JPH11139574A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び画像形成装置

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JPH11139574A
JPH11139574A JP31606397A JP31606397A JPH11139574A JP H11139574 A JPH11139574 A JP H11139574A JP 31606397 A JP31606397 A JP 31606397A JP 31606397 A JP31606397 A JP 31606397A JP H11139574 A JPH11139574 A JP H11139574A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
width direction
feeding device
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JP31606397A
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Ryukichi Inoue
隆吉 井上
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材の姿勢や搬送幅方向の位置の変化を
抑え、安定してシート材を給紙可能とする給紙装置及び
この給紙装置を備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 搬送方向に平行となるシート材Sの幅方
向の端部に当接し、前記シート材の幅方向の位置及び姿
勢を揃える幅規制部材2(幅方向規制手段)を備えた給
紙装置において、幅規制部材2は、シート材Sの幅方向
の端部上面に当接し押圧する上面規制部材4(当接部
材)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定型紙やはがき及
び封筒等のシート材を給紙する給紙装置、及びこの給紙
装置を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来の給紙装置100の要部構成
を示す。この給紙装置100は、電子写真方式等の画像
形成手段を備える画像形成装置において、被転写材とし
てのシート材Sを画像形成部へと給紙するために備えら
れいる。
【0003】101はシート材Sを支持する給紙トレイ
であり、シート材Sの搬送される幅方向の位置に応じて
移動可能でありかつ端部をシート材Sに当接させて所定
の位置にシート材を保持することにより、シート材上に
書き込まれる画像の幅方向の位置を決める幅規制部材1
02を備えている。
【0004】103は積載されるシート材束の最上面に
あるシート材にその回動により給紙力を加える扇型給紙
ローラ、104は積載されたシート材を給紙ローラ10
3に所定の力で押し当てる方向に持ち上げる中板、10
5は中板104を押し上げる中板ばね、106は扇型給
紙ローラ103の位相に合わせて中板104の上昇・下
降を制御するカムであり、107は中板104に固定さ
れ、かつカム106に当接する中板アームであり、この
中板アーム107は、給紙トレイ101に軸支されてい
る。
【0005】108は扇型給紙ローラ103の回動軸に
回動自在に軸支されたコロ、109は給紙動作時は給紙
ローラ103に当接し、給紙動作時以外はコロ108に
当接している分離パットである。
【0006】110は分離パット109を加圧するパッ
トばね、111は扇型給紙ローラ103で給紙されてく
るシート材Sを搬送するための2個以上のゴム等で形成
された搬送部を持つ搬送ローラ、112は搬送ローラ1
11に対向し、かつ図示しない加圧手段により搬送ロー
ラ111に押圧されている搬送コロである。
【0007】113はシート材Sの先端を、搬送ローラ
111と搬送コロ112のニップ部にシート材をガイド
する上ガイドであり、114はシート材のガイド部材で
あると同時に上記の部品を保持している給紙フレームで
あり、115は転写前上ガイドであり、116は転写前
下ガイドである。
【0008】117は、電子写真方式による画像形成手
段の要部構成を一体的に保持するカートリッジであり、
118はカートリッジ117内に備えられるドラムであ
り、119はドラム117に対向し、かつバイアスをか
