JPH11140324A - 接着性シリコーン組成物 - Google Patents

接着性シリコーン組成物

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JPH11140324A
JPH11140324A JP9319037A JP31903797A JPH11140324A JP H11140324 A JPH11140324 A JP H11140324A JP 9319037 A JP9319037 A JP 9319037A JP 31903797 A JP31903797 A JP 31903797A JP H11140324 A JPH11140324 A JP H11140324A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2666/00Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
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    • C08L2666/44Silicon-containing compounds

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 (A)一分子中に脂肪族不飽和炭化水素
基を少なくとも2個有する25℃における粘度が10〜
10,000,000センチポイズであるジオルガノポ
リシロキサン:100重量部 (B)一分子中に珪素原子に結合した水素原子を少なく
とも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン:0〜50重量部 (C)フェニル骨格、窒素原子及び珪素原子に直結した
水素原子をそれぞれ少なくとも1個分子内に有する有機
珪素化合物:0.01〜30重量部 (D)白金又は白金族金属系化合物:触媒量 を含有してなる接着性シリコーン組成物。 【効果】 特にはポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等の
窒素原子を含有する耐熱性有機樹脂に接着して一体成形
体を製造する材料として好適に使用し得る上、成形体を
製造する工程において金型を使用する場合に金型の材質
を選択することによって金型には接着せず樹脂にのみ接
着性を有する特異的な性質を発現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成型法、押し出し
法、ロボットなどによる機械塗布によって有機樹脂、特
にはポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等の窒素原子を含
有する耐熱性有機樹脂に接着して一体成形体を製造する
材料として好適に使用し得る上、成形体を製造する工程
において金型を使用する場合に金型の材質を選択するこ
とによって金型には接着せず樹脂にのみ接着性を有する
特異的な性質を発現することのできる付加硬化型の接着
性シリコーン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】付加硬
化型シリコーンエラストマーと熱可塑性樹脂を接着させ
る方法としては、熱可塑性樹脂の表面にプライマーを塗
布し、その上から未硬化のシリコーンエラストマー組成
物を塗布、硬化して接着させる方法や、自己接着性シリ
コーンエラストマー組成物を熱可塑性樹脂の上から直接
塗布、硬化して接着させる方法などがある。
【0003】しかし、プライマーを使用する方法は、成
形した熱可塑性樹脂の成型物にプライマーを塗布すると
いう工程が必要なため時間がかかったり、設備や工程が
煩雑になってしまうという欠点を有する。また、自己接
着性シリコーンエラストマー組成物を使用する方法は、
それ自身が金型に接着してしまうという欠点を有する。
【0004】そこで、本発明者は先に芳香環を有する有
機珪素化合物を接着性付与剤として含む接着性シリコー
ンエラストマー組成物と熱可塑性樹脂を接着させる方法
を特開平6−172738号公報に提案した。この接着
性シリコーンエラストマー組成物は、金属には接着しな
いが、種々の熱可塑性樹脂と自己接着することから、成
形した熱可塑性樹脂の成型物にプライマーを塗布せずに
この組成物を直接塗布、硬化して接着させることが可能
となった。
【0005】しかしながら、この技術においても、エン
ジニアリングプラスチックとして代表的なポリアミド樹
脂への接着性は十分満足と言えるものではなく、接着性
のより一層の改善が望まれる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、被着体としての有機樹脂、特にポリアミド樹脂等の
窒素原子含有有機樹脂との接着性に優れている上、金属
には接着し難く、成形体を製造する工程において金型を
使用する場合は金型からの脱型が良好である接着性シリ
コーン組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、(A)下記平均組成式(1) R1 aSiO(4-a)/2 (1) (但し、式中R1は同一又は異種の非置換又は置換の一
価炭化水素基、aは1.18<a≦2.2の正数であ
る。)で示され、一分子中に脂肪族不飽和炭化水素基を
少なくとも2個有する25℃における粘度が10〜1
0,000,000センチポイズであるジオルガノポリ
シロキサン100重量部と、(B)下記平均組成式
(2) R2 bcSiO(4-b-c)/2 (2) (但し、式中R2は同一又は異種の非置換又は置換の一
価炭化水素基、b、cはそれぞれ0.78<b≦2、
0.005<c≦0.6、かつ0.785<b+c≦
2.6を満たす正数である。)で示され、一分子中に珪
素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオル
ガノハイドロジェンポリシロキサン0〜50重量部と、
(C)フェニル骨格、窒素原子及び珪素原子に直結した
水素原子をそれぞれ少なくとも1個分子内に有する有機
珪素化合物0.01〜30重量部と、(D)触媒量の白
金又は白金族金属系化合物とを含有してなる接着性シリ
コーン組成物が、通常の付加硬化条件のもとでナイロン
66、芳香族ポリアミドなどのポリアミド樹脂と接着
し、金属には接着し難いことを見出した。
【0008】即ち、従来の接着性組成物は、ヒドロシリ
ル基(SiH)が水と脱水素反応によって生成するシラ
ノール基(SiOH)の水素結合を接着力に利用してい
たが、これだけでは熱可塑性樹脂との接着は十分ではな
く、また金属表面の水分とも反応して金属との接着にも
作用するため、金型による成形には不適当であった。そ
こで、熱可塑性樹脂と似た構造をもつ部分を骨格にも
ち、ヒドロシリル基を末端に有する化合物が提案されて
いるが、この化合物は熱可塑性樹脂が軟化しない温度で
シリコーンゴムを成形する場合、樹脂と樹脂類似化合物
との親和性はあまり顕著に現れず、接着可能な樹脂が限
られており、特にナイロン66などのポリアミド樹脂は
極性が大きいのでこの方法では全く接着しなかった。
【0009】この場合、ポリアミド樹脂に必須のアミド
結合は、水素結合のドナー(供与体)とアクセプター
(受容体)を有しており、これと相補的(Comple
mentary)な構造をもつ化合物は、ポリアミド樹
脂を認識(Recognition)することが期待さ
れる。さらに水素結合のドナー(供与体)とアクセプタ
ー(受容体)を予備配向(Preorganizati
on)させることによって、超分子的な(Superm
olecular)相互作用を極大にすることが可能で
ある。そこで、高分子認識(Macromolecul
e recognition)能を有する化合物とし
て、芳香環を1個以上有し、窒素原子を少なくとも1個
有する有機基をスペーサーとし、ヒドロシリル基を末端
に有する化合物を新たに合成し、該高分子認識剤(Ma
cromolecule recognizer)を付
加硬化型シリコーンゴム組成物に混合し、その接着性能
を調べたところ、ポリアミド樹脂に接着し、かつ金属に
は接着せず、更に驚くべきことにポリアミド樹脂以外の
種々の熱可塑性樹脂にも良好に接着することが判明し
た。そしてこの組成物は、金型から良好に脱型できるこ
とから、複合一体成形が可能であることを知見し、本発
明を完成させるに至ったものである。
【0010】従って、本発明は、 (A)下記平均組成式(1)で示され、一分子中に脂肪
族不飽和炭化水素基を少なくとも2個有する25℃にお
ける粘度が10〜10,000,000センチポイズで
あるジオルガノポリシロキサン100重量部 R1 aSiO(4-a)/2 (1) (但し、式中R1は同一又は異種の非置換又は置換の一
価炭化水素基、aは1.18<a≦2.2の正数であ
る。) (B)下記平均組成式(2)で示され、一分子中に珪素
原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサン0〜50重量部 R2 bcSiO(4-b-c)/2 (2) (但し、式中R2は同一又は異種の非置換又は置換の一
価炭化水素基、b、cはそれぞれ0.78<b≦2、
0.005<c≦0.6、かつ0.785<b+c≦
2.6を満たす正数である。) (C)フェニル骨格、窒素原子及び珪素原子に直結した
水素原子をそれぞれ少なくとも1個分子内に有する有機
珪素化合物 0.01〜30重量部 (D)白金又は白金族金属系化合物
触媒量を含有してなることを特徴とす
る接着性シリコーン組成物を提供する。
【0011】以下、本発明の接着性シリコーン組成物に
ついて詳細に説明すると、本発明の接着性シリコーン組
成物の第一成分((A)成分)は、下記平均組成式
(1)で示され、一分子中に脂肪族不飽和炭化水素基を
少なくとも2個有するジオルガノポリシロキサンであ
り、この成分は通常付加硬化型シリコーンエラストマー
の主原料として使用されている公知のオルガノポリシロ
キサンである。
【0012】 R1 aSiO(4-a)/2 (1) (但し、式中R1は同一又は異種の非置換又は置換の一
価炭化水素基、aは1.18<a≦2.2の正数であ
る。)
【0013】上記式において、R1は好ましくは炭素数
1〜12、好ましくは1〜10の置換又は非置換の一価
炭化水素基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−
ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル
基、デシル基等の飽和炭化水素基(アルキル基、シクロ
アルキル基)、ビニル基、プロペニル基、アリル基、イ
ソプロペニル基、ヘキセニル基、シクロへキセニル基、
ブテニル基等のアルケニル基、フェニル基、キシリル基
等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等のア
ラルキル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、シ
アノエチル基等のハロゲン置換、シアノ基置換炭化水素
基から選ばれ、各置換基は異なっていても同一であって
もよいが、分子中にアルケニル基を2個以上含んでいる
ことが必要である。珪素原子上の置換基は、基本的には
上記のいずれであってもよいが、アルケニル基としては
好ましくはビニル基、アリル基、その他の置換基として
はメチル基、フェニル基、3,3,3−トリフルオロプ
ロピル基の導入が望ましく、このアルケニル基は分子鎖
末端或いは分子鎖途中の珪素原子のいずれに結合したも
のであってもよいが、特に分子鎖末端の珪素原子に結合
したものであることが好ましい。
【0014】なお、R1中の脂肪族不飽和炭化水素基の
含有量は、置換基R1全体の0.001〜20モル%、
特に0.025〜5モル%であることが好ましい。
