JPH11142211A - 検査装置用結合治具およびその治具を用いた検査装置 - Google Patents
検査装置用結合治具およびその治具を用いた検査装置Info
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- JPH11142211A JPH11142211A JP30742297A JP30742297A JPH11142211A JP H11142211 A JPH11142211 A JP H11142211A JP 30742297 A JP30742297 A JP 30742297A JP 30742297 A JP30742297 A JP 30742297A JP H11142211 A JPH11142211 A JP H11142211A
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Abstract
れ、検査装置と検査品との間で検査流体を検査品に供給
するための配管を行う治具であって、配管の際に検査品
の結合部の長さばらつきを吸収して、結合部の気密性を
確保できる検査装置用結合治具およびこの治具を用いた
検査装置を提供する。 【解決手段】 検査装置用結合治具Aは、検査流体が流
れる流路1aを備えたハウジング1と、ハウジング1に
備えられ外部から検査流体を流路1aに導入する流体導
入管5と、ハウジング1に移動可能に保持され流路1a
から検査流体を検査品Bに供給する複数個の可動結合体
2とを備えている。可動結合体2とハウジング1とで構
成された1つの連続した密閉空間から構成された液体封
入室3は、内部に液体が封入され、複数個の可動結合体
2に同一圧力を作用させる。
Description
等を行う検査装置において、検査装置と検査品との間で
検査流体を検査品に供給するための配管をするための検
査装置用結合治具及びその治具を用いた検査装置に関す
るものである。
査品(例えば、油圧バルブ、インジェクタ等)に供給す
るための配管結合方法は、各検査品毎に、検査装置に配
管された柔軟性を有する耐圧配管を手作業で結合してい
た。そして、この配管から検査流体(空気等)を検査品
に供給し、検査品の漏れおよび検査品の作動中の圧力変
動等を検査していた。
いて、上記耐圧配管と結合される結合部位置は機械加工
(NC機械加工等)の為、同一品番内でのばらつきはほ
とんど考えられないが、検査品には上記耐圧配管と接続
するための別部品を組付(圧入)する為、結合部の長さ
(上下方向に結合する場合は高さ)については最大1m
m程度のばらつきが起こる。
業による結合方法によれば、両者が結合部において均一
に接触するように、すなわち均一な接触圧力(結合圧
力)を得ることができるが、手作業では、作業能率が悪
く検査時間が長くかかってしまう。ここで、上記耐圧配
管と検査品とを、作業能率向上のために自動で配管結合
しようとすると、上記結合部の長さのばらつきのために
両者が結合部において均一に接触しないため、接触圧力
にばらつきが起こる。均一に接触しない場合、例えば、
高圧(例えば200kg/cm2 程度)の流体圧力が結
合部にかかると、気密性と耐久性を共に確保することが
難しくなり、結合部の頻繁な調整や交換が必要になり、
作業効率が悪くなるという問題がある。
め、一番弱い結合部の接触圧力が所定の圧力以上になる
ように加圧する必要があるが、最大の加圧力がかかる結
合部と、最小の加圧力がかかる結合部との差が大きくな
り、片荷重がかかり、強度的に持たないという問題があ
る。従って、検査品の結合部の長さばらつきを吸収する
結合治具を用いて、検査装置と検査品とを結合(接続)
するようにすれば、配管結合の自動化を図ることができ
ると考えられる。
の漏れ検査等を行う検査装置に用いられ、検査装置と検
査品との間で検査流体を検査品に供給するための配管を
行う治具であって、配管の際に検査品の結合部の長さば
らつきを吸収して、結合部の気密性を確保できる検査装
置用結合治具およびこの治具を用いた検査装置を提供す
ることを目的とする。
を洩れなく密封する為に、配管結合具を長さばらつきに
無関係に独立し、且つばらつきを吸収し密着できるよう
にすれば良いのではないかと考え、上記目的を達成する
こととした。すなわち、請求項1記載の発明によれば、
検査品(B)に結合されてこの検査品(B)に検査流体
を供給する検査装置用結合治具であって、検査流体が流
れる流路(1a)を備えたハウジング(1)と、このハ
