JPH11141332A - ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents

ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置

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JPH11141332A
JPH11141332A JP9300612A JP30061297A JPH11141332A JP H11141332 A JPH11141332 A JP H11141332A JP 9300612 A JP9300612 A JP 9300612A JP 30061297 A JP30061297 A JP 30061297A JP H11141332 A JPH11141332 A JP H11141332A
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターボチャージャの過給機能及び過給応答性
を十分に確保し、かつプリ触媒の昇温を早めるようにし
たターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置を得
ること。 【解決手段】 主排気通路12中のターボチャージャ1
4上流側に第1のバルブ13を配置する。主排気通路1
2に対し分岐点P1と合流点P2との間で迂回排気通路
15を設け、この通路中にプリ触媒16とその下流側に
第2のバルブ17を配置する。第1のバルブ13を閉鎖
し、第2のバルブ17を開放すると、エンジン本体11
からの排気ガスは、ターボチャージャ14側には供給さ
れずに、プリ触媒16側にのみ供給され、上流側にバル
ブの存在しないプリ触媒16の昇温が効率よく早められ
る。また、各バルブの開度制御により、ターボチャージ
ャの急激な作動開始による悪影響を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はターボチャージャ付
エンジンの排気ガス浄化装置、特に主排気通路に対しタ
ーボチャージャを迂回するように迂回排気通路の設けら
れた排気ガス浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンの排気ガス
浄化装置には、一般に、エンジンから排出される排気ガ
スを浄化するための触媒が装着されている。触媒として
は、白金、ロジウム、パラジウムの3種の触媒物質を使
用した三元触媒がよく用いられる。構造としては、これ
ら3種の触媒物質を直径2〜4mmのアルミナに付着させ
たペレット型や、格子状に形成したアルミナに付着させ
たモノリス型があり、いずれの型もこれら触媒に排気ガ
スを通過させることで、排気ガス中のCO、HC、NO
x濃度を低減させている。
【0003】このような触媒は、触媒物質の性質上、所
定の温度に達して、はじめて所期の機能を発揮する。こ
のため、冷始動時、すなわちエンジンが冷えた状態での
始動時には、機能が低下していて、排気ガスを十分に浄
化することができないおそれがある。
【0004】そこで、触媒の昇温を早めるべく主触媒の
外に、主触媒の上流側にプリ触媒を設ける技術が、例え
ば、特開平5−321643号公報に開示されている。
【0005】ここに開示された技術は、エンジンの排気
系におけるターボチャージャのタービンの配置された主
排気通路に、そのタービンを迂回するように迂回排気通
路を設けている。すなわち、タービンの上流側と下流側
とにそれぞれ分岐点と合流点とを有する迂回排気通路を
設け、この迂回排気通路にプリ触媒を設けている。
【0006】そして、主排気通路側に設けた第1のバル
ブと、迂回排気通路側に設けた第2のバルブとを適宜に
開閉させることにより、排気ガスの流れを調整してい
る。例えば、エンジンの始動時には、ターボ側である主
排気通路のバルブを閉鎖して、プリ触媒側である迂回排
気通路のバルブを開放してプリ触媒の昇温を早め、ま
た、合流点の下流側に配置された主触媒が昇温して十分
に活性化された場合ときには、ターボ側のバルブを開放
して、プリ触媒側のバルブを閉鎖する。こうすること
で、触媒機能とターボ機能(過給機能及び過給応答性)
とを両立させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、ターボチャージャの不作動状態から作動
状態への切換えが行われる際、すなわちタービンが停止
している状態の時に急激に排気ガスの供給がなされると
ドライバビリティの悪化や、ターボチャージャ本体への
悪影響が及ぶおそれがある。
【0008】また、主排気通路側のバルブが、ターボチ
ャージャの下流側でかつ合流点の上流側に配置されてい
るために、このバルブを閉鎖し、プリ触媒側のバルブを
開放してプリ触媒の昇温を促進する際に、排気ガスの一
