JPH11140610A - 靱性および溶接性に優れるアルミニウム合金構造材の製造方法 - Google Patents

靱性および溶接性に優れるアルミニウム合金構造材の製造方法

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JPH11140610A
JPH11140610A JP31197097A JP31197097A JPH11140610A JP H11140610 A JPH11140610 A JP H11140610A JP 31197097 A JP31197097 A JP 31197097A JP 31197097 A JP31197097 A JP 31197097A JP H11140610 A JPH11140610 A JP H11140610A
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JP31197097A
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Hidenori Shiroshita
秀則 城下
Yasuto Nakai
康人 中井
Kazuo Matsubara
和男 松原
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 靱性および溶接性に優れる高強度Al合金構
造材を製造する。 【解決手段】 Znを5.0〜8.0wt%、Cuを2.
0〜3.0wt%、Mgを1.2〜2.8wt%、Tiを
0.005〜0.3wt%、Crを0.05〜0.3wt
%、Zrを0.05〜0.15wt%、Mnを0.03wt
%以下、Vを0.01〜0.2wt%、MM(ミッシュメ
タル)を0.05〜0.15wt%、Feを0.01〜
0.25wt%含有し、Siを0.1wt%以下に規制し、
残部実質的にAlからなるアルミニウム合金を溶解鋳造
し、得られる鋳塊に熱間圧延、冷間圧延、仕上圧延を順
に施す構造材の製造方法において、前記熱間圧延を、熱
間圧延の開始温度、終了温度、圧下量、圧延速度を適正
に選定して施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靱性および溶接性
に優れる高強度アルミニウム合金構造材の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】高強度を要する構造材には、時効硬化型
のAl−Zn−Mg−Cu系の7075合金、7175
合金、Al−Zn−Mg系合金の7N01合金などの7
000系合金が用いられている。特にAl−Zn−Mg
−Cu系合金は高強度であり、かつ靱性、比強度に優れ
るため航空機用にも使用されている。ところで、靱性
は、構造材においては、信頼性の点から最重要な特性で
あり、例えば、前記7000系合金では、最高強度まで
時効処理(T6処理)すると破壊靱性が低下するため、
過時効処理(T73処理)して、強度を犠牲にしても靱
性を持たせるようにしている。
【0003】この7000系合金における靱性低下の原
因は、凝固時に晶出するAl−Cu−Mg系、Al−F
e−Si系、Al−Fe系、Al−Fe−Cu系などの
金属間化合物が一部固溶しないまま製品中に残存するこ
とにある。このため、靱性を害するFe、Siなどの不
純物量を規制した7050−T736処理材または71
75−T736処理材などが開発されている。また、熱
間圧延を2回に分けて行って晶出物を再固溶させる方法
(300〜480℃で第1圧延→450〜525℃で4
時間均熱処理→300〜420℃で第2圧延する方法)
も報告されている(特公昭63−60820号公報)。
【0004】一方、アルミニウム合金は熱伝導性が良
く、熱膨張係数が大きく、表面に酸化皮膜が生成し易い
ため、鉄鋼材料に比べて溶接が困難とされていたが、溶
接に適したアルミニウム合金、溶接機器、溶接施工法な
どの進歩により、アルミニウム合金の溶接構造物が、鉄
道車両、船舶、化学・食品工業用装置、航空・宇宙機器
などに多数用いられるようになった。しかし、7000
系合金は熱処理型合金のため、溶接箇所に割れが入った
り、溶接箇所の強度(特に耐力)が低下したりする。従
って7000系合金の接合には、主にボルトやリベット
による機械的接合が用いられ、溶接は特殊な用途に限定
されている。この他、7000系合金の中では、7N0
1合金が圧延成形性、溶接性、耐応力腐食割れ性などに
優れるが、機械的強度に劣る欠点がある。このように、
従来は、靱性および溶接性に優れる高強度アルミニウム
合金構造材がなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、このよ
うな状況に鑑み、靱性を害する晶出物に着目してその微
細化、再固溶化による改善の検討と、Tiや希土類元素
などの添加と加工条件により溶接性の改善について研究
を行った。その結果、従来の7000系合金では得られ
なかった、靱性と溶接性に優れる高強度アルミニウム合
金構造材の製造方法を開発したのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、Znを5.0
〜8.0wt%、Cuを2.0〜3.0wt%、Mgを1.
