JPH11138753A - ストッパ用ねじおよびそのねじを使用したシート状物搬送装置 - Google Patents

ストッパ用ねじおよびそのねじを使用したシート状物搬送装置

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JPH11138753A
JPH11138753A JP30701997A JP30701997A JPH11138753A JP H11138753 A JPH11138753 A JP H11138753A JP 30701997 A JP30701997 A JP 30701997A JP 30701997 A JP30701997 A JP 30701997A JP H11138753 A JPH11138753 A JP H11138753A
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JP
Japan
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claw
screw
stopper
holder
bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP30701997A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Tamura
正利 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷障害の発生を防止する。 【解決手段】 止めねじ20は、爪台に対して開閉し爪
台とともに紙をくわえる爪を有する爪ホルダに取り付け
られ爪ホルダの回動端限を規制する。止めねじ20は、
一端に凹部21aが形成された雄ねじ部21と、この雄
ねじ部21の他端に一体に形成された当接部22とから
なる。そして、ストッパ用ねじ20の当接部22の外径
D1が、雄ねじ部21の谷径D2よりも大きく形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の部材に対し
て遠近方向に移動自在な他方の部材に当接して、他方の
部材の移動端限を規制するように、いずれか一方の部材
に螺合するストッパ用ねじに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、枚葉輪転印刷機やニス塗り機、
紙断裁機等、紙やフィルムなどのシート状物を扱う機械
には、爪台とこの爪台に対し開閉する爪との間で紙の一
端をくわえ紙を搬送するシート状物搬送装置としての紙
搬送装置が備えられている。この紙搬送装置には、爪が
開閉する際に、爪を支持する爪ホルダの回動端限を規制
するストッパが設けられており、このストッパは爪の開
閉にともなってブラケットに当接する。
【0003】図4は特開平2−274541号公報に開
示された紙搬送装置の要部を拡大して示す側面図であっ
て、これを同図に基づいて説明する。図4において、符
号1で示すものは、枚葉印刷機の圧胴であって、その外
周には軸線方向の全長にわたって切欠き2が形成されて
おり、この切欠き2内には、爪軸3が圧胴1の両端部と
切欠き2の中間部とに設けた軸受に回動自在に軸支され
て軸架されている。4は長尺状の爪台であって、切欠き
2の壁面の外周側端部に形成された切溝に複数個のボル
ト5によって固定されている。爪軸3上には、爪台4を
共用する複数個の爪くわえ替え装置6が軸線方向に並べ
られるようにして設けられている。
【0004】すなわち、爪軸3にはボルト9によってブ
ラケット7が割締め固定され、このブラケット7には止
めねじ8が螺合したばね受け7aが突出形成されている
とともに、ストッパ受け7bが形成されている。また、
爪軸3には、ばね受け7aと対向するばね受け10a
と、ストッパ受け7bに対向しストッパ用ねじ11が螺
合したストッパ取付部10bが形成された爪ホルダ10
が、ブラケット7に隣接し軸方向の移動を規制されて回
動自在に軸装されている。両ばね受け7a,10a間に
は、これらを互いに離間させる方向の回動力を爪ホルダ
10に付与する爪ばね12が圧縮した状態で介装され、
この爪ばね12によって回動する爪ホルダ10の回動端
限はストッパ用ねじ11によって規制されている。
【0005】ストッパ用ねじ11の一端には、回転操作
用のレンチを係入させる六角穴11aが形成されてお
り、爪ホルダ10の回動端限は、ストッパ用ねじ11を
レンチによって回転させてストッパ用ねじ11の進退量
を変えることによって調整される。爪ホルダ10の遊端
部には、爪台4とで紙13をくわえる爪14がねじ止め
されており、圧胴1の端部に設けた図示を省略したカム
機構によって爪軸3を所定角度ずつ往復回動させること
により爪ホルダ10が回動して爪14が爪台4に対して
開閉するように構成されている。すなわち、爪14によ
って紙13をくわえるには、爪軸3を同図に示す状態か
らさらに時計方向へ回動させ、ブラケット7を爪ばね1
2の弾発力に抗して回動させることにより、所定の圧力