部がターボチャージャに供給されてしまい、ターボチャ
ージャによって熱が奪われるため、その分、プリ触媒の
昇温が遅れてしまうことになる。
【0009】更に、プリ触媒の設けられた迂回排気通路
の開閉バルブは、プリ触媒の上流側に配置されており、
そのバルブによる排気ガスからの熱吸収があること、ま
たバルブを設置するスペースの分はエンジン本体からプ
リ触媒が遠くなるという事情があった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてされたもので
あり、その目的は、ターボチャージャの機能を十分に確
保し、かつプリ触媒の昇温を早めるようにしたターボチ
ャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るターボチ
ャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置は、主排気通路
に対して、ターボチャージャのタービンの上流側に分岐
点を有し、下流側に合流点を有する迂回排気通路が設け
られ、この迂回排気通路中にはプリ触媒が配置されてい
る。そして、前記主排気通路の前記分岐点の下流側でか
つ前記タービンの上流側には、第1の開閉手段が、前記
迂回排気通路の前記プリ触媒の下流側でかつ前記合流点
の上流側には第2の開閉手段が配置されている。
【0012】これにより、プリ触媒は、その上流側にバ
ルブのない状態で設置され、また、第1の開閉手段によ
りターボチャージャの上流側で主排気通路が遮蔽される
ので、他の部材で熱吸収されていない排気ガスを受ける
こととなる。これにより、より高温の排気ガスにより昇
温され、迅速な活性化が図られる。
【0013】また、例えば、第1の開閉手段を閉状態と
し、第2の開閉手段を開状態とすると、エンジン本体か
らの排気ガスは、タービン側には供給されずに、プリ触
媒側にのみ供給される。したがって、プリ触媒の昇温が
早められる。逆に、第1の開閉手段を開状態とし、第2
の開閉手段を閉状態とすると、エンジン本体からの排気
ガスは、プリ触媒側には供給されずに、タービン側にの
み供給される。したがって、ターボチャージャの過給圧
や過給応答性が良好になる。
【0014】請求項2に係るターボチャージャ付エンジ
ンの排気ガス浄化装置は、第1の開閉手段及び第2の開
閉手段が、開度調整可能な第1のバルブ及び第2のバル
ブによって構成され、これら第1、第2のバルブの開度
及び開閉タイミングを制御する制御部を有している。
【0015】これにより、制御部が第1、第2のバルブ
の開度及び開閉タイミングをそれぞれ個別に独立して設
定することができるので、バルブの単なるオン/オフ制
御とは異なり、開度やタイミングを好適に設定すること
が可能となる。例えば、一方のバルブを徐々に開いてい
きながら、これと並行して、他方のバルブを徐々に閉鎖
していく等の制御を行うことができ、また、ターボチャ
ージャの予回転を適宜に行うことも可能である。したが
って、急激なターボチャージャの作動による悪影響を回
避することができる。
【0016】請求項3に係るターボチャージャ付エンジ
ンの排気ガス浄化装置は、制御部が、エンジンスタート
後、エンジンの水温が第1の設定温度に達していない場
合に前記第1のバルブを閉状態とし、前記第2のバルブ
を開状態としてバルブ制御初期状態とし、その後、前記
エンジンの水温が前記第1の設定温度以下の温度に設定
した第2の設定温度以上である場合に、前記第1のバル
ブの開動作を開始し、その動作開始以降に前記第2のバ
ルブの閉動作を開始し、所定時間をかけて行われた前記
第1のバルブの開動作終了以降に前記第2のバルブの閉
動作を終了するように制御する。
【0017】これにより、エンジンの水温に応じて、バ
ルブの開閉を円滑に行うことができる。すなわち、第1
のバルブと第2のバルブの開閉切換えが同時に行われる
のではなく所定時間を掛けて行われ、双方が共に開状態
(全閉状態ではない)にある時間帯が作られている。し
たがって、停止しているターボチャージャのタービンに
急激に大量の排気ガスが供給されることを防止すること
ができる。なお、本発明において、エンジンの水温を検
知対象としているのは、比較的容易に検知可能であり、
この温度によって、主触媒が昇温しているか否かを推測
することができるからである。
【0018】請求項4に係るターボチャージャ付エンジ
ンの排気ガス浄化装置は、前記制御部が、エンジンスタ
ート後のエンジンの水温が第1の設定温度に達していな
い場合に、前記第1のバルブを閉状態とし、前記第2の
バルブを開状態としてバルブ制御初期状態とし、その
後、所定時間経過後、前記第1のバルブの開動作を開始
し、その動作開始以降に、前記第2のバルブの閉動作を
開始して、所定時間をかけて行われた前記第1のバルブ
の開動作終了以降に前記第2のバルブの閉動作が終了す
るように制御する。
