JPH11139440A - 整流用仕切部材付パウチ - Google Patents
整流用仕切部材付パウチInfo
- Publication number
- JPH11139440A JPH11139440A JP9305749A JP30574997A JPH11139440A JP H11139440 A JPH11139440 A JP H11139440A JP 9305749 A JP9305749 A JP 9305749A JP 30574997 A JP30574997 A JP 30574997A JP H11139440 A JPH11139440 A JP H11139440A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pouch
- partition member
- outer peripheral
- peripheral plate
- rectifying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/52—Details
- B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
- B65D75/5816—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture for tearing a corner or other small portion next to the edge, e.g. a U-shaped portion
- B65D75/5822—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture for tearing a corner or other small portion next to the edge, e.g. a U-shaped portion and defining, after tearing, a small dispensing spout, a small orifice or the like
Abstract
(57)【要約】
【課題】内容物を注出するときに、流路が塞がることが
なく、エアの置換が良好で、内容物の注出状態が良好で
あり、また、注出口部内の内容物の滞留が少なく、製袋
加工がし易い整流用仕切部材付パウチを提供する。 【解決手段】使用時に先端を切断して開封する突出状に
設けられた注出口部110をもつ合成樹脂フィルムからな
る柔軟なパウチ100 において、注出口部内に、４個の長
方形状の仕切板210a,210b,210c,210d が断面が放射状に
接続する整流用仕切部材200 を注出方向に挿着し、整流
用仕切部材の前方部X 又は後方部Y のどちらか一方の仕
切板のそれぞれの外端に、周方向の両側へ張り出す外周
板211a,211b,211c,211d を、他の外周板との間に間隙を
設けて接続する。
なく、エアの置換が良好で、内容物の注出状態が良好で
あり、また、注出口部内の内容物の滞留が少なく、製袋
加工がし易い整流用仕切部材付パウチを提供する。 【解決手段】使用時に先端を切断して開封する突出状に
設けられた注出口部110をもつ合成樹脂フィルムからな
る柔軟なパウチ100 において、注出口部内に、４個の長
方形状の仕切板210a,210b,210c,210d が断面が放射状に
接続する整流用仕切部材200 を注出方向に挿着し、整流
用仕切部材の前方部X 又は後方部Y のどちらか一方の仕
切板のそれぞれの外端に、周方向の両側へ張り出す外周
板211a,211b,211c,211d を、他の外周板との間に間隙を
設けて接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体洗剤、トイレ
タリー、果汁飲料及び調味料などの詰替え用パウチに関
するもので、詳しくは、内容物を注出し易い整流用仕切
部材付パウチに関するものである。
タリー、果汁飲料及び調味料などの詰替え用パウチに関
するもので、詳しくは、内容物を注出し易い整流用仕切
部材付パウチに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、環境保全や省資源の立場から、空
になった本体容器を繰り返し使用するために、その詰替
え用内容物を充填した詰替え用容器が広く使用されるよ
うになってきた。この詰替え用容器としては、表裏の合
