JPH11138374A - 複合加工型旋盤 - Google Patents
複合加工型旋盤Info
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- JPH11138374A JPH11138374A JP9303529A JP30352997A JPH11138374A JP H11138374 A JPH11138374 A JP H11138374A JP 9303529 A JP9303529 A JP 9303529A JP 30352997 A JP30352997 A JP 30352997A JP H11138374 A JPH11138374 A JP H11138374A
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- Japan
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- carriage
- magazine
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q3/00—Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
- B23Q3/155—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
- B23Q3/1552—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling parts of devices for automatically inserting or removing tools
- B23Q3/15526—Storage devices; Drive mechanisms therefor
- B23Q3/15539—Plural magazines, e.g. involving tool transfer from one magazine to another
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q3/00—Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
- B23Q3/155—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
- B23Q3/157—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools
- B23Q3/15773—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a transfer device taking the tool from a storage device and passing it on to other transfer devices, which insert it in a spindle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q3/00—Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
- B23Q3/155—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
- B23Q3/157—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools
- B23Q3/15713—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a transfer device taking a single tool from a storage device and inserting it in a spindle
- B23Q3/1572—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a transfer device taking a single tool from a storage device and inserting it in a spindle the storage device comprising rotating or circulating storing means
- B23Q3/15726—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a transfer device taking a single tool from a storage device and inserting it in a spindle the storage device comprising rotating or circulating storing means the storage means rotating or circulating in a plane parallel to the axis of the spindle
- B23Q3/1574—Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a transfer device taking a single tool from a storage device and inserting it in a spindle the storage device comprising rotating or circulating storing means the storage means rotating or circulating in a plane parallel to the axis of the spindle the axis of the stored tools being arranged perpendicularly to the rotating or circulating plane of the storage means
Abstract
(57)【要約】
【課題】工具交換を短時間で行うことのできる複合加工
型旋盤の提供を目的とする。 【解決手段】刃物台８が少なくとも工具を回転保持可能
な工具主軸９を備え、複数種の加工が可能となった複合
加工型旋盤において、複数の工具を保持し、保持した各
工具を工具交換位置に割り出す工具マガジン１４、及び
工具マガジン１４側の工具と工具主軸９に装着された工
具とを交換する工具交換アーム１６を備えた工具交換装
置１０を往復台５に付設する。工具交換装置１０を刃物
台８に対して離接自在に設ける。ワークを加工する際に
