JPH11142208A - ガスメータ用表示装置 - Google Patents

ガスメータ用表示装置

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JPH11142208A
JPH11142208A JP30734697A JP30734697A JPH11142208A JP H11142208 A JPH11142208 A JP H11142208A JP 30734697 A JP30734697 A JP 30734697A JP 30734697 A JP30734697 A JP 30734697A JP H11142208 A JPH11142208 A JP H11142208A
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gas meter
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Megumi Iwakawa
恵 岩川
Hajime Onoda
元 小野田
Toru Kabayama
徹 樺山
Takayuki Onishi
隆之 大西
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Kimmon Manufacturing Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Kimmon Manufacturing Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のガスメータのガス使用量の積算値の表
示と、所定時間帯の使用量を表示することができるガス
メータ用表示装置を提供する。 【解決手段】 ガスメータ用表示装置1はガスメータ2
に取付けられ、ガスメータ2の発信器3からケーブル1
6を介してガスメータ2によって計測された計測信号が
入力される。同様にガスメータ4〜6からの計測信号が
各ケーブル4a〜6aを介してガスメータ用表示装置1
に入力され、ガスメータ用表示装置1の制御手段30は
各ガスメータ2,4〜6からの計測信号を積算してガス
使用量を算出し、また内部のカレンダ機能を利用し、所
定時間帯の使用量などのガスメータ関連情報とともに表
示手段7の表示画面9に表示スイッチSW2を操作する
ことによって選択的に表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測したガス流量
を電気信号として出力する発信器を備える膜式ガスメー
タ、ルーツガスメータ、およびタービンガスメータのガ
ス使用量、およびその他のガスメータ関連情報を選択的
に表示することができるガスメータ用表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば工場の敷地内に広範囲にわたっ
て複数のガスメータが備えられている場合がある。この
ような場合、工場全体でのガス使用量を求めるには、検
針者が各ガスメータのカウンタまたはガスメータに接続
されるガスメータ用表示装置をそれぞれ検針し、積算す
ることによって求める。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のガス
メータおよびガスメータ用表示装置では、検針者が広い
敷地内を回って各ガスメータのガス使用量をそれぞれ検
針する必要があり、多くの労力を必要とする。また、工
場全体でのガス使用量は検針した各ガス使用量を積算し
なければならない。このような実状から、複数のガスメ
ータのガス使用量の積算値を表示することができるガス
メータ用表示装置の実現が望まれている。
【0004】本発明の目的は、複数のガスメータのガス
使用量の積算値を表示することができるガスメータ用表
示装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ガスメータによって計測されたガス流量に応じたパ
ルス数の計測信号を出力する発信器が、複数のガスメー
タにそれぞれ備えられ、各発信器からの計測信号を積算
してガス使用量を算出し、その他のガスメータ関連情報
とともに、備えられるメモリに記憶する制御手段と、所
定の表示操作によって、前記ガス使用量およびその他の
ガスメータ関連情報を選択的に表示する表示手段とを含
むことを特徴とするガスメータ用表示装置である。
【0006】本発明に従えば、各ガスメータによって計
測されたガス流量は計測信号として制御手段に入力され
る。入力された計測信号は積算されてガス使用量が算出
され、その他のガスメータ関連情報とともに制御手段に
備えられるメモリに記憶される。メモリに記憶されたガ
ス使用量およびガスメータ関連情報は所定の表示操作に
よって選択的に表示手段に表示される。したがって、ガ
スメータが複数の離れた場所に配置されていたとして
も、各ガスメータ毎の積算値を積算した合計値であるガ
ス使用量が本発明のガスメータ用表示装置によって表示
することができ、複数の各ガスメータを個別に検針し、
各ガスメータのガス使用量の合計値を検針者が積算して
求めるといった労力と手間が省かれる。
【0007】請求項2記載の本発明は、制御手段に備え
られる前記メモリには、各発信器から入力した前記ガス
使用量に応じた計測信号を基準となる流量/パルス比の
積算用計測信号にそれぞれ換算するための換算データが
記憶され、制御手段は、メモリに記憶された前記換算デ
ータを用いて各発信器からの計測信号を積算用計測信号
に換算した後、積算することを特徴とする。
