JPH11137988A - 造粒方法とそれに用いる造粒器 - Google Patents

造粒方法とそれに用いる造粒器

Info

Publication number
JPH11137988A
JPH11137988A JP10248863A JP24886398A JPH11137988A JP H11137988 A JPH11137988 A JP H11137988A JP 10248863 A JP10248863 A JP 10248863A JP 24886398 A JP24886398 A JP 24886398A JP H11137988 A JPH11137988 A JP H11137988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granulator
granulation
supply pipe
air supply
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10248863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3923662B2 (ja
Inventor
Tetsuzo Honda
哲三 本田
Kimikazu Kido
公和 木戸
Yuzuru Yanagisawa
譲 柳澤
Hidetsugu Fujii
英嗣 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Engineering Corp
Original Assignee
Toyo Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Engineering Corp filed Critical Toyo Engineering Corp
Priority to JP24886398A priority Critical patent/JP3923662B2/ja
Publication of JPH11137988A publication Critical patent/JPH11137988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3923662B2 publication Critical patent/JP3923662B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2/00Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
    • B01J2/16Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by suspending the powder material in a gas, e.g. in fluidised beds or as a falling curtain
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05CNITROGENOUS FERTILISERS
    • C05C9/00Fertilisers containing urea or urea compounds
    • C05C9/005Post-treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Glanulating (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉砕エネルギーが省略され、粉砕した核のリ
サイクル工程が省略され、ダストの発生量が少なく、製
品取得の歩留まりが良く、異形物のない製品を得ること
ができる造粒方法を提供する。 【解決手段】 多孔板を底部とする造粒部の底床(9)
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給
管(23)と、下部空気供給管(2)と、該下部空気供
給管から分岐した空気を造粒部に噴出する空気供給管
(3、4、5)と、該空気出口の中央部に設けられた溶
融原料噴射用ノズル(6、7、8)とを有してなる造粒
器(1)を用い、予めほぼ球状の、平均粒子径が0.4
mm〜3.0mmの粒子径にされ供給された造粒部中の
核に対して前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して造
粒する改良された造粒方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿素、硫黄等の溶
融原料、および溶融尿素に固体状の硫酸アンモニウム等
を含む尿素・硫酸アンモニウム等のスラリー液から造粒
する、改良された省エネルギー型の造粒方法およびそれ
に用いる造粒器に関する。
【0002】
【従来の技術】尿素および尿素・硫酸アンモニウム等に
おける造粒方法および造粒器としては、多くの提案がな
されてきている。例えば、本発明者らは、流動床と噴流
床を組み合わせた造粒方法および造粒器として、尿素に
関しては、特公平4−63729号公報に開示される粒
子の加工方法、該公報記載の方法を改良した造粒方法お
よび造粒器、さらに尿素・硫酸アンモニウム肥料粒剤の
製造方法を提案してきた。一方、流動床を用いた尿素顆
粒化の改良方法が特公昭56−47181号公報に、コ
アと被覆層からなる粒状物を製造する方法が特公昭60
−13735号公報に開示されている。
【0003】このような従来の又は先行する造粒方法の
中で代表的な方法を図18に従って説明する。図18に
おいて、造粒器1(後述のA型造粒器)には、スタート
・アップ時、尿素の種晶が核としてライン供給口である
ライン40からライン41を通り供給される。造粒器1
では、90wt%以上、好ましくは95wt%以上の尿
素を含む尿素水溶液がノズル6、7および8から30度
〜80度から選択される所定のスプレー角度で液滴径1
50〜600μmで核に噴霧される。なお、尿素合成プ
ラント等(図示しない)から供給された濃度90wt%
以上、好ましくは濃度95wt%以上の溶融尿素17
は、125〜145℃に調整され、ライン31から混合
槽21に供給されライン36、ポンプ22およびライン
37を通り、ノズル6、7および8に供給される。
【0004】上記ライン41から供給された尿素の種晶
は、該造粒器1内で尿素水溶液の噴霧を受けると同時に
粒子が成長し、下部供給口であるライン24を通り下部
空気供給管2から分流された複数の空気供給管3、4お
よび5の噴流用気流によって、空間60に舞い上がり成
長した尿素70として上部に舞い上がった状態10から
下部の空間11に落下する。一方、上部供給口であるラ
イン23からは、流動用空気が供給され、底部に対し垂
直の方向に開口する孔を複数有する底床9上の成長した
粒状の尿素70が空間11においてレベル12まで流動
状態とされており、ノズル6、7および8上の空間11
全体を埋めるように成長中の粒状尿素が流動している。
このような動きが繰り返され、造粒を終えた粒状尿素は
最後に排出口であるライン25から排出される。
【0005】造粒器1のライン25から排出された粒状
尿素中の呼称製品サイズのものが占める割合(以下、造
粒器出口の呼称製品サイズの割合と称す)は、後述の比
較例1に示すように通常75〜80%であり、フルイ1
3でふるい分けられ、所望する製品中の呼称製品サイズ
の割合の規格品および規格品外に分別される。規格品
は、ライン26を通り、製品14として貯蔵される。一
方、連続的に安定して製品の生産を続けるうえで、造粒
器1中の核の数を一定に保つため、規格より粒子径の大
きなものおよび規格品の一部は、ライン27を通り粉砕
器15で粉砕された後、また、規格より小さなものはラ
イン28を通り、ライン29からのものと合流してライ
ン30からライン41を通り、造粒器1の入口へ造粒の
ための核としてリサイクルされる。
【0006】ところで、このリサイクルのために、粉砕
器15を用いて尿素粒を粉砕すると、粒子径として幅の
広い分布を有する粉砕物ができ、粉状のものも多くでき
ること、およびこの粉砕のための消費エネルギーが大で
あることは良く知られているところである。そのためこ
のような粉砕物を造粒器1の入り口に核としてリサイク
ルすると、流動状態において大量のダストの発生を起こ
すことは避けられない。
【0007】また、粉砕物のリサイクルは製品品質上好
ましくない。造粒器1の入り口のライン41に核として
リサイクルされるものは、粉砕されたものであるため、
当然のことながら球状ではない。このような粉砕片は造
粒器1内でコーティングされ丸みをおびてくるが、後に
詳述する方法で評価される異形物のまま造粒器1から排
出される。そのため、製品のサイズとしては規格品であ
っても異形物が製品中に含まれることになり、製品価値
を下げることになる。
【0008】以上説明したように、粉砕器15で粉砕さ
れたものを核として造粒器の入り口にリサイクルする
と、造粒器内のダスト発生量が多く、製品取得の歩留ま
りが良くなく、さらに、異形物が製品中に含まれること
になる。また、特公昭56−47181号公報に記載の
尿素顆粒の製法は、同公報の図2に示されるように造粒
器は流動床型であり、製造工程において粉砕器で粉砕さ
れたものを核として造粒器にリサイクルしていることが
分かる。したがってこの方法によっても、ダストの発
生、製品歩留まりの悪化、異形物の混入の問題は解決で
きない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粉砕
エネルギーが省略され、粉砕した核のリサイクル工程が
省略され、ダストの発生量が少なく、製品取得の歩留ま
りが良く、異形物のない製品を得ることができる造粒方
法及びそれに用いる造粒器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は下記の造
粒方法及び造粒器によって達成される。すなわち、本発
明は、
【0011】(1)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給
管と、下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐し
た空気を造粒部に噴出する空気供給管と、該空気出口の
中央部に設けられた溶融原料噴射用ノズルとを有してな
る造粒器を用い、予めほぼ球状の、平均粒子径が0.4
mm〜3.0mmの粒子径にされ供給された造粒部中の
核に対して前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して造
粒することを特徴とする改良された造粒方法、
【0012】(2)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管
と、底床に設けられた高圧空気を補助気体として用いた
溶融原料噴射用ノズルとを有してなる造粒器を用い、予
めほぼ球状の、平均粒子径が0.4mm〜3.0mmの
粒子径にされ供給された造粒部中の核に前記噴射用ノズ
ルから溶融原料を噴射して造粒することを特徴とする改