は工具交換装置１０を刃物台８から離隔した位置に移動
させ、工具交換の際には工具交換装置１０を刃物台８と
接近する位置に移動させる。加工中に刃物台８と工具交
換装置１０とが干渉することがなく、また、工具交換の
際には、往復台５を移動させることなく横送台６のみを
移動させるだけで足り、工具交換時間を短くすることが
できる。
型旋盤の提供を目的とする。 【解決手段】刃物台８が少なくとも工具を回転保持可能
な工具主軸９を備え、複数種の加工が可能となった複合
加工型旋盤において、複数の工具を保持し、保持した各
工具を工具交換位置に割り出す工具マガジン１４、及び
工具マガジン１４側の工具と工具主軸９に装着された工
具とを交換する工具交換アーム１６を備えた工具交換装
置１０を往復台５に付設する。工具交換装置１０を刃物
台８に対して離接自在に設ける。ワークを加工する際に
は工具交換装置１０を刃物台８から離隔した位置に移動
させ、工具交換の際には工具交換装置１０を刃物台８と
接近する位置に移動させる。加工中に刃物台８と工具交
換装置１０とが干渉することがなく、また、工具交換の
際には、往復台５を移動させることなく横送台６のみを
移動させるだけで足り、工具交換時間を短くすることが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも工具を
回転可能に保持する工具主軸を備え、旋削加工，ドリル
加工，面加工，研削加工などの複数種の加工を行うこと
のできる複合加工型の旋盤に関し、更に詳しくは、工具
主軸に装着した工具を迅速に新たな工具と交換すること
のできる複合加工型旋盤に関する。
回転可能に保持する工具主軸を備え、旋削加工，ドリル
加工，面加工，研削加工などの複数種の加工を行うこと
のできる複合加工型の旋盤に関し、更に詳しくは、工具
主軸に装着した工具を迅速に新たな工具と交換すること
のできる複合加工型旋盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】機械加工される部品は、旋削のみに止ま
らず、旋削後の外周面に面加工を施したり、孔加工を施
したりするなど複数種の加工を要するのが通常である。
そしてこの場合に、通常は、旋削加工は旋盤で、面加工
及び孔加工などはマシニングセンタでというように、各
加工に合った工作機械を用いてワーク（前記部品）を加
工している。したがって、用いる機械が多くなると、累
計されるワークのハンドリング時間が長くなり、それに
伴って全体の加工時間が長くなるという不都合を生じ
る。また、ハンドリングの煩わしさを生じたり、ワーク
取付誤差の積み重ねにより加工精度に問題を生じたりも
する。
らず、旋削後の外周面に面加工を施したり、孔加工を施
したりするなど複数種の加工を要するのが通常である。
そしてこの場合に、通常は、旋削加工は旋盤で、面加工
及び孔加工などはマシニングセンタでというように、各
加工に合った工作機械を用いてワーク（前記部品）を加
工している。したがって、用いる機械が多くなると、累
計されるワークのハンドリング時間が長くなり、それに
伴って全体の加工時間が長くなるという不都合を生じ
る。また、ハンドリングの煩わしさを生じたり、ワーク
取付誤差の積み重ねにより加工精度に問題を生じたりも
する。
【０００３】そこで、従来より、１回のチャッキングで
旋削加工，ドリル加工，面加工，研削加工などの複数種
の加工を行うことのできる複合加工型の旋盤が提案され
ている。
旋削加工，ドリル加工，面加工，研削加工などの複数種
の加工を行うことのできる複合加工型の旋盤が提案され
ている。
【０００４】図４はこの複合加工型の旋盤を示した斜視
図である。図中、１０１はベッドであり、１０２は主軸
台、１０３はテールストックである。１０４は矢示Ｋ−
Ｌ方向に移動可能に前記ベッド１０１上に設けられる往
復台であり、この往復台１０４上に横送台１０５が矢示
Ｍ−Ｎ方向に移動可能に設けられている。１０６は横送
台１０５上に立設されるコラムであり、このコラム１０
６の一方側面にタレット１０７が、他方側面に工具主軸
１０８がそれぞれ設けられ、これらタレット１０７，工
具主軸１０８及びコラム１０６などにより刃物台が構成
されている。尚、工具主軸１０８はその上方に設けた駆
動モータ１０９によって軸中心に回転するようになって
おり、前記コラム１０６は図示しない駆動手段により矢
示Ｏ−Ｐ方向に回転するとともに、所望の角度に割り出
し可能となっている。
図である。図中、１０１はベッドであり、１０２は主軸
台、１０３はテールストックである。１０４は矢示Ｋ−
Ｌ方向に移動可能に前記ベッド１０１上に設けられる往
復台であり、この往復台１０４上に横送台１０５が矢示
Ｍ−Ｎ方向に移動可能に設けられている。１０６は横送
台１０５上に立設されるコラムであり、このコラム１０
６の一方側面にタレット１０７が、他方側面に工具主軸
１０８がそれぞれ設けられ、これらタレット１０７，工
具主軸１０８及びコラム１０６などにより刃物台が構成
されている。尚、工具主軸１０８はその上方に設けた駆
動モータ１０９によって軸中心に回転するようになって
おり、前記コラム１０６は図示しない駆動手段により矢
示Ｏ−Ｐ方向に回転するとともに、所望の角度に割り出
し可能となっている。
【０００５】また、１１０は矢示Ｎ方向端であり且つ矢
示Ｌ方向端である前記ベッド１０１に設けられる工具交
換装置であり、円形状に並設した複数の工具保持ポット
１１１ａを備える工具マガジン１１１と、支持軸１１２
ｃに支持され、当該支持軸１１２ｃの軸方向に進退可能
であるとともに、軸中心に回転可能に設けられた工具交
換アーム１１２とからなるものである。具体的な構成は
示さないが、工具マガジン１１１の各工具保持ポット１
１１ａは矢示方向に旋回可能となっており、且つ所望の
工具保持ポット１１１ａを所定の工具交換位置に割り出
し、更に当該工具交換位置においてその軸芯が前記工具
主軸１０８の軸芯と平行となるように当該工具保持ポッ
ト１１１ａを横倒させることができるようになってい
る。また、前記工具交換アーム１１２はその両端に工具
把持部１１２ａ及び１１２ｂを備えている。
示Ｌ方向端である前記ベッド１０１に設けられる工具交
換装置であり、円形状に並設した複数の工具保持ポット
１１１ａを備える工具マガジン１１１と、支持軸１１２
ｃに支持され、当該支持軸１１２ｃの軸方向に進退可能
であるとともに、軸中心に回転可能に設けられた工具交
換アーム１１２とからなるものである。具体的な構成は
示さないが、工具マガジン１１１の各工具保持ポット１
１１ａは矢示方向に旋回可能となっており、且つ所望の
工具保持ポット１１１ａを所定の工具交換位置に割り出
し、更に当該工具交換位置においてその軸芯が前記工具
主軸１０８の軸芯と平行となるように当該工具保持ポッ
ト１１１ａを横倒させることができるようになってい