【0008】本発明に従えば、各発信器から入力した計
測信号は、メモリに記憶された換算データを用いて基準
となる積算用計測信号に換算されてから積算されるの
で、たとえば大形ガスメータと小形ガスメータとの違い
などによって、1パルス当たりのガス流量が異なってい
たとしても、1パルス当たりのガス流量が等価である積
算用計測信号に換算した後に積算することによって、各
ガスメータ毎のガス使用量の合計であるガス使用量を正
確に算出することができる。
【0009】請求項3記載の本発明の前記ガス使用量
は、表示操作したときまでの各ガスメータ毎のガス使用
量の合計である全日使用量と、表示操作したときまでの
1日のうちの所定の時間帯のガス使用量の合計である所
定時間帯使用量と、表示操作したときまでの予め定める
一定時間内での最大のガス使用量である最大使用量とを
含むことを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、ガス使用量は全日使用量
と所定時間帯使用量と最大使用量とを含む。したがっ
て、所定の表示操作によって選択的に全日使用量を表示
手段に表示させることによって、この表示操作したとき
までの各ガスメータのガス使用量の積算値を表示するこ
とができる。また1日のうちの所定時間帯、たとえば夜
間のガス使用量を表示させる場合には、たとえば内部の
カレンダ機能を利用して算出し、所定の表示操作によっ
て表示手段に表示させることができる。また予め定める
一定時間、たとえば1時間での最大のガス使用量も、所
定の表示操作によって表示手段に最大使用量として表示
することができる。このようにして検針者が別途に算出
することなく、所定時間帯使用量および最大使用量を全
日使用量とともに表示することができ、使い勝手が向上
する。
【0011】請求項4記載の本発明は、所定のキーによ
って切換動作が阻止およびその阻止状態が解除される切
換手段であって、前記切換動作の阻止状態が解除された
状態で、メモリに記憶されたガスメータ使用量の消去が
可能な状態、換算データおよびガスメータ関連情報の設
定が可能な状態、ならびに前記消去および設定を禁止し
た状態のいずれかの態様に切換える切換手段を含むこと
を特徴とする。
【0012】本発明に従えば、メモリに記憶されたガス
使用量を消去する場合には、切換手段の切換動作の阻止
状態を所定のキーによって解除し、切換手段をガス使用
量の消去可能な状態に切換えてから行う。同様に、換算
データおよびガスメータ関連情報の設定を行う場合にも
所定のキーによって切換阻止状態を解除した後に切換手
段を前記設定が可能な状態に切換えてから行う。したが
って、切換手段を消去および設定を禁止した状態に切換
えた状態で、所定キーを離脱させて切換手段を切換動作
阻止状態に保持することによって、誤操作やいたずらな
どによってメモリに記憶されたガス使用量、換算データ
およびガスメータ関連情報が消去または設定し直された
りするといったことが確実に防がれる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるガスメータ用表示装置1の使用状態を示す正面図で
ある。ガスメータ用表示装置1はガスメータ2の正面に
取付けられる。ガスメータ2は、計測したガス流量に応
じたパルス数の計測信号を出力する発信器3を有し、ガ
スメータ用表示装置1には、前記ガスメータ2の発信器
3から接続ケーブル16を介して計測信号が入力される
とともに、他の複数、本実施形態では3つのガスメータ
4,5,6の各発信器からそれぞれ接続ケーブル4a,
5a,6aを介して各ガスメータ4〜6が計測した計測
信号が入力される。
【0014】図2は、カバー21が取外されたガスメー
タ用表示装置1の正面図であり、図3はカバー21が取
外されたガスメータ用表示装置1の底面図である。なお
図2では図解の便宜のため、各ガスメータ4〜6に接続
される接続ケーブル4a,5a,6aは省略してあり、
ガスメータ用表示装置1が取付けられるガスメータ2か
らの接続ケーブル16のみ図示してあり、図3では全て
の接続ケーブル16,4a,5a,6aを省略して示し
てある。
【0015】ガスメータ用表示装置1の正面には、たと
えば液晶表示素子から成る表示手段7の表示画面9が設
けられ、この表示画面9の右下に変更スイッチSW1お
よび表示スイッチSW2が設けられる。またガスメータ
用表示装置1の底部には、図2において左方に切換手段
22が、キー挿入口26を下方に臨んで設けられ、同様
にガスメータ用表示装置1の底部の図2における右方に
はクリアスイッチ接続口23が下方に臨んで設けられ
る。このクリアスイッチ接続口23には通常接続口カバ
ー24が着脱可能に螺着され、この接続口カバー23に
はチェーン25の一端が連続され、チェーン25の他端
はカバー21の底部に連結される。したがって、カバー
21をガスメータ用表示装置1から取外したときにカバ
ー21がガスメータ用表示装置1から落下するといった
ことが防がれる。
【0016】カバー21をガスメータ用表示装置1から
離脱させると、入力1〜入力4に対応する第1〜第4入
力端子10,11,12,13および出力1、出力2に
対応する第1,第2出力端子14,15が現れる。各端
子10〜15はそれぞれ導電性のねじ部材を有する3つ
の接続端子A,B,Cを有する。
【0017】ガスメータ2の発信器3に接続される接続
ケーブル16は、3芯ケーブルから成り、各ケーブル1
6a,16b,16cが入力1である第1入力端子10
の各接続端子A,B,Cにそれぞれ接続される。各ケー
ブル16a,16b,16cの先端にはY字状または丸