【0019】本発明は、初期状態にある第1、第2のバ
ルブの開閉動作を、エンジン水温ではなく時間的条件に
基づいて動作させるようにしている。この時間的条件の
設定は、通常のエンジン運転状況からして、主触媒の昇
温が行われるであろう時間をもって行われる。これによ
り、バルブ開閉制御の容易化が図られる。
【0020】請求項5ターボチャージャ付エンジンの排
気ガス浄化装置は、前記第2開閉手段の配置が、前記迂
回排気通路の前記プリ触媒の上流側でかつ前記分岐点の
下流側にて行われている。このように、第2開閉手段の
設置位置がプリ触媒の上流側であっても上記請求項3又
は4のバルブ制御を行うことで、同様のターボチャージ
ャのタービンへの急激な排気ガス供給を回避することが
でき、エンジン運転への悪影響を防止することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明に
係るターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置の
説明図である。
【0022】図示したターボチャージャ付エンジンの排
気ガス浄化装置(以下単に「排気ガス浄化装置」とい
う)は、エンジン本体10の2つのシリンダグループの
各排気ポートからそれぞれ伸長する排気管9を有してい
る。そして、この排気管9からターボチャージャ14の
タービン14aを経由する主排気通路12及び途中にプ
リ触媒16の設けられた迂回排気通路15が伸長してい
る。すなわち、迂回排気通路15は、分岐点P1から合
流点P2までの間に連通結合されている。
【0023】主排気通路12を開閉する第1のバルブ
(第1の開閉手段)13は、主排気通路12のタービン
14aの上流に設置され、一方、迂回排気通路15を開
閉する第2のバルブ(第2の開閉手段)17は、迂回排
気通路15中のプリ触媒16の下流側に設けられてい
る。また、排気系の上記合流点P2の下流側には主触媒
26が設置されている。
【0024】ここで第1のバルブ13及び第2のバルブ
17は、それぞれその開度及び開閉タイミングが制御可
能なバルブであり、ECU(エンジンコントロールユニ
ット)27によって制御される。
【0025】また、上記プリ触媒16としては、一般
に、3種の触媒物質、すなわち、白金、ロジウム、パラ
ジウムを使用した三元触媒が使用される。主触媒26
は、その基本的な構成は、プリ触媒16とほぼ同様であ
り、プリ触媒16よりも大きいものが使用されている。
これらの触媒の機能を十分に発揮させるには、プリ触媒
16を所定の温度に昇温させる必要がある。
【0026】なお、エンジン本体10には、吸気側にイ
ンテークマニホールド21が接続されており、更にこの
インテークマニホールド21の上流にはインタークーラ
23が設置され、更に上流には、吸気通路22が接続さ
れている。この吸気通路22中の更に上流には、ターボ
チャージャ14のコンプレッサ14bが設置されてい
る。
【0027】上記構成によれば、プリ触媒16は、その
上流側にバルブのない状態でよりエンジンに近い位置に
設置可能であり、また、第1の開閉手段によりターボチ
ャージャ14の上流側で主排気通路12を閉状態とする
ことができる。したがって、プリ触媒16には、他の部
材で熱吸収されていない高温の排気ガスが供給される。
これにより、プリ触媒の排気ガスによる迅速な活性化が
図られる。
【0028】次に、上述の構成の排気ガス浄化装置の動
作を図2のフローチャート及び図3のバルブ動作グラフ
に基づいて説明する。なお、以下の説明において、図1
中の「第1のバルブ13」を「バルブV1」と、また、
「第2のバルブ17」を「バルブV2」として説明す
る。
【0029】まず、ステップ(以下、単に「S」とい
う)101にて、イグニッション(IG)をONして、
エンジンをスタートする。次に、S102にて、エンジ
ンの水温TwがT1(例えば、50℃)以上か否かが判
断され以上の場合(YESの場合)は、S103にてバ
ルブV1を開状態とし、バルブV2を閉状態とする。こ
の状態は、比較的、水温が高い状態、すなわち、走行終
了後、まだあまり時間が経過していない状態であり、主
触媒26の温度も適度に高く、活性化されている状態で
ある。
【0030】したがって、迂回排気通路15を用いてプ
リ触媒16を特に昇温させる必要はなく、エンジン本体
11からの排気ガスは、すべて主排気通路12のターボ
チャージャ14側に供給して、ターボチャージャ14の
機能(過給機能及び過給応答性)を優先させている。
【0031】これに対し、S102にて水温TwがT1
に満たないと判断された場合(NOの場合)は、S10
4にて、バルブV1を閉状態とし、またバルブV2を開
状態として、ECU27によるバルブ制御動作の初期状
態とする。そして、S105にてイグニッションONの
後、時間t1(例えば、120秒)を超えたか否かを判