けることによりシート材S上にドラム上に形成されたト
ナー画像を転写する転写ローラである。
【0009】上記した構成の給紙装置100によるシー
ト材Sの給紙搬送動作は以下のように行われる。
【0010】まず、ユーザーによりシート材Sは給紙ト
レイ101上に載置され、幅規制部材102の位置が調
整されることにより、所定の位置にセットされる。セッ
トされたシート材Sを給紙する際にはまず、図示されな
い回転制御手段により、扇型給紙ローラ103が回転を
始める。それによりカム106も回動し、中板アーム1
07を解除する。
【0011】これにより中板104が上昇し、その上に
積載されたシート材Sを回動する扇型給紙ローラ102
に押し付ける。これにより、最上面にあるシート材S
は、給紙力を受け、前方に進み始める。
【0012】この際、分離パットばね110に加圧され
た分離パット109が扇型給紙ローラ103に押し付け
られ、摩擦力とくさび効果で、2枚目以降のシート材S
の進行を止め、重送防止する。
【0013】分離パット109を通過したシート材Sの
先端は、次に回転する搬送ローラ111と搬送コロ11
2で形成されたニップに進入し、搬送力を受け、給紙ロ
ーラの搬送終了後もさらに前進する。
【0014】シート材Sに形成される画像は、図示しな
いレーザースキャナー等によりドラム118に書き込ま
れる潜像がカートリッジ117内の現像手段によって実
像化(トナー像)されており、転写前上ガイド115、
転写前下ガイド116によりガイドされたシート材Sが
転写ローラ119とドラム118のニップに入り搬送さ
れる時にトナー像はシート材上に転写される。
【0015】尚、上記の説明では各ローラの駆動手段に
ついては記述しなかったが、駆動される各ローラに対し
て所定の制御の下で回転駆動させる駆動手段が備えられ
ている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、レジストローラ対などの斜行補正手
段が設定されていないため、シート材Sが傾いたり、幅
方向にズレた状態で扇型給紙ローラ102に進入してし
まうと、補正されずにその状態のまま搬送されて画像形
成部へと給紙されてしまう。
【0017】また、扇型給紙ローラ102のピックアッ
プ時においてシート材Sは分離給紙されるために搬送力
が不安定となり易く、回転したり、その結果幅方向にズ
レてしまう問題も懸念され、より安定した給紙動作が望
まれている。
【0018】尚、傾斜したり幅方向にズレた状態で画像
形成部へとシート材Sが搬送されてしまうと、当然のこ
とながらシート材S上には、傾いたり幅方向にズレた状
態の画像が形成されてしまうという問題が発生してしま
う。
【0019】また、給紙トレイ101上に載置されたシ
ート材Sの姿勢及び位置を所定の状態に整えるために幅
規制部材102が備えられているが、図8(図7の給紙
トレイ101を搬送方向からみた図)に示すようにシー
ト材Sの幅方向の端部が捲れあがった場合には、位置ズ
レが発生してしまいシート材Sの給紙トレイ101上の
初期の載置位置が変動するのみならず、搬送途中で回転
したり幅方向にズレようとするシート材Sの姿勢を安定
させるガイド部材としての機能も低下して斜行を抑制す
る効果が低減してしまう。
【0020】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、シート
材の姿勢や搬送幅方向の位置の変化を抑え、安定してシ
ート材を給紙可能とする給紙装置及びこの給紙装置を備
える画像形成装置を提供することにより、シート材に対
して良好な画像形成位置及び姿勢による画像形成を達成
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、搬送方向に平行となるシート材の
幅方向の端部に当接し、前記シート材の幅方向の位置及
び姿勢を揃える幅方向規制手段を備えた給紙装置におい
て、前記幅方向規制手段は、シート材の幅方向の端部上
面に当接し押圧する当接部材を備えることを特徴とす
る。
【0022】前記幅方向規制手段は、1枚もしくは複数
枚のシート材を積載面に積載可能とするシート材積載手
段に備えられ、このシート材積載手段上に載置されたシ
ート材を1枚に分離して給紙する給紙手段を備えている
ことを特徴とする。
【0023】前記当接部材は、前記積載面の上方に設け
られた回動軸により回動自在に支持され、前記当接部材
の自重によりシート材の幅方向の端部上面に当接し押圧
することを特徴とする。