状に分岐した接続片がそれぞれ電気的に接続され、各接
続片を接続端子A,B,Cのねじ部材で挟持して締付け
ることによってガスメータ用表示装置1とガスメータ2
の発信器3とが接続される。同様に、ガスメータ4〜6
の接続ケーブル4a,5a,6aも第2,第3および第
4入力端子11,12,13にそれぞれ接続される。
【0018】ガスメータ2に設けられるカウンタ8は、
0〜9の数字が記載された複数の表示リールを有し、こ
れらの表示リールによってガスメータ2が計量したガス
流量が表示される。これらの表示リールのうち、最下位
の表示リールには一対または複数対の永久磁石片のN極
とS極とが交互に周方向に並置される磁石リールが連結
され、前記表示リールの回転とともに磁石リールが回転
駆動することになる。このようなカウンタ8に隣接して
設けられる発信器3には、たとえばリードスイッチなど
の磁気検出器が設けられ、この磁気検出器は前記磁石リ
ールの回転に応じてスイッチング対応が切換わり、計測
信号を出力する。
【0019】磁気検出器はたとえば大形ガスメータと、
小形および中形ガスメータとで異なり、これによって出
力する計測信号も異なるので、発信器からの計測信号は
制御手段30によって共通な第1基準信号にまず変換さ
れる。大形ガスメータに設けられる磁気検出器は磁石リ
ールのN極、S極およびこれらの中間に対応する3つの
レベルの計測信号を出力する。このような大形ガスメー
タに設けられる磁気検出器の出力パルス形状は図4
(1)に示してある。
【0020】各入力端子10〜13の各接続端子A,
B,Cのうち、接続端子A,C間および接続端子B,C
間に発信器3から計測信号が入力され、たとえば磁石リ
ールのN極に関しては、接続端子A,C間に信号が入力
され、磁石リールのS極に関しては、接続端子A,C間
に計測信号が入力され、磁石リールのN極とS極の中間
に関しては、接続端子A,C間およびB,C間のいずれ
にも計測信号が入力されない状態となる。これらの各接
続端子A〜Cから計測信号が入力される制御手段30
は、接続端子A,C間および接続端子B,C間に計測信
号が入力されて1パルスの第1基準信号が入力されたと
判断する。また、磁石リールが回転することによって接
続端子A,C間に計測信号が入力される瞬間から、接続
端子A,C間および接続端子B,C間のどちらにも計測
信号が入力されない状態を経て接続端子B,C間に計測
信号が入力された瞬間までの時間W1aは、500ms
ec以上に選ばれ、接続端子A,C間および接続端子
B,C間に計測信号が入力される時間W2aは、150
msec以上に選ばれる。このように選ぶことによっ
て、ノイズなどによって誤作動するといったことが防が
れる。
【0021】また小形および中形ガスメータに備えられ
る磁気検出器は、N極およびS極のいずれかに対応する
2つのレベルの計測信号を出力し、このような磁気検出
器の出力波形は図4(2)に示される。各ケーブルは接
続端子A、接続端子Bおよび接続端子Cとに接続され、
磁石リールのN極に関しては、磁気検出器は接続端子
A,C間に計測信号を入力し、磁石リールのS極に関し
ては、磁気検出器は接続端子B,C間に計測信号を入力
し、制御手段30は接続端子A,C間および接続端子
B,C間に計測信号が入力されたときに1パルスの第1
基準信号が入力されたと判断する。また、接続端子A,
C間に計測信号が入力される瞬間から接続端子B,C間
に計測信号が入力され、引続き接続端子A,C間に信号
が入力される瞬間までの時間W1bは500msec以
上に選ばれ、接続端子A,C間および接続端子B,C間
に計測信号が入力される時間W2bは150msec以
上に選ばれる。これによってノイズなどによって誤作動
するといったことが防がれる。また、ガスメータ用表示
装置1は、各入力端子10〜13に図4(1)および図
4(2)のどちらのパルス形状が入力されるか予め設定
されている。
【0022】図5は、ガスメータ用表示装置1の電気的
構成を示すブロック図である。ガスメータ用表示装置1
の制御手段30は、CPU(中央演算処理装置)などに
よって実現される信号処理回路31およびEEP−RO
M(electrically erasableprogrammable read only me
mory)などの不揮発性のメモリ32とを有する。
【0023】制御手段30の信号処理回路31には、各
ガスメータ2,4〜6の各発信器3から、ガス流量に応
じたパルス数の計測信号が入力され、入力された計測信
号は、上述したように第1基準信号にまず変換される。
メモリ32には、前記第1基準信号を、基準となる流量
/パルス比の積算用計測信号にそれぞれ換算するための
換算データが記憶され、信号処理回路31は、メモリ3
2に記憶された前記換算データを用いて各発信器3から
の計測信号を積算用計測信号に換算した後、積算してガ
ス使用量を算出し、その他のガスメータ関連情報ととも
にメモリ32に記憶する。また信号処理回路31には、
変更スイッチSW1、表示スイッチSW2、切換手段2
2およびクリアスイッチ接続口23が接続され、前記表
示スイッチSW2を操作することによってメモリ32に
記憶されたガス使用量、およびその他のガスメータ関連
情報を表示手段7の表示画面9に表示することができ
る。
【0024】図6は、制御手段30が各ガスメータ2,
4〜6からの第1基準信号を処理する手順を示す図であ
る。この図6を参照しながら信号処理回路31の信号処
理の手順を説明する。信号処理回路31は、各ガスメー
タ2,4〜6からの第1基準信号を積算してガス使用量
を求めるが、たとえば大形ガスメータ、中形ガスメータ
および小形ガスメータで1パルス当たりのガス流量であ