良された造粒方法、
【0013】(3)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給
管と、下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐し
た空気を造粒部に噴出する空気供給管と、該空気出口の
中央部に設けられた溶融原料噴射用ノズルと、核が造粒
器入り口から造粒器出口方向に連続的に移動する通路を
形成するための、前記底床に設けられる前記空気供給管
と空気供給管とを仕切る一つ以上の仕切壁とを有してな
る造粒器を用い、予めほぼ球状の、平均粒子径が0.4
mm〜3.0mmの粒子径にされ供給された造粒部中の
核に前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して造粒する
ことを特徴とする改良された造粒方法、
【0014】(4)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管
と、底床に設けられた高圧空気を補助気体として用いた
溶融原料噴射用ノズルと、核が造粒器入り口から造粒器
出口方向に連続的に移動する通路を形成するための、前
記底床に設けられ前記ノズルとノズルとを仕切る一つ以
上の仕切壁とを有してなる造粒器を用い、予めほぼ球状
の、平均粒子径が0.4mm〜3.0mmの粒子径にさ
れ供給された造粒部中の核に前記噴射用ノズルから溶融
原料を噴射して造粒することを特徴とする改良された造
粒方法、
【0015】(5)溶融原料が曲率のついた球面状のプ
レートに孔を多数開けたシャワー型のスプレーでスプレ
ーされ、該スプレーされた溶融尿素が冷却固化され、該
冷却固化後の平均粒子径が0.4mm〜2.0mmであ
るほぼ球状の核が供給されることを特徴とする(1)、
(2)、(3)又は(4)項に記載の改良された造粒方
法、
【0016】(6)溶融原料が加振型スプレーでスプレ
ーされ、該スプレーされた溶融尿素が冷却固化され、該
冷却固化後の平均粒子径が0.4mm〜2.0mmであ
るほぼ球状の核が供給されることを特徴とする(1)、
(2)、(3)又は(4)項に記載の改良された造粒方
法、
【0017】(7)製品のうち製品粒子径の小さなもの
を造粒器にリサイクルし、製品の粒子径分布を鋭くする
ことを併せ持つことを特徴とする(1)、(2)、
(3)又は(4)項に記載の改良された造粒方法、 (8)溶融原料液が溶融尿素、溶融尿素に固体状の他成
分を含むスラリー状の溶融尿素および溶融硫黄のいずれ
か一つであることを特徴とする(1)〜(7)項のいず
れか1つに記載の改良された造粒方法、 (9)造粒器の前段のノズルに溶融原料として溶融尿素
が供給され、造粒器の後段のノズルに溶融硫黄が供給さ
れることを特徴とする(1)〜(7)項のいずれか1つ
に記載の改良された造粒方法、
【0018】(10)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給
管と、下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐し
た空気を造粒部に噴出する空気供給管と、該空気出口の
中央部に設けられた溶融原料液噴射用ノズルとを有して
なる(1)項記載の造粒器であって、予め所定の粒子径
にされ供給された造粒部中の核に前記噴射用ノズルから
溶融原料を噴射して造粒するにあたり、多孔板に開孔さ
れた孔を通過する空気の流れ方向が、垂直軸に対し粒子
の流れ方向に傾斜角度を有することを特徴とする改良さ
れた造粒器、
【0019】(11)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給
管と、下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐し
た空気を造粒部に噴出する空気供給菅と、該空気出口の
中央部に設けられた溶融原料噴射用ノズルと、核が造粒
器入り口から造粒器出口方向に連続的に移動する通路を
形成するための前記底床に設けられ前記空気供給管と空
気供給管とを仕切る仕切壁とを有してなる(3)項記載
の造粒器であって、予め所定の粒子径にされ供給された
造粒部中の核に前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射し
て造粒するにあたり、多孔板に開孔された孔を通過する
空気の流れ方向が、垂直軸に対し粒子の流れ方向に傾斜
角度を有することを特徴とする改良された造粒器、
【0020】(12)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管
と、底床に設けられた高圧空気を補助気体として用いた
溶融原料液噴射用ノズルとを有してなる(2)項記載の
造粒器であって、予め所定の粒子径にされ供給された造
粒部中の核に前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して
造粒するにあたり、多孔板に開孔された孔を通過する空
気の流れ方向が、垂直軸に対し粒子の流れ方向に傾斜角
度を有することを特徴とする改良された造粒器、
【0021】(13)多孔板を底部とする造粒部の底床
と、流動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管
と、底床に設けられた高圧空気を補助気体として用いた
溶融原料噴射用ノズルと、核が造粒器入り口から造粒器
出口方向に連続的に移動する通路を形成するための前記
底床に設けられ前記ノズルとノズルとを仕切る仕切壁と
を有してなる(4)項記載の造粒器であって、予め所定
の粒子径にされ供給された造粒部中の核に前記噴射用ノ
ズルから溶融原料を噴射して造粒するにあたり、多孔板
に開孔された孔を通過する空気の流れ方向が、垂直軸に
対し粒子の流れ方向に傾斜角度を有することを特徴とす
る改良された造粒器、 (14)(3)又は(4)項に用いられる、核が造粒器
入り口から造粒器出口方向に連続的に移動する通路を形
成するために、底床上に一つ以上設けられる仕切壁が造
粒器の壁に平行するように設けられ、少なくとも一つの
仕切壁が造粒器の片方の側面部から造粒器の対面する側
面部に向かうようにされ、他方の仕切壁は、造粒器の対
面する側面部から造粒器の片方の側面部に向かうように
されるように該仕切壁が交互に設けられることを特徴と
する造粒器、 (15)造粒器の底部の粒子の流れ方向の長さ、L、と
該粒子の流れの巾、M、の比、L/Mが、2以上40以
下である特定の細長い形状を有することを特徴とする
(10)〜(14)項のいずれか1つに記載の改良され
た造粒器、
【0022】(16)平均粒子径が0.4mm〜1.0
mmであるほぼ球状の核として核を造粒器に供給する機
能と一体化されたことを特徴とする(10)〜(15)
項のいずれか1つに記載の改良された造粒器、 (17)造粒器と一体化された、平均粒子径が0.4m
m〜1.0mmであるほぼ球状の核を造粒器に供給する
機能が、シャワー型のスプレーであることを特徴とする
(10)〜(16)項のいずれか1つに記載の改良され
た造粒器、 (18)造粒器と一体化された、平均粒子径が0.4m
m〜1.0mmであるほぼ球状の核を造粒器に供給する
機能が、加振型スプレーであることを特徴とする(1
0)〜(16)項のいずれか1つに記載の改良された造
粒器、及び (19)造粒器と一体化された、平均粒子径が0.4m
m〜1.0mmであるほぼ球状の核を造粒器に供給する
機能と製品を冷却する冷却機能とが一体化されたことを
特徴とする(10)〜(18)項のいずれか1つに記載
の改良された造粒器を提供するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明においては、種晶を、投入
して流動化させ、これに対し、溶融原料を噴射して、前
記種晶を核として粒子を成長させ造粒する造粒器が用い
られる。ここで、造粒部中の核とは、予め製造されて造
粒器に供給される尿素、硫黄等をいう。なお、本発明に
おいては尿素・硫酸アンモニウムの混合肥料も造粒でき
るが、これは、通常、硫酸アンモニウムが60重量%
(以下、wt%と称す)以下のものをいう。造粒器の溶
融原料噴射用ノズルに供給される溶融原料とは、好まし
くは、尿素の製造に関しては、尿素を90wt%以上、
好ましくは95wt%以上含む水溶液である。尿素・硫
酸アンモニウムの混合肥料の製造には、好ましくは、9
6wt%以上の尿素溶液に150μm〜600μmの粒
子径分布を有する固体状の硫酸アンモニウムを均一に混
合したものが用いられる。硫黄に関しては、通常、硫黄
を90wt%以上含む溶融した硫黄が用いられる。尿素
および尿素・硫酸アンモニウムの製造に関して、核発生
装置に供給される溶融尿素とは、好ましくは、尿素を9
9.5wt%以上含むものが用いられる。硫黄および硫
黄が被覆された尿素の製造に関しては、硫黄を90wt
%以上含む溶融した硫黄が用いられる。しかし、本発明
はこれらに限定されるものではない。
【0024】本発明において、製品について述べる。製
品とは、製品中の呼称製品サイズの割合が所望する範囲
にあるものをいう。後述の図1に示すように、リサイク
ルのない場合は、フルイを使うまでもなく造粒器の出口
の物が製品となる。また、リサイクルする場合(粉砕器
を用いない)は、フルイで篩い分けられた物が製品とな
る。呼称製品サイズとは製品を粒子径で規定した各グレ
−ド範囲をいう。本発明を制限するものでないが、本発
明により得られる呼称製品サイズについて述べると、呼
称1mm〜3mm、2mm〜4mm、3mm〜5mm、
5mm〜8mm、8mm〜12mm、10mm〜15m
m等である。製品中の呼称製品サイズのものの割合は、
呼称および市場の用途によって異なり、70%以上を要
求される場合、80%以上を要求される場合および90
%以上を要求される場合がある。この呼称製品サイズの
ものの割合を高めるのは容易ではなく、これを何%にま
で高めることができるかが問題となる。上記いずれかの
製品を得るため、本発明において核の平均粒子径は、
0.4mm〜3.0mmの範囲から選択される。該平均
粒子径が0.4mm〜3.0mmのもの、例えば、0.
4mm〜1.0mm、0.4mm〜2.0mmのもの
は、噴射造粒(以下、プリルと称す)法で得られる。
0.4mm〜1.0mmは、造粒器と核製造器が一体化
される場合に好適であり、造粒器の外に設置される場合
には0.4mm〜1.0mm、0.4mm〜2.0mm
の両者が適用される。その理由は以下の通りである。周
知のように、プリル法では数十mの高さの造粒塔の上部
から溶融尿素の液滴を落下させ、該造粒塔の下部から冷
風を送り、前記液滴が落下する間に固化させるものであ
る。前記造粒塔の高さは固化した造粒物の平均粒子径に
よってきめられるもので、平均粒子径が大である程、そ
の高さも高くなる。前記プリル法においては平均粒子径
が約3.0mmまでのものを製造することは可能であ
る。しかし、2mmを越えると、空冷するための核製造
器の高さ(前記造粒塔の高さに相当)が高くなりすぎ、
実用的ではない。平均粒子径が2.0mm以下のもので
あると、実用的な高さとなり、特に、造粒器と核製造器
が一体化される場合には、造粒器の通常の高さから0.