成樹脂フィルムの容器周縁部を熱融着などによりシール
した角状のパウチが使用されているが、内容物を本体容
器へ移し替えるときには、パウチの上部の両端間を直線
状に切断し、この開口部より内容物を注出するか、また
は、パウチの上端の角部を斜めに切断して必要最小限の
大きさの注ぎ口を設けて、この注ぎ口から内容物を注出
していた。しかし、前者の方法は、開口部が大きく、内
容物を本体容器へ移し替えるときに、内容物が本体容器
外へ飛び散ることがあり、また、後者の方法は、注ぎ口
が小さく、また、内容物を本体容器へ移し替えるとき
に、表裏のフィルムが密着して注ぎ口を塞いで注ぎにく
いことがあった。この内容物の注出のし難さを改善した
ものとしては、例えば、特開平５−１３２０６９号公報
に記載されたものがある。このパウチは、パウチの角部
に小管を挿入した流路を熱融着して形成し、内容物を注
出するときの流路の潰れを小管で防いだものであった。
になった本体容器を繰り返し使用するために、その詰替
え用内容物を充填した詰替え用容器が広く使用されるよ
うになってきた。この詰替え用容器としては、表裏の合
成樹脂フィルムの容器周縁部を熱融着などによりシール
した角状のパウチが使用されているが、内容物を本体容
器へ移し替えるときには、パウチの上部の両端間を直線
状に切断し、この開口部より内容物を注出するか、また
は、パウチの上端の角部を斜めに切断して必要最小限の
大きさの注ぎ口を設けて、この注ぎ口から内容物を注出
していた。しかし、前者の方法は、開口部が大きく、内
容物を本体容器へ移し替えるときに、内容物が本体容器
外へ飛び散ることがあり、また、後者の方法は、注ぎ口
が小さく、また、内容物を本体容器へ移し替えるとき
に、表裏のフィルムが密着して注ぎ口を塞いで注ぎにく
いことがあった。この内容物の注出のし難さを改善した
ものとしては、例えば、特開平５−１３２０６９号公報
に記載されたものがある。このパウチは、パウチの角部
に小管を挿入した流路を熱融着して形成し、内容物を注
出するときの流路の潰れを小管で防いだものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
小管を流路に挿入したパウチは、流路に小管を挿入する
ため、小管の厚み分だけ流路の開口面積が小さくなって
内容物が注出しずらくなったり、内容物を注出するとき
にパウチ内部へのエアの置換がしずらく、注出する内容
物が脈流したり、または、小管とパウチ間に内容物が滞
留し易く、内容物のパウチ内の残渣が多かったり内容物
が容器外へ垂れることなどがあった。
小管を流路に挿入したパウチは、流路に小管を挿入する
ため、小管の厚み分だけ流路の開口面積が小さくなって
内容物が注出しずらくなったり、内容物を注出するとき
にパウチ内部へのエアの置換がしずらく、注出する内容
物が脈流したり、または、小管とパウチ間に内容物が滞
留し易く、内容物のパウチ内の残渣が多かったり内容物
が容器外へ垂れることなどがあった。
【０００４】本発明は、上述の従来の詰替え用パウチの
問題を解決したものであり、内容物を注出するときに、
流路が塞がることがなく、エアの置換が良好で、内容物
の注出状態が良好であり、また、注出口部内の内容物の
滞留が少なく、製袋加工がし易い整流用仕切部材付パウ
チを提供するものである。
問題を解決したものであり、内容物を注出するときに、
流路が塞がることがなく、エアの置換が良好で、内容物
の注出状態が良好であり、また、注出口部内の内容物の
滞留が少なく、製袋加工がし易い整流用仕切部材付パウ
チを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第１
の発明は、使用時に先端を切断して開封する突出状に設
けられた注出口部をもつ合成樹脂フィルムからなる柔軟
なパウチにおいて、前記注出口部内に、複数個の長方形
状の仕切板が断面が放射状に接続する整流用仕切部材を
注出方向に挿着し、前記整流用仕切部材の前方部又は後
方部のどちらか一方の仕切板のそれぞれの外端に、周方
向の両側へ張り出す外周板を、他の外周板との間に間隙
を設けて接続した整流用仕切部材付パウチである。
の発明は、使用時に先端を切断して開封する突出状に設
けられた注出口部をもつ合成樹脂フィルムからなる柔軟
なパウチにおいて、前記注出口部内に、複数個の長方形
状の仕切板が断面が放射状に接続する整流用仕切部材を
注出方向に挿着し、前記整流用仕切部材の前方部又は後
方部のどちらか一方の仕切板のそれぞれの外端に、周方