る入力パルス単位が異なる場合があり、この場合にはこ
れらを等価のパルスに換算する必要がある。またガスメ
ータに供給されるガス圧は通常低圧であるが、低圧より
も高い中間圧のガス圧が供給されるガスメータもあり、
この場合にも等価のパルスとなるように中間圧補正を行
う必要がある。また、入力されるパルス数が多い場合、
たとえば1時間当たりに1000パルスを越える計測パ
ルスが入力される場合には、10パルスまたは100パ
ルスを1パルスとして換算して、入力されるパルス数を
1時間当たり1000パルス以内に抑える場合がある。
このように換算する比を分周比という。
【0025】以上のように入力パルス単位、分周比およ
び供給されるガス圧が異なる場合には、基準となる流量
/パルス比の積算用計測信号に換算した後に積算する必
要がある。
【0026】積算用計測信号の1パルス当たりのガス流
量が等しいので、このガス流量を表示手段7での使用量
表示時の最小桁のガス流量に選ぶことによって、各ガス
メータからの積算用計測信号を合計して積算した値に前
述の最小桁を掛合わせて表示することによって、ガス使
用量を表示することができる。
【0027】したがって、まず各ガスメータの入力パル
ス単位と分周比とから各ガスメータ毎のガス使用量の最
小桁を求め、この各ガスメータ毎のガス使用量の中から
最も小さい値を選んで使用量表示時の最小桁を決定し、
これらの値から、第1基準信号が分周されて入力された
入力パルス信号を、中間圧補正をしない場合の積算用計
測信号である第2基準信号に換算する入力分周換算デー
タを求める。この入力分周換算データは、(各ガスメー
タ毎のガス使用量の最小桁)/(使用量表示時の最小
桁)から求められる。入力分周換算データから得られた
第2基準信号に、中間圧補正値である圧力換算データを
掛合わせることによって積算用基準信号が得られる。
【0028】したがって、第1基準信号が分周されて入
力された入力パルス信号を積算用基準信号に換算する換
算データは、入力分周換算データおよび圧力換算データ
から成る。
【0029】たとえばp1:入力1の入力パルス単位 d1:入力1の分周比 e1:入力1の入力分周換算データ p2:入力2の入力パルス単位 d2:入力2の分周比 e2:入力2の入力分周換算データ p3:入力3の入力パルス単位 d3:入力3の分周比 e3:入力3の入力分周換算データ p4:入力4の入力パルス単位 d4:入力4の分周比 e4:入力4の入力分周換算データとし、 p1=1m3、d1=1/10、p2=10m3、d2=1/
10、p3=1m3、d3=1/100、p4=10m3
4=1/100のとき、各ガスメータ毎のガス使用量
の最小桁u1,u2,u3,u4は、 u1=p1/d1=1m3/(1/10)=10m32=p2/d2=10m3/(1/10)=100m33=p3/d3=1m3/(1/100)=100m34=p4/d4=10m3/(1/100)=1000m
32=u3、u1<u2<u4となり、 u1が1番小さく10m3なので、使用量表示時の最小桁
は10m3で表示パルス単位は〔×10m3〕となる。
【0030】したがって各入力分周換算データは、 e1=u1/10=1 e2=u2/10=10 e3=u3/10=10 e4=u4/10=100となる。
【0031】このようにして得られた各入力分周換算デ
ータe1〜e4を用いて各ガスメータ2,4〜6からの第
1基準信号を第2基準信号に変換し、さらに各第2基準
信号を圧力換算データである中間圧補正値を掛合わせて
積算用計測信号に換算する。このようにして得られた積
算用計測信号をそれぞれ信号処理回路31でパルス合成
することによって積算し、さらにデータ演算することに
よって全日使用量、夜間使用量および最大使用量などの
ガス使用量が得られ、このガス使用量はメモリ32に記
憶される。また表示スイッチSW2を操作することによ
ってメモリ32に記憶されたガス使用量は表示手段7の
表示画面9に表示される。
【0032】また入力1に対応する第1入力端子10に
入力されるガスメータ2の計測信号は信号処理回路31
に入力されるとともに、出力1に対応する第1出力端子
14にも分岐し、この第1出力端子14からガスメータ
2の計測信号を取出すことができる。またガスメータ
2,4〜6からの信号を信号処理回路31によって合成
して得られた信号は、データ演算されるとともに、第2
出力端子15にも分岐し、この第2出力端子15から各
ガスメータ2,4〜6の合成パルスを取出すことができ
る。
【0033】図7は、ガス使用量の全日使用量の表示状
態を示す図である。図7(1)は、最小桁が0.1m3
である場合の全日使用量の表示状態を示す図であり、図
7(2)は最小桁が1m3である場合の全日使用量の表
示状態を示す図であり、図7(3)は最小桁が10m3
である場合の全日使用量の使用状態を示す図であり、図
7(4)は最小桁が100m3である場合の全日使用量
の表示状態を示す図である。このようにガス使用量は最
小桁に応じて表示時の表示が異なり、使い勝手が向上さ
れる。
【0034】ガス使用量は、全日使用量、所定期間使用
量である夜間使用量および最大使用量から成り、ガスメ
ータ関連情報は、年月日時刻、分周比、入力パルス単
位、中間圧補正値、電池電圧低下および自動復帰情報な
どを有する。また、夜間使用量および最大使用量は制御
手段30に備えられるカレンダ機能を利用して算出され
る。
【0035】図8は、表示スイッチSW2の表示切換操
作によって表示画面9に表示される表示内容を示す図で
ある。表示手段7は、通常バックライトが消灯し何も表
