JPH11143222A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH11143222A
JPH11143222A JP32220697A JP32220697A JPH11143222A JP H11143222 A JPH11143222 A JP H11143222A JP 32220697 A JP32220697 A JP 32220697A JP 32220697 A JP32220697 A JP 32220697A JP H11143222 A JPH11143222 A JP H11143222A
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JP
Japan
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toner
magnetic
sleeve
developing
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JP32220697A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Tada
達也 多田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤規制部材を現像剤担持体との対向部で
逆方向に移動する向きに回転して、現像剤担持体上の一
成分現像剤を規制した際に、規制部材に付着した現像剤
を確実にはぎ取ることにより、現像剤担持体上の現像剤
を良好に規制して、十分に帯電した現像剤のみを現像領
域に搬送し、現像に供することを可能とした現像装置に
ある。 【解決手段】 内側に磁石7を非回転に配置した規制ス
リーブ6は、現像スリーブ1との対向部で逆方向に移動
向きに回転する。その対向部よりも規制スリーブ6の回
転方向下流側で弾性ブレード21を軽圧当接して、規制
スリーブ6に付着した磁性トナーを薄層化し、ブレード
21の近傍もしくはその下流側にメッシュ電極22を設
置して、これに現像スリーブ1との間で電圧を印加し
て、規制スリーブ6上のトナーを電極22方向に飛翔さ
せる電界を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真および静
電記録装置等の画像形成装置に用いられる現像装置に関
し、特に一成分現像剤を使用した現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、磁性一成分現像剤を用いる現像方
法として、特開昭54−43036号公報には、現像ス
リーブ上に磁性一成分現像剤である磁性トナーを極めて
薄く塗布し、これを摩擦帯電し、ついでこれを感光ドラ
ムに接触させることなく極めて近接して対向させ、磁界
の作用下で感光ドラム上の静電潜像を現像する方法が開
示されている。
【0003】また特開昭54−43037号公報には、
弾性部材製の規制部材を現像スリーブに当接させること
により、上記の磁性トナーの極薄の塗布を実現する方法
が開示されている。
【0004】上記従来の磁性一成分方式による現像装置
は、図10に示すように、磁性トナーを収容した現像容
器3を備え、現像容器3内には記録媒体である感光ドラ
ム15と対向した開口部に、矢印方向に回転する現像ス
リーブ1が設置されている。現像スリーブ1は非磁性部
材からなり、内側に磁石2が非回転に配置されている。
現像容器3の奥側には現像剤搬送部材4が設置されてい
る。現像容器3の開口部の現像スリーブ1の上方位置に
は磁性ブレード5が設置され、この磁性ブレード5は、
現像スリーブ1内の磁石2の磁極のうちの1つNと対向
して、現像剤規制部を構成している。磁性ブレード5は
現像スリーブ1との間の距離Wが一定値になるように配
置され、一般に、この磁性ブレード5の距離Wは、10
0μm〜1mmの範囲内に設定されることが多い。
【0005】現像容器3内に収容された磁性トナーは、
磁石2により現像スリーブ1上に担持されて、現像スリ
ーブ1の回転により感光ドラム15と対向した現像領域
へ向けて搬送され、その搬送途上、規制部で磁性ブレー
ド5により規制されて、現像スリーブ1上に薄層状のト
ナー層に塗布される。このトナー薄層の層厚は、図11
に示すように、現像スリーブ1と磁性ブレード5との間
を通る現像スリーブ1の表面にほぼ平行に沿ったカット
ラインLの位置によって決定される。カットラインLに
ついては後でさらに述べる。
【0006】上記磁性一成分現像方式は、磁界の作用に
より磁性トナーに鎖状の穂を形成しながら現像させるた
めに、画像横方向の解像度が縦方向に比べて悪くなりや
すく、たとえば現像画像後半の非画像部に穂のはみ出し
による解像度不良という現象が生じる傾向にある。また
ベタ黒画像を現像する場合、トナーの穂の密度を最密に
することが難しく、穂の重なり方によっては現像された
ベタ黒画像中に隙間ができてしまい、一様なベタ黒画像
が得られないという問題があった。
【0007】本発明者らの調査によると、上記磁性トナ
ーの穂の長さは、図11(a)に示すように、現像スリ
ーブ上のトナーの帯電電荷量に逆比例し、また図11
(b)に示すように、所望の帯電極性に帯電していない
トナー、すなわち反対極性のトナーの量に比例すること
を見いだした。つまり、トナーが同一極性に帯電すると
トナー同士に電気的な反撥力が働き、また帯電電荷量が
大きいとその電気的反撥力が磁気的結合力を上回るため
に、穂が形成されにくくなるものと考えられる。
【0008】従って、磁性トナーの穂による現像性の影
響をなくすためには、トナーの帯電電荷量を制御する、
すなわち、少なくとも均一な極性に帯電する、或いは大
きな電荷量に帯電することが必要であることを見いだし
た。
【0009】本発明者らの調査によれば、現像スリーブ
1と磁性ブレード5との間の現像剤規制部を磁性トナー
が通過する際の、磁性トナーへの電荷の付与およびトナ
ーの搬送の機構は、以下のようになっていることが分か
った。
【0010】図12に示すように、現像スリーブ1と磁
性ブレード5を結ぶ法線に垂直な平面を2つ考え、磁性
ブレード5に近い面をS1とし、現像スリーブ1に近い
面をS2とする。一般に磁性ブレード5の幅(現像スリ
ーブ1の周方向に沿う方向の長さ)は、永久磁石2の磁
極Nの幅に比べて狭くしてあるので、磁極Nからの磁界
のS1面、S2面での磁束密度を考えると、S1面の磁
束密度はS2面の磁束密度より大きい。
【0011】このため、現像スリーブ1上に担持された
磁性トナーTは、現像スリーブ1と磁性ブレード5との
間で、図12の矢印方向の力、すなわち磁性ブレード5
に収束する磁力(磁性トナーの磁化の強さに依存する)
を受け、図13に符号Bで示すように、磁性ブレード5
に発して現像スリーブ1の方向に向かう穂を形成する。
【0012】この磁性ブレード5からの穂の先端のトナ
ーt1 が現像スリーブ1と接触して摩擦帯電し、先端の
トナーt1 に潜像を現像する極性の電荷が付与される。
また、穂の先端のトナーt1 は、静電的な鏡映力により
現像スリーブ1方向の力を受け、現像スリーブ1との摩
擦力により現像スリーブ1の回転方向への搬送力が与え
られる。
【0013】このとき、トナー同士には互にある程度の
凝集力が働いているので、穂の先端のトナー(第1層の
トナー)t1 に接しているそのすぐ上の第2層のトナー
t2にも、凝集力を介して搬送力が生じる。同様に、そ
の上の第3層のトナーt3 にも、凝集力を介して搬送力
が生じる。
【0014】しかし、現像スリーブ1と磁性ブレード5
との間では、前述の如く、磁性ブレード5の方向への磁
力もトナーに作用している。従って、トナーにかかる搬
送力がこの磁力に打ち勝つところ、すなわち、この場所
を前述した図13のカットラインLとすると、トナーの
穂はカットラインLを境にして現像スリーブ1側がちぎ
れ、現像スリーブ1上に残ったトナーが、現像スリーブ
1の回転方向に搬送される。
【0015】つぎに、図13に符号Aで示すように、磁
性ブレード5側に残った電荷を十分に付与されていない
トナーであるが、この残存トナーはトナー溜りを形成
し、そのトナー溜りが大きくなると、磁力により磁性ブ
レード5に保持し続けることができなくなって、トナー
溜りからトナー塊が離れ、十分な電荷を持たないトナー
が現像スリーブ1の回転方向に搬送される。
【0016】以上が、現像スリーブ1と磁性ブレード5
との間の現像剤規制部を磁性トナーが通過する際の、磁
性トナーへの電荷の付与およびトナーの搬送の機構であ
る。
【0017】上記のトナーの電荷付与および搬送の過程
から明らかなように、従来は、現像スリーブ1の近傍の
トナー、すなわち現像スリーブ1上の第1層のトナーt
1 にしか十分な帯電電荷を付与することができず、現像
スリーブ1によって搬送されるトナーの一部は、必要な
電荷を付与されないままのトナーで占められる。その結
果、現像が不安定になり、良好な画像を安定して得るこ
