JPH07308993A - シリコーンゴムとエポキシ樹脂との一体複合体及びその製造方法 - Google Patents

シリコーンゴムとエポキシ樹脂との一体複合体及びその製造方法

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JPH07308993A
JPH07308993A JP9017395A JP9017395A JPH07308993A JP H07308993 A JPH07308993 A JP H07308993A JP 9017395 A JP9017395 A JP 9017395A JP 9017395 A JP9017395 A JP 9017395A JP H07308993 A JPH07308993 A JP H07308993A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有機過酸化物硬化型又は付加反応硬化型のシ
リコーンゴムとエポキシ樹脂硬化体とを一体化する。 【効果】 従来接着が困難で、接着できたとしてもプラ
イマー層を介する等工程が煩雑であったエポキシ樹脂組
成物の硬化物と有機過酸化物硬化型又は付加硬化型シリ
コーンゴムとが強固に一体化した複合体がプライマーな
しで簡便かつ短時間に得られるので、複雑な形状のもの
でも効率よく製造することができ、電子・電気分野、O
A機器分野、自動車分野、精密機器分野等広い用途に応
用が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気・電子、OA機
器、自動車、精密機器等の分野に有用で、有機過酸化物
硬化型又は付加硬化型シリコーンゴムとエポキシ樹脂硬
化体とが強固に一体化した複合体及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、シリコーンゴムの持つ耐熱性、耐
候性、電気特性等においての高い信頼性が認識され、電
気・電子、OA機器、自動車等の分野でその用途が広が
りつつあり、一方、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂
は、電気特性、機械的特性、接着性等に優れた性能を有
し、その応用分野は広い。そのため、これらのシリコー
ンゴムとエポキシ樹脂との複合化が要望されてきてお
り、この場合これらが強固に接着した一体成形物の供給
が望まれている。
【0003】ところで、従来よりシリコーンゴムと有機
樹脂を接着させる方法は数多く提案されている。例え
ば、(1)成形樹脂表面にプライマーを塗布し、その上
から未硬化シリコーンゴムを塗布硬化させて接着する方
法、(2)自己接着性シリコーンゴム材料を成形樹脂の
上から硬化させる方法(なお、自己接着性シリコーンゴ
ム組成物については、特にその接着成分を骨子とする特
許が数多く提案されている)、(3)有機樹脂側に珪素
原子に直結した水素原子を30モル%以上含有するオル
ガノポリシロキサンを添加し、付加硬化型シリコーンゴ
ムと接着させる方法(USP4,582,762、US
P4,686,124、USP4,814,231、U
SP4,834,721、特公平2−34311号公
報)、(4)有機樹脂へのシリコーンゴムの物理的嵌合
による方法(特公昭63−45292号公報)、(5)
脂肪族不飽和基と珪素原子結合加水分解性基を有する化
合物をグラフトしたオレフィン樹脂にシリコーンゴムを
接着一体化する方法(EP276790A、特開昭63
−183843号公報)等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
のプライマーを用いて接着させる方法は、いったん成形
した樹脂成形物を金型等から取り出し、プライマーを塗
布しなければならず、手間がかかるという問題があり、
(2)のシリコーン自己接着剤を成形樹脂に塗布して硬
化させる方法は、金型等を用いて樹脂及びシリコーンゴ
ムを成形する場合にはシリコーンゴム自身が金型に接着
するという大きな難点がある。また、(3)のハイドロ
ジェンシロキサンを樹脂に添加する方法は、シロキサン
を添加するために樹脂自体の特性に変化を生じてしま
い、樹脂本来の特性を得ることが困難になる場合があ
り、(4)の物理的嵌合方法は、物理的な力により嵌合
が外れるおそれがあり、更に(5)の方法は、付加硬化
型シリコーンゴムの一体化にプライマーが必要であると
いう難点を有する。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、エポキシ樹脂硬化体とシリコーンゴムとが強固に一
体化した複合体及びかかる複合体の簡便かつ確実な製造
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、有機過酸
化物硬化型又は付加硬化型シリコーンゴム組成物と、エ
ポキシ樹脂組成物との一方を常温又は加熱により硬化さ
せた後、この硬化物又は半硬化物に他方の組成物を直接
密着させて常温又は加熱により硬化させることで、シリ
コーンゴムとエポキシ樹脂硬化体とが密着よく接合した
一体複合体が得られることを知見したものである。
【0007】即ち、本発明者は、従来接着が難しく、で
きたとしてもプライマー層を介するなど、工程が煩雑で
あったシリコーンゴムと有機樹脂との一体複合体(成形
物)を、シリコーンゴムとして有機過酸化硬化型又は付