示されていないが、表示スイッチSW2を押すと、バッ
クライトが点灯し、時刻および年月日が表示される。こ
の状態で引続き表示スイッチSW2を押すと全日使用量
が表示され、さらに表示スイッチSW2を押すと夜間使
用量が表示され、さらに表示スイッチSW2を押すと最
大使用量が表示される。最大使用量とは、予め定める一
定時間、たとえば1時間の最大ガス使用量を示し、本実
施形態では正時から正時までの1時間毎の使用量の最大
値を示す。したがってスタート直後はスタート時刻から
正時までの1時間未満の使用量となる。全日使用量、夜
間使用量および最大使用量はそれぞれ現在、すなわち表
示スイッチSW2を押したときまでの値を表示する。バ
ックライトが点灯し、表示画面9に各表示内容が表示さ
れた状態で、15秒経過すると、自動的に終了してバッ
クライトが消灯する。
【0036】図9は、切換手段22の切換状態を示す正
面図である。切換手段22は、メモリ32に記憶された
内部データのうち、ガス使用量の消去が可能な状態、換
算データおよびガスメータ関連情報などの内部データの
設定が可能な状態、および前記消去および設定を禁止し
た状態のいずれかの対応に切換えることが可能であり、
このような切換動作は所定のキー35を切換手段22の
キー挿入口26に挿入して行われ、切換手段22は通
常、消去および設定を禁止した挿入位置でキー35が離
脱した状態にあり、誤動作やいたずらなどによって内部
データの消去および設定を行えない状態に保持される。
【0037】図9(1)に示されるように、切換手段2
2のキー挿入口26に所定のキー35を挿入することに
よって、切換手段22の切換動作の阻止状態が解除され
た状態となる。この挿入位置では、切換手段22は内部
データの消去および設定を禁止した状態であり、図9
(2)に示されるようにキー35を左(図9において反
時計回り)に回転させて消去位置に切換えることによっ
て、内部データの消去が可能な状態に切換わる。また図
9(3)に示されるように、挿入されたキー35を挿入
位置よりも右(図9において時計回り)に回転させて設
定位置に切換えることによって、切換手段22は内部デ
ータの設定可能な状態に切換わる。なお、図9(2)お
よび図9(3)に示される消去および設定位置ではキー
35は離脱することができず、キー35を離脱させるに
は、図9(1)に示される挿入位置にキー35を回し戻
して引抜く必要がある。これによって、切換手段22が
内部データの消去および設定が可能な状態に保持される
といったことが防がれる。
【0038】図10は、換算データ、ガスメータ関連情
報およびガス使用量の初期値などの内部データの設定順
序を示す図である。これらの設定を行うには、まずキー
35によって切換手段22を設定位置に切換え、図10
に示されるようにまず年月日時刻の設定を行い、引続き
全日使用量の設定、入力パルス単位の設定、分周比の設
定、中間圧補正値の設定、夜間時間帯開始時刻の設定お
よび夜間時間帯終了時刻の設定を順に行う。次の各図1
1〜図16で、各設定手順を示す。
【0039】図11は、年月日時刻の設定手順を示す図
である。キー35を設定位置に切換えると表示画面9に
年月日および時刻が表示され、年月日の「年」の上2桁
が点滅する。まずこの「年」表示の上2桁の数字を変更
スイッチSW1を押して変更する。この際、変更スイッ
チSW1を押す毎に数字は「19」と「20」を繰返し
表示する。このようにして設定すべき数字を選択した
後、表示スイッチSW2を押すと決定され、下2桁の設
定へ移る。下2桁の数字は、変更スイッチSW1を押す
毎に1増加し、このようにして下2桁の数字を選んだ
後、表示スイッチSW2を押すと決定され、次桁の
「月」の設定へ移る。「月」の設定も同様に、変更スイ
ッチSW1によって選択して表示スイッチSW2によっ
て決定する。以下同様に「日」「時」および「分」を順
に設定する。「分」の設定終了後、表示スイッチSW2
を押すと全日使用量の初期値の設定に移る。なお、
「年」の上位2桁以外の項目は、変更スイッチSW1を
押続けると数字を早送りすることができ、効率よく設定
を行うことができる。
【0040】図12は、全日使用量の初期値の設定手順
を示す図である。全日使用量の初期値は、たとえばガス
メータ2のカウンタ8の積算値に合わせる必要がある場
合に設定する。全日使用量の設定は、最上位桁から1桁
ずつ設定を行う。最上位桁の設定は、変更スイッチSW
1を押す毎に数字が1増加し、これによって数字を選択
した後、表示スイッチSW2を押すと数字が決定され次
桁の設定へ移る。以上の操作を繰返して全桁を設定し、
最下位桁の設定終了後、表示スイッチSW2を押すと入
力パルス単位の設定に移る。なお変更スイッチSW1を
押続けると、数字を早送りすることができる。
【0041】図13は、第1基準信号1パルス当たりの
ガス流量である入力パルス単位の設定手順を示す図であ
る。入力パルス単位の設定は、まず入力1から設定を行
う。表示画面9には、「パルス単位」と入力1を示す
「ch.1」が表示されるとともに、設定値が表示され
る。設定値は変更スイッチSW1を押す毎に、0,1,
1,10,100を順次表示し、これによって設定した
い値を表示させた後、表示スイッチSW2を押して決定
する。以上の操作を繰返して入力2〜入力4の全ての入
力パルス単位の設定を行う。入力4の設定終了後、表示
スイッチSW2を押すと分周比の設定に移る。なお、設
定操作時の設定値は数字のみを表示し、単位は〔m3
パルス〕である。
【0042】図14は、分周比の設定手順を示す図であ
る。分周比の設定は、入力1から行う。表示画面9には