4mm〜1.0mmが選定される。造粒器の外に設置さ
れる場合には、上記理由から0.4mm〜1.0mmあ
るいは0.4mm〜2.0mmのいずれかが任意に選定
できる。2.0mmを越える核は別途、前記0.4mm
〜1.0mmの核を特公平4−63729号公報に開示
したグラニュール法によって成長させ得ることもでき
る。要はこれらの核の平均粒子径は、核の製造方法、後
述の造粒器の形状、所望する呼称製品サイズ等に合わせ
て選択すれば足りる。
【0025】従来、プリル法によって約1.5mm〜
2.0mmの平均粒子径でほぼ球状の尿素を製品にして
いるが、粒子径として0.8mm〜2.8mmの分布を
有している。同じ粒子径であれば上記プリル法で製造し
た粒子は、特公平4−63729号公報に開示したグラ
ニュール法で製造した粒子に比較して40%程度の強度
となることが知られている。これを核として造粒するこ
とも検討した。しかしながら参考例1に示すように、平
均粒子径が1.6mmのものを核にして呼称2mm〜4
mmの製品に造粒すると、実施例1と比較して中心部の
弱い粒となる。噴流床と流動床を組み合わせた造粒器お
よび流動床型の造粒器の場合、核粒子がいかなる方法で
得られた場合でも、核粒子の平均粒子径が0.4mm未
満であると、造粒器1に投入された場合、後述する上昇
する流動用空気に同伴されダストとなる場合がある。プ
リル法で製造した粒子を核とする場合、平均粒子径が
1.0mmを越えると、呼称2mm〜4mm以下の製品
の強度が弱くなり本発明の目的を達成できない。しか
し、呼称5mm〜8mm以上の製品を造粒する場合に
は、後述の実施例2で示すように、製品強度がかわらな
いため、プリル法で製造した核粒子径が1.0mmを越
えてもよく、3.0mm以下が好ましい。要は、呼称製
品サイズにかかわらず、目安として、核粒子(被覆前)
1つの重量が、製品粒子(被覆後)1つに対し0.5〜
10.0%程度であれば、プリル法で製造した核を用い
て製品強度の十分高いものとできる。製品粒子中の核粒
子の割合は好ましくは0.5〜5.0重量%、より好ま
しくは0.5〜2.0重量%である。なお、流動床型の
造粒器の場合も、好ましい平均粒子径の範囲は同様であ
る。
【0026】さらに詳細に述べると、本発明で用いる核
の平均粒子径が0.4mm〜3.0mmであるものをプ
リル法のみで得る場合には、呼称1mm〜3mm、呼称
2mm〜4mmおよび呼称3mm〜5mmの製品であれ
ば、核の平均粒子径は0.4mm〜1.0mmが選択さ
れる。より好ましくは、呼称1mm〜3mmの製品であ
れば、0.4mm〜0.5mmが選択され、呼称2mm
〜4mmおよび呼称3mm〜5mmの製品であれば、
0.5mm〜0.8mmが選択される。呼称5mm〜8
mm、8mm〜12mmおよび呼称10mm〜15mm
の製品であれば、核の平均粒子径は、0.4mm〜3.
0mmが選択される。より好ましくは、呼称5mm〜8
mmの製品であれば、1.3mm〜1.6mmが選択さ
れ、8〜12mmでは1.5〜2.1mmが選択され、
呼称10mm〜15mmの製品であれば、核の平均粒子
径は、2.5mm〜3.0mmが選択される。なお、本
発明において、これに制限されることはないのは、いう
までもないことである。ここに、本発明でいう平均粒子
径とは、メディアン径と称される50%重量平均径をい
う。本発明において、造粒器に投入する核粒子(種晶)
は、ほぼ球状である。ここで、ほぼ球状とは、プリル法
によって得られる程度またはそれ以上の球状をいう。こ
の球状度は、実施例での異形物の有無の試験法による球
状係数が90%以上のものが好ましい。
【0027】核の粒子径分布と該核の造粒器内の滞留時
間分布および該核から得られた製品の粒子径分布の相関
については、従来用いられている造粒器(後述のA型及
びB型造粒器)の運転条件は、ある範囲でほぼ一定であ
る。したがって、核の上記造粒器内の滞留時間分布は、
ある範囲でほぼ一定である。例えば、呼称2mm〜4m
mの製品を得る場合、平均粒子径が0.4mm〜1.0
mm、好ましくは、粒子分布が0.4mm〜1.0m
m、さらに好ましくは、粒子分布が0.5mm〜0.8
mmである粒子径のそろったほぼ球状の核を噴流床と流
動床を組み合わせた造粒器に供給すると、例えば比較例
1に対する実施例1および実施例6の比較で示すように
所望する造粒器出口の呼称製品サイズの割合が従来で得
られる75〜80%に対して85%〜88%程度にな
り、かつ、異形物を含まない。なおさらに、所望する製
品中の呼称製品サイズの割合を多くするには実施例5に
示すように造粒器出口粒子をふるいわけ、製品とし、ふ
るい下のものを造粒器にリサイクルすれば良いことも分
る。
【0028】本発明に用いられる造粒器について説明す
る。なお、以下の図面に従う説明において、図1〜18
中の同符号は、同じものを示すので説明を省略する場合
がある。図3〜図5は、本発明の造粒器の一実施形態を
模式的に示した正面図、側面図および平面図(以下、こ
の造粒器をB型造粒器と称す)であり、多孔板を底部と
する造粒部の底床9と、ライン23から供給される流動
用空気を造粒部の底床9に供給する上部空気供給管と、
ライン24から供給される下部空気供給管と、該下部空
気供給管から分岐した空気を造粒部に噴出する空気供給
管3、4、5、と、該空気出口の中央部に設けられた溶
融原料液噴射用ノズル6、7、8と、ライン41から供
給された核が上下に流動しながら造粒器入り口から造粒
器出口方向に連続的に移動する通路を形成するための前
記底床9に設けられ前記空気供給管と空気供給管とを仕
切る仕切壁100、101とから構成される。
【0029】図6〜図8は、本発明の造粒器の他の実施
形態を模式的に示す正面図、側面図および平面図(以
下、この造粒器をD型造粒器と称す)であり、多孔板を
底部とする造粒部の底床9と、ライン23から供給され
る流動用空気を底床9に供給する空気供給管と、底床に
設けられライン240から供給される高圧空気を補助気
体として用い噴霧される溶融原料液噴射用ノズル60
0、700、800と、ライン41から供給された核が
上下に流動しながら造粒器入り口から造粒器出口方向に
連続的に移動する通路を形成するための前記底床9に設
けられ前記溶融原料液噴射用ノズルと溶融原料液噴射用
ノズルとを仕切る仕切板100、101と、から構成さ
れる。上記B型およびD型造粒器において、仕切板10
0、101は、造粒器の壁に平行するように設けられ、
少なくとも一つの仕切壁が造粒器の片方の側面部から造
粒器の対面する側面部に向かうようにされ、他方の仕切
壁は、造粒器の対面する側面部から造粒器の片方の側面
部に向かうようにされるように該仕切壁が交互に設けら
れる。仕切壁100、101は少なくとも一組の空気供
給管を仕切らずに残して連通部103を形成してあり、
仕切った空気供給管の管列は連通部103で隣の管列に
連絡する。
【0030】仕切壁100、101の高さは、B型造粒
器では核になる粒子が造粒部の中で舞い上がる時の、舞
い上がり高さよりも若干高くするのが好ましい。D型造
粒器においては、流動層の高さより上に位置していれば
足りる。本発明において公知の、例えば特公平4−63
729号記載の造粒器又はその変形器を用いてもよい。
図9〜11は、この公報記載の流動床と噴流床を組み合
わせた従来の造粒器を模式的に示した一例であり(以
下、この造粒器をA型造粒器と称す)図9、図10、図
11はそれぞれ正面図、側面図および平面図を示す。こ
の造粒器は前記のB型造粒器から仕切壁100、101
を取り除いたタイプに相当する。
【0031】また本発明においては、造粒器として、図
12〜図14に模式的に示す特公昭56−47181号
公報および特公昭60−13735号公報に記載の従来
の造粒器(以下、C型造粒器という)を用いてもよい。
【0032】図12は正面図、該側面図および図13お
よび図14は側面図及び平面図である。同図に示される
ように、このC型造粒器ではライン41から供給された
リサイクルされた核の造粒器入口から出口へ流れるのを
ほぼ直角に遮るように、レベル12の上部に、邪魔板2
00および邪魔板201が設置され、該核はノズル60
0、700および800から液滴を噴射されながら、邪
魔板200、201と底床9との隙間をくぐって成長す
るものである。この点以外はD型造粒器と同様である。
ライン240からノズル600、700および800ま
わりに供給されるのは補助気体として用いられる微細化
用高圧空気であり、ライン37から溶融原料液がノズル
600、700および800に加えられる。
【0033】本発明においてはこのような造粒器に核造
粒部及び/又は冷却部を一体化して設けてもよい。本明
細書ではA型及びB型造粒器に核造粒部を一体化して設
けたものを、それぞれE型及びF型造粒器と指称する。
図15は、B型造粒器と核造粒機能が一体化された造粒
器であるF型造粒器を模式的に示した正面図であり、図
16はF型造粒器を模式的に示した平面図である。図1
5のF型造粒器において、ライン156からスプレー1
54に供給された溶融原料液が噴射されて、噴射ゾーン
151に平均粒子径が0.4mm〜3.0mmの核とな
る尿素152が供給される。該造粒器は、噴射ゾーン1
51と造粒ゾーン155とが分離壁153で分離されて
いるが、噴射ゾーン151から造粒ゾーン155への核
粒子の流れ170のために分離壁153の一部は開口さ