向の両側へ張り出す外周板を、他の外周板との間に間隙
を設けて接続した整流用仕切部材付パウチである。
【０００６】本発明の第２の発明は、使用時に先端を切
断して開封する突出状に設けられた注出口部をもつ合成
樹脂フィルムからなる柔軟なパウチにおいて、前記注出
口部内に、複数個の長方形状の仕切板が断面が放射状に
接続する整流用仕切部材を注出方向に挿着し、前記整流
用仕切部材の前方部又は後方部のどちらか一方側の仕切
板のそれぞれの外端に、周方向の片方側へ張り出す外周
板を、他の外周板との間に間隙を設けて同方向に接続
し、且つ、前記外周板を設けた他方側の仕切板のそれぞ
れの外端に、前記外周板と異なる周方向の他方側へ張り
出す外周板を、他の外周板との間に間隙を設けて同方向
に接続した整流用仕切部材付パウチである。
断して開封する突出状に設けられた注出口部をもつ合成
樹脂フィルムからなる柔軟なパウチにおいて、前記注出
口部内に、複数個の長方形状の仕切板が断面が放射状に
接続する整流用仕切部材を注出方向に挿着し、前記整流
用仕切部材の前方部又は後方部のどちらか一方側の仕切
板のそれぞれの外端に、周方向の片方側へ張り出す外周
板を、他の外周板との間に間隙を設けて同方向に接続
し、且つ、前記外周板を設けた他方側の仕切板のそれぞ
れの外端に、前記外周板と異なる周方向の他方側へ張り
出す外周板を、他の外周板との間に間隙を設けて同方向
に接続した整流用仕切部材付パウチである。
【０００７】そして、本発明の第３の発明は、前記パウ
チの注出口部の少なくとも表裏いずれかの合成樹脂フィ
ルムに、前記整流用仕切部材を収納する凹部を設けたこ
とを特徴とする第１または第２の発明に記載の整流用仕
切部材付パウチである。
チの注出口部の少なくとも表裏いずれかの合成樹脂フィ
ルムに、前記整流用仕切部材を収納する凹部を設けたこ
とを特徴とする第１または第２の発明に記載の整流用仕
切部材付パウチである。
【０００８】本発明の整流用仕切部材付パウチは、突出
状に設けられた注出口部内に、複数の長方形状の仕切板
が断面が放射状に、さらに具体的に述べるならば、十字
状やＹ字状等に接続する剛性な合成樹脂製の整流用仕切
部材が注出方向に挿着されているため、内容物を注出口
部から注出するときに、注出する内容物の流れが仕切板
で整流されて排出され、不用意な方向に飛び散ることが
なく、流路が潰れて塞がることもなく、また、注出口部
内に複数の仕切板により複数の流路が形成されており、
いずれかの流路にエアの流入路が形成され、容器内のエ
アの置換が良好となり、脈流が生じにくく、内容物の注
出状態が良好となる。なお、仕切板の外端に外周板を設
けた本発明のパウチは、外周板が周方向へ張り出してい
るため、注出口部の開口断面形状が安定して、開口面積
を大きく形成するため、さらに、内容物の注出状態が良
好となる。
状に設けられた注出口部内に、複数の長方形状の仕切板
が断面が放射状に、さらに具体的に述べるならば、十字
状やＹ字状等に接続する剛性な合成樹脂製の整流用仕切
部材が注出方向に挿着されているため、内容物を注出口
部から注出するときに、注出する内容物の流れが仕切板
で整流されて排出され、不用意な方向に飛び散ることが
なく、流路が潰れて塞がることもなく、また、注出口部
内に複数の仕切板により複数の流路が形成されており、
いずれかの流路にエアの流入路が形成され、容器内のエ
アの置換が良好となり、脈流が生じにくく、内容物の注
出状態が良好となる。なお、仕切板の外端に外周板を設
けた本発明のパウチは、外周板が周方向へ張り出してい
るため、注出口部の開口断面形状が安定して、開口面積
を大きく形成するため、さらに、内容物の注出状態が良
好となる。
【０００９】また、本発明の整流用仕切部材付パウチ
は、注出口部内に挿着した整流用仕切部材と注出口部を
形成するパウチの合成樹脂フィルムとの断面接触面積
が、従来の小管を注出口部に挿着したパウチと比較して
小さく、注出口部内の内容物の滞留が少なくなる。従っ
て、内容物の容器内の残渣が少なく、内容物の容器外へ
の垂れを防ぐことができる。
は、注出口部内に挿着した整流用仕切部材と注出口部を
形成するパウチの合成樹脂フィルムとの断面接触面積
が、従来の小管を注出口部に挿着したパウチと比較して
小さく、注出口部内の内容物の滞留が少なくなる。従っ
て、内容物の容器内の残渣が少なく、内容物の容器外へ
の垂れを防ぐことができる。
【００１０】また、パウチの注出口部の少なくとも表裏