「分周比」「ch.1」が表示されるととともに設定値
が表示される。設定値は、変更スイッチSW1を押す毎
に順次1,10,100,100が表示され、それぞれ
1は1/1、10は1/10、100は1/100、1
000は1/1000を意味する。このようにして設定
したい値を表示させて表示スイッチSW2を押して分周
比を決定する。以上の操作を繰返して入力2〜入力4の
全ての分周比の設定を行い、入力4の設定終了後、表示
スイッチSW2を押すと中間圧補正値の設定に移る。
【0043】図15は、中間圧補正値の設定手順を示す
図である。中間圧補正値は0.000〜1.999の間
で設定でき、設定はまず入力1から行う。表示画面9に
は、「中間圧補正値」および「ch.1」が表示される
ともに、1.000が表示され、変更スイッチSW1を
押す毎に整数桁の数字が「0」と「1」を繰返し表示
し、これによって整数桁を選択した後、表示スイッチS
W2を押して決定し、入力1の小数点以下第1位の小数
桁の設定へ移る。小数桁の設定は、変更スイッチSW1
を押す毎に1増加し、変更スイッチSW1を押続けると
数字が早送りされる。このようにして設定すべき小数点
以下第1位の数字を表示させた後、表示スイッチSW2
を押すと決定され、次桁の設定へ移る。このような操作
を繰返し、入力1の中間圧補正値の全桁を設定する。同
様にして入力2〜入力4の設定を全て行い、入力4の最
下位桁の設定終了後、表示スイッチSW2を押すと夜間
時間帯開始、終了時刻の設定に移る。
【0044】図16は、夜間時間帯開始、終了時刻の設
定手順を示す図である。一日のうちの所定の時間帯、た
とえば午後5時から翌朝の午前6時までの夜間のみのガ
ス使用量を全日使用量とは別途に表示する場合に、夜間
時間帯を設定する。夜間時間帯の設定は、まず夜間帯開
始時刻の「時」から設定を行う。表示画面9には「開始
時刻」が表示されるとともに、「22:00」が表示さ
れ、変更スイッチSW1を押す毎に「時」の数字が1増
加する。このようにして設定すべき「時」を表示した後
表示スイッチSW2を押すと決定され、「分」の設定に
移る。「分」の設定も同様に変更スイッチSW1によっ
て設定すべき数字を表示させて、表示スイッチSW2に
よって決定する。このようにして夜間時間帯開始時刻の
「分」の設定が終わると、夜間時間帯終了時刻の設定に
移る。夜間時間帯終了時刻の設定も同様に、変更スイッ
チSW1および表示スイッチSW2によって設定し、夜
間時間帯終了時刻の「分」の設定を終了すると内部デー
タの設定が完了する。また夜間時間帯終了時刻の「分」
の設定終了後、表示スイッチSW2を押すと再び年月日
時刻の設定に移る。なお、「時」「分」の設定の際、変
更スイッチSW1を押し続けると、数字を早送りするこ
とができる。
【0045】このようにしてガス使用量の初期値、換算
データおよびガスメータ関連情報の設定が全て終了する
と、キー35を挿入位置に回し戻し、キー35を引抜
く。
【0046】図17は、オールクリアの手順を示す図で
ある。ガス使用量、すなわち全日使用量、夜間使用量お
よび最大使用量の消去であるオールクリアを行う場合に
は、キー35を切換手段22のキー挿入口26に挿入
し、キー35を左に回して消去位置に切換える。すると
表示手段7の表示画面9にバックライトが点灯し、「全
日使用量」「夜間使用量」「最大使用量」の表示ととも
に、「クリアしますか?」が表示されてオールクリアの
確認が行われる。この状態で表示スイッチSW2を押す
と「クリアしますか?」の表示から「クリアしました」
の表示に変わるとともにメモリ32に記憶された全日使
用量、夜間使用量および最大使用量が消去される。この
後、キー35を挿入位置に回し戻すとバックライトの消
灯してオールクリアが終了する。また前述のオールクリ
アの確認時に、キー35を挿入位置に回し戻すとガス使
用量の消去が行われず、バックライトが消灯する。
【0047】図18は、最大使用量の消去であるデータ
クリアの手順を示す図である。ガス使用量のうち最大使
用量のみの消去であるデータクリアを行う場合には、ガ
スメータ用表示装置1の右下に設けられるクリアスイッ
チ接続口23から接続口カバー24を螺脱させ、このク
リアスイッチ接続口23に専用クリアスイッチ(図示せ
ず)を接続する。専用クリアスイッチは、クリアスイッ
チを有し、このクリアスイッチを押すと表示画面9に最
大使用量の表示とともに「クリアしますか?」が表示さ
れてデータクリアの確認が行われる。この状態でもう一
度クリアスイッチを押すと「クリアしますか?」から
「クリアしました」に表示が切換わるとともに、最大使
用量の値が0000m3となり、最大使用量が消去され
る。この状態で3秒経過するとバックライトが消灯し、
自動的にデータクリアが終了する。また前述のデータク
リアの確認段階で、クリアスイッチを押さずに10秒間
放置すると、バックライトが消灯して自動的に終了する
ことになる。
【0048】図19は、電池電圧低下警告表示を示す図
である。ガスメータ用表示装置1を駆動するための電池
の電圧が低下し、たとえば2.6V以下になると図19
に示されるように表示画面9に電池電圧低下警告記号4
0が点滅する。
【0049】図20は、自動復帰状態の表示画面9を示
す図である。何らかの障害で制御手段30に暴走、機能
停止などの異常が生じたときには、自動復帰し、この場
合は図20に示されるように表示手段7の表示画面9
に、表示機能の全内容が表示されるとともにバックライ
トが点灯し、自動復帰状態にあることを示す。このよう
に自動復帰したとしても、メモリ32にはガス使用量お
よびその他のガスメータ関連情報が記憶されており、こ