2〜2.8wt%、Tiを0.005〜0.3wt%、Cr
を0.05〜0.3wt%、Zrを0.05〜0.15wt
%、Mnを0.03wt%以下、Vを0.01〜0.2wt
%、MM(ミッシュメタル)を0.05〜0.15wt
%、Feを0.01〜0.25wt%含有し、Siを0.
1wt%以下に規制し、残部実質的にAlからなるアルミ
ニウム合金を溶解鋳造し、得られる鋳塊に熱間圧延、冷
間圧延、仕上圧延を順に施す構造材の製造方法におい
て、前記熱間圧延を、圧延開始温度380〜450℃、
圧延終了温度350〜400℃とし、鋳塊厚さTから圧
延材厚さ0.95T〜0.9Tまでの圧延を初期圧延、
初期圧延後圧延材厚さ0.5T〜0.33Tまでの圧延
を中間熱間圧延1、中間熱間圧延1後圧延材厚さ2.0
t(tは熱間圧延終了厚さ)〜1.3tまでの圧延を中
間熱間圧延2、中間熱間圧延2後圧延材厚さ1.0tま
での圧延を終期圧延としたとき、前記中間熱間圧延1を
圧下量10〜15mm/パス、圧延速度40〜70m/
分の条件で施し、前記中間熱間圧延2を圧下量20〜4
0mm/パス、圧延速度70〜130m/分の条件で施
すことを特徴とする靱性および溶接性に優れるアルミニ
ウム合金構造材の製造方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における合金元素
について説明する。Znは強度向上に不可欠の元素であ
る。その含有量を5.0〜8.0wt%に規定する理由
は、5.0wt%未満ではその効果が十分に得られず、
8.0wt%を超えると靱性、溶接性、および耐応力腐食
割れ性が低下するためである。Cuは、Znと同様に強
度向上に不可欠な元素である。その含有量を2.0〜
3.0wt%に規定する理由は、2.0wt%未満ではその
効果が十分に得られず、3.0wt%を超えると靱性と溶
接性が低下するためである。Mgは、Znと同様に強度
向上に不可欠な元素である。その含有量を1.2〜2.
8wt%に規定する理由は、1.2wt%未満ではその効果
が十分に得られず、2.8wt%を超えると靱性が低下す
るためである。
【0008】Tiは組織を微細化し、溶接性を向上させ
る。その含有量を0.005〜0.3wt%に規定する理
由は、0.005wt%未満ではその効果が十分に得られ
ず、0.3wt%を超えると鋳造時に晶出した巨大化合物
が残存して製品の靱性が低下するためである。Crは結
晶組織を微細化し溶接性を向上させる。その含有量を
0.05〜0.3wt%に規定する理由は、含有量が0.
05wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.3wt
%を超えると鋳造時に晶出した巨大化合物が残存して製
品の靱性が低下するためである。Zrは結晶組織を微細
化し溶接性を向上させる。その含有量を0.05〜0.