加反応硬化型のシリコーンゴムを選択し、有機樹脂とし
てエポキシ樹脂を選択することにより、プライマーを使
用せずに簡便かつ短時間に十分実用に耐え得る接着力を
持った一体複合体を得ることができることを知見し、本
発明をなすに至ったものである。
【0008】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明のシリコーンゴムとエポキシ樹脂との一体複合体は、
有機過酸化物硬化型又は付加反応硬化型のシリコーンゴ
ムとエポキシ樹脂硬化体とが一体化されてなるものであ
る。
【0009】ここで、有機過酸化物硬化型のシリコーン
ゴムとしては、(a)下記一般式(1) R1 aSiO(4-a)/2 …(1) (式中、R1は炭素数1〜10、好ましくは1〜8の置
換又は非置換の一価炭化水素基であるが、R1の0.0
05〜20モル%、好ましくは0.01〜10モル%は
アルケニル基である。aは1.9〜2.4、好ましくは
1.95〜2.2の正数である。)で示され、一分子中
に少なくとも平均2個以上のアルケニル基を含有するオ
ルガノポリシロキサン、(b)触媒量の有機過酸化物を
主成分とするシリコーンゴム組成物を硬化することによ
り得られたものであることが好ましい。
【0010】ここで、上記(a)成分の式(1)で示さ
れるアルケニル基含有オルガノポリシロキサンにおい
て、R1として具体的にはメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチ
ル、ヘキシル、シクロヘキシル、オクチル、デシル等の
アルキル基、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル等
のアルケニル基、フェニル、キシリル等のアリール基、
ベンジル、フェニルエチル等のアラルキル基、クロロメ
チル、ブロモエチル、シアノエチル、3,3,3−トリ
フルオロプロピル等のハロゲン置換、シアノ基置換炭化
水素基などが挙げられ、各置換基は異なっていても同一
であってもよいが、R1中の0.005〜20モル%、
より好ましくは0.01〜10モル%、更に好ましくは
0.1〜5モル%がアルケニル基であることが好まし
く、また分子中に少なくとも平均2個のアルケニル基を
有していることが必要である。なお、R1は上記のいず
れでもよいが、アルケニル基としてはビニル基、他の置
換基としてはメチル基、フェニル基の導入が好ましい。
分子中のアルケニル基は分子鎖末端のケイ素原子あるい
は分子鎖途中のケイ素原子のいずれにあるいは両方に結
合したものであってもよいが、好ましくは少なくとも分
子鎖両末端のケイ素原子に結合したアルケニル基を有す
るものであるのが、硬化物の物性等の点からの望まし
い。また、aは1.9〜2.4、好ましくは1.95〜
2.2の範囲の正数であり、このアルケニル基含有オル
ガノポリシロキサンは、主鎖部分が基本的にR1 2SiO
2/2のジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、
分子鎖両末端がR1 3SiO1/2で示されるトリオルガノ
シロキシ単位で封鎖された直鎖状のものであっも、R1
SiO3/2単位やSiO4/2単位を含んだ分岐状のもので
あってもよい。
【0011】上記アルケニル基含有オルガノポリシロキ
サンの粘度は、25℃において100〜1,000,0
00cp、特に500〜500,000cpであること
が好ましい。
【0012】なお、このオルガノポリシロキサンは、公
知の方法によって製造することができ、具体的にはオル
ガノシクロポリシロキサンとヘキサオルガノジシロキサ
ンとをアルカリ又は酸触媒の存在下に平衡化反応を行う
ことによって得ることができる。
【0013】(b)成分の有機過酸化物は、(a)成分
のアルケニル基含有オルガノポリシロキサンの架橋反応
を促進するための触媒として使用されるものであり、具
体例としては次に示す化合物を挙げることができる。
【0014】
【化1】
【0015】(b)成分の有機過酸化物の添加量は触媒
量であり、硬化速度に応じて適宜選択することができる
が、通常は(イ)成分のオルガノポリシロキサン100
部に対して0.1〜10部、好ましくは0.2〜2部の
範囲である。
【0016】なお、上記シリコーンゴム組成物には、こ
れらの主成分の他、流動性を調節したり、成形品の機械
的強度を向上させるため充填剤等を配合してもよい。こ
のような充填剤としては、例えば沈殿シリカ、ヒューム
ドシリカ、焼成シリカ、ヒュームド酸化チタンのような
通常、BET法による比表面積が50m2/g以上、特
に50〜400m2/g程度の補強性充填剤、粉砕石
英、珪藻土、アスベスト、アミノ珪酸、酸化鉄、酸化亜
鉛、炭酸カルシウム等のような非補強性充填剤が例示さ
れ、これらの充填剤はそのままでも、あるいはヘキサメ
チルシラザン、トリメチルクロロシラン、ポリメチルシ
ロキサンのような有機ケイ素化合物で表面処理したもの
でもよい。この他、顔料、耐熱剤、難燃材、可塑剤等通
常のシリコーンゴムに配合されるものを配合してもよ
い。
【0017】なお、このシリコーンゴム組成物は、常温
下で液状又はペースト状であることが好ましい。
【0018】また、付加反応硬化型のシリコーンゴムと
しては、(a)下記一般式(1) R1 aSiO(4-a)/2 …(1) (式中、R1は炭素数1〜10、好ましくは1〜8の置