れらのデータが消去されることはない。
【0050】またたとえば内部データ設定中に長時間ガ
スメータ用表示装置1から離れる場合など、バックライ
トが点灯し続ける状態にある場合には、著しい電力の消
費となる。このような状態を防ぐために、5分間変更ス
イッチSW1または表示スイッチSW2のいずれのスイ
ッチも押されない場合は設定を中断して自動的に表示内
容とバックライトを消灯する。この状態で変更スイッチ
SW1または表示スイッチSW2のいずれかのスイッチ
を押すと再び設定が再開し、設定操作を続けることがで
きる。またバックライトが消灯したパワーセーブ状態
で、キー35を設定位置から挿入位置に回し戻すと、内
部データは設定操作を中断したときの数値で設定され
る。
【0051】ガスメータ用表示装置1内には発信器3に
内蔵される磁気検出器と同様の磁気検出器が内蔵されて
おり、たとえば大形ガスメータにガスメータ用表示装置
1を取付ける際、大形ガスメータに備えられる発信器を
取外し、大形ガスメータに内蔵される磁気リールから直
接ガスメータ用表示装置1内に内蔵される磁気検出器に
よって磁界の変化を読取り、制御手段30に計測信号を
出力するように構成してもよい。この場合には、計測信
号は入力1の第1入力端子10に入力されることとなる
ので、図21に示される使用禁止札41を第1入力端子
10に装着し、誤って入力1に外部のガスメータからケ
ーブルが接続されないようにする。使用禁止札41は、
表面に「使用禁止」と記載され、両端に一対の挟持片4
2,43を有し、各挟持片42,43を第1入力端子1
0の接続端子A,Cのねじ部材で挟持する。
【0052】図22は、5台のガスメータ61,62,
63,64,65のガス使用量をガスメータ用表示装置
1によって表示するときの接続状態を示す正面図であ
る。ガスメータ用表示装置1は、最大で4つのガスメー
タからの計測信号を積算してガス使用量およびその他の
ガスメータ関連情報を表示することができるが、それ以
上、たとえば5台のガスメータ61〜65を接続する場
合には、ガスメータ用表示装置1に加えて別途にガスメ
ータ用表示装置を用い、このガスメータ用表示装置をパ
ルス調整器60として使用して図22に示されるように
接続する。ガスメータ用表示装置1の第2出力端子15
は、図6に関して説明したように入力1〜入力4に接続
された4つのガスメータからの計測信号を積算した合成
パルスを出力する。このときの出力パルスは、パルス調
整器60の使用量表示時の表示パルス単位の積算用計測
信号となり、ガスメータ用表示装置1は、第1入力端子
10に前記積算用計測信号が入力されるものとして設定
される。したがって、4つのガスメータ61〜64が接
続されたパルス調整器60の第2出力端子15とガスメ
ータ用表示装置1の第1入力端子10とをケーブルで接
続し、ガスメータ用表示装置1の第2入力端子11にガ
スメータ65を接続することによって、ガスメータ用表
示装置1に合計5つのガスメータのガス流量の積算値を
表示することができる。なおパルス調整器60の表示画
面9は使用する必要がないので、たとえば表示画面9に
「パルス調整器」または「Pulse Transporter」などと
記載されたシールを貼着し、パルス調整器であることを
明示するようにしてもよい。
【0053】本実施形態のガスメータ用表示装置1は、
各ガスメータのガス流量の積算値を表示するように構成
されているが、これに限らず、たとえば接続される各ガ
スメータのガス使用量を所定の表示操作によってそれぞ
れ個別に表示するようにしてもよい。このような場合、
たとえば表示スイッチSW2を押す毎に表示画面9に
「入力1」の表示と、全日使用量、夜間使用量および最
大使用量が順次表示され、さらに表示スイッチSW2を
押すと「入力2」の表示とともに入力2の全日使用量、
夜間使用量および最大使用量が順次表示され、以下入力
4に至るまで順次表示されるように構成してもよい。ま
たガスメータ用表示装置1に接続されるガスメータは最
大で4機までであるが、入力端子を5またはそれ以上と
することで5またはそれ以上のガスメータを接続できる
ように構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、制御手
段には複数のガスメータから計測信号が入力され、この
計測信号を積算してガス使用量を算出し、その他ガスメ
ータ関連情報とともに表示手段に表示するので、ガスメ
ータが広範囲にわたって複数設けられていたとしても、
検針者は各ガスメータを回って検針し、各ガス使用量を
積算する必要がなく、多くの労力と手間を省くことがで
きる。
【0055】請求項2記載の本発明によれば、各発信器
からの計測信号は積算用計測信号に換算した後、積算さ
れるので、接続されるガスメータが大形または小形など
の違いによって、1パルス当たりのガス流量が異なる計
測信号を出力していたとしても、これらを基準となる積
算用計測信号にそれぞれ換算した後に積算することによ
って、各ガスメータのガス流量の積算値を正確に算出す
ることができる。
【0056】請求項3記載の本発明によれば、ガス使用
量は全日使用量と所定時間帯使用量と最大使用量とを含
むので、表示操作したときまでの各ガスメータのガス使
用量の合計である全日使用量だけでなく、たとえば夜間
など所定時間帯の使用量および1時間当たりの最大使用
量などの最大使用量も表示することができる。これによ
って所定時間帯の使用量を管理することができ、使い勝
手がさらに向上される。
【0057】請求項4記載の本発明によれば、メモリに
記憶されたガス使用量の消去、換算データおよびガスメ