で紙13がくわえられる。このとき、ブラケット7のス
トッパ受け7bはストッパ用ねじ11から離間する。爪
14にくわえられた紙13は、圧胴1が図中矢印A方向
に回転することにより搬送される。そして、爪14によ
る紙13のくわえを解放するには、爪軸3を反時計方向
に回動させることにより、ストッパ受け7bをストッパ
ねじ11に当接させ、爪ホルダ10を爪軸3を回動中心
として同図中反時計方向に回動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の紙搬送
装置においては、爪14の開閉動作の度にブラケット7
のストッパ受け7bが、ストッパ用ねじ11に接離し、
これを繰り返すことにより、ストッパ用ねじ11がB方
向に落下することがある。ストッパ用ねじ11が落下す
ると、印刷機の胴を傷付けるおそれがあるとともに、爪
14のくわえ力が低下し、このため紙13のくわえ損な
いが発生し、印刷障害が発生する。
【0007】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、その第1の目的は脱落を防止したストッ
パ用ねじを提供することにある。第2の目的は印刷障害
の発生を防止した紙搬送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るストッパ用ねじは、第1の部材と、こ
の第1の部材に対し移動自在な第2の部材と、これら第
1および第2の部材のいずれか一方に形成された雌ねじ
部と、この雌ねじ部に螺合し前記第1および第2の部材
の他方側が当接することにより第1の部材に対する第2
の部材の移動端限を規制するストッパ用ねじにおいて、
前記ストッパ用ねじの一端に調整操作部を設けるととも
に、他端に第1および第2の部材の他方側が当接する当
接部を設け、この当接部の外形を前記雌ねじ部の内径よ
りも大きく形成したものである。したがって、ストッパ
用ねじの当接部が雌ねじ部の端縁に係合する。また、本
発明に係る紙搬送装置は、回動自在な爪軸と、この爪軸
に固定されたブラケットと、爪が設けられ前記爪軸に回
動自在に支持された爪ホルダと、この爪ホルダと前記ブ
ラケットとの間に介装されこれらを互いに離間する方向
に弾発する爪ばねと、前記爪ホルダとブラケットのいず
れか一方に形成された雌ねじ部に螺合し爪ホルダの回動
端限を規制するストッパ用ねじとを備えた紙搬送装置で
あって、前記ストッパ用ねじの一端に調整操作部を設け
るとともに、他端に前記爪ホルダとブラケットのいずれ
か一方が当接する当接部を設け、この当接部の外形を前
記雌ねじ部の内径よりも大きく形成したものである。し
たがって、ストッパ用ねじが搬送装置内に脱落するのが
防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る紙搬送装置に使
用されるストッパ用ねじを示し、(a)は正面図、
(b)は側面図、図2は同じくストッパ用ねじが螺合す
るホルダのストッパ取付部を拡大して示す断面図であ
る。図1において、ストッパ用ねじ20は、一端に六角
穴21aが形成された雄ねじ部21と、この雄ねじ部2
1の他端に一体に形成され側面視において円弧状の当接
面22aを有する正面視において球面状の当接部22と
からなる。図2において、ホルダ10のストッパ取付部
10bには、ストッパ用ねじ20の雄ねじ部21が螺合
する雌ねじ部19が形成されている。
【0010】そして、ストッパ用ねじ20の当接部22
の外径D1が、雄ねじ部21の谷径D2よりも大きく形
成されている点に特徴を有する。すなわち、当接部22
の外径D1は、雄ねじ部21が螺合するストッパ取付部
10bの雌ねじ部19の内径D3よりも大きく形成され
ている。このような構成とすることにより、ストッパ用
ねじ20の雄ねじ部21をストッパ取付部10bの内
側、すなわちブラケット7のストッパ受け7b側から雌
ねじ部19に螺合させる。
【0011】爪14の開閉にともないブラケット7のス
トッパ受け7bがストッパ用ねじ20の当接面22aに
当接し、ストッパ用ねじ20をB方向に押圧するが、当
接部22の外径D1が雌ねじ部19の内径D3よりも大
きく形成されているので、当接部22が雌ねじ部19の
端縁に係合する。したがって、ストッパ用ねじ20が雌
ねじ部19から脱落するのを防止できるので、印刷機の
胴の損傷を防止できるとともに、爪14のくわえ力が低
下することがないので、紙13のくわえ損ないがなく、
印刷障害の発生を防止できる。また、ストッパ用ねじ2
0の外側の端面にレンチ挿入用の六角穴21aを形成し
たことにより、ストッパ用ねじ20をストッパ取付部1
0bに取付けた後の調整作業が容易に行え、調整作業の
時間を短縮することが可能になる。
【0012】図3は、本発明に係るストッパ用ねじを適
用した枚葉輪転印刷機のインキ装置の側面図である。同
図において、31は版胴であって、その外周面にはロー
ラホルダ32によって軸支されたインキ着ローラ33が
対接しており、インキ着ローラ33を軸支する偏心メタ