【0024】前記当接部材は、前記積載面の上方に一端
を固定され、他端側において弾性力によりシート材を押
圧する弾性部材であることを特徴とする。
【0025】前記当接部材のシート材に対する押圧力を
与える付勢手段を備えることを特徴とする。
【0026】前記当接部材の押圧力を調整するための押
圧力調整手段を備えることを特徴とする。
【0027】前記当接部材は、幅方向規制手段のシート
材の幅方向の端部に当接する部位の幅方向内側から外側
にまで拡がる当接部を備えることを特徴とする。
【0028】画像形成装置にあっては、上記記載の給紙
装置と、この給紙装置により給紙されたシート材に画像
を形成する画像形成手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0030】(実施の形態1)図1に本発明の実施の形
態における給紙装置KSの特徴的な構成を説明する要部
断面図を示す。この給紙装置KSは、画像形成方式が限
定されるものではないが、電子写真方式等の画像形成手
段を備える画像形成装置において、被転写材としてのシ
ート材Sを画像形成部へと給紙するために備えられい
る。
【0031】1は1枚もしくは複数枚のシート材Sを積
載可能とするシート材積載手段としての給紙トレイであ
り、シート材Sの搬送される幅方向の位置に応じて移動
可能でありかつ端部をシート材Sに当接させて所定の位
置にシート材を保持することにより、シート材上に書き
込まれる画像の幅方向の位置を決める幅方向規制手段と
しての幅規制部材2を備えている。
【0032】3は給紙トレイ1の積載面から所定距離離
れて幅規制部材2に設けられたシート材Sの最大積載量
を規定する積載規制板であり、この積載規制板3に設け
られた軸受部材に軸支されて回動し、自重によりシート
材Sの束の上面を押さえる当接部材としての上面規制板
4が備えられている。
【0033】上面規制板4は、シート材Sの幅方向の端
部に当接する幅規制部材2の幅方向内側から外側にまで
拡がる当接部4aを備えており、上面規制板4の位置が
幅方向に多少ずれてもシート材Sの最端部を押さえるこ
とを可能とし、シート材Sの最端部における微小カール
の発生や幅規制部材2と上面規制板4の隙間にシート材
Sの最端部が進入し、その部分をきっかけに図8に示し
た形状の捲れ上りが発生することを防止している。
【0034】5は積載されるシート材Sの束の最上面に
あるシート材にその回動により給紙力を加える給紙手段
としての扇型給紙ローラ、6は積載されたシート材を扇
型給紙ローラ5に所定の力で押し当てる方向に持ち上げ
る中板、7は中板6を押し上げる中板ばねである。
【0035】8は扇型給紙ローラ5の位相に合わせて中
板6の上昇・下降を制御するカム、9は中板6に固定さ
れると共にカム8に当接する中板アームであり、この中
板アーム9は、給紙トレイ1に軸支されている。
【0036】10は扇型給紙ローラ5の回動軸に回動自
在に軸支されたコロ、11は給紙動作時は扇型給紙ロー
ラ5に当接し、給紙動作時以外はコロ10に当接してい
る分離パット、12は分離パット11を加圧するパット
ばねである。
【0037】13は扇型給紙ローラ5により給紙される
シート材を搬送する、2個以上のゴム等で形成された搬
送部を持つ搬送ローラであり、14は搬送ローラ13に
対向すると共に図示しない加圧手段により搬送ローラ1
3に押圧されている搬送コロである。
【0038】15は、シート材Sの先端を搬送ローラ1
3と搬送コロ14のニップ部にガイドする上ガイドであ
り、16はシート材Sのガイド部材であると同時に上記
の部品を保持している給紙フレーム、17は転写前上ガ
イド、18は転写前下ガイドである。
【0039】19は、電子写真方式による画像形成手段
の要部構成を一体的に保持するカートリッジであり、2
0はカートリッジ19内に備えられるドラムであり、2
1はドラム29に対向し、かつバイアスをかけることに
よりシート材S上にドラム上に形成されたトナー画像を
転写する転写ローラである。
【0040】図2は本実施の形態の特徴を説明する概略
斜視図であり、図1により説明した構成には同じ符号が
付されている。図2において、幅規制部材2はシート材
Sの搬送幅方向(図における矢印A1方向)の左右に1
対備えられており、この2つの幅規制部材2は対称的に
同じ構成となる積載規制板3及び上面規制板4を備えて
いる。
【0041】図3は図2のV1−V1矢視図であり、第
1の実施の形態における作用と効果を表した図である。
【0042】以上の構成の下で、シート材Sの給紙搬送