れ、核粒子はこの部分を通って造粒ゾーンへ移動する。
噴射ゾーン151には、ライン42から噴射造粒用空気
が、底床9を通り前記核製造器150で示した条件で供
給されライン43から抜き出される。噴射ゾーン151
と造粒ゾーン155の圧力はほぼ同圧で、通常5mm水
柱〜10mm水柱の負圧で運転される。なお、F型造粒
器において仕切り壁100および101を除いたものが
E型造粒器となる。C型あるいはD型造粒器と核造粒機
能が一体化した造粒器(以下、G型およびH型造粒器と
称す)を用いることもできる。E型、G型およびH型造
粒器については、図面を省略しているが、本発明に含ま
れることはいうまでもないことである。
【0034】図17はB型造粒器に核造粒部を一体化し
て設けたF型造粒器にさらに冷却ゾーン50を設けて冷
却機能を一体化した1例を模式的に示したS型造粒器の
平面図であるがS型造粒器には、B型造粒器に冷却ゾー
ン(冷却用通路)を設け一体化した造粒器を含む。本発
明には、冷却ゾーンを設ける造粒器はB型およびF型に
限定されることはなく、D型、H型を基としたもの(以
下、SS型と称す)等を含むことは、いうまでもないこ
とである。なお、冷却ゾーン50の底床部は、造粒器の
底床部のものと同一のものを用いれば足りる。また、冷
却ゾーン50の底床部への流動用空気の空気供給管は、
この図には記載されていないが、造粒器用のものと分離
されて設置されるのがよい。冷却ゾーン50に供給され
る空気の温度は、常温あるいはそれ以下に保たれれば足
りる。ここに、冷却とは、レベル12の層温度(100
℃以上に保たれている)を造粒器から取り出された製品
が所定温度以下(通常、60℃以下、好ましくは40℃
〜50℃)となるようにされることをいう。なお、A
型、C型、E型又はG型造粒器に冷却機能を一体化させ
てもよいことはいうまでもないことである。
【0035】上記造粒器の底床9の多孔板は、核および
成長中の尿素等が、造粒器入り口から連続的に造粒器出
口方向に流れるように開孔され設置される。このように
設置された造粒器出口方向に流れるように開孔された孔
を通過する空気の流れ方向は、製造の容易性から垂直軸
に対し60度以下が選択される。なお、いうまでもない
ことであるが、本発明においては後述の実施例18で示
すように、造粒器の後段のノズルから硫黄を噴射すれば
硫黄が被覆された遅効性の尿素を得ることもできる。後
段のノズル本数の全体のノズル本数に占める割合は、呼
称および硫黄の被覆厚みによっても異なるが、10%〜
30%、好ましくは10%〜20%が選択される。
【0036】本発明の造粒方法は、上記の造粒器を用い
て、図1及び図2に示す製造工程に従って実施すること
ができる。本発明方法によれば、規格外粒子の粉砕工程
を省略できる。したがって図1及び2に示す製造工程
は、図18に示した従来工程とは粉砕工程(図18の符
号27〜30及び15)を有しない点が異なる。本発明
の製造方法において造粒器1の運転条件自体は、本発明
で規定する点以外は前記の各特許公報に記載がある従来
公知の方法を参照して実施できる。粒状尿素等が流動し
ている層11の温度は、通常約100℃である。また一
例として特公平4−63729号公報に開示されるよう
に、A型造粒器において空気供給管の数は、底床の面積
当り0.5〜5本/m2 の密度で設置されてもよいし、
また、6〜10本/m2 の密度で設置することもでき
る。ノズル6、7および8の噴射角度は、30度〜80
度が選択され、空気供給管3、4および5にそれぞれ供
給される空気供給量は、尿素生産量が1000トン/日
基準で250Nm3 /h〜10000Nm3 /hが選択
される。このとき、空気供給管3、4および5に供給さ
れる空気の流速は、5m/s〜50m/s、好ましく
は、10m/s〜20m/sが選択され、該空気の温度
は、常温〜120℃が選択される。なお、実施例でノズ
ル1本当たり4400kg/hの溶融原料が供給された
例が開示されているが、これに限定されるものではな
い。また、レベル12の高さは、静止状態において0.
1m〜1.0m、流動状態において0.3m〜1.5m
が選択され、空間60の高さは、底床から2m〜10m
が選択される。ここに、これらの運転条件は、前述のA
型造粒器のみならず、B型、E型、F型およびS型造粒
器に適用できることはいうまでもないことである。ま
た、特公平4−63729号は尿素の造粒の説明である
が、粒状尿素以外のもの、例えば硫黄の製造に関して
も、ほぼ上記条件下で運転することができる。
【0037】またC型造粒器の運転条件は、例えば、特
公昭60−13735号公報に記載されるように、高圧
空気を補助気体として用いた溶融原料液噴射ノズル60
0、700および800は20度より小さい角度のもの
が用いられ、ライン240からノズル600、700お
よび800まわりにそれぞれ供給される補助流体は13
0Nm3 /h、補助流体の流速は60m/sec〜30
0m/sec、好ましくは150m/sec〜280m
/sec、レベル12は0.3m〜1.5m、空間60
の高さは0.3m〜1.5mとすることができる。ま
た、該公報では、その1実施例として尿素生産量が80
0トン/日基準でノズル1本当たり325kg/hの溶
融原料が供給され、流動床に供給される空気23の量と
して、52000Nm3 /hが供給された例が開示され
ている。ここに、これらの運転条件は、C型造粒器のみ
ならず、D型、G型、H型およびSS型造粒器に適用で
きることはいうまでもないことである。図1は尿素又は
硫黄粒状物の製造工程の一例であり、同図による造粒を
尿素を例にとって説明すると、造粒器1中で使用される
造粒用の核を製造するため、予め別途用意された99.
5wt%以上の尿素を含む溶融尿素が、ライン27を通
り、核製造器150へ供給される。核製造器150とし
ては、シャワー型のスプレー方式、加振型スプレーのス
プレー方式、バスケット型のスプレー方式、円板回転式
方法等が上げられるが、シャワー型のスプレー方式、加
振型スプレーのスプレー方式が通常選択される。
【0038】このシャワー型のスプレー方式を採用する
と、平均粒子径が0.4mm〜1.0mmおよび0.4
mm〜2.0mm、さらに、粒子径分布が0.4mm〜
1.0mmおよび0.4mm〜2.0mmであるほぼ球
状の核を供給することが可能となる。スプレーは、曲率
のついた球面状のプレートに孔を多数開けたシャワー型
のものである。この方式では、以下の条件を選定するの
が好ましい。すなわち、曲率のついた球面状のプレート
に孔を多数開けた孔径を0.3mm〜0.4mm、該孔
径を通過する流速を0.5m/s〜2mm/sを選択す
れば足りる。なお、冷却用の空気の流速は、0.2m/
s〜1.0m/sから選択され、通常0.4m/sが採
用される。特に、造粒器と一体化される場合には、上記
運転条件を守ることが好ましい。図1に示すように、核
製造器150が造粒器1の外に設置される場合には、上
記条件の外、近傍の条件で運転してもよい。
【0039】核製造器150は、他の方法として、加振
型スプレーでスプレーする方法が用いられる。周知のよ
うに、曲率のついた球面状のプレートに孔を多数開けた
スプレーを用い、その孔径と孔を通過する流速および振
動数を調整することにより、スプレーされた溶融尿素が
冷却固化され該冷却固化後の平均粒子径が、0.4mm
〜1.0mmおよび0.4mm〜2.0mmのものを製
造することができる。例えば、振動数を300HZ〜1
000HZ、孔径を0.3mm〜0.4mm、孔径を通
過する流速を0.5m/s〜2m/sを選択すれば足り
る。冷却用の空気の流速は、シャワー型スプレーおよび
加振型スプレーのいずれにおいても、0.2m/s〜
1.0m/sから選択され、通常0.4m/sが採用さ
れる。造粒器と一体化される場合も同様である。
【0040】本発明において、基本的に造粒器中の核の
数は、ライン25から排出される製品粒子の数に等しい
ため、例えば、粒子径が0.4mm〜1.0mmである
核から呼称2mm〜4mmの分布を有する平均粒子径3
mmの製品を製造する場合、造粒器へ供給される尿素1
7の約1wt%程度の量を供給すれば足りる。そのた
め、上記核製造器150は小さくてよい。なお、プリル
方式を採用している尿素製造プラントが隣接している特
殊な場合、極く少量ではあるが平均粒子径が0.4mm
〜1.0mmおよび0.4mm〜2.0mmであるもの
が含まれているため、予め分別したものを用いてもよい
のは、言うまでもないことである。
【0041】一方、尿素17は、90wt%以上、好ま
しくは95wt%以上の尿素を含む尿素水溶液である。
該尿素17は、ライン31を通り混合槽21に供給され
る。また、混合槽21には、サイクロン16からライン
35を通り供給される少量のダストと合流し、尿素17
は均一に混合される。混合槽21の尿素は、ライン3
6、ポンプ22およびライン37を通り、ノズル6、7
および8から液滴径が150μm〜600μmで噴射さ
れ核に付着し、成長する。なお、C型造粒器を用いる場
合は、ノズル600、700および800から液滴径が
20μm〜120μmで噴射され核に付着し、成長す
る。
【0042】本発明において、A型造粒器(図9〜1
1)を用い呼称製品サイズが2mm〜4mmである場合
を後述の実施例1、実施例3〜実施例6に示す。比較例
