JPH11138826A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッドの製造方法Info
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- JPH11138826A JPH11138826A JP30618797A JP30618797A JPH11138826A JP H11138826 A JPH11138826 A JP H11138826A JP 30618797 A JP30618797 A JP 30618797A JP 30618797 A JP30618797 A JP 30618797A JP H11138826 A JPH11138826 A JP H11138826A
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- Japan
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- substrate
- electrode
- ink jet
- jet head
- manufacturing
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14314—Structure of ink jet print heads with electrostatically actuated membrane
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極膜を形成したガラス基板と電極膜に生じ
る静電気力により振動する振動板を形成したシリコン基
板を、接合部の歪み、それに起因する振動板の歪みを生
じることなく陽極接合するインクジェットヘッドの製造
方法を提供する。 【解決手段】 台座(電極)12に前記振動板が形成さ
れたシリコン基板2及び前記電極膜を形成したガラス基
板1を載置し、直流電源14の正極を台座(電極)12
に、負極をガラス基板1側の電源電極13に電流計15
を介して、それぞれ接続し、前記電極間に直流電圧を印
加し、加熱炉11内,不活性ガス16雰囲気中で陽極接
合を行う。このとき、前記振動板周辺部のガラス基板1
とシリコン基板2の接合を、ガラス基板1に接触する電
極の接触部から経時的に連続して進行させるようにす
る。前記接触部を、先端が突起状の電極などによる接触
とすることにより、電極の接触部から接合を開始させる
ことができる。
る静電気力により振動する振動板を形成したシリコン基
板を、接合部の歪み、それに起因する振動板の歪みを生
じることなく陽極接合するインクジェットヘッドの製造
方法を提供する。 【解決手段】 台座(電極)12に前記振動板が形成さ
れたシリコン基板2及び前記電極膜を形成したガラス基
板1を載置し、直流電源14の正極を台座(電極)12
に、負極をガラス基板1側の電源電極13に電流計15
を介して、それぞれ接続し、前記電極間に直流電圧を印
加し、加熱炉11内,不活性ガス16雰囲気中で陽極接
合を行う。このとき、前記振動板周辺部のガラス基板1
とシリコン基板2の接合を、ガラス基板1に接触する電
極の接触部から経時的に連続して進行させるようにす
る。前記接触部を、先端が突起状の電極などによる接触
とすることにより、電極の接触部から接合を開始させる
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドの製造方法に関し、より詳細には、ガラス基板とシ
リコン基板を陽極接合する方法におけるインクジェット
ヘッドの製造方法に関する。
ッドの製造方法に関し、より詳細には、ガラス基板とシ
リコン基板を陽極接合する方法におけるインクジェット
ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、現像,定着
などのプロセスを必要とせず、非接触で記録ができるた
めに記録時の騒音が極めて小さいこと、高速印字が可能
であること、インクの自由度が高く安価な普通紙を使用
できること等多くの利点を有する。この中でも、記録の
必要な時にのみインク液滴を吐出する、いわゆるインク
・オン・デマンド方式が、記録に不要なインク液滴の回
収を必要としない、メンテナンスが容易で装置構成が小
型ですみ安価となる等のため、現在注目されている。
などのプロセスを必要とせず、非接触で記録ができるた
めに記録時の騒音が極めて小さいこと、高速印字が可能
であること、インクの自由度が高く安価な普通紙を使用
できること等多くの利点を有する。この中でも、記録の
必要な時にのみインク液滴を吐出する、いわゆるインク
・オン・デマンド方式が、記録に不要なインク液滴の回
収を必要としない、メンテナンスが容易で装置構成が小
型ですみ安価となる等のため、現在注目されている。
【0003】インク・オン・デマンド方式のインクジェ
ットヘッドには、駆動手段が圧電素子であるもの(特公
平2−51734号公報)、インクを加熱し気泡を発生
させることによる圧力でインクを吐出させるもの(特公
昭61−59911号公報)、駆動手段に静電気力を利
用し振動板を振動させてインクの吐出を行うもの(特開
平3−234537号公報)などがあり、これらのもの
は、小型,高密度,高印字品質及び長寿命などの利点を
有している。
ットヘッドには、駆動手段が圧電素子であるもの(特公
平2−51734号公報)、インクを加熱し気泡を発生
させることによる圧力でインクを吐出させるもの(特公
昭61−59911号公報)、駆動手段に静電気力を利
用し振動板を振動させてインクの吐出を行うもの(特開
平3−234537号公報)などがあり、これらのもの
は、小型,高密度,高印字品質及び長寿命などの利点を
有している。
【0004】また、静電気力を用いるインクジェットヘ
ッドの例として、シリコンからなる中基板に、ノズル,
吐出室,記録体キャビティー及び振動板をエッチングに
より形成し、記録体供給口を有する上基板と前記振動板
に対向して電極を設けた下基板とを一体化した構成を有
し、振動板と電極に電界を印加して、振動板を振動させ
インクの吐出を行うもの(特開平5−5061号公報)
があるが、良好なインク吐出を行うには振動板の厚さ及
び振動板と電極とのギャップは全面にわたって均一であ
ることが要求される。
ッドの例として、シリコンからなる中基板に、ノズル,
吐出室,記録体キャビティー及び振動板をエッチングに
より形成し、記録体供給口を有する上基板と前記振動板
に対向して電極を設けた下基板とを一体化した構成を有
し、振動板と電極に電界を印加して、振動板を振動させ
インクの吐出を行うもの(特開平5−5061号公報)
があるが、良好なインク吐出を行うには振動板の厚さ及
び振動板と電極とのギャップは全面にわたって均一であ
ることが要求される。
【0005】また、インクジェットヘッドにおける微小
ギャップを形成する方法として、陽極接合を用いるもの
(特開平6−71882号公報)が公知である。陽極接
合は、シリコンと硝子等を300℃〜400℃の高温中
で−500V程度の電位をかけることで接合させるもの
で、固相−固相による接合のため寸法精度が高いという
利点があり、微細加工の必要なマイクロマシーンの製造
では広く行われている技術である。
ギャップを形成する方法として、陽極接合を用いるもの