る。また、前記工具交換アーム１１２はその両端に工具
把持部１１２ａ及び１１２ｂを備えている。
【０００６】この複合加工型の旋盤によれば、前記タレ
ット１０７に取り付けた工具により旋削加工が可能であ
り、更に、前記工具主軸１０８に装着した工具によりド
リル加工，面加工，研削加工などが可能である。そし
て、工具主軸１０８に装着した工具を加工に応じて交換
するには、まず、所望の工具を保持した前記工具マガジ
ン１１１の工具保持ポット１１１ａを工具交換位置に割
り出し、その軸芯が前記工具主軸１０８の軸芯と平行と
なるように当該工具保持ポット１１１ａを横倒させる一
方、前記往復台１０４及び横送台１０５を駆動して工具
主軸１０８を矢示Ｎ方向端であり、且つ矢示Ｌ方向端で
ある工具交換位置に移動させる。
ット１０７に取り付けた工具により旋削加工が可能であ
り、更に、前記工具主軸１０８に装着した工具によりド
リル加工，面加工，研削加工などが可能である。そし
て、工具主軸１０８に装着した工具を加工に応じて交換
するには、まず、所望の工具を保持した前記工具マガジ
ン１１１の工具保持ポット１１１ａを工具交換位置に割
り出し、その軸芯が前記工具主軸１０８の軸芯と平行と
なるように当該工具保持ポット１１１ａを横倒させる一
方、前記往復台１０４及び横送台１０５を駆動して工具
主軸１０８を矢示Ｎ方向端であり、且つ矢示Ｌ方向端で
ある工具交換位置に移動させる。
【０００７】ついで、工具交換アーム１１２を９０゜回
転させて工具主軸１０８に装着された工具（現工具）を
工具把持部１１２ａにより把持するとともに、工具保持
ポット１１１ａに保持された工具（次工具）を工具把持
部１１２ｂにより把持した後、工具交換アーム１１２を
進出させて工具主軸１０８に装着された現工具及び工具
保持ポット１１１ａに保持された次工具をそれぞれ抜き
取る。ついで、工具交換アーム１１２を１８０゜回転さ
せた後、これを後退させて工具主軸１０８に次工具を装
着する一方、現工具を工具保持ポット１１１ａに収納す
る。しかる後、工具交換アーム１１２を９０゜逆方向に
回転させて、これを原位置に復帰させる。以上により、
工具主軸１０８に装着された工具を交換することができ
る。
転させて工具主軸１０８に装着された工具（現工具）を
工具把持部１１２ａにより把持するとともに、工具保持
ポット１１１ａに保持された工具（次工具）を工具把持
部１１２ｂにより把持した後、工具交換アーム１１２を
進出させて工具主軸１０８に装着された現工具及び工具
保持ポット１１１ａに保持された次工具をそれぞれ抜き
取る。ついで、工具交換アーム１１２を１８０゜回転さ
せた後、これを後退させて工具主軸１０８に次工具を装
着する一方、現工具を工具保持ポット１１１ａに収納す
る。しかる後、工具交換アーム１１２を９０゜逆方向に
回転させて、これを原位置に復帰させる。以上により、
工具主軸１０８に装着された工具を交換することができ
る。
【０００８】尚、従来は、前記往復台１０４，テールス
トック１０３などとの干渉を防止して、これらの動作範
囲をできるだけ広くするために、前記工具交換装置１１
０を前記ベッド１０１の矢示Ｎ方向端であり且つ矢示Ｌ
方向端である位置、即ち後端部に設けていた。
トック１０３などとの干渉を防止して、これらの動作範
囲をできるだけ広くするために、前記工具交換装置１１
０を前記ベッド１０１の矢示Ｎ方向端であり且つ矢示Ｌ
方向端である位置、即ち後端部に設けていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところが、主軸台１０
２から遠く離れたベッド１０１の後端部に工具交換装置
１１０を設けた従来の複合加工型旋盤においては、工具
交換の度に、加工を終了した位置、即ち主軸台１０２に
近い位置からベッド１０１の後端部まで工具主軸１０８
を移動させなければならず、この移動時間が待ち時間と
なって工具交換を迅速に行えないという不都合があっ
た。
２から遠く離れたベッド１０１の後端部に工具交換装置
１１０を設けた従来の複合加工型旋盤においては、工具
交換の度に、加工を終了した位置、即ち主軸台１０２に
近い位置からベッド１０１の後端部まで工具主軸１０８
を移動させなければならず、この移動時間が待ち時間と
なって工具交換を迅速に行えないという不都合があっ
た。
【００１０】機械加工の分野では、製造コストの削減を
目的として加工時間の短縮が絶えず求められており、こ
のような要請から複合加工型旋盤においても工具交換時
間の更なる短縮が求められている。
目的として加工時間の短縮が絶えず求められており、こ
のような要請から複合加工型旋盤においても工具交換時
間の更なる短縮が求められている。
【００１１】本発明は、以上の実情に鑑みなされたもの
であって、工具交換を短時間で行うことのできる複合加
工型旋盤の提供を目的とする。
であって、工具交換を短時間で行うことのできる複合加
工型旋盤の提供を目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するための本発明の請求項１に係る発明は、ベッド及び
主軸台と、ベッド上を長手方向に沿って往復動する往復
台と、該往復台上に設けられ該往復台の移動方向と直交
する方向に往復動する横送台と、該横送台上に設けられ
る刃物台とを備えるとともに、前記刃物台が少なくとも
工具を回転可能に保持する工具主軸を備えて、複数種の
加工が可能となった複合加工型の旋盤において、複数の
工具を保持し、保持した各工具を工具交換位置に割り出
す工具マガジン、及び前記工具マガジン側の工具と前記
工具主軸に装着された工具とを交換する工具交換アーム
を備えた工具交換装置を前記往復台に付設するととも
に、該工具交換装置を前記刃物台に対して離接自在に設
けたことを特徴とするものである。
するための本発明の請求項１に係る発明は、ベッド及び
主軸台と、ベッド上を長手方向に沿って往復動する往復
台と、該往復台上に設けられ該往復台の移動方向と直交
する方向に往復動する横送台と、該横送台上に設けられ
る刃物台とを備えるとともに、前記刃物台が少なくとも
工具を回転可能に保持する工具主軸を備えて、複数種の
加工が可能となった複合加工型の旋盤において、複数の
工具を保持し、保持した各工具を工具交換位置に割り出
す工具マガジン、及び前記工具マガジン側の工具と前記
工具主軸に装着された工具とを交換する工具交換アーム
を備えた工具交換装置を前記往復台に付設するととも
に、該工具交換装置を前記刃物台に対して離接自在に設
けたことを特徴とするものである。
【００１３】この発明によれば、ワークを加工する際に
は工具交換装置を刃物台から離隔した位置に移動させる
一方、工具マガジン側の工具と工具主軸に装着された工
具とを交換する際には工具交換装置を刃物台と接近する
位置に移動させるとともに、横送台を駆動して工具主軸
を工具交換位置に移動し、ついで、工具交換アームによ