動作は以下のように行われる。ユーザーの手によりシー
ト材Sは給紙トレイ1と中板6上におかれ、幅規制部材
2(左右いずれかもしくは両方)の幅方向の位置が調整
されて所定位置にセットされる。
【0043】セットされたシート材Sは、幅方向端部が
上面規制板4により押圧されているので、図3に示され
るように浮き上がることなく、幅方向のズレが抑制さ
れ、正しい位置に載置されている。
【0044】そしてセットされたシート材Sを給紙する
際にはまず、図示されない回転制御手段により、扇型給
紙ローラ5が回転を始める。それによりカム8も回動
し、中板アーム9を解除する。これにより中板6が上昇
し、その上に積載されたシート材を回動する扇型給紙ロ
ーラ5に押し付ける。
【0045】これにより、最上面にあるシート材Sは、
給紙力を受け、前方に進み始める。このとき、微妙なロ
ーラの傾きや、捩じれなどにより、本来の進行方向に対
し斜め方向に送り込もうとする斜行力がシート材Sに加
わることがあるが、幅規制部材2と上面規制板4、によ
り形成されるシート材Sの端部に対する拘束力により、
斜行力は相殺されシート材Sは真っ直ぐ進むことができ
る。
【0046】尚、分離パットばね12に加圧された分離
パット10が扇型給紙ローラ5に押し付けられ、摩擦力
とくさび効果で、2枚目以降のシート材の進行を止め、
重送防止する。
【0047】分離パット11を抜けたシート材先端は次
に回転する搬送ローラ13と搬送コロ14で形成された
ニップに進入し、搬送力を受け、扇型給紙ローラ5の搬
送終了後もさらに前進する。
【0048】シート材に書き込まれる画像は、図示しな
いレーザースキャナー等によりドラム20に書き込まれ
る潜像がカートリッジ19内の現像手段によって実像化
されており、転写前上ガイド17、転写前下ガイド18
によりガイドされたシート材が転写ローラ21とドラム
20のニップに入り搬送されると同時に前記の画像はシ
ート材S上に転写される。
【0049】したがって、このような構成の給紙装置K
Sによると、以下のような作用・効果が得られる。
【0050】(1)上面規制板を採用することにより、
幅規制部材だけではシート材の座屈により良好な斜行防
止を行なうことが困難であった薄いシート材において
も、図3に示したように座屈発生を防止することが可能
となり、斜行の起こりにくい給紙装置を実現できる。従
って、レジスト手段を備えることを不要とすることも可
能となる。
【0051】(2)シート材の満載時から少載時まで、
同等の斜行防止効果が得られる。したがって、積載量に
より斜行量が変わることもなく、製品として信頼性の向
上が図れる。
【0052】尚、給紙装置の傾斜角度、及び給紙手段の
分離方式(爪分離やリタード分離等)が適用される画像
形成装置の構成により異なる場合においても、本実施の
形態の構成を採用することにより同様の効果が得られ
る。
【0053】(実施の形態2)図4は、本発明の第2の
実施の形態の特徴を表す斜視図であり、図2に示された
第1の実施の形態と同様の構成には同じ符号を付してい
る。
【0054】本実施の形態においては、上面規制板31
の自重に加えてシート材Sの上面に対する押圧力を与え
る付勢手段としての板ばね34を備えることを特徴とし
ている。尚、幅規制部材2は給紙トレイ1の左右に1対
備えられ、対称的に同じ構成となる上面規制板31及び
板ばね34をそれぞれ備えている。
【0055】本構成における給紙から画像転写に至るま
での過程は第1の実施の形態とほぼ同じであるが、幅規
制部材2と上面規制板31により形成されるシート材S
の端部エッジに対する拘束力は、上面規制板31の自重
に加えて板ばね34により与えられる付勢力によって決
定される。
【0056】従って、第2の実施の形態の構成を採用す
ることにより、以下のような作用・効果を得ることがで
きる。
【0057】(1)シート材の上面に対する押圧力を高
めることができ、より厚く剛性のあるシート材に対して
も斜行防止効果が得られるように設定可能となる。
【0058】(2)また薄いシート材においても、シー
ト材に対する保持力が強いため分離時のみならず分離部
より下流側の搬送ローラ対により搬送されている時にも
斜行補正効果が現れる。
【0059】(3)本構成の給紙装置を他の画像形成装
置に搭載する場合でも、給紙装置の取り付け角度を統一
する必要がなく、流用時の自由度が増す。
【0060】(実施の形態3)図5は、本発明の第3の
実施の形態の特徴を表す概略主断面図であり、図1に示