(特開平6−71882号公報)が公知である。陽極接
合は、シリコンと硝子等を300℃〜400℃の高温中
で−500V程度の電位をかけることで接合させるもの
で、固相−固相による接合のため寸法精度が高いという
利点があり、微細加工の必要なマイクロマシーンの製造
では広く行われている技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットヘッド
の作成を陽極接合により行う場合は、振動板形成時に、
振動板基板又は電極基板上の振動板部分を凹形状とし、
接合させずに、その周りを接合させていた。このため、
振動板上に歪みが発生し、その振動特性をを低下させる
要因となっていた。特に、振動の変位を大きくするため
に、振動板の厚みを薄くすると歪みが多く発生すること
になった。
の作成を陽極接合により行う場合は、振動板形成時に、
振動板基板又は電極基板上の振動板部分を凹形状とし、
接合させずに、その周りを接合させていた。このため、
振動板上に歪みが発生し、その振動特性をを低下させる
要因となっていた。特に、振動の変位を大きくするため
に、振動板の厚みを薄くすると歪みが多く発生すること
になった。
【0007】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたもので、振動板基板と電極基板の接合の際の接合部
分での歪み及びそれに起因する振動板の歪みをなくし、
良好なインク吐出のできる安定した高画質の画像印字が
可能なインクジェットヘッドの製造方法を提供するもの
である。
れたもので、振動板基板と電極基板の接合の際の接合部
分での歪み及びそれに起因する振動板の歪みをなくし、
良好なインク吐出のできる安定した高画質の画像印字が
可能なインクジェットヘッドの製造方法を提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ギャ
ップ底面に電極膜を形成した第1の基板と前記電極膜に
生じる静電気力により振動する振動板を形成した第2の
基板とを前記第1の基板及び前記第2の基板のそれぞれ
に接触した電極から電圧を印加して陽極接合する方法に
おいて、前記振動板周辺部の、前記第1の基板と前記第
2の基板の接合を、前記第1の基板に接触する電極の接
触部から経時的に連続して進行させる工程を有すること
を特徴とし、もって、接合部分での歪み及びそれに起因
する振動板の歪みを生じることなく陽極接合を行い、良
好なインク吐出のできる安定した高画質の画像印字が可
能なインクジェットヘッドの製造方法を提供するもので
ある。
ップ底面に電極膜を形成した第1の基板と前記電極膜に
生じる静電気力により振動する振動板を形成した第2の
基板とを前記第1の基板及び前記第2の基板のそれぞれ
に接触した電極から電圧を印加して陽極接合する方法に
おいて、前記振動板周辺部の、前記第1の基板と前記第
2の基板の接合を、前記第1の基板に接触する電極の接
触部から経時的に連続して進行させる工程を有すること
を特徴とし、もって、接合部分での歪み及びそれに起因
する振動板の歪みを生じることなく陽極接合を行い、良
好なインク吐出のできる安定した高画質の画像印字が可
能なインクジェットヘッドの製造方法を提供するもので
ある。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1の基板に接触する電極の接触部が、先端が
突起状の電極による接触であることを特徴とし、もっ
て、第1の基板と接触する電極と前記基板との接触を確
実にし、前記電極の接触部から接合を開始させるもので
ある。
て、前記第1の基板に接触する電極の接触部が、先端が
突起状の電極による接触であることを特徴とし、もっ
て、第1の基板と接触する電極と前記基板との接触を確
実にし、前記電極の接触部から接合を開始させるもので
ある。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記第1の基板に接触する複数の電極の接触部の一
部又は全部が、弾性部材により圧接される接触であるこ
とを特徴とし、もって、第1の基板と接触する電極と前
記基板とのギャップの不均一を吸収し、前記電極の接触
部から接合を開始させるものである。
て、前記第1の基板に接触する複数の電極の接触部の一
部又は全部が、弾性部材により圧接される接触であるこ
とを特徴とし、もって、第1の基板と接触する電極と前
記基板とのギャップの不均一を吸収し、前記電極の接触
部から接合を開始させるものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至3の発明
において、前記第1の基板に接触する電極が接触する部
位の、前記第1の基板と前記第2の基板の接触面に、荷
重することを特徴とし、もって、安定して第1の基板と
接触する電極の接触部から接合を開始させるものであ
る。
において、前記第1の基板に接触する電極が接触する部
位の、前記第1の基板と前記第2の基板の接触面に、荷
重することを特徴とし、もって、安定して第1の基板と
接触する電極の接触部から接合を開始させるものであ
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項1乃至4の発明
において、前記第1の基板に接触する電極の接触部を、
前記第1の基板の塑性し易い部分に設置することを特徴
とし、もって、大面積のものでも、安定して前記接触部
から接合を開始させるものである。
において、前記第1の基板に接触する電極の接触部を、
前記第1の基板の塑性し易い部分に設置することを特徴
とし、もって、大面積のものでも、安定して前記接触部
から接合を開始させるものである。
【0013】請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明
において、前記第1の基板に接触する電極の接触部を、
前記振動板の配列に対して垂直又は平行に配置すること
を特徴とし、もって、接合を、振動板の配列に対して平
行に進行させるものである。
において、前記第1の基板に接触する電極の接触部を、
前記振動板の配列に対して垂直又は平行に配置すること
を特徴とし、もって、接合を、振動板の配列に対して平
行に進行させるものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、前記第1の基板に接触する電極の接触部を、線状に
形成することを特徴とし、もって、接合を、振動板の配
列に対して容易に平行に進行させるものである。
て、前記第1の基板に接触する電極の接触部を、線状に
形成することを特徴とし、もって、接合を、振動板の配
列に対して容易に平行に進行させるものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項1乃至7の発明
において、前記第1の基板と前記第2の基板の位置合わ
せ後に、前記第1の基板に接触する電極が接触する部位
の、前記第1の基板と前記第2の基板の接触面に荷重す
ることを特徴とし、もって、第1の基板と第2の基板の
ギャップのバラツキを少なくして接合を開始させるもの
である。
において、前記第1の基板と前記第2の基板の位置合わ
せ後に、前記第1の基板に接触する電極が接触する部位
の、前記第1の基板と前記第2の基板の接触面に荷重す
ることを特徴とし、もって、第1の基板と第2の基板の
ギャップのバラツキを少なくして接合を開始させるもの