り工具マガジンに保持された工具と工具主軸に装着され
た工具とを交換する。
は工具交換装置を刃物台から離隔した位置に移動させる
一方、工具マガジン側の工具と工具主軸に装着された工
具とを交換する際には工具交換装置を刃物台と接近する
位置に移動させるとともに、横送台を駆動して工具主軸
を工具交換位置に移動し、ついで、工具交換アームによ
り工具マガジンに保持された工具と工具主軸に装着され
た工具とを交換する。
【００１４】複合加工の特性上加工内容に応じて刃物台
を旋回させる場合があるが、加工中においては工具交換
装置を刃物台から離隔した位置に移動させており、これ
によって、刃物台の旋回に伴う刃物台と工具交換装置と
の干渉を防止することができる。
を旋回させる場合があるが、加工中においては工具交換
装置を刃物台から離隔した位置に移動させており、これ
によって、刃物台の旋回に伴う刃物台と工具交換装置と
の干渉を防止することができる。
【００１５】また、工具交換の際に工具交換装置を刃物
台と接近する位置に移動させているので、工具交換アー
ムの工具把持部分の回転半径を短くすることができ、当
該工具把持部分の回転周速度を遅くすることができる。
したがって、回転中の工具交換アームの工具把持状態を
安定したものとすることができる。他方、工具の把持状
態が安定しているのであれば逆に工具交換アームの回転
速度を上げて工具交換時間を短くすることもできる。
台と接近する位置に移動させているので、工具交換アー
ムの工具把持部分の回転半径を短くすることができ、当
該工具把持部分の回転周速度を遅くすることができる。
したがって、回転中の工具交換アームの工具把持状態を
安定したものとすることができる。他方、工具の把持状
態が安定しているのであれば逆に工具交換アームの回転
速度を上げて工具交換時間を短くすることもできる。
【００１６】また、工具交換装置を往復台に付設してい
るので、工具交換に際して往復台を移動させることなく
横送台のみを移動させるだけで足り、往復台をベッドの
後端部にまで移動させていた従来の旋盤に比べて移動時
間を短くすることができ、このために工具交換時間を短
くすることができる。
るので、工具交換に際して往復台を移動させることなく
横送台のみを移動させるだけで足り、往復台をベッドの
後端部にまで移動させていた従来の旋盤に比べて移動時
間を短くすることができ、このために工具交換時間を短
くすることができる。
【００１７】請求項２に係る発明は、ベッド及び主軸台
と、ベッド上を長手方向に沿って往復動する往復台と、
該往復台上に設けられ該往復台の移動方向と直交する方
向に往復動する横送台と、該横送台上に設けられる刃物
台とを備えるとともに、前記刃物台が少なくとも工具を
回転可能に保持する工具主軸を備えて、複数種の加工が
可能となった複合加工型の旋盤において、複数の工具を
保持し、保持した各工具を工具交換位置に割り出す第１
の工具マガジン、及び該第１の工具マガジン側の工具と
前記工具主軸に装着された工具とを交換する第１の工具
交換アームを備えた第１の工具交換装置を前記往復台に
付設し、該第１の工具交換装置を前記刃物台に対して離
接自在に設けるとともに、複数の工具を保持し、保持し
た各工具を工具交換位置に割り出す第２の工具マガジ
ン、及び該第２の工具マガジン側の工具と前記第１の工
具マガジン側の工具とを交換する第２の工具交換アーム
を備えた第２の工具交換装置を旋盤の固定位置に設けた
ことを特徴とするものである。
と、ベッド上を長手方向に沿って往復動する往復台と、
該往復台上に設けられ該往復台の移動方向と直交する方
向に往復動する横送台と、該横送台上に設けられる刃物
台とを備えるとともに、前記刃物台が少なくとも工具を
回転可能に保持する工具主軸を備えて、複数種の加工が
可能となった複合加工型の旋盤において、複数の工具を
保持し、保持した各工具を工具交換位置に割り出す第１
の工具マガジン、及び該第１の工具マガジン側の工具と
前記工具主軸に装着された工具とを交換する第１の工具
交換アームを備えた第１の工具交換装置を前記往復台に
付設し、該第１の工具交換装置を前記刃物台に対して離
接自在に設けるとともに、複数の工具を保持し、保持し
た各工具を工具交換位置に割り出す第２の工具マガジ
ン、及び該第２の工具マガジン側の工具と前記第１の工
具マガジン側の工具とを交換する第２の工具交換アーム
を備えた第２の工具交換装置を旋盤の固定位置に設けた
ことを特徴とするものである。
【００１８】この発明によれば、前述の請求項１に係る
発明と同様の作用，効果を奏するとともに、これに加え
て次のような作用，効果を奏する。
発明と同様の作用，効果を奏するとともに、これに加え
て次のような作用，効果を奏する。
【００１９】即ち、第２の工具マガジンに更に多数の工
具を保持し、必要に応じて第１の工具マガジンに保持さ
れる工具と第２の工具マガジンに保持される工具とを交
換することができるので、ワークの加工に多数の工具を
必要とする場合にも、１回のチャッキングで全ての加工
を無人にて行うことができる。
具を保持し、必要に応じて第１の工具マガジンに保持さ
れる工具と第２の工具マガジンに保持される工具とを交
換することができるので、ワークの加工に多数の工具を
必要とする場合にも、１回のチャッキングで全ての加工
を無人にて行うことができる。
【００２０】また、第２の工具交換装置を固定して設
け、第２の工具マガジンの工具収納能力を大きくするこ
とで、多数の工具を必要とする場合にも、第１の工具マ
ガジンの工具収納本数を少なくして軽量にすることがで
きることから、往復台を高速に移動させることができ、
加工時間の短縮を図ることができる。
け、第２の工具マガジンの工具収納能力を大きくするこ
とで、多数の工具を必要とする場合にも、第１の工具マ
ガジンの工具収納本数を少なくして軽量にすることがで
きることから、往復台を高速に移動させることができ、
加工時間の短縮を図ることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。
について添付図面に基づき説明する。
【００２２】（第１の実施形態）図１及び図２は本発明
の第１の実施形態に係る複合加工型旋盤を示す斜視図で
ある。図中、１はベッドであり、２はベッド１上に設け
た主軸台であり、３はベッド１上に設けたスライドレー
ル４に係合し、矢示Ａ−Ｂ方向に移動可能となったテー
ルストックである。
の第１の実施形態に係る複合加工型旋盤を示す斜視図で
ある。図中、１はベッドであり、２はベッド１上に設け
た主軸台であり、３はベッド１上に設けたスライドレー
ル４に係合し、矢示Ａ−Ｂ方向に移動可能となったテー
ルストックである。
【００２３】また、５は往復台であり、図において具体
的に示していないが、この往復台５は前記スライドレー
ル４の背後（奥）側に設けた別のスライドレールに係合
しており、矢示Ａ−Ｂ方向に移動可能となっている。ま