とができないという問題があった。
【0018】この問題に対処するべく、本発明者らは、
図14に示すような磁性一成分現像装置を提案した。こ
の現像装置は、図14に示すように、磁性トナーを収容
した現像容器3内に、感光ドラム15と対向した現像領
域よりも上流側において、非磁性部材製の現像スリーブ
1に対し、非磁性部材製の回転する規制スリーブ6と、
その内側に非回転に配置した永久磁石7とからなる現像
剤規制部材8を配置して、現像剤規制部を構成したこと
が大きな特徴である。この規制スリーブ6には、付着し
たトナーをはぎ取るスクレーパ9が当接される。
【0019】図14において、符号4a、4bは現像容
器3内に収容された磁性トナーを現像スリーブ1方向に
搬送する、容器3内の奥側に設置された現像剤搬送部材
である。
【0020】上記の規制スリーブ6は、現像スリーブ1
と所定間隔Wを開けて近接配置され、規制スリーブ6の
回転方向は、現像スリーブ1の矢印bの回転方向に対
し、対向部が逆方向となる矢印aの方向とされる。
【0021】規制スリーブ6内の磁石7は、現像スリー
ブ1内の磁石2の現像剤規制部に配置された磁極N1と
ほぼ対向する位置に、異極の磁極S4を有する複数極の
磁極構成とされている。この規制スリーブの磁石7の磁
極S4の幅は、現像スリーブの磁石2の磁極N1の幅よ
りも狭くされており、磁極N1とS4との間で形成され
る磁界の磁束密度が、現像スリーブ1から規制スリーブ
6側へ行くほど大きくなっている。
【0022】このような現像剤規制部によれば、規制ス
リーブ6と現像スリーブ1との間に存在する磁性トナー
には、図12のときと同様、現像スリーブ1から規制ス
リーブ6側へ向けて収束する磁力が働く。そして規制ス
リーブ6を現像スリーブ1と対向部で逆方向に回転して
いるので、規制スリーブ6との摩擦力および磁力による
トナー同士の摩擦力により、磁性トナーには規制スリー
ブ6から現像容器3内の奥方向への搬送力が与えられ
る。
【0023】また、現像スリーブ1から規制スリーブ6
に収束する磁力により、規制スリーブ6に発して現像ス
リーブ1に向かう穂が形成される。穂の先端の現像スリ
ーブ1に接触した磁性トナーは、現像スリーブ1との摩
擦帯電により帯電電荷が与えられ、鏡映力による現像ス
リーブ1方向への力が働いて、現像スリーブ1との摩擦
力により現像スリーブ1の回転方向への搬送力が与えら
れる。
【0024】従って、図15に示すように、現像剤規制
部に存在する磁性トナーTのうち、現像スリーブ1に接
触している磁性トナーt1 には、現像スリーブ1からの
磁性トナーの帯電電荷量に依存した搬送力F1sと、規制
スリーブ6からの搬送力F2sとが、主要な搬送力として
与えられる。
【0025】現像スリーブ1に接触していない磁性トナ
ーt2 にも、磁性トナー間の凝集力を介して、現像スリ
ーブ1からの搬送力F1 と、規制スリーブ6からの搬送
力F2 とが、主たる搬送力として付与される。
【0026】個々で、規制ブレードからの搬送力F2sと
F2 の大きさは、規制部の磁界とトナー間の摩擦および
凝集により発生する力に依存し、特に磁界による磁力へ
の依存性が大きい。このため、瞬間的変化に対してはト
ナー1個のサイズはほぼ無視できる大きさであるので、
F2 とF2sはほぼ同じ大きさとなる。
【0027】従って、上記の搬送力F1s、F1 、F2
を、 F1s>F2 ・・・(1) F1 ≦F2 ・・・(2) という関係を満たすように調整することにより、十分に
帯電した磁性トナーのみを現像領域方向に搬送すること
ができ、トナーの帯電が不十分かつ不均一という帯電不
安定にともなう現像の不安定の問題を解消することがで
きる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一成分現像
剤の非磁性トナーを極めて薄く塗布する方法として、図
14に示す現像装置のように、規制部材として弾性ブレ
ード10を現像スリーブ1に当接させることにより、現
像スリーブ1上への極めて薄い非磁性トナーの薄層塗布
を実現する方式が知られているが、この方式は、従来か
ら知られているように、当接部において摩擦熱が生じる
ために、特に低融点のトナーを用いた場合に、弾性ブレ
ード10へのトナー固着が生じやすい問題があった。
【0029】図16において、符号13は現像スリーブ
1上の現像残りのトナーを掻き取るとともに新たなトナ
ーを供給する現像剤供給ファーブラシローラである。
【0030】これに対して、本発明者らは、図17の現
像装置に示すように、弾性規制部材をローラ14に形成
し、この弾性規制ローラ14にスクレーパ12を当接し
て、規制により規制ローラ14に付着した非磁性トナー
をスクレーパ12よりはぎ取るようにすることを提案し
た。これによれば、弾性規制ローラ14の現像スリーブ
1との当接部を常にリフレッシュすることができ、低融
点のトナーを用いた場合でも、規制ローラ14へのトナ
ーの固着を生じにくくすることができ、良好な現像を行
なって安定した画像を得ることが可能となる。
【0031】しかしながら、スクレーパ12の規制ロー
ラ14との当接圧の設定範囲が狭く、スクレーパ12の
当接圧が低くいと、規制ローラ14上のトナーを良好に
はぎ取ることができず、トナーが規制ローラ14から現
像スリーブ1に再度供給されてしまい、逆にスクレーパ
12の当接圧が高いと、規制ローラ14の回転負荷トル
クの増大を招く。
【0032】図14の磁性一成分現像装置においても、
現像剤規制部材8の規制スリーブ6と、規制により規制
スリーブ6上に付着したトナーをはぎ取るスクレーパ9
との間に、同様な問題があった。
【0033】本発明の目的は、現像剤規制部材を現像剤
担持体との対向部で逆方向に移動する向きに回転して、
現像剤担持体上の一成分現像剤を規制した際に規制部材
に付着した現像剤を確実にはぎ取ることにより、現像剤
担持体上の現像剤を良好に規制することを可能として、
十分に帯電した現像剤のみを現像領域に搬送し、現像に
供することができるようにした現像装置を提供すること
である。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
現像容器に収容された一成分現像剤を担持して回転する
ことにより、現像容器内から像担持体と対向した現像領
域に搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上に担
持された現像剤を現像剤担持体との対向部で担持して、
前記対向部で現像剤担持体と逆方向に移動する向きに回
転することにより、前記現像剤担持体上に担持された現
像剤の量を規制する規制部材と、前記対向部よりも規制
部材の回転方向下流側において、前記規制部材上に担持
された現像剤をはぎ取るはぎ取り部とを有する現像装置
において、前記はぎ取り部は、前記対向部よりも規制部
材の回転方向下流側に配置された、規制部材上に担持さ
れた現像剤を規制部材に弾性的に当接して薄層化する現
像剤量調節部材と、前記調節部材の近傍もしくは調節部
材よりも前記規制部材の回転方向下流側に、前記規制部
材から現像剤をはぎ取る向きの電界を形成する手段とか
らなることを特徴とする現像装置である。
【0035】本発明によれば、前記規制部材の少なくと
も一部が導電性部材で形成され、前記電界を形成する手
段は、前記調節部材の近傍もしくは調節部材よりも規制
部材の回転方向下流側に規制部材に沿って設置した、前
記電界を前記規制部材との間に形成する電極である。好
ましくは、前記電極は隙間を有する電極部からなるメッ
シュ電極である。
【0036】本発明の一態様によれば、前記一成分現像
剤は磁性トナーからなり、前記現像剤担持体は内側に非
回転の磁石を有する中空の非磁性円筒体からなり、前記
規制部材は前記対向部において現像剤担持体との間に間
隙を開けて非接触に配置された、内側に非回転の磁石を
有する中空の非磁性円筒体からなり、現像剤担持体の磁
石と規制部材の磁石は、対向部の近傍に互に異極の磁極
を少なくとも有し、前記異極の磁極が対向部の間隙に協
同して磁界を形成しており、対向部において現像剤担持
体上に担持された現像剤に付与される搬送力は、主とし
て、現像剤が有する帯電電荷量に依存した搬送力であ
り、そして対向部において規制部材上に担持された現像
剤に付与される搬送力は、前記磁界により現像剤にかか
る磁気力に依存した搬送力である。
【0037】前記異極の磁極が対向部の間隙に協同して
形成する磁界は、前記現像剤担持体から規制部材に向か
うにつれて磁束密度が高くなる。前記現像剤担持体が、
現像剤担持体の表面に接触している第1層の現像剤、そ
の上の第2層の現像剤に加える搬送力の大きさをそれぞ
れF1s、F1 とし、前記規制部材が前記第1層の現像
剤、第2層の現像剤に加える搬送力の大きさをそれぞれ
F2s、F2 としたとき、F2sとF2 とがほぼ同等であ
り、かつ、F1s>F2 ≧F1 の関係にある。
【0038】本発明の他の態様によれば、前記一成分現