15wt%に規定する理由は、0.05wt%未満ではその
効果が十分に得られず、0.15wt%以上を超えると鋳
造時に晶出した巨大化合物が残存して製品の靱性が低下
するためである。
【0009】Mnは結晶組織の安定化に寄与する。その
含有量を0.03wt%以下に規定する理由は、0.03
wt%を超えると鋳造時に晶出した巨大化合物が残存して
製品の靱性が低下するためである。VもMnと同様に結
晶組織の安定化に寄与する。その含有量を0.01〜
0.2wt%に規定する理由は、0.01wt%未満ではそ
の効果が十分に得られず、0.2wt%を超えると鋳造時
に晶出した巨大化合物が残存して製品の靱性が低下する
ためである。MMは耐溶接割れ性を改善する。その含有
量を0.05〜0.15wt%に規定する理由は、0.0
5wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.15wt
%を超えると鋳造時に晶出した巨大化合物が残存して製
品の靱性が低下するためである。MMはLa、Ce、N
dなどの希土類元素が混在したもので、La、Ce、N
dなどを単体で使用しても同様の効果が得られる。
【0010】Feは強度向上に寄与する。その含有量を
0.01〜0.25wt%に規定する理由は、0.01wt
%未満ではその効果が十分に得られず、0.25wt%を
超えると鋳造時に晶出した巨大化合物が残存して製品の
靱性が低下し、またマトリックス中の固溶Cu量が減少
して時効硬化特性が低下するためである。Siの含有量
を0.1wt%以下に規定する理由は、0.1wt%を超え
ると均熱処理中に粗大なMg−Si系化合物が生成して
製品強度が低下するためである。
【0011】次に本発明の製造方法について説明する。
本発明の構造材は、溶解、鋳造、熱間圧延、冷間圧延、
仕上圧延を順に施す通常の製造工程により製造される。
本発明において、熱間圧延の開始温度を380〜450
℃に規定する理由は、380℃未満では内部歪みに起因
する内部裂化、または図1(イ)〜(ハ)に示すよう
に、圧延材1先端部にワニ口2が発生し、450℃を超
えるとAl−Mg合金に見られるような高温脆化に起因
するワニ口が発生するためである。図1で3は圧延ロー
ルである。熱間圧延の終了温度を350〜400℃に規
定する理由は、350℃未満では内部歪みに起因する内
部裂化またはワニ口が発生し、400℃を超えると加工
発熱による圧延材の内部と外部の温度差が大きくなりワ
ニ口が発生し易くなるためである。
【0012】本発明において、中間熱間圧延1での圧下
量を10〜15mm/パスと規定する理由は、10mm
/パス未満では加工発熱量が減少し、それに伴い内部歪
みが大きくなって内部裂化もしくはワニ口が発生し、1
5mm/パスを超えると加工発熱により内部と外部の温
度差によりワニ口が発生するためである。中間熱間圧延
1での圧延速度を40〜70m/分に規定する理由は、
40m/分未満では圧延材の温度が低下して変形抵抗が
大きくなり割れが発生し、70m/分を超えると加工発
熱により圧延材の温度が異常に上昇するためである。
【0013】本発明において、中間熱間圧延2での圧下
量を20〜40mm/パスに規定する理由は、20mm
/パス以下では板厚中層部は鋳造組織が十分加工組織に
変化しないでT6処理後に板厚中層部の結晶粒径が大き
くなって靱性が低下し、また40mm/パスを超えると
圧延材に表層剥離が生じるためである。本発明におい
て、中間熱間圧延2での圧延速度を70〜130m/分
に規定する理由は、中間熱間圧延2では圧延材の表面積
が広がって温度が低下し易く、70m/分未満では材料
温度が低下して変形抵抗が大きくなり加工性が悪化する
ためである。また130m/分を超えると加工発熱によ
る圧延材の温度が異常に上昇するためである。
【0014】本発明では、従来のように熱間圧延を2回
に分けて行う必要がなく、板厚に関係なく、連続圧延に
より靱性および溶接性に優れた構造材が得られ、生産性
に優れる。本発明は、圧延材、押出材、鍛造材として用
いられる。