である。
【0016】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記陽極接合前に、前記荷重を減少させることを特
徴とし、もって、荷重による振動板自体の歪みの発生を
防止して接合を開始させるものである。
て、前記陽極接合前に、前記荷重を減少させることを特
徴とし、もって、荷重による振動板自体の歪みの発生を
防止して接合を開始させるものである。
【0017】請求項10の発明は、請求項1乃至9の発
明において、前記第1の基板に接触する電極の接触部の
位置を経時的に変化させることを特徴とし、もって、大
面積のものでも、時間を要することくな接合を行うもの
である。
明において、前記第1の基板に接触する電極の接触部の
位置を経時的に変化させることを特徴とし、もって、大
面積のものでも、時間を要することくな接合を行うもの
である。
【0018】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、前記第1の基板に接触する電極の接触部の位置
を前記陽極接合の進行により変化させることを特徴と
し、もって、容易に接合を行うものである。
おいて、前記第1の基板に接触する電極の接触部の位置
を前記陽極接合の進行により変化させることを特徴と
し、もって、容易に接合を行うものである。
【0019】請求項12の発明は、請求項10又は11
の発明において、前記第1の基板に接触する電極の接触
部の位置を前記陽極接合時に流れるイオン電流値により
変化させることを特徴とし、もって、接合速度を上げる
ものである。
の発明において、前記第1の基板に接触する電極の接触
部の位置を前記陽極接合時に流れるイオン電流値により
変化させることを特徴とし、もって、接合速度を上げる
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】(請求項1の発明)図1は、本発
明のインクジェットヘッドの製造方法が適用されるイン
クジェットヘッドの断面構成図で、図中、1はホウ珪酸
ガラスからなるガラス基板、2はシリコン単結晶からな
るシリコン基板、3はシリコン基板2にKOH等による
異方性エッチングで形成された振動板、4はシリコン基
板2に形成された加圧室(液室)、Gはガラス基板1に
エッチングで形成された微小間隔のギャップ、5は該ギ
ャップGの底面に膜形成されたNi,Al等の金属から
なる電極膜、6は前記シリコン基板2の上部に設けられ
たインク供給部7及びノズル部8を有する蓋部材、9は
ガラス基板1とシリコン基板2との接合部分である。
明のインクジェットヘッドの製造方法が適用されるイン
クジェットヘッドの断面構成図で、図中、1はホウ珪酸
ガラスからなるガラス基板、2はシリコン単結晶からな
るシリコン基板、3はシリコン基板2にKOH等による
異方性エッチングで形成された振動板、4はシリコン基
板2に形成された加圧室(液室)、Gはガラス基板1に
エッチングで形成された微小間隔のギャップ、5は該ギ
ャップGの底面に膜形成されたNi,Al等の金属から
なる電極膜、6は前記シリコン基板2の上部に設けられ
たインク供給部7及びノズル部8を有する蓋部材、9は
ガラス基板1とシリコン基板2との接合部分である。
【0021】ギャップGは、ガラス基板1とシリコン基
板2が、ガラス,シリコンの陽極接合で接合される結
果、密閉される。また、インク供給部7は図示しないイ
ンクタンクに接続され、加圧室(液室)4にインクを充
満させる。
板2が、ガラス,シリコンの陽極接合で接合される結
果、密閉される。また、インク供給部7は図示しないイ
ンクタンクに接続され、加圧室(液室)4にインクを充
満させる。
【0022】図示しない電源回路(発振回路)から、振
動板3と電極膜5に電圧を印加し、電極膜5の表面がプ
ラスに帯電すると、対応する振動板3の下面はマイナス
電位に帯電し、振動板3は静電気の吸引作用により下方
へ撓む。次に電極膜5の電圧をOFFにすると、振動板
3の剛性により復元力で液室4のインクを加圧し、ノズ
ル8より図示しない記録紙に対してインクを吐出する。
動板3と電極膜5に電圧を印加し、電極膜5の表面がプ
ラスに帯電すると、対応する振動板3の下面はマイナス
電位に帯電し、振動板3は静電気の吸引作用により下方
へ撓む。次に電極膜5の電圧をOFFにすると、振動板
3の剛性により復元力で液室4のインクを加圧し、ノズ
ル8より図示しない記録紙に対してインクを吐出する。
【0023】ガラス基板1とシリコン基板2の接合方法
には、接着剤を用いる方法,拡散法,陽極接合等の方法
があるが、これらの材料がガラスとシリコンの場合、位
置精度,接着強度等で利点の多い陽極接合が行われる。
には、接着剤を用いる方法,拡散法,陽極接合等の方法
があるが、これらの材料がガラスとシリコンの場合、位
置精度,接着強度等で利点の多い陽極接合が行われる。
【0024】陽極接合は、ホウ珪酸ガラス基板1を陰極
側に、ノズルや振動板等を設けたシリコン基板2を陽極
側に接続して、摂氏300度で500Vの電圧を印加し
接合する。300℃の温度では、ホウ珪酸ガラスに含ま
れるNaイオンが電界により陰極側に移動するので、シリ
コンとホウ珪酸ガラスの界面に極めて強い静電引力が発
生する。この静電引力によりガラスとシリコンが引き寄
せられ、シリコンとガラスとのギャップが少なくなると
Naイオンがさらに移動し静電引力が増加していき、接合
9にいたる。このため、接合には温度,電界,シリコン
基板とガラス基板とのギャップが重要なパラメータとな
る。
側に、ノズルや振動板等を設けたシリコン基板2を陽極
側に接続して、摂氏300度で500Vの電圧を印加し
接合する。300℃の温度では、ホウ珪酸ガラスに含ま
れるNaイオンが電界により陰極側に移動するので、シリ
コンとホウ珪酸ガラスの界面に極めて強い静電引力が発
生する。この静電引力によりガラスとシリコンが引き寄
せられ、シリコンとガラスとのギャップが少なくなると
Naイオンがさらに移動し静電引力が増加していき、接合
9にいたる。このため、接合には温度,電界,シリコン
基板とガラス基板とのギャップが重要なパラメータとな
る。
【0025】図2は、本発明のインクジェットヘッド製
造方法を実施する製造装置の実施例を示す断面概略構成
図で、図中、11は加熱炉、12は台座を兼ねた電極
(この場合は陽極)、13は電源電極(この場合は陰
極)、14は直流電源、15は電流計、16は不活性ガ
スの流入流出口である。なお、電源電極13は、後述す
る電極17,18,20を含めて模式的に描かれてい
る。
造方法を実施する製造装置の実施例を示す断面概略構成
図で、図中、11は加熱炉、12は台座を兼ねた電極
(この場合は陽極)、13は電源電極(この場合は陰
極)、14は直流電源、15は電流計、16は不活性ガ
スの流入流出口である。なお、電源電極13は、後述す
る電極17,18,20を含めて模式的に描かれてい
る。
【0026】ガラス基板1とシリコン基板2を台座(電
極12)に載置し、ガラス基板1上に電源電極13を設
置する。電極12側を陽極、電源電極13側を陰極とな
るよう直流電源14を接続し、直流電圧を印加して陽極
接合を行う。接合が進行する間、ガラス中のイオンの移
動を電流計15によりモニタし、また、不活性ガスの流
入流出口16から不活性ガスの供給、該不活性ガス雰囲
気中でヒータにより加熱炉11内を加熱することができ