ウジング(1)に備えられ外部から検査流体を流路(1
a)に導入する流体導入部(5)と、ハウジング(1)
に移動可能に保持され、検査品(B)と結合されて流路
(1a)から検査流体を検査品(B)に供給する複数個
の可動結合体(2)と、複数個の可動結合体(2)とハ
ウジング(1)とで構成された1つの連続した密閉空間
から構成されて内部に液体が封入された液体封入室
(3)とを備え、複数個の可動結合体(2)に液体封入
室(3)から同一圧力が作用することを特徴とする。
の可動結合体(2)とハウジング(1)とで構成された
1つの連続した密閉空間から構成されて内部に液体が封
入されているため、この液体封入室(3)から複数個の
可動結合体(2)に同一圧力が作用し、複数個の可動結
合体(2)が検査品(B)と接触する接触圧力で全て同
じになる。よって、接触位置の変化を吸収でき、配管の
際に検査品(B)の結合部の長さばらつきを吸収して、
結合部の気密性を確保できる。
(B)の間の配管を確実に行うことができることから、
正確な検査ができる検査装置用結合治具を提供すること
ができる。また、請求項2記載の発明によれば、流路
(1a)および流体導入部(5)は、複数個の可動結合
体(2)毎に、独立して備えられているから、各可動結
合体(2)毎に違った検査流体を流すことができ、検査
品(B)のそれぞれの配管内に違った検査流体を送り込
むことができる。従って、検査品(B)のそれぞれの配
管内の検査を独立して同時に実施することが可能な検査
装置用結合治具を提供することができる。
ウジング(1)には液体封入室(3)につながる液体注
入口(1c)が設けられ、注入口(1c)には注入口
(1c)を塞ぐプラグ(6)が取付位置を調整可能に配
設されていることを特徴とする。それによって、プラグ
(6)が注入口(1c)の取付位置に対して、任意の位
置で固定可能とできるから、位置調整により液体封入室
(3)の圧力を任意に変えることができ、この圧力を受
ける可動結合体(2)の初期位置を調整できる。
1つに記載の検査装置用結合治具(A)(以下、本欄に
おいて治具(A)とする)を用いた検査装置としては、
次のようなものにできる。すなわち、請求項4記載の発
明によれば、検査流体を供給する流体供給手段(10〜
12)と、検査品(B)を固定する検査品固定手段(3
0)と、複数個の治具(A)から検査品(B)に対応し
たもの選択し、検査品(B)と接続可能な位置に移動さ
せる治具移動手段(40)と、移動された治具(A)に
おいて複数個の可動結合体(2)と検査品(B)とを接
続するとともに、流体導入部(5)と流体供給手段(1
0〜12)とを接続する治具接続手段(50)とが備え
られていることを特徴とする。
対応した治具(A)を選んで使用することにより、自動
で多種の検査品に対応し、流体を用いた検査を実施する
ことができる検査装置を提供できる。さらに、請求項5
記載の発明によれば、治具移動手段(40)および治具
接続手段(50)は、1個の検査品(B)の周囲に互い
に異なる位置に複数個配置されているから、1個の検査
品(B)に対して複数個の治具(A)を選択でき、結合
部位置に応じて多方向から配管結合できる。
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
について説明する。図1は、本実施形態に係る検査装置
用結合治具の内部構造を示す断面図である。図1におい
てAは検査装置用結合治具(以下、治具という)であ
る。治具Aは検査品B(図2参照)に結合されてこの検
査品Bに検査流体(空気等の気体および水、油等の液体
等)を供給するものである。
インジェクタ等の内部に高圧(例えば、200kg/c
m2 程度)の流体が作用する高圧流体機器等が挙げら
れ、その検査としては、漏れ検査、作動検査等が挙げら
れる。図1において、1はベースとなるハウジングであ
り、内部に検査流体が流れる流路1aが形成されてい
る。このハウジング1は鉄系金属等からなり切削加工等
により形成されている。
結合体であり、検査すべき検査品Bの複数個の結合部と
同じ複数個(本例では2個)、ハウジング1に保持され
ている。可動結合体2は、本例では長手方向と直交する
方向に突出した突出部20が形成された柱形状を成して
おり、鉄系金属等の切削加工等により形成されている。
また、外周には密閉性を確保するシールリング21が設
けられている。
た穴1bに挿入され、穴1bの内面とシールリング21
を介して摺動可能に接し、ハウジング1に対して移動