1に対する該実施例に示すように、粉砕した核をリサイ
クルする場合よりも造粒器出口の呼称製品サイズ割合は
大きくなる。該呼称製品サイズ割合をさらに大きくする
には、実施例5にその一例を示すように、フルイ13で
選別されたふるい下のものを造粒器1にリサイクルすれ
ばよい。リサイクルする場所は、造粒器1の入り口とは
限らない。予め試験して設定した造粒器1の途中の位置
でよい。
【0043】次に、B型造粒器を用いてA型造粒器より
もさらに造粒器出口の呼称製品サイズ割合を大きくする
ことが可能な造粒器の形状について説明するが、これに
限定する主旨ではない。これらの造粒器の運転条件は、
同一で足りる。造粒器の底部の流れ方向の長さをL、該
粒子の流れの巾をM(L>M)、高さをHとすると、内
容積Vは、これらの積となり、通常A型造粒器の、L/
Mは、2〜4が経験的に選択されていた。本発明におい
て、B型造粒器の形状は、前記仕切り壁100、101
を設けることで従来の形状より細長い形状となる。Vと
Hを一定とすると、通常、B型造粒器のL/Mは、10
〜40、好ましくは、20〜40が選択される。4を越
えた10未満であると、効果はあるが、A型造粒器に比
較して著しい効果が得られないことがある。40を越え
ても本発明の効果があまり変わらないため、避けるべき
である。上記造粒器の形状は、必ずしも直線的に細長く
ある必要はなく、通常、折れ曲がった形状が採用され
る。通常の造粒器の中に仕切り壁を設けることで達成で
きる。
【0044】装置の混合特性を表すものとして、装置の
混合特性をN個の等容積の完全混合槽の直列結合で近似
する完全混合槽列モデルがある。該モデルによると、N
の数が多いほど、各粒子の滞留時間は、狭い分布を持つ
ことが知られている。また、各槽を区切らなくても、全
体として特定の細長い形状にすれば、各槽に区切ったも
のと同様の効果があり、各粒子の滞留時間分布が狭くな
ることも知られている。上記Nの数を増やすには、特定
の細長い形状がより好ましいこと、多孔板に開孔された
孔を通過する空気の流れ方向が、垂直軸に対し粒子の流
れ方向に角度を有すれば、粒子は流れ方向に、すなわ
ち、造粒器の出口に向かって一様に進み、逆混合が少な
いこと、したがって滞留時間分布の狭い、本発明の目的
をより良く達成できる造粒器となること、等を発明者ら
は知った。以上のことから、その1例として呼称2mm
〜4mmの場合を示すが後記の実施例7〜実施例10、
実施例12および実施例14〜実施例16に示すよう
に、平均粒子径が0.4mm〜1.0mm、好ましく
は、粒子分布が0.4mm〜1.0mm、さらに好まし
くは、粒子分布が0.5mm〜0.8mmである粒子径
のそろったほぼ球状の核を、従来のA型あるいはC型造
粒器に供給するよりも、特定の細長い形状を有する造粒
器に供給すれば、異形物を含まず、製品中の呼称製品サ
イズの割合が多くなることが分かった。したがって、特
定の細長い形状を有する造粒器を用いる場合には、製品
中の呼称製品サイズの割合が多くなるためにふるい下の
リサイクルが不必要であるかあるいは該造粒器へのふる
い下のリサイクル量は極めて少なくてすむことも分かっ
た。
【0045】なお、本明細書における製品中の異形物の
有無は、次の方法で評価することができる。図19は、
本発明でいう異形物の有無の評価用の試験装置である。
図19において、ベルトコンベア601には後述の供給
サンプル603がベルトコンベアー601から漏れでる
のを防止するため、その長さ方向の両端に10cm程度
のガイドが設けられ、幅20cm程度であるベルト60
2が設置されている。ベルトコンベア601の長さは、
特に制限はないが、0.5m〜2.0mを選択すれば足
りる。ここに、ベルトコンベア601は、水平方向61
0に対して0度〜20度の傾斜(角度611)をとるよ
うに設置される。ベルト602は、100cm/min
〜500cm/minで傾斜面の低い方から高い方向へ
(矢印Aの方向へ)回転している。また、供給サンプル
603をベルト602に供給するためのスライド機能6
04を有するホッパー605がベルトコンベア601の
中心近傍に設けられる。ホッパー605の先端とベルト
602の隙間は、供給サンプル603が出やすい程度に
予め適宜調整された後、供給サンプル603は後述する
試験に供される。ここに、供給サンプル603は、通
常、50g〜300g用意される。また、供給サンプル
603に対してベルト602の回転方向50〜200m
mの位置にレーキ614が設けられる。該レーキ614
によって供給サンプル603の粒子のかたまりを均一に
ならすことができ、測定精度を向上させることができ
る。この装置を用いる試験方法について説明する。供給
サンプル603はホッパー605およびスライド機能6
04を通り、回転しているベルト602上に供給され
る。この時、ほぼ球状のものは、ベルト602の回転方
向とは逆の方向612に導かれ、球状のサンプル608
として受け皿606に溜まる。一方、異形物は、ベルト
602に留まるため、ベルトと同方向の方向613に導
かれ、異形物609として受け皿607に溜まる。
【0046】上記試験条件は、予め異形物の割合を調製
した標準サンプルで設定され、同一試験条件で供給サン
プルの試験を行うことにより評価を行った。 球状係数(%)=100×(供給サンプル中の球状のサ
ンプル608の重量)/(供給サンプル603の重量)
【0047】本発明においては、冷却器と一体化された
造粒器を用いるのが好ましい。造粒器の中で造粒物をよ
りよく乾燥するために造粒器内の粒状尿素が流動してい
る層の温度は100℃以上に保たれることが多い。該層
温度を100℃以上に保つためには、通常、流動用ある
いは噴流用の空気をヒーターにより加熱する。造粒器出
口の造粒物の30〜50%を造粒器にリサイクルする従
来技術において、冷却器と一体化した造粒器で造粒物を
望ましい最終製品温度である40℃〜50℃まで冷却す
ると特別な製品冷却器が不要となりプロセスが簡素化さ
れる利点はあるが、リサイクルする粒子までも冷却され
るため、その熱損失を補うために流動用あるいは噴流用
の空気を更に加熱する必要があり消費エネルギーが増大
し実用には適さない。しかし、本発明ではリサイクルす
る粒子がないか、あるいは極めて少ないことにより熱損
失は実質上なくなり上記利点のみが残る。つまり、冷却
器と一体化した造粒器を用いることにより、望ましい最
終製品温度である40℃〜50℃に冷却された製品を造
粒器出口から直接得ることが可能である。
【0048】図2は、硫酸アンモニウムを60重量%以
下含む尿素・硫酸アンモニウム肥料粒剤の製造工程の一
例の説明図であり、溶融原料の混合槽21に導入する原
料の構成が異なる以外は図1と全く同じである。この図
2における溶融原料のフローについて説明すると、第一
に、硫酸アンモニウム18は、ライン32からミル19
に供給され、あらかじめその平均粒子サイズは30〜3
00μmに、さらに好ましくは60〜150μmに調整
され、ライン33を通りヒーター20で100〜160
℃に調整され、ライン34から混合槽21に供給され
る。また、300μmを越えると、付着した硫酸アンモ
ニウム粒子が製品の表面を荒くすることがある。第二
に、尿素プラント等(図示しない)から供給された溶融
尿素17は、ライン31から120℃〜155℃に維持
され混合槽21に供給される。混合槽21では、撹拌器
等により十分に液体と固体が混合される。第三に、造粒
器1の塔頂からライン38を通り、サイクロン16へ導
かれ、該塔底からは粉状のものが混合槽21へ導かれ、
該塔頂からライン39を通りガス(空気)が放出され
る。
【0049】ここで、図1および図2では、核製造器1
50と造粒器1とは、別々に設置された例で記載してい
るが、前記のように核製造器150と造粒器1とを一体
化することもできる。この時の核製造器150は、前述
のシャワー型スプレーあるいは加振型スプレーを用い前
記運転条件で運転すれば足りる。なお、スプレーの位置
は、図15に一例を示すように、造粒器1中の屋根より
下の位置に内蔵することができる。
【0050】本発明の造粒方法は、上記で説明した点以
外は、特公平4−63729号、特公昭56−4718
1号、特公昭60−13735号記載造粒条件及び装置
を参照して実施することができる。
【0051】
【実施例】次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説
明する。なお、本発明は、以下に記載の実施例にのみに
制限されることがないのは、いうまでもないことであ
る。
【0052】実施例1 図1に示す工程で、生産量は、日産1000トンである
尿素プラントに適用した。核製造器150にシャワー型
スプレーを採用し、0.4mm〜1.0mmの粒子径の
尿素を製造し、造粒器lに供給した。ここで造粒器lと
しては、A型を用いた。造粒器lのL/Mは4で、造粒
器の底床の多孔板の開孔された孔を通過する空気の流れ
方向は、垂直軸に対し30度であった。また、製品のリ
サイクルは行わなかった。運転条件は、以下を選択し
た。ノズル噴射角度は、35度、ノズルl本当たりの供
給量は、125℃、95wt%の溶融尿素を空気供給管
出口空気量1Nm3当たり1.3kg、空気供給管出口
の線速、15m/s、造粒物が流動している底床に供給
される空気の線速は、1.5m/s、レベル12は1.