いずれかの合成樹脂フィルムに、整流用仕切部材を収納
する凹部を設けたものは、パウチの製袋加工工程におい
て、仕切部材を合成樹脂フィルムに載置し易く、作業性
が良好となる。
いずれかの合成樹脂フィルムに、整流用仕切部材を収納
する凹部を設けたものは、パウチの製袋加工工程におい
て、仕切部材を合成樹脂フィルムに載置し易く、作業性
が良好となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の整流用仕切部材付パウチ
（１０）は、図１（ａ）、図２（ａ）及び図３（ａ）に
示すように、使用時に先端を切断して開封する突出状に
設けた注出口部（１１０）内に、複数の長方形状の仕切
板が断面が放射状、詳しくは十字状又はＹ字状に接続す
る剛性な合成樹脂製の整流用仕切部材（２００）が注出
方向に挿着するものである。この整流用仕切部材は、使
用目的に適合した剛性をもつポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作
製するものであり、パウチ（１００）の注出口部の内面
に、部分的にヒートシール法、超音波シール法などの熱
融着法で熱融着するか又は接着剤で接着して、パウチの
注出口部内に挿着するものである。
（１０）は、図１（ａ）、図２（ａ）及び図３（ａ）に
示すように、使用時に先端を切断して開封する突出状に
設けた注出口部（１１０）内に、複数の長方形状の仕切
板が断面が放射状、詳しくは十字状又はＹ字状に接続す
る剛性な合成樹脂製の整流用仕切部材（２００）が注出
方向に挿着するものである。この整流用仕切部材は、使
用目的に適合した剛性をもつポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作
製するものであり、パウチ（１００）の注出口部の内面
に、部分的にヒートシール法、超音波シール法などの熱
融着法で熱融着するか又は接着剤で接着して、パウチの
注出口部内に挿着するものである。
【００１２】そして、本発明に係わる整流用仕切部材
（２００）の一実施形態は、例えば、図１（ｂ）乃至
（ｄ）に示すように、４個の長方形状の仕切板（２１０
ａ，２１０ｂ，２１０ｃ，２１０ｄ）が断面が十字状に
接続し、これら仕切板の後方部（Ｙ）のそれぞれの外端
に、周方向の両側へ張り出す外周板（２１１ａ，２１１
ｂ，２１１ｃ，２１１ｄ）を、他の外周板との間に間隙
を設けて、例えば、外周板の長さが中心角度（α°）で
通常、４５°又は６０°の外周板を接続するものであ
る。そして、この整流用仕切部材を注出口部に挿着する
本発明の整流用仕切部材付パウチは、図４に示すよう
に、注出口部（１１０）内を、仕切板（２１０）により
四つの流路（１１２）に区分するものである。なお、こ
れらの流路は内容物を注出するときにいずれかの流路に
エアの流入路が形成されるものである。
（２００）の一実施形態は、例えば、図１（ｂ）乃至
（ｄ）に示すように、４個の長方形状の仕切板（２１０
ａ，２１０ｂ，２１０ｃ，２１０ｄ）が断面が十字状に
接続し、これら仕切板の後方部（Ｙ）のそれぞれの外端
に、周方向の両側へ張り出す外周板（２１１ａ，２１１
ｂ，２１１ｃ，２１１ｄ）を、他の外周板との間に間隙
を設けて、例えば、外周板の長さが中心角度（α°）で
通常、４５°又は６０°の外周板を接続するものであ
る。そして、この整流用仕切部材を注出口部に挿着する
本発明の整流用仕切部材付パウチは、図４に示すよう
に、注出口部（１１０）内を、仕切板（２１０）により
四つの流路（１１２）に区分するものである。なお、こ
れらの流路は内容物を注出するときにいずれかの流路に
エアの流入路が形成されるものである。
【００１３】また、他の実施形態の整流用仕切部材（２
００）は、例えば、図２（ｂ）乃至（ｄ）に示すよう
に、４個の長方形状の仕切板（２１０ａ，２１０ｂ，２
１０ｃ，２１０ｄ）が断面が十字状に接続し、これら仕
切板の前方部（Ｘ）の仕切板のそれぞれの外端に、周方
向の左側へ張り出す外周板（２１２ａ，２１２ｂ，２１
２ｃ，２１２ｄ）を、他の外周板との間に間隙を設け
て、例えば、外周板の長さが中心角度（α°）で、通
常、３０°の外周板を同方向に接続し、また、後方部
（Ｙ）の仕切板のそれぞれの外端に、周方向の右側へ張
り出す外周板（２１３ａ，２１３ｂ，２１３ｃ，２１３
ｄ）を、他の外周板との間に間隙を設けて、例えば、外
周板の長さが中心角度（β°）で、通常、３０°の外周
板を同方向に接続するものである。そして、この整流用