(図1の左右方向)可能となっている。ここで、図1に
示すように、穴1bは突出部20に対応して拡径した部
分を有し、突出部20がハウジング1内に納まるように
なっている。
が流通するための流路22が形成されている。流路22
の一端は検査品Bと結合された際に検査品B内の配管と
連通する開口部22aが形成され、他端は流路1aと連
通する開口部22bが形成されている。従って、可動結
合体2が検査品Bと結合された際、検査流体は流路1a
から開口部22bを通り、流路22を流れて開口部22
aから検査品Bに流入することで、検査品Bに供給され
るようになっている。
室3の圧力と、後述するカバー4とによって規制される
可動結合体2の移動範囲内においては、流路1bと連通
状態を保つような開口面積としている。上記液体封入室
3は内部に圧力伝達媒体としての液体(例えば、油等)
が封入された密閉空間であり、可動結合体2とハウジン
グ1とによって、すなわち可動結合体2の突出部20
と、上記した穴1bにおける拡径部分の内面とによって
構成されている。
て、ハウジング1内に形成された連通路3aを有し、連
通路3aにより各可動結合体2に位置する液体封入室3
の各部分は連通している。また、液体封入室3は、密閉
栓3bと後述するプラグ6とにより密閉されている。な
お、連通路3aは、上記した可動結合体2の移動範囲内
において、上記液体封入室3の各部分の連通を確保でき
るようになっている。
閉空間として構成されて内部に液体が封入されたものと
なっており、複数個の可動結合体2に液体封入室3の液
体から同一圧力が作用する。上記カバー4は、可動結合
体2の穴1bからの抜けを防止する鉄系金属等からなる
板状のカバーであり、ハウジング1に接合固定されてい
る。可動結合体2の突出部20が、図1の左方向に移動
しても、突出部20はカバー4にぶつかって止まるよう
になっている。なお、図1の右方向への可動結合体2の
移動は、液体封入室3により最大変位を規制される。
する流体導入管(流体導入部)であり、検査装置におけ
る検査流体を供給する流体供給手段等に対して脱着可能
に接続されるようになっている。流体導入管5は鉄系金
属等からなり、ハウジング1にシールリングを介して挿
入され、図示しないフランジ等を介してネジ等の締結部
材により固定されている。
1cに挿入された鉄系金属等からなる上記プラグであ
り、柱状(本例では円柱状)をなしている。ここで、液
体注入口1cは上記液体封入室3に連通して、液体封入
室3に液体を注入できるようになっている。プラグ6は
液体注入口1cを塞ぐようになっており、液体封入室3
の密閉性を確保する。
合されており、長軸回りに回転させることで、プラグ6
は図1の左右方向に移動できる、すなわち取付位置を調
整可能となっている。そのため、プラグ6は位置調整に
より液体封入室3の体積を任意に変えることができ、こ
の圧力を受ける可動結合体2の初期位置を調整できるよ
うになっている。
て図2〜図4を参照して述べる。図2は本実施形態に係
る検査装置100の回路図であり、図3は検査装置10
0における治具Aと検査品Bとの接続部分の構成を説明
する斜視図である。また、図4は図3の接続部分の詳細
を示す構成図である。検査装置100は検査品Bと治具
Aとを接続して、治具Aを介して検査品Bに高圧(例え
ば200kg/cm2 程度)の検査流体を流すもので、
検査品Bおよび検査内容としては、上記と同様にでき
る。
気)を供給する流体源であり、例えば、大気から空気を
取り込んで放出するエアーポンプおよび供給空気圧を一
定に制御するレギュレータ等から構成される。11はバ
ルブで、たとえば電磁弁等からなり、流体源10と治具
Aとの流体通路12を開閉するようになっている。本例
では、これら流体源10、バルブ11および流体通路1
2が検査流体を供給する流体供給手段として構成されて
いる。なお、流体通路12においてバルブ11と治具A
との間には、逆止弁13が介在しており治具Aから流体
源10への逆流を防止するようになっている。
り、流体通路12のうち逆止弁13と治具Aとの間の部
位に配設され、回路内の圧力変化を検出するようになっ
ている。15は電気回路等から構成されるコントローラ
(制御手段)であり、バルブ11、圧力センサ14およ
び検査品Bの作動制御を行うとともに、後述する治具移
動手段(第1の治具移動手段)40および治具接続手段
(第1の治具接続手段)50の作動制御を行うようにな
っている。
り、検査品Bを載せる固定台31と、固定台31に載せ