た、往復台５の傾斜面にはスライドレール７が設けられ
ており、このスライドレール７に係合する横送台６が矢
示Ｃ−Ｄ方向に移動可能に設けられている。
的に示していないが、この往復台５は前記スライドレー
ル４の背後（奥）側に設けた別のスライドレールに係合
しており、矢示Ａ−Ｂ方向に移動可能となっている。ま
た、往復台５の傾斜面にはスライドレール７が設けられ
ており、このスライドレール７に係合する横送台６が矢
示Ｃ−Ｄ方向に移動可能に設けられている。
【００２４】８は工具主軸９を有する刃物台であり、矢
示Ｉ−Ｊ方向に旋回可能に前記横送台６上に設けられて
いる。この刃物台８は工具主軸９を回転駆動する駆動モ
ータ（図示せず）を内蔵する一方、工具主軸９の回転を
止めるロック機構（図示せず）を備えており、工具主軸
９に保持した工具を軸中心に回転させることができるよ
うになっている一方、固定した状態に維持することがで
きるようにもなっている。これにより、工具を固定して
保持する場合には旋削加工を行うことができ、工具を回
転させて保持する場合にはドリル加工，面加工，研削加
工などを行うことができる。
示Ｉ−Ｊ方向に旋回可能に前記横送台６上に設けられて
いる。この刃物台８は工具主軸９を回転駆動する駆動モ
ータ（図示せず）を内蔵する一方、工具主軸９の回転を
止めるロック機構（図示せず）を備えており、工具主軸
９に保持した工具を軸中心に回転させることができるよ
うになっている一方、固定した状態に維持することがで
きるようにもなっている。これにより、工具を固定して
保持する場合には旋削加工を行うことができ、工具を回
転させて保持する場合にはドリル加工，面加工，研削加
工などを行うことができる。
【００２５】１０は前記往復台５の矢示Ｂ方向側の側面
に設けた工具交換装置であり、同側面に付設したベース
板１１と、支持コラム１２と、工具マガジン１４と、工
具交換アーム１６とを備えてなる。支持コラム１２はベ
ース板１１上に設けたスライドレール１３上に係合し、
油圧シリンダなどの適宜駆動手段により矢示Ｅ−Ｆ方向
に移動可能となっている。
に設けた工具交換装置であり、同側面に付設したベース
板１１と、支持コラム１２と、工具マガジン１４と、工
具交換アーム１６とを備えてなる。支持コラム１２はベ
ース板１１上に設けたスライドレール１３上に係合し、
油圧シリンダなどの適宜駆動手段により矢示Ｅ−Ｆ方向
に移動可能となっている。
【００２６】前記工具交換アーム１６は工具を把持する
工具把持部１７をその両端部に備えており、前記ベッド
１側の前記支持コラム１２の側面に設けた支持軸１８に
よってその軸方向に進退可能であり且つその軸中心に回
転可能に支持されている。
工具把持部１７をその両端部に備えており、前記ベッド
１側の前記支持コラム１２の側面に設けた支持軸１８に
よってその軸方向に進退可能であり且つその軸中心に回
転可能に支持されている。
【００２７】前記工具マガジン１４は、矢示Ｆ方向側の
前記支持コラム１２の側面に設けられるもので、円形状
に配設した複数の工具保持ポット１５を備えている。工
具保持ポット１５は円筒形状をした部材からなるもので
あり、ボールロック機構などの保持機構を備えて当該円
筒内に工具を保持できるようになっており、配設される
円周方向に全体として回転可能となっている。また、所
定の工具交換位置Ｘに各工具保持ポット１５を割り出す
ことができるようになっており、更に、この工具交換位
置Ｘにおいてその軸芯が前記支持軸１８と平行となるよ
うに工具保持ポット１５を矢示Ｈ−Ｇ方向に揺動させる
ことができるようになっている。
前記支持コラム１２の側面に設けられるもので、円形状
に配設した複数の工具保持ポット１５を備えている。工
具保持ポット１５は円筒形状をした部材からなるもので
あり、ボールロック機構などの保持機構を備えて当該円
筒内に工具を保持できるようになっており、配設される
円周方向に全体として回転可能となっている。また、所
定の工具交換位置Ｘに各工具保持ポット１５を割り出す
ことができるようになっており、更に、この工具交換位
置Ｘにおいてその軸芯が前記支持軸１８と平行となるよ
うに工具保持ポット１５を矢示Ｈ−Ｇ方向に揺動させる
ことができるようになっている。
【００２８】以上の構成を備えた複合加工型旋盤によれ
ば、ワークを加工する際には、工具交換装置１０の支持
コラム１２を矢示Ｆ方向に移動して待機させる。これに
より、加工内容に応じて刃物台８が矢示Ｉ−Ｊ方向に旋
回する際の、刃物台８と支持コラム１２との干渉を防止
することができる。
ば、ワークを加工する際には、工具交換装置１０の支持
コラム１２を矢示Ｆ方向に移動して待機させる。これに
より、加工内容に応じて刃物台８が矢示Ｉ−Ｊ方向に旋
回する際の、刃物台８と支持コラム１２との干渉を防止
することができる。
【００２９】一方、工具主軸９に装着した現工具を次に
使用する次工具と交換する際には、まず、刃物台８をＩ
又はＪ方向に回転して、現工具の軸芯を前記支持軸１８
の軸芯と平行にし、刃先がベッド１側に向くようにする
一方、横送台６を駆動して矢示Ｄ方向の工具交換位置に
移動させる。尚、工具交換装置１０においては、現工具
による加工中に、次工具を保持した工具保持ポット１５
を工具交換位置Ｘに割り出した後、これを矢示Ｈ方向に
横倒させている。
使用する次工具と交換する際には、まず、刃物台８をＩ
又はＪ方向に回転して、現工具の軸芯を前記支持軸１８
の軸芯と平行にし、刃先がベッド１側に向くようにする
一方、横送台６を駆動して矢示Ｄ方向の工具交換位置に
移動させる。尚、工具交換装置１０においては、現工具
による加工中に、次工具を保持した工具保持ポット１５
を工具交換位置Ｘに割り出した後、これを矢示Ｈ方向に
横倒させている。
【００３０】ついで、工具交換アーム１６を支持軸１８
の軸中心に９０゜回転して、工具主軸９に装着した現工
具及び工具保持ポット１５に保持した次工具を工具把持
部１７により把持する。この状態を図２に示す。つい
で、工具交換アーム１６を支持軸１８の軸方向に進出さ
せ、工具主軸９に装着された現工具及び工具保持ポット
１５に保持された次工具をそれぞれ抜き取る。ついで、
工具交換アーム１６を１８０゜回転させた後、これを後
退させて工具主軸９に次工具を装着する一方、現工具を
工具保持ポット１５に収納する。ついで、工具交換アー
ム１６を９０゜逆方向に回転させてこれを原位置に復帰
させた後、支持コラム１２を矢示Ｆ方向の待機位置に復
帰させる一方、工具保持ポット１５を矢示Ｇ方向に揺動
して原姿勢に復帰させる。
の軸中心に９０゜回転して、工具主軸９に装着した現工
具及び工具保持ポット１５に保持した次工具を工具把持
部１７により把持する。この状態を図２に示す。つい
で、工具交換アーム１６を支持軸１８の軸方向に進出さ
せ、工具主軸９に装着された現工具及び工具保持ポット
１５に保持された次工具をそれぞれ抜き取る。ついで、