る。このとき、接合は、ガラス基板1と電源電極13と
の接触の不均一やガラス基板1とシリコン基板2とのギ
ャップが不均一により複数の極小領域、即ち上記パラメ
ータの最も条件のよい領域から始まる。
極12)に載置し、ガラス基板1上に電源電極13を設
置する。電極12側を陽極、電源電極13側を陰極とな
るよう直流電源14を接続し、直流電圧を印加して陽極
接合を行う。接合が進行する間、ガラス中のイオンの移
動を電流計15によりモニタし、また、不活性ガスの流
入流出口16から不活性ガスの供給、該不活性ガス雰囲
気中でヒータにより加熱炉11内を加熱することができ
る。このとき、接合は、ガラス基板1と電源電極13と
の接触の不均一やガラス基板1とシリコン基板2とのギ
ャップが不均一により複数の極小領域、即ち上記パラメ
ータの最も条件のよい領域から始まる。
【0027】図3は、点a,bから接合が開始し進行す
る状況を模式的に説明する図で、図中、a及びbは接合
の開始点、a1及びb1は時間t1での接合面、a2及びb
2は時間t2での接合面、cは接合の交錯部分、dは振動
板3上のポイント、Aは接合面である。いま、点a,b
から接合が開始し、時間t1では接合面a1,b1、時間
t2では接合面a2,b2へと進行する。このように2点
a,bから接合が進行した場合、進行する接合の交錯す
る部分である点c付近では応力が発生し、歪みとなる。
これにより振動板上の点d付近にも歪みが生じる。
る状況を模式的に説明する図で、図中、a及びbは接合
の開始点、a1及びb1は時間t1での接合面、a2及びb
2は時間t2での接合面、cは接合の交錯部分、dは振動
板3上のポイント、Aは接合面である。いま、点a,b
から接合が開始し、時間t1では接合面a1,b1、時間
t2では接合面a2,b2へと進行する。このように2点
a,bから接合が進行した場合、進行する接合の交錯す
る部分である点c付近では応力が発生し、歪みとなる。
これにより振動板上の点d付近にも歪みが生じる。
【0028】請求項1の発明は、このような接合の進行
が交錯しないように接合を行うことで振動板3に歪みの
ない接合を可能にしたもので、そのために、次のような
手法をとる。 (イ)電源電極の接触点において接合が開始すること。 (ロ)電源電極の配列が接合の進行が交錯しないような
配列であること。 (ハ)ガラス基板とシリコン基板とのギャップをある程
度の大きさ以下におさえること。 また、このようにして接合することによる振動板の歪み
を少なくするための前提として、 (ニ)接合時にかかる外部からの圧力により振動板に歪
みが生してないようにすること。
が交錯しないように接合を行うことで振動板3に歪みの
ない接合を可能にしたもので、そのために、次のような
手法をとる。 (イ)電源電極の接触点において接合が開始すること。 (ロ)電源電極の配列が接合の進行が交錯しないような
配列であること。 (ハ)ガラス基板とシリコン基板とのギャップをある程
度の大きさ以下におさえること。 また、このようにして接合することによる振動板の歪み
を少なくするための前提として、 (ニ)接合時にかかる外部からの圧力により振動板に歪
みが生してないようにすること。
【0029】(請求項2及び3の説明)図4(A),図
4(B)は、本発明のインクジェットヘッド製造方法に
使用する電極の実施例を示す図で、図中、17,18は
電極である。
4(B)は、本発明のインクジェットヘッド製造方法に
使用する電極の実施例を示す図で、図中、17,18は
電極である。
【0030】図4(A),図4(B)は電極の先端を突
起状にしてガラス基板に接触させる。ガラス基板と電極
との接触する部分を突起状にすることにより、確実にガ
ラス基板1と電極17又は18とが接触するようにな
る。
起状にしてガラス基板に接触させる。ガラス基板と電極
との接触する部分を突起状にすることにより、確実にガ
ラス基板1と電極17又は18とが接触するようにな
る。
【0031】図5(A),図5(B)は、本発明のイン
クジェットヘッド製造方法に使用する電極の他の実施例
を示す図である。図5(A)では、電極に対しスプリン
グを設置し、安定してガラス基板と接触するようにして
いる。図5(B)では、複数の接触部分を設け、この場
合、突起状の電極接触部分の一部もしくは全部に弾性を
持たせることにより、電極17とガラス基板1とのギャ
ップの不均一を吸収するようにする。
クジェットヘッド製造方法に使用する電極の他の実施例
を示す図である。図5(A)では、電極に対しスプリン
グを設置し、安定してガラス基板と接触するようにして
いる。図5(B)では、複数の接触部分を設け、この場
合、突起状の電極接触部分の一部もしくは全部に弾性を
持たせることにより、電極17とガラス基板1とのギャ
ップの不均一を吸収するようにする。
【0032】(請求項4及び5の説明)図6は、本発明
のインクジェットヘッド製造方法を実施する製造装置の
他の実施例を示す図で、図中、19は接触面に荷重をか
ける重しである。一般には、電極とガラス基板接触部分
の電界が最も強くなる。しかし、接触部分のギャップが
他の部分と比較して大きければパラメータの最も条件の
よい領域で接合が開始する。そこで、重し19により電
源電極13が接触する部位のガラス基板1とシリコン基
板2の接触面に荷重をかけることで安定して接触面で接
合を開始させる。荷重は基板の大きさによって最適化す
る。また、ウエハーの端部は中央部に比べ塑性しやす
く、この部分に電極を設ければ安定して接触部で接合が
開始する。
のインクジェットヘッド製造方法を実施する製造装置の
他の実施例を示す図で、図中、19は接触面に荷重をか
ける重しである。一般には、電極とガラス基板接触部分
の電界が最も強くなる。しかし、接触部分のギャップが
他の部分と比較して大きければパラメータの最も条件の
よい領域で接合が開始する。そこで、重し19により電
源電極13が接触する部位のガラス基板1とシリコン基
板2の接触面に荷重をかけることで安定して接触面で接
合を開始させる。荷重は基板の大きさによって最適化す
る。また、ウエハーの端部は中央部に比べ塑性しやす
く、この部分に電極を設ければ安定して接触部で接合が
開始する。
【0033】(請求項6及び7の説明)図7は、接合の
進行が振動板の歪みの要因となる状況を説明するための
図であり、図中、17′は接合の進行方向を示す。中心
部に電極17を設置すると、接合は同心円a1,a2…a
nで広がり、接合は放射線状17′,17′,17′に
進行する。この場合、接合の方向は振動板3に対して斜
めに進むことになり、端部ほど1電極における接合箇所
の時間のバラツキが発生する。このことが振動板3の歪
みの要因となる。
進行が振動板の歪みの要因となる状況を説明するための
図であり、図中、17′は接合の進行方向を示す。中心
部に電極17を設置すると、接合は同心円a1,a2…a
nで広がり、接合は放射線状17′,17′,17′に
進行する。この場合、接合の方向は振動板3に対して斜
めに進むことになり、端部ほど1電極における接合箇所
の時間のバラツキが発生する。このことが振動板3の歪
みの要因となる。
【0034】接合むらによる歪みが発生しないように配
置することが好ましい。振動板の配列に対して垂直もし
くは平行に複数個の電極を用いることで接合も電極の配
列に対して垂直に進行することになり、歪みの少ない接
合が可能になる。また、これらの接触点を直線状に配置
