUA14−1は書き込みアドレスを監視し、
テストエリア1のときはそのアドレスと書き込みデータ
を取り込む(st2)。SCUA14−1はSCUB14−2へアド
レスとデータを転送する(st3)。SCUB14−2は書き
込みアドレスをチェックし、テストエリア1のときはSC
UB14−2からMEMIFB12−2を経由して、メモリB13−
2に書き込み、且つ、そのアドレスと書き込みデータを
取り込む(st4)。SCUB14−2は取り込んだアドレス
とデータをSCUA14−1へ転送する(st5)。SCUA14−
1は書き込みアドレスをチェックし、テストエリア1の
ときはテストエリア2アドレスに変換してメモリA13
−1にデータを書き込む(st6)。
【0028】MPUA11−1はテストエリア1とテストエリ
ア2のデータを読み込み、コンペアチェックをする(s
t7)。コンペアチェックの結果を判定し(st8)、
エラーの場合はMPUA11−1からDCMバス接続要求18
−1をオフし、DCMバス5を切り離す(st9)。MP
UA11−1からメモリA13−1のテストエリア1にデー
タを書き込む(st10)。SCUA14−1は書き込みアド
レスを監視し、テストエリア1のときはそのアドレスと
書き込みデータを取り込む(st11)。
【0029】SCUA14−1はBUF23−1からDCMバ
ス5へアドレスとデータを転送し、BUF23−2で取
り込む(st12)。SCUA14−1は書き込みアドレスをチ
ェックし、テストエリア1のときはテストエリア2アド
レスに変換してメモリA13−1にデータを書き込む
(st13)。MPUA11−1はテストエリア1とテストエ
リア2のデータを読み込み、コンペアチェックをする
(st14)。コンペアチェック結果をループバックス
テータス20にてB系に連絡する(st15)。又、MP
UB11−2はDCMバス5が切り離されたことをバス接続
状態165にて検出し、MPUA11−1と同じ手順でメモリ
診断を行い、診断結果をA系に連絡する(st16〜2
1)。
【0030】図8は両系でメモリ診断後、どちらの系で
運転を続行するかを示す。
【0031】A系が正常でB系が異常又はB系が正常で
A系で異常であった場合は、正常であった系で運転を行
い、障害系は修理を行う。
【0032】両系とも正常の場合は、インターミッテン
トな障害が発生したものと判断し、DCMバス5を再接
続し、そのまま実行系であるA系で運転を続けて様子を
見る。又、両系で異常を検出した場合は、MOS−SW
等の共通部での故障と判断し、そのまま実行系であるA
系でシングル運転を続け、運転を停止できるタイミング
で修理を行う。
【0033】本実施例はメモリ診断により、待機系CP
Uから実行系CPUのメモリへのパス診断の異常を実行
系であるA系での検出例を示したが、当然ながら二重化
メモリ異常の診断はこれが全てではなく、たとえば待機
系であるB系がDCMエリアを読み出し、データがソフ
ト的にありえないパターンであることから、二重化メモ
リ異常を検出した場合、この時にはMPUB11−2からDC
Mバス接続要求18−2をオフしてDCMバス5を切り
離し、同様な手順で両系にてメモリ診断を実行する。
【0034】このようにして、待機系CPUから実行系
CPUのメモリへのパスの健全性を保証するとともに、
待機系CPUのメモリに書き込んだデータの保証に加
え、アドレスについても保証し、より高信頼なコンピュ
ータシステムを実現することができる。又、二重化メモ
リの障害が発生した時には両系の自己診断による障害系
の切り分けを行い、健全で運転を続行して良い系を保証
することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、CPU内のメモリにテ
ストエリアを設け、実行系CPUにおいてテストエリア
にデータを書き込んだ場合は、実行系CPUから待機系
CPUのメモリにデータを書き込んだ後に、再度待機系
CPUから実行系CPUのメモリにデータを書き込み比
較することにより、通常動作していない待機系CPUか
ら実行系CPUのメモリへのデータ転送における、待機
系のメモリ読み出しから実行系のメモリ書き込みまでの
パスの保証、及びデータの保証に加えアドレスについて
も保証することができ、システムの信頼性を向上でき
る。
【0036】又、二重化メモリの障害を検出した時に
は、検出系が転送パスを切り離して転送パスで折り返し
上記診断を行い、他系も転送パスの切り離しを検出して
同様に診断を行うことにより、両系で自己診断を行って
障害系の切り分けを行うことにより、健全で運転を続行
して良い系を保証することができ、システムの信頼性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるコンピュータシステム
の構成図。
【図2】図1のCPUの内部構成図。
【図3】図1のメモリの内部構成図。
【図4】本発明のSCUの内部構成図。
【図5】アドレスエリア判定及びアドレス変換判定真理
値表を示す図。
【図6】本発明のCUPの動作を示すフローチャート。
【図7】本発明のCUPの動作を示すフローチャート。
【図8】本発明の自己診断後の運転系の判定表を示す
図。
【符号の説明】
1…CPU、2…システムバス、3…XPU、4…I/
O、5…DCMバス、11…MPU、12…MEMI
F、13…メモリ、14…SCU、15…プロセッサバ
ス、16…ローカルバス、17…メモリバス、18,1
64…バス接続要求、19,165…バス接続状態、2
0,166…ループバックステータス、21…REG、
22…DEC、23…BUF、24…アドレス変換、2
5…MOS−SW、26…ANDゲート、51…DCMア