工具交換アーム１６を１８０゜回転させた後、これを後
退させて工具主軸９に次工具を装着する一方、現工具を
工具保持ポット１５に収納する。ついで、工具交換アー
ム１６を９０゜逆方向に回転させてこれを原位置に復帰
させた後、支持コラム１２を矢示Ｆ方向の待機位置に復
帰させる一方、工具保持ポット１５を矢示Ｇ方向に揺動
して原姿勢に復帰させる。
【００３１】以上により、工具主軸９に装着された工具
を新たな工具と交換することができ、以後、工具主軸９
に装着した工具を用いて次加工を行うことができる。
を新たな工具と交換することができ、以後、工具主軸９
に装着した工具を用いて次加工を行うことができる。
【００３２】以上のように、この旋盤によれば、加工時
には支持コラム１２を矢示Ｆ方向の待機位置に退避させ
ることで、刃物台８が矢示Ｉ−Ｊ方向に旋回する際の刃
物台８と支持コラム１２との干渉を防止することができ
る。また、工具交換時には支持コラム１２を矢示Ｅ方向
に移動させて支持コラム１２と刃物台８とを接近させる
とともに、刃物台８を矢示Ｄ方向の工具交換位置に移動
させるだけでよいので、往復台５をベッド１の後端部に
まで移動させていた従来の旋盤に比べて移動時間を短く
することができ、工具交換時間を短くすることができ
る。
には支持コラム１２を矢示Ｆ方向の待機位置に退避させ
ることで、刃物台８が矢示Ｉ−Ｊ方向に旋回する際の刃
物台８と支持コラム１２との干渉を防止することができ
る。また、工具交換時には支持コラム１２を矢示Ｅ方向
に移動させて支持コラム１２と刃物台８とを接近させる
とともに、刃物台８を矢示Ｄ方向の工具交換位置に移動
させるだけでよいので、往復台５をベッド１の後端部に
まで移動させていた従来の旋盤に比べて移動時間を短く
することができ、工具交換時間を短くすることができ
る。
【００３３】また、支持コラム１２を刃物台８に対して
離接自在に設けたことから、工具交換時に工具交換アー
ム１６を工具主軸９に接近させることができる結果、工
具交換アーム１６の工具把持部１７の回転半径を短くす
ることができ、工具交換アーム１６を回転させた際の工
具の回転周速度を遅くすることができる。したがって、
工具交換アーム１６の回転中の工具把持部１７における
工具把持状態を安定したものとすることができる。ま
た、工具の把持状態が安定しているのであれば逆に工具
交換アーム１６の回転速度を上げて工具交換時間を短く
することもできる。
離接自在に設けたことから、工具交換時に工具交換アー
ム１６を工具主軸９に接近させることができる結果、工
具交換アーム１６の工具把持部１７の回転半径を短くす
ることができ、工具交換アーム１６を回転させた際の工
具の回転周速度を遅くすることができる。したがって、
工具交換アーム１６の回転中の工具把持部１７における
工具把持状態を安定したものとすることができる。ま
た、工具の把持状態が安定しているのであれば逆に工具
交換アーム１６の回転速度を上げて工具交換時間を短く
することもできる。
【００３４】（第２の実施形態）次に本発明の第２の実
施形態について図３に基づいて説明する。尚、図３は第
２の実施形態に係る複合加工型旋盤を示す斜視図であ
る。
施形態について図３に基づいて説明する。尚、図３は第
２の実施形態に係る複合加工型旋盤を示す斜視図であ
る。
【００３５】図３に示すように、本実施形態に係る複合
加工型旋盤は、上述の第１の実施形態に係る複合加工型
旋盤のベッド１の背面に第２の工具交換装置５１を設け
たものであって、他の構成については第１の実施形態に
係る複合加工型旋盤の構成と同じである。従って、図３
において、同じ構成については同一の符号を付し、その
詳しい説明を省略する。
加工型旋盤は、上述の第１の実施形態に係る複合加工型
旋盤のベッド１の背面に第２の工具交換装置５１を設け
たものであって、他の構成については第１の実施形態に
係る複合加工型旋盤の構成と同じである。従って、図３
において、同じ構成については同一の符号を付し、その
詳しい説明を省略する。
【００３６】同図に示すように、前記第２の工具交換装
置５１は、ベッド１の背面に設けたベース板５２と、こ
のベース板５２上に設けられる第２の工具マガジン５３
と、前述の工具マガジン１４に保持される工具と第２の
工具マガジン５３に保持される工具とを交換する第２の
工具交換アーム５５とを備えてなるものである。
置５１は、ベッド１の背面に設けたベース板５２と、こ
のベース板５２上に設けられる第２の工具マガジン５３
と、前述の工具マガジン１４に保持される工具と第２の
工具マガジン５３に保持される工具とを交換する第２の
工具交換アーム５５とを備えてなるものである。
【００３７】前記第２の工具マガジン５３は、チェーン
などにより無端輪環状に連結された複数の工具保持ポッ
ト５４を備えるものであり、工具保持ポット５４は前記
工具保持ポット１５と同じ構成を備えて工具を保持する
ことができるようになっている。そして、前記チェーン
などを駆動することにより前記工具保持ポット５４を矢
示方向に旋回させることができ、各工具保持ポット５４
を工具交換位置に割り出すことができるようになってい
る。
などにより無端輪環状に連結された複数の工具保持ポッ
ト５４を備えるものであり、工具保持ポット５４は前記
工具保持ポット１５と同じ構成を備えて工具を保持する
ことができるようになっている。そして、前記チェーン
などを駆動することにより前記工具保持ポット５４を矢
示方向に旋回させることができ、各工具保持ポット５４
を工具交換位置に割り出すことができるようになってい
る。
【００３８】前記第２の工具交換アーム５５は、前記工
具マガジン１４と第２の工具マガジン５３との間に設け
られるものであり、一方端にフォーク状の工具把持部５
５ａを備え、他方端が支持軸５６によってその軸方向に
進退可能であり且つその軸中心に回転可能に支持されて
いる。また、支持軸５６は油圧シリンダ（図示せず）等
の駆動手段により前記工具マガジン１４に接近する方向
（矢示Ｑ方向）及び第２の工具マガジン５３に接近する
方向（矢示Ｒ方向）に移動可能となっている。
具マガジン１４と第２の工具マガジン５３との間に設け
られるものであり、一方端にフォーク状の工具把持部５
５ａを備え、他方端が支持軸５６によってその軸方向に
進退可能であり且つその軸中心に回転可能に支持されて
いる。また、支持軸５６は油圧シリンダ（図示せず）等
の駆動手段により前記工具マガジン１４に接近する方向
（矢示Ｑ方向）及び第２の工具マガジン５３に接近する
方向（矢示Ｒ方向）に移動可能となっている。
【００３９】以上の構成を備えた本実施形態に係る複合
加工型旋盤によれば、次のようにして工具マガジン１４
に保持される工具と第２の工具マガジン５３に保持され
る工具とを交換することができる。尚、第２の工具交換
アーム５５は、矢示Ｑ−Ｒ方向の中間位置にあり、その
工具保持部５５ａが工具マガジン１４側に位置するよう