仕切部材を注出口部に挿着する本発明の整流用仕切部材
付パウチは、図５に示すように、注出口部（１１０）内
を、仕切板（２１０）により、それぞれ四つずつの流路
（１１２）に区分するものである。なお、これらの流路
は、内容物を注出するときに、いずれかの流路にエアの
流入路が形成されるものである。
００）は、例えば、図２（ｂ）乃至（ｄ）に示すよう
に、４個の長方形状の仕切板（２１０ａ，２１０ｂ，２
１０ｃ，２１０ｄ）が断面が十字状に接続し、これら仕
切板の前方部（Ｘ）の仕切板のそれぞれの外端に、周方
向の左側へ張り出す外周板（２１２ａ，２１２ｂ，２１
２ｃ，２１２ｄ）を、他の外周板との間に間隙を設け
て、例えば、外周板の長さが中心角度（α°）で、通
常、３０°の外周板を同方向に接続し、また、後方部
（Ｙ）の仕切板のそれぞれの外端に、周方向の右側へ張
り出す外周板（２１３ａ，２１３ｂ，２１３ｃ，２１３
ｄ）を、他の外周板との間に間隙を設けて、例えば、外
周板の長さが中心角度（β°）で、通常、３０°の外周
板を同方向に接続するものである。そして、この整流用
仕切部材を注出口部に挿着する本発明の整流用仕切部材
付パウチは、図５に示すように、注出口部（１１０）内
を、仕切板（２１０）により、それぞれ四つずつの流路
（１１２）に区分するものである。なお、これらの流路
は、内容物を注出するときに、いずれかの流路にエアの
流入路が形成されるものである。
【００１４】また、他の実施形態の整流用仕切部材（２
００）は、例えば、図３（ｂ）乃至（ｄ）に示すよう
に、３個の長方形状の仕切板（２１０ａ，２１０ｂ，２
１０ｃ）が断面がＹ字状に接続し、これら仕切板の前方
部（Ｘ）の仕切板のそれぞれの外端に、周方向の左側へ
張り出す外周板（２１２ａ，２１２ｂ，２１２ｃ）を、
他の外周板との間に間隙を設けて、例えば、外周板の長
さが中心角度（α°）で、通常、４５°の外周板を同方
向に接続し、また、後方部（Ｙ）の仕切板のそれぞれの
外端に、周方向の右側へ張り出す外周板（２１３ａ，２
１３ｂ，２１３ｃ）を、他の外周板との間に間隙を設け
て、例えば、外周板の長さが中心角度（β°）で、通
常、４５°の外周板を同方向に接続するものである。そ
して、この整流用仕切部材を注出口部に挿着する本発明
の整流用仕切部材付パウチは、図６に示すように、注出
口部（１１０）内を、仕切板（２１０）により、それぞ
れ三つずつの流路（１１２）に区分するものである。な
お、これらの流路は、内容物を注出するときに、いずれ
かの流路にエアの流入路が形成されるものである。
００）は、例えば、図３（ｂ）乃至（ｄ）に示すよう
に、３個の長方形状の仕切板（２１０ａ，２１０ｂ，２
１０ｃ）が断面がＹ字状に接続し、これら仕切板の前方
部（Ｘ）の仕切板のそれぞれの外端に、周方向の左側へ
張り出す外周板（２１２ａ，２１２ｂ，２１２ｃ）を、
他の外周板との間に間隙を設けて、例えば、外周板の長
さが中心角度（α°）で、通常、４５°の外周板を同方
向に接続し、また、後方部（Ｙ）の仕切板のそれぞれの
外端に、周方向の右側へ張り出す外周板（２１３ａ，２
１３ｂ，２１３ｃ）を、他の外周板との間に間隙を設け
て、例えば、外周板の長さが中心角度（β°）で、通
常、４５°の外周板を同方向に接続するものである。そ
して、この整流用仕切部材を注出口部に挿着する本発明
の整流用仕切部材付パウチは、図６に示すように、注出
口部（１１０）内を、仕切板（２１０）により、それぞ
れ三つずつの流路（１１２）に区分するものである。な
お、これらの流路は、内容物を注出するときに、いずれ
かの流路にエアの流入路が形成されるものである。
【００１５】次に、本発明のパウチ（１００）は、通常
では、延伸ポリエステルフィルム層／ポリエチレン層構
成、延伸ポリエステルフィルム層／無延伸ポリプロピレ
ンフィルム層構成、ナイロンフィルム層／ポリエチレン
層構成、ナイロンフィルム層／無延伸ポリプロピレンフ
ィルム層構成、ナイロンフィルム層／アルミニウム箔層
／ポリエチレン層構成、ナイロンフィルム層／アルミニ
ウム箔層／無延伸ポリプロピレンフィルム層構成、延伸
ポリエステルフィルム層／延伸ナイロンフィルム層／ポ
リエチレン層構成、延伸ポリエステルフィルム層／延伸
ナイロンフィルム層／無延伸ポリプロピレンフィルム層
構成などの積層フィルムを表裏重ね合わせて、その周縁
部に、図１（ａ）に示すように、ヒートシール法などの
熱融着法によりシール部（１０１）を設けて作製するも
のである。使用目的によっては、単層フィルムを使用し
てもよい。
