JPH1114189A - 空冷吸収式冷凍装置 - Google Patents

空冷吸収式冷凍装置

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JPH1114189A
JPH1114189A JP10057619A JP5761998A JPH1114189A JP H1114189 A JPH1114189 A JP H1114189A JP 10057619 A JP10057619 A JP 10057619A JP 5761998 A JP5761998 A JP 5761998A JP H1114189 A JPH1114189 A JP H1114189A
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liquid
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Shiro Yakushiji
史朗 薬師寺
Koichi Yasuo
晃一 安尾
Kazuyuki Okuyama
和之 奥山
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Daikin Industries Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ポンプの台数を増やすことなく、上流側吸収
伝熱管への下流側伝熱管からの溶液の還流を可能とし、
空冷吸収器の熱交換率、吸収性能を向上させる。 【解決手段】 吸収液に冷媒蒸気を吸収させる複数列の
吸収伝熱管4a,4b,4cよりなる空冷吸収器4と、
複数列の吸収伝熱管の並設方向に空気流を供給して冷却
する送風手段20と、空冷吸収器の空気流上流側の吸収
伝熱管4a下部の第1の液留め部16bからの吸収作用
完了後の溶液を高温再生器1に供給する溶液ポンプ5
と、溶液ポンプから吐出される溶液の一部を上記複数列
の吸収伝熱管の内の空気流上流側吸収伝熱管に還流させ
る第1の溶液還流路21とを備えてなる空冷吸収式冷凍
装置において、上記第1の溶液還流路21にエジェクタ
23を設けるとともに該エジェクタの被駆動側吸込口に
第2の溶液還流路24を介して空気流下流側の吸収伝熱
管4b,4c下部の第2の液留め部16cを連通せしめ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、吸収器部分で生
じる吸収熱を空気流によって冷却放熱させるようにした
空冷吸収式冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に吸収式冷凍装置の吸収器では、冷
媒蒸気の吸収に加え、該吸収によって生じる吸収液の吸
収熱の除去を行うことが必要となる。そのため、一般に
水冷式又は空冷式の吸収器冷却手段が設けられるように
なっているが、水冷式の冷却手段を設けたものでは冷却
効率は高いものの、冷却塔を必要とするなどシステムが
複雑、大型化し、コストが高くなる欠点を有している。
【0003】このような事情から、最近では空冷式の吸
収器構造が色々提案されるようになっている。
【0004】その一つとして、例えばヘッダー部を介し
て上方から下方に冷媒蒸気とともに吸収液を流すストレ
ートな吸収伝熱管の外周部に多数枚の伝熱フィンを設け
ることによって吸収器部分をクロスフィン型の熱交換器
構造に形成し、それらをファン等の送風手段の空気流上
流側から下流側方向に複数組並設することによって空冷
吸収器を構成し、上記ファン等の送風手段による空気流
によって吸収器自体を空気冷却するようにした空冷吸収
式冷凍装置がある。そして、その場合、上記空気流上流
側から下流側方向に並設された複数組の吸収伝熱管に
は、それぞれ低温再生器からの吸収液が同一の吸収液分
配容器を介して一過性で供給されるようになっていた。
【0005】ところが、このように、複数列の吸収伝熱
管の全てに対して吸収液を一過性で流すようにすると、
吸収伝熱管1本当りの溶液流量が少なくなり、各吸収伝
熱管の内壁面に均一に液膜を形成することが困難とな
り、伝熱性能が悪くなるケースを生じる。
【0006】また、複数列の各吸収伝熱管に同一温度、
同一濃度の吸収液を均等に分配するようにしているが、
空気流下流側の列のものでは冷却空気の温度が上昇し、
吸収液との相対温度差が小さくなることとの関係で、熱
交換効率が低下し、吸収効率が低下する問題がある。
【0007】そこで、このような問題を解決するものと
して、例えば特公平7−21364号公報や特公平7−
21365号公報、特開昭64−84062号公報等に
示されるように、当該空冷吸収器の空気流下流側の吸収
伝熱管部分で一旦吸収作用が完了した溶液の一部を空気
流上流側次段の吸収伝熱管側に送液するようにしたもの
がある。
