JPH111432A - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

Info

Publication number
JPH111432A
JPH111432A JP9168018A JP16801897A JPH111432A JP H111432 A JPH111432 A JP H111432A JP 9168018 A JP9168018 A JP 9168018A JP 16801897 A JP16801897 A JP 16801897A JP H111432 A JPH111432 A JP H111432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release paper
patch
support
plaster layer
edge portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9168018A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Udagawa
弘子 宇田川
Tsutomu Nekama
務 根釜
Makoto Tsuboi
誠 坪井
Yoshihiro Kumagai
良洋 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd, Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sanwa Kagaku Kenkyusho Co Ltd
Priority to JP9168018A priority Critical patent/JPH111432A/ja
Publication of JPH111432A publication Critical patent/JPH111432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/02Adhesive bandages or dressings
    • A61F13/0259Adhesive bandages or dressings characterised by the release liner covering the skin adhering layer

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離紙を剥がす操作、皮膚に対して貼付する
操作等の取扱性に優れ、また、貼付剤の裏表及び背割り
位置の識別性に優れる貼付剤を提供する。 【解決手段】 支持体の片面に、ニトログリセリンを含
有する粘着剤からなる膏体層を設け、更に上記膏体層の
片面に、剥離紙を設けることにより構成された貼付剤で
あって、上記剥離紙は、その周縁の少なくとも一部が上
記支持体及び上記膏体層の周縁から延出することにより
上記剥離紙を上記膏体層から剥離する際のつかみ部とな
るドライエッジ部分が形成されたものであり、更に、上
記ドライエッジ部分を分割するような少なくとも1つの
背割りが設けられたものである貼付剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取扱性が改善され
た貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】支持体、粘着剤を有する膏体層及び剥離
紙からなる貼付剤は、上記の支持体、膏体層及び剥離紙
を3層に積層してなるシートを、必要な面積となるよう
にそのまま同じ形にカットしてできる形状が最も単純で
ある。しかし、このような形状の貼付剤は、実際に使用
する際に剥離紙を剥がしにくい。このため様々な工夫が
提案されている。以下に一般的な例を示す。
【0003】(1)剥離紙に波形等の背割りを設け、こ
の背割りの凸部分から剥離紙の一片を剥がし、皮膚に固
定した後残りの剥離紙を剥がす。 (2)支持体の周縁の一部に膏体層が積層されていない
つかみ部を設け、このつかみ部から剥離紙を剥がす。 (3)シート状の剥離紙上に、ドライエッジ部分を有す
る1枚又は複数枚の支持体及び膏体層からなる製剤を積
層し、このドライエッジ部分をつかんでシート状の剥離
紙から剥がす。
【0004】ここで、ニトログリセリン貼付剤は、狭心
症又は心不全が主たる適応症であるため、高齢者による
使用が大半を占める。また、パップ剤や同じ狭心症用の
硝酸イソソルビド貼付剤等と比較して、小面積の製剤で
ある。このような状況での使い勝手を考えた場合、上記
のような形状の貼付剤に関しては、以下のような問題点
がある。
【0005】上記(1)のような形状の貼付剤は、背割
りの位置がわかりにくい。また、比較的大きな面積の製
剤であれば問題ないが、ニトログリセリン貼付剤のよう
な小面積の製剤の場合、波形の大きさも小さくなるた
め、かえって剥離紙をつかみにくくなる。上記(2)の
ような形状の貼付剤は、つかみ部をめくる操作が特に高
齢者にとっては困難を伴いがちである。上記(3)のよ
うな形状の貼付剤は、複数の製剤を一括包装する場合に
は有効であるが、ニトログリセリン貼付剤のように1回
使用量ごとの包装が必要なものに対しては適用すること
ができない。また、シート状の剥離紙から製剤を剥がす
場合に製剤の縁を摘んで剥がし取らねばならず、使いや
すいとはいえない。
【0006】特開昭61−288860号公報、実用新
案登録2519222号公報においても、剥離紙に対し
て様々な工夫を施すことにより取扱性を改善したとする
貼付剤が開示されているが、ニトログリセリン貼付剤の
ような小面積の製剤においては工夫の効果が得られず、
かえって取扱いが煩雑になる場合が多い。
【0007】また、高齢者が使用するという観点から
は、識別性が重要となるが、従来の貼付剤はいずれも、
貼付剤を手に取った際にどちらの面が剥離紙側なのか、
剥離紙のどの部分をつかめはよいのか等が見分けにく
い。剥離紙に説明文を印刷して識別を促す等の方法がと