では、延伸ポリエステルフィルム層／ポリエチレン層構
成、延伸ポリエステルフィルム層／無延伸ポリプロピレ
ンフィルム層構成、ナイロンフィルム層／ポリエチレン
層構成、ナイロンフィルム層／無延伸ポリプロピレンフ
ィルム層構成、ナイロンフィルム層／アルミニウム箔層
／ポリエチレン層構成、ナイロンフィルム層／アルミニ
ウム箔層／無延伸ポリプロピレンフィルム層構成、延伸
ポリエステルフィルム層／延伸ナイロンフィルム層／ポ
リエチレン層構成、延伸ポリエステルフィルム層／延伸
ナイロンフィルム層／無延伸ポリプロピレンフィルム層
構成などの積層フィルムを表裏重ね合わせて、その周縁
部に、図１（ａ）に示すように、ヒートシール法などの
熱融着法によりシール部（１０１）を設けて作製するも
のである。使用目的によっては、単層フィルムを使用し
てもよい。
【００１６】そして、本発明のパウチは、底部に底部材
を設けたスタンディングパウチや平パウチのような周知
のパウチ形態とすることができる。
を設けたスタンディングパウチや平パウチのような周知
のパウチ形態とすることができる。
【００１７】また、パウチに形成する注出口部も上述の
実施形態例のようなパウチの角部に斜め方向に突出する
形態のほかに、パウチの上部角部又は上部中央部に上方
向に突出する形態、パウチの側部角部、側部中央部、側
部下部に横方向に突出する形態とすることもできる。
実施形態例のようなパウチの角部に斜め方向に突出する
形態のほかに、パウチの上部角部又は上部中央部に上方
向に突出する形態、パウチの側部角部、側部中央部、側
部下部に横方向に突出する形態とすることもできる。
【００１８】また、パウチの注出口部を形成する合成樹
脂フィルムの少なくとも表裏いずれかに、整流用仕切部
材を収納する凹部を設けこともできる。この凹部は、整
流用仕切部材の外周形状と等しいか大であり、この整流
用仕切部材を収容可能な大きさで、その深さは整流用仕
切部材の厚み相当か、それ以上かそれ以下にして設ける
ものである。
脂フィルムの少なくとも表裏いずれかに、整流用仕切部
材を収納する凹部を設けこともできる。この凹部は、整
流用仕切部材の外周形状と等しいか大であり、この整流
用仕切部材を収容可能な大きさで、その深さは整流用仕
切部材の厚み相当か、それ以上かそれ以下にして設ける
ものである。
【００１９】なお、本発明の整流用仕切部材付パウチ
は、主に液体内容物に使用するものであるが、必要に応
じては、粉体内容物にも使用してよい。
は、主に液体内容物に使用するものであるが、必要に応
じては、粉体内容物にも使用してよい。
【００２０】
【発明の効果】本発明の整流用仕切部材付パウチは、突
出状に設けられた注出口部内に、複数個の長方形状の仕
切板が断面が放射状に接続する剛性な合成樹脂製の整流
用仕切部材が注出方向に挿着されたものであり、内容物
を注出口部から注出するときに、注出する内容物の流れ
が仕切板で整流されて排出され、不用意な方向に飛び散
ることがなく、流路が潰れて塞がることもなく、また、
容器内のエアの置換が良好で脈流を生じることがないの
で、内容物の注出状態が良好である。
出状に設けられた注出口部内に、複数個の長方形状の仕
切板が断面が放射状に接続する剛性な合成樹脂製の整流
用仕切部材が注出方向に挿着されたものであり、内容物
を注出口部から注出するときに、注出する内容物の流れ
が仕切板で整流されて排出され、不用意な方向に飛び散
ることがなく、流路が潰れて塞がることもなく、また、
容器内のエアの置換が良好で脈流を生じることがないの
で、内容物の注出状態が良好である。
【００２１】また、本発明の整流用仕切部材付パウチ
は、整流用仕切部材と注出口部を形成するパウチの合成
樹脂フィルムとの接触面積が小さくので、内容物の容器
内の残渣が少なく、また、内容物の容器外への垂れがな
い。仕切板には外周板を設けたため、整流用仕切部材を
パウチに挿着した時、外周板とパウチが面で接するので
パウチへの納まりがよい。
は、整流用仕切部材と注出口部を形成するパウチの合成
樹脂フィルムとの接触面積が小さくので、内容物の容器
内の残渣が少なく、また、内容物の容器外への垂れがな
い。仕切板には外周板を設けたため、整流用仕切部材を
パウチに挿着した時、外周板とパウチが面で接するので
パウチへの納まりがよい。
【００２２】また、パウチの注出口部の合成樹脂フィル
ムに整流用仕切部材を収納する凹部を設けた本発明の整
流用仕切部材付パウチは、仕切部材を合成樹脂フィルム
に載置し易く、製袋加工がし易い。