換又は非置換の一価炭化水素基であるが、R1の0.0
1〜20モル%はアルケニル基である。aは1.9〜
2.4の正数である。)で示され、一分子中に少なくと
も平均2個以上のアルケニル基を含有するオルガノポリ
シロキサン100重量部、(c)下記一般式(2) R2 bcSiO(4-b-c)/2 …(2) (式中、R2は炭素数1〜10、好ましくは1〜8の置
換又は非置換の一価炭化水素基である。bは0.8〜
2.1、cは0.005〜1、b+cは0.9〜3であ
る。)で示される常温で液体のオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン0.1〜30重量部、(d)触媒量の付
加反応触媒を主成分とするシリコーンゴム組成物を硬化
することにより得られたものであることが好ましい。
【0019】ここで、(a)成分のアルケニル基含有オ
ルガノポリシロキサンは、上記(a)成分と同様であ
る。
【0020】また、(c)成分の式(2)で示されるオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンにおいて、R2
1と同様であるが、脂肪族不飽和結合を有しないもの
であることが好ましい。bは0.8〜2.1、cは0.
005〜1、b+cは0.9〜3であることが好まし
い。より好ましくは1≦b≦2、0.01≦c≦1、
1.5≦b+c≦2.6、特に1.8≦b+c≦2.2
であることが好ましい。この(c)成分のオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンは、その分子構造に特に制限
はなく、直鎖状、分岐状、環状、三次元網状構造等のも
のであればよく、分子中のケイ素原子数が2〜500、
好ましくは4〜200個程度とされるものであればよ
く、またケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)を
分子中に少なくとも2個、通常2〜500個、好ましく
は3〜200個程度有するものであればよい。
【0021】このようなオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンとしては、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メ
チルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチル
シロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジ
ェンポリシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロ
ジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン、両末端ジメ
チルハイドロジェンポリシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルハイドロジェンポリシロキサン共重合体、
両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェン
ポリシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロ
キサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO
4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2
位とSiO4/2単位と(C65)SiO3/2単位とからな
る共重合体を挙げることができる。
【0022】この(c)成分のオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンの配合量は、通常(a)成分のオルガノ
ポリシロキサン100部(重量部、以下同じ)に対して
0.1〜30部、好ましくは0.3〜10部の範囲であ
る。また、この(c)成分のオルガノハイドロジェンポ
リシロキサンの配合量は、(a)成分中のケイ素原子に
結合したアルケニル基に対する(c)成分中のケイ素原
子に結合した水素原子(即ちSiH基)の量がモル比で
0.5〜5モル/モル、好ましくは0.8〜3モル/モ
ルとなるように配合してもよい。
【0023】(d)成分の付加反応触媒としては、白金
族金属化合物、例えば白金黒、塩化第2白金、塩化白金
酸と一価アルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィ
ン類との錯体、白金ビスアセトアセテート、パラジウム
系触媒、ロジウム系触媒等が挙げられる。この付加反応
触媒の添加量は触媒量であり、通常(a)成分に対して
白金又はロジウム金属として0.1〜500ppm、特
に1〜100ppmである。
【0024】このシリコーンゴム組成物には、上記成分
の他、上述した有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成
物と同様に上で説明した充填剤やその他の成分を配合し
ても差し支えない。
【0025】なお、このシリコーンゴム組成物も常温下
で液状又はペースト状であるとすることが好ましい。
【0026】一方、エポキシ樹脂硬化体としては(A)
エポキシ樹脂100部、(B)アルミニウム化合物0.