された第1の実施の形態と同様の構成には同じ符号を付
している。
【0061】本実施の形態においては、上面規制板41
のシート材Sの上面に対する押圧力を与える付勢手段と
してのコイルばね42を備える、さらに上面規制板41
の押圧力を調整するためにコイルばね42の付勢力を調
整する押圧力調整手段としての回動ヒンジ43を備える
ことを特徴としている。
【0062】回動ヒンジ43は、積載規制板3の上面に
軸43aにより積載規制板3に略平行な回動位置と積載
規制板3に対して略直交する回動位置の間を回動する。
そして、作用部43bがコイルばね42の一端に当接し
ており、回動ヒンジ43に回動位置により上面規制板4
1へ与える付勢力を調整することができる。
【0063】本構成における給紙から画像転写に至るま
での過程は第1の実施の形態とほぼ同じであるが、幅規
制部材2と上面規制板41により形成されるシート材S
への押圧力を、ユーザーが回動ヒンジ43を所定角度に
回動させることにより調節することができる。
【0064】従って、例えば薄いシート材等のように剛
性の弱いシート材給紙時には、コイルばね42の付勢力
を弱めて押圧力を低下させる、もしくは解除することも
可能となり、給紙するシート材の種類によりユーザーが
回動ヒンジ43を操作してシート材の上面を押さえるの
に適した押圧力を選択することが可能になり、より良好
なる給紙を行なうことができる。
【0065】(実施の形態4)図6は本発明における第
4の実施の形態を表したものであり、図2に示された第
1の実施の形態と同様の構成には同じ符号を付してい
る。
【0066】図6において51は本実施の形態における
積載規制板であり、53は積載規制板51に接着された
上面規制マイラーである。
【0067】上面規制マイラー53は、給紙トレイ1上
に積載されたシート材Sが満載状態から1枚積載時まで
常にシート材Sの上面に接するように設定され、かつシ
ート材S接触部付近は、幅規制部材2の下流側先端2a
より下流側で幅規制部材2の外側まで広がった形状をし
ている。
【0068】本構成における給紙から画像転写に至るま
での過程は第1の実施の形態とほぼ同じであるが、シー
ト材Sの端部エッジに対する拘束力は、幅規制部材2と
上面規制マイラー53の弾性力とで決められる。
【0069】従って、第4の実施の形態の構成を採用す
ることにより、以下のような作用・効果を得ることがで
きる。
【0070】(1)昨今の装置全体の小型化に対する要
望を反映した小型の給紙装置においても使用可能な構成
となっている。すなわち、実施の形態1および2の構成
では満載時の上面規制板の位置が積載規制板の高さを上
回らざるを得ないのに対し、本構成では積載規制板の高
さの範囲で実現することが可能となっている。
【0071】(2)回動軸を設ける必要がないので、幅
規制部材と積載規制板の構造が単純であり、製造コスト
の削減が図れる。また、同じ理由で、従来例に代表され
る現行の給紙装置にも簡単に採用可能である。
【0072】
【発明の効果】上記発明の実施の形態に説明されるよう
に、給紙手段により給紙されるシート材の幅方向端部の
位置が、幅方向規制手段とシート材の幅方向の端部上面
に当接し押圧する当接部材により定められるので、シー
ト材の姿勢や搬送幅方向の位置の変化を抑え、安定して
シート材を給紙可能とする給紙装置が簡易な構成で得ら
れ、またこの給紙装置を備える画像形成装置において
は、シート材に対して正しい画像形成位置及び姿勢によ
る良好な画像形成を行なうことができる。
【0073】幅方向規制手段のみでは、座屈により斜行
防止効果の発揮ができなかった薄いシート材において
も、斜行を軽減できる。
【0074】またシート材の積載量にかかわらず、斜行
防止を達成できる。
【0075】当接部材のシート材に対する押圧力を与え
る付勢手段を備えることにより、厚みのあるシート材や
剛性の高いシート材に対しても斜行防止効果が発揮さ
れ、薄いシート材においてもシート材に対する保持力が
強く分離時のみならず分離部より下流側の搬送ローラ対
により搬送されている時にも斜行補正効果が現れる。
【0076】給紙装置の取り付け角度を任意に設定する
ことができ、給紙装置を他の画像形成装置に搭載する場
合の自由度が増す。
【0077】当接部材の押圧力を調整するための押圧力
調整手段を備えることにより、給紙するシート材の種類
に応じた最適な押圧力をえることができ、より安定した
給紙を行なうことができる。
【0078】当接部材を弾性部材とすることにより簡易