【0015】本発明において、初期圧延と終期圧延の圧
延条件は特に設定しないが、初期圧延では、通常、鋳塊
は圧延割れを起こし易いので軽圧下するが、材料に因っ
ては中間熱間圧延1と同じ条件で圧延しても差し支えな
い。また終期圧延についても中間熱間圧延2と同じ条件
で圧延しても良い。
【0016】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。 (実施例1)表1に示す本発明例組成の合金 (No.A〜H)
を半連続水冷鋳造法により厚さ500mmの板状鋳塊に
鋳造した。次に、この鋳塊に350〜400℃で2時間
加熱の歪取り焼鈍と、470℃で5時間加熱の均質化熱
処理を順に施し、これを450mmまで初期圧延し、次
いで厚さ200mmまで中間熱間圧延1し、次いで10
0mmまで中間熱間圧延2し、さらに終期圧延して厚さ
25〜50mmの熱延板を得、次いでこれらに470℃
で2時間の溶体化処理と120℃で24時間の時効処理
を順に施して板状構造材を得た。熱間圧延の開始温度と
終了温度、中間熱間圧延1と中間熱間圧延2の圧下量お
よび圧延速度は種々に変化させた。
【0017】(比較例1)表2に示す比較例組成の合金
(No.I〜N)を用い、圧延を本発明条件で行った他は、実
施例1と同じ方法により板状構造材を製造した。
【0018】得られた各々の板状構造材について靱性試
験および耐溶接割れ試験を下記方法により行った。結果
を、圧延条件を併記して表3、4に示す 〔靱性試験〕 (a)試験片:図2に示す、幅40mm、長さ60m
m、厚さ6mmの引裂試験片1に角度45度、深さ10
mmのV形切欠部4を形成した。V形切欠部4の底部5
は0.025Rに形成した。このV形切欠部4の底部5
と引張力作用点6の中心部とは一直線上に形成した。 (b)試験方法:アムスラー万能試験機を用いて上記試
験片の引張力作用点6にチャックを掛けて引張り、得ら
れた引張荷重−変位曲線からA(図3における斜線部分
の面積)を求め、これを下式に代入して引裂抵抗値UP
Eを求めた。 UPE=A/S(式中Sは試験片の有効断面積) (c)評価法:引裂抵抗値UPEを下記3基準に分け判
定した。 良(○)… 2.0kg・mm/mm2以上。 やや不良(△)… 2.0kg・mm/mm2未満、1.0 kg・mm/mm2以上。 不良(×)… 1.0kg・mm/mm2未満。 〔耐溶接割れ性試験〕 (a)試験片:図4に示す溶接後の試験片に切込み深さ
を段階的に変化させたフィッシュボーン型試験片を用い
た。図4で、L0 =114mm、L1 =105mm、L
2 =12.7mm、L3 =1.2mm、W0 =66.8
mm、W1 =55mm、W2 =9.6mm。 (b)溶接条件:溶接方法…TIG、溶加材…使用せ
ず、電極棒…3.2mmφのセリウム入りW棒、溶接電
流…180A、アーク電圧…19V、溶接速度…30m
m/min、アルゴンガス流量…10リットル/mi
n。 (c)評価法:割れ長さ(図4に示すIc)を下記3基
準に分け判定した。 良(○)…割れ長さ30mm未満。 やや不良(△)…割れ長さ30mm以上、50mm未満。 不良(×)…割れ長さ50mm以上。
【0019】(比較例2)表1に示す No.Bの合金を用
い、圧延を本発明規定値外の条件で行った他は、実施例
1と同じ方法により、板状構造材を製造し、靱性試験と
耐溶接性試験を行った。結果を表5に示す。
【0020】(従来例1)従来の7075合金を用い、
前記特公昭63−60820号公報に開示された方法に
従って熱間圧延を2回に分けて行った他は、実施例1と
同じ方法により、板状構造材を製造し、靱性試験と耐溶
接性試験を行った。結果を表6に示す。
【0021】
【表1】 (注) No.A〜Hは本発明例合金。
【0022】
【表2】 (注) No.I〜Nは比較例合金。
【0023】
【表3】 (注)中間熱間圧延1:450mm以下 200mm以上。 圧下量は1パスあたり、単位mm、速度は圧延速度、単位m/分。 中間熱間圧延2:200mm未満 100mm以上。圧下量、速度はと同じ。 引裂抵抗、単位:kg・mm/mm2 。 割れ長さ、単位:mm。