0m、空間60の高さは6m、レベル12の層温度は1
00℃であった。異形物の有無の試験は以下の方法で行
った。前述の図19の試験装置において、ベルト幅30
0mm,機長長さ1500mm,ベルト材質ポリウレタ
ンのものを用いた。試験条件は、ベルトスピ−ド380
cm/min、ベルト角度は10度〜15度の間に次の
ようにして設定した。呼称2mm〜4mmのほぼ球状の
もの90重量部に対し、同呼称のもので1つ以上の頂点
を有する多角形の粒又は粒同士が合体したもの10重量
部を加え、標準サンプルとした。ついで、球状係数が9
0%となるように上記ベルト角度を決定後、本実施例の
サンプル100gを用い試験を数回繰り返し、球状係数
の平均値を求めた。次の基準で異形物発生を評価した。 ○:球状係数90%以上 (異形物発生防止良好) △:球状係数90%未満、80%以上 (異形物あり) ×:球状係数80%未満 (異形物多し) なお、以下の実施例および比較例においては呼称が異な
る以外は、標準サンプルの作成方法および試験方法は同
様に行った。運転結果とこの時の製品硬度(強度)をI
SO8397−1988に従って測定し、それぞれの従
来法製品との比較結果を表1に記載する。
【0053】実施例2 実施例1の核にかえ、プリル法にて製造した粒子分布
0.8mm〜2.8mmの粒子を核として用い呼称5〜
8mmの製品を造粒した以外は実施例1と同様に実施し
た。結果を表1に示す。
【0054】実施例3 実施例1の垂直軸に対する角度を30度から0度に変え
た以外は実施例1と同様に実施した。結果を表1に示
す。
【0055】実施例4 実施例3の造粒器の底床の多孔板の開孔された孔を通過
する空気の流れ方向は、垂直軸に対し0度であったのを
60度に変えた以外は、実施例3と同様に実施した。結
果を表1に併記する。
【0056】実施例5 実施例1の規格外で小さい方の製品を造粒器にリサイク
ルした。結果を表1に併記する。
【0057】実施例6 実施例1の核製造法をシャワー型スプレーから加振型ス
プレーに変えた以外は、実施例1と同様に実施した。結
果を表1に併記する。
【0058】実施例7 実施例1の造粒器の型をA型からB型に変えた以外は、
実施例1と同様に実施した。この時のL/Mは10であ
った。結果を表lに併記する。
【0059】実施例8 実施例7のL/Mを10から40に変えた以外は実施例
7と同様に実施した。結果を表1に併記する。
【0060】
【表1】
【0061】実施例9 実施例7の製品の種類を尿素から尿素・硫酸アンモニウ
ム(50wt%ずつ)に変え、図1に示すプロセスから
図2に示すプロセスに変えた以外は実施例7と同様に実
施した。結果を表2に示す。
【0062】実施例10 実施例7の製品の種類を尿素から硫黄に変えた以外は実
施例7と同様に実施した。結果を表2に併記する。
【0063】実施例11 実施例1の造粒器をA型からC型に変え、尿素生産量を
1000トン/日から800トン/日に変えた。運転条
件は、以下を選択した。ノズル噴射角度は20度、ノズ
ル1本当りの供給量は325kg/h、ノズルに供給さ
れる補助気体は130Nm3 /h、補助気体の流速は2
75m/sec、流動床に供給される空気量は1520
00Nm3 /hであった。また、レベル12は1m、空
間60は1mであった。上記以外は、実施例1と同様に
行った。結果を表2に併記する。
【0064】実施例12 実施例11の造粒器の型をC型からD型に変えた以外は
実施例11と同様に実施した。結果を表2に併記する。
【0065】実施例13 実施例1のA型造粒器に代え、実施例1の造粒器とシャ
ワー型スプレーと一体化されたE型造粒器に変えた以外
は実施例1と同様に実施した。結果を表2に併記する。
【0066】実施例14 実施例7のB型造粒器に変え、実施例7の造粒器と加振
型スプレーと一体化された造粒器(F型)に変えた以外
は実施例7と同様に実施した。結果を表2に併記する。
【0067】
【表2】
【0068】実施例15 実施例12の造粒器(D型)に変え、実施例12の造粒
器(D型)とシャワー型スプレーとが一体化された造粒
器(G型)を用いた以外は実施例12と同様に実施し
た。結果を表3に示す。
【0069】実施例16 実施例14の造粒器(F型)に変え、実施例14の造粒
器(F型)と冷却機能とが一体化された造粒器(S型)
を用いた以外は実施例12と同様に実施した。結果を表
3に併記する。
【0070】実施例17 実施例1で得た製品を核として呼称10mm〜15mm
の製品を製造した以外は実施例1と同様に実施した。結
果を表3に示す。
【0071】実施例18 実施例7の後段に位置する全体の約20%に相当するノ
ズルに供給するものを尿素から硫黄に変えた以外は実施
例7と同様に実施した。結果を表3に示す。
【0072】比較例1 図18に示す粉砕器を用いて核を製造し(この時の粉砕
片の形状は多様で、多角形、柱状、半球状、直方体状、
菱形等の混合物であった。)、該核を造粒器にリサイク
ルする従来のプロセスで、造粒器としてA型を用いて尿
素を製造した。その条件と結果を表3に併記する。
【0073】参考例1 実施例2の呼称製品サイズを5mm〜8mmから2mm
〜4mmにかえた以外は実施例2と同様に実施した。結
果を表3に併記する。
【0074】参考例2 参考例1の尿素を尿素・硫酸アンモニウムにかえ、参考
例1と同様に実施した。結果を表3に併記する。
【0075】
【表3】
【0076】
【発明の効果】本発明の改良された造粒器およびそれを
用いた造粒方法によれば、以下に記載の効果がある。 (1)粉砕した核のリサイクル工程がなくなったため、
プロセスが簡素化でき、従来必要であった付帯設備が不
要となる。 (2)尿素、硫黄等の溶融原料液および尿素・硫酸アン
モニウム等のスラリー液から造粒するにあたり、粉砕器
を省略できるため、従来必要であった粉砕エネルギーが
省略される。 (3)粉砕工程を省略できるため、ダストの発生量が従
来技術に比較して1/3程度に激減する。 (4)製品呼称サイズに応じ平均粒子径が0.4mm〜
3.0mmのほぼ球状の核を供給できるため、製品粒子
径がそろった異形品を含まない製品を得ることができ
る。したがって、製品取得の歩留まりが極めて良い。 (5)造粒器中に仕切り壁を設けるためL/Mが大きく
なる。また、造粒器の底床の多孔板に開孔された孔を通
過する空気の流れ方向が垂直軸に対し粒子の流れ方向に
角度を有するため逆混合がなくなる。以上の理由により
製品取得の歩留まりが極めて良い。 (6)冷却機能を一体化した造粒器からは、60℃以下
の製品がでてくるため、従来必要としていた付帯設備が
不要で、かつ、製品の取り扱いが極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の尿素および硫黄に関する一実施形態を
示す説明図である。
【図2】本発明の尿素・硫酸アンモニウム肥料剤の一実
施形態を示す説明図である。
【図3】本発明の造粒器(B型)を模式的に示した正面
図である。
【図4】本発明の造粒器(B型)を模式的に示した側面
図である。
【図5】本発明の造粒器(B型)を模式的に示した平面
図である。
【図6】本発明の造粒器(D型)を模式的に示した正面
図である。
【図7】本発明の造粒器(D型)を模式的に示した側面
図である。
【図8】本発明の造粒器(D型)を模式的に示した平面
図である。
【図9】従来の噴流床と流動床を組み合わせた造粒器
(A型)を模式的に示した正面図である。
【図10】従来の噴流床と流動床を組み合わせた造粒器
(A型)を模式的に示した側面図である。
【図11】従来の噴流床と流動床を組み合わせた造粒器
(A型)を模式的に示した平面図である。
【図12】従来の流動床型の造粒器(C型)を模式的に
示した正面図である。
【図13】従来の流動床型の造粒器(C型)を模式的に
示した側面図である。
【図14】従来の流動床型の造粒器(C型)を模式的に
示した平面図である。
【図15】核製造器とB型造粒器が一体化された本発明
の造粒器(F型)を模式的に示した正面図である。
【図16】本発明のF型造粒器を模式的に示した平面図
である。
【図17】冷却機能とF型造粒器とを一体化した本発明
の造粒器(S型)を模式的に示した平面図である。
【図18】従来技術による硫黄および尿素の製造工程を
示した、一実施形態を示す説明図である。
【図19】造粒製品の球状性試験装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 造粒器 2 下部空気供給管 3、4、5 空気供給管 6、7、8、 ノズル 9 底床 10 舞い上がった伏態 11 空間 12 レベル 13 フルイ 14 製品 15 粉砕器 16 サイクロン 17 尿素 18 硫安 19 ミル 20 ヒータ 21 混合槽 22 ポンプ 23〜43、240 ライン 60 空間 70 成長した製品 100、101 仕切壁 150 核製造器 151 噴射ゾーン 152 核となる尿素 153 分離壁 154 スプレー 155 造粒ゾーン 170 流れ 200、201 邪魔板 600、700、800 ノズル 601 ベルトコンベア 602 ベルト 603 供給サンプル 604 スライド機能 605 ホッパー 606、607 受け皿 608 球状のサンプル 609 異形物 610 水平方向 611 角度 612、613 方向 614 レーキ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、流
    動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給管と、
    下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐した空気
    を造粒部に噴出する空気供給管と、該空気出口の中央部
    に設けられた溶融原料噴射用ノズルとを有してなる造粒
    器を用い、予めほぼ球状の、平均粒子径が0.4mm〜
    3.0mmの粒子径にされ供給された造粒部中の核に対
    して前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して造粒する
    ことを特徴とする改良された造粒方法。
  2. 【請求項2】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、流
    動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管と、底床
    に設けられた高圧空気を補助気体として用いた溶融原料
    噴射用ノズルとを有してなる造粒器を用い、予めほぼ球
    状の、平均粒子径が0.4mm〜3.0mmの粒子径に
    され供給された造粒部中の核に前記噴射用ノズルから溶
    融原料を噴射して造粒することを特徴とする改良された
    造粒方法。
  3. 【請求項3】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、流
    動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給管と、
    下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐した空気
    を造粒部に噴出する空気供給管と、該空気出口の中央部
    に設けられた溶融原料噴射用ノズルと、核が造粒器入り
    口から造粒器出口方向に連続的に移動する通路を形成す
    るための、前記底床に設けられる前記空気供給管と空気
    供給管とを仕切る一つ以上の仕切壁とを有してなる造粒
    器を用い、予めほぼ球状の、平均粒子径が0.4mm〜
    3.0mmの粒子径にされ供給された造粒部中の核に前
    記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して造粒することを
    特徴とする改良された造粒方法。
  4. 【請求項4】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、流
    動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管と、底床
    に設けられた高圧空気を補助気体として用いた溶融原料
    噴射用ノズルと、核が造粒器入り口から造粒器出口方向
    に連続的に移動する通路を形成するための、前記底床に
    設けられ前記ノズルとノズルとを仕切る一つ以上の仕切
    壁とを有してなる造粒器を用い、予めほぼ球状の、平均
    粒子径が0.4mm〜3.0mmの粒子径にされ供給さ
    れた造粒部中の核に前記噴射用ノズルから溶融原料を噴
    射して造粒することを特徴とする改良された造粒方法。
  5. 【請求項5】 溶融原料が曲率のついた球面状のプレー
    トに孔を多数開けたシャワー型のスプレーでスプレーさ
    れ、該スプレーされた溶融尿素が冷却固化され、該冷却