断し超えたとき(YES)に、バルブV1、V2の開閉
制御を開始する。
【0032】S106では、図3に示したような動作で
バルブ開閉制御を行う。なお、図3の横軸は、イグニッ
ションONを0秒とし、これを基準とした経過時間tを
示し、また、縦軸はバルブV1、V2の開度を示す。図
上、縦軸の「開」の表示は、バルブ全開、「閉」の表示
は全閉の状態を示している。
【0033】イグニッションON後、時間t1までは、
S104で示したように、バルブV1を閉状態とし、バ
ルブV2を開状態としたままにしておく。そして、基準
時間t1の経過でバルブV1の開動作を開始する。そし
て、徐々に開度を大きくしていく。一方、バルブV2
は、t2経過までは全開状態を維持し、t2から閉動作
を開始し、徐々に開度を小さくしていく。そして、バル
ブV1の開動作をt3で終了させる。この時点では、バ
ルブV2はまだ完全には閉じられておらず、その後、t
4で閉動作を終了させる。図3に示す制御が終了した後
は、S107のイグニッションOFFまで、S103と
同様、バルブV1の開状態、バルブV2の閉状態が続け
られる。
【0034】上述のように、バルブV1、V2を単にO
N/OFF(全開・全閉切換え)制御するのではなくそ
の開度をデューティ制御し、しかも、バルブV2の閉動
作開始(t2)及び閉動作終了(t4)のそれぞれのタ
イミングを、バルブ1の開動作開始(t1)及び開動作
終了(t3)のそれぞれのタイミング以降に遅らせるこ
とにより、ターボチャージャ14に対する排気ガスの急
激な供給が回避される。これにより、バルブ切換え時の
ドライバビリティが向上する。なお、ここで、それぞれ
のタイミング以降とは、同時の場合も含まれる。すなわ
ち、バルブV2の閉動作開始(t2)及び閉動作終了
(t4)をバルブ1の開動作開始(t1)及び開動作終
了(t3)にそれぞれに合わせてほぼ同時とすることで
も初期の作用を奏する。
【0035】上記のような制御によれば、図3からも理
解されるように、タービン14aにつながる主排気通路
12を開放するバルブV1の開動作が始まるのは、迂回
排気通路15のバルブV2か全開状態にあるときである
ことから、タービン14aには急激に排気ガスが供給さ
れることがない。t1からt4までの時間は、双方のバ
ルブが多少なりとも開いている状態が作られる。
【0036】また、上述の排気ガス浄化装置10による
と、バルブV1、V2の開閉を制御することで、排気ガ
スの供給先を、ターボチャージャ14とプリ触媒16と
に切り換えることができ、必要に応じて、ターボチャー
ジャ14の機能を優先させるか、プリ触媒16の機能を
優先させるかを選択することができ、かつその割合も調
整することが可能である。
【0037】図4に、バルブV1、バルブV2の他の制
御例を示す。図4のS201からS207の動作におい
て、図2の動作と異なるのは、S105に代えてS20
5を行っていることである。すなわち、図2では、時間
t1経過後に、バルブV1、バルブV2のデューティ制
御を開始しているが、図4の動作では、エンジンの水温
がT2(例えば、30℃)以上になったときにデューテ
ィ制御を開始するようにしている。すなわち、T1の温
度以下の基準温度を定め、そのT2に達した場合には、
徐々に上記S106と同様のS206の動作を行うよう
にしたものである。この動作によっても上述の実施の形
態と同様の作用を得ることができる。なお、温度T1と
T2の関係は、T1≧T2であり、同温度も含まれる。
【0038】また、上述の実施の形態においては、迂回
排気通路15中に配置された第2のバルブ17(V2)
は、プリ触媒16の下流側で、かつ合流点P2の上流側
に配置されているが、これに代えて、分岐点P1の下流
側で、かつプリ触媒16の上流側に配置するようにして
もよい。この場合においても、上記実施の形態によるバ
ルブ開閉動作により同様の作用、効果を奏することがで
きる。
【0039】なお、本発明は、上記各実施の形態の構成
に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々
の変形が可能である。例えば、各バルブの開閉速度は、
バルブV1の開動作開始時及び終了時にバルブV2も開
いているような制御を行うことができれば種々のものを
設定することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るター
ボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置によれば、
迂回排気通路のプリ触媒の早期活性化並びにターボチャ
ージャの良好な過給機能及び過給応答性の確保を両立さ
せることができ、ターボチャージャ付きエンジンにおけ
るプリ触媒の活用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るターボチャージャ付エンジン