001〜10部、(C)下記一般式(3) R3 m(H O)nSiO(4-m-n)/2 …(3) (式中、R3は炭素数1〜20、好ましくは1〜10の
置換又は非置換の一価炭化水素基である。mは0<m≦
3、nは0<n≦3で、m+nは1.5〜4である。)
で示される、ケイ素原子に結合した水酸基(即ちシラノ
ール基)を分子中に1個又は2個以上有するオルガノシ
ラン又はオルガノポリシロキサン0.1〜25部、
(D)下記一般式(4) R4 pqSiO(4-p-q)/2 …(4) (式中、R4は炭素数1〜10、好ましくは1〜8の置
換又は非置換の一価炭化水素基である。pは0<p<
3、qは0<q<3で、p+qは1.5〜2.6であ
る。)で示される、ケイ素原子に結合した水素原子を分
子中に1個又は2個以上有するオルガノハイドロジェン
ポリシロキサン0.2〜25部を主成分とするエポキシ
樹脂組成物を硬化させることにより得られたものである
ことが好ましい。
【0027】この場合、(A)成分のエポキシ樹脂とし
ては、通常エポキシ樹脂組成物として用いられるもので
あればいずれのものでもよく、例えばビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹
脂、トリグリシジルイソシアネートやヒダントインエポ
キシのような複素環を含むエポキシ樹脂、水添ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、プロピレングリコールジグリ
シジルエーテルやペンタエリスリトールポリグリシジル
エーテル等の脂肪族系エポキシ樹脂、芳香族、脂肪族も
しくは脂環式のカルボン酸とエピクロロヒドリンとの反
応によって得られるエポキシ樹脂、スピロ環含有エポキ
シ樹脂、o−アリルフェノールノボラック化合物とエピ
クロロヒドリンとの反応生成物であるグリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂、ビスフェノールAのそれぞれの水酸
基のオルト位にアリル基を有するジアリルビスフェノー
ル化合物とエピクロロヒドリンとの反応生成物であるグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0028】また、(B)成分の有機アルミニウム化合
物は、アルキル基、フェニル基、置換フェニル基、ハロ
アルキル基、アルコキシ基、フェノキシ基、置換フェノ
キシ基、アシルオキシ基、β−ジケトナ基、o−カルボ
ニルフェノラト基等の群から選択される有機基がアルミ
ニウムに結合した化合物である。
【0029】ここで、上記有機基中のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基、n−ペンチル基等の炭素数1〜10のもの、置換フ
ェニル基としては、p−メトキシフェニル基、o−メト
キシフェニル基、p−エトキシフェニル基等の炭素数1
〜10のアルコキシ基置換もの、ハロアルキル基として
は、クロルメチル基、クロルエチル基、クロルプロピル
基等の炭素数1〜10のもの、アルコキシ基としては、
メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ
基、ペントキシ基等の炭素数1〜10のもの、置換フェ
ノキシ基としては、o−メチルフェノキシ基、o−メト
キシフェノキシ基、o−ニトロフェノキシ基、2,6−
ジメチルフェノキシ基等の低級アルキル、低級アルコキ
シ基やニトロ基置換のもの、アシルオキシ基としては、