られた検査品Bを締付け固定することで保持するクラン
プ32とを備えている。ここで、検査品Bは、品番等の
識別印が記されたパレット等に載せられてベルトコンベ
ヤー等の検査品移動手段にて固定台31に載せられる。
上記コントローラ15は、この品番等の識別印によって
検査品Bの種類を識別できるようになっている。
(可動結合体2が挿入されて結合される穴)B1は複数
個ある。図3中、白抜き矢印X1方向からみた面に4個
あるほか、白抜き矢印X2方向からみた面にも複数個あ
る。40は上記治具移動手段(第1の治具移動手段)で
あり、複数個(図3中、4個)の治具Aから検査品Bに
対応したもの選択し、選択された治具Aを検査品Bと接
続可能な位置に移動させるものである。治具移動手段4
0は、複数個の治具Aを保持するようになっており、コ
ントローラ15からの信号により、固定された検査品B
に対して移動(図3中の矢印Y1の方向)可能となって
いる。
検査品Bに応じた治具Aを、検査品Bの結合部と対向す
る位置、すなわち検査すべき検査品Bと接続可能な位置
に移動させるようになっている。50は上記治具接続手
段(第1の治具接続手段)であり、検査品Bと接続可能
な位置に移動された治具Aにおいて、複数個の可動結合
体2と検査品Bとを接続するとともに、流体導入管5と
上記流体供給手段(10、11、12)とを接続するも
のである。
が、ここに示すように、治具接続手段50は、流体導入
管5と流体通路12とを接続する接続部(カプラ部)5
1、接続部51に取り付けられ接続部51とともに移動
するガイド部52、接続部51およびガイド部52を移
動させるシリンダー53を備えている。なお、図3では
ガイド部52は省略してある。
体源10と反対側の端部に取付けられている。そして、
シリンダー53とは別のシリンダー51a(図3参照)
によりガイド部52のガイド本体52a内を、図3およ
び図4に示す矢印Y3方向の移動可能となっており、流
体導入管5と脱着可能に接続されるようになっている。
この接続部51の移動は、上記コントローラ15により
制御される。
入管5と接続部51との接続の際に治具Aを保持するガ
イド本体52aと、ガイド本体52aに取り付けられ、
検査装置100の適所に設けられたフレーム52c上の
レール等に沿ってガイド本体52aを移動させるための
ガイド52bとを備えている。シリンダー53は、ガイ
ド本体52aに取り付けられ、ガイド本体52aおよび
ガイド52bを、フレーム52cに沿って図3および図
4に示す矢印Y2方向に移動させるようになっている。
ここで、上記治具移動手段および各シリンダー51a、
53は、コントローラ15からの信号を受けてモータ等
を介して機械的に駆動されるものにできる。
移動手段40と同様の治具移動手段(第2の治具移動手
段)が、複数個の治具Aを矢印Y3の方向に移動可能に
設けられ、また、上記治具接続手段50と同様の治具接
続手段(第2の治具接続手段)が、選択されて接続可能
な位置に移動した治具Aを白抜き矢印X2方向に移動可
能に設けられている。
構成に基づき、本実施形態の作動を説明する。図3に示
すように、コントローラ15により品番を識別された検
査品Bが固定台31にセットされると、コントローラ1
5から治具移動手段40に指令が送られる。そして、検
査品Bに対応する治具Aが選定され、治具移動手段40
が矢印Y1方向に適宜移動して、選定された治具Aの可
動結合体2を検査品Bの結合部B1の配置に対向する位
置にセットする。なお、図示しない第2の治具移動手段
においては、図3に示す矢印Y3方向に適宜移動して、
可動結合体2を同様にセットする。
51を矢印Y3方向に適宜移動させ、治具Aの流体導入
管5に接続し、流体導入管5と流体通路12とを連通さ
せる。また、この時、ガイド本体52aは治具Aを保持
する。こうして、接続部51と治具Aとが一体になる。
なお、図示しない第2の治具接続手段においても、第1
の治具接続手段50と同様に作動する。
5からの指令により、一体となった接続部51および治
具Aと、ガイド本体52aおよびガイド52bとを、矢
印Y2方向に適宜移動させ、複数個の可動結合体2と検
査品Bの結合部B1とを接続する。こうして、治具Aを
介した流体供給手段と検査品Bとの接続が終了する。と
ころで、上記の検査品Bの複数個の結合部と治具Aの複
数個の可動結合体2との接続において、検査品Bの結合
部に長さばらつき(結合ばらつき)があっても、その結
合ばらつきを吸収し、結合部の気密性を確保できる。こ