【0015】また、上記式中aは1.18<a≦2.2
の正数であり、好ましくは1.8≦a<2.1、より好
ましくは1.95≦a≦2.05である。
【0016】このオルガノポリシロキサンは直鎖状であ
っても、R1SiO3/2単位或いはSiO4/2単位を部分
的に含んだ分岐状であってもよいが、通常は主鎖部分が
基本的にR1 2SiO2/2単位の繰り返しからなり、分子
鎖両末端がR1 3SiO1/2単位で封鎖された直鎖状のジ
オルガノポリシロキサンであるのが一般的である。
【0017】上記平均組成式(1)で示されるオルガノ
ポリシロキサンの平均重合度は100〜10,000、
特に200〜5,000の範囲がより好ましい。また、
上記式(1)のオルガノポリシロキサンの25℃におけ
る粘度は、10〜10,000,000センチポイズ、
特に100〜1,000,000センチポイズ、とりわ
け200〜50,0000センチポイズの範囲が好まし
い。
【0018】このようなジオルガノポリシロキサンは、
公知の方法により製造することができる。例えばオルガ
ノシクロポリシロキサンとヘキサオルガノジシロキサン
をアルカリ又は酸触媒の存在下で平衡化重合反応を行
い、触媒を中和して低分子シロキサンを減圧留去するこ
とにより得ることができる。
【0019】次に、本発明の接着性シリコーン組成物の
第二成分((B)成分)は、下記平均組成式(2)で示
され、一分子中に珪素原子に結合した水素原子(SiH
基)を少なくとも2個、好ましくは3個以上有するオル
ガノハイドロジェンポリシロキサンであり、この成分は
通常付加硬化型シリコーンエラストマーの架橋剤として
使用されている公知のオルガノポリシロキサンである。
【0020】 R2 bcSiO(4-b-c)/2 (2) (但し、式中R2は同一又は異種の非置換又は置換の一
価炭化水素基、b、cはそれぞれ0.78<b≦2、
0.005<c≦0.6、かつ0.785<b+c≦
2.6を満たす正数である。)
【0021】上記式中R2としては、炭素数1〜12、
好ましくは1〜10の非置換又は置換の一価炭化水素基
が好適であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、オクチル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基
などのアルケニル基、フェニル基、トリル基などのアリ
ール基、ベンジル基などのアラルキル基や、これらの基
の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロゲ
ン原子などで置換した3,3,3−トリフルオロプロピ
ル基、クロロメチル基などの上記R1と同様のものが挙
げられるが、脂肪族不飽和結合を含有しないものが好ま
しく、特にメチル基、フェニル基、3,3,3−トリフ
ルオロプロピル基などが好ましい。なお、各置換基R2
は異なっていても同一であってもよい。
【0022】上記平均組成式(2)で示されるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンは、一分子中に水素原子
を少なくとも2個有することが必要であり、特には3個
以上が好ましい。また、この水素原子は分子鎖の末端の
珪素原子に結合したものでも分子鎖の途中の珪素原子に
結合したものでもよい。
【0023】上記式中b、cはそれぞれ0.78<b≦
2、0.005<c≦0.6、かつ0.785<b+c
≦2.6を満たす正数であり、より好ましくは1<b<
2、0.01<c<0.5、かつ1<b+c<2.5を
満たす正数である。
【0024】このようなオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンとしては、メチルハイドロジェン環状ポリシロ
キサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイド
ロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基
封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンポリシ
ロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン、両末端ジメチルハイド
ロジェンポリシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン、両末
端ジメチルハイドロジェンポリシロキシ基封鎖ジメチル
シロキサン・メチルハイドロジェンポリシロキサン共重
合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロ
ジェンポリシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチ
ルシロキサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位と
SiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSi
1/2単位とSiO4/2単位と(C65)SiO3/2単位
とからなる共重合体などを挙げることができる。
【0025】上記平均組成式(2)で示されるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンは、直鎖状、分枝状、環
状又は三次元網目構造状のいずれでもよいが、直鎖状が
より好ましい。平均重合度は300以下、通常2〜30
0、特に4〜100程度が好ましい。
【0026】また、25℃における粘度は、0.5〜
5,000センチポイズ、特には1〜3,000センチ
ポイズの範囲が好ましい。
【0027】このようなジオルガノポリシロキサンは、
公知の方法により製造することができる。例えばオルガ