ムに整流用仕切部材を収納する凹部を設けた本発明の整
流用仕切部材付パウチは、仕切部材を合成樹脂フィルム
に載置し易く、製袋加工がし易い。
【図１】（ａ）は本発明の一実施形態のパウチの注出口
部に整流用仕切部材を挿着した状態を示す説明図であ
り、（ｂ）はその整流用仕切部材の正面図であり、
（ｃ）はそのＡ−Ａ’線断面図であり、（ｄ）はＢ−
Ｂ’線断面図である。
部に整流用仕切部材を挿着した状態を示す説明図であ
り、（ｂ）はその整流用仕切部材の正面図であり、
（ｃ）はそのＡ−Ａ’線断面図であり、（ｄ）はＢ−
Ｂ’線断面図である。
【図２】（ａ）は本発明の他の一実施形態のパウチの注
出口部に整流用仕切部材を挿着した状態を示す説明図で
あり、（ｂ）はその整流用仕切部材の正面図であり、
（ｃ）はそのＣ−Ｃ’線断面図であり、（ｄ）はＤ−
Ｄ’線断面図である。
出口部に整流用仕切部材を挿着した状態を示す説明図で
あり、（ｂ）はその整流用仕切部材の正面図であり、
（ｃ）はそのＣ−Ｃ’線断面図であり、（ｄ）はＤ−
Ｄ’線断面図である。
【図３】（ａ）は本発明の他の一実施形態のパウチの注
出口部に整流用仕切部材を挿着した状態を示す説明図で
あり、（ｂ）はその整流用仕切部材の正面図であり、
（ｃ）はそのＥ−Ｅ’線断面図であり、（ｄ）はＦ−
Ｆ’線断面図である。
出口部に整流用仕切部材を挿着した状態を示す説明図で
あり、（ｂ）はその整流用仕切部材の正面図であり、
（ｃ）はそのＥ−Ｅ’線断面図であり、（ｄ）はＦ−
Ｆ’線断面図である。
【図４】図１に示す本発明のパウチの注出口部の断面図
である。
である。
【図５】図２に示す本発明のパウチの注出口部の断面図
である。
である。
【図６】図３に示す本発明のパウチの注出口部の断面図
である。
である。
１０……整流用仕切部材付パウチ １００……パウチ １０１……シール部 １１０……注出口部 １１１……開封用ノッチ １１２……流路 ２００……整流用仕切部材 ２１０……仕切板 ２１１，２１２，２１３……外周板 Ｘ……前方部 Ｙ……後方部
Claims (3)
- 【請求項１】使用時に先端を切断して開封する突出状に
設けられた注出口部をもつ合成樹脂フィルムからなる柔
軟なパウチにおいて、前記注出口部内に、複数個の長方
形状の仕切板が断面が放射状に接続する整流用仕切部材
を注出方向に挿着し、前記整流用仕切部材の前方部又は
後方部のどちらか一方の仕切板のそれぞれの外端に、周
方向の両側へ張り出す外周板を、他の外周板との間に間
隙を設けて接続したことを特徴とする整流用仕切部材付
パウチ。 - 【請求項２】使用時に先端を切断して開封する突出状に
設けられた注出口部をもつ合成樹脂フィルムからなる柔
軟なパウチにおいて、前記注出口部内に、複数個の長方
形状の仕切板が断面が放射状に接続する整流用仕切部材
を注出方向に挿着し、前記整流用仕切部材の前方部又は
後方部のどちらか一方側の仕切板のそれぞれの外端に、
周方向の片方側へ張り出す外周板を、他の外周板との間
に間隙を設けて同方向に接続し、且つ、前記外周板を設
けた他方側の仕切板のそれぞれの外端に、前記外周板と
異なる周方向の他方側へ張り出す外周板を、他の外周板
との間に間隙を設けて同方向に接続したことを特徴とす
る整流用仕切部材付パウチ。 - 【請求項３】前記パウチの注出口部の少なくとも表裏い
ずれかの合成樹脂フィルムに、前記整流用仕切部材を収
納する凹部を設けたことを特徴とする請求項または２記
載の整流用仕切部材付パウチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9305749A JPH11139440A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 整流用仕切部材付パウチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9305749A JPH11139440A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 整流用仕切部材付パウチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11139440A true JPH11139440A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17948891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9305749A