られているが、ニトログリセリン貼付剤のような小面積
の製剤においては印刷することができる文字の大きさに
制限があり、充分な対策とはいえない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、剥離紙を剥がす操作、皮膚に対して貼付する操作等
の取扱性に優れ、また、貼付剤の裏表及び背割り位置の
識別性に優れる貼付剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体の片面
に、ニトログリセリンを含有する粘着剤からなる膏体層
を設け、更に上記膏体層の片面に、剥離紙を設けること
により構成された貼付剤であって、上記剥離紙は、その
周縁の少なくとも一部が上記支持体及び上記膏体層の周
縁から延出することにより上記剥離紙を上記膏体層から
剥離する際のつかみ部となるドライエッジ部分が形成さ
れたものであり、更に、上記ドライエッジ部分を分割す
るような少なくとも1つの背割りが設けられたものであ
る貼付剤である。以下に本発明を詳述する。
【0010】本発明の貼付剤は、支持体、膏体層及び剥
離紙を積層してなるものである。上記支持体としては、
貼付剤の成分を安定に保持し、貼付時に皮膚に追従する
柔軟性を持つものであれば特に限定されず、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−ビニル共重合体、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリ塩化ビニル、レーヨン、スチレン−イ
ソプレン−スチレン共重合体等の合成ポリマー;セルロ
ース等からなるフィルム、織布、不織布、発泡体等が挙
げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を積
層して用いてもよい。また、バリアー性を向上させる目
的で、アルミ箔積層体、アルミ蒸着体等を用いることも
できる。
【0011】上記膏体層としては、ニトログリセリンを
安定に保持し、貼付時にニトログリセリンの放出性を良
好に保つとともに、皮膚に対して刺激性の少ないもので
あれは特に限定されず、例えば、ニトログリセリンを粘
着剤の中に溶解させたもの;ニトログリセリンを保持す
るリザーバー層を設けた上に放出制御膜を積層し、その
一部若しくは全面又は周囲に粘着剤層を施したもの;ニ
トログリセリンをマイクロカプセル、織維等に封入、含
浸してマトリックス中に分散又は局在化させたもの等が
挙げられる。
【0012】上記膏体層を構成する粘着剤としては特に
限定されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着
剤、シリコン系粘着剤等が挙げられる。これらのうち、
薬物に対する溶解性、粘着物性調節の容易性等の観点か
ら、アクリル系粘着剤が好適に用いられる。
【0013】上記アクリル系粘着剤としては特に限定さ
れず、例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル重
合体、(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとその他の官能性
モノマーとの共重合体等が挙げられる。
【0014】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、例えば、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、
(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸
オクチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アク
リル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸ジメチルブチル、
(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ト
リメチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソデシル等が
挙げられる。
【0015】上記その他の官能性モノマーとしては、例
えば、水酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有す
るモノマー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有
するモノマー等が挙げられる。
【0016】上記水酸基を有するモノマーとしては、例
えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等が挙げられる。上
記カルボキシル基を有するモノマーとしては、例えば、
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、マレイン酸ブチル等
が挙げられる。上記アミド基を有するモノマーとして
は、例えば、アクリルアミド、エトキシメチルアクリル
アミド、ジアセトンアクリルアミド等が挙げられる。上
記アミノ基を有するモノマーとしては、例えば、アクリ
ル酸ジメチルアミノエチル等が挙げられる。また、上記
その他の官能性モノマー以外に必要に応じて、ジ(メ
タ)アクリレート、トリ(メタ)アクリレート等の多官
能性モノマーを用いることもできる。
【0017】上記ゴム系粘着剤としては特に限定され
ず、例えば、天然ゴム、スチレン−イソプレンブロック
共重合体(SIS)、ポリイソプレン、ポリブテン、ポ
リイソブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)等に、必要に応じて粘着付与樹脂、軟化剤等を添加
してなるもの等が挙げられる。上記シリコン系粘着剤と
しては特に限定されず、例えば、ポリジアルキルシロキ
サン等を主成分とするもの等が挙げられる。
【0018】上記粘着剤に対しては、必要に応じて、安
定化剤、充填剤、架橋剤等の添加剤を添加することもで
きる。
【0019】本発明の貼付剤においては、上記支持体及
び上記膏体層の両方又はいずれか一方は、不透明なもの
であることが好ましい。上記支持体及び上記膏体層の少
なくとも一方を不透明なものとすることにより、本発明
の貼付剤の裏表の識別性、及び、背割り部分の識別性が
向上する。
【0020】上記支持体を不透明とする場合には、例え
ば、使用する素材に対して顔料、酸化チタン等を配合し
て着色する方法;背面に印刷を施す方法等を採用するこ
とができる。また、不織布やアルミの様に素材自体が不
透明なものを用いても目的を達成することもできる。ま
た、上記支持体を着色する場合には、後述する剥離紙及
び剥離紙に施した模様と識別しやすい色、模様とするこ
とが好ましい。なお、上記膏体層が不透明である場合、
上記支持体は特に不透明化する必要はない。
【0021】上記剥離紙としては、貼付剤の成分を安定
に保持し、上記膏体層から容易に剥がすことのできるも
のであれば特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、上質紙、グラシン紙、アルミニウム等か
らなるもの挙げられる。これらは単独で用いてもよく、
2種以上を積層して用いてもよい。上記剥離紙として
は、透明な素材からなるものが、本発明の貼付剤の表裏
を識別しやすくなるので好ましい。
【0022】上記剥離紙の上記膏体層と接触する面に対
しては、シリコン等の離型剤を積層させるか、又は、共
有結合等で素材の表面を改質させることにより離型面を
形成させることが好ましい。
【0023】上記剥離紙は、その一部が上記支持体及び
上記膏体層の周縁から延出することにより上記剥離紙を
上記膏体層から剥離する際のつかみ部となるドライエッ
ジ部分を形成するものである。上記剥離紙をこのような
構成とすることにより、本発明の貼付剤の表裏の識別性
が向上し、更には、使用時における取扱性が向上する。
【0024】上記ドライエッジ部分の少なくとも一部
は、上記支持体及び上記膏体層の周縁の一部が上記支持
体及び上記膏体層の中央部に向かう凹部を形成すること
によりなるものであることが好ましい。このような構成
とすることにより、つかみ部である上記ドライエッジ部
分をより広く設けることが可能となり、より優れた効果
を発揮させることができる。
【0025】上記ドライエッジ部分の少なくとも一部
は、上記支持体及び上記膏体層の周縁から2〜20mm
の幅を有するものであることが好ましい。2mm未満で
あると、つかみ部としての機能を果たさず、20mmを
超えると、製造効率が著しく低下する一方で、取扱性の
改善効果は変わらない。より好ましくは、3〜10mm
である。
【0026】上記剥離紙は、上記ドライエッジ部分を分
割するような少なくとも1つの背割りが設けられている
ものである。すなわち、上記背割りは、つかみ部である
上記ドライエッジ部分を2分する形で上記剥離紙の周緑
部から発し、上記支持体及び上記膏体層の上に積層され
る上記剥離紙を分割する形で設けられる。
【0027】上記剥離紙は、上記背割りの位置を認識す
るのを助けるための模様が上記背割りに沿って印刷され
ているものであることが好ましい。上記模様としては特
に限定されず、例えば、連続的又は間欠的な帯状の模様
等が挙げられる。また、上記模様に付される色彩として
は、上記支持体、上記膏体層及び上記剥離紙から区別す
ることができる色彩であれば特に限定されない。
【0028】上記模様は、本発明の貼付剤を上記支持体
側から観察した際に、視認することができるように施さ
れていることが好ましい。このようにするためには、例
えば、上記模様を上記剥離紙の上記膏体層と接する面側
に印刷したり、上記剥離紙として透明なものを用いるこ
と等により達成することができる。いずれにしても、上
記剥離紙の上記膏体層と接する面側には上記模様を印刷
することが好ましい。
【0029】本発明の貼付剤の表面積は、3〜25cm
2 が好ましい。3cm2 未満であると、つかみやすいド
ライエッジ部分を形成することが難しく、25cm2
超えると、上記剥離紙を剥がす時及び剥がした後におけ
る上記支持体及び上記膏体層のコシが不充分となり、貼
付時の使用感が低下する。
【0030】本発明の貼付剤の製造方法としては特に限
定されず、従来一般的に実施されている方法により製造
することができ、例えば、以下の方法により製造するこ
とができる。
【0031】支持体又は剥離紙上に、膏体層を、溶剤塗
工法、ホットメルト法等により形成させる。薬剤である
ニトログリセリンは、予め他の膏体成分と均一混合して
から展延したり、膏体層を形成した後、道当な溶解剤と
一緒に膏体層表面に塗布したりすることにより膏体層に
含有させることができる。更に、剥離紙又は支持体をラ
ミネートし、更に、ダイカットやスリッター等を用いて
所望の形状に加工することにより、背割りやドライエッ
ジ部分を形成し、貼付剤とする。
【0032】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0033】実施例1サンプルの作製 表1及び図5〜8に示す構成のサンプルを調製した。な
お、官能試験に際してはニトログリセリンを配合する必
要がないので、代替の可塑化剤を添加してプラセボを作
製した。
【0034】実施例1 (1)アクリル系粘着剤の作製 ドデシルメタクリレート1580g、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート9820g、2−エチルヘキシルアク
リレート1140g、1,6−ヘキサングリコールジメ
タクリレート1.6g、及び、酢酸エチル4640gを
重合装置に入れ、過酸化ラウロイル86gを添加したシ
クロヘキサン1800ml及び酢酸エチル3800ml
の混液を逐次添加して20時間かけて重合を行い、重合
完了時に酢酸エチル8000gを加えて取り出し、アク
リル系粘着剤溶液を得た。得られたアクリル系粘着剤溶