【0024】
【表4】 (注)〜は表3の(注)と同じ。
【0025】
【表5】 (注)〜は表3の(注)と同じ。* 本発明規定値外。
【0026】
【表6】 (注)P7075(Al-0.40Si-0.5Fe-1.5Cu-0.3Mn-2.5Mg-0.2Cr-5.5Zn-0.2Ti:wt%) 。 Q7175(Al-0.15Si-0.2Fe-1.5Cu-0.1Mn-2.5Mg-0.2Cr-6.8Zn-0.2Ti:wt%) 。 圧延開始温度、単位℃。圧延加工率、単位%。 単位℃。単位hr。表3の(注)と同じ。表3の(注)と同じ。
【0027】表3より明らかなように、本発明例のNo.1
〜8 は、いずれも靱性と耐溶接割れ性に優れた。これに
対し、比較例1のNo.9〜14は合金組成が本発明の規定値
を外れているため、表4に示すように、靱性または耐溶
接割れ性が低下した。比較例2の No.15〜20は製造条件
が、表5に示すように、本発明例を外れているため靱性
と耐溶接割れ性が低下した。従来例のNo.21,22は、表6
に示すように、熱処理を2回に分けて行ったが、晶出物
が十分再固溶しないで残存したため、靱性と耐溶接割れ
性が低下した。
【0028】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明方法によれ
ば、靱性および溶接性に優れる高強度アルミニウム合金
構造材が、通常の連続圧延法を用い、その圧延条件を選
定することにより効率良く製造することができ、工業上
顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱間圧延でのワニ口の発生状況の説明図で
(イ)は圧延前、(ロ)は圧延中、(ハ)は圧延後の状
況を示す。
【図2】靱性試験用試験片の説明図である。
【図3】靱性試験における引張荷重−変位曲線図であ
る。
【図4】溶接性試験用フィシュボーン型試験片の説明図
である。
【符号の説明】
1 ワニ口 2 圧延材 3 圧延ロール 4 V形切欠部 5 V形切欠部の底部(0.025R) 6 引張力作用点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 683 C22F 1/00 683 685 685Z 694 694A 694B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Znを5.0〜8.0wt%、Cuを2.
    0〜3.0wt%、Mgを1.2〜2.8wt%、Tiを
    0.005〜0.3wt%、Crを0.05〜0.3wt
    %、Zrを0.05〜0.15wt%、Mnを0.03wt
    %以下、Vを0.01〜0.2wt%、MM(ミッシュメ
    タル)を0.05〜0.15wt%、Feを0.01〜
    0.25wt%含有し、Siを0.1wt%以下に規制し、
    残部実質的にAlからなるアルミニウム合金を溶解鋳造
    し、得られる鋳塊に熱間圧延、冷間圧延、仕上圧延を順
    に施す構造材の製造方法において、前記熱間圧延を、圧
    延開始温度380〜450℃、圧延終了温度350〜4
    00℃とし、鋳塊厚さTから圧延材厚さ0.95T〜
    0.9Tまでの圧延を初期圧延、初期圧延後圧延材厚さ
    0.5T〜0.33Tまでの圧延を中間熱間圧延1、中
    間熱間圧延1後圧延材厚さ2.0t(tは熱間圧延終了
    厚さ)〜1.3tまでの圧延を中間熱間圧延2、中間熱
    間圧延2後圧延材厚さ1.0tまでの圧延を終期圧延と
    したとき、前記中間熱間圧延1を圧下量10〜15mm
    /パス、圧延速度40〜70m/分の条件で施し、前記
    中間熱間圧延2を圧下量20〜40mm/パス、圧延速
    度70〜130m/分の条件で施すことを特徴とする靱
    性および溶接性に優れるアルミニウム合金構造材の製造
    方法。
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