    固化後の平均粒子径が0.4mm〜2.0mmであるほ
    ぼ球状の核が供給されることを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3又は請求項4に記載の改良された造粒
    方法。
  6. 【請求項6】 溶融原料が加振型スプレーでスプレーさ
    れ、該スプレーされた溶融尿素が冷却固化され、該冷却
    固化後の平均粒子径が0.4mm〜2.0mmであるほ
    ぼ球状の核が供給されることを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3又は請求項4に記載の改良された造粒
    方法。
  7. 【請求項7】 製品のうち製品粒子径の小さなものを造
    粒器にリサイクルし、製品の粒子径分布を鋭くすること
    を併せ持つことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4に記載の改良された造粒方法。
  8. 【請求項8】 溶融原料液が溶融尿素、溶融尿素に固体
    状の他成分を含むスラリー状の溶融尿素および溶融硫黄
    のいずれか一つであることを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれか1つに記載の改良された造粒方法。
  9. 【請求項9】 造粒器の前段のノズルに溶融原料として
    溶融尿素が供給され、造粒器の後段のノズルに溶融硫黄
    が供給されることを特徴とする請求項1〜請求項7のい
    ずれか1つに記載の改良された造粒方法。
  10. 【請求項10】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、
    流動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給管
    と、下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐した
    空気を造粒部に噴出する空気供給管と、該空気出口の中
    央部に設けられた溶融原料液噴射用ノズルとを有してな
    る請求項1記載の造粒器であって、予め所定の粒子径に
    され供給された造粒部中の核に前記噴射用ノズルから溶
    融原料を噴射して造粒するにあたり、多孔板に開孔され
    た孔を通過する空気の流れ方向が、垂直軸に対し粒子の
    流れ方向に傾斜角度を有することを特徴とする改良され
    た造粒器。
  11. 【請求項11】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、
    流動用空気を造粒部の底床に供給する上部空気供給管
    と、下部空気供給管と、該下部空気供給管から分岐した
    空気を造粒部に噴出する空気供給菅と、該空気出口の中
    央部に設けられた溶融原料噴射用ノズルと、核が造粒器
    入り口から造粒器出口方向に連続的に移動する通路を形
    成するための前記底床に設けられ前記空気供給管と空気
    供給管とを仕切る仕切壁とを有してなる請求項3記載の
    造粒器であって、予め所定の粒子径にされ供給された造
    粒部中の核に前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して
    造粒するにあたり、多孔板に開孔された孔を通過する空
    気の流れ方向が、垂直軸に対し粒子の流れ方向に傾斜角
    度を有することを特徴とする改良された造粒器。
  12. 【請求項12】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、
    流動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管と、底
    床に設けられた高圧空気を補助気体として用いた溶融原
    料液噴射用ノズルとを有してなる請求項2記載の造粒器
    であって、予め所定の粒子径にされ供給された造粒部中
    の核に前記噴射用ノズルから溶融原料を噴射して造粒す
    るにあたり、多孔板に開孔された孔を通過する空気の流
    れ方向が、垂直軸に対し粒子の流れ方向に傾斜角度を有
    することを特徴とする改良された造粒器。
  13. 【請求項13】 多孔板を底部とする造粒部の底床と、
    流動用空気を造粒部の底床に供給する空気供給管と、底
    床に設けられた高圧空気を補助気体として用いた溶融原
    料噴射用ノズルと、核が造粒器入り口から造粒器出口方
    向に連続的に移動する通路を形成するための前記底床に
    設けられ前記ノズルとノズルとを仕切る仕切壁とを有し
    てなる請求項4記載の造粒器であって、予め所定の粒子
    径にされ供給された造粒部中の核に前記噴射用ノズルか
    ら溶融原料を噴射して造粒するにあたり、多孔板に開孔
    された孔を通過する空気の流れ方向が、垂直軸に対し粒
    子の流れ方向に傾斜角度を有することを特徴とする改良
    された造粒器。
  14. 【請求項14】 請求項3又は4に用いられる、核が造
    粒器入り口から造粒器出口方向に連続的に移動する通路
    を形成するために、底床上に一つ以上設けられる仕切壁
    が造粒器の壁に平行するように設けられ、少なくとも一
    つの仕切壁が造粒器の片方の側面部から造粒器の対面す
    る側面部に向かうようにされ、他方の仕切壁は、造粒器
    の対面する側面部から造粒器の片方の側面部に向かうよ
    うにされるように該仕切壁が交互に設けられることを特
    徴とする造粒器。
  15. 【請求項15】 造粒器の底部の粒子の流れ方向の長
    さ、L、と該粒子の流れの巾、M、の比、L/Mが、2
    以上40以下である特定の細長い形状を有することを特
    徴とする請求項10〜請求項14のいずれか1つに記載
    の改良された造粒器。
  16. 【請求項16】 平均粒子径が0.4mm〜1.0mm
    であるほぼ球状の核として核を造粒器に供給する機能と
    一体化されたことを特徴とする請求項10〜請求項15
    のいずれか1つに記載の改良された造粒器。
  17. 【請求項17】 造粒器と一体化された、平均粒子径が
    0.4mm〜1.0mmであるほぼ球状の核を造粒器に
    供給する機能が、シャワー型のスプレーであることを特
    徴とする請求項10〜請求項16のいずれか1つに記載
    の改良された造粒器。
  18. 【請求項18】 造粒器と一体化された、平均粒子径が
    0.4mm〜1.0mmであるほぼ球状の核を造粒器に
    供給する機能が、加振型スプレーであることを特徴とす
    る請求項10〜請求項16のいずれか1つに記載の改良
    された造粒器。
  19. 【請求項19】 造粒器と一体化された、平均粒子径が
    0.4mm〜1.0mmであるほぼ球状の核を造粒器に
    供給する機能と製品を冷却する冷却機能とが一体化され
    たことを特徴とする請求項10〜請求項18のいずれか
    1つに記載の改良された造粒器。
JP24886398A 1997-09-04 1998-09-02 造粒方法とそれに用いる造粒器 Expired - Fee Related JP3923662B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24886398A JP3923662B2 (ja) 1997-09-04 1998-09-02 造粒方法とそれに用いる造粒器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24007997 1997-09-04
JP9-240079 1997-09-04
JP24886398A JP3923662B2 (ja) 1997-09-04 1998-09-02 造粒方法とそれに用いる造粒器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11137988A true JPH11137988A (ja) 1999-05-25
JP3923662B2 JP3923662B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=17054185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24886398A Expired - Fee Related JP3923662B2 (ja) 1997-09-04 1998-09-02 造粒方法とそれに用いる造粒器

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6203730B1 (ja)
EP (2) EP1136465B1 (ja)
JP (1) JP3923662B2 (ja)
KR (1) KR100380423B1 (ja)
CN (1) CN1099311C (ja)
AR (1) AR016918A1 (ja)
AU (1) AU723596B2 (ja)
BR (1) BR9803322A (ja)
CA (1) CA2245992C (ja)
DE (2) DE69829885T2 (ja)
EA (1) EA001126B1 (ja)
ID (1) ID20791A (ja)
NZ (1) NZ331531A (ja)
UA (1) UA49008C2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003516851A (ja) * 1999-12-15 2003-05-20 ノルスク・ヒドロ・アーエスアー 溶液、溶融液、懸濁液、乳濁液、スラリー、または固体を顆粒に加工処理するための方法および装置
JP2007022934A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Toyo Eng Corp 顆粒尿素製品の製造方法
EP2055373A1 (en) 2007-10-30 2009-05-06 Toyo Engineering Corporation Granulator and method of granulation using the same
JP2010167415A (ja) * 2010-02-04 2010-08-05 Toyo Eng Corp 造粒装置及びそれを用いる造粒方法
JP2013504410A (ja) * 2009-09-10 2013-02-07 スタミカーボン・ベー・フェー 顆粒を生成する方法
JP2019527741A (ja) * 2016-06-20 2019-10-03 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 粉末及び顆粒、並びにその粉末及び顆粒を製造する方法
JP2021516155A (ja) * 2018-03-23 2021-07-01 ティッセンクルップ フェルティリツァー テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流動層造粒機または流動層クーラ用の分割された有孔板
JP2021522154A (ja) * 2018-05-08 2021-08-30 ティッセンクルップ フェルティリツァー テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流動層造粒プラントのための内部冷却システム
WO2021176959A1 (ja) * 2020-03-05 2021-09-10 東洋エンジニアリング株式会社 流動床型造粒装置または流動床/噴流床型造粒装置
JP2022515732A (ja) * 2018-12-18 2022-02-22 スタミカーボン・ベー・フェー 尿素造粒装置

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19826570C2 (de) * 1998-06-15 2002-10-31 Piesteritz Stickstoff Verfahren zur Herstellung von Harnstoff und Ammonsulfat enthaltenden Düngemittel-Granulaten
DE102004005907B4 (de) * 2004-02-05 2006-01-05 Uhde Gmbh Anlage zur Herstellung von biuretarmem harnstoffhaltigem Düngemittelgranulat
NL1025954C2 (nl) * 2004-04-15 2005-10-18 Dsm Ip Assets Bv Werkwijze voor het optimaliseren van een fluïdbed granulator.