アセタト基、プロピオナト基、イソプロピオナト基、ブ
チラト基、ステアラト基、エチルアセトアセタト基、プ
ロピルアセトナト基、ブチルアセトナト基、ジエチルマ
ラト基、ジピバロイルメタナト基等の炭素数2〜10の
もの、β−ジケタナト基としては、アセチルアセトナト
基、トリフルオロアセトナト基、ヘキサフルオロアセチ
ルアセトナト基等、o−カルボニルフェノラト基として
は、サリチルアルデヒダト基がそれぞれ例示される。
【0030】かかる有機アルミニウム化合物の具体例と
しては、トリメトキシアルミニウム、トリエトキシアル
ミニウム、トリイソプロポキシアルミニウム、トリフェ
ノキシアルミニウム、トリ(p−メチルフェノキシ)ア
ルミニウム、イソプロポキシジエトキシアルミニウム、
トリブトキシアルミニウム、トリアセトキシアルミニウ
ム、トリステアラトアルミニウム、トリブチラトアルミ
ニウム、トリプロピオナトアルミニウム、トリイソプロ
ピオナトアルミニウム、トリス(アセチルアセトナト)
アルミニウム、トリス(トリフルオロアセチルアセトナ
ト)アルミニウム、トリス(サリチルアルデヒド)アル
ミニウム、トリス(ペンタフルオロアセチルアセトナ
ト)アルミニウム、トリス(エチルアセタト)アルミニ
ウム、エチルアセタトジイソプロポキシアルミニウム、
トリス(ジエチルマロラト)アルミニウム、トリス(プ
ロピルアセタト)アルミニウム、トリス(ブチルアセト
アセタト)アルミニウム、トリス(イソプロピルアセト
アセタト)アルミニウム、トリス(ジピバロイルメタナ
ト)アルミニウム、ジアセチルアセトナトジピバロイル
メタナトアルミニウム、エチルアセトアセタトジイソプ
ロポキシアルミニウム等が挙げられ、更に下記に示す化
合物も例示することができる。
【0031】
【化2】
【0032】(B)成分の有機アルミニウム化合物とし
ては、上記有機アルミニウム化合物の1種を単独で又は
2種以上を併用して用いることができ、その配合量は、
(A)成分のエポキシ樹脂100部に対して0.001
〜10部、好ましくは1〜5部の範囲である。配合量が
0.001部に満たないと、十分な硬化特性が得られ
ず、一方10部を超えるとコスト高や物理特性、接着性
に悪影響を及ぼしてしまう。
【0033】(C)成分のオルガノシラン又はオルガノ
ポリシロキサンは、(B)成分の有機アルミニウム化合
物と反応し、エポキシ樹脂の硬化を促進させるもので、
一分子中に少なくとも1個のシラノール基を有するシラ
ン化合物又はオルガノポリシロキサンであり、具体的に
は下記一般式(3)で表される、ケイ素原子に結合する
水酸基(即ちシラノール基)を分子中に1個又は2個以
上持つオルガノシラン又はオルガノポリシロキサンであ
る。なお、オルガノポリシロキサンは、直鎖状、分岐
状、環状のいずれであっても差し支えない。また、分子
中のケイ素原子の数は2〜500個、好ましくは2〜1
00個であればよい。 R3 m(H O)nSiO(4-m-n)/2 …(3)
【0034】このR3は炭素数1〜20、特に1〜10
の置換又は非置換の一価炭化水素基であり、具体的に
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、へキ
シル基、オクチル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシ
ル基、オクタデシル基等のアルキル基、シクロヘキシル
基、シクロオクチル基等のシクロアルキル基、フェニル
