JPH11142432A - 防水ケース - Google Patents

防水ケース

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Publication number
JPH11142432A
JPH11142432A JP30774597A JP30774597A JPH11142432A JP H11142432 A JPH11142432 A JP H11142432A JP 30774597 A JP30774597 A JP 30774597A JP 30774597 A JP30774597 A JP 30774597A JP H11142432 A JPH11142432 A JP H11142432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
waterproof case
cover
joint
base
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30774597A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kudo
敏行 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP30774597A priority Critical patent/JPH11142432A/ja
Publication of JPH11142432A publication Critical patent/JPH11142432A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の防水ケースは、ベースとカバーとの間
にシール材を挟み込んでいたので部品点数が多くなり、
またシール材の取り付けに不具合があると充分な防水効
果を持たせることができなかった。 【解決手段】 本発明では、防水ケースを内壁と外壁に
より仕切った2重構造とし、内壁と外壁のそれぞれに設
けた接合部の距離を最も離すよう設けると共に、内壁と
外壁の間に侵入した水を速やかに排出する構造とし、少
ない部品点数でより確実な防水構造とすることを可能と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外等の風雨にさ
らされる環境に設置される機器の防水ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防水ケースは、カバーとベースの
2つに分割された筐体で保護対象の機器を収納する構造
を有しており、カバーとベースの接合部にはゴム等の弾
力性のある柔らかい樹脂もしくは粘土状のシール材を間
に挟み、カバーとベースとをネジ等により接合してい
る。
【0003】カバーとベースとの間のシール材は、カバ
ーとベースが押し合う力により変形し、カバーとベース
との隙間を埋めてケースの内部を外部から遮蔽すること
により外部から雨水等が侵入することを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、次のような課題があった。 (1)カバーとベースとの間に設けるシール材は、カバ
ー又はベースのいずれかに一体にして設けておくか、別
体のシール材をカバーとベースを接合する際に挟むよう
にするかの方法の違いはあるものの、結局のところシー
ル材は別体であるためカバー又はベースの製造の過程ま
たは取り付けの際にカバーとベースとの間に確実に挟む
ことが必要である。
【0005】確実に挟まなれなかった場合内部に水等が
侵入することがあるが、これは降雨があった際に判明す
ることであって、それまではシール材の効果のほどを確
認することは実質的には困難であった。
【0006】(2)前述のように、シール材はカバーや
ベースとは別体であるので、部品点数が多くなり、また
シール材をカバーやベースに取り付けたり挟み込んだり
という作業必要であるので組み立て工数も多くなる。こ
のことは全体としてのコスト削減の障害であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明では、一体に接合されるベース
とカバーから構成され内部に機器が収納される防水ケー
スであって、この防水ケースが2重構造となるよう前記
防水ケース外周に設けた内壁及び外壁のそれぞれに設け
た接合部と、前記カバー底面に設けられ前記外壁の接合
部から侵入した水を外部に排出する排出口とを備え、前
記内壁及び外壁それぞれの接合部が互いに最も離間する
位置に設けられたことを特徴とした。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
防水ケースであって、前記外壁の接合部の内壁面に内部
へ向けた複数の溝を形成したことを特徴とした。請求項
3記載の発明では、請求項1記載の防水ケースであっ
て、前記外壁の接合部近傍の内壁面に前記防水ケースの
縦方向に向かって溝または突起を設けたことを特徴とし
た。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
防水ケースであって、前記内壁の上辺の形状を前記上辺
中央部よりも前記上辺両端部が下がった山形としたこと
を特徴とした。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図6
を用いて説明する。図1は、例えば屋外に設置される電
力量計等の機器の防水ケース1の正面図であり、外側に
設けられたカバー2の前面には内部機器の表示器の位置
に透明な表示窓3が設けられている。
【0011】この図1において、点線Aで示す線の断面
図が図2であり、点線Bで示す下面を示す図が図3であ
る。本発明における防水ケース1は2重構造となってい
るため、図2はその防水ケース1の断面であるので図2
の両側にその特徴がある。
【0012】すなわち図2において、両端にはカバー2
の内側に設けられたカバー側内壁5a,ベース4の内側
に設けられたベース側内壁5b及び内壁接合部5cから
構成される内側接合部5と、カバー2の外側に設けられ
たカバー側外壁6a,ベース4の外側に設けられたベー
ス側外壁6b及び外壁接合部6cから構成される外側接
合部6とが設けられている。
【0013】そして、本発明のもう一つの特徴は、内壁
接合部5cと外壁接合部6cとを設ける高さを異ならせ
ていることである。外側接合部6に設けられている外壁
接合部6cは、図2においてベース4に近い下側部分に
設けられているが、内側接合部5に設けられている内壁
接合部5cは逆にカバー2に近い上側部分に設けられて
いるのである。
【0014】この内壁接合部5cと外壁接合部6cの高
さに差を設けたことにより、外壁接合部6cから水が侵
入した場合であっても、その侵入した水がさらに内壁接
合部5cに回り込んで防水ケース1内部に侵入する可能
性を極めて低いものとすることが可能となった。