ータ関連情報の設定は所定のキーによって切換手段を切
換えることによってのみ可能であるので、誤動作やいた
ずらなどによってメモリに記憶されたデータの変更およ
び消去が行われるといったことが確実に防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるガスメータ用表示
装置1の使用状態を示す正面図である。
【図2】カバー21を外したガスメータ用表示装置1を
示す正面図である。
【図3】カバー21を外したガスメータ用表示装置1の
底面図である。
【図4】磁気検出器の出力パルス形状を示すグラフであ
る。
【図5】ガスメータ用表示装置1の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図6】制御手段30の、各ガスメータ2,4〜6から
の第1基準信号の処理手順を示す図である。
【図7】全日使用量の表示状態を示す図である。
【図8】表示スイッチSW2にの表示切換操作によって
表示画面9に表示される表示内容を示す図である。
【図9】切換手段22の切換状態を示す正面図である。
【図10】内部データの設定順序を示す図である。
【図11】年月日時刻の設定手順を示す図である。
【図12】全日使用量の初期値の設定手順を示す図であ
る。
【図13】入力パルス単位の設定手順を示す図である。
【図14】分周比の設定手順を示す図である。
【図15】中間圧補正値の設定手順を示す図である。
【図16】夜間時間帯開始、終了時刻の設定手順を示す
図である。
【図17】オールクリアの手順を示す図である。
【図18】データクリアの手順を示す図である。
【図19】電池電圧低下警告の表示状態を示す図であ
る。
【図20】自動復帰の表示状態を示す図である。
【図21】使用禁止札41を示す正面図である。
【図22】5台のガスメータ61〜65のガス使用量を
ガスメータ用表示装置1で表示するときの接続状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 ガスメータ用表示装置 2,4,5,6 ガスメータ 3 発信器 7 表示手段 8 カウンタ 9 表示画面 30 制御手段 31 信号処理回路 32 メモリ 35 キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樺山 徹 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株 式会社金門製作所関西研究所内 (72)発明者 大西 隆之 大阪府東大阪市西岩田4丁目7番31号 株 式会社金門製作所関西研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスメータによって計測されたガス流量
    に応じたパルス数の計測信号を出力する発信器が、複数
    のガスメータにそれぞれ備えられ、各発信器からの計測
    信号を積算してガス使用量を算出し、その他のガスメー
    タ関連情報とともに、備えられるメモリに記憶する制御
    手段と、 所定の表示操作によって、前記ガス使用量およびその他
    のガスメータ関連情報を選択的に表示する表示手段とを
    含むことを特徴とするガスメータ用表示装置。
  2. 【請求項2】 制御手段に備えられる前記メモリには、
    各発信器から入力した前記ガス使用量に応じた計測信号
    を基準となる流量/パルス比の積算用計測信号にそれぞ
    れ換算するための換算データが記憶され、 制御手段は、メモリに記憶された前記換算データを用い
    て各発信器からの計測信号を積算用計測信号に換算した
    後、積算することを特徴とする請求項1記載のガスメー
    タ用表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス使用量は、表示操作したときま
    での各ガスメータ毎のガス使用量の合計である全日使用
    量と、 表示操作したときまでの1日のうちの所定の時間帯のガ
    ス使用量の合計である所定時間帯使用量と、 表示操作したときまでの予め定める一定時間内での最大
    のガス使用量である最大使用量とを含むことを特徴とす
    る請求項1または2記載のガスメータ用表示装置。
  4. 【請求項4】 所定のキーによって切換動作が阻止およ
    びその阻止状態が解除される切換手段であって、前記切
    換動作の阻止状態が解除された状態で、メモリに記憶さ
    れたガス使用量の消去が可能な状態、換算データおよび
    ガスメータ関連情報の設定が可能な状態、ならびに前記
    消去および設定を禁止した状態のいずれかの態様に切換
    える切換手段を含むことを特徴とする請求項2または3
    記載のガスメータ用表示装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002181595A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Ricoh Elemex Corp 流量計測装置および流量計測装置用表示ユニット
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JP2017068605A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 矢崎エナジーシステム株式会社 電池式ガス警報器

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