の排気ガス浄化装置の概略構成図である。
【図2】実施の形態におけるバルブの開閉制御を示すフ
ローチャートである。
【図3】実施の形態における時間とバルブ開度との関係
を示すバルブ動作説明図である。
【図4】実施の形態における別のバルブ開閉制御を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 エンジン本体 12 主排気通路 13、V1 第1のバルブ 14 ターボチャージャ 14a タービン 14b コンプレッサ 15 迂回排気通路 P1 分岐点 P2 合流点 16 プリ触媒 17、V2 第2のバルブ 26 主触媒 27 ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02B 37/18 F02B 37/12 301E 301F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気ポートからターボチャー
    ジャのタービンを経由し更に主触媒を経て外気へ開放さ
    れる主排気通路を備えたターボチャージャ付エンジンの
    排気ガス浄化装置において、 前記主排気通路に前記タービンの上流側に分岐点を有
    し、下流側に合流点を有する迂回排気通路と、 該迂回排気通路中に配置されたプリ触媒と、 前記主排気通路の前記分岐点の下流側でかつ前記タービ
    ンの上流側に配置された第1の開閉手段と、 前記迂回排気通路の前記プリ触媒の下流側でかつ前記合
    流点の上流側に配置された第2の開閉手段と、 を備えたことを特徴とするターボチャージャ付エンジン
    の排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉
    手段が、開度調整可能な第1のバルブ及び第2のバルブ
    によって構成され、 これら第1、第2のバルブの開度及び開閉タイミングを
    制御する制御部を有することを特徴とする請求項1に記
    載のターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、 エンジンスタート後、エンジンの水温が第1の設定温度
    に達していない場合に前記第1のバルブを閉状態とし、
    前記第2のバルブを開状態としてバルブ制御初期状態と
    し、 その後、前記エンジンの水温が前記第1の設定温度以下
    の温度に設定した第2の設定温度以上である場合に、前
    記第1のバルブの開動作を開始し、その動作開始以降に
    前記第2のバルブの閉動作を開始し、 所定時間をかけて行われた前記第1のバルブの開動作終
    了以降に前記第2のバルブの閉動作を終了するように制
    御することを特徴とする請求項3に記載のターボチャー
    ジャ付エンジンの排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、 エンジンスタート後のエンジンの水温が第1の設定温度
    に達していない場合に、前記第1のバルブを閉状態と
    し、前記第2のバルブを開状態としてバルブ制御初期状
    態とし、 その後、所定時間経過後、前記第1のバルブの開動作を
    開始し、その動作開始以降に、前記第2のバルブの閉動
    作を開始して、所定時間をかけて行われた前記第1のバ
    ルブの開動作終了以降に前記第2のバルブの閉動作が終
    了するように制御することを特徴とする請求項3に係る
    ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記第2開閉手段の配置は、 前記迂回排気通路の前記プリ触媒の下流側でかつ前記合
    流点の上流側ではなく、前記迂回排気通路の前記プリ触
    媒の上流側でかつ前記分岐点の下流側にて行われたこと
    を特徴とする請求項3又は4の何れかに記載のターボチ
    ャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112184A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Ihi Corp 過給機用ガス分流装置
US8087232B2 (en) 2005-12-08 2012-01-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust system of internal combustion engine
CN102767426A (zh) * 2011-05-02 2012-11-07 通用汽车环球科技运作有限责任公司 包括进气增压系统的发动机组件

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