の治具Aのばらつき吸収作用について、図5を参照して
述べる。
上記治具Aのばらつき吸収作用を説明する説明図であ
る。ここで、εは検査品Bの結合部B1の長さばらつき
であり、例えば最大1mm程度である。また、図5で
は、可動結合体2および結合部B1の数を共に2個とし
て説明しており、2点鎖線は可動結合体2が結合部B1
に挿入されて接続された状態を示す。
抜き矢印X1方向へ移動すると、この長さばらつきεに
より、検査品Bの2個の結合部B1のうち片方(図5で
は右側)に先に接触した後、他方(図5では左側)に接
触する。このとき、2個の可動結合体2は、液体封入室
3の連通路3aを介して同一圧力を受けているので、検
査品Bの2個の結合部B1と接触する接触圧力は全て同
じになる。よって、治具Aと検査品Bとの接続におい
て、接触位置の変化を吸収でき、配管の際に検査品Bの
結合部の長さばらつきを吸収して、結合部の気密性を確
保できる。なお、上記のばらつき吸収作用は、図3に示
す白抜き矢印X2方向からの接続においても、同様に行
われる。
後、すなわち治具Aを介して流体供給手段と検査品Bと
を接続した後、検査装置100を以下のように作動させ
る(図2参照)。コントローラ15の指令により、流体
源10を作動させバルブ11を開き、治具Aの可動結合
体2を通じて検査流体を検査品Bに供給する。圧力セン
サ14にて流体通路12内の圧力を検知し、所定圧力に
達した後、バルブ11を閉じて密封する。そして、圧力
センサ14およびコントローラ15により回路内の圧力
を検知して、検査品Bの漏れ検査を行う。
場合は、検査を中止する。漏れの無い場合には、コント
ローラ15にて検査品B内部の駆動部に指令することに
より、検査品Bを駆動させる。コントローラ15内に予
め記憶された検査品Bの駆動時における正常圧力値と、
検査駆動時の回路内の圧力値(圧力変動)を比較して、
検査品Bの作動の良否判定を行う。
長さばらつき吸収作用により、流体を用いた検査装置1
00と検査品Bの間の配管を確実に行うことができるこ
とから、正確な検査ができる検査装置用結合治具を提供
することができる。また、本実施形態によれば、治具A
を検査品Bの種類に応じて複数セット持ち、コントロー
ラ15で検査品Bの品番を識別して、検査すべき検査品
Bに対応した治具Aを選んで使用することにより自動的
に多種の検査品に対応することが可能になる。
実施形態では、図3に示す白抜き矢印X1およびX2方
向)に結合部B1を有する場合であっても、これら多方
向に応じて治具Aを複数個選択して接続できる。 (他の実施形態)なお、上記実施形態の治具Aにおい
て、ハウジング1内の流路1aおよび流体導入管5は、
複数個の可動結合体2毎に、独立して備えられたものと
してもよい。それによって、各可動結合体2毎に違った
検査流体を流すことができ、検査品のそれぞれの配管内
に違った検査流体を送り込むことができる。従って、検
査品のそれぞれの配管内の検査を独立して同時に実施す
ることが可能な検査装置用結合治具を提供することがで
きる。
識別は、品番識別でなくともカメラ等による形状識別で
もよい。さらに、検査品固定手段30として、固定台3
1に回転可能なターンテーブルを用いたものとしてもよ
い。このように、本発明について上記各実施形態をもと
に述べてきたが、本発明における長さばらつき吸収作用
による結合部の気密性確保向上効果は、特に、例えば、
油圧バルブ、インジェクタ等の内部に高圧(例えば、2
00kg/cm2 程度)の流体が作用する高圧流体機器
等の検査品に用いて好適である。
内部構造を示す断面図である。
示す斜視図である。
用の説明図である。
可動結合体、3…液体封入室、5…流体導入管、6…プ
ラグ、10…流体源、11…バルブ、12…流体通路、
30…検査品固定手段、40…治具移動手段、50…治
具接続手段、A…検査装置用結合治具、B…検査品。
Claims (5)
- 【請求項1】 検査品(B)に結合されてこの検査品
(B)に検査流体を供給する検査装置用結合治具であっ
て、 前記検査流体が流れる流路(1a)を備えたハウジング
(1)と、 前記ハウジング(1)に備えられ外部から検査流体を前
記流路(1a)に導入する流体導入部(5)と、 前記ハウジング(1)に移動可能に保持され、前記検査
品(B)と結合されて前記流路(1a)から前記検査流
体を前記検査品(B)に供給する複数個の可動結合体
(2)と、 前記複数個の可動結合体(2)と前記ハウジング(1)