に回転し、且つ支持軸５６の軸方向の後退端に位置して
いるものとする。
加工型旋盤によれば、次のようにして工具マガジン１４
に保持される工具と第２の工具マガジン５３に保持され
る工具とを交換することができる。尚、第２の工具交換
アーム５５は、矢示Ｑ−Ｒ方向の中間位置にあり、その
工具保持部５５ａが工具マガジン１４側に位置するよう
に回転し、且つ支持軸５６の軸方向の後退端に位置して
いるものとする。
【００４０】まず、前記往復台５を駆動して工具マガジ
ン１４を第２の工具マガジン５３と隣り合う位置に移動
させた後、工具マガジン１４及び第２の工具マガジン５
３のそれぞれ所望の工具保持ポット１５及び５４を工具
交換位置に割り出す。尚、説明の都合上、これら割り出
された工具保持ポット１５には工具が保持され、工具保
持ポット５４は空になっているものとする。
ン１４を第２の工具マガジン５３と隣り合う位置に移動
させた後、工具マガジン１４及び第２の工具マガジン５
３のそれぞれ所望の工具保持ポット１５及び５４を工具
交換位置に割り出す。尚、説明の都合上、これら割り出
された工具保持ポット１５には工具が保持され、工具保
持ポット５４は空になっているものとする。
【００４１】ついで、第２の工具交換アーム５５を矢示
Ｑ方向に移動して前記工具保持ポット１５に保持される
工具をその工具把持部５５ａに把持する。しかる後、第
２の工具交換アーム５５を前記支持軸５６の軸方向に進
出させて前記工具保持ポット１５から工具を抜き取る。
ついで、第２の工具交換アーム５５を矢示Ｑ−Ｒ方向の
中間位置に移動した後、これを支持軸５６の軸中心に回
転してその工具把持部５５ａを第２の工具マガジン５３
側に旋回させる。ついで、これを矢示Ｒ方向に移動した
後、前記支持軸５６の軸方向に後退させて工具把持部５
５ａに把持した工具を工具保持ポット５４に収納する。
しかる後、第２の工具交換アーム５５を矢示Ｑ−Ｒ方向
の中間位置に移動する。これにより、工具把持部５５ａ
による工具の把持が解除される。
Ｑ方向に移動して前記工具保持ポット１５に保持される
工具をその工具把持部５５ａに把持する。しかる後、第
２の工具交換アーム５５を前記支持軸５６の軸方向に進
出させて前記工具保持ポット１５から工具を抜き取る。
ついで、第２の工具交換アーム５５を矢示Ｑ−Ｒ方向の
中間位置に移動した後、これを支持軸５６の軸中心に回
転してその工具把持部５５ａを第２の工具マガジン５３
側に旋回させる。ついで、これを矢示Ｒ方向に移動した
後、前記支持軸５６の軸方向に後退させて工具把持部５
５ａに把持した工具を工具保持ポット５４に収納する。
しかる後、第２の工具交換アーム５５を矢示Ｑ−Ｒ方向
の中間位置に移動する。これにより、工具把持部５５ａ
による工具の把持が解除される。
【００４２】ついで、第２の工具マガジン５３の工具保
持ポット５４のうち、所望の工具を保持した工具保持ポ
ット５４を工具交換位置に割り出した後、第２の工具交
換アーム５５を矢示Ｒ方向に移動して前記工具保持ポッ
ト５４に保持される工具をその工具把持部５５ａに把持
する。しかる後、第２の工具交換アーム５５を前記支持
軸５６の軸方向に進出させて前記工具保持ポット５４か
ら工具を抜き取る。ついで、第２の工具交換アーム５５
を矢示Ｑ−Ｒ方向の中間位置に移動した後、これを支持
軸５６の軸中心に回転してその工具把持部５５ａを工具
マガジン１４側に旋回させる。ついで、これを矢示Ｑ方
向に移動した後、前記支持軸５６の軸方向に後退させて
工具把持部５５ａに把持した工具を工具保持ポット１５
に収納する。しかる後、第２の工具交換アーム５５を矢
示Ｑ−Ｒ方向の中間位置に移動する。これにより、工具
把持部５５ａによる工具の把持が解除される。
持ポット５４のうち、所望の工具を保持した工具保持ポ
ット５４を工具交換位置に割り出した後、第２の工具交
換アーム５５を矢示Ｒ方向に移動して前記工具保持ポッ
ト５４に保持される工具をその工具把持部５５ａに把持
する。しかる後、第２の工具交換アーム５５を前記支持
軸５６の軸方向に進出させて前記工具保持ポット５４か
ら工具を抜き取る。ついで、第２の工具交換アーム５５
を矢示Ｑ−Ｒ方向の中間位置に移動した後、これを支持
軸５６の軸中心に回転してその工具把持部５５ａを工具
マガジン１４側に旋回させる。ついで、これを矢示Ｑ方
向に移動した後、前記支持軸５６の軸方向に後退させて
工具把持部５５ａに把持した工具を工具保持ポット１５
に収納する。しかる後、第２の工具交換アーム５５を矢
示Ｑ−Ｒ方向の中間位置に移動する。これにより、工具
把持部５５ａによる工具の把持が解除される。
【００４３】以後、以上の作動を繰返すことにより、工
具マガジン１４に保持される工具と第２の工具マガジン
５３に保持される工具とを順次交換することができる。
具マガジン１４に保持される工具と第２の工具マガジン
５３に保持される工具とを順次交換することができる。
【００４４】このように、この旋盤によれば、第２の工
具マガジン５３に更に多数の工具を保持し、これを必要
に応じて工具マガジン１４に保持される工具と交換する
ことができるので、ワークの加工に多数の工具を必要と
する場合にも、１回のチャッキングで全ての加工を無人
にて行うことができる。
具マガジン５３に更に多数の工具を保持し、これを必要
に応じて工具マガジン１４に保持される工具と交換する
ことができるので、ワークの加工に多数の工具を必要と
する場合にも、１回のチャッキングで全ての加工を無人
にて行うことができる。
【００４５】また、第２の工具交換装置５１を固定して
設け、第２の工具マガジン５３の工具収納能力を大きく
することで、多数の工具を必要とする場合にも、前記工
具マガジン１４の工具収納本数を少なくして軽量にする
ことができることから、往復台５を高速に移動させるこ
とができ、加工時間を短縮することができる。
設け、第２の工具マガジン５３の工具収納能力を大きく
することで、多数の工具を必要とする場合にも、前記工
具マガジン１４の工具収納本数を少なくして軽量にする
ことができることから、往復台５を高速に移動させるこ
とができ、加工時間を短縮することができる。
【００４６】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の具体的な態様が上記実施形態に限られるも
のでないことは言うまでもなく、念のために付言するな
らば、上記刃物台８は従来の旋盤と同様に、工具を固定
保持するタレットと工具を回転可能に保持する工具主軸
とを別々に備えたものであっても良い。
が、本発明の具体的な態様が上記実施形態に限られるも
のでないことは言うまでもなく、念のために付言するな
らば、上記刃物台８は従来の旋盤と同様に、工具を固定
保持するタレットと工具を回転可能に保持する工具主軸
とを別々に備えたものであっても良い。
【図１】本発明の第１の実施形態に係る複合加工型旋盤