ドレス、52…DCMデータ、161…ローカルアドレ
ス、162…ローカルデータ、163…マスタ、171
…メモリアドレス、172…メモリデータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猿田 隆弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 桝井 晃二 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 渡部 隆一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる2系統からなるプロセッサ装置(以
    下、CPU)及びI/Oとシステムバスを備え、前記C
    PU内にはメモリを内蔵し、前記通常運転している実行
    系CPUから前記メモリに書き込まれたデータを、通常
    動作していない前記待機系CPUの前記メモリに書き込
    んでメモリの一致化を図り、実行系CPUがダウンした
    時には一致化したメモリで待機系が運転を続行する二重
    系運転を行うコンピュータシステムにおいて、 メモリ診断が起動された場合は、前記実行系CPUから
    前記待機系CPUのメモリにデータを書き込んだ後に、
    前記待機系CPUから前記実行系CPUのメモリにデー
    タを書き込む動作を行いデータ転送パスの健全性を確認
    することを特徴とするコンピュータシステムの二重化メ
    モリ診断方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記待機系CPUからのデータを前記実行系CPUのメ
    モリに最初にデータを書き込んだアドレスとは異なるア
    ドレスで書き込み、データを比較するためのアドレス変
    換手段を設けていることを特徴とするコンピュータシス
    テムの二重化メモリ診断方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記メモリにテストエリアを設け、前記実行系CPUの
    メモリに書き込むアドレスがテストエリアに一致してい
    れば、メモリ診断を起動するためのテストエリアアドレ
    ス判定手段を設けていることを特徴とするコンピュータ
    システムの二重化メモリ診断方法。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記メモリのアドレスを指定するフラグを設け、前記実
    行系CPUのメモリに書き込むアドレスが前記フラグに
    一致していれば、メモリ診断を起動するためのアドレス
    判定手段を設けていることを特徴とするコンピュータシ
    ステムの二重化メモリ診断方法。
  5. 【請求項5】異なる2系統からなるプロセッサ装置(以
    下、CPU)及びI/Oとシステムバスを備え、前記C
    PU内にはメモリを内蔵し、前記通常運転している実行
    系CPUから前記メモリに書き込まれたデータを、通常
    動作していない前記待機系CPUの前記メモリに書き込
    んでメモリの一致化を図り、実行系のCPUがダウンし
    た時には一致化したメモリで待機系が運転を続行する、
    二重系運転を行うコンピュータシステムにおいて、 メモリ診断が起動された場合は、前記実行系CPUから
    前記待機系CPUのメモリにデータを書き込み、且つ、
    CPU内部のレジスタに記憶した後に、通常動作してい
    ない前記待機系CPUから、前記実行系CPUのレジス
    タにデータを書き込み比較するための2つのレジスタを
    設けていることを特徴とするコンピュータシステムの二
    重化メモリ診断方法。
  6. 【請求項6】請求項1及び請求項5において、両系間の
    メモリデータ転送パス切り離す手段と、切り離された状
    態で前記メモリ診断を実行した時には、相手系のメモリ
    に書き込むべきデータを前記転送パスで折り返す手段を
    有し、二重化メモリ異常を検出した系でのCPUは、前
    記切り離し手段により両系間のメモリデータ転送パスを
    切り離し、前記メモリ診断の起動を行い、障害系の切り
    分けを行うことを特徴とするコンピュータシステムの二
    重化メモリ診断方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、両系間のメモリデータ
    転送パスが切り離されたことを検出する手段を有し、前
    記検出手段により両系間のメモリデータ転送パスが切り
    離されたことを検出した系のCPUでは、前記メモリ診
    断の起動を行い、障害系の切り分けを行うことを特徴と
    するコンピュータシステムの二重化メモリ診断方法。
  8. 【請求項8】請求項6及び請求項7において、前記メモ
    リ診断結果を相手系に連絡する手段を有し、二重化メモ
    リ異常を検出した系と両系間のメモリデータ転送パス切
    り離しを検出した系との両系の前記メモリ診断結果によ
    り、障害系の切り分けを行うことを特徴とするコンピュ
    ータシステムの二重化メモリ診断方法。