Pending JPH11139440A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 整流用仕切部材付パウチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11139440A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007089622A2 (en) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | The Procter & Gamble Company | Pouch for storing granules |
| JP2013212851A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口付き包装袋 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP9305749A patent/JPH11139440A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007089622A2 (en) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | The Procter & Gamble Company | Pouch for storing granules |
| WO2007089622A3 (en) * | 2006-01-27 | 2007-09-20 | Procter & Gamble | Pouch for storing granules |
| JP2009524564A (ja) * | 2006-01-27 | 2009-07-02 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 顆粒貯蔵用パウチ |
| JP2013212851A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口付き包装袋 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| NZ232784A (en) | Flexible pouch with reinforced spout in a corner region | |
| JP3777773B2 (ja) | 注出機能付包装袋 | |
| JPH0924956A (ja) | 詰替用液体収納容器 | |
| JPH11255250A (ja) | 注出管付き包装袋 | |
| JP3402125B2 (ja) | 包装袋 | |
| JP2745388B2 (ja) | 液体用容器 | |
| JP2004059071A (ja) | 注出口付き包装袋及び注出口 | |
| JPH11139440A (ja) | 整流用仕切部材付パウチ | |
| JPH11124144A (ja) | 整流用仕切部材付パウチ | |
| JPH082538A (ja) | 包装袋 | |
| JP2002104453A (ja) | パウチ用スパウト | |
| JPH11314644A (ja) | 口栓付き簡易自立袋 | |
| JPH0761453A (ja) | 包装袋 | |
| JP2000177749A (ja) | 詰め替え用パウチ | |
| JP3608357B2 (ja) | 開口維持部材付パウチ | |
| JP4467705B2 (ja) | 注ぎ出し口形成パウチ | |
| JPH10297654A (ja) | 液体収納用包装袋 | |
| JP3731948B2 (ja) | 自立性容器 | |
| JPH10119994A (ja) | 注出性に優れた袋体 | |
| JP2000177754A (ja) | 注出部付パウチ | |
| JP4601777B2 (ja) | カートリッジ式袋 | |
| US20190300246A1 (en) | Disposable travel pouch | |
| JP3584715B2 (ja) | 開口維持シート付包装袋 | |
| JP2003182754A (ja) | 密封注出口 | |
| JP2023105762A (ja) | 注出口付きパウチ |