基、ナフチル基、アントラニル基、メチルフェニル基、
キシリル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチ
ル基、クミル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル
基、シクロヘキセニル基等のアルケニル基、あるいはこ
れらの基の水素原子の一部又は全部をハロゲン原子やシ
アノ基等で置換した基、例えばクロルメチル基、ブロモ
エチル基、p−クロルフェニル基、o−クロルフェニル
基、p−トリフルオロプロピル基、o−トリフルオロメ
チルフェニル基、3,3,3−トリフルオロプロピル
基、シアノエチル基、更にはトリメチルシリル基、トリ
アルコキシシリル基等で置換したβ−トリメチルシリル
エチル基、γ−トリメチルシリルプロピル基、β−トリ
メトキシシリルエチル基、β−トリエトキシシリルエチ
ル基、γ−トリメトキシシリルプロピル基、γ−トリエ
トキシシリルプロピル基、更にγ−グリシドキシプロピ
ル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ)エチル基
等のようにエポキシ基で置換した置換炭化水素基を例示
することができる。R3 はこれらのうちで脂肪族不飽和
結合を含まない、例えばメチル基等のアルキル基、フェ
ニル基等のアリール基であることが好ましい。
【0035】また、mは0≦m≦3、nは0<n≦3
で、m+nは1.5〜4であり、好ましくは2〜4であ
る。特に、(c)成分がオルガノシラン化合物の場合に
はmは1,2又は3、nは1,2又は3でm+n=4で
あり、(c)成分がオルガノシロキサン化合物の場合に
は1≦m<3、0<n≦2で、1.5≦m+n≦3、好
ましくは2≦m+n≦3である。
【0036】(C)成分の代表例として、次の化合物を
例示することができる。
【0037】
【化3】 (上記各式においてxは1〜500、好ましくは1〜1
00の整数、y,zはそれぞれy≧0、z≧1、1≦y
+z≦500を満足する整数である。)
【0038】(C)成分のオルガノシラン又はオルガノ
ポリシロキサンは、上記オルガノシラン又はオルガノポ
リシロキサンの1種を単独で又は2種以上を混合して用
いることができ、その配合量は、(A)成分のエポキシ
樹脂100部に対して0.1〜25部、好ましくは0.
5〜20部の範囲とするものである。配合量が0.1部
に満たないと配合の効果が発現せず、一方、25部を超
えるとエポキシ樹脂本来の特性を損ってしまう。
【0039】更に、上記エポキシ樹脂組成物の(D)成
分は、一分子中に少なくとも1個の珪素原子に結合した
水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンであり、具体的には下記一般式(4)で表される、ケ
イ素原子に結合した水素原子(即ちSiH基)を一分子
中に1個又は2個以上有するオルガノポリシロキサンで
ある。なお、オルガノポリシロキサンは直鎖状、分岐
状、環状のいずれでも差し支えない。また、分子中のケ
イ素原子数が2〜50個、好ましくは2〜30個程度の
ものであればよく、また、ケイ素原子に結合した水素原
子(SiH基)を分子中に少なくとも1個、好ましくは
2〜30個程度有するものであればよい。 R4 pqSiO(4-p-q)/2 …(4)
【0040】ここで、R4はR3 と同様の置換又は非置換
の炭素数1〜10、好ましくは1〜8の一価炭化水素基
であり、0<p<3、0<q<3であり、p+qは1.