ノハイドロジェンシクロポリシロキサンとヘキサオルガ
ノジシロキサンを硫酸などの酸触媒の存在下で平衡化重
合反応を行い、触媒を中和することにより得ることがで
きる。
【0028】上記平均組成式(2)で示されるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、第一成分の
ジオルガノポリシロキサン100重量部に対して0〜5
0重量部であり、望ましくは0.01〜50重量部、特
に0.1〜20重量部がより好ましい。
【0029】次に、本発明の接着性シリコーン組成物の
第三成分((C)成分)は、本発明の特徴を発現する化
合物であって、フェニル骨格、窒素原子及び珪素原子に
直結した水素原子(即ち、SiH基)をそれぞれ少なく
とも1個分子内に有する有機珪素化合物である。本発明
では、このような成分を添加することにより、ナイロン
などのポリアミド樹脂をはじめとする窒素原子含有有機
樹脂等の各種の熱可塑性樹脂と満足に接着し得る上、金
属には接着しないため金型からの脱型が良好である接着
性シリコーン組成物を得ることができる。
【0030】この(C)成分は、分子中のSiH基が
(A)成分中のアルケニル基とヒドロシリル化付加反応
して架橋剤としても作用し得るものであるため、前記し
た(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
は必要に応じてその配合を省略することができる。
【0031】ここで、窒素原子含有基は、−NR−、−
NR−CO−、−NR−CO−O−、−NR−CO−N
R−、−NR−CN−NR−、−NR−CH2−CH
(R)−CO−O−、−NR−CH2−CH(OR)
−、−NR−CH(CH2OR)−CH−(ここで、R
は水素原子又は炭素数が1〜6の置換もしくは非置換の
一価炭化水素基、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ter
t−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基等のアル
キル基、フェニル基等のアリール基など前記したR1
2で例示したものと同様のものを挙げることができ
る。)であることが好ましい。
【0032】第三成分の上記有機珪素化合物としては、
具体的に下記一般式(3)、(4)、(5)で示される
構造を有する有機珪素化合物群から選ばれる少なくとも
一つの化合物が好適に使用できる。
【0033】 P1−(Q2−P2x−Q2−P1 (3) Q1−(P2−Q2x−P2−Q1 (4) P1−Q1 (5) (但し、式中P1は一分子中に珪素原子に結合した水素
原子を少なくとも1個有する一価のシリル基又はシロキ
サン基、P2は一分子中に珪素原子に結合した水素原子
を少なくとも1個有する二価のシリレン基又はシロキサ
ン基、Q1は芳香環を1個以上有し、かつ窒素原子を少
なくとも1個有する一価の有機基、Q2は芳香環を1個
以上有し、かつ窒素原子を少なくとも1個有する二価の
有機基、xは0又は正の整数であり、好ましくは0〜1
0の整数、より好ましくは0〜5の整数である。)
【0034】上記式中、P1は一分子中に珪素原子に結
合した水素原子(SiH基)を少なくとも1個、好まし
くは1〜20個有する一価のシリル基又はシロキサン基
であり、具体的には下記の様な基を例示することができ
る(なお、Ph1はフェニル基を示す。)。 −SiH(CH32 −SiH2CH3 −SiH225 −SiH2Ph1 −Si(OSi(CH32H)3 −SiCH3(OSi(CH32H)2
【0035】
【化1】
【0036】また、上記式中、P2は一分子中に珪素原
子に結合した水素原子(SiH基)を少なくとも1個、
好ましくは1〜20個有する二価のシリレン基又はシロ
キサン基である。P2で示される二価のシリレン基又は
シロキサン基としては具体的には、下記の基を例示する
ことができる。 −SiH(CH3)− −SiH2− −SiH(C25)− −SiH(Ph1)− −Si(OSi(CH32H)2− −SiCH3(OSi(CH32H)− −Si(CH32O−(SiH(CH3)O)n−Si
(CH32O−(n=1〜40の整数) −Si(CH32O−(SiCH3(OSi(CH32
H))O−Si(CH32− −Si(CH32O−(Si(OSi(CH3
2H)2)O−Si(CH32− −Si(CH32O−(SiPh1(OSi(CH32
H) )O−Si(CH32− 上記式中Q1は芳香環を1個以上、好ましくは1〜4個
有し、かつ窒素原子を少なくとも1個、好ましくは1〜
6個有する一価の有機基である。Q1で示される一価の
有機基としては具体的には、下記の基を例示することが
できる(なお、Ph2はフェニレン基を示す。)。 −C36−NH−Ph1 −C36−NH−CH2−Ph1 −C36−NH−Ph2−CH2−Ph1 −C36−NH−Ph2−Ph1 −C36−NH−Ph2−O−Ph1 −C24−CO−NH−Ph1 −C36−CO−NH−CH2−Ph1 −C24−CO−NH−Ph2−Ph1 −C36−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 −C24−CO−NH−Ph2−O−Ph1 −C36−NH−CO−Ph1 −C36−NH−CO−CH=CH−Ph1 −C36−NH−CO−Ph2−Ph1 −C36−NH−CO−Ph2−CH2−Ph1 −C36−O−CO−NH−Ph1 −C36−O−CO−NH−CH2−Ph1 −C36−O−CO−NH−Ph2−Ph1 −C36−O−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 −C36−NH−CO−NH−Ph1 −C36−NH−CO−NH−CCH2−Ph1 −C36−NH−CO−NH−Ph2−Ph1 −C36−NH−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 上記式中Q2は芳香環を1個以上、好ましくは1〜4個
有し、かつ窒素原子を少なくとも1個、好ましくは1〜
6個有する二価の有機基である。Q2で示される二価の
有機基としては、具体的に下記の基を例示することがで
きる。 −C36−NH−Ph2−NH−C36− −C36−Ph2−NH−C612−NH−Ph2−C3
6− −C36−NH−Ph2−Ph2−NH−C36− −C36−NH−Ph2−CH2−Ph2−NH−C36
− −C36−NH−Ph2−CO−Ph2−NH−C36− −C36−NH−Ph2−O−Ph2−NH−C36− −C24−CO−NH−Ph2−NH−CO−C24− −C36−CO−NH−CH2−Ph2−CH2−NH−
CO−C36− −C36−Ph2−CO−NH−C612−NH−CO−
Ph2−C36− −C24−CO−NH−Ph2−Ph2−NH−CO−C
24− −C36−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2−NH−
CO−C36− −C24−CO−NH−Ph2−CO−Ph2−NH−C
O−C24− −C24−CO−NH−Ph2−O−Ph2−NH−CO
−C24− −C36−NH−CO−Ph2−CO−NH−C36− −C36−Ph2−NH−CO−C48−CO−NH−
Ph2−C36− −C36−NH−CO−Ph2−Ph2−CO−NH−C
36− −C36−NH−CO−Ph2−CH2−Ph2−CO−
NH−C36− −C36−NH−CO−Ph2−CO−Ph2−CO−N
H−C36− −C36−NH−CO−Ph2−O−Ph2−CO−NH
−C36− −C36−O−CO−NH−Ph2−NH−CO−O−
36− −C36−O−CO−NH−CH2−Ph2−CH2−N
H−CO−O−C36− −C36−Ph2−O−CO−NH−C612−NH−C
O−O−Ph2−C36− −C36−O−CO−NH−Ph2−Ph2−NH−CO
−O−C36− −C36−O−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2−N
H−CO−O−C36− −C36−O−CO−NH−Ph2−CO−Ph2−NH
−CO−O−C36− −C36−O−CO−NH−Ph2−O−Ph2−NH−
CO−O−C36− −C36−NH−CO−NH−Ph2−NH−CO−N
H−C36− −C36−Ph2−NH−CO−NH−C612−NH−
CO−NH−Ph2−C36− −C36−NH−CO−NH−Ph2−Ph2−NH−C
O−NH−C36− −C36−NH−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2
NH−CO−NH−C36− −C36−NH−CO−NH−Ph2−CO−Ph2−N
H−CO−NH−C36− −C36−NH−CO−NH−Ph2−O−Ph2−NH
−CO−NH−C36− 上記一般式(3)、(4)、(5)で示される有機珪素
化合物は、一分子中に珪素原子に結合した水素原子(S
iH基)を少なくとも2個、特には3個以上有すること
が好ましい。また、この珪素原子結合水素原子は分子鎖
の末端の珪素原子に結合したものでも分子鎖の途中の珪
素原子に結合したものでもよく、特には隣接した珪素原
子に結合したものが好ましい。また、一分子中の珪素原
子の数は2〜100、特に4〜50が好ましい。
【0037】上記一般式(3)、(4)、(5)で示さ
れる有機珪素化合物のオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンは、直鎖状、分枝状、環状又は三次元網目構造の
いずれでもよい。
【0038】このような化合物として具体的には、下記
のような有機珪素化合物を例示することができる。 X−C36−NH−Ph2−NH−C36−X X−C36−NH−Ph2−Ph2−NH−C36−X X−C36−NH−Ph2−CH2−Ph2−NH−C3
6−X X−C24−CO−NH−Ph2−NH−CO−C24
−X X−C24−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2−NH
−CO−C24−X X−C36−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2−NH
−CO−C36−X X−C24−CO−NH−Ph2−O−Ph2−NH−C
O−C24−X X−C36−NH−CO−Ph2−CO−NH−C36
−X X−C36−NH−CO−Ph2−CO−Ph2−CO−
NH−C36−X X−C36−O−CO−NH−Ph2−NH−CO−O
−C36−X X−C36−O−CO−NH−CH2−Ph2−CH2
NH−CO−O−C36−X X−C36−O−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2
NH−CO−O−C36−X X−C36−NH−CO−NH−Ph2−NH−CO−
NH−C36−X X−C36−NH−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2
−NH−CO−NH−C36−X Y−SiH(CH3)−Y Y−SiH2−Y Y−SiH(C25)−Y Y−SiH(Ph1)−Y Y−Si(OSi(CH32H)2−Y Y−SiCH3(OSi(CH32H)−Y Y−Si(CH32O−(SiH(CH3)O)n−Si
(CH32−Y(n=1〜40の整数) Y−Si(CH32O−(SiPh1(OSi(CH3
2H) )−Si(CH32−Y Y−Si(CH32O−(Si(OSi(CH32H)
2)−Si(CH32−Y Y−Si(CH32O−(SiCH3(OSi(CH3
2H))−Si(CH32−Y X−C36−NH−Ph1 X−C36−NH−CH2−Ph1 X−C36−NH−Ph2−CH2−Ph1 X−C36−NH−Ph2−Ph1 X−C36−NH−Ph2−O−Ph1 X−C24−CO−NH−Ph1 X−C36−CO−NH−CH2−Ph1 X−C24−CO−NH−Ph2−Ph1 X−C36−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 X−C24−CO−NH−Ph2−O−Ph1 X−C36−NH−CO−Ph1 X−C36−NH−CO−CH=CH−Ph1 X−C36−NH−CO−Ph2−Ph1 X−C36−NH−CO−Ph2−CH2−Ph1 X−C36−O−CO−NH−Ph1 X−C36−O−CO−NH−CH2−Ph1 X−C36−O−CO−NH−Ph2−Ph1 X−C36−O−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 X−C36−NH−CO−NH−Ph1 X−C36−NH−CO−NH−CH2−Ph1 X−C36−NH−CO−NH−Ph2−Ph1 X−C36−NH−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 (但し、Xは−SiH(CH32、−SiH2(C
3 、−SiH2(C25 、−SiH2(Ph1 、−
Si(OSi(CH32 3、−SiCH3(OSi
(CH32 2、又は1,3,5,7−テトラメチル
−3,5,7−トリヒドロシクロテトラシロキサン基を
示す。また、Yは下記から選ばれる少なくとも1種の基
である。 −C36−NH−Ph1 −C36−NH−CH2−Ph1 −C36−NH−Ph2−CH2−Ph1 −C36−NH−Ph2−Ph1 −C36−NH−Ph2−O−Ph1 −C24−CO−NH−Ph1 −C36−CO−NH−CH2−Ph1 −C24−CO−NH−Ph2−Ph1 −C36−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 −C24−CO−NH−Ph2−O−Ph1 −C36−NH−CO−Ph1 −C36−NH−CO−CH=CH−Ph1 −C36−NH−CO−Ph2−Ph1 −C36−NH−CO−Ph2−CH2−Ph1 −C36−O−CO−NH−Ph1 −C36−O−CO−NH−CH2−Ph1 −C36−O−CO−NH−Ph2−Ph1 −C36−O−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 −C36−NH−CO−NH−Ph1 −C36−NH−CO−NH−CH2−Ph1 −C36−NH−CO−NH−Ph2−Ph1 −C36−NH−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1
【0039】上記式(3)、(4)、(5)の有機珪素
化合物は、珪素原子に直結したアルコキシ基、アセトシ
キ基等に代表される加水分解性基、エポキシ基、酸無水
物基等の従来の接着成分として使用されている官能基が
存在してもよいが、このような基が活性な場合には金属
への接着性が発現し、金型からの容易な剥離性は得難く
なるおそれがある。
【0040】上記一般式(3)、(4)、(5)で示さ
れる有機珪素化合物の配合量は、第一成分のジオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して0.01〜30重
量部、好ましくは0.1〜20重量部である。配合量が
0.01重量部よりも少ないと熱可塑性樹脂との接着性
が悪くなり、30重量部より多いと硬化物の物理的性質
が損なわれる。
【0041】なお、前記した(B)成分及び(C)成分
の配合量は、(A)成分中のアルケニル基1モルに対し
て、(B)成分中の珪素原子結合水素原子(SiH基)
及び(C)成分中の珪素原子結合水素原子(SiH基)
の合計のモル比が0.5〜10、特に1〜5程度となる
量で配合するのが、硬化物の物性及び接着性の点で好ま
しい。
【0042】次に、第四成分((D)成分)の白金又は
白金族金属系化合物は、第一成分と第二及び第三成分と
を付加反応により架橋するための触媒として使用される
ものである。白金又は白金族金属系化合物としては、公
知のものが使用でき、具体的には白金元素単体、白金ブ
ラック、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール変性物、
塩化白金酸とオレフィン、アルデヒド、ビニルシロキサ
ン、アセチレンアルコール類などとの錯体などの白金化
合物が挙げられる。
【0043】更に、白金又は白金族金属系化合物を融点
が40〜200℃の範囲であるシリコーン樹脂、熱可塑
性樹脂などに包埋させた白金触媒含有物、或いは融点が
40〜200℃の範囲である不飽和結合を有する化合物
に包埋させた白金触媒含有物、及びこれらを更にシリコ
ーン樹脂、熱可塑性樹脂などに包埋させた物質なども使
用が可能である。
【0044】白金又は白金族金属系化合物の配合量は、
触媒量とされ、希望する硬化速度に応じて適宜増減する
ことができるが、通常は白金金属量で1〜2000pp
m、特に1〜200ppmが好ましい。
【0045】また、本発明の接着性シリコーン組成物に
物理的強度を付与することが必要な場合は、比表面積が
50m2/g以上の微粉末状シリカを添加することが好
ましい。
【0046】上記微粉末状シリカとして具体的には、親
水性のものとしてAerosil130、200、30
0(日本アエロジル社製)、Cabosil MS−
5、MS−7(キャボット社製)、Rheorosil
QS−102、103(徳山曹達社製)、Nipsi
l Lp(日本シリカ社製)などが挙げられ、疎水性の
ものとしてAerosil R−812、R−972、
R−974(デグッサ社製)、Rheorosil M
T−100(徳山曹達社製)、NipsilSS−70
(日本シリカ社製)などが例示される。
【0047】上記微粉末状シリカの添加量は、第一成分
のジオルガノポリシロキサン100重量部に対して0.
5〜200重量部、特に5〜50重量部が好ましい。
【0048】更に、これらの微粉末状シリカを配合する
際のウェッターとしてヘキサメチルシラザンに代表され
るシラザン化合物、水、上記以外のシラノール基を含有
するオルガノポリシロキサン、上記以外の珪素原子に直
結した水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン、アルコキシ基に代表される加水分解性珪素基
を有する化合物を用いることは任意である。なお、これ
ら任意成分の添加量は、本発明の効果を妨げない範囲で
通常量とすることができる。
【0049】また、本発明の接着性シリコーン組成物に
おいて、実用に供するため硬化時間の調整を行う必要が
ある場合には、硬化性制御剤を添加することが好まし
い。上記硬化性制御剤としては、公知のものが使用で
き、具体的にはテトラビニルシクロテトラシロキサン、
側鎖及び/又は末端にビニル基を有するビニルシロキサ
ンオイル等のビニル基含有オルガノポリシロキサン、ト
リアリルイソシアヌレート、アルキルマレエート、アセ
チレンアルコール類やそのシリル化物又はシロキサン変
性物、ハイドロパーオキサイド、テトラメチルエチレン
ジアミン、ベンゾトリアゾールなどが例示される。
【0050】上記硬化性制御剤の添加量は、本発明の接
着性シリコーン組成物の硬化を妨げない範囲で所望とさ
れる硬化速度にあわせて調整することができる。
【0051】なお、本発明の接着性シリコーン組成物に
おいて、その他の成分として石英粉末、珪藻土、炭酸カ
ルシウム等の準補強性の充填剤、コバルトブルー等の無
機顔料、有機染料等の着色剤、酸化セリウム、炭酸亜
鉛、炭酸マンガン、ベンガラ、酸化チタン、酸化アルミ
ニウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、カ
ーボンブラック等の耐熱性、難燃性向上剤などを添加す
ることができる。これら任意成分の添加量は、本発明の
接着性シリコーン組成物の効果を妨げない範囲で通常量
とすることができる。
【0052】本発明の接着性シリコーン組成物は、通常
の方法で均一に混合して得ることができ、必要により1
パッケージとしても2パッケージとしても調製すること
ができる。本発明組成物が2パッケージとして製造さ
れ、硬化前に混合される場合には、(B)成分と(C)
成分が同一のパッケージに添加されていることが好まし
い。なお、本発明組成物が加熱処理工程を含む場合は、
上記(C)成分は、基本的には加熱処理後に添加される
ことが望ましい。
【0053】本発明組成物の硬化条件は、100〜20
0℃で1〜60分とすることが望ましい。
【0054】
【発明の効果】本発明の接着性シリコーン組成物は、被
着体としての有機樹脂、特にポリアミド樹脂との接着性
に優れている上、金属には接着し難いものである。従っ
て、本発明の接着性シリコーン組成物は、射出成型法、
押し出し法、ロボットなどによる機械塗布によって有機
樹脂、特にはポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等の窒素
原子を含有する耐熱性有機樹脂に接着して一体成形体を
製造する材料として好適に使用し得る上、成形体を製造
する工程において金型を使用する場合に金型の材質を選
択することによって金型には接着せず樹脂にのみ接着性
を有する特異的な性質を発現することができる。
【0055】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。
【0056】〔実施例1〜40、比較例1〜10〕両末
端がジメチルビニルシリル基で封鎖された25℃での粘
度が10,000センチポイズであるジメチルポリシロ
キサン100重量部、表面がトリメチルシリル基で処理
された比表面積が200m2/gである煙霧質シリカ5
0重量部、水2重量部をニーダーに仕込み、常温で1時
間混練りした後、160℃に昇温し、2時間混練りし
た。その後、混合物を常温まで冷却し、これに両末端が
ジメチルビニルシリル基で封鎖された25℃での粘度が
10,000センチポイズであるジメチルポリシロキサ
ン40重量部、及び両末端がトリメチルシリル基で封鎖
された珪素原子に結合した水素原子を30モル%含有す
る25℃での粘度が10センチポイズであるメチルハイ
ドロジェンポリシロキサン3重量部、両末端がトリメチ
ルシリル基で封鎖された珪素原子に結合したビニル基を
10モル%含有する25℃での粘度が1,000センチ
ポイズであるメチルビニルポリシロキサン2重量部、2
−エチニル−2−プロパノール0.1重量部、1,1,
3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン
の白金錯体を白金原子として100ppm添加し、均一
になるまで混合し、液状付加硬化型シリコーン組成物A
を得た。
【0057】この組成物Aを120℃/10分の硬化条
件でプレス成形で厚さ2mmのシートを作成し、物理的
特性を測定したところ、以下のような値が得られた。 硬さ(JlS A) 40 引張強さ(kgf/cm2) 90 伸び(%) 500
【0058】次に、組成物A100重量部に下記一般式
(6)、(7)、(8)及び(9)で表される化合物を
それぞれ0.5重量部添加した組成物B、組成物C、組
成物D及び組成物Eを調製した。比較のため、下記一般
式(10)で表される化合物を0.5重量部添加した組
成物Fを調製した。 X−C24−CO−NH−Ph2−NH−CO−C24−X (6) X−C36−O−CO−NH−Ph2−CH2−Ph2−NH−CO−O−C36 −X (7) Ph1−NH−CO−O−C36−(Si(CH32)O−(Si(OSi(C H32H)2)O−(Si(CH32)−C36−O−CO−NH−Ph1 (8) X−C36−O−CO−NH−Ph2−CH2−Ph1 (9) X−C36−O−Ph2−CH2−Ph2−O−C36−X (10)
【0059】
【化2】
【0060】上記組成物B、組成物C、組成物D、組成
物E及び組成物Fを用いて以下の方法で接着性試験を行
った。結果を表1〜5に示す。 接着性試験:厚さ2mm×幅25mm×長さ100mm