することにより構成は容易なものとなる。この場合、電
極部は突起状であることには限定されず、直線状の電極
部材を用いてもよい。直線状でも接触箇所が数箇所あれ
ば平行に進行する。
置することが好ましい。振動板の配列に対して垂直もし
くは平行に複数個の電極を用いることで接合も電極の配
列に対して垂直に進行することになり、歪みの少ない接
合が可能になる。また、これらの接触点を直線状に配置
することにより構成は容易なものとなる。この場合、電
極部は突起状であることには限定されず、直線状の電極
部材を用いてもよい。直線状でも接触箇所が数箇所あれ
ば平行に進行する。
【0035】図8乃至図10は、本発明のインクジェッ
トヘッド製造方法の実施例を示す図で、図8は、端部に
電極17を設けた例である。端部に電極を設置した場
合、端部に荷重が最もかかるため、進行は安定して端部
から開始する。また、接合の同心円は半径が大きくなる
ため接触箇所の時間のバラツキが中心部に設置した場合
と比較して少なくなる。図9は、複数個の電極17,1
7…を端部に配置した例である。接合は図の矢印方向に
振動板3の配列に対し平行に進行するようになる。図1
0は、電極を棒状にした例で、図中、20は棒状電極で
ある。この場合も図9と同様に、振動板に対して平行に
接合が進行するため歪みが少なくなる。
トヘッド製造方法の実施例を示す図で、図8は、端部に
電極17を設けた例である。端部に電極を設置した場
合、端部に荷重が最もかかるため、進行は安定して端部
から開始する。また、接合の同心円は半径が大きくなる
ため接触箇所の時間のバラツキが中心部に設置した場合
と比較して少なくなる。図9は、複数個の電極17,1
7…を端部に配置した例である。接合は図の矢印方向に
振動板3の配列に対し平行に進行するようになる。図1
0は、電極を棒状にした例で、図中、20は棒状電極で
ある。この場合も図9と同様に、振動板に対して平行に
接合が進行するため歪みが少なくなる。
【0036】(請求項8及び9の説明)ギャップの均一
性については、ガラス基板1とシリコン基板2の接合面
を鏡面状にし位置合わせをした後、電極17が接触する
部位のガラス基板1とシリコン基板2の接触面に荷重を
加えることによりバラツキを少なくすることができる。
この時、一旦加圧をすれば、鏡面と鏡面のため軽い接合
が生じる。しかし、加圧したままでは荷重による圧力で
振動板自体が歪むことがある。そこで、位置ずれを起こ
さない程度に接合前にかけた荷重を減少させる。
性については、ガラス基板1とシリコン基板2の接合面
を鏡面状にし位置合わせをした後、電極17が接触する
部位のガラス基板1とシリコン基板2の接触面に荷重を
加えることによりバラツキを少なくすることができる。
この時、一旦加圧をすれば、鏡面と鏡面のため軽い接合
が生じる。しかし、加圧したままでは荷重による圧力で
振動板自体が歪むことがある。そこで、位置ずれを起こ
さない程度に接合前にかけた荷重を減少させる。
【0037】(請求項10乃至11の説明)電極を突起
状にした場合、電極から距離があるほど電界が減少する
ため、大面積のもの、例えば、ウエハーレベルのものの
接合には時間がかかるようになる。これを解消するため
に、電極を移動したり、切換えたりする。
状にした場合、電極から距離があるほど電界が減少する
ため、大面積のもの、例えば、ウエハーレベルのものの
接合には時間がかかるようになる。これを解消するため
に、電極を移動したり、切換えたりする。
【0038】図11は、本発明のインクジェットヘッド
の製造方法の他の実施例である電極の移動を示す図で、
図中、21は電極17の移動装置である。図示しない駆
動装置により移動装置21を駆動し、例えば、電極17
のガラス基板1上の位置を経時的に変化させる。
の製造方法の他の実施例である電極の移動を示す図で、
図中、21は電極17の移動装置である。図示しない駆
動装置により移動装置21を駆動し、例えば、電極17
のガラス基板1上の位置を経時的に変化させる。
【0039】簡単な構成で同様の効果を得る手法とし
て、複数の電極17,18等を基板全面に設置し、経過
時間により、使用する電極を切換え、選択してもよい。
図12は、本発明のインクジェットヘッドの製造方法の
さらに他の実施例である電極の切換えを示す図である。
接合の進行状況により、図示しない手段により電圧を印
加する電極17(18),17(18)…を順次切換え
る。このような切換えにより短時間で歪みの少ない接合
が可能となる。
て、複数の電極17,18等を基板全面に設置し、経過
時間により、使用する電極を切換え、選択してもよい。
図12は、本発明のインクジェットヘッドの製造方法の
さらに他の実施例である電極の切換えを示す図である。
接合の進行状況により、図示しない手段により電圧を印
加する電極17(18),17(18)…を順次切換え
る。このような切換えにより短時間で歪みの少ない接合
が可能となる。
【0040】(請求項12の説明)電極の位置の移動や
電圧を印加する電極の切換えは、イオン電流をモニタす
ることにより行う。図13は、図3のインクジェットヘ
ッド製造方法におけるイオン電流の変化の例を示す図で
ある。この例では、電圧の印加直後に電流値Iはピーク
となり、その後、除々に減少している。これは、電圧印
加直後に殆どの接合が行われ、その後さまざまな方向で
接合が進行していることを示している。図14は、図6
のインクジェットヘッド製造方法における電流の変化の
例を示す図である。この例では、いくつもの電流値Iの
山が見られ接合が除々に進行していくことがわかる。こ
の山の部分で電極を移動したりすることにより、イオン
電流の平均値を上昇させ、接合速度を上げることができ
る。
電圧を印加する電極の切換えは、イオン電流をモニタす
ることにより行う。図13は、図3のインクジェットヘ
ッド製造方法におけるイオン電流の変化の例を示す図で
ある。この例では、電圧の印加直後に電流値Iはピーク
となり、その後、除々に減少している。これは、電圧印
加直後に殆どの接合が行われ、その後さまざまな方向で
接合が進行していることを示している。図14は、図6
のインクジェットヘッド製造方法における電流の変化の
例を示す図である。この例では、いくつもの電流値Iの
山が見られ接合が除々に進行していくことがわかる。こ
の山の部分で電極を移動したりすることにより、イオン
電流の平均値を上昇させ、接合速度を上げることができ
る。
【0041】次に、インクジェットヘッド製造方法の実
施例を説明する。実施例におけるインクジェットヘッド
の作成方法は次のとおりである。両面を鏡面研磨した厚
さ0.2mmのSiウエハーに対しイソプロピルアルコー
ルを含む水酸化カリウム水溶液を用いて2.5mm×1cm
の厚さ0.01mmの振動板を作成した。また、厚さ1mm
のパイレックス硝子をフッ酸エッチングを行い5μmの
溝を作成、Au電極を0.5μmスパッタにより作成し
た。各実施例に述べる方法で接合したのちSUSで作成
した蓋部およびノズル部をシリコン系接着剤で接着させ
た。インクジェットヘッドの構成は図1に示したもので
ある。シリコンとガラスとの接合は図15に示した寸法
のように切断後、接合を行った。また、接合温度350
℃,印加電圧−350V、N2雰囲気中で行った。
施例を説明する。実施例におけるインクジェットヘッド
の作成方法は次のとおりである。両面を鏡面研磨した厚