5〜2.6である。
【0041】この(D)成分は分子中のR4として少な
くとも一つのアルコキシ官能性基、例えばγ−トリメト
キシシリルプロピル基、γ−トリエトキシシリルプロピ
ル基、β−トリメトキシシリルエチル基、β−トリエト
キシシリルエチル基等のトリアルコキシシリル基置換の
炭化水素基、あるいはエポキシ官能性基、例えばγ−グ
リシドキシプロピル基、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチル基等のエポキシ置換炭化水素基を含有
するものであることが好適である。
【0042】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンとしては、下記のものを例示することができる。
【0043】
【化4】
【0044】
【化5】
【0045】この(D)成分の配合量は、(A)成分の
エポキシ樹脂100部に対して0.2〜25部、好まし
くは0.5〜20部の範囲とするものであり、配合量が
0.1部に満たないと配合の効果が発現せず、一方25
部を超えるとエポキシ樹脂本来の特性を損ってしまう。
【0046】上記エポキシ樹脂組成物には、上記必須成
分以外に充填剤をシリコーンゴムとの接着性を損わない
範囲で配合することができる。このような充填剤として
は、例えば溶融シリカ、結晶性シリカ、ガラス粉末、ガ
ラス繊維、クレー、タルク、マイカ、アスベスト、酸化
亜鉛、マグネシア、アルミニウムシリケート、ジルコニ
ウムシリケート、アルミナ、フュームドシリカ等の各種
の微粉状物、繊維状物等を挙げることができる。
【0047】本発明のシリコーンゴムとエポキシ樹脂と
の複合体の製造方法は、上記有機過酸化物又は付加硬化
型シリコーンゴム組成物とエポキシ樹脂組成物のいずれ
か一方の組成物を常温あるいは加熱により硬化成形させ
る。成形方法はその粘度により選択は自由で、注入成
形、圧縮成形、射出成形、押出成形、トランスファー成
形などいずれでも良い。一次成形物が硬化後、もう一方
の組成物を一次成形物に密着させて常温あるいは加熱硬
化することにより、一体成形物が得られる。この二次成
形物の成形法もその粘度により選択は自由で、注入成
形、圧縮成形、射出成形、押出成形、トランスファー成
形などいずれでも良い。なお、二次成形物を硬化させる
タイミングは必ずしも一次成形物が完全硬化している必
要はなく、両者が混ざりあわず、界面が形成できる程度
に一次成形物が硬化していれば問題はない。
【0048】なお、上記一次成形物、二次成形物の形状
は任意であり、シート状、板状、柱状、ブロック状な
ど、複合体に要求される所望の形状とすることができ
る。
【0049】
【発明の効果】このように本発明の一体複合体は、従来
接着が困難で、接着できたとしてもプライマー層を介す
る等工程が煩雑であったエポキシ樹脂組成物の硬化物と
有機過酸化物硬化型又は付加硬化型シリコーンゴムとが
強固に一体化した複合体がプライマーなしで簡便かつ短
時間に得られるので、複雑な形状のものでも効率よく製
造することができ、電子・電気分野、OA機器分野、自
動車分野、精密機器分野等広い用途に応用が可能であ
る。
【0050】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に示すが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。なお、以下の例において部はいずれも重量部を
示し、粘度は25℃での値を示す。
【0051】[実施例1]エポキシ樹脂としてエピコー
ト828(商品名、シェル化学社製、ビスフェノールA
型、エポキシ当量190〜210、分子量380)10
0部に、安息香酸アルミニウム0.6部及びジフェニル
シランジオール6.0部、更に下記式で示されるオルガ
ノポリシロキサン5部を加え、エポキシ樹脂組成物
(A)を得た。
【0052】
【化6】
【0053】一方、分子鎖両末端がジメチルビニルシリ
ル基で封鎖された粘度が100ポイズのジメチルポリシ
ロキサン100部に比表面積が200m2/gのヒュー
ムドシリカ30部、ヘキサメチルシラザン6部、水2部
を加えて150℃で3時間加熱混合し、これに上記の粘
度100ポイズのジメチルポリシロキサン50部、25
℃における粘度が10センチポイズの両末端トリメチル
シリル基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン共重合体
(ジメチルシロキサン単位50モル%、メチルハイドロ
ジェンシロキサン単位50モル%)0.4部、塩化白金
酸のイソプロパノール溶液(白金含有量0.50重量
%)0.1部を加え、シリコーンゴム組成物(A)を得
た。
【0054】次に、図1に示す金型を用いてエポキシ樹
脂とシリコーンゴムの一体複合体を成形した。まず、下
金型1のキャビティ2に半量ほどエポキシ樹脂組成物
(A)を注入し、150℃で3分間加熱し硬化させた
後、上金型3を下金型1に乗せて下金型1を閉じ、上金
型3の上部に設けられた注入口4から硬化したエポキシ
樹脂組成物(A)の上にシリコーンゴム組成物(A)を
射出圧60kg/cm2程度で射出し、150℃で5分
間加熱硬化させ、エポキシ樹脂とシリコーンゴムとが強
固に一体化した複合体を得た。この複合体の引張剪断試
験を行った結果、凝集破壊率100%のゴム破断であっ
た。
【0055】[実施例2]分子鎖両末端がトリビニルシ
ロキシ基で封鎖された粘度が1000ポイズのジメチル
ポリシロキサン100部に、比表面積が200m2/g
のヒュームドシリカ30部、ヘキサジメチルジシラザン