DE102004062354A1 (de) * 2004-12-23 2006-07-06 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung von Granulaten von thermoplastischen Siloxanpolymeren
DE102005018949A1 (de) 2005-04-18 2006-10-19 Ami-Agrolinz Melamine International Gmbh Harnstoffpartikel, Verfahren zu dessen Herstellung und dessen Verwendung
DE102005037750A1 (de) 2005-08-10 2007-02-22 Glatt Ingenieurtechnik Gmbh Verfahren zur Herstellung von Harnstoffpellets
JP4589225B2 (ja) * 2005-12-22 2010-12-01 東洋エンジニアリング株式会社 顆粒製品の製造方法
US7908765B2 (en) * 2006-12-22 2011-03-22 Collette Nv Continuous granulating and drying apparatus
US7638076B2 (en) * 2007-10-26 2009-12-29 Martin Resource Management Corporation Method and system for pelletizing sulfur
EP2077147A1 (en) 2008-01-04 2009-07-08 Urea Casale S.A. Fluid bed granulation process and apparatus
EP2253374A1 (en) * 2009-05-20 2010-11-24 Stamicarbon B.V. Process for producing granules
US8329072B2 (en) 2010-11-24 2012-12-11 Brimrock International Inc. Method and system for generating sulfur seeds and granules
EP2497567A1 (en) * 2011-03-10 2012-09-12 Urea Casale S.A. Process and apparatus for production of a granular urea product
NZ717253A (en) 2013-08-23 2017-12-22 Koch Agronomic Services Llc Urea and nitrogen stabilizer compositions
US9868098B2 (en) * 2014-02-05 2018-01-16 Green Granulation Technology Limited Fluidized bed granulation
NL2013694B1 (en) 2014-10-28 2016-10-04 Green Granulation Tech Ltd Fluidized bed granulation.
MA42900A (fr) 2015-07-07 2018-05-16 Yara Int Asa Procédé de fabrication de matériau particulaire à base d'urée contenant du soufre élémentaire
US10450239B2 (en) * 2016-03-22 2019-10-22 Dead Sea Works Ltd. Spherical fertilizers and process for the production thereof
EP3581265A1 (de) * 2018-06-12 2019-12-18 thyssenkrupp Fertilizer Technology GmbH Sprühdüse zur herstellung eines harnstoff-schwefel düngers
CN109126632B (zh) * 2018-08-01 2020-12-08 遵义大兴复肥有限责任公司 肥料制造器
DE102019118702A1 (de) 2019-07-10 2021-01-14 Thyssenkrupp Ag Reduzierung der biuretgeneration in der harnstoffproduktion
DE102019216894A1 (de) 2019-10-31 2021-05-06 Thyssenkrupp Ag Fließbettgranulator
EP3848341B1 (de) 2020-01-08 2024-03-06 thyssenkrupp Fertilizer Technology GmbH Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines düngemittels
CN115005186B (zh) * 2022-07-20 2022-12-23 黑龙江省农业科学院克山分院 一种芸豆种植用高效便捷喷雾装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3241520A (en) 1964-10-19 1966-03-22 Wisconsin Alumni Res Found Particle coating apparatus
GB1581761A (en) 1977-06-09 1980-12-17 Azote Sa Cie Neerlandaise Urea granulation
JPS6034517B2 (ja) 1978-03-03 1985-08-09 宇部興産株式会社 流動層で尿素を造粒する方法
NL191557C (nl) 1980-05-12 1995-09-19 Azote Sa Cie Neerlandaise Werkwijze voor het vervaardigen van uit een kern en een omhulling opgebouwde korrels.
JPS6274443A (ja) * 1985-09-27 1987-04-06 Toyo Eng Corp 粒子の加工方法
NL8502838A (nl) * 1985-10-17 1987-05-18 Azote Sa Cie Neerlandaise Werkwijze ter vervaardiging van ureum en ammoniumsulfaat bevattende meststofkorrels.
NL8700913A (nl) 1987-04-16 1988-11-16 Nl Stikstof Werkwijze voor het vervaardigen van kunstmestgranules.
US4857098A (en) 1987-08-11 1989-08-15 Pursell Industries Sulfur-coated fertilizer granules and process of making same
US5022164A (en) 1989-11-29 1991-06-11 A/S Niro Atomizer Fluid bed dryer
EP0570218A1 (en) 1992-05-13 1993-11-18 Matsui Manufacturing Co., Ltd. Processes and apparatuses for granulating and drying particulate materials
GB2268094A (en) 1992-06-12 1994-01-05 Stork Protecon Bv Filter for a gas stream, especially from a fluidised bed
RO113007B1 (ro) 1992-08-07 1998-03-30 Hydro Agri Sluiskil Bv Procedeu pentru producerea granulelor de uree
DK62994A (da) 1993-11-15 1995-05-16 Niro Holding As Apparat og fremgangsmåde til fremstilling af et agglomereret materiale
US5470387A (en) 1994-03-07 1995-11-28 Niro A/S Continuous multicell process and apparatus for particle coating including particle recirculation

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003516851A (ja) * 1999-12-15 2003-05-20 ノルスク・ヒドロ・アーエスアー 溶液、溶融液、懸濁液、乳濁液、スラリー、または固体を顆粒に加工処理するための方法および装置
JP2007022934A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Toyo Eng Corp 顆粒尿素製品の製造方法
US8834142B2 (en) 2007-10-30 2014-09-16 Toyo Engineering Corporation Fluidized bed granulator
EP2055373A1 (en) 2007-10-30 2009-05-06 Toyo Engineering Corporation Granulator and method of granulation using the same
US8197729B2 (en) 2007-10-30 2012-06-12 Toyo Engineering Corporation Method of granulation with a fluidized bed granulator
JP2015062904A (ja) * 2009-09-10 2015-04-09 スタミカーボン・ベー・フェー 顆粒を生成する方法
JP2013504410A (ja) * 2009-09-10 2013-02-07 スタミカーボン・ベー・フェー 顆粒を生成する方法
US8835005B2 (en) 2009-09-10 2014-09-16 Stamicarbon B.V. Process for producing granules
JP2017200695A (ja) * 2009-09-10 2017-11-09 スタミカーボン・ベー・フェー 顆粒を生成する方法
JP2010167415A (ja) * 2010-02-04 2010-08-05 Toyo Eng Corp 造粒装置及びそれを用いる造粒方法
JP2019527741A (ja) * 2016-06-20 2019-10-03 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se 粉末及び顆粒、並びにその粉末及び顆粒を製造する方法
US11028350B2 (en) 2016-06-20 2021-06-08 Basf Se Powders and granules and process for making such powders and granules
JP2021516155A (ja) * 2018-03-23 2021-07-01 ティッセンクルップ フェルティリツァー テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流動層造粒機または流動層クーラ用の分割された有孔板
JP2021522154A (ja) * 2018-05-08 2021-08-30 ティッセンクルップ フェルティリツァー テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流動層造粒プラントのための内部冷却システム
JP2022515732A (ja) * 2018-12-18 2022-02-22 スタミカーボン・ベー・フェー 尿素造粒装置
WO2021176959A1 (ja) * 2020-03-05 2021-09-10 東洋エンジニアリング株式会社 流動床型造粒装置または流動床/噴流床型造粒装置
GB2608294A (en) * 2020-03-05 2022-12-28 Toyo Engineering Corp Fluidized bed-type granulation device, or fluidized bed/entrained bed-type granulation device
GB2608294B (en) * 2020-03-05 2024-01-24 Toyo Engineering Corp Fluidized bed-type granulation device, or fluidized bed/entrained bed-type granulation device

Also Published As

Publication number Publication date
EA001126B1 (ru) 2000-10-30
BR9803322A (pt) 1999-12-14
DE69819264T2 (de) 2004-05-13
JP3923662B2 (ja) 2007-06-06
AU723596B2 (en) 2000-08-31
DE69829885T2 (de) 2006-03-02
CN1213583A (zh) 1999-04-14
AR016918A1 (es) 2001-08-01
EA199800686A2 (ru) 1999-04-29
EP1136465B1 (en) 2005-04-20
DE69829885D1 (de) 2005-05-25
EP1136465A2 (en) 2001-09-26
AU8302098A (en) 1999-03-18
DE69819264D1 (de) 2003-12-04
CN1099311C (zh) 2003-01-22
CA2245992C (en) 2003-06-17
EP0900589B1 (en) 2003-10-29
CA2245992A1 (en) 1999-03-04
UA49008C2 (uk) 2002-09-16
EA199800686A3 (ru) 1999-08-26
ID20791A (id) 1999-03-04
EP0900589A1 (en) 1999-03-10
KR19990029604A (ko) 1999-04-26
US6203730B1 (en) 2001-03-20
KR100380423B1 (ko) 2003-08-02
EP1136465A3 (en) 2001-12-19
NZ331531A (en) 2000-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3923662B2 (ja) 造粒方法とそれに用いる造粒器
US20240042480A1 (en) Fluid Bed Granulation Process and Apparatus
US4353709A (en) Granulation process
CZ20004733A3 (cs) Způsob výroby hnojiva
EP2678097B1 (en) Fluid bed granulation of urea and related apparatus
JP2009106862A (ja) 造粒装置及びそれを用いる造粒方法
EP2683474B1 (en) Process and apparatus for production of a granular urea product
JP2003516851A (ja) 溶液、溶融液、懸濁液、乳濁液、スラリー、または固体を顆粒に加工処理するための方法および装置
JP2010167415A (ja) 造粒装置及びそれを用いる造粒方法
JPH10216499A (ja) 改良された造粒方法及び造粒器
US20220370974A1 (en) Fluid bed granulator
UA82754C2 (uk) Спосіб гранулювання рідкого матеріалу та пристрій для його здійснення
JPH0244792B2 (ja) Ryujononyosomatahanyosokeihiryonoseizohoho
AU2011359880A1 (en) Fluid bed granulation of urea and related apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees