JPH11141160A - トイレブース施設 - Google Patents

トイレブース施設

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JPH11141160A
JPH11141160A JP31244997A JP31244997A JPH11141160A JP H11141160 A JPH11141160 A JP H11141160A JP 31244997 A JP31244997 A JP 31244997A JP 31244997 A JP31244997 A JP 31244997A JP H11141160 A JPH11141160 A JP H11141160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
sliding door
toilet booth
toilet
booth
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31244997A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tsuda
実 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Okamura Corp
Original Assignee
Toto Ltd
Okamura Corp
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Publication date
Application filed by Toto Ltd, Okamura Corp filed Critical Toto Ltd
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Publication of JPH11141160A publication Critical patent/JPH11141160A/ja
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の一般用のトイレブース施設に、ブース
数を減らすことなく、わずかの改修を施すだけで、一般
の人だけでなく、車椅子使用者も支障なく利用でき、し
かも操作及び構造を簡単とする。 【解決手段】 左右に並設されたトイレブース1、2の
中間の側壁の前部を、後方に移動可能な引戸9とし、一
方のトイレブース1の扉5を、外側の側壁3に軸着した
内方に開く扉5とし、他方のトイレブース2の扉6を、
外側の側壁4に軸着した外方に開く扉6とし、中間の側
壁の引戸9の前部に、引戸9を前方位置において係止す
る係止手段を、他方のトイレブース2側から操作可能に
配設し、一方のトイレブース1には、その扉5を閉めた
状態において前記前方位置にある引戸9の後方移動を妨
げる阻止手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存のトイレブー
スを改装して、車椅子に乗った人が利用できるようにし
たトイレブース施設に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般用のトイレブース施設は、小
スペース内に多数のトイレブースを設置できるようにす
るため、各ブースの左右幅及び開口幅を、人が辛うじて
通行できる程度の小さな寸法に設定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、このよう
な一般用のトイレブース施設を、車椅子使用者が使用し
ようとしても、車椅子が開口部を通過できず、また介助
者のためのスペースも確保できないため、結局利用でき
ないという問題がある。
【0004】本発明の目的は、上述のような従来の一般
用のトイレブース施設に、ブース数を減らすことなく、
わずかの改修を施すだけで、一般の人だけでなく、車椅
子使用者も支障なく利用でき、しかも操作及び構造を簡
単としたトイレブース施設を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 左右に並設されたトイレブースの中間の側壁の前
部を、後方に移動可能な引戸とし、一方のトイレブース
の扉を、外側の側壁に軸着した内方に開く扉とし、他方
のトイレブースの扉を、外側の側壁に軸着した外方に開
く扉とし、前記中間の側壁の引戸の前部に、該引戸を前
方位置において係止する係止手段を、前記他方のトイレ
ブース側から操作可能に配設し、前記一方のトイレブー
スには、その扉を閉めた状態において前記前方位置にあ
る引戸の後方移動を妨げる阻止手段を設ける。
【0006】(2) 上記(1)項において、阻止手段を、
一方のトイレブースの扉に取り付けられ、かつ引戸の前
端部に引っ掛かる回動式の掛け金とする。
【0007】(3) 上記(1)項において、阻止手段を、
一方のトイレブースの扉に取り付けられ、かつ引戸の係
止手段の作動を妨げるように突出するかんぬきとする。
【0008】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、一方のトイレブースに、その扉を閉じた状態で係止
する鎖錠手段を設け、かつ中間の側壁の引戸の前部に、
該引戸を前方位置としたとき、前記鎖錠手段の解除レバ
ーに当接して、鎖錠手段を解除する当接金具を設ける。
【0009】(5) 上記(1)〜(4)項のいずれかにおい
て、中間の側壁の引戸を複数枚の引戸とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のトイレブース施
設の実施例を構成する左右に並設された2個のトイレブ
ース(1)(2)を示す。一方のトイレブース(1)は、外側
(他方のトイレブース(2)から離れた方)の側壁(3)側に
軸着した、通常の幅の内開きの扉(5)を備え、他方のト
イレブース(2)は、外側(一方のトイレブース(1)から
離れた方)の側壁(4)側に軸着した、車椅子通過可能な
広幅の外開きの扉(6)を備えている。
【0011】両トイレブース(1)(2)の中間の側壁は、
後部の固定壁(7)と、固定壁(7)に接して平行に設けら
れ前後方向に移動可能な中間引戸(8)及び前部引戸(9)
とから構成され、中間引戸(8)及び前部引戸(9)が前方
に引き出された時、前部引戸(9)の前端は、両トイレブ
ース(1)(2)間に立設した前面板(10)に当接し、後述す
る係止手段により係止され、両トイレブース(1)(2)間
を完全に仕切る。
【0012】トイレブース(1)の内開きの扉(5)は、常
時は開放位置に付勢されており、閉止時に内部から施錠
可能な鎖錠手段、例えば後述するスナッチロック(14)を
備えている。また、トイレブース(2)の外開きの扉(6)
は、常時は閉止位置に付勢されており、内部から施錠可
能な通常の鎖錠手段(図示略)を備えている。
【0013】上述の前部引戸(9)の係止手段について、
図3〜図6を参照してさらに詳述する。図3に示すよう
に、前部引戸(9)の前端部には、引戸上端から突出する
ラッチ(11)が設けられており、このラッチ(11)が、前部
引戸(9)の吊り下げ移動用の上部支持レール(図示略)に
穿設した係止孔(図示略)に、上向きのばね付勢により係
合できるようにされている。
【0014】ラッチ(11)は、前部引戸(9)の内部に設け
られ、かつトイレブース(2)側すなわち扉(6)側に開口
する操作窓(12)に現れるL字状のラッチ解除ハンドル(1
3)の一端に連結されている。L字状のラッチ解除ハンド
ル(13)は、その屈曲部を中心に回動可能に枢着されてい
る。前部引戸(9)及び中間引戸(8)は、常時は図3に示
す前面板(10)に当接する位置まで前方に引き出されて、
ラッチ(11)がその付勢ばね(図示略)により上部支持レー
ルの係止孔に係合している。
【0015】図4に示すように、トイレブース(1)側に
は、扉(5)の自由端部とこれに対応する前面板(10)に、
扉(5)の鎖錠手段である公知のスナッチロック(14)が取
り付けられている。図5及び図6に示すように、スナッ
チロック(14)は、前面板(10)に取り付けられたそのキャ
ッチ部(14a)に、扉(5)に取り付けられたストライカ(14
b)が飛び込むと、これを捕らえて鎖錠するもので、後部
の解除レバー(14c)を押すことにより、この鎖錠を解除
することができるようになっている。
【0016】前部引戸(9)の前端部には、スナッチロッ
ク(14)の解除レバー(14c)に対応する位置に、L字状に
突出する当接金具(15)が取り付けられており、前部引戸
(9)が前方位置にある時、当接金具(15)がスナッチロッ
ク(14)の解除レバー(14c)に当接し、これを押してスト
ライカ(14b)の鎖錠を解除するようになっている。
【0017】図4に示すように、扉(5)におけるストラ
イカ(14b)の上方には、回動式の掛け金(16)が取り付け
られており、また前部引戸(9)の前端部の対応位置に
は、掛け金(16)の腕部(16a)の先端部を受け止める上向
きコ字状の受け金具(17)が設けられている。
【0018】前面板(10)の後面には、扉(5)を閉じ、か
つ掛け金(16)の腕部(16a)の先端部を受け金具(17)に係
止させたとき、腕部(16a)の後方に位置して、腕部(16a)
の後方への移動を阻止する側面視コ字状の押え杆(18)の
上下の端部が固着されている。
【0019】押え杆(18)の上下方向の長さは、受け金具
(17)が前部引戸(9)とともに後方へ移動しているとき、
掛け金(16)の腕部(16a)が、押え杆(18)と前面板(10)の
後面との間に形成される縦長のスリット(19)を通って自
由に回転できるような長さとしてある。
【0020】掛け金(16)は、扉(5)が閉じ、かつ前部引
戸(9)が前方位置に位置している状態で、腕部(16a)を
スリット(19)を通して受け金具(17)に係止させることに
より、扉(5)の開きと前部引戸(9)の後方移動とを、と
もに阻止する機能を有しており、また受け金具(17)が前
部引戸(9)とともに後方へ移動しているときは、腕部(1
6a)が自重により垂下して、扉(5)を閉止位置で係止で
きないようになっている。
【0021】本実施例においては、この掛け金(16)と受
け金具(17)とにより、引戸の後方移動を妨げる阻止手段
が構成されている。押え杆(18)は、例えば扉(5)を外開
きとする場合には省略することができる。
【0022】車椅子使用者の使用に当たっては、車椅子
使用者は、トイレブース(2)の幅の広い扉(6)を手前に
引いて、図1に示すようにここからトイレブース(2)内
に進入し、図3に示す前部引戸(9)の操作窓(12)に手を
差し入れ、ラッチ解除レバー(13)を矢印の向きに動か
し、上端のラッチ(11)を解除する。なお、この時はトイ
レブース(1)に人が入っておらず、従って内部から掛け
金(16)が掛かっていない状況であるとする。
【0023】このようにしてから、前部引戸(9)及び中
間引戸(8)を後方に押して移動させ、図1に示すような
固定壁(7)に重なり合う全開位置まで送り込み、ここで
図示してない係止機構により係止する。
【0024】ついで、トイレブース(1)の内開きの常開
式の扉(5)を手で閉めると、そのスナッチロック(14)に
より扉(5)は内部から自動的に鎖錠される。最後に、扉
(6)を中から施錠すると、内部に閉鎖スペースが形成さ
れる。
【0025】このようにして、前部引戸(9)及び中間引
戸(8)が後方に引き込まれているので、トイレブース
(1)(2)が合体して広いスペースが確保でき、このスペ
ースを利用して、用足しに必要な車椅子の転回を行うこ
とができる。
【0026】なお、トイレブース(1)に人が入っている
と、扉(5)の掛け金(16)が前部引戸(9)を拘束している
ので、トイレブース(1)の使用が終わるまで、前部引戸
(9)は後方に引くことができない。
【0027】車椅子使用者の使用の場合には、扉(5)の
鎖錠はスナッチロック(14)によりなされるが、通常前部
引戸(9)が閉まっている時には、スナッチロック(14)は
当接金具(15)により解除レバー(14c)を解除されている
ので、鎖錠されておらず、従って一般の人がトイレブー
ス(1)を利用する時は、掛け金(16)により扉(5)を鎖錠
するのである。
【0028】図7及び図8に示す変形例においては、図
4に示す回動式の掛け金(16)に代えて、水平に移動する
かんぬき(20)が用いられている。かんぬき(20)は、図7
に示すように、前部引戸(9)の反対側の操作窓(12)まで
突出し、ラッチ解錠ハンドル(13)の手前に延びて、その
解除操作を不能にしている。従って、この変形例におい
ては、トイレブース(1)に人が入って使用中であると、
トイレブース(2)側から前部引戸(9)のラッチ(11)を解
除する操作ができず、結果的に前部引戸(9)を開放する
ことが不能となる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一般用の
2個のトイレブースを有効に利用して、車椅子使用者の
ためのスペースを確保できるようにしたので、従来の一
般用のトイレブース施設に、わずかの改修を施すだけ
で、ブース数を減らすことなく、一般の人だけでなく、
車椅子使用者も支障なく利用することができる。車椅子
使用者の使用に当たっての操作は、すべて車椅子使用者
自身の手で簡単に行うことができ、係員などにより行う
特別の操作は一切不要である。また、従来の一般用のト
イレブース施設の一部を変更するだけでよいので、改修
が容易である。
【0030】請求項2及び3記載の発明のように、引戸
の後方移動を妨げる阻止手段を、回動式の掛け金やかん
ぬきとすると、構造を簡素化することができる。
【0031】請求項4記載の発明によると、車椅子使用
者が中間の側壁の引戸を開けて一方のトイレブースに入
り、その扉を閉止したときに、鎖錠手段が自動的にロッ
クし、トイレの使用後に、引戸を閉じると、上記鎖錠手
段が自動的に解除するので、車椅子使用者による一方の
トイレブースの扉の開閉操作を簡単にすることができ
る。
【0032】請求項5記載の発明のように、中間の側壁
の引戸を複数枚の引戸とすると、引戸全体を大きく後退
させることができ、車椅子回転用の大きなスペースを確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレブース施設の一実施例の平面図
で、車椅子使用者が進入途中の状態を示す図である。
【図2】同じく、車椅子使用者がトイレブース内に進入
し、2個のトイレブースの扉を施錠した状態を示す平面
図である。
【図3】同じく、中間の側壁を右方のトイレブースの後
方より見た要部の後方斜視図である。
【図4】同じく、中間の側壁を左方のトイレブースの後
方より見た要部の後方斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図で、引戸及び扉が
それぞれ閉止位置にある状態を示す図である。
【図6】図5の状態から、引戸及び扉がそれぞれ閉止位
置に至る前の状態を示す図である。
【図7】変形例を示す、図3と同様の後方斜視図であ
る。
【図8】同じく、図4と同様の後方斜視図である。
【符号の説明】
(1)(2)トイレブース (3)(4)側壁 (5)(6)扉 (7)固定壁 (8)中間引戸 (9)前部引戸 (10)前面板 (11)ラッチ (12)操作窓 (13)ラッチ解除ハンドル (14)スナッチロック(鎖錠手段) (14a)キャッチ部 (14b)ストライカ (14c)解除レバー (15)当接金具 (16)掛け金(阻止手段) (16a)腕部 (17)受け金具 (18)押え杆 (19)スリット (20)かんぬき(阻止手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に並設されたトイレブースの中間の
    側壁の前部を、後方に移動可能な引戸とし、一方のトイ
    レブースの扉を、外側の側壁に軸着した内方に開く扉と
    し、他方のトイレブースの扉を、外側の側壁に軸着した
    外方に開く扉とし、前記中間の側壁の引戸の前部に、該
    引戸を前方位置において係止する係止手段を、前記他方
    のトイレブース側から操作可能に配設し、前記一方のト
    イレブースには、その扉を閉めた状態において前記前方
    位置にある引戸の後方移動を妨げる阻止手段を設けたこ
    とを特徴とするトイレブース施設。
  2. 【請求項2】 阻止手段を、一方のトイレブースの扉に
    取り付けられ、かつ引戸の前端部に引っ掛かる回動式の
    掛け金とした請求項1記載のトイレブース施設。
  3. 【請求項3】 阻止手段を、一方のトイレブースの扉に
    取り付けられ、かつ引戸の係止手段の作動を妨げるよう
    に突出するかんぬきとした請求項1記載のトイレブース
    施設。
  4. 【請求項4】 一方のトイレブースに、その扉を閉じた
    状態で係止する鎖錠手段を設け、かつ中間の側壁の引戸
    の前部に、該引戸を前方位置としたとき、前記鎖錠手段
    の解除レバーに当接して、鎖錠手段を解除する当接金具
    を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のトイレブース
    施設。
  5. 【請求項5】 中間の側壁の引戸を複数枚の引戸とした
    請求項1〜4のいずれかに記載のトイレブース施設。
JP31244997A 1997-11-13 1997-11-13 トイレブース施設 Withdrawn JPH11141160A (ja)

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JP31244997A JPH11141160A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 トイレブース施設

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JP31244997A JPH11141160A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 トイレブース施設

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JPH11141160A true JPH11141160A (ja) 1999-05-25

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ID=18029339

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JP (1) JPH11141160A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002030816A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Daiwa House Ind Co Ltd バリアフリー対応トイレ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002030816A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Daiwa House Ind Co Ltd バリアフリー対応トイレ

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Legal Events

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Effective date: 20050201