さ0.2mmのSiウエハーに対しイソプロピルアルコー
ルを含む水酸化カリウム水溶液を用いて2.5mm×1cm
の厚さ0.01mmの振動板を作成した。また、厚さ1mm
のパイレックス硝子をフッ酸エッチングを行い5μmの
溝を作成、Au電極を0.5μmスパッタにより作成し
た。各実施例に述べる方法で接合したのちSUSで作成
した蓋部およびノズル部をシリコン系接着剤で接着させ
た。インクジェットヘッドの構成は図1に示したもので
ある。シリコンとガラスとの接合は図15に示した寸法
のように切断後、接合を行った。また、接合温度350
℃,印加電圧−350V、N2雰囲気中で行った。
【0042】(実施例1) ア:図4(A)の形状の電極をNiを用いて作成した。 イ:図15の点aに設置した。この時は接合は点b1,
および点b2から接合が開始した。 ウ:図15の点b3に設置した場合は点b3において接合
が開始した。 エ:また、図6のように点a付近に荷重をかけた場合は
点aより接合が開始した。 (実施例2) ア:図5(B)の形状の電極を作成し点b2−点b4に
設置した。接合後、振動板を観察すると歪みが見られな
かった。このとき接合に要した時間は55分であった。 イ:図4(B)の電極を作成し図10のように点bに設
置した。接合後、振動板を観察すると歪みが見られなか
った。このとき接合に要した時間は45分であった。 以上、実施例1,2では位置合わせ後、0.5kg/cm2の
荷重をかけた後、荷重を外し接合を行った。
および点b2から接合が開始した。 ウ:図15の点b3に設置した場合は点b3において接合
が開始した。 エ:また、図6のように点a付近に荷重をかけた場合は
点aより接合が開始した。 (実施例2) ア:図5(B)の形状の電極を作成し点b2−点b4に
設置した。接合後、振動板を観察すると歪みが見られな
かった。このとき接合に要した時間は55分であった。 イ:図4(B)の電極を作成し図10のように点bに設
置した。接合後、振動板を観察すると歪みが見られなか
った。このとき接合に要した時間は45分であった。 以上、実施例1,2では位置合わせ後、0.5kg/cm2の
荷重をかけた後、荷重を外し接合を行った。
【0043】(実施例3) ア:実施例2の電極を図11のように可動できるように
改造し1mm/minで走査させた。接合後、振動板を観察す
ると歪みが見られなかった。このとき接合に要した時間
は32分であった。 イ:電流をモニターし電流のピークを検知し1mm/minで
走査させた他は実施例3−アと同様にして実験を行っ
た。接合後、振動板を観察すると歪みが見られなかっ
た。このとき接合に要した時間は25分であった。 (比較例1)図2の装置で接合を行った。接合後、振動
板を観察すると歪み24箇所見られた。 (比較例2)位置合わせ後の加圧なしの他は、実施例2
−アと同様にして実験を行った。この時は接合されなか
った。
改造し1mm/minで走査させた。接合後、振動板を観察す
ると歪みが見られなかった。このとき接合に要した時間
は32分であった。 イ:電流をモニターし電流のピークを検知し1mm/minで
走査させた他は実施例3−アと同様にして実験を行っ
た。接合後、振動板を観察すると歪みが見られなかっ
た。このとき接合に要した時間は25分であった。 (比較例1)図2の装置で接合を行った。接合後、振動
板を観察すると歪み24箇所見られた。 (比較例2)位置合わせ後の加圧なしの他は、実施例2
−アと同様にして実験を行った。この時は接合されなか
った。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ギャップ底面
に電極膜を形成した第1の基板と前記電極膜に生じる静
電気力により振動する振動板を形成した第2の基板とを
前記第1の基板及び前記第2の基板のそれぞれに接触し
た電極から電圧を印加して陽極接合する方法において、
前記振動板周辺部の、前記第1の基板と前記第2の基板
の接合を、前記第1の基板に接触する電極の接触部から
経時的に連続して進行させる工程を有するので、振動板
を駆動する電極膜を形成した第1の基板と前記振動板を
形成した第2の基板の陽極接合の際の接合部分での歪み
及びそれに起因する振動板の歪みを生じることなく陽極
接合を行うことができ、良好なインク吐出のできる安定
した高画質の画像印字が可能なインクジェットヘッドの
製造方法を提供することができる。
に電極膜を形成した第1の基板と前記電極膜に生じる静
電気力により振動する振動板を形成した第2の基板とを
前記第1の基板及び前記第2の基板のそれぞれに接触し
た電極から電圧を印加して陽極接合する方法において、
前記振動板周辺部の、前記第1の基板と前記第2の基板
の接合を、前記第1の基板に接触する電極の接触部から
経時的に連続して進行させる工程を有するので、振動板
を駆動する電極膜を形成した第1の基板と前記振動板を
形成した第2の基板の陽極接合の際の接合部分での歪み
及びそれに起因する振動板の歪みを生じることなく陽極
接合を行うことができ、良好なインク吐出のできる安定
した高画質の画像印字が可能なインクジェットヘッドの
製造方法を提供することができる。
【0045】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極の接触
部が、先端が突起状の電極による接触するので、第1の
基板と接触する電極と前記基板との接触を確実にし、前
記電極の接触部から接合を開始させることができる。
の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極の接触
部が、先端が突起状の電極による接触するので、第1の
基板と接触する電極と前記基板との接触を確実にし、前
記電極の接触部から接合を開始させることができる。
【0046】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加えて、前記第1の基板に接触する複数の電極
の接触部の一部又は全部が、弾性部材により圧接される
接触するので、第1の基板と接触する電極と前記基板と
のギャップの不均一を吸収し、前記電極の接触部から接
合を開始させることができる。
の効果に加えて、前記第1の基板に接触する複数の電極
の接触部の一部又は全部が、弾性部材により圧接される
接触するので、第1の基板と接触する電極と前記基板と
のギャップの不均一を吸収し、前記電極の接触部から接
合を開始させることができる。
【0047】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極
が接触する部位の、前記第1の基板と前記第2の基板の
接触面に荷重するので、安定して第1の基板と接触する
電極の接触部から接合を開始させることができる。
の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極
が接触する部位の、前記第1の基板と前記第2の基板の
接触面に荷重するので、安定して第1の基板と接触する
電極の接触部から接合を開始させることができる。
【0048】請求項5の発明によれば、請求項1乃至4
の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極
の接触部を、前記第1の基板の塑性し易い部分に設置す
るので、大面積のものでも、安定して前記接触部から接
合を開始させることができる。