ル35はローラホルダ32上の支軸36に対して偏心し
て設けられている。ローラホルダ32は振りローラ軸3
7を回動中心として回動自在で、調整ねじ38によって
インキ着ローラ33と版胴31との接触圧を調整するよ
うに構成されている。
【0013】39はアームであって、版へのインキの供
給を中断する場合に、図示を省略したエアシリンダによ
って図中矢印方向に回動させる。アーム39の回動は、
カム40、カムレバー41、連結ロッド42を介して、
ローラ上げレバー43を回動させることにより、インキ
着ローラ33を版胴31から離間させる。このローラ上
げレバー43の回動時および上述したインキ着ローラ3
3と版胴31との接触圧の調整時に、本発明のストッパ
用ねじ20,20に、レバー37aまたはローラ上げレ
バー43が、それぞれ矢印C,D方向から当接する。こ
の場合にも、ストッパ用ねじ20がストッパ取付部4
6,47の雌ねじ部から脱落することはない。
【0014】なお、上述した第1の実施の形態では、爪
ホルダ10にストッパ用ねじ20を取り付けるようにし
たが、ブラケット7に取り付けるようにしてもよい。ま
た、当接部22を雄ねじ部21に一体に形成したが、雌
ねじ部19の内径D3より大きい外径の円板を溶接また
はボルト等によって固定してもよい。さらに、当接部2
2を正面視において円形としたが、これに限定されず、
種々の設計変更が可能で、要は当接部22の外形が雌ね
じ部19の内径D3より大きければよい。また、ストッ
パ用ねじ20の進退量の調節用として、六角穴21aを
形成したが、これに限定されずいわゆるつまみや正面視
において6角形の凸部を形成してもよく、種々の設計変
更が可能である。また、ストッパ用ねじ20を枚葉輪転
印刷機の紙搬送装置やインキ装置に使用した例を説明し
たが、これに限定されずニス塗り機、紙断裁機等、紙を
搬送する他の紙搬送装置やあるいは枚葉輪転印刷機の給
水装置または枚葉輪転印刷機に限らず種々の装置のスト
ッパに使用できることはいうまでのないことである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
トッパねじの脱落を防止することができるので、脱落し
たストッパねじによる各種の事故を防止できる。
【0016】また、印刷機の胴の損傷を防止できるとと
もに、爪のくわえ力が低下することがないので、紙のく
わえ損ないがなく、印刷障害の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るストッパ用ねじを示し、(a)
は正面図、(b)は側面図である。
【図2】 本発明に係る紙搬送装置におけるストッパ用
ねじを取り付ける部分を拡大して示す断面図である。
【図3】 本発明に係るストッパ用ねじを使用した印刷
機のインキ装置の正面図である。
【図4】 従来の紙搬送装置の要部を拡大して示す側面
図である。
【符号の説明】
1…圧胴、2…切欠き、3…爪軸、4…爪台、6…くわ
え替え装置、7…ブラケット、7b…ストッパ受け、1
0…ホルダ、10b…ストッパ取付部、12…爪ばね、
13…紙、14…爪、19…雌ねじ部、20…ストッパ
用ねじ、21…雄ねじ部、21a…六角穴、22…当接
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と、この第1の部材に対し移
    動自在な第2の部材と、これら第1および第2の部材の
    いずれか一方に形成された雌ねじ部と、この雌ねじ部に
    螺合し前記第1および第2の部材の他方側が当接するこ
    とにより第1の部材に対する第2の部材の移動端限を規
    制するストッパ用ねじにおいて、前記ストッパ用ねじの
    一端に調整操作部を設けるとともに、他端に第1および
    第2の部材の他方側が当接する当接部を設け、この当接
    部の外形を前記雌ねじ部の内径よりも大きく形成したこ
    とを特徴とするストッパ用ねじ。
  2. 【請求項2】 回動自在な爪軸と、この爪軸に固定され
    たブラケットと、爪が設けられ前記爪軸に回動自在に支
    持された爪ホルダと、この爪ホルダと前記ブラケットと
    の間に介装されこれらを互いに離間する方向に弾発する
    爪ばねと、前記爪ホルダとブラケットのいずれか一方に
    形成された雌ねじ部に螺合し爪ホルダの回動端限を規制
    するストッパ用ねじとを備えたシート状物搬送装置にお
    いて、前記ストッパ用ねじの一端に調整操作部を設ける
    とともに、他端に前記爪ホルダとブラケットのいずれか
    一方が当接する当接部を設け、この当接部の外形を前記
    雌ねじ部の内径よりも大きく形成したことを特徴とする
    シート状物搬送装置。
JP30701997A 1997-11-10 1997-11-10 ストッパ用ねじおよびそのねじを使用したシート状物搬送装置 Pending JPH11138753A (ja)

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