【0015】そして、外壁接合部6cから侵入した水
は、防水ケース1の下面を示す図3に示されている排出
口8から排出されるが、この排出を円滑に行うために、
内側接合部5の形状を図4に示すような形状としてい
る。
【0016】防水ケース1は、図1に示される姿で壁面
等に設置されるものであるため、上辺のカバー側内壁5
a及びベース側内壁5bを辺の両側が中央部よりも下が
った山形の形状として侵入した水が下へ流れやすい形状
としている。
【0017】この上部から侵入した水は、内側接合部5
と外側接合部6との間隙を流れ落ちて防水ケース1下部
に落下し、カバー2に設けられた排出口8から外部に排
出される。
【0018】なお、本実施の形態では防水ケース1下辺
のカバー側内壁5a及びベース側内壁5bは図4記載の
ように辺の中央部が辺の両側よりも下がった逆山形の形
状としているため、排出口8を両端と中央の計3か所に
設けたが、内側接合部5の形状等の状況に応じて適切な
場所に排出口を設ければよい。
【0019】また、外壁接合部6cから侵入した水が内
壁接合部5cに回り込みにくくするために、図5で示す
ように外壁接合部6cから内壁接合部5cまでの内壁面
の途中に突起6eを設けてもよく、この場合外壁接合部
6cから侵入した水は突起6eに阻止されて一層内壁接
合部5cに回り込みにくくなる。この突起6eは侵入し
た水が内壁接合部5cへ回り込むことを阻止するもので
あればよいのであって、突起に代えて溝を設けてもよ
い。
【0020】さらに、ベース側外壁6bの内面6dに図
6に示すような溝6fを多数刻んで波型としてもよい。
この場合、溝6fの幅を適切なものとしておけば、水
の量が少ない場合には表面張力によって溝6f内に保持
されるので水の侵入が防げ、また水の量が多い場合には
水は溝6fを伝ってU字状をしたベース側外壁6bの底
部7に集中するよう導かれるため速やかに排出させるこ
とが可能となる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、シール材を用いずに防
水構造を実現することが可能であるので取り付け作業の
善し悪しに左右されずに確実な防水が可能であり、また
カバーやベースの形状自体が防水構造を形成しているの
で部品点数を削減することも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水ケースの正面外形図。
【図2】本発明に係る防水ケースの縦断面図。
【図3】本発明に係る防水ケースの底面図。
【図4】本発明に係る防水ケースの横断面図。
【図5】本発明に係る防水ケースの接合部の拡大断面
図。
【図6】本発明に係る防水ケースの接合部変形例の拡大
構成図。
【符号の説明】
1…防水ケース,2…カバー,3…表示窓,4…ベー
ス,5…内側接合部,5a…カバー側内壁,5b…ベー
ス側内壁,5c…内壁接合部,6…外側接合部,6a…
カバー側外壁,6b…ベース側外壁,6c…外壁接合
部,6e…突起,6f…溝,8…排出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体に接合されるベースとカバーから構
    成され内部に機器が収納される防水ケースであって、こ
    の防水ケースが2重構造となるよう前記防水ケース外周
    に設けた内壁及び外壁のそれぞれに設けた接合部と、前
    記カバー底面に設けられ前記外壁の接合部から侵入した
    水を外部に排出する排出口とを備え、前記内壁及び外壁
    それぞれの接合部が互いに最も離間する位置に設けられ
    たことを特徴とする防水ケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水ケースであって、前
    記外壁の接合部の内壁面に内部へ向けた複数の溝を形成
    したことを特徴とする防水ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の防水ケースであって、前
    記外壁の接合部近傍の内壁面に前記防水ケースの縦方向
    に向かって溝または突起を設けたことを特徴とする防水
    ケース。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の防水ケースであって、前
    記内壁の上辺の形状を前記上辺中央部よりも前記上辺両
    端部が下がった山形としたことを特徴とする防水ケー
    ス。
JP30774597A 1997-11-11 1997-11-11 防水ケース Withdrawn JPH11142432A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30774597A JPH11142432A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 防水ケース

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JP30774597A JPH11142432A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 防水ケース

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Publication Number Publication Date
JPH11142432A true JPH11142432A (ja) 1999-05-28

Family

ID=17972765

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JP30774597A Withdrawn JPH11142432A (ja) 1997-11-11 1997-11-11 防水ケース

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JP (1) JPH11142432A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179769A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 三菱電機株式会社 電力量計
JP2019200095A (ja) * 2018-05-15 2019-11-21 三菱電機株式会社 電力量計

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179769A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 三菱電機株式会社 電力量計
JP2019200095A (ja) * 2018-05-15 2019-11-21 三菱電機株式会社 電力量計

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