液は、不揮発分:40%、20%溶液粘度:2310c
psのものであった。
【0035】(2)膏体組成の配合、混合 アクリル系粘着剤溶液5.0kg(粘着剤重量として
2.0kg)をとり、ミリスチン酸イソプロピル(医薬
品添加物規格、クローダジャパン社製)0.24kg及
び酢酸エチル1.5kgを加え、均一になるまで混合し
て塗工液を得た。
【0036】(3)塗工・乾燥・ラミネート 塗工液を、コンマコーターを用いて図1に示す印刷を施
した厚さ50μmのポリエステルフィルムの離型処理面
上に展延し、60℃で30分間乾燥させた。これに白色
のポリオレフィン不織布(目付70g/m2 )と厚さ1
5μmのポリエチレンフィルムとを熱ラミネートしたも
のを圧着しながら巻き取り、膏体層厚み約100μmの
原反を得た。ラミネート体は、ポリエチレン側を膏体層
に接するようにラミネートした。
【0037】(4)上記原反に対して、打ち抜き装置を
用いて背割り及びドライエッジを設け、図5のAに示す
形状に加工し、貼付剤を得た。
【0038】実施例2 図2に示す印刷を剥離紙に施し、支持体を0.5%酸化
チタン含有ポリエチレンフィルムとし、図5のBに示す
形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付
剤を得た。
【0039】実施例3 図3に示す印刷を剥離紙に施し、支持体をポリエチレン
発泡体(ボラーラH1501、積水化学工業社製)と
し、図5のCに示す形状に加工したこと以外は、実施例
1と同様にして貼付剤を得た。
【0040】実施例4 図4に示す印刷を剥離紙に施し、図5のDに示す形状に
加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得
た。
【0041】実施例5 図1に示す印刷をポリエチレンコートグラシン紙剥離紙
の両面に施し、図5のEに示す形状に加工したこと以外
は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。
【0042】実施例6 図6のAに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と
同様にして貼付剤を得た。
【0043】実施例7 図2に示す印刷を剥離紙に施し、支持体を0.5%酸化
チタン含有ポリエチレンフィルムとし、図6のBに示す
形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付
剤を得た。
【0044】実施例8 図3に示す印刷を剥離紙に施し、支持体をポリエチレン
発泡体(ボラーラH1501、積水化学工業社製)と
し、図6のCに示す形状に加工したこと以外は、実施例
1と同様にして貼付剤を得た。
【0045】実施例9 図4に示す印刷を剥離紙に施し、図6のDに示す形状に
加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得
た。
【0046】実施例10 図1に示す印刷をポリエチレンコートグラシン紙剥離紙
の両面に施し、図6のEに示す形状に加工したこと以外
は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。
【0047】実施例11 図7のAに示す形状に加工したこと以外は、実施例1と
同様にして貼付剤を得た。
【0048】実施例12 図2に示す印刷を剥離紙に施し、支持体を0.5%酸化
チタン含有ポリエチレンフィルムとし、図7のBに示す
形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付
剤を得た。
【0049】実施例13 図3に示す印刷を剥離紙に施し、支持体をポリエチレン
発泡体(ボラーラH1501、積水化学工業社製)と
し、図7のCに示す形状に加工したこと以外は、実施例
1と同様にして貼付剤を得た。
【0050】実施例14 図4に示す印刷を剥離紙に施し、図7のDに示す形状に
加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得
た。
【0051】実施例15 背割り位置の印刷がない剥離紙を用い、図8のAに示す
形状に加工したこと以外は、実施例1と同様にして貼付
剤を得た。
【0052】実施例16 図8のBに示す形状に加工し、支持体を厚さ80μmの
無添加ポリエチレンフィルム(透明)としたこと以外
は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。
【0053】
【表1】
【0054】官能試験 55〜75歳のボランティア10名を対象に、以下の官
能評価試験を行った。 (1)実施例1、実施例6、実施例12、実施例15及
び実施例16のサンプルをそれぞれ袋に入れ、袋に入れ
たサンプルを1つずつ被験者に手渡し、袋から出して剥
離紙を剥がし、各自の胸部に1枚ずつ貼る操作を行った
後、下記の設問〜について評価してもらった。な
お、実施例1については下記の設問、及びのみつ
にいて評価した。評価は下記の基準の4段階とし、1〜
4点の評点の平均値を求めた。結果を表2に示した。
【0055】(2)新たなサンプルを6枚ずつ手渡し、
上記官能試験(1)と同じ操作を毎日1回行った後、1
週間後に同じ評価を再度行った。結果を表1に示した。
【0056】設問 支持体、剥離紙の識別性(どちらの面が皮膚に貼る側
か、わかりやすいですか) 剥離部分の識別性(どこから剥離紙を剥がしたらよい
か、わかりやすいですか) 剥離操作性(剥離紙は製剤から剥がしやすいですか) 貼付操作性(皮膚に貼りやすいですか) 総合評価(全体的な使い勝手はどうですか)
【0057】評価基準 4:◎ 非常によい 3:○ 特に問題はない 2:△ やや問題あり 1:× 非常に問題あり
【0058】表2
【0059】表3
【0060】以上の結果に示される通り、実施例におけ
る貼付剤は、識別性が高く、貼付手順が簡便なため、操
作性の評価も高く、繰り返し使うことで更に向上した。
また、支持体として不透明なものを用い、かつ、背割り