像剤は非磁性トナーからなり、前記現像剤担持体は内側
に磁石を有しない中空または中実の非磁性円筒体からな
り、前記規制部材は前記対向部において現像剤担持体と
接触して配置された、少なくとも表面が弾性部材で形成
され、内側に磁石を有しない中実の円筒体からなる。以
下、本発明について説明する。本発明は、一成分現像剤
の磁性トナーを使用する現像装置、非磁性トナーを使用
する現像装置のいずれにも適用することができる。
【0039】本発明において使用する磁性トナーは、結
着樹脂として、ポリスチレン、ポリp−クロルスチレ
ン、ポリビニルトルエン、スチレン−pクロルスチレン
共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体等のスチ
レンおよびその置換体の単独重合体、およびそれらの共
重合体;スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸
n−ブチル共重合体等のスチレンとアクリル酸エステル
との共重合体;スチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸n−ブチル共重合体等のスチレンとメタ
クリル酸エステルとの共重合体;スチレンとアクリル酸
エステルおよびメタクリル酸エステルとの多元共重合
体;スチレンーアクリロニトリル共重合体、スチレン−
ビニルメチルエーテル共重合体、スチレンーブタジエン
共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、ス
チレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレ
ン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレンと他のビ
ニル系重合性単量体とのスチレン系共重合体;および、
ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレー
ト、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル、ポリアミド、エポ
キシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸、フ
ェノール樹脂、脂肪族または脂環族炭化水素樹脂、石油
樹脂、塩素化パラフィン等が、単独または混合して使用
できる。
【0040】特に圧力定着方式に供せられるトナー用の
結着樹脂として、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリル酸エステル共重合体、高級脂肪酸、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂等が、単独または混合して使
用できる。用いる重合体、共重合体あるいはポリマーブ
レンドは、スチレンに代表されるビニル芳香族系または
アクリル系モノマーを40wt%以上の量で含有する
と、より望ましい結果が得られる。
【0041】トナーには、任意の適当な顔料や染料が着
色剤として使用できる。たとえばカーボンブラック、フ
タロシアニンブルー、群青、キナクリドン、ベンジジン
イエローなど公知の染料、顔料である。
【0042】本発明において、磁性トナーの製法として
は、従来公知の方法を使用することができる。すなわ
ち、結着樹脂、荷電制御剤、着色剤、磁性体、その他の
添加剤をヘンシェンミキサー等で予め粉体混合し、つい
で、これを150℃位に熱したロールミルで約30分間
混練し、得られた混練物を冷却後、粉砕、必要に応じて
分級してトナー組成物を得る。
【0043】必要に応じて、流動性付与剤、潤滑剤、研
摩剤、クリーニング助剤、抵抗調節剤などを内添あるい
は外添しても構わない。
【0044】トナーの帯電量も適正でないと良好な画像
が得られない。トナーの帯電量は、キャリアとして日本
鉄粉社製のEFV200/300を用い、トナー濃度を
2wt%、混合時間を2分として、東芝ケミカル社製の
測定機を用いて、ブローオフ測定法により求めた。この
様に測定したトナーの帯電量が、絶対値で5〜50μC
/g、好ましくは5〜40μC/g程度であることがよ
い。
【0045】トナーの帯電量が5μC/g未満である
と、画像の鮮鋭さが悪くなり、背景部のかぶりを生じ
る。さらに、高温高湿環境下では、画像の濃度低下など
の問題が生じる。50μC/gより大きいと、トナー同
士の静電凝集力が大きくなってほぐれにくくなり、画質
が低下する。特に低温低湿環境下では、トナーの現像ス
リーブとの鏡映力が必要以上に大きくなるので、画像の
濃度低下などを生じる。
【0046】本発明において使用する非磁性トナーは、
磁性トナーのときと同じ結着樹脂を用いることができ
る。同様に、非磁性トナーには、任意の適当な顔料や染
料、たとえばカーボンブラック、フタロシアニンブル
ー、群青、キナクリドン、ベンジジンイエローなど公知
の染料、顔料が着色剤として使用できる。
【0047】黒色着色剤としては、カーボンブラックの
他に、下記のイエロー、マゼンタ、シアン着色剤を用い
て黒色に調整したものを使用することができる。
【0048】イエロー着色剤としては、縮合アゾ化合
物、イソインドリノン化合物、アンスラキノン化合物、
アゾ金属錯体、メチン化合物、アリルアミド化合物に代
表される化合物が用いられる。具体的には、C.I.ピグメ
ントイエロー12、13、14、15、17、62、7
4、83、93、94、95、109、110、11
1、128、129、147、168等が好適に用いら
れる。
【0049】マゼンタ着色剤としては、縮合アゾ化合
物、ジケトピロロピロール化合物、アンスラキノン、キ
ナクリドン化合物、塩基染料レーキ化合物、ナフトール
化合物、ベンズイミダゾロン化合物、チオインジゴ化合
物、ペリレン化合物が用いられる。具体的には、C.I.ピ
グメントレッド2、3、5、6、7、23、48,2、
48,3、48,4、57,1、81,1、144、1
46、166、169、177、184、185、20
2、206、220、221、254が特に好ましい。
【0050】シアン着色剤としては、銅フタロシアニン
化合物およびその誘導体、アンスラキノン化合物、塩基
染料レーキ化合物等が利用できる。具体的には、C.I.ピ
グメントブルー1、7、15、15;1、15;2、1
5;3、15;4、60、62、66等が特に好適に利
用できる。
【0051】これら各色の着色剤は、単独または混合
し、さらには固溶体の状態で用いることができる。着色
剤は、カラートナーの場合、色相角、彩度、明度、耐候
性、OHP透明性、トナー中への分散性の点から選択さ
れる。着色剤の添加量は、結着樹脂100重量部に対し
1〜20重量部添加して用いられる。
【0052】本発明において、非磁性トナーの製造方法
としては、従来公知の製造方法を使用することができ
る。従来公知の製造方法としては、結着樹脂、低軟化点
物質からなる離型剤、着色剤、荷電制御剤等を、加圧ニ
ーダーやエクストルーダーまたはメディア分散機を用い
て均一に分散させた後、機械的またはジェット気流下で
ターゲットに衝突させ、所望のトナー粒径に微粉砕化さ
せた後、さらに分級工程を経て粒度分布をシャープにし
て、トナー化するいわゆる粉砕方法;特公昭56−13
945号公報などに記載のディスクまたは多流体ノズル
を用い、溶融混合物を空気中に霧化して球状トナーを得
る方法;特公昭36−10231号公報、特開昭59−
53856号公報、特開昭59−61842号公報に述
べられている懸濁重合法を用いてトナーを直接生成する
方法、単量体は可溶であるが重合体は不溶とする水系有
機溶剤を用い、トナーを直接生成する分散重合方法、水
溶性極性重合開始剤の存在下で直接重合してトナーを生
成する、ソープフリー重合法に代表される乳化重合法な
どが挙げられる。
【0053】非磁性トナーには、必要に応じて、流動性
付与剤、潤滑剤、研摩剤、クリーニング助剤、抵抗調節
剤、荷電制御剤などを内添または外添することができ
る。
【0054】外添剤の粒径は、トナーに添加したときの
耐久性の点から、トナーの重量平均粒径の1/3以下で
あることが好ましい。この外添剤の粒径は、電子顕微鏡
によるトナー粒子の表面観察から求めた平均粒径を意味
する。
【0055】本発明において、外添剤としては、酸化ア
ルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸
化セリウム、酸化マグネシウム、酸化クロム、酸化錫お
よび酸化亜鉛などの金属酸化物;窒化ケイ素などの窒化
物;炭化ケイ素などの炭化物;硫酸カルシウム、硫酸バ
リウムおよび炭酸カルシウムなどの金属塩;ステアリン
酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属
塩;カーボンブラック、シリカなどを用いることができ
る。
【0056】外添剤はトナー100重量部に対し、0.