JP9305253A 1997-11-07 1997-11-07 コンピュータシステムの二重化メモリ診断方法 Pending JPH11143783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9305253A JPH11143783A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 コンピュータシステムの二重化メモリ診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9305253A JPH11143783A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 コンピュータシステムの二重化メモリ診断方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11143783A true JPH11143783A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17942886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9305253A Pending JPH11143783A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 コンピュータシステムの二重化メモリ診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11143783A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288048A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nippon Signal Co Ltd:The ワンチップマイクロコントローラ及びそのシステム
JP2010155591A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
US9086963B2 (en) 2012-06-29 2015-07-21 Fujitsu Limited System and defect position specifying method
JP2016212727A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 日本電気通信システム株式会社 半導体装置およびメモリの検査方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288048A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nippon Signal Co Ltd:The ワンチップマイクロコントローラ及びそのシステム
JP4748871B2 (ja) * 2001-03-28 2011-08-17 日本信号株式会社 ワンチップマイクロコントローラシステム
JP2010155591A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
US9086963B2 (en) 2012-06-29 2015-07-21 Fujitsu Limited System and defect position specifying method
JP2016212727A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 日本電気通信システム株式会社 半導体装置およびメモリの検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3958365B2 (ja) 安全上重要な制御装置のためのマイクロプロセッサ装置
JP2880165B2 (ja) 2つのプロセッサからなる自動車のコンピュータシステムを監視する装置
US6240526B1 (en) Triple modular redundant computer system
JP2996440B2 (ja) データ処理システムの診断方式
JP3595033B2 (ja) 高信頼化コンピュータシステム
JP6563047B2 (ja) 警報処理回路および警報処理方法
GB2366012A (en) Fault Tolerant Computer System
JPH11143783A (ja) コンピュータシステムの二重化メモリ診断方法
JP2538876B2 (ja) 共通バス構造を持つデ−タ処理装置
JP2002049501A (ja) 耐故障性システム及びその故障切り分け方法
KR100258080B1 (ko) 입출력 동작 비교에 의한 이중화 제어장치
JPH02173852A (ja) バス診断装置
JPH07182253A (ja) バスアダプタ及びバス多重化方式
JPH07160587A (ja) 多重化メモリ装置
US5182754A (en) Microprocessor having improved functional redundancy monitor mode arrangement
KR950012495B1 (ko) 메모리 진단장치 및 방법
JP3624051B2 (ja) 情報処理装置
JP2001216207A (ja) Dma診断装置及びそれに用いるdma診断方法
JPH09152995A (ja) 計算機システム
JP2720580B2 (ja) フォールト・トレラント・コンピュータ
JP2980550B2 (ja) 通信装置
JPH10187355A (ja) ディスク制御システム
JP4597484B2 (ja) 複合計算機システム
JP2002215415A (ja) 耐故障性システム及びその故障切り分け方法
JPH08263452A (ja) フォールトトレラントコンピュータ