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】第１の実施形態に係る複合加工型旋盤の工具交
換の態様を説明するための斜視図である。
換の態様を説明するための斜視図である。
【図３】本発明の第２の実施形態に係る複合加工型旋盤
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図４】従来の複合加工型旋盤を示す斜視図である。
１ ベッド ２ 主軸台 ３ テールストック ５ 往復台 ６ 横送台 ８ 刃物台 ９ 工具主軸 １０ 工具交換装置 １１ ベース板 １２ 支持コラム １４ 工具マガジン １６ 工具交換アーム ５１ 第２の工具交換装置 ５２ ベース板 ５３ 第２の工具マガジン ５５ 第２の工具交換アーム
Claims (2)
- 【請求項１】 ベッド及び主軸台と、ベッド上を長手方
向に沿って往復動する往復台と、該往復台上に設けられ
該往復台の移動方向と直交する方向に往復動する横送台
と、該横送台上に設けられる刃物台とを備えるととも
に、前記刃物台が少なくとも工具を回転可能に保持する
工具主軸を備えて、複数種の加工が可能となった複合加
工型の旋盤において、 複数の工具を保持し、保持した各工具を工具交換位置に
割り出す工具マガジン、及び前記工具マガジン側の工具
と前記工具主軸に装着された工具とを交換する工具交換
アームを備えた工具交換装置を前記往復台に付設すると
ともに、 該工具交換装置を前記刃物台に対して離接自在に設けた
ことを特徴とする複合加工型旋盤。 - 【請求項２】 ベッド及び主軸台と、ベッド上を長手方
向に沿って往復動する往復台と、該往復台上に設けられ
該往復台の移動方向と直交する方向に往復動する横送台
と、該横送台上に設けられる刃物台とを備えるととも
に、前記刃物台が少なくとも工具を回転可能に保持する
工具主軸を備えて、複数種の加工が可能となった複合加
工型の旋盤において、 複数の工具を保持し、保持した各工具を工具交換位置に
割り出す第１の工具マガジン、及び該第１の工具マガジ
ン側の工具と前記工具主軸に装着された工具とを交換す
る第１の工具交換アームを備えた第１の工具交換装置を
前記往復台に付設し、該第１の工具交換装置を前記刃物
台に対して離接自在に設けるとともに、 複数の工具を保持し、保持した各工具を工具交換位置に
割り出す第２の工具マガジン、及び該第２の工具マガジ
ン側の工具と前記第１の工具マガジン側の工具とを交換
する第２の工具交換アームを備えた第２の工具交換装置
を旋盤の固定位置に設けたことを特徴とする複合加工型
旋盤。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9303529A JPH11138374A (ja) | 1997-09-04 | 1997-10-17 | 複合加工型旋盤 |
| EP98116472A EP0900627A3 (en) | 1997-09-04 | 1998-09-01 | Multi-function lathe |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-257679 | 1997-09-04 | ||
| JP25767997 | 1997-09-04 | ||
| JP9303529A JPH11138374A (ja) | 1997-09-04 | 1997-10-17 | 複合加工型旋盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11138374A true JPH11138374A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=26543343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9303529A Pending JPH11138374A (ja) | 1997-09-04 | 1997-10-17 | 複合加工型旋盤 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0900627A3 (ja) |
| JP (1) | JPH11138374A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1520657A1 (en) * | 2003-10-03 | 2005-04-06 | Tsugami Corporation | Lathe |
| WO2008016076A1 (fr) | 2006-08-04 | 2008-02-07 | Citizen Holdings Co., Ltd. | Ensemble combiné de tour de transformation et son support porte-outil |
| JP2013226631A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Fuji Mach Mfg Co Ltd | 工作機械 |
| CN110666651A (zh) * | 2019-09-27 | 2020-01-10 | 精海联科(宁波)智能设备有限公司 | 一种自动换刀的抛光机 |
| WO2020184945A1 (ko) * | 2019-03-08 | 2020-09-17 | 두산공작기계 주식회사 | 자동공구교환장치와 이의 제어방법 및 이를 포함하는 공작기계 |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001030522A1 (fr) | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Nakamura-Tome Precision Industry Co., Ltd. | Tour combine a commande numerique |
| EP1160052B1 (de) * | 2000-05-31 | 2003-10-08 | Index-Werke Gmbh & Co. Kg Hahn & Tessky | Drehmaschine |
| DE10050141C2 (de) * | 2000-10-11 | 2002-11-14 | Ds Technologie Werkzeugmaschb | Ständerwerkzeugmaschine |
| JP2002273602A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Big Alpha Co Ltd | 自動工具交換装置付旋盤 |
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