な構成となり、よりいっそう装置の小型化及び製造コス
トの低減を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態の給紙装置の
要部断面図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態の斜視図であ
る。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態の効果を説明
する図である。
【図4】図4は本発明の第2の実施の形態の斜視図であ
る。
【図5】図5は本発明の第3の実施の形態の給紙装置の
要部断面図である。
【図6】図6は本発明の第4の実施の形態の斜視図であ
る。
【図7】図7は従来の給紙装置の要部断面図である。
【図8】図8は従来の給紙装置の問題を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 給紙トレイ(シート材積載手段) 2 幅規制部材(幅方向規制手段) 3 積載規制板 4 上面規制部材(当接部材) 4a 当接部 5 扇型給紙ローラ(給紙手段) 6 中板 7 中板ばね 8 カム 9 中板アーム 10 コロ 11 分離パット 12 パットばね 13 搬送ローラ 14 搬送コロ KS 給紙装置 S シート材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に平行となるシート材の幅方向
    の端部に当接し、前記シート材の幅方向の位置及び姿勢
    を揃える幅方向規制手段を備えた給紙装置において、 前記幅方向規制手段は、シート材の幅方向の端部上面に
    当接し押圧する当接部材を備えることを特徴とする給紙
    装置。
  2. 【請求項2】 前記幅方向規制手段は、1枚もしくは複
    数枚のシート材を積載面に積載可能とするシート材積載
    手段に備えられ、 このシート材積載手段上に載置されたシート材を1枚に
    分離して給紙する給紙手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記当接部材は、前記積載面の上方に設
    けられた回動軸により回動自在に支持され、 前記当接部材の自重によりシート材の幅方向の端部上面
    に当接し押圧することを特徴とする請求項1または2の
    いずれか1項に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記当接部材は、前記積載面の上方に一
    端を固定され、他端側において弾性力によりシート材を
    押圧する弾性部材であることを特徴とする請求項1また
    は2のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記当接部材のシート材に対する押圧力
    を与える付勢手段を備えることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記当接部材の押圧力を調整するための
    押圧力調整手段を備えることを特徴とする請求項3乃至
    5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記当接部材は、幅方向規制手段のシー
    ト材の幅方向の端部に当接する部位の幅方向内側から外
    側にまで拡がる当接部を備えることを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれか1項に記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    給紙装置と、この給紙装置により給紙されたシート材に
    画像を形成する画像形成手段と、を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008133103A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Oki Data Corp 媒体給送装置及び画像読取装置及び複合機
JP2011037594A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Seiko Epson Corp 給紙装置、画像形成装置、及び画像読取装置

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