JPH11141572A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH11141572A
JPH11141572A JP9323911A JP32391197A JPH11141572A JP H11141572 A JPH11141572 A JP H11141572A JP 9323911 A JP9323911 A JP 9323911A JP 32391197 A JP32391197 A JP 32391197A JP H11141572 A JPH11141572 A JP H11141572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature plate
electromagnetic clutch
rotor
ring
circumferential direction
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9323911A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Matsuma
和治 松間
Masakazu Inoue
雅和 井上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータ3に埋設された円環状のコア7を励磁
することによってアーマチュア板2をばね10の弾発力に
抗してロータ3の吸着面に吸着する電磁クラッチにおい
て、アーマチュア板2の吸着力を増大させるとともにそ
のコストを低減する。 【解決手段】 ロータ3の吸着面に径方向に間隔を隔て
て2条の円環状スリット20を設けるとともにアーマチュ
ア板2を2条の円環状スリット20の略中央で径方向に2
分割し、その内輪24の外周と外輪の内周とを間隙29を隔
てて対向させてこれらを非磁性金属30を用いて抵抗溶接
により相互に結合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空気調和機に
組み込まれる圧縮機に好適な電磁クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種電磁クラッチの1例が図5
及び図6に示されている。図5において、1は圧縮機の
回転軸等の被駆動軸、2はアーマチュア板、3はロータ
である。被駆動軸1は軸受11を介してケーシング5に軸
支されている。ロータ3は軸受4を介して圧縮機のケー
シング5に回転自在に支持され、このロータ3の内部に
は円環状のコア7が埋設されている。
【0003】アーマチュア板2には複数の板ばね10の一
端が図示しないピンによって結合され、この板ばね10の
他端はピン16によってハブ12に結合されている。このハ
ブ12はナット13によって被駆動軸1の軸端に結合されて
いる。
【0004】ロータ3にはV溝17が形成され、このV溝
17と図示しないエンジンの出力軸に固定されたプーリの
V溝との間にVベルトが張架される。
【0005】電磁コイル8に通電することによってコア
7が励磁され、この磁力によってアーマチュア板2が板
ばね10の弾発力に抗してロータ3の吸着面に吸着され
る。かくして、ロータ3の回転トルクはアーマチュア板
2、板ばね10、ピン16、ハブ12を経て被駆動軸1に伝達
される。
【0006】ロータ3の吸着面に径方向に間隔を隔てて
2条の円環状スリット20が設けられている。そして、ア
ーマチュア板2には、図6に示すように上記円環状スリ
ット20の略中央に位置するようにスリット21が設けられ
ている。
【0007】しかして、コア7を励磁したとき、磁力線
が図5に矢印で示すように、ロータ3の吸着面とアーマ
チュア板2との間を2往復するように流れることによっ
てアーマチュア板2をロータ3の吸着面に強力に吸着し
うるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電磁クラッ
チにおいては、図6に示すように、アーマチュア板2に
設けられたスリット21が板ばね10の一端をアーマチュア
板2に結合するピンの貫通穴23の周辺で途切れているた
め、貫通穴23の周辺で磁力線を2往復させることができ
ず、従って、アーマチュア板2の吸着力が低下する。
【0009】そこで、図7に示すように、アーマチュア
板2を径方向に2分割し、これによって構成された内輪
24と外輪25との隙間に銅等からなる流動状態の非磁性金
属26を流し込んで硬化させることにより内輪24と外輪25
とを互いに結合することが提案されたが、これは外輪24
の内周面及び内輪24の外周面にそれぞれ溝27、28を形成
するとともにこれら溝27、28の表面にロレット加工を行
う必要があるため、コストが嵩むという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、ロータに埋設された円環状のコアを励磁するこ
とによってアーマチュア板をばねの弾発力に抗して上記
ロータの吸着面に吸着する電磁クラッチにおいて、上記
ロータの吸着面に径方向に間隔を隔てて2条の円環状ス
リットを設けるとともに上記アーマチュア板を上記2条
の円環状スリットの略中央で径方向に2分割し、その内
輪の外周と外輪の内周とを間隙を隔てて対向させてこれ
らを非磁性金属を用いて抵抗溶接により結合したことを
特徴とする電磁クラッチにある。
【0011】他の特徴とするところは、上記非磁性金属
の周方向長さを所定の長さとし、かつ、この非磁性金属
を周方向に沿って等間隔を隔てて複数個配置したことに
ある。
【0012】他の特徴とするところは、上記非磁性金属
を球形状として周方向に沿って等間隔を隔てて複数個配
置したことにある。
【0013】他の特徴とするところは、上記非磁性金属
の断面を三角状とし、これを全周に亘ってリング状に配
置したことにある。
【0014】更に他の特徴とするところは、上記内輪の
外周と外輪の内周との間隙を広くするとともに上記非磁
性金属の巾及び周方向長さを大きくしてこれを周方向に
沿って等間隔を隔てて複数個配置したことにある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態が図1に
示され、(A) はアーマチュア板の正面図、(B)は(A) の
B−B線に沿う断面図である。アーマチュア板2を径方
向に2分割することによって構成される内輪24の外周面
と外輪25の内周面とを間隙29を隔てて配置し、内輪24の
外周と外輪25の内周とを銅、アルミニウム、ステンレス
等の非磁性金属30を用いて抵抗溶接することによって内
輪24と外輪25とを互いに接合している。
【0016】この非磁性金属30は周方向に所定の長さを
有し、周方向に沿って等間隔を隔てて複数個( 図には3
個)配置されている。他の構成は図5に示す従来のもの