に沿って模様を印刷した実施例15及び16以外の貼付
剤は、特に優れた効果を発揮した。
【0061】
【発明の効果】本発明の貼付剤は、上述の構成からなる
ので、剥離紙を剥がす操作、皮膚に対して貼付する操作
等の取扱性に優れ、また、貼付剤の裏表や背割り位置の
識別性等に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】剥離紙に印刷された模様の一例を示す概念図で
ある。
【図2】剥離紙に印刷された模様の一例を示す概念図で
ある。
【図3】剥離紙に印刷された模様の一例を示す概念図で
ある。
【図4】剥離紙に印刷された模様の一例を示す概念図で
ある。
【図5】実施例1〜5において作製した貼付剤の概念図
である。図中A〜Eのそれぞれにおいて、左側は支持体
側からみた図であり、右側は剥離紙側から見た図であ
る。
【図6】実施例6〜10において作製した貼付剤の概念
図である。図中A〜Eのそれぞれにおいて、左側は支持
体側からみた図であり、右側は剥離紙側から見た図であ
る。
【図7】実施例11〜14において作製した貼付剤の概
念図である。図中A〜Dのそれぞれにおいて、左側は支
持体側からみた図であり、右側は剥離紙側から見た図で
ある。
【図8】実施例15及び16において作製した貼付剤の
概念図である。図中A及びBのそれぞれにおいて、左側
は支持体側からみた図であり、右側は剥離紙側から見た
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 誠 名古屋市中村区烏森4−100 (72)発明者 熊谷 良洋 愛知県春日井市町田町2−2

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の片面に、ニトログリセリンを含
    有する粘着剤からなる膏体層を設け、更に前記膏体層の
    片面に、剥離紙を設けることにより構成された貼付剤で
    あって、前記剥離紙は、その周縁の少なくとも一部が前
    記支持体及び前記膏体層の周縁から延出することにより
    前記剥離紙を前記膏体層から剥離する際のつかみ部とな
    るドライエッジ部分が形成されたものであり、更に、前
    記ドライエッジ部分を分割するような少なくとも1つの
    背割りが設けられたものであることを特徴とする貼付
    剤。
  2. 【請求項2】 ドライエッジ部分の少なくとも一部が、
    支持体及び膏体層の周縁の一部が前記支持体及び前記膏
    体層の中央部に向かう凹部を形成することによりなるも
    のである請求項1記載の貼付剤。
  3. 【請求項3】 ドライエッジ部分の少なくとも一部が、
    支持体及び膏体層の周縁から2〜20mmの幅を有する
    ものである請求項1又は2記載の貼付剤。
  4. 【請求項4】 剥離紙が、背割りの位置を認識するのを
    助けるための模様が前記背割りに沿って印刷されている
    ものである請求項1、2又は3記載の貼付剤。
  5. 【請求項5】 支持体及び膏体層の少なくとも一方が、
    不透明なものである請求項1、2、3又は4記載の貼付
    剤。
JP9168018A 1997-06-09 1997-06-09 貼付剤 Pending JPH111432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9168018A JPH111432A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 貼付剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9168018A JPH111432A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 貼付剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111432A true JPH111432A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15860288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9168018A Pending JPH111432A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 貼付剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH111432A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6841716B1 (en) 1999-05-13 2005-01-11 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Patch
JP2005006845A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Nitto Denko Corp 貼付製剤
JP2005263657A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Tokuhon Corp 貼付剤用両面離型フィルム
JP2009045444A (ja) * 2007-07-20 2009-03-05 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011125554A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011125558A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011177453A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011183062A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Ikeda Kikai Sangyo Kk 粘着性被覆体の製造装置