6部、水2部を加えて150℃で3時間加熱混合し、こ
れに上記粘度1000ポイズのジメチルポリシロキサン
50部、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン1.0部を加え、シリコーンゴム組成物(B)を得
た。
【0056】次に、実施例1と同じ金型を用いて実施例
1で得られたエポキシ樹脂組成物(A)を同様に下金型
1に注入し、170℃で2分間硬化させた後、シリコー
ンゴム組成物(B)を硬化したエポキシ樹脂組成物
(A)の上に射出し、170℃で5分間加熱硬化させ
て、エポキシ樹脂とシリコーンゴムとが強固に一体化し
た複合体を得た。この複合体の引張剪断試験を行った結
果、凝集破壊率100%のゴム破断であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使用した成形金型を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 下金型 2 キャビティ 3 上金型 4 注入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/14 C08L 63/00 NKB 83/07 LRN

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機過酸化物硬化型又は付加反応硬化型
    のシリコーンゴムとエポキシ樹脂硬化体とが一体化され
    てなることを特徴とするシリコーンゴムとエポキシ樹脂
    との一体複合体。
  2. 【請求項2】 有機過酸化物硬化型のシリコーンゴム
    が、(a)下記一般式(1) R1 aSiO(4-a)/2 …(1) (式中、R1は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価
    炭化水素基であるが、R1の0.005〜20モル%は
    アルケニル基である。aは1.9〜2.4の正数であ
    る。)で示され、一分子中に少なくとも平均2個以上の
    アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、
    (b)触媒量の有機過酸化物を主成分とするシリコーン
    ゴム組成物を硬化することにより得られたものである請
    求項1記載の複合体。
  3. 【請求項3】 付加反応硬化型のシリコーンゴムが、
    (a)下記一般式(1) R1 aSiO(4-a)/2 …(1) (式中、R1は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価
    炭化水素基であるが、R1の0.01〜20モル%はア
    ルケニル基である。aは1.9〜2.4の正数であ
    る。)で示され、一分子中に少なくとも平均2個以上の
    アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン100
    重量部、(c)下記一般式(2) R2 bcSiO(4-b-c)/2 …(2) (式中、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価
    炭化水素基である。bは0.8〜2.1、cは0.00
    5〜1、b+cは0.9〜3である。)で示される常温
    で液体のオルガノハイドロジェンポリシロキサン0.1
    〜30重量部、(d)触媒量の付加反応触媒を主成分と
    するシリコーンゴム組成物を硬化することにより得られ
    たものである請求項1記載の複合体。
  4. 【請求項4】 エポキシ樹脂硬化体が、(A)エポキシ
    樹脂100重量部、(B)アルミニウム化合物0.00
    1〜10重量部、(C)下記一般式(3) R3 m(H O)nSiO(4-m-n)/2 …(3) (式中、R3は炭素数1〜20の置換又は非置換の一価
    炭化水素基である。mは0<m≦3、nは0<n≦3
    で、m+nは1.5〜4である。)で示される、シラノ
    ール基を分子中に1個又は2個以上有するオルガノシラ
    ン又はオルガノポリシロキサン0.1〜25重量部、
    (D)下記一般式(4) R4 pqSiO(4-p-q)/2 …(4) (式中、R4は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価
    炭化水素基である。pは0<p<3、qは0<q<3
    で、p+qは1.5〜2.6である。)で示される、ケ
    イ素原子に結合する水素原子を分子中に1個又は2個以
    上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン0.2
    〜25重量部を主成分とするエポキシ樹脂組成物を硬化
    させることにより得られたものである請求項1,2又は
    3記載の複合体。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の有機過酸化物硬化型シリ
    コーンゴム組成物又は請求項3記載の付加反応硬化型シ
    リコーンゴム組成物と、請求項4記載のエポキシ樹脂組
    成物とのいずれか一方を硬化させた後、他方の組成物を
    密着させて硬化させることを特徴とするシリコーンゴム
    とエポキシ樹脂との一体複合体の製造方法。
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