と同様であり、対応する部材には同じ符号を付してその
説明を省略する。
【0017】しかして、コイル8に通電することによっ
て発生した磁力線は全周に亘ってアーマチュア板2とロ
ータ3の吸着面との間を2往復するので、アーマチュア
板2をロータ3の吸着面に強力に吸着することができ
る。
【0018】そして、非磁性金属30を用いて抵抗溶接し
ているので、内輪24の外周面及び外輪25の内周面に溝や
ロレット加工を施す必要はなく、プレスによる打抜きに
よって形成しうるので、そのコストを低減しうる。
【0019】本発明の第2の実施形態が図2に示され、
(A) はアーマチュア板の正面図、(B) は(A) のB−B線
に沿う断面図である。この第2の実施形態においては、
非磁性金属31が球形状とされ、この非磁性金属31が周方
向に沿って等間隔を隔てて複数個( 図には4個) 配置さ
れている。
【0020】本発明の第3の実施形態が図3に示され、
(A) はアーマチュア板の正面図、(B) は(A) のB−B線
に沿う断面図である。この第3の実施形態においては、
非磁性金属32の断面が三角形状とされ、この非磁性金属
32が全周に亘って配置されている。
【0021】本発明の第4の実施形態が図4に示され、
(A) はアーマチュア板の正面図、(B) は(A) のB−B線
に沿う断面図である。この第4の実施形態においては、
スリット29が広巾とされ、非磁性金属33が広巾で、か
つ、その周方向長さが長くされている。そして、この非
磁性金属33が周方向に沿って等間隔を隔てて複数個( 図
には3個)配置されている。
【0022】
【発明の効果】本発明においては、ロータの吸着面に径
方向に間隔を隔てて2条の円環状スリットを設けるとと
もにアーマチュア板を上記2条の円環状スリットの略中
央で径方向に2分割し、その内輪の外周と外輪の内周と
を間隙を隔てて対向させてこれらを非磁性金属を用いて
抵抗溶接により相互に結合したため、コアを励磁するこ
とによって発生した磁力線は全周に亘ってアーマチュア
板とロータの吸着面との間を2往復するので、アーマチ
ュア板をロータの吸着面に強力に吸着することができ
る。
【0023】そして、非磁性金属を用いて抵抗溶接して
いるので、内輪の外周面及び外輪の内周面に溝やロレッ
ト加工を施す必要はなく、プレスによる打抜きによって
形成しうるので、そのコストを低減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、(A) はアーマ
チュア板の正面図、(B) は(A)のB−B線に沿う断面図
である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示し、(A) はアーマ
チュア板の正面図、(B) は(A)のB−B線に沿う断面図
である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示し、(A) はアーマ
チュア板の正面図、(B) は(A)のB−B線に沿う断面図
である。
【図4】本発明の第4の実施形態を示し、(A) はアーマ
チュア板の正面図、(B) は(A)のB−B線に沿う断面図
である。
【図5】従来の電磁クラッチの縦断面図である。
【図6】従来の電磁クラッチのアーマチュア板を示し、
(A) は図5のB−B線に沿って見た正面図、(B) は(A)
の B−B線に沿う断面図である。
【図7 】従来の電磁クラッチの他のアーマチュア板を示
し、(A) は正面図、(B) は(A)の B−B線に沿う断面
図である。
【符号の説明】
2 アーマチュア板 24 内輪 25 外輪 29 隙間 30 非磁性金属

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータに埋設された円環状のコアを励磁
    することによってアーマチュア板をばねの弾発力に抗し
    て上記ロータの吸着面に吸着する電磁クラッチにおい
    て、 上記ロータの吸着面に径方向に間隔を隔てて2条の円環
    状スリットを設けるとともに上記アーマチュア板を上記
    2条の円環状スリットの略中央で径方向に2分割し、そ
    の内輪の外周と外輪の内周とを間隙を隔てて対向させて
    これらを非磁性金属を用いて抵抗溶接により結合したこ
    とを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 上記非磁性金属の周方向長さを所定の長
    さとし、かつ、この非磁性金属を周方向に沿って等間隔
    を隔てて複数個配置したことを特徴とする請求項1記載
    の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 上記非磁性金属を球形状として周方向に
    沿って等間隔を隔てて複数個配置したことを特徴とする
    請求項1記載の電磁クラッチ。
  4. 【請求項4】 上記非磁性金属の断面を三角状とし、こ
    れを全周に亘ってリング状に配置したことを特徴とする
    請求項1記載の電磁クラッチ。
  5. 【請求項5】 上記内輪の外周と外輪の内周との間隙を
    広くするとともに上記非磁性金属の巾及び周方向長さを
    大きくしてこれを周方向に沿って等間隔を隔てて複数個
    配置したことを特徴とする請求項1記載の電磁クラッ
    チ。
JP9323911A 1997-11-11 1997-11-11 電磁クラッチ Withdrawn JPH11141572A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013076883A1 (ja) * 2011-11-24 2013-05-30 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 電磁クラッチ及び電磁クラッチのアーマチャ製造方法
WO2014112327A1 (ja) * 2013-01-15 2014-07-24 株式会社デンソー 電磁クラッチ
KR20160040073A (ko) * 2015-04-24 2016-04-12 김정완 전자식 차동 잠금장치

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US9261148B2 (en) 2011-11-24 2016-02-16 Mitsubishi Heavy Industries Automotive Thermal Systems Co., Ltd. Electromagnetic clutch and method for producing armature for electromagnetic clutch
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20050201