の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極
の接触部を、前記第1の基板の塑性し易い部分に設置す
るので、大面積のものでも、安定して前記接触部から接
合を開始させることができる。
【0049】請求項6の発明によれば、請求項1乃至5
の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極
の接触部を、前記振動板の配列に対して垂直又は平行に
配置するので、接合を、振動板の配列に対して平行に進
行させることができる。
の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極
の接触部を、前記振動板の配列に対して垂直又は平行に
配置するので、接合を、振動板の配列に対して平行に進
行させることができる。
【0050】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極の接触
部を、線状に形成するので、接合を、振動板の配列に対
して容易に平行に進行させることができる。
の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極の接触
部を、線状に形成するので、接合を、振動板の配列に対
して容易に平行に進行させることができる。
【0051】請求項8の発明によれば、請求項1乃至7
の発明の効果に加えて、前記第1の基板と前記第2の基
板の位置合わせ後に、前記第1の基板に接触する電極が
接触する部位の、前記第1の基板と前記第2の基板の接
触面に荷重するので、第1の基板と第2の基板のギャッ
プのバラツキを少なくして接合を開始させることができ
る。
の発明の効果に加えて、前記第1の基板と前記第2の基
板の位置合わせ後に、前記第1の基板に接触する電極が
接触する部位の、前記第1の基板と前記第2の基板の接
触面に荷重するので、第1の基板と第2の基板のギャッ
プのバラツキを少なくして接合を開始させることができ
る。
【0052】請求項9の発明によれば、請求項8の発明
の効果に加えて、前記陽極接合前に、前記荷重を減少さ
せるので、荷重による振動板自体の歪みの発生を防止し
て接合を開始させることができる。
の効果に加えて、前記陽極接合前に、前記荷重を減少さ
せるので、荷重による振動板自体の歪みの発生を防止し
て接合を開始させることができる。
【0053】請求項10の発明によれば、請求項1乃至
9の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電
極の接触部の位置を経時的に変化させるので、大面積の
ものでも、時間を要することなく接合を行うことができ
る。
9の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電
極の接触部の位置を経時的に変化させるので、大面積の
ものでも、時間を要することなく接合を行うことができ
る。
【0054】請求項11の発明によれば、請求項10の
発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極の
接触部の位置を前記陽極接合の進行により変化させるの
で、容易に接合を行うことができる。
発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触する電極の
接触部の位置を前記陽極接合の進行により変化させるの
で、容易に接合を行うことができる。
【0055】請求項12の発明によれば、請求項10又
は11の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触す
る電極の接触部の位置を前記陽極接合時に流れるイオン
電流値により変化させるので、接合速度を上げることが
できる。
は11の発明の効果に加えて、前記第1の基板に接触す
る電極の接触部の位置を前記陽極接合時に流れるイオン
電流値により変化させるので、接合速度を上げることが
できる。
【図1】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法が
適用されるインクジェットヘッドの断面構成図である。
適用されるインクジェットヘッドの断面構成図である。
【図2】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法を
実施する製造装置の実施例を示す断面概略構成図であ
る。
実施する製造装置の実施例を示す断面概略構成図であ
る。
【図3】 陽極接合が進行する状況を説明するための図
である。
である。
【図4】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法に
使用する電極の実施例を説明するための図である。
使用する電極の実施例を説明するための図である。
【図5】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法に
使用する電極の他の実施例を説明するための図である。
使用する電極の他の実施例を説明するための図である。
【図6】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法を
実施する製造装置の他の実施例を示す断面概略構成図で
ある。
実施する製造装置の他の実施例を示す断面概略構成図で
ある。
【図7】 接合の進行が振動板の歪み要因となる状況を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図8】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法の
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図9】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法の
他の実施例を示す図である。
他の実施例を示す図である。
【図10】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法
のさらに他の実施例を示す図である。
のさらに他の実施例を示す図である。
【図11】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法
のさらに他の実施例を示す図である。
のさらに他の実施例を示す図である。
【図12】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法
のさらに他の実施例を示す図である。
のさらに他の実施例を示す図である。
【図13】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法
におけるイオン電流の変化を示す図である。
におけるイオン電流の変化を示す図である。
【図14】 本発明のインクジェットヘッドの製造方法
における他のイオン電流の変化を示す図である。
における他のイオン電流の変化を示す図である。
【図15】 本発明を実施する際に使用したシリコンウ
エハー及びパイレックス硝子の寸法及び電極設置部位を
示す図である。
エハー及びパイレックス硝子の寸法及び電極設置部位を
示す図である。
1…ガラス基板、2…シリコン基板、3…振動板、4…
加圧室(液室)、5…電極膜、6…蓋部材、7…インク