【0008】このように空気流下流側の吸収伝熱管から
の溶液を空気流上流側次段の吸収伝熱管に送液するよう
にすると、複数列の吸収伝熱管の空気流上流側から空気
流下流側にかけての冷却空気の温度上昇に対応して吸収
伝熱管内を流れる吸収液の温度および濃度を適切に分布
させることが可能となり、流される液量の増大により各
列の吸収伝熱管の伝熱性能が向上することは素より、空
気温度との関係で、効率的な熱交換を行わせることがで
きるようになり、吸収効率、吸収性能が向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのように
構成した場合、吸収作用完了後の溶液を高温再生器に供
給するための本来の溶液ポンプに加え、同溶液を次段の
吸収伝熱管側に送液するための溶液ポンプが別途必要に
なり、複数台の溶液ポンプが不可欠となるので、構成が
複雑になってコストが高くなるとともに、装置小型化の
ための制約が生じる。
【0010】そこで、このような問題に対処するため
に、例えば図6に示すような溶液還流路21を設け、複
数列の吸収伝熱管4a,4bを備えた空冷吸収器4の下
部ヘッダ16から高温再生器側に溶液を供給する本来の
溶液ポンプ5の吐出圧を利用して吐出された溶液の一部
を当該溶液供給路21から空気流上流側の吸収伝熱管4
a方向に分岐して同空気流上流側の吸収伝熱管4a側に
溶液を還流させるようにすることが考えられる。
【0011】なお、図6において、符号6は逆止弁、7
は低温溶液熱交換器、10は空冷凝縮器、13は蒸発
器、14は蒸発器13における利用側熱交換器、20は
吸収器冷却用の送風ファン、Fは吸収伝熱管4a,4b
外周の伝熱フィン、15aは空気流上流側第1の吸収伝
熱管4a用の第1の吸収液分配装置、15bは空気流下
流側第2の吸収伝熱管4b用の第2の吸収液分配装置で
ある。
【0012】しかし、このような構成を採用した場合、
溶液ポンプが1台で済むメリットはあるものの、下部ヘ
ッダ16内を各列の第1,第2の吸収伝熱管4a,4b
に対応させたものとして構成することができず、空気流
上流側の吸収伝熱管4a側に還流される溶液は空気流上
流側と下流側第1,第2の両吸収伝熱管4a,4bから
の混合溶液となり、本来蒸気吸収効率が高く温度および
濃度の高い空気流下流側吸収伝熱管4bからの溶液を取
り出して還流させるということができない問題がある。
そのため、上述のような適切な温度および濃度分布を十
分に得ることができなくなる。
【0013】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであって、上記本来の溶液ポンプの溶
液吐出圧を利用し、その溶液の一部を空気流上流側の吸
収伝熱管に還流させるようにするとともに、同溶液還流
路にエジェクタを設け、その被駆動側吸込口を空気流下
流側吸収伝熱管の液留め部に連通させることによって、
当該空気流下流側吸収伝熱管からの溶液を取り出して空
気流上流側吸収伝熱管に還流させ得るようにした空冷吸
収式冷凍装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
【0015】すなわち、本願発明の空冷吸収式冷凍装置
は、例えば図1および図2に示されるように、吸収液に
冷媒蒸気を吸収させる複数列の吸収伝熱管4a,4b,
4cよりなる空冷吸収器4と、該空冷吸収器4の上記複
数列の吸収伝熱管4a,4b,4cの並設方向に空気流
を供給して冷却する送風手段20と、上記空冷吸収器4
の空気流上流側の吸収伝熱管4a下部の第1の液留め部
16bからの溶液を高温再生器1に供給する溶液ポンプ
5と、該溶液ポンプ5から吐出される溶液の一部を上記
複数列の吸収伝熱管4a,4b,4cの内の空気流上流
側吸収伝熱管4aに還流させる第1の溶液還流路21と
を備えてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記第1の
溶液還流路21にエジェクタ23を設けるとともに該エ
ジェクタ23の被駆動側吸込口に第2の溶液還流路24
を介して上記空気流下流側の吸収伝熱管4b,4c下部
の第2の液留め部16cを連通せしめて構成されてい
る。
【0016】したがって、溶液ポンプ5の駆動により、
上記空気流上流側吸収伝熱管4a下部の第1の液留め部
16bからの吸収作用完了後の溶液が高温再生器1側に
所定の吐出圧で供給されるようになると、その吐出圧に
より一部が上記エジェクタ23を設けた第1の溶液還流
路21を介して再び上記空気流上流側吸収伝熱管4a側
に還流される。
【0017】そして、該還流時において、上記エジェク
タ23部分で第2の溶液還流路24を介して空気流下流
側吸収伝熱管4b,4c下部の第2の液留め部16cか
らの、冷却空気の温度の上昇に対応して、相対的に濃
度、温度が高い状態にある吸収効率の高い溶液を吸い込
んで、空気流上流側吸収伝熱管4a側に還流させる。
【0018】この結果、空気流上流側吸収伝熱管4aか
ら空気流下流側吸収伝熱管4b,4c部分を流れる吸収
液の濃度および温度分布は、冷却空気の温度に対応して
吸収能力が高い空気流上流側吸収伝熱管4aほど高くな
る適切なものとなり、空冷吸収器全体の吸収効率、吸収
性能が向上する。
【0019】そして、該構成において、例えば上記第2
の溶液還流路24は、第2の液留め部16cの底部に連
通せしめられるか、又は第2の液留め部16cの液面付
近に連通せしめられる。
【0020】前者の場合、液面変動に拘らず安定した溶
液の供給還流が可能になる一方、後者の場合には、液面
付近に浮遊している界面活性剤を吸い込んで効率良く空
気流上流側吸収伝熱管4a側に移送することができるよ
うになるので、吸収効率が向上する。
【0021】また、以上の各構成において、例えば上記
第1の液留め部16bと第2の液留め部16cとは、底
部側連通管22で相互に連通せしめられる。
【0022】このようにすると、第1の液留め部16b
側の溶液量が減少したような時にも滞留量の多い第2の
液留め部16c側から安定して溶液が供給されるように
なるので、溶液ポンプ5の空運転が防止される。
【0023】しかし、該構成を採用した場合、連通管2
2という別部品を必要とし、部品点数が増加するととも
に、組付け工数も増える。また、各接続部のシール性に
も対策が必要となる。
【0024】そこで、例えば図4および図5に示すよう
に、上記第1の液留め部16bと第2の液留め部16c
とを仕切壁16aによって仕切り、該仕切壁16aの下
部に第1の液留め部16bと第2の液留め部16cとを
相互に連通せしめる連通孔16dを設ける。
【0025】このような構成にすると、該連通孔16d
が上記連通管22と同様の役割を果たし、上記第1の液
留め部16b側の溶液量が減少したような時にも滞留量
の多い第2の液留め部16c側から安定して溶液が供給
されるようになるので、溶液ポンプ5の空運転が防止さ
れる。
【0026】しかも、該構成では、仕切壁16aの下部
に連通孔を形成するだけで連通管22の作用を実現でき
るから、構成は簡単で、加工も容易である。
【0027】したがって、連通管22のような別部品を
必要とせず、組付けやシール対策等の必要もなくなる。
【0028】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の空冷吸収式冷凍
装置によると、空冷吸収器の吸収効率、吸収性能が向上
し、小型低コストで高性能の空冷吸収式冷凍装置を提供
し得るようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は、本願発明の実施の形態1に係
る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
【0030】この空冷吸収式冷凍装置においては、吸収
液として例えば臭化リチウム水溶液(LiBr水溶液)
が採用され、また冷媒(被吸収液)として水(H2O)
が採用されている。
【0031】図1において、先ず符号1は高温再生器で
あり、ガスバーナ等の加熱源を備えている。該高温再生
器1の上方には、揚液管2を介して連通された気液分離
器3が設けられている。上記高温再生器1においては、
臭化リチウム希溶液を加熱沸騰させて、揚液管2を介し
て上方に位置する気液分離器3に供給し、ここで冷媒蒸
気である水蒸気と吸収液である臭化リチウム中間濃溶液
(中間濃度吸収液)とに分離再生するようになってい
る。
【0032】上記高温再生器1に供給される臭化リチウ
ム希溶液は、後述するように上記吸収液である臭化リチ
ウム中間濃溶液を低温再生器9を介して一層高濃度の臭
化リチウム濃溶液に再生した後に、空冷吸収器4におい
て再び冷媒蒸気である水蒸気を吸収させることによって
得られ、低温溶液熱交換器7および高温溶液熱交換器8
を経て順次有効に予熱された後に上記高温再生器1へ供
給還流されるようになっている。
【0033】上記気液分離器3で気液分離された水蒸気
は、次に低温再生器9に送られる。また、上記気液分離
器3において気液分離された上記臭化リチウム中間濃溶
液は、上記高温溶液熱交換器8において前述した空冷吸
収器4からの臭化リチウム希溶液と熱交換された後にオ
リフィス11を介して上記低温再生器9へ供給される。
【0034】そして、上記低温再生器9では、上記のよ
うにして気液分離器3、高温溶液熱交換器8から各々供
給された水蒸気と臭化リチウム中間濃溶液との間で相互
に熱交換させることにより、水蒸気を可及的に凝縮させ
るとともに臭化リチウム濃溶液中に含まれる残余水分を
蒸発させてさらに高濃度の臭化リチウム濃溶液を取り出
す。
【0035】次に、このようにして上記低温再生器9に
おいて臭化リチウム中間濃溶液から蒸発された水蒸気
は、上記オリフィス12を介して供給される水蒸気混合
状態の凝縮水とともに空冷凝縮器10に送られ、同空冷
凝縮器10で確実に凝縮液化されて凝縮水となり、さら
に蒸発器13の凝縮水散布装置部分へ供給される。
【0036】また、一方上記低温再生器9から取り出さ
れた臭化リチウム濃溶液は、上記低温溶液熱交換器7に
おいて上述した空冷吸収器4からの臭化リチウム希溶液
と熱交換した後に空冷吸収器4の空気流下流側第2,第
3の吸収伝熱管4b,4cに対応した2組の吸収液分配
口を有する第2の吸収液分配装置15b部分に供給され
る。
【0037】この空冷吸収器4は、例えば図示のように
吸収液が垂直に流される第1〜第3の複数本複数列の吸
収伝熱管4a,4b,4cと、該第1〜第3の吸収伝熱
管4a,4b,4c各々の外周部に設けられた多数枚の
伝熱フィンF,F・・・と、上記第1の吸収伝熱管4a
と第2,第3の吸収伝熱管4b,4cそれぞれの上部に
設けられ、それら第1の吸収伝熱管4aと第2,第3の
吸収伝熱管4b,4cの各々に吸収液を分配する第1,
第2の吸収液分配装置15a,15bと、上記第1〜第
3の吸収伝熱管4a,4b,4cの並設方向に冷却空気
を供給する送風ファン20とを備えて構成されている。
【0038】上記第1の吸収液分配装置15aは、上記
第1の吸収伝熱管4aのみに対応した1組の吸収液分配
口を有して構成されている一方、第2の吸収液分配装置
15bは、上記第2,第3の吸収伝熱管4b,4cに対
応した2組の吸収液分配口を有して構成されている。
【0039】上記蒸発器13は、利用側熱交換器14を
含む二次側冷媒サイクルを循環する冷媒(例えば、R4
07C)と上記空冷凝縮器10から送られてくる凝縮水
とを相互に熱交換させるものであり、冷房運転時の二次
側の冷熱源を形成するようになっている。
【0040】そして、上記空冷吸収器4では、空気流下
流側上記第2,第3の吸収伝熱管4b,4c部分で上記
第2の吸収液分配装置15bを介して供給される臭化リ
チウム濃溶液に対して、また空気流上流側上記第1の吸
収伝熱管4a部分で同第1の吸収伝熱管4aに対応する
第1の吸収液分配装置15aを介して供給される還流溶
液に対して、それぞれ上記蒸発器13で蒸発した水蒸気
を吸収させることによって、上述のように臭化リチウム
希溶液を形成する。この臭化リチウム希溶液は、一旦空
冷吸収器4の下部ヘッダ16内の液留め部に留められた
後、溶液ポンプ5により逆止弁6を設けた希溶液供給路
29を介して前述したように低温溶液熱交換器7および
高温溶液熱交換器8を経て高温再生器1側に戻されて高
温再生されるとともに、その一部は上記希溶液供給路2
9から分岐された第1の溶液還流路21を介して上記第
1の吸収液分配装置15aに吸収液として還流されるよ
うになっている。
【0041】ところで、本実施の形態の場合、上記空冷
吸収器4の下部ヘッダ16の内部は、図示のように仕切
壁16aによって上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4
a用の第1の液留め部16bと、上記空気流下流側第
2,第3の吸収伝熱管4b,4c用の第2の液留め部1
6cとに仕切られており、上記溶液ポンプ5を有した希
溶液供給路29は第1の液留め部16bの底部に連通せ
しめられている。
【0042】また、上記第1の溶液還流路21には、上
記溶液ポンプ5の吐出液圧で駆動されるエジェクタ23
が設けられており、その被駆動側吸込口は第2の溶液還
流路24を介して上記第2の液留め部16cの底部に連
通せしめられている。
【0043】すなわち、以上のように、本実施の形態に
おける空冷吸収式冷凍装置は、低温再生器9から低温溶
液熱交換器7を介して供給される吸収液に蒸発器13か
らの冷媒蒸気を吸収させる第1〜第3の複数列の吸収伝
熱管4a,4b,4cを有する空冷吸収器4と、該空冷
吸収器4の上記第1〜第3の複数列の吸収伝熱管4a,
4b,4cの並設方向に空気流を供給して冷却する送風
ファン20と、上記空冷吸収器4の空気流上流側第1の
吸収伝熱管4aからの吸収作用完了後の希溶液を高温再
生器1に供給する溶液ポンプ5と、該溶液ポンプ5から
吐出される溶液の一部を上記第1〜第3の複数列の吸収
伝熱管4a,4b,4cの内の空気流上流側第1の吸収
伝熱管4aに吸収液として還流させる第1の溶液還流路
21とを備えてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記
第1の溶液還流路21にエジェクタ23を設けるととも
に該エジェクタ23の被駆動側吸込口に第2の溶液還流
路24を介して上記空気流下流側第2,第3の吸収伝熱
管4b,4c下部の第2の液留め部16cを連通せしめ
て構成されている。
【0044】したがって、上記溶液ポンプ5の駆動によ
り、上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4a下部の第1
の液留め部16bから吸収作用完了後の溶液が低温溶液
熱交換器7、高温再生器1側に所定の吐出液圧で供給さ
れるようになると、その吐出液圧により一部が上記エジ
ェクタ23を設けた第1の溶液還流路21を介して再び
上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4a側に第1の吸収
液分配装置15aを介して還流される。
【0045】そして、該還流時において、上記エジェク
タ23部分で第2の溶液還流路24を介して、上記空気
流下流側第2,第3の吸収伝熱管4b,4c下部の第2
の液留め部16cから、冷却空気温度の上昇により相対
的に濃度、温度が高く、吸収効率が高い溶液を吸い込ん
で、上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4a側に還流さ
せる。
【0046】したがって、該構成によれば、送風ファン
20の空気流上流側から下流側方向に並設された第1〜
第3の複数列の吸収伝熱管4a,4b,4cの内の第1
の吸収伝熱管4a内を濃度、温度が高く吸収効率の高い
溶液が流れるようになり、その吸収性能が向上する。
【0047】そして、その結果、空気流上流側第1の吸
収伝熱管4aから空気流下流側第2,第3の吸収伝熱管
4b,4c部分を流れる吸収液の濃度および温度分布が
冷却空気の温度上昇に対応したものとなり、第1〜第3
の各吸収伝熱管4a,4b,4cそれぞれの伝熱性能、
熱交換効率が向上し、空冷吸収器4全体としての吸収効
率、吸収性能が向上する。
【0048】さらに、該構成において、上記第2の溶液
還流路24は、第2の液留め部16cの底部に連通せし
められている。
【0049】従って、液量変化に拘わらず安定した溶液
の供給還流が可能になる。
【0050】なお、以上の構成において、例えば上記第
1の液留め部16bと第2の液留め部16cとは、その
底部側を図示仮想線のように連通管22で相互に連通せ
しめるようにしても良い。
【0051】そのようにすると、第1の液留め部16b
側の溶液量が減少したような時にも滞留量の多い第2の
液留め部16c側から安定して溶液が供給されるので、
上記溶液ポンプ5の空運転(キャビテーション)が防止
される。
【0052】以上の結果、本実施の形態に係る空冷吸収
式冷凍装置によると、空冷吸収器自体の吸収効率、吸収
性能が向上し、小型低コストで高性能の空冷吸収式冷凍
装置を提供し得るようになる。
【0053】(実施の形態2)図2は、本願発明の実施
の形態2に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示してい
る。
【0054】この空冷吸収式冷凍装置においては、吸収
液として例えば臭化リチウム水溶液(LiBr水溶液)
が採用され、また冷媒(被吸収液)として水(H2O)
が採用されている。
【0055】図2において、先ず符号1は高温再生器で
あり、ガスバーナ等の加熱源を備えている。該高温再生
器1の上方には、揚液管2を介して連通された気液分離
器3が設けられている。上記高温再生器1においては、
臭化リチウム希溶液を加熱沸騰させて、揚液管2を介し
て上方に位置する気液分離器3に供給し、ここで冷媒蒸
気である水蒸気と吸収液である臭化リチウム中間濃溶液
(中間濃度吸収液)とに分離再生するようになってい
る。
【0056】上記高温再生器1に供給される臭化リチウ
ム希溶液は、後述するように上記吸収液である臭化リチ
ウム中間濃溶液を低温再生器9を介して一層高濃度の臭
化リチウム濃溶液に再生した後に、空冷吸収器4におい
て、再び冷媒蒸気である水蒸気を吸収させることによっ
て得られ、低温溶液熱交換器7および高温溶液熱交換器
8を経て順次有効に予熱された後に上記高温再生器1へ
供給還流されるようになっている。
【0057】上記気液分離器3で気液分離された水蒸気
は、次に低温再生器9に送られる。また、上記気液分離
器3において気液分離された上記臭化リチウム中間濃溶
液は、上記高温溶液熱交換器8において前述した空冷吸
収器4からの臭化リチウム希溶液と熱交換された後にオ
リフィス11を介して上記低温再生器9へ供給される。
【0058】そして、上記低温再生器9では、上記のよ
うにして気液分離器3、高温溶液熱交換器8から各々供
給された水蒸気と臭化リチウム中間濃溶液との間で相互
に熱交換させることにより、水蒸気を可及的に凝縮させ
るとともに臭化リチウム濃溶液中に含まれる残余水分を
蒸発させてさらに高濃度の臭化リチウム濃溶液を取り出
す。
【0059】次に、このようにして上記低温再生器9に
おいて臭化リチウム中間濃溶液から蒸発された水蒸気
は、次に上記オリフィス12を介して供給される水蒸気
混合状態の凝縮水とともに空冷凝縮器10に送られ、同
空冷凝縮器10で確実に凝縮液化されて凝縮水となり、
さらに蒸発器13の凝縮水散布装置部分へ供給される。
【0060】また、一方上記低温再生器9から取り出さ
れた臭化リチウム濃溶液は、上記低温溶液熱交換器7に
おいて上述した空冷吸収器4からの臭化リチウム希溶液
と熱交換した後に空冷吸収器4の空気流下流側第2の吸
収伝熱管4bに対応した1組の吸収液分配口を有する第
2の吸収液分配装置15b部分に供給される。
【0061】この空冷吸収器4は、例えば図示のように
吸収液が垂直に流される第1,第2の複数本複数列の吸
収伝熱管4a,4bと、該第1,第2の吸収伝熱管4
a,4b各々の外周部に設けられた多数枚の伝熱フィン
F,F・・・と、上記第1の吸収伝熱管4aと第2の吸
収伝熱管4bそれぞれの上部に設けられ、それら第1の
吸収伝熱管4aと第2の吸収伝熱管4bの各々に吸収液
を分配する第1,第2の吸収液分配装置15a,15b
と、上記第1,第2の吸収伝熱管4a,4bの並設方向
に冷却空気を供給する送風ファン20とを備えて構成さ
れている。
【0062】本実施の形態の場合、2列であるので、上
記第1の吸収液分配装置15aは、上記第1の吸収伝熱
管4aのみに対応した1組の吸収液分配口を有して構成
されているとともに、第2の吸収液分配装置15bも、
同様に上記第2の吸収伝熱管4bに対応した1組の吸収
液分配口を有して構成されている。
【0063】上記蒸発器13は、利用側熱交換器14を
含む二次側冷媒サイクルを循環する冷媒(例えば、R4
07C)と上記空冷凝縮器10から送られてくる凝縮水
とを相互に熱交換させるものであり、冷房運転時の二次
側の冷熱源を形成するようになっている。
【0064】そして、上記空冷吸収器4では、空気流下
流側上記第2の吸収伝熱管4b部分で上記第2の吸収液
分配装置15bを介して供給される臭化リチウム濃溶液
に対して、また空気流上流側上記第1の吸収伝熱管4a
部分で同第1の吸収伝熱管4aに対応する第1の吸収液
分配装置15aを介して供給される還流溶液に対して、
それぞれ上記蒸発器13で蒸発した水蒸気を吸収させる
ことによって、上述のように臭化リチウム希溶液を形成
する。この臭化リチウム希溶液は、一旦空冷吸収器4の
下部ヘッダ16内の液留め部に留められた後、溶液ポン
プ5により逆止弁6を設けた希溶液供給路29を介して
前述したように低温溶液熱交換器7および高温溶液熱交
換器8を経て高温再生器1側に戻されて高温再生される
とともに、その一部は上記希溶液供給路29から分岐さ
れた第1の溶液還流路21を介して上記第1の吸収液分
配装置15aに還流されるようになっている。
【0065】ところで、本実施の形態の場合、上記空冷
吸収器4の下部ヘッダ16の内部は、図示のように仕切
壁16aによって上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4
a用の第1の液留め部16bと、上記空気流下流側第2
の吸収伝熱管4b用の第2の液留め部16cとに仕切ら
れており、上記溶液ポンプ5を有した希溶液供給路29
は第1の液留め部16bの底部に連通せしめられてい
る。そして、第1,第2の液留め部16b,16cは、
その底部をU状の連通管22で相互に連通せしめられて
いる。
【0066】また、上記第1の溶液還流路21には、上
記溶液ポンプ5の吐出液圧で駆動されるエジェクタ23
が設けられており、その被駆動側吸込口は第2の溶液還
流路24を介して上記第2の液留め部16cの液面付近
に連通せしめられている。
【0067】すなわち、以上のように、本実施の形態に
おける空冷吸収式冷凍装置は、低温再生器9から低温溶
液熱交換器7を介して供給される吸収液に蒸発器13か
らの冷媒蒸気を吸収させる第1,第2の複数列の吸収伝
熱管4a,4bを有する空冷吸収器4と、該空冷吸収器
4の上記第1,第2の複数列の吸収伝熱管4a,4bの
並設方向に空気流を供給して冷却する送風ファン20
と、上記空冷吸収器4の空気流上流側第1の吸収伝熱管
4a下部の第1の液留め部16bからの吸収作用完了後
の希溶液を高温再生器1に供給する溶液ポンプ5と、該
溶液ポンプ5から吐出される溶液の一部を上記第1,第
2の複数列の吸収伝熱管4a,4bの内の空気流上流側
第1の吸収伝熱管4aに還流させる第1の溶液還流路2
1とを備えてなる空冷吸収式冷凍装置において、上記第
1の溶液還流路21にエジェクタ23を設けるとともに
該エジェクタ23の被駆動側吸込口に第2の溶液還流路
24を介して上記空気流下流側第2の吸収伝熱管4b下
部の第2の液留め部16cを連通せしめて構成されてい
る。
【0068】したがって、上記溶液ポンプ5の駆動によ
り、上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4a下部の第1
の液留め部16bから吸収作用完了後の希溶液が低温溶
液熱交換器7、高温再生器1側に所定の吐出液圧で供給
されるようになると、その吐出液圧により一部が上記エ
ジェクタ23を設けた第1の溶液還流路21を介して再
び上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4a側に第1の吸
収液分配装置15aを介して還流される。
【0069】そして、該還流時において、上記エジェク
タ23部分で第2の溶液還流路24を介して、上記空気
流下流側第2の吸収伝熱管4b下部の第2の液留め部1
6cの液面付近から、冷却空気温度が上昇して相対的に
濃度、温度が高く、吸収効率が高い溶液を吸い込んで、
上記空気流上流側第1の吸収伝熱管4a側に還流させ
る。
【0070】したがって、該構成によれば、送風ファン
20の空気流上流側から下流側方向に並設された第1,
第2の複数列の吸収伝熱管4a,4bの内の空気流上流
側第1の吸収伝熱管4aに対して濃度、温度が高くて吸
収効率の高い溶液が流されるので、その吸収性能が向上
する。
【0071】その結果、空気流上流側第1の吸収伝熱管
4aから空気流下流側第2の吸収伝熱管4b部分を流れ
る吸収液の濃度および温度分布が冷却空気の温度上昇に
対応した適切なものとなり、第1,第2の各吸収伝熱管
4a,4bそれぞれの伝熱性能、熱交換効率が向上し、
空冷吸収器4全体としての吸収効率、吸収性能が向上す
る。
【0072】さらに、該構成においては、上記第2の溶
液還流路24は、第2の液留め部16cの液面付近に連
通せしめられている。従って、この場合、液面付近に浮
遊している界面活性剤を効率良く空気流上流側第1の吸
収伝熱管4a側に移送することができるようになるの
で、吸収効率が向上する。
【0073】さらに、また該構成においては、上記第1
の液留め部16bと第2の液留め部16cとは、その底
部側を連通管22で相互に連通せしめている。
【0074】その結果、仮に上記第1の液留め部16b
側の溶液量が減少したような時にも滞留量の多い第2の
液留め部16c側から安定して溶液が供給されるので、
上記溶液ポンプ5の空運転(キャビテーション)が防止
される。
【0075】以上の結果、本実施の形態に係る空冷吸収
式冷凍装置によると、空冷吸収器自体の吸収効率、吸収
性能が向上し、小型低コストで高性能の空冷吸収式冷凍
装置を提供し得るようになる。
【0076】(実施の形態3)図3は、本願発明の実施
の形態3に係る空冷吸収式冷凍装置の構成を示してい
る。
【0077】この実施の形態の空冷吸収式冷凍装置は、
上記実施の形態1の場合のように第1〜第3の3列の吸
収伝熱管4a〜4cを空気流方向に並設した場合におい
て、下部ヘッダー16内の下流側第3の吸収伝熱管3c
下部と第2の吸収伝熱管3bの下部間を仕切壁16aで
仕切り、第1,第2の液留め部16b,16cを形成し
て、最下流側第3の吸収伝熱管4c下部の第2の液留め
部16cからの最も濃度及び温度の高い溶液を空気流上
流側第1,第2の吸収伝熱管4a,4bに還流させるよ
うにしたものである。このようにした場合には、上記各
実施の形態と同様の作用をより一層有効に得ることがで
きるようになる。
【0078】(実施の形態4)さらに、図4および図5
は、本願発明の実施の形態4に係る空冷吸収式冷凍装置
の構成を示している。
【0079】以上の各実施の形態のように、溶液ポンプ
5から吐出される希溶液の一部を分岐し、それを駆動源
としてエジェクタ23により、空気流下流側吸収伝熱管
下部の溶液を空気流上流側吸収伝熱管上部に還流させる
ように構成すると、起動時や部分負荷運転時に吸収器4
の空気流上流側吸収伝熱管と空気流下流側吸収伝熱管と
の流量バランスが崩れ、上記溶液ポンプ5が空運転(キ
ャビテーション)を起こす問題が生じる。
【0080】そこで、この問題を解決するために、前述
のように、それらの下部側第1の液留め部16bと第2
の液留め部16cの底部側同士を連通管22で相互に連
通させることも一つの解決手段である。
【0081】しかし、そのような構成を採用した場合、
連通管22という別部品を必要とし、部品点数が増加す
るとともに、組付け工数も増える。また、各接続部のシ
ール性にも対策が必要となる。
【0082】そこで、本実施の形態では、例えば図4お
よび図5に示すように、上述の各吸収器4の下部ヘッダ
16内に設けられている第1の液留め部16bと第2の
液留め部16cとを仕切る仕切壁16aの一端側下部
に、図示のような小孔よりなる連通孔16dを設けてい
る。
【0083】このような構成によると、該連通孔16d
が上述の連通管22と同様の役割を果たし、第1の液留
め部16bと第2の液留め部16cとを底部側で相互に
連通させるので、空気流上流側吸収伝熱管と空気流下流
側吸収伝熱管の流量バランスが崩れた場合にも、下部ヘ
ッダ16内の相互の液面が正常に保たれ、溶液ポンプ5
の空運転(キャビテーション)を防止できるようにな
る。
【0084】しかも、該構成では、本来存在する仕切壁
16aの一部に小孔を形成するだけで実現できるから、
構成は簡単で、加工も容易である。
【0085】したがって、前述の連通管22のような別
部品を必要とせず、組付け、シール対策等の必要もな
い。
【0086】なお、図4では上述の実施の形態1の吸収
器の構成に対応させた構成のものとして表現している
が、本実施の形態の仕切壁16aの構成は、上述の実施
の形態2,3の各吸収器の構成に対しても全く同様に適
用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る空冷吸収式冷凍
装置の装置全体の構成を示す図である。
【図2】本願発明の実施の形態2に係る空冷吸収式冷凍
装置の装置全体の構成を示す図である。
【図3】本願発明の実施の形態3に係る空冷吸収式冷凍
装置の装置全体の構成を示す図である。
【図4】本願発明の実施の形態4に係る空冷吸収式冷凍
装置の要部の拡大断面図である。
【図5】同要部の仕切壁の構成を示す斜視図である。
【図6】空冷吸収式冷凍装置の従来例の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1は高温再生器、2は揚液管、3は気液分離器、4は空
冷吸収器、4aは第1の吸収伝熱管、4bは第2の吸収
伝熱管、4cは第3の吸収伝熱管、5は溶液ポンプ、9
は低温再生器、10は空冷凝縮器、13は蒸発器、15
aは第1の吸収液分配装置、15bは第2の吸収液分配
装置、16は下部ヘッダー、16aは仕切壁、16bは
第1の液留め部、16cは第2の液留め部、16dは連
通孔、20は送風ファン、21は第1の溶液還流路、2
2は連通管、23はエジェクタ、24は第2の溶液還流
路である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収液に冷媒蒸気を吸収させる複数列の
    吸収伝熱管(4a),(4b),(4c)よりなる空冷
    吸収器(4)と、該空冷吸収器(4)の上記複数列の吸
    収伝熱管(4a),(4b),(4c)の並設方向に空
    気流を供給して冷却する送風手段(20)と、上記空冷
    吸収器(4)の空気流上流側吸収伝熱管(4a)下部の
    第1の液留め部(16b)からの溶液を高温再生器
    (1)に供給する溶液ポンプ(5)と、該溶液ポンプ
    (5)から吐出される溶液の一部を上記複数列の吸収伝
    熱管(4a),(4b),(4c)の内の空気流上流側
    吸収伝熱管(4a),(4b)に還流させる第1の溶液
    還流路(21)とを備えてなる空冷吸収式冷凍装置にお
    いて、上記第1の溶液還流路(21)にエジェクタ(2
    3)を設けるとともに該エジェクタ(23)の被駆動側
    吸込口に第2の溶液還流路(24)を介して上記空気流
    下流側の吸収伝熱管(4b),(4c)下部の第2の液
    留め部(16c)を連通せしめたことを特徴とする空冷
    吸収式冷凍装置。
  2. 【請求項2】 第2の溶液還流路(24)は、第2の液
    留め部(16c)の底部に連通せしめられていることを
    特徴とする請求項1記載の空冷吸収式冷凍装置。
  3. 【請求項3】 第2の溶液還流路(24)は、第2の液
    留め部(16c)の液面付近に連通せしめられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の空冷吸収式冷凍装置。
  4. 【請求項4】 第1の液留め部(16b)と第2の液留
    め部(16c)とは、底部側連通管(22)で相互に連
    通せしめられていることを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の空冷吸収式冷凍装置。
  5. 【請求項5】 第1の液留め部(16b)と第2の液留
    め部(16c)とは、仕切壁(16a)により仕切ら
    れ、該仕切壁(16a)に形成された連通孔(16d)
    を介して相互に連通せしめられていることを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の空冷吸収式冷凍装置。
  6. 【請求項6】 連通孔(16d)は、仕切壁(16a)
    の下部に形成されていることを特徴とする請求項5記載
    の空冷吸収式冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108725135A (zh) * 2018-07-02 2018-11-02 东南大学 混合动力电动汽车吸收-压缩式复合空调系统

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