US8349357B1 (en) 2011-09-01 2013-01-08 Nitto Denko Corporation Adhesive patch and adhesive preparation
EP2564789A1 (en) 2011-09-01 2013-03-06 Nitto Denko Corporation Adhesive patch and adhesive preparation
JP2015033791A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 藤森工業株式会社 貼布剤用離型フィルム、及びそれを用いた経皮吸収貼布剤
JP2018158576A (ja) * 2018-04-18 2018-10-11 藤森工業株式会社 貼布剤用離型フィルム、及びそれを用いた経皮吸収貼布剤

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5285198B2 (ja) * 1999-05-13 2013-09-11 久光製薬株式会社 貼付剤
US6841716B1 (en) 1999-05-13 2005-01-11 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Patch
JP2005006845A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Nitto Denko Corp 貼付製剤
JP2005263657A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Tokuhon Corp 貼付剤用両面離型フィルム
JP4607478B2 (ja) * 2004-03-17 2011-01-05 株式会社トクホン 貼付剤用両面離型フィルム
JP2013027716A (ja) * 2007-07-20 2013-02-07 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤の製造方法
JP2009045444A (ja) * 2007-07-20 2009-03-05 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011125558A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011125554A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011177453A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Nitto Denko Corp 貼付剤および貼付製剤
JP2011183062A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Ikeda Kikai Sangyo Kk 粘着性被覆体の製造装置
US8349357B1 (en) 2011-09-01 2013-01-08 Nitto Denko Corporation Adhesive patch and adhesive preparation
EP2564789A1 (en) 2011-09-01 2013-03-06 Nitto Denko Corporation Adhesive patch and adhesive preparation
JP2015033791A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 藤森工業株式会社 貼布剤用離型フィルム、及びそれを用いた経皮吸収貼布剤
JP2018158576A (ja) * 2018-04-18 2018-10-11 藤森工業株式会社 貼布剤用離型フィルム、及びそれを用いた経皮吸収貼布剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5571232B2 (ja) 粘着テープ包装袋
US6129929A (en) Patch applicator
EP0356614B1 (en) Dermal applicator
JP5675368B2 (ja) 粘着テープ包装袋
EP0481939A2 (en) Twin patch applicator
WO2000069422A1 (fr) Bande
JP5276608B2 (ja) 粘着テープ包装袋
JPH111432A (ja) 貼付剤
WO2002002177A1 (fr) Dispositif auxiliaire permettant de fixer un agent de collage
JP2015168626A (ja) 口唇用貼付材、その使用方法及び製造方法
EP0566816A1 (en) Two-hand pouch patch application
JPH037153A (ja) フィルム層被着装置
JP5371806B2 (ja) 粘着テープ包装袋
JP2010018539A (ja) 外用貼付剤および外用貼付剤の貼付方法
JPH09194325A (ja) 汚れ取り粘着シート
JP2004515315A (ja) アプリケーション装置
WO2015072021A1 (ja) 口唇化粧料カバー用貼付材、その使用及びその製造方法
JP2002225883A (ja) 貼付剤用包装袋
JPH07132139A (ja) ガイドフィルム付貼付剤
JPH0728550U (ja) 貼付剤用包装袋
JPH07309747A (ja) 貼付剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080115