供給部、8…ノズル部、9…接合部、11…加熱炉、1
2,13…電源電極、14…直流電源、15…電流計、
16…不活性ガス流入流出口、17…電極、17′…接
合の進行方向、18…電極、19…重し、20…棒状電
極、21…移動装置、A…接合面、a,b…接合開始
点、a1,b1,a2,b2…接合面、c…接合の交錯部
分、d…振動板上のポイント、G…ギャップ。
加圧室(液室)、5…電極膜、6…蓋部材、7…インク
供給部、8…ノズル部、9…接合部、11…加熱炉、1
2,13…電源電極、14…直流電源、15…電流計、
16…不活性ガス流入流出口、17…電極、17′…接
合の進行方向、18…電極、19…重し、20…棒状電
極、21…移動装置、A…接合面、a,b…接合開始
点、a1,b1,a2,b2…接合面、c…接合の交錯部
分、d…振動板上のポイント、G…ギャップ。
Claims (12)
- 【請求項1】 ギャップ底面に電極膜を形成した第1の
基板と前記電極膜に生じる静電気力により振動する振動
板を形成した第2の基板とを前記第1の基板及び前記第
2の基板のそれぞれに接触した電極から電圧を印加して
陽極接合する方法において、前記振動板周辺部の、前記
第1の基板と前記第2の基板の接合を、前記第1の基板
に接触する電極の接触部から経時的に連続して進行させ
る工程を有することを特徴とするインクジェットヘッド
の製造方法。 - 【請求項2】 前記第1の基板に接触する電極の接触部
が、先端が突起状の電極による接触であることを特徴と
する請求項1に記載のインクジェットヘッドの製造方
法。 - 【請求項3】 前記第1の基板に接触する複数の電極の
接触部の一部又は全部が、弾性部材により圧接される接
触であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェ
ットヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 前記第1の基板に接触する電極が接触す
る部位の、前記第1の基板と前記第2の基板の接触面
に、荷重することを特徴とする請求項1乃至3に記載の
インクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 前記第1の基板に接触する電極の接触部
を、前記第1の基板の塑性し易い部分に設置することを
特徴とする請求項1乃至4に記載のインクジェットヘッ
ドの製造方法。 - 【請求項6】 前記第1の基板に接触する電極の接触部
を、前記振動板の配列に対して垂直又は平行に配置する
ことを特徴とする請求項1乃至5に記載のインクジェッ
トヘッドの製造方法。 - 【請求項7】 前記第1の基板に接触する電極の接触部
を、線状に形成することを特徴とする請求項6に記載の
インクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項8】 前記第1の基板と前記第2の基板の位置
合わせ後に、前記第1の基板に接触する電極が接触する
部位の、前記第1の基板と前記第2の基板の接触面に荷
重することを特徴とする請求項1乃至7に記載のインク
ジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項9】 前記陽極接合前に、前記荷重を減少させ
ることを特徴とする請求項8に記載のインクジェットヘ
ッドの製造方法。 - 【請求項10】 前記第1の基板に接触する電極の接触
部の位置を経時的に変化させることを特徴とする請求項
1乃至9に記載のインクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項11】 前記第1の基板に接触する電極の接触
部の位置を前記陽極接合の進行により変化させることを
特徴とする請求項10に記載のインクジェットヘッドの
製造方法。 - 【請求項12】 前記第1の基板に接触する電極の接触
部の位置を前記陽極接合時に流れるイオン電流値により
変化させることを特徴とする請求項10又は11に記載
のインクジェットヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30618797A JPH11138826A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30618797A JPH11138826A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11138826A true JPH11138826A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17954074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30618797A Pending JPH11138826A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | インクジェットヘッドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11138826A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1136270A3 (en) * | 2000-03-13 | 2002-03-20 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet head and ink-jet printer |
JP2011049324A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Seiko Instruments Inc | 陽極接合方法、及び圧電振動子の製造方法 |
CN112319045A (zh) * | 2020-09-10 | 2021-02-05 | 季华实验室 | 一种玻璃基板的加工方法和喷墨打印设备 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP30618797A patent/JPH11138826A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1136270A3 (en) * | 2000-03-13 | 2002-03-20 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet head and ink-jet printer |
US6419344B2 (en) | 2000-03-13 | 2002-07-16 | Seiko Epson Corporation | Ink-jet head and ink-jet printer |
JP2011049324A (ja) * | 2009-08-26 | 2011-03-10 | Seiko Instruments Inc | 陽極接合方法、及び圧電振動子の製造方法 |
CN112319045A (zh) * | 2020-09-10 | 2021-02-05 | 季华实验室 | 一种玻璃基板的加工方法和喷墨打印设备 |
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