の66ナイロン樹脂(PA66)、6Tナイロン樹脂
(PA6T)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポ
リフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、ポリカーボネ
ート樹脂(PC)、ポリメチルメタクリレート樹脂(P
MMA)、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン樹
脂(ABS)、及び厚さ0.3mm×幅25mm×長さ
100mmのクロムメッキ金属(Cr)、ニッケルメッ
キ金属(Ni)を用いて、図1に示す引っ張り剪断接着
試験片を作成した。シリコーン組成物の硬化条件は12
0℃の恒温槽にて10分間加熱した。試験片をオートグ
ラフで引っ張り速度=50mm/分の速度で引っ張り、
試験片の接着性を調べた。
【0061】表1〜5の結果より、本発明の接着性シリ
コーン組成物は、各種被着体に対して優れた接着性を有
することがわかった。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】接着性試験に用いた剪断接着試験片の斜視図で
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】このようなオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンとしては、メチルハイドロジェン環状ポリシロ
キサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイド
ロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基
封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキ
サン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ
基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイド
ロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハ
イドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェ
ニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、(CH
HSiO1/2単位とSiO4/2単位とからな
る共重合体、(CHHSiO1/2単位とSiO
4/2単位と(C)SiO3/2単位とからなる
共重合体などを挙げることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 183/07 C09J 183/07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記平均組成式(1)で示され、
    一分子中に脂肪族不飽和炭化水素基を少なくとも2個有
    する25℃における粘度が10〜10,000,000
    センチポイズであるジオルガノポリシロキサン100重
    量部 R1 aSiO(4-a)/2 (1) (但し、式中R1は同一又は異種の非置換又は置換の一
    価炭化水素基、aは1.18<a≦2.2の正数であ
    る。) (B)下記平均組成式(2)で示され、一分子中に珪素
    原子に結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガ
    ノハイドロジェンポリシロキサン0〜50重量部 R2 bcSiO(4-b-c)/2 (2) (但し、式中R2は同一又は異種の非置換又は置換の一
    価炭化水素基、b、cはそれぞれ0.78<b≦2、
    0.005<c≦0.6、かつ0.785<b+c≦
    2.6を満たす正数である。) (C)フェニル骨格、窒素原子及び珪素原子に直結した
    水素原子をそれぞれ少なくとも1個分子内に有する有機
    珪素化合物 0.01〜30重量部 (D)白金又は白金族金属系化合物
    触媒量を含有してなることを特徴とす
    る接着性シリコーン組成物。
  2. 【請求項2】 (C)成分のフェニル骨格、窒素原子及
    び珪素原子に直結した水素原子をそれぞれ少なくとも1
    個分子内に有する有機珪素化合物が、下記一般式
    (3)、(4)又は(5)で示される有機珪素化合物群
    から選ばれる少なくとも一種の化合物である請求項1記
    載の接着性シリコーン組成物。 P1−(Q2−P2x−Q2−P1 (3) Q1−(P2−Q2x−P2−Q1 (4) P1−Q1 (5) (但し、式中P1は一分子中に珪素原子に結合した水素
    原子を少なくとも1個有する一価のシリル基又はシロキ
    サン基、P2は一分子中に珪素原子に結合した水素原子
    を少なくとも1個有する二価のシリレン基又はシロキサ
    ン基、Q1は芳香環を1個以上有し、かつ窒素原子を少
    なくとも1個有する一価の有機基、Q2は芳香環を1個
    以上有し、かつ窒素原子を少なくとも1個有する二価の
    有機基、xは0又は正の整数である。)
  3. 【請求項3】 (C)成分の有機珪素化合物の窒素原子
    含有基が、−NR−、−NR−CO−、−NR−CO−
    O−、−NR−CO−NR−、−NR−CN−NR−、
    −NR−CH2−CH(R)−CO−O−、−NR−C
    2−CH(OR)−、−NR−CH(CH2OR)−C
    H−(Rは水素原子又は炭素数が1〜6の置換もしくは
    非置換の一価炭化水素基である)のうち少なくとも一種
    から選ばれるものである請求項1又は2記載の接着性シ
    リコーン組成物。
  4. 【請求項4】 窒素原子含有有機樹脂との接合用である
    請求項1、2又は3記載の接着性シリコーン組成物。
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