とで構成された1つの連続した密閉空間から構成されて
内部に液体が封入された液体封入室(3)とを備え、 前記複数個の可動結合体(2)に前記液体封入室(3)
から同一圧力が作用することを特徴とする検査装置用結
合治具。 - 【請求項2】 前記流路(1a)および前記流体導入部
(5)は、前記複数個の可動結合体(2)毎に、独立し
て備えられていることを特徴とする請求項1記載の検査
装置用結合治具。 - 【請求項3】 前記ハウジング(1)には前記液体封入
室(3)につながる液体注入口(1c)が設けられ、 前記注入口(1c)には前記注入口(1c)を塞ぐプラ
グ(6)が取付位置を調整可能に配設されていることを
特徴とする請求項1または2に記載の検査装置用結合治
具。 - 【請求項4】 検査流体を供給する流体供給手段(10
〜12)と、 前記検査品(B)を固定する検査品固定手段(30)
と、 複数個の請求項1ないし3のいずれか1つに記載の検査
装置用結合治具(A)から前記検査品(B)に対応した
もの選択し、前記検査品(B)と接続可能な位置に移動
させる治具移動手段(40)と、 前記移動された検査装置用結合治具(A)において、前
記複数個の可動結合体(2)と前記検査品(B)とを接
続するとともに、前記流体導入部(5)と前記流体供給
手段(10〜12)とを接続する治具接続手段(50)
とが備えられていることを特徴とする検査装置用結合治
具を用いた検査装置。 - 【請求項5】 前記治具移動手段(40)および前記治
具接続手段(50)は、1個の前記検査品(B)の周囲
に、互いに異なる位置に複数個配置されていることを特
徴とする請求項4に記載の検査装置用結合治具を用いた
検査装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30742297A JP3697863B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 検査装置用結合治具およびその治具を用いた検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP30742297A JP3697863B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 検査装置用結合治具およびその治具を用いた検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11142211A true JPH11142211A (ja) | 1999-05-28 |
JP3697863B2 JP3697863B2 (ja) | 2005-09-21 |
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Family Applications (1)
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JP30742297A Expired - Fee Related JP3697863B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 検査装置用結合治具およびその治具を用いた検査装置 |
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JP (1) | JP3697863B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010008395A (ja) * | 2008-05-27 | 2010-01-14 | Nabtesco Corp | 電磁弁試験機 |
JP2010237009A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Honda Motor Co Ltd | バッテリの気密検査装置 |
KR200484120Y1 (ko) * | 2016-02-12 | 2017-08-01 | 한국남부발전 주식회사 | 버너건 누설 테스트 장치 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP30742297A patent/JP3697863B2/ja not_active Expired - Fee Related
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