01〜10重量部が用いられ、好ましくは0.05〜5
重量部である。外添剤は、単独で用いても、複数を併用
してもよい。また外添剤は、疎水処理を行なったものの
方が好ましい。
【0057】荷電制御剤としては、公知ものが使用でき
るが、カラートナーの場合、特に無色でトナーの帯電ス
ピードが速く、かつ一定の帯電量を安定して維持できる
ものが好ましい。また、トナーの製造方法として直接重
合法を用いる場合には、重合阻害がなく水系への可溶化
物のない荷電制御剤が、特に好ましい。
【0058】具体的には、ネガ系荷電制御剤として、サ
リチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸の金属化合物、ス
ルホン酸、カルボン酸を側鎖にもつ高分子型化合物、ホ
ウ素化合物、尿素化合物、ケイ素化合物、カリークスア
レーン等が好適に使用できる。ポジ系荷電制御剤として
は、四級アンモニウム塩、該四級アンモニウム塩を側鎖
に有する高分子型化合物、グアニジン化合物、イミダゾ
ール化合物等が好ましい。
【0059】荷電制御剤の添加量は、一般には、結着樹
脂100重量部に対し0.5〜10重量が好ましいが、
具体的には、トナーの帯電量を適正値に調節する観点か
ら定めることができる。トナー帯電量の適正値として
は、キャリアとして日本鉄粉社製のEFV200/30
0を用い、トナー濃度を2重量%、混合時間を2分とし
て、東芝ケミカル社製の測定機を用いてブローオフ測定
法を実施した条件で、絶対値が5〜60μC/g、好ま
しくは5〜50μC/g程度であることがよい。
【0060】トナーの帯電量が5μC/g未満である
と、画像の鮮鋭さが悪くなり、背景部のかぶりを生じ
る。さらに、高温高湿環境下では、画像の濃度低下など
の問題が生じる。60μC/gより大きいと、トナー同
士の静電凝集力が大きくなってほぐれにくくなり、画質
が低下する。特に低温低湿環境下では、トナーの現像ス
リーブとの鏡映力が必要以上に大きくなるので、画像の
濃度低下、トナーの現像スリーブへの強固な付着などの
問題が生じる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0062】実施例1 本発明の現像装置は、たとえば図9に示すような電子写
真画像形成装置に設置するものとして具現化されるが、
これに限定されるものではない。
【0063】画像形成装置は、図9に示すように、静電
潜像担持体としてドラム状の電子写真感光体、すなわち
感光ドラム15を有し、この感光ドラム15の表面を帯
電器42により一様帯電し、たとえばレーザのような発
光素子からの画像情報に応じた像露光43を行なって、
感光ドラム15の表面に静電潜像が形成される。つぎに
現像装置40により潜像を現像してトナー像として可視
化し、そのトナー像を感光ドラム15に搬送された転写
紙46に転写帯電器44により転写し、ついで転写紙4
6を定着器47に送ってトナー像の定着を行なわせるこ
とにより、プリント画像が得られる。転写が終了した感
光ドラム15は、その上の転写残りのトナーをクリーニ
ング装置41により除去して、つぎの画像形成に備えら
れる。
【0064】本実施例の現像装置を図1に示す。図1に
示すように、現像装置40は感光ドラム15に対向して
設置される。現像装置は磁性トナーを収容した現像容器
3を備え、現像容器3の感光ドラム15と対向した開口
部に、現像剤担持体として現像スリーブ1が配設され、
この現像スリーブ1は非磁性材料からなり、内側にロー
ラ状の永久磁石2が非回転に配置されている。
【0065】現像容器3の現像スリーブ1よりも奥側に
は2つの現像剤搬送部材4a、4bが設置され、搬送部
材4a、4bは矢印方向に回転することにより、容器3
内に収容したトナーを搬送部材4bが搬送部材4aに送
り、搬送部材4aが現像スリーブ1に送る。この搬送部
材4aと4bの間にはこれを仕切る形で、弾性フィルム
部材からなるトナーレギュレータ20が、容器3内上部
からの支持部20aに取付けて設置されている。
【0066】このレギュレータ20は、搬送部材4a側
のトナー量が少ないと搬送部材4a側に撓むので、搬送
部材4bにより搬送されたトナーが搬送部材4a側に運
ばれ、搬送部材4a側のトナー量が多いと搬送部材4a
側に撓まないので、搬送部材4bにより搬送されたトナ
ーが搬送部材4a側に運ばれることがない。従って、結
果として、現像スリーブ1近傍においてトナー量が常に
一定となり、過剰のトナーが存在することが防止され
る。
【0067】さて、本実施例では、現像スリーブ1に対
し、感光ドラム15と対向した現像領域よりも上流側
に、非磁性部材製の回転可能な現像剤規制スリーブ6
と、その内側に非回転に配置した永久磁石7とからなる
現像剤規制部材8を配置して、現像剤規制部を構成して
いる。この規制スリーブ6の回転方向は、現像スリーブ
1の矢印bの回転方向に対し、対向部が逆方向となる矢
印aの方向とされる。さらに、この現像剤規制部よりも
下流側の規制スリーブ6に対し、現像剤はぎ取り部を構
成している。
【0068】規制スリーブ6の現像容器3上部との間の
隙間は、容器3に固定した弾性フィルム製のトナーシー
ル9の一端を規制スリーブ6に当接して塞いでいる。規
制スリーブ6の回転により容器3内からの空気流が生じ
ても、空気流によるトナーの容器3外への吹出しがトナ
ーシール9により防止される。
【0069】本実施例によれば、現像剤はぎ取り部は、
規制スリーブ6の表面に弾性的に当接した板状の弾性ブ
レード21と、規制スリーブ6に対向されたメッシュ電
極22とからなっている。
【0070】このブレード21は、規制スリーブ6上に
付着したトナーを軽度にはぎ取って薄層化し、なおかつ
薄層化したトナーに所定極性の帯電電荷量を与えるため
のトナー量調節部材であり、ブレード21は、現像容器
3内に支持部材21aに取付けて支持することにより、
規制スリーブ6の表面に軽圧に弾性当接されている。メ
ッシュ電極22は、これに接続された剥離電源V2、お
よび規制ブレード6に接続された剥離電源V3とによ
り、各々に印加された電圧によって、規制スリーブ6と
メッシュ電極22との間に、規制スリーブ6上のトナー
を剥離してメッシュ電極22方向に飛翔させる電界を形
成させるためのトナー剥離電極であり、ブレード21と
現像容器3の上部の間に取付けて規制スリーブ6に対向
配置してある。
【0071】現像剤規制部は、現像スリーブ1内の磁石
2の1つの磁極N1に対し、現像スリーブ1の回転方向
下流側にθだけ傾いた位置とされ、このθだけ傾いた位
置に規制スリーブ6が現像スリーブ1と所定間隔Wを開
けて近接配置される。規制スリーブ6は、少なくとも2
つの磁極S3、N3を有し、現像スリーブの磁石2の磁
極N1と異極の磁極S3が現像剤規制部に位置される。
規制スリーブ磁石7の磁極S3の幅は、現像スリーブ磁
石2の磁極N1の幅よりも狭くされており、磁極N1と
S3との間で形成される磁場の磁束密度が、現像スリー
ブ1から現像剤規制スリーブ6側へ行くほど大きくなる
ようにしている。
【0072】図4に示すように、磁極S3と磁極N1と
が対向した場合、これら磁極S3、N1が真直な対向位
置にあると、磁極N1から出て磁極S3へ向かう磁力線
hの分布は図4(a)図のようになり、磁極S3を磁極
N1から少しずらした斜めの対向位置にあると、磁力線
hの分布は図4(b)図のようになる。両図を比較すれ
ば明らかなように、図4(b)の磁力線hの分布の方
が、図4(a)よりも密な領域が存在する。従って、磁
極N1とS3との間で形成される磁場の磁束密度の変化
は、図4(b)の方が図4(a)よりも大きくなる。
【0073】上記の規制スリーブ6の磁石N3は、規制
スリーブの配置位置に対して、規制ブレード回転方向下
流にφだけ傾いた位置に配置される。上述したような磁
束密度変化を最適状態にするには、上記の配置角度θと
φとの関係が、 0≦φ≦θ/2 となるように、配置するのが好ましい。
【0074】φが0より小さくなる、すなわち規制スリ
ーブ6と現像スリーブ1 の最近接部よりも、規制スリー
ブ6の回転方向上流側に配置されると、規制スリーブ6
によって搬送すべきトナーが、規制スリーブ6と現像ス
リーブ1の最近接部に対して規制スリーブ6の回転方向
上流側にも存在するようになるため、規制スリーブ6の
トナー搬送路の途中が一度狭くなる状態となる。
【0075】従って、規制スリーブ6によるトナーの搬
送量が、上述した規制スリーブ6と現像スリーブ1との
最近接部の距離、およびトナーのパッキング状態により
制限されてしまうため、構成各部の設定範囲が非常に狭
くなる。このため、磁極S3の配置位置φは、0以上で
あることが好ましい。
【0076】また、図4を用いて説明したような、磁極
S3と磁極N2とずらして配置し、磁束密度がS3側に
向かうほど大きくなる構成にし、なおかつトナーを規制
部方向へ安定して搬送する構成にするためには、磁極S
3と協同して磁場を形成する磁極がN1であること、ま
た磁力線が磁極N1から磁極S3へ向かっていること、
また磁力線の集中する方向が、トナーを現像ブレード1
と規制スリーブ6とで形成される規制部の方向へ向かわ
せる方向となっていることが必要であり、従って、磁極
S3と磁極N1とは、他の磁極に対して相対的に近接し
た位置に配され、なおかつ磁極N1が磁極S3に対し
て、現像スリーブ1 の回転方向上流側に配され、さらに
トナーを規制部方向へ向かわせるために、磁極N1から
出て磁極S3に向かう磁力線の方向を規制部方向へと向
かうようにするために、 φ≦θ/2 という配置条件が、好ましい構成各例となる。
【0077】上記の磁極N1の現像スリーブ1表面上で
の磁力が1000G(ガウス)のとき、規制スリーブ6
の配置位置θが5〜45°の間にあれば(図4
(b))、配置位置θが0°(図4(a))のときより
も、磁束密度の変化が大きいことが認められた。本実施
例では、この角度θの範囲0〜45°のうちでも磁束密
度の変化がより大きい10〜40°を選択し、θ=10
〜40°の範囲内の所定の位置に規制スリーブ6を配置
した。
【0078】このような磁極配置によれば、前述したよ
うに、現像スリーブ1と規制スリーブ6との間の現像剤
規制部に存在する磁性トナーには、現像スリーブ1から
規制スリーブ6方向へ収束する磁力が働き、そして規制
スリーブ6を現像スリーブ1と対向部で逆方向となる向
きに回転しているので、規制スリーブ6との摩擦力およ
びトナー同士の摩擦力により、磁性トナーには規制スリ
ーブ6から現像容器3の内方向への搬送力が与えられ
る。
【0079】また、現像スリーブ1から規制スリーブ6
に収束する磁力により、規制スリーブ6に発して現像ス
リーブ1に向かう穂が形成され、そして、穂の先端の現
像スリーブ1に接触した磁性トナーは、現像スリーブ1
との摩擦帯電により帯電電荷が与えられ、鏡映力による
現像スリーブ1方向への力が働いて、現像スリーブ1と
の摩擦力により現像スリーブ1の回転方向への搬送力が
与えられる。
【0080】従って、先の図15に示すように、現像剤
規制部に存在する磁性トナーTのうち、現像スリーブ1
に接触している磁性トナーt1 には、現像スリーブ1か
らの磁性トナーの帯電電荷量に依存した搬送力F1sと、
規制スリーブ6からの搬送力F2sとが、主要な搬送力と
して与えられる。
【0081】現像スリーブ1に接触していない磁性トナ
ーt2 にも、磁性トナー間の凝集力を介して、現像スリ
ーブ1からの搬送力F1 と、規制スリーブ6からの搬送
力F2 とが、主たる搬送力として付与される。
【0082】また、第1層のトナーt1 と第2層のt2
とは、規制部の間隙の大きさに位すればほぼ同一位置に
存在していると見てよいので、規制スリーブ6からの搬
送力F2 、F2sは実質的に同等と考えてよく、F2s=F
2 である。
【0083】従って、前述の式(1)、(2)の関係、
つまり F1s>F2 ≧F1 ・・・・(3) という関係が存在すれば、現像領域に搬送される磁性ト
ナーは十分に帯電したトナーのみとなる。
【0084】上記関係式(3)を満たす構成は、磁性ト
ナーの特性によっても異なるが、本実施例では、以下の
ようにして実現した。
【0085】すなわち、現像スリーブ1の磁石2の磁極
N1の磁束密度を800ガウス以上、磁極N1近接する
ように配置された規制スリーブ6の磁石7の磁極S3の
磁束密度を700ガウス以上とし、その磁極N1、S3
の磁束密度のピーク値に対して50%以上の値を示す領
域の幅(便宜上、以後50%値と称する)の比を、 (磁極S3の50%値)/(磁極N1の50%値)<1 として、磁極N1の幅に対して磁極S3の幅を狭くする
ことにより、磁極N1とS3との間で形成される磁場の
磁束密度を、現像スリーブ1から規制スリーブ6側へ行
くほど大きくなるようにした。また、規制スリーブ6と
現像スリーブ1との間の距離Wを約0.2〜1.0mm
の範囲内とし、現像スリーブ1の周速の絶対値に対する
規制スリーブ6の周速の絶対値を50%以上とした。
【0086】本実施例では、以上により、上記の関係式
(3)を満足させることができることが確認された。関
係式(3)が満たされたことはつぎのように判断した。
【0087】関係式(3)が満足されていない場合、現
像スリーブ1の表面に接触できずに、現像スリーブ1上
に担持されて現像容器3外に搬出されくる帯電が不十分
な磁性トナーは、現像スリーブ1との摩擦帯電電荷を得
られない代わりにトナー同士の摩擦による帯電電荷を持
つ。従って、帯電が不十分な磁性トナーの帯電量分布
は、0を中心とした正または負の極性の帯電のもの同士
がほぼ50%ずつの割合で存在する。つまり、帯電が不
十分な磁性トナーのうちほぼ50%が、所望の極性とは
反対の逆極性トナーとなる。関係式(3)が満足されて
いるときは、逆極性トナーは存在しないことになるの
で、原理的に言って、現像スリーブ1上の磁性トナーの
帯電量分布を測定して逆極性トナーの有無を確認すれ
ば、関係式(3)を満たしているか否かが判断できるこ
とになる。
【0088】しかし、磁性トナーによっては元もと逆極
性に帯電しやすいものが含まれていることがあり、十分
な帯電を行なってもある割合で逆極性トナーが分布する
ことがあるので、単純に逆極性トナーの存在の有無の確
認によって判断することはできない。従って、元もと逆
極性に帯電しやすい磁性トナーの割合を調べておいて、
これを考慮して判断する必要がある。
【0089】そこで、本発明では、磁性トナーをキャリ
アと十分に混合撹拌し、トナーに十分な摩擦帯電電荷を
与えてからトナーの帯電量分布を測定し、そのときの逆
極性トナーの割合を求めて、これを参照値とした。具体
的には、キャリアに日本鉄粉社製のEFV200/30
0を用い、磁性トナーを濃度2wt%で混合し、約2分
間撹拌した後、ホソカワミクロン社製のE−SPART
アナライザーを用いて、トナーの帯電量分布を測定し
て、これから得られた逆極性トナーの割合を参照値とし
た。つぎに、現像装置の現像スリーブ1上のトナーの帯
電量分布を測定し、そのときの逆極性トナーの割合を調
べて、これが上記参照値とほぼ一致する程度に小さかっ
たので、上記関係式(3)が満足されていると判断し
た。
【0090】本実施例では、以上のようにして、現像ス
リーブ1と規制スリーブ6との間の現像剤規制部におい
て、現像スリーブ1に接触している磁性トナーt1 への
現像スリーブ1からの搬送力F1sと、規制スリーブ6か
らの搬送力F1 と、その上の現像スリーブ1に接触して
いない磁性トナーt2 への規制スリーブ6からの搬送力
F2 とに関し、式(3)の関係:F1s>F2 ≧F1 を満
足させることにより、非磁性トナーを良好に規制して、
十分に帯電した磁性トナーのみを現像領域に搬送できる
ようにした。
【0091】さて、本実施例においても、現像剤規制部
材8により現像スリーブ1上の磁性トナーを規制する
と、従来例で述べたように、規制スリーブ6上にトナー
が付着し、同様に、規制スリーブ6にスクレーパを低い
当接圧で当接して、付着トナーをはぎ取ると良好にはぎ
取ることができず、付着トナーが規制スリーブ6から現
像スリーブ1に再度供給されてしまい、逆にスクレーパ
の当接圧を高くすると、規制スリーブへの6の回転負荷
トルクの増大を招く。
【0092】そこで、本発明では、上述したように、ト
ナー量調節用の弾性ブレード21を設置して、このブレ
ード21の規制スリーブ6への当接を軽圧として、ブレ
ード21による規制スリーブ6上の付着トナーのはぎ取
りを完全には行なわず、薄層化する程度に止め、かつ薄
層化時にトナーに所定の帯電極性の電荷を与える構成と
している。そして規制スリーブ6とこれに対向設置した
前記のメッシュ電極22の間に、電源V2およびV3に
より剥離電圧を印加して飛翔電界を形成し、規制スリー
ブ6上の付着トナーをメッシュ電極22方向に飛翔させ
た構成としている。
【0093】ブレード21のはぎ取りにより薄層状態に
されたトナーは、ブレード21の通過時に所定の極性の
帯電電荷を得るので、上記の飛翔電界によって規制スリ
ーブ6から剥されてメッシュ電極22方向に飛翔する。
飛翔したトナーは、メッシュ電極22のメッシュの間を
擦り抜けて、現像容器3内に再び戻される。
【0094】本実施例では、体積平均粒径が6.5μm
のネガ帯電性トナーを用い、反転現像方式により潜像を
現像するようになっている。すなわち、本実施例におい
ては、感光ドラム15を帯電器42により−700V
(VD )とし、画像情報に応じたレーザ露光により帯電
電位−150V(VL )に減衰させ、現像電源V1によ
りVpp1400V、周波数1800Hz のAC電圧と、
−500VのDC電圧を重畳した現像電圧を現像スリー
ブ1に印加し、反転現像を行っている。
【0095】本実施例では、ネガ帯電極性に帯電したト
ナーが現像に必要なトナーであるので、現像スリーブ1
の回転にともない、現像スリーブ1と規制部材8とで形
成される規制部を通過してくるトナーの帯電極性は、ネ
ガ極性にそろっていることが好ましい。前述したよう
に、本実施例の構成によれば、規制部を通過するトナー
は、トナー自身がもともと帯電しやすい極性、すなわち
現像スリーブ1との摩擦帯電により、ネガ極性に帯電し
たものになっている。
【0096】しかしながら、前述したように、トナーの
中には正規の摩擦帯電を行っても、所望の極性とは反対
の極性、すなわち反転トナーになるものが存在する場合
がある。
【0097】従って、本実施例では、規制スリーブ6
に、現像スリーブ1に印加しているAC電圧と同じAC
電圧を電源V2により印加し、なおかつ現像スリーブ1
に印加しているDC電圧に対して、反転トナーが現像ス
リーブ1から規制スリーブ6方向へ向かう電圧、すなわ
ち 電源V1 のDC電圧>電源V2のDC電圧 となるように、−700VのDC電圧を印加している。
【0098】規制スリーブ6には、上述したように、V
pp1400V、周波数1800HzのAC電圧と、−7
00VのDC電圧が印加されている状態であるが、本実
施例では、AC電圧は、電源V2と電源V1とを同期し
て印加し、規制スリーブ6と現像スリーブ1との間には
DC電圧差分−200Vが、規制スリーブ6に印加され
た状態になる構成としている。
【0099】これにより、もともとトナー中に存在して
いる反転トナー(本実施例の場合、プラストナー)は、
規制スリーブ6方向へ電気的力を受け、現像スリーブ1
から引き剥がされ、規制スリーブ6により現像容器3内
方向へ搬送されるので、もともとの反転トナーが現像ス
リーブ1 の回転にともない、現像部方向へ搬送されるこ
とがなくなる。従って、ネガ極性のトナーのみを規制部
に供給することができる。
【0100】また、本実施例では、メッシュ電極22
に、規制スリーブ6に印加した電圧のDC電圧分と同じ
−700Vを、電源V3により印加している。これによ
り、規制スリーブ6とメッシュ電極22との間には、A
C電圧分のVpp1400V、周波数1800Hz のみが
印加された状態となる。
【0101】上述したように、規制スリーブ6によって
現像容器3 の方向へ搬送されるトナーは、スリーブとの
摩擦帯電による電荷を受けていない未帯電のトナー、お
よび電源V1、V2による電界によって、現像スリーブ
1から引き剥がされた反転トナー、すなわち本実施例で
はプラストナーである。
【0102】本実施例では、規制スリーブ6上のトナー
をブレード21で薄層化し、かつそこを通過するトナー
に帯電を与える構成としている。ブレード21を通過し
てきて薄層化されたトナーの帯電極性は、通過前には未
帯電であった正規極性のトナー、および上記の反転トナ
ーである。
【0103】すなわち、ブレード21を通過して出てく
るトナーは、通過時に帯電電荷をもらって、正規極性に
帯電した正規トナー(本実施例ではマイナストナー)、
および現像スリーブ1との摩擦帯電でプラスに帯電し、
ブレード21通過時にもその帯電極性が反転しなかった
反転トナー(本実施例ではプラストナー)である。従っ
て、正規トナーと反転トナーが混在した状態となってい
る。
【0104】本実施例では、上述した電源V2と電源V
3による電圧、すなわちVpp1400V、周波数180
0Hz のAC電圧分のみが、規制スリーブ6とメッシュ
電極22との間に印加された状態となる構成としてい
る。従って、両極性のトナーが混在していても、上記の
AC電界により、規制スリーブ6から引き剥がせる構成
となっている。AC電界により引き剥がされたトナー
は、メッシュ電極22を通過して、現像容器3方向へ飛
翔する。
【0105】メッシュ電極22を通過してしまったトナ
ーには、再度メッシュ電極を通過させて規制スリーブ6
方向へ戻す電界は作用していないので、結果として、両
極性のトナーを規制スリーブ6から引き剥がすことが可
能となり、なおかつ規制スリーブ6に剥離したトナーを
再コートすることはない。
【0106】本実施例では、メッシュ電極22として開
口が50メッシュのステンレスメッシュを用い、メッシ
ュ電極22を規制スリーブ6から約0.6mmに離して
配置した構成とした。
【0107】本発明において用いることができるメッシ
ュ電極22は、上記のものに限定されるものではなく、
たとえば開口幅がトナーの粒径サイズ以上のものであれ
ば、より開口の小さいメッシュ、あるいは大きいメッシ
ュを用いてもよい。
【0108】またメッシュ電極22の配置位置も、上記
構成に限られず、メッシュ電極22および規制スリーブ
6に印加する電圧に応じて、適宜設定することが好まし
い。
【0109】以上により、規制スリーブ6上に付着した
磁性トナーを全量、規制ブレード6の軽圧接とメッシュ
電極22による飛翔電界とにより剥離することが可能と
なった。
【0110】本実施例では、上述したように、現像スリ
ーブ1、規制スリーブ6およびメッシュ電極22に、各
々電源V1、V2、V3を接続し低電圧を印加している
が、これに限るものではなく、たとえばもともとの反転
トナーが少ない場合には、図2に示すように、現像スリ
ーブ1と規制スリーブ6とを絶縁し、上記の電源V1と
V2を共通電源とした構成としてもよい。
【0111】反転トナーがもともと少ない場合には、規
制部において現像スリーブ1に接触したトナーは全て正
規トナーとなるため、未帯電トナーのみを現像容器3方
向に戻す構成とすればよい。
【0112】従って、規制スリーブ6と現像スリーブ1
との間に、反転トナーを引き剥がす電界は必要でないた
め、電源V1を共通とし、現像スリーブ1と規制スリー
ブ6とを同電位とし、たとえば電源V1が、−500V
のDC電圧VdcにVpp1400V、周波数1800H
z のAC電圧を重畳した電圧とした場合、電源V3を−
500Vとすれば、図1で示したのと同様の効果を得る
ことができる。あるいは、図3に示すように、メッシュ
電極22を設置し、現像スリーブ1と規制スリーブ6と
を絶縁し、共通電源V1とする構成でもよい。
【0113】もともと反転トナーが少ない場合は、上述
したように、現像スリーブ1と規制スリーブ6との間
に、現像スリーブ1から変転トナーを引き剥がすための
バイアスを印加する必要はない。しかしながら反転トナ
ーが少ない場合には、正規トナーの帯電電荷量が大きく
なっている場合がある。従って、ブレード21を通過し
たトナーはかなり高めの帯電電荷量を得ている場合があ
る。
【0114】これを、規制スリーブ6とメッシュ電極2
2間で効率よく引き剥がすには、メッシュ電極22と規
制スリーブ6との間にAC電圧の他に、DCの印加電圧
の差分、すなわちネガトナーを規制スリーブ6からメッ
シュ電極22方向へ向かわせる方向の電圧が印加されて
いればよい。たとえば、現像バイアスの電源V1がVpp
1400V、周波数1800Hz のAC電圧と−500
VのDC電圧を現像スリーブ1と規制スリーブ6とに印
加している場合は、メッシュ電極22を接地するだけ
で、上記構成をとることができる。
【0115】すなわち、前述の規制スリーブ6とメッシ
ュ電極22のDC電位差を0としていた場合に比べ、規
制スリーブ6がメッシュ電極22に比べDC電位差分で
500Vの差があり、なおかつネガトナーを規制スリー
ブ6からメッシュ電極22方向へ向かわせる方向の電圧
であるため、帯電電荷量の高いトナーでも規制スリーブ
6からメッシュ電極22方向へ引き剥がすことができ
る。
【0116】本実施例は、以上のように構成されるの
で、磁性一成分現像装置において、現像スリーブ1上の
磁性トナーを良好に規制するとともに、規制により規制
スリーブ6に付着したトナーを良好にはぎ取って、現像
スリーブ1に再度供給させることがなく、その結果、帯
電電荷量の安定した磁性トナーのみを現像スリーブ1に
より現像領域に搬送することができ、高画質の画像を常
に安定して得ることが可能となった。また、規制スリー
ブ6に当接するブレード21は軽圧接でよく、ブレード
21の設定条件範囲を広くすることができる。
【0117】実施例2 図5は、本発明の現像装置の他の実施例を示す構成図で
ある。本実施例は、非磁性一成分現像装置に適用した場
合を示す。
【0118】本実施例では、現像装置40の現像剤担持
体として中実の現像ローラ11を使用し、これに対し現
像剤規制部材として芯金ローラ62上に弾性部材の被覆
61を設けた規制スリーブ63を使用し、この規制スリ
ーブ63を現像ローラ11の表面に当接し、かつ矢印a
方向、つまり現像スリーブ1との対向部で逆方向に移動
する向きに回転させた。また現像ローラ11に対し弾性
部材製のトナー供給ローラ23を設置し、この供給ロー
ラ23を現像ローラ11の表面に当接させて矢印c方向
に回転させることにより、トナー搬送部材4から搬送さ
れた非磁性トナーを現像ローラ11に供給するようにし
た。
【0119】本実施例の現像装置のその他の構成は、図
1に示した実施例1の現像装置と基本的に同じで、図5
において、図1に付した部材と同一の部材については同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0120】本実施例では、現像ローラ11にアルミニ
ウムローラを使用した。また、規制スリーブ63の芯金
ローラ62に導電性ローラとして鉄ローラを用い、その
被覆61にウレタンゴムを用いた。トナー供給ローラ2
3は、芯金上に発泡ウレタンの弾性層を設けたスポンジ
ローラとした。
【0121】感光ドラム15にはネガ帯電性のOPC感
光体を用い、実施例1と同様、反転現像方式とした。つ
まり、感光ドラム15の像露光13による明部で潜像を
形成し、そこに負極性の非磁性トナーを付着させる方式
である。
【0122】現像容器3内に収容された非磁性トナー
は、搬送部材4により供給ローラ23方向に搬送され、
供給ローラ23はc方向に回転して供給されたトナーを
現像ローラ11との当接領域まで搬送する。当接領域に
搬送された非磁性トナーは、現像ローラ11と供給ロー
ラ23との摺擦により摩擦帯電されて所定の電荷量を
得、この帯電電荷にともなう鏡映力によって、現像ロー
ラ11の表面に付着し、担持される。
【0123】現像ローラ11上に担持された非磁性トナ
ーは、現像ローラ11の回転にともない規制スリーブ6
3との当接領域まで搬送され、規制スリーブ63により
規制される。この規制によって規制スリーブ63上に非
磁性トナーが付着する。
【0124】本実施例でも、規制スリーブ63の表面に
軽圧で当接する現像剤量調節用のブレード21を設置す
るとともに、ブレード21と現像容器3の上部の間で、
規制スリーブ63に対向してメッシュ電極22を配置し
て、現像剤はぎ取り部を構成した。また、ネガ帯電性の
非磁性トナーを用いて反転現像方式を採っているので、
メッシュ電極22を接地し、現像電源V1を規制スリー
ブ63に結線して、現像電源V1を剥離電源として利用
した。
【0125】これによれば、ブレード21の軽圧接によ
り規制スリーブ63上の付着トナーを軽度にはぎ取っ
て、規制スリーブ63上の付着トナーを薄層化し、そし
て規制スリーブ63とメッシュ電極22の間に電圧を印
加して飛翔電界を形成することにより、その薄層化され
た付着トナーをメッシュ電極22方向に飛翔させて、規
制スリーブ63から完全にはぎ取ることができ、現像ロ
ーラ11に再度供給することがない。
【0126】具体的には、現像電圧は、Vpp1800
V、周波数2000HzのAC電圧に−500VのDC
電圧を重畳した電圧を用いた。メッシュ電極22は規制
スリーブ63から約0.35mmに離した。
【0127】本実施例によれば、規制スリーブ63の現
像ローラ11との当接面が常に入れ替わり、その当接面
がトナーの付着がないリフレッシュされた面となるの
で、当接面の蓄熱およびストレスによるトナーの固着、
劣化を防止して、規制スリーブ63により現像ローラ1
1上の非磁性トナーを、最適なトナー量および帯電量に
規制でき、この最適化された非磁性トナーを現像ローラ
11により現像領域に搬送することができる。
【0128】最適化された非磁性トナーは、その後、現
像ローラ11の回転にともない、感光ドラム15と対向
した現像領域に搬送され、感光ドラム15上の静電潜像
の現像に供される。
【0129】本実施例では、現像領域は現像スリーブ1
と感光ドラム15の最小間隙を300μmとして形成さ
れており、この現像領域の現像スリーブ1と感光ドラム
15の間隙に、前記のVpp1800V、周波数2000
HzのAC電圧に−500VのDC電圧を重畳した現像
電圧を印加して、潜像を反転現像する。感光ドラム15
上の非画像領域の電位(VD )は−700V、画像領域
の電位(VL)は−150Vとした。従って、発生する現
像電界は、現像ローラ11から感光ドラム15に向け
て、300μmの間隙で−350Vの電位勾配を有する
(ただし、1800VppのAC電圧の重畳がある)。
【0130】このようにして感光ドラム15上の潜像を
現像して、現像ローラ11上に残った残余の非磁性トナ
ーは、現像ローラ11の回転にともない現像容器3内に
戻され、供給ローラ4と現像ローラ11との当接部で、
供給ローラ4により現像ローラ11から掻き落とされ、
また現像ローラ11に新たな非磁性トナーが供給され
る。
【0131】本実施例は、以上のように構成されるの
で、非磁性一成分現像装置において、現像ローラ11上
の非磁性トナーを良好に規制するとともに、規制により
規制スリーブ63に付着したトナーを良好にはぎ取っ
て、現像ローラ11に再度供給させることがなく、その
結果、帯電電荷量の安定した非磁性トナーのみを現像ロ
ーラ11により現像領域に搬送することができ、高画質
の画像を常に安定して得ることが可能となった。また、
規制スリーブ63に当接するブレード21は軽圧接でよ
く、ブレード21の設定条件範囲を広くすることができ
る。
【0132】実施例3 本実施例は、図1に示した実施例1において、現像剤量
調節用の弾性ブレード21とメッシュ電極22を個別に
設ける代わりに、図6に示すように、弾性ブレードとプ
レート電極を一体化したはぎ取り電極部材73を設置し
たことが特徴である。図6において、図1に付した部材
と同一の部材については同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0133】はぎ取り電極部材73は、図7(a)に示
すように、板状の弾性ブレード71の一方の面に板状の
プレート電極72を形成してなっており、現像容器3内
に支持部材73aに取付けて支持することにより、ブレ
ード71の電極を形成していない側の面を規制スリーブ
6側として、規制スリーブ6の表面に軽圧で当接されて
いる。このはぎ取り電極部材73の規制スリーブ6の当
接は、規制スリーブ6との対向面積が広くなるように、
規制スリーブ6の表面に対し鋭角とされる。
【0134】本実施例では、ブレード71を厚さ0.8
mmのウレタンゴム板により形成し、高分子フィルム状
に導電性粉を薄層に塗布してプレート電極72を形成
し、これらを貼り合わせてはぎ取り電極部材73とし
た。
【0135】はぎ取り電極部材73のプレート電極72
には専用の剥離電源V3を接続した。規制部材8の規制
スリーブ6には現像電源V1を接続した。従って、規制
スリーブ6とプレート電極72との間に形成される飛翔
電界は、電源V1により規制スリーブ6に印加する現像
電圧と、電源V3によりプレート電極72に印加する電
圧とによって形成される電界を合成した合成電界とな
る。
【0136】本実施例では、現像電圧は、実施例1と同
様、Vpp1400V、周波数1800HzのAC電圧に
−500VのDC電圧を重畳した電圧を使用した。プレ
ート電極72への印加電圧は+300VのDC電圧を使
用した。
【0137】本実施例によれば、現像スリーブ1上の磁
性トナーの規制により規制スリーブ6上に付着したトナ
ーを、はぎ取り電極部材73のブレード71による軽圧
接により軽度にはぎ取って薄層化すると同時に、規制ス
リーブ6と電極プレート72との間に上記の飛翔電界を
形成して、図7(b)に示すように、規制スリーブ6上
の薄層化されたトナーTをはぎ取り電極部材73方向に
飛翔させる。これにより、規制スリーブ6上の磁性トナ
ーが完全にはぎ取られる。
【0138】従って、本実施例においても、磁性一成分
現像装置において、現像スリーブ1上の磁性トナーを良
好に規制するとともに、規制により規制スリーブ6に付
着したトナーを良好にはぎ取って、現像スリーブ1に再
度供給させることがなく、帯電電荷量の安定した磁性ト
ナーのみを現像スリーブ1により現像領域に搬送して現
像に供することができ、高画質の画像を常に安定して得
ることができる。
【0139】さらに、本実施例によれば、はぎ取り電極
部材73の当接部の規制スリーブ6とプレート電極72
の間隔を、ブレード71の厚さの調整により所定値に設
定できるので、間隔を調整する工程が不要となり、また
規制スリーブ6の回転に偏心があった場合でも間隔を一
定にできるので、偏心による飛翔電界の変動を生じるこ
とがなく、規制スリーブ6上のトナーのはぎ取りをより
確実に行なうことができるメリットがある。
【0140】本実施例では、磁性トナーを使用する現像
装置の場合について示したが、非磁性トナーを用いる現
像装置に適用しても、同様な効果を効果を得ることがで
きる。
【0141】実施例4 本実施例では、図6および図7に示した実施例3におい
て、図8に示すように、剥離電極部材73に加えてワイ
ヤー電極80を付加したことが特徴である。ワイヤー電
極80には専用の剥離電源V4が接続される。本実施例
のその他の構成は実施例3と基本的に同じで、図8にお
いて図6〜図7の部材と同一の部材は同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0142】上記のワイヤー電極80は、剥離電極部材
73のプレート電極72側に配置され、プレート電極7
2の途中の位置から現像容器3内上部に掛けて設けてい
る。ワイヤー電極80は、規制スリーブ6と電極プレー
ト72との間の飛翔電界により、規制スリーブ6からは
ぎ取り電極部材73方向に飛翔した磁性トナーを、はぎ
取り電極部材73よりも引き付ける方向の電界を形成す
るためものである。して、現像容器3の内方向に速やか
に回収するためのものである。
【0143】本実施例では、具体的には、実施例3と同
様な条件、つまりネガ帯電性の磁性トナーの使用下、V
pp1400V、周波数1800HzのAC電圧に−50
0VのDC電圧を重畳した現像電圧の現像スリーブ1へ
の印加、+300VのDC電圧のプレート電極72への
印加の条件で、ワイヤー電極80に+500VのDC電
圧を印加した。
【0144】本実施例によれば、このような電圧をワイ
ヤー電極80へ印加することによって、飛翔電界により
規制スリーブ6からはぎ取ってはぎ取り電極部材73方
向に飛翔した磁性トナーを、ワイヤー電極80を通って
現像容器3の内方向に回収するので、規制スリーブ6の
回転速度が速い場合にも、規制スリーブ6から速やかに
磁性トナーをはぎ取ることができる。
【0145】本実施例においても、帯電電荷量の安定し
た磁性トナーのみを現像スリーブ1により現像領域に搬
送して現像に供することができ、高画質の画像を常に安
定して得ることができるばかりでなく、実施例3と同
様、はぎ取り電極部材73の当接部の規制スリーブ6と
プレート電極72(図7)の間隔を調整する工程が不要
となり、また規制スリーブ6の回転に偏心があった場合
でも、間隔の変動による飛翔電界の変動を生じることが
なく、規制スリーブ6上のトナーのはぎ取りをより確実
に行なうことができるメリットがある。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤規制部材を現像剤担持体との対向部で逆方向に移
動する向きに回転して、現像剤担持体上に担持された一
成分現像剤を規制することにより、現像剤規制部材上に
付着した現像剤を、対向部よりも規制部材の回転方向下
流側ではぎ取るに際し、対向部よりも規制部材の回転方
向下流側で規制部材に弾性的に軽圧当接する現像剤量調
節部材を設けて、調節部材により現像剤担持体上の現像
剤量を調節して薄層化し、さらに、調節部材の近傍もし
くは規制部材の回転方向下流側に電極部材を設けて、規
制部材と電極部材との間に電圧を印加することにより、
規制部材から現像剤をはぎ取る向きの電界を形成するよ
うにしたので、規制部材上の付着現像剤を確実にはぎ取
ることができ、常に更新された規制部材の面により現像
剤担持体上の現像剤を規制することができるとともに、
付着現像剤を現像剤担持体に再度供給することがない。
従って、十分に帯電した現像剤のみを現像剤担持体によ
り現像領域に搬送することができ、良好な現像を行なっ
て高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一実施例の構成を示す断面
図である。
【図2】図1 の現像装置に対し設置された電源系の他の
例を示す断面図である。
【図3】図1 の現像装置に対し設置された電源系のさら
に他の例を示す断面図である。
【図4】図1の現像装置の現像剤規制部に配置された対
向する2つの電極の対向の違いによる磁力線の違いを示
す説明図である。
【図5】本発明の現像装置の他の実施例の構成を示す断
面図である。
【図6】本発明の現像装置のさらに他の実施例の構成を
示す断面図である。
【図7】図6の現像装置の現像剤規制部に設置された規
制スリーブに対し配置されたはぎ取り電極部材の構成を
示す断面図である。
【図8】本発明の現像装置のさらに他の実施例の構成を
示す断面図である。
【図9】本発明の現像装置が設置される画像形成装置の
一例の概略構成を示す断面図である。
【図10】従来の磁性一成分現像装置を示す断面図であ
る。
【図11】図10の現像装置で使用する磁性トナーの穂
の長さとトナー帯電量、反対極性トナー量との関係を示
す相関図である。
【図12】図10の現像装置の現像剤規制部における磁
束密度の変化を示す説明図である。
【図13】図12の現像剤規制部におけるカットライン
を示す説明図である。
【図14】従来の磁性一成分現像装置の他の例を示す断
面図である。
【図15】図14の現像剤規制部を磁性トナーが通過す
る際の、トナーへの電荷の付与およびトナーの搬送の機
構を示す説明図である。
【図16】従来の非磁性一成分現像装置を示す断面図で
ある。
【図17】従来の非磁性一成分現像装置の他の例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 現像スリーブ 2 磁石 3 現像容器 6 規制スリーブ 7 磁石 8 現像剤規制部材 21 弾性ブレード 22 メッシュ電極 61 芯金ローラ 62 被覆 63 規制スリーブ 71 ブレード 72 プレート電極 73 はぎ取り電極部材 80 ワイヤー電極 V1 現像電源 V2 剥離電源 V3 剥離電源 V4 剥離電源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像容器に収容された一成分現像剤を担
    持して回転することにより、現像容器内から像担持体と
    対向した現像領域に搬送する現像剤担持体と、前記現像
    剤担持体上に担持された現像剤を現像剤担持体との対向
    部で担持して、前記対向部で現像剤担持体と逆方向に移
    動する向きに回転することにより、前記現像剤担持体上
    に担持された現像剤の量を規制する規制部材と、前記対
    向部よりも規制部材の回転方向下流側において、前記規
    制部材上に担持された現像剤をはぎ取るはぎ取り部とを
    有する現像装置において、 前記はぎ取り部は、前記対向部よりも規制部材の回転方
    向下流側に配置された、規制部材上に担持された現像剤
    を規制部材に弾性的に当接して薄層化する現像剤量調節
    部材と、前記調節部材の近傍もしくは調節部材よりも前
    記規制部材の回転方向下流側に、前記規制部材から現像
    剤をはぎ取る向きの電界を形成する手段とからなること
    を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材の少なくとも一部が導電性
    部材で形成され、前記電界を形成する手段は、前記調節
    部材の近傍もしくは調節部材よりも規制部材の回転方向
    下流側に規制部材に沿って設置した、前記電界を前記規
    制部材との間に形成する電極である請求項1の現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電極は隙間を有する電極部からなる
    メッシュ電極である請求項2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記一成分現像剤は磁性トナーからな
    り、前記現像剤担持体は内側に非回転の磁石を有する中
    空の非磁性円筒体からなり、前記規制部材は前記対向部
    において現像剤担持体との間に間隙を開けて非接触に配
    置された、内側に非回転の磁石を有する中空の非磁性円
    筒体からなり、現像剤担持体の磁石と規制部材の磁石
    は、対向部の近傍に互に異極の磁極を少なくとも有し、
    前記異極の磁極が対向部の間隙に協同して磁界を形成し
    ており、対向部において現像剤担持体上に担持された現
    像剤に付与される搬送力は、主として、現像剤が有する
    帯電電荷量に依存した搬送力であり、そして対向部にお
    いて規制部材上に担持された現像剤に付与される搬送力
    は、前記磁界により現像剤にかかる磁気力に依存した搬
    送力である請求項1〜3のいずれかの項に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記異極の磁極が対向部の間隙に協同し
    て形成する磁界は、前記現像剤担持体から規制部材に向
    かうにつれて磁束密度が高くなる請求項4の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤担持体が、現像剤担持体の表
    面に接触している第1層の現像剤、その上の第2層の現
    像剤に加える搬送力の大きさをそれぞれF1s、F1 と
    し、前記規制部材が前記第1層の現像剤、第2層の現像
    剤に加える搬送力の大きさをそれぞれF2s、F2 とした
    とき、F2sとF2 とがほぼ同等であり、かつ、F1s>F
    2 ≧F1 の関係にある請求項5の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記一成分現像剤は非磁性トナーからな
    り、前記現像剤担持体は内側に磁石を有しない中空また
    は中実の非磁性円筒体からなり、前記規制部材は前記対
    向部において現像剤担持体と接触して配置された、少な
    くとも表面が弾性部材で形成され、内側に磁石を有しな
    い中実の円筒体からなる請求項1〜3のいずれかの項に
    記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191625A (ja) * 2006-03-06 2008-08-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置

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