JPH11142642A - カラーフィルターの製造方法 - Google Patents

カラーフィルターの製造方法

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JPH11142642A
JPH11142642A JP31393697A JP31393697A JPH11142642A JP H11142642 A JPH11142642 A JP H11142642A JP 31393697 A JP31393697 A JP 31393697A JP 31393697 A JP31393697 A JP 31393697A JP H11142642 A JPH11142642 A JP H11142642A
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color filter
dye
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photoresist
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Yoshinori Uchida
好則 内田
Hirotake Marumichi
博毅 円道
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像残渣の除去を効果的に行う。 【解決手段】 カラーフォトレジストを塗布し、パター
ン露光を行った後、現像し、その後、テトラメチルアン
モニウムハイドロオキサイドの水溶液に対し、所定の濃
度のノニオン系界面活性剤が含有されている現像液を用
いてリンス処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電荷結合素
子いわゆるCCD(チャージ・カプルド・デバイス)に
よる固体撮像素子等に適用するカラーフィルターの製造
方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】例えば、CCDによる固体撮像素子等に
おいては、これらを構成するカラーフィルターは、露
光、現像処理によって、パターン形成が行われる。
【0003】例えばCCD型カラー固体撮像素子の例
を、その受光部の概略断面図を示す図1を参照して説明
する。この例では、n型の半導体基体1の一主面側にp
型の第1のウエル領域2が形成され、その受光部の形成
領域に光電変換素子例えばフォトダイオードを構成する
n型の不純物導入領域3が形成され、その表面にp型の
高濃度の正電荷蓄積領域4が形成された受光部5が形成
される。この受光部は、半導体基体1上に、水平および
垂直方向に沿ってそれぞれ多数配列形成される。そし
て、例えば共通の垂直方向に配列された受光部5に隣り
合ってCCD構成による垂直シフトレジスタが形成され
る。この垂直シフトレジスタは、第2のp型ウエル領域
7上に、n型の転送領域8が形成され、これの上にSi
2 等の絶縁層9を介して転送電極10が形成される。
この転送電極10は、垂直方向に相互に絶縁された複数
組の転送電極が配列されてなり、各組の転送電極間にク
ロック電圧が印加されて、各受光部5からその受光量に
応じて発生した電荷を引出し、これを垂直方向に順次転
送するようになされている。半導体基体1の、電荷の授
受が回避されるべき部分には、p型の高濃度チャネルス
トップ領域14が形成される。
【0004】また、この固体撮像素子の上面には、受光
部5上に受光窓11wが開口されたAl層等よりなる遮
光膜11がほぼ全面的に被着形成される。更に、この遮
光膜11上に、光透過性の平坦化膜12が全面的に被着
形成され、カラーフィルター13が形成される。
【0005】このカラーフィルター13は、例えば図2
にその配置パターンの一例を示すように、例えばシアン
のフィルター素体Cy、マゼンタのフィルター素体M
g、イエローのフィルター素体Yl、グリーンのフィル
ター素体Gがモザイク状にそれぞれ対応する受光部5上
に配置されて成る。
【0006】このカラーフィルター13は、例えば染料
含有ポジ型フォトレジストによって形成する。このカラ
ーフィルター13は、染料含有ポジ型フォトレジストを
公知のフォトレジスト法で、各色スピンコート後、露
光、現像処理、ベーク処理を行うことによって形成する
ことができる。
【0007】カラーフィルター13として、薄膜で充分
な分光特性を発現させるためには、上記染料含有ポジ型
フォトレジスト中の染料を10〜50%程度含有させる
必要がある。またカラーフィルター13に、充分な耐熱
性、耐光性を持たせ、かつ10〜50%程度の高濃度の
染料の含有を可能にするためには、染料を構成する材料
の化学式においては、−SO2 NHR基、あるいは−S
2 NRR’基(R、R’は炭素数3〜12のアルキル
基、置換アルキル基、アリル基、置換アリル基を表
す。)を有することが望ましい。
【0008】しかし、−SO2 NHR基、あるいは−S
2 NRR’基を有する染料は、アルカリ溶液に対して
充分な溶解性を持っていないため、いわゆる現像スカ
ム、すなわちフォトレジストの現像残渣を生じる場合が
多い。
【0009】すなわち、カラーフィルター13の形成に
おいては、図3および図4に示すように、現像不良によ
って、カラーフィルター素体Cy、Mg、Yl、Gのパ
ターンの近傍やこれら素体間において、現像残渣15を
生じる場合がある。
【0010】図3に示すように、カラーフィルター素体
間全面に渡って現像残渣が残った場合には、先ず第1色
目のカラーフィルターを形成した後に第2色目のカラー
フィルターを形成するときに、混色が起こり、最終的に
得られるカラーフィルターを用いた固体撮像素子におい
ては、色再現不良の原因となる。
【0011】また、図4に示すように、カラーフィルタ
ー素体のパターンの近傍やこれら素体間に点状に現像残
渣が残った場合には、これが最終的に得られるカラーフ
ィルターを用いた固体撮像素子においては、画像欠陥の
原因となり、歩留りを低下させる。
【0012】この現像残渣を取り除くためにカラーフィ
ルター13の作製工程において、純水洗浄を行うことに
よって除去する方法が採られていた。(表1)に従来に
おけるカラーフィルターの一例の現像処理および洗浄工
程を示す。
【0013】
【表1】
【0014】(表1)に示すように、工程1において、
基板を例えば1000rpmの高速回転させ、3秒間の
現像液吐出を行って、基板全体に現像液を行き渡らせ
る。ここで基板とは、カラーフィルター13を形成する
例えば前述した平坦化膜12が形成された固体撮像素子
基板、あるいはガラス基板等である。この現像液には、
例えばT−3現像液(住友化学社製商品名)を使用する
ことができる。
【0015】次に、工程2において現像液を吐出させた
状態で基板の回転数を50rpmに落として、1秒間保
持し、その後、工程3において現像液の吐出および回転
を停止して、60秒間現像する。
【0016】この現像処理後、工程4において、基板の
回転数を1500rpmとして、純水を用いて20秒間
の純水洗浄を行うことによって、現像残渣を物理的に除
去する。さらに工程5において、基板を3000rpm
の高速回転で15秒間回転させ、純水を振り切るいわゆ
るスピンドライ工程を行う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(表1)に示したようなカラーフィルター13の作製方
法においては、カラーフィルター素体のパターンの近傍
やこれら素体間に生じた現像残渣を充分に除去すること
はできない。
【0018】また、カラーフィルター素体のパターンの
近傍やこれら素体間に生じた現像残渣を除去するため
に、表面をライトアッシング等によるディスカム処理を
行う場合もあるが、この場合には、工程数が増加し、加
工精度劣化を引き起こす原因にもなる。また、現像残渣
を除去するために、オーバー露光を行う場合もあるが、
この場合には、スループットの低下、加工精度劣化等の
問題が生じている。
【0019】そこで、本発明においては、現像処理後に
生じた現像残渣の除去を効果的に行うことのできるカラ
ーフィルターの製造方法を提供する。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーフィルタ
ーの作製方法においては、カラーフィルターの形成面
に、染料含有ポジ型フォトレジストを塗布し、染料含有
ポジ型フォトレジストの塗布膜に、パターン露光を行っ
た後、第1の現像液を用いて現像し、その後、テトラメ
チルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液に対し、
所定の濃度のノニオン系界面活性剤が含有されている第
2の現像液を用いてリンス処理を行い、その後純水洗浄
を行って、最終的にカラーフィルターを作製する。
【0021】本発明によれば、カラーフィルターの形成
工程において、カラーフォトレジストの現像処理後の残
渣が生じることを効果的に回避することができ、カラー
フィルターの剥離を回避することができた。
【0022】また、カラーフィルターの現像後の残渣の
低減、カラーフィルターの剥離を回避することによっ
て、このカラーフィルターが用いられて成る固体撮像素
子等の歩留りの向上、画質の向上を図ることができた。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明は、固体撮像素子を構成するカラー
フィルターを染料含有型フォトレジストで形成する際
に、特に、現像残渣の問題を改善するためのカラーフィ
ルターの製造方法に関するものである。
【0024】次に、本発明を前述したCCD型固体撮像
素子に適用する場合の例を説明するが、本発明はこの例
に限定するものではなく、液晶表示素子にも同様に適用
することができる。
【0025】例えば、CCD型固体撮像素子は、前述し
たように、図1にその受光部の概略断面図を示すよう
に、例えば、n型の半導体基体1の一主面側にp型の第
1のウエル領域2が形成され、その受光部の形成領域に
光電変換素子例えばフォトダイオードを構成するn型の
不純物導入領域3が形成され、その表面にp型の高濃度
の正電荷蓄積領域4が形成された受光部5が形成され
る。この受光部は、半導体基体1上に、水平および垂直
方向に沿ってそれぞれ多数配列形成される。そして、例
えば共通の垂直方向に配列された受光部5に隣り合って
CCD構成による垂直シフトレジスタが形成される。こ
の垂直シフトレジスタは、第2のp型ウエル領域7上
に、n型の転送領域8が形成され、これの上にSiO2
等の絶縁層9を介して転送電極10が形成される。この
転送電極10は、垂直方向に相互に絶縁された複数組の
転送電極が配列されてなり、各組の転送電極間にクロッ
ク電圧が印加されて、各受光部5からその受光量に応じ
て発生した電荷を引出し、これを垂直方向に順次転送す
るようになされている。半導体基体1の、電荷の授受が
回避されるべき部分には、p型の高濃度チャネルストッ
プ領域14が形成される。
【0026】また、この固体撮像素子の上面には、受光
部5上に受光窓11wが開口されたAl層等よりなる遮
光膜11がほぼ全面的に被着形成される。更に、この遮
光膜11上に、光透過性の平坦化膜12が全面的に被着
形成される。この平坦化膜12は、熱硬化型アクリル樹
脂、例えばオプトマーSS2211S(日本合成ゴム社
製)を適用することができ、例えば、熱硬化型アクリル
樹脂の溶液をスピンコートし、230℃で120秒間ベ
ークすることにより、1μm程度の厚さに形成する。
【0027】この透明平坦化膜12の表面処理を行った
後、この上に染料含有型フォトレジストによりカラーフ
ィルター13を形成する。カラーフィルター13は、例
えば図2にその配置パターンの一例を示すように、例え
ばシアンのフィルター素体Cy、マゼンタのフィルター
素体Mg、イエローのフィルター素体Yl、グリーンの
フィルター素体Gがモザイク状にそれぞれ対応する受光
部5上に配置する。
【0028】このカラーフィルター13を形成する材料
として、例えば以下に示す3種類の染料含有型フォトレ
ジストを適用することができる。なお、これらのフォト
レジストが塗布され、カラーフィルターを形成した状態
では、染料の含有率が染料含有型フォトレジストの乾燥
重量比で10〜50%になるような染料含有型フォトレ
ジストを選定する。
【0029】 (第1の染料含有型フォトレジスト) ベースレジスト:HPR204ESZ−23cp(富士ハント社製) ノボラック系フォトレジスト 100重量部 補助溶剤 :N,Nジメチルホルムアミド 20重量部 染料 :シアン染料(化学式は下記〔化1〕に示す) 8重量部 熱硬化剤 :ヘキサメトキシメチロール化メラミン 1重量部
【0030】
【化1】
【0031】 (第2の染料含有型フォトレジスト) ベースレジスト:HPR204ESZ−23cp(富士ハント社製) ノボラック系フォトレジスト 100重量部 補助溶剤 :N,Nジメチルホルムアミド 20重量部 染料 :マゼンタ染料(化学式は下記〔化2〕に示す) 8重量部 熱硬化剤 :ヘキサメトキシメチロール化メラミン 1重量部
【0032】
【化2】
【0033】 (第3の染料含有型フォトレジスト) ベースレジスト:HPR204ESZ−23cp(富士ハント社製) ノボラック系フォトレジスト 100重量部 補助溶剤 :N,Nジメチルホルムアミド 20重量部 染料 :イエロー染料(化学式は下記〔化3〕に示す) 8重量部 熱硬化剤 :ヘキサメトキシメチロール化メラミン 1重量部
【0034】
【化3】
【0035】本実施例において使用した上記第1〜第3
の染料含有型フォトレジストであるシアン、マゼンタ、
イエローの各フォトレジストをそれぞれ1μmの厚さに
形成した場合の分光特性を図5に示す。このとき、横軸
は波長、縦軸は透過率を示す。
【0036】上記に示した染料含有型フォトレジストを
用いてカラーフィルターのパターンを作製する工程につ
いて以下に説明する。図6に示すように、上述したよう
に平坦化膜12の形成後、平坦化膜12の面上に、第1
色目、例えばシアン染料を含有するフォトレジストをス
ピンコートし、100℃で60秒間ベークし、1μmの
厚さのレジスト層20を形成する。
【0037】次に、i線ステッパー(365nm)でパ
ターン露光を行い、現像し、その後180℃で120秒
間ポストベークを行い、図7に示すように平坦化膜12
上に所定のパターンにフィルター素体21を形成する。
【0038】次に、図8に示すように、第2色目、例え
ばマゼンタ染料を含有するフォトレジストを用いて、上
述した第1色目と同様の工程により、平坦化膜12上に
所定のパターンにフィルター素体22を形成する。
【0039】また、第3色目の染料を含有するフォトレ
ジストを用いて上述した第1色目と同様の工程により、
平坦化膜12上に所定のパターンにフィルター素体を形
成する。
【0040】(表2)に本発明におけるカラーフィルタ
ーの一例の現像処理、リンス処理、および洗浄工程を示
す。なお、本発明のカラーフィルターの製造方法が、以
下に示す工程に限定されるものではなく、種々の材料、
各工程の時間を変更することができる。
【0041】
【表2】
【0042】ここで、(表2)中、第1の現像液には、
体積比で1.0〜3.0%、例えば3.0%の濃度のテ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液、
例えば住友化学社製T−3現像液を用いることができ
る。同じく(表2)中、第2の現像液には、体積比で
0.5〜2.0%、例えば1.0%の濃度のテトラメチ
ルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶液に対し、体
積比で0.01〜5.0%、例えば0.5%の濃度のノ
ニオン系界面活性剤、例えば和光純薬工業社製のNCW
−601Aが添加された溶液を用いることができる。
【0043】ここで、ノニオン系界面活性剤の濃度を、
0.01〜5.0%としたのは、濃度が0.01%以上
であると、現像残渣を著しく低減させることができるか
らであり、一方、5.0%を越えると、フォトレジスト
の膜べりが多くなり、カラーフィルターのプロファイル
が損なわれ、また、現像液を洗浄する工程において界面
活性剤を完全に除去することが困難になるからである。
【0044】次に、染料含有型フォトレジストの現像工
程等について説明する。図9に、カラーフィルターの現
像処理および洗浄処理等を行う現像処理装置の概略図を
示す。この現像処理装置は、現像および洗浄等がなされ
る処理室90を有する。この処理室90には、回転基台
91が配置され、これの上に、被処理基板92、すなわ
ち例えば図1で説明した撮像素子が形成され平坦化膜1
2が形成された半導体基板、あるいは、ガラス基板等
の、カラーフィルターを形成する基板92が載置され
る。この処理室90には、その底部に後述する現像液、
洗浄液、界面活性剤含有現像液等を排出する排出口が設
けられる。
【0045】また、第1および第2のタンク61および
62が設けられ、これらタンク61と62に、それぞれ
第1の現像液61aと第2の現像液62aが収容され
る。これら第1および第2のタンク61および62に
は、それぞれ窒素ガス供給部110からの窒素ガスが、
フィルター63および64を通じてバルブ65および6
6によりその流量が制御されて供給され、窒素ガスによ
り加圧された各現像液61aおよび62aが、処理室9
0の上部に配置された第1および第2の現像液吐出ノズ
ル81および82に、第1および第2の現像液供給管7
1および72により、それぞれフィルター73および7
4を通じてバルブ75および76によりその流量が制御
されて供給されるようになされる。
【0046】また、その処理室90の上方に、純水吐出
ノズル101が配置され、この純水吐出ノズル101に
は、純水供給部100からの純水がフィルター102を
介して、バルブ103によって流量制御されて供給され
る。
【0047】図9において示した現像処理装置を用い
て、カラーフィルターの現像処理、リンス処理、および
洗浄処理の工程について、上記において示した(表2)
を用いて以下に説明する。
【0048】(表2)に示すように、工程1において、
基板を1000rpmで高速回転させ、3秒間上記第1
の現像液を吐出して、基板全体に現像液を行き渡らせ
る。
【0049】次に、工程2において上記第1の現像液を
吐出させた状態で基板の回転数を50rpmに落とし
て、1秒間保持し、その後、工程3において基板の回転
を停止し、かつ上述した第1の現像液の吐出を停止し
て、60秒間現像する。
【0050】この現像処理後、工程4において、基板の
回転数を700rpm回転とし、上述した第2の現像液
を基板上に吐出させ、5秒間のリンス処理を行う。
【0051】このリンス処理後、工程5において、基板
を1500回転として、純水を用いて20秒間の純水洗
浄を行う。さらに工程6において、基板を3000rp
mの高速で15秒間回転させ、純水を振り切るいわゆる
スピンドライ工程を行う。
【0052】上述した実施例においては、第2の現像液
を用いてリンス処理を行う場合に、基板を所定の回転数
で回転させたが、本発明は、この例に限定されるもので
はなく、第2の現像液を塗布するのみで、基板を回転さ
せないでリンス処理を行う場合についても適用すること
ができる。
【0053】本発明において使用する第2の現像液に含
有されているノニオン系界面活性剤には、例えばポリエ
チレン2級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルアミ
ンオキサイド等を単一で、もしくは混合して適用するこ
ともできる。
【0054】
【発明の効果】本発明のカラーフィルターの製造方法に
よれば、カラーフィルターの形成工程において、現像処
理後のカラーフォトレジストの残渣の除去を効果的に行
うことができるようになった。
【0055】また、カラーフィルターの現像後の残渣の
低減、カラーフィルターの剥離を回避することによっ
て、このカラーフィルターが用いられて成る固体撮像素
子等の歩留りの向上、画質の向上を図ることができた。
【0056】また、カラーフィルターを形成するカラー
フォトレジスト中の染料の材料の化学式において、−S
2 NHR基、あるいは−SO2 NRR’基を有する場
合にも、現像処理後のカラーフォトレジストの残渣を充
分に低減することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】固体撮像素子の受光部の概略断面図を示す。
【図2】カラーフィルターの構成の一例の平面図を示
す。
【図3】従来方法においてカラーフィルターを作製した
場合のカラーフィルターのパターンと残渣の状態図を示
す。
【図4】従来方法においてカラーフィルターを作製した
場合のカラーフィルターのパターンと残渣の状態図を示
す。
【図5】染料分散型フォトレジストの分光特性を示す。
【図6】カラーフィルター作製工程図を示す。
【図7】カラーフィルター作製工程図を示す。
【図8】カラーフィルター作製工程図を示す。
【図9】カラーフィルターの現像処理および洗浄処理を
行う装置の概略図を示す。
【符号の説明】
1 半導体基体、2 第1のウエル領域、3 不純物導
入領域、4 正電荷蓄積領域、5 受光部、6 垂直シ
フトレジスタ、7 第2のウエル領域、8 転送領域、
9 絶縁層、10 転送電極、11 遮光膜、12 平
坦化膜、13カラーフィルター、14 チャネルストッ
プ領域、15 現像残渣、20 レジスト層、21,2
2 フィルター素体、61 第1のタンク、61a 第
1の現像液、62 第2のタンク、62a 第2の現像
液、63,64 ,73,74,102 フィルター、
65,66,75,76,103 バルブ、71 第1
の現像液供給管、72 第2の現像液供給管、81 第
1の現像液吐出ノズル、82 第2の現像液吐出ノズ
ル、90 処理室、91 回転台、92 被処理基板、
100 純水供給部、101 純水吐出ノズル、110
窒素ガス供給部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーフィルターの形成面に、染料含有
    ポジ型フォトレジストを塗布する工程と、 該染料含有ポジ型フォトレジストの塗布膜に、パターン
    露光を行う露光工程と、 現像工程と、 リンス処理工程と、 洗浄工程とを有し、 上記現像工程において、第1の現像液を用い、 上記リンス処理工程において、第2の現像液を用いるこ
    とを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の現像液が、体積比で1.0〜
    3.0%の濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロオ
    キサイドの水溶液であり、 上記第2の現像液が、体積比で0.5〜2.0%の濃度
    のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドの水溶
    液に対し、体積比で0.01〜5.0%の濃度のノニオ
    ン系界面活性剤が含有されている溶液であることを特徴
    とする請求項1に記載のカラーフィルターの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記染料含有ポジ型フォトレジストが、
    染料を該染料含有ポジ型フォトレジストの乾燥重量比
    で、10〜50%含有し、 上記染料は、その化学式において、−SO2 NHR基、
    または、−SO2 NRR’基(RおよびR’は、炭素数
    3〜12のアルキル基、置換アルキル基、アリル基、置
    換アリル基を表す。)を有することを特徴とする請求項
    1に記載のカラーフィルターの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003075625A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Sony Corp カラーフィルタおよびその製造方法
JP2009288801A (ja) * 2009-09-02 2009-12-10 Sony